JP2023030978A - 車室内温度の表示制御装置 - Google Patents

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明寿 豊田
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Abstract

Figure 2023030978000001
【課題】車室外にある通信端末に対して、ユーザの体感に近い車室内温度を表示させることのできる車室内温度の表示制御装置を提供する。
【解決手段】車室R内の温度を検出して車室R外にある通信端末3に表示させる車室内温度の表示制御装置1は、内気温度センサ11と、外気温度センサ12と、水温センサ13、日射センサ14と、コントローラ15と、を備える。コントローラ15は、水温センサ13で検出されたエンジン冷却水の温度Twを基に車両2の放置状態を判断し、該判断した放置状態、外気温度センサ12で検出された外気温度To、および日射センサ14で検出された日射量Asに応じて、内気温度センサ11で検出された内気温度Tiを補正し、該補正した内気温度を通信端末3に表示させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、車室内温度の表示制御装置に関する。
従来、自動車等の車両に搭載されているコネクテッド機能を利用して、車外にあるスマートフォン等の通信端末に車室内の温度を表示させる制御を行う装置が知られている。ユーザは、通信端末に表示された車室内の温度を確認して、例えば、車両に搭載された空調装置などを車外から事前に遠隔操作することができる。このような車室内温度の表示制御装置では、車両に設けられた内気温度センサにより車室内の内気温度を検出し、該検出した内気温度をそのまま通信端末に表示させる場合がある。この場合、車室内における内気温度センサの設置場所や日射などの条件に起因して発生する車室内の温度分布により、ユーザが車室内に乗り込んだときに実際に感じる温度(以下、「ユーザの体感温度」とする)に対して、通信端末に表示させる車室内の温度が乖離してしまう可能性がある。
このような乖離に対処した従来の表示制御装置として、通信端末に表示させる車室内の温度が、内気温度センサの検出値よりも高い温度となるように補正を行い、当該補正量が、車室内での日射量の増加に応じて増大されるようにすることで、通信端末の表示温度とユーザの体感温度との乖離を抑制したものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2012-76507号公報
しかし、上記のような従来の表示制御装置については、車両の現在位置での気象条件の変化などにより、車室内での日射量が比較的短時間で大きく変動する場合がある。この場合、日射量の変動と比べて、車室内における温度分布の時間的な変化は緩やかなものとなる。このため、日射量に応じて車室内の温度の補正量を調整しただけでは、通信端末の表示温度をユーザの体感温度に近づけることが難しく、改善の余地があった。
本発明は上記の点に着目してなされたもので、車室外にある通信端末に対して、ユーザの体感に近い車室内温度を表示させることのできる車室内温度の表示制御装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため本発明の一態様は、車室内の温度を検出し、該検出した温度を車室外にある通信端末に表示させる車室内温度の表示制御装置を提供する。この車室内温度の表示制御装置は、車室内の内気温度を検出する内気温度検出手段と、車室外の外気温度を検出する外気温度検出手段と、車両を駆動する駆動装置の冷却水の温度を検出する水温検出手段と、車室内での日射量を検出する日射量検出手段と、前記水温検出手段で検出された前記冷却水の温度を基に前記車両の放置状態を判断し、該判断した放置状態、前記外気温度検出手段で検出された外気温度、および前記日射量検出手段で検出された日射量に応じて、前記内気温度検出手段で検出された内気温度を補正し、該補正した内気温度を前記通信端末に表示させる制御手段と、を備える。
本発明に係る車室内温度の表示制御装置によれば、内気温度の補正が車室内の温度分布に合わせた高い精度で行われるようになるため、車室外にある通信端末に対して、ユーザの体感に近い車室内温度を表示させることができる。
本発明の一実施形態に係る車室内温度の表示制御装置の構成を示すブロック図である。 上記実施形態による表示制御装置が適用された車両の要部を概念的に示す側方断面図である。 上記実施形態における車室内温度の表示制御の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る車室内温度の表示制御装置の構成を示すブロック図である。また、図2は、上記実施形態による表示制御装置が適用された車両の概略を示す側方断面図である。なお、図2において、矢印Fr方向は車両前後方向で前方を示し、矢印U方向は車両上下方向で上方を示している。
図1および図2において、本実施形態に係る車室内温度の表示制御装置1は、自動車等の車両2における車室R内の温度を検出し、該検出した温度を車室R外にある通信端末3に表示させる制御を行う。表示制御装置1は、例えば、内気温度検出手段としての内気温度センサ11と、外気温度検出手段としての外気温度センサ12と、水温検出手段としての水温センサ13と、日射量検出手段としての日射センサ14と、制御手段としてのコントローラ15と、を備えて構成されている。
内気温度センサ11は、車室R内の空気の温度(内気温度)Tiを検出し、該検出した内気温度Tiを示す信号をコントローラ15に出力する(図1)。内気温度センサ11は、車両2に搭載された図示しない空調装置においてオート制御などを行う際に内気温度の検出に用いられる既設の温度センサを兼用することが可能である。具体的に、内気温度センサ11は、空調操作パネル22の裏側に設置されている(図2)。空調操作パネル22は、車室Rの前部に配置されたインストルメントパネル21の下部に取り付けられている。空調操作パネル22には、空調装置の操作スイッチ等が設けられているとともに、内気温度センサ11用のスリットが形成されており、該スリットを介して内気温度センサ11が車室R内の空気に曝されている。
このような内気温度センサ11の設置場所は、車室Rの上部の空間に比べて日射による温度上昇の影響を受け難い。このため、日射などの条件によって車室R内に温度分布が生じたときに、内気温度センサ11の設置場所の温度は相対的に低くなる。ユーザが車室R内に乗り込んだときに実際に感じる温度(ユーザの体感温度)は、通常、内気温度センサ11の設置場所よりも車両上方側に位置する空間の温度となる。したがって、内気温度センサ11の検出値が示す内気温度Tiは、ユーザの体感温度よりも低くなる。つまり、内気温度センサ11の検出値が示す内気温度Tiを車室R外にある通信端末3に表示させた場合、ユーザの体感温度に対して、通信端末3の表示温度が乖離してしまう可能性がある。このようなユーザの体感温度との乖離を抑えるために、本実施形態では、コントローラ15によって、内気温度センサ11で検出される内気温度Tiの補正が行われる。
外気温度センサ12は、車室R外の空気の温度(外気温度)Tоを検出し、該検出した外気温度Tоを示す信号をコントローラ15に出力する(図1)。外気温度センサ12は、車両2の空調装置においてオート制御などを行う際に外気温度の検出に用いられる既設の温度センサを兼用することが可能である。具体的に、外気温度センサ12は、車両2のフロントバンパーの裏側などに配置されている(図2)。なお、車両2を駆動するエンジン23(駆動装置)に吸入される空気(吸気)の温度を検出する既設の吸気温度センサを、表示制御装置1の外気温度センサ12として兼用してもよい。
水温センサ13は、エンジン23の冷却水の温度Twを検出し、該検出した冷却水の温度Twを示す信号をコントローラ15に出力する(図1)。水温センサ13は、エンジン23の駆動制御などを行う際に冷却水の温度の検出に用いられる既設の水温センサを兼用することが可能である。具体的に、水温センサ13は、エンジン23のシリンダーの周囲に設けられたウォータージャケットとラジエータ(図示省略)の間を循環する冷却水の経路上に配置されている(図2)。エンジン23は、車体前部のエンジンルームE内に搭載されている。図2の破線は、エンジンルームEと車室Rを隔てているダッシュパネルの位置を示している。
日射センサ14は、車室R内での日射量Asを検出し、該検出した日射量Asを示す信号をコントローラ15に出力する(図1)。日射センサ14は、空調装置のオート制御などにおいて車室R内に射し込む日射量の検出に用いられる既設の日射センサを兼用することが可能である。具体的に、日射センサ14は、インストルメントパネル21の上面部において、フロントガラス等の窓ガラス24を介して車室R内に射し込む太陽光Sを受光することが可能な位置に設けられている(図2)。
日射センサ14で検出される日射量Asは、単位時間に単位面積当たりに照射される太陽光Sのエネルギーの強さを表し、単位は[W/m]である。この日射量Asは、車両2の現在位置における気象条件の変化などにより、比較的短時間で大きく変動する可能性がある。日射量Asの変動が車室R内の空気の温度に与える影響は、窓ガラス24やルーフ25に近い上部空間の空気と下部空間の空気とで差異が生じる。このため、車室R内の全体における空気の温度分布は、日射量Asの変動と比べて緩やかに時間変化する。
このような車室R内の温度分布の緩やかな時間変化は、水温センサ13で検出される冷却水の温度Twの時間的な変化と似ている。すなわち、エンジン23の冷却水の比熱は、空気の比熱よりも大きいので、エンジン23が停止されて車両2が放置された状態における冷却水の温度の時間変化は、エンジンルームE内の空気の温度の時間変化と比べて、緩やかなものとなる。そこで、本実施形態では、コントローラ15が、水温センサ13で検出される冷却水の温度Twを1つのパラメータとして、車両2の放置状態を判断するようにしている。
コントローラ15は、外気温度センサ12で検出された外気温度Toと、水温センサ13で検出された冷却水の温度Twとに基づいて、車両2の放置状態を判断し、該判断した放置状態と、日射センサ14で検出された日射量Asとに応じて、内気温度センサ11で検出された内気温度Tiを補正し、該補正した内気温度(Ti+Tc)を通信端末3に表示させる制御を行う(図1)。コントローラ15は、車両2のインストルメントパネル21の内側に設けられている(図2)。コントローラ15は、CPU等のプロセッサ、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリ、RAM等の揮発性メモリ、外部機器との入出力インターフェース、および、これらを相互に通信可能に接続するバスを有する周知のマイクロコンピュータにより構成されている。
具体的に、コントローラ15は、その機能ブロックとして、検出値取得部15A、外気温度レベル判定部15B、放置レベル判定部15C、気象情報取得部15D、日射量レベル判定部15E、記憶部15F、補正部15G、および表示部15Hを備えている(図1)。
検出値取得部15Aには、内気温度センサ11、外気温度センサ12、水温センサ13、および日射センサ14のそれぞれからコントローラ15に出力された各信号が与えられている。具体的に、検出値取得部15Aは、エンジン23が停止されたときに、水温センサ13検出値を取得する。また、検出値取得部15Aは、通信端末3から車室R内の温度の表示要求が出力されたときに、内気温度センサ11、外気温度センサ12、水温センサ13、および日射センサ14のそれぞれの検出値を取得する。検出値取得部15Aで取得された内気温度センサ11の検出値(内気温度Ti)は、補正部15Gに伝えられる。検出値取得部15Aで取得された外気温度センサ12の検出値(外気温度To)は、外気温度レベル判定部15Bに伝えられる。検出値取得部15Aで取得された水温センサ13の検出値(冷却水の温度Tw)は、放置レベル判定部15Cに伝えられる。検出値取得部15Aで取得された日射センサ14の検出値(日射量As)は、日射量レベル判定部15Eに伝えられる。
外気温度レベル判定部15Bには、外気温度の範囲をレベル分けした複数の外気温度レベルが定められている。本実施形態では、外気温度の範囲が例えば3段階にレベル分けされており、「低」、「中」および「高」からなる3つの外気温度レベルが外気温度レベル判定部15Bに予め定められている。外気温度レベル判定部15Bは、検出値取得部15Aで取得された外気温度センサ12の検出値(外気温度To)が、3つの外気温度レベルのいずれに該当するかを判定する。外気温度レベルの具体的な判定方法については後述する。外気温度レベル判定部15Bで判定された外気温度レベルは、放置レベル判定部15Cおよび補正部15Gにそれぞれ伝えられる。
放置レベル判定部15Cには、車両2の放置状態をレベル分けした複数の放置レベルが定められている。本実施形態では、車両2の放置状態が例えば2段階にレベル分けされており、「低」および「高」からなる2つの放置レベルが放置レベル判定部15Cに予め定められている。放置レベル判定部15Cは、検出値取得部15Aで取得された水温センサ13の検出値(冷却水の温度Tw)に基づいて、車両2の放置状態を判断する。本実施形態による放置レベル判定部15Cでは、水温センサ13で検出された冷却水の温度Twに加えて、外気温度レベル判定部15Bで判定された外気温度レベルも考慮して、車両2の放置状態が判断される。そして、放置レベル判定部15Cは、該判断した車両2の放置状態が、2つの放置レベルのいずれに該当するかを判定する。放置レベルの具体的な判定方法については後述する。放置レベル判定部15Cで判定された放置レベルは、補正部15Gに伝えられる。
気象情報取得部15Dは、車両2の現在位置に対応する気象情報を取得する。気象情報取得部15Dは、例えば、全地球測位システム(GPS)等を利用して車両2の現在位置情報を取得する機能と、インターネット等の通信ネットワークに接続して現在位置情報に対応する気象情報を取得する機能とを有している。気象情報取得部15Dで取得された気象情報は、日射量レベル判定部15Eに伝えられる。
日射量レベル判定部15Eには、車室R内での日射量の範囲をレベル分けした複数の日射量レベルが定められている。本実施形態では、車室R内での日射量の範囲が例えば5段階にレベル分けされており、「Lv.0」、「Lv.1」、「Lv.2」、「Lv.3」、および「Lv.4」からなる5つの日射レベルが日射量レベル判定部15Eに予め定められている。日射量レベル判定部15Eは、検出値取得部15Aで取得された日射センサ14の検出値(日射量As)が、5つの日射量レベルのいずれに該当するかを判定する。そして、日射量レベル判定部15Eは、該判定した日射量レベルを、気象情報取得部15Dで取得された気象情報に応じて修正する。日射レベルの具体的な判定および修正の方法については後述する。日射量レベル判定部15Eで判定および修正された日射量レベルは、補正部15Gに伝えられる。
記憶部15Fには、複数の外気温度レベル、複数の放置レベル、および複数の日射量レベルのそれぞれの組合せと、内気温度センサ11の検出値(内気温度Ti)の補正値Tcとを関連付けたマップが記憶されている。次の表1は、上記マップの一例を示したものである。
Figure 2023030978000002
表1に示すマップの一例では、内気温度の補正値Tcが、3つの外気温度レベル(「低」、「中」および「高」)、2つの放置レベル(「低」および「高」)、並びに、5つの日射量レベル(「Lv.0」、「Lv.1」、「Lv.2」、「Lv.3」、および「Lv.4」)のそれぞれの組合せに対応させて予め定められている。各々の補正値Tcは、内気温度センサ11で検出された内気温度Tiに加算する温度の絶対値を表している。例えば、外気温度レベルが「低」、放置レベルが「低」、日射レベルが「Lv.0」である場合の補正値Tcは「0」となる。また例えば、外気温度レベルが「高」、放置レベルが「高」、日射レベルが「Lv.4」である場合の補正値Tcは「20」となる。
補正部15Gは、記憶部15Fに記憶されたマップを参照して、外気温度レベル判定部15Bで判定された外気温度レベル、放置レベル判定部15Cで判定された放置レベル、および日射量レベル判定部15Eで判定された日射量レベルの組合せに対応する内気温度の補正値Tcを決定する。そして、補正部15Gは、該決定した補正値Tcを用いて、検出値取得部15Aで取得された内気温度センサ11の検出値が示す内気温度Tiを補正する処理を実行する。補正部15Gで補正された内気温度(Ti+Tc)は、表示部15Hに伝えられる。
表示部15Hは、補正部15Gから伝えられた補正後の内気温度(Ti+Tc)を車室R外にある通信端末3に表示させるための制御信号を生成する。そして、表示部15Hは、該生成した制御信号を、車両2に搭載されているコネクテッド機能などの通信機能を利用して通信端末に送信する。
通信端末3は、例えば、ユーザが所持するスマートフォンやタブレット端末、携帯電話、車両2を遠隔操作するためのリモートコントローラなどの電子機器である。通信端末3は、車両2との間で無線通信により各種情報を送受信することが可能である。通信端末3には、車両2に対応したアプリケーションソフトウェアがインストールされている。ユーザは、該アプリケーションソフトウェアを起動して通信端末3を操作することで、車両2に関する車室R内の温度を含む各種情報を通信端末3の画面に表示させることができる。
次に、本実施形態による表示制御装置1の動作について詳しく説明する。
図3は、本実施形態における車室内温度の表示制御の一例を示すフローチャートである。
本実施形態による表示制御装置1では、まず、図3のステップS10において、コントローラ15により、車両2のエンジン23が停止したか否かの判定が行われる。エンジン23の停止が判定されると(YES)、続くステップS20で、検出値取得部15Aにより、エンジン23の停止時における水温センサ13の検出値(冷却水の温度Tw)が取得され、該検出値が検出値取得部15Aに保持される。
次のステップS30では、コントローラ15が、通信端末3からの車室R内の温度の表示要求を受信したか否かを判定する。この表示要求は、車両2の車室R外にいるユーザが車室R内の温度を知りたいとき、該ユーザが所持する通信端末3のアプリケーションソフトウェアを起動して所定の操作を行うことで生成され、該生成された表示要求が通信端末3から車両2のコントローラ15に送信される。
通信端末3からの表示要求の受信がコントローラ15で判定されると(ステップS30のYES)、続くステップS40で、検出値取得部15Aにおいて、内気温度センサ11、外気温度センサ12、水温センサ13、および日射センサ14のそれぞれの検出値が取得されるとともに、気象情報取得部15Dにおいて、車両2の現在位置に対応する気象情報が取得される。
次のステップS50では、外気温度レベル判定部15Bにおいて、上記のステップS40で取得された外気温度センサ12の検出値(外気温度To)が3つの外気温度レベル(「低」、「中」および「高」)のいずれに該当するかの判定が行われる。この外気温度レベルの判定は、例えば、次の表2に示すような判定基準に従って行われる。
Figure 2023030978000003
表2に示す判定基準の一例では、外気温度センサ12で検出された外気温度Toが10℃未満である場合に、外気温度レベルの「低」に該当することが判定される。また、外気温度Toが10℃以上、かつ30℃未満である場合に、外気温度レベルの「中」に該当することが判定される。さらに、外気温度Toが30℃以上である場合に、外気温度レベルの「高」に該当することが判定される。このような判定基準に従って判定された外気温度レベルは、外気温度レベル判定部15Bから放置レベル判定部15Cおよび補正部15Gにそれぞれ伝えられる。
次のステップS60では、放置レベル判定部15Cにおいて、上記のステップS50で判定された外気温度レベルと、前述のステップS20およびステップS40でそれぞれ取得された水温センサ13の検出値とに応じて、車両2の放置状態が判断され、該判断された放置状態が、2つの放置レベル(「低」および「高」)のいずれに該当するかの判定が行われる。
具体的に、車両2の放置状態の判断では、まず、ステップS20で取得された水温センサ13の検出値(エンジン23の停止時における冷却水の温度Tw)に対する、ステップS40で取得された水温センサ13の検出値(表示要求の受信時における冷却水の温度Tw)との温度差ΔTwが求められる。この冷却水の温度差ΔTwは、エンジン23が停止された後の車両2の放置時間が長くなるほど増大する。また、所定の放置時間に生じる冷却水の温度差ΔTwは、車両2の外気温度が低くなるほど増大する。このような冷却水の温度差ΔTwの特性を考慮して、本実施形態の放置レベル判定部15Cでは、例えば、次の表3に示すような判定基準に従って、車両2の放置レベルの判定が行われる。
Figure 2023030978000004
表3に示す判定基準の一例では、車両2の放置レベル(「低」および「高」)を判定する際に使用する、冷却水の温度差ΔTwに関する閾値が、3つの外気温度レベル(「低」、「中」および「高」)ごとに異なる値に設定されている。具体的に、外気温度レベルが「低」の場合、冷却水の温度差ΔTwに関する閾値として「20℃」が設定されている。つまり、外気温度レベルが「低」で冷却水の温度差ΔTwが20℃以上となるような車両2の放置状態は、放置レベルの「高」に該当することが判定される。一方、外気温度レベルが「低」で冷却水の温度差ΔTwが20℃未満となるような車両2の放置状態は、放置レベルの「低」に該当することが判定される。
また、外気温度レベルが「中」の場合には、冷却水の温度差ΔTwに関する閾値として「10℃」が設定されている。つまり、外気温度レベルが「中」で冷却水の温度差ΔTwが10℃以上となるような車両2の放置状態は、放置レベルの「高」に該当することが判定される。一方、外気温度レベルが「中」で冷却水の温度差ΔTwが10℃未満となるような車両2の放置状態は、放置レベルの「低」に該当することが判定される。
さらに、外気温度レベルが「高」の場合には、冷却水の温度差ΔTwの閾値として「5℃」が設定されている。つまり、外気温度レベルが「高」で冷却水の温度差ΔTwが5℃以上となるような車両2の放置状態は、放置レベルの「高」に該当することが判定される。一方、外気温度レベルが「高」で冷却水の温度差ΔTwが5℃未満となるような車両2の放置状態は、放置レベルの「低」に該当することが判定される。上記のような判定基準に従って判定された車両2の放置レベルは、放置レベル判定部15Cから補正部15Gに伝えられる。
次のステップS70では、日射量レベル判定部15Eにおいて、前述のステップS40で取得された日射センサ14の検出値(日射量As)が5つの外気温度レベル(「Lv.0」、「Lv.1」、「Lv.2」、「Lv.3」、および「Lv.4」)のいずれに該当するかの判定が行われる。この日射量レベルの判定は、例えば、次の表4に示すような判定基準に従って行われる。
Figure 2023030978000005
表4に示す判定基準の一例では、日射センサ14で検出された日射量Asが50W/m未満である場合に、日射量レベルの「Lv.0」に該当することが判定される。また、日射量Asが50W/m以上、かつ300W/m未満である場合に、日射量レベルの「Lv.1」に該当することが判定される。以降同様にして、日射量Asが300W/m以上、かつ550W/m未満である場合に、日射量レベルの「Lv.2」に該当することが判定され、日射量Asが550W/m以上、かつ800W/m未満である場合に、日射量レベルの「Lv.3」に該当することが判定され、日射量Asが800W/m以上である場合に、日射量レベルの「Lv.4」に該当することが判定される。
続くステップS80では、日射量レベル判定部15Eにおいて、前述のステップS40で取得された車両2の現在位置に対応する気象情報に応じて、上記のステップS70で判定された日射量レベルの修正が行われる。この日射量レベルの修正では、例えば、車両2の現在位置に対応する気象情報が「晴れ」である場合に、ステップS70で判定された日射量レベルが「Lv.2」以下の条件を満たしていれば、その日射量レベルよりも一段階高いレベルに判定結果が修正される。すなわち、気象情報が「晴れ」であるにもかかわらず、日射センサ14の検出値から判定された日射量レベルが相対的に低いレベル(Lv.0~Lv.2)にある場合、日射センサ14の検出値を取得したタイミングで、太陽光Sが日射センサ14の受光面にたまたま当たっていなかった可能性がある。このような状況を想定して、本実施形態では、上記の条件を満たしているとき、日射量レベルの判定結果が一段階高いレベルに修正されるようにしている。なお、ここでの「晴れ」とは、空全体を雲が占める割合(雲量)が8割以下である気象を表しており、雲量が1割以下の「快晴」も含まれる。
また、日射量レベル判定部15Eは、車両2の現在位置に対応する気象情報が「晴れ」以外(例えば、雲量が9割以上となる「曇り」や「雨」など)である場合に、ステップS70で判定された日射量レベルが「Lv.3」以上の条件を満たしていれば、その日射量レベルよりも一段階低いレベルに判定結果が修正される。すなわち、気象情報が「曇り」や「雨」などであるにもかかわらず、日射センサ14の検出値から判定された日射量レベルが相対的に高いレベル(Lv.3またはLv.4)にある場合、日射センサ14の検出値を取得したタイミングで、太陽光Sが日射センサ14の受光面にたまたま当たっていた可能性がある。このような状況を想定して、本実施形態では、上記の条件を満たしているとき、日射量レベルの判定結果が一段階低いレベルに修正されるようにしている。このようにして気象情報に応じた修正が行われた日射量レベルは、日射量レベル判定部15Eから補正部15Gに伝えられる。
次のステップS90では、補正部15Gが、記憶部15Fに記憶されたマップ(表1)を参照して、外気温度レベル判定部15Bで判定された外気温度レベルと、放置レベル判定部15Cで判定された放置レベルと、日射量レベル判定部15Eで判定および修正された日射量レベルとの組合せに対応する内気温度の補正値Tcを決定する。続くステップS100では、補正部15Gが、上記のステップS90で決定した補正値Tcを用いて、前述のステップS40で取得された内気温度センサ11の検出値が示す内気温度Tiを補正する。
具体的に、補正部15Gは、例えば、外気温度レベルが「低」であり、放置レベルが「低」であり、日射レベルが「Lv.0」である場合に、前述の表1に示したマップの関連付けに従って、内気温度の補正値Tcを「0」に決定する(Tc=0)。そして、補正部15Gは、内気温度センサ11で検出された内気温度Tiが、例えば「25℃」であるとき(Ti=25)、補正後の内気温度を「25℃」と算出する(Ti+Tc=25+0=25)。また例えば、補正部15Gは、放置レベルが「高」であり、外気温度レベルが「高」であり、日射レベルが「Lv.4」である場合には、表1のマップの関連付けに従って、内気温度の補正値Tcを「20」に決定する(Tc=20)。そして、補正部15Gは、内気温度センサ11で検出された内気温度Tiが、例えば「25℃」であるとき(Ti=25)、補正後の内気温度を「45℃」と算出する(Ti+Tc=25+20=45)。上記のようにして補正部15Gで算出された補正後の内気温度(Ti+Tc)は、表示部15Hに伝えられる。
次のステップS110では、表示部15Hにおいて、補正部15Gから伝えられた補正後の内気温度(Ti+Tc)を車室R外の通信端末3に表示させるための制御信号が生成される。表示部15Hで生成された制御信号は、車両2のコネクテッド機能などを利用して通信端末3に送信される。通信端末3では、車両2側からの制御信号を受信することにより、補正後の内気温度(Ti+Tc)が画面に表示される。
上記のようなステップS10~ステップS110の一連の処理が表示制御装置1で実行されることにより、内気温度Tiの補正が車室内の温度分布に合わせた高い精度で行われるようになるため、車外にいるユーザが車室R内に乗り込んだときの体感温度に近い車室内温度を、該ユーザが所持する通信端末3の画面に表示させることができる。ユーザは、通信端末3の表示された車室R内の温度を確認した後に、例えば、車両2の空調装置などを乗車前に遠隔操作して制御することで(リモート制御、プレ制御)、車室R内を予め快適な温度に調整できるようになる。
具体的に、日中、車両2が太陽光Sの当たる場所に放置されていると、車室R内に温度分布が生じ、内気温度センサ11で検出される内気温度Tiとユーザの体感温度とが乖離した状態となる。このような状態に対して、表示制御装置1では、水温センサ13で検出された冷却水の温度Twを基に車両2の放置状態が判断され、該判断された放置状態、外気温度センサ12で検出された外気温度To、および日射センサ14で検出された日射量に応じて、内気温度センサ11で検出された内気温度Tiが補正される。補正後の内気温度(Ti+Tc)は、車室R内の温度分布が考慮されたものとなり、これが車室R外にある通信端末3の画面に表示される。これにより、ユーザは、車室R内に温度分布が生じていても、通信端末3の画面表示を通して、車室R内の温度を的確に把握することができる。そして、該把握した車室R内の温度に応じて、ユーザが車両2の空調装置などのリモート制御やプレ制御を行えば、当該制御による温度調整の不足によりユーザの乗車時に不快感を与えたり、或いは、当該制御が必要以上に行われて燃料や電力を無駄に消費したりするのを防ぐことが可能になる。
また、本実施形態の表示制御装置1では、検出値取得部15Aで取得された外気温度センサ12、水温センサ13、および日射センサ14の各検出値から内気温度の補正値Tcを直接求めるのではなく、外気温度レベル判定部15B、放置レベル判定部15C、および日射量レベル判定部15Eにより、外気温度To、車両2の放置状態、および日射量Asの各パラメータのレベルを判定し、各々のレベル判定結果を基にマップを参照して内気温度の補正値Tcが決定される。これにより、内気温度センサ11で検出される内気温度Tiの補正処理を簡略かつ迅速に実行することが可能になる。また、外気温度レベル、放置レベル、および日射量レベルのそれぞれの範囲には、所要の幅が設定されているので、各々のセンサによる検出値の誤差をレベル判定によって吸収することができる。よって、車両2に既設の各種センサを有効に利用して、車室内温度の表示制御装置1を容易かつ安価に実現することができる。特に、本実施形態のように、外気温度の範囲を3段階にレベル分けして判定を行うことで、外気温度センサ12による検出値の誤差を効果的に吸収することができ、ユーザの体感により近い内気温度の補正を行うことが可能になる。
また、本実施形態の表示制御装置1では、エンジン23の停止の際に取得された冷却水の温度に対する表示要求の受信の際に取得された冷却水の温度の差ΔTwが求められ、外気温度レベルと冷却水の温度差ΔTwとに応じて、車両2の放置状態が判断される。前述したようにエンジン23の冷却水の比熱は、空気の比熱よりも大きいので、エンジン23が停止されて車両2が放置された状態での冷却水の温度の時間変化は、エンジンルームE内の空気の温度の時間変化と比べて、緩やかなものとなる。このような冷却水の温度の緩やかな時間変化は、車室R内の温度分布の時間変化と似ている。このため、冷却水の温度変化に応じて車両2の放置状態を判断することにより、エンジン23が停止してからの経過時間を単に計測して車両2の放置状態を判断するような場合と比べて、ユーザの体感温度に近い状態で車室R内の内気温度の補正を行うことが可能になる。また、本実施形態では、表3に示したように、冷却水の温度差ΔTwだけでなく外気温度レベルも考慮して、車両2の放置レベルが判定される。これにより、季節の違いによる冷却水の温度変動などにも対応した放置レベルの判定を行うことが可能になる。
さらに、本実施形態の表示制御装置1では、日射量レベルの判定が日射量の範囲を5段階にレベル分けして行われることにより、気象条件の変化などによる日射量の変動を内気温度の補正に的確に反映させることができる。加えて、車両2の現在位置に対応する気象情報に応じて日射量レベルの判定結果が修正されることで、気象条件に合った適切な日射量レベルを基に内気温度の補正を行うことが可能になる。
また、本実施形態の表示制御装置1では、コントローラ15が車両2に設けられており、補正後の内気温度を示す信号がコントローラ15から通信端末3に送信される。これにより、車両2の側において車室内温度の表示制御に関する処理が実行されるため、ユーザが所持する様々なタイプの通信端末に対応することが可能であり、ユーザの利便性を高めることができる。
以上、本発明の実施形態について述べたが、本発明は既述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形および変更が可能である。例えば、既述の実施形態では、水温センサ13によってエンジン23の冷却水の温度が検出される一例を説明したが、エンジン以外の車両の駆動装置(例えば、電気モータなど)を冷却するための冷却水の温度を検出するようにしても、既述の実施形態の場合と同様な作用効果を得ることができる。
また、既述の実施形態では、外気温度To、車両2の放置状態、および日射量Asのそれぞれのレベルを判定し、マップに従って内気温度の補正値Tcを決定する一例を説明した。しかし、各々のレベル判定を行わずに、水温センサ13の検出値を基に判断した車両2の放置状態と、外気温度センサ12および日射センサ14の各検出値と応じて、内気温度センサ11の検出値の補正を行うことも可能である。
さらに、既述の実施形態では、コントローラ15(制御手段)が車両2に設けられる一例を説明したが、コントローラ15に相当する機能を通信端末3に設けるようにしてもよい。この場合、車両2の側には、内気温度センサ11、外気温度センサ12、水温センサ13、および日射センサ14のそれぞれの検出値を示す信号を通信端末3の側に送信する通信機能が設けらる。通信端末3の側には、既述の実施形態で説明したような内気温度の補正に対応した一連の処理を実行可能な専用のアプリケーションソフトウェアがインストールされる。このように通信端末3の側で内気温度の補正処理が行われるようにすれば、外気温度、車両2の放置状態、および日射量の各レベル分け設定や補正値の設定などをユーザが個別に調整(チューニング)することが可能になる。これにより、ユーザの好みなどに合わせたより的確な車室内温度の表示制御を行うことができる。
1…車室内温度の表示制御装置
2…車両
3…通信端末
11…内気温度センサ(内気温度検出手段)
12…外気温度センサ(外気温度検出手段)
13…水温センサ(水温検出手段)
14…日射センサ(日射量検出手段)
15…コントローラ(制御手段)
15A…検出値取得部
15B…外気温度レベル判定部
15C…放置レベル判定部
15D…気象情報取得部
15E…日射量レベル判定部
15F…記憶部
15G…補正部
15H…表示部
21…インストルメントパネル
22…空調操作パネル
23…エンジン(駆動装置)
As…日射量
E…エンジンルーム
R…車室
S…太陽光
Tc…補正値
Ti…内気温度
To…外気温度
Tw…冷却水の温度

Claims (8)

  1. 車室内の温度を検出し、該検出した温度を車室外にある通信端末に表示させる車室内温度の表示制御装置において、
    車室内の内気温度を検出する内気温度検出手段と、
    車室外の外気温度を検出する外気温度検出手段と、
    車両を駆動する駆動装置の冷却水の温度を検出する水温検出手段と、
    車室内での日射量を検出する日射量検出手段と、
    前記水温検出手段で検出された前記冷却水の温度を基に前記車両の放置状態を判断し、該判断した放置状態、前記外気温度検出手段で検出された外気温度、および前記日射量検出手段で検出された日射量に応じて、前記内気温度検出手段で検出された内気温度を補正し、該補正した内気温度を前記通信端末に表示させる制御手段と、
    を備えたことを特徴とする車室内温度の表示制御装置。
  2. 前記制御手段は、
    前記通信端末から車室内の温度の表示要求が出力されたときに、前記内気温度検出手段、前記外気温度検出手段、前記水温検出手段、および前記日射量検出手段のそれぞれの検出値を取得する検出値取得部と、
    外気温度の範囲をレベル分けした複数の外気温度レベルが定められており、前記検出値取得部で取得された前記外気温度検出手段の検出値が、前記複数の外気温度レベルのいずれに該当するかを判定する外気温度レベル判定部と、
    前記車両の放置状態をレベル分けした複数の放置レベルが定められており、前記外気温度レベル判定部で判定された前記外気温度レベル、および前記検出値取得部で取得された前記水温検出手段の検出値に応じて、前記車両の放置状態を判断し、該判断した放置状態が、前記複数の放置レベルのいずれに該当するかを判定する放置レベル判定部と、
    車室内での日射量の範囲をレベル分けした複数の日射量レベルが定められており、前記検出値取得部で取得された前記日射量検出手段の検出値が、前記複数の日射量レベルのいずれに該当するかを判定する日射量レベル判定部と、
    前記複数の外気温度レベル、前記複数の放置レベル、および前記複数の日射量レベルのそれぞれの組合せと内気温度の補正値とを関連付けたマップを記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶された前記マップを参照して、前記外気温度レベル判定部で判定された外気温度レベル、前記放置レベル判定部で判定された放置レベル、および前記日射量レベル判定部で判定された日射量レベルの組合せに対応する内気温度の補正値を決定し、該決定した補正値を用いて、前記検出値取得部で取得された前記内気温度検出手段の検出値が示す内気温度を補正する補正部と、
    前記補正部で補正された内気温度を前記通信端末に表示させる表示部と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の車室内温度の表示制御装置。
  3. 前記外気温度レベル判定部は、外気温度の範囲を3段階にレベル分けした3つの外気温度レベルが定められており、前記検出値取得部で取得された前記外気温度検出手段の検出値が、前記3つの外気温度レベルのいずれに該当するかを判定することを特徴とする請求項2に記載の車室内温度の表示制御装置。
  4. 前記検出値取得部は、前記駆動装置が停止されたときに、前記水温検出手段の検出値を取得し、
    前記放置レベル判定部は、前記車両の放置状態を2段階にレベル分けした2つの放置レベルが定められており、前記外気温度レベル判定部で判定された前記外気温度レベルと、前記検出値取得部において前記駆動装置の停止の際に取得された前記水温検出手段の検出値に対する前記表示要求の出力の際に取得された前記水温検出手段の検出値の温度差とに応じて、前記車両の放置状態を判断し、該判断した放置状態が、前記2つの放置レベルのいずれに該当するかを判定する、
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の車室内温度の表示制御装置。
  5. 前記日射量レベル判定部は、日射量の範囲を5段階にレベル分けした5つの日射量レベルが定められており、前記検出値取得部で取得された前記日射量検出手段の検出値が、前記5つの日射量レベルのいずれに該当するかを判定することを特徴とする請求項2~4のいずれか1つに記載の車室内温度の表示制御装置。
  6. 前記制御手段は、前記車両の現在位置に対応する気象情報を取得する気象情報取得部を有し、
    前記日射量レベル判定部は、前記気象情報取得部で取得された気象情報に応じて、日射量レベルの判定結果を修正する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の車室内温度の表示制御装置。
  7. 前記制御手段は、前記車両に設けられており、前記補正した内気温度を示す信号を前記通信端末に送信可能な通信機能を有することを特徴とする請求項1~6のいずれか1つに記載の車室内温度の表示制御装置。
  8. 前記制御手段は、前記通信端末に設けられており、
    前記車両は、前記内気温度検出手段、前記外気温度検出手段、前記水温検出手段、および前記日射量検出手段のそれぞれの検出値を示す信号を、前記通信端末の前記制御手段に送信可能な通信機能を有する、
    ことを特徴とする請求項1~6のいずれか1つに記載の車室内温度の表示制御装置。
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