JP2023028613A - 錠剤印刷装置及び錠剤印刷装置の搬送ベルトの着脱方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】印刷品質の低下を防止できる錠剤印刷装置、錠剤印刷装置の搬送ベルトの着脱方法を提供する。【解決手段】実施形態の錠剤印刷装置1は、駆動プーリ210、従動プーリ310及び搬送ベルト400と、搬送される錠剤Tに印刷を行う印刷ヘッド装置24と、テンションプーリ510a、510bにより搬送ベルト400を付勢してテンションを与える張設位置R1と、付勢を解いて搬送ベルト400を取り外し可能とする退避位置R2との間で回動可能に設けられた第1テンショナ520と、当接部552が接することにより第1テンショナ520を張設位置R1に固定する固定位置R3と、離れることにより第1テンショナ520を退避位置R2へ移動可能とする解除位置R4との間で、回動可能に設けられた第2テンショナ550と、を有する。【選択図】図1
Description
本発明の実施形態は、錠剤印刷装置及び錠剤印刷装置の搬送ベルトの着脱方法に関する。
従来から、特許文献1に記載された錠剤印刷装置が知られている。この錠剤印刷装置は、搬送ベルト上において、負圧により吸着保持された錠剤を順次搬送する。そして、搬送ベルト上の錠剤に対向して設けられた印刷装置であるインクジェットプリンタによって、錠剤の表面に、識別のための文字やマーク等を印刷する。
インクジェットプリンタは、インク滴を吐出する複数のノズルを備えた印刷ヘッドを有している。印刷ヘッドの複数のノズルは、印刷データに基づいたパターンに従って、インク滴を吐出することにより印刷を行う。
このようなインクジェットプリンタを用いると、錠剤の品種の切替え等によって、印刷すべき文字やマークが変更されても、提供する印刷データを変えることで即応できる。また、インクジェットプリンタを用いると非接触で印刷できる。このため、衛生的であり、印刷対象物の錠剤が飲用である場合に適している。
このような錠剤印刷装置における搬送ベルトは、人が飲用する錠剤に直接接するため、衛生のために定期的に取り外して洗浄する必要がある。また、飲用ではない洗剤等の錠剤であっても、錠剤の種類を変えるときには、残存する錠剤の成分と新たな錠剤の成分が混在する事態を避けるため、搬送ベルトを取り外して洗浄する。さらに、搬送ベルトに錠剤を収容する溝やポケットなどの収容部がある場合には、錠剤のサイズを変える場合に、錠剤のサイズに合う収容部を有する搬送ベルトに交換するために、搬送ベルトの着脱作業が必要となる。
このため、従来は、例えば、図7に示すように、搬送ベルトBが巻き掛けられる従動側の従動プーリCが、ガイド機構Gによって水平方向に移動可能に設けられ、ボールねじSの回動に従って従動プーリCを水平方向に進退させることにより、搬送ベルトBのテンションが調整可能に構成されていた。つまり、ボールねじSの端部に設けられた摘みHを回して、従動プーリCを水平な一方向に移動させることにより、搬送ベルトBに錠剤を搬送可能なテンションを与えたり、逆方向に移動させることにより、搬送ベルトBに対する付勢を弱めて取り外し可能となるように弛緩させる構造となっていた。
しかしながら、ボールねじSを利用して、搬送ベルトBを付勢する方向に従動プーリCを移動させて、搬送ベルトBにテンションを与える場合には、作業者によってテンションの調整量にばらつきが生じる。このため、搬送ベルトBを着脱したり、交換したりする度に、作業者によって搬送ベルトBのテンションが変わってしまう。
錠剤印刷装置においては、単に錠剤を搬送するだけではなく、錠剤に対して精度良く印刷する必要があるため、搬送中の錠剤の位置は安定していなければならない。搬送ベルトBを交換する度にテンションにばらつきが発生すると、搬送中の錠剤にかかる吸引力が安定せず、錠剤に揺れや位置ずれが発生して、印刷が二重になる、印刷位置がずれる等の印刷不良が生じる。
つまり、錠剤印刷装置においては、搬送ベルトBのテンションは一定で安定していることが好ましいにもかかわらず、紙等に対する一般的な印刷装置とは異なり、搬送ベルトBを頻繁に取り外して洗浄しなければならないために、搬送ベルトBのテンションを一定に維持することが難しかった。
また、従動プーリCの軸は長孔Mを介してガイド機構Gに取り付けられており、従動プーリCが水平移動可能な距離は、この長孔Mの水平方向の長さ分に限られる。このため、ボールねじSの回転量に対する従動プーリCの移動量が当該長孔の長さ分しかなく、搬送ベルトBにテンションを加えるための時間と労力が過大であった。しかも、搬送ベルトBを取り外したり、嵌めたりする際の従動プーリCの退避量が労力に対して少なく、着脱もし難くかった。
本発明の実施形態は、上述したような課題を解決するために提案されたものであり、その目的は、印刷品質の低下を防止できる錠剤印刷装置、錠剤印刷装置の搬送ベルトの着脱方法を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明の実施形態の錠剤印刷装置は、駆動プーリ及び従動プーリと、前記駆動プーリ及び前記従動プーリに掛けまわされた無端状の搬送ベルトと、前記搬送ベルトによって搬送される錠剤に対して、印刷を行う印刷ヘッド装置と、前記搬送ベルトに接離するテンションプーリが設けられ、前記テンションプーリにより前記搬送ベルトを付勢してテンションを与える張設位置と、前記搬送ベルトへの付勢を解いて前記搬送ベルトを取り外し可能とする退避位置との間で回動可能に設けられた第1テンショナと、前記第1テンショナに接離する当接部が設けられ、前記当接部が接することにより前記第1テンショナを前記張設位置に固定する固定位置と、前記当接部が離れることにより前記第1テンショナを前記退避位置へ移動可能とする解除位置との間で、回動可能に設けられた第2テンショナと、を有する。
また、本発明の実施形態は、駆動プーリ及び従動プーリに掛けまわされた無端状の搬送ベルトにより搬送される錠剤に、印刷ヘッド装置により印刷する錠剤印刷装置の搬送ベルトの着脱方法であって、前記搬送ベルトを前記駆動プーリ及び前記従動プーリに掛けまわし、第1テンショナを回動することによって、テンションプーリを、前記搬送ベルトを付勢してテンションを与える張設位置に近づけて、第2テンショナを回動することによって、当接部を前記第1テンショナに当接させて、前記第1テンショナを前記張設位置に固定する固定位置に移動させることによって、前記搬送ベルトを前記駆動プーリ及び前記従動プーリに装着し、前記当接部が前記第1テンショナから離れるように前記第2テンショナを解除位置に回動させ、前記第1テンショナを、前記搬送ベルトへの付勢を解いて前記搬送ベルトを取り外し可能とする退避位置に回動させることによって、前記搬送ベルトを取り外す。
本発明の実施形態によれば、錠剤の印刷品質の低下を防止できる錠剤印刷装置、錠剤印刷装置の搬送ベルトの着脱方法を提供することができる。
本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。以下の説明において、上及び下とは鉛直方向における上及び下を指す。なお、搬送される錠剤Tは、例えば円形の凸レンズ形であり、一対の相反するドーム状の曲面が、印刷がなされる印刷対象面となっている。
図1に示すように、本実施形態の錠剤印刷装置1は、供給装置10と、整列搬送装置11と、第1の印刷装置20と、第2の印刷装置30と、回収装置40と、制御装置50とを備えている。なお、第1の印刷装置20及び第2の印刷装置30は基本的に同じ構造である。
後述するように、錠剤印刷装置1の各構成要素である、供給装置10、整列搬送装置11、第1の印刷装置20、第2の印刷装置30、回収装置40は、この順で配置されている。供給装置10に供給された錠剤Tは、搬送路を搬送されながら、印刷、回収の一連の処理が行われる。搬送路とは、錠剤印刷装置1において錠剤Tが搬送される経路であり、本実施形態において搬送路の上流側は供給装置10、下流側は回収装置40となる。
[供給装置]
供給装置10は、整列搬送装置11の一端側、すなわち錠剤Tの搬送路Pにおける上流の一端側に位置付けられている。供給装置10は制御装置50に電気的に接続されており、その駆動が制御装置50により制御される。
供給装置10は、整列搬送装置11の一端側、すなわち錠剤Tの搬送路Pにおける上流の一端側に位置付けられている。供給装置10は制御装置50に電気的に接続されており、その駆動が制御装置50により制御される。
供給装置10は、ホッパ10aと、ダクト10bと、振動フィーダ(シュータ)10cとを有している。ホッパ10aは、多数の錠剤Tを収容し、その収容した複数の錠剤Tをダクト10bに順次供給する。ダクト10bは、ホッパ10aの下面に接続されており、ホッパ10aから供給された各錠剤Tを振動フィーダ10cに供給する。振動フィーダ10cは、ダクト10bの下面から供給された各錠剤Tに振動を与えて錠剤Tの重なりを無くしつつ、整列搬送装置11に各錠剤Tを供給する。このような供給装置10においては、錠剤Tは自重によって落下して移動するが、本明細書では便宜上、供給装置10においても「錠剤Tを搬送する」と表現する。
この供給装置10において、例えば、一時間あたり10万錠(10万錠/H)の錠剤Tがホッパ10a内に投入されるが、ホッパ10a内に投入された全ての錠剤Tがすぐにダクト10b及び振動フィーダ10cを通過して整列搬送装置11に供給されるわけではない。ホッパ10a内やダクト10b内、振動フィーダ10c内には多数の錠剤Tが一時的にとどまることになる。
[整列搬送装置]
整列搬送装置11は、整列フィーダ13と、受け渡しフィーダ14とを有している。この整列搬送装置11は、第1の印刷装置20の一端側、すなわち搬送路Pにおける上流の一端側に位置付けられている。整列搬送装置11は、整列フィーダ13及び受け渡しフィーダ14によって錠剤Tを第1の印刷装置20に供給することが可能に構成されている。この整列搬送装置11は制御装置50に電気的に接続されており、その駆動が制御装置50により制御される。
整列搬送装置11は、整列フィーダ13と、受け渡しフィーダ14とを有している。この整列搬送装置11は、第1の印刷装置20の一端側、すなわち搬送路Pにおける上流の一端側に位置付けられている。整列搬送装置11は、整列フィーダ13及び受け渡しフィーダ14によって錠剤Tを第1の印刷装置20に供給することが可能に構成されている。この整列搬送装置11は制御装置50に電気的に接続されており、その駆動が制御装置50により制御される。
整列フィーダ13は、供給された錠剤Tを二列に整列し、受け渡しフィーダ14に向けて搬送する。受け渡しフィーダ14は、整列フィーダ13上に二列に並ぶ各錠剤Tを、順次錠剤Tの上側から吸引して保持し、保持した各錠剤Tを第1の印刷装置20まで二列で搬送して第1の印刷装置20に渡す。なお、整列フィーダ13及び受け渡しフィーダ14としては、例えば、ベルト搬送機構を用いることが可能である。
[第1の印刷装置]
第1の印刷装置20は、第1の搬送装置21と、検出装置22と、第1の撮像装置(印刷用の撮像装置)23と、印刷ヘッド装置24と、第2の撮像装置(検査用の撮像装置)25と、乾燥装置26とを備えている。
第1の印刷装置20は、第1の搬送装置21と、検出装置22と、第1の撮像装置(印刷用の撮像装置)23と、印刷ヘッド装置24と、第2の撮像装置(検査用の撮像装置)25と、乾燥装置26とを備えている。
[第1の搬送装置]
第1の搬送装置21は、駆動プーリ210及び従動プーリ310a、310bに掛けまわされた無端状の搬送ベルト400によって、錠剤Tを搬送する装置である。第1の搬送装置21は、モータ220による駆動プーリ210の回転によって各従動プーリ310と共に搬送ベルト400を回転させ、その搬送ベルト400上の錠剤Tを、搬送方向A1(時計回り方向)に搬送する。
第1の搬送装置21は、駆動プーリ210及び従動プーリ310a、310bに掛けまわされた無端状の搬送ベルト400によって、錠剤Tを搬送する装置である。第1の搬送装置21は、モータ220による駆動プーリ210の回転によって各従動プーリ310と共に搬送ベルト400を回転させ、その搬送ベルト400上の錠剤Tを、搬送方向A1(時計回り方向)に搬送する。
第1の搬送装置21は、本体21aに設けられた駆動部200、従動部300、搬送ベルト400、装着部500、吸引チャンバ600を有する。本体21aはフレームを含む横長の筐体である。
(駆動部)
駆動部200は、本体21aの水平方向の一端側に設けられ、駆動プーリ210、モータ220、位置検出器230を有する。駆動プーリ210は、本体21aに、搬送方向A1に直交する方向を軸として回転可能に設けられたプーリである。モータ220は、駆動プーリ210の軸に連結され、駆動プーリ210を回転駆動する駆動源である。モータ220は、制御装置50に電気的に接続され、その作動が制御装置50により制御される。
駆動部200は、本体21aの水平方向の一端側に設けられ、駆動プーリ210、モータ220、位置検出器230を有する。駆動プーリ210は、本体21aに、搬送方向A1に直交する方向を軸として回転可能に設けられたプーリである。モータ220は、駆動プーリ210の軸に連結され、駆動プーリ210を回転駆動する駆動源である。モータ220は、制御装置50に電気的に接続され、その作動が制御装置50により制御される。
位置検出器230は、エンコーダなどの機器であり、モータ220に取り付けられている。この位置検出器230は制御装置50に接続されており、検出信号を制御装置50に送信する。後述する制御装置50は、その検出信号に基づいて搬送ベルト400の位置や速度、移動量などの情報を得ることができる。
(従動部)
従動部300は、本体21aの駆動部200と反対側の端部に設けられた従動プーリ310を有する。従動プーリ310は、上下に複数(図1の例では2つ)設けられている。2つの従動プーリ310a、310bは、本体21aの上下に、駆動プーリ210の軸と平行な方向を軸として回転可能に設けられた一対のプーリである。一対の従動プーリ310a、310bの径及び間隔と、駆動プーリ210の径は、搬送ベルト400を駆動プーリ210、従動プーリ310a、310bに掛けまわしたときに、搬送ベルト400の上下の直線部分がそれぞれ水平となるように設定されている。
従動部300は、本体21aの駆動部200と反対側の端部に設けられた従動プーリ310を有する。従動プーリ310は、上下に複数(図1の例では2つ)設けられている。2つの従動プーリ310a、310bは、本体21aの上下に、駆動プーリ210の軸と平行な方向を軸として回転可能に設けられた一対のプーリである。一対の従動プーリ310a、310bの径及び間隔と、駆動プーリ210の径は、搬送ベルト400を駆動プーリ210、従動プーリ310a、310bに掛けまわしたときに、搬送ベルト400の上下の直線部分がそれぞれ水平となるように設定されている。
(搬送ベルト)
搬送ベルト400は、駆動プーリ210及び従動プーリ310の軸と平行な幅を有する帯状体である。搬送ベルト400には、図2の平面図に示すように、負圧により錠剤Tを吸引するための吸引孔410が複数形成されている。吸引孔410は円形状の貫通孔であり、二本の搬送路Pを形成するように、搬送方向A1に沿って平行に二列に並べて設けられている。なお、図2において、搬送方向をX方向、搬送方向に直交する水平な幅方向をY方向、XY平面に平行な回転方向をθ方向とする。
搬送ベルト400は、駆動プーリ210及び従動プーリ310の軸と平行な幅を有する帯状体である。搬送ベルト400には、図2の平面図に示すように、負圧により錠剤Tを吸引するための吸引孔410が複数形成されている。吸引孔410は円形状の貫通孔であり、二本の搬送路Pを形成するように、搬送方向A1に沿って平行に二列に並べて設けられている。なお、図2において、搬送方向をX方向、搬送方向に直交する水平な幅方向をY方向、XY平面に平行な回転方向をθ方向とする。
なお、以下の説明において、搬送ベルト400を取り付けることを「装着」、取り外すことを「取り外し」、取りつけと取り外しの双方を含む場合を「着脱」とする。
(装着部)
装着部500は、搬送ベルト400を駆動プーリ210及び従動プーリ310に装着し、錠剤Tの搬送に必要なテンションを与える。装着部500は、図3乃至図6に示すように、第1テンショナ520、仮止め部530、退避位置決め部540、第2テンショナ550、固定位置決め部560、解除位置決め部570を有する。図3は第1テンショナ520が張設位置R1にあり、第2テンショナ550が固定位置R4にある状態を示し、図4は第1テンショナ520が仮止め位置R3にあり、第2テンショナ550が解除位置R5にある状態を示し、図5は第1テンショナ520が退避位置R2にあり、第2テンショナ550が解除位置R5にある状態を示している。
装着部500は、搬送ベルト400を駆動プーリ210及び従動プーリ310に装着し、錠剤Tの搬送に必要なテンションを与える。装着部500は、図3乃至図6に示すように、第1テンショナ520、仮止め部530、退避位置決め部540、第2テンショナ550、固定位置決め部560、解除位置決め部570を有する。図3は第1テンショナ520が張設位置R1にあり、第2テンショナ550が固定位置R4にある状態を示し、図4は第1テンショナ520が仮止め位置R3にあり、第2テンショナ550が解除位置R5にある状態を示し、図5は第1テンショナ520が退避位置R2にあり、第2テンショナ550が解除位置R5にある状態を示している。
張設位置R1は、テンションプーリ510a、510bにより搬送ベルト400を付勢して錠剤Tを搬送可能なテンションを与える位置である。退避位置R2は、搬送ベルト400に対する付勢を解いて搬送ベルト400を取り外し可能とする位置である。仮止め位置R3は、第1テンショナ520のみによって搬送ベルト400に張力が与えられている状態で、第1テンショナ520が張設位置R1の近傍に位置する状態となる位置である。固定位置R4は、後述する当接部552が接することにより、第2テンショナ550が第1テンショナ520を張設位置R1に固定する位置である。解除位置R5は、当接部552が離れることにより第1テンショナ520を退避位置R2へ移動可能とする位置である。
第1テンショナ520は、搬送ベルト400に接離するテンションプーリ510a、510bが設けられ、張設位置R1と退避位置R2、仮止め位置R3との間で回動可能に設けられている。
第1テンショナ520は、軸520aを支点として回動するように、本体21aに設けられている。軸520aは、上方の従動プーリ310aの近傍に、従動プーリ310aの回転の軸と平行に設けられている。テンションプーリ510a、510bは、上下の従動プーリ310a、310bの間において、第1テンショナ520の回動に従って揺動し、搬送ベルト400のテンションを調節する。なお、テンションプーリ510a、510bは、従動プーリ310a、310bとともに、駆動プーリ210の動力が搬送ベルト400を介して伝達されて従動する従動プーリとしても機能する。
本実施形態の第1テンショナ520は、前述のテンションプーリ510a、510bに加えて、第1回動体521、レバー522、第1ハンドル523、第1プランジャ524を有する。第1回動体521は、略長方形状の部材であり、長手方向の両端に、テンションプーリ510a、510bが回転可能に設けられている。第1回動体521の上端は、本体21aの従動プーリ310aの近傍に、軸520aを中心に回動可能に設けられている。
なお、ここでいう回動は、駆動プーリ210、従動プーリ310と平行な軸を支点とする角度変更であって、テンションプーリ510a、510bを円弧状の軌跡で移動させる。このため、第1テンショナ520の回動、つまり第1回動体521の回動は、従来の、図7に示した従動プーリCと直交する軸を中心とする回転によって、従動プーリCを水平な直線状に移動させるボールねじSの回転とは相違する。
また、第1回動体521の従動プーリ310b側の隅には、後述する第2テンショナ550の当接部552が当接する切欠部521aが形成されている。つまり、切欠部521aは、当接部552が入り込むように切り欠かれた部分であり、当接部552が接する直線状の縁部を有している。第1テンショナ520が仮止め位置R3にあるときに、第2テンショナ550が回動することにより、当接部552が第1回動体521の切欠部521aに当接可能な位置となる。
レバー522は、略L字形の部材であり、その一端が軸520aに連結され、レバー522の回動とともに、第1回動体521も回動可能となるように構成されている。第1ハンドル523は、レバー512の他端に、軸520aと平行な方向に、紙面手前方向に延びるように設けられた棒状の部材である。作業者は、第1ハンドル523を把持して、レバー522とともに第1回動体521を回動させることができる。つまり、第1ハンドル523によって、手動により第1テンショナ520を回動させる操作が可能となる。
第2テンショナ550は、第1テンショナ520に接離する当接部552が設けられ、固定位置R4(図3参照)と解除位置R5(図5、6参照)との間で、回動可能に設けられている。
第2テンショナ550は、第1テンショナ520の軸520aとは異なる軸550aを支点として回動するように、本体21aに設けられている。軸550aは、下方の従動プーリ310bの近傍に設けられ、従動プーリ310bの回転の軸と平行である。
本実施形態の第2テンショナ550は、第2回動体551、当接部552、第2ハンドル553、第2プランジャ554を有する。第2回動体551は、縦長の略三角形状の部材であり、その短辺(底辺)の一端が、本体21aの従動プーリ310bの近傍に、軸550aを中心に回動可能に設けられている。なお、ここでいう回動も、駆動プーリ210、従動プーリ310と平行な軸を支点とする角度変更である。このため、第2テンショナ550の回動、つまり第2回動体551の回動は、従来の、図7に示した従動プーリCと直交する軸を中心とする回転によって、従動プーリCを水平な直線状に移動させるボールねじSの回転とは相違する。
当接部552は、第2回動体551に対して、図3の紙面奥行方向に所定方向距離後退した位置に、紙面左側に突出して設けられている。つまり、第1回動体521は、第2回動体551に対して紙面奥行方向に後退した位置に配置されており、当接部552は、第1回動体521と紙面奥行方向において同じ位置に設けられている。このため、図5(A)に示すように、第1テンショナ520が退避位置R2にある場合には、第1回動体521及びテンションプーリ510bは、本体21aの一部の奥側に隠れて側面から見えない状態となる。当接部552が接することにより定まる第1テンショナ520の張設位置R1は、調整可能に設けられている。すなわち、当接部552により付勢されて回動する第1テンショナ520の移動端の位置、つまり張設位置R1が決まる。このため、当接部552によって張設位置R1を変えて、テンションプーリ510a、510bによる搬送ベルト400のテンションを調整できる。
本実施形態の当接部552は、第2回動体551からの突出長を調整することにより、当接部552の外縁の、第1テンショナ520に対する付勢力が調整可能に設けられている。突出長が長くなると搬送ベルト400のテンションが強くなり、短くなると搬送ベルト400のテンションが弱くなる。より具体的には、当接部552は、軸550aと平行な軸を中心に回転可能に設けられたローラである。ローラは、第2回動体551に着脱可能に設けられているため、異なる径のローラに交換ができる。ローラの径を変えることにより、当接部552の突出長が変わり、搬送ベルト400のテンションが調整可能となる。
当接部552は、第2テンショナ550の回動に従って揺動し、第1テンショナ520に接離する。第1テンショナ520の当接部552が接離する箇所は、切欠部521aであり、当接部552が切欠部521aに入り込むことによって、当接部552のずれが防止され、安定した位置決めが可能となる。
第2ハンドル553は、第2回動体551の短辺と反対側の頂点に、軸550aと平行な方向に、紙面手前方向に延びるように設けられた棒状の部材である。作業者は、第2ハンドル553を把持して、第2回動体551を回動させることができる。
ここで、第1テンショナ520の第1プランジャ524および第2テンショナ550の第2プランジャ554について、図6を用いて説明する。第1プランジャ524は、手動により軸520aと平行に進退可能なピン524aを備えたプランジャである。仮止め部530は、図6(A)に示すように、張設位置R1の近傍であって、後述する第2テンショナ550の当接部552が当接可能な(まだ当接はしていない)仮止め位置R3に、第1テンショナ520を仮止めする。退避位置決め部540は、図6(B)に示すように、第1テンショナ520を退避位置R2に位置決めする。
より具体的には、仮止め部530、退避位置決め部540は、本体21aに固定された固定部材21bに形成され、第1プランジャ524のピン524aが挿脱可能な孔である。仮止め部530は、水平方向の長孔であり、挿入されたピン524aの水平方向の移動を許容する遊びを有している。ピン524aを仮止め部530に挿入することにより、第1テンショナ520は、張設位置R1の近傍の仮止め位置R3に仮止めされるが、張設位置R1への移動が許容される。
仮止めとは、所定の位置に保持されるが、付勢されることにより移動可能な状態であり、移動可能な範囲が張設位置R1と仮止め位置R3との間となっている状態をいう。本実施形態の仮止め位置R3は、張設位置R1の近傍であるが、テンションプーリ510a、510bが錠剤Tの搬送に必要なテンションを与えない位置である。退避位置決め部540は丸孔であり、挿入されたピン524aの移動を規制する。つまり、退避位置決め部540の丸穴の径は、ピン524aを挿入することで第1テンショナ520が退避位置R2から移動できない状態となるサイズとなっている。これにより、第1テンショナ520は、退避位置R2に固定される。
第2プランジャ554は、手動により軸550aと平行に進退可能なピン554aを備えたプランジャである。固定位置決め部560は、図6(A)に示すように、第2テンショナ550を固定位置R4に位置決めする。解除位置決め部570は、図6(B)に示すように、第2テンショナ550を、解除位置R5に位置決めする。
より具体的には、固定位置決め部560、解除位置決め部570は、本体21aに固定された固定部材21cに形成され、第2プランジャ554のピン554aが挿脱可能な孔である。固定位置決め部560及び解除位置決め部570は丸孔であり、挿入されたピン554aの移動を規制する。つまり、固定位置決め部560及び解除位置決め部570の丸穴の径は、ピン554aを挿入することで第2テンショナ550が固定位置R4及び解除位置R5から移動できない状態となるサイズとなっている。これにより、第2テンショナ550は、固定位置R4又は解除位置R5に固定される。
(吸引チャンバ)
吸引チャンバ600は、搬送ベルト400の各吸引孔410に、負圧による吸引力を与える容器である。各吸引孔410は、吸引チャンバ600に設けられた吸引路を介して、吸引チャンバ600内に連通し、吸引チャンバ600により吸引力を得ることが可能になっている。吸引チャンバ600には、ポンプなどの吸気装置が吸気管(いずれも図示せず)を介して接続されており、吸気装置の作動によって吸引チャンバ600の内部は減圧される。また、吸気装置は制御装置50に電気的に接続されており、その駆動が制御装置50により制御される。
吸引チャンバ600は、搬送ベルト400の各吸引孔410に、負圧による吸引力を与える容器である。各吸引孔410は、吸引チャンバ600に設けられた吸引路を介して、吸引チャンバ600内に連通し、吸引チャンバ600により吸引力を得ることが可能になっている。吸引チャンバ600には、ポンプなどの吸気装置が吸気管(いずれも図示せず)を介して接続されており、吸気装置の作動によって吸引チャンバ600の内部は減圧される。また、吸気装置は制御装置50に電気的に接続されており、その駆動が制御装置50により制御される。
検出装置22は、複数の検出部22a(図2の例では、二つ)を有している。検出部22aは、整列搬送装置11によって搬送ベルト400における錠剤Tが供給される位置よりも、搬送方向A1の下流側であって搬送方向A1に水平面内で交差する方向(例えば直交する方向)に錠剤Tの搬送路ごとに一つずつ並べられ、搬送ベルト400の上方に設けられている。検出部22aは、搬送ベルト400上の錠剤Tの位置(搬送方向A1の位置)を検出し、下流に位置する各装置のトリガーセンサとして機能する。検出部22aとしては、反射型レーザセンサなど各種のレーザセンサを用いることが可能である。各検出部22aは制御装置50に電気的に接続されており、制御装置50に検出信号(位置情報)を送信する。
第1の撮像装置23は、複数の撮像部23a(図2の例では、二つ)を有している。撮像部23aは、検出装置22が設けられた位置よりも搬送方向A1の下流側であって搬送方向A1に水平面内で交差する方向(例えば直交する方向)に錠剤Tの搬送路ごとに一つずつ並べられ、搬送ベルト400の上方に設けられている。この撮像部23aは、前述の錠剤Tの位置情報に基づき、錠剤Tが撮像部23aの直下に到達したタイミングで撮像を行い、錠剤Tの上面を含む画像(印刷用の画像)を取得し、取得した画像を制御装置50に送信する。撮像部23aとしては、CCD(電荷結合素子)やCMOS(相補型金属酸化膜半導体)などの撮像素子を有する各種のカメラを用いることが可能である。各撮像部23aは制御装置50に電気的に接続されており、それらの駆動が制御装置50により制御される。なお、必要に応じて撮像用の照明も設けられている。
印刷ヘッド装置24は、錠剤Tの印刷対象面に印刷する装置である。本実施形態の印刷ヘッド装置24は、インクジェット方式の複数の印刷ヘッド24a(図2の例では、二つ)を有している。印刷ヘッド24aは、第1の撮像装置23が設けられた位置よりも搬送方向A1の下流側であって搬送方向A1に水平面内で交差する方向(例えば直交する方向)に錠剤Tの搬送路ごとに一つずつ並べられ、搬送ベルト400の上方に設けられている。印刷ヘッド24aは、複数のノズル24b(図2参照:ただし、図示では四つだけ表示)を具備し、それらのノズル24bから個別にインクを吐出する。
この印刷ヘッド24aは、ノズル24bが並ぶ整列方向が水平面内で搬送方向A1と交差するように(例えば直交するように)設けられている。印刷ヘッド24aとしては、圧電素子、発熱素子または磁歪素子などの駆動素子を有する各種のインクジェット方式の印刷ヘッドを用いることが可能である。各印刷ヘッド24aは制御装置50に電気的に接続されており、それらの駆動が制御装置50により制御される。
第2の撮像装置25は、複数の撮像部25a(図2の例では、二つ)を有している。撮像部25aは、印刷ヘッド装置24が設けられた位置よりも搬送方向A1の下流側であって搬送方向A1に水平面内で交差する方向(例えば直交する方向)に錠剤Tの搬送路ごとに一つずつ並べられ、搬送ベルト400の上方に設けられている。この撮像部25aは、前述の錠剤Tの位置情報に基づき、錠剤Tが撮像部25aの直下に到達したタイミングで撮像を行い、錠剤Tの上面を含む画像(検査用の画像)を取得する。そして、撮像部25aは、取得した画像を制御装置50に送信する。撮像部25aとしては、前述の撮像部23aと同様、CCDやCMOSなどの撮像素子を有する各種のカメラを用いることが可能である。各撮像部25aは制御装置50に電気的に接続されており、それらの駆動が制御装置50により制御される。なお、必要に応じて撮像用の照明も設けられている。
図1に戻り、乾燥装置26は、印刷ヘッド装置24が設けられた位置よりも搬送方向A1の下流側に位置付けられ、例えば、第1の搬送装置21の下方に設けられている。この乾燥装置26は、二列の搬送路に共通の乾燥装置であり、搬送ベルト400上の各錠剤Tに塗布されたインクを乾燥させる。乾燥装置26としては、エアーなどの気体により乾燥を行う送風機、放射熱により乾燥を行うヒータ、あるいは、気体及びヒータを併用して温風や熱風により乾燥を行う送風機など各種の乾燥部を用いることが可能である。乾燥装置26は制御装置50に電気的に接続されており、その駆動が制御装置50により制御される。
乾燥装置26の上方を通過した錠剤Tは、搬送ベルト400の移動に伴って搬送され、搬送ベルト400における各従動プーリ310側の端部付近の位置に到達する。この位置で吸引作用が錠剤Tに働かなくなり、錠剤Tは搬送ベルト400に保持された状態から解放され、第1の印刷装置20から第2の印刷装置30に受け渡される。
[第2の印刷装置]
第2の印刷装置30は、第2の搬送装置31と、検出装置32と、第1の撮像装置(印刷用の撮像装置)33と、印刷ヘッド装置34と、第2の撮像装置(検査用の撮像装置)35と、乾燥装置36とを備えている。第2の搬送装置31は、第1の印刷装置20と同様に、駆動部200、従動部300、搬送ベルト400、装着部500、吸引チャンバ600を有している。第2の印刷装置30を構成する各要素は、前述の第1の印刷装置20の対応する構成要素と基本的に同じ構造であるため、その説明を省略する。第2の印刷装置30の搬送方向は図1中の矢印A2の方向である搬送方向A2(反時計回り方向)である。
第2の印刷装置30は、第2の搬送装置31と、検出装置32と、第1の撮像装置(印刷用の撮像装置)33と、印刷ヘッド装置34と、第2の撮像装置(検査用の撮像装置)35と、乾燥装置36とを備えている。第2の搬送装置31は、第1の印刷装置20と同様に、駆動部200、従動部300、搬送ベルト400、装着部500、吸引チャンバ600を有している。第2の印刷装置30を構成する各要素は、前述の第1の印刷装置20の対応する構成要素と基本的に同じ構造であるため、その説明を省略する。第2の印刷装置30の搬送方向は図1中の矢印A2の方向である搬送方向A2(反時計回り方向)である。
[回収装置]
回収装置40は、不良品回収装置41と、良品回収装置42とを備えている。この回収装置40は、第2の印刷装置30の乾燥装置36が設けられた位置よりも搬送方向A2の下流側に設けられており、不良品回収装置41により不良品の錠剤Tを回収し、良品回収装置42により良品の錠剤Tを回収する。なお、不良品の錠剤Tとは、例えば、撮像装置23、33が取得した画像に基づいて検出された、割れや欠け、汚れを有する錠剤T、印刷前の位置ずれ量が許容値を超えた錠剤T、印刷された識別情報の一部もしくは全部が抜けている錠剤T、あるいは第2の撮像装置25、第2の撮像装置35が取得した画像に基づいて検出された、印刷位置が許容値を超えた錠剤Tである。
回収装置40は、不良品回収装置41と、良品回収装置42とを備えている。この回収装置40は、第2の印刷装置30の乾燥装置36が設けられた位置よりも搬送方向A2の下流側に設けられており、不良品回収装置41により不良品の錠剤Tを回収し、良品回収装置42により良品の錠剤Tを回収する。なお、不良品の錠剤Tとは、例えば、撮像装置23、33が取得した画像に基づいて検出された、割れや欠け、汚れを有する錠剤T、印刷前の位置ずれ量が許容値を超えた錠剤T、印刷された識別情報の一部もしくは全部が抜けている錠剤T、あるいは第2の撮像装置25、第2の撮像装置35が取得した画像に基づいて検出された、印刷位置が許容値を超えた錠剤Tである。
不良品回収装置41は、噴射ノズル41aと、収容装置41bとを有している。噴射ノズル41aは、第2の印刷装置30の吸引チャンバ600内に設けられている。この噴射ノズル41aは、搬送ベルト400により搬送される錠剤T(不良品の錠剤T)に向けて気体(例えば、エアー)を噴射し、搬送ベルト400から錠剤Tを落下させる。このとき、噴射ノズル41aから噴射された気体は、搬送ベルト400の吸引孔410(図2に示す吸引孔410と同様である)を通過して錠剤Tに当たる。噴射ノズル41aは制御装置50に電気的に接続されており、その駆動が制御装置50により制御される。収容装置41bは、搬送ベルト400から落下した錠剤Tを受け取って収容する。
良品回収装置42は、気体吹出部42aと、収容装置42bとを有している。この良品回収装置42は、不良品回収装置41が設けられた位置よりも搬送方向A2の下流側に設けられている。
気体吹出部42aは、第2の印刷装置30の第2の搬送装置31内であって吸引チャンバ600による吸引作用が働かなくなる箇所(すなわち搬送ベルト400における各従動プーリ310側の端部)に設けられている。気体吹出部42aは、例えば、印刷処理中、常に搬送ベルト400に向けて気体(例えば、エアー)を吹き出し、搬送ベルト400から錠剤Tを落下させる。このとき、気体吹出部42aから吹き出された気体は、搬送ベルト400の吸引孔410(図2に示す吸引孔410と同様である)を通過して錠剤Tに当たる。気体吹出部42aとしては、例えば、搬送方向A2に水平面内で交差する方向(例えば直交する方向)に延びるスリット状の開口を有するエアブローを用いることが可能である。気体吹出部42aは制御装置50に電気的に接続されており、その駆動が制御装置50により制御される。
ここで、不良品回収装置41を通過した錠剤Tは、搬送ベルト400の移動に伴って搬送され、搬送ベルト400における各従動プーリ310側の端部付近の位置に到達する。この位置で吸引作用が錠剤Tに働かなくなり、さらに気体吹出部42aを設けることで、搬送ベルト400から錠剤Tを、収容装置42bに落下させことができる。
収容装置42bは、搬送ベルト400の下面から落下した錠剤Tを受け取って収容する。収容装置42bは、搬送ベルト400の下流端、すなわち第2の印刷装置30における第2の搬送装置31の搬送端に位置付けられている。
[制御装置]
制御装置50は、図1に示すように、画像処理部51、印刷処理部52、検査処理部53及び記憶部54を備えている。画像処理部51は画像を処理する。印刷処理部52は印刷に係る処理を行う。検査処理部53は検査に係る処理を行う。記憶部54は処理情報や各種プログラムなどの各種情報を記憶する。このような制御装置50は、供給装置10や整列搬送装置11、第1の印刷装置20、第2の印刷装置30、回収装置40を制御し、また、第1の印刷装置20や第2の印刷装置30の個々の検出装置22、32から送信される錠剤Tの位置情報、第1の印刷装置20や第2の印刷装置30の個々の撮像装置23、25、33、35から送信される画像などを受信する。
制御装置50は、図1に示すように、画像処理部51、印刷処理部52、検査処理部53及び記憶部54を備えている。画像処理部51は画像を処理する。印刷処理部52は印刷に係る処理を行う。検査処理部53は検査に係る処理を行う。記憶部54は処理情報や各種プログラムなどの各種情報を記憶する。このような制御装置50は、供給装置10や整列搬送装置11、第1の印刷装置20、第2の印刷装置30、回収装置40を制御し、また、第1の印刷装置20や第2の印刷装置30の個々の検出装置22、32から送信される錠剤Tの位置情報、第1の印刷装置20や第2の印刷装置30の個々の撮像装置23、25、33、35から送信される画像などを受信する。
[ベルトの着脱]
次に、錠剤印刷装置1において、第1の搬送装置21の搬送ベルト400を取り外す脱着作業、搬送ベルト400を取り付ける装着作業を説明する。なお、第2の搬送装置31における搬送ベルト400の取り外し作業、装着作業も同様である。なお、以下に述べる搬送ベルト400の着脱方法も、本発明の一態様である。
次に、錠剤印刷装置1において、第1の搬送装置21の搬送ベルト400を取り外す脱着作業、搬送ベルト400を取り付ける装着作業を説明する。なお、第2の搬送装置31における搬送ベルト400の取り外し作業、装着作業も同様である。なお、以下に述べる搬送ベルト400の着脱方法も、本発明の一態様である。
(取り外し作業)
まず、図3(A)、(B)に示すように、搬送ベルト400は、駆動プーリ210、従動プーリ310a、310bに掛けまわされ、テンションプーリ510a、510bによって、錠剤Tを搬送可能なテンションが付与されている状態から、搬送ベルト400を取り外す作業を説明する。
まず、図3(A)、(B)に示すように、搬送ベルト400は、駆動プーリ210、従動プーリ310a、310bに掛けまわされ、テンションプーリ510a、510bによって、錠剤Tを搬送可能なテンションが付与されている状態から、搬送ベルト400を取り外す作業を説明する。
作業者は、図4(A)、(B)に示すように、第2プランジャ554のピン554aを固定位置決め部560(図6(A)参照)から抜き取り、第2ハンドル553を把持して、第2回動体551を回動させて、第2テンショナ550を解除位置R5まで回動する。すると、当接部552が第1回動体521の切欠部521aから離れるため、第1テンショナ520のテンションプーリ510a、510bによる搬送ベルト400の付勢が弱められる(仮止め)。
すると、第1テンショナ520が回動して仮止め位置R3に来る。作業者は、第2プランジャ554のピン554aを解除位置決め部570(図6(B)参照)に挿入することにより、第2テンショナ550を解除位置R5に固定する。
そして、図5(A)、(B)に示すように、作業者は、第1プランジャ524のピン524aを仮止め部530(図6(A)参照)から抜き取り、第1ハンドル523を把持して、レバー522とともに第1回動体521を回動させて、第1テンショナ520を退避位置R2に回動させる。さらに、作業者が、第1プランジャ524のピン524aを退避位置決め部540(図6(B)参照)に挿入することにより、第1テンショナ520を退避位置R2に固定する。
これにより、搬送ベルト400が緩み、テンションプーリ510a、510bが搬送ベルト400から十分に退避した状態で固定される。この状態で、作業者は、第1の搬送装置21から搬送ベルト400を取り外す。これにより、取り外した搬送ベルト400を洗浄することや、新たな搬送ベルト400に交換することができる。
(装着作業)
次に、搬送ベルト400を装着する作業を説明する。前述のように、搬送ベルト400が未装着の状態では、図5(A)、(B)に示すように、第1テンショナ520は退避位置R2に固定され、第2テンショナ550は解除位置R5に固定されている。
次に、搬送ベルト400を装着する作業を説明する。前述のように、搬送ベルト400が未装着の状態では、図5(A)、(B)に示すように、第1テンショナ520は退避位置R2に固定され、第2テンショナ550は解除位置R5に固定されている。
この状態で、作業者は、搬送ベルト400を駆動プーリ210及び従動プーリ310a、310bに掛けまわす。このとき、第1テンショナ520は退避位置R2にあるため、第1テンショナ520のテンションプーリ510a、510bは、搬送ベルト400の内周面から退避している。
作業者は、図4(A)、(B)に示すように、第1プランジャ524のピン524aを退避位置決め部540(図6(B)参照)から抜き取り、第1ハンドル523を把持して、レバー522とともに第1回動体521を回動させて、テンションプーリ510a、510bが搬送ベルト400に接する方向に回動させる。そして、第1プランジャ524のピン524aを仮止め部530(図6(A)参照)に挿入する。
これにより、第1テンショナ520は、張設位置R1の近傍の仮止め位置R3に仮止めされる。このとき、図4(A)に示すように、テンションプーリ510a、510bは、搬送ベルト400に接するが、錠剤Tの搬送に必要な程度のテンションは与えない。
次に、図3(A)、(B)に示すように、作業者は、第2プランジャ554のピン554aを解除位置決め部570(図6(B)参照)から抜き取り、第2ハンドル553を把持して、第2回動体551を回動させて、当接部552が第1回動体521の切欠部521aに接する位置に回動させる。これにより、仮止め位置R3にある第1テンショナ520は当接部552によって付勢されて張設位置R1まで回動する。
すると、第1テンショナ520のテンションプーリ510a、510bによって搬送ベルト400が付勢されて、錠剤Tの搬送に必要なテンションが与えられる。そして、第2プランジャ554のピン554aを固定位置決め部560(図6(A)参照)に挿入する。これにより、第2テンショナ550は固定位置R4に固定されるとともに、第1テンショナ520も張設位置R1に固定される。従って、搬送ベルト400による錠剤Tの搬送が可能な状態となる。
[印刷処理]
次に、図1及び図2に戻り、錠剤印刷装置1が行う印刷処理について説明する。まず、印刷に要する印刷データなどの各種情報が制御装置50の記憶部54に記憶される。そして、供給装置10のホッパ10aに印刷対象の錠剤Tが多数投入されると、錠剤Tはホッパ10aからダクト10bに流れ込む。ダクト10b内に流れ込んだ錠剤Tは、振動フィーダ10cにより整列フィーダ13に順次供給され始め、整列フィーダ13により二列に並べられて移動する。この二列で移動する錠剤Tは、受け渡しフィーダ14により第1の印刷装置20の搬送ベルト400に順次供給される。
次に、図1及び図2に戻り、錠剤印刷装置1が行う印刷処理について説明する。まず、印刷に要する印刷データなどの各種情報が制御装置50の記憶部54に記憶される。そして、供給装置10のホッパ10aに印刷対象の錠剤Tが多数投入されると、錠剤Tはホッパ10aからダクト10bに流れ込む。ダクト10b内に流れ込んだ錠剤Tは、振動フィーダ10cにより整列フィーダ13に順次供給され始め、整列フィーダ13により二列に並べられて移動する。この二列で移動する錠剤Tは、受け渡しフィーダ14により第1の印刷装置20の搬送ベルト400に順次供給される。
搬送ベルト400は、モータ220による駆動プーリ210の回転によって、搬送方向A1に回転し、これにより従動プーリ310a、310b及びテンションプーリ510a、510bが回転している。このため、搬送ベルト400上に供給された錠剤Tは搬送ベルト400上で二列に並んで所定の移動速度で搬送されて行く。なお、第2の印刷装置30の搬送ベルト400もモータ220による駆動プーリ210の回転によって、搬送方向A2に回転している。
第1の印刷装置20では、前述の搬送ベルト400上の錠剤Tが検出装置22によって検出される。これにより、錠剤Tの位置情報(搬送方向A1の位置)が取得され、制御装置50に入力される。この錠剤Tの位置情報は、記憶部54に保存されて後処理で用いられる。
次に、搬送ベルト400上の錠剤Tが前述の錠剤Tの位置情報に基づくタイミングで第1の撮像装置23によって撮像され、撮像された画像が制御装置50に送信される。第1の撮像装置23から送信された個々の画像に基づき、錠剤Tの位置ずれ情報(例えば、図3におけるX方向、Y方向及びθ方向での錠剤Tの位置ずれ)が画像処理部51により生成され、記憶部54に保存される。この錠剤Tの位置ずれ情報に基づき、錠剤Tに対する印刷条件(インクの吐出位置や吐出タイミングなど)が印刷処理部52により設定され、記憶部54に保存される。
次いで、搬送ベルト400上の個々の錠剤Tは、前述の錠剤Tの位置情報に基づくタイミング、すなわち錠剤Tが印刷ヘッド装置24の下方に到達したタイミングで、前述の印刷条件に基づいて印刷ヘッド装置24により印刷が実行される。印刷ヘッド装置24の各印刷ヘッド24aにおいて、各ノズル24bからインクが適宜吐出され、その錠剤Tの上面に文字(例えばアルファベット、片仮名、番号)やマーク(例えば記号、図形)などの識別情報が印刷される。
識別情報が印刷された錠剤Tは、前述の錠剤Tの位置情報に基づくタイミングで第2の撮像装置25によって撮像され、撮像された画像が制御装置50に送信される。第2の撮像装置25から送信された個々の画像に基づき、錠剤Tごとの印刷パターンの印刷位置を示す印刷位置情報が画像処理部51により生成され、記憶部54に保存される。その印刷位置情報に基づき、錠剤Tに対する印刷良否が検査処理部53により判断され、錠剤Tごとの印刷良否の結果を示す印刷良否結果情報が記憶部54に保存される。例えば、印刷パターンが錠剤Tの所定位置に印刷されているか否かが判断される。
検査後の錠剤Tは、搬送ベルト400の移動に伴って搬送され、乾燥装置26の上方を通過する。このとき、錠剤Tに到達(着弾)したインクは、錠剤Tが乾燥装置26の上方を通過する間に乾燥装置26によって乾燥し、インクが乾燥した錠剤Tは搬送ベルト400の移動に伴って搬送されていき、搬送ベルト400における各従動プーリ310側の端部付近に位置する。この位置で吸引作用が錠剤Tに働かなくなり、錠剤Tは搬送ベルト400の下面に保持された状態から解放され、第1の印刷装置20から第2の印刷装置30に渡される。
第2の印刷装置30でも、前述と同じように、印刷処理及び検査処理が行われる。検査後の錠剤Tは、搬送ベルト400の移動に伴って搬送され、乾燥装置36の上方を通過する。そして、インクが乾燥した錠剤Tは不良品回収装置41に到達する。この位置で不良品の錠剤Tは、噴射ノズル41aによる気体の噴射により搬送ベルト400の下面から落下し、収容装置41bによって回収される。一方、良品の錠剤Tは不良品回収装置41を通過し、良品回収装置42に到達する。この位置で良品の錠剤Tは、吸引作用が錠剤Tに働かなくなるとともに、気体吹出部42aによる気体の吹出しによって搬送ベルト400の下面から落下し、収容装置42bによって回収される。
[効果]
(1)以上のような本実施形態の錠剤印刷装置1は、駆動プーリ210及び従動プーリ310と、駆動プーリ210及び従動プーリ310に掛けまわされた無端状の搬送ベルト400と、搬送ベルト400によって搬送される錠剤Tに対して、印刷を行う印刷ヘッド装置24と、テンションプーリ510a、510bが設けられ、テンションプーリ510a、510bにより搬送ベルト400を付勢してテンションを与える張設位置R1と、搬送ベルト400への付勢を解いて搬送ベルト400を取り外し可能とする退避位置R2との間で回動可能に設けられた第1テンショナ520と、第1テンショナ520に接離する当接部552が設けられ、当接部552が接することにより第1テンショナ520を張設位置R1に固定する固定位置R4と、当接部552が離れることにより第1テンショナ520を退避位置R2へ移動可能とする解除位置R5との間で、回動可能に設けられた第2テンショナ550と、を有する。
(1)以上のような本実施形態の錠剤印刷装置1は、駆動プーリ210及び従動プーリ310と、駆動プーリ210及び従動プーリ310に掛けまわされた無端状の搬送ベルト400と、搬送ベルト400によって搬送される錠剤Tに対して、印刷を行う印刷ヘッド装置24と、テンションプーリ510a、510bが設けられ、テンションプーリ510a、510bにより搬送ベルト400を付勢してテンションを与える張設位置R1と、搬送ベルト400への付勢を解いて搬送ベルト400を取り外し可能とする退避位置R2との間で回動可能に設けられた第1テンショナ520と、第1テンショナ520に接離する当接部552が設けられ、当接部552が接することにより第1テンショナ520を張設位置R1に固定する固定位置R4と、当接部552が離れることにより第1テンショナ520を退避位置R2へ移動可能とする解除位置R5との間で、回動可能に設けられた第2テンショナ550と、を有する。
また、本実施形態は、錠剤印刷装置1の搬送ベルト400の着脱方法であって、搬送ベルト400を駆動プーリ210及び従動プーリ310に掛けまわし、第1テンショナ520を回動することによって、テンションプーリ510a、510bを、搬送ベルト400を付勢してテンションを与える張設位置R1に近づけて、第2テンショナ550を回動することによって、当接部552を第1テンショナ520に当接させて、第1テンショナ520を張設位置R1に固定する固定位置R4に移動させることによって、搬送ベルト400を駆動プーリ210及び従動プーリ310に装着し、当接部552が第1テンショナ520から離れるように第2テンショナ550を解除位置R5に回動させ、第1テンショナ520を、搬送ベルト400への付勢を解いて搬送ベルト400を取り外し可能とする退避位置R2に回動させることによって、搬送ベルト400を取り外す。
錠剤印刷装置1においては、前述のように、錠剤印刷特有の衛生上の問題があるため、搬送ベルト400を毎日取り外して洗浄をする必要がある。本実施形態では、作業者は、第1テンショナ520を回動させる操作と、第2テンショナ550を回動させる操作の2段階の操作で、第1テンショナ520を定位置である張設位置R1に固定できる。
このため、ボールねじSの回動により従動プーリCを進退させる場合に比べて、搬送ベルト400に対して付与するテンションのばらつきを低減できる。従って、搬送ベルト400の取り外し頻度が高くても、テンションを安定させることができ、テンション不良に起因する印刷不良を抑制できる。また、搬送ベルト400に対して十分なテンションを安定して与えることができるので、搬送ベルト400の滑りや弛みが防止され、他の部材との摩擦による発塵を抑えることができ、印刷不良を低減できる。つまり、印刷品質の低下を防止することができる。
第1テンショナ520の回動により、テンションプーリ510a、510bを移動させ、第2テンショナ550の回動により第1テンショナ520を固定することができるので、梃子の原理によって軽い力で搬送ベルト400に必要なテンションを与えることができ、取り付け作業の労力を低減できる。また、ボールねじSの回転により従動プーリCを進退させる場合に比べて、第1テンショナ520の回動によりテンションプーリ510a、510bの退避量を大きく確保することができるので、搬送ベルト400の取り外し作業が容易となる。
(2)本実施形態は、張設位置R1の近傍であって、当接部552が当接可能な仮止め位置R3に、第1テンショナ520を仮止めする仮止め部530を有する。このため、錠剤印刷装置1を稼働していないときに、第2テンショナ550を解除位置R5として、第1テンショナ520を仮止め位置R3としておくことができる。このため、搬送ベルト400を休ませる(錠剤Tの搬送が可能になるテンションよりも低いテンションによって搬送ベルト400を駆動プーリ210及び従動プーリ310に掛けまわしておく)ことにより、搬送ベルト400の寿命を延ばすことができる。再稼働させるときには、第2テンショナ550のみを固定位置R4とする操作をすれば、第1テンショナ520を張設位置R1とすることができるため、準備作業が容易となる。
また、第2テンショナ550を解除位置R5として、第1テンショナ520は仮止め位置R3に仮止めしておくことにより、第1テンショナ520を退避位置R2まで退避させる場合に比べて、搬送ベルト400の弛みが少なくなる。このため、他の部材との干渉を避けて、搬送ベルト400を休ませることができる。
さらに、第1テンショナ520を仮止め位置R3に仮止めしておくことにより、第1テンショナ520に対する作業者の支持が不要となり、第2テンショナ550のみを操作することによって、第1テンショナ520を容易に張設位置R1に固定できる。このため、1人の作業者であっても、装着作業ができる。
(3)本実施形態は、第2テンショナ550を、固定位置R4に位置決めする固定位置決め部560を有する。このため、第2テンショナ550による第1テンショナ520の張設位置R1への固定を、より安定させることができる。
(4)当接部552は、回転可能に設けられたローラである。このため、第1テンショナ520に接した当接部552の移動が円滑となる。
(5)当接部552が接することにより定まる第1テンショナ520の張設位置R1が、調整可能に設けられている。このため、当接部552により張設位置R1を変えて、搬送ベルト400のテンションを調整できる。例えば、当接部552をローラとした場合、異なる径のローラに交換することにより、搬送ベルト400のテンションを調整できる。
(6)本実施形態は、第1テンショナ520を、退避位置R2に位置決めする退避位置決め部540を有する。このため、退避位置決め部540によって第1テンショナ520を退避位置R2に位置決めした状態で、作業者による支持を不要として、搬送ベルト400を容易に取り外すことができる。このため、作業者が1人の場合でも、取り外し作業が容易となる。
(7)本実施形態は、第2テンショナ550を、解除位置R5に位置決めする解除位置決め部570を有する。このため、解除位置決め部570によって第2テンショナ550を解除位置R5に位置決めした状態で、作業者による支持を不要として、第1テンショナ520を容易に回動させることができる。このため、作業者が1人の場合であっても、着脱作業が容易となる。
(8)第1テンショナ520は、手動により第1テンショナ520を回動させる操作が可能な第1ハンドル523を有する。このため、作業者は、第1ハンドル523を把持して、第1テンショナ520を容易に回動させることができる。
(9)第2テンショナ550は、手動により第2テンショナ550を回動させる操作が可能な第2ハンドル553を有する。このため、作業者は、第2ハンドル553を把持して、第2テンショナ550を容易に回動させることができる。
(10)搬送ベルト400は、負圧により錠剤Tを吸引するための吸引孔410を有する。搬送ベルト400に吸引孔410が形成され、吸引により錠剤Tを保持しながら搬送する場合、搬送ベルト400のテンションが安定していないと、吸引孔410による吸引が安定しないが、本実施形態では、テンションを一定に維持しやすいため、錠剤Tの吸引が安定し、錠剤Tの保持不良による印刷不良も生じ難い。
[変形例]
前述の説明においては、2つのテンションプーリ510a、510bによって、搬送ベルト400にテンションを与えるとともに、2つのテンションプーリ510a、510bを従動プーリとして機能させることにより、搬送ベルト400の回動を安定させていた。但し、テンションプーリの数は、これには限定されず、1つとしてもよいし、3つ以上としてもよい。また、テンションプーリは従動プーリでもあるため、例えば、テンションプーリ以外の従動プーリを備えていない態様、つまりテンションプーリ兼従動プーリのみの錠剤印刷装置とすることも可能である。
前述の説明においては、2つのテンションプーリ510a、510bによって、搬送ベルト400にテンションを与えるとともに、2つのテンションプーリ510a、510bを従動プーリとして機能させることにより、搬送ベルト400の回動を安定させていた。但し、テンションプーリの数は、これには限定されず、1つとしてもよいし、3つ以上としてもよい。また、テンションプーリは従動プーリでもあるため、例えば、テンションプーリ以外の従動プーリを備えていない態様、つまりテンションプーリ兼従動プーリのみの錠剤印刷装置とすることも可能である。
前述の説明においては、仮止め部530、退避位置決め部540、固定位置決め部560、解除位置決め部570は第1プランジャ524のピン524a、第2プランジャ554のピン554aが挿脱される孔とした。但し、仮止め部530、退避位置決め部540、固定位置決め部560、解除位置決め部570は、これには限定されず、溝、切欠、窪み、突起など、ピン524a、554aが係止される形状であればよい。また、第1プランジャ524、第2プランジャ554を本体21aに固定し、仮止め部530、退避位置決め部540の孔を第1テンショナ520に設け、固定位置決め部560、解除位置決め部570の孔を第2テンショナ550に設けてもよい。
前述の説明においては、吸引チャンバ600による吸引を、搬送ベルト400の一部において行っているが、全長に亘って負圧による吸引を行ってもよい。また、搬送ベルト400は、ポケットのように、錠剤Tを収容する収容部を有していてもよい。この場合にも、本実施形態では、テンションを一定に維持しやすいため、収容部の位置が安定し、錠剤Tの収容ミスや位置ズレによる印刷不良も生じ難い。
前述の説明においては、当接部552が第2テンショナ550から突出して設けられていたが、第1テンショナ520から突出した部分に、当接部552が接離する構成であってもよい。例えば、第1テンショナ520に回転可能に設けられたローラに、第2テンショナ550の縁の当接部552が接離する構成としてもよい。
前述の説明においては、錠剤Tを二列で搬送することを例示したが、これに限るものではなく、その列数は一列又は三列以上であっても良く、搬送路の数や搬送ベルト400の数は特に限定されるものではない。また、搬送ベルト400の吸引孔410の形状も、前述して例示したものに限定されない。
前述の説明においては、錠剤Tの搬送路ごとに印刷ヘッド24aを設けることを例示したが、これに限るものではなく、例えば、一つの印刷ヘッド24aによって二列以上の錠剤Tに印刷を行うようにしても良い。
前述の説明においては、インクジェット方式の印刷ヘッド24aとして、ノズル24bが一列に並ぶ印刷ヘッドを例示したが、これに限るものではなく、例えば、ノズル24bが複数列に並ぶ印刷ヘッドを用いるようにしても良い。また、搬送方向A1に沿って印刷ヘッド24aを複数並べて用いるようにしても良い。
前述の説明においては、印刷ヘッド装置24、34としてインクジェット方式の印刷ヘッド装置を例示したが、これに限るものではなく、例えば、転写ロールや転写パッドを用いた転写方式の印刷ヘッド装置も用いることは可能である。
前述の説明においては、第1の印刷装置20及び第2の印刷装置30を上下に重ねて配置して、錠剤Tの両面または片面を印刷することを例示したが、これに限るものではなく、例えば、第1の印刷装置20だけを設け、錠剤Tの片面だけを印刷するようにしても良い。
前述の錠剤としては、医薬用、飲食用、洗浄用、工業用あるいは芳香用として使用される錠剤を含めることができる。また、錠剤としては、裸錠(素錠)や糖衣錠、フィルムコーティング錠、腸溶錠、ゼラチン被包錠、多層錠、有核錠などがあり、硬カプセルや軟カプセルなど各種のカプセル錠も錠剤に含めることができる。さらに、前述の説明においては、錠剤Tは円形の凸レンズ形状であることを例示したが、これに限るものではなく、錠剤の形状としては、円盤形やレンズ形、三角形、楕円形、角丸長方形など各種の形状を含めることができる。
印刷対象の錠剤が医薬用や飲食用である場合には、使用するインクとして可食性インクが好適である。この可食性インクとしては、合成色素インク、天然色素インク、染料インク、顔料インクのいずれを使用しても良い。
[他の実施形態]
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 錠剤印刷装置
10 供給装置
10a ホッパ
10b ダクト
10c 振動フィーダ
11 整列搬送装置
13 整列フィーダ
14 受け渡しフィーダ
20 第1の印刷装置
21 搬送装置
21a 本体
21b、21c 固定部材
22 検出装置
22a 検出部
23 第1の撮像装置
23a 撮像部
24 印刷ヘッド装置
24a 印刷ヘッド
24b ノズル
25 第2の撮像装置
25a 撮像部
26 乾燥装置
30 第2の印刷装置
31 第2の搬送装置
32 検出装置
33 第1の撮像装置
34 印刷ヘッド装置
35 第2の撮像装置
36 乾燥装置
40 回収装置
41 不良品回収装置
41a 噴射ノズル
41b 収容装置
42 良品回収装置
42a 気体吹出部
42b 収容装置
50 制御装置
51 画像処理部
52 印刷処理部
53 検査処理部
54 記憶部
200 駆動部
210 駆動プーリ
220 モータ
230 位置検出器
300 従動部
310、310a、310b 従動プーリ
400 搬送ベルト
410 吸引孔
500 装着部
510a、510b テンションプーリ
520 第1テンショナ
520a 軸
521 第1回動体
521a 切欠部
522 レバー
523 第1ハンドル
524 第1プランジャ
524a ピン
530 仮止め部
540 退避位置決め部
550 第2テンショナ
550a 軸
551 第2回動体
552 当接部
553 第2ハンドル
554 第2プランジャ
554a ピン
560 固定位置決め部
570 解除位置決め部
600 吸引チャンバ
10 供給装置
10a ホッパ
10b ダクト
10c 振動フィーダ
11 整列搬送装置
13 整列フィーダ
14 受け渡しフィーダ
20 第1の印刷装置
21 搬送装置
21a 本体
21b、21c 固定部材
22 検出装置
22a 検出部
23 第1の撮像装置
23a 撮像部
24 印刷ヘッド装置
24a 印刷ヘッド
24b ノズル
25 第2の撮像装置
25a 撮像部
26 乾燥装置
30 第2の印刷装置
31 第2の搬送装置
32 検出装置
33 第1の撮像装置
34 印刷ヘッド装置
35 第2の撮像装置
36 乾燥装置
40 回収装置
41 不良品回収装置
41a 噴射ノズル
41b 収容装置
42 良品回収装置
42a 気体吹出部
42b 収容装置
50 制御装置
51 画像処理部
52 印刷処理部
53 検査処理部
54 記憶部
200 駆動部
210 駆動プーリ
220 モータ
230 位置検出器
300 従動部
310、310a、310b 従動プーリ
400 搬送ベルト
410 吸引孔
500 装着部
510a、510b テンションプーリ
520 第1テンショナ
520a 軸
521 第1回動体
521a 切欠部
522 レバー
523 第1ハンドル
524 第1プランジャ
524a ピン
530 仮止め部
540 退避位置決め部
550 第2テンショナ
550a 軸
551 第2回動体
552 当接部
553 第2ハンドル
554 第2プランジャ
554a ピン
560 固定位置決め部
570 解除位置決め部
600 吸引チャンバ
Claims (12)
- 駆動プーリ及び従動プーリと、
前記駆動プーリ及び前記従動プーリに掛けまわされた無端状の搬送ベルトと、
前記搬送ベルトによって搬送される錠剤に対して、印刷を行う印刷ヘッド装置と、
前記搬送ベルトに接離するテンションプーリが設けられ、前記テンションプーリにより前記搬送ベルトを付勢してテンションを与える張設位置と、前記搬送ベルトへの付勢を解いて前記搬送ベルトを取り外し可能とする退避位置との間で回動可能に設けられた第1テンショナと、
前記第1テンショナに接離する当接部が設けられ、前記当接部が接することにより前記第1テンショナを前記張設位置に固定する固定位置と、前記当接部が離れることにより前記第1テンショナを前記退避位置へ移動可能とする解除位置との間で、回動可能に設けられた第2テンショナと、
を有することを特徴とする錠剤印刷装置。 - 前記張設位置の近傍であって、前記当接部が当接可能な仮止め位置に、前記第1テンショナを仮止めする仮止め部を有することを特徴とする請求項1記載の錠剤印刷装置。
- 前記第2テンショナを、前記固定位置に位置決めする固定位置決め部を有することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の錠剤印刷装置。
- 前記当接部は、回転可能に設けられたローラであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の錠剤印刷装置。
- 前記当接部が接することにより定まる前記第1テンショナの張設位置が、調整可能に設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の錠剤印刷装置。
- 前記第1テンショナを、前記退避位置に位置決めする退避位置決め部を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の錠剤印刷装置。
- 前記第2テンショナを、前記解除位置に位置決めする解除位置決め部を有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の錠剤印刷装置。
- 前記第1テンショナは、手動により前記第1テンショナを回動させる操作が可能な第1ハンドルを有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の錠剤印刷装置。
- 前記第2テンショナは、手動により前記第2テンショナを回動させる操作が可能な第2ハンドルを有することを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の錠剤印刷装置。
- 前記搬送ベルトは、負圧により前記錠剤を吸引するための吸引孔を有することを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の錠剤印刷装置。
- 前記テンションプーリは、前記従動プーリであることを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の錠剤印刷装置。
- 駆動プーリ及び従動プーリに掛けまわされた無端状の搬送ベルトにより搬送される錠剤に、印刷ヘッド装置により印刷する錠剤印刷装置の搬送ベルトの着脱方法であって、
前記搬送ベルトを前記駆動プーリ及び前記従動プーリに掛けまわし、
第1テンショナを回動することによって、テンションプーリを、前記搬送ベルトを付勢してテンションを与える張設位置に近づけて、
第2テンショナを回動することによって、当接部を前記第1テンショナに当接させて、前記第1テンショナを前記張設位置に固定する固定位置に移動させることによって、前記搬送ベルトを前記駆動プーリ及び前記従動プーリに装着し、
前記当接部が前記第1テンショナから離れるように前記第2テンショナを解除位置に回動させ、前記第1テンショナを、前記搬送ベルトへの付勢を解いて前記搬送ベルトを取り外し可能とする退避位置に回動させることによって、前記搬送ベルトを取り外すことを特徴とする錠剤印刷装置の搬送ベルトの着脱方法。
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---|---|---|---|
JP2021134435A JP2023028613A (ja) | 2021-08-19 | 2021-08-19 | 錠剤印刷装置及び錠剤印刷装置の搬送ベルトの着脱方法 |
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