JP2023028279A - 回転直動変換機構 - Google Patents

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潤 地崎
Jun Chisaki
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Abstract

Figure 2023028279000001
【課題】回転子が一回転する間に、直動部材として機能する軸体が移動する距離を低コストで変更するができる。
【解決手段】回転直動変換機構は、回転可能で内部が中空の回転子が搭載され、該回転子の内側に基部が接続されて当該回転子と共に回転し、当該回転子の軸方向に対して略垂直方向に伸びた棒体と、該回転子の軸方向と略同軸の軸体であって、螺旋軸が当該軸方向であり、且つ、該棒体の先端が挿入された螺旋状の溝が表面に形成された軸体とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、回転直動変換機構に関する。
従来から、モータなどの回転機構によって生まれる回転運動を直線方向の運動に変換する回転直動変換機構が知られている。モータは、一般的にはロータと呼ばれる回転子と、ロータに回転運動を与えるステータとによって構成される。
これに関し、特許文献1には、モータの回転運動を直線運動に変換する運動変換機構が、雄ねじ部を有する直動部材としてのねじ軸と、雄ねじ部に螺合する雌ねじ部と、ねじ軸を付勢する付勢部材とを備えることが開示されている。
特開2020-148213号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、回転子として機能する雌ねじ部が一回転する間にねじ軸が移動する距離を自由に変更するには、多条ねじを使用する必要があった。この多条ねじを使用するには、特殊な加工が必要であり、コストがかかるという問題があった。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、回転子が一回転する間に、直動部材として機能する軸体が移動する距離を低コストで変更できる回転直動変換機構を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の第一態様に係る回転直動変換機構は、回転可能で内部が中空の回転子が搭載され、前記回転子の内側に基部が接続されて当該回転子と共に回転し、当該回転子の軸方向に対して略垂直方向に伸びた棒体と、前記回転子の軸方向と略同軸の軸体であって、螺旋軸が当該軸方向であり、且つ、前記棒体の先端が挿入された螺旋状の溝が表面に形成された軸体とを備える。
また、本発明の第二態様に係る回転直動変換機構では、前記軸体は、軸体本体と、当該軸体本体よりも短く且つ径が大きい内部が中空のケースであり、当該軸体本体が内部に挿入されて着脱可能に接続されるケースとを備え、前記ケースの表面に前記溝が形成されている。
また、本発明の第三態様に係る回転直動変換機構では、前記棒体の表面に摩擦軽減材が塗布されている。
また、本発明の第四態様に係る回転直動変換機構では、前記摩擦軽減材がダイヤモンドライクカーボンで形成されている。
本発明によれば、回転子が一回転する間に、直動部材として機能する軸体が移動する距離を低コストで変更できる回転直動変換機構を提供することができる。
本発明の実施形態に係る回転直動変換機構を示す図である。 本発明の実施形態に係る回転直動変換機構において、軸体の移動前の状態を示す図である。 本発明の実施形態に係る回転直動変換機構において、軸体の移動後の状態を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態(以下、「本実施形態」という。)について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素及びステップに対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
図1は、本発明の実施形態に係る回転直動変換機構1を示す図である。
図1に示すように、回転直動変換機構1は、ステータ10と、回転子20と、棒体としてのピン24と、軸体としてのシャフト30と、軸受42と、回り止め44と、を備える。
ステータ10は、回転子20と合わせて構成される誘導モータの固定部分であり、複数のコイルによって形成される。ステータ10は、複数のコイルに電流を流すことによって回転磁界を発生させ、該回転磁界を回転子20に与えることによって、回転子20を回転させる。
回転子20は、ステータ10と合わせて構成される誘導モータの回転部分(例えば磁石ロータ)である。回転子20は、内部が中空である略円筒型の形状をしており、磁石22を備える。回転子20は、ステータ10によって発生する回転磁界に従って、円筒の軸を回転軸として回転し、ピン24を介して回転力をシャフト30に伝える。磁石22は、例えば永久磁石であり、回転子20の円筒の側面部分を構成し、回転子20とともに回転する。磁石22は、ステータ10によって発生する回転磁界に従って、回転子20の回転軸方向に回転子20全体を回転させる。磁石22は、磁石22から回転子20の内側に向かって略垂直方向に伸びるピン24の基部と接続されている。なお、「略垂直方向」とは、垂直方向だけでなく、±1度程度垂直方向からずれた方向も含む。
ピン24は、基部が回転子20の内側に接続固定、例えば回転子20の内面に圧入され又はねじ止めされることで接続固定されており、回転子20とともに回転する。また、ピン24の先端は、後述するシャフト30のケース32にある螺旋状の溝320に挿入される。ピン24は、溝320を介して回転子20の回転運動をシャフト30に伝える。なお、ピン24の表面には、溝320との間の摩擦軽減を目的としてダイヤモンドライクカーボンなどの摩擦軽減材が塗布されている。
シャフト30は、ケース32と、軸体本体としてのシャフト本体34とを備える。シャフト30は、回転子20から回転運動が伝えられ、該回転運動を直線運動に変換し、該直線運動を回転直動変換機構1の外部に伝える。
ケース32は、シャフト本体34よりも短くかつ径が大きい内部が中空のケースである。ケース32は、シャフト本体34の中央付近でシャフト本体34を囲っており、内部にシャフト本体34が挿入されて着脱可能に接続される。また、ケース32は、表面にシャフト本体34の軸方向を螺旋軸とする螺旋状の溝320が形成されている。
溝320は、上述したように、螺旋軸がシャフト本体34の軸方向となるようにケース32の表面上に刻まれている溝である。溝320の一部には、回転子20のピン24の先端が挿入されている。溝320は、溝320がケース32の表面に螺旋状に形成されていること、及び溝320の表面にピン24の先端が接することによって、ピン24の回転運動を螺旋軸方向のシャフト30の直線運動に変換する。
シャフト本体34は、中央付近をケース32によって囲われており、ケース32の内部に挿入されてケース32に接続される。シャフト本体34は、ケース32の溝320によって変換された直動運動を回転直動変換機構1の外部へと伝える。シャフト本体34は、回り止め44によって支持される。シャフト本体34の軸方向は、回転子20の回転軸、及び溝320の螺旋軸と一致する。
軸受42は、回転子20の円筒の淵部分に接しており、回転あるいは静止している回転子20の荷重を受けつつ、回転子20を支持する。
回り止め44は、端部がシャフト本体34の外周を囲うように配置され、シャフト本体34の荷重を受けつつ、シャフト本体34を支持する。回り止め44は、シャフト本体34との摩擦を軽減するために、シャフト本体34との接触部分にボールスプライン440を有する。
図2Aは、本発明の実施形態に係る回転直動変換機構1において、シャフト30の移動前の状態を示す図である。また、図2Bは、本発明の実施形態に係る回転直動変換機構1において、シャフト30の移動後の状態を示す図である。
図2A及び図2Bに示すように、ステータ10は、回転子20に対して回転磁界を与えることによって、回転子20を回転させ、ピン24を溝320の始端から終端へと移動させる。これにより、回転直動変換機構1は、ステータ10により発生する回転子20の回転運動をシャフト30による直線運動に変換し、該直線運動を外部へと伝搬させる。
以上、本実施形態では、回転直動変換機構1は、回転可能で内部が中空の回転子20を搭載している。そして、当該機構1は、回転子20の内側に基部が接続されて当該回転子20と共に回転し、回転子20の軸方向に対して略垂直方向に伸びたピン24と、回転子20の軸方向と略同軸のシャフト30であって、螺旋軸が当該軸方向であり、且つ、ピン24の先端が挿入された螺旋状の溝320を表面に有するシャフト30と、を備える。
この構成によれば、回転直動変換機構1は、溝320の螺旋角度等を変更することで、回転子20が一回転する間にシャフト30が移動する距離(ストローク量又はアクチュエータ速度とも言う。)を低コストで変更することができる。
また、本実施形態では、シャフト30は、シャフト本体34と、当該シャフト本体34よりも短く且つ径が大きい内部が中空のケースであり、当該シャフト本体34が内部に挿入されて接続される着脱可能にケース32とを備え、ケース32の表面に溝320が形成されている。
この構成によれば、シャフト本体34ではなく、そのケース32に溝320を形成するので、簡単且つ低コストで溝320を形成できる。また、溝320の螺旋角度等が異なるケースに交換することで、回転子20が一回転する間にシャフト30が移動する距離を低コストで変更することができる。
また、本実施形態では、ピン24の表面に摩擦軽減材が塗布されている。
この構成によれば、回転直動変換機構1は、ピン24と溝320との間の摩擦を軽減し、回転運動を直線運動に変換する際のエネルギーロスを低減することができる。
また、本実施形態では、摩擦軽減材は、ダイヤモンドライクカーボンで形成されている。
この構成によれば、回転運動を直線運動に変換する際のエネルギーロスを更に低減することができる。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。すなわち、上記の実施形態に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。また、上記実施形態及び後述する変形例が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
例えば、上記実施形態では、ピン24及び溝320がそれぞれ1つずつの場合を説明したが、ピン24及び溝320は、複数対あってもよい。
また、ステータ10は、ピン24が溝320の中間から始端又は終端までの例えば三分の二の位置にある場合、回転子20に与える回転磁界を弱めるように制御しても良い。これにより、ピン24が溝320の始端又は終端と衝突したときの衝撃力によるピン24の折れや、回転子20との緩みが発生するのを抑制することができる。なお、ピン24が溝320の中間から始端又は終端までの三分の二の位置のある場合を説明したが、ピン24を溝320の始端又は終端で停止させるのに十分な減速ができるならば、所望の位置で回転子20に与える回転磁界を弱めても良い。
また、シャフト30のケース32は、シャフト本体34から着脱可能であり、溝320のピッチが異なる複数のケース32のうち適したものを着装するものであっても良い。
また、溝320は、本実施形態では、ケース32の表面に螺旋状に一本刻まれているが、螺旋軸に対して線対称となり、かつ溝320の両端が接続されるようにケース32の表面に二本刻まれていても良い。
1…回転直動変換機構、20…回転子、24…ピン、30…シャフト

Claims (4)

  1. 回転可能で内部が中空の回転子が搭載される回転直動変換機構であって、
    前記回転子の内側に基部が接続されて当該回転子と共に回転し、当該回転子の軸方向に対して略垂直方向に伸びた棒体と、
    前記回転子の軸方向と略同軸の軸体であって、螺旋軸が当該軸方向であり、且つ、前記棒体の先端が挿入された螺旋状の溝が表面に形成された軸体と、
    を備える回転直動変換機構。
  2. 前記軸体は、軸体本体と、当該軸体本体よりも短く且つ径が大きい内部が中空のケースであり、当該軸体本体が内部に挿入されて着脱可能に接続されるケースと、を備え、
    前記ケースの表面に前記溝が形成されている、
    請求項1に記載の回転直動変換機構。
  3. 前記棒体の表面には、摩擦軽減材が塗布されている、
    請求項1又は2に記載の回転直動変換機構。
  4. 前記摩擦軽減材は、ダイヤモンドライクカーボンで形成されている、
    請求項3に記載の回転直動変換機構。

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