JP2002325418A - 電動モータ - Google Patents

電動モータ

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JP2002325418A
JP2002325418A JP2001126056A JP2001126056A JP2002325418A JP 2002325418 A JP2002325418 A JP 2002325418A JP 2001126056 A JP2001126056 A JP 2001126056A JP 2001126056 A JP2001126056 A JP 2001126056A JP 2002325418 A JP2002325418 A JP 2002325418A
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magnetic
output
elastic
teeth
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JP2001126056A
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English (en)
Inventor
Eiji Nakamu
栄治 中務
Katsutoshi Kamoto
克俊 加本
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Shimadzu Mectem Inc
Original Assignee
Shimadzu Mectem Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】応答性に優れ、軽量コンパクトな電動モータを
提供する。 【解決手段】歯3aの付いた弾性体3を、磁性片4を介
して磁気力で変形させ、これを出力体2と噛合させると
ともに、コイル5aの電流を順次切り換えて、噛み合い
点を順次移動させていくことにより、弾性体3と出力体
2との間に相対的な変位を得るようにしたものである。
そしてその際、ボール4a、4cにより、磁性片4をま
とめて磁気回路を構成するとともに、弾性体3の変形に
応じた変形を可能とし、回路のロスを少なくすること
で、大きなパワーを得るようにしたものである。このた
め、慣性力が小さく、高速の応答が可能になる上に、軽
量コンパクトな構成を実現することができ、また、磁気
回路が弾性体の変形に合わせて変形するため、磁束の漏
れが少なく、大きな出力を得ることが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、減速機、ハーモニ
ックドライブ機構、高トルクモータ、リニアモータ等と
して利用される電動モータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、低速出力が必要な場合は、モー
タを高速で回転させ、その回転を、ハーモニックドライ
ブ等の減速機を使って減速したり、これをボールスクリ
ュで直線運動にして利用するようにしているのが通例で
ある。
【0003】或いは、別異の構成として、ハーモニック
ドライブのフレックススプラインを磁気的に変形させる
レスポンシン等も知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、減速式のも
のは、モータのロータによる慣性により、反転等に時間
を要し、応答性に問題があった。
【0005】また、レスポンシン等は、磁気回路の抵抗
が大きいため、ロスが大きく、出力トルクが小さいとい
う問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の問題点
を解決するために、歯の付いた弾性体を、磁性片を介し
て磁気力で変形させ、これを本発明の第1の部材や第2
の部材である出力体、ハウジング等と噛合させるととも
に、コイルの電流を順次切り換えて、噛み合い点を順次
移動させていくことにより、第1の部材と第2の部材と
の間に相対的な変位を得るようにしたものにおいて、連
結手段により、磁性片をまとめて磁気回路を構成すると
ともに、弾性体の変形に応じた変形を可能とし、回路の
ロスを少なくすることで、大きなパワーを得るようにし
たものである。
【0007】磁性片は、連結手段により径方向に変形し
易く、これと直交する方向には剛性を有するため、磁性
片に生じる磁力は、弾性体を介してハウジング又は出力
体に有効に伝達される。
【0008】そして、このようにすれば、慣性力が小さ
く、高速の応答が可能になる上に、軽量コンパクトな構
成を実現することができる。
【0009】また、磁気回路が弾性体の変形に合わせて
変形するため、磁束の漏れが少なく、大きな出力を得る
ことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を、図面
を参照して説明する。 <第1実施形態>図1及び図2に示す本実施形態の電動
モータは、第1の部材であるハウジング1と、第2の部
材である出力体2との間に相対回転変位を得るようにし
たロータリ型のものである。
【0011】ハウジング1は、有底筒状のもので、底壁
11の中心部に支柱部11aが設けられ、その支柱部1
1aの端部にベアリング11bが配置されている。そし
て、このハウジング1に、一端を前記ハウジング1の支
柱部11aに固定し、他端をカップ状の自由端とした弾
性体3を収容している。
【0012】出力体2は、前記支柱部11aを貫通させ
てベアリング11bに支持された先端部21と、その内
方端にあって前記ハウジング1の弾性体3の外周面に円
環状の隙間を介してその内周面を対向させた基端部22
とから構成される。
【0013】そして、これら出力体2の基端部22の内
周と弾性体3の外周との対向面に、それぞれ内歯2a及
び外歯3aを設けている。この実施形態の場合、出力体
2の歯2aは、弾性体3の歯3aよりも2個多く設定し
てある。
【0014】また、弾性体3の内周位に、複数の可動磁
性片4を円周方向に所定ピッチで密に配置するととも
に、前記ハウジング1の支柱部11aに、複数のコイル
5aを取り付けたステータ5を配置している。
【0015】可動磁性片4は両側に微小な隙間ができる
ように相互に円錐面を設けてボール4aを挟んでいる。
また、可動磁性片4を支柱部11aに支持させる位置に
設けられるヨーク4bとの間にも、可動磁性片4の中央
部に1個づつボール4cが挟まれている。これにより、
可動磁性片4は本発明の連結手段であるボール4a、4
a、4cの3点で連結され、全体として弾性体3をタガ
とする桶状の形をなし、低い磁気抵抗を有するとともに
桶の口が楕円状に変形しうる。
【0016】そして、コイル5aに通電することによ
り、ステータ5と可動磁性片4の間に磁気的吸引力が生
じるような回転磁界を構成し、これにより可動磁性片4
の端部を真円→楕円となるように変形させて、楕円の長
軸方向に沿って弾性体3の歯3aを出力体2の歯2aに
部分的に噛み合わせるようにしている。しかして、回転
磁界によりその噛み合い箇所は円周方向に順次移動する
ため、弾性体3を介してハウジング1と出力体2の間に
弾性体3の歯3aと出力体2の歯2aとの歯数差に応じ
た相対的な回転変位を得るようにしている。すなわち、
この実施形態では、磁極の位相を180゜回転させるこ
とにより、出力体2は歯2aの1山分の回転をすること
となる。そして、ハウジング1を固定すれば出力体2か
ら回転変位を取り出すことができ、出力体2を固定すれ
ばハウジング1から回転変位を取り出すことができる。
楕円が1回転するように見える時、回転比としては、1
/30〜1/300程度を容易に得ることができる。
【0017】このように、可動磁性片4は、径方向(す
なわち真円→楕円となる方向)に変形し易く、これと直
交する方向(すなわち周方向)には剛性を有するため、
可動磁性片4に生じる磁力は、弾性体3とその歯3aを
介して出力体2に有効に伝達される。
【0018】そして、このようにすれば、慣性力が小さ
く、高速の応答が可能になる上に、各部材が同心円状に
配置されるため、モータ全体に軽量コンパクトな構成を
実現することができる。
【0019】また、磁気回路が弾性体の変形に応じて変
形し、ロスが少ないため大きなトルクが得られる。
【0020】更に、ハウジング1,出力体2、弾性体
3,可動磁性片4は、回転軸心回りの対称構造になるた
め、動的バランスもとれて、回転状態も安定なものにす
ることができる。 <第2実施形態>図3に示す本実施形態の電動モータ
は、第1の部材であるハウジング1と、第2の部材であ
る出力体2との間に軸方向の進退変位を得るようにした
リニア型のものである(図1は前記第1実施形態と共
通)。
【0021】具体的には、前記第1実施形態と基本的に
同様の構成からなるものにおいて、出力体2の基端部2
2の内周に2条ねじ2bを設け、また、弾性体3の外周
に、出力体2の内周のねじ山に対応する環状の溝3bを
設けている。また、弾性変形を容易にするためにロータ
リ型と同様に軸方向にも溝を設けている。
【0022】このような構成において、磁気回路を切り
換え、磁極の位相を180゜回転させると、出力体2は
ハウジング1に対して、ねじ2bの1山分に相当する軸
方向の相対的な進退変位を惹起することとなる。この場
合、ハウジング1を固定すれば出力体2に進退変位を取
り出すことができ、出力体2を固定すればハウジング1
に相対変位を取り出すことができる。
【0023】そして、モータ全体の軽量コンパクト化、
長寿命化、動的安定性の向上が図れる点では、上記実施
形態と同様である。
【0024】なお、大きなストロークが必要な場合は、
ベアリング11bの径を広げ、出力体2の全長に亘って
2条ねじ2bを設ければよい。また、ねじを弾性体に、
溝を出力体に設けてもよい。 <第3実施形態>図4に示す実施形態は、弾性体3から
出力を取り出すようにしたもので、可動磁性片4とヨー
ク4bを弾性体3とともに回転させるようにしたもので
ある。
【0025】以上、本発明の実施形態を幾つか例示した
が、各部の具体的な構成は上述した実施形態のみに限定
されるものではなく、以下のような変形実施の態様が可
能である。
【0026】1)ステータは、径方向に外向きに配置す
るだけではなく、磁性片の端部との間に隙間を持たせて
軸方向に配置してもよい。また、ステップモータのよう
に内向きに配置することもできる。
【0027】2)磁性片を弾性体の外に延長し、ステー
タを磁性片の外と内に設け、外と内から磁気的な吸引力
を作用させて楕円状に変形させてもよい。
【0028】3)永久磁石を用いて磁気的なブリッジ回
路を構成し、吸引力と反発力により磁気力を増すと共
に、バイアスにより電流を流さない時にも歯の噛み合い
を保持するようにしてもよい。
【0029】4)永久磁石は、ボンド磁石やラバー磁石
等、弾性を有するものでもよい。
【0030】5)磁性片を永久磁石で作ったり、ステー
タとヨークの間にマグネットを挟んでもよい。この場
合、ステータの磁界は、NとSが交互に十字形になるよ
うにするとよい。
【0031】6)磁性片とステータの間の隙間におい
て、軸方向や周方向に凹凸の溝を設けて、磁性片のスト
ロークを大きくしてもよい。
【0032】7)磁性片の隙間に緩衝材を挟んでもよ
い。
【0033】8)磁性片や出力体にセンサを設けて、制
御精度を高めてもよい。
【0034】その他の各部の具体的な構成も、本発明の
趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
【0035】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、歯の付
いた弾性体を、磁性片を介して磁気力で変形させ、これ
を本発明の第1の部材や第2の部材である出力体、ハウ
ジング等と噛合させるとともに、コイルの電流を順次切
り換えて、噛み合い点を順次移動させていくことによ
り、第1の部材と第2の部材との間に相対的な変位を得
るようにしたものである。そしてその際、連結手段によ
り、磁性片をまとめて磁気回路を構成するとともに、弾
性体の変形に応じた変形を可能とし、回路のロスを少な
くすることで、大きなパワーを得るようにしたものであ
る。
【0036】このため、慣性力が小さく、高速の応答が
可能になる上に、軽量コンパクトな構成を実現すること
ができ、また、磁気回路が弾性体の変形に合わせて変形
するため、磁束の漏れが少なく、大きな出力を得ること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1、第2実施形態を示す縦断面図。
【図2】本発明の第1実施形態を示す横断面図。
【図3】本発明の第2実施形態を示す横断面図。
【図4】本発明の第3実施形態を示す縦断面図。
【符号の説明】
1…第1の部材(ハウジング) 2…第2の部材(出力体) 2a…内歯 3…弾性体 3a…外歯 4…可動磁性片 4a、4c…連結手段(ボール) 5…ステータ 5a…コイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H607 BB08 BB14 BB17 CC03 DD02 DD08 DD16 EE21 EE35 FF12 GG01 5H641 GG02 GG14 HH03 HH06 JA01 JB01

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円環状の隙間を介して対向配置した第1の
    部材及び第2の部材と、基端を第1の部材側に支持させ
    先端を第2の部材に向けて対向配置した弾性体と、弾性
    体及び第2の部材の各々の対向面に設けた歯と、弾性体
    に沿って配置した複数の可動磁性片と、この可動磁性片
    の連結手段と、複数のコイルが取り付けられたステータ
    とを備え、コイルに流れる電流によりステータと可動磁
    性片の間に回転磁界を構成し、これにより可動磁性片を
    介し弾性体を変形させて弾性体の歯を第2の部材の歯に
    部分的に噛み合わせ且つその噛み合い箇所を順次移動さ
    せることにより、弾性体を介して第1の部材と第2の部
    材の間に弾性体及び第2の部材の歯の噛み合いの変化に
    応じた相対的な変位を得るように構成したことを特徴と
    する電動モータ。
JP2001126056A 2001-04-24 2001-04-24 電動モータ Withdrawn JP2002325418A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7453176B2 (en) 2002-09-11 2008-11-18 E.D.M. Resources, Inc. Harmonic drive motor
US11111997B2 (en) * 2018-04-24 2021-09-07 Hamilton Sundstrand Corporation Magnetically driven harmonic drive

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US7453176B2 (en) 2002-09-11 2008-11-18 E.D.M. Resources, Inc. Harmonic drive motor
US11111997B2 (en) * 2018-04-24 2021-09-07 Hamilton Sundstrand Corporation Magnetically driven harmonic drive

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Effective date: 20080701