JP2023027489A - リベート管理装置、リベート管理方法、および、リベート管理プログラム - Google Patents

リベート管理装置、リベート管理方法、および、リベート管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】リベート金額をより速く、より高精度に計上できるようにするリベート管理装置、リベート管理方法、および、リベート管理プログラムを提供することを課題とする。【解決手段】本実施形態では、制御部は、商品の割戻の算出方法が設定された割戻マスタデータにアクセス可能であり、制御部は、商品の売上数および単価を含む売上データを取得する取得部と、売上データおよび割戻マスタデータに基づいて第1の割戻金額を算出し、第1の割戻金額を含む割戻管理データを作成する割戻管理データ作成部と、割戻契約先から、正式な割戻金額を含む割戻請求データを受信したときに、割戻管理データに基づいて、第1の割戻金額を相殺する第2の割戻金額を含む赤データを作成する赤データ作成部と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、リベート管理装置、リベート管理方法、および、リベート管理プログラムに関する。
例えば食品業界では、リベート(割戻)の見込計上つまり予定の金額での計上が行われている。リベートの計算方法は多岐にわたり、得意先毎に計算式またはリベートの精算方法が異なることがある。
特許文献1には、売上データ、ならびに、単価マスタおよび/もしくは請求先マスタに基づいて、請求先に対する割戻金額を算出し、割戻金額について勘定科目を預り金として債務計上する構成が開示されている。
特開2019-109672号公報
しかしながら、従来は、得意先・商品別にリベート金額を売上割戻として計上する場合、期間の売上データを掻き集め、見込(予定)金額の計算と、正式(確定)金額の計算とを行う必要があった。その為、計算に膨大な時間がかかり、作業ミスが発生する可能性が高かった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、リベート金額をより速く、より高精度に計上できるようにするリベート管理装置、リベート管理方法、および、リベート管理プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るリベート管理装置は、制御部を備えるリベート管理装置であって、前記制御部は、商品の割戻の算出方法が設定された割戻マスタデータにアクセス可能であり、前記制御部は、前記商品の売上数および単価を含む売上データを取得する取得部と、前記売上データおよび前記割戻マスタデータに基づいて第1の割戻金額を算出し、前記第1の割戻金額を含む割戻管理データを作成する割戻管理データ作成部と、割戻契約先から、正式な割戻金額を含む割戻請求データを受信したときに、前記割戻管理データに基づいて、前記第1の割戻金額を相殺する第2の割戻金額を含む赤データを作成する赤データ作成部と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明に係るリベート管理装置は、前記割戻マスタデータは、得意先および商品毎に定められた割戻率を含み、前記売上データは、前記得意先および商品毎の売上数および単価を含み、前記割戻管理データ作成部は、前記売上データに基づいて、前記得意先および商品毎の売上金額を算出し、前記売上金額に前記割戻率を乗算することによって、前記第1の割戻金額を算出することを特徴とする。
また、本発明に係るリベート管理装置は、前記割戻マスタデータは、得意先および商品毎に定められた割戻単価を含み、前記売上データは、前記得意先および商品毎の売上数を含み、前記割戻管理データ作成部は、前記売上数に前記割戻単価を乗算することによって、前記第1の割戻金額を算出することを特徴とする。
また、本発明に係るリベート管理装置は、前記割戻管理データは、得意先、前記第1の割戻金額の支払先、および、前記第1の割戻金額の割戻日を含み、前記赤データ作成部は、前記得意先、前記支払先および前記割戻日に基づいて、前記割戻管理データから抽出された前記第1の割戻金額の合計値を算出し、前記合計値の符号を反転させることによって前記第2の割戻金額を算出することを特徴とする。
また、本発明に係るリベート管理装置は、前記割戻請求データを受信する前に、前記第1の割戻金額を、勘定科目を売上割戻として仮計上する計上部、を更に備えたことを特徴とする。
また、本発明に係るリベート管理装置は、前記計上部は、前記割戻請求データを受信した後に、前記第2の割戻金額と、前記正式な割戻金額とを、勘定科目を売上割戻として計上し、前記正式な割戻金額を含む支払予定データを作成することを特徴とする。
また、本発明に係るリベート管理方法は、商品の割戻の算出方法が設定された割戻マスタデータにアクセス可能な制御部を備えるリベート管理装置であって、前記商品の売上数および単価を含む売上データを取得するステップと、前記売上データおよび前記割戻マスタデータに基づいて第1の割戻金額を算出し、前記第1の割戻金額を含む割戻管理データを作成するステップと、割戻契約先から、正式な割戻金額を含む割戻請求データを受信したときに、前記割戻管理データに基づいて、前記第1の割戻金額を相殺する第2の割戻金額を含む赤データを作成するステップと、を含むことを特徴とする。
また、本発明に係るリベート管理プログラムは、商品の割戻の算出方法が設定された割戻マスタデータにアクセス可能な制御部を備えるコンピュータに、前記商品の売上数および単価を含む売上データを取得するステップと、前記売上データおよび前記割戻マスタデータに基づいて第1の割戻金額を算出し、前記第1の割戻金額を含む割戻管理データを作成するステップと、割戻契約先から、正式な割戻金額を含む割戻請求データを受信したときに、前記割戻管理データに基づいて、前記第1の割戻金額を相殺する第2の割戻金額を含む赤データを作成するステップと、を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、リベート金額をより速く、より高精度に計上できるようにすることができるという効果を奏する。
図1は、実施形態のリベート管理装置の構成の例を示すブロック図である。 図2は、実施形態のリベート定義マスタの例を示す図である。 図3は、実施形態のリベート管理マスタの例を示す図である。 図4は、実施形態の売上データの例(3月度の場合)を示す図である。 図5は、実施形態の売上データの例(12月度の場合)を示す図である。 図6は、実施形態の割戻管理データ(見込)の例(3月度の場合)を示す図である。 図7は、実施形態の割戻管理データ(見込)の例(12月度の場合)を示す図である。 図8は、実施形態の割戻管理データの赤データの作成例を示す図である。 図9は、実施形態の割戻管理データ(正式)の例を示す図である。 図10は、実施形態の支払予定データの例を示す図である。
本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は本実施形態により限定されるものではない。
[1.概要]
まず、本発明の概要を説明する。
リベート(割戻)の計算方法は多岐にわたるが、例えば取引先とのリベート算出の期間が単月ではない場合、見込(予定)でのリベート金額(割戻金額)の計上が必要になる。具体的には、リベートの計算が、年間契約のパターンや、自社の決算月と同期していない場合、見込(予定)のリベート金額の計上が必要になる。なお、自社の決算月と同期がとれている場合は、正式(確定)なリベート金額の計算となる。
本実施形態のリベート管理装置では、見込(予定)でのリベート金額の計上処理は、金額の上限達成や個数での達成目標で条件が異なる為、最大の条件で行われる。見込(予定)でのリベート金額計上が必要な理由としては、売上計上が過剰となる為、リベート(割戻)を差し引きして報告する必要があるためである。見込(予定)のリベート(割戻)の計上後、正式(確定)計上するタイミングでは見込計上の戻しと、正式(確定)金額の計上が必要となる。
本実施形態では、リベート管理装置によるシステム計算にて、見込(予定)計上データおよび見込(予定)の赤データの算出を行うことを可能にする。見込(予定)計上データおよび見込(予定)の赤データは、金額の反転になる為、その部分についても着目して、本実施形態のリベート管理装置による自動処理が行なわれる。
以下に説明する本実施形態のリベート管理装置によれば、例えば、リベート(割戻)の金額を決算のタイミングで手動計算する場合に比べて、リベート(割戻)の金額の精度向上と月次決算の早期化を実現することができる。
[2.構成]
本実施形態に係るリベート管理装置100の構成の一例について、図1を参照して説明する。図1は、リベート管理装置100の構成の一例を示すブロック図である。
リベート管理装置100は、市販のデスクトップ型パーソナルコンピュータである。なお、リベート管理装置100は、デスクトップ型パーソナルコンピュータのような据置型情報処理装置に限らず、市販されているノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistants)、スマートフォン、タブレット型パーソナルコンピュータなどの携帯型情報処理装置であってもよい。
リベート管理装置100は、記憶部1と制御部2と通信インターフェース部3と入出力インターフェース部4と、を備えている。リベート管理装置100が備えている各部は、任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
記憶部1には、各種のデータベース、テーブルおよびファイルなどのデータが格納される。記憶部1には、OS(Operating System)と協働してCPU(Central Processing Unit)に命令を与えて各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録される。記憶部1として、例えば、RAM(Random Access Memory)・ROM(Read Only Memory)等のメモリ装置、ハードディスクのような固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および光ディスク等を用いることができる。
また、記憶部1には、リベート定義マスタ1a、リベート管理マスタ1b、売上データ1c、割戻管理データ1dおよび支払予定データ1eなどが格納されている。リベート定義マスタ1a及びリベート管理マスタ1bの詳細について説明する。なお、売上データ1c、割戻管理データ1dおよび支払予定データ1eの詳細については、制御部2の動作例の説明で後述する。
図2は、実施形態のリベート定義マスタ1aの例を示す図である。実施形態のリベート定義マスタ1aは、割戻定義番号、得意先、得意先名、商品名、分類、算出方法および支払先を含む。
割戻定義番号は、割戻定義を識別する情報である。得意先は、割戻処理の対象となる得意先を識別する情報である。得意先名は、割戻処理の対象となる得意先の名称である。商品は、割戻処理の対象となる商品を識別する情報である。商品名は、割戻処理の対象となる商品の名称である。分類は、割戻処理の分類(見込(予定)または正式(確定))を示す。
算出方法は、割戻の算出方法を示す。具体的には、算出方法は、割戻率および割戻単価などである。割戻率は、得意先・商品別の売上金額に乗算される値である。割戻単価は、売上数量に乗算される値である。
支払先は、割戻金額の支払先を示す。
図3は、実施形態のリベート管理マスタ1bの例を示す図である。実施形態のリベート管理マスタ1bは、割戻定義番号、割戻定義行番号、開始日、終了日、支払予定日および割戻を含む。割戻定義番号は、割戻定義を識別する情報である。割戻定義行番号は、割戻定義を示すデータの行番号を示す。開始日は、割戻定義を示すデータの適用開始日を示す。終了日は、割戻定義を示すデータの適用終了日を示す。支払予定日は、割戻金額の支払い予定日を示す。割戻は、割戻の算出方法の値(図3の例では、割戻率)を示す。
図1に戻り、制御部2は、リベート管理装置100を統括的に制御するCPU等である。制御部102は、OS等の制御プログラム・各種の処理手順等を規定したプログラム・所要データなどを格納するための内部メモリを有し、格納されているこれらのプログラムに基づいて種々の情報処理を実行する。制御部2は、記憶制御部2aと、記憶制御部2aと、取得部2bと、割戻管理データ作成部2cと、赤データ作成部2dと、計上部2eとを備える。
記憶制御部2aは、記憶部1に記憶されたデータの読み出し制御および書き込み制御を行う。
取得部2bは、商品の売上数および単価を含む売上データ1cを取得する。例えば、取得部2bは、記憶部1に記憶された売上データ1cを、記憶制御部2aを介して取得する。また例えば、取得部2bは、ネットワーク200に接続された他の装置から、通信インターフェース部3を介して売上データ1cを取得する。
図4は、実施形態の売上データ1c-1の例(3月度の場合)を示す図である。実施形態の売上データ1c-1は、売上番号、行、売上日、得意先、商品、売上数、単価および売上本体金額を含む。売上番号は、売上を示すデータを識別する情報である。行は、売上番号が示すデータの行を示す。売上日は、売上が生じた日を示す。得意先は、商品を購入した顧客を示す。商品は、売上が生じた商品を示す。売上数は、売上が生じた商品の数を示す。単価は、商品の単価を示す。売上本体金額は、売上金額(売上数×単価)を示す。
図5は、実施形態の売上データ1c-2の例(12月度の場合)を示す図である。実施形態の売上データ1c-2の例(12月度の場合)は、実施形態の売上データ1c-1の例(3月度の場合)と同様なので説明を省略する。
図1に戻り、割戻管理データ作成部2cは、売上データ1c、および、割戻マスタデータ(リベート定義マスタ1aおよびリベート管理マスタ1b)に基づいて、第1の割戻金額(見込(予定)の割戻金額)を算出し、第1の割戻金額を含む割戻管理データ1dを作成する。
図6は、実施形態の割戻管理データ1d-1の例(3月度の場合)を示す図である。実施形態の割戻管理データ1d-1は、割戻番号、行、割戻区分、割戻日、支払予定日、支払先、割戻金額、売上番号、行および赤データ作成区分を含む。割戻番号は、割戻を示すデータを識別する情報である。行は、割戻番号が示すデータの行を示す。
割戻区分は、割戻を示すデータの区分を示す。割戻を示すデータの区分には、「見込(予定)」、「見込(予定)赤」、または、「正式(確定)」が設定される。「見込(予定)」は、見込の割戻金額を示す。「見込(予定)赤」は、見込の割戻金額を相殺する赤データを示す。「正式(確定)」は、正式な割戻金額を示す。
割戻日は、割戻番号により特定される割戻を示すデータの作成日である。支払予定日は、割戻金額の支払予定日である。支払先は、割戻金額の支払先を示す。
割戻金額は、割戻管理データ作成部2cにより算出された割戻金額である。例えば、割戻管理データ作成部2cは、売上データ1cに基づいて、得意先および商品毎の売上金額を算出し、売上金額に割戻率を乗算することによって、割戻金額を算出する。また例えば、割戻管理データ作成部2cは、売上数に割戻単価を乗算することによって、割戻金額を算出する。
図6の例では、割戻番号WM0301により特定される割戻金額2,400は、売上番号UR0301により特定される売上本体金額200,000(図4参照)に、割戻率1.2%が乗算されることによって算出されている。同様に、割戻番号WM0302により特定される割戻金額4,800は、売上番号UR0302により特定される売上本体金額400,000(図4参照)に、割戻率1.2%が乗算されることによって算出されている。
売上番号は、売上を示すデータを識別する情報である。行は、売上番号により特定される売上を示すデータの行を示す。赤データ作成区分は、赤データの作成有無を示す。図6の例では、見込(予定)の割戻金額に対応する赤データが未作成の場合、赤データ作成区分は未設定(空欄)となる。
割戻管理データ作成部2cが、例えば日次ベースで、上記リベート管理マスタ1bを参照して、割戻の計算処理を実行することで、図6の例のように、日別・得意先・商品別に見込(予定)の割戻(リベート)金額が自動で算出できる。
図7は、実施形態の割戻管理データ1d-2の例(12月度の場合)を示す図である。実施形態の割戻管理データ1d-2の例(12月度の場合)は、実施形態の割戻管理データ1d-1の例(3月度の場合)と同様なので説明を省略する。
月次決算では、計上部2eが、例えば下記のようにして、「見込(予定)」での割戻金額を仮計上する。これにより、3月決算では割戻分の見込(予定)計上として仕訳を行うことができる。
例) 売掛金 600,000 / 売上 600,000
売上(割戻) 7,200 / 未払金 7,200
4月以降に、割戻が発生した場合の割戻管理データ作成部2cおよび計上部2eの処理も、3月度の場合と同様である。
図1に戻り、赤データ作成部2dは、得意先(割戻契約先)から、正式な割戻金額を含む割戻請求データ(割戻請求書)を受信したときに、割戻管理データ1dに基づいて、第1の割戻金額(見込(予定)の割戻金額)を相殺する第2の割戻金額を含む赤データを作成する。そして、計上部2eが、「正式(確定)」の割戻金額が決定したタイミングにて、以前に発生した「見込(予定)」の割戻金額に対する「見込(予定)の赤」の割戻金額を計上する。
図8は、実施形態の割戻管理データ1d-3の赤データの作成例を示す図である。割戻契約先からの割戻請求データを受信により、正式な割戻金額が確定される。赤データ作成部2dは、このタイミングで見込み(予定)赤データの作成を行い、仮計上していた見込(予定)データの相殺を行う。
見込(予定)赤データは、「割戻区分:見込(予定)」かつ「赤データ作成区分:未作成」のデータを対象とする為、重複して赤データが作成されることはない仕組みとなる。また、赤データを作成する抽出条件として、得意先・支払先・割戻日等の指定を可能とする。具体的には、赤データ作成部2dは、得意先、支払先および割戻日に基づいて、割戻管理データ1dから抽出された「見込(予定)」の割戻金額の合計値を算出し、合計値の符号を反転させることによって「見込(予定)の赤」の割戻金額を算出する。
図8の例では、赤データ作成部2dは、3月度の見込(予定)の割戻金額を含む割戻管理データ1d-1と、12月度の見込(予定)の割戻金額を含む割戻管理データ1d-2とから、見込(予定)の割戻金額を相殺する割戻金額を含む赤データ(割戻管理データ1d-3)を作成する。
図9は、実施形態の割戻管理データ1d-4(正式)の例を示す図である。図9の例では、割戻管理データ作成部2cが、正式な割戻金額(¥25,000)を含む割戻請求データを受信したときに、「正式(確定)」の割戻金額を含む割戻管理データ1d-4を作成する。これにより、上限に伴った正式な割戻金額が登録される。
次に、計上部2eが、見込(予定)の割戻金額を相殺する割戻金額と、正式な割戻金額とを、勘定科目を売上割戻として、例えば下記のように計上する。
例) 売上(割戻) -24,000 / 未払金 -24,000
売上(割戻) 25,000 / 未払金 -24,000
また、計上部2eは、正式な割戻金額を含む支払予定データ(支払予定伝票)を作成する。
図10は、実施形態の支払予定データ1eの例を示す図である。実施形態の支払予定データ1eは、経費支払予定番号、行、計上日、支払予定日、支払先および支払予定金額を含む。経費支払予定番号は、支払予定の経費を示すデータを識別する情報である。行は、支払予定の経費を示すデータの行を示す。計上日は、支払予定金額が計上される日を示す。支払予定日は、支払予定金額の支払予定日を示す。支払先は、支払予定金額の支払先を示す。支払予定金額は、支払先への債務の金額を示す。
図1に戻り、通信インターフェース部3は、ルータ等の通信装置および専用線等の有線または無線の通信回線を介して、リベート管理装置100をネットワーク200に通信可能に接続する。通信インターフェース部3は、他の装置と通信回線を介してデータを通信する機能を有する。ここで、ネットワーク200は、リベート管理装置100と他の装置とを相互に通信可能に接続する機能を有し、例えばインターネットやLAN(Local Area Network)等である。
入出力インターフェース部4には、入力装置110および出力装置120が接続されている。入力装置110には、キーボード、マウス、およびマイクの他、マウスと協働してポインティングデバイス機能を実現するモニタ(タッチパネルを含む)を用いることができる。出力装置120には、モニタ(タッチパネルを含む)の他、スピーカやプリンタを用いることができる。出力装置120には、例えば制御部2による処理結果などが出力される。
以上説明したように、実施形態のリベート管理装置100では、制御部2は、商品の割戻の算出方法が設定された割戻マスタデータ(図1の例では、リベート定義マスタ1aおよびリベート管理マスタ1b)にアクセス可能である。取得部2bは、商品の売上数および単価を含む売上データ1cを取得する。割戻管理データ作成部2cは、売上データ1cおよび割戻マスタデータに基づいて第1の割戻金額を算出し、第1の割戻金額を含む割戻管理データ1dを作成する。そして、赤データ作成部2dが、割戻契約先から、正式な割戻金額を含む割戻請求データを受信したときに、割戻管理データ1dに基づいて、第1の割戻金額を相殺する第2の割戻金額を含む赤データを作成する。
これにより実施形態のリベート管理装置100によれば、リベート金額(割戻金額)をより速く、より高精度に計上できるようにすることができる。
[3.国連が主導する持続可能な開発目標(SDGs)への貢献]
本実施形態により、業務効率化や企業の適切な経営判断を推進することに寄与することができるので、SDGsの目標8及び9に貢献することが可能となる。
また、本実施形態により、廃棄ロス削減や、ペーパレス・電子化を推進することに寄与することができるので、SDGsの目標12、13及び15に貢献することが可能となる。
また、本実施形態により、統制、ガバナンス強化に寄与することができるので、SDGsの目標16に貢献することが可能となる。
[4.他の実施形態]
本発明は、上述した実施形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。
例えば、実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
また、本明細書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、リベート管理装置100に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
例えば、リベート管理装置100が備える処理機能、特に制御部2にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、CPUおよび当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。尚、プログラムは、本実施形態で説明した処理を情報処理装置に実行させるためのプログラム化された命令を含む一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じてリベート管理装置100に機械的に読み取られる。すなわち、ROMまたはHDD(Hard Disk Drive)などの記憶部などには、OSと協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部を構成する。
また、このコンピュータプログラムは、リベート管理装置100に対して任意のネットワークを介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
また、本実施形態で説明した処理を実行するためのプログラムを、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、MO(Magneto-Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、および、Blu-ray(登録商標) Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
また、「プログラム」とは、任意の言語または記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードまたはバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OSに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、本実施形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成および読み取り手順ならびに読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
記憶部1に格納される各種のデータベース等は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、および、ウェブページ用ファイル等を格納する。
また、リベート管理装置100は、既知のパーソナルコンピュータまたはワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、任意の周辺装置が接続された当該情報処理装置として構成してもよい。また、リベート管理装置100は、当該装置に本実施形態で説明した処理を実現させるソフトウェア(プログラムまたはデータ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じてまたは機能負荷に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。
本発明は、リベート金額を不定期に精算する食品取扱業等において有用である。
100 リベート管理装置
1 記憶部
1a リベート定義マスタ
1b リベート管理マスタ
1c 売上データ
1d 割戻管理データ
1e 支払予定データ
2 制御部
2a 記憶制御部
2b 取得部
2c 割戻管理データ作成部
2d 赤データ作成部
2e 計上部
3 通信インターフェース部
4 入出力インターフェース部
110 入力装置
120 出力装置
200 ネットワーク

Claims (8)

  1. 制御部を備えるリベート管理装置であって、
    前記制御部は、
    商品の割戻の算出方法が設定された割戻マスタデータにアクセス可能であり、
    前記制御部は、
    前記商品の売上数および単価を含む売上データを取得する取得部と、
    前記売上データおよび前記割戻マスタデータに基づいて第1の割戻金額を算出し、前記第1の割戻金額を含む割戻管理データを作成する割戻管理データ作成部と、
    割戻契約先から、正式な割戻金額を含む割戻請求データを受信したときに、前記割戻管理データに基づいて、前記第1の割戻金額を相殺する第2の割戻金額を含む赤データを作成する赤データ作成部と、
    を備えたことを特徴とするリベート管理装置。
  2. 前記割戻マスタデータは、得意先および商品毎に定められた割戻率を含み、
    前記売上データは、前記得意先および商品毎の売上数および単価を含み、
    前記割戻管理データ作成部は、前記売上データに基づいて、前記得意先および商品毎の売上金額を算出し、前記売上金額に前記割戻率を乗算することによって、前記第1の割戻金額を算出することを特徴とする請求項1に記載のリベート管理装置。
  3. 前記割戻マスタデータは、得意先および商品毎に定められた割戻単価を含み、
    前記売上データは、前記得意先および商品毎の売上数を含み、
    前記割戻管理データ作成部は、前記売上数に前記割戻単価を乗算することによって、前記第1の割戻金額を算出することを特徴とする請求項1に記載のリベート管理装置。
  4. 前記割戻管理データは、得意先、前記第1の割戻金額の支払先、および、前記第1の割戻金額の割戻日を含み、
    前記赤データ作成部は、前記得意先、前記支払先および前記割戻日に基づいて、前記割戻管理データから抽出された前記第1の割戻金額の合計値を算出し、前記合計値の符号を反転させることによって前記第2の割戻金額を算出することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のリベート管理装置。
  5. 前記割戻請求データを受信する前に、前記第1の割戻金額を、勘定科目を売上割戻として仮計上する計上部、
    を更に備えたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のリベート管理装置。
  6. 前記計上部は、前記割戻請求データを受信した後に、前記第2の割戻金額と、前記正式な割戻金額とを、勘定科目を売上割戻として計上し、前記正式な割戻金額を含む支払予定データを作成することを特徴とする請求項5に記載のリベート管理装置。
  7. 商品の割戻の算出方法が設定された割戻マスタデータにアクセス可能な制御部を備えるリベート管理方法であって、
    前記商品の売上数および単価を含む売上データを取得するステップと、
    前記売上データおよび前記割戻マスタデータに基づいて第1の割戻金額を算出し、前記第1の割戻金額を含む割戻管理データを作成するステップと、
    割戻契約先から、正式な割戻金額を含む割戻請求データを受信したときに、前記割戻管理データに基づいて、前記第1の割戻金額を相殺する第2の割戻金額を含む赤データを作成するステップと、
    を含むことを特徴とするリベート管理方法。
  8. 商品の割戻の算出方法が設定された割戻マスタデータにアクセス可能な制御部を備えるコンピュータに、
    前記商品の売上数および単価を含む売上データを取得するステップと、
    前記売上データおよび前記割戻マスタデータに基づいて第1の割戻金額を算出し、前記第1の割戻金額を含む割戻管理データを作成するステップと、
    割戻契約先から、正式な割戻金額を含む割戻請求データを受信したときに、前記割戻管理データに基づいて、前記第1の割戻金額を相殺する第2の割戻金額を含む赤データを作成するステップと、
    を実行させるためのリベート管理プログラム。
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