JP2023025333A - 個人用印刷機 - Google Patents

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Masaiku Anzai
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【課題】手で書く手間を省いてその日の失念を回避する個人用印刷機を提供する。【解決手段】個人用印刷機は、単独のボタンスイッチと、接着面が剥離紙で覆われ、ロール状に巻かれた帯状の樹脂製シールと、現在日時の情報を記憶する記憶手段と、前記ボタンスイッチの中の中央部に対する1回の押下を検出する度に、印刷形式を定める印刷モードの指定に従い、前記現在日時の少なくとも日付部分を前記接着面の裏面である印刷面に印刷して前記樹脂製シールを出力する制御手段と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、個人用印刷機に関する。
食品を調理し終わったときに食品種別を入力するだけで、当該調理食品の賞味期限である販売期限時刻をラベルに印字することができるラベルプリンターが知られている(例えば特許文献1参照)。
特開平9-300730号公報
ところで、当日に作った料理をその日のうちに消費しきれない場合、冷蔵庫で保管し、後日、改めてその料理を温め直したり、解凍したりして消費することがある。
しかしながら、保管者は保管日を正確に覚えていないことも多く、消費期限の失念により食品ロスにつながることもある。保管の度に保管容器に保管日を手で書いて消費期限に留意することも想定されるが、保管の度に保管日を手で書くことには手間がかかるという問題がある。
そこで、1つの側面では、手で書く手間を省いてその日の失念を回避する個人用印刷機を提供する。
1つの実施態様では、個人用印刷機は、単独のボタンスイッチと、接着面が剥離紙で覆われ、ロール状に巻かれた帯状の樹脂製シールと、現在日時の情報を記憶する記憶手段と、前記ボタンスイッチの中の中央部に対する1回の押下を検出する度に、印刷形式を定める印刷モードの指定に従い、前記現在日時の少なくとも日付部分を前記接着面の裏面である印刷面に印刷して前記樹脂製シールを出力する制御手段と、を有する。
上記構成において、音声を集音するマイクと、濡れた被検体の接近を検出するセンサとをさらに有し、前記制御手段は、前記センサによる前記被検体の接近を検出したタイミングで、前記マイクが集音する前記音声の音声認識をオフからオンに切り替え、前記印刷モードを表す第1音声を取得した場合に、前記印刷モードを変更し、印刷依頼を表す第2音声を取得した場合に、少なくとも前記日付部分を印刷して前記樹脂製シールを出力する構成としてもよい。
上記構成において、前記制御手段は、携帯情報端末から送信された、複数の印刷形式及び文字列を含む前記印刷モードの初期設定に関する情報を受信して自身に設定し、前記情報に含まれる前記複数の印刷形式のいずれかが指定された場合、指定された前記印刷形式に従い、前記文字列を前記日付部分と共に前記印刷面に印刷して前記樹脂製シールを出力する構成としてもよい。
上記構成において、前記制御手段は、前記ボタンスイッチの中の前記中央部の周囲に配置される複数の周辺部のうち上方向を指す第1周辺部と下方向を指す第2周辺部のいずれかに対する1回の傾斜を検出する度に、前記印刷モードの前記指定を変更する構成としてもよい。
上記構成において、前記制御手段は、前記ボタンスイッチの両隣りに配置される前記ボタンスイッチと異なる2つの別のボタンスイッチのいずれかに対する1回の押下を検出する度に、前記日付部分を単位日数分変更する構成としてもよい。
上記構成において、前記個人用印刷機の前面に前記ボタンスイッチが設けられ、前記個人用印刷機の天面の一方の端部に前記制御手段が出力する前記樹脂製シールの排出口が設けられ、前記排出口から排出された前記樹脂製シールの先端の進行方向側に位置する前記天面の他方の端部に突起が設けられる構成としてもよい。
上記構成において、前記個人用印刷機の背面に前記個人用印刷機の傾きを維持するスタンドが設けられ、前記個人用印刷機の背面、又は前記スタンドには磁石が設けられ、前記磁石の磁力は前記個人用印刷機の自重による落下を防止する所定磁力以上である構成としてもよい。
個人用印刷機によれば、手で書く手間を省いてその日の失念を回避することができる。
図1は個人用印刷機の斜視図の一例である。 図2は個人用印刷機のブロック図の一例である。 図3は第1実施形態に係る個人用印刷機の動作例を示すフローチャートである。 図4は第2実施形態に係る個人用印刷機の動作例を示すフローチャートである。 図5(a)は第3実施形態に係る個人用印刷機の一例を説明する図である。図5(b)は第3実施形態に係るシールの一例である。 図6(a)は第4実施形態に係る個人用印刷機の一例である。図6(b)は第4実施形態に係る個人用印刷機の他の一例である。 図7(a)は第5実施形態に係る個人用印刷機の一例である。図7(b)は第5実施形態に係る個人用印刷機の使用例を説明する図である。図7(c)は第5実施形態に係る個人用印刷機の他の使用例を説明する図である。
以下、本件を実施するための形態について図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1に示すように、個人用印刷機100は個人用印刷機100の前面に円盤型の単独のボタンスイッチ10とディスプレイ20とを備える。個人用印刷機100の幅は100mm(ミリメートル)から150mm程度である。個人用印刷機100の奥行は20mmから30mm程度である。個人用印刷機100の高さは50mmから100mm程度である。すなわち、個人用印刷機100の幅、奥行き、高さの3辺の合計は長くても280mm程度以下である。このように、個人用印刷機100はコンパクトな直方体であり、利用者個人が片手で持ち運べる程度の携帯性に優れた大きさを有する。
ボタンスイッチ10は、手指FGにより、ボタンスイッチ10の中央部を前面に対して真っ直ぐ(ほぼ垂直に)押下でき、上方向、下方向、右方向、左方向の4つの方向に選択的に傾斜させることができる。詳細は後述するが、例えば、ボタンスイッチ10の中央部が手指FGにより押下されると、ディスプレイ20に表示された内容がシール21に印刷されて、個人用印刷機100の天面に設けられた排出口22から出力される。排出口22が天面に設けられているため、個人用印刷機100を例えば机上や床面に載置した場合、シール21の長さが短ければ、シール21の天面から机上や床面への落下が防止される。言い換えれば、シール21を個人用印刷機100の天面に留めることができる。
なお、個人用印刷機100は排出口22とは長手方向逆側の天面の面縁に突起23を備えている。突起23の奥行は個人用印刷機100の奥行と同程度である。突起23の高さと幅は数mm程度である。個人用印刷機100に突起23を設けることにより、シール21の長さが長い場合であっても、シール21の先端部の進行が突起23により停止し、シール21の天面から机上や床面への落下が防止される。すなわち、シール21を個人用印刷機100の天面に留めることができる。このように、突起23はシール21のストッパーとして機能する。
図2に示すように、個人用印刷機100は、個人用印刷機100の内部に、個人用印刷機100の動作を制御する制御手段としてのコントローラ101と、現在日時を記憶する記憶手段としてのメモリ102とを備える。コントローラ101はCPU(Central Processing Unit)やRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)などを含み、後述するフローチャートに応じた処理を実行することにより個人用印刷機100の動作を制御する。ROMやメモリ102は不揮発性メモリで実現することができる。
また、個人用印刷機100は、内部に、ボタン電池や乾電池などの電源103と、被検体の接近を検出するセンサ104と、Bluetooth(登録商標)といった無線通信を受信できる無線通信部105とを備える。センサ104は赤外線センサと湿度センサを含むセンサ群であってもよいし、非接触式の温湿度センサであってもよい。さらに、個人用印刷機100は、内部に、接着面が剥離紙で覆われ、ロール状に巻かれた帯状(又はリボン状)の樹脂製のシール21を収容するロールシールカートリッジ106と、音声を取得するマイク107とを備える。
そのほか、個人用印刷機100は、ロールシールカートリッジ106から繰り出されたシール21に印刷を行う印刷ヘッド108と、ロールシールカートリッジ106から繰り出されたシール21を排出口22(図1参照)に向けて搬送する送りモータ109とを備える。なお、図示しないが、個人用印刷機100にシールカッターと、シールカッターを駆動し、シール21を印字末尾から所定量の空白を挟んだ位置で切断するカッターモータを設けてもよい。
次に、図3を参照して、個人用印刷機100の動作について説明する。
まず、コントローラ101はディスプレイ20に現在の日付を表示する(ステップS1)。より詳しくは、電源103からの電力がコントローラ101に供給されると、コントローラ101はメモリ102にアクセスして現在日時を取得し、現在日時の少なくとも日付部分をディスプレイ20に表示する。コントローラ101は印刷形式を定める後述する印刷モードに応じて、日付部分に加え、時刻部分の一部又は全部をディスプレイ20に表示してもよい。
すなわち、コントローラ101は日付部分に加えて正時を表示してもよいし、分まで表示してもよいし、秒まで表示してもよい。例えばメモリ102が2021年5月16日14時42分30秒を現在日時として記憶し、印刷モードにより日付までの印刷が指定されていれば、コントローラ101はディスプレイ20に2021年5月16日を表示する(図1参照)。このように、印刷形式と表示形式が共通(又は一致)するため、個人用印刷機100を操作する利用者は印刷内容を事前に瞬時に把握することができ、見た目通りのシール21を個人用印刷機100に印刷させることができる。
ここで、コントローラ101はボタンスイッチ10の押下を検出するまで待機する(ステップS2:NO)。ボタンスイッチ10の押下を検出すると(ステップS2:YES)、コントローラ101は印刷モードに応じて少なくとも日付部分をシール21に印刷し(ステップS3)、シール21を出力する(ステップS4)。より詳しくは、コントローラ101は少なくとも日付部分をシール21の接着面の裏面である印刷面に印刷してシール21を出力する。これにより、個人用印刷機100の排出口22からシール21が排出される(図1参照)。コントローラ101はシール21を出力すると、ステップS2の処理の直前に戻る。したがって、コントローラ101は再びボタンスイッチ10の押下を検出するまで待機する。
このように、コントローラ101はボタンスイッチ10の中央部の押下を検出する度に、印刷モードに従い、例えば現在日時の日付部分をシール21の接着面の裏面である印刷面に印刷してシール21を出力する。例えば現在日時が2021年5月16日14時42分30秒であり、印刷モードにより日付までの印刷が指定されていれば、現在日時2021年5月16日のシール21が出力される。
ここで、ボタンスイッチ10の中央部の周囲に配置される4つの周辺部10A,10B,10C,10Dのうち、左方向を指す周辺部10Aを手指FGにより傾斜させると、コントローラ101はディスプレイ20に前日日付を表示する。右方向を指す周辺部10Bを手指FGにより傾斜させると、コントローラ101はディスプレイ20に翌日日付を表示する。上方向を指す周辺部10Cや下方向を指す周辺部10Dを手指FGにより選択的に傾斜させると、コントローラ101は印刷モード(具体的には日付部分の印刷形式)を変更する。
印刷モードが変更されて、ボタンスイッチ10の中央部が押下されると、コントローラ101は、印刷モードの指定に従い、例えば現在日時の日付部分と時刻部分をシール21の接着面の裏面である印刷面に印刷してシール21を出力する。印刷モードによって時刻部分が秒を含むこともあれば、含んでいないこともある。したがって、現在日時が2021年5月16日14時42分30秒であれば、印刷モードによっては2021年5月16日14時42分のシール21が出力される場合もあれば、2021年5月16日14時42分30秒のシール21が出力される場合もある。印刷モードによっては2021年5月16日14時のシール21が出力される場合もある。
なお、表示日付が変更された場合、コントローラ101は、表示日付に指定に従い、例えば現在日時の前日又は翌日の日付部分をシール21の接着面の裏面である印刷面に印刷してシール21を出力する。後述する携帯情報端末の設定によって、前日又は翌日を1時間前や1時間後などとしてもよい。すなわち、日付単位を時間単位などとしてもよい。単位日数は前日や翌日といった1日に限定されず、前々日や翌々日といった2日などであってもよい。単位時間であれば、1時間に限定されず、2時間や3時間などであってもよい。
以上説明したように、単独のボタンスイッチ10を押下すれば、少なくともその日のシール21が出力されるため、シール21を保管容器などに貼付することにより、その日の失念を簡単に回避することができる。特に、個人用印刷機100の前面において単独のボタンスイッチ10であるため、個人用印刷機100に対する操作性は利用者の年齢や性別に関わらずにシンプルであり、複雑な操作を必要としない。このように、第1実施形態によれば、手で書く手間を省いてその日の失念を簡単に回避することができる。
なお、個人用印刷機100によれば、上述した利点以外にも様々の利点がある。例えばシール21の貼付対象は調味料の包装容器であってもよい。これにより、調味料の開封日の失念を回避することができる。また、子供が描いた絵や製作した工作など、家族にとって記念になる作品は部屋の中に飾っておくこともあるが、いつの作品か分からなくなることも多い。しかしながら、このような場合であっても、作品にシール21を貼付すれば、手で書く手間を省いてその日の失念を回避することができる。さらに、企業や工場、学校などにおいて、物品やファイリングなど、保存する対象となる対象物の日付が重要になる場合にも、対象物にシール21を貼付すれば、手で書く手間を省いてその日の失念を回避することができる。このように、個人用印刷機100は家庭用としても業務用としても高い利便性を確保することができる。
(第2実施形態)
図4を参照して、本発明の第2実施形態について説明する。第1実施形態と同様に、まず、コントローラ101はディスプレイ20に現在の日付を表示する(ステップS11)。上述したように、コントローラ101は印刷モードに応じて、日付部分に加え、時刻部分の一部又は全部をディスプレイ20に表示してもよい。
ここで、コントローラ101は濡れた手の接近を検出するまで待機する(ステップS12:NO)。手は被検体の一例であり、具体的には手指FGや手のひらに相当する。被検体が例えば肘や顎といった体の一部であってもよい。より詳しくは、コントローラ101はセンサ104を監視し、センサ104が濡れた手指FGの接近を検出したか否かを判断する。例えばセンサ104の検出範囲内に至るまでに濡れた手指FGが接近すると、コントローラ101は濡れた手指FGの接近を検出する。検出範囲は赤外線の照射範囲と閾値湿度であってもよいし、閾値温湿度であってもよい。
濡れた手の接近を検出すると(ステップS12:YES)、コントローラ101は音声認識をオフからオンに切り替え(ステップS13)、印刷モードを表す音声を取得するまで待機する(ステップS14:NO)。印刷モードを表す音声が第1音声に相当する。印刷モードを表す音声としては、例えば「日付だけ」や「分まで」、「秒まで」といった音声がある。コントローラ101は利用者の様々な音声をマイク107を通じて集音し、音声認識により印刷モードを表す音声を取得するまで所定時間待機する。なお、乾いた手の接近であれば、コントローラ101は音声認識をオフからオンに切り替えずに待機する。
印刷モードを表す音声を取得した場合(ステップS14:YES)、コントローラ101はその音声の印刷モードに変更し(ステップS15)印刷依頼を表す音声を取得するまで待機する(ステップS16:NO)。印刷依頼を表す音声が第2音声に相当する。印刷依頼を表す音声としては、例えば「印刷」や「印刷実行」、「プリント」といった音声がある。
印刷依頼を表す音声を取得すると(ステップS16:YES)、第1実施形態と同様に、コントローラ101は印刷モードに応じて少なくとも日付部分をシール21に印刷し(ステップS17)、シール21を出力する(ステップS18)。コントローラ101はシール21を出力すると、ステップS14の処理の直前に戻る。したがって、コントローラ101は再び印刷モードを表す音声を取得するまで待機する。
以上説明したように、手指FGの接近を検出すると、コントローラ101はマイク107が集音する音声の音声認識をオフからオンに切り替える。コントローラ101は、音声認識により印刷モードを表す音声を取得した場合に、その音声の印刷モードに変更する。そして、コントローラ101は、音声認識により印刷依頼を表す音声を取得した場合に、印刷モードに応じて日付などをシール21に印刷してシール21を出力する。
このように、第2実施形態によれば、手指FGの接近を検出するまで音声認識が稼働しないため、電源103の消費電力を抑えることができる。また、印刷モードの変更や印刷依頼が物理的なボタンスイッチ10に対する操作ではないため、手指FGが水や油で濡れていても、非接触でシール21を印刷して出力することができる。
(第3実施形態)
続いて、図5(a)及び(b)を参照して、本発明の第3実施形態について説明する。図5(a)に示すように、スマートフォンといった携帯情報端末200から送信された印刷モードの初期設定に関する情報を個人用印刷機100のコントローラ101が無線通信部105を介して受信すると、コントローラ101は自身にその印刷モードを設定する。
この情報には日時に関する複数の印刷形式(例えば「日付だけ」や「分まで」や「秒まで」など)、1回の左方向や右方向の傾斜の変化量(1日単位、1時間単位など)、日付や日時に続けて印刷する文字列(例えば子供の名前や生後日数、生後月数など)が含まれる。
コントローラ101は、ボタンスイッチ10に対する上方向や下方向に傾斜させる操作に応じて指定された印刷形式に従い、日付や日時などをディスプレイ20に表示する。受信した情報に文字列が含まれていれば、コントローラ101はその文字列を日付や日時に続けてディスプレイ20に表示する。ボタンスイッチ10が押下されると、コントローラ101は指定された印刷形式に従いつつ、例えば日付部分にその文字列が続いたシール21を印刷して出力する。これにより、図5(b)に示すように、日付部分にその文字列が続いたシール21が排出口22から排出される。
以上説明したように、第3実施形態によれば、シール21に印刷する日付や日時に続けて文字列も付加することができる。例えば、子供が描いた絵や工作など、家族にとって記念になる作品は部屋の中に飾っておくこともあるが、兄弟がいれば誰の作品か分からなくなることも多い。しかしながら、このような場合であっても、兄弟の名前(例えば「たくや」など)や生後日数(例えば「生後6か月」など)を含む文字を付加すれば、手で書く手間を省いてその日だけでなく誰のものかなどの失念も併せて回避することができる。
(第4実施形態)
図6(a)及び(b)を参照して、本発明の第4実施形態について説明する。上述した第1実施形態から第3実施形態では、個人用印刷機100が単独のボタンスイッチ10を備えていたが、図6(a)に示すように、個人用印刷機100にボタンスイッチ10の両隣りにボタンスイッチ10と異なる2つの別のボタンスイッチ11,12が配置されていてもよい。
ボタンスイッチ11,12の形状はいずれもボタンスイッチ10より小さな多角形である。図6(a)では、ボタンスイッチ11,12の形状の一例として三角形が示されているが、形状が矢印形であってもよい。コントローラ101は、ボタンスイッチ11,12のいずれかに対する1回の押下を検出する度に、印刷モードの指定を変更することができる。コントローラ101は、ボタンスイッチ11に対する1回の押下を検出する度に、表示日付を翌日に変更し、ボタンスイッチ12に対する1回の押下を検出する度に、表示日付を前日に変更してもよい。
なお、図6(b)に示すように、ボタンスイッチ10の中央部の周囲に環状の回転盤15を配置してもよい。コントローラ101は回転盤15の周方向一方の回転(例えば時計回りの回転)又は回転盤15の周方向他方の回転(例えば反時計回りの回転)を検出する度に、印刷モードの指定を変更することができる。コントローラ101は、回転盤15の周方向一方の回転を検出する度に、表示日付を翌日に変更し、回転盤15の周方向他方の回転を検出する度に、表示日付を前日に変更してもよい。
(第5実施形態)
図7(a)乃至(c)を参照して、本発明の第5実施形態について説明する。図7(a)に示すように、個人用印刷機100はスタンド30を備えていてもよい。スタンド30は個人用印刷機100の背面に配置される。スタンド30の上端部は例えば蝶番(不図示)などを介して個人用印刷機100の背面に固定されている。スタンド30の下端部は個人用印刷機100の背面に固定されておらず、不安定な自由端を構成する。スタンド30の下端部はゼロ度から数十度(例えば60度~70度程度)まで個人用印刷機100の背面から離れることができる。
したがって、個人用印刷機100の背面を机50の机上の方向に傾けると、スタンド30の下端部が個人用印刷機100の背面から離隔し、図7(b)に示すように、スタンド30によって個人用印刷機100の倒伏を回避ことができる。これにより、スタンド30によって個人用印刷機100の傾きを維持ことができる。
ここで、個人用印刷機100が正立した状態でボタンスイッチ10が手指FGにより押下された場合、個人用印刷機100の背後に壁面などがなければ、個人用印刷機100が机上を手指FGの押圧方向に移動することにより、手指FGの押圧力がボタンスイッチ10にほとんど作用しない可能性がある。言い換えれば、ボタンスイッチ10を押下できない可能性がある。しかしながら、個人用印刷機100の背面を机50の机上の方向に傾けてスタンド30によって個人用印刷機100を支えることにより、手指FGの押圧力のほとんどがボタンスイッチ10に作用する。すなわち、スタンド30を個人用印刷機100に設けることによって、ボタンスイッチ10の押下が容易になる。
また、図7(a)に示すように、スタンド30における個人用印刷機100の背面と接触するスタンド前面の裏側であるスタンド裏面に磁石31,32を設けてもよい。磁石31,32はスタンド裏面において異なる高さに配置されて固定される。これにより、図7(c)に示すように、例えば冷蔵庫60の上扉が磁性体であれば、上扉に個人用印刷機100をくっつけることができる。この場合、冷蔵庫60の上扉が上述した壁面に相当し、個人用印刷機100を傾けなくてもボタンスイッチ10の押下が容易になる。なお、磁石31,32の合成磁力は個人用印刷機100の自重による落下を防止する所定磁力以上であることが望ましい。
ここで、個人用印刷機100から排出されるシール21が長い場合、突起23がなければ、シール21は個人用印刷機100に天面に留まることができず、冷蔵庫60の上扉にくっつけられた個人用印刷機100に天面から床面に落下する可能性がある。したがって、シール21が長い場合に突起23がないと、利用者には床面からシール21を拾い上げる手間が生じる。しかしながら、個人用印刷機100の天面に突起23を設けることで、シール21が長い場合であっても、シール21を個人用印刷機100に天面に留めることができる。これにより、利用者が床面からシール21を拾い上げる手間を回避することができる。
なお、第5実施形態では、スタンド30に磁石31,32を設けたが、個人用印刷機100にスタンド30を設けずに、個人用印刷機100の背面に直接磁石31,32を設けてもよい。また、個人用印刷機100の自重による落下を防止する所定磁力以上の磁力を有すれば、2つの磁石31,32の両方を採用せずに、磁石31,32のいずれか一方を採用してもよい。図示しないが、同様の観点から、3つ以上の磁石を採用してもよい。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明に係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10 ボタンスイッチ
11,12 別のボタンスイッチ
20 ディスプレイ
21 シール
22 排出口
23 突起
30 スタンド
31,32 磁石
100 個人用印刷機
101 コントローラ(制御手段)
102 メモリ(記憶手段)
104 センサ
107 マイク
200 携帯情報端末

Claims (7)

  1. 単独のボタンスイッチと、
    接着面が剥離紙で覆われ、ロール状に巻かれた帯状の樹脂製シールと、
    現在日時の情報を記憶する記憶手段と、
    前記ボタンスイッチの中の中央部に対する1回の押下を検出する度に、印刷形式を定める印刷モードの指定に従い、前記現在日時の少なくとも日付部分を前記接着面の裏面である印刷面に印刷して前記樹脂製シールを出力する制御手段と、
    を有する個人用印刷機。
  2. 音声を集音するマイクと、濡れた被検体の接近を検出するセンサとをさらに有し、
    前記制御手段は、前記センサによる前記被検体の接近を検出したタイミングで、前記マイクが集音する前記音声の音声認識をオフからオンに切り替え、前記印刷モードを表す第1音声を取得した場合に、前記印刷モードを変更し、印刷依頼を表す第2音声を取得した場合に、少なくとも前記日付部分を印刷して前記樹脂製シールを出力する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の個人用印刷機。
  3. 前記制御手段は、携帯情報端末から送信された、複数の印刷形式及び文字列を含む前記印刷モードの初期設定に関する情報を受信して自身に設定し、前記情報に含まれる前記複数の印刷形式のいずれかが指定された場合、指定された前記印刷形式に従い、前記文字列を前記日付部分と共に前記印刷面に印刷して前記樹脂製シールを出力する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の個人用印刷機。
  4. 前記制御手段は、前記ボタンスイッチの中の前記中央部の周囲に配置される複数の周辺部のうち上方向を指す第1周辺部と下方向を指す第2周辺部のいずれかに対する1回の傾斜を検出する度に、前記印刷モードの前記指定を変更する、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の個人用印刷機。
  5. 前記制御手段は、前記ボタンスイッチの両隣りに配置される前記ボタンスイッチと異なる2つの別のボタンスイッチのいずれかに対する1回の押下を検出する度に、前記日付部分を単位日数分変更する、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の個人用印刷機。
  6. 前記個人用印刷機の前面に前記ボタンスイッチが設けられ、
    前記個人用印刷機の天面の一方の端部に前記制御手段が出力する前記樹脂製シールの排出口が設けられ、
    前記排出口から排出された前記樹脂製シールの先端の進行方向側に位置する前記天面の他方の端部に突起が設けられる、
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の個人用印刷機。
  7. 前記個人用印刷機の背面に前記個人用印刷機の傾きを維持するスタンドが設けられ、
    前記個人用印刷機の背面、又は前記スタンドには磁石が設けられ、
    前記磁石の磁力は前記個人用印刷機の自重による落下を防止する所定磁力以上である、
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の個人用印刷機。
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