JP2023021732A - ファン付きウェアのウェア本体及びファン付きウェア - Google Patents
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Abstract
【課題】着用時の体勢の自由度が高いファン付きウェア用のウェア本体及びファン付きウェアを提供する。【解決手段】通気性のない又はファン2による空気の導入によって膨らませることができる程度の通気性を有する服地Cによって、少なくとも着用者の胴部を覆う形状に形成され、ファン2を取り付けるための取付孔13と、ファン2によって導入された空気を排出する空気排出部14と、を備えるファン付きウェア100のウェア本体1であって、取付孔13を覆うように設けられ、ファン2によって空気が流通した際に、ファン2を身体又は下着から離間させるためにウェア本体1の厚み方向の寸法を調整可能な襠部17を備え、襠部17は、取付孔13の上方に、左右方向に延在するように設けられた横襠部171と、取付孔13の側方の少なくとも一方に、上下方向に延在するように設けられた縦襠部172と、を備える。【選択図】図2B
Description
本発明は、身体又は下着の表面に空気の流れを発生させることによって身体を冷却するファン付きウェアのウェア本体及びファン付きウェアに関する。
近年、ウェア本体に設けられた平面状のファン取付孔にファンを取り付け、ファンが取り込んだ大量の外気を身体又は下着の表面と略平行に流通させることにより、身体から出た汗を蒸発させて、身体を冷却するファン付きウェアが実用化されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1の発明では、ファンが所定の厚みを有するため、着用者が手を挙げる、あるいは前傾姿勢を取るなどの、ウェア本体を伸張させるような体勢を取った際に、ファンが身体又は下着の表面に当接することとなり、取り込まれる外気の量が低減してしまい、冷却効果を十分に得られないことがある。
本発明の目的は、着用時の体勢の自由度が高いファン付きウェアのウェア本体及びファン付きウェアを提供することである。
請求項1に記載の発明は、ファン付きウェアのウェア本体であって、
通気性のない又はファンによる空気の導入によって膨らませることができる程度の通気性を有する服地によって、少なくとも着用者の胴部を覆う形状に形成され、
前記ファンを取り付けるための取付孔と、
前記ファンによって導入された空気を排出する空気排出部と、
を備えるファン付きウェアのウェア本体であって、
前記取付孔を覆うように設けられ、前記ファンによって空気が流通した際に、前記ファンを身体又は下着から離間させるために前記ウェア本体の厚み方向の寸法を調整可能な襠部を備え、
前記襠部は、前記取付孔の上方に、左右方向に延在するように設けられた横襠部と、前記取付孔の側方の少なくとも一方に、上下方向に延在するように設けられた縦襠部と、を備えることを特徴とする。
通気性のない又はファンによる空気の導入によって膨らませることができる程度の通気性を有する服地によって、少なくとも着用者の胴部を覆う形状に形成され、
前記ファンを取り付けるための取付孔と、
前記ファンによって導入された空気を排出する空気排出部と、
を備えるファン付きウェアのウェア本体であって、
前記取付孔を覆うように設けられ、前記ファンによって空気が流通した際に、前記ファンを身体又は下着から離間させるために前記ウェア本体の厚み方向の寸法を調整可能な襠部を備え、
前記襠部は、前記取付孔の上方に、左右方向に延在するように設けられた横襠部と、前記取付孔の側方の少なくとも一方に、上下方向に延在するように設けられた縦襠部と、を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のファン付きウェアのウェア本体であって、
前記襠部の襠幅の最大長は、前記ファンの厚み方向の長さ以下の長さであることを特徴とする。
前記襠部の襠幅の最大長は、前記ファンの厚み方向の長さ以下の長さであることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のファン付きウェアのウェア本体であって、
前記縦襠部は、前記ウェア本体の裾部まで延設されていることを特徴とする。
前記縦襠部は、前記ウェア本体の裾部まで延設されていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載のファン付きウェアのウェア本体であって、
前記襠部は、その一端が前記ウェア本体に固定された笹襠であって、
前記横襠部は、脇側の端部が前記ウェア本体に固定され、
前記縦襠部は、下方側の端部が前記ウェア本体に固定されていることを特徴とする。
前記襠部は、その一端が前記ウェア本体に固定された笹襠であって、
前記横襠部は、脇側の端部が前記ウェア本体に固定され、
前記縦襠部は、下方側の端部が前記ウェア本体に固定されていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、ファン付きウェアであって、
請求項1から4のいずれか一項に記載のファン付きウェアのウェア本体と、
前記ウェア本体の内部に空気を導入するファンと、
前記ファンに電力を供給する電源と、を備えることを特徴とする。
請求項1から4のいずれか一項に記載のファン付きウェアのウェア本体と、
前記ウェア本体の内部に空気を導入するファンと、
前記ファンに電力を供給する電源と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、着用時の体勢の自由度が高いファン付きウェアのウェア本体及びファン付きウェアを提供することができる。
以下、本発明の実施の形態であるファン付きウェア用のウェア本体及びファン付きウェアについて、図1Aから図2Bに基づいて説明する。ただし、本発明の技術的範囲は図示例に限定されるものではない。
なお、以下においては、着用者がファン付きウェア100を着用した状態を基準として、着用者の前側を前、着用者の後側を後、着用者の上側を上、着用者の下側を下、着用者の右手側を右、着用者の左手側を左と定めて説明する。
なお、以下においては、着用者がファン付きウェア100を着用した状態を基準として、着用者の前側を前、着用者の後側を後、着用者の上側を上、着用者の下側を下、着用者の右手側を右、着用者の左手側を左と定めて説明する。
[実施形態の構成]
実施形態に係るファン付きウェア100は、図1Aに示すように、ウェア本体1と、ウェア本体1内部に空気を導入するファン2と、ファン2に電力を供給する電源部3と、電源部3とファン2とを接続する接続ケーブル4と、を備える。そして、ファン2によってウェア本体1内に取り込まれた空気を、着用者の身体又は下着の表面に沿って流通させることで、身体から出た汗を蒸発させ、蒸発する際の気化熱により身体を冷却するものである。
実施形態に係るファン付きウェア100は、図1Aに示すように、ウェア本体1と、ウェア本体1内部に空気を導入するファン2と、ファン2に電力を供給する電源部3と、電源部3とファン2とを接続する接続ケーブル4と、を備える。そして、ファン2によってウェア本体1内に取り込まれた空気を、着用者の身体又は下着の表面に沿って流通させることで、身体から出た汗を蒸発させ、蒸発する際の気化熱により身体を冷却するものである。
〔ウェア本体〕
ウェア本体1は、通気性のない又はファン2による空気の導入によって膨らませることができる程度の通気性を有する服地Cによって、着用者の胴部及び腕部を覆う形状に形成される。そして、図1A及び図1Bに示すように、例えば開閉手段11と、空気漏れ防止手段12と、取付孔13と、空気排出部14と、電源部保持手段15と、ケーブル保持手段16と、襠部17と、を備える。
ウェア本体1は、通気性のない又はファン2による空気の導入によって膨らませることができる程度の通気性を有する服地Cによって、着用者の胴部及び腕部を覆う形状に形成される。そして、図1A及び図1Bに示すように、例えば開閉手段11と、空気漏れ防止手段12と、取付孔13と、空気排出部14と、電源部保持手段15と、ケーブル保持手段16と、襠部17と、を備える。
(開閉手段、空気漏れ防止手段)
開閉手段11は、ウェア本体1の前身頃において、線ファスナー等を備えて形成された着脱自在な分割部分であり、ウェア本体1の前部を開閉可能とする。
空気漏れ防止手段12は、ウェア本体1の裾部において、ゴム紐等の伸縮性部材を着用者の身体を周回するように備えることによって形成される。そして、ウェア本体1と着用者の身体との間の空間内の空気がウェア本体1の裾部から外部に漏れることを防止する。
開閉手段11は、ウェア本体1の前身頃において、線ファスナー等を備えて形成された着脱自在な分割部分であり、ウェア本体1の前部を開閉可能とする。
空気漏れ防止手段12は、ウェア本体1の裾部において、ゴム紐等の伸縮性部材を着用者の身体を周回するように備えることによって形成される。そして、ウェア本体1と着用者の身体との間の空間内の空気がウェア本体1の裾部から外部に漏れることを防止する。
(取付孔)
取付孔13は、ウェア本体1の後見頃の、着用者の腰の左右に対応する位置に設けられた円形の孔部である。そして、ファン付きウェア100の着用時に、取付孔13に挿通するようにファン2を着脱自在に取り付けることで、取付孔13を介して、外部の空気をウェア本体1と身体との間に取り込むことができる。
取付孔13は、ウェア本体1の後見頃の、着用者の腰の左右に対応する位置に設けられた円形の孔部である。そして、ファン付きウェア100の着用時に、取付孔13に挿通するようにファン2を着脱自在に取り付けることで、取付孔13を介して、外部の空気をウェア本体1と身体との間に取り込むことができる。
なお、取付孔13が形成される位置としては、上記の位置に限られない。例えば、ウェア本体1の側面、前面等に形成することも可能である。
また、1つのウェア本体1における取付孔13の数は2個に限られない。2個より少数又は多数の取付孔13を形成し、これに対応した数のファン2を取り付けてもよい。
また、取付孔13の周囲は補強されていることが好ましい。具体的には例えば、プラスチック等によって形成された扁平な環状の部材を取り付ける、あるいはウェア本体1を形成する服地Cの取付孔13周囲の部分を折り返して縫合する等の方法が挙げられる。
また、1つのウェア本体1における取付孔13の数は2個に限られない。2個より少数又は多数の取付孔13を形成し、これに対応した数のファン2を取り付けてもよい。
また、取付孔13の周囲は補強されていることが好ましい。具体的には例えば、プラスチック等によって形成された扁平な環状の部材を取り付ける、あるいはウェア本体1を形成する服地Cの取付孔13周囲の部分を折り返して縫合する等の方法が挙げられる。
(空気排出部)
空気排出部14は、ファン2によってウェア本体1と着用者の身体との間の空間内に導入された空気を、着用者の身体又は下着に沿って流通させた後に排出するための開口部である。具体的には、着用者の首とウェア本体1の襟部の端部との間の開口部と、着用者の腕とウェア本体1の袖部の端部との間の開口部に形成されている。
空気排出部14は、ファン2によってウェア本体1と着用者の身体との間の空間内に導入された空気を、着用者の身体又は下着に沿って流通させた後に排出するための開口部である。具体的には、着用者の首とウェア本体1の襟部の端部との間の開口部と、着用者の腕とウェア本体1の袖部の端部との間の開口部に形成されている。
(電源部保持手段、ケーブル保持手段)
電源部保持手段15は、ファン2へ電力を供給可能な位置に電源部3を保持するために、ウェア本体1の内面側に形成されたポケット状の保持手段である。
ケーブル保持手段16は、接続ケーブル4をウェア本体1の内面側に保持するために、接続ケーブル4を挿通可能な開口部を有するように形成されたリング状の保持手段である。
電源部保持手段15は、ファン2へ電力を供給可能な位置に電源部3を保持するために、ウェア本体1の内面側に形成されたポケット状の保持手段である。
ケーブル保持手段16は、接続ケーブル4をウェア本体1の内面側に保持するために、接続ケーブル4を挿通可能な開口部を有するように形成されたリング状の保持手段である。
(襠部)
襠部17は、取付孔13を覆うように設けられ、ウェア本体1の厚み方向(前後方向)の寸法を調整可能であり、ファン2を着用者の身体から離間させるための部材である。具体的には、取付孔13の上部に左右方向に延在するように設けられた横襠部171と、少なくとも取付孔13の側部の一方に上下方向に延在するように設けられた縦襠部172と、を備える。
襠部17は、取付孔13を覆うように設けられ、ウェア本体1の厚み方向(前後方向)の寸法を調整可能であり、ファン2を着用者の身体から離間させるための部材である。具体的には、取付孔13の上部に左右方向に延在するように設けられた横襠部171と、少なくとも取付孔13の側部の一方に上下方向に延在するように設けられた縦襠部172と、を備える。
襠部17の襠幅(すなわち、前後方向の厚さ)の最大長は、限定されないが、ファン2の厚さ以下の長さであるのが好ましく、ファン2の厚さと同じ長さであるのがなお好ましい。襠部17の襠幅の最大長がファン2の厚さよりも長いと、ファン2が取り込んだ空気が着用者の身体に沿って流れにくくなってしまい、また、外見上襠部17が目立ちやすくなってしまうからである。しかしながら、襠部17に対するファン2の取付位置は適宜選択可能であるため、襠部17の襠幅もこれに限定されるものではなく、適宜設定することができる。
また、襠部17は、図1Bに示すように一端がウェア本体1に固定された笹襠であって、横襠部171の端部のうち脇側が固定され、縦襠部172の端部のうち下端側が固定されているのが好ましい。ウェア本体1の着用時に、着用者の動きやすさと、ウェア本体1内における空気流通路の確保とを両立させられるからである。また、襠部17が厚み方向に開いた際に、ファン2が背側の上方に向けて傾くこととなり、ファン2が取り込んだ空気が、空気排出部14である着用者の首とウェア本体1の襟部の端部との間の開口部に向かって流れやすくなるからである。
また、縦襠部172は、図1A及び図1Bに示すように、ウェア本体1の裾部(本実施形態においては空気漏れ防止手段12)まで設けられているのが好ましい。縦襠部172の開き方が小さくても、ファン2が充分に着用者の身体から離間するようになるからである。
〔ファン〕
ファン2は、図1A及び図1Bに示すように、取付孔13を挿通するようにしてウェア本体1に取り付けられ、取付孔13を通して、ウェア本体1と着用者の身体との間の所定の空間に空気を導入するための装置であり、電源部3より、接続ケーブル4を通じて必要な電力が供給される。
ファン2は、取付孔13を挿通するようにしてウェア本体1に取り付けられ、ウェア本体1内に空気を導入できるものであれば、任意の構成を採用可能である。
ファン2は、図1A及び図1Bに示すように、取付孔13を挿通するようにしてウェア本体1に取り付けられ、取付孔13を通して、ウェア本体1と着用者の身体との間の所定の空間に空気を導入するための装置であり、電源部3より、接続ケーブル4を通じて必要な電力が供給される。
ファン2は、取付孔13を挿通するようにしてウェア本体1に取り付けられ、ウェア本体1内に空気を導入できるものであれば、任意の構成を採用可能である。
〔電源部〕
電源部3は、ファン2に電力を供給するための装置であって、例えば、安全保護回路が付加されたリチウムイオン組電池が内蔵され、接続ケーブル4を通じてファン2と接続される。
電源部3は、ファン2に電力を供給することができるものであればよく、その具体的な構成は任意である。
電源部3は、ファン2に電力を供給するための装置であって、例えば、安全保護回路が付加されたリチウムイオン組電池が内蔵され、接続ケーブル4を通じてファン2と接続される。
電源部3は、ファン2に電力を供給することができるものであればよく、その具体的な構成は任意である。
〔接続ケーブル〕
接続ケーブル4は、電源部3とファン2とを接続するケーブルである。接続ケーブル4を通じて、電源部3からファン2に対して、ファン2の稼働に必要な電力が供給される。
接続ケーブル4は、電源部3からファン2に対して、ファン2の稼働に必要な電力を供給できるものであればよく、その具体的な構成は任意である。また、接続ケーブル4を備えることなく、ファン2と電源部3とが直接接続される構成とすることも可能である。また、ファン2と電源部3とを一体化してもよい。
接続ケーブル4は、電源部3とファン2とを接続するケーブルである。接続ケーブル4を通じて、電源部3からファン2に対して、ファン2の稼働に必要な電力が供給される。
接続ケーブル4は、電源部3からファン2に対して、ファン2の稼働に必要な電力を供給できるものであればよく、その具体的な構成は任意である。また、接続ケーブル4を備えることなく、ファン2と電源部3とが直接接続される構成とすることも可能である。また、ファン2と電源部3とを一体化してもよい。
[実施形態の効果]
以上に示すようなファン付きウェア100においては、取付孔13を覆うように、ウェア本体1の厚み方向の寸法を調整可能な襠部17が設けられている。そのため、図2Aに示すように、ファン2が取り外されている場合や、ファン2が稼働していない時は閉じた状態である襠部17が、ファン2を駆動させると、ファン2が取り込んだ空気により、図2Bに示すように、厚み方向に開くこととなる。
そのため、着用者が手を挙げる、あるいは前傾姿勢を取るなどの、ウェア本体1を伸張させる体勢を取ったとしても、襠部17が厚み方向に開いた分だけ、ファン2と着用者の身体との間に所定の空間が形成され、ウェア本体1が撓んでいる時と変わらない量の空気を取り込むことができるようになる。
以上に示すようなファン付きウェア100においては、取付孔13を覆うように、ウェア本体1の厚み方向の寸法を調整可能な襠部17が設けられている。そのため、図2Aに示すように、ファン2が取り外されている場合や、ファン2が稼働していない時は閉じた状態である襠部17が、ファン2を駆動させると、ファン2が取り込んだ空気により、図2Bに示すように、厚み方向に開くこととなる。
そのため、着用者が手を挙げる、あるいは前傾姿勢を取るなどの、ウェア本体1を伸張させる体勢を取ったとしても、襠部17が厚み方向に開いた分だけ、ファン2と着用者の身体との間に所定の空間が形成され、ウェア本体1が撓んでいる時と変わらない量の空気を取り込むことができるようになる。
また、従来のファン付きウェアにおいては、ウェア本体が伸張した際に、ウェア本体の裾部に設けられ、伸縮性を有する部材からなる空気漏れ防止手段が腹部近傍までずり上がってしまうことがあり、これを元の高さに戻すのが手間であった。
しかし、本実施形態に係るファン付きウェア100においては、襠部17が開いて着用者の身体との間に所定の空間が生まれる分、可動域が広がることとなる。そのため、ウェア本体1を伸張させる体勢を取ったとしても、空気漏れ防止手段12がずり上がりにくく、元の高さに戻す手間を減らすことができる。
しかし、本実施形態に係るファン付きウェア100においては、襠部17が開いて着用者の身体との間に所定の空間が生まれる分、可動域が広がることとなる。そのため、ウェア本体1を伸張させる体勢を取ったとしても、空気漏れ防止手段12がずり上がりにくく、元の高さに戻す手間を減らすことができる。
[変形例]
なお、各図においては笹襠である横襠部171の脇側がウェア本体1に固定され、縦襠部172の下方側がウェア本体1に固定される構成を図示したが、これに限られない。例えば、横襠部171の背中側がウェア本体1に固定され、縦襠部172の上方側がウェア本体1に固定されるような構成であっても良い。
また襠部17は、一端部がウェア本体1に固定された、いわゆる笹襠に限られず、両端部に襠がある、いわゆる通し襠等であっても構わない。
なお、各図においては笹襠である横襠部171の脇側がウェア本体1に固定され、縦襠部172の下方側がウェア本体1に固定される構成を図示したが、これに限られない。例えば、横襠部171の背中側がウェア本体1に固定され、縦襠部172の上方側がウェア本体1に固定されるような構成であっても良い。
また襠部17は、一端部がウェア本体1に固定された、いわゆる笹襠に限られず、両端部に襠がある、いわゆる通し襠等であっても構わない。
また、図1Bにおいては、また、2つの縦襠部172、172は、共に背中側にのみ設けられている場合を図示したが、これに限られない。例えば脇側に設けるようにしても良いし、背中側と脇側の両側に設けるようにしても良い。特に、縦襠部172を背中側と脇側の両側に設けると、よりファン2を着用者の身体から離れやすくすることができる。
その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
100 ファン付きウェア
1 ウェア本体
12 空気漏れ防止手段
13 取付孔
14 空気排出部
17 襠部
171 横襠部
172 縦襠部
2 ファン
3 電源部(電源)
C 服地
1 ウェア本体
12 空気漏れ防止手段
13 取付孔
14 空気排出部
17 襠部
171 横襠部
172 縦襠部
2 ファン
3 電源部(電源)
C 服地
Claims (5)
- 通気性のない又はファンによる空気の導入によって膨らませることができる程度の通気性を有する服地によって、少なくとも着用者の胴部を覆う形状に形成され、
前記ファンを取り付けるための取付孔と、
前記ファンによって導入された空気を排出する空気排出部と、
を備えるファン付きウェアのウェア本体であって、
前記取付孔を覆うように設けられ、前記ファンによって空気が流通した際に、前記ファンを身体又は下着から離間させるために前記ウェア本体の厚み方向の寸法を調整可能な襠部を備え、
前記襠部は、前記取付孔の上方に、左右方向に延在するように設けられた横襠部と、前記取付孔の側方の少なくとも一方に、上下方向に延在するように設けられた縦襠部と、を備えることを特徴とするファン付きウェアのウェア本体。 - 前記襠部の襠幅の最大長は、前記ファンの厚み方向の長さ以下の長さであることを特徴とする請求項1に記載のファン付きウェアのウェア本体。
- 前記縦襠部は、前記ウェア本体の裾部まで延設されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のファン付きウェアのウェア本体。
- 前記襠部は、その一端が前記ウェア本体に固定された笹襠であって、
前記横襠部は、脇側の端部が前記ウェア本体に固定され、
前記縦襠部は、下方側の端部が前記ウェア本体に固定されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のファン付きウェアのウェア本体。 - 請求項1から4のいずれか一項に記載のファン付きウェアのウェア本体と、
前記ウェア本体の内部に空気を導入するファンと、
前記ファンに電力を供給する電源と、を備えることを特徴とするファン付きウェア。
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JP2021126784A JP2023021732A (ja) | 2021-08-02 | 2021-08-02 | ファン付きウェアのウェア本体及びファン付きウェア |
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