JP2023019948A - トンネル掘削機 - Google Patents

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Abstract

【課題】カッタヘッドによる地盤の掘削に伴うカッタヘッドの回転方向の振動を抑制することが可能なトンネル掘削機を提供する。【解決手段】このトンネル掘削機100は、回転により地盤を掘削するカッタヘッド1と、カッタヘッド1に対してR1方向に回転力を付与することにより、カッタヘッド1を回転させる駆動源4と、R1方向とは逆向きのR2方向に、駆動源4の回転力に対して抵抗となる抵抗力を付与する抵抗力付与部5と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、カッタヘッドによる地盤の掘削に伴う振動を抑制するトンネル掘削機に関する。
従来、カッタヘッドによる地盤の掘削に伴う振動を抑制するトンネル掘削機が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、方向制御ジャッキを備えるトンネル掘削機が開示されている。方向制御ジャッキは、掘進方向(前後方向)に伸縮することによりトンネル掘削機の掘進方向を変更するジャッキである。トンネル掘削機は、カッタヘッドによる地盤の掘削に伴う振動が発生した際に、方向制御ジャッキにより所定位相の振動を発生させることによって、カッタヘッドによる地盤の掘削に伴う振動を抑制するように構成されている。
特開2017-172162号公報
しかしながら、上記特許文献1のシールド掘進機では、方向制御ジャッキが掘進方向(前後方向)に伸縮する構成であるため、方向制御ジャッキにより発生させた振動では、カッタヘッドによる地盤の掘削に伴う振動のうちカッタヘッドの回転方向の振動(振動成分)については抑制することができないという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、カッタヘッドによる地盤の掘削に伴うカッタヘッドの回転方向の振動を抑制することが可能なトンネル掘削機を提供することである。
上記目的を達成するために、この発明のトンネル掘削機は、回転により地盤を掘削するカッタヘッドと、カッタヘッドに対して第1回転方向に回転力を付与することにより、カッタヘッドを回転させる駆動源と、第1回転方向とは逆向きの第2回転方向に、駆動源の回転力に対して抵抗となる抵抗力を付与する抵抗力付与部と、を備える。
この発明のトンネル掘削機では、上記のように、回転力が付与される第1回転方向とは逆向きの第2回転方向に、駆動源の回転力に対して抵抗となる抵抗力を付与する抵抗力付与部を設ける。これによって、抵抗力付与部により、駆動源と、駆動源の回転力をカッタヘッドに伝達する駆動力の伝達構成との間の隙間(ガタ)をなくす向きの第2回転方向に抵抗力を付与することができるので、駆動源と駆動力の伝達構成との間のガタをなくすことができる。また、第2回転方向に抵抗力を付与することによって、カッタヘッドを回転させる駆動系の剛性を高めることができる。以上の結果、カッタヘッドによる地盤の掘削に伴うカッタヘッドの回転方向の振動を抑制することができる。
上記トンネル掘削機において、好ましくは、駆動源は、複数の駆動用モータを含み、駆動用モータの回転力をカッタヘッドに伝達する駆動力伝達部をさらに備え、抵抗力付与部は、駆動力伝達部を介してカッタヘッドに伝達される駆動用モータの回転力に対して抵抗となる抵抗力を付与するように構成されている。このように構成すれば、抵抗力付与部により、複数の駆動用モータの回転力に対して抵抗となる抵抗力を付与することによって、複数の駆動用モータと駆動力伝達部との間の隙間(ガタ)をより確実になくすことができる。その結果、複数の駆動用モータの回転が同期するように、複数の駆動用モータの同調精度を向上させることができるので、カッタヘッドによる地盤の掘削に伴うカッタヘッドの回転方向の振動をより抑制することができる。
この場合、好ましくは、抵抗力付与部は、駆動用モータに対して直接抵抗力を付与すること、および、駆動力伝達部を介して駆動用モータに対して抵抗力を付与すること、の少なくとも一方を行うように構成されている。このように構成すれば、駆動用モータに対して直接抵抗力を付与する場合、駆動力伝達部などを介して機構的(間接的)に抵抗力を付与する場合とは異なり、駆動力伝達部まわりの構成が複雑化するのを回避することができる。また、駆動力伝達部を介して駆動用モータに対して機構的(間接的)に抵抗力を付与する場合、直接的に抵抗力を付与する場合とは異なり、複数設けられる駆動用モータまわりの構成が複雑化するのを回避することができる。
上記トンネル掘削機において、好ましくは、駆動源は、複数の駆動用モータを含み、抵抗力付与部は、駆動用モータの回転力に対して抵抗となる抵抗力を付与する抵抗用モータを含む。このように構成すれば、複数の駆動用モータにより回転力が付与される第1回転方向とは逆向きの第2回転方向に抵抗力が付与されるように、抵抗用モータを駆動させるだけで、容易にカッタヘッドによる地盤の掘削に伴うカッタヘッドの回転方向の振動を抑制することができる。
この場合、好ましくは、駆動用モータは、駆動用ピニオンギヤを有し、駆動用ピニオンギヤに噛み合い、駆動用モータの回転力をカッタヘッドに伝達する駆動力伝達歯車部をさらに備え、抵抗用モータは、駆動力伝達歯車部に噛み合う抵抗用ピニオンギヤを有し、駆動力伝達歯車部を介して駆動用モータに対して抵抗力を付与するように構成されている。このように構成すれば、駆動力伝達歯車部や、駆動用ピニオンギヤと同様の構成を有する抵抗用ピニオンギヤを利用して駆動用モータに抵抗力を付与することができるので、抵抗力を伝えるために専用の構成を設ける場合と比較して、装置構成を簡素化することができる。
上記トンネル掘削機において、好ましくは、駆動源は、複数の駆動用モータを含み、駆動用モータは、駆動油により駆動する油圧駆動用モータを有し、抵抗力付与部は、油圧駆動用モータから排出される駆動油の油量を制限する油圧制御部を含み、油圧制御部により油圧駆動用モータに対して直接抵抗力を付与するように構成されている。このように構成すれば、油圧制御部により油圧駆動用モータから排出される駆動油の油量を制限するだけで、容易に油圧駆動用モータに対して抵抗力を付与することができるので、カッタヘッドによる地盤の掘削に伴うカッタヘッドの回転方向の振動を抑制することができる。また、抵抗用モータを設ける場合と異なり、モータの数が増加するのを抑制することができる。
上記トンネル掘削機において、好ましくは、抵抗力付与部は、抵抗力を変更可能に構成されている。このように構成すれば、駆動源の回転力の変動や、カッタヘッドの回転方向の振動の振幅、カッタヘッドの回転方向の振動の位相、カッタヘッドの回転速度などに応じて付与する抵抗力を変化させることが可能となるので、カッタヘッドによる地盤の掘削に伴うカッタヘッドの回転方向の振動をより抑制することができる。
上記トンネル掘削機において、好ましくは、抵抗力付与部は、回転力の大きさの3分の1以下の大きさの抵抗力を付与するように構成されている。このように構成すれば、抵抗力によりカッタヘッドを回転させる回転力が大きく損なわれることを抑制しつつ、カッタヘッドの回転方向の振動を抑制することができる。
本発明によれば、上記のように、カッタヘッドによる地盤の掘削に伴うカッタヘッドの回転方向の振動を抑制することができる。
第1実施形態によるトンネル掘削機を側方から示した模式的な断面図である。 第1実施形態による駆動源、抵抗力付与部および旋回台軸受を後方から示した図である。 第1実施形態による駆動源および抵抗力付与部の油圧回路を示した図である。 第2実施形態による駆動源、抵抗力付与部および旋回台軸受を後方から示した図である。 第2実施形態による駆動源および抵抗力付与部の油圧回路を示した図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
(トンネル掘削機の構成)
図1~図3を参照して、第1実施形態によるトンネル掘削機100について説明する。
各図では、掘進方向(前後方向)に沿って延びるトンネル掘削機100の中心軸線αに平行な方向(前後方向)をX方向により示す。X方向のうち、掘進方向をX1方向により示し、他方をX2方向により示す。
各図では、上下方向をZ方向により示す。Z方向のうち、上方をZ1方向により示し、下方をZ2方向により示す。
各図では、カッタヘッド1の回転方向(周方向)をR方向により示す。R方向のうち、一方をR1方向により示し、他方をR2方向により示す。また、カッタヘッド1の半径方向をr方向により示す。R1方向は、特許請求の範囲の「第1回転方向」の一例である。また、R2方向は、特許請求の範囲の「第2回転方向」の一例である。なお、カッタヘッド1の回転方向の逆転に伴い、R1方向およびR2方向も、互いの回転方向の向きが逆転する。
図1に示すように、トンネル掘削機100は、カッタヘッド1と、掘削機本体2と、旋回台軸受3と、カッタヘッド1を回転させる駆動源4と、抵抗力付与部5とを備えている。なお、旋回台軸受3は、特許請求の範囲の「駆動力伝達部」の一例である。
第1実施形態のトンネル掘削機100は、駆動源4により、カッタヘッド1に対してR1方向に回転力を付与することによってカッタヘッド1を回転させるように構成されている。トンネル掘削機100は、抵抗力付与部5により、回転力が付与されるR1方向とは逆向きのR2方向に、駆動源4の回転力に対して抵抗となる抵抗力を付与するように構成されている。その結果、トンネル掘削機100は、カッタヘッド1による地盤の掘削に伴う振動のうちカッタヘッド1の回転方向(R方向)の振動成分を抑制するように構成されている。詳細については後述する。
第1実施形態では、トンネル掘削機100が泥土圧式のトンネル掘削機である例を示している。泥土圧式のトンネル掘削機100では、カッタヘッド1により掘削された土砂と土砂に注入された作泥材とがチャンバC内で混合され、掘削土砂が不透水性と塑性流動性とを持つ泥土に変換される。掘削土砂(泥土)は、チャンバC内およびスクリュコンベア23内に充満する。トンネル掘削機100は、推進ジャッキ21によって推進することによって、掘削した土砂をチャンバC内に充満させ加圧し、地山側の圧力(土圧および地下水圧)に対抗させる。そして、トンネル掘削機100は、掘削量と排土量とのバランスによって圧力の平衡を図りながら掘進方向に前進する。
(カッタヘッドの構成)
カッタヘッド1は、前面に複数のカッタビットBを有しており、回転により地盤を掘削するように構成されている。カッタヘッド1は、後方から複数の支持脚10により支持されている。複数の支持脚10は、カッタヘッド1の回転方向に所定の角度間隔で円周上に配置されている。複数の支持脚10は、カッタヘッド1の半径方向(r方向)の外周側に配置されている。すなわち、カッタヘッド1は、外周側で支持される外周支持方式のカッタヘッドである。複数の支持脚10は、円環状のカッタコラム11の前面に固定されている。
(掘削機本体の構成)
掘削機本体2は、円筒状の胴体20と、複数の推進ジャッキ21と、複数の中折れジャッキ22と、スクリュコンベア23とを備えている。
胴体20は、前胴20aと、前胴20aの後方に配置された後胴20bとを含んでいる。前胴20aの内側には、旋回台軸受3、駆動源4および抵抗力付与部5などが配置されている。また、胴体20の内側には、隔壁Pが設けられている。隔壁Pは、掘進方向(X1方向)と直交する方向に延びており、前方側の空間であるチャンバCと、後方側の空間である作業空間とに、胴体20の内部空間を区画している。
複数の推進ジャッキ21は、カッタヘッド1の回転方向に所定の角度間隔で円周上に配置されている。複数の推進ジャッキ21は、胴体20に固定されており、掘削機本体2を押し進めるように構成されている。すなわち、複数の推進ジャッキ21は、掘削機本体2を推進させる駆動源である。
複数の中折れジャッキ22は、カッタヘッド1の回転方向に所定の角度間隔で円周上に配置されている。複数の中折れジャッキ22は、前胴20aと後胴20bとを連結するとともに、トンネル掘削機100の掘進方向を修正または変更するように構成されている。
スクリュコンベア23は、チャンバCに接続され、チャンバC内の土砂を作業空間側に排出するように構成されている。スクリュコンベア23は、前胴20aの内側の下方側に配置されている。
(旋回台軸受の構成)
旋回台軸受3は、駆動源4の後述する駆動用モータ40の回転力をカッタヘッド1に伝達するように構成されている。旋回台軸受3は、円環状の固定外輪30と、固定外輪30の内周側に配置された円環状の可動内輪31とを備えている。
固定外輪30は、胴体20に固定されている。可動内輪31は、固定外輪30に支持されており、中心軸線α回りに回転可能に構成されている。可動内輪31は、駆動用モータ40の駆動用ピニオンギヤ40bに噛み合う円環状の内歯ギヤ31a(ラック)を有している。可動内輪31は、円環状のカッタコラム11の後面に固定されている。可動内輪31は、カッタコラム11および支持脚10を介して駆動源4の回転力をカッタヘッド1に伝達するように構成されている。なお、内歯ギヤ31aは、特許請求の範囲の「駆動力伝達歯車部」の一例である。
(駆動源の構成)
図2に示すように、カッタヘッド1を回転させる駆動源4は、駆動油により駆動される油圧式の駆動源である。駆動源4は、複数(4つ)の駆動用モータ40と、駆動用の油圧制御機構41とを備えている。
駆動用モータ40は、出力軸を含むモータ本体40aと、出力軸に設置された駆動用ピニオンギヤ40bとを備えている。モータ本体40aには、減速機(図示せず)が設けられている。
4つの駆動用モータ40は、隔壁Pの背面側に配置されている。4つの駆動用モータ40は、中心軸線αからカッタヘッド1の半径方向(r方向)に互いに等しい距離だけ離間している。4つの駆動用モータ40は、カッタヘッド1の上下方向の中心線β1の上方側および下方側に2つずつ対称に配置されている。また、4つの駆動用モータ40は、カッタヘッド1の左右方向の中心線β2の左方側および右方側に2つずつ対称に配置されている。
駆動用ピニオンギヤ40bは、旋回台軸受3の内歯ギヤ31aに対して内周側から噛み合っている。
図3に示すように、駆動用の油圧制御機構41は、4つの駆動用モータ40に駆動油を供給して、4つの駆動用モータ40の駆動を制御するように構成されている。なお、図3では、実線により駆動油の流通ラインを示し、破線により信号線を示している。
駆動用の油圧制御機構41は、駆動用油圧ポンプ42と、圧力ライン43と、圧力計43aと、方向制御弁44と、第1ライン45aと、第2ライン45bと、排出ライン46と、タンク47とを備えている。
駆動油は、「駆動用油圧ポンプ42、圧力ライン43(圧力計43a)、方向制御弁44、第1ライン45aおよび第2ライン45bの一方、4つの駆動用モータ40、第1ライン45aおよび第2ライン45bの他方、方向制御弁44、排出ライン46、タンク47」の順に上流側から下流側に向けて流れる。なお、「ライン」とは、駆動油を流す管路の意味である。
駆動用油圧ポンプ42は、4つの駆動用モータ40に向けて駆動油を圧送するように構成されている。
圧力ライン43は、一端が駆動用油圧ポンプ42に接続され、他端が方向制御弁44に接続されている。
圧力計43aは、圧力ライン43上に設けられており、4つの駆動用モータ40に供給する駆動油の圧力を測定するように構成されている。圧力計43aの測定した測定値は、抵抗力付与部5の後述する抵抗用の油圧制御機構51の制御装置58により取得される。
方向制御弁44は、第1ライン45aと第2ライン45bとを切り替えることにより、4つの駆動用モータ40(駆動用ピニオンギヤ40b)により回転力が付与されるR1方向を逆転させるための電磁弁である。
詳細には、第1ライン45aおよび第2ライン45bは、互いに独立したラインである。第1ライン45aおよび第2ライン45bは、ともに一端が方向制御弁44に接続され、他端が4つの駆動用モータ40に並列に接続されている。方向制御弁44は、第1ライン45aを介して4つの駆動用モータ40に駆動油を供給する第1状態と、第2ライン45bを介して4つの駆動用モータ40に駆動油を供給する第2状態とを切り替えるように構成されている。
たとえば、第1状態ではカッタヘッド1はR1方向に回転し、第2状態ではカッタヘッド1はR2方向に回転する。
なお、第1状態において、第2ライン45bは、4つの駆動用モータ40から駆動油を排出するラインとして機能する。また、第2状態において、第1ライン45aは、4つの駆動用モータ40から駆動油を排出するラインとして機能する。
排出ライン46は、一端が方向制御弁44に接続され、他端がタンク47に接続されている。タンク47には、4つの駆動用モータ40から排出された駆動油が貯留される。
(抵抗力付与部の構成)
抵抗力付与部5は、駆動源4によって回転力が付与されるR1方向(図2参照)とは逆向きのR2方向(図2参照)に、駆動源4の回転力に対して抵抗となる抵抗力を付与するように構成されている。要するに、駆動源4から内歯ギヤ31aを介してカッタヘッド1に作用する回転力は、抵抗力付与部5の抵抗力により小さくなる。
抵抗力付与部5は、駆動源4の回転力(4つの駆動用モータ40の出力)の大きさの3分の1以下の大きさの抵抗力を付与するように構成されている。
抵抗力付与部5は、旋回台軸受3の内歯ギヤ31aを介してカッタヘッド1に伝達される駆動用モータ40の回転力に対して抵抗となる抵抗力を付与するように構成されている。
すなわち、抵抗力付与部5は、内歯ギヤ31aに対して抵抗力を直接付与するように構成されている。言い換えると、抵抗力付与部5は、旋回台軸受3を介して駆動用モータ40に対して機構的(間接的)に抵抗力を付与するように構成されている。
抵抗力付与部5は、駆動油により駆動される油圧式の駆動源である。抵抗力付与部5は、1つの抵抗用モータ50と、抵抗用の油圧制御機構51とを備えている。
抵抗用モータ50は、出力軸を含むモータ本体50aと、出力軸に設置された抵抗用ピニオンギヤ50bとを備えている。モータ本体50aには、減速機(図示せず)が設けられている。
抵抗用モータ50は、隔壁Pの背面側に配置されている。抵抗用モータ50は、カッタヘッド1の上下方向の中心線β1上に配置されている。抵抗用ピニオンギヤ50bは、旋回台軸受3の内歯ギヤ31aに対して内周側から噛み合っている。
抵抗用モータ50は、駆動用モータ40の回転力に対して抵抗となる抵抗力を付与するように構成されている。抵抗用モータ50は、抵抗用ピニオンギヤ50bと内歯ギヤ31aを介して駆動用モータ40に対して機構的(間接的)に抵抗力を付与するように構成されている。
抵抗用の油圧制御機構51は、1つの抵抗用モータ50に駆動油を供給して、1つの抵抗用モータ50の駆動を制御するように構成されている。抵抗用の油圧制御機構51が設けられる油圧回路と、駆動用の油圧制御機構41が設けられる油圧回路とは、互いに駆動油の受け渡しが行われることのない独立した回路である。
抵抗用の油圧制御機構51は、抵抗用油圧ポンプ52と、圧力ライン53と、高速応答切換弁54と、第1ライン55aと、第2ライン55bと、排出ライン56と、タンク57と、制御装置58とを備えている。
駆動油は、「抵抗用油圧ポンプ52、圧力ライン53、高速応答切換弁54、第1ライン55aおよび第2ライン55bの一方、抵抗用モータ50、第1ライン55aおよび第2ライン55bの他方、高速応答切換弁54、排出ライン56、タンク57」の順に上流側から下流側に向けて流れる。
抵抗用油圧ポンプ52は、抵抗用モータ50に向けて駆動油を圧送するように構成されている。
圧力ライン53は、一端が抵抗用油圧ポンプ52に接続され、他端が高速応答切換弁54に接続されている。
高速応答切換弁54は、第1ライン55aと第2ライン55bに送る駆動油を制御し、抵抗力付与部5によって与える抵抗力を制御するための電磁弁である。
詳細には、第1ライン55aおよび第2ライン55bは、互いに独立したラインである。第1ライン55aおよび第2ライン55bは、ともに一端が高速応答切換弁54に接続され、他端が抵抗用モータ50に並列に接続されている。高速応答切換弁54は、第1ライン55aを介して抵抗用モータ50に駆動油を供給し抵抗力を制御する第3状態と、第2ライン55bを介して抵抗用モータ50に駆動油を供給し抵抗力を制御する第4状態とを切り替えるように構成されている。
たとえば、第3状態では抵抗力付与部5によってR2方向(図2参照)に抵抗力が付与され、第4状態では抵抗力付与部5によってR1方向(図2参照)に抵抗力が付与される。なお、駆動源4が第1状態である場合、抵抗力付与部5が第3状態になる。また、駆動源4が第2状態である場合、抵抗力付与部5が第4状態になる。
排出ライン56は、一端が高速応答切換弁54に接続され、他端がタンク57に接続されている。タンク57には、抵抗用モータ50から排出された駆動油が貯留される。
制御装置58は、抵抗用の油圧制御機構51の各部の駆動を制御するように構成されている。制御装置58は、たとえば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory)などを含む制御基板として構成されている。
抵抗力付与部5は、カッタヘッド1に伝達される駆動用モータ40の回転力に対して一定の抵抗力を付与するように構成されている。また、抵抗力付与部5は、抵抗力を変更可能に構成されている。
詳細には、抵抗力付与部5の制御装置58は、駆動源4の回転力の変動や、カッタヘッド1の回転方向(R方向)の振動の振幅、カッタヘッド1の回転方向の振動の位相、カッタヘッド1の回転速度などに応じて、高速応答切換弁54を制御することによって、抵抗力を変更可能に構成されている。一例ではあるが、抵抗力付与部5の制御装置58は、カッタヘッド1に設けられた加速度計59の測定値に基づいて抵抗力を変更可能に構成されている。
なお、加速度計59は、駆動用モータ40の近傍などの他の位置に設けてもよい。また、抵抗力付与部5の制御装置58は、加速度計を設けることなく、圧力計43aの測定値に基づいて抵抗力を変更する制御を行ってもよい。この他、抵抗力付与部5の制御装置58は、加速度計を設けることなく、駆動用ピニオンギヤ40bの回転や、旋回台軸受3の可動内輪31の回転を検出する回転センサを設けて、回転センサの測定値に基づいて抵抗力を変更する制御を行ってもよい。また、抵抗力付与部5の制御装置58は、第1ライン55aおよび第2ライン55bに油圧(負荷変動)を測定する圧力計を設けて、第1ライン55aおよび第2ライン55bの圧力計の測定値に基づいて抵抗力を変更する制御を行ってもよい。この場合、抵抗力付与部5の制御装置58により、制御結果をフィードバックしながら絶えず設定値に近づけるフィードバック制御が行われる。なお、本実施形態の抵抗力付与部5は、カッタヘッド1の回転方向の振動を抑制するために、必ずしもフィードバック制御を行う必要はない。
(第1実施形態の効果)
第1実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第1実施形態では、上記のように、回転力が付与されるR1方向(図2参照)とは逆向きのR2方向(図2参照)に、駆動源4の回転力に対して抵抗となる抵抗力を付与する抵抗力付与部5を設ける。これによって、抵抗力付与部5により、駆動源4と、駆動源4の回転力をカッタヘッド1に伝達する駆動力の伝達構成との間の隙間(ガタ)をなくす向きのR2方向に抵抗力を付与することができるので、駆動源4と駆動力の伝達構成との間のガタをなくすことができる。また、R2方向に抵抗力を付与することによって、カッタヘッド1を回転させる駆動系の剛性を高めることができる。以上の結果、カッタヘッド1による地盤の掘削に伴うカッタヘッド1の回転方向の振動を抑制することができる。
第1実施形態では、上記のように、駆動源4は、複数の駆動用モータ40を含み、駆動用モータ40の回転力をカッタヘッド1に伝達する旋回台軸受3をさらに備え、抵抗力付与部5は、旋回台軸受3を介してカッタヘッド1に伝達される駆動用モータ40の回転力に対して抵抗となる抵抗力を付与するように構成されている。これによって、抵抗力付与部5により、複数の駆動用モータ40の回転力に対して抵抗となる抵抗力を付与することによって、複数の駆動用モータ40と旋回台軸受3との間の隙間(ガタ)をより確実になくすことができる。その結果、複数の駆動用モータ40の回転が同期するように、複数の駆動用モータ40の同調精度を向上させることができるので、カッタヘッド1による地盤の掘削に伴うカッタヘッド1の回転方向の振動をより抑制することができる。
第1実施形態では、上記のように、抵抗力付与部5は、旋回台軸受3を介して駆動用モータ40に対して抵抗力を付与するように構成されている。これによって、駆動用モータ40に対して直接的に抵抗力を付与する場合とは異なり、複数設けられる駆動用モータ40まわりの構成が複雑化するのを回避することができる。
第1実施形態では、上記のように、駆動源4は、複数の駆動用モータ40を含み、抵抗力付与部5は、駆動用モータ40の回転力に対して抵抗となる抵抗力を付与する抵抗用モータ50を含む。これによって、複数の駆動用モータ40により回転力が付与されるR1方向とは逆向きのR2方向に抵抗力が付与されるように、抵抗用モータ50を駆動させるだけで、容易にカッタヘッド1による地盤の掘削に伴うカッタヘッド1の回転方向の振動を抑制することができる。
第1実施形態では、上記のように、駆動用モータ40は、駆動用ピニオンギヤ40bを有し、駆動用ピニオンギヤ40bに噛み合い、駆動用モータ40の回転力をカッタヘッド1に伝達する内歯ギヤ31aをさらに備え、抵抗用モータ50は、内歯ギヤ31aに噛み合う抵抗用ピニオンギヤ50bを有し、内歯ギヤ31aを介して駆動用モータ40に対して抵抗力を付与するように構成されている。これによって、内歯ギヤ31aや、駆動用ピニオンギヤ40bと同様の構成を有する抵抗用ピニオンギヤ50bを利用して駆動用モータ40に抵抗力を付与することができるので、抵抗力を伝えるために専用の構成を設ける場合と比較して、装置構成を簡素化することができる。
第1実施形態では、上記のように、抵抗力付与部5は、抵抗力を変更可能に構成されている。これによって、駆動源4の回転力の変動や、カッタヘッド1の回転方向の振動の振幅、カッタヘッド1の回転方向の振動の位相、カッタヘッド1の回転速度などに応じて付与する抵抗力を変化させることが可能となるので、カッタヘッド1による地盤の掘削に伴うカッタヘッド1の回転方向の振動をより抑制することができる。
第1実施形態では、上記のように、抵抗力付与部5は、回転力の大きさの3分の1以下の大きさの抵抗力を付与するように構成されている。これによって、抵抗力によりカッタヘッド1を回転させる回転力が大きく損なわれることを抑制しつつ、カッタヘッド1の回転方向の振動を抑制することができる。
[第2実施形態]
図4および図5を参照して、第2実施形態について説明する。この第2実施形態では、抵抗力付与部5により駆動用モータ40に対して機構的(間接的)に抵抗力を付与するように構成した上記第1実施形態とは異なり、抵抗力付与部205により駆動用モータ240に対して直接抵抗力を付与する例について説明する。なお、図中において、上記第1実施形態と同様の構成には、同じ符号を付して図示する。また、駆動用モータ240は、特許請求の範囲の「油圧駆動用モータ」の一例である。
図4および図5に示すように、第2実施形態のトンネル掘削機200は、抵抗力付与部205を備えている。なお、図5では、実線により駆動油の流通ラインを示し、破線により信号線を示している。
抵抗力付与部205は、圧力制御弁(リリーフ弁)250と、制御装置251とを備えている。なお、第2実施形態の抵抗力付与部205は、第1実施形態のような抵抗用モータ50(図2参照)を備えていない。また、圧力制御弁250および制御装置251は、特許請求の範囲の「油圧制御部」の一例である。
抵抗力付与部205の圧力制御弁250は、駆動源4の駆動用の油圧制御機構41の排出ライン56上に設けられている。
制御装置251は、4つの駆動用モータ240の駆動タイミングに合わせて、圧力制御弁250を駆動させて、4つの駆動用モータ240から排出される駆動油の油量を制限するように構成されている。その結果、抵抗力付与部205は、制御装置251および圧力制御弁250により、4つの駆動用モータ240に対して直接抵抗力を付与するように構成されている。なお、抵抗力付与部205は、駆動用モータ240に対して一定の抵抗力を付与するように構成されている。また、抵抗力付与部205は、抵抗力を変更可能に構成されている。一例ではあるが、抵抗力付与部205の制御装置251は、カッタヘッド1に設けられた加速度計59の測定値に基づいて、圧力制御弁250の開度を調整して抵抗力を変更可能に構成されている。
なお、加速度計59は、駆動用モータ40の近傍などの他の位置に設けてもよい。また、抵抗力付与部205の制御装置251は、加速度計を設けることなく、圧力計43aの測定値に基づいて抵抗力を変更する制御を行ってもよい。この他、抵抗力付与部205の制御装置251は、加速度計を設けることなく、駆動用ピニオンギヤ40bの回転や、旋回台軸受3の可動内輪31の回転を検出する回転センサを設けて、回転センサの測定値に基づいて抵抗力を変更する制御を行ってもよい。また、抵抗力付与部205の制御装置251は、第1ライン45aおよび第2ライン45bに油圧(負荷変動)を測定する圧力計を設けて、第1ライン45aおよび第2ライン45bの圧力計の測定値に基づいて抵抗力を変更する制御を行ってもよい。
第2実施形態のその他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
(第2実施形態の効果)
第2実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第2実施形態では、上記第1実施形態と同様に、回転力が付与されるR1方向とは逆向きのR2方向に、駆動源4の回転力に対して抵抗となる抵抗力を付与する抵抗力付与部205を設ける。これによって、カッタヘッド1による地盤の掘削に伴うカッタヘッド1の回転方向の振動を抑制することができる。
第2実施形態では、上記のように、抵抗力付与部205は、駆動用モータ240に対して直接抵抗力を付与ように構成されている。これによって、駆動用モータに対して旋回台軸受などを介して機構的(間接的)に抵抗力を付与する場合とは異なり、旋回台軸受3まわりの構成が複雑化するのを回避することができる。
第2実施形態では、上記のように、駆動源4は、複数の駆動用モータ40を含み、駆動用モータ240は、駆動油により駆動する油圧式の駆動用モータ240を有し、抵抗力付与部205は、駆動用モータ240から排出される駆動油の油量を制限する圧力制御弁250および制御装置251を含み、圧力制御弁250および制御装置251により駆動用モータ240に対して直接抵抗力を付与するように構成されている。これによって、圧力制御弁250および制御装置251により駆動用モータ240から排出される駆動油の油量を制限するだけで、容易に駆動用モータ240に対して抵抗力を付与することができるので、カッタヘッド1による地盤の掘削に伴うカッタヘッド1の回転方向の振動を抑制することができる。また、抵抗用モータを設ける場合と異なり、モータの数が増加するのを抑制することができる。
第2実施形態のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
[変形例]
なお、今回開示された実施形態および変形例は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記第1および第2実施形態では、泥土圧式のトンネル掘削機に本発明を適用した例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、泥水式のトンネル掘削機に本発明を適用してもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、カッタヘッドの支持方式として外周支持方式を採用した例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、カッタヘッドの支持方式として中間支持方式などの異なる支持方式を採用してもよい。
また、上記第1実施形態では、抵抗力付与部が1つの抵抗用モータを備える例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、抵抗力付与部が複数の抵抗用モータを備えていてもよい。なお、抵抗力付与部が偶数個の抵抗用モータを備える場合には、偶数個の抵抗用モータを、上下方向または左右方向に対して対称に配置することが好ましい。
また、上記第1および第2実施形態では、駆動源が4つの駆動用モータを備える例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、駆動源が1つ、2つ、3つまたは5つ以上の駆動用モータを備えていてもよい。
また、上記第1実施形態では、抵抗用モータにより抵抗力を付与した例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、ブレーキなどにより内歯ギヤなどに摩擦力を加えることにより抵抗力を付与してもよい。
上記第1および第2実施形態では、駆動用モータを油圧式モータとして構成した例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、駆動用モータを電動式モータとして構成してもよい。
上記第1実施形態では、抵抗用モータを油圧式モータとして構成した例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、抵抗用モータを電動式モータとして構成してもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、駆動源が、回転力を発生させる駆動用モータを備える例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、駆動源が、駆動用モータに代えて、回転力を発生させるジャッキを備えていてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、駆動用モータの駆動用ピニオンを内歯ギヤに噛み合わせてカッタヘッドを回動させた例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、駆動用モータの駆動用ピニオンを外歯ギヤに噛み合わせてカッタヘッドを回動させてもよい。
また、上記第1実施形態では、抵抗用モータをカッタヘッドの上下方向の中心線上に配置した例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、抵抗用モータをカッタヘッドの上下方向の中心線からずれた位置に配置してもよい。
また、上記第1実施形態では抵抗力付与部によりに駆動源に対して機構的(間接的)に抵抗力を付与した例を示し、上記第2実施形態では抵抗力付与部により駆動源に対して直接抵抗力を付与した例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、抵抗力付与部が、駆動源に対して直接抵抗力を付与する構成と、駆動源に対して機構的(間接的)に抵抗力を付与する構成との両方を含んでいてもよい。
1 カッタヘッド
3 旋回台軸受(駆動力伝達部)
4 駆動源
5、205 抵抗力付与部
31a 内歯ギヤ(駆動力伝達歯車部)
40 駆動用モータ
40b 駆動用ピニオンギヤ
50 抵抗用モータ
50b 抵抗用ピニオンギヤ
100、200 トンネル掘削機
240 駆動用モータ(油圧駆動用モータ)
250 圧力制御弁(油圧制御部)
251 制御装置(油圧制御部)
R1 方向(第1回転方向)
R2 方向(第2回転方向)

Claims (8)

  1. 回転により地盤を掘削するカッタヘッドと、
    前記カッタヘッドに対して第1回転方向に回転力を付与することにより、前記カッタヘッドを回転させる駆動源と、
    前記第1回転方向とは逆向きの第2回転方向に、前記駆動源の前記回転力に対して抵抗となる抵抗力を付与する抵抗力付与部と、を備える、トンネル掘削機。
  2. 前記駆動源は、複数の駆動用モータを含み、
    前記駆動用モータの前記回転力を前記カッタヘッドに伝達する駆動力伝達部をさらに備え、
    前記抵抗力付与部は、前記駆動力伝達部を介して前記カッタヘッドに伝達される前記駆動用モータの前記回転力に対して抵抗となる前記抵抗力を付与するように構成されている、請求項1に記載のトンネル掘削機。
  3. 前記抵抗力付与部は、前記駆動用モータに対して直接前記抵抗力を付与すること、および、前記駆動力伝達部を介して前記駆動用モータに対して前記抵抗力を付与すること、の少なくとも一方を行うように構成されている、請求項2に記載のトンネル掘削機。
  4. 前記駆動源は、複数の駆動用モータを含み、
    前記抵抗力付与部は、前記駆動用モータの前記回転力に対して抵抗となる前記抵抗力を付与する抵抗用モータを含む、請求項1~3のいずれか1項に記載のトンネル掘削機。
  5. 前記駆動用モータは、駆動用ピニオンギヤを有し、
    前記駆動用ピニオンギヤに噛み合い、前記駆動用モータの前記回転力を前記カッタヘッドに伝達する駆動力伝達歯車部をさらに備え、
    前記抵抗用モータは、前記駆動力伝達歯車部に噛み合う抵抗用ピニオンギヤを有し、前記駆動力伝達歯車部を介して前記駆動用モータに対して前記抵抗力を付与するように構成されている、請求項4に記載のトンネル掘削機。
  6. 前記駆動源は、複数の駆動用モータを含み、
    前記駆動用モータは、駆動油により駆動する油圧駆動用モータを有し、
    前記抵抗力付与部は、前記油圧駆動用モータから排出される前記駆動油の油量を制限する油圧制御部を含み、前記油圧制御部により前記油圧駆動用モータに対して直接前記抵抗力を付与するように構成されている、請求項1~3のいずれか1項に記載のトンネル掘削機。
  7. 前記抵抗力付与部は、前記抵抗力を変更可能に構成されている、請求項1~6のいずれか1項に記載のトンネル掘削機。
  8. 前記抵抗力付与部は、前記回転力の大きさの3分の1以下の大きさの前記抵抗力を付与するように構成されている、請求項1~7のいずれか1項に記載のトンネル掘削機。
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