JP2023019642A - コンバイン用脱穀部の選別装置 - Google Patents

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郁朗 上加
Ikuro Ueka
慧 今田
Kei Imada
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

【課題】本発明は、従来の課題を解決するため、唐箕からの選別風が最も強い1番戻し棚上での選別を容易にし、わら屑や稈切れの多い条件下でも1番回収口への混入を少なくし、選別性能の向上を図ることを目的とする。【解決手段】本発明は、唐箕(15)からの選別風が揺動選別機構(9)の選別網(14)と1番回収口(18)の間を通り1番戻し棚(20)上に沿って吹き抜けるコンバイン用脱穀部の選別装置において、選別網(14)の左右両サイドに設けたガイド部材(27)と直交する左右方向の調整板(28)を前後方向に移動可能に設けて選別網の選別漏下面積を調整できるように構成する。【選択図】図1

Description

この発明は、コンバイン用脱穀部の揺動選別機構を備えた選別装置に関する。
従来、例えば、特許文献1には、1番物を揺動選別する選別網(グレンシーブ)の始端部側において、中央と左右の3箇所に選別方向に沿わせて調節長孔を設け、その調節長孔に沿って選別網の選別面積を調節する網面調整板を移動、固定可能に設けた技術が開示さている。
特開2001-78555号公報
前記従来技術によると、選別網の選別面積(漏下面積)は調節できても、唐箕からの選別風が強く作用する1番回収口への1番戻し棚に近い位置での被選別物を選別網から漏下させる関係が開示されてないため、わら屑や稈切れの多い条件下での選別には充分な風選作用が期待できない課題がある。
本発明は、上記課題を解決するため、唐箕からの選別風が最も強い1番戻し棚上での選別を容易にし、わら屑や稈切れの多い条件下でも1番回収口への混入を少なくし、選別性能の向上を図ることを目的とする。
この発明は、上記課題を解決すべく次のような技術的手段を講じた。
すなわち、請求項1記載の本発明は、唐箕(15)からの選別風が揺動選別機構(9)の選別網(14)と1番回収口(18)の間を通り1番戻し棚(20)上に沿って吹き抜けるコンバイン用脱穀部の選別装置において、選別網(14)の左右両サイドに設けたガイド部材(27)と直交する左右方向の調整板(28)を前後方向に移動可能に設けて選別網の選別漏下面積を調整できるように構成してあることを特徴とする。
請求項2記載の本発明は、請求項1において、前記調整板(28)は、前側方向の移動調節によって選別網の選別漏下面積が広く、後側方向の移動調節によって狭くなるよう運転席側から操作できるように構成してあることを特徴とする。
以上要するに、請求項1記載の本発明によれば、収穫した穀物にわら屑や稈切れなどが混入し易い条件下で、選別網の前側を漏下しないように調整板によって塞ぎ、被選別物が1番戻し棚上に近い位置で選別網から漏下することで、唐箕風が強く作用する1番戻し棚上で選別する機会が増え、稈切れなどの混入を少なくすることができる。
請求項2記載の本発明によれば、請求項1記載の効果に加えて、選別網の漏下面積の調整を運転席側からレバー操作で調整可能とすることで、様々な条件に対して容易に調整し得て最適化することができ、条件適応性が拡大する。
本発明における実施の形態のコンバインのコンバイン用脱穀部の側断面図 本発明における実施の形態のコンバインの選別網の平面図 本発明における実施の形態のコンバインのグレンタンク内の穀物を排出する排出オーガの平面図 本発明における実施の形態のコンバインの排出オーガ先端部の要部切開平面図 本発明における実施の形態のコンバインのオーガ先端部の切開平面図 本発明における実施の形態のコンバインのオーガ先端部の切開平面図
この発明の実施例を図面に基づき説明する。
図1は、コンバイン用脱穀部の側断面図を示すもので、上側に扱胴1を内装する扱室2が構成され、脱粒された穀物は受網3から漏下するようになっており、扱室終端側に排塵口4が開口され、排塵口4からは排塵ラック5に受け入れてふるい選別するようになっている。
なお、排塵ラック5の先端側上方には、排塵ファン6が設置されている。また、扱室2の横側には、還元された2番物を再処理する2番還元処理胴7と、扱室終端からの排塵物の一部を受け入れて脱粒処理する排塵処理胴8が同一軸芯上に配備されている。
扱室2の下側から後方にわたって構成された選別室には、脱穀処理後の処理物を受け入れて揺動移送しながらふるい選別する揺動選別機構(以下揺動選別棚と云う)9が設けられている。この揺動選別棚9は、選別方向上手側から移送棚10、チャフシーブ11、ストローラック12の順に配置し、且つ、前記チャフシーブ11の下方にグレンパン13に連設する選別網(グレンシーブ)14が設けられている。
前側に設けた唐箕15の後方には、少なくとも上下2段の選別風路16,17が設けられてあり、上段の選別風路16を流れる唐箕風は、選別網14、チャフシーブ11を上方に抜けると共に、ストローラック12上を経て機外に吹き出されるようになっている。そして、下段の選別風路17を流れる唐箕風は、1番回収口18、1番送りラセン19上に沿って流れ、1番回収口18への1番戻し棚20上を通過し、チャフシーブの一部を抜けて排塵ファン6側へ吹き出されるようになっている。
なお、第2唐箕23からの唐箕風は、2番回収口24、2番送りラセン25上から2番戻し板26上を通過してストローラック12を抜けて後方に吹き出されようになっている。
次に、選別網14の構成について説明する。図2においても示されるように、唐箕15からの選別風が揺動選別棚9の選別網14と1番回収口18の間を通過し1番戻し棚20上に沿って吹き抜ける構成において、選別網14の左右両サイドに設けられたガイド部材27と直交する左右方向の調整板(閉塞板)28を前後方向に移動調節可能に設けることで、選別網の選別漏下面積を調整できる構成になっている。要するに、選別網下方の両サイドに設けられた左右のガイド部材と直交する左右方向の調整板28を前後方向に移動調節することによって可能であり、調整板が選別網の前側下面を塞ぐことで、選別網の選別漏下面積を調節できる。
麦や雑草が多い条件では稈切れの発生が多く、収穫した穀物に稈切れなどが混入し易い条件下では選別網の前側を調整板で塞ぎ、被選別物が1番戻し棚上に近い位置で選別網から漏下することで、唐箕風が強く作用する1番戻し棚上で選別する機会が増え、風選作用が効果的に行え、稈切れなどの混入をより少なくすることができる。
前記調整板28の後部側は、スプリング29で後方に引張して保持し、調整板28の前側にはケーブルワイヤ30を接続し、ケーブルワイヤ30の他端は運転席側の操作レバーに接続して、運転席側からワンタッチで操作できる構成になっている。これによると、選別網の漏下面積の調整を運転席側から簡単に調整できるので、様々な条件に対して容易に調整し得て最適化することができ、条件適応性が拡大することになる。
なお、ケーブルワイヤ30の他端をモータに接続し、運転席側から調整できるように構成しても良く、また、選別網の下面を塞ぐように設けられた調整板による塞ぎ代を調整可能なダイヤルを設け、麦(稈切れ混入防止)と稲(標準)の切替を調整できるようにすることも可能である。
更には、車速を検知するセンサを設け、低速時は、選別網の漏下面積が小さく(狭く)なるようモータを駆動制御し、中速以上では選別網の漏下面積が大きく(広く)なるようモータを駆動制御する構成とすることもできる。
また、車速センサによる検知に基づき、低速時は選別網漏下面積が小さくなるようモータを駆動制御すると共に、唐箕の回転速度を標準状態より小さくし、中速では、選別網漏下面積が中間になるようモータを駆動制御すると共に、唐箕回転数を標準状態とし、高速では、選別網漏下面積が大きくなるようモータを駆動制御すると共に、唐箕回転数を標準より大きくなるよう制御する構成もとることができる。これによると、流量が少なく稈切れが入り易い低速時は、稈切れが入りにくいよう選別網を塞ぐと共に、選別風量を減らし、流量が多い場合は充分な処理ができるよう選別網の閉塞状態を解除すると共に風量を増やすことで、常時選別がきれいな状態で作業ができる。
また、車速センサの検知に基づき、低速時は、チャフシーブの開き量を標準状態より小さくし、中速ではシーブ開き量を標準状態とし、高速では、シーブ開き量を標準より大きくなるよう制御することもできる。
後進を検知するセンサを設け、後進時は選別網漏下面積が大きくなるようモータを駆動制御する構成、揺動移送棚上面の選別物層厚を検出するセンサを設け、層厚「低」時は、選別網漏下面積が小さくなるようモータを駆動制御すると共に、シーブ開き量を標準状態より小さくし、層厚「中」では、選別網漏下面積が中間になるようモータを駆動制御すると共に、シーブ開き量を標準より小さくし、層厚「高」では選別網漏下面積が大きくなるようモータを駆動制御すると共に、シーブ開き量を標準より大きくなるよう制御する構成、また、層厚センサの検出に基づき、層厚「低」時は、選別網漏下面積が小さくなるようモータを駆動制御すると共に、唐箕の回転数を標準状態より小さくし、層厚「中」では、選別網漏下面積が中間になるようモータを駆動制御すると共に、唐箕の回転数を標準状態とし、層厚「高」では選別網漏下面積が大きくなるようモータを駆動制御すると共に、唐箕回転数を標準より大きくなるよう制御する構成をとることもできる。
なお、選別網の調整板は、鉄板などの硬い板材を使用するとよい。また、選別網調整板にはEVAなどの柔軟で、ある程度強度のある板材を使用しても良い。
次に、別実施例について説明すると、図3、図4例に示すように、グレンタンク32内の穀物を排出する旋回、昇降可能な排出オーガ33において、排出オーガの排出側先端部に紐を引っ掛けて引っ張り可能な紐引っ掛け金具34を設け、傾斜地での穀物排出時に張り出しが不可能なほど傾斜が急な場合、金具34に紐を付けて引っ張り補助することで、所望の場所まで排出オーガを旋回することができる。図4例のように、紐引っ掛け金具34は、作業灯35を取り囲むようになっていて、作業灯の破損を避けるため、ガードを兼ねる構成としている。より高所から人が手で引っ張ることを想定し、ガードにはグリップを設ける。なお、排出オーガの両サイドにはクッション材を貼り付ける。ガードは作業灯の破損を避けることができ、また、ガードとクッション材は、作業者に旋回中の排出オーガが振れた時の安全装置の役目を果すことができる。
図5例に示ように、排出オーガ先端部の右側面、或いは左側面に紐引っ掛け用金具34を設けることもできる。また、図6例で示すように、排出オーガ33の作業灯35は、排出部の天井の透明板36の外側から照射する構成とし、排出箇所を照らすようにしている。
9 揺動選別機構(揺動選別棚)
14 選別網
15 唐箕
18 1番回収口
20 1番戻し棚
27 ガイド部材
28 調整板(閉塞板)
29 スプリング
30 ケーブルワイヤ

Claims (2)

  1. 唐箕(15)からの選別風が揺動選別機構(9)の選別網(14)と1番回収口(18)の間を通り1番戻し棚(20)上に沿って吹き抜けるコンバイン用脱穀部の選別装置において、選別網(14)の左右両サイドに設けたガイド部材(27)と直交する左右方向の調整板(28)を前後方向に移動可能に設けて選別網の選別漏下面積を調整できるように構成してあることを特徴とするコンバイン用脱穀部の選別装置。
  2. 前記調整板(28)は、前側方向の移動調節によって選別網の選別漏下面積が広く、後側方向の移動調節によって狭くなるよう運転席側から操作できるように構成してあることを特徴とする請求項1記載のコンバイン用脱穀部の選別装置。
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