JP2023019456A - プログラム、情報処理装置、制御方法 - Google Patents

プログラム、情報処理装置、制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 プリンタの種類によって印刷媒体に画像データを配置する際の配置処理が異なり、ユーザが意図する印刷物を得られない恐れがある。【解決手段】 フチなし印刷に関する設定情報を含む、画像データの印刷に関する印刷設定情報を取得する設定取得ステップと、前記画像データの印刷を行うプリンタの種類に関する情報であるプリンタ種類情報を取得する取得ステップと、前記プリンタの種類が大判プリンタであることが前記プリンタ種類情報によって特定される場合、余白が付加されずに前記画像データが作成される処理が実行されることを決定し、前記プリンタの種類が小判プリンタであることが前記プリンタ種類情報によって特定され、且つ前記フチなし印刷が実行されることが前記印刷設定情報によって特定される場合、余白が付加されて前記画像データが作成される処理が実行されることを決定する決定ステップと、をコンピュータに実行させる。【選択図】 図7

Description

本発明は、プログラム、情報処理装置、制御方法に関する。
印刷装置(以降、プリンタとする)に画像データを送信する際に、プリンタドライバを経由して印刷装置に送信し、画像を印刷する方法が知られている。例えば、特許文献1のように、プリンタドライバにおいて印刷や表示に関する画像処理を行い、プリンタに画像データを送信するような技術が記載されている。
特開2002―373068号公報
ところで、画像データの送信先のプリンタの種類によっては、印刷(出力)結果に差異が生じる可能性がある。例えば、プリンタが記録媒体に画像データを配置する際の配置処理が、画像データが送信されたプリンタの種類によって変更される場合がある。その結果、印刷(出力)結果に差異が生じ、ユーザが意図する印刷物を得られない恐れがある。
上述のような課題を解決するため、本開示に係るプログラムは、フチなし印刷に関する設定情報を含む、画像データの印刷に関する印刷設定情報を取得する設定取得ステップと、前記画像データの印刷を行うプリンタの種類に関する情報であるプリンタ種類情報を取得する取得ステップと、前記プリンタの種類が大判プリンタであることが前記プリンタ種類情報によって特定される場合、余白が付加されずに前記画像データが作成される処理が実行されることを決定し、前記プリンタの種類が小判プリンタであることが前記プリンタ種類情報によって特定され、且つ前記フチなし印刷が実行されることが前記印刷設定情報によって特定される場合、余白が付加されて前記画像データが作成される処理が実行されることを決定する決定ステップと、をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
本開示によれば、ユーザが意図する印刷物を得ることが可能となる。
システムの構成を示す図である。 システムのハードウェアの構成を示す図である。 Webアプリケーションの画面と印刷アプリケーションの画面を示す図である。 印刷結果に差異が生じるという課題を示す図である。 システムのソフトウェアの構成を示す図である。 プリンタの種類とフチなし印刷に関する設定に応じたレンダリング処理を行うことを示す図である。 プリンタの種類とフチなし印刷に関する設定に応じたレンダリング処理を決定し、レンダリング処理を行うことを示すフローチャート図である。 小判プリンタ又は大判プリンタが画像の配置処理を決定し、印刷処理を行うことを示すフローチャート図である。 印刷アプリケーションがプリンタの種類とフチなし印刷に関する設定に応じたレンダリング処理を決定することを示すフローチャート図である。 サーバーコンピュータがレンダリング処理を行うことを示すフローチャート図である。
以下、図面を参照して本開示を詳細に説明する。尚、以下の実施の形態は特許請求の範囲に係る本開示を限定するものではなく、また本実施の形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本開示の解決手段に必須のものとは限らない。また、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
(実施形態1)
図1は、本実施形態におけるシステムの構成を示す図である。本実施形態のシステム構成は、クライアントコンピュータ1000、ディスプレイ1100、ルーター1200、モバイル端末2000、サーバーコンピュータ3000、プリンタ4000を含む。
クライアントコンピュータ1000は、有線通信又は無線通信により、ルーター1200に接続され、ルーター1200を経由して、インターネット1300を介して通信可能な他の通信機器と接続される。
ディスプレイ1100は、例えばクライアントコンピュータ1000と通信ケーブルで接続され、クライアントコンピュータ1000に保存されているデータをディスプレイ(画面)に表示する。なおクライアントコンピュータ1000とディスプレイ1100は、一体の装置であっても良い。
モバイル端末2000は、無線通信により、ルーター1200に接続され、ルーター1200やインターネット1300を介して他の通信機器と通信可能である。
サーバーコンピュータ3000は、インターネット1300を介して他の通信機器と通信可能である。そして、サーバーコンピュータ3000は、クライアントコンピュータ1000やモバイル端末2000で保持されているデータを受信して、メモリ(図2において後述する外部記憶装置304)に保存し、データの加工や他の機器にデータの送信を行う。なおサーバーコンピュータ3000によって実現される機能は、1台の情報処理装置で実現されてもよいし、複数の情報処理装置が連携して動作することによって実現されてもよい。
プリンタ4000は、有線通信又は無線通信により、ルーター1200に接続され、ルーター1200や、インターネット1300を介して他の通信機器と通信可能である。また、プリンタ4000は、クライアントコンピュータ1000又はモバイル端末2000又はサーバーコンピュータ3000に保存されているデータを受信し、受信したデータに基づいて印刷媒体に印刷を行う。
なお、各装置間の接続に用いられる通信方式は、例えば、IEEE802.11シリーズの通信規格(Wi-Fi)やBluetooth (Bluetooth Classic、Bluetooth Low Energy(BLE)等)である。また、USB、IEEE1394、LAN等の有線接続であってもよい。さらに、各装置が移動体通信(3Gや4G、5G)によって通信しても良い。
クライアントコンピュータ1000は、例えばパーソナルコンピュータ(PC)である。また、モバイル端末2000は、例えばタブレットコンピュータ、スマートフォンである。また、本実施形態で使用されるプリンタ4000の印刷方式は、電子写真方式でもインクジェット方式でもよく、その他の方式でもよい。
図2は、本実施形態におけるシステムのハードウェアの構成を示す図である。
クライアントコンピュータ1000は、CPU101、ROM102、RAM103、外部記憶装置104、データ通信I/F105、入力デバイス制御部106、入力装置107、表示装置制御部108を含む。
CPU101は、中央演算装置であり、指定されたプログラムに従って、処理を実施する。例えば、ROM102、RAM103、外部記憶装置104に保存されているプログラムや画像データを受け取り、演算処理を実施する。
ROM102は、不揮発性のストレージであり、後述する各実施形態の処理で使用されるテーブルデータやプログラムを保持することができる。
RAM103は、揮発性のストレージであり、プログラムやデータを一時的に保持する。
外部記憶装置104は、不揮発性のストレージであり、プログラムやデータを保持する。例えば、外部記憶装置104は、ブラウザと印刷アプリケーション1500等を保持している。
データ通信I/F105は、クライアントコンピュータ1000と、サーバーコンピュータ3000又はプリンタ4000との間における、ルーター1200を介したデータの送受信を制御する。なお、データ通信I/F105は、クライアントコンピュータ1000とモバイル端末2000との間のデータの送受信を制御してもよい。
入力デバイス制御部106は、ユーザが操作した情報を取得して、各処理部へ制御情報を送信するI/Fである。
入力装置107は、キーボード、マウス等のHID(Human Interface Device)である。ユーザは、入力装置107を介して入力操作を行うことができる。
表示装置制御部108は、ROM102、RAM103、外部記憶装置104の描画用データをディスプレイ1100に送信するI/Fである。
ディスプレイ1100は、表示装置110を含む。表示装置110は、クライアントコンピュータ1000の表示装置制御部108から受け取った描画用データをディスプレイ(画面)に表示する。
ルーター1200は、データ通信I/F120を備え、データ通信I/F120において、クライアントコンピュータ1000、モバイル端末2000、サーバーコンピュータ3000、プリンタ4000とのデータの送受信を制御する。
モバイル端末2000は、CPU201、ROM202、RAM203、外部記憶装置204、データ通信I/F205、入力デバイス制御部206、入力装置207、表示装置制御部208、表示装置209を含む。
CPU201、ROM202、RAM203、外部記憶装置204、入力デバイス制御部206は、それぞれ、CPU101、ROM102、RAM103、外部記憶装置104、入力デバイス制御部106と同様の構成である。
データ通信I/F205は、モバイル端末2000とプリンタ4000との間におけるデータの送受信を制御する。モバイル端末2000は、ルーター1200を介さずに、例えばWi-Fiダイレクト(登録商標)等を用いてプリンタ4000との間のデータの送受信を行ってもよい。なお、データ通信I/F205は、クライアントコンピュータ1000又はサーバーコンピュータ3000との間のデータの送受信を制御してもよい。
入力装置207は、入力装置107と同様の装置のほか、タブレットコンピュータやスマートフォンに備えられている表示および入力の機能を備え、画面上で操作を行うことが可能な装置である。例えばタッチパネルのような機器を備える装置である。
表示装置制御部208は、ROM202、RAM203、外部記憶装置204の描画用データを表示装置209に送信するI/Fである。
表示装置209は、表示装置制御部208から受け取った描画用データを表示する。表示装置209は,モバイル端末2000内に内蔵されている場合が多い。
サーバーコンピュータ3000は、CPU301、ROM302、RAM303、外部記憶装置304、データ通信I/F305を含む。
CPU301、ROM302、RAM303は、それぞれ、CPU101、ROM102、RAM103と同様の構成である。
外部記憶装置304は、不揮発性のストレージであり、プログラムやデータを保持する。例えば、外部記憶装置104は、Webアプリケーション1400等を保持している。
データ通信I/F305は、ルーター1200を介し、クライアントコンピュータ1000又はプリンタ4000との間におけるデータの送受信を制御する。なお、データ通信I/F305は、モバイル端末2000との間のデータの送受信を制御してもよい。データ通信I/F305は、印刷データを送信することが可能である。印刷データには、主に印刷に利用する画像データのデータサイズを小さくする処理が行われて作成された画像ファイルおよび、印刷指示を行うための画像データの印刷に関する印刷設定データが含まれる。さらに、印刷設定データには、用紙サイズ、両面印刷の指定の有無、フチなし印刷の指定の有無、特殊インク利用の有無等に関する設定情報も含まれる。
プリンタ4000は、データ通信I/F401、プリンタコントローラ402、プリンタエンジン403を含む。
データ通信I/F401は、ルーター1200を介し、クライアントコンピュータ1000、モバイル端末2000、サーバーコンピュータ3000との間におけるデータの送受信を制御する。データ通信I/F401は、クライアントコンピュータ1000、モバイル端末2000、サーバーコンピュータ3000のいずれかで生成された印刷データを受信する。印刷データには、主に印刷に利用する画像データのデータサイズを小さくする処理が行われて作成された画像ファイルおよび印刷指示を行うための印刷設定データが含まれる。さらに、印刷設定データには、用紙サイズ、両面印刷の指定の有無、フチなし印刷の指定の有無、特殊インク利用の有無等も含まれる。
プリンタコントローラ402は、受信した印刷データに含まれる指示データに従い、プリンタエンジン403の制御を行う。また、印刷設定データである用紙の種類に応じて、印刷に必要は色空間変換や色材への色分解などを用いて、画像データを変換する。さらに、出力階調補正やハーフトーニングといった画像処理をルックアップテーブルなどの画像処理パラメータを用いて、画像データを印刷できる記録データに変換する。なおプリンタコントローラ401は、CPU、ROM、RAM等で構成されており、プリンタコントローラ401のCPUは、後述する図8のフローチャートの処理を行う。つまり、後述する印刷用画像データD3の配置処理として内接処理を行うか外接処理を行うかを決定し、印刷用画像データD3の配置処理を行う。プリンタコントローラ401のRAM、ROMはそれぞれROM102、RAM103と同様の構成である。
プリンタエンジン403は、受信した印刷データの画像データを各インク色データに変換して、印刷処理を実行する。印刷処理の主な処理は、印刷ヘッドに対して記録データに基づいてヘッドに搭載されたヒータの加熱動作や圧力動作を制御し、インクを吐出する。
ここで、サーバーコンピュータ3000に送信される出力画像データの作成に関わるデータについて説明する。なお以下のWebアプリケーション1400や印刷アプリケーション1500とそれぞれの設定内容は一例であり、限定されるものではない。さらに、出力画像データの作成に関わるデータは、必ずしも以下に説明する流れで作成され、サーバーコンピュータ3000に送信されるものとは限らない。
クライアントコンピュータ1000又はモバイル端末2000は、ブラウザと印刷設定を行う印刷アプリケーション1500を保持している。ユーザがクライアントコンピュータ1000の画面上(ディスプレイ1100)又はモバイル端末2000の画面上でブラウザを起動し、Webアプリケーション1400のURLにアクセスする。これにより、ブラウザによって利用されるWebアプリケーション1400がクライアントコンピュータ1000又はモバイル端末2000に送信される。ブラウザは送信されたWebアプリケーション1400を利用することでWebアプリケーション1400の画面を表示し、ユーザ操作に従った画面を表示する。なおWebアプリケーション1400は、サーバーコンピュータ3000が保持している。例えば、ユーザがWebアプリケーション1400の画面を利用してWebアプリケーション1400上に画像データを入力すると、入力された画像データがサーバーコンピュータ3000に送信される。また、画像データのプレビュー画像がWebアプリケーション1400の画面上に表示される。さらに、ユーザが表示されたプレビュー画像に対してブラウザ上で編集操作を行うと、編集操作が反映されたプレビュー画像がサーバーコンピュータ3000で作成され、ブラウザ上で表示される。なおブラウザによって利用されるWebアプリケーション1400がクライアントコンピュータ1000又はモバイル端末2000に送信されず、ユーザの操作に応じた動作をサーバーコンピュータ3000が行ってもよい。そしてクライアントコンピュータ1000又はモバイル端末2000の画面上に動作の内容やプレビュー画像が表示されてもよく、限定されるものではない。
ユーザは、Webアプリケーション1400の画面上で画像の編集、特殊インクを使う画像領域の設定等を行う。なおWebアプリケーション1400の画面上で行った操作に関わる情報は随時サーバーコンピュータ3000に送信されるものとする。そして、ユーザがWebアプリケーション1400の画面上で例えば「次へボタン706」を押下すると、印刷アプリケーション1400が起動される。なお、Webアプリケーション1400の画面上で行った操作に関わる情報は、印刷アプリケーション1500に送信され、例えば後述する印刷ボタン708が押下されたことによって、サーバーコンピュータ1000に送信されてもよい。
ユーザは、印刷アプリケーション1500の画面上で、例えばプリンタの選択、用紙タイプ、用紙サイズ、特殊インクの利用の有無、フチなし印刷の指定の有無、特殊インクの利用強度、等を設定し、「印刷ボタン708」を押下する。
例として、図3にWebアプリケーション1400の画面と印刷アプリケーション1400の画面を示す。図3の(a)が印刷アプリケーション1500の画面であり、図3の(b)がWebアプリケーション1400の画面である。図3に示すように、ユーザは、図3(b)の領域704において画像の編集を行い、設定705で特殊インクを使う画像領域の設定を行う。ユーザは、設定705において、選択した画像領域に対する特殊インクを用いた色(色A,色B,色C,色Dのうちいずれか)の選択を行う。なお表示はされないが、特殊インクを用いた色にはそれぞれ、特殊インクに対応する特定のRGB値が定められているとする。そして、ユーザが図3(b)の画面上で、例えば「次へボタン706」を押下すると、図3(a)の印刷アプリケーション1500が起動される。ユーザは、設定701でプリンタ(プリンタドライバ)の選択、設定702で特殊インクの利用の有無、設定703で特殊インクの利用強度等を設定する。なお特殊インク利用強度とは、特殊インクを使用する色の印刷において利用される特殊インクの割合の多寡を示す。設定701は、ユーザから印刷に使用するプリンタ(プリンタドライバ)の指定を受け付けるコンボボックスである。また、設定703は、例えば設定値である「0」、「1」、「2」、「3」のコンボボックスとなっており、特殊インクの利用強度として、それぞれ、「最弱」、「弱」、「標準」、「強」を示す。ユーザは、特殊インクの利用強度として例えば「標準」を指定したい場合、設定703において「2」を選択する。なお設定703の設定値はこれに限定されるものではない。また、ユーザは、図3(a)の画面上で、用紙タイプ、用紙サイズ等の印刷設定も行う(不図示)。さらに印刷設定では、フチなし印刷の有無を指定する。例えばフチ設定707は、フチなし印刷又はフチあり印刷の何れかの指定を受け付けるコンボボックスである。
そして、ユーザが図3(a)の画面上で「印刷ボタン708」を押下する。印刷ボタン708が押下されると、印刷アプリケーション1500の画面上で設定した情報と、画像データの作成指示がサーバーコンピュータ3000に送信される。なお、図3(b)において、Webアプリケーション1400の画面に設定702や設定703が表示され、各種設定を行う形態であってもよい。また、印刷ボタン708ではない操作をトリガーとして、印刷アプリケーション1500の画面上で設定した情報と、画像データの作成指示がサーバーコンピュータ3000に送信されてもよい。
さらに、ここで、レンダリング処理について説明する。レンダリング処理とは、ユーザに入力された入力画像データ(以降、D1とする)とユーザに設定された印刷設定データ(以降、D2とする)を用いて印刷用画像データ(以降、D3とする)が作成される処理である。具体的には、入力画像データD1が印刷(印字)可能領域内に収まるように、拡大処理又は縮小処理の少なくとも一方の処理(以降、拡縮処理とする)をされた画像データの画像サイズが算出される。そして算出された印刷可能領域内に画像データが配置され、印刷用画像データD3が作成される処理のことである。サーバーコンピュータ3000で作成された印刷用画像データD3はプリンタに送信され、印刷用画像データD3に基づいた印刷が行われる。レンダリング処理の詳細な説明は図6において後述する。
ところで、プリンタの種類が大判プリンタであるか小判プリンタであるかによって、プリンタで行われる処理である、上述したレンダリング処理が行われた印刷用画像データD3に対する配置処理が異なる場合があり、印刷結果(印刷物)が異なる場合がある。具体的には、プリンタの種類が大判プリンタである場合、印刷用画像データD3に対する配置処理として、後述する内接処理が行われる。プリンタの種類が小判プリンタである場合、さらにフチなし印刷が設定されているか否かによって、印刷用画像データD3に対する配置処理が異なり、印刷結果が異なる場合がある。具体的には、プリンタの種類が小判プリンタであり、かつフチなし印刷が設定されている場合、印刷用画像データD3に対する配置処理として、後述する外接処理が行われる。また、プリンタの種類が小判プリンタであり、かつフチなし印刷が設定されていない場合、印刷用画像データD3に対する配置処理として、後述する内接処理が行われる。
よって、印刷データの印刷設定データD2にフチなし印刷が設定されている場合、印刷用画像データD3の配置処理として、大判プリンタでは内接処理が行われるが、小判プリンタでは外接処理が行われることとなる。その結果、印刷結果が異なる場合がある。なおフチなし印刷とは、用紙(記録媒体)領域の少なくとも2辺の端部をはみ出した画像を当該用紙領域上に印刷することで、少なくとも当該2辺の端部に余白のない状態の印刷結果を得るための印刷方法のことである。
図4は、送信先のプリンタの種類によって印刷結果に差異が生じることを示す図である。図4において、入力画像データD1の領域を領域20、印刷可能領域を領域21、印刷可能領域内に配置された入力画像データD1の領域を領域22、用紙領域を領域23とする。また、フチなしはみ出し領域を領域26とし、領域26は点線で示されている。なおフチなしはみ出し領域とは、フチなし印刷を行うためにどれくらい画像を用紙領域からはみ出させる必要があるか、を示すフチなし印刷のための領域である。フチなしはみ出し領域を示す情報は、印刷アプリケーション1500がプリンタ4000やプリンタ4000に対応するプリンタドライバから取得し、サーバーコンピュータ3000に送信されるものとする。また、フチなしはみ出し領域は、プリンタによって記録剤(インク、トナー等)が吐出される領域であるが、フチなしはみ出し領域のうち、用紙領域からはみ出した領域は用紙がないため印刷はされない。なお印刷可能領域21はフチなしはみ出し領域26と同等の領域サイズであってもよい。この場合、後述する領域24は領域22と同等の領域サイズとなる。ここでは、入力画像データD1が、アスペクト比が変化せずに領域21に収まるように拡大され、領域21の中央に配置されている。よって、領域21の上下の辺と領域22の上下の辺の間に差分が生じている。なお、入力画像データD1が領域21に収まるように拡大され配置される位置は、領域21の中央でなくてもよい。また、入力画像データD1と領域21とのアスペクト比によっては、領域21の上下の辺と領域22の上下の辺の間に差分が生じるのではなく、領域21の左右の辺と領域22の左右の辺の間に差分が生じてもよいし、差分が生じなくても良い。さらに、入力画像データD1が領域21よりも大きいサイズの場合、拡大ではなく縮小されて配置されてもよい。
そして、上述のようにして領域20が拡縮処理をされた結果である領域22が、レンダリング処理の結果である印刷用画像データD3として、プリンタに送信され、印刷用画像データD3がフチなしはみ出し領域である領域26に配置される。ここで、以下に示すケースAの場合とケースBの場合とで、印刷用画像データD3に対する配置処理が異なり、印刷結果が異なる場合がある。ケースAは、プリンタの種類が大判プリンタである場合又はプリンタの種類が小判プリンタであり、かつフチなし印刷が設定されていない(フチあり印刷が設定されている)場合である。ケースBは、プリンタの種類が小判プリンタであり、かつフチなし印刷が設定されている場合である。
例えばケースAの場合、印刷用画像データD3の領域26に対する配置処理として、内接処理が実行される。例えば図4において印刷用画像データD3は、領域26に領域24のサイズで配置される。内接処理とは、印刷用画像データD3の4辺を含む画像領域が領域26内に収まるように拡縮処理が実行されて配置される処理である。
具体的には、内接処理は、印刷用画像データD3のアスペクト比を変化させずに、かつ印刷用画像データD3の4(全)辺が領域26内に収まるように、少なくとも印刷用画像データD3の上下左右のいずれか2辺と、少なくとも領域26の上下左右のいずれか2辺を重ねる処理である。なお印刷用画像データD3は領域26の中央に配置されているが、中央ではなく上下又は左右等に寄せて配置されてもよく、限定されない。内接処理では、領域22のアスペクト比と領域26のアスペクト比が異なる場合は、領域24の上下2辺と左右2辺の何れかの2辺と、領域26の上下2辺と左右何れかの2辺の間に差分が生じることがある。なお領域24のアスペクト比と領域26のアスペクト比が同じである場合は、領域24の4辺は領域26の4辺と重なるため、領域24の上下2辺と左右2辺の何れかの2辺と、領域26の上下2辺と左右2辺の何れかの2辺の間に差分が生じない。
また、例えばケースBの場合、印刷用画像データD3の領域26に対する配置処理として外接処理が実行される。例えば図4において印刷用画像データD3は、領域26に領域25のサイズで配置される。外接処理とは、印刷用画像データD3の2辺が領域26を示す2辺と重なり、他の2辺が領域26からはみ出すように拡縮処理が実行されて配置される処理である。なお領域25のうち領域26からはみ出した領域はプリンタによって記録剤(インク、トナー等)が吐出されない。
具体的には、外接処理は、印刷用画像データD3のアスペクト比を変化させずに、かつ印刷用画像データD3の2辺が領域26の外側に配置されるように、少なくとも印刷用画像データD3の上下2辺と左右2辺の何れか2辺と少なくとも領域26の上下2辺と左右2辺の何れか2辺を重ねる処理である。なお印刷用画像データD3は領域26の中央に配置されているが、この形態に限定されず、中央ではなく上下又は左右に寄せて配置されてもよい。外接処理では、領域22のアスペクト比と領域26のアスペクト比が異なる場合、領域25の辺のうち、領域26の2辺と重ならない2辺と、領域25の一部の領域は領域26から外側にはみ出していることがある。なお領域25のアスペクト比と領域26のアスペクト比が同じである場合は、領域25の4辺は領域26の4辺と重なるため、領域25の一部の領域は領域26から外側にはみ出さない。
上述したように、プリンタの種類が大判プリンタであるか小判プリンタであるかによって、プリンタが領域26に印刷用画像データD3を配置する際の配置処理が異なる場合があり、印刷結果が異なる場合がある。
さらに、内接処理は、主にポスター印刷に向いている画像データの配置処理である。内接処理が実行されることによって、ポスター内の文字が見切れる可能性が低い。しかし、ポスター印刷を実行したい場合、外接処理が実行されるケースBでは、外接処理が実行されることでポスター内の文字が見切れてしまう可能性がある。
そこで、本実施形態では、印刷データが送信されるプリンタの種類が大判プリンタと小判プリンタのいずれであったとしても、同様の印刷結果が得られるように制御する。具体的には、レンダリング処理が行われる際に、プリンタの種類とフチなし印刷の指定の有無に基づいて、余白を付加した印刷用画像データD3を作成するか否かを決定する。例えば上述したケースBである場合、領域21と領域22の間の差分に対応する領域に余白を付加する。つまり、領域22と余白を含む領域21に相当する領域が、レンダリング処理の結果である印刷用画像データD3として、プリンタに送信され、外接処理が実行される。これにより、印刷用画像データD3に外接処理が実行された場合であっても、印刷用画像データD3に内接処理が実行された場合と同様の印刷結果を得ることができる。つまり、プリンタの種類が大判プリンタと小判プリンタのいずれであったとしても、同様の印刷結果を得ることができる。
さらに、ポスター印刷の場合に、外接処理が実行されるケースBであっても、ポスター内の文字が見切れてしまうことを低減できる。
なお、ケースBの場合、ユーザ自身が画像データを作成する際に余白をつける編集操作を行っておくことで、内接処理が実行された場合の印刷結果と同等の印刷結果を得ることが可能である。しかし、ユーザはどれくらいの余白を付加させると内接処理が実行された場合の印刷結果と同等にすることができるかを認識することができない場合がある。さらに、ユーザ自身が画像データに余白を付加する必要があるため、ユーザに負担が生じてしまう。よって本実施形態では、レンダリング処理が行われる際に、プリンタの種類とフチなし印刷の指定の有無に基づいて領域21と領域22の間の差分に対応する領域に余白を付加した印刷用画像データD3をCPUが自動で作成する。これにより、ユーザ自身で余白を付加した画像データを作成する必要がないため、ユーザビリティを向上させることができる。
図5は、システムのソフトウェアの構成を示す図である。図5は、例としてサーバーコンピュータ3000のソフトウェアの構成を示している。図5では、主に印刷用画像データを生成するレンダリング処理について、各処理部を説明する。
サーバーコンピュータ3000は、データ受信処理部501、入力画像データ取得部502、印刷設定データ取得部503、プリンタ種類判定部504、レンダリング処理部505、出力画像作成部506、データ送信処理部507を備えている。
データ受信処理部501は、CPU301が各端末の通信I/Fを介し、クライアントコンピュータ1000、又はモバイル端末2000からの画像データの生成に関わるデータを受信する処理部である。画像データの生成に関わるデータは、例えば、入力画像データや印刷設定データ、送信先のプリンタ情報などである。なおデータ受信処理部501において、CPU301は、受信した画像データの作成(生成)に関わるデータを外部記憶装置304又はRAM303に保存する。
入力画像データ取得部502は、CPU301がデータ受信処理部501で受信したデータの入力画像データ(以下、D1とする)を取得する処理部である。例えば、入力画像データ処理部502においてCPU301は、入力画像データD1として画像ファイル化された画像データを取得する。例えば、画像ファイル化された画像データとは、ベクター画像データである。また、画像ファイル化された際の圧縮形式(フォーマット)は、例えばJPEG(Joint Photographic Experts Group)形式である。また例えば、画像ファイル化された際の圧縮形式は、例えばSVG(Scalable Vector Graphics)形式である。なお入力画像データD1が画像ファイル化された際の圧縮形式は、後述するレンダリング処理において、印刷用画像データD3に変換できる形式であれば、いかなる形式でも構わない。また、入力画像データD1は、後述するレンダリング処理において、印刷用画像データD3に変換できる画像データであれば、いかなる画像データでも構わない。なお、ある圧縮形式を用いて圧縮され、作成されたファイルの形式を圧縮形式とも呼ぶ。
印刷設定データ取得部503は、CPU301がデータ受信処理部501で受信したデータの印刷設定データD2を取得する処理部である。印刷設定データD2は、後述する印刷用画像データD3の作成に関連するプリンタの機種情報や給紙方法、用紙サイズや用紙の種類、印刷品質やフチなし印刷の指定の有無、特殊インク利用の有無などを含む。または、印刷設定データD2は、各種印刷設定から計算された出力画像のサイズ情報を含む。
プリンタ種類判定部504は、CPU301がデータ受信処理部501で受信したデータのうち、送信先のプリンタ4000の種類に関する情報であるプリンタ種類情報を取得し、プリンタ4000の種類を判定する処理部である。プリンタ種類情報は、送信先のプリンタ4000の種類が大判プリンタであるか小判プリンタであるかの判定に利用できる情報を示す。例えば、大判プリンタと小判プリンタをそれぞれ示すコマンド情報などがある。
プリンタ種類判定部504において、CPU301は、プリンタ種類情報に基づいて判定したプリンタ4000の種類が大判プリンタであるか小判プリンタであるかを示すプリンタ種類判定情報(以降、D4とする)を作成する。そして、CPU301は、プリンタ種類判定情報D4をレンダリング処理部505に送信する。
レンダリング処理部505は、CPU301が入力画像データD1から、印刷設定データD2とプリンタ種類判定情報D4を用いて印刷用画像データD3を作成する処理部である。レンダリング処理部505においてCPU301は、入力画像データ取得部502で取得した入力画像データD1を取得する。また、印刷設定データ取得部503で取得した印刷設定データD2を取得する。さらに、プリンタ種類判定部504で取得したプリンタ種類判定情報D4を取得する。そして、レンダリング処理部505においてCPU301は、入力画像データD1から、印刷設定データD2とプリンタ種類判定情報D4を用いて印刷用画像データD3を作成する。印刷用画像データD3の作成については図6において後述する。
出力画像作成部506は、CPU301がレンダリング処理部505で生成した印刷用画像データD3を画像ファイル化する(又は、出力画像作成処理とする)処理部である。画像ファイル化は、画像データのデータサイズを小さくする処理である。例えば、出力画像作成部506においてCPU301は、印刷用画像データD3を、例えばJPEGやPNGなどの圧縮形式で画像ファイル化する。画像ファイル化の方法については、公知である技術を用いる。なお画像データは、JPEG形式で圧縮されるとJPEG形式のデータが生成され、PNG形式で圧縮されるとPNG形式のデータが生成される。
データ送信処理部507は、CPU301が出力画像作成部506において作成した画像ファイル(出力画像データ)を、データ通信I/F305を介して他の端末に送信する処理部である。具体的には、データ送信処理部507において、CPU301は、印刷データをクライアントコンピュータ1000又はモバイル端末2000に送信する。そして、クライアントコンピュータ1000のCPU101又はモバイル端末2000のCPU201によって、プリンタ4000に印刷データが送信される。印刷データには、作成した画像ファイルおよび印刷指示を行うための印刷設定データD2が含まれる。さらに、印刷設定データD2には、用紙サイズ、両面印刷の指定の有無、フチなし印刷の指定の有無、特殊インク利用の有無等も含まれる。なお、データ送信処理部507においてCPU301は、クライアントコンピュータ1000やモバイル端末2000を介さずプリンタ4000に直接印刷データを送信してもよい。
図6は、プリンタの種類とフチなし印刷に関する設定に応じたレンダリング処理を行うことを示す図である。レンダリング処理部505においてCPU301は、印刷設定データD2のフチなし印刷の指定の有無とプリンタ種類判定情報D4に基づいて余白の有無が異なるレンダリング処理を行う。
図6において、入力画像データD1の領域を領域50、印刷可能領域を領域51、印刷領域内に配置された入力画像データD1の領域を領域52、用紙領域を領域53とする。なおフチなしはみ出し領域は不図示であるが、印刷可能領域51と同等の領域サイズとしてもよい。この場合、後述する領域55と同等のサイズである。
ここで、印刷用画像データD3の作成について具体的に説明する。まず、レンダリング処理部505においてCPU301は、入力画像データD1と印刷設定データD2から、用紙に対する印刷領域画像サイズ(以降、P1とする)を算出する。つまり、領域52のサイズを算出する。印刷(印字)領域画像サイズP1の算出について具体的に説明する。例えば、入力画像データD1の幅と高さのサイズが、3000画素と4000画素とする。また、印刷設定データD2が、A4の用紙サイズにフチなしが設定された情報を含み、用紙に対する印刷可能領域サイズ(以降、P2とする)の幅と高さのサイズが4500画素と6800画素とする。つまり、領域51の幅と高さのサイズが4500画素と6800画素とする。なお設定内容に基づいた印刷可能領域サイズP2の幅と高さのサイズは予め保持されていてもよいし、プリンタ4000から送信されたサイズが利用されてもよい。次に、印刷可能領域サイズP2内に入力画像データD1が収まるように、拡縮処理がされた画像サイズの算出を行う。つまり、CPU301は、入力画像データD1の幅と高さの比(アスペクト比)が、変わらないように、印刷可能領域サイズP2内に入力画像データD1が収まるような画像サイズを算出する。入力画像データD1の幅と高さのサイズが、3000画素と4000画素で、印刷可能領域サイズP2の幅と高さのサイズが4500画素と6800画素である。従って、印刷可能領域サイズP2内に収まる画像サイズは、幅と高さのサイズが、それぞれ4500画素と6000画素となる。この画像サイズを、印刷領域画像サイズP1とする。そして、算出した印刷領域画像サイズP1に収まるように入力画像データD1を拡縮した画像データを作成する。ここでは、入力画像データD1が、アスペクト比が変化せずに領域51に収まるように拡大され、領域51の中央に配置されている。よって、領域51の上下の辺と領域52の上下の辺の間に差分が生じている。なお、入力画像データD1が領域51に収まるように拡大され配置される位置は、中央でなくてもよい。また、入力画像データD1のアスペクト比によっては、領域51の上下の辺と領域52の上下の辺の間に差分が生じるのではなく、領域51の左右の辺と領域52の左右の辺の間に差分が生じてもよいし、差分が生じない場合もある。さらに、入力画像データD1が領域51よりも大きいサイズの場合、拡大ではなく縮小されて配置される。
次に、CPU301は、印刷設定データD2とプリンタ種類判定情報D4に基づいて領域51と領域52との間の差分に対応する領域に余白を付加するか否かを決定する。具体的には、CPU301は、プリンタ種類判定情報D4から、プリンタ4000が大判プリンタか小判プリンタかを特定する。そして、CPU301は、プリンタ4000が小判プリンタである場合、印刷設定データD2から、フチなし印刷が設定されているか否かを判定する。そして、CPU301は、プリンタ4000が小判プリンタであり且つフチなし印刷が設定されている場合(上述したケースB)、領域51と領域52との間の差分に対応する領域に余白を付加する。そして、入力画像データD1を拡縮した画像データの領域である領域52と余白が付加された領域を含む領域である領域51に相当する領域が、印刷用画像データD3の領域となる。また例えば、プリンタ4000が大判プリンタである場合、又は小判プリンタであり且つフチなし印刷が設定されていない場合(上述したケースA)、領域51と領域52との間の差分に対応する領域に余白を付加しない。そして、入力画像データD1を拡縮した画像データの領域である領域52が、印刷用画像データD3の領域となる。
ケースAの場合、フチなしはみ出し領域に印刷用画像データD3が配置されたイメージ図として領域54が示されている。領域54は、フチなしはみ出し領域(不図示)に内接処理で配置されている。つまり、ケースAの場合、余白を含まない印刷用画像データD3を示す領域52が領域54に内接処理で配置される。また、ケースBの場合、フチなしはみ出し領域に印刷用画像データD3が配置されたイメージ図として領域55が示されている。領域55は、フチなしはみ出し領域(不図示)に外接処理で配置されている。つまり、ケースBの場合、余白を含む印刷用画像データD3を示す領域51に相当する領域が領域55に外接処理で配置される。なおプリンタ4000は、余白を示す白色データであるRGB値である、例えば(R、G、B)=(255、255、255)が入力された場合は、インクを吐出しないものとする。よって、ケースBの場合の印刷用画像データD3の余白部分はインクが吐出されないため、ケースAの場合の印刷結果と同等の印刷結果を得られる。
図7は、プリンタの種類とフチなし印刷に関する設定に応じたレンダリング処理を決定し、レンダリング処理を行うことを示すフローチャート図である。つまり、レンダリング処理の際に余白を付加するか否かを決定し、レンダリング処理を行うことを示すフローチャート図である。図7のフローチャートにおける各ステップの処理は、サーバーコンピュータ3000のCPU301がフローチャートの処理に関わるプログラムを読み出して実行することで、実現される。
図7のフローチャートは、例えば、サーバーコンピュータ3000が印刷アプリケーション1500を保持する端末から印刷用画像データD3の作成指示を受信したことに基づいて開始される。
S601において、CPU301は、図5の入力画像データ取得部502で、入力画像取得処理を行う。具体的には、CPU301は、図5のデータ受信処理部501で受信したデータの中から、入力画像データD1を取得する。入力画像データは、例えば、撮影装置で撮影して得られる写真画像データを示す。また、例えば、画像編集をソフトウェアやWebアプリケーション1400で編集した画像データを示す。また、例えば、ブラウザで表示できるHTML/CSS形式の画像データや、SVG形式などのベクター画像データ、JPEG形式などの画像データである。入力画像データは、後述するレンダリング処理において、印刷用画像データに変換できるデータであれば、いかなるデータでも構わない。なおCPU301は、取得した画像データD1を外部記憶装置304又はRAM303に保存する。
S602において、CPU301は、図5の印刷設定データ取得部503で、印刷設定取得処理を行う。具体的には、CPU301は、図5のデータ受信処理部501で受信したデータの中から、印刷設定データD2を取得する。印刷設定データD2は、例えば、図3(a)の設定701においてユーザに選択されたプリンタの機種情報、プリンタの給紙情報、用紙サイズ、用紙の種類、印刷品質、フチなし印刷の指定の有無などを示す。これらの印刷設定データD2は、レンダリングサイズを算出する際に関わる情報である。レンダリングサイズを算出する際に関わる情報としては、例えば印刷領域可能サイズP2がある。例えば、プリンタの機種、給紙情報のうちカット紙やロール紙などプリンタに設定されている用紙の種類、用紙サイズ、用紙の品質のうち高品質用紙や普通紙などの低品質用紙によって、印刷可能領域サイズP2が変わる。また、印刷品質のうち高画質や低画質の設定によって、印刷可能領域サイズP2が変わる。フチ設定では、フチあり印刷とフチなし印刷で、印刷可能領域サイズP2が変わる。また、印刷設定データD2に設定されている特殊インクの利用の有無又は特殊インクの利用強度又は特殊インクを利用する色の値などの特殊インクに関わる設定を取得する。なおCPU301は、取得した印刷設定データD2を外部記憶装置304又はRAM303に保存する。
さらに、CPU301は、図5のプリンタ種類判定部504でプリンタの種類の判定に利用できる情報をプリンタ種類情報として取得する。プリンタ種類情報は、送信先のプリンタ4000の種類が大判プリンタであるか小判プリンタあるかの判定に利用できる情報を示す。例えば、大判プリンタと小判プリンタをそれぞれ示すコマンド情報などがある。
S603において、CPU301は、図5のプリンタ種類判定部504で、送信先のプリンタ4000が大判プリンタであるか小判プリンタであるかを判定する。具体的には、CPU301は、プリンタ種類情報に基づいて、送信先のプリンタ4000が大判プリンタであるか小判プリンタであるかを判定し、判定結果を示す情報であるプリンタ種類判定情報D4を作成し、レンダリング処理部505に送信する。CPU301は、S603において大判プリンタと判定された場合、S604に進み、S603において小判プリンタと判定された場合、S605に進む。
なお、送信先のプリンタが大判プリンタである場合、フチなし印刷の指定の有無にかかわらず印刷用画像データD3の配置処理として内接処理が実行されるため、フチなし印刷か否かの判定は行わない。
S604において、CPU301は、レンダリング処理を行う際に余白を付加しないと決定し、図5のレンダリング処理部505で、レンダリング処理を行う。具体的には、CPU301は、レンダリング処理の際に、図6における領域51と領域52との間の差分に対応する領域に余白を付加しない。つまり、領域52を印刷用画像データD3の領域とすることを決定し、印刷用画像データD3の作成を行う。
S605において、CPU301は、印刷設定データD2に基づいてフチなし印刷の設定がされているかを判定する。S605においてYESと判定された場合、S606に進み、S605においてNOと判定された場合、S607に進む。なお判定は、フチなし印刷とフチあり印刷のどちらが設定されているかが判定できればよい。
S606において、CPU301は、レンダリング処理を行う際に余白を付加すると決定し、図5のレンダリング処理部505で、レンダリング処理を行う。具体的には、CPU301は、レンダリング処理の際に、図6における領域51と領域52との間の差分に対応する領域に余白を付加する。つまり、余白を含む領域51に相当する領域を印刷用画像データD3の領域とすることを決定し、印刷用画像データD3の作成を行う。
S607の処理は、S604と同様の処理であるため説明を省略する。
S608において、CPU301は、出力画像作成部506で画像ファイル(出力画像データ)を作成する。具体的には、CPU301は、印刷用画像データD3のデータサイズを小さくする処理を行う。例えば、圧縮処理によって出力画像の作成を行う。なお圧縮処理はJPEG形式やPNG形式等が行われるが、限定されるものではない。さらに、圧縮処理ではなく印刷用画像データD3の画像サイズを小さくすることにより印刷用画像データD3のデータサイズを小さくしてもよい。
また、CPU301は、データ送信処理部507において、データ通信I/F305を介して、クライアントコンピュータ1000に画像ファイルと印刷設定データを含む印刷データを送信する。そして、クライアントコンピュータ1000のCPU101が、データ通信I/F105を介して、プリンタ4000に画像ファイルと印刷設定データを含む印刷データを送信することにより、印刷が開始される。なおモバイル端末2000に画像ファイルと印刷設定データを含む印刷データが送信され、CPU201がデータ通信I/F205を介して、プリンタ4000に画像ファイルと印刷設定データD2を含む印刷データを送信してもよい。また、データ送信処理部507においてCPU301はクライアントコンピュータ1000やモバイル端末2000を介さずプリンタ4000に直接印刷データを送信してもよい。
図8は、プリンタ4000における、印刷用画像データD3の配置処理を決定し、印刷処理を行うフローチャート図である。なお図8(a)はプリンタ4000が小判プリンタである場合のフローチャートであり、図8(b)はプリンタ4000が大判プリンタである場合のフローチャートである。図8のフローチャートにおける各ステップの処理は、プリンタ4000のプリンタコントローラ402がフローチャートの処理に関わるプログラムを読み出して実行することで、実現される。具体的には、プリンタコントローラ402が保持するCPUがフローチャートの処理に関わるプログラムを読み出して実行することで、実現される。また、図8のフローチャートは、例えばサーバーコンピュータ3000又はクライアントコンピュータ1000又はモバイル端末2000から、画像ファイルと印刷設定データを含む印刷データが送信され、受信したことに基づいて開始される。
まず、プリンタ4000が小判プリンタである場合のフローチャートである図8(a)について説明する。
S801においてプリンタコントローラ402は、サーバーコンピュータ3000において作成された画像ファイルを取得する。画像ファイルが展開(解凍)されると印刷用画像データD3となる。
S802の処理は、S602と同様の処理であるため説明を省略する。
S803の処理は、S605と同様の処理であるため説明を省略する。なお小判プリンタは、印刷設定データD2のフチなし印刷の指定の有無によって、印刷用画像データD3の配置処理を切り替えるため、フチなし印刷が設定されているか否かの判定を行う。プリンタコントローラ402は、S803においてYESと判定された場合、S804に進み、S803においてNOと判定された場合、S805に進む。
S804において、プリンタコントローラ402は、印刷用画像データD3の配置処理として外接処理を行うことを決定し、印刷用画像データD3に対して外接処理を行う。
S805において、プリンタコントローラ402は、印刷用画像データD3の配置処理として内接処理を行うことを決定し、印刷用画像データD3に対して内接処理を行う。
S806において、プリンタコントローラ402は、印刷設定データD2に基づいた印刷用画像データD3の印刷処理をプリンタエンジン403に実行させる。
次に、プリンタ4000が大判プリンタである場合のフローチャートである図8(b)について説明する。
S811の処理は、S801と同様の処理であるため説明を省略する。
S812の処理は、S802と同様の処理であるため説明を省略する。
S813の処理は、S805と同様の処理であるため説明を省略する。なお大判プリンタは、印刷設定データD2のフチなし印刷の指定の有無に関わらず、印刷用画像データD3の配置処理として内接処理を行うため、フチなし印刷が設定されているか否かの判定を行わない。
S814の処理は、S806と同様の処理であるため説明を省略する。
以上、本実施形態では、プリンタの種類とフチなし印刷の指定の有無に基づいて、余白を付加した印刷用画像データD3を作成するか否かを決定する。具体的には、プリンタの種類が、小判プリンタであり、且つフチなし印刷が設定されている場合、印刷用画像データD3の配置処理として外接処理が行われるため、余白を付加した印刷用画像データD3を作成する。これにより、印刷用画像データD3に外接処理が行われても、内接処理が行われた場合の印刷結果と同等の印刷結果を得ることができる。
さらに、ポスター印刷の場合に、外接処理が実行されるケースBであっても、ポスター内の文字が見切れてしまうことを低減できる。
また、ユーザ自身で余白を付加した画像データを作成する必要がないため、ユーザビリティを向上させることができる。
なお、本実施形態ではプリンタの種類が小判プリンタである場合にフチなし印刷が設定されているか否かの判定を行ったが、これに限らない。フチなし印刷を前提とした形態である場合、サーバーコンピュータ3000では、フチなし印刷が設定されているか否かの判定を行わなくてもよい。例えば、フチなし印刷の指定の有無が選択不可であり、フチなし印刷を前提とした印刷アプリケーション等がある場合はフチなし印刷が設定されているか否かの判定を行わなくてもよい。この場合、図7のフローチャートにおいて、S605の処理は実行されず、フチあり印刷が設定されていると判定された場合のS607の処理は実行されなくてもよい。つまり、S603において小判プリンタであると判定された場合は、余白を付加した印刷用画像データD3を作成するレンダリング処理を行う形態であってもよい。
また、本実施形態では、プリンタの種類が大判プリンタか小判プリンタであるかと、フチなし印刷が設定されているか否かの判定に基づいて、レンダリング処理を行う際に余白を付加するか否かを決定した。しかし、プリンタが行う印刷用画像データD3の配置処理がプリンタの種類とフチなし印刷に関する設定によって切り替わる構成ではない場合、印刷用画像データD3の配置処理が判定できる情報に基づいてレンダリング処理を決定する形態であってもよい。例えば、プリンタの種類が大判プリンタであっても、カット紙のみ対応するプリンタか、カット紙に加えてロール紙も対応するプリンタかによって印刷用画像データD3の配置処理が異なる場合がある。例えば、大判プリンタであってもカット紙のみ対応するプリンタである場合、印刷用画像データD3の配置処理として例えば外接処理が行われるとする。この場合、プリンタが行う印刷用画像データD3の配置処理が外接処理であると判定できる情報に基づいて、レンダリング処理を行う際に余白を付加するか否かを決定してもよい。プリンタが行う印刷用画像データD3の配置処理を判定できる情報とは、内接処理と外接処理のどちらが行われるかを判定できるタグやコマンド情報である。
また、送信先のプリンタが大判プリンタである場合であっても、フチなし印刷の指定の有無によって印刷用画像データD3の配置処理が異なる場合は、フチなし印刷か否かの判定を行ってもよい。そして、フチなし印刷が設定されているか否かの判定に基づいて、レンダリング処理を行う際に余白を付加するか否かを決定してもよい。
また、本実施形態では、プリンタの種類が大判プリンタであるか小判プリンタであるかを示す情報としてプリンタ種類情報を利用した。しかし、プリンタの種類が大判プリンタであるか小判プリンタであるかを示す情報であればよい。例えば、大判プリンタが使用される場合は、通信方式としてプリンタドライバを経由して印刷データが送信されることが多い。また、小判プリンタが使用される場合は、通信方式としてプリンタドライバを経由せずにコマンドを利用して送信されることが多い。よって、プリンタの種類が大判プリンタであるか小判プリンタであるかの判定に通信方式に関する情報を利用してもよい。
さらに、本実施形態では、サーバーコンピュータ3000がプリンタの種類とフチなし印刷に関する設定に基づいてレンダリング処理を行う際に余白を付加するか否かを決定し、レンダリング処理を行った。しかし、クライアントコンピュータ1000やモバイル端末2000が処理を行ってもよい。つまり、クライアントコンピュータ1000やモバイル端末2000が図5のようなソフトウェア構成を保持し、図7のようなフローチャートを実行して、他の装置を経由してプリンタ4000に対して印刷設定データを送信できる形態であってもよい。また、プリンタ4000に対して他の装置を経由せず直接印刷データを送信できる形態であってもよい。
(実施形態2)
第1実施形態では、サーバーコンピュータ3000がプリンタの種類とフチなし印刷に関する設定に基づいてレンダリング処理を行う際に余白を付加するか否かを決定し、レンダリング処理を行った。本実施形態では、印刷アプリケーション1500がプリンタの種類とフチなし印刷に関する設定に基づいてレンダリング処理を行う際に余白を付加するか否かを決定し、サーバーコンピュータ3000がレンダリング処理を行う形態について説明する。
図9は、印刷アプリケーション1500が、プリンタの種類とフチなし印刷に関する設定に基づいて、レンダリング処理を行う際に余白を付加するか否かを決定する処理を示すフローチャート図である。図9では、印刷アプリケーション1500を各処理の主体として説明する。しかし、実際には、対応するプログラムをクライアントコンピュータ1000内のCPU101又はモバイル端末2000内のCPU201などのプロセッサが実行することで、対応する機能が実現されることになる。なお、全ての処理は必ずしも一つのプロセス上で逐次的に実行されるものではなく、一度OS側に処理が移り、再度OSから呼び出されるようなケースもあり得る。あくまで主要な処理を、便宜的にわかりやすく示したフローである。
S901の処理は、S602と同様の処理のため説明を省略する。なお印刷アプリケーション1500は、S901で取得した印刷設定データD2に基づいて、レンダリング処理に関する情報を作成し、サーバーコンピュータ3000へ印刷指示を行ってもよい。
S902の処理は、S603と同様の処理のため説明を省略する。印刷アプリケーション1500はS902において大判プリンタと判定された場合、S903に進み、S902において小判プリンタと判定された場合、S904に進む。
S903において、印刷アプリケーション1500は、レンダリング処理を行う際に余白を付加しないと決定する。具体的には、CPU301は、レンダリング処理の際に、図6における領域51と領域52との間の差分に対応する領域に余白を付加しないと決定する。つまり、領域52を印刷用画像データD3の領域とすることを決定する。
S904の処理は、S605と同様の処理のため説明を省略する。印刷アプリケーション1500は、S904においてYESと判定された場合、S905に進み、S904においてNOと判定された場合、S906に進む。
S905において、印刷アプリケーション1500はレンダリング処理を行う際に余白を付加すると決定する。具体的には、印刷アプリケーション1500は、レンダリング処理の際に、図6における領域51と領域52との間の差分に対応する領域に余白を付加すると決定する。つまり、余白を含む領域51に相当する領域を、印刷用画像データD3の領域とすることを決定する。
S906の処理はS903と同様の処理のため説明を省略する。
S907において、印刷アプリケーション1500は、レンダリング処理の際に余白を付加するか否かを示す処理情報を端末装置外部のサーバーコンピュータ3000に送信する。また、印刷設定データD2と、印刷用画像データD3の作成指示を送信する。なお印刷用画像データD3の作成指示は、レンダリング処理の際に余白を付加するか否かを示す処理情報に基づいてレンダリング処理を行い、印刷用画像データD3を作成する指示(情報)である。さらに、画像ファイル作成指示を送信してもよい。また、さらに、印刷アプリケーション1500は、S901において取得した印刷設定データD2に基づいてレンダリング処理に関する情報を作成し、レンダリング処理に関する情報をサーバーコンピュータ3000に送信してもよい。具体的には、印刷アプリケーション1500は、印刷設定情報から、印刷可能領域サイズP2を算出し、サーバーコンピュータ3000に送信してもよい。
図10は、サーバーコンピュータ3000が、印刷アプリケーション1500からのレンダリング処理の際に余白を付加するか否かを示す情報に基づいてレンダリング処理を行うことを示すフローチャート図である。図10のフローチャートは、例えばサーバーコンピュータ3000が印刷アプリケーション1500を保持する端末から印刷用画像データD3の作成指示を受信したことに基づいて開始される。
S1001、S1002、S1004は、それぞれS601、S602、S608と同様の処理のため説明を省略する。なおS1002において、CPU301は、レンダリング処理の際に余白を付加するか否かを示す処理情報を取得する。また、印刷設定データD2と、印刷用画像データD3の作成指示を取得する。さらに、画像ファイル作成指示が送信された場合は、画像ファイル作成指示を取得する。また、さらに、レンダリング処理に関する情報が送信された場合は、レンダリング処理に関する情報を取得する。具体的には、サーバーコンピュータ3000は、印刷可能領域サイズP2を取得する。なおレンダリング処理に関する情報として印刷可能領域サイズP2に関する情報が送信された場合は、サーバーコンピュータ3000は、印刷設定のうち印刷可能領域サイズP2の算出に関する情報を取得しなくてもよい。
S1003において、CPU301は、レンダリング処理の際に余白を付加するか否かを示す処理情報に基づいて、S604又はS606の処理を実行する。すなわち、レンダリング処理の際に余白を付加するか否かの情報がレンダリング処理の際に余白を付加しないことを示す情報である場合、S604と同様の処理を実行する。また、レンダリング処理の際に余白を付加するか否かの情報がレンダリング処理の際に余白を付加することを示す情報である場合、S606と同様の処理を実行する。
また、CPU301は、データ送信処理部507において、データ通信I/F305を介して、クライアントコンピュータ1000又はモバイル端末2000に作成した画像ファイルと印刷設定データを含む印刷データを送信する。そして、クライアントコンピュータ1000のCPU101又はモバイル端末2000のCPU201によって、プリンタ4000に画像ファイルと印刷設定データを含む印刷データが送信される。よって、プリンタ4000において、印刷用画像データD3がフチなしはみ出し領域に配置され、印刷が開始される。なおCPU301は、クライアントコンピュータ1000やモバイル端末2000を介さずプリンタ4000に直接印刷データを送信してもよい。
以上、本実施形態では、印刷アプリケーション1500がプリンタの種類とフチなし印刷に関する設定に基づいてレンダリング処理を行う際に余白を付加するか否かを決定し、サーバーコンピュータ3000が、印刷アプリケーション1500からの指示に基づいてレンダリング処理を行う形態について説明した。これにより、印刷用画像データD3に外接処理が行われても、内接処理が行われた場合の印刷結果と同等の印刷結果を得ることができる。
なお、本実施形態では、印刷アプリケーション1500が、S902において、プリンタ種類情報に基づいてプリンタ4000が大判プリンタであるか小判プリンタであるかを判定する。そして、判定結果に基づいたプリンタ種類判定情報D4を作成し、レンダリング処理を行う際に余白を付加するか否かを決定する。しかしながら、S902において、判定結果に基づいたプリンタ種類判定情報D4を作成し、サーバーコンピュータ3000に送信してもよい。そして、サーバーコンピュータ3000のCPU301が、受信したプリンタ種類判定情報D4に基づいて図9の残りの処理を実行してもよい。すなわち、CPU301は、プリンタ種類判定情報D4が大判プリンタを示す情報である場合、S903を実行し、プリンタ種類判定情報D4が小判プリンタを示す情報である場合、S904の判定を行い、S905又はS906の処理を実行してもよい。
(その他の実施形態)
上述した実施形態は、本発明の効果を得るための構成例であり、類似の別手法、あるいは異なるパラメータを用いて同等の効果が得られる場合は、本発明の範疇に含まれる。また、本発明は、複数の機器(例えば、ホストコンピュータ、インタフェース機器、リーダ、プリンタ等)から構成されるシステム、および1つの機器からなる装置(例えば、プリンタ、複写機、ファクシミリ装置等)に対して適用することができる。
また、上述した実施形態では、印刷アプリ、ブラウザ、サーバーで動くプログラムが連携して動作することによって、実施形態の処理が実現されているが、これに限らない。例えば、印刷アプリケーション、ブラウザのプログラム、サーバーで動くプログラムが統合された一つのアプリケーション(統合アプリケーション)がクライアントコンピュータ上にあるとする。この場合、クライアントコンピュータのCPU101が、統合アプリケーションを実行することで、上述した実施形態の処理がおこなわれてもよい。また、統合アプリケーションがモバイル端末上にある場合、モバイル端末のCPU101が、統合アプリケーションを実行することで、上述した実施形態の処理がおこなわれてもよい。
さらに、上述した実施形態は、以下の処理を実行することによっても実現される。すなわち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(CPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。また、プログラムは、1つのコンピュータで実行させても、複数のコンピュータで連動させて実行させるようにしてもよい。また、上記した処理の全てをソフトウェアで実現する必要はなく、処理の一部または全部をASIC等のハードウェアで実現するようにしてもよい。また、CPUも1つのCPUで全ての処理を行うものに限らず、複数のCPUが適宜連携をしながら処理を行うものとしてもよい。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施例の機能が実現されるだけでない。そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
1000 クライアントコンピュータ
1100 ディスプレイ
1200 ルーター
1400 Webアプリケーション
1500 印刷アプリケーション
2000 モバイル端末
3000 サーバーコンピュータ
4000 プリンタ

Claims (15)

  1. フチなし印刷に関する設定情報を含む、画像データの印刷に関する印刷設定情報を取得する設定取得ステップと、
    前記画像データの印刷を行うプリンタの種類に関する情報であるプリンタ種類情報を取得する取得ステップと、
    前記プリンタの種類が大判プリンタであることが前記プリンタ種類情報によって特定される場合、余白が付加されずに前記画像データが作成される処理が実行されることを決定し、前記プリンタの種類が小判プリンタであることが前記プリンタ種類情報によって特定され、且つ前記フチなし印刷が実行されることが前記印刷設定情報によって特定される場合、余白が付加されて前記画像データが作成される処理が実行されることを決定する決定ステップと、
    をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  2. 前記画像データは、ユーザによって入力された入力画像データに関する情報と、前記印刷設定情報に含まれる情報である、用紙に対する印刷可能領域に関する情報に基づいて、印刷用に作成された印刷用画像データであることを特徴とする請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記余白は、前記印刷可能領域に収まるように拡大処理及び拡縮処理の少なくとも一方の処理が行われた前記入力画像データと、前記印刷可能領域との差分に対応する領域に付加される余白であることを特徴とする請求項2に記載のプログラム。
  4. 前記プリンタの種類が小判プリンタであることが前記プリンタ種類情報によって特定され、且つフチなし印刷が実行されないことが前記印刷設定情報によって特定される場合、余白が付加されずに前記画像データが作成される処理が実行されることを決定することを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載のプログラム。
  5. 前記決定ステップにおいて決定された前記画像データを作成する処理を示す処理情報と、前記印刷設定情報と、を前記コンピュータを有する装置外部のサーバーに送信する送信ステップを前記コンピュータにさらに実行させ、
    前記サーバーにより、前記処理情報に基づいて前記画像データを作成する処理が実行されることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載のプログラム。
  6. 前記決定ステップにおいて決定された前記画像データを作成する処理を示す処理情報に基づいて、前記画像データを作成する処理を実行する実行ステップをさらに備えることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載のプログラム。
  7. 前記画像データのデータサイズを小さくする処理が実行されることにより、画像ファイルが作成されることを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載のプログラム。
  8. 前記印刷設定情報と、前記画像ファイルを含む印刷データが前記プリンタに送信され、前記画像データが印刷されることを特徴とする請求項7に記載のプログラム。
  9. 余白が付加されずに作成された前記画像データがプリンタに送信された場合、フチなし印刷のための領域に対する前記画像データの配置処理として内接処理が実行され、
    余白が付加されて作成された前記画像データがプリンタに送信された場合、フチなし印刷のための領域に対する前記画像データの配置処理として外接処理が実行されることを特徴とする請求項1乃至8の何れか一項に記載のプログラム。
  10. 前記内接処理は、前記画像データのアスペクト比を変化させずに、かつ前記画像データの4辺が前記フチなし印刷のための領域に収まるように、少なくとも前記画像データの2辺と少なくとも前記フチなし印刷のための領域の2辺を重ねる処理であり、
    前記外接処理は、前記画像データのアスペクト比を変化させずに、かつ前記画像データの2辺が前記フチなし印刷のための領域からはみ出すように、少なくとも前記画像データの2辺と少なくとも前記フチなし印刷のための領域の2辺を重ねる処理であることを特徴とする請求項9に記載のプログラム。
  11. 前記フチなし印刷のための領域は、前記画像データの印刷が実行された場合の印刷物において少なくとも2辺のフチを生じさせないための領域であることを特徴とする請求項9乃至10の何れか一項に記載のプログラム。
  12. 前記フチなし印刷のための領域は、プリンタが記録媒体をはみ出して前記画像データを配置し、記録剤を吐出する領域であることを特徴とする請求項9乃至11の何れか一項に記載のプログラム。
  13. 前記フチなし印刷のための領域は、用紙に対する印刷可能領域に相当する領域であることを特徴とする請求項9乃至12の何れか一項に記載のプログラム。
  14. フチなし印刷に関する設定情報を含む、画像データの印刷に関する印刷設定情報を取得する設定取得手段と、
    前記画像データの印刷を行うプリンタの種類に関する情報であるプリンタ種類情報を取得する取得手段と、
    前記プリンタの種類が大判プリンタであることが前記プリンタ種類情報によって特定される場合、余白が付加されずに前記画像データが作成される処理が実行されることを決定し、前記プリンタの種類が小判プリンタであることが前記プリンタ種類情報によって特定され、且つ前記フチなし印刷が実行されることが前記印刷設定情報によって特定される場合、余白が付加されて前記画像データが作成される処理が実行されることを決定する決定手段と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  15. フチなし印刷に関する設定情報を含む、画像データの印刷に関する印刷設定情報を取得する設定取得ステップと、
    前記画像データの印刷を行うプリンタの種類に関する情報であるプリンタ種類情報を取得する取得ステップと、
    前記プリンタの種類が大判プリンタであることが前記プリンタ種類情報によって特定される場合、余白が付加されずに前記画像データが作成される処理が実行されることを決定し、前記プリンタの種類が小判プリンタであることが前記プリンタ種類情報によって特定され、且つ前記フチなし印刷が実行されることが前記印刷設定情報によって特定される場合、余白が付加されて前記画像データが作成される処理が実行されることを決定する決定ステップと、
    を有することを特徴とする制御方法。
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