JP2023018427A - 研削ホイールの装着機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】研削ホイールを装着する作業の困難性を抑制することができる研削ホイールの装着機構を提供すること。【解決手段】研削ホイール21は、研削砥石25と、研削砥石25が固定されるホイールベース24とを備える。研削ホイールの装着機構50は、スピンドル22に固定されたホイールマウント26とホイールベース24には、ホイールマウント26にホイールベース24を磁力で固定する磁力固定部51と、ホイールマウント26に対し研削ホイール21が回転方向にずれるのを規制する係合部52とが形成され、係合部52は、ホイールベース24に設けられた係合突起56と、ホイールマウント26に設けられた係合長孔57とを有し、係合突起56が係合長孔57の端部に位置付けられると、磁力固定部51が作用してホイールマウント26にホイールベース24が固定される。【選択図】図1

Description

本発明は、研削装置における研削ホイールの装着機構に関する。
半導体ウェーハやセラミックス基板、樹脂基板など各種板状の被加工物を研削砥石で研削して薄化する研削装置が知られている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。研削装置は、モータで回転するスピンドルの下端のホイールマウントに、ホイールベースの自由端部に研削砥石が固定された研削ホイールを装着し、チャックテーブルに固定された被加工物に研削ホイールを回転させながら近づけ、研削砥石で所望の厚さまで研削する。
特開2003-181767号公報 特開2006-055963号公報
通常、研削ホイールは、研削砥石と反対側のホイールベースの装着面をホイールマウントの被装着面に押し当て、ホイールマウントにホイールベースを複数のネジで固定する。
被加工物の大径化に伴い、研削ホイールも直径が300mmを超える大きさになり、その重量は重い。研削ホイールの着脱作業は、重い研削ホイールを支えながらネジの締結を行う困難な作業になっている。
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、研削ホイールを装着する作業の困難性を抑制することができる研削ホイールの装着機構を提供することである。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の研削ホイールの装着機構は、研削装置のスピンドルに固定されたホイールマウントに研削ホイールを着脱自在に装着する研削ホイールの装着機構であって、該研削ホイールは、研削砥石と、該研削砥石が固定される自由端部と該ホイールマウントに装着される装着面とを有するホイールベースとを備え、該ホイールマウントと該ホイールベースには、該ホイールマウントに該ホイールベースを磁力で固定する磁力固定部と、該ホイールマウントに対し該研削ホイールが回転方向にずれるのを規制する係合部と、が形成され、該係合部は、該ホイールマウントと該ホイールベースの一方に設けられた係合突起と、他方に設けられた係合長孔とを有し、該ホイールマウントと該ホイールベースとの相対的な回動によって、該係合突起が該係合長孔の所定の位置に位置付けられると、該磁力固定部が作用して該ホイールマウントに該ホイールベースが固定されることを特徴とする。
また、前記研削ホイールの装着機構では、該係合部は、被加工物を研削する該研削ホイールの回転時には、該係合突起が該係合長孔の側壁に突き当たっても良い。
本発明は、研削ホイールを装着する作業の困難性を抑制することができるという効果を奏する。
図1は、実施形態1に係る研削ホイールの装着機構の構成例を下方から示す斜視図である。 図2は、図1に示された研削ホイールの装着機構を備える研削装置の構成例を示す斜視図である。 図3は、実施形態1に係る研削ホイールの装着機構の構成例を上方から示す斜視図である。 図4は、図1に示された研削ホイールの装着機構の脱落防止用係合凸部の係止部に研削ホイールのホイールベースの内縁を係止させた状態を示す断面図である。 図5は、図1に示された研削ホイールの装着機構がホイールマウントに研削ホイールを装着した状態を示す断面図である。 図6は、実施形態1の変形例に係る研削ホイールの装着機構を一部断面で示す側面図である。
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成は適宜組み合わせることが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
〔実施形態1〕
本発明の実施形態1に係る研削ホイールの装着機構を図面に基づいて説明する。図1は、実施形態1に係る研削ホイールの装着機構の構成例を下方から示す斜視図である。図2は、図1に示された研削ホイールの装着機構を備える研削装置の構成例を示す斜視図である。図3は、実施形態1に係る研削ホイールの装着機構の構成例を上方から示す斜視図である。
実施形態1に係る図1に示す研削ホイールの装着機構50は、図2に示す研削装置1を構成する。図2に示す研削装置1は、加工対象である被加工物200を研削して、被加工物200を所定の仕上げ厚みまで薄化する装置である。
図2に示された研削装置1の加工対象である被加工物200は、実施形態1ではシリコン、サファイア、ガリウムヒ素などを基板201とする円板状の半導体ウェーハや光デバイスウェーハ等のウェーハである。被加工物200は、基板201の表面202の交差(実施形態1では、直交)する複数の分割予定ラインによって区画された複数の領域にそれぞれデバイスが形成されている。
デバイスは、例えば、IC(Integrated Circuit)、あるいやLSI(Large Scale Integration)等の集積回路、CCD(Charge Coupled Device)、あるいはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等のイメージセンサ、またはMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)等である。被加工物200は、基板201の表面202側に保護部材210が貼着され、保護部材210を介して表面202側が研削装置1の保持面11に吸引保持されて、表面202の裏側の裏面203が研削加工される。なお、本発明では、被加工物200は、前述したウェーハに限らず、セラミックス基板又は樹脂基板等の各種板状のものでも良い。次に、研削装置1を説明する。
(研削装置)
研削装置1は、被加工物200の基板201の裏面203側を研削加工し、被加工物200を所定の仕上げ厚みまで薄化する加工装置である。研削装置1は、図1に示すように、装置本体2と、保持テーブル10と、研削ユニット20と、水平移動ユニット30と、研削送りユニット40と、研削ホイールの装着機構50と、制御ユニット100とを備える。
保持テーブル10は、被加工物200の表面202側を保持する保持面11を有し、保持面11の中心を通る軸心回りに回転可能なものである。実施形態1において、保持テーブル10は、保持面11がポーラスセラミック等で構成され、保持面11が真空吸引経路(不図示)を介して真空吸引源(不図示)と接続されている。保持テーブル10は、保持面11に被加工物200の表面202側が保護部材210を介して載置され、保持面11が真空吸引源により吸引されることで、保持面11に載置された被加工物200を吸引、保持する。
また、実施形態1において、保持テーブル10は、水平移動ユニット30により水平方向と平行なX軸方向に移動される。保持テーブル10は、水平移動ユニット30によりX軸方向に移動されるテーブルベースにより軸心回りに回転される。保持テーブル10は、テーブルベースとともに、保持面11に被加工物200が搬入又は保持テーブル10から搬出される搬入出位置と、保持面11に吸引保持した被加工物200が研削ユニット20により研削される加工位置とに亘って、水平移動ユニット30によりX軸方向に移動される。
研削ユニット20は、研削ホイールの装着機構50により研削ホイール21を下端に装着しX軸方向に対して直交しかつ鉛直方向と平行な軸心回りに回転可能なスピンドル22を有し、保持テーブル10に保持された被加工物200の基板201の裏面203側を研削ホイール21の研削砥石25で研削加工するものである。研削ユニット20は、研削送りユニット40を介して装置本体2に支持されている。
研削ユニット20は、図1、図2及び図3に示すように、研削ホイール21と、スピンドル22と、スピンドルモータ23(図2のみに示す)とを備える。なお、図3は、研削ホイール21のホイールベース24と、ホイールマウント26の厚み方向の下半分のみを示し、他を省略している。
研削ホイール21は、保持テーブル10に保持された被加工物200を研削するものである。研削ホイール21は、円環状のホイールベース24と、ホイールベース24の一方の表面241の外縁に環状に配された研削砥石25とを備える。
ホイールベース24は、それぞれが平坦であるとともに互いに平行な一方の表面241と他方の表面242とを有している。ホイールベース24の一方の表面241は、研削砥石25が固定される自由端部である。ホイールベース24の他方の表面242は、スピンドル22の下端に固定されたホイールマウント26に装着される装着面である。ホイールベース24は、非磁性体の金属により構成されている。
研削砥石25は、ホイールベース24の保持テーブル10に対向する一方の表面241に周方向に等間隔に配置されている。実施形態1において、研削砥石25は、金属、セラミックス又は樹脂等により構成される結合材(ボンド材ともいう)に、ダイヤモンド、又はCBN(Cubic Boron Nitride)等の砥粒を混合して一つの塊に形成された一つの所謂セグメント砥石として構成される。
研削ホイール21は、スピンドルモータ23によりスピンドル22が軸心回りに回転されることで、研削砥石25が保持テーブル10に保持された被加工物200の裏面203側を研削する。
スピンドル22は、研削ホイール21を下端に装着する。スピンドル22は、下端に研削ホイール21を装着する円盤状のホイールマウント26が固定されている。ホイールマウント26は、下面261に研削ホイール21が装着される。ホイールマウント26の外径は、研削ホイール21のホイールベース24の外径と等しい。ホイールマウント26は、非磁性体の金属により構成されている。
スピンドル22は、研削送りユニット40により鉛直方向と平行なZ軸方向に沿って移動自在に支持されたスピンドルハウジング27内に回転自在に収容されている。研削ユニット20のスピンドル22の軸心は、Z軸方向と平行である。スピンドルモータ23は、スピンドル22を軸心回りに回転させるものである。実施形態1では、スピンドルモータ23は、スピンドル22即ちホイールマウント26に装着された研削ホイール21を軸心回りに矢印300(図3に示し、以下、回転方向と記す)に回転する。
実施形態1では、研削ユニット20の軸心は、加工位置に位置付けられた保持テーブル10の軸心と水平方向に離れており、スピンドル22回転時の研削ホイール21の研削砥石25の回転軌跡が、保持テーブル10の中心上に位置する。
水平移動ユニット30は、X軸方向に沿って保持テーブル10と研削ユニット20とを相対的に移動させるものである。水平移動ユニット30は、装置本体2上に設置され、保持テーブル10を支持したテーブルベースをX軸方向に移動させることで、保持テーブル10をX軸方向に移動させる。水平移動ユニット30は、X軸方向と平行に配置されかつ軸心回りに回転自在に設けられた周知のボールねじとボールねじを軸心回りに回転させてテーブルベースをX軸方向に移動させるモーターとテーブルベースをX軸方向に移動自在に支持する周知のガイドレールとを備える。
研削送りユニット40は、装置本体2に設置され、研削ユニット20のスピンドル22をZ軸方向に移動させて、研削ユニット20を加工位置の保持テーブル10の保持面11に離隔、接近させるものである。研削送りユニット40は、研削ユニット20のスピンドル22を下降させて、加工位置の保持テーブル10に向かって研削ユニット20を接近させる。研削送りユニット40は、研削ユニット20のスピンドル22を上昇させて、加工位置の保持テーブル10から研削ユニット20を離隔させる。
研削送りユニット40は、Z軸方向と平行に配置されかつ軸心回りに回転自在に設けられた周知のボールねじ41とボールねじ41を回転軸回りに回転させてスピンドルハウジング27を介してスピンドル22をZ軸方向に移動させるモーター42と研削ユニット20をZ軸方向に移動自在に支持する周知のガイドレール43とを備える。
研削ホイールの装着機構50は、研削装置1のスピンドル22に固定されたホイールマウント26に研削ホイール21を着脱自在に装着するものである。研削ホイールの装着機構50は、図1及び図3に示すように、磁力固定部51と、係合部52と、脱落防止用係合凸部53とを備える。
磁力固定部51と係合部52とは、ホイールマウント26と、ホイールベース24とに形成されている。即ち、ホイールマウント26と、ホイールベース24には、磁力固定部51と、係合部52と、が形成されている。
磁力固定部51は、ホイールマウント26にホイールベース24を磁力で固定するものである。磁力固定部51は、マウント側磁石54と、ベース側磁石55とを備える。実施形態1では、マウント側磁石54と、ベース側磁石55とはそれぞれ永久磁石である。また、実施形態1では、マウント側磁石54と、ベース側磁石55とはそれぞれ複数(実施形態1では、同数)設けられている。実施形態1では、マウント側磁石54と、ベース側磁石55とはそれぞれ4つ設けられている。
マウント側磁石54は、ホイールマウント26内でかつホイールマウント26に装着されるホイールベース24に重ねられる位置にホイールマウント26の周方向に等間隔に配置されている。実施形態1では、マウント側磁石54は、一方の表面541がホイールマウント26の下面261と同一平面上に配置され、一方の表面541にN極とS極とのうち一方の磁極が形成されている。
ベース側磁石55は、ホイールベース24内にホイールマウント26の周方向に等間隔に配置されている。実施形態1では、ベース側磁石55は、一方の表面551がホイールベース24の他方の表面242と同一平面上に配置され、一方の表面551にN極とS極とのうち他方の磁極が形成されている。
磁力固定部51は、磁石54,55の一方の表面541,551同士が重なり、一方の表面541,551に形成された磁極が互いに引かれることにより、ホイールマウント26にホイールベース24を磁力で固定する。
係合部52は、ホイールマウント26に対して研削ホイール21が回転方向300にずれるのを規制するものである。係合部52は、係合突起56と、係合長孔57とを有している。実施形態1では、係合長孔57と、係合突起56とはそれぞれ複数(実施形態1では、同数)設けられている。実施形態1では、係合部52と、係合突起56とはそれぞれ4つ設けられている。
係合突起56は、ホイールマウント26とホイールベース24の一方に設けられ、かつ一方から他方に向かって突出している。実施形態1では、係合突起56は、ホイールベース24に周方向に等間隔に設けられ、ホイールベース24の他方の表面242からホイールマウント26に向かって突出している。実施形態1では、係合突起56は、円柱状に形成されている。
係合長孔57は、ホイールマウント26とホイールベース24の他方に設けられ、かつ他方の一方と対面する面から凹に形成され、他方の周方向に伸びている。実施形態1では、係合長孔57は、ホイールマウント26のホイールベース24に対面する面である下面261のホイールベース24に重ねられる位置に周方向に等間隔に設けられ、ホイールマウント26の下面261から凹に形成され、ホイールマウント26の周方向に伸びている。また、係合長孔57は、内側に係合突起56が侵入可能である。係合部52は、係合長孔57内に係合突起56が侵入すると、ホイールマウント26の下面261にホイールベース24の他方の表面242が重なる。また、係合部52は、係合長孔57内に侵入した係合突起56が係合長孔57内を全長に亘って移動することを許容する。
また、係合長孔57の回転方向300の前側の端部571(図3に示す)のホイールマウント26の径方向の幅は、係合突起56のホイールベース24の径方向の幅よりも広い。係合長孔57の回転方向300の後側の端部572(図3に示す)のホイールマウント26の径方向の幅は、係合突起56のホイールベース24の径方向の幅と等しい。
また、係合部52、即ち、係合長孔57と係合突起56とは、係合長孔57の端部572内に係合突起56が侵入すると、磁石54,55の一方の表面541,551同士が重なる位置に配置されている。なお、端部572は、係合長孔57の所定の位置である。
脱落防止用係合凸部53は、ホイールマウント26に研削ホイール21即ちホイールベース24を装着する際に、ホイールマウント26からの研削ホイール21即ちホイールベース24の脱落を防止するものである。実施形態1では、脱落防止用係合凸部53は、ホイールマウント26の下面261の装着される研削ホイール21よりも内周側の位置に周方向に間隔をあけて複数設けられている。
実施形態1では、脱落防止用係合凸部53は、ホイールマウント26の下面261の装着される研削ホイール21よりも内周側の位置から突出した柱部531と、柱部531の下端から外周方向に突出し、ホイールマウント26に研削ホイール21即ちホイールベース24を装着する際に、研削ホイール21のホイールベース24の内縁に係止可能な係止部532とを備える。係止部532の下面261との距離は、係合突起56の前述した一方即ち実施形態1ではホイールベース24の他方の表面242からの突出量以上(実施形態1では、等しい)である。
制御ユニット100は、研削装置1を構成する上述した各機構からの複数種類の信号を処理して、各機構をそれぞれ制御するものである。即ち、制御ユニット100は、被加工物200に対する加工動作を研削装置1に実行させるものである。制御ユニット100は、CPU(Central Processing Unit)のようなマイクロプロセッサを有する演算処理装置と、ROM(Read Only Memory)又はRAM(Random Access Memory)のようなメモリを有する記憶装置と、入出力インタフェース装置とを有し、コンピュータプログラムを実行可能なコンピュータである。
制御ユニット100の演算処理装置は、ROMに記憶されているコンピュータプログラムをRAM上で実行して、研削装置1を制御するための制御信号を生成する。制御ユニット100の演算処理装置は、生成した制御信号を入出力インタフェース装置を介して研削装置1の各構成要素に出力する。
また、制御ユニット100は、加工動作の状態や画像などを表示する液晶表示装置などにより構成される図示しない表示手段や、オペレータが加工内容情報などを登録する際に用いる入力手段と接続されている。入力手段は、表示手段に設けられたタッチパネルと、キーボード等とのうち少なくとも一つにより構成される。
次に、研削ホイールの装着機構50のホイールマウント26に研削ホイール21を着脱する方法を図面に基づいて説明する。図4は、図1に示された研削ホイールの装着機構の脱落防止用係合凸部の係止部に研削ホイールのホイールベースの内縁を係止させた状態を示す断面図である。図5は、図1に示された研削ホイールの装着機構がホイールマウントに研削ホイールを装着した状態を示す断面図である。
まず、ホイールマウント26に研削ホイール21を装着する際には、図4に示すように、脱落防止用係合凸部53の係止部532に研削ホイール21のホイールベース24の内縁部を係止させりとともに、ホイールマウント26の外縁とホイールベース24の外縁とが鉛直方向に重なる位置に、研削ホイール21を位置付ける。なお、図5は、係合長孔57の端部571に係合突起56が対面する状態を示しているが、脱落防止用係合凸部53の係止部532に研削ホイール21のホイールベース24の内縁部を係止させた状態では、係合長孔57の端部571に係合突起56が対面していなくても良い。
その後、研削ホイール21をホイールマウント26に対して回転方向300の逆向きに軸心回りに回転させる。すると、磁石54,55の一方の表面541,551同士に引き合う磁力が作用し、磁石54,55の一方の表面541,551同士に引き合う磁力が作用すると、係合突起56が係合長孔57内に侵入するとともに、係合突起56が係合長孔57の端部572に向けて係合長孔57内を移動する。
係合突起56が係合長孔57の端部572に位置付けられると、磁力固定部51の磁石54,55の一方の表面541,551が互いに引き合う磁力により、磁石54,55の一方の表面541,551が密に接触して、ホイールマウント26に研削ホイール21が固定、装着される。こうして、研削ホイールの装着機構50は、ホイールマウント26とホイールベース24との相対的な回動によって、係合突起56が係合長孔57の端部572に位置付けられると、磁力固定部51の磁力が作用してホイールマウント26にホイールベース24が固定される。
また、ホイールマウント26から研削ホイール21を取り外す際には、研削ホイール21をホイールマウント26に対して回転方向300に軸心回りに磁石54,55間の磁力に抗して回転させる。すると、磁力固定部51の磁石54,55の一方の表面541,551が互い離間して、これらが互いに引き合わなくなり、係合突起56が係合長孔57内から抜け出て、ホイールマウント26から研削ホイール21が取り外される。
前述した構成の研削装置1は、保持テーブル10の保持面11に被加工物200の表面202側を保護部材210を介して吸引保持し、保持テーブル10を加工位置に位置付け、被加工物200に研削液を供給しながらスピンドル22により研削ホイール21を軸心回りに回転方向300に回転しかつ保持テーブル10を軸心回りに回転させる。研削装置1は、研削ホイール21の研削砥石25を被加工物200の基板201の裏面203に当接させて研削送りユニット40で研削ユニット20を保持テーブル10に所定の研削送り速度で近づけて、研削砥石25により保持テーブル10の保持面11に吸引保持された被加工物200の裏面203を研削して、被加工物200を仕上げ厚みまで薄化する。
なお、研削装置1の被加工物200を研削する加工動作、即ち、被加工物200を研削する研削ホイール21の回転時には、研削ホイールの装着機構50の係合部52は、係合突起56が係合長孔57の端部572(側壁に相当)に突き当たり、研削ホイール21がスピンドル22とともに回転方向300に回転する。
以上のように、実施形態1に係る研削ホイールの装着機構50は、係合突起56と係合長孔57とによる位置決めと磁力固定部51の磁石54,55による固定を利用する事で、ネジの締結を不要にしながも研削ホイール21をホイールマウント26に着脱自在としている。その結果、実施形態1に係る研削ホイールの装着機構50は、研削ホイール21を装着する作業の困難性を抑制することができるという効果を奏する。
また、実施形態1に係る研削ホイールの装着機構50は、研削ホイール21のホイールマウント26に対する回転方向300のずれを係合部52が規制し、研削ホイール21の脱落を磁力固定部51が規制する。
〔変形例〕
本発明の実施形態1の変形例に係る研削ホイールの装着機構50を図面に基づいて説明する。図6は、実施形態1の変形例に係る研削ホイールの装着機構を一部断面で示す側面図である。なお、図6は、実施形態1と同一部分に同一符号を付して説明を省略する。
実施形態1の変形例に係る研削ホイールの装着機構50は、図6に示すように、脱落防止用係合凸部53を備えていない事以外、実施形態1と同じである。変形例に係る研削ホイールの装着機構50は、研削ホイール21をホイールマウント26に装着する際には、研削装置1の保持テーブル10に装着用治具60を設置する。
装着用治具60は、図6に示すように、治具本体61と、ホイール支持部62とを備える。治具本体61は、内側に保持テーブル10を収容するとともに内径が研削ホイール21のホイールベース24の外径と等しい円筒状の円筒部63と、円筒部63の内側を閉塞する閉塞部64とを一体に備える。
ホイール支持部62は、外径が研削ホイール21のホイールベース24の外径と等しい円筒状でかつ閉塞部64の上方でかつ円筒部63内に配置される支持板65と、支持板65と閉塞部64との間に配置されたばね66とを備える。支持板65は、上面に研削砥石25を収容する砥石用凹部67を備える。
装着用治具60は、治具本体61の円筒部63内に保持テーブル10を収容し、閉塞部64及び支持板65を保持テーブル10の保持面11の上方に位置付けられて、研削装置1の保持テーブル10に設置される。装着用治具60は、砥石用凹部67内に研削砥石25を収容して、支持板65上にホイールマウント26に装着される研削ホイール21が載置される。
変形例に係る研削ホイールの装着機構50は、オペレータが入力手段を操作するなどして、保持テーブル10を研削ユニット20のホイールマウント26の下方に位置づけ、研削ユニット20を降下しつつホイールマウント26を軸心回りに回転方向300に低速(被加工物200を研削する時よりも低速)で軸心回りに回転される。すると、変形例に係る研削ホイールの装着機構50は、実施形態1と同様に、ホイールマウント26にホイールベース24が固定されて、ホイールマウント26に研削ホイール21を装着する。なお、本発明では、研削ホイールの装着機構50は、保持テーブル10を回転方向300の逆向きに回転させて、ホイールマウント26に研削ホイール21を装着しても良い。
変形例に係る研削ホイールの装着機構50は、実施形態1と同様に、係合突起56と係合長孔57とによる位置決めと磁力固定部51の磁石54,55による固定を利用する事で、ネジの締結を不要にしながも研削ホイール21をホイールマウント26に着脱自在として、研削ホイール21を装着する作業の困難性を抑制することができるという効果を奏する。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。本発明は、係合部52は、係合突起56がホイールマウント26の下面から凸に設けられ、係合長孔57がホイールベース24の他方の表面242から凹に設けられても良い。
この場合、係合長孔57の回転方向300の前側の端部571のホイールマウント26の径方向の幅は、係合突起56のホイールベース24の径方向の幅と等しく、係合長孔57の回転方向300の後側の端部572のホイールマウント26の径方向の幅は、係合突起56のホイールベース24の径方向の幅よりも広いのが望ましい。また、この場合、係合部52、即ち、係合長孔57と係合突起56とは、係合長孔57の端部571内に係合突起56が侵入すると、磁石54,55の一方の表面541,551同士が重なる位置に配置されている。なお、この場合、端部571は、係合長孔57の所定の位置であるとともに、係合長孔57の側壁でもある。
1 研削装置
21 研削ホイール
22 スピンドル
24 ホイールベース
25 研削砥石
26 ホイールマウント
50 研削ホイールの装着機構
51 磁力固定部
52 係合部
56 係合突起
57 係合長孔
200 被加工物
241 一方の表面(自由端部)
242 他方の表面(装着面)
300 回転方向
571 端部(所定の位置、側壁)
572 端部(所定の位置、側壁)

Claims (2)

  1. 研削装置のスピンドルに固定されたホイールマウントに研削ホイールを着脱自在に装着する研削ホイールの装着機構であって、
    該研削ホイールは、
    研削砥石と、該研削砥石が固定される自由端部と該ホイールマウントに装着される装着面とを有するホイールベースとを備え、
    該ホイールマウントと該ホイールベースには、
    該ホイールマウントに該ホイールベースを磁力で固定する磁力固定部と、該ホイールマウントに対し該研削ホイールが回転方向にずれるのを規制する係合部と、が形成され、
    該係合部は、
    該ホイールマウントと該ホイールベースの一方に設けられた係合突起と、他方に設けられた係合長孔とを有し、
    該ホイールマウントと該ホイールベースとの相対的な回動によって、該係合突起が該係合長孔の所定の位置に位置付けられると、該磁力固定部が作用して該ホイールマウントに該ホイールベースが固定される研削ホイールの装着機構。
  2. 該係合部は、被加工物を研削する該研削ホイールの回転時には、該係合突起が該係合長孔の側壁に突き当たる請求項1に記載の研削ホイールの装着機構。
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