JP2023018345A - 表示装置 - Google Patents

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敬 青木
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Abstract

【課題】筐体に貼り付けられた透明カバーの復元力に起因するうねりの発生、およびこれに起因する表示品位の低下が抑制された表示装置を実現する。【解決手段】表示装置1は、透明カバー2と、筐体7とを有し、透明カバー2が筐体7の一面7aのうち凹部71よりも外側に位置する外周領域7aaにおいて、外周接着剤3により接着されている。透明カバー2は、筐体7と向き合う裏面2bに光学接着層4を介して表示パネル5が貼り付けられている。表示パネル5は、凹部71に配置されると共に、熱伝導性シート6により凹部71の底面に貼り合わせられ、透明カバー2と共に、筐体7の湾曲形状に追従した曲面形状で保持されている。【選択図】図1

Description

本発明は、表示装置に関する。
従来、湾曲したガラス等の透明カバーに、各種画像を表示可能な表示パネルが貼り付けられてなる表示装置が検討されている(例えば特許文献1)。特許文献1に記載の表示装置は、湾曲面および開口部を有するフレームと、フレームに感圧接着剤と液体接着剤とにより接着され、一部が湾曲形状とされるガラス基板と、当該ガラス基板に光学接着剤で貼り付けられる表示パネルとを備える。この表示装置は、ガラス基板のうちフレームの開口部により露出する領域については平板状であり、この平板状の部分に表示パネルが貼り付けられた構成となっている。この表示装置は、ガラス基板が接着剤によりフレームに貼り付けられる前においては平板状であり、フレームに貼り付けられることにより湾曲形状とする方式(以下、便宜上「後曲げ方式」という)により製造される。
国際公開第2020/112430号
近年、表示パネルが透明カバーに貼り付けられ、表示パネルが湾曲形状とされた表示装置の開発が進められている。本発明者らが上記の後曲げ方式により透明カバーおよび表示パネルの少なくとも一部を湾曲形状とした表示装置について鋭意検討をしたところ、透明カバーが平板状に戻ろうとする復元力によって「うねり」が生じ、表示品位が低下することが判明した。
本発明は、上記の点に鑑み、透明カバーに表示パネルが貼り付けられてなる表示装置において、透明カバーの復元力に起因するうねりの発生、およびこれに起因する表示品位の低下を抑制することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の表示装置は、表示装置であって、厚みが1mm以下の透明カバー(2)と、透明カバーと向き合う一面(7a)に凹部(71)を有する筐体(7)と、筐体の一面のうち凹部よりも外側に位置する外周領域(7aa)に配置され、透明カバーと筐体とを接着する外周接着剤(3)と、透明カバーのうち筐体と向き合う裏面(2b)に配置される光学接着層(4)と、凹部の内側に位置する領域に配置され、光学接着層により透明カバーに貼り付けられた表示パネル(5)と、凹部に配置され、表示パネルと筐体との間に配置される熱伝導性シート(6)と、を備え、筐体は、一面および凹部の底面が湾曲した曲面形状であり、透明カバーは、一面の曲面形状に追従した曲面形状であり、表示パネルは、熱伝導性シートを介して凹部の底面に保持されると共に、底面の曲面形状に追従した曲面形状である。
この表示装置は、透明カバーに光学接着層を介して表示パネルが貼り付けられ、透明カバーが筐体の凹部よりも外側の外周領域に配置された外周接着剤により筐体に取り付けられている。また、表示パネルと凹部との間に熱伝導性シートが配置され、表示パネルは、透明カバーと共に筐体の一面の湾曲形状に追従した曲面形状であると共に、熱伝導性シートを介して凹部の底面に保持されている。この表示装置は、透明カバーが外周接着剤に加えて、表示パネルおよび熱伝導性シートを介して筐体に保持された構造であるため、透明カバーが平板状に戻ろうとする復元力に起因するうねりの発生およびこれに伴う表示品位の低下が抑制される。
なお、各構成要素等に付された括弧付きの参照符号は、その構成要素等と後述する実施形態に記載の具体的な構成要素等との対応関係の一例を示すものである。
第1実施形態の表示装置を示す斜視図である。 図1中のII-II断面を示す断面図である。 第1実施形態の表示装置の斜視分解図である。 表示パネルと筐体とを接着しない構成の比較例における透明カバーのうねりの発生を説明するための説明図である。 複数の熱伝導性シートを配置する場合の一例を示す図である。 複数の熱伝導性シートを配置する場合の他の一例を示す図である。 第2実施形態の表示装置を示す断面図であって、図2に相当する図である。 筐体に複数の貫通孔を設ける場合の貫通孔の配置例を示す図である。 第2実施形態の表示装置の変形例を示す断面図であって、図2に相当する図である。 筐体に複数の溝を設ける場合の溝の配置例を示す図である。 第3実施形態の表示装置を示す断面図であって、図2に相当する図である。 筐体がリブを有しない場合における外周接着剤のはみ出しを説明するための説明図である。 筐体のリブによる外周接着剤のはみ出し抑制を説明するための説明図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、同一符号を付して説明を行う。
(第1実施形態)
第1実施形態の表示装置1について、図1~図3を参照して説明する。本実施形態の表示装置1は、例えば、自動車等の車両に搭載される車載用表示装置に適用されると好適であるが、勿論、他の用途にも適用されうる。
図1では、表示装置1の構成を分かり易くするため、後述する透明カバー2に覆われた表示パネル5の外郭を破線で示している。図3では、表示装置1の構成部材のうち図3の角度から見たとき、各構成部材のうち前方に位置する他の構成部材と重なっている部分の外郭を破線で示している。
本実施形態の表示装置1は、例えば図1に示すように、透明カバー2と、表示パネル5と、筐体7とを備え、透明カバー2および表示パネル5が筐体7の湾曲形状に追従した曲面形状で保持された構成となっている。表示装置1は、例えば図2に示すように、透明カバー2および筐体7を接着する外周接着剤3と、表示パネル5を透明カバー2に貼り付ける光学接着層4と、表示パネル5を筐体7に貼り付ける熱伝導性シート6とをさらに備える。表示装置1は、筐体7のうち透明カバー2と向き合う一面7aに形成された凹部71に、曲面形状に保持された表示パネル5が収納された曲面表示装置となっている。
透明カバー2は、厚みが1mm以下の可撓性のある透明基材であり、例えば0.7mm以下のガラスあるいは強化ガラス、樹脂などが用いられうる。透明カバー2は、筐体7に貼り付けられる前については平板状であり、筐体7に貼り付けられることで筐体7の湾曲形状に追従し、外周接着剤3および熱伝導性シート6により曲面形状で保持されている。透明カバー2は、例えば、筐体7とは反対側の面を表面2aとし、筐体7に向き合う面を裏面2bとして、裏面2b側が凸となる曲面形状となっている。なお、透明カバー2は、本実施形態では裏面2bが凸となる形状となっているが、製品によって裏面2bが凹となる形状や凸凹両方を含む形状であってもよい。透明カバー2は、裏面2bのうち筐体7の凹部71の内側に位置する領域に光学接着層4を介して表示パネル5が貼り付けられている。透明カバー2は、筐体7のうち凹部71よりも外側の外周領域7aaに配置された外周接着剤3により、筐体7の一面7aに接着されている。
透明カバー2は、後曲げ方式によって、平板状である透明基材が少なくとも一部が湾曲形状のまま筐体7に保持された状態となっている。このとき、透明カバー2は、外周接着剤3に加えて、光学接着層4、表示パネル5および熱伝導性シート6を介して筐体7の凹部71の底面に貼り付けられることで、平板状に戻ろうとする復元力に起因するうねりが生じない構成となっている。透明カバー2は、光学接着層4により表示パネル5が貼り付けられた後、例えば、図示しないロールまたは筐体7の一面7aの湾曲形状に追従した曲面形状を有する治具を用いて、筐体7に貼り合わせされる。
外周接着剤3は、透明カバー2を筐体7に直接接着するために用いられる接着剤であり、例えば、熱伝導性シート6よりも接着力が大きい任意の液体接着剤が用いられる。外周接着剤3としては、例えば、アクリル系、ウレタン系、シリコーン系等の一般的な接着剤を用いることができる。外周接着剤3は、例えば、透明カバー2または筐体7の外周領域7aaにディスペンサー等により塗布される。外周接着剤3は、例えば、透明カバー2と筐体7とを貼り合わせた直後においては液状であるが、透明カバー2および表示パネル5が熱伝導性シート6により筐体7に曲面形状で保持している間に時間をかけて硬化し、最終的には固化した状態となる。外周接着剤3は、例えば、液体接着剤を用いた場合、最短数分から最長で数日程度の期間を経て硬化し、熱伝導性シート6よりも接着力が大きい状態となる。
光学接着層4は、例えば、OCA(Optical Clear Adhesiveの略)やOCR(Optical Clear Resinの略)などの光学接着剤である。光学接着層4は、表示パネル5のうち各種画像を表示する側の面である表示面と透明カバー2の裏面2bとの隙間に配置され、これらを接着している。光学接着層4は、例えば図3に示すように、表示パネル5と略同一の平面サイズとされ、透明カバー2を筐体7に貼り付ける前に、予め透明カバー2の裏面2bまたは表示パネル5の表示面に配置される。
表示パネル5は、例えば、有機発光ダイオード(OLED)パネルであり、可撓性のあるフレキシブルな構成とされる。表示パネル5は、例えば、OLEDパネル(有機ELパネルとも称されうる)の場合、可撓性のある樹脂材料によりなる基板上に、薄膜トランジスタ(TFT)と画素を構成するOLED素子とがこの順に積層された構成とされる。表示パネル5は、例えば、図示しないFPC(Flexible printed circuitsの略)を介して駆動制御用の図示しない回路基板に接続され、各種の表示制御がなされる。図示しない回路基板は、例えば、配線基板に電源回路、冷却ファン、CPU、ROM、RAMやI/Oが搭載されてなる電子制御ユニットであり、筐体7の背面7b(一面7aの反対面)側に配置される。
なお、表示パネル5は、各種画像を表示でき、透明カバー2の曲げに追従可能なフレキシブルパネルであればよく、OLEDパネルに限定されるものではない。また、OLEDパネルやその他のフレキシブルパネルの構成や使用材料等については、公知のため、本明細書では、その詳細な説明を省略する。さらに、表示パネル5に接続される図示しない配線や回路基板の配置等については、適宜変更されうる。
熱伝導性シート6は、例えば図2や図3に示すように、表示パネル5と筐体7の凹部71の底面との間に配置され、これらを接着する部材である。熱伝導性シート6は、例えば、表示パネル5と略同一の平面サイズとされ、表示パネル5のうち透明カバー2とは反対側の面の全域あるいはほぼ全域に当接している。熱伝導性シート6は、例えば、熱伝導率が高い金属材料あるいは金属材料の酸化物や窒化物等を含有する両面テープである。熱伝導性シート6としては、例えば、日東電工社製のTRシリーズやスリーエム社製のハイパーソフト放熱シート6550Hなどが用いられうるが、他の公知の放熱性が高い両面テープが用いられてもよい。つまり、熱伝導性シート6は、表示パネル5で生じた熱を筐体7に放熱する放熱シートとして機能すると共に、表示パネル5を凹部71の底面に沿った曲面形状で保持する役割を果たす。
熱伝導性シート6は、例えば、表示パネル5に予め貼り付けられ、透明カバー2および表示パネル5と共に筐体7に貼り合わせされてもよいし、筐体7の凹部71の底面に配置され、表示パネル5が貼り付けられてもよい。熱伝導性シート6は、外周接着剤3よりも接着力が小さいものの、接着面積が外周接着剤3よりも大きいため、透明カバー2のうち外周接着剤3から離れた領域が透明カバー2の復元力により筐体7から浮き上がることを抑制する。つまり、熱伝導性シート6は、外周接着剤3が液状から硬化して固化し、熱伝導性シート6よりも大きい接着力を発揮するようになるまでの間、透明カバー2および表示パネル5を凹部71の底面の湾曲形状に沿った曲面形状に維持する役割も果たす。これにより、透明カバー2および表示パネル5を筐体7に貼り合わせる工程において、これらを貼り合わせた直後であっても、当該工程に使用する貼合装置等から貼り合わせた直後のワークを取り外すことができ、製造コストが低減する効果が得られる。
なお、熱伝導性シート6は、表示パネル5の熱を効率的に筐体7に伝熱する観点、すなわち放熱性の観点から、熱伝導率が0.3W/m・K以上であることが好ましい。熱伝導性シート6は、表示パネル5の放熱性および表示装置1の薄型化の観点から、厚みが1.0mm以下であることが好ましく、より好ましくは0.5mm以下であることが好ましい。
また、熱伝導性シート6により表示パネル5を筐体7に接着していない場合には、透明カバー2は、例えば図4に示すように、筐体7からの浮き、すなわち「うねり」が生じ、表示パネル5に表示される画像の表示品位の低下原因となってしまう。なお、図4に示す比較例の表示装置100は、例えば、透明カバー2の厚み0.7mm、かつ平面サイズが縦約14cm×横約32cmであって、筐体7の一面7aおよび凹部71の底面における曲率半径Rが200mmである。これに対して、本実施形態の表示装置1は、熱伝導性シート6により表示パネル5が筐体7の凹部71の底面に貼り付けられているため、上記の比較例のように、透明カバー2の復元力に起因するうねりが生じず、高い表示品位を確保することができる。
筐体7は、透明カバー2が外周接着剤3により接着されると共に、透明カバー2に貼り付けられる表示パネル5の収納空間となる凹部71を有する部材である。筐体7は、例えば、Al(アルミニウム)やMg(マグネシウム)などの熱伝導率が高い金属材料やその合金材料、もしくは軽量な樹脂材料などにより構成され、表示パネル5の熱を外部に放出する放熱部材としての役割を果たす。筐体7は、透明カバー2と向き合う一面7aに表示パネル5の平面サイズよりも大きい平面サイズの凹部71が形成されており、少なくとも一面7aおよび凹部71の底面が湾曲した湾曲面となっている。
なお、筐体7は、例えば、凹部71の全域が外周領域7aaに囲まれた構成、すなわち閉環枠体状の内壁に囲まれた構成とされてもよいし、外周領域7aaの一部に開環した開口部とされ、凹部71の一部が内壁に囲まれていない構成であってもよい。筐体7は、例えば、前者の場合には凹部71の底面に背面7bに連通する貫通孔が形成され、当該貫通孔を経由して表示パネル5と図示しない回路基板とを接続する配線の引き回しが可能な構成とされうる。筐体7は、例えば、後者の場合には凹部71のうち内壁に囲まれていない部分を介して上記の配線の引き回しが可能な構成とされうる。また、筐体7は、一面7aの反対側の背面7bに図示しない放熱用のフィンを有していてもよい。
以上が、本実施形態の表示装置1の基本的な構成である。
本実施形態によれば、透明カバー2が筐体7の凹部71よりも外側の外周領域7aaに配置された外周接着剤3により筐体7に取り付けられると共に、光学接着層4、表示パネル5および熱伝導性シート6を介して、透明カバー2が筐体7に貼り付けられている。透明カバー2および表示パネル5は、筐体7の一面7a側の湾曲形状に追従した曲面形状で保持されており、透明カバー2が外周接着剤3に加えて、熱伝導性シート6を介して筐体7に接着している。そのため、表示装置1は、透明カバー2が平板状に戻ろうとする復元力に起因し、透明カバー2が筐体7から浮き上がる「うねり」の発生が抑制され、これに伴う表示品位の低下が抑制された構造となる。
(第1実施形態の変形例)
第1実施形態の表示装置1は、複数の熱伝導性シート6を備え、複数の熱伝導性シート6が互いに離れて配置された構成であってもよい。複数の熱伝導性シート6は、例えば図5に示すように、自身の長手方向を表示パネル5の短手方向に揃えつつ、表示パネル5の長手方向に沿って互いに離れた平行配置とされうる。この場合、複数の熱伝導性シート6は、それぞれ筐体7の曲率方向(図2における紙面左右方向)に沿って湾曲した状態で配置された短冊配置となる。
複数の熱伝導性シート6は、例えば図6に示すように、自身の長手方向を表示パネル5の長手方向に揃えつつ、表示パネル5の短手方向に沿って互いに離れた平行配置とされうる。この場合、複数の熱伝導性シート6は、それぞれ筐体7の曲率方向に直交する幅方向に沿って配置された短冊配置となる。
なお、図5、図6では、表示パネル5に対する複数の熱伝導性シート6の配置を分かり易くするため、表示パネル5および熱伝導性シート6のみを示すと共に、表示パネル5の外郭を二点鎖線で示している。
また、複数の熱伝導性シート6は、図5や図6に示す平行配置の例に限定されるものではなく、その数、形状、配置や間隔等については、適宜変更されうる。
本変形例によっても、上記第1実施形態と同様の効果が得られる表示装置1となる。また、本変形例によれば、表示パネル5のうち筐体7の凹部71の底面と向き合う面の一部のみを当該底面に貼り付ける構成となるため、表示パネル5-熱伝導性シート6、または熱伝導性シート6-筐体7の界面に気泡が生じることを抑制できる効果が得られる。
(第2実施形態)
第2実施形態の表示装置1について、図7、図8を参照して説明する。
図8では、後述する複数の貫通穴72の配置例を分かり易くするため、筐体7のうち凹部71の外郭を実線で示し、凹部71の底面のうち表示パネル5が貼り付けられる領域の外郭を二点鎖線で示している。
本実施形態の表示装置1は、例えば図7に示すように、筐体7の凹部71の底面に背面7bに連通する複数の貫通穴72が形成されている点で上記第1実施形態と相違する。本実施形態では、この相違点について主に説明する。
筐体7は、本実施形態では、凹部71の底面に複数の貫通穴72が形成されている。
複数の貫通穴72は、例えば図8に示すように、凹部71の底面のうち表示パネル5が貼り付けられる領域において、互いに離れて形成されている。複数の貫通穴72は、熱伝導性シート6を介して表示パネル5を貼り付ける際に、熱伝導性シート6と凹部71の底面との間の空気を逃がし、気泡が生じることを抑制する役割を果たす。
なお、複数の貫通穴72のサイズ、数、配置、形状や間隔等については、図8に示す例に限定されるものではなく、適宜変更されうる。
本実施形態によれば、上記第1実施形態と同様の効果に加えて、熱伝導性シート6と筐体7との界面における気泡発生を抑制できる効果が得られる表示装置1となる。
(第2実施形態の変形例)
筐体7は、例えば図9に示すように、複数の貫通穴72の代わりに、凹部71の底面に複数の溝73を有する構成であってもよい。
複数の溝73は、例えば図10に示すように、表示パネル5の長手方向に沿って延設され、互いに離れて平行配置された構成とされる。複数の溝73は、凹部71の底面のうち表示パネル5の外郭内側に位置する領域と外郭外側に位置する領域とを跨ぐように形成され、熱伝導性シート6と筐体7との隙間の空気を逃がす経路となっている。複数の溝73は、それぞれ延設方向における両端が表示パネル5の外郭外側に位置する領域まで延設された構成であってもよいし、一方の端部のみが当該領域まで延設された構成であってもよい。
なお、複数の溝73は、表示パネル5の短手方向に沿って延設され、互いに平行配置された構成であってもよいし、完全に平行な配置でなくてもよい。また、複数の溝73は、表示パネル5の外郭をなす辺に沿って延設されていなくてもよく、その数、配置、サイズ、間隔や形状等については適宜変更されてもよい。
本変形例によっても、上記第2実施形態と同様の効果の得られる表示装置1となる。
(第3実施形態)
第3実施形態の表示装置1について、図11~図13を参照して説明する。
図12、図13では、見易くするため、外周接着剤3のはみ出しおよびその比較例および本実施形態の表示装置1のうち外周接着剤3の近傍の構成要素のみを示し、他の構成要素については省略している。
本実施形態の表示装置1は、例えば図11に示すように、筐体7のうち外周領域7aaに一面7aから突出するリブ74が形成されており、リブ74よりも内側に外周接着剤3が配置されている点で上記第1実施形態と相違する。本実施形態では、この相違点について主に説明する。
筐体7は、本実施形態では、外周領域7aaに一面7aから突出するリブ74を有する。筐体7は、例えば、一面7aのうち凹部71とは反対側の端部側がリブ74となっており、外周領域7aaのうちリブ74よりも内側に位置する領域に外周接着剤3が配置されている。
リブ74は、例えば、透明カバー2の外郭に沿った閉環枠体状の突起とされる。リブ74は、表示装置1の各構成部材の寸法公差等に起因して、透明カバー2を筐体7に貼り付ける際に、外周接着剤3が透明カバー2の外郭外側にはみ出すことを防ぐ役割を果たす。
例えば図12に示すように、筐体7がリブ74を有しない場合、外周接着剤3は、透明カバー2および筐体7等の寸法公差により、過剰に筐体7に押し付けられ、その一部が透明カバー2の外郭外側にはみ出すおそれがある。
これに対して、例えば図13に示すように、筐体7がリブ74を有し、外周接着剤3をリブ74よりも内側に配置した場合、外周接着剤3は、透明カバー2がリブ74に当接することにより、筐体7の一面7aに過剰に押し付けられることがない。また、リブ74は、外周接着剤3を堰き止め、外周接着剤3が透明カバー2の外郭外側にはみ出すことが抑制する。
なお、リブ74は、閉環枠体形状に限定されるものではなく、外周接着剤3の配置に応じて、その形状等については適宜変更されてもよい。
本実施形態によれば、上記第1実施形態と同様の効果に加えて、筐体7のリブ74により、各構成部材の寸法公差によって外周接着剤3が筐体7に過剰に押し付けられ、透明カバー2の外郭外側にはみ出すことが抑制される効果が得られる構造の表示装置1となる。
(他の実施形態)
なお、上記した各実施形態に示した表示装置1は、本発明の表示装置1の一例を示したものであり、上記の各実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。例えば、本発明の表示装置1は、明らかに両立しない組み合わせを除き、上記各実施形態における一部または全部の要素同士を組み合わせた形態であってもよい。
2・・・透明カバー、2a・・・表面、2b・・・裏面、3・・・外周接着剤、
4・・・光学接着層、5・・・表示パネル、6・・・熱伝導性シート、7・・・筐体、
7a・・・一面、7aa・・・外周領域、71・・・凹部、72・・・貫通穴、
73・・・溝、74・・・リブ

Claims (8)

  1. 表示装置であって、
    厚みが1mm以下の透明カバー(2)と、
    前記透明カバーと向き合う一面(7a)に凹部(71)を有する筐体(7)と、
    前記筐体の前記一面のうち前記凹部よりも外側に位置する外周領域(7aa)に配置され、前記透明カバーと前記筐体とを接着する外周接着剤(3)と、
    前記透明カバーのうち前記筐体と向き合う裏面(2b)に配置される光学接着層(4)と、
    前記凹部の内側に位置する領域に配置され、前記光学接着層により前記透明カバーに貼り付けられた表示パネル(5)と、
    前記凹部に配置され、前記表示パネルと前記筐体との間に配置される熱伝導性シート(6)と、を備え、
    前記筐体は、前記一面および前記凹部の底面が湾曲した曲面形状であり、
    前記透明カバーは、前記一面の曲面形状に追従した曲面形状であり、
    前記表示パネルは、前記熱伝導性シートを介して前記凹部の前記底面に保持されると共に、前記底面の曲面形状に追従した曲面形状である、表示装置。
  2. 前記透明カバーは、前記筐体に貼り付けられる前の状態が平板状のガラスであり、
    前記表示パネルは、前記筐体に貼り付けられる前の状態が平板状のOLEDパネルである、請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記熱伝導性シートは、前記表示パネルおよび前記筐体に接着しており、前記表示パネルを前記凹部に保持している、請求項1または2に記載の表示装置。
  4. 前記熱伝導性シートは、両面テープである、請求項1ないし3のいずれか1つに記載の表示装置。
  5. 前記表示パネルは、複数の前記熱伝導性シートが貼り付けられており、
    複数の前記熱伝導性シートは、互いに離れて平行配置されている、請求項1ないし4のいずれか1つに記載の表示装置。
  6. 前記筐体は、前記凹部の前記底面に複数の貫通穴(72)を有し、
    複数の前記貫通穴は、前記底面のうち前記熱伝導性シートの外郭内側に位置する領域において、互いに離れて配置されている、請求項1ないし3のいずれか1つに記載の表示装置。
  7. 前記筐体は、前記凹部の前記底面に複数の溝(73)を有し、
    複数の前記溝は、前記底面のうち前記熱伝導性シートの外郭の内側に位置する領域と外側に位置する領域とを跨ぐと共に、互いに離れて配置されている、請求項1ないし3のいずれか1つに記載の表示装置。
  8. 前記筐体は、前記外周領域に、前記一面から突出するリブ(74)を有し、
    前記外周接着剤は、前記外周領域のうち前記リブよりも内側に位置する領域に配置されている、請求項1ないし7のいずれか1つに記載の表示装置。
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