JP2012123170A - 表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】可撓性配線基板の損傷を抑えることが可能な表示装置を提供する。
【解決手段】表示パネル10と駆動回路基板30とを可撓性配線基板40により接続し、可撓性配線基板40の内側の第1面40Cに集積回路チップ(ドライバIC)60を実装する。可撓性配線基板40の外側の第2面40Dを、額縁部21の内側、具体的には凹部23の第1傾斜面23Aの内側に接触させる。可撓性配線基板40と額縁部21とを、可撓性配線基板40が額縁部21に接する点P1における接線LPに関して互いに反対側に位置させる。可撓性配線基板40が大きく歪むことなく額縁部21に接触し、電源オンとオフの繰り返しに伴う熱的衝撃や機械的な歪みの繰り返しに起因する亀裂や断線などの損傷が抑えられる。
【選択図】図3

Description

本発明は、テレビジョン装置または情報端末などに好適な表示装置に関する。
液晶, 有機EL(Elecroluminescence)またはPDP(Plasma Display Panel)等の表示装置は、テレビジョン装置等の画像表示装置、またはパーソナルコンピュータ等の電子機器に広く用いられている。また、これらの表示装置の市場が拡大するに伴い、その実装面でも様々な技術が開発され、適用されるようになっている。例えば、近年のドライバIC(Integrated Circuit)実装技術としては、表示装置の額縁部に実装する技術(例えば、特許文献1参照。)またはCOF(Chip on Flexible printed circuit board)等の直接実装法が採用されている。そして、このCOFを含むFPC(Flexible Printed Circuit)等の可撓性配線基板を用いた実装技術が、表示装置において最も汎用性のある技術となっている。
特開2005−274632号公報
表示装置の電源オン時には各部品の温度が上昇し、熱膨張を生じる。長期にわたる使用では、電源オンとオフとの繰り返しにより、各部品に熱衝撃が加わる。例えば特許文献2のように、表示パネルと駆動回路基板(ソース基板)とをFPCを介して接続した場合には、ガラスを主材料とする表示パネルと、ソース基板とで、材料の違いにより熱膨張率が異なる。そのため、それらを接続するFPCには、熱的な衝撃と共に、機械的な歪が繰り返しかかることになっていた。この機械的な歪の繰り返しによって、FPC内部の電気配線に亀裂(クラック)が生じ、更に進行すると断線となるおそれがあり、なお改善の余地があった。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、可撓性配線基板の損傷を抑えることが可能な表示装置を提供することにある。
本発明による表示装置は、表示パネルと、表示パネルの前面に平行な額縁部および表示パネルの側面に平行な側壁部を有する外装部材と、側壁部の内側に設けられた駆動回路基板と、延長方向の両端が表示パネルおよび駆動回路基板に接続されていると共に、一方の面に集積回路チップが実装され、他方の面が額縁部の内側に接している可撓性配線基板とを備え、可撓性配線基板と額縁部とは、可撓性配線基板が額縁部に接する点における接線に関して互いに反対側に位置しているものである。
本発明の表示装置では、可撓性配線基板と額縁部とが、可撓性配線基板が額縁部に接する点における接線に関して互いに反対側に位置しているので、可撓性配線基板が大きく歪むことなく額縁部に接している。よって、熱的衝撃や機械的な歪の繰り返しによる可撓性配線基板の損傷が抑えられる。
本発明の表示装置によれば、可撓性配線基板と額縁部とが、可撓性配線基板が額縁部に接する点における接線に関して互いに反対側に位置しているようにしたので、可撓性配線基板の損傷を抑えることが可能となる。
本発明の一実施の形態に係る表示装置の構成を表す平面図である。 図1のII−II線における断面図である。 図2の一部を拡大して表す断面図である。 接線と表示パネルの前面とのなす角を0度とした場合を表す断面図である。 接線と表示パネルの前面とのなす角を90度とした場合を表す断面図である。 図4の一部を拡大して表す断面図である。 変形例1に係る表示装置の構成を表す平面図である。 図7のVIII−VIII線における断面図である。 変形例2に係る表示装置の構成を表す断面図である 図9の一部を拡大して表す断面図である。 変形例3に係る表示装置の構成を表す断面図である。 図11の一部を拡大して表す断面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.実施の形態(額縁部に断面三角形の凹部を設け、この凹部の三角形の一辺をなす傾斜面の内側に可撓性配線基板を接触させる例)
2.変形例1(額縁部と側壁部とが交わる角に傾斜面を設け、この傾斜面の内側に可撓性配線基板を接触させる例)
3.変形例2(額縁部と側壁部とが交わる角に外側に凸の曲面を設け、この曲面の内側に可撓性配線基板を接触させる例)
4.変形例3(額縁部と側壁部とが交わる角に内側に凸の曲面を設け、この曲面の内側に可撓性配線基板を接触させる例)
図1は、本発明の一実施の形態に係る表示装置を前面(観測面、画像表示面)の側から見た構成を表したものである。この表示装置1は、例えばテレビジョン装置として用いられるものであり、表示パネル10を外装部材20に収容した構成を有している。なお、図面では、表示パネル10の前面10Aに対して垂直な方向(前後方向)をz方向、表示パネル10の左右方向をx方向、表示パネル10の上下方向をy方向とする。
表示パネル10は、例えば、透明板ガラス等よりなる二枚の基板の間に液晶層を有する液晶表示パネルである。一方の基板には、各画素を駆動するTFT(Thin Film Transistor;薄膜トランジスタ),透明電極および配向膜が配設されると共に、各画素に映像信号等を供給するための駆動回路等が設けられている。他方の基板には、透明電極および配向膜と共に、図示しない3原色(R,G,B)の各カラーフィルタが、画素毎に形成されている。液晶層の周辺はシール材(図示せず)により封止されている。表示パネル10の表面および裏面には偏光板(図示せず)が貼り合わせられている。表示パネル10の近傍には、図示しないが、バックライトユニットとして、光学シート,LED(Light Emitting Diode)等よりなる光源および導光板,並びに放熱部材が配置されている。
外装部材20は、表示パネル10の前面10Aの周囲を囲む矩形枠状の額縁部21を有しており、使用者は額縁部21の開口21Aを通して表示パネル10に表示される映像を視聴可能となっている。このような外装部材20は、例えば、ABS樹脂(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂)、PS(ポリスチレン)、PC樹脂(ポリカーボネート樹脂)にABS樹脂を添加したもの、または、PSにPPE(ポリフェニレンエーテル)を添加したものなどの樹脂材料により構成されている。
図2は、図1に示した表示装置1の上辺の断面構成を表したものである。外装部材20は、表示パネル10の前面10Aに平行(略平行である場合も含む)な額縁部21と、表示パネル10の側面10Bに平行(略平行である場合も含む)な側壁部22とを有している。側壁部22は額縁部21に対して直角(概ね直角である場合も含む)であり、側壁部22の内側には、駆動回路基板(ソース基板)30が設けられている。表示パネル10と駆動回路基板30とは、可撓性配線基板(FPC)40により接続されている。表示パネル10の背面10Cの縁にはミドルシャーシ50が設けられている。
額縁部21には、第1傾斜面23Aおよび第2傾斜面23Bからなる断面三角形の凹部23が設けられている。第1傾斜面23Aは、表示パネル10の前面端部10A近傍から駆動回路基板30側に向かって傾いている。第2傾斜面23Bは、第1傾斜面23Aの駆動回路基板30側の端部から額縁部21の上端近傍に向かって傾いている。凹部23は、例えば図1に示したように、額縁部21の上辺に、例えば四本の横方向の線状に設けられ、その長手方向に並べて配置されている。ただし、凹部23は、駆動回路基板30および可撓性配線基板40の配置に合わせて、額縁部21の下辺や左右辺に設けてもよい。また、凹部23の数や寸法は、外装部材20を固定するためのネジ穴(図示せず)の位置などに応じて、適宜変更可能である。
駆動回路基板30は、信号処理系/制御系回路が配されたプリント配線基板により構成されている。
ミドルシャーシ50は、光学シート(図示せず)および表示パネル10を締結するために、表示パネル10の背面10Cの縁に沿って設けられている枠状の部材である。ミドルシャーシ50は、外装部材20と同様の樹脂材料により構成されている。
可撓性配線基板40は、その延長方向の一端40Aが表示パネル10の前面10Aの端部に接続され、延長方向の他端40Bが駆動回路基板30の前面10A側の端部に接続されている。可撓性配線基板40の内側の第1面40Cには、集積回路チップ(ドライバIC)60が実装されている。可撓性配線基板40の外側の第2面40Dは、額縁部21の内側、具体的には凹部23の第1傾斜面23Aの内側に接している。このように可撓性配線基板40を額縁部21に接触させるのは、可撓性配線基板40と外装部材20との熱接触をとり、集積回路チップ60近傍の可撓性配線基板40の放熱を行うためである。
可撓性配線基板40が額縁部21に接する部分(接触部分)CPでは、外装部材20が平らである、すなわち表面粗さが小さく、平坦性が高いことが望ましい。外装部材20に凹凸などがあると接触部分CPの面積が減少し、集積回路チップ60近傍の可撓性配線基板40の放熱が抑制されてしまうからである。また、接触部分CPにおいて表面処理を施すことにより、接触部分CPの摩擦を小さくしてもよい。あるいは、接触部分CPの摩擦を減らすために、低摩擦係数のテープなどを外装部材20に貼りつけるようにしてもよい。接触部分CPの摩擦が大きい場合には、可撓性配線基板40が熱膨張または熱収縮した場合に、可撓性配線基板40が外装部材20の表面でスムーズに動けなくなるおそれがあり、可撓性配線基板40が不均一に伸びたり撓んだりする可能性がある。
図3は、図2において接触部分CPを拡大して表したものである。可撓性配線基板40と額縁部21とは、可撓性配線基板40が額縁部21に接する点P1における接線LPに関して互いに反対側に位置している。これにより、この表示装置1では、可撓性配線基板40の損傷を抑えることが可能となっている。
可撓性配線基板40は、延長方向における断面が一つの頂点40Eを有する曲線となる状態で配設されていることが好ましい。これにより、可撓性配線基板40が大きく歪むことなく額縁部21に接触することが可能となる。
具体的には、上述したように凹部23の三角形の一辺をなす第1傾斜面23Aの内側に可撓性配線基板40が接していることにより、可撓性配線基板40が緩やかに屈曲しながら額縁部21に接触することが可能となり、可撓性配線基板40の大きな歪みを回避することが可能となる。
第1傾斜面23Aは、接触部分CPが、額縁部21と、側壁部22と、可撓性配線基板40の両端40A,40Bを結んだ線L40とで囲まれた三角形の領域A1内に位置するように設けられていることが好ましい。接続部分CPがこの領域A1の外側の領域A2に位置している場合には、可撓性配線基板40の歪みが大きくなってしまうからである。
接線LPと表示パネル10の前面10Aとのなす角αは、0度より大きく90度より小さいことが好ましい。これにより、可撓性配線基板40が大きく歪むことなく外装部材20に接触することが可能となる。更に、角αは、5度より大きく60度より小さければより好ましく、5度より大きく45度より小さければ更に好ましい。角αが小さ過ぎたり、大き過ぎたりする場合には、後述するように、集積回路チップ60近傍の可撓性配線基板40の放熱をとりながら、可撓性配線基板40が大きく歪むのを抑制しにくい。また、角αが大きい場合に、可撓性配線基板40が大きく歪まないようにするには、集積回路チップ60を駆動回路基板30の近傍に配置する必要がある。しかし、駆動回路基板30は表示パネル10に比べて熱膨張率が大きいので、集積回路チップ60を駆動回路基板30の近傍に配置するのは好ましくない。また、角αが大きい場合に、可撓性配線基板40が大きく歪まないようにするには、可撓性配線基板40の一方の端40Bともう一方の端40Aとの距離をZ軸方向に大きくとる必要があり、その場合、表示装置のZ軸方向の寸法が大きくなる。つまり表示装置の厚みが増して好ましくない。
これに対して、例えば図4に示したように、額縁部121に、底面が表示パネル110の前面110Aに平行な窪み123Aを設けることにより、接線LPと表示パネル110の前面110Aとのなす角αを0度とした場合には、可撓性配線基板140の歪みが大きくなり、損傷が生じやすくなる。
一方、図5に示したように、側壁部122に、底面が駆動回路基板130に平行な窪み123Bを設けることにより、接線LPと表示パネル110の前面110Aとのなす角αを90度とした場合にも、図4に示した構成と同様に、可撓性配線基板140の歪みが大きくなり、損傷が生じやすくなる。また、図4と図5とを比較して分かるように、図5では表示装置のZ軸方向の厚みが増しているので好ましくない。なお、図4および図5では、図2に対応する構成要素に100番台の同一の符号を付している。
この表示装置1は、例えば、次のようにして製造することが可能である。
上述した構成の表示パネル10および駆動回路基板30を用意し、これらを、集積回路チップ60が第1面40Cに実装された可撓性配線基板40により接続する。
また、光源,導光板および放熱部材(いずれも図示せず)をミドルシャーシ50により締結し、バックライトユニットを構成する。
上記した駆動回路基板30が可撓性配線基板40により接続された表示パネル10の背面に、ミドルシャーシ50を配置する。また、側壁部22の内側に駆動回路基板30を配置する。表示パネル10の背面には、光学シート(図示せず)等を配置してもよい。
続いて、上述した構成の外装部材20を用意し、表示パネル10が配置されているミドルシャーシ50と、ネジまたはスタッド(図示せず)等により固定する。その際、可撓性配線基板40を額縁部21の凹部23の第1傾斜面23Aに沿わせることにより、可撓性配線基板40の第2面40Dを額縁部21の内側に接触させる。
最後に、バックライトユニットの背面に、その他の基板・回路を配置する。それらと駆動回路基板30とを接続したのちに、リアカバー(図示せず)を被せてネジ等により固定する。以上により、図1および図2に示した表示装置1が完成する。
この表示装置1では、バックライトユニット(図示せず)から表示パネル10に光が入射すると、その入射光は、偏光板(図示せず)を通過した後、二枚の基板の透明電極の間に印加された映像電圧に基づいて、画素毎に変調されつつ液晶層(図示せず)を透過する。液晶層を透過した光は、カラーフィルタ(図示せず)を通過することにより、カラーの表示光として偏光板(図示せず)の外側へ取り出される。
ここでは、可撓性配線基板40と額縁部21とが、可撓性配線基板40が額縁部21に接する点P1における接線PLに関して互いに反対側に位置しているので、可撓性配線基板40の屈曲が緩やかになり、歪みが小さくなっている。よって、電源オンとオフの繰り返しに伴う熱的衝撃や機械的な歪みの繰り返しに起因して、可撓性配線基板40に亀裂や断線などの損傷が生じることが抑えられる。
また、可撓性配線基板40は、延長方向における断面が一つの頂点40Eを有する曲線となる状態で配設されているので、可撓性配線基板40の歪みが少ない状態で額縁部21に接触することが可能となる。
更に、接線LPと表示パネル10の前面10Aとのなす角αは、0度より大きく90度より小さいので、可撓性配線基板40が大きく歪むことなく額縁部21に接触することが可能となる。
加えて、凹部23の第1傾斜面23Aの内側に可撓性配線基板40が接していることにより、可撓性配線基板40と額縁部21との間に隙間ができにくくなる。よって、可撓性配線基板40と外装部材20との熱接触を安定的に保つことが可能となり、集積回路チップ60近傍の可撓性配線基板40の確実な放熱が可能となる。更にまた、可撓性配線基板40が上下方向にずれた場合にも、可撓性配線基板40と外装部材20との熱接触をとることが可能となる。
加えてまた、凹部23の断面は三角形となっているので、熱が凹部23にこもりにくくなり、集積回路チップ60近傍の可撓性配線基板40の放熱が促進される。
これに対して、例えば図4に示したように、額縁部121に、表示パネル110の前面110Aに平行な窪み123Aを設けた場合には、図6に示したように、可撓性配線基板140と額縁部121とが、部分的に、可撓性配線基板140が額縁部121に接する点P1における接線LPに関して同じ側(駆動回路チップ160とは反対側)に位置していた。このような構成では、可撓性配線基板140に急激な歪みが生じ、電源オンとオフの繰り返しに伴う熱的衝撃や機械的な歪みの繰り返しに起因して亀裂や断線などの損傷が生じやすかった。
また、図4および図6に示した構成では、可撓性配線基板140は、延長方向における断面が二つの頂点140Eを有する曲線となる状態で配設されていた。そのため、可撓性配線基板140が急激に歪むことになり、損傷が生じやすくなっていた。
更に、図4および図6に示した構成では、接線LPと表示パネル110の前面110Aとのなす角αは0度となり、可撓性配線基板140の歪みが激しくなり、損傷が生じやすくなっていた。
加えて、図4および図6に示した構成では、窪み123Aと可撓性配線基板140との間に空間が生じやすかった。そのため、可撓性配線基板140と外装部材120との熱接触を安定的に保つことが難しく、集積回路チップ160近傍の可撓性配線基板140の放熱が困難となっていた。更にまた、可撓性配線基板140が上下方向にずれた場合には、可撓性配線基板140と外装部材120との熱接触をとりにくくなっていた。
加えてまた、図4および図6に示した構成では、窪み123A内に熱がこもりやすく、集積回路チップ160近傍の可撓性配線基板140の放熱が阻害されるおそれがあった。
このように本実施の形態では、可撓性配線基板40と額縁部21とが、可撓性配線基板40が額縁部21に接する点P1における接線LPに関して互いに反対側に位置しているようにしたので、可撓性配線基板40の歪みを小さくし、熱衝撃や機械的な歪の繰り返しに起因する亀裂や断線などの損傷を抑え、信頼性を向上させることが可能となる。
また、可撓性配線基板40を、延長方向における断面が一つの頂点40Eを有する曲線となる状態で配設するようにしたので、可撓性配線基板40が大きく歪むことなく額縁部21に接触することが可能となる。
更に、外装部材20の額縁部21に、断面三角形の凹部23を設け、この凹部23の三角形の一辺をなす第1傾斜面23Aの内側に可撓性配線基板40を接触させるようにしたので、可撓性配線基板40が緩やかに屈曲しながら額縁部21に接触することが可能となり、可撓性配線基板40の大きな歪みを回避することが可能となる。
加えて、第1傾斜面23Aを、接触部分CPが、額縁部21の延長線L21と、側壁部22の延長線L22と、可撓性配線基板40の両端40A,40Bを結んだ線L40とで囲まれた三角形の領域内に位置するように設けたので、可撓性配線基板40が大きく歪むことなく額縁部21に接触することが可能となる。
更にまた、接線LPと表示パネル10の前面10Aとのなす角αを、0度より大きく90度より小さくなるようにしたので、可撓性配線基板40が大きく歪むことなく額縁部21に接触することが可能となる。
(変形例1)
図7は、変形例1に係る表示装置1Aの上辺の断面構成を表したものである。本変形例は、額縁部21と側壁部22とが交わる角に傾斜面24を設け、この傾斜面24の内側に可撓性配線基板40の第2面40Dを接触させるようにしたものである。このことを除いては、この表示装置1Aは、上記実施の形態と同様の構成、作用および効果を有し、上記実施の形態と同様にして製造することができる。
このような傾斜面24は、例えば図2に示したように、額縁部21の上辺に、例えば四本の横方向の線状に設けられ、その長手方向に並べて配置されていてもよい。あるいは、傾斜面24は、例えば図8に示したように、額縁部21の上辺の全体にわたって設けられていてもよい。
傾斜面24は、接触部分CPが、額縁部21の延長線L21と、側壁部22の延長線L22と、可撓性配線基板40の両端40A,40Bを結んだ線L40とで囲まれた三角形の領域A1内に位置するように設けられていることが好ましい。接続部分CPがこの領域A1の外側の領域A2に位置している場合には、可撓性配線基板40の歪みが大きくなってしまうからである。
本変形例では、上記実施の形態の効果に加えて、傾斜面24近傍に熱がこもりにくくなり、集積回路チップ60近傍の可撓性配線基板40の放熱が更に促進される。
(変形例2)
図9は、変形例2に係る表示装置1Bの上辺の断面構成を表したものである。本変形例は、外装部材20の額縁部21と側壁部22とが交わる角に、外側(駆動回路基板30とは反対側)に凸の曲面25を設けて、この曲面25の内側に可撓性配線基板40の第2面40Dを接触させるようにしたものである。これにより、本変形例では、可撓性配線基板40と額縁部21との間に隙間ができにくくなり、可撓性配線基板40の歪みや撓みを少なくしつつ更に安定した熱接触および高い放熱性を得ることが可能となっている。このことを除いては、この表示装置1Bは、上記実施の形態または変形例1と同様の構成、作用および効果を有し、上記実施の形態と同様にして製造することができる。
曲面25は、額縁部21の表示パネル10の前面10A端部近傍から側壁部22との境界まで設けられている。また、曲面25は、例えば図2に示したように、額縁部21の上辺に、例えば四本の横方向の線状に設けられ、その長手方向に並べて配置されていてもよい。あるいは、曲面25は、例えば図8に示したように、額縁部21の上辺の全体にわたって設けられていてもよい。
本変形例においても、図10に示したように、可撓性配線基板40と額縁部21とは、可撓性配線基板40が額縁部21に接する点P1における接線LPに関して互いに反対側に位置している。これにより、この表示装置1Bでは、上記実施の形態と同様に、可撓性配線基板40の損傷を抑えることが可能となっている。
可撓性配線基板40は、上記実施の形態と同様に、延長方向における断面が一つの頂点40Eを有する曲線となる状態で配設されていることが好ましい。これにより、可撓性配線基板40が大きく歪むことなく外装部材20に接触することが可能となる。
曲面25は、接触部分CPが、額縁部21の延長線L21と、側壁部22の延長線L22と、可撓性配線基板40の両端40A,40Bを結んだ線L40とで囲まれた三角形の領域A1内に位置するように設けられていることが好ましい。接続部分CPがこの領域A1の外側の領域A2に位置している場合には、可撓性配線基板40の歪みが大きくなってしまうからである。
接線LPと表示パネル10の前面10Aとのなす角αは、0度より大きく90度より小さいことが好ましい。これにより、可撓性配線基板40が大きく歪むことなく額縁部21に接触することが可能となる。更に、角αは、5度より大きく60度より小さければより好ましく、5度より大きく45度より小さければ更に好ましい。角αが小さ過ぎたり、大き過ぎたりする場合には、集積回路チップ60近傍の可撓性配線基板40の放熱をとりながら、可撓性配線基板40が大きく歪むのを抑制しにくい。また、角αが大きい場合に、可撓性配線基板40が大きく歪まないようにするには、集積回路チップ60を駆動回路基板30の近傍に配置する必要がある。しかし、駆動回路基板30は表示パネル10に比べて熱膨張率が大きいので、集積回路チップ60を駆動回路基板30の近傍に配置するのは好ましくない。また、角αが大きい場合に、可撓性配線基板40が大きく歪まないようにするには、可撓性配線基板40の一方の端40Bともう一方の端40Aとの距離をZ軸方向に大きくとる必要があり、その場合、表示装置のZ軸方向の寸法が大きくなる。つまり表示装置の厚みが増して好ましくない。
(変形例3)
図11は、変形例3に係る表示装置1Cの上辺の断面構成を表したものである。本変形例は、外装部材20の額縁部21と側壁部22とが交わる角に、内側(駆動回路基板30側)に凸の曲面26を設けて、この曲面26の内側に可撓性配線基板40の第2面40Dを接触させるようにしたものである。このことを除いては、この表示装置1Cは、上記実施の形態と同様の構成、作用および効果を有し、上記実施の形態と同様にして製造することができる。
曲面26は、額縁部21の表示パネル10の前面10A端部近傍から側壁部22との境界まで設けられている。また、曲面26は、例えば図2に示したように、額縁部21の上辺に、例えば四本の横方向の線状に設けられ、その長手方向に並べて配置されていてもよい。あるいは、曲面25は、例えば図8に示したように、額縁部21の上辺の全体にわたって設けられていてもよい。
本変形例においても、図12に示したように、可撓性配線基板40と額縁部21とは、可撓性配線基板40が額縁部21に接する点P1における接線LPに関して互いに反対側に位置している。これにより、この表示装置1Bでは、上記実施の形態と同様に、可撓性配線基板40の損傷を抑えることが可能となっている。
可撓性配線基板40は、上記実施の形態と同様に、延長方向における断面が一つの頂点40Eを有する曲線となる状態で配設されていることが好ましい。これにより、可撓性配線基板40が大きく歪むことなく外装部材20に接触することが可能となる。
具体的には、可撓性配線基板40は、延長方向の両端40A,40B間のz方向の距離Dzを短辺とし、y方向の距離Dyを長辺とする楕円形状を有しており、この楕円E上の点P1において可撓性配線基板40が曲面26の内側に接していることが好ましい。これにより、可撓性配線基板40が緩やかに屈曲しながら外装部材20に接触することが可能となり、可撓性配線基板40の急激な歪みを回避することが可能となる。
曲面26は、接触部分CPすなわち点P1が、額縁部21の延長線L21と、側壁部22の延長線L22と、可撓性配線基板40の両端40A,40Bを結んだ線L40とで囲まれた三角形の領域A1内に位置するように設けられていることが好ましい。接続部分CPすなわち点P1がこの領域A1の外側の領域A2に位置している場合には、可撓性配線基板40の延長方向における断面に二つの頂点40Eが生じ、歪みが大きくなってしまうおそれがあるからである。
接線LPと表示パネル10の前面10Aとのなす角αは、0度より大きく90度より小さいことが好ましい。これにより、可撓性配線基板40が大きく歪むことなく額縁部21に接触することが可能となる。更に、角αは、5度より大きく60度より小さければより好ましく、5度より大きく45度より小さければ更に好ましい。角αが小さ過ぎたり、大き過ぎたりする場合には、集積回路チップ60近傍の可撓性配線基板40の放熱をとりながら、可撓性配線基板40が大きく歪むのを抑制しにくい。また、角αが大きい場合に、可撓性配線基板40が大きく歪まないようにするには、集積回路チップ60を駆動回路基板30の近傍に配置する必要がある。しかし、駆動回路基板30は表示パネル10に比べて熱膨張率が大きいので、集積回路チップ60を駆動回路基板30の近傍に配置するのは好ましくない。また、角αが大きい場合に、可撓性配線基板40が大きく歪まないようにするには、可撓性配線基板40の一方の端40Bともう一方の端40Aとの距離をZ軸方向に大きくとる必要があり、その場合、表示装置のZ軸方向の寸法が大きくなる。つまり表示装置の厚みが増して好ましくない。
以上、実施の形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば、上記実施の形態では、表示パネル10として液晶表示パネルを用いた場合を例として説明したが、表示パネル10は、液晶のほか、プラズマ,有機EL,無機EL,エレクトロデポジションもしくエレクトロクロミックなどの他の表示素子を用いたものであってもよい。
本発明は、テレビジョン装置のほか、モニタ等の動画表示を行う表示装置、パーソナルコンピュータ等の電子機器、またはビデオカメラ、デジタルスチルカメラあるいは携帯電話機等の情報端末の表示部など、広く適用可能である。
1…表示装置、10…表示パネル、10A…前面端部、10B…側面、20…外装部材、21…額縁部、22…側壁部、23…凹部、23A…第1傾斜面、23B…第2傾斜面、24…傾斜面、25,26…曲面、30…駆動回路基板、40…可撓性配線基板、50…ミドルシャーシ、60…集積回路チップ、CP…接触部分、LP…接線

Claims (8)

  1. 表示パネルと、
    前記表示パネルの前面に平行な額縁部および前記表示パネルの側面に平行な側壁部を有する外装部材と、
    前記側壁部の内側に設けられた駆動回路基板と、
    延長方向の両端が前記表示パネルおよび駆動回路基板に接続されていると共に、一方の面に集積回路チップが実装され、他方の面が前記額縁部の内側に接している可撓性配線基板と
    を備え、
    前記可撓性配線基板と前記額縁部とは、前記可撓性配線基板が前記額縁部に接する点における接線に関して互いに反対側に位置している
    表示装置。
  2. 前記可撓性配線基板は、延長方向における断面が一つの頂点を有する曲線となる状態で配設されている
    請求項1記載の表示装置。
  3. 前記外装部材は、前記額縁部に、断面三角形の凹部を有し、
    前記可撓性配線基板は、前記凹部の三角形の一辺をなす傾斜面の内側に接している
    請求項2記載の表示装置。
  4. 前記外装部材は、前記額縁部と前記側壁部とが交わる角に、傾斜面を有し、
    前記可撓性配線基板は、前記傾斜面の内側に接している
    請求項2記載の表示装置。
  5. 前記外装部材は、前記額縁部と前記側壁部とが交わる角に、外側に凸の曲面を有し、
    前記可撓性配線基板は、前記曲面の内側に接している
    請求項2記載の表示装置。
  6. 前記外装部材は、前記額縁部と前記側壁部とが交わる角に、内側の凸の曲面を有し、
    前記可撓性配線基板は、前記曲面の内側に接している
    請求項2記載の表示装置。
  7. 前記傾斜面または前記曲面は、前記可撓性配線基板が前記額縁部に接する点が、前記額縁部または前記額縁部の延長線と、前記側壁部または前記側壁部の延長線と、前記可撓性配線基板の両端を結んだ線とで囲まれた領域内に位置するように設けられている
    請求項3ないし6のいずれか1項に記載の表示装置。
  8. 前記接線と前記表示パネルの前面とのなす角は、0度より大きく90度より小さい
    請求項1ないし7のいずれか1項に記載の表示装置。



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