JP2023017371A - 吸気装置 - Google Patents

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    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Abstract

【課題】圧力センサの組付性を向上させると共に圧力センサの配置スペースを確保する。【解決手段】吸気装置は、エンジンの後方にエアクリーナが配置され、エアクリーナから吸気通路を通じてエンジンに空気を導入する。吸気装置には、吸気通路の圧力を検出する圧力センサ(35)と、吸気通路の上流側を形成するスロットルボディ(33)と、吸気通路の下流側を形成するインテークパイプ(32)と、が設けられている。インテークパイプの外周面には圧力センサが取り付けられる取付部が形成されている。【選択図】図4

Description

本発明は、吸気装置に関する。
鞍乗型車両等の吸気装置には、エアクリーナからエンジンまでの吸気通路の圧力(吸気圧)を検出する圧力センサが設けられている。吸気装置として、エアクリーナに圧力センサが支持されたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の吸気装置ではエンジンの上方にエアクリーナが配置され、エアクリーナとエンジンの間にスロットルボディが配置されている。エアクリーナには支持部が延設されており、支持部には圧力センサが取り付けられている。圧力センサとスロットルボディがホースで接続されており、圧力センサによってスロットルボディの吸気通路の圧力が検出される。
特許第6047336号公報
しかしながら、エンジンの後方にエアクリーナを配置する機種の場合には、エアクリーナの周辺スペースに他の吸気系部品が配置される。このため、エアクリーナに圧力センサを組み付けることが難しく、他の吸気系部品と圧力センサの隙間を確保することも難しい。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、圧力センサの組付性を向上させると共に圧力センサの配置スペースを確保できる吸気装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様の吸気装置は、エンジンの後方にエアクリーナが配置され、前記エアクリーナから吸気通路を通じて前記エンジンに空気を導入する吸気装置であって、前記吸気通路の圧力を検出する圧力センサと、前記吸気通路の上流側を形成するスロットルボディと、前記吸気通路の下流側を形成するインテークパイプと、を備え、前記インテークパイプの外周面には前記圧力センサが取り付けられる取付部が形成されていることで上記課題を解決する。
本発明の一態様の吸気装置によれば、インテークパイプに圧力センサが取り付けられた状態で、インテークパイプがエンジンに組付けられる。よって、インテークパイプと共に圧力センサをエンジンに容易に組み付けることができる。また、インテークパイプに圧力センサが取り付けられているため、エンジンとエアクリーナの間の狭いスペースでも圧力センサと他の吸気系部品の隙間を十分に確保することができる。
本実施例の鞍乗型車両の左側面図である。 本実施例のエンジンの斜視図である。 本実施例の吸気装置の上面図である。 本実施例の吸気装置の前面図である。 本実施例のエンジン懸架部と圧力センサの位置関係を示す上面図である。 本実施例のエンジン懸架部と圧力センサの位置関係を示す側面図である。 本実施例の圧力センサの組付け作業を示す図である。
本発明の一態様の吸気装置は、エンジンの後方にエアクリーナが配置され、エアクリーナから吸気通路を通じてエンジンに空気を導入する。吸気装置には吸気通路の圧力を検出する圧力センサが設けられている。吸気通路の上流側はスロットルボディによって形成され、吸気通路の下流側はインテークパイプによって形成されている。インテークパイプの外周面には圧力センサが取り付けられる取付部が形成されている。インテークパイプに圧力センサが取り付けられた状態で、インテークパイプがエンジンに組付けられることで、インテークパイプと共に圧力センサをエンジンに容易に組み付けることができる。また、インテークパイプに圧力センサが取り付けられているため、エンジンとエアクリーナの間の狭いスペースでも他の吸気系部品との隙間を十分に確保することができる。
以下、添付図面を参照して、本実施例について詳細に説明する。図1は本実施例の鞍乗型車両の左側面図である。また、以下の図では、矢印FRは車両前方、矢印REは車両後方、矢印Lは車両左方、矢印Rは車両右方をそれぞれ示している。
図1に示すように、鞍乗型車両1は、パイプ・板金によって形成されるダイヤモンド型の車体フレーム10に、エンジン31や電装系等の各種部品を搭載して構成されている。車体フレーム10はヘッドパイプ11から左右に分岐して後方に延びる一対のメインフレーム12と、ヘッドパイプ11から左右に分岐して下方に延びる一対のダウンフレーム13とを有している。一対のメインフレーム12によってエンジン31の後部が支持され、一対のダウンフレーム13によってエンジン31の前部が支持されている。エンジン31が車体フレーム10に支持されることで車両全体の剛性が確保されている。
メインフレーム12の前側部分はエンジン31の上方に位置するタンクレール14になっており、タンクレール14によって燃料タンク21が下方から支持されている。メインフレーム12の後側部分はエンジン31の後方に位置するボディフレーム15になっており、ボディフレーム15の下半部にはスイングアーム22が揺動可能に支持されている。ボディフレーム15の上半部にはアッパーレール17及びロアレール18から成るシートレール16が取り付けられている。アッパーレール17の上部には、燃料タンク21の後方においてライダーシート23及びピリオンシート24が支持されている。
ヘッドパイプ11には、ステアリングシャフト(不図示)を介して一対のフロントフォーク25が操舵可能に支持されている。フロントフォーク25の下部には前輪26が回転可能に支持されており、前輪26の上部はフロントフェンダ(不図示)に覆われている。スイングアーム22はボディフレーム15から後方に向かって延びている。スイングアーム22の後端には後輪27が回転可能に支持され、後輪27の上方はリアフェンダ(不図示)に覆われている。後輪27にはチェーンドライブ式の変速機構を介してエンジン31が連結されており、変速機構を介してエンジン31からの動力が後輪27に伝達されている。
エンジン31の後方にはインテークパイプ32(図2参照)及びスロットルボディ33を介してエアクリーナ34が接続されている。エアクリーナ34は、ライダーシート23の下方で一対のシートレール16の内側に配置されている。スロットルボディ33及びインテークパイプ32にはエアクリーナ34からエンジン31に空気を導入する吸気通路が形成され、圧力センサ35(図2参照)によって吸気通路の圧力が検出されている。このようなエンジン31の後方にエアクリーナ34が配置される機種で、2気筒エンジンを搭載した車幅が狭い機種にも有効な圧力センサ35の配置構造が求められている。
エンジン31の後方にエアクリーナ34を配置した車幅の狭い機種は、エアクリーナ34とエンジン31の周辺が様々な吸気系部品によって混み合っている。このため、他の吸気系部品に圧力センサ35が干渉しないように、圧力センサ35を配置するための空きスペースを確保することが難しい。また、他の吸気系部品と圧力センサ35の隙間が狭いと、圧力センサ35の組み付け作業が困難になる。そこで、本実施例の吸気装置ではインテークパイプ32の上面の空きスペースを利用して、インテークパイプ32に圧力センサ35を取り付けた状態で、インテークパイプ32をエンジン31に組付け可能にしている。
図2から図6を参照して、吸気装置について説明する。図2は本実施例のエンジンの斜視図である。図3は本実施例の吸気装置の上面図である。図4は本実施例の吸気装置の前面図である。図5は本実施例のエンジン懸架部と圧力センサの位置関係を示す上面図である。図6は本実施例のエンジン懸架部と圧力センサの位置関係を示す側面図である。
図2に示すように、エンジン31は、2気筒エンジンであり、上下割構造のクランクケース41を有している。クランクケース41の上部にはシリンダ42、シリンダヘッド43、シリンダヘッドカバー44が取り付けられている。クランクケース41の左側面には、マグネト(不図示)を側方から覆うマグネトカバー45(図1参照)が取り付けられている。クランクケース41の右側面にはクラッチ(不図示)を側方から覆うクラッチカバー46が取り付けられている。シリンダヘッド43の後面には一対のインテークパイプ32を介してスロットルボディ33が接続されている。
スロットルボディ33の上流(後側)にはエアクリーナ34(図1参照)が接続されている。このように、エアクリーナ34とシリンダヘッド43の間にはスロットルボディ33と一対のインテークパイプ32が設けられている。スロットルボディ33の内側には一対の吸気通路の上流側が形成され、一対のインテークパイプ32の内側には一対の吸気通路の下流側が形成されている。スロットルボディ33及び一対のインテークパイプ32によって一対の吸気通路が形成されて、この一対の吸気通路を通じてエアクリーナ34からシリンダヘッド43の一対の吸気ポートに空気が導入される。
一対のインテークパイプ32の上面にはアーム部材61が取り付けられ、アーム部材61によってインテークパイプ32の上方に圧力センサ35が支持されている。圧力センサ35のケース71内がゴム製のホース74を介してインテークパイプ32の吸気通路に連なっており、圧力センサ35のケース71内の圧力検出面によって吸気通路内の圧力が検出される。圧力センサ35のコネクタ73にはケーブル(不図示)が接続されており、ケーブルを通じて圧力センサ35の検出結果が制御ユニットに出力されている。圧力センサ35の検出結果は、燃料噴射量のフィードバック制御に用いられている。
図3及び図4に示すように、一対のインテークパイプ32は、ゴム製のパイプ51の前端に金属製のフランジ板52をインサートして成形されている。フランジ板52は前面を除いてゴムに覆われており、フランジ板52の前面の環状溝には吸気通路の出口を囲むようにOリング53が装着されている。フランジ板52の左右両側には取付穴54が形成されており、この取付穴54にてフランジ板52の前面がシリンダヘッド43(図2参照)の後面にネジ止めされている。フランジ板52の上部には平坦な支持台55が形成されており、支持台55の上面には溶接ナット56(取付部)とニップル57が設けられている。
支持台55の上面には圧力センサ35を片持ちで支える樹脂製のアーム部材61が設けられている。アーム部材61の基端部62は溶接ナット56にボルト65で固定されており、アーム部材61の先端部63はインテークパイプ32から上方に離間している。アーム部材61の先端部63上には圧力センサ35を保持する突起部64が形成されており、圧力センサ35のケース71の貫通穴に突起部64が挿し込まれている。突起部64はスナップフィット突起になっており、突起部64に対して圧力センサ35の貫通穴が容易に嵌め込まれる。アーム部材61を介して圧力センサ35がインテークパイプ32に容易に取り付けられる。
圧力センサ35は、ケース71及びコネクタ73によって上面視略L字状に形成されている。ケース71の前側には圧力検出面が内蔵されており、ケース71の後側には上記の貫通穴が形成されている。ケース71の前側の下面にはゴム製のホース74の上端が接続されており、このホース74の下端が支持台55上のニップル57に接続されている。ニップル57及びホース74を通じてインテークパイプ32の吸気通路とケース71内が連なっている。圧力センサ35の後側はアーム部材61の突起部64に保持され、圧力センサ35の前側はホース74によって下方から支持されている。
インテークパイプ32にはシリンダヘッド43からエンジン振動が伝達されるが、樹脂製のアーム部材61及びゴム製のホース74によってインテークパイプ32から圧力センサ35に伝わるエンジン振動が抑えられている。片持ちのアーム部材61のバネ性及びホース74の柔軟性によってエンジン振動が吸収され、アーム部材61及びホース74によって圧力センサ35が安定的に支持されている。さらに、支持台55の外面がゴム膜で覆われており、支持台55とアーム部材61の基端部62の間にゴム膜が介在しており、インテークパイプ32からアーム部材61に伝わるエンジン振動がゴム膜によって吸収される。
また、支持台55上の溶接ナット56とニップル57は、インテークパイプ32の吸気通路の中心線Cに直交する車幅方向に隣接している。溶接ナット56にはアーム部材61が固定されており、アーム部材61は溶接ナット56から斜め後ろに延びて、アーム部材61の突起部64がニップル57の後方に位置付けられている。上面視にてアーム部材61の突起部64とニップル57及びホース74がインテークパイプ32の吸気通路の中心線C上に配置されている。このように、圧力センサ35の関連部品であるアーム部材61、ホース74、溶接ナット56、ニップル57がインテークパイプ32上にコンパクトに配置されている。
特に、溶接ナット56とニップル57が車幅方向に隣接するため、圧力センサ35の関連部品の前後幅が抑えられており、圧力センサ35がインテークパイプ32の前後長内に収まっている。圧力センサ35の関連部品によってスロットルボディ33のインジェクタ85等のレイアウトが阻害されることがなく、圧力センサ35等がインジェクタ85に干渉することもない。また、突起部64とニップル57が中心線C上に並ぶため、圧力センサ35が溶接ナット56よりもインテークパイプ32の内側、すなわちインテークパイプ32の中央に配置される。圧力センサ35と他の吸気系部品との隙間を確保することができる。
一対のインテークパイプ32のゴム製のパイプ51の後端には、スロットルボディ33の一対の円筒部81の前端が挿し込まれている。ゴム製のパイプ51の外周面にはクランプ82が設けられており、クランプ82によってパイプ51が円筒部81に外側から締め付けられて、一対のインテークパイプ32にスロットルボディ33が固定されている。スロットルボディ33の内側にはシャフト(不図示)が軸支されており、シャフトには一対の円筒部81の吸気通路を開閉する一対のスロットルバルブ83が取り付けられている。スロットルボディ33の右側面にはシャフトを駆動するモータ84が固定されている。
一対の円筒部81の上面には一対のインジェクタ85が取り付けられており、一対のインジェクタ85にはデリバリパイプ86が接続されている。一対のインジェクタ85は円筒部81を貫通しており、一対のインテークパイプ32の下流端(前端)に向くように一対のインジェクタ85が傾けられている。デリバリパイプ86から一対のインジェクタ85に燃料が供給されて、一対のインジェクタ85から一対のインテークパイプ32の下流の一対の吸気ポート(不図示)に向けて燃料が噴射される。一対のインジェクタ85は一対の圧力センサ35の後方に配置されるが、インジェクタ85と圧力センサ35には十分な隙間が確保されている。
図5に示すように、シリンダヘッド43の後面には、一対のインテークパイプ32を挟んで車幅方向外側に一対のエンジン懸架部47が設けられている。上面視にて、一対のエンジン懸架部47の間、すなわちシリンダヘッド43の後面と一対のエンジン懸架部47に囲まれたスペースに一対の圧力センサ35が配置されている。一対のエンジン懸架部47の間がデッドスペースになっており、デッドスペースが一対の圧力センサ35の配置スペースとして有効活用されている。これにより、一対の圧力センサ35と他の吸気系部品との隙間が十分に確保されている。
図6に示すように、側面視にて圧力センサ35がシリンダヘッドカバー44の上端よりも下方で、エンジン懸架部47よりも上方に配置されている。圧力センサ35がエンジン懸架部47の上方に配置されることで、圧力センサ35が取り外し易くなってメンテナンス性が向上されている。エンジン懸架部47はエンジン懸架ブラケット19(図1参照)によってメインフレーム12に支持されている。エンジン懸架ブラケット19によって圧力センサ35が側方から覆われており、側方から飛散した異物等からエンジン懸架ブラケット19によって圧力センサ35が保護される。
側面視にて圧力センサ35がエンジン懸架部47の先端よりも基端側(前側)に配置されている。圧力センサ35とインジェクタ85が略同じ高さに配置されているが、エンジン懸架部47の先端から方向に圧力センサ35がはみ出さないため、エンジン懸架部47の後方のインジェクタ85に圧力センサ35が干渉することがない。また、圧力センサ35と他の吸気系部品との隙間も確保し易くなっている。圧力センサ35と他の吸気系部品との隙間が確保されることで、圧力センサ35のコネクタ73に接続されたケーブル等の配線ルートも確保し易くなっている。
図7を参照して、圧力センサの組付け作業について説明する。図7は本実施例の圧力センサの組付け作業を示す図である。
図7(A)に示すように、インテークパイプ32の上面には支持台55が形成されており、支持台55の上面には溶接ナット56とニップル57が設けられている。支持台55の表面はゴム膜に覆われているが、溶接ナット56及びニップル57はゴム膜から上方に突き出している。溶接ナット56とニップル57は車幅方向に隣接しており、溶接ナット56はインテークパイプ32の中心線Cよりも右寄りに配置され、ニップル57はインテークパイプ32の中心線Cの真上に配置されている。ニップル57は支持台55を貫通しており、ニップル57の管路が吸気通路に連なっている。
図7(B)に示すように、支持台55上の溶接ナット56にアーム部材61が取り付けられる。この場合、アーム部材61の基端部62の下面には嵌合穴(不図示)が形成されており、基端部62の嵌合穴が溶接ナット56に対して上方から嵌め込まれる。基端部62の嵌合穴と溶接ナット56の嵌め込みによって、アーム部材61の突起部64がニップル57の真後ろに位置付けられるようにアーム部材61が位置決めされる。アーム部材61の基端部62に対して上方からボルト65が挿し込まれて、ボルト65が溶接ナット56に締め込まれてアーム部材61がインテークパイプ32に固定される。
図7(C)に示すように、アーム部材61の突起部64に圧力センサ35が取り付けられる。この場合、アーム部材61の突起部64がスナップフィット構造であるため、圧力センサ35の後側の貫通穴に突起部64が挿し込まれることで、アーム部材61に対して圧力センサ35がワンタッチで取り付けられる。また、ホース74の下端がニップル57に装着され、ホース74の上端が圧力センサ35の前側に接続される。このようにしてインテークパイプ32に圧力センサ35が取り付けられると、インテークパイプ32のフランジ板52の左右両側の取付穴54にてシリンダヘッド43(図5参照)の後面にネジ止めされる。
以上、本実施例によれば、インテークパイプ32に圧力センサ35が取り付けられた状態で、インテークパイプ32がエンジン31に組付けられる。よって、インテークパイプ32と共に圧力センサ35をエンジン31に容易に組み付けることができる。また、インテークパイプ32に圧力センサ35が取り付けられているため、エンジン31とエアクリーナ34の間の狭いスペースでも圧力センサ35と他の吸気系部品の隙間を十分に確保することができる。
なお、本実施例では、インテークパイプにアーム部材を介して圧力センサが取り付けられるが、インテークパイプに対して圧力センサが直に取り付けられてもよい。
また、本実施例では、インテークパイプに取付部として溶接ナットが設けられているが、取付部は圧力センサを取付可能に形成されていればよい。また、取付部はインテークパイプの上面に限らず、圧力センサと他の吸気系部品の隙間が確保可能であれば、インテークパイプの外周面のいずれの位置に取付部が設けられていてもよい。
また、本実施例では、圧力センサによってインテークパイプの吸気通路の圧力が検出されたが、圧力センサによってスロットルバルブの吸気通路の圧力が検出されてもよい。この場合、スロットルバルブにニップルが形成され、圧力センサとニップルがホースを介して接続される。
また、本実施例では、取付部とニップルが車幅方向に隣接しているが、圧力センサと他の吸気系部品の隙間が確保可能であれば、取付部とニップルの位置関係は特に限定されない。
また、本実施例では、ニップルの後方に突起部が位置付けられたが、圧力センサと他の吸気系部品の隙間が確保可能であれば、ニップルと突起部の位置関係は特に限定されない。したがって、ニップルと突起部がインテークパイプの中心線上に位置付けられていなくてもよい。
また、本実施例では、上面視にて一対のエンジン懸架部の間に圧力センサが配置され、側面視にてエンジンの上端よりも下方でエンジン懸架部よりも上方に圧力センサが配置されたが、圧力センサと他の吸気系部品の隙間が確保可能であれば、エンジン懸架部と圧力センサの位置関係は特に限定されない。
また、本実施例の吸気装置は、図示の鞍乗型車両に限らず、他のタイプの鞍乗型車両に採用されてもよい。鞍乗型車両とは、ライダーがシートに跨った姿勢で乗車する車両全般に限定されず、ライダーがシートに跨らずに乗車する小型のスクータタイプの車両も含んでいる。
以上の通り、本実施例の吸気装置は、エンジン(31)の後方にエアクリーナ(34)が配置され、エアクリーナから吸気通路を通じてエンジンに空気を導入する吸気装置であって、吸気通路の圧力を検出する圧力センサと、吸気通路の上流側を形成するスロットルボディ(33)と、吸気通路の下流側を形成するインテークパイプ(32)と、を備え、インテークパイプの外周面には圧力センサが取り付けられる取付部(溶接ナット56)が形成されている。この構成によれば、インテークパイプに圧力センサが取り付けられた状態で、インテークパイプがエンジンに組付けられる。よって、インテークパイプと共に圧力センサをエンジンに容易に組み付けることができる。また、インテークパイプに圧力センサが取り付けられているため、エンジンとエアクリーナの間の狭いスペースでも圧力センサと他の吸気系部品の隙間を十分に確保することができる。
本実施例の吸気装置において、取付部がインテークパイプの上面に形成されている。この構成によれば、インテークパイプの上面に圧力センサが取り付けられて、圧力センサの組み付け性が向上されると共に圧力センサと他の吸気系部品との隙間を確保することができる。
本実施例の吸気装置において、インテークパイプの上面には吸気通路の下流側に連なるニップル(57)が設けられ、当該ニップルにはホース(74)を介して圧力センサが接続されており、ニップルが取付部に車幅方向で隣接している。この構成によれば、圧力センサによってホースを通じて吸気通路の下流側の圧力が検出される。また、圧力センサの関連部品がコンパクトに配置される。特に、ニップルと取付部が車幅方向に隣接するため、圧力センサの関連部品の前後幅が抑えられ、圧力センサの関連部品によってスロットルボディのインジェクタ等のレイアウトが阻害されることがなく、圧力センサ等がインジェクタに干渉することもない。
本実施例の吸気装置において、圧力センサを片持ちで支える樹脂製のアーム部材(61)を備え、アーム部材の基端部(62)は取付部に固定され、アーム部材の先端部(63)には圧力センサを保持する突起部(64)が形成されており、突起部がニップルの後方に位置している。この構成によれば、樹脂製のアーム部材のバネ性によって圧力センサに伝わるエンジン振動が抑えられる。圧力センサはニップルから延びるホースによって下方から支えられており、このホースの柔軟性によって圧力センサに伝わるエンジン振動が抑えられる。また、突起部がニップルの後方に位置しているため、突起部によってニップル及び取付部の配置自由度が阻害されることがない。
本実施例の吸気装置において、上面視にて突起部とニップルがインテークパイプの中心線上に配置されている。この構成によれば、突起部とホースがインテークパイプの中心線上に並ぶため、インテークパイプの中央に圧力センサが配置されて、圧力センサと他の吸気系部品との隙間を確保することができる。
本実施例の吸気装置において、エンジンにはインテークパイプを挟んで車幅方向外側に一対のエンジン懸架部(47)が設けられ、上面視にて一対のエンジン懸架部の間に圧力センサが配置されている。この構成によれば、一対のエンジン懸架部の間のデッドスペースに圧力センサが配置されることで、圧力センサと他の吸気系部品との隙間を確保することができる。
本実施例の吸気装置において、側面視にて圧力センサはエンジンの上端よりも下方で一対のエンジン懸架部よりも上方に配置されている。この構成によれば、圧力センサが一対のエンジン懸架部の上方に配置されることで、圧力センサが取り外し易くなってメンテナンス性が向上される。
本実施例の吸気装置において、側面視にて一対のエンジン懸架部の先端よりも基端側に圧力センサが配置されている。この構成によれば、一対のエンジン懸架部の先端から圧力センサがはみ出さないため、圧力センサと他の吸気系部品との隙間を確保し易くなる。
なお、本実施例を説明したが、他の実施例として、上記実施例及び変形例を全体的又は部分的に組み合わせたものでもよい。
また、本発明の技術は上記の実施例に限定されるものではなく、技術的思想の趣旨を逸脱しない範囲において様々に変更、置換、変形されてもよい。さらには、技術の進歩又は派生する別技術によって、技術的思想を別の仕方で実現することができれば、その方法を用いて実施されてもよい。したがって、特許請求の範囲は、技術的思想の範囲内に含まれ得る全ての実施態様をカバーしている。
31:エンジン
32:インテークパイプ
33:スロットルボディ
34:エアクリーナ
35:圧力センサ
47:エンジン懸架部
56:溶接ナット(取付部)
57:ニップル
61:アーム部材
62:基端部
63:先端部
64:突起部
74:ホース

Claims (8)

  1. エンジンの後方にエアクリーナが配置され、前記エアクリーナから吸気通路を通じて前記エンジンに空気を導入する吸気装置であって、
    前記吸気通路の圧力を検出する圧力センサと、
    前記吸気通路の上流側を形成するスロットルボディと、
    前記吸気通路の下流側を形成するインテークパイプと、を備え、
    前記インテークパイプの外周面には前記圧力センサが取り付けられる取付部が形成されていることを特徴とする吸気装置。
  2. 前記取付部が前記インテークパイプの上面に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の吸気装置。
  3. 前記インテークパイプの上面には前記吸気通路の下流側に連なるニップルが設けられ、当該ニップルにはホースを介して前記圧力センサが接続されており、
    前記ニップルが前記取付部に車幅方向で隣接していることを特徴とする請求項2に記載の吸気装置。
  4. 前記圧力センサを片持ちで支える樹脂製のアーム部材を備え、
    前記アーム部材の基端部は前記取付部に固定され、前記アーム部材の先端部には前記圧力センサを保持する突起部が形成されており、
    前記突起部が前記ニップルの後方に位置していることを特徴とする請求項3に記載の吸気装置。
  5. 上面視にて前記突起部と前記ニップルが前記インテークパイプの中心線上に配置されていることを特徴とする請求項4に記載の吸気装置。
  6. 前記エンジンには前記インテークパイプを挟んで車幅方向外側に一対のエンジン懸架部が設けられ、
    上面視にて前記一対のエンジン懸架部の間に前記圧力センサが配置されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の吸気装置。
  7. 側面視にて前記圧力センサは前記エンジンの上端よりも下方で前記一対のエンジン懸架部よりも上方に配置されていることを特徴とする請求項6に記載の吸気装置。
  8. 側面視にて前記一対のエンジン懸架部の先端よりも基端側に前記圧力センサが配置されていることを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の吸気装置。
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