JP2023017254A - 車両動態管理システム - Google Patents

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Kaoru Kojima
久夫 鈴木
Hisao Suzuki
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Abstract

【課題】社所有の車両だけでなく他社所有の車両を含めた車両全体の動態管理を、情報セキュリティーを確保した状態で可能とする車両動態管理システムを提供する。【解決手段】車両10は、GPS受信機21で取得した現在位置を車両識別情報とともに通信回線5を介してサーバ30へ送信し、使用者側端末40は、開示要求設定部42で設定された開示車両識別情報及び開示要求時間を開示要求した開示使用者識別情報とともに通信回線5を介してサーバ30へ送信し、サーバ30は、サーバ側受信部31で受信した開示車両識別情報及び開示使用者識別情報がサーバ側格納部32に格納されている車両識別情報及び使用者識別情報と一致し、かつ、サーバ側受信部31で受信した開示要求時間が開示許可時間に含まれる場合に、車両識別情報で識別される車両10の現在位置を、通信回線5を介して使用者側端末40に送信する車両動態管理システム1.【選択図】図1

Description

本発明は、トラックなどの貨物の運送用の車両やバス、タクシーなどの旅客用の車両の動態管理をより利便性を高く、かつ、情報セキュリティーを確保した状態で実行できる車両動態管理システムに関する。
従来、車両などに備えられる端末装置と基地局などに設置された運行監視装置とを含むシステムにおいて、端末装置において種々の検出閾値を定め、その検出閾値に基づいて運行状態を検出し、運行監視装置では、所定の判定閾値に基づいて端末装置への通知の必要の有無を判定するようにして、運行に関係する様々な条件に適合させて、きめ細かく安全運転を促すことができる運行監視システムがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2003-048447号公報
上記従来の運行監視システムでは、端末装置の検出閾値や運行監視装置の判定閾値を監視の用途に応じて設定することにより、種々の運行監視が可能な車両の運行監視システムとすることができる。
ところが、上記運行監視システムでは、車両に備えられる端末装置と基地局に配置される運行監視装置間だけで通信される運行情報に基づいて監視がされているため、自社が所有している車両など限られた車両のみに対する運行状況の監視ができるだけである。
つまり、自社所有の車両だけでなく他社が所有している車両の動態情報を、お互いに知ることができれば、自社だけでなく他社を含めた車両の所有者全体の車両動態管理をすることができるが、上記運行監視システムではそのようなことができないという課題がある。
本発明は、こうした課題に鑑みなされたもので、自社所有の車両だけでなく他社所有の車両を含めた車両全体の動態管理を、セキュリティーを確保した状態で可能とする車両動態管理システムを提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の適用例として実現することが可能である。なお、本欄における括弧内の参照符号や補足説明等は、本発明の理解を助けるために、後述する実施形態との対応関係を示したものであって、本発明を何ら限定するものではない。
[適用例1]
適用例1に記載の発明は、
通信回線(5)を介してサーバ(30)と情報を送受信して車両(3)の動態管理を行う車両動態管理システム(1)であって、
車両(3)の動態に関する動態情報を取得する動態情報取得部(20)と、
前記動態情報取得部(20)で取得した前記動態情報を、前記車両(3)を識別する車両識別情報とともに前記通信回線(5)を介して前記サーバ(30)へ送信する動態情報送信部(11)と、
前記車両(3)を使用する使用者識別情報を格納する使用者識別情報格納部(41)と、
前記動態情報の開示要求対象となる前記車両(3)を識別する開示車両識別情報、及び、前記開示車両識別情報で特定される前記車両(3)の前記動態情報の開示要求時間を設定する開示要求設定部(42)と、
前記開示要求設定部(42)で設定された前記開示車両識別情報及び前記開示要求時間を開示要求した開示使用者識別情報とともに前記通信回線(5)を介して前記サーバ(30)へ送信する開示要求情報送信部(43)と、
前記サーバ(30)から前記通信回線(5)を介して情報を受信するとともに、該受信した情報を提示する情報提示部(44)と、
を備え、
前記サーバ(30)は、
開示要求情報送信部(43)から前記通信回線(5)を介して送信された、前記開示車両識別情報、前記開示使用者識別情報及び前記開示要求時間を受信するとともに、前記動態情報送信部(11)から前記通信回線(5)を介して送信された前記車両(3)の前記動態情報を受信するサーバ側受信部(31)と、
前記車両識別情報、前記使用者識別情報、前記車両(3)の前記動態情報の開示要求に対して前記車両(3)の前記動態情報を開示許可する時間である開示許可時間を格納するサーバ側格納部(32)と、
前記サーバ側受信部(31)で受信した前記開示車両識別情報及び前記開示使用者識別情報が前記サーバ側格納部(32)に格納されている前記車両識別情報及び前記使用者識別情報と一致し、かつ、前記サーバ側受信部(31)で受信した前記開示要求時間が前記開示許可時間に含まれる場合に、前記車両識別情報で識別される前記車両(3)の前記動態情報を、前記通信回線(5)を介して前記情報提示部(44)に送信する開示許可判定部(33)と、
を備えていることを要旨とする車両動態管理システム(1)である。
このような、車両動態管理システム(1)では、車両(3)の動態管理を、情報セキュリティーを確保した状態で便利に行うことができる。
つまり、車両(3)の動態に関する動態情報が車両識別情報とともに通信回線(5)を介してサーバ(30)へ送信される。また、開示車両識別情報、開示使用者情報及び開示要求時間も通信回線(5)を介してサーバ(30)へ送信され、サーバ側格納部(32)に格納される。
サーバ(30)では、開示車両識別情報及び開示使用者識別情報が、サーバ側格納部(32)に格納されている車両識別情報及び使用者識別情報と一致し、かつ、開示要求時間が開示許可時間に含まれる場合に、車両識別情報で識別される車両(3)の動態情報を、通信回線(5)を介して情報提示部(44)に送信する。
すると、車両(3)の使用者は、車両(3)の動態情報をすべて知ることができるわけではなく、開示許可条件を満たした場合にだけ動態情報を知ることができることになる。したがって、車両(3)の動態状況の開示情報に関する安全性が確保された車両動態管理システム(1)となる。
一方、開示許可条件さえ満たせば、自社などが使用している車両(3)だけでなく、他社の車両(3)など自社が使用している以外の車両(3)についても動態情報を知ることができるため、情報の安全性が確保でき、かつ、非常に便利な車両動態管理システム(1)となる。
[適用例2]
ところで、動態情報として種々のものが考えられるが、適用例2に記載の車両動態管理システム(1)のように、適用例1に記載の車両動態管理システム(1)において、
前記動態情報取得部(20)は、
前記動態情報として、少なくとも、前記車両(3)の現在位置、速度、走行距離、エンジン回転数、走行道路種別、車内温度、動態のステータス情報の何れか1つを含んでいることを要旨とすると、車両(3)の動態を管理するための情報を得ることができる。
[適用例3]
適用例3に記載の車両動態管理システム(1)は、
適用例1又は適用例2に記載の車両動態管理システム(1)において、
前記動態情報取得部(20)及び前記動態情報送信部(11)は、前記車両(3)に配置され、
前記使用者識別情報格納部(41)、前記開示要求設定部(42)、前記開示要求情報送信部(43)及び前記情報提示部(44)は、前記車両(3)の使用者が使用する使用者側端末(30)として構成されていることを要旨とする。
このような車両動態管理システム(1)では、例えば、動態情報取得部(20)と動態情報送信部(11)を車両側端末(10)として構成し、使用者識別情報格納部(41)、開示要求設定部(42)、開示要求情報送信部(43)及び情報提示部(44)は、車両(3)の使用者が使用する使用者側端末(30)として構成できるため、簡易な構成の車両動態管理システム(1)とすることができる。
[適用例4]
適用例4に記載の車両動態管理システム(2)は、
適用例1~適用例3の何れか1項に記載の車両動態管理システム(1)において、
前記動態情報取得部(20)は、
前記動態情報を、前記通信回線(5)又は他の通信回線を介して取得することを要旨とする。
このように、通信回線(5)や他の通信回線を介して動態情報が取得できるため、車両動態管理システム(2)を他のシステムなどと連携して運用することが可能となる。
[適用例5]
適用例5に記載の車両動態管理システム(1)は、
適用例1~適用例3の何れか1項に記載の車両動態管理システム(1)において、
前記動態情報取得部(20)は、
前記動態情報を、前記車両(3)に配置された取得装置(21~23)によって取得することを要旨とする。
このように、車両(3)に配置された取得装置(21~23)によって動態情報を取得できるため簡易な構成の車両動態管理システム(1)とすることができる。
[適用例6]
適用例6に記載の車両動態管理システム(1,2)は、適用例2~適用例5のいずれか1項に記載の車両動態管理システム(122)において、
前記サーバ側格納部(32)は、
前記車両(3)の目的位置及び前記車両(3)の現在位置から目的位置までの走行ルートを特定可能な地図情報を格納し、
前記開示許可判定部(33)は、
前記サーバ側格納部(32)に格納した前記車両(3)の現在位置、前記車両(3)の目的位置及び前記地図情報から前記車両(3)の現在位置から前記目的位置への到着時刻を算出し、算出した到着時刻を前記車両識別情報で識別される前記車両(3)の現在位置とともに前記通信回線(5)を介して前記端末(30)に送信することを要旨とする。
このような車両動態管理システム(1,2)では、車両(3)の使用者は、開示許可された車両(3)の現在位置とともに、その車両(3)の目的地への到着時刻が分かるため、より便利な車両動態管理システム(1,2)となる。
車両動態管理システム1の概略の構成を示すブロック図である。 車両側制御処理の流れを示すフローチャートである。 開示許可判定処理の流れを示すフローチャートである。 使用者側端末制御処理の流れを示すフローチャートである。 第2実施形態における開示許可判定処理の流れを示すフローチャートである。 第3実施形態における車両動態管理システム2の概略の構成を示すブロック図である。
以下、本発明が適用された実施形態について図面を用いて説明する。なお、本発明の実施の形態は、下記の実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。
[第1実施形態]
(車両動態管理システムの構成)
図1に基づき車両動態管理システム1の構成について説明する。図1は、車両動態管理システム1の概略の構成を示すブロック図である。
車両動態管理システム1は、車両側端末10とサーバ30と使用者側端末40とを、通信回線5を介して接続し、種々の情報をそれらの間で送受信することにより、車両3の動態管理を行うシステムである。
車両動態管理システム1は、図1に示すように、車両側端末10、サーバ30及び使用者側端末40を備えている。
本実施形態では、車両3は、トラックなど貨物を輸送するための車両や旅客用のバス、タクシーなどの車両であり、車両側端末10は、それらの車両3に配置されている。
車両側端末10は、車両側送信部11、車両側制御部12及び動態情報取得部20を備えている。
車両側送信部11は、通信回線5を介してデータをサーバ30へ送信する送信機である。
車両側制御部12は、図示しないCPU、ROM、RAM及びI/Oなどを備えた装置であり、動態情報取得部20や車両側送信部11の制御を行う。また、車両側制御部12は、動態情報取得部20で取得した車両3の動態情報を一旦RAMに記憶するとともに、その動態情報を車両側送信部11により通信回線5を介してサーバ30へ送信する。
動態情報取得部20は、車両3の動態に関する情報(以下、「動態情報」とも呼ぶ)は車両3に取り付けられている。動態情報としては、車両3の現在位置、速度、走行距離、エンジン回転数、車内温度(貨物の場合は貨物庫内の温度)あるいは車両3の動態のステータス情報などがある。
また、ステータス情報とは、車両3が走行している走行道路種別、出庫したか否か、出庫時刻、貨物や旅客の待ち状態であるか否か、待ち時間、休憩状態であるか否か、休息時間、到着予定時刻などの情報である。
動態情報取得部20は、GPS受信機21、デジタルタコグラフ22,温度センサ23及びステータス入力装置24を備えている。
GPS受信機21で車両3の現在位置を取得し、デジタルタコグラフ22で巣や量3の速度、走行距離及びエンジン回転数を取得し、温度センサ23で車両3の車内温度を取得し、ステータス入力装置24からステータス情報を取得する。
なお、動態情報取得部20で取得する動態情報として車両3の現在位置、速度、走行距離、エンジン回転数、車内温度あるいは車両3の動態のステータス情報をすべて取得する必要はなく、動態管理の対象となる車両3の種類などに応じて、動態情報を選択して取得すればよい。
使用者側端末40は、車両3を使用する使用者側に配置される装置であり、使用者側端末格納部41、開示要求設定部42、使用者端末送信部43、使用者側端末受信部44及び使用者側端末制御部46を備えている。
使用者側端末格納部41は、使用者識別情報を格納するための部分であり、具体的には、ハードディスクなどの外部記憶装置である。また、使用者識別情報とは、車両3を使用する会社などに予め割り当てられたIDコードなど、複数の使用者を個別に識別する情報を意味している。
開示要求設定部42は、動態情報の開示を要求する対象となる車両3の識別情報(開示識別情報)及び開示車両識別情報で特定される車両3の動態情報を開示する時間(開示要求時間)を設定する部分である。
具体的には、図示しないキーボードやマウスあるいはタッチパネルなどの入力装置と入力項目や入力結果を表示する図示しない表示装置などで構成される。
使用者端末送信部43は、通信回線5を介してデータをサーバ30へ送信する送信機であり、使用者側端末受信部44は、通信回線5を介してサーバ30からデータを受信する受信機である。
使用者側端末制御部46は、図示しないCPU、ROM、RAM及びI/Oなどを備えた装置であり、開示要求設定部42で設定された開示車両識別情報及び開示要求時間を開示要求した使用者を識別する開示使用者識別情報とともに、使用者端末送信部43で通信回線5を介してサーバ30へ送信する。
サーバ30は、サーバ側受信部31、サーバ側格納部32、開示許可判定部33及びサーバ側送信部34を備えている。
サーバ側受信部31は、通信回線5を介してデータを使用者側端末40から受信する受信機である。
サーバ側格納部32は、車両3を識別する車両識別情報、使用者を識別する使用者識別情報、車両3の動態情報の開示要求に対して車両3の動態情報を開示許可する時間である開示許可時間を格納する部分であり、具体的には、ハードディスクなどの外部記憶装置である。
ここで、車両識別情報とは、複数台の車両3を個別に識別するために予め車両毎に割り当てられたIDコードなど、複数の車両3を個別に識別する情報を意味している。
また、開示許可時間とは、車両3の使用者が車両3の提供者に対して、自社が使用している車両3の動態情報や提供者が自社以外の第三者に提供している車両3の動態情報について、その動態情報を使用者に開示してもよい時間を意味している。
また、サーバ側送信部34は、通信回線5を介してデータを使用者側端末40へ送信する送信機である。
(車両側制御処理)
次に、図2に基づき車両側端末10に備えられている車両側制御部12で実行される車両側制御処理について説明する。図2は、車両側制御処理の流れを示すフローチャートである。なお、車両側制御処理は、車両側制御部12の電源オンとともに開始し、電源オフによって終了する。
図2に示すように、車両側制御部12のCPUは、S100において動態情報取得部20から車両3の動態情報を取得してRAMに格納し、続くS105では、図示しないROMに格納してある車両3の識別情報を読み出す。
続くS110では、S100で取得した車両3の動態情報にS105で読み出した車両識別情報を付加し、車両側送信部11で通信回線を介してサーバ30へ送信し、送信後、処理をS100へ戻し、車両側制御処理を繰り返す。
(開示許可判定処理)
次に、図3に基づき、車両3の提供者側に配置されるサーバ30の開示許可判定部33で実行される開示許可判定処理について説明する。図3は、開示許可判定処理の流れを示すフローチャートである。なお、開示許可判定処理は、サーバ30の電源オンとともに開始し、電源オフによって終了する。
図3に示すように、CPUは、S200において、開示使用者識別情報、開示車両識別情報及び開示許可時間を外部記憶装置から読み出す。
続くS205では、使用者側端末40から通信回線5を介して送信される開示使用者識別情報、開示車両識別情報、開示要求時間及び車両3の動態情報をサーバ側受信部31から取得する。
続くS210では、S200において読み出した使用者識別情報とS205において取得した開示使用者識別情報とが一致しているか否かを判定する。そして、一致していると判定した場合(S210:Yes)、処理をS215へ移行し、一致していないと判定した場合(S210:No)、処理をS230へ移行する。
S215では、S200において読み出した車両識別情報とS205において取得した開示車両識別情報とが一致しているか否かを判定する。そして、一致していると判定した場合(S215:Yes)、処理をS220へ移行し、一致していないと判定した場合(S215:No)、処理をS230へ移行する。
S220では、S200において読み出した開示要求時間とS205において取得した開示許可時間とを対比し、開示要求時間が開示許可時間内であるか否かを判定する。そして、許可時間内であると判定した場合(S220:Yes)、処理をS225へ移行し、許可時間外である判定した場合(S220:No)、処理をS230へ移行する。
S225では、車両3の動態情報を開示車両識別情報とともに、サーバ側送信部34で通信回線5を介して使用者側端末40へ出力した後、処理をS205へ戻す。
S230では、動態情報の開示が不許可である旨の情報を開示車両識別情報とともに、サーバ側送信部34で通信回線5を介して使用者側端末40へ出力した後、処理をS205へ戻す。
(使用者側端末制御処理)
次に、図4に基づき使用者側端末40の使用者側端末制御部46で実行される使用者側端末制御処理について説明する。図4は、使用者側端末制御処理の流れを示すフローチャートである。なお、使用者側端末制御処理は、使用者側端末40の電源オンとともに開始し、電源オフによって終了する。
図4に示すように、CPUは、S300において、使用者側端末格納部41から使用者識別情報を読み出し、続くS305では、開示要求設定部42で設定された開示車両識別情報と開示要求時間を取得する。
続く、S310では、S305において取得した開示車両識別情報及び開示要求時間を、S300において読み出した使用者識別情報(開示使用者識別情報)とともに使用者端末送信部43で通信回線5を介してサーバ30へ送信する。
続くS315では、サーバ30から通信回線5を介して送信される、使用者側端末40の使用者識別情報が含まれるデータを使用者側端末受信部44から取得する。
続くS320では、S315において取得したデータが車両3の動態情報であるか否かを判定する。そして、車両3の動態情報であると判定した場合(S320:Yes)、処理をS325へ移行し、動態情報ではないと判定した場合(S320:No)、処理をS330へ移行する。
S325では、S315において取得した車両3の動態情報を「開示を要求した車両の動態情報」として表示装置に表示した後、処理をS305へ戻す。
S330では、S315において取得したデータが動態情報の開示不許可の旨を示す情報であるか否かを判定する。そして、データが開示不許可情報であると判定した場合(S330:Yes)、処理をS335へ移行し、データが開示不許可情報ではないと判定した場合(S330:No)、処理をS305へ戻す。
S335では、S315において取得した開示不許可情報を「開示を要求した車両の動態情報は開示不許可」として表示装置に表示した後、処理をS305へ戻す。
(車両動態管理システムの特徴)
以上に説明した車両動態管理システム1では、車両3の動態情報が車両3からサーバ30に送信されサーバ側格納部32に格納される。また、使用者側の使用者側端末40からはサーバ30に対して開示車両識別情報、車両3の動態情報の開示要求時間及び開示使用者識別情報が送信される。
サーバ30側では、サーバ側受信部31で受信した開示車両識別情報及び開示使用者識別情報がサーバ側格納部32に格納されている車両識別情報及び使用者識別情報と一致しているか否かを判定し、一致している場合には、サーバ側受信部31で受信した開示要求時間が開示許可時間に含まれる場合に、車両識別情報で識別される車両3の動態情報を、通信回線5を介して使用者側端末40へ送信する。
すると、使用者側端末40が配置されている使用者側では、車両3の使用者は、開示許可条件を満たした場合にのみ車両3の動態情報を知ることができるため、車両3の動態状況の開示情報に関する安全性が確保された車両動態管理システム1となる。
一方、開示許可条件さえ満たせば、自身が使用している車両3だけでなく、自分が使用している以外の車両3についても動態情報を知ることができるため、情報セキュリティーを確保した状態で非常に便利な車両動態管理システム1とすることができる。
つまり、車両3とその車両3の提供者と車両3の使用者とで情報の授受を行って車両3の動態管理を便利で情報セキュリティーを確保した状態で行うことができる。
また、動態情報として車内温度(庫内温度)を取得した場合は、厚生労働省の定めるACCAPに沿った衛生管理を行うために有効となる、さらに、ワクチンや医療品など温度管理や温度管理の履歴を求められる場合にも有効となる。
[第2実施形態]
次に、図5に基づき第2実施形態の車両動態管理システム1ついて説明する。図5は、第2実施形態における開示許可判定処理の流れを示すフローチャートである。なお、図5に示す許可判定処理では第1実施形態における開示許可判定処理と類似しているため、同じ内容の処理については説明を省略する。
また、第2実施形態においてもシステム自体の構成は、第1実施形態におけるの車両動態管理システム1の構成と同じであるため、システムの構成やシステムの構成要素に関する説明は省略する。さらに、第2実施形態においては、車両3の動態情報として車両3の現在位置、出庫時刻、待ち時間、休息時間及び到着予定時刻を含んでいるものとする。
また、第2実施形態では、サーバ側格納部32に各車両3の出発地、経路、経路における指定ポイント、目的地が予め格納されている。
図5に示すように、CPUは、S200において、開示使用者識別情報、開示車両識別情報、開示許可時間及び車両3の出発地、経路、経路における指定ポイント及び目的地を外部記憶装置から読み出す。
S205に続くS207において、サーバ側格納部32から地図情報を読み出した後、処理をS210へ移行する。この地図情報は、いわゆるカーナビゲーションに使用される地図情報であり、車両3の現在位置から目的位置までの走行ルートを特定可能な地図情報である。
S220では、S200において読み出した開示要求時間とS205において取得した開示許可時間とを対比し、開示要求時間が開示許可時間内であるか否かを判定する。そして、許可時間内であると判定した場合(S220:Yes)、処理をS223へ移行し、許可時間外である判定した場合(S220:No)、処理をS230へ移行する。
S223では、S200において読み出した車両3の目的地、S205において取得した車両3の動態情報(現在位置)とS207で読み出した地図情報とから車両3の現在位置から目的地への到着時刻を算出するとともに、ステータス情報の出庫時刻、待ち時間、休息時間、到着予定時刻から、目的地への到着予想時刻、目的地への遅延時間、指定ポイントでの遅延予想時間を算出する。
S225では、車両3の現在位置とともにS223において算出した目的地への到着予想時刻、目的地への遅延時間、指定ポイントでの遅延予想時間を開示車両識別情報とともに、サーバ側送信部34で通信回線5を介して使用者側端末40へ出力した後、処理をS205へ戻す。
このような車両動態管理システム1では、車両3の使用者は、開示許可された車両の現在位置とともにその車両3の目的地への到着時刻が分かるため、より便利な車両動態管理システム1となる。
[第3実施形態]
次に、図6に基づき第3実施形態における車両動態管理システム2について説明する。図6は、第3実施形態における車両動態管理システム2の概略の構成を示すブロック図である。なお、図6に示す動態管理システム2は第1実施形態の車両動態管理システム1に類似しているため同じ構成品については説明を省略する。
図6に示すように、動態情報取得部20として、車両3に配置したGPS受信機21やデジタルタコグラフ22などの機器から動態情報を取得するのではなく、通信回線5を介して他のシステムなどから車両3の動態情報を取得するようになってる。
具体的には、動態情報取得部20は、通信回線5を介してデータの送受信を行う送受信機である。そして、第1実施形態における動態情報と同じ内容の動態情報を他の車両動態管理システム6や他のサービス7から通信回線5を介して受信するようになっている。
第3実施形態における車両側制御処理、開示許可判定処理及び使用者側端末制御処理の内容は、第1実施形態及び第2実施形態における各処理の内容と同じである。
[その他の実施形態]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、本実施形態に限定されるものではなく、種々の態様を採ることができる。
(1)車両3に備えられる車両側送信部11、車両側制御部12及び動態情報取得部20は、スマートフォンやタブレット端末などの携帯型端末を用いて実現してもよい。また、使用者側端末40も同様にスマートフォンやタブレット端末などの携帯型端末を用いて実現してもよい。
(2)上記第3実施形態では、車両3の動態情報取得部20によって他の車両動態管理システム76や他のサービスから通史回線5を介して車両の動態情報を取得していたが、サーバ30に動態情報取得部20を配置して、サーバ30で車両3の動態情報を取得してもよい。
(3)また、一部の車両3の動態情報を第1実施形態における動態情報取得部20のGPS受信機21などで取得し、その他の車両3の動態情報を第2実施形態や第3実施形態のように他の動態管理システム6や他のサービス7から取得するという形態としてもよい。
(4)上記実施形態では、開示不許可の場合(図2、図5のS220参照)、開示不許可情報をサーバ30から使用者側端末40へ送信(図2,図5のS230参照)し、使用者側端末40では開示不許可である旨の表示を行っていたが(図4のS335参照)、動態情報の中に開示可能な情報がある場合には、その情報をサーバ30から使用者側端末40へ送信し、使用者側端末40では、開示不許可情報がある旨の表示とともに開示許可情報を表示するようにしてもよい。
(5)上記実施形態では、動態情報取得部20で取得した動態情報を車両側送信部11によって送信していたが、動態情報取得部20を構成するGPS受信機21、デジタルタコグラフ22,ステータス入植装置23がそれぞれデータの送信機能を備えるようにし、それらが取得した動態情報に送信者が分かる識別情報を付加して、直接サーバに送信するようにしてもよい。
(6)上記実施形態では、車両動態管理システム1,2にサーバ30を用いたが、クラウド環境を用いてシステムを構成するようにしてもよい。
1… 車両動態管理システム 3… 車両 5… 通信回線 10… 車両側端末 11… 車両側送信部 12… 車両側制御部 20… 動態情報取得部 21… GPS受信機 22… デジタルタコラフ 23… 温度センサ 24… ステータス入力装置 30… サーバ 31… サーバ側受信部 32… サーバ側格納部 33… 開示許可判定部 34… サーバ側送信部 40… 使用者側端末 41… 使用者側端末格納部 42… 開示要求設定部 43… 使用者端末送信部 44… 使用者側端末受信部 46… 使用者側端末制御部。

Claims (6)

  1. 通信回線を介してサーバと情報を送受信して車両の動態管理を行う車両動態管理システムであって、
    車両の動態に関する動態情報を取得する動態情報取得部と、
    前記動態情報取得部で取得した前記動態情報を、前記車両を識別する車両識別情報とともに前記通信回線を介して前記サーバへ送信する動態情報送信部と、
    前記車両を使用する使用者識別情報を格納する使用者識別情報格納部と、
    前記動態情報の開示要求対象となる前記車両を識別する開示車両識別情報、及び、前記開示車両識別情報で特定される前記車両の前記動態情報の開示要求時間を設定する開示要求設定部と、
    前記開示要求設定部で設定された前記開示車両識別情報及び前記開示要求時間を開示要求した開示使用者識別情報とともに前記通信回線を介して前記サーバへ送信する開示要求情報送信部と、
    前記サーバから前記通信回線を介して情報を受信するとともに、該受信した情報を提示する情報提示部と、
    を備え、
    前記サーバは、
    開示要求情報送信部から前記通信回線を介して送信された、前記開示車両識別情報、前記開示使用者識別情報及び前記開示要求時間を受信するとともに、前記動態情報送信部から前記通信回線を介して送信された前記車両の前記動態情報を受信するサーバ側受信部と、
    前記車両識別情報、前記使用者識別情報、前記車両の前記動態情報の開示要求に対して前記車両の前記動態情報を開示許可する時間である開示許可時間を格納するサーバ側格納部と、
    前記サーバ側受信部で受信した前記開示車両識別情報及び前記開示使用者識別情報が、前記サーバ側格納部に格納されている前記車両識別情報及び前記使用者識別情報と一致し、かつ、前記サーバ側受信部で受信した前記開示要求時間が前記開示許可時間に含まれる場合に、前記車両識別情報で識別される前記車両の前記動態情報を、前記通信回線を介して前記情報提示部に送信する開示許可判定部と、
    を備えていることを特徴とする車両動態管理システム。
  2. 請求項1に記載の車両動態管理システムにおいて、
    前記動態情報取得部は、
    前記動態情報として、少なくとも、前記車両の現在位置、速度、走行距離、エンジン回転数、走行道路種別、車内温度、動態のステータス情報の何れか1つを含んでいることを特徴とする車両動態管理システム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の車両動態管理システムにおいて、
    前記動態情報取得部及び前記動態情報送信部は、前記車両に配置され、
    前記使用者識別情報格納部、前記開示要求設定部、前記開示要求情報送信部及び前記情報提示部は、前記車両の使用者が使用する使用者側端末として構成されていることを特徴とする車両動態管理システム。
  4. 請求項1~請求項3の何れか1項に記載の車両動態管理システムにおいて、
    前記動態情報取得部は、
    前記動態情報を、前記通信回線又は他の通信回線を介して取得することを特徴とする車両動態管理システム。
  5. 請求項1~請求項3の何れか1項に記載の車両動態管理システムにおいて、
    前記動態情報取得部は、
    前記動態情報を、前記車両に配置された取得装置によって取得することを特徴とする車両動態管理システム。
  6. 請求項2~請求項5の何れか1項に記載の車両動態管理システムにおいて、
    前記サーバ側格納部は、
    前記車両の目的位置及び前記車両の現在位置から目的位置までの走行ルートを特定可能な地図情報を格納し、
    前記開示許可判定部は、
    前記サーバ側格納部に格納した前記車両の現在位置、前記車両の目的位置及び前記地図情報から前記車両の現在位置から前記目的位置への到着時刻を算出し、算出した到着時刻を前記車両識別情報で識別される前記車両の現在位置とともに前記通信回線を介して前記端末に送信することを特徴とする車両動態管理システム。
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