JP2023014491A - 筒状形状の組付装置および組付方法 - Google Patents

筒状形状の組付装置および組付方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ベルトの分離を抑制しつつ筒状形状を形成する。【解決手段】幅方向の両側に複数の突起部を有する第1ベルトと突起部と係合する複数の孔を有する第2ベルトを伸縮が可能な筒状形状に組み付ける組付装置は、筒状形状の突起部を除いた内周面の内径に対応した大きさの外径を有し、外周面に突起部が係合する螺旋溝が複数周回分形成され、突起部と孔が係合された第1ベルトおよび第2ベルトの先端部が、突起部が螺旋溝に嵌め込まれた状態で巻き付けられる螺旋溝体と、螺旋溝体の外周側に螺旋溝体から離間して設けられ、突起部が螺旋溝に沿って移動するように、第1ベルトおよび第2ベルトを搬送することで、螺旋溝体の外周で、筒状形状に形成する搬送部と、搬送部による搬送によって、螺旋溝体の出口側端部に至った螺旋体形状を外周側から押さえることで、突起部と孔の係合を保持する外周押さえと、を備える。【選択図】図1

Description

本開示は、筒状形状の組付装置および組付方法に関する。
特許文献1には、2つのベルトを軸線に沿って螺旋状に巻き付けたリニアアクチュエータが開示されている。
特表2008-504190号公報
リニアアクチュエータに使用するベルトが弾性材料で形成された部材で構成されているため、ベルトの巻き付け中にベルトの跳ね返りが発生するなどの課題があった。
本開示は、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本開示の一形態によれば、弾性材料で形成された2本のベルトから形成される結合ベルトを、伸縮が可能な筒状形状に組み付ける組付装置が提供される。この組付装置は、2本の前記ベルトのうちの第1ベルトは、前記第1ベルトの幅方向の両側に、長さ方向に亘って設けられる複数の突起部を有し、2本の前記ベルトのうちの第2ベルトは、前記第2ベルトの幅方向の両側に、前記突起部と係合する複数の孔を有するものであり、前記結合ベルトは、前記第1ベルトおよび前記第2ベルトの幅方向の一部が互いに重なるように、前記第1ベルトと前記突起部と前記第2ベルトの前記孔とが連続的に係合されたものであり、前記筒状形状の内径に対応した大きさの外径を有し、外周面に前記突起部が係合する螺旋溝が複数周回分形成された螺旋溝体であって、前記突起部と前記孔が係合された前記第1ベルトおよび前記第2ベルトの先端部が、前記突起部が前記螺旋溝に嵌め込まれた状態で装着される螺旋溝体と、前記螺旋溝体の外周側に前記螺旋溝体から離間して設けられ、前記突起部が前記螺旋溝に嵌め込まれた前記第1ベルトに接触し、前記第1ベルトおよび前記第2ベルトを搬送することで、前記螺旋溝体の外周で、前記螺旋溝に沿って移動する前記第1ベルトの前記突起部と前記第2ベルトの前記孔とを連続的に係合させて前記結合ベルトを形成しつつ、前記結合ベルトから前記筒状形状を形成する搬送部と、を備える。この形態の組付装置によれば、嵌合された結合ベルトの突起部が螺旋溝に挿入され、搬送部により、螺旋溝に沿って送られることで、第1ベルトの突起部と第2ベルトの孔とを連続的に係合させ、結合ベルトを形成しつつ、結合ベルトから筒状形状を形成することができる。
(2)上記形態の組付装置において、さらに、前記搬送部による搬送によって、前記螺旋溝体の中心軸に沿った方向の外側に送り出された前記筒状形状を外周側から押さえることで、前記突起部と前記孔の係合を保持する外周押さえを備えてもよい。この形態の組付装置によれば、外周押さえを備えるので、螺旋溝体の中心軸に沿った方向の外側に送り出された筒状形状を形成している結合ベルトの弾性力に起因する跳ね返りによる第1ベルトと、第2ベルトの分離を抑制できる。
(3)上記形態の組付装置において、さらに、前記第1ベルトを巻き取った状態で収容し、前記第1ベルトを一端から巻き出す第1ボビンと、前記第2ベルトを巻き取った状態で収容し、前記第2ベルトを一端から巻き出す第2ボビンと、を備え、前記第1ボビンと前記第2ボビンは、それぞれ、収容された前記第1ベルトおよび前記第2ベルトの外周側に、巻き取られた前記第1ベルト及び前記第2ベルトを回転可能に支持するローラが設けられていてもよい。この形態の組付装置によれば、第1ボビン、第2ボビンに巻かれたベルトの外周側にローラが設けられているので、ボビンに巻かれたベルトが弾性力で巻かれていない状態に戻ろうとしてローラに押しつけられても、ローラが回転できるので、巻かれたベルトを回転させて、巻き出すことができる。
(4)上記形態の組付装置において、前記搬送部は、前記螺旋溝体の外周に配置され、前記結合ベルトの厚みに対応する寸法の隙間を空けて配置され、前記第1ベルトおよび前記第2ベルトを搬送する複数の送りローラと、前記送りローラを駆動する駆動部と、を備えてもよい。この形態の組付装置によれば、駆動部により複数の送りローラを回転させ、第1ベルト、第2ベルトを搬送できる。
(5)上記形態の組付装置において、前記搬送部は、前記駆動部として、複数の前記送りローラを回転させるハンドルを備えてもよい。この形態の組付装置によれば、ハンドルを手動で動作させることにより、複数の送りローラを回転させ、第1ベルト、第2ベルトを搬送できる。
(6)上記形態の組付装置において、前記搬送部は、周方向に配置される2つの前記送りローラの間に、回転自在に保持されるパイプローラを備えてもよい。この形態によれば、送りローラ間の間隔を広げることで、送りローラの駆動スペースを確保すると共に、パイプローラにより、結合ベルトが弾性力により跳ね返り、元の位状態に戻ることを抑制できる。
(7)上記形態の組付装置において、前記搬送部は、前記螺旋溝体の外周に沿った前記送りローラおよび前記パイプローラの配列に、前記第1ベルトと前記第2ベルトを挿入可能な挿入用開口を備えてもよい。この形態によれば、挿入用開口から送りローラと螺旋溝体の間に第1ベルトと第2ベルトを挿入することが、可能である。
(8)上記形態の組付装置において、前記搬送部は、さらに、前記螺旋溝体の中心軸に沿った方向の外側に配置され、前記駆動部の前記回転により回転される駆動ローラを備え、前記駆動ローラは、円筒形を有し、側面である外周面において前記駆動ローラの中心軸と平行に形成された溝であって、前記筒状形状の前記突起部の前記筒状形状の周方向のピッチと等しいピッチで設けられた溝を有してもよい。この形態の組付装置によれば、螺旋溝体上から駆動ローラに送られた結合ベルトの突起部を溝に挿入させ、駆動ローラを回転させることで、溝に係合した結合ベルトを回転させ、さらに、溝に沿った方向に移動させることができる。
(9)上記形態の組付装置において、前記筒状形状が挿入されるロボットを前記筒状形状の中心軸と平行な方向に移動させるためのレールと、前記レールにおいて前記ロボットの位置決めを行う位置決め置き台と、を備えてもよい。この形態によれば、ロボットに筒状形状を組み付けることができる。
(10)上記形態の組付装置において、前記ロボットは、円筒形の外周面を有し、外周面において円筒形の中心軸と平行に形成された溝であって、前記突起部が挿入可能な溝を有する回転部と、第2の螺旋溝が形成されたシャフトと、前記シャフトの外径側に設けられ、前記結合ベルトを前記第1ベルトと前記第2ベルトに分離して収納する収納部と、を備えてもよい。この形態によれば、ロボットは、筒状形状に組み付けられた結合ベルトを第1ベルトと第2ベルトに分けて収納でき、筒状形状を形成するための作業スペースを小さくできる。
(11)本開示の一形態によれば、弾性材料で形成された2本のベルトから形成される結合ベルトを、伸縮が可能な筒状形状に組み付ける組付方法が提供される。この組付方法は、2本の前記ベルトのうちの第1ベルトは、前記第1ベルトの幅方向の両側に、長さ方向に亘って設けられる複数の突起部を有し、2本の前記ベルトのうちの第2ベルトは、前記第2ベルトの幅方向の両側に、前記突起部と係合する複数の孔を有するものであり、前記結合ベルトは、前記第1ベルトおよび前記第2ベルトの幅方向の一部が互いに重なるように、前記第1ベルトと前記突起部と前記第2ベルトの前記孔とが連続的に係合されるものであり、前記突起部と前記孔が係合された前記第1ベルトおよび前記第2ベルトの先端部を、前記筒状形状内径に対応した大きさの外径を有し、外周面に前記突起部が係合する螺旋溝が複数周回分形成された螺旋溝体の外周に装着し、前記第1ベルトおよび前記第2ベルトを搬送することで、前記螺旋溝体の外周で、前記螺旋溝に沿って移動する前記第1ベルトの前記突起部と前記第2ベルトの前記孔とを連続的に係合させて前記結合ベルトを形成しつつ、前記結合ベルトから前記筒状形状を形成する。この形態の組付方法によれば、嵌合された結合ベルトの突起部が螺旋溝に挿入され、螺旋溝に沿って送られることで、第1ベルトの突起部と第2ベルトの孔とを連続的に係合させ、結合ベルトを形成しつつ、結合ベルトから筒状形状を形成することができる。
(12)本開示は、筒状形状の組付装置以外の種々の形態で実現することも可能である。例えば、筒状形状の組付方法、ロボット等の形態で実現することができる。
組付装置とロボットとを示す説明図である。 第1ベルトを示す説明図である。 第2ベルトを示す説明図である。 結合ベルトを示す説明図である。 結合ベルトが螺旋状に丸められて筒状形状を形成した状態を示す説明図である。 第1ボビンを示す説明図である。 第1ボビンから円板を外した図である。 第1ボビン、第2ボビンから第1ベルト、第2ベルトを取り出した状態を示す説明図である。 結合ベルトの螺旋溝体と送りローラの間への挿入を示す説明図である。 駆動部と、螺旋溝体と、送りローラと、駆動ローラの、中心軸と平行な断面図である。 螺旋溝体の回りの結合ベルトの移動の説明図である。 送りローラとパイプローラの配置を示す説明図である。 螺旋溝体と、送りローラと、パイプローラの螺旋溝体の中心軸と垂直な断面図である。 螺旋溝体と、送りローラ、パイプローラの部分拡大図である。 結合ベルトの突起部が駆動ローラの溝に挿入された状態を示す説明図である。 外周押さえを示す説明図である。 ロボットを示す説明図である。 筒状形状にロボットの回転部を挿入した状態を示す説明図である。 ロボットのシャフトを示す説明図である。 ロボットのシャフトの側面図である。 ロボットにおいて、第1ベルトと第2ベルトとの嵌合が外れた状態を示す説明図である。 ロボットにおいて、第1ベルトと第2ベルトとが巻き取られる状態を示す説明図である。 第1ボビン、第2ボビンからそれぞれ第1ベルト、第2ベルトが巻き出され、筒状形状が、駆動ローラから離れた状態を示す説明図である。
図1は、組付装置10とロボット20とを示す説明図である。組付装置10は、螺旋溝体100と、送りローラ110と、パイプローラ120と、ローラ支持部125と、外周押さえ130と、ハンドル150と、第1ボビン160、第2ボビン165と、フレーム190と、を備える。組付装置10は、2本のベルト170、175を、伸縮が可能な筒状形状に組み付ける。送りローラ110とハンドル150は、2本のベルト170、175を搬送する搬送部として機能する。ハンドル150は、送りローラ110を駆動する駆動部として機能する。
ロボット20側の第1ボビン160は、オスベルトである第1ベルト170を巻き取った状態で収容し、第1ベルト170を一端から巻き出す。ロボット20と反対側の第2ボビン165には、メスベルトである第2ベルト175を巻き取った状態で収容し、第2ベルト175を一端から巻き出す。
螺旋溝体100は、組み付けようとする筒状形状の内径に対応した大きさの外径を有する円筒形の部材である。本実施形態では、螺旋溝体100の外側面には右ネジ様の螺旋溝102が複数周回分形成されている。
螺旋溝体100の外側面の放射方向外側には、複数の送りローラ110と、複数のパイプローラ120とが配置されている。送りローラ110と、複数のパイプローラ120は、螺旋溝体100の中心軸Oと平行な回転軸を有する。複数の送りローラ110と複数のパイプローラ120とは、ローラ支持部125により回転自在に支持されている。複数の送りローラ110と複数のパイプローラ120を挟んで反対側には、ケース115が設けられている。後述するがケース115の内部には、送りローラ110を回転させるギヤが配置されている。送りローラ110は、第1ベルト170、第2ベルト175が弾性力により跳ね返って、曲げられていない元の形状に戻らないように外周から押さえると共に、ハンドル150により回転され、第1ベルト170との間の摩擦力により第1ベルト170、第2ベルト175を移動させる。パイプローラ120は、第1ベルト170、第2ベルト175を移動させる機能は有しないが、第1ベルト170、第2ベルト175が弾性力により跳ね返って、曲げられていない元の形状に戻らないように外周から押さえる機能を有する。
外周押さえ130は、螺旋溝体100の出口側端部に配置されている。外周押さえ130は、螺旋溝体100により組み付けられ、螺旋溝体100の出口側端部に至った筒状形状を外周から押さえることで、後述する第1ベルト170の突起部と、第2ベルト175の孔の係合を保持し、筒状形状が第1ベルト170、第2ベルト175にばらけないようにする。
ハンドル150は、螺旋溝体100のロボット20と反対側に配置されている。組み付け作業者(以下「作業者」と呼ぶ。)は、ハンドル150を回転させる回転操作により送りローラ110を回転させることができる。この構成については、後述する。なお、螺旋溝体100、第1ボビン160、第2ボビン165は回転しない。フレーム190は、第1ボビン160、第2ボビン165、螺旋溝体100を配置している。
ロボット20は、回転部200と、収納部220、225と、を備える。ロボット20は、レール230の上に配置された位置決め置き台240の上に配置されている。回転部200の中心軸は、螺旋溝体100の中心軸Oと同じである。レール230は、中心軸Oと平行であり、ロボット20を載せた位置決め置き台240、をレール230に沿って移動させることで、組付装置10と、ロボット20との間隔を調整できる。
回転部200は、ロボット20の組付装置10側に設けられており、中心軸O回りに回転可能である。回転部200は、外周面に中心軸Oと平行な溝142を有している。収納部220は、結合ベルト180から分離された第1ベルト170を収納し、収納部225は、結合ベルト180から分離された、第2ベルト175を収納する。
図2は、第1ベルト170を示す説明図である。図3は、第2ベルト175を示す説明図である。第1ベルト170は、弾性材料で形成された部材であるバネ鋼により形成されており、帯状の形状を有している。第1ベルト170は、幅方向の両端に近い領域に、予め定められたピッチP1で設けられた突起部172を備えている。突起部172は、帯状の形状に形成された第1ベルトの幅方向の両端に近い領域に、長さ方向に亘って複数の孔をプレスにより形成した後、孔にピンを圧入することで形成される。第2ベルト175も、弾性材料で形成された部材であるバネ鋼により形成された帯状の形状を有している。第2ベルト175は、幅方向に、予め定められたピッチP2で設けられた孔177を備えている。孔177の長さ方向のピッチP2は、突起部172の長さ方向のピッチP1よりもわずかに狭くなっている。第1ベルト170と第2ベルト175が、後述する筒状形状182を構成する際、第1ベルト170の内側に第2ベルト175が配置され、第2ベルト175の孔177に第1ベルト170の突起部が挿入され、係合されるからである。
図4は、結合ベルト180を示す説明図である。第2ベルト175の孔177に、第1ベルト170の突起部172が挿入され、第1ベルト170と第2ベルト175の幅方向の一部が互いに重なった結合ベルト180が形成されている。なお、この状態では、第2ベルト175の孔177に、第1ベルト170の突起部172が挿入されているだけであり、第1ベルト170と第2ベルト175は、容易に分離可能である。
図5は、結合ベルト180が螺旋状に丸められて筒状形状182を形成した状態を示す説明図である。結合ベルト180は、第1ベルト170が外側、第2ベルト175が内側になるように螺旋状に丸められる。筒状形状182において、突起部172を筒状形状182の長さ方向に繋ぐ線O1は、筒状形状182の中心軸Oと平行である。
図6は、第1ボビン160を示す説明図である。図7は、第1ボビン160から円板162を外した図である。なお、図7では、第1ベルト170の突起部172は、図示が省略されている。ボビン第1ボビン160は、2つの円板161、162の中心を繋いだ形状を有している。円板161、162の外縁部の内側には、円周に沿って、ほぼ等間隔に設けられた複数のカムフォロア164が配置されている。カムフォロア164とは、内部にニードルローラーが組込まれたローラである。第1ボビン160にバネ鋼で形成された第1ベルト170を配置すると、第1ベルト170は、弾性力で跳ね返り、曲げられていない元の形状に戻ろうとする。結果として、図7の矢印に示すように広がり、複数のカムフォロア164に内接する。カムフォロア164は、自転可能である。そのため、カムフォロア164の内側において、巻かれた第1ベルト170を回転させ、巻き出すことができる。第2ボビン165についても同様に、巻かれた第2ベルト175をカムフォロアの内側において回転させ、巻き出すことができる。
図8は、第1ボビン160、第2ボビン165から第1ベルト170、第2ベルト175を取り出した状態を示す説明図である。作業者は、第1ボビン160、第2ボビン165からそれぞれ第1ベルト170、第2ベルト175を取り出す。作業者は、第2ベルト175を螺旋溝体100側に配置し、第1ベルト170を、突起部172が第2ベルト175側に位置するように、第2ベルト175の外側に配置する。作業者は、突起部172を孔177に係合させることで、結合ベルト180を形成する。
図9は、結合ベルト180の螺旋溝体100と送りローラ110の間への挿入を示す説明図である。送りローラ110と、パイプローラ120との間隔が、他の送りローラ110と、パイプローラ120の間隔よりも広いところがあり、作業者は、この広いところから結合ベルト180の先端部を螺旋溝体100と送りローラ110の間に挿入する。このとき、突起部172が螺旋溝体100の螺旋溝102に挿入されるようにする。
図10は、ハンドル150と、螺旋溝体100と、送りローラ110と、駆動ローラ140の、中心軸Oと平行な断面図である。駆動ローラ140は、螺旋溝体100のロボット20側で、図1に示す外周押さえ130の内側に配置された部材であり、螺旋溝体100と同じ外径を有している。駆動ローラ140の外側面には、中心軸Oと平行な溝142が形成されている。溝142の深さは、螺旋溝102の深さとほぼ同じである。駆動ローラ140は、ハンドル150と結合されており、作業者がハンドル150を回転させると、駆動ローラ140は、同方向に同じ角速度で回転する。したがって、駆動ローラ140は、搬送部に含まれる。
ハンドル150はギヤ152を有し、送りローラ110は、ギヤ112を有し、ハンドル150のギヤ152と、送りローラ110のギヤ112は、噛み合っている。作業者がハンドル150を回転させると、送りローラ110は、逆方向に回転する。なお、作業者がハンドル150を回転させると、第1ベルト170の突起部172と、第2ベルト175の孔177が連続的に係合し、第1ベルト170と、第2ベルト175は、結合ベルト180を形成して、螺旋溝体100と、送りローラ110の間に挿入されていく。
図11は、螺旋溝体100の回りの結合ベルト180の移動の説明図である。結合ベルト180は、弾性力を有しており、曲げられていない元の形状の戻ろうとして、送りローラ110と接している。作業者がハンドル150を回転させると、送りローラ110は、逆方向に回転し、送りローラ110との摩擦で、結合ベルト180は、螺旋溝体100の回りを移動する。このとき、結合ベルト180の突起部172は、螺旋溝体100の螺旋溝102に挿入されているため、結合ベルト180は、螺旋溝102に沿って駆動ローラ140の方向に移動する。
図12は、送りローラ110とパイプローラ120の配置を示す説明図である。図13は、螺旋溝体100と、送りローラ110と、パイプローラ120の螺旋溝体100の中心軸Oと垂直な断面図である。図12では、ローラ支持部125の図示を省略している。送りローラ110と、パイプローラ120は、螺旋溝体100から少し離間した外周上において、螺旋溝体100の回りに、交互に配置されている。本実施形態では、送りローラ110を駆動するギヤ112同士が干渉することを防ぐため、ある程度の間隔を開けて複数個の送りローラ110が配置され、送りローラ110の間にパイプローラ120が配置されている。したがって、ギヤ112の大きさによっては、送りローラ110のみ配置し、パイプローラ120を省略する構成も採用可能である。上述したように、送りローラ110と、パイプローラ120の配列の中に、送りローラ110と、パイプローラ120の間隔が他の送りローラ110と、パイプローラ120の間隔よりも広い挿入用開口122があり、その挿入用開口122から、結合ベルト180の先端部が挿入される。
図14は、螺旋溝体100と、送りローラ110およびパイプローラ120の部分拡大図である。螺旋溝体100と、送りローラ110、パイプローラ120との径方向の間隔gは、結合ベルト180の突起部172を除いた厚さよりも大きく、第1ベルト170の突起部172を含めた厚さよりも小さく形成されている。間隔gが結合ベルト180の厚さよりも大きい寸法に形成されているので、螺旋溝体100と結合ベルト180との間に隙間が開く。そのため、螺旋溝体100と結合ベルト180との摩擦が小さくなり、送りローラ110によって結合ベルト180を移動させることが、可能となる。一方、間隔gが第1ベルト170の突起部172を含めた厚さよりも小さい寸法に形成されているので、結合ベルト180の突起部172が螺旋溝102に嵌まった状態から離脱しない。そのため、結合ベルト180を螺旋溝102に沿って移動させることが、可能となる。
図15は、結合ベルト180の突起部172が駆動ローラ140の溝142に挿入された状態を示す説明図である。図15では、ローラ支持部125の図示を省略している。結合ベルト180は、送りローラ110により螺旋溝102に沿って移動されると、駆動ローラ140に達する。螺旋溝体100の螺旋溝102の駆動ローラ140側の端部は、駆動ローラ140の溝142の螺旋溝体100側の端部と一致している。そのため、結合ベルト180の突起部172は、螺旋溝102の駆動ローラ140側の端部まで移動すると、駆動ローラ140の溝142に入り込む。溝142は、駆動ローラ140の回転軸である中心軸Oと平行に形成されている。そのため、突起部172が駆動ローラ140の溝142に入り込むと、突起部172が溝142に引っ掛かり、駆動ローラ140の回転により、結合ベルト180は、駆動ローラ140の回転方向に移動する。溝142の周方向のピッチは、結合ベルト180における突起部172の周方向のピッチと等しい。なお、駆動ローラ140に掛かっていない突起部172は、螺旋溝102に沿って移動するので、結果として、結合ベルト180は、駆動ローラ140の回転方向に移動すると共に、ロボット20方向にも移動する。この結果、結合ベルト180は、螺旋状に丸められ、円筒形の筒状形状182を形成する。
図16は、外周押さえ130を示す説明図である。外周押さえ130は、駆動ローラ140の外周側に駆動ローラ140との間に間隔を空けて配置される。この間隔は、螺旋溝体100と、送りローラ110、パイプローラ120との間隔とほぼ同じである。筒状形状182は、弾性力を有する第1ベルト170と第2ベルト175とが螺旋状に巻かれているので、螺旋を解いて真っ直ぐに伸びようとする。外周押さえ130は、送りローラ110から離れた結合ベルト180がロボット20に送られる途中で弾性力により伸びて螺旋状から元の状態に戻って第1ベルト170と第2ベルト175にばらけないように、筒状形状182の外周側から押さえる。
図17は、ロボット20を示す説明図である。上述したように、ロボット20は、回転部200と、収納部220、225と、を備える。回転部200は、駆動ローラ140とほぼ同じ構造を有している。すなわち、回転部200は、外径が駆動ローラ140の外径とほぼ同じ大きさを有しており、駆動ローラ140と同様に、外側面に、中心軸Oと平行な溝202が形成されている。収納部220は、ロボット20の内部で分離された第1ベルト170を収納し、収納部225は、第2ベルト175を収納する。ロボット20は、第1ベルト170と第2ベルト175を、分離して収納可能である。ロボット20は、レール230上に配置された位置決め置き台240の上に配置されており、レール230に沿って移動可能である。レール230は、ロボット20を載せた位置決め置き台240を、筒状形状182を中心軸Oに沿った方向に移動させることができる。
図18は、筒状形状182にロボット20の回転部200を挿入した状態を示す説明図である。回転部200の外径は、駆動ローラ140の外径とほぼ同じ大きさを有しているので、筒状形状182の内側に、回転部200を挿入可能である。このとき、回転部200の外周面の溝202に、筒状形状182の内周面に突き出ている突起部172が侵入する。作業者がハンドル150を回して筒状形状182を形成していくと、筒状形状182は、ハンドル150と同方向に回転すると共に、螺旋に沿った方向に移動していく。したがって、筒状形状182は、回転部200を回転させると共に、筒状形状182の内周面の突起部172が回転部200の溝202に沿って、収納部220、225方向に移動する。
図19は、ロボット20のシャフト210を示す説明図である。図20は、ロボット20のシャフト210の側面図である。回転部200の収納部220、225側の端部には、シャフト210が配置されている。シャフト210は、螺旋溝体100と同様の構造を有しており、第2の螺旋溝212を有している。筒状形状182が伸びて、ロボット20の内部に入っていくとき、筒状形状182の内周面の突起部172は、第2の螺旋溝212に沿って移動する。なお、シャフト210は、螺旋溝体100と同様に、回転しない。
図21は、ロボット20において、第1ベルト170と第2ベルト175との係合が外れた状態を示す説明図である。ロボット20の第1収納部220、第2収納部225に対応する位置では、筒状形状182を外周側から押さえる部材が無い。そのため、筒状形状182は第1ベルト170と第2ベルト175に分離し、巻き伸ばされる。
図22は、ロボット20において、第1ベルト170と第2ベルト175とが巻き取られる状態を示す説明図である。筒状形状182から分離され、巻き伸ばされた第1ベルト170は、第1収納部220に収納され、第2ベルト175は、第2収納部225に収納される。収納部220の外周には、第1ボビン160と同様に、カムフォロアが設けられている。そのため、第1ベルト170が巻き伸ばされても、第1ベルト170は、第1収納部220の内周面に接触せず、カムフォロアに接する。第1ベルト170は、第1収納部220の内部において回転できるため、第1収納部220に第1ベルト170を巻き取ることができる。第2収納部225も同様の仕組みで第2ベルト175を巻き取ることができる。
図23は、第1ボビン160、第2ボビン165からそれぞれ第1ベルト170、第2ベルト175が巻き出され、筒状形状182が、駆動ローラ140から離れた状態を示す説明図である。この状態では、筒状形状182の組付装置10側の端部の外周には、外周押さえ130が位置しており、筒状形状182が弾性力により巻き伸びることを抑制している。この状態で、作業者は、筒状形状182の組付装置10側の端部に、キャップを被せ、外周押さえ130を外す。作業者は、筒状形状182を2分割可能な第2外周押さえを筒状形状182に嵌め、その後、外周押さえ130を中心軸Oに沿って移動させることで外し、筒状形状182の組付装置10側の端部にキャップを被せて、第2外周押さえを分割して外す。また、作業者は、外周押さえ130として、2分割可能な構造のものを用いれば、外周押さえ130を第2外周押さえに置き換える必要は無い。
以上、本実施形態によれば、組付装置10は、螺旋溝102が形成された螺旋溝体100と、螺旋溝体100の周囲に配置された複数の送りローラ110と、複数の送りローラ110を回転させるハンドル150と、を備える。その結果、組付装置10は、第1ベルト170、第2ベルト175から筒状形状182を形成できる。また、組付装置10は、筒状形状182の外周面を外側から押さえる外周押さえ130と、を備える。組付装置10は、筒状形状182を形成している結合ベルト180の弾性力に起因する跳ね返りによる第1ベルト170と、第2ベルト175の分離を抑制できる。
本実施形態によれば、組付装置10は、外周面において円筒形の中心軸Oと平行に形成された溝142を有する円筒形の駆動ローラ140を備える。作業者は、駆動ローラ140の溝142に、結合ベルト180の突起部172を挿入させた状態で、駆動ローラ140を回転させる。その結果、組付装置10は、結合ベルト180の突起部172を回転方向に引っ張り、結合ベルト180を駆動ローラ140に沿って回転させると共に、溝142に沿った方向に送ることができる。
本実施形態によれば、組付装置10は、第1ボビン160、第2ボビン165の外周側に、カムフォロア164を備える。第1ボビン160、第2ボビン165にそれぞれ巻かれた第1ベルト170、第2ベルト175は、バネ鋼で形成されているので、真っ直ぐ伸びて、カムフォロア164に押しつけられる。しかし、第1ボビン160、第2ボビン165は、カムフォロア164が回転することで、第1ベルト170、第2ベルト175を滑らせて回転させ、第1ベルト170、第2ベルト175を巻き出すことができる。
本実施形態によれば、組付装置10は、さらに、隣接して配置される2つの送りローラ110の間に、ハンドル150により回転されないパイプローラ120を備えている。その結果、組付装置10は、送りローラ110間の間隔を広げる構成を採用できることで、送りローラ110の駆動スペースを確保すると共に、パイプローラ120により、結合ベルト180が弾性力により跳ね返りことで真っ直ぐに伸びることを抑制できる。
本実施形態によれば、組付装置10において、送りローラ110の一つは、隣接するローラである他の送りローラ110またはパイプローラ120との間隔が広くなっている。その結果、組付装置10は、広くなった部分から送りローラ110と螺旋溝体100の間に結合ベルト180を挿入できる。
本実施形態によれば、組付装置10は、さらに、結合ベルト180を収納するロボット20と、ロボット20を、筒状形状182の中心軸でもある中心軸Oと平行な方向に移動させるためのレール230と、レール230においてロボット20の位置決めをする位置決め置き台240と、を備えている。その結果、組付装置10は、ロボット20に筒状形状182を組み付けることができる。
本実施形態によれば、ロボット20は、結合ベルト180を第1ベルト170と第2ベルト175に分けて収納する収納部220、225と、を備えている。その結果、組付装置10は、筒状形状182に組み付けられた結合ベルト180を第1ベルト170と第2ベルト175に分けて収納でき、作業者が筒状形状182を形成する際の作業スペースを小さくできる。
なお、螺旋溝体100の外径、螺旋溝102、212の傾き、第1ベルト170の突起部172のピッチP1、第2ベルト175の孔177のピッチP2、第1ベルト170の突起部172の幅方向の間隔、第2ベルト175の孔177の幅方向の間隔は、筒状形状182の径、長さに応じて、適切な値に設計されている。
本実施形態では、作業者がハンドル150を回転させたが、作業者が第1ベルト170の突起部172を第2寝ると175の孔177に係合し、第1ベルト170と第2ベルト175を螺旋溝体100に装着した後は、モータ等によりハンドル150を回転させてもよい。モータは、図示しない制御部により制御されてもよく、作業者がスイッチをオン・オフすることで、制御されてもよい。
本実施形態では、螺旋溝体100の出口から抜け出た結合ベルト180を、駆動ローラ140を用いて移動・搬送させているが、送りローラ110のみで移動・搬送させてもよい。
本開示は、上述の実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態の技術的特徴は、上述の課題の一部または全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部または全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
10…組付装置、20…ロボット、100…螺旋溝体、102…螺旋溝、110…送りローラ、112…ギヤ、115…ケース、120…パイプローラ、122…挿入用開口、125…ローラ支持部、130…外周押さえ、140…駆動ローラ、142…溝、150…駆動部、152…ギヤ、160…第1ボビン、161…円板、162…円板、164…カムフォロア、165…第2ボビン、170…第1ベルト、172…突起部、175…第2ベルト、177…孔、180…結合ベルト、182…筒状形状、190…フレーム、200…回転部、202…溝、210…シャフト、212…螺旋溝、220…第1収納部、225…第2収納部、230…レール、240…位置決め置き台

Claims (11)

  1. 弾性材料で形成された2本のベルトから形成される結合ベルトを、伸縮が可能な筒状形状に組み付ける組付装置であって、
    2本の前記ベルトのうちの第1ベルトは、前記第1ベルトの幅方向の両側に、長さ方向に亘って設けられる複数の突起部を有し、2本の前記ベルトのうちの第2ベルトは、前記第2ベルトの幅方向の両側に、前記突起部と係合する複数の孔を有するものであり、
    前記結合ベルトは、前記第1ベルトおよび前記第2ベルトの幅方向の一部が互いに重なるように、前記第1ベルトと前記突起部と前記第2ベルトの前記孔とが連続的に係合されたものであり、
    前記筒状形状の内径に対応した大きさの外径を有し、外周面に前記突起部が係合する螺旋溝が複数周回分形成された螺旋溝体であって、前記突起部と前記孔が係合された前記第1ベルトおよび前記第2ベルトの先端部が、前記突起部が前記螺旋溝に嵌め込まれた状態で装着される螺旋溝体と、
    前記螺旋溝体の外周側に前記螺旋溝体から離間して設けられ、前記突起部が前記螺旋溝に嵌め込まれた前記第1ベルトに接触し、前記第1ベルトおよび前記第2ベルトを搬送することで、前記螺旋溝体の外周で、前記螺旋溝に沿って移動する前記第1ベルトの前記突起部と前記第2ベルトの前記孔とを連続的に係合させて前記結合ベルトを形成しつつ、前記結合ベルトから前記筒状形状を形成する搬送部と、
    を備える、組付装置。
  2. 請求項1に記載の組付装置であって、さらに、
    前記搬送部による搬送によって、前記螺旋溝体の中心軸に沿った方向の外側に送り出された前記筒状形状を外周側から押さえることで、前記突起部と前記孔の係合を保持する外周押さえを備える、組付装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の組付装置であって、さらに、
    前記第1ベルトを巻き取った状態で収容し、前記第1ベルトを一端から巻き出す第1ボビンと、
    前記第2ベルトを巻き取った状態で収容し、前記第2ベルトを一端から巻き出す第2ボビンと、を備え、
    前記第1ボビンと前記第2ボビンは、それぞれ、収容された前記第1ベルトおよび前記第2ベルトの外周側に、巻き取られた前記第1ベルト及び前記第2ベルトを回転可能に支持するローラが設けられている、組付装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の組付装置であって、
    前記搬送部は、
    前記螺旋溝体の外周に配置され、前記結合ベルトの厚みに対応する寸法の隙間を空けて配置され、前記第1ベルトおよび前記第2ベルトを搬送する複数の送りローラと、
    前記送りローラを駆動する駆動部と、
    を備える、組付装置。
  5. 請求項4に記載の組付装置であって、
    前記搬送部は、前記駆動部として、複数の前記送りローラを回転させるハンドルを備える、組付装置。
  6. 請求項4または請求項5に記載の組付装置であって、さらに、
    前記搬送部は、周方向に配置される2つの前記送りローラの間に、回転自在に保持されるパイプローラを備える、組付装置。
  7. 請求項6に記載の組付装置であって、
    前記搬送部は、前記螺旋溝体の外周に沿った前記送りローラおよび前記パイプローラの配列に、前記第1ベルトと前記第2ベルトを挿入可能な挿入用開口を備える、組付装置。
  8. 請求項4から請求項7のいずれか一項に記載の組付装置であって、
    前記搬送部は、さらに、
    前記螺旋溝体の中心軸に沿った方向の外側に配置され、前記駆動部の前記回転により回転される駆動ローラを備え、
    前記駆動ローラは、円筒形を有し、側面である外周面において前記駆動ローラの中心軸と平行に形成された溝であって、前記筒状形状の前記突起部の前記筒状形状の周方向のピッチと等しいピッチで設けられた溝を有する、組付装置。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の組付装置であって、さらに、
    前記筒状形状が挿入されるロボットを前記筒状形状の中心軸と平行な方向に移動させるためのレールと、
    前記レールにおいて前記ロボットの位置決めを行う位置決め置き台と、
    を備える、組付装置。
  10. 請求項9に記載の組付装置であって、
    前記ロボットは、
    円筒形の外周面を有し、外周面において円筒形の中心軸と平行に形成された溝であって、前記突起部が挿入可能な溝を有する回転部と、
    第2の螺旋溝が形成されたシャフトと、
    前記シャフトの外径側に設けられ、前記結合ベルトを前記第1ベルトと前記第2ベルトに分離して収納する収納部と、
    を備える、組付装置。
  11. 弾性材料で形成された2本のベルトから形成される結合ベルトを、伸縮が可能な筒状形状に組み付ける組付方法であって、
    2本の前記ベルトのうちの第1ベルトは、前記第1ベルトの幅方向の両側に、長さ方向に亘って設けられる複数の突起部を有し、2本の前記ベルトのうちの第2ベルトは、前記第2ベルトの幅方向の両側に、前記突起部と係合する複数の孔を有するものであり、
    前記結合ベルトは、前記第1ベルトおよび前記第2ベルトの幅方向の一部が互いに重なるように、前記第1ベルトと前記突起部と前記第2ベルトの前記孔とが連続的に係合されるものであり、
    前記突起部と前記孔が係合された前記第1ベルトおよび前記第2ベルトの先端部を、前記筒状形状の内径に対応した大きさの外径を有し、外周面に前記突起部が係合する螺旋溝が複数周回分形成された螺旋溝体の外周に装着し、
    前記第1ベルトおよび前記第2ベルトを搬送することで、前記螺旋溝体の外周で、前記螺旋溝に沿って移動する前記第1ベルトの前記突起部と前記第2ベルトの前記孔とを連続的に係合させて前記結合ベルトを形成しつつ、前記結合ベルトから前記筒状形状を形成する、
    組付方法。
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