JP2023013377A - 部品データ管理方法、部品データ管理装置、部品データ管理プログラムならびに部品データ管理システム - Google Patents

部品データ管理方法、部品データ管理装置、部品データ管理プログラムならびに部品データ管理システム Download PDF

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Abstract

【課題】部品データや実績データを効率的にデータベースに蓄積することができる部品データ管理方法、部品データ管理装置、部品データ管理プログラムならびに部品データ管理システムを提供する。【解決手段】部品情報に部品実装装置の動作条件である動作パラメータを紐付けした部品データを管理する部品データ管理方法は、部品実装装置で使用された部品データと、部品データを使用して部品実装装置により部品を実装した際に得られる実績データと、を少なくとも取得し(ST3)と、データベースに格納されている部品データと、取得された部品データとを比較し(ST4)、比較の結果に基づいて、取得された部品データと取得された実績データとをデータベースに格納する(ST5,ST6)。【選択図】図5

Description

本発明は、部品を基板に実装する部品実装装置で使用する部品データを管理する部品データ管理方法、部品データ管理装置、部品データ管理プログラムならびに部品データ管理システムに関する。
基板に部品を実装する部品実装装置は、部品の基板装着、ノズルの部品吸着、部品の撮影などに関する動作条件を含む多数の動作パラメータに基づいて、部品実装動作が制御される。この動作パラメータは、部品の形状などの情報を含む部品情報に紐付けた部品データとして、部品毎に適切な値が設定される。特許文献1には、部品データや使用実績数、使用製品数などの使用実績をデータベースに登録し、データベースから選定要求部品のリストに基づいて選定部品を抽出するシステムが開示されている。
特開2007-87276号公報
しかしながら、特許文献1を含む従来技術では、複数の工場や生産ラインから毎日取得される部品データや使用実績のデータ量は膨大となる。また、データベースが工場から離れて設置されていたり、クラウド環境に設置されていたりする場合は、工場とデータベース間のデータ通信量も膨大となるため、部品データや実績データを効率的にデータベースに蓄積するためには更なる改善の余地があった。
そこで本発明は、部品データや実績データを効率的にデータベースに蓄積することができる部品データ管理方法、部品データ管理装置、部品データ管理プログラムならびに部品データ管理システムを提供することを目的とする。
本発明の部品データ管理方法は、部品の部品情報に前記部品を基板に実装するための部品実装装置の動作条件である動作パラメータを紐付けした部品データを管理する部品データ管理方法であって、前記部品実装装置で使用された部品データと、前記部品データを使用して前記部品実装装置により前記部品を実装した際に得られる実績データと、を少なくとも取得する取得工程と、前記部品データと前記実績データとを紐付けして格納するデータベースに格納されている部品データと、取得された前記部品データとを比較する比較工程と、前記比較の結果に基づいて、取得された前記部品データと取得された前記実績データとを前記データベースに格納する格納工程と、を含む。
本発明の部品データ管理装置は、部品の部品情報に前記部品を基板に実装するための部品実装装置の動作条件である動作パラメータを紐付けした部品データを管理する部品データ管理装置であって、前記部品実装装置で使用された部品データと、前記部品データを使用して前記部品実装装置により前記部品を実装した際に得られる実績データと、を少なくとも取得する取得部と、前記部品データと前記実績データとを紐付けして格納するデータベースに格納されている部品データと、取得された前記部品データとを比較する比較部と、前記比較の結果に基づいて、取得された前記部品データと取得された前記実績データとを前記データベースに格納する格納処理部と、を備える。
本発明の部品データ管理プログラムは、部品の部品情報に前記部品を基板に実装するための部品実装装置の動作条件である動作パラメータを紐付けした部品データの管理をコンピュータにより実行させる部品データ管理プログラムであって、前記部品実装装置で使用された部品データと、前記部品データを使用して前記部品実装装置により前記部品を実装した際に得られる実績データと、を少なくとも取得する取得ステップと、前記部品データと前記実績データとを紐付けして格納するデータベースに格納されている部品データと、取得された前記部品データとを比較する比較ステップと、前記比較の結果に基づいて、取得された前記部品データと取得された前記実績データとを前記データベースに格納する格納ステップと、を含む。
本発明の部品データ管理システムは、部品を基板に実装する部品実装装置と、前記部品の部品情報に前記部品実装装置の動作条件である動作パラメータを紐付けした部品データを管理する部品データ管理装置を備える部品データ管理システムであって、前記部品データを使用して前記部品実装装置により前記部品を実装した際に得られる実績データを収集するデータ収集部を備え、前記部品データ管理装置は、前記部品実装装置で使用された前記部品データと、収集された前記実績データと、を少なくとも取得する取得部と、前記部品データと前記実績データとを紐付けして格納するデータベースに格納されている部品データと、取得された前記部品データとを比較する比較部と、前記比較の結果に基づいて、取得された前記部品データと取得された前記実績データとを前記データベースに格納する格納処理部と、を備える。
本発明によれば、部品データや実績データを効率的にデータベースに蓄積することができる。
本発明の一実施の形態の生産システムの構成説明図 本発明の一実施の形態の生産システムの構成を示すブロック図 本発明の一実施の形態の生産システムにおいて用いられる部品データのデータ構成を示す説明図 本発明の一実施の形態の生産システムにおいて用いられる(a)生産管理装置に記憶された実績データの例を示す説明図(b)部品データ管理装置に記憶された実績データの例を示す説明図 本発明の一実施の形態の部品データ管理方法のフロー図
以下に図面を用いて、本発明の一実施の形態を詳細に説明する。以下で述べる構成、形状等は説明のための例示であって、生産システム(部品データ管理システム)、部品実装ライン(生産ライン)、部品実装装置、部品データ管理装置の仕様に応じ、適宜変更が可能である。以下では、全ての図面において対応する要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
まず図1を参照して、生産システム1の構成を説明する。生産システム1は、顧客の工場F1~F3と、工場F1~F3から離れた場所に開設されおり、顧客の生産活動をサポートするサポートセンタSを含んで構成されている。各工場F1~F3には、生産物を生産する生産ラインとして実装基板を生産する部品実装ラインが設置されている。以下、工場F1を「第1工場F1」、工場F2を「第2工場F2」、工場F3を「第3工場F3」と称する。図1では、第1工場F1を例に工場F1~F3の構成について説明する。
図1において、第1工場F1には、印刷装置M1、複数の部品実装装置M2,M3などの生産装置を連結して構成される部品実装ラインL1が1本設置されている。部品実装ラインL1は、印刷装置M1、部品実装装置M2,M3によって基板に部品を順に実装しながら実装基板を生産する機能を有している。なお、第1工場F1に設置する部品実装ラインL1は1本である必要はなく、2本以上であってもよい。また、部品実装ラインL1を構成する部品実装装置M2,M3は2台である必要はなく、1台、または3台以上であってもよい。
第1工場F1内の各生産装置は、LAN(Local Area Network)などの構内通信ネットワーク2に接続され、内部通信部4を介して生産管理装置3に接続されている。生産管理装置3は、部品実装ラインL1が備える生産装置の稼働に必要なデータやパラメータを作成し、各生産装置に送信する機能を有している。また、各生産装置より各生産装置の稼動状況、作業履歴などのデータが、生産管理装置3に送信される。また、生産管理装置3は、部品実装ラインL1の生産装置で使用される部品データ、生産データなどを作成する機能を有している。なお、第1工場F1は、生産管理装置3の他に、部品実装ラインL1毎に、実装基板の生産を管理するライン管理装置を備える構成であってもよい。
図1において、サポートセンタSには、部品データ管理装置7が設置されている。複数の工場F1~F3の生産管理装置3は、外部通信部5を備えている。また、サポートセンタSの部品データ管理装置7は、外部通信部8を備えている。外部通信部5と外部通信部8は、インターネットや移動体通信回線などの構外通信ネットワーク6に接続されている。この構成により、生産管理装置3と部品データ管理装置7は、構外通信ネットワーク6を介して情報をやり取りすることができる。部品データ管理装置7は、各工場F1~F3の生産管理装置3から生産装置の実績情報や部品データなどを取得してデータベースに格納する。また、部品データ管理装置7は、生産管理装置3からの要求に応じて、データベースから情報を抽出して送信(出力)する機能を有している。
なお、生産管理装置3と部品データ管理装置7は、構外通信ネットワーク6を介して直接情報をやり取りする構成に限定されることはなく、クラウドを介して情報をやり取りするようにしてもよい。すなわち、クラウドに各装置から送信された情報を保存し、要求に応じてクラウドから各装置に情報を送信するようにしてもよい。また、電子メールやデータ通信回線を利用したコミュニケーションツールで情報を送受信してもよい。
次に図1を参照して、部品実装ラインL1について説明する。印刷装置M1は、基板に部品接合用のクリーム半田をスクリーン印刷する半田印刷作業を行う機能を有している生産装置である。部品実装装置M2,M3は、半田印刷後の基板に対して部品を装着する部品実装作業を行う機能を有している生産装置である。
部品実装装置M2,M3は、基板に装着される部品毎に設定される部品データに含まれる動作パラメータに基づいて、フィーダが供給する部品を実装ヘッドが有するノズルで真空吸着によって取り出し、部品認識カメラでノズルが保持する部品の状態を撮像し、基板の実装位置に指定された実装角度で装着する。部品実装装置M2,M3は複数のセンサを備えており、ノズルが部品を吸着する吸着動作、部品認識カメラが取り出された部品を撮像して認識する部品認識動作など、部品実装作業における作業ミスや動作エラーなどが監視されている。
次に図2を参照して、生産管理装置3と部品データ管理装置7を備える生産システム1(部品データ管理システム)の構成について説明する。ここでは、生産管理装置3と部品データ管理装置7が備える複数の機能のち、部品実装装置M2,M3で使用された部品データや実績データを収集し、管理する機能に関する構成を中心に説明する。また、工場F1~F3に設置されている生産管理装置3は同様の構成をしており、ここでは、第1工場F1を例に説明する。
第1工場F1に設置されている生産管理装置3には、内部通信部4、外部通信部5、入力部9、表示部10が接続されている。生産管理装置3は、生産管理記憶部11、データ収集部15、集計部16、制御部(図示せず)を備えている。生産管理記憶部11は、例えば、半導体メモリ又はハードディスクドライブである記憶装置であり、生産ライブラリ12、部品ライブラリ13、実績データ14などを記憶している。
入力部9は、キーボード、タッチパネル、マウスなどの入力装置であり、操作コマンドやデータ入力時などに用いられる。表示部10は液晶パネルなどの表示装置であり、生産管理記憶部11が記憶する各種データを表示する他、入力部9による操作のための操作画面、入力画面などの各種情報を表示する。制御部は、例えばCPU(中央演算処理装置)であり、生産管理装置3全体を制御する。
図2において、生産ライブラリ12には、部品実装装置M2,M3による実装基板の生産で使用される生産データが、実装基板の生産機種名毎に記憶されている。生産データには、基板に実装される部品を特定する部品名、当該部品を部品ライブラリ13の部品データと関連付ける部品コード、当該部品の基板における実装位置、実装角度、部品実装装置M2,M3において当該部品を供給するフィーダの位置を示す部品配置、実装ヘッドにおいて当該部品を吸着するノズルの位置を示すノズル配置などが含まれている。部品ライブラリ13には、部品情報に動作パラメータを紐付けした複数の部品データが記憶されている。部品データは、部品データコードによって生産ライブラリ12の生産データに関連付けられている。
ここで図3を参照して、部品ライブラリ13に含まれる部品データ17の例について説明する。部品データ17は、部品データ17に含まれる「部品n」(部品データコード)と、生産ライブラリ12に含まれる生産データの部品データコードによって生産データに関連付けされる。この例では、部品ライブラリ13には、n=1,2,3・・・の部品データコードを有する複数の種類の部品の部品データ17が記憶されている。部品データ17には、大分類項目として部品情報18、動作パラメータ19が規定されている。
部品情報18は、当該部品に固有の属性を示す情報である。ここでは、中分類項目として、「品名」18a、「形状」18b、「サイズ」18c、「部品パラメータ」18dが例示されている。「品名」18aは、当該部品を特定するための品番情報であり、部品メーカや自社が管理するために付与した「品番」が小分類項目として規定されている。「形状」18bは、当該部品の形状に関する情報であり、当該部品の外形形状を、矩形、円柱状などの形状区分によって示す「形状」、部品の形状を示す図面、画像情報を特定する情報などが小分類項目として規定されている。
「サイズ」18cには、小分類項目として当該部品のサイズを示す「外形寸法」、当該部品に形成された接続用の電極(リード)の数や位置(間隔)を示す「電極位置」などが規定されている。「部品パラメータ」18dは当該部品の属性情報であり、小分類項目として当該部品の種類を示す「部品種別」、当該部品の外形における方向性の有無を示す「極性有無」、極性有りの場合に当該部品に付されるマークの形状などを示す「極性マーク」、極性マーク有りの場合に当該マークの位置を示す「マーク位置」などが規定されている。このように、部品情報18には、部品の寸法(サイズ18c)、品番情報(品名18a)、リードの本数情報数、リードの間隔情報(サイズ18c)、画像情報(形状18b)の少なくともいずれか一つの項目が含まれる。
図3において、動作パラメータ19は、当該部品データ17に規定される部品を対象として、部品実装ラインL1に配置された部品実装装置M2,M3によって部品実装作業を実行する際に、部品実装装置M2,M3を制御するために用いられる制御パラメータ(動作条件)である。ここでは、中分類項目として、「ノズル設定」19a、「スピードパラメータ」19b、「認識」19c、「吸着」19d、「装着」19eが例示されている。
「ノズル設定」19aは、当該部品を吸着保持する際に用いられる吸着ノズルに関するデータであり、小分類項目として選択可能な吸着ノズルの種類を特定する「ノズル」が規定されている。「ノズル」のデータとしては、種類の他に開口径、識別子等であってもよい。「スピードパラメータ」19bは、当該部品を吸着ノズルによって取り出して基板に装着する作業動作における吸着ノズルの移動速度に関する制御パラメータである。これらの制御パラメータには、小分類項目として部品を吸着して保持する際の「吸着速度」、「吸着保持時間」、保持した部品を基板に装着する際の「装着速度」、「装着保持時間」などが含まれる。
図3において、「認識」19cは、部品供給部から吸着ノズルによって取り出された部品を部品認識カメラによって撮像して認識する認識処理の実行に関するパラメータである。これらのパラメータには、小分類項目として撮像に使用されるカメラの種類を特定する「カメラ種別」、撮像に際して使用される照明のモードを示す「照明モード」、撮像により取得された画像を認識する際の「認識速度」などが含まれる。
「吸着」19dは、部品供給部から吸着ノズルによって部品を取り出す際の吸着動作に関する制御パラメータである。これらの制御パラメータには、小分類項目として、吸着ノズルを部品に着地させる際の吸着位置オフセットを示す「吸着位置X」、「吸着位置Y」などが含まれる。「装着」19eは、部品を吸着ノズルによって吸着保持した搭載ヘッドを基板に移動させて、吸着ノズルに昇降動作を行わせて部品を基板に装着する装着動作に関する制御パラメータである。これらの制御パラメータには、小分類項目として、吸着ノズルを下降させて部品を基板に着地させる際に部品を基板に押し付ける荷重である「装着荷重」などが含まれている。
図3において、動作パラメータ19は、「品名」18aが同じ、すなわち部品情報18が同じ部品であっても、基板に実装する部品実装装置M2,M3の品種や基板の材質や基板の電極などが変わったり、実装品質や実装ミス率を改善したりするために変更されることがある。当該部品の動作パラメータ19を変更すると、部品情報18は変えずに変更後の動作パラメータ19を紐づけた部品データ17が作成(更新)される。この際、部品データ17の「部品n」(部品データコード)に新たなコードを付与することで、修正前の動作パラメータ19と区別される。
このように、部品データ17は、部品の固有の属性を示す部品情報18に、部品実装装置M2,M3が当該部品を基板に実装するための動作条件である動作パラメータ19が紐付けされている。部品ライブラリ13の部品データ17は、生産ライブラリ12の生産データと一緒に部品実装ラインL1の部品実装装置M2,M3に送信され、部品実装装置M2,M3における実装基板の生産に使用される。
図2において、データ収集部15は、第1工場F1に設置された部品実装ラインL1の生産装置(印刷装置M1、部品実装装置M2,M3)から部品実装作業の実績を収集する。部品実装作業の実績には、生産開始日時、生産終了日時、生産枚数、部品吸着回数、部品装着回数、作業ミスの回数、ミス率(頻度)、動作エラーの回数とその内容などの情報が含まれる。
集計部16は、データ収集部15が収集した実績情報に基づいて、基板に装着された部品の部品名毎に、集計した期間内のミス率、ミスの回数、部品を吸着した実績数、基板に実装した実績数などを集計する。さらに、集計部16は、集計した情報を、部品実装作業を行った部品実装装置M2,M3を特定する情報と関連付けて、実績データ14として生産管理記憶部11に記憶する。すなわち、部品データ17を使用して部品実装装置M2,M3により部品を実装した際に得られる実績データ14には、部品を実装した期間、部品を実装した際のミス率、ミスの回数、部品を吸着した実績数、部品を実装した実績数などが含まれる。
ここで図4(a)を参照して、集計部16によって集計された実績データ14の例について説明する。実績データ14は、部品の部品名40毎に作成される。また、実績データ14は、部品実装装置M2,M3毎、または部品実装装置M2,M3の種類毎、部品実装ラインL1(生産ライン)毎に作成される。実績データ14は、日付41、部品データコード42、吸着ミス回数43、装着ミス回数44、総吸着回数45を含んでいる。この例では、集計部16は、部品名40が「D11」の部品について、部品データ17の部品データコード42(部品n)毎に、1日分の吸着ミス回数43、装着ミス回数44、総吸着回数45を集計して記憶している。なお、集計は1日単位である必要は無く、時間単位や生産機種単位等が適宜設定される。
総吸着回数45は、集計期間中に部品名40が「D11」の部品を基板に実装するためにノズルが吸着した回数の合計である。吸着ミス回数43は、集計期間中に部品名40が「D11」の部品をノズルが吸着できなかった回数の合計である。装着ミス回数44は、集計期間中に基板に装着した部品名40が「D11」の部品の状態が不良であった回数(個数)の合計である。例えば、日付41が「1月3日」には、部品データコード42が「111」の部品データ17を使用して部品名40が「D11」の部品を「5000回」吸着し、吸着ミスが「15回」、装着ミスが「1回」あったことを示している。また、日付41の「1月3日」には、部品データコード42が「112」の部品データ17を使用して部品名40が「D11」の部品を「20000回」吸着している。
図2において、サポートセンタSに設置されている部品データ管理装置7は、顧客の工場F1~F3で使用された部品データ17や実績データ14などを収集して管理する機能を有している。部品データ管理装置7には、外部通信部8、記憶装置20が接続されている。記憶装置20は、例えば、半導体メモリ又はハードディスクドライブである。記憶装置20は、複数の工場F1~F3から取得した部品データ17や実績データ14などの情報を格納するデータベース21を備えている。なお、データベース21には、EDA(Electronic design automatio)ベンダーが予め準備したデータを含んでいてもよい。
部品データ管理装置7は、取得部30、比較部31、格納処理部32、出力部33、制御部(図示せず)などの情報処理装置を備えている。なお、各情報処理装置は、独立したハードウェア資産で構成しても、共通のCPUと各情報処理用のプログラムで構成してもよい。制御部は、例えばCPU(中央演算処理装置)であり、部品データ管理装置7全体を制御する。また、部品データ管理装置7は、ひとつのコンピュータで構成する必要はなく、複数のデバイスで構成してもよい。例えば、記憶装置20、情報処理装置の全てもしくは一部をサーバを介してクラウドに備えてもよい。
図2において、取得部30は、外部通信部8を介して複数の工場F1~F3から部品実装装置M2,M3で使用された部品データ17と、部品データ17に対応する実績データ14を取得する。取得部30によるデータの取得は、例えば、1日に1回、所定の時間に実行される。比較部31は、データベース21に格納されている部品データ21aと、取得された部品データ17とを比較する。格納処理部32は、比較部31による比較の結果に基づいて、取得された部品データ17と取得された実績データ14とをデータベース21に格納する格納処理を実行する。
具体的には、比較部31により、取得された部品データ17と格納されている部品データ21aの部品情報18、動作パラメータ19が一致すると判定されると、格納処理部32は、取得された実績データ14を格納されている実績データ21bに統合してデータベース21に格納(統合格納)する。また、比較部31により、取得された部品データ17と格納されている部品データ17が一致しないと判定されると、格納処理部32は、取得された部品データ17を新たな部品データ21aとし、取得された実績データ14を新たな実績データ21bとしてデータベース21に格納(新規格納)する。
なお、比較部31は、部品データ17の部品情報18、動作パラメータ19の他、部品データ17を使用した部品実装装置M2,M3を特定する情報、部品実装装置M2,M3の種類、部品実装装置M2,M3が設置されている生産ライン(部品実装ラインL1)、部品実装装置M2,M3が設置されている工場F1~F3の少なくとも1つの項目も比較して、一致するか否かを判断する。すなわち、同じ部品実装装置M2,M3が装着した同じ部品の情報を統合してデータベース21に格納する。
ここで図4(b)を参照して、格納処理部32によって統合された実績データ21bの例について説明する。ここでは、図4(a)に示す、工場F1から1月8日の朝に取得した1月7日分の実績データ14を、データベース21に格納されている実績データ21bに統合する例で説明する。すなわち、統合する前にデータベース21に格納されていた実績データ21bは、1月6日までの実績データ14に基づいて作成されている。格納処理部32は、1週間分の実績データ14を実績データ21bとして統合する。すなわち、この例では1月の第1週(1月1日~1月7日)の部品データ17を統合した状態を示している。なお、統合は1週間単位である必要は無く、適宜設定される。
図4(b)において、日付41は、部品名40が「D11」の部品の実績データ14を統合した最終の日付である。この例では、部品データコード42が「112」の部品データ17を使用した1月3日~1月5日の吸着ミス回数43、装着ミス回数44、総吸着回数45の合計が、日付41が「1月5日」の欄に記憶されている。また、部品データコード42が「111」の部品データ17を使用した1月1日~1月3日、1月6日~1月7日の吸着ミス回数43、装着ミス回数44、総吸着回数45の合計が、日付41が「1月7日」の欄に記憶されている。
図2において、出力部33は、工場F1~F3の生産管理装置3からの要求に一致する情報をデータベース21から抽出し、要求元の生産管理装置3に出力(送信)する。このように、取得された部品データ17とデータベース21に格納されている部品データ21aの比較の結果に基づいて、取得された部品データ17と実績データ14をデータベース21に格納することで、部品データ17や実績データ14を効率的にデータベース21に蓄積することができる。
次に図5のフローに沿って、部品データ17を管理する部品データ管理方法(データ管理プログラム)について説明する。まず、工場F1~F3の生産管理装置3のデータ収集部15は、工場F1~F3に設置された部品実装ラインL1(生産ライン)の部品実装装置M2,M3から部品実装作業の実績を収集する(ST1:データ収集工程)。そして、集計部16は、部品実装装置M2,M3が部品を実装する間に、収取された部品実装作業の実績から実績データ14を集計する(ST2:集計工程)。
次いでサポートセンタSの部品データ管理装置7の取得部30は、工場F1~F3の生産管理装置3から部品実装装置M2,M3で使用された部品データ17と、部品データ17を使用して部品実装装置M2,M3により部品を実装した際に得られる実績データ14を取得する(ST3:取得工程)。次いで比較部31は、データベース21に格納されている部品データ21aと、取得された部品データ17とを比較する(ST4:比較工程)。
図5において、比較工程(ST4)において「一致」と判定されると、格納処理部32は、取得された実績データ14を格納されている実績データ21bに統合してデータベース21に格納(統合格納)する(ST5:統合格納工程)。比較工程(ST4)において「不一致」と判定されると、格納処理部32は、取得された部品データ17を新たな部品データ21aとし、取得された実績データ14を新たな実績データ21bとしてデータベース21に格納(新規格納)する(ST6:新規格納工程)。
すなわち、統合格納工程(ST5)と新規格納工程(ST6)は、比較工程(ST4)における比較の結果に基づいて、取得された部品データ17と取得された実績データ14とをデータベース21に格納する格納工程である。そして、比較工程(ST4)において、取得された部品データ17と格納されている部品データ21aが一致する場合、格納工程において、取得された実績データ14が格納されている実績データ21bに統合されてデータベース21に格納される(ST5)。一致しない場合、格納工程において、取得された実績データ14は新たな実績データ21bとしてデータベース21に格納される(ST6)。これによって、部品データ17や実績データ14を効率的にデータベース21に蓄積することができる。
上記説明したように、本実施の形態の部品データ17を管理する部品データ管理装置7は、部品実装装置M2,M3で使用された部品データ17と、部品データ17を使用して部品実装装置M2,M3により部品を実装した際に得られる実績データ14と、を少なくとも取得する取得部30と、部品データ17と実績データ14とを紐付けして格納するデータベース21に格納されている部品データ21aと、取得された部品データ17とを比較する比較部31と、比較の結果に基づいて、取得された部品データ17と取得された実績データ14とをデータベース21に格納する格納処理部32と、を備える。これによって、部品データ17や実績データ14を効率的にデータベース21に蓄積することができる。
なお、上記の生産システム1(部品データ管理システム)の実施例では、サポートセンタS(部品データ管理装置7)は各工場F1~F3の外部に設置されているが、サポートセンタS(部品データ管理装置7)は工場F1~F3内に設置されていてもよい。また、上記の生産システム1(部品データ管理システム)では、部品データ管理装置7が比較部31と格納処理部32を備える構成であったが、生産管理装置3が比較部31と格納処理部32を備える構成であってもよい。
また、上記の実施例では、出力部33が、工場F1~F3の生産管理装置3からの要求に一致する情報をデータベース21から抽出し、要求元の生産管理装置3に出力(送信)する例で説明した。それ以外の実施形態として、出力部33は、所定期間または所定の記憶容量に達したことを目安にして、生産管理装置3に情報を送信してもよい。所定期間又は所定の記憶容量を目安にすることで、要求指令を無しに生産管理装置3は自動で情報を取得することができる。加えて、同じ部品の情報を統合しているため、統合処理をしていない状態よりもデータ送信容量を少なくすることができる。さらに所定の記憶容量を送信する情報がデータ送信容量の上限を超えないように設定しておくことで、情報を適切に生産管理装置3に送ることができる。
本発明の部品データ管理方法、部品データ管理装置、部品データ管理プログラムならびに部品データ管理システムは、部品データや実績データを効率的にデータベースに蓄積することができるという効果を有し、部品を基板に実装する分野において有用である。
1 生産システム(部品データ管理システム)
7 部品データ管理装置
F1~F3 工場
L1 部品実装ライン(生産ライン)
M2、M3 部品実装装置

Claims (8)

  1. 部品の部品情報に前記部品を基板に実装するための部品実装装置の動作条件である動作パラメータを紐付けした部品データを管理する部品データ管理方法であって、
    前記部品実装装置で使用された部品データと、前記部品データを使用して前記部品実装装置により前記部品を実装した際に得られる実績データと、を少なくとも取得する取得工程と、
    前記部品データと前記実績データとを紐付けして格納するデータベースに格納されている部品データと、取得された前記部品データとを比較する比較工程と、
    前記比較の結果に基づいて、取得された前記部品データと取得された前記実績データとを前記データベースに格納する格納工程と、を含む、部品データ管理方法。
  2. 前記比較工程において、取得された前記部品データと格納されている前記部品データが一致する場合、前記格納工程において、取得された前記実績データを格納されている前記実績データに統合して前記データベースに格納する、請求項1に記載の部品データ管理方法。
  3. 前記部品実装装置が部品を実装する間に、前記実績データを集計する集計工程を、さらに含み、
    前記取得工程は、集計された前記実績データを取得する、請求項1または2に記載の部品データ管理方法。
  4. 前記比較工程において、前記部品データの他、前記部品データを使用した前記部品実装装置を特定する情報、前記部品実装装置の種類、前記部品実装装置が設置されている生産ライン、前記部品実装装置が設置されている工場の少なくとも1つの項目も比較する、請求項1から3のいずれか1項に記載の部品データ管理方法。
  5. 前記実績データは、部品を実装した期間、部品を実装した際のミス率、ミスの回数、部品を吸着した実績数の少なくとも1つの項目を含む、請求項1から4のいずれか1項に記載の部品データ管理方法。
  6. 部品の部品情報に前記部品を基板に実装するための部品実装装置の動作条件である動作パラメータを紐付けした部品データを管理する部品データ管理装置であって、
    前記部品実装装置で使用された部品データと、前記部品データを使用して前記部品実装装置により前記部品を実装した際に得られる実績データと、を少なくとも取得する取得部と、
    前記部品データと前記実績データとを紐付けして格納するデータベースに格納されている部品データと、取得された前記部品データとを比較する比較部と、
    前記比較の結果に基づいて、取得された前記部品データと取得された前記実績データとを前記データベースに格納する格納処理部と、を備える、部品データ管理装置。
  7. 部品の部品情報に前記部品を基板に実装するための部品実装装置の動作条件である動作パラメータを紐付けした部品データの管理をコンピュータにより実行させる部品データ管理プログラムであって、
    前記部品実装装置で使用された部品データと、前記部品データを使用して前記部品実装装置により前記部品を実装した際に得られる実績データと、を少なくとも取得する取得ステップと、
    前記部品データと前記実績データとを紐付けして格納するデータベースに格納されている部品データと、取得された前記部品データとを比較する比較ステップと、
    前記比較の結果に基づいて、取得された前記部品データと取得された前記実績データとを前記データベースに格納する格納ステップと、を含む、部品データ管理プログラム。
  8. 部品を基板に実装する部品実装装置と、前記部品の部品情報に前記部品実装装置の動作条件である動作パラメータを紐付けした部品データを管理する部品データ管理装置を備える部品データ管理システムであって、
    前記部品データを使用して前記部品実装装置により前記部品を実装した際に得られる実績データを収集するデータ収集部を備え、
    前記部品データ管理装置は、
    前記部品実装装置で使用された前記部品データと、収集された前記実績データと、を少なくとも取得する取得部と、
    前記部品データと前記実績データとを紐付けして格納するデータベースに格納されている部品データと、取得された前記部品データとを比較する比較部と、
    前記比較の結果に基づいて、取得された前記部品データと取得された前記実績データとを前記データベースに格納する格納処理部と、を備える、部品データ管理システム。
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