JP2023037683A - 部品データ管理方法、部品データ管理装置、部品データ管理プログラム、ならびに部品データ管理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】過去の実績に基づいて適切な部品データを選定することができる部品データ管理方法、部品データ管理装置、部品データ管理プログラムならびに部品データ管理システムを提供する。【解決手段】部品データを管理する部品データ管理方法は、部品実装装置で使用された部品データと、部品データの作成日時と、部品データを使用して部品実装装置により部品を実装した際に得られる実績データと、を紐付けしてデータベースに格納し(ST3)、実績データに基づいて集計される項目と、項目の優先度と、第1部品を実装した期間を含む選出条件および第1部品の部品情報を受け付け(ST5)、データベースを参照して、送信された第1部品の部品情報と部品情報が一致し、かつ、選出条件を満たす部品データおよび当該部品データに関係する情報を優先度に基づいて選出し(ST6)、選出された情報を出力する(ST7)。【選択図】図6
Description
本発明は、部品を基板に実装する部品実装装置で使用する部品データを管理する部品データ管理方法、部品データ管理装置、部品データ管理プログラム、ならびに部品データ管理システムに関する。
基板に部品を実装する部品実装装置は、部品の基板装着、ノズルの部品吸着、部品の撮影などに関する動作条件を含む多数の動作パラメータに基づいて、部品実装動作が制御される。この動作パラメータは、部品の形状などの情報を含む部品情報に紐付けた部品データとして、部品毎に適切な値が設定される。特許文献1には、部品データや使用実績数、使用製品数などの使用実績をデータベースに登録し、データベースから選定要求部品のリストに基づいて選定部品を抽出するシステムが開示されている。
しかしながら、特許文献1を含む従来技術では、データベースから要求に合致する部品を選定することはできるものの、同じ部品であっても異なる部品データで実装されていたり、異なる実装ヘッドやノズルが使用されていたりする場合は実績情報に違いが生じている可能性もあり、過去の実績に基づいて適切な部品データを選定するためには更なる改善の余地があった。
そこで本発明は、過去の実績に基づいて適切な部品データを選定することができる部品データ管理方法、部品データ管理装置、部品データ管理プログラム、ならびに部品データ管理システムを提供することを目的とする。
本発明の部品データ管理方法は、部品の部品情報に前記部品を基板に実装するための部品実装装置の動作条件である動作パラメータを紐付けした部品データを管理する部品データ管理方法であって、前記部品実装装置で使用された前記部品データと、前記部品データの作成日時と、前記部品データを使用して前記部品実装装置により部品を実装した際に得られる実績データと、を少なくとも紐付けしてデータベースに格納する格納工程と、前記実績データに基づいて集計される複数の項目のうちの少なくとも1項目と、前記項目の優先度と、第1部品を実装した期間を含む選出条件および前記第1部品の部品情報を受け付ける受付工程と、前記データベースを参照して、送信された前記第1部品の部品情報と部品情報が一致し、かつ、前記選出条件を満たす部品データおよび当該部品データに関係する情報を前記優先度に基づいて選出する選出工程と、選出された前記関係する情報を出力する出力工程と、を含む。
本発明の部品データ管理装置は、部品の部品情報に前記部品を基板に実装するための部品実装装置の動作条件である動作パラメータを紐付けした部品データを管理する部品データ管理装置であって、前記部品実装装置で使用された前記部品データと、前記部品データの作成日時と、前記部品データを使用して前記部品実装装置により部品を実装した際に得られる実績データと、を少なくとも紐付けしてデータベースに格納する格納処理部と、前記実績データに基づいて集計される複数の項目のうちの少なくとも1項目と、前記項目の優先度と、第1部品を実装した時期を含む選出条件および前記第1部品の部品情報を受け付ける受付部と、前記データベースを参照して、送信された前記第1部品の部品情報と部品情報が一致し、かつ、前記選出条件を満たす部品データおよび当該部品データに関係する情報を前記優先度に基づいて選出する選出部と、選出された前記関係する情報を出力する出力部と、を備える。
本発明の部品データ管理プログラムは、部品の部品情報に前記部品を基板に実装するための部品実装装置の動作条件である動作パラメータを紐付けした部品データの管理をコンピュータにより実行させる部品データ管理プログラムであって、前記部品実装装置で使用された前記部品データと、前記部品データの作成日時と、前記部品データを使用して前記部品実装装置により部品を実装した際に得られる実績データと、を少なくとも紐付けしてデータベースに格納する格納ステップと、前記実績データに基づいて集計される複数の項目のうちの少なくとも1項目と、前記項目の優先度と、第1部品を実装した時期を含む選出条件および前記第1部品の部品情報を受け付ける受付ステップと、前記データベースを参照して、送信された前記第1部品の部品情報と部品情報が一致し、かつ、前記選出条件を満たす部品データおよび当該部品データに関係する情報を前記優先度に基づいて選出する選出ステップと、選出された前記関係する情報を出力する出力ステップと、を含む。
本発明の部品データ管理システムは、部品の部品情報に前記部品を基板に実装するための部品実装装置の動作条件である動作パラメータを紐付けした部品データを管理する部品データ管理システムであって、前記部品実装装置で使用された前記部品データと、前記部品データの作成日時と、前記部品データを使用して前記部品実装装置により部品を実装した際に得られる実績データと、を少なくとも紐付けしてデータベースに格納する格納処理部と、前記実績データに基づいて集計される複数の項目のうちの少なくとも1項目と、前記項目の優先度と、第1部品を実装した期間を含む選出条件および前記第1部品の部品情報を設定する条件設定部と、前記データベースを参照して、送信された前記第1部品の部品情報と部品情報が一致し、かつ、前記選出条件を満たす部品データおよび当該部品データに関係する情報を前記優先度に基づいて選出する選出部と、選出された前記関係する情報を表示する表示部と、を備える。
本発明によれば、過去の実績に基づいて適切な部品データを選定することができる。
以下に図面を用いて、本発明の一実施の形態を詳細に説明する。以下で述べる構成、形状等は説明のための例示であって、生産システム(部品データ管理システム)、部品実装ライン(生産ライン)、部品実装装置、生産管理装置、部品データ管理装置の仕様に応じ、適宜変更が可能である。以下では、全ての図面において対応する要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
まず図1を参照して、生産システム1の構成を説明する。生産システム1は、顧客の工場F1~F3と、工場F1~F3から離れた場所に開設されおり、顧客の生産活動をサポートするサポートセンタSを含んで構成されている。各工場F1~F3には、生産物を生産する生産ラインとして実装基板を生産する部品実装ラインが設置されている。以下、工場F1を「第1工場F1」、工場F2を「第2工場F2」、工場F3を「第3工場F3」と称する。図1では、第1工場F1を例に工場F1~F3の構成について説明する。
図1において、第1工場F1には、印刷装置M1、複数の部品実装装置M2,M3などの生産装置を連結して構成される部品実装ラインL1が1本設置されている。部品実装ラインL1は、印刷装置M1、部品実装装置M2,M3によって基板に部品を順に実装しながら実装基板を生産する機能を有している。なお、第1工場F1に設置する部品実装ラインL1は1本である必要はなく、2本以上であってもよい。また、部品実装ラインL1を構成する部品実装装置M2,M3は2台である必要はなく、1台、または3台以上であってもよい。
第1工場F1内の各生産装置は、LAN(Local Area Network)などの構内通信ネットワーク2に接続され、内部通信部4を介して生産管理装置3に接続されている。生産管理装置3は、部品実装ラインL1が備える生産装置の稼働に必要なデータやパラメータを作成し、各生産装置に送信する機能を有している。また、各生産装置より各生産装置の稼動状況、作業履歴などのデータが、生産管理装置3に送信される。また、生産管理装置3は、部品実装ラインL1の生産装置で使用される部品データ、生産データなどを作成する機能を有している。なお、第1工場F1は、生産管理装置3の他に、部品実装ラインL1毎に、実装基板の生産を管理するライン管理装置を備える構成であってもよい。
図1において、サポートセンタSには、部品データ管理装置7が設置されている。複数の工場F1~F3の生産管理装置3は、外部通信部5を備えている。また、サポートセンタSの部品データ管理装置7は、外部通信部8を備えている。外部通信部5と外部通信部8は、インターネットや移動体通信回線などの構外通信ネットワーク6に接続されている。この構成により、生産管理装置3と部品データ管理装置7は、構外通信ネットワーク6を介して情報をやり取りすることができる。部品データ管理装置7は、各工場F1~F3の生産管理装置3から生産装置の実績情報や部品データなどを取得してデータベースに格納する。また、部品データ管理装置7は、生産管理装置3からの要求に応じて、データベースから情報を抽出して送信(出力)する機能を有している。
なお、生産管理装置3と部品データ管理装置7は、構外通信ネットワーク6を介して直接情報をやり取りする構成に限定されることはなく、クラウドを介して情報をやり取りするようにしてもよい。すなわち、クラウドに各装置から送信された情報を保存し、要求に応じてクラウドから各装置に情報を送信するようにしてもよい。また、電子メールやデータ通信回線を利用したコミュニケーションツールで情報を送受信してもよい。
次に図1を参照して、部品実装ラインL1について説明する。印刷装置M1は、基板に部品接合用のクリーム半田をスクリーン印刷する半田印刷作業を行う機能を有している生産装置である。部品実装装置M2,M3は、半田印刷後の基板に対して部品を装着する部品実装作業を行う機能を有している生産装置である。
部品実装装置M2,M3は、基板に装着される部品毎に設定される部品データに含まれる動作パラメータに基づいて、フィーダが供給する部品を実装ヘッドが有するノズルで真空吸着によって取り出し、部品認識カメラでノズルが保持する部品の状態を撮像し、基板の実装位置に指定された実装角度で装着する。部品実装装置M2,M3は複数のセンサを備えており、ノズルが部品を吸着する吸着動作、部品認識カメラが取り出された部品を撮像して認識する部品認識動作など、部品実装作業における作業ミスや動作エラーなどが監視されている。
次に図2を参照して、生産管理装置3と部品データ管理装置7を備える生産システム1の構成について説明する。ここでは、生産管理装置3と部品データ管理装置7が備える複数の機能のち、部品実装装置M2,M3による部品実装作業に用いられる動作パラメータを含む部品データを管理する機能に関する構成を中心に説明する。また、工場F1~F3に設置されている生産管理装置3は同様の構成をしており、ここでは、第1工場F1を例に説明する。
第1工場F1に設置されている生産管理装置3には、内部通信部4、外部通信部5、入力部9、表示部10が接続されている。生産管理装置3は、生産管理記憶部11、データ収集部15、選出処理部16、制御部(図示せず)を備えている。生産管理記憶部11は、例えば、半導体メモリ又はハードディスクドライブである記憶装置であり、生産ライブラリ12、部品ライブラリ13、実績データ14などを記憶している。
入力部9は、キーボード、タッチパネル、マウスなどの入力装置であり、操作コマンドやデータ入力時などに用いられる。表示部10は液晶パネルなどの表示装置であり、生産管理記憶部11が記憶する各種データを表示する他、入力部9による操作のための操作画面、入力画面などの各種情報を表示する。制御部は、例えばCPU(中央演算処理装置)であり、生産管理装置3全体を制御する。
図2において、生産ライブラリ12には、部品実装装置M2,M3による実装基板の生産で使用される生産データが、実装基板の生産機種名毎に記憶されている。生産データには、基板に実装される部品を特定する部品名、当該部品を部品ライブラリ13の部品データ13aと関連付ける部品コード、当該部品の基板における実装位置、実装角度、部品実装装置M2,M3において当該部品を供給するフィーダの位置を示す部品配置、実装ヘッドにおいて当該部品を吸着するノズルの位置を示すノズル配置などが含まれている。
図2において、部品ライブラリ13には、部品情報に動作パラメータを紐付けした複数の部品データ13aが記憶されている。部品データ13aは、部品コードによって生産ライブラリ12の生産データに関連付けられている。また、部品データ13aには、部品データ13aの作成日時、作成者を特定する情報などを含む、部品データ13aの作成に関する作成情報が含まれている。
部品情報は、当該部品に固有の属性を示す情報であり、部品を製造した会社を特定する情報、部品の寸法、部品の品番情報、リードの本数情報数、リードの間隔情報、部品の画像情報、部品の販売開始日、部品の製造会社が部品に関する情報を公開している公開先の情報などの項目が含まれる(図4参照)。
動作パラメータは、当該部品データに規定される部品を対象として、部品実装ラインL1に配置された部品実装装置M2,M3によって部品実装作業を実行する際に、部品実装装置M2,M3を制御するために用いられる制御パラメータ(動作条件)である。動作パラメータには、当該部品を吸着保持する際に用いられるノズルに関するデータ、ノズルの移動速度に関する制御パラメータ、部品を部品認識カメラによる認識処理に関するパラメータ、ノズルの吸着動作に関する制御パラメータ、部品を基板に装着する装着動作に関する制御パラメータなどが含まれる(図5参照)。
動作パラメータは、部品情報が同じ部品であっても、基板に実装する部品実装装置M2,M3の機種や基板の材質や基板の電極などが変わったり、実装品質や実装ミス率を改善したりするために変更されることがある。当該部品の動作パラメータを変更すると、部品情報は変えずに変更後の動作パラメータを紐づけた部品データ13aが作成(更新)される。この際、部品データ13aの部品コードに新たなコードを付与することで、修正前の動作パラメータと区別される。
図2において、データ収集部15は、第1工場F1に設置された部品実装ラインL1の生産装置(印刷装置M1、部品実装装置M2,M3)から部品実装作業の実績を収集する。部品実装作業の実績には、生産開始日時、生産終了日時、生産枚数、生産性(単位時間当たりの実装部品点数)、作業ミスの回数、ミス率(頻度)、動作エラーの回数とその内容などの情報が含まれる。データ収集部15は、収集した実績情報と、部品実装作業を行った部品実装装置M2,M3を特定する情報と、生産データ、動作パラメータを含む部品データ13aを特定する情報とを関連付けて実績データ14として生産管理記憶部11に記憶する。
図2において、サポートセンタSに設置されている部品データ管理装置7は、顧客の工場F1~F3で使用された部品データ13aや実績データ14などを収集して管理する機能などを有している。部品データ管理装置7には、外部通信部8、記憶装置20が接続されている。記憶装置20は、アクセス権情報22、選出条件23などを記憶する他、複数の工場F1~F3から取得した情報を格納するデータベース21を備えている。
記憶装置20は、例えば、半導体メモリ又はハードディスクドライブである。なお、データベース21には、複数の工場F1~F3の生産システム1で使用された部品データ13aや、EDA(Electronic design automatio)ベンダーが予め準備したデータベースを含んでいてもよい。アクセス権情報22には、ユーザ(作業者)、ユーザが属する会社(顧客)、工場F1~F3、生産ライン(部品実装ラインL1)に基づく、データベース21へのアクセス資格が記憶されている。すなわち、データベース21には、アクセス権情報22に基づくアクセス資格が設定されている。
図2において、部品データ管理装置7は、取得部30、格納処理部31、受付部32、選出部33、出力部34、制御部(図示せず)などの情報処理装置を備えている。なお、各情報処理装置は、独立したハードウェア資産で構成しても、共通のCPUと各情報処理用のプログラムで構成してもよい。制御部は、例えばCPU(中央演算処理装置)であり、部品データ管理装置7全体を制御する。また、部品データ管理装置7は、ひとつのコンピュータで構成する必要はなく、複数のデバイスで構成してもよい。例えば、記憶装置20、情報処理装置の全てもしくは一部をサーバを介してクラウドに備えてもよい。
取得部30は、外部通信部8を介して複数の工場F1~F3から各工場F1~F3における実装基板の生産で使用された部品データ13a、部品データ13aの作成情報、実績データ14、送信元の工場F1~F3を特定する工場識別子を取得する。取得部30によるデータの取得は、例えば、1日に1回、所定の時間に実行される。格納処理部31は、取得部30によって取得された部品実装装置M2,M3で使用された部品データ13aと、部品データ13aの作成日時、作成者を含む作成情報と、部品データ13aを使用して部品実装装置M2,M3により部品を実装した際に得られる実績データ14と、工場F1~F3を特定する工場識別子と、を紐付けしてデータベース21に格納する。
ここで図3を参照して、データベース21に記憶された部品名40が「D11」の部品(以下、「部品D11」と称する。)の情報の例について説明する。データベース21には、複数の会社(顧客)の複数の工場F1~F3から取得された部品D11の部品データ13aと実績データ14などが記憶されている。図3の例では、部品D11の情報として、部品コード41、装置種類42、ヘッド種類43、ノズル種類44、「ユーザ属性1」45a、「ユーザ属性2」45b、「ユーザ属性3」45c、更新日46の他、実績データ14を集計した生産性47、吸着ミス48、認識ミス49、吸着回数50が示されている。
部品コード41は、部品データ13aに付与された動作パラメータ等を識別するためのコードである。「ユーザ属性1」45aは、部品データ13aを作成したユーザ(作業者)を特定する情報である。「ユーザ属性2」45bは、ユーザが属する会社(顧客)を特定する情報である。「ユーザ属性3」45cは、部品データ13aを使用した会社の工場F1~F3を特定する情報である。装置種類42は、部品データ13aを使用した部品実装装置M2,M3の機種を特定する情報である。ヘッド種類43は、部品実装装置M2,M3に装着された実装ヘッドの種類を特定する情報である。ノズル種類44は、実装ヘッドに装着されたノズルの種類を特定する情報である。
図3において、更新日46は、データベース21の該当する実績データ14を更新した日を示している。生産性47は、単位時間当たりの実装部品点数の集計値(平均値)である。吸着ミス48は、吸着ミスが検知された集計値(累積値)である。認識ミス49は、認識ミスが検知された集計値(累積値)である。吸着回数50は、部品を吸着した回数の集計値(累積値)である。
例えば、図3の第1行に示す部品コード41が「114」の部品データ13aは、会社「A」の作業者「A01」によって作成され、会社「A」の工場「F1」において、ノズル「N01」を装着した実装ヘッド「16NH」を装着した機種「Q1」の部品実装装置で使用されている。そして、1月7日の時点での実績は、吸着回数50は「1000回」で、吸着ミス48は「2回」、認識ミス49は「3回」で、生産性47は「20000CPH」である。
次に、図2、図4~図5を参照して、工場F1~F3に設置された生産管理装置3からサポートセンタSに問い合わせて、使用実績があって選出条件に合致する部品データ13aに関する情報を取得(ダウンロード)する部品データ13aの選出処理について説明する。ここでは、会社「A」の第1工場F1に設置された生産管理装置3から選出条件に合致する部品データ13aに関する情報を問い合わせる選出処理を例に説明する。
図2において、生産管理装置3の選出処理部16は、表示部10に部品データ選出条件設定画面を表示させて、実績がある部品データ13aに関する情報を作業者が問い合わせる選出条件を設定する作業を支援する。すなわち、選出処理部16は、実績データ14に基づいて集計される複数の項目のうちの少なくとも1項目と、その項目の優先度と、第1部品を実装した期間を含む選出条件および第1部品の部品情報を設定する条件設定部としての機能を有している。
ここで図4を参照して、選出処理部16が表示部10に表示させた部品データ選出条件設定画面60の例について説明する。部品データ選出条件設定画面60には、部品情報表示領域61、選出条件設定領域62が設けられている。部品情報表示領域61には、部品名設定枠63、部品形状表示枠64、サイズ情報表示枠65、詳細表示ボタン66が配置されている。選出条件設定領域62には、選出条件設定枠67、キャンセルボタン68、決定ボタン69が配置されている。
部品名設定枠63では、部品データ13aを選出する第1部品の部品名(部品情報の品名)が入力される。部品形状表示枠64には、部品名設定枠63に入力された第1部品の外形(部品情報の形状)が表示される。サイズ情報表示枠65には、部品名設定枠63に入力された第1部品(部品D11)の外形寸法、ボディサイズ、電極位置など(部品情報のサイズ)が表示される。詳細表示ボタン66が操作されると、第1部品の部品情報の詳細を表示する画面(図示省略)に遷移する。なお、遷移先は、第1部品を製造した会社を特定する情報、第1部品の品番、第1部品の販売開始日、製造会社が第1部品に関する情報を公開している公開先の情報(URLなど)を含む画面であってもよい。
図4において、選出条件設定枠67では、選出対象の第1部品の過去の実績に関する選出条件が設定される。選出条件設定枠67には、期間設定領域67a、選出数設定領域67b、工場設定領域67c、装置設置領域67d、ヘッド設定領域67e、ノズル設定領域67f、生産性設定領域67g、吸着ミス設定領域67h、認識ミス設定領域67i、吸着回数設定領域67jが配置されている。期間設定領域67aでは、第1部品を実装した期間がドロップダウンリストから設定される。この例では、「直近1ケ月」が設定されている。なお、期間設定領域67aで「なし」が設定されると、全ての期間が選出対象となる。選出数設定領域67bでは、選出する部品データ13aの数がドロップダウンリストから設定される。この例では、「最大3件」が設定されている。
工場設定領域67cでは、会社「A」の工場F1~F3の選出範囲がドロップダウンリストから設定される。この例では、「全て」が設定されている。装置設置領域67dでは、部品データ13aを使用した部品実装装置M2,M3の機種がドロップダウンリストから設定される。この例では、「全て」が設定されている。ヘッド設定領域67eでは、部品実装装置M2,M3に装着された実装ヘッドの種類がドロップダウンリストから設定される。この例では、「16NH」が設定されている。ノズル設定領域67fでは、実装ヘッドに装着されたノズルの種類がドロップダウンリストから設定される。この例では、「全て」が設定されている。
図4において、生産性設定領域67g、吸着ミス設定領域67h、認識ミス設定領域67i、吸着回数設定領域67jでは、選出に使用する項目と、選出された項目の優先度がドロップダウンリストから設定される。また、選出範囲が増減ボタンから設定される。この例では、生産性(生産性設定領域67g)は「18000CPH以上」の範囲で優先度が「2」に設定されている。吸着ミス(吸着ミス設定領域67h)は、「3000ppm以下」の範囲で優先度が「1」に設定されている。認識ミス(認識ミス設定領域67i)は、「不使用」に設定されている。吸着回数(吸着回数設定領域67j)は、「1000回以上」の範囲で優先度が「3」に設定されている。
キャンセルボタン68が操作されると、部品データ13aの選出条件の設定がキャンセルされる。決定ボタン69が操作されると、選出処理部16は、部品データ選出条件設定画面60で設定された第1部品の部品情報と選出条件を、外部通信部5を介して部品データ管理装置7に送信する。このように、選出条件には、第1部品を実装した期間、実績データ14に基づいて集計される項目と選出範囲、項目の優先度が含まれる。さらに、データベース21に格納される情報と、選出条件には、部品実装装置M2,M3を特定する情報(装置種類42)、部品実装装置M2,M3に装着して使用された部材(実装ヘッド、ノズル)を特定する情報(ヘッド種類43、ノズル種類44)が含まれる。
図2において、部品データ管理装置7の受付部32は、実績がある部品データ13aを選出するために必要な情報を送り返すように会社「A」の第1工場F1から送信される第1部品の部品情報と選出条件23を受け付ける。すなわち、受付部32は、会社「A」の第1工場F1の生産管理装置3から送信される選出条件23を受け付ける。受付部32は、受け付けた選出条件23を記憶装置20に記憶させる。選出部33は、データベース21を参照して、送信された第1部品の部品情報と部品情報が一致し、かつ、選出条件23を満たす部品データ13aおよび当該部品データ13aに関係する情報を優先度に基づいて選出する。すなわち、選出部33は、選出条件23に基づいて、フィルタリングとソートを行う。
受付部32は、選出条件23を受け付ける際に、送信元のユーザの情報(工場識別子)も合わせて受け付ける。選出部33は、ユーザの情報とアクセス権情報22に基づいて、ユーザのアクセス資格の範囲内でデータベース21から関係する情報を選出する。すなわち、選出条件23に、アクセス資格の範囲外の情報を選定するように設定されていても、選出部33は、アクセス資格の範囲外の情報は選定しない。出力部34は、選出部33が選出した部品データ13aに関係する情報を、外部通信部8を介して要求元の生産管理装置3に出力(送信)する。なお、出力部34は、部品データ13aの動作パラメータなどが要求元に保存(記憶)されている場合は、選出された部品データ13aのうち、部品コード41のみを出力するようにしてもよい。
図2において、生産管理装置3の選出処理部16は、部品データ管理装置7の出力部34から送信された情報に基づいて、選出された部品データ13aに関係する情報を表示する選出部品データ表示画面を表示部10に表示させる。すなわち、選出処理部16は、部品データ選出条件設定画面60(図4)において決定ボタン69が操作されて選出条件23を部品データ管理装置7に送信すると、引き続いて表示部10に選出部品データ表示画面を表示させる。すなわち、選出処理部16は、表示部10に選出された部品データ13aに関係する情報を表示させる。
ここで図5を参照して、選出処理部16が表示部10に表示させた選出部品データ表示画面70の例について説明する。図5には、図4に示す部品データ選出条件設定画面60で設定された選出条件23と、図3に示す部品D11の情報に基づいて選出された部品データ13aに関する情報が表示されている。選出部品データ表示画面70には、部品名表示欄71、実績表示枠72、動作パラメータ表示枠73、決定ボタン74、キャンセルボタン75、部品情報表示ボタン76が配置されている。
部品名表示欄71には、選出対象の第1部品の部品名(D11)が表示される。実績表示枠72には、選出された部品データ13aに関する実績が表示される。実績表示枠72には、項目表示欄72a、「選出1」表示欄72b、「選出2」表示欄72c、「選出3」表示欄72d、選択ボタン欄72e~72gが表示されている。実績表示枠72には、実績の項目として、「工場」「装置」「ヘッド」「ノズル」「生産性」「吸着ミス率」「吸着回数」が表示されている。「吸着ミス率」は、データベース21に記憶されている実績データ14の吸着ミス48と吸着回数50から算出される。
図5において、動作パラメータ表示枠73には、選出された部品データ13aの動作パラメータが表示される。動作パラメータ表示枠73のスクロールバー73aが操作されると、動作パラメータ表示枠73に表示される動作パラメータがスクロールされる。選出処理部16は、部品データ管理装置7から選出された部品データ13aの部品コード41のみが送信される場合は、送信された部品コード41に基づいて、生産管理記憶部11の部品ライブラリ13に記憶されている該当する部品データ13aの動作パラメータを表示させる。
選出処理部16は、選出条件23に基づいて選出された3つの部品データ13aを、出力部34から送信された順番に基づいて、「選出1」「選出2」「選出3」として並べて順に表示させる。すなわち、吸着ミスが少なく、生産性が高く、吸着回数が高い優先度の順番で表示させている。具体的には、部品コード41が「121」の部品データ13aが「選出1」、「112」が「選出2」、「114」が「選出3」として表示されている。なお、上記の実施の形態では選出部33が選出条件23に含まれる優先度に基づいて部品データ13aをソートし、出力部34がソートされた順番で送信しているが、選出処理部16が受信後に優先度に基づいてソートするようにしてもよい。
図5において、選択ボタン欄72e~72gが操作されると、部品実装で使用する動作パラメータが選択される。この例では、「選出1」が選択されている。部品情報表示ボタン76が操作されると、部品D11(第1部品)の部品情報の詳細を表示する画面(図示省略)に遷移する。なお、遷移先は、第1部品を製造した会社を特定する情報、第1部品の品番、第1部品の販売開始日、製造会社が第1部品に関する情報を公開している公開先の情報(URLなど)を含む画面であってもよい。
キャンセルボタン75が操作されると、選出された部品データ13aの表示がキャンセルされて、部品データ選出条件設定画面60に戻る。決定ボタン74が操作されると、選出処理部16は、選択ボタン欄72e~72gで選択された動作パラメータを部品実装装置M2,M3で使用する第1部品(部品D11)の部品データ13aの動作パラメータとして設定する。
上記のように、本実施の形態では、複数の工場F1~F3や部品実装ラインL1(生産ライン)の部品データ13aや実績データ14を格納しているサポートセンタSのデータベース21から条件に合致する情報を選出している。これにより、要求元の第1工場F1以外の情報も含めた中から、最適な動作パラメータを選択することができる。例えば、図5の例では、要求元の第1工場F1以外の第2工場F2で使用された部品コード41が「121」の部品データ13aが「選出1」として選出されている。また、アクセス権情報22に基づいてアクセス資格が管理されているため、顧客(会社「A」)の工場F1,F2間での情報の共有が可能となる。
また、部品データ選出条件設定画面60(図4)を使用して選出条件23を設定することで、各作業者(顧客)がそれぞれに最適な条件を設定し、表示部10(選出部品データ表示画面70)に設定した優先度の順に並べて表示させることができる。また、選出条件23には、装置種類42、ヘッド種類43、ノズル種類44などの使用した部品実装装置M2,M3や部品実装装置M2,M3に装着された部材を含めることができる。また、選出条件23には、生産性、吸着ミス率、認識ミス率、吸着回数などの実績データ14を含めることができる。
次に図6のフローに沿って、部品データ13aを管理する部品データ管理方法(データ管理プログラム)について説明する。ここでは、工場F1~F3で使用した部品データ13aと実績データ14をデータベース21に格納し、使用実績があって選出条件に合致する部品データ13aに関する情報をデータベース21から取得して生産に使用する処理について説明する。
まず、各工場F1~F3に設置された生産管理装置3のデータ収集部15は、部品実装ラインL1の部品実装装置M2,M3により部品データ13aを使用して部品を実装した際に得られる部品実装作業の実績を収集する(ST1:データ収集工程)。収集された情報は、実績データ14として生産管理記憶部11に記憶される。次いで取得部30は、部品実装装置M2,M3で使用された部品データ13aと、部品データ13aの作成日時、作成者を含む部品データ13aの作成情報と、部品データ13aを使用して部品実装装置M2,M3により部品を実装した際に得られる実績データ14を取得する(ST2:取得工程)。
図6において、次いで格納処理部31は、取得された部品データ13aと、作成情報と、実績データ14と、工場F1~F3を特定する工場識別子と、を紐付けしてデータベース21に格納する(ST3:格納工程)。例えば、取得工程(ST2)と格納工程(ST3)は、1日に1回、所定の時間に実行され、工場F1~F3などで使用された部品データ13a、作成情報、実績データ14が定期的に保存(バックアップ)される。
次いで工場F1~F3に設置された生産管理装置3の選出処理部16(条件設定部)により第1部品を実装した期間と、実績データ14に基づいて集計される項目と、その項目の優先度を含む選出条件23が設定される(ST4:条件設定工程)。例えば、選出条件23は、選出処理部16が表示部10に表示させた部品データ選出条件設定画面60(図4)を作業者が入力部9で操作することで設定される。次いで受付部32は、条件設定工程(ST4)において設定された第1部品の部品情報と、選出条件23を受け付ける(ST5:受付工程)。
図6において、次いで選出部33は、選出条件23、データベース21を参照して、送信された第1部品の部品情報と部品情報が一致し、かつ、選出条件23を満たす部品データ13aおよび当該部品データ13aに関係する情報を選出条件23に含まれる優先度に基づいて選出する(ST6:選出工程)。その際、選出部33は、アクセス権情報22に基づいて、問い合わせを行ったユーザ(作業者)のアクセス資格の範囲内でデータベース21から情報を選出する。次いで出力部34は、選出された第1部品の部品データ13aに関係する情報を要求元の生産管理装置3に出力(送信)する(ST7:出力工程)。
次いで選出処理部16は、出力(ダウンロード)された情報を取得(受信)して、表示部10に表示させる。例えば、選出処理部16は、取得した情報を選出部品データ表示画面70(図5)として表示部10に表示させる。次いで作業者により、選出された複数の部品データ13aにのうちの1つが選択される(ST8:選択工程)。例えば、選出部品データ表示画面70における作業者の操作で選択される。次いで選出処理部16は、選択された部品データ13a(動作パラメータ)を部品実装装置M2,M3で使用する部品D11(第1部品)の部品データ13aとして設定する(ST9:データ設定工程)。これによって、過去の実績に基づいて適切な部品データ13aを選定することができる。
上記説明したように、本実施の形態の部品データ管理装置7は、部品実装装置M2,M3で使用された部品データ13aと、部品データ13aの作成日時と、実績データ14と、を少なくとも紐付けしてデータベース21に格納する格納処理部31と、実績データ14に基づいて集計される複数の項目のうちの少なくとも1項目と、その項目の優先度と、第1部品を実装した期間を含む選出条件23および第1部品の部品情報を受け付ける受付部32と、データベース21を参照して、送信された第1部品の部品情報と部品情報が一致し、かつ、選出条件23を満たす部品データ13aおよび当該部品データ13aに関係する情報を優先度に基づいて選出する選出部33と、選出された情報を出力する出力部34と、を備える。これによって、過去の実績に基づいて適切な部品データ13aを選定することができる。
なお、上記の生産システム1(部品データ管理システム)の実施例では、サポートセンタS(部品データ管理装置7)は工場F1~F3の外部に設置されているが、サポートセンタS(部品データ管理装置7)は工場F1~F3内に設置されていてもよい。
本発明の部品データ管理方法、部品データ管理装置、部品データ管理プログラムならびに部品データ管理システムは、過去の実績に基づいて適切な部品データを選定することができるという効果を有し、部品を基板に実装する分野において有用である。
1 生産システム(部品データ管理システム)
7 部品データ管理装置
F1~F3 工場
L1 部品実装ライン(生産ライン)
M2、M3 部品実装装置
7 部品データ管理装置
F1~F3 工場
L1 部品実装ライン(生産ライン)
M2、M3 部品実装装置
Claims (9)
- 部品の部品情報に前記部品を基板に実装するための部品実装装置の動作条件である動作パラメータを紐付けした部品データを管理する部品データ管理方法であって、
前記部品実装装置で使用された前記部品データと、前記部品データの作成日時と、前記部品データを使用して前記部品実装装置により部品を実装した際に得られる実績データと、を少なくとも紐付けしてデータベースに格納する格納工程と、
前記実績データに基づいて集計される複数の項目のうちの少なくとも1項目と、前記項目の優先度と、第1部品を実装した期間を含む選出条件および前記第1部品の部品情報を受け付ける受付工程と、
前記データベースを参照して、送信された前記第1部品の部品情報と部品情報が一致し、かつ、前記選出条件を満たす部品データおよび当該部品データに関係する情報を前記優先度に基づいて選出する選出工程と、
選出された前記関係する情報を出力する出力工程と、を含む、部品データ管理方法。 - 前記格納工程において紐付けして前記データベースに格納する情報と、前記選出条件には、前記部品実装装置を特定する情報、前記部品実装装置に装着して使用された部材を特定する情報の少なくとも1項目が含まれる、請求項1に記載の部品データ管理方法。
- 前記部品の部品情報には、当該部品を製造した会社を特定する情報、当該部品の品番、当該部品の販売開始日、前記会社が当該部品に関する情報を公開している公開先の情報の少なくとも1項目が含まれる、請求項1または2に記載の部品データ管理方法。
- 前記データベースには、ユーザ、ユーザが属する会社、工場、生産ラインの少なくとも1項目に基づくアクセス資格が設定されており、
前記受付工程において、ユーザの情報も合わせて受付けて、
前記選出工程において、前記ユーザのアクセス資格の範囲内で前記データベースから前記関係する情報を選出する、請求項1から3のいずれか1項に記載の部品データ管理方法。 - 前記出力工程において、当該部品データも出力される、請求項1から4のいずれか1項に記載の部品データ管理方法。
- 前記実績データは、部品を実装した期間、部品を実装した際のミス率、部品を実装した実績数、生産性の少なくとも1つの項目を含む、請求項1から5のいずれか1項に記載の部品データ管理方法。
- 部品の部品情報に前記部品を基板に実装するための部品実装装置の動作条件である動作パラメータを紐付けした部品データを管理する部品データ管理装置であって、
前記部品実装装置で使用された前記部品データと、前記部品データの作成日時と、前記部品データを使用して前記部品実装装置により部品を実装した際に得られる実績データと、を少なくとも紐付けしてデータベースに格納する格納処理部と、
前記実績データに基づいて集計される複数の項目のうちの少なくとも1項目と、前記項目の優先度と、第1部品を実装した時期を含む選出条件および前記第1部品の部品情報を受け付ける受付部と、
前記データベースを参照して、送信された前記第1部品の部品情報と部品情報が一致し、かつ、前記選出条件を満たす部品データおよび当該部品データに関係する情報を前記優先度に基づいて選出する選出部と、
選出された前記関係する情報を出力する出力部と、を備える、部品データ管理装置。 - 部品の部品情報に前記部品を基板に実装するための部品実装装置の動作条件である動作パラメータを紐付けした部品データの管理をコンピュータにより実行させる部品データ管理プログラムであって、
前記部品実装装置で使用された前記部品データと、前記部品データの作成日時と、前記部品データを使用して前記部品実装装置により部品を実装した際に得られる実績データと、を少なくとも紐付けしてデータベースに格納する格納ステップと、
前記実績データに基づいて集計される複数の項目のうちの少なくとも1項目と、前記項目の優先度と、第1部品を実装した時期を含む選出条件および前記第1部品の部品情報を受け付ける受付ステップと、
前記データベースを参照して、送信された前記第1部品の部品情報と部品情報が一致し、かつ、前記選出条件を満たす部品データおよび当該部品データに関係する情報を前記優先度に基づいて選出する選出ステップと、
選出された前記関係する情報を出力する出力ステップと、を含む、部品データ管理プログラム。 - 部品の部品情報に前記部品を基板に実装するための部品実装装置の動作条件である動作パラメータを紐付けした部品データを管理する部品データ管理システムであって、
前記部品実装装置で使用された前記部品データと、前記部品データの作成日時と、前記部品データを使用して前記部品実装装置により部品を実装した際に得られる実績データと、を少なくとも紐付けしてデータベースに格納する格納処理部と、
前記実績データに基づいて集計される複数の項目のうちの少なくとも1項目と、前記項目の優先度と、第1部品を実装した期間を含む選出条件および前記第1部品の部品情報を設定する条件設定部と、
前記データベースを参照して、送信された前記第1部品の部品情報と部品情報が一致し、かつ、前記選出条件を満たす部品データおよび当該部品データに関係する情報を前記優先度に基づいて選出する選出部と、
選出された前記関係する情報を表示する表示部と、を備える、部品データ管理システム。
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JP2021144408A JP2023037683A (ja) | 2021-09-06 | 2021-09-06 | 部品データ管理方法、部品データ管理装置、部品データ管理プログラム、ならびに部品データ管理システム |
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