JP2023006073A - 車両用冷却装置 - Google Patents

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浩一 阿久津
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

【課題】eコンポーネントの信頼性を確保しつつ、車両の利便性・メンテナンス性を担保することができる車両用冷却装置を提供すること。【解決手段】電動駆動部40及びラジエータ10と熱交換する冷媒が循環する冷媒循環回路20と、ラジエータ10から電動駆動部40に冷媒を供給する供給経路20aと、電動駆動部40からラジエータ10に冷媒を排出する排出経路20bと、冷媒循環回路20において供給経路20aと排出経路20bとを連結するバイパス経路21aと、を含み、供給経路20aにおいて、バイパス経路21aに流れる冷媒の流量は電気駆動部40と熱交換する冷媒の流量よりも大きく、かつ、連結部Bは供給経路20aにおいて車両の車高方向で最も高い範囲に位置している。【選択図】図1

Description

本発明は、車両用冷却装置に関する。
近年、環境負荷の観点から、トラックなどの商用車の分野においても電動車両の開発が行われている。このような、電気自動車等のモータを駆動源とする車両において、モータと複数のギアからなる減速機構とを備え、駆動輪が連結するディファレンシャルギアに、モータの駆動力を伝達することができる車両用の駆動ユニットが知られている(特許文献1)。
国際公開第2014/148410号
ところで、このような電動自動車の駆動ユニットに搭載されるモータを、より効率的に冷却する手段として、オイルや冷却水等の冷媒を循環させる冷却回路により、当該モータを冷却する液冷式のモータ冷却装置を挙げることができる。ただし、これらの液冷式モータやインバータ等のeコンポーネントと呼ばれる部材については、内部の熱交換用フィン等の冷却構造の耐久性確保の観点より、内部を通過させることができる冷媒の流量に制限がある。
その結果、eコンポーネントの冷却回路におけるラジエータへの流量が制限されてしまい、所望の冷却容量を確保するためにラジエータに要求される冷却容量が増加し、結果としてラジエータが大型化するおそれがある。
また、流量が従来よりも低下することで、冷却回路内にエア溜まりが発生しやすくなる虞がある。特にeコンポーネントのような車両駆動用の電動モータ等の冷却回路の場合、冷却回路内での滞留エアが抜けきるまで車両を動かすことができなかったり、滞留エア抜きのためのドレインを設けると追加のメンテナンス作業が必要となったり、と車両の利便性・メンテナンス性が著しく悪化する。
そこで、本願の解決すべき課題は、eコンポーネントの信頼性を確保しつつ、車両の利便性・メンテナンス性を担保することができる車両用冷却装置を提供することである。
本発明は前述の課題の少なくとも一部を解決するものであり、以下の態様又は適用例として実現することができる。
本適用例に係る車両用冷却装置は、車両の動力源となる電動駆動部を冷却するための車両用冷却装置であって、前記電動駆動部及びラジエータと熱交換する冷媒が循環する冷媒循環回路と、前記冷媒循環回路において前記ラジエータから前記電動駆動部に前記冷媒を供給する供給経路と、前記冷媒循環回路において前記電動駆動部から前記ラジエータに前記冷媒を排出する排出経路と、前記冷媒循環回路において前記供給経路と前記排出経路とを連結する1又は複数のバイパス経路と、を含み、前記供給経路において、前記バイパス経路に流れる前記冷媒の流量は前記電動駆動部と熱交換する冷媒の流量よりも大きく、前記バイパス経路との連結部のうちの少なくとも1つは、車高方向において最も高い範囲に位置していることを特徴とする。
このように構成された車両用冷却装置は、供給経路の中で最も高い範囲内にバイパス経路との連結部が位置していることで、冷媒の流量が少なくエア溜まりが停滞しやすい連結部から電動駆動部までの経路において、連結部が車高方向の最高点に位置することとなる。そして、バイパス経路の流量は電動駆動部と熱交換する冷媒の流量よりも大きいことから、連結部にあるエアはバイパス経路に引き込まれて排出経路を経てラジエータに排出され、ラジエータからエア抜きされる。従って、信頼性確保のために流量制限のあるeコンポーネントにおいても、ドレイン等のメンテナンスが必要な構成を設けることなく、冷媒循環回路のエア抜きを円滑に実行することができる。これにより、eコンポーネントの信頼性を確保しつつ、車両の利便性・メンテナンス性を担保することができる。
本適用例の第1の実施形態にかかる車両用冷却装置の概要を示すブロック図である。 本適用例の第2の実施形態にかかる車両用冷却装置の概要を示すブロック図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づき説明する。
図1は、本適用例の第1の実施形態にかかる車両用冷却装置の概要を示すブロック図である。車両用冷却装置1は、電動駆動部40と、電動駆動部40を冷却する冷媒循環回路20と、ラジエータ10と、ラジエータ10と接続するサージタンク13と、を備えている。本実施形態の車両は、例えばトラックである。
電動駆動部40は、電気自動車等の推進力の動力源となる回転電動機であるモータ及びこのモータへ、バッテリー等の車両に搭載された電源より供給された直流電流を、所定の交流電流に変換した所定の電力を供給するためのインバータ等を備えている。このような、車両の電動パワートレインを構成する電動駆動部品は、eコンポーネントとも呼ばれる。これらは、モータ、インバータ、ギア等が一体となって高価な高電圧ケーブル等を使用することなく電気的に接続されており、コンパクトな構成となっている。冷媒循環回路20は、これらの冷却対象の内部を通過して冷却を行う。電動駆動部40は、本実施形態では、車両の荷台部分のサイドレールに懸架されて搭載される。
電動駆動部40内を通過する冷媒循環回路20の流路には、フィンなどの放熱構造物が設けられており、信頼性確保のために流入する冷媒の流量が制限されている。この流量を電動駆動部40の制限流量とする。そして、電動駆動部40と熱交換する冷媒の流量を第1流量(F1)とする。少なくとも第1流量F1は制限流量よりも小さく設定される。流量の単位は例えば体積流量であり、(L/min)である。また、流速は流量/流路の断面積によって求められる。
ラジエータ10は、内部に冷媒が流通し、外気と熱交換することで冷媒を冷却する熱交換器である。このようなラジエータ10は、温度が上昇した冷媒を冷却して再び冷媒循環回路20へ循環させる機能を有している。ラジエータ10は車両のキャブ前側に搭載される。
さらに、ラジエータ10は、空冷部11を備えており、駆動することで負圧を発生させて、ラジエータ10への外気の導入を促進する。空冷部11は例えば電動ファンである。
ラジエータ10で冷却される冷媒の流量を第2流量(F2)とする。第2流量F2は、電動駆動部40と熱交換する冷媒の流量である第1流量F1よりも大きい流量に設定される。
サージタンク13は、冷媒が貯留されたタンクであり、サージタンク経路22を介してラジエータ10と接続されている。サージタンク13は、閉回路である冷媒循環回路20内の冷媒の温度膨張によるラジエータ10からのオーバーフローした冷媒を許容するとともに、冷媒循環回路20内の冷媒が減少した際に冷媒を供給可能である。冷媒循環回路20で発生したエア(気泡)の一部は、冷媒の循環に伴いラジエータ10へ移動し、ラジエータ10の上部に接続されたサージタンク経路22からサージタンク13へと排出される。サージタンク13は、例えばラジエータ10の近傍に設置される。
冷媒循環回路20内を循環する冷媒は、冷却オイル又は冷却水であってよい。
冷媒循環回路20は、ラジエータ10から電動駆動部40へ冷媒が流通する供給経路20aと、電動駆動部40からラジエータ10へ冷媒が流通する排出経路20bと、供給経路20aから分岐して排出経路20bに合流するバイパス経路21aと、を有する。供給経路20a、排出経路20b、バイパス経路21a、及びサージタンク経路22は、金属又は樹脂の配管部材から形成されている。また、供給経路20a及び排出経路20bは、例えばラジエータ10との接続部から車両の電動駆動部40との接続部まで車両前後方向にサイドレールに沿って延設されている。
バイパス経路21aは、電動駆動部40をバイパスして迂回し、電動駆動部40を冷却した冷媒が流通する排出経路20bと合流する。従って、冷媒循環回路20は、冷媒が、ラジエータ10から、供給経路20a、電動駆動部40、及び排出経路20bを経由してラジエータ10に戻る主回路と、ラジエータ10から供給経路20a、バイパス経路21a、及び排出経路20bを経由してラジエータ10に戻る迂回回路の2系統を有する。主回路では、冷媒は電動駆動部40を通過して温度が上昇する。一方迂回回路では、バイパス経路21aを通過するため基本的に大きな温度変化を伴わない。また、冷媒循環回路20は基本的には閉回路であるため、冷媒循環回路20内の総冷媒量は一定である。従って、バイパス経路21aを流通する冷媒の流量は、第2流量F2と第1流量F1の差分により、差分流量F3として得られる。
供給経路20aにおいて、ラジエータ10からバイパス経路21aとの連結部B1までを第1供給経路201とし、連結部B1から電動駆動部40までを第2供給経路202とした場合、バイパス経路21aの流量は第2供給経路202の流量よりも大きく、かつ、連結部B1は第2供給経路202において車両の車高方向で最も高い範囲に位置している。連結部B1は少なくとも第2供給経路202において車両の車高方向で最も高い位置にあればよく、本実施形態では図1に示すように、連結部B1は、第1供給経路201及び第2供給経路202も含めた供給経路20aの中で、最も高い範囲内に位置している。
冷媒循環回路20における、流速、液圧等の制御は流量制御部によりなされている。流量制御部30Aは、例えば循環する冷媒を所定の流速で圧送する機能や、流速を変化させる機能を備えた電動ポンプであり、冷媒循環回路20へ流す冷媒の流量や流速を制御する。一方、流量制御部30Bはオリフィス等の流量規制装置であり、物理的に流路の断面積等を減らすなどして流量制御機能の一部を担う。このような流量制御部30A、30Bは不図示の電動車両制御部によって制御されてよい。電動車両制御部は例えばECUである。
冷媒循環回路20における、第1流量F1と差分流量F3との流量割合の調整は、流量制御部30A、30Bの機能によって実現される。具体的なこれらの構成例は、例えば、流量を変化させて冷媒を圧送する電動ポンプである流量制御部30Aと、バイパス経路21aの一部の流路を狭窄するオリフィスである流量制御部30Bである。流量の計測は、例えば冷媒循環回路20中の各箇所に設置された不図示の流量計により測定される。
流量制御部30A、30Bの一つの例は、冷媒を圧送する流速を可変制御可能な電動ポンプである流量制御部30Aと、バイパス経路21aの一部の流路の断面積を狭窄させた定流量オリフィスである流量制御部30Bによって実現される。この場合、定流量オリフィス自体は断面積が可変するものではなく、流量制御部30Bに対しては電子的な制御は発生しないが、電動ポンプである流量制御部30Aとの協働により、流量を制御しているといえる。
流量制御部30A、30Bの他の例は、所定の流量で冷媒を圧送する電動ポンプである流量制御部30Aと、バイパス経路21aの一部の流路の狭窄量を変化させる可変オリフィスである流量制御部30Bによって実現される。
バイパス経路21aによって、電動駆動部40に流入する冷媒の量である第1流量F1と、ラジエータ10に帰還する冷媒の量である第2流量F2とは、F2>F1の関係とすることができる。このような流量の大小関係は、電動駆動部40へ冷媒を流入する配管の断面積、バイパス経路21aの断面積、流量制御部30Aによる流速の調整、流量制御部30Bによる流量の制御等によって調節することができる。
第2流量F2と第1流量F1の差分は、バイパス経路21aを流通する冷媒の流量である差分流量F3である。従って、ラジエータ10に対して流入する冷媒の量である第2流量F2を、電動駆動部40へ流入する冷媒の量である第1流量F1よりも大きくすることができる。
以下に、車両用冷却装置1の動作の一例について説明する。ラジエータ10で冷却された冷媒は、冷媒循環回路20内を電動ポンプによって、所定の流量で一定方向に流通し、電動駆動部40方向と、バイパス経路21a方向に分岐して所定の流通割合で流通する。
電動駆動部40方向へ流入する冷媒は、例えば図1に示すように第1流量F1の分だけでインバータや電動機に流入し、熱交換により温度が上昇した状態で、バイパス経路21aを通過した冷媒と合流する。一方で、バイパス経路21aへ流入する冷媒は、冷却する対象はなく、基本的に大きな温度変化がない状態で、電動駆動部40方向から流れてきた冷媒と合流する。
冷媒の合流により、電動駆動部40方向から流れてきた冷媒の温度よりも、冷媒全体の温度は低くなる。そして、合流した冷媒は、図1に示す第2流量F2でラジエータ10へ帰還する。
ラジエータ10に帰還した冷媒は、熱交換により冷却されて、再度冷媒循環回路20に流入することにより、電動駆動部40の冷却サイクルが繰り返される。
このように、本適用例にかかる車両用冷却装置1は、冷媒循環回路20の電動駆動部品をバイパスするバイパス経路21aを有することにより、電動駆動部40に、冷却構造上における冷媒の流量の制限があっても、制限を超える流量の冷媒をバイパス経路21aで流通させ、後に合流させて、電動駆動部40と熱交換する冷媒の流量である第1流量F1よりも大きい流量である第2流量F2をラジエータ10で冷却できるようになっている。
さらに、流量制御部30A、30Bは、流速可変制御可能な電動ポンプと、バイパス経路21a中に設けられた定流量オリフィスを含んでいる。これにより、電動駆動部40と熱交換する冷媒の流量である第1流量F1よりも大きい流量である第2流量F2をラジエータ10で冷却できる。流速可変制御可能な電動ポンプと、定流量オリフィスを採用した場合は、定流量オリフィスが簡便な構造により耐久性に優れ、よりeコンポーネントの信頼性を確保できるという効果を奏する。
また、流量制御部30A、流量制御部30Bは、バイパス経路21a中に設けられた、流量可変機構を備えた可変流量オリフィスを含んでいてもよい。これにより、電動駆動部40と熱交換する冷媒の流量である第1流量F1よりも大きい流量である第2流量F2をラジエータ10で冷却できる。可変流量オリフィスを採用した場合は、バイパス経路21a中の冷媒の流量をより精密に制御することができるという効果を奏する。
さらに、供給経路20aの中で最も高い範囲内にバイパス経路21aとの連結部B1が位置していることで、冷媒の流量が少なくエア溜まりが停滞しやすい第2供給経路202おいて、連結部B1が車高方向の最高点に位置している。バイパス経路21aの流量F3は電動駆動部40と熱交換する第2供給経路202の流量F1よりも大きいことから、連結部B1にあるエアはバイパス経路21aに引き込まれて排出経路20bを経てラジエータ10に排出され、ラジエータ10からエア抜きされる。従って、信頼性確保のために流量制限のあるeコンポーネントにおいても、ドレイン等のメンテナンスが必要な構成を設けることなく、冷媒循環回路20のエア抜きを円滑に実行することができる。これにより、eコンポーネントの信頼性を確保しつつ、車両の利便性・メンテナンス性を担保することができる。
図2は、本適用例の第2の実施形態にかかる車両用冷却装置の概要を示すブロック図である。本実施形態については、第1の実施形態と相違する点についてのみ説明し、その他の構成は同一であるから説明を省略する。
第2の実施形態の車両用冷却装置1’において、冷媒循環回路20は、第1の実施形態の車両用冷却装置1の冷媒循環回路20の第1バイパス経路21aに並列に第2バイパス経路21b(以下、併せてバイパス経路21a、21bともいう)が追加された構成となっている。バイパス経路21a、21bは、互いに並列して別の流路として配置され、電動駆動部40をバイパスして迂回し、電動駆動部40を冷却した冷媒が流通する回路と再び合流する。従って、冷媒循環回路20は、冷媒が、ラジエータ10から、供給経路20a、電動駆動部40、及び排出経路20bを経由してラジエータ10に戻る主回路と、ラジエータ10から供給経路20a、バイパス経路21a、21b、及び排出経路20bを経由してラジエータ10に戻る迂回回路の大きく分けて2系統を有する。
バイパス経路21a、21bには各々の配管に流量制御部301B、302Bが設置され、流量制御部30Aと協働して、バイパス経路21aに流れる冷媒の流量と、バイパス経路21bに流れる冷媒の流量を制御することができる。ここで、第2流量F2と第1流量F1の差分流量F3は、バイパス経路21aを流れる冷媒の流量と、バイパス経路21bを流れる冷媒の流量を合計した流量となる。
このような複数本のバイパス経路21a、21bは、ラジエータ10の冷却容量が多く必要とされる場合に、バイパス経路21aの配管の断面積の大きくするなどの配管の設計変更をせずとも、同様の配管を増設して第2流量F2を大きく確保することができ、差分流量F3が大きくなった場合でも対応することができる。なお、複数のバイパス経路の本数は、2本に限られることなく、3本以上も設置することができる。
また、供給経路20aは、ラジエータ10からバイパス経路21aとの最初の第1連結部B1までを第1供給経路201とし、第1連結部B1から2番目の第2連結部B2までを第2供給経路202とし、第2連結部B2から電動駆動部40までを第3供給経路203とした場合、バイパス経路21a、21bの合計流量は第3供給経路203の流量よりも大きく、かつ、第2連結部B2は第2供給経路202において車両の車高方向で最も高い範囲に位置している。
このように、冷媒循環回路20は、複数のバイパス経路21a、21bを備えることにより、差分流量F3が大きくなった場合でも、同様のバイパス経路を増設することにより対応することができる。そして、複数のバイパス経路21a、21bを備え、複数の連結部(第1連結部B1、第2連結部B2)を備える場合でも、供給経路20aにおいて少なくとも一つの連結部が車高方向で最も高い範囲に位置していることで、上記第1の実施形態と同様の効果を奏することができる。
以上で本適用例に係る車両用冷却装置の一実施形態についての説明を終えるが、本発明の態様はこの実施形態に限定されるものではない。
例えば、上記第2の実施形態では、第2連結部B2が供給経路20において車両の車高方向で最も高い範囲に位置していたが、第1連結部が供給経路20において車両の車高方向で最も高い範囲に位置してもよい。また、第1連結部及び第2連結部の両方が供給経路において最も高い範囲に位置してもよい。
以上、本発明の実施例を説明したが、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行う事ができる。これら実施例やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものとする。
1 車両用冷却装置
10 ラジエータ
11 空冷部
13 サージタンク
20 冷媒循環回路
20a 供給経路
20b 排出経路
21a、21b バイパス経路
22 サージタンク経路
30A、30B 流量制御部
40 電動駆動部
F1 第1流量
F2 第2流量
F3 差分流量

Claims (1)

  1. 車両の動力源となる電動駆動部を冷却するための車両用冷却装置であって、
    前記電動駆動部及びラジエータと熱交換する冷媒が循環する冷媒循環回路と、

    前記冷媒循環回路において前記ラジエータから前記電動駆動部に前記冷媒を供給する供給経路と、
    前記冷媒循環回路において前記電動駆動部から前記ラジエータに前記冷媒を排出する排出経路と、
    前記冷媒循環回路において前記供給経路と前記排出経路とを連結する1又は複数のバイパス経路と、
    を含み、
    前記供給経路において、前記バイパス経路に流れる前記冷媒の流量は前記電動駆動部と熱交換する冷媒の流量よりも大きく、前記バイパス経路との連結部のうちの少なくとも1つは、車高方向において最も高い範囲に位置していることを特徴とする、車両用冷却装置。
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