JP2023005446A - 電動ポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】モータ電流を検出する電流センサを設けることなく、モータ電流を制限できるようにすることである。【解決手段】電動オイルポンプ1は、ポンプ機構部3と、ポンプ機構部3を駆動するモータ4と、モータ4を駆動する駆動装置としてのインバータ6と、インバータ6を制御するモータ制御装置5と、モータの回転速度を検出する回転速度センサ12と、モータ4に関する温度を検出する温度センサ11とを備える。モータ制御装置5は、回転速度センサ12により検出された回転速度と、温度センサ12により検出された温度とに基づいて、モータ4の端子電圧を制限することにより、モータ4に流れるモータ電流を制限する。【選択図】図1

Description

この発明は、電動ポンプに関する。
モータにより駆動される電動オイルポンプ等の電動ポンプにおいては、過電流による過度な発熱を防ぐために、モータに流れるモータ電流を制限する必要がある。モータ電流を制限するためには、電流センサを用いてモータ電流値を検出し、検出したモータ電流値を制限値と比較することに基づいて、過電流が生じているか否かが制御装置により判断される。
しかし、モータ電流について過電流を防ぐ場合には、モータ電流値を確認する必要があるので、電流センサが必要とされる等、電動ポンプのコストが低減できないという問題があった。
モータの異常状態を防ぐことに関連性がある従来技術の具体例としては、例えば次のようなものがある。
一例としては、電流値算出手段でモータに供給される電流値を計算し、計算電流値と電流制限値との差を演算し、これらの値の差に基づいて電流値PID制御によりモータへのDUTY駆動信号のDUTY値を下げるオイルポンプの制御装置が考えられている(特許文献1)。
その他の一例としては、3相ブラシレスモータの各相コイルの断線の故障を、電流制限回路を追加することなく、3相ブラシレスモータの停止時に判別可能な故障判別装置が考えられている(特許文献2)。
特開2012-255353号公報 特開2013-223356号公報
しかし、特許文献1では、モータに供給される電流値を電流値算出手段が算出するために電流センサを設ける必要があるか否かについて記載されていない。そして、特許文献1では、電流値算出手段がどのようなパラメータから電流値を算出するかについて記載されていない。
また、特許文献2では、3相ブラシレスモータの各相コイルの配線の断線、地絡、天絡の故障を判別可能であるが、モータ電流について過電流を防ぐ技術が記載されていない。
このように従来技術では、電動ポンプにおいて、モータ電流を検出する電流センサを設けることなく、モータ電流を制限する技術が確立できていないという課題があった。
本発明の目的は、モータ電流を検出する電流センサを設けることなく、モータ電流を制限できるようにすることである。
本開示に従った電動ポンプは、ポンプ構造体であるポンプ機構部と、ポンプ機構部を駆動するモータと、モータを駆動する駆動装置と、駆動装置を制御する制御装置と、モータの回転速度を検出する回転速度センサと、モータに関する温度を検出する温度センサとを備える。制御装置は、回転速度センサにより検出された回転速度と、温度センサにより検出された温度とに基づいて、モータの端子電圧を制限することにより、モータに流れるモータ電流を制限する。
本開示に従った電動ポンプによれば、制御装置が、回転速度センサにより検出された回転速度と、温度センサにより検出された温度とに基づいて、モータの端子電圧を制限することにより、モータに流れるモータ電流を制限するので、モータ電流を検出する電流センサを設けることなく、モータ電流を制限することができる。
電動オイルポンプ1の構成を示すブロック図である。 モータ端子電圧制限値決定部52のマップデータ520における回転数と温度とモータ端子電圧制限値との対応関係の具体例を示す図である。 モータ端子電圧制御を示すフローチャートである。 モータ端子電圧制御の変形例における第1マップデータを示す図である。 モータ端子電圧制御の変形例における第2マップデータを示す図である。 本開示に係る電動オイルポンプ901の断面図である。 本開示に係る電動オイルポンプ901の斜視外観図である。
以下、本発明の実施の形態について図に基づいて説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照番号を付しその説明は繰返さない。
<電動オイルポンプ1の構成>
図1は、電動オイルポンプ1の構成を示すブロック図である。電動オイルポンプ1は、油を循環させる動作をする電動ポンプであり、例えば、車両および船舶等の各種装置に備えられる。
図1を参照して、電動オイルポンプ1は、ポンプ機構部3、モータ4、モータ制御装置5、インバータ6、入力インターフェイス回路7、出力インターフェイス回路8、温度センサ11、および、回転速度センサ12を含む。
上位コントローラ2は、電動オイルポンプ1のモータ制御装置5に対して指令を出力する制御装置である。上位コントローラ2は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read only memory)、RAM(Random access memory)といったメモリ、および、入出力ポート等から構成される制御回路と、モータ制御装置5と通信するための通信インターフェイス回路とを含む。
モータ制御装置5は、CPU、メモリ、および、入出力ポートを含み、上位コントローラ2からの指令に応じて、駆動装置としてのインバータ6にモータ駆動制御信号を出力する制御回路である。モータ制御装置5は、上位コントローラ2から入力インターフェイス回路7を介して入力される指令PWM(Pulse Width Modulation)信号が指令するモータの回転数(rpm)に応じて、モータ4をPWM制御するためのモータ駆動制御信号をインバータ6に供給する。
インバータ6は、モータ制御装置5から入力されるモータ駆動制御信号に基づいて、スイッチング素子をオン/オフ動作することによってモータ4を回転駆動する駆動装置である。このようにモータ4が回転駆動されることにより、ポンプ機構部3が動作する。
モータ制御装置5では、CPUが、ROMに格納されているプログラムをRAMに展開して実行することにより、回転数指令電圧変換部51、モータ端子電圧制限値決定部52、および、モータ端子電圧制限部53としての機能を実現する。
温度センサ11は、モータ4に関する温度を検出する温度検出装置であり、モータ4に関する温度として、インバータ6の温度を検出し、検出信号をモータ制御装置5に出力する。回転速度センサ12は、モータ4の回転速度として単位時間(1分)当りの回転数(rpm)を検出する回転速度検出装置であり、回転数を示す検出信号を、モータ制御装置5に出力するとともに、出力インターフェイス回路8を介して、上位コントローラ2に出力する。
モータ制御装置5においては、回転数指令電圧変換部51により、指令PWM信号が指令するモータの回転数をモータ4の指令電圧に変換する。回転数指令電圧変換部51は、モータ4の回転数と指令電圧との対応関係を示すマップデータを用いて、指令PWM信号が指令するモータの回転数をモータ4の指令電圧に変換する。回転数指令電圧変換部51での回転数からの変換により得られた指令電圧は、モータ端子電圧制限部53が受ける。回転数指令電圧変換部51が用いるマップデータは、ROMに記憶されている。
モータ制御装置5においては、モータ端子電圧制限値決定部52により、回転速度センサ12の検出信号が示す回転数と、温度センサ11の検出信号が示す温度とに基づき、マップデータ520を用いて、モータ4の端子電圧(以下、モータ端子電圧と呼ぶ場合がある)を制限する値であるモータ端子電圧制限値を決定する。モータ端子電圧制限値決定部52により決定されたモータ端子電圧制限値は、モータ端子電圧制限部53が受ける。マップデータ520は、ROMに記憶されている。モータ端子電圧制限値は、モータ4の過電流による過熱を防ぐことを目的としてモータ端子電圧を制限するための閾値として設定されるモータ端子電圧値である。
マップデータ520は、図1に示すように、モータの回転数(rpm)と、モータ端子電圧制限値との関係を示す複数のマップM1~M4…を備えたマップデータである。マップM1は、モータ4に関する温度T1に対応するマップである。マップM2は、モータ4に関する温度T2に対応するマップである。マップM3は、モータ4に関する温度T3に対応するマップである。マップM4は、モータ4に関する温度T4に対応するマップである。マップは、図1において代表的にマップM1~M4の4つのマップが示されているが、具体的には、モータ4の温度が変化する範囲内において、例えば、1℃という温度ごとに4つを超える複数のマップが設けられている。モータ4に関する温度は、T1<T2<T3<T4<…という関係がある。
モータ端子電圧制限値決定部52においては、温度センサ11の検出信号が示す温度に応じて、複数のマップM1~M4…のうちから1つのマップを選択し、その選択したマップを用いて、回転速度センサ12の検出信号が示す回転数から、対応するモータ端子電圧制限値を決定する。温度センサ11の検出信号が示す温度に応じたマップの選択方法は、例えば、複数のマップM1~M4…4それぞれが対応する温度T1~T4…のうち、温度センサ11の検出信号が示す温度に最も近い温度に対応するマップを選択する方法が用いられる。
モータ制御装置5においては、モータ端子電圧制限部53により、モータ指令電圧とモータ端子電圧制限値とに基づいて、インバータ6に供給するモータ駆動制御信号のモータ端子電圧をモータ端子電圧制限値以下となるように制御する。
なお、モータ制御装置5は、回転数指令電圧変換部51、モータ端子電圧制限値決定部52、および、モータ端子電圧制限部53が、ハードウェア回路により構成されてもよい。
また、モータ4を制御する制御装置は、モータ制御装置5に相当するCPU、メモリ、および、入出力ポートを含む制御回路に加えて、インバータ6、入力インターフェイス回路7、および、出力インターフェイス回路8を含んで構成されてもよい。
また、モータ4を制御する制御装置は、モータ制御装置5に相当するCPU、メモリ、および、入出力ポートを含む制御回路に加えて、入力インターフェイス回路7、および、出力インターフェイス回路8を含んで構成されてもよい。
また、電動オイルポンプが、ポンプ機構部3およびモータ4を組み合わせた装置により構成され、モータ制御装置5、インバータ6、入力インターフェイス回路7、および、出力インターフェイス回路8が、当該電動オイルポンプとは、別の制御装置として構成されてもよい。
<モータ端子電圧制限値決定部52のマップデータ520の具体例>
図2は、モータ端子電圧制限値決定部52のマップデータ520における回転数と温度とモータ端子電圧制限値との対応関係の具体例を示す図である。
モータ4に同じ電流を流す場合において、モータ端子電圧が上昇するとモータ4の回転数が上昇し、モータ4のトルク定数はモータ4に関する温度により変化する。つまり、モータ4に流れる電流(以下、モータ電流と呼ぶ)は、モータ4の回転数とモータ4に関する温度とに依存する。したがって、モータ4において、過剰な発熱を生じさせるような過電流が流れないようにするためには、モータ4の回転数とモータ4に関する温度とに基づいてモータ端子電圧を一定値以下に制限すればよいこととなる。このような一定値が、モータ端子電圧制限値として、モータ端子電圧制限値決定部52のマップデータ520に予め設定されている。
図2を参照して、モータ端子電圧制限値決定部52のマップデータ520においては、モータ4の回転数について、図中の温度T1~T4のそれぞれのマップデータに示すように、モータ4の回転数が上昇するにしたがってモータ端子電圧制限値が上昇するようにマップデータが設定される。そして、図1に示した複数のマップM1~M4…は、図中のT1~T4…に示すように、モータ4に関する温度が上昇するにしたがってモータ端子電圧制限値が全体的に低下するようにデータが設定された温度別のマップにより構成されている。
<モータ端子電圧制限値の具体例>
次に、モータ端子電圧制限値決定部52で用いられるマップデータ520に設定されるモータ端子電圧制限値の具体例を説明する。
モータ4に流れるモータ電流Iは、モータ4のモータ端子電圧Vと、モータ4の逆起電力eと、モータ4のコイル抵抗Raとを用いて式(1)のように示される。ここで、逆起電力eは、逆起電圧定数Keと、モータ4の回転速度ω[rad/s]とにより、“e=Ke×ω”で求められる。また、モータ4について、逆起電圧定数Keとトルク定数Ktとが一致し、トルク定数Ktはモータ4に関する温度により変化する。
I=(V-e)/Ra・・・(1)
式(1)によれば、モータ電流Iは、モータ端子電圧Vから推定することが可能である。
また、モータ端子電圧Vは、式(2)のように示される。ここで、Nは、モータ4の回転数[rpm]である。
V=(I×Ra)+(Ke×2π×N)/60・・・(2)
式(2)において、モータ電流Iを、前述のような過度な過電流となることを防ぐための電流制限値に設定する場合は、コイル抵抗Raと逆起電圧定数Keとがともに定数となる。モータ電流Iを過電流の制限をするための電流制限値に設定した場合、式(2)のモータ端子電圧Vは、モータ電流Iの過電流を制限するためのモータ端子電圧制限値となり得る。
式(2)において、モータ電流Iを電流制限値に設定し、コイル抵抗Ra、および、逆起電圧定数Keが定数となると、式(2)から得られるモータ端子電圧Vは、モータ4の回転数Nにより変化するモータ端子電圧制限値となる。また、このような式(2)から得られるモータ端子電圧制限値は、逆起電圧定数Keとトルク定数Ktとが一致し、トルク定数Ktがモータ4に関する温度により変化するので、モータ4に関する温度により変化することとなる。したがって、式(2)を用いて、モータ端子電圧制限値を演算すると、図2に示すように、モータ4の回転速度とモータ4の端子電圧制限値との関係を示すマップデータとして、モータ4に関する温度に応じて異なるマップデータを得ることができる。このように、モータ電流およびモータ電流の制限値は、モータ4の回転数およびモータ4に関する温度に基づいて推測することが可能となる。
<モータ端子電圧制御の流れ>
次に、モータ制御装置5のCPUにより実行されるモータ端子電圧制御の処理の流れを説明する。図3は、モータ端子電圧制御の処理を示すフローチャートである。
モータ端子電圧制御の処理においては、モータ制御装置5のCPUが以下のような処理を実行する。ステップS1においては、上位コントローラ2からの指令PWM信号により指令された回転数を、前述のようなモータ4の回転数と指令電圧との対応関係を示すマップデータを用いて、指令PWM信号が指令するモータの回転数をモータ4の指令電圧に変換する。
ステップS2においては、回転速度センサ12からの検出信号に基づいて、モータ4の回転数の検出値を取得する。ステップS3においては、温度センサ11からの検出信号に基づいて、モータ4に関する温度の検出値を取得する。
ステップS4においては、ステップS2で取得したモータ4の回転数の検出値と、ステップS3で取得したモータ4に関する温度の検出値とに基づき、マップデータ520を用いて、モータ4の端子電圧を制限する値であるモータ端子電圧制限値を決定する。
ステップS5においては、ステップS1の変換により得られたモータ指令電圧が、ステップS4の演算により得られたモータ端子電圧制限値を超過するか否かを判定する。
ステップS5でモータ指令電圧がモータ端子電圧制限値を超過しないと判定された場合は、ステップS6において、モータ4のモータ端子電圧をモータ指令電圧に設定し、リターンする。これにより、モータ指令電圧がモータ端子電圧制限値を超過しない場合は、インバータ6に供給するモータ駆動制御信号のモータ端子電圧が制限されない。
一方、ステップS5でモータ指令電圧がモータ端子電圧制限値を超過すると判定された場合は、ステップS7において、モータ4のモータ端子電圧を、ステップS4により得られたモータ端子電圧制限値に設定し、リターンする。これにより、モータ指令電圧がモータ端子電圧制限値を超過した場合は、インバータ6に供給するモータ駆動制御信号のモータ端子電圧がモータ端子電圧制限値に制限される。
このようなモータ端子電圧制御の処理においては、次のように、回転数指令電圧変換部51、モータ端子電圧制限値決定部52、および、モータ端子電圧制限部53を実現することができる。ステップS1により、回転数指令電圧変換部51が実現される。ステップS2~S4により、モータ端子電圧制限値決定部52が実現される。ステップS5~S7により、モータ端子電圧制限部53が実現される。
以上に説明したようなモータ端子電圧制御の処理を実行することにより、モータ制御装置5が、回転速度センサ12により検出された回転数と、温度センサ11により検出された温度とに基づいて、モータ4のモータ端子電圧を制限することにより、モータ4に流れるモータ電流を制限するので、モータ電流を検出する電流センサを設けることなく、モータ電流を制限することができる。
<モータ端子電圧制御の変形例>
次に、モータ端子電圧制御の変形例を説明する。モータ端子電圧制御の変形例としては、モータ4の回転数とモータ4のモータ端子電圧制限値との関係を示す第1マップデータを用い、回転速度センサ12により検出された回転数に基づいて、モータ端子電圧制限値を選択し、モータ4に関する温度とモータ端子電圧制限値の補正係数との関係を示す第2マップデータを用い、温度センサ11により検出されたモータ4に関する温度に基づいて、補正係数を選択し、選択したモータ端子電圧制限値を、選択した補正係数を用いて補正する例を説明する。
図4は、モータ端子電圧制御の変形例における第1マップデータを示す図である。図5は、モータ端子電圧制御の変形例における第2マップデータを示す図である。
図4に示す第1マップデータは、モータ4の回転数と、モータ4のモータ端子電圧制限値T0との関係を示すものである。前述のようなモータ4の回転数とモータ端子電圧制限値との対応関係に基づいて、第1マップデータは、モータ4の回転数が上昇するにしたがってモータ端子電圧制限値T0が上昇するようにマップが設定されている。
図5に示す第2マップデータは、モータ4に関する温度と、モータ端子電圧制限値T0の補正係数Cとの関係を示すものである。前述のようなモータ4に関する温度とモータ端子電圧制限値との関係に基づいて、第2マップデータは、モータ4に関する温度が上昇するにしたがって補正係数Cが低下するようにマップが設定されている。
モータ端子電圧制限値の補正係数Cは、第1マップデータを用いてモータ4の回転数から得られるモータ端子電圧制限値T0に乗算することにより、モータ4の回転数から得られるモータ端子電圧制限値をモータ4に関する温度により補正する係数である。
図1に示すマップデータ520ではモータ4に関する温度別に複数のマップが設定されるが、図1に示すマップデータ520のように、モータ4に関する温度とモータ端子電圧制限値との関係に基づいてモータ端子電圧制限値を設定するためには、下記(3)式に示すにように、図4のようにモータ4の回転数から得られるモータ端子電圧制限値T0に、図5のようにモータ4に関する温度から得られる補正係数Cを乗算し、その乗算により補正されたモータ端子電圧制限値Tを設定すればよい。補正係数Cは、モータ端子電圧制限値T0に乗算することにより、図2に示すような温度とモータ端子電圧制限値との対応関係のような、温度により変化するモータ端子電圧制限値を算出できるような値に設定される。
T=T0×C・・・(3)
このように、第1マップデータと第2マップデータとを用いてモータ端子電圧制限値を設定する場合には、図3のモータ端子電圧制御の処理において、S4の代わりに、第1マップデータを用い、回転速度センサ12により検出されたモータ4の回転数の検出値に基づいてモータ端子電圧制限値T0を選択するステップと、第2マップデータを用い、温度センサ11により検出されたモータ4に関する温度に基づいて補正係数Cを選択するステップと、モータ端子電圧制限値T0に補正係数Cを乗算することにより補正されたモータ端子電圧制限値Tを求めるステップとを設ければよい。
以上に説明したようなモータ端子電圧制御の変形例では、モータ制御装置5が、回転速度センサ12により検出された回転数と、温度センサ11により検出された温度とに基づいて、モータ4のモータ端子電圧を制限することにより、モータ4に流れるモータ電流を制限するので、モータ電流を検出する電流センサを設けることなく、モータ電流を制限することができる。
<電動オイルポンプ装置>
前述の電動オイルポンプ1の構成について詳細に説明する。図6は、本開示に係る電動オイルポンプ901の断面図である。図7は、本開示に係る電動オイルポンプ901の斜視外観図である。以下で説明する電動オイルポンプ901は、電動オイルポンプ1に対応し、ポンプ部902がポンプ機構部3に、モータ部903がモータ4に、およびコントローラ904がモータ制御装置5にそれぞれ対応している。
本開示に係る電動オイルポンプ901は、主にエンジンの停止中にトランスミッションに油圧を供給する電動オイルポンプである。電動オイルポンプ901が、トランスミッションケース底部のオイル溜りからオイルを吸引し、このオイルを吐出してトランスミッション内にオイルを圧送することにより、トランスミッション内で必要な油圧や潤滑油量が確保される。
図6に示すように、本開示に係る電動オイルポンプ901は、油圧を発生させるポンプ部902と、ポンプ部902を駆動するモータ部903と、モータ部903を制御する制御回路が設けられたコントローラ904(メイン基板)と、ポンプ部902、モータ部903、およびコントローラ904を収容するハウジング905とを有する。以下、それぞれの部材または要素を詳細に説明する。
なお、以下の説明において、モータ部903の軸心Oと平行な方向を「軸方向」と呼び、軸心Oを中心とする円の半径方向を「半径方向」と呼ぶ(「内径方向」および「外径方向」も当該円の内径方向および外径方向を意味する)。また、軸心Oを中心とする円の円周方向を「周方向」と呼ぶ。
図6に示すように、本開示に係るポンプ部902は、回転することでオイルを圧送する回転式ポンプである。具体的に、ポンプ部902は、複数の外歯が形成されたインナロータ921と、複数の内歯が形成されたアウタロータ922と、インナロータ921およびアウタロータ922を収容する静止部材としてのポンプケース923とを有するトロコロイドポンプである。アウタロータ922の内径側にインナロータ921が配置されている。アウタロータ922は、インナロータ921に対して偏心した位置にある。アウタロータ922の一部の歯部がインナロータ921の一部の歯部と噛み合っている。なお、インナロータ921の歯数をnとすると、アウタロータ922の歯数は(n+1)である。アウタロータ922の外周面およびポンプケース923の内周面は何れも互いに嵌合可能な円筒面である。アウタロータ922は、インナロータ921の回転に伴って従動回転するように、ポンプケース923の内周に回転可能に配置される。
図6に示すように、モータ部903はポンプ部902と軸方向に並べて配置される。モータ部903として、例えば3相ブラシレスDCモータが使用される。モータ部903は、複数のコイル930aを有するステータ930と、ステータ930の内側に隙間をもって配置されたロータ931と、ロータ931に結合された出力軸932とを有する。ステータ930には、U相、V相、W相の三相に対応したコイル930aが形成されている。
出力軸932は、軸受933,934を介してハウジング905に対して回転可能に支持されている。出力軸932のポンプ部902側の端部には、ポンプ部902のインナロータ921が装着されている。出力軸932とポンプ部902の間に減速機は配置されておらず、インナロータ921はモータ部903の出力軸932に嵌合されており、例えば二面幅によって動力伝達可能とされている。軸方向ポンプ部902側に位置する軸受933とインナロータ921との間に、出力軸932の外周面に摺接するシールリップを備えたシール935が配置される。このシール935によって、ポンプ部902からモータ部903へのオイルの漏洩が防止されている。軸方向ポンプ部902側の軸受933とシール935との間には、軸方向に圧縮された弾性部材936が配置され、軸受933、934に対し予圧を与えている。
モータ部903におけるロータ931の回転角を検出するため、モータ部903の回転側と静止側の間に検出部937が設けられる。本開示に係る検出部937は、出力軸932の反ポンプ部側の軸端にブラケット938を介して取り付けられたセンサマグネット937a(例えばネオジウムボンド磁石)と、静止側となるハウジング905に設けられたMR素子等の磁気センサ937bとで構成することができる。磁気センサ937bは、出力軸932の反ポンプ側の軸端と対向して配置され、かつ出力軸932と直交する方向に配置されたサブ基板939に取り付けられる。磁気センサ937bの検出値は、後述するコントローラ904(メイン基板)の制御回路に入力される。
なお、磁気センサ937bとして、ホール素子を使用することもできる。また、検出部937としては、磁気センサの他、光学式エンコーダやレゾルバ等を用いることもできる。なお、センサレスでモータ部903を駆動することもできる。
本開示に係るコントローラ904は、モータ部903の出力軸932と平行に配置される。コントローラ904には、複数の電子部品941が実装されている。これらの電子部品941でモータ部903の駆動を制御する制御回路が構成される。図示例では、コントローラ904が、電子部品941を実装した面(実装面)940をポンプ部902およびモータ部903と対向させて配置される。コントローラ904には、外部電源からコネクタ942を介して電力が供給される。
ハウジング905は、両端を開口した筒状のハウジング本体950と、ハウジング本体950の軸方向ポンプ側の開口部を閉鎖する第一蓋部951と、ハウジング本体950の軸方向反ポンプ側の開口部を閉鎖する第二蓋部952とを有する。第一蓋部951および第二蓋部952はそれぞれ複数の締結用ボルトB1、B2を用いてハウジング本体950に固定される。
第二蓋部952は、反ポンプ部側の軸受934を支持する円筒形状のベアリングケース952aと、ベアリングケース952aの反ポンプ部側開口部を閉鎖するカバー952bとを有する。ベアリングケース952aの内径側にサブ基板939が配置される。カバー952bは、ベアリングケース952aに図示しない締結部材を用いて取り付けられる。
ハウジング本体950は、ポンプ部902を収容するポンプ収容部953、モータ部903を収容するモータ収容部954、およびコントローラ904を収容するコントローラ収容部955を有する。ハウジング本体950は、例えば鋳造や切削あるいはこれらの組み合わせにより、一部品の形で一体に形成される。ハウジング本体950、第一蓋部951、および第二蓋部952は導体でかつ熱伝導性が良好な金属材料、例えばアルミニウム合金で形成される。この他、ハウジング本体950、第一蓋部951、および第二蓋部952のうちの一つ又は複数を他の金属材料(例えば、鉄系金属)や樹脂で形成してもよい。
ハウジング905のポンプ収容部953は、ポンプ部902のポンプケース923を含む概略円筒状の形態を有する。ポンプ収容部953には、インナロータ921及びアウタロータ922が収容されるポンプ室966と、吸入ポート962および吐出ポート964とが形成される。吸入ポート962および吐出ポート964は、何れもポンプ室966のモータ部903側(図6の左側)に隣接して設けられ、インナロータ921とアウタロータ922の噛み合い部に開口している。吸入ポート962と吐出ポート964は、何れも出力軸932の円周方向に延びる円弧状をなし、円周方向で180°対向する位置に設けられる。
ハウジング905のモータ収容部954は円筒状に形成される。モータ収容部954の円筒状内周面に、モータ部903のステータ930が圧入もしくは接着固定されている。ハウジング905のコントローラ収容部955は、半径方向の外径側(図6の下側)が開口しており、内周にコントローラ904を収容した後、開口部がカバー957により閉鎖される。カバー957は締結部材B3を用いてハウジング本体950に取り付けられる。
図6および図7に示すように、ハウジング本体950の軸方向両側には、電動オイルポンプ901を取付対象部品(本開示ではトランスミッションケース)に取り付けるためのフランジ状の取り付け部958、959が一体に形成される。ポンプ部902側の取り付け部958に二つの締結用孔958aが形成され、反ポンプ部側の取り付け部959に二つの締結用孔959aが形成されている。これら締結用孔958a、959aに図示しない締結部材を挿入し、当該締結部材をトランスミッションケースにねじ込むことで、電動オイルポンプ901がトランスミッションケースに取り付けられる。
図6に示すように、ハウジング本体950には、ポンプ部902に供給されるオイルが流通する吸入管路960と、ポンプ部902から吐出されたオイルが流通する吐出管路961とが設けられる。吸入管路960の一端は吸入ポート962に接続される。吸入管路960の他端はハウジング本体950の表面に開口し、この開口部が吸入口963となる。吐出管路961の一端は吐出ポート964に接続される。吐出管路961の他端はハウジング本体950の表面に開口し、この開口部が吐出口965となる。吸入口963および吐出口965は、ハウジング905のうち、トランスミッションケースと対向する面に設けられる。これにより、電動オイルポンプ901の周囲にオイル用配管を引き回す必要がなくなり、電動オイルポンプ901の周辺構造を簡略化することができる。
また、上記の電動オイルポンプ901では、吸入口963および吐出口965はハウジング本体950の表面に設けられている。加えて、吸入口963とポンプ部902とを接続する吸入管路960と、吐出口965とポンプ部902とを接続する吐出管路961とが何れもハウジング本体950に設けられている。そのため、吸入管路960および吐出管路961を流れるオイルでハウジング本体950の冷却を行うことができる。この冷却効果により、熱源となるモータ部903およびコントローラ904の冷却を促進することができ、電動オイルポンプ901の信頼性を高めることができる。また、吸入管路960と吐出管路961をハウジング本体950とは別の部材に設ける場合に比べ、電動オイルポンプ901の小型化を図ることができる。
なお、吸入管路960および吐出管路961の構成を変えることなく、吸入管路960を吐出管路として、かつ吐出管路961を吸入管路として使用することもできる。また、吸入管路960および吐出管路961の双方をポンプ部902とモータ部903の軸方向間領域に配置する他、どちらか一方を、これ以外の領域(例えばモータ部903の外径側領域)に配置することもできる。
<実施の形態のまとめ>
(1) 図1および図3に示すように、電動ポンプである電動オイルポンプ1は、ポンプ機構部3と、ポンプ機構部3を駆動するモータ4と、モータ4を駆動する駆動装置であるインバータ6と、インバータ6を制御する制御装置であるモータ制御装置5と、モータ4の回転速度である回転数を検出する回転速度センサ12と、モータ4に関する温度を検出する温度センサ11とを備える。モータ制御装置5は、回転速度センサ12により検出された回転数と、温度センサ11により検出された温度とに基づいて、モータ4の端子電圧を制限することにより、モータ4に流れるモータ電流を制限する。
このような構成によれば、モータ制御装置5が、回転速度センサ12により検出された回転速度である回転数と、温度センサ11により検出された温度とに基づいて、モータ4のモータ端子電圧を制限することにより、モータ4に流れるモータ電流を制限するので、モータ電流を検出する電流センサを設けることなく、モータ電流を制限することができる。
(2) 図1および図3に示すように、制御装置であるモータ制御装置5は、モータ4に関する温度に応じて異なるモータ4の回転速度である回転数とモータ4のモータ端子電圧制限値との関係を示す複数のマップM1~M4…から、温度センサ11により検出された温度に基づいて1つのマップデータを選択し、選択したマップデータを用い、回転速度センサ12により検出された回転数に基づいて、モータ端子電圧制限値を決定する。
このような構成によれば、モータ制御装置5が、複数のマップデータM1~M4…から、温度センサ11により検出された温度に基づいて1つのマップデータを選択し、選択したマップデータを用い、回転速度センサ12により検出された回転数に基づいて、モータ端子電圧制限値を決定するので、複雑な演算処理を実行することなく、マップデータを用いる簡素な処理によりモータ電流を制限することができる。
(3) 図4および図5に示すように、制御装置であるモータ制御装置5は、モータ4の回転速度である回転数とモータ4のモータ端子電圧制限値T0との関係を示す第1マップデータを用い、回転速度センサ12により検出された回転数に基づいて、モータ端子電圧制限値T0を選択し、モータ4に関する温度とモータ端子電圧制限値の補正係数Cとの関係を示す第2マップデータを用い、温度センサ11により検出された温度に基づいて、補正係数Cを選択し、選択したモータ端子電圧制限値T0を、選択した補正係数Cを用いて補正する。
このような構成によれば、モータ制御装置5が、第1マップデータを用い、回転速度センサ12により検出された回転数に基づいてモータ端子電圧制限値T0を選択し、第2マップデータを用い、温度センサ11により検出された温度に基づいて補正係数Cを選択し、選択したモータ端子電圧制限値T0を、選択した補正係数Cを用いて補正するので、複雑な演算処理を実行することなく、簡素な処理によりモータ電流を制限することができる。
(4) 図1に示すように、温度センサ11は、駆動装置であるインバータ6の温度を検出することに基づいて、モータ4に関する温度を検出する。
このような構成によれば、温度センサ11がインバータ6の温度を検出することに基づいて、モータ4に関する温度を検出するので、モータ4にかかる負荷に変化する温度を確実に検出することができる。
<実施の形態の変形例>
(1) 前述の実施の形態では、マップデータとして、複数のマップを設ける場合に、例えば、温度が1℃ごとに複数のマップが設けられている例を代表例として説明した。しかし、これに限らず、1℃未満の温度ごとに複数のマップが設けられてもよい。また、例えば、5℃の温度ごとというように、1℃を超える温度ごとに複数のマップが設けられてもよい。
(2) 前述の実施の形態では、マップデータとして、複数のマップを設ける場合に、例えば、温度が1℃ごとというように、同一温度間隔で複数のマップが設けられている例を代表例として説明した。しかし、これに限らず、モータ4の温度が変化する範囲内において、例えばモータ4にとってモータ電流の制限が特に必要となりやすい温度範囲内は第1の温度間隔で複数のマップを設け、モータ4にとってモータ電流の制限が必要となりにくい温度範囲内は第1の温度間隔よりも広い第2の温度間隔で複数のマップを設けてもよい。
(3) 前述の実施の形態では、図3のステップS5~S7に示したように、ステップS5でモータ指令電圧がモータ端子電圧制限値を超過すると判定された場合は、ただちに、ステップS7において、モータ4のモータ端子電圧を、ステップS4の演算により得られたモータ端子電圧制限値に設定する例を示した。しかし、これに限らず、ステップS5でモータ指令電圧がモータ端子電圧制限値を超過すると判定された場合は、そのような状態が継続した期間を計時し、そのような状態が予め定められた期間以上継続した場合に、モータ端子電圧を、ステップS4の演算により得られたモータ端子電圧制限値に設定するようにしてもよい。そのようにすれば、モータ電流の値が一時的に上昇した後、許容値にただちに戻った場合のような瞬時的なモータ電流の変化に応じて、あまり必要性がない端子電圧の制限が行われてしまうのを防ぐことができる。
(4) 前述の実施の形態では、モータ4に関する温度として、インバータ6の温度を検出する例を説明した。しかし、これに限らず、モータ4に関する温度としては、モータ4のケーシング温度等のモータ4自体の温度を検出してもよい。
(5) 前述の実施の形態では、モータ4の駆動装置としてインバータ6を用いる例を説明した。しかし、これに限らず、モータ4の駆動装置としては、インバータ以外の駆動装置を用いてもよい。
(6) 前述のようなマップデータを用いずに、モータ4の回転数とモータ4に関する温度とに基づいてモータ端子電圧制限値を演算する演算式を予め設定しておき、モータ制御装置5が、当該演算式を用いて、回転速度センサ12により検出された回転数と、温度センサ11により検出された温度とに基づいて、モータ端子電圧制限値を演算して決定するようにしてもよい。
今回開示された実施の形態および実施例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることを意図される。
3 ポンプ機構部、4 モータ、6 インバータ、5 モータ制御装置、12 回転速度センサ、11 温度センサ、1,901 電動オイルポンプ、902 ポンプ部、903 モータ部、905 ハウジング、921 インナロータ、922 アウタロータ、923 ポンプケース、930 ステータ、930a コイル、931 ロータ、932 出力軸、933,934 軸受、935 シール、936 弾性部材、937 検出部、937a センサマグネット、937b 磁気センサ、938 ブラケット、939 サブ基板、941 電子部品、942 コネクタ、950 ハウジング本体、951 第一蓋部、952 第二蓋部、952a ベアリングケース、952b,957 カバー、953 ポンプ収容部、954 モータ収容部、955 コントローラ収容部、958,959 取り付け部、958a,959a 締結用孔、960 吸入管路、961 吐出管路、962 吸入ポート、963 吸入口、964 吐出ポート、965 吐出口、966 ポンプ室。

Claims (4)

  1. ポンプ機構部と、
    前記ポンプ機構部を駆動するモータと、
    前記モータを駆動する駆動装置と、
    前記駆動装置を制御する制御装置と、
    前記モータの回転速度を検出する回転速度センサと、
    前記モータに関する温度を検出する温度センサとを備え、
    前記制御装置は、前記回転速度センサにより検出された回転速度と、前記温度センサにより検出された温度とに基づいて、前記モータの端子電圧を制限することにより、前記モータに流れるモータ電流を制限する、電動ポンプ。
  2. 前記制御装置は、前記モータに関する温度に応じて異なる前記モータの回転速度と前記モータの端子電圧の制限値との関係を示す複数のマップデータから、前記温度センサにより検出された温度に基づいて1つのマップデータを選択し、選択したマップデータを用い、前記回転速度センサにより検出された回転速度に基づいて、前記制限値を決定する、請求項1に記載の電動ポンプ。
  3. 前記制御装置は、
    前記モータの回転速度と前記モータの端子電圧の制限値との関係を示す第1マップデータを用い、前記回転速度センサにより検出された回転速度に基づいて、前記制限値を選択し、
    前記モータに関する温度と前記制限値の補正係数との関係を示す第2マップデータを用い、前記温度センサにより検出された温度に基づいて、前記補正係数を選択し、
    選択した前記制限値を、選択した前記補正係数を用いて補正する、請求項1に記載の電動ポンプ。
  4. 前記温度センサは、前記駆動装置の温度を検出することに基づいて前記モータに関する温度を検出する、請求項1~3のいずれか1項に記載の電動ポンプ。
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