JP2023005170A - 音声インタフェースを制御する制御装置、及びそのような制御装置を備えた熱機器 - Google Patents

音声インタフェースを制御する制御装置、及びそのような制御装置を備えた熱機器 Download PDF

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Abstract

【課題】熱機器を音声で操作するための音声インタフェース(I/F)の制御に関する技術を提供する。【解決手段】音声I/Fを制御する制御装置は、外部から入力信号を受け取る入力I/Fと、入力信号が音声信号である場合に、音声信号が予め用意された操作ワードを表しているか否かを判定する演算部と、外部に制御信号を出力する出力I/Fとを備えている。演算部は、入力I/Fから音声入力信号を受け取り、当該信号が所定の操作ワードを表していると判定すると、所定の操作ワードに対応する音声コマンドの実行確認を要求する制御信号を、出力I/Fを介して出力する。当該制御信号の送信後に入力I/Fを介して第2入力信号を受け取り、第2入力信号が音声コマンドの実行を確認する確認応答信号であると判定すると、演算部は音声コマンドの実行を指示する制御信号を出力I/Fを介して出力する。【選択図】図9

Description

本開示は、音声インタフェースを制御する制御装置、及びそのような制御装置を備えた熱機器に関する。
近年、音声認識、意味分析技術の進展に伴い、音声インタフェースを備える端末・機器・ロボット、音声インタフェースを利用したサービスが飛躍的に増加している。音声インタフェースは、ユーザが機器等に音声を用いた指示(音声コマンド)を与えることにより、機器等を音声コマンドの内容に応じて操作し、機器からその出力を得るユーザインタフェースである。そのため、音声インタフェースは、GUI(Graphical User Interface)に代表される従来のユーザインタフェースに比較して、その操作性や利便性の点で優位にある。
特許文献1は、音声を認識し、認識結果の文字列に基づく操作を可能とする加熱調理器を開示する。特許文献1の技術によれば、ユーザが発声した音声を認識してその結果をもとに次の画面に切り替えて表示したり、機器の制御を変更したりする技術を開示する。
特開2003-108183号公報
加熱調理器という熱を利用する機器を音声で操作可能にする場合、ユーザの意図しない操作が行われないようにすることが求められる。より具体的には、加熱調理器を視認できない位置からユーザが偶然発した音声によって加熱状態が変更されないように音声インタフェースを制御することが求められる。ここでいう加熱状態の変更とは、例えば加熱を開始すること、火力を変更すること、加熱を停止することなどの、火力の変更を意味する。
本開示は、加熱調理器などの熱機器を音声で操作するための音声インタフェースの制御に関する技術を提供する。
本開示の一態様にかかる制御装置は、熱機器を音声で操作するための音声インタフェースを制御する。制御装置は、外部から入力信号を受け取る入力インタフェースと、入力信号が音声信号である場合に、音声信号が予め用意された複数の操作ワードのうちのいずれか1つを表しているか否かを判定する演算部と、外部に制御信号を出力する出力インタフェースとを備えている。演算部は、入力インタフェースから第1入力信号として音声信号を受け取り、音声信号が複数の操作ワードのうちの所定の操作ワードを表していると判定すると、所定の操作ワードに対応する音声コマンドの実行確認を要求する第1制御信号を、出力インタフェースを介して出力する。演算部は、第1制御信号の送信後に入力インタフェースを介して第2入力信号を受け取り、第2入力信号が音声コマンドの実行を確認する確認応答信号であると判定すると、音声コマンドの実行を指示する第2制御信号を、出力インタフェースを介して出力する。
本開示の一態様にかかる熱機器は、上述の制御装置と、熱を発生させる1以上の加熱部と、加熱部の火力を制御する制御部と、マイクと、ユーザの操作および/または動作を検出する1または複数のセンサとを有している。加熱調理器は、制御装置の入力インタフェースは、マイク及び1または複数のセンサの各出力信号を入力信号として受け取り、制御装置の出力インタフェースは制御信号を制御部に出力し、制御部は制御信号に応じて1以上の加熱部の動作を制御する。
本開示の一態様にかかるコンピュータプログラムは、加熱調理器を音声で操作するための音声インタフェースを制御する制御装置のコンピュータによって実行される。当該制御装置は、外部から入力信号を受け取る入力インタフェースと、入力信号が音声信号である場合に、音声信号が予め用意された複数の操作ワードのうちのいずれか1つを表しているか否かを判定する、コンピュータである演算部と、外部に制御信号を出力する出力インタフェースとを備えている。コンピュータプログラムは、当該制御装置の演算部に、入力インタフェースから第1入力信号として音声信号を受け取らせる処理と、音声信号が複数の操作ワードのうちの所定の操作ワードを表していると判定すると、所定の操作ワードに対応する音声コマンドの実行確認を要求する第1制御信号を、出力インタフェースを介して出力させる処理と、第1制御信号の送信後に入力インタフェースを介して第2入力信号を受け取らせる処理と、第2入力信号が音声コマンドの実行を確認する確認応答信号であると判定すると、音声コマンドの実行を指示する第2制御信号を、出力インタフェースを介して出力させる処理とを実行させる。
本開示によれば、加熱調理器を音声で操作するための音声インタフェースの制御に関する技術が提供される。
制御装置100を内蔵した加熱調理器1が設置されたキッチン設備の上面図 ユーザ200が操作ワードを発しているシーンを示す図 求められた実行確認に応答して、押しボタンであるセンサ52を押下して実行を指示するユーザ200を示す図 音声コマンドの実行により、加熱調理器1の右側の加熱コイル8が点火された様子を示す図 加熱調理器を視認できない範囲に存在するユーザを示す図 本開示の制御装置を内蔵する加熱調理器を示す図 制御装置と加熱調理器とが別個の筐体に収容され、通信線を介して互いに接続されている構成例を示す図 制御装置がサーバ装置に搭載されている構成例を示す図 制御装置のハードウェア構成図 例示的な実施の形態に係る誘導加熱調理器の斜視図 例示的な実施の形態に係る誘導加熱調理器の制御系を示すブロック図 誘導加熱調理器の構成の概略図 操作部及び表示部の部分概略図 制御装置の演算部によって実行される処理の手順を示すフローチャート 制御装置の演算部によって実行される処理の手順を示すフローチャート 中火の火力5で加熱コイル8を使用している場合の表示部に表示される画像の例を示す図 ユーザに音声コマンドの実行確認を要求するための表示部の表示例を示す図 音声コマンドの実行が指示された結果、音声コマンドにしたがって火力が4に調整されたことを文字画像で表示する表示部を示す図 他の例による実行確認の要求方法を示す図 任意の色で点灯させることが可能なランプを用いてユーザの実行要求を確認する例を説明するための図 近接センサを備えた加熱調理器1を示す図 近接センサを利用した確認応答信号の波形例を示すグラフ 確認応答信号に該当しない信号の波形例を示すグラフ 音声コマンドの実行及び解除にそれぞれ対応する2種類のジェスチャの組を示す図
(本願発明者の知見)
ユーザが機器を音声コマンドで操作することの利点は、種々存在する。例えば、ハンズフリーで操作できるため、機器に直接触れる必要がない。ユーザは離れた所から、機器の画面を確認することなく操作できる。また、音声によって素早く制御できるため、離れた位置から咄嗟の操作が必要になった場合でもすぐに対応できる。さらに、深い階層の下方に存在する設定項目であっても音声により簡単に呼び出して入力できるため、機器の画面を見ながら行う操作とは別に多様な操作が可能で、ユーザの入力の手間を減らすことができる。
このような音声コマンドで機器を操作する場合、従来、ユーザはまずウェイクアップワードという予め決められた音声を発し、その後さらに、操作したい内容に応じた操作ワードを発声する。機器は常にマイクからの音声信号を受け取っており、発話内容にウェイクアップワードが存在するかどうかを判定する。ウェイクアップワードを認識すると、機器は自身のシステムを起動し、続く操作ワードの音声を待ち受け、操作ワードを認識した場合には、その操作ワードに対応する動作を実行する。
ウェイクアップワードによって起動した後、機器が、何らかの要因で、ユーザが意図した動作とは異なる動作に対応する操作コマンドを認識することがある。あるいはユーザが発話していないにもかかわらず、機器は音声ノイズをユーザの音声と取り違え、音声ノイズをユーザが意図していない操作コマンドとして認識することがあり得る。特に後者の場合、ウェイクアップワードの認識自体もユーザが意図しないうちに行われ得る。つまり、機器の起動及び実行がユーザの意思とは無関係に実現される可能性がある。例えば、機器が照明器具であり、操作内容が照明の点灯である場合には、ユーザが関与しないことの影響は軽微である。一方、機器が加熱機能を有する加熱調理器である場合には、ユーザが関与しないことの影響が大きくなる可能性がある。
本願発明者は、加熱調理器を音声コマンドで操作する際には、加熱調理器に固有の起動条件を課すことが好ましいと考えた。具体的には、加熱調理器を視認できる範囲にいるユーザが、操作ワードに対応する音声コマンドの実行許可または実行確認をした後に、加熱調理器にその動作を実行させることが好ましいと考えた。このような手順で加熱調理器を動作させることで、ユーザが意図していない操作コマンドを加熱調理器が認識したとしても、加熱調理器が無条件に動作し始めることを回避できる。「加熱調理器を視認できる範囲」として、例えばユーザが加熱調理器に直接触れて操作できるほどの近さの範囲が考えられる。
上述の考え方は、加熱調理器に限られず、例えばストーブにも当てはまる。すなわち上述の考え方は、火力や熱を扱う機器である「熱機器」に適用できる。熱機器は、コイル、電熱線、燃焼筒などの、他の物体または自身に熱を発生させる加熱部を有している。
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。なお、発明者は、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面および以下の説明を提供するのであって、これらによって特許請求の範囲に記載の主題は限定されることはない。
(実施形態1)
(1)概要
以下、図1A~図2を参照しながら、本開示の実施形態に係る制御装置及び熱機器の概要を説明する。以下の実施形態の説明では、熱機器の一例として加熱調理器を挙げる。制御装置は、当該加熱調理器を音声で操作するための音声インタフェースを制御するために用いられる。加熱調理器は、例えば電力を用いて調理容器を誘導加熱するIH(Induction Heating)クッキングヒータ、ガスを燃焼させて調理容器を加熱するガス調理器、ニクロム線などの電気抵抗が比較的大きい電熱線を熱源として用いる電気コンロである。以下では、一例として加熱調理器はIHクッキングヒータであるとして説明する。
図1Aは、制御装置100を内蔵した加熱調理器1が設置されたキッチン設備の上面図である。ユーザ200は加熱調理器1の比較的近くに存在しており、加熱調理器1を視認可能である。いま、ユーザ200がこの位置から加熱調理器1を音声で操作する例を考える。加熱調理器1は、音声の入力を待ち受ける待ち受け状態にあるとする。
図1Bは、ユーザ200が操作ワードを発しているシーンを示している。ユーザ200は、加熱調理器1のIHヒータである加熱コイル7~9のうちの、右側の加熱コイル8を利用したいとする。
ユーザ200が、所定のウェイクアップワードを発声した後、「右IH」及び「点火して」という操作ワードを順次発声する。ユーザ200が発声した音声は、加熱調理器1のマイク50によって取得され、制御装置100に送られる。本実施形態では、加熱調理器1が音声を受け付けてその音声信号を制御装置100に送ると、制御装置100が音声認識機能によって音声信号からウェイクアップワード及び操作ワードを認識する。制御装置100に代えて、加熱調理器1が音声認識機能を有していてもよい。
ここで、「ウェイクアップワード」とは、加熱調理器1及び制御装置100が自身のシステムを起動し、続く音声を待ち受けるトリガとなるワードである。「操作ワード」とは、加熱調理器1を操作するためにユーザ200が発した音声によって表される単語またはフレーズを言う。操作ワードには、加熱調理器1を動作させるための内部コマンドが予め対応付けられており、これにより操作ワードに基づいて加熱調理器1を操作することが可能になる。音声で加熱調理器1に種々の動作を実行させる場合、操作ワードは複数種類存在し、各操作ワードに対応する内部コマンドも複数種類存在する。ユーザ200が音声によらずに加熱調理器1を直接操作した場合にも加熱調理器1では種々の内部コマンドが発行され得ることを踏まえ、以下では、音声に基づく操作ワードに対応付けられた内部コマンドを「音声コマンド」と記述する。
ウェイクアップワードの認識後にユーザ200の音声を検出すると、制御装置100は音声認識機能によって操作ワードを認識し、その操作ワードに対応する音声コマンドが存在するか否かを判定する。具体的には、制御装置100は、認識した操作ワードに基づいてデータファイルを参照して音声コマンドを決定する。データファイルには、種々の操作ワードの各々と、種々の音声コマンドの各々とが予め対応付けられたテーブルが格納されている。対応する音声コマンドが存在する場合には、その音声コマンドの実行の可否の確認(実行確認)をユーザ200に求める。
図1Cは、求められた実行確認に応答して、押しボタンであるセンサ52を押下して実行を指示するユーザ200を示している。制御装置100はユーザ200に、図示されるように加熱調理器1から音声によって実行確認を求め、または後述するように、文字、数字、記号、図形、色および/または光によって実行確認を求める。センサ52の押下を検出することにより、制御装置100は、ユーザ200から音声コマンドの実行の確認が得られたとして、加熱調理器1の「右IH」に対応する加熱コイル8を点火することを示す音声コマンドを加熱調理器1に送信する。これにより、ユーザ200は音声コマンドを用いて加熱調理器1に所望の操作を行うことができる。
図1Dは、音声コマンドの実行により、加熱調理器1の右側の加熱コイル8が点火された様子を示している。なお加熱調理器1上に本来載置されるべき鍋等の記載は便宜的に省略した。
以上のように、本実施形態によれば、操作ワードが認識され対応する音声コマンドが実行される前に、ユーザ200に実行確認を求める。例えば加熱調理器1に設けられた押しボタンを押下して実行確認するように、加熱調理器1を視認可能な範囲に存在するユーザ200でなければ実行確認ができないようにする。
一方、操作ワードが音声ノイズ等のため誤って認識された場合にはユーザ200からの実行確認が得られないため、ユーザ200が意図しない音声コマンドの実行を回避できる。例えば図2は、加熱調理器1を視認できない範囲に存在するユーザ200を示している。加熱調理器1がユーザ200に実行確認を求めたとしても、ユーザ200は実行確認を行うことができない。実行確認を受け付ける期間(時間長)を予め決めておくことにより、その期間が経過した時点で制御装置100は加熱調理器1に音声コマンドを出力しないため、ユーザ200が意図しない音声コマンドの実行を回避できる。
図3Aは、本開示の制御装置100を内蔵する加熱調理器1を示している。図3Aに示す構成は、図1Bの構成と同じである。加熱調理器1は、制御装置100及び加熱コイル7~9に加え、ユーザ200による実行確認を検出するセンサ52と、音声認識のためにユーザ200の音声を取得するマイク50とを有している
センサ52は、例えば、文字、数字、記号、図形および/または色の選択を受け付けることが可能な1または複数のスイッチ、近接センサ、ジェスチャセンサである。図ではセンサ52は1つのみだけが記載されているが、センサ52の数は複数でもよい。例えば操作したい加熱コイル7~9のそれぞれにセンサ52を設け、操作したい加熱コイルに対応するセンサ52が実行確認を検出した場合にのみ、制御装置100はその加熱コイルを動作させる音声コマンドを出力してもよい。なお、実行確認を受け付けるセンサ52が、押しボタンのようにユーザの接触を必要とするハードウェア自体、またはそのようなハードウェアに取り付けられるセンサである場合、センサ52は、各加熱コイル7~9に対し共通であることがより好ましい。また、センサ52の数は一つである方がより好ましい。これにより、調理で汚れた手が接触する箇所を減らすことができる。
図3Aでは、制御装置100は加熱調理器1に内蔵されていたが、他の構成例も考えられる。図3Bは、制御装置100と加熱調理器1とが別個の筐体に収容され、通信線140を介して互いに接続されている構成例を示している。制御装置100は、センサ52の検出結果である出力信号、及び、マイク50からの音声信号を、通信線140を介して受信する。制御装置100はセンサ52の出力信号に基づいて、音声コマンドを加熱調理器1に送信するか否かを判断する。
図3Cは、制御装置100が、サーバ装置150に搭載されている構成例を示している。換言すると、サーバ装置150が上述の制御装置100の機能を有している。サーバ装置150は、センサ出力信号、及び、マイク50からの音声信号を、通信ネットワーク160を介して受信可能である。通信ネットワーク160は、自宅に敷設された有線LANまたは無線LANの通信ネットワークであってもよいし、インターネットに代表される公衆通信ネットワークであってもよい。前者の場合、サーバ装置150は、例えばホームエネルギーマネジメントシステム(HEMS)のコントローラである。後者の場合には、サーバ装置150は、例えば加熱調理器1のメーカ等によってインターネット上で提供されるサーバ装置である。
以上のいずれの構成によっても、上述の動作を実現することができる。なお、音声認識処理、及びユーザ200に実行確認を求める処理は、1つの制御装置100内で行われる必要はない。例えば図3Aの制御装置100が音声認識処理を行う代わりに、外部のサーバ装置が音声認識処理を行い、制御装置100が音声認識結果を受け取ってもよい。制御装置100は、サーバ装置の認識結果に応じて音声コマンドを決定し、実行確認をユーザ200に求めてもよい。さらに図3Cの構成においても、加熱調理器1と通信ネットワーク160との間の通信の少なくとも一部は、無線で行われてもよい。
上述した有線による通信及び無線による通信は、公知の通信規格にしたがって行われ得る。例えば、有線通信は、イーサネット(登録商標)規格、USB(登録商標)規格等に準拠して行われ得る。無線通信は、LAN(Local Area Network)に関するIEEE802.11規格、移動体通信に関する、いわゆる4G/5Gと呼ばれる、第4世代/第5世代移動通信システム等に準拠して行われ得る。
(2)詳細
以下、図4~図8を参照しながら、制御装置100及び加熱調理器1の構成を説明する。その後、図9~図18を参照しながら、制御装置100の動作を説明する。以下の説明では、図3Aに示す構成例に準じて説明する。一例として、制御装置100がウェイクアップワード及び操作ワードの認識、及び音声コマンドの発行を行うとする。
《制御装置》
図4は、制御装置100のハードウェア構成図である。
制御装置100は、演算部102と、記憶部104と、入力インタフェース(I/F)106と、出力インタフェース(I/F)108とを有している。
演算部102は、後述の処理を実行する演算回路であり、例えばCPU、マイクロコントローラ(マイコン)などの信号処理回路を含む。
記憶部104は、データの書き込み及び読み出しが可能な、1または複数の記憶装置である。そのような記憶装置の一例は、ROM、RAM、フラッシュメモリ、ハードディスクドライブ、SSDである。本実施形態では、記憶部104は、RAM104a及びフラッシュメモリ104bを含む。
入力I/F106及び出力I/F108は、加熱調理器1の内部バス(図示せず)に接続されている。入力I/F106は、センサ出力信号及び加熱調理器1のマイク50から出力された音声信号を受け取る。出力I/F108は、後述の加熱調理器1の制御部に制御信号を出力する。
以下、記憶部104をより詳細に説明する。
RAM104aは、演算部102によって実行されるコンピュータプログラムを保持している。本実施形態では、RAM104aは、音声認識エンジン110と、制御プログラム112とを保持している。
フラッシュメモリ104bは、種々のデータを記憶している。具体的には、フラッシュメモリ104bは、ウェイクアップワードデータ120と、操作ワード群データ122と、データファイル124とを格納している。
ウェイクアップワードデータ120は、ウェイクアップワードを特定するデータである。ウェイクアップワードは、固定されたワードでもよいし、ユーザ200が変更可能であってもよい。
操作ワード群データ122は、加熱調理器1において利用可能な複数の操作ワードの集合である。例えば、操作ワード群データ122は、「左IH」、「右IH」、「中央IH」、「火力7」、「とろ火」、「停止」、「アップ」、「ダウン」等の操作ワードが格納されている。
データファイル124は、複数の操作ワードの各々と複数の音声コマンドの各々とを対応付けたテーブルである。後述する加熱調理器1の制御部31は、音声コマンドによって指定された動作を実行する。表1は、データファイル124の一例を示している。
Figure 2023005170000002
制御プログラム112を実行し、音声認識エンジン110による音声信号の認識結果を受け取りつつ、フラッシュメモリ104bを参照することにより、演算部102は、ウェイクアップワードを含む各種ワードを認識できる。
音声認識エンジン110を実行することにより、演算部102は、入力I/F106を介して受信した音声信号に含まれている、ユーザ200が発したワードを認識することができる。音声認識エンジン110による認識処理には、既存の任意の音声認識技術を利用することができる。音声認識技術の具体的な内容の説明は省略する。
演算部102は、ウェイクアップワードデータ120を参照して、認識されたワードがウェイクアップワードであるか否かを判定する。また演算部102は、操作ワード群データ122を参照して、認識したワードが操作ワードであるか否かを判定する。操作ワードである場合で、かつ、ユーザ200の実行確認が得られた場合、演算部102はデータファイル124をさらに参照して、その操作ワードに対応する動作を実行させるための音声コマンドを読み出して加熱調理器1に送信する。
《加熱調理器》
以下、図5から図8を参照しながら、本開示の実施の形態に係る誘導加熱調理器を説明する。
図5は、例示的な実施の形態に係る誘導加熱調理器1の斜視図である。図6は、実施の形態に係る誘導加熱調理器1の制御系を示すブロック図である。図7は、誘導加熱調理器1の構成を概略的に示す図である。
本開示にかかる図面の一部にはX軸、Y軸および/またはZ軸が表示されている。誘導加熱調理器の使用時に使用者が誘導加熱調理器に対向したとき、X軸方向は、加熱調理器の幅方向(長手方向)を示し、Y軸方向は奥行き方向(短手方向)を示し、Z軸方向は高さ方向を示す。また、X軸の正の方向を右方、負の方向を左方とする。また、Y軸の正の方向を後方、負の方向を前方とする。
《誘導加熱調理器》
まず、本開示にかかる誘導加熱調理器1の一般的な構成を説明する。
図5に示すように、誘導加熱調理器1は、本体3と、本体3の上面に容器が載置されるトッププレート5とを有する。容器には、例えば、シチューなどの調理対象としての食材を収容する、被加熱物である容器が収容されている。
誘導加熱調理器1の本体3の内部、より具体的には、誘導加熱調理器1のトッププレート5における容器載置領域の下側(-Z側)の位置には、加熱コイル7、8、9が配置されている。加熱コイル7~9は、容器を誘導加熱するために誘導磁界を発生させる。なお、加熱調理器1は3個の加熱コイル7~9を備えるが、1個、2個または4個以上の加熱コイルを備えてもよい。本明細書では、1または複数の加熱コイルを総称して「加熱部」と呼ぶことがある。
誘導加熱調理器1では、例えば、加熱コイル7、8、9のそれぞれを操作するために物理的に操作可能な操作部19、20、21が設けられている。つまり、加熱コイル7、8、9のそれぞれは、操作部19、20、21のそれぞれと「対応」する。このように、本明細書では、加熱コイル7、8、9のそれぞれに対して設けられた構成要素のことを、加熱コイルに「対応する」構成要素と呼ぶ。
なお、後述のように、操作部19、20、21の実体は、複数のスイッチの集合であり、その各々は、上述のセンサ52として機能する。そのため、図5では操作部19、20、21の参照符号に、センサを示す参照符号「52」を併記している。
センサ52として機能する操作部19、20、21の出力信号が、制御装置100の入力I/F106に送信されるよう、電気的な配線が設けられている。あるいは、操作部19、20、21の各スイッチが押下されたことを示すデータが、後述する加熱調理器1の制御部31を介して入力I/F106に送信するようデータ通信経路が形成されている。加熱調理器1のマイク50の出力信号、すなわち音声信号も同様に、制御装置100の入力I/F106に送信されるよう、電気的な配線が設けられ、またはデータ通信経路が形成されている。
図5に示すように、加熱コイル7~9の上側(+Z側)のトッププレート5上には、加熱コイル7、8、9のそれぞれに「対応」して、容器載置領域を示すリング状のマーカ11、12、13が印刷されている。
上面視において、トッププレート5上の、加熱コイル7、8のそれぞれの外側には、リング状に光る発光部15、16が配置されている。また、トッププレート5上の、加熱コイル9の前側(-Y側)には、円弧形状の発光部17が配置されている。発光部15~17は、例えば、対応するそれぞれの加熱コイル7~9に電流が流れているときに発光する。発光部15~17は、それぞれ、例えば、不図示のLED発光基板を有する。
また、マーカ11~13内側の、トッププレート5の下側には温度センサ18が配置されている。温度センサ18が検出した検出値は、制御部31へ送られる。制御部31は、温度検出値を参照しながら、加熱コイル7~9に流れる電流量を調整し、調理方法のアシスト案内をするタイミングを決定する。
誘導加熱調理器1のトッププレート5の前側(-Y側)には、操作部19、20、21が配置されている。操作部19、20、21は、加熱コイル7~9のそれぞれを操作するためにユーザ200によって利用される。操作部19は加熱コイル7を操作し、操作部20は加熱コイル8を操作し、操作部21は加熱コイル9を操作するために設けられている。本明細書では、操作部19は加熱コイル7に対応し、操作部20は加熱コイル8に対応し、操作部21は加熱コイル9に対応する。
誘導加熱調理器1のトッププレート5の前側、加熱コイル7~9と操作部19~21との間には、表示部23、24、25がそれぞれ配置されている。表示部23、24、25は、それぞれ、操作部19~21の操作対象の状態を表示する。表示部23~25の動作は、後述する制御部31によって制御される。
表示部23~25は、それぞれ、例えば、マトリックス・ドット液晶表示装置を備えている。マトリックス・ドット液晶表示装置は、例えば、トッププレート5の幅方向に延びた帯形状を有する、フルドット液晶表示パネルである。
表示部23~25は、それぞれ、操作対象の状態、加熱コイル7~9の動作の内容等を画像オブジェクトで表示する。例えば、表示部23は加熱コイル7の動作の内容を表示し、表示部24は加熱コイル8の動作の内容を表示し、表示部25は加熱コイル9の動作の内容を表示する。
画像オブジェクトは文字および/または画像である。例えば、画像オブジェクトは「加熱」という文字である。このとき、誘導加熱調理器1では、その表示部23~25に対応する加熱コイル7~9を用いて加熱動作が可能であることを示している。また、表示部23~25は、「加熱」という文字とともに、加熱の開始を示す「スタート」という文字の画像オブジェクトを表示してもよい。加熱が開始された後は、表示部23~25は、加熱コイル7~9の加熱量(火力)の大きさを示す数字、アイコン等の画像オブジェクトを表示してもよい。
なお、表示部23~25は、セグメント表示の液晶表示装置であってもよい。1または複数のセグメントを用いて表示される文字および/または画像は、上述の画像オブジェクトの範疇である。
本体3は、加熱コイル7~9の加熱に関する情報を音声出力するスピーカ27を備える。スピーカ27は、誘導加熱調理器1の前面側に配置され、ユーザ200に対して音声案内を出力する。
図6に示すように、誘導加熱調理器1は、本体3の内部に、制御部31、及び、記憶部33を備える。制御部31は、例えばCPU、マイクロコントローラ(マイコン)などの信号処理回路を含む。記憶部33は、ROM、RAM、ハードディスクドライブ、SSDなどの記憶装置である。記憶部33は、誘導加熱調理器1を動作させるためのコンピュータプログラムを記憶している。制御部31は当該コンピュータプログラムを実行することによって後述する種々の機能を果たすように構成されている。
コンピュータプログラムを実行した制御部31は、その時々において、加熱コイル7~9に流す電流量を制御するコイル制御部35、表示部23~25の表示領域を制御する案内情報制御部37、案内情報の表示出力を制御する案内情報制御部45、及び、調理案内の情報出力を制御する調理案内制御部47として機能する。ただし、コイル制御部35、案内情報制御部37、および調理案内制御部47の一部または全部は、ソフトウェア的に実現されなくてもよく、1つまたは複数のCPU、マイクロプロセッサ、FPGAから構成されてもよい。
操作部19~21の出力信号は制御部31に入力される。制御部31は操作に応じて加熱コイル7~9の加熱量等を設定する。操作部19の操作指示に応じて、コイル制御部35として機能する制御部31は、加熱コイル7の加熱の開始又は停止を制御する。コイル制御部35は、加熱コイル7~9に高周波電流を供給してトッププレート5に載置された容器の加熱を行う。また、コイル制御部35は、加熱コイル7~9に流す電流量を制御することで、加熱コイル7~9からの加熱量を制御する。また、操作部19~21の出力信号は制御部31に入力されているので、案内情報制御部37および調理案内制御部39として機能する制御部31の動作の制御にも利用される。
調理案内制御部39は、予め定められた加熱シーケンスまたは調理シーケンスにしたがって、適切な条件が成立したタイミングで調理案内情報を案内情報制御部37に送る。適切な条件とは、温度センサ18による検出温度が予め定められた温度条件を満たすか否か、または、検出温度が予め定められた温度に達してから予め定められた時間経過したか否か等の条件である。調理案内するアシストメニューごとに、これらの条件が設定されている。調理案内制御部39が、これらの条件を満たしたと判断すると、調理案内制御部39は、その条件に対応した調理案内を表示部23~25から表示するように案内情報制御部37に指示する。これらの加熱シーケンス、調理シーケンス、及び調理案内は記憶部33に記憶されている。
制御部31は、制御信号を受け取ると、制御信号に含まれる制御コマンドを解析する。制御装置100がウェイクアップワードを認識した後、操作ワードを認識したときは、制御装置100は制御コマンドによって、操作対象となる加熱コイルを指定し、操作内容を指定する。
《表示部と操作部》
次に図8を参照して、表示部23~25および操作部19~21を説明する。操作部19~21は、それぞれ、第1操作部51、第2操作部53、第3操作部55、及び、第4操作部57を備える。第1操作部51~第4操作部57は、例えば、静電容量式のスイッチを含むタッチスイッチでもよいし、押しボタンスイッチでもよい。第1操作部51~第4操作部57は、対応する加熱コイル7~9の加熱動作を設定する。第1操作部51は、時計の模様が印刷されており、主に、タイマー設定を選択するのに用いられる。第2操作部53及び第3操作部55は、それぞれ矢印の模様、例えば「<」、「>」の記号、が印刷されており、主に、メニュー選択および火力量やタイマー時間を設定するのに用いられる。第4操作部57は、操作部と対応する加熱領域を示す模様が印刷されており、状況に応じて異なる機能が割り当てられる多機能スイッチとして機能する。電源スイッチ22は、誘導加熱調理器1の電源を投入する機能を有する。電源スイッチ22は、さらに誘導加熱調理器1の電源を遮断する機能を有していてもよい。電源スイッチ22とは別に、電源を遮断するためのスイッチが設けられていてもよい。
《制御装置の動作》
図9は、制御装置100の演算部102によって実行される基本的な処理の手順を示すフローチャートである。本実施形態において、本フローチャートはウェイクアップワードが認識された後に実行される。ウェイクアップワードの認識処理は、必ずしも演算部102が実行しなくてもよいため、図9にはウェイクアップワードの認識処理は任意的な処理として括弧書きにより記載している。
ステップS10において、演算部102は、入力I/F106を介して入力信号を取得する。
ステップS12において、入力信号が加熱調理器1のマイク50からの音声信号であり、かつ音声認識の結果、その音声信号が操作ワードを含むと判定した場合には、演算部102は、出力I/F108を介して制御信号を出力する。具体的には、制御信号は、操作ワードに対応する音声コマンドの実行確認を要求する信号である。
ステップS14における制御信号の送信後、ステップS14において、演算部102は再び、入力I/F106を介して入力信号を取得する。
ステップS16において、入力信号が加熱調理器1のセンサ52の検出結果であって、音声コマンドの実行を確認する確認応答信号であると判定した場合には、演算部102は、音声コマンドの実行を指示する制御信号を出力する。
第2制御出力信号が出力I/F108を介して加熱調理器1に送信されると、加熱調理器1は指示された音声コマンドを実行する。これにより、ユーザ200が音声で入力した操作ワードに対応する動作が実現される。
図10は、制御装置100の演算部102によって実行される応用的な処理の手順を示すフローチャートである。本例は、ウェイクアップワードの認識処理も含んでいる。
ステップS20において、演算部102は、入力I/F106に音声信号が入力されるまでは、スリープ状態または待ち受け状態で待機する。音声信号が入力されるとステップS22に遷移する。
ステップS22において、演算部102は、音声認識処理を実行して音声信号にウェイクアップワードが含まれているか否かを判定する。含まれていない場合には処理はステップS20に戻る。含まれている場合には処理はステップS24に進む。
ステップS24において、演算部102は、自身及び制御装置100が動作できるよう、他の構成要素も含めたシステムを起動させ、次の音声信号が入力されるのを待つ。
ステップS26において、音声信号が入力されるまでに待ち時間が一定時間経過した場合には処理はステップS20に戻り、再び新たな音声信号が入力されるまでスリープ状態で待機する。一定時間が経過するまでに、入力I/F106に音声信号が入力された場合には、処理はステップS28に進む。
ステップS28において、演算部102は、音声認識処理を実行してワードを抽出し、操作ワード群データ122を参照して、音声信号に操作ワードが含まれているか否かを判定する。操作ワードが含まれている場合には処理はステップS30に進み、含まれていない場合にはステップS26に戻る。
ステップS30において、演算部102は、出力I/F108から実行確認を要求する制御信号を送信する。実行確認を要求する制御信号を受信した加熱調理器1の制御部31は、後述する種々の方法の少なくとも1つによってユーザ200に実行確認を求める。ユーザ200が実行確認の操作または動作を行うと、加熱調理器1の制御部31は入力I/F106にその確認結果を示す信号を入力する。
ステップS32において、演算部102は、入力I/F106において受け取った入力信号の種類を判定して、その結果に応じて複数の処理のうちの一つを実行する。
まず、入力信号が、音声コマンドの実行を確認したことを示す確認応答信号であった場合、演算部102は、ユーザ200が実行を希望する操作ワードに対応する音声コマンドを発行し、入力I/F106から加熱調理器1の制御部31に送信する。これにより、加熱調理器1が音声によって操作される。または、入力I/F106において受け取った入力信号が操作ワードの再入力を希望することを示すリトライ要求信号であった場合、処理はステップS26に戻る。演算部102は、一定時間待機しながら、操作ワードを含む音声信号の再入力を待つ。一方、入力I/F106において受け取った入力信号が、確認応答信号及びリトライ要求信号のいずれとも異なると演算部102が判定した場合、あるいは、その音声操作の解除を求めることを示す解除信号であった場合、演算部102はそれまでの処理をキャンセルしてステップS20の処理に戻る。
上述した処理のうち、本実施形態では、操作ワードに対応する音声コマンドの実行確認をユーザ200に求める処理を新たに設け、ユーザ200が音声コマンドの実行を指示する場合に加熱調理器1に音声コマンドを実行させることにした。そこで、以下では、どのような方法で実行確認を行うかについて、複数の具体例を挙げながら説明する。なお、表示部24(図5~図8)を利用する例を挙げているが、表示部23および/または表示部25であってもよい。その場合には、実行確認には、操作部20に代えて操作部19および/または21が利用されればよい。
図11は、中火の火力5で加熱コイル8を使用している場合の表示部24に表示される画像の例を示している。表示部24の下方には、「タイマー」、「火力調整」、「切」の文字が表示されている。ユーザ200は操作部20を利用してユーザ200に実行確認を要求する。例えばユーザ200は、「タイマー」機能を使用したければ第1操作部51を押下する。またユーザ200は、「火力調整」機能を使用して火力を増加または減少させたければ第2操作部53または第3操作部55を押下し、加熱を終了したい場合には第4操作部57を押下すればよい。
このような状況下で、加熱調理器1の加熱コイル8の火力を4に調節することを求める操作ワードをユーザ200が発したとする。そのような操作ワードの一例は、「右IH」及び「火力を4に変更して」である。図9のステップS12、及び図10のステップS30において求められる実行確認を求めるための制御信号が、演算部102から出力I/F108を介して制御部31に送信される。
図12は、ユーザ200に音声コマンドの実行確認を要求するための表示部24の表示例である。制御部31は、表示部24に「火力を5から4に変更しますか?」というメッセージを表示することで、ユーザ200に実行確認を求める。このとき、制御部31は表示部24の下部の表示も切り替えて、音声操作の解除を求める「キャンセル」の文字24a、操作ワードの再入力を求める「音声再入力」の文字24b、操作ワードに対応する音声コマンドの実行を指示する「実行」の文字24cを表示する。ユーザ200は、「キャンセル」、「音声再入力」及び「実行」のいずれかを選択するために、第1操作部51、第2操作部53または第3操作部55、及び第4操作部57のいずれかを押下すればよい。各操作部の押下を検出するいずれかのセンサ52の出力信号(検出信号)が、制御装置100に送信される。実行確認の要否、という観点からすると、この例では、第4操作部57のみが音声コマンドの実行を指示する「実行」の文字24cに対応付けられている。第1操作部51、第2操作部53及び第3操作部55は、「実行」の文字24c以外の文字24a及び24bに対応付けられており、音声コマンドの実行確認には利用できない。
図13は、音声コマンドの実行が指示された結果、音声コマンドにしたがって火力が4に調整されたことを文字画像で表示する表示部24を示している。
図14は、他の例による実行確認の要求方法を示している。演算部102は、加熱調理器1の制御部31に、「結果を実行するには、「確定」と発音してください」という文字を含む画像を表示させる制御信号を送信し、ユーザ200に実行確認を要求する。このとき、ユーザ200は操作部20を使用するのではなく、自ら「確定」と発声してマイク50に検出させることで、音声コマンドの実行を指示する。このとき、マイク50はセンサ52としても機能すると言える。仮に、一定時間「確定」という発声が検出されなかった場合には、ユーザ200は、火力を4に変更する、という音声コマンドの実行を指示していないとして、それまでの処理はキャンセルされる。つまり、図10において、ステップS32の処理からステップS20の処理に戻る。上述の「確定」という単語は一例である。発声させる語は、文字、数字、記号、図形の形状などの、予め定められた、またはランダムな組み合わせであってもよい。また、発声の検出のための時間は一定でなくてもよく、予め用意された複数の時間値の中からランダムに選択されてもよい。
発声すべき単語がその時々で変更されるため、ユーザは発声すべき単語を都度確認しなければ、発声することができない。換言すると、ユーザが近くにいない場合、演算部102はユーザによる実行確認を受け付けられず、そのためコマンドを実行することはない。よって、ユーザが音声操作を意識しない状態で音声インタフェースによって加熱状態が変更されることを防止できる。加えて、発声の検出のための時間をランダムに選択することにより、加熱調理器1の近傍にいなければ音声による操作ができない、という認識をより強くユーザに与えることができる。なお、提示する候補となる単語は予め用意され、記憶部33に記憶されていてもよい。
次は、ランプを用いて、ユーザ200の実行要求を確認する方法を説明する。
図15は、任意の色で点灯させることが可能なランプ61を用いてユーザ200の実行要求を確認する例を説明するための図である。演算部102は、加熱調理器1の制御部31に、ランプ61を所定の色で点灯させる制御信号、及び、表示部24に表示させるメッセージ(「結果を実行するには、確認ランプの色を発音してください」)を伝達するための制御信号を送信する。点灯させるべき所定の色は、演算部102がランダムに決定すればよい。例えば演算部102は、赤色、青色、黄色の3色のうちから一つの色をランダムに選択し、その色を特定する色データ、例えばRGB値、を加熱調理器1に送信する。
演算部102は、当該色データを保持しておく。点灯指示の後に出力I/F108で受信した音声信号に、色を示す単語が含まれる場合には、その色のRGB値を算出し、または予め用意された変換テーブルを参照してその色のRGB値を抽出し、保持していた色データと比較する。両者が一致した場合には、出力I/F108で受信した信号は確認応答信号であると判定する。これにより、演算部102は加熱調理器1の制御部31に火力を4に変更する音声コマンドを送信する。なお、音声による色名の入力に代えて、各々に色が対応付けられた複数のスイッチのいずれかを押下してもよい。
次は、近接センサを用いて、ユーザ200の実行要求を確認する方法を説明する。
図16は、近接センサ63を備えた加熱調理器1を示している。近接センサ63は、例えば超音波センサであり、超音波を放射し、その反射波を検出することで、非接触で検出対象の物体までの距離を検出する。近接センサ63は、センサ52(図1B~1D、図3A~図3C)の一例である。本実施形態では、検出対象の物体はユーザ200の手であるとする。なお、近接センサ63の設置位置は加熱調理器1上方の壁面等であってもよく、加熱調理器1に埋め込まれる必要はない。
図17Aは、近接センサ63を利用した確認応答信号の波形例を示すグラフである。図17Aのグラフの横軸は時間、縦軸は検出対象の物体(手)までの距離である。本発明者らは、近接センサ63の波形において、手が基準距離(Td)未満まで接近し、かつ、接近した状態が基準期間(Tt)以上継続した場合に、ユーザ200が意図的に近接センサ63上に手をかざしたと判定する。一方、図17Bは、確認応答信号に該当しない信号の波形例を示すグラフである。手が基準距離(Td)未満まで接近しているが、接近した状態が基準期間(Tt)以上継続していないため、ユーザが意図的に近接センサ63上に手をかざしたとは言えない。例えば、鍋が近接センサ63上を瞬間的に横切った場合が考えられる。
近接センサ63を利用する場合、演算部102は加熱調理器1に、近接センサ63に手を近づけることを指示する画像(文字を含む)を表示部24に表示させるための制御信号を送信し、その後、近接センサ63による検出動作を開始させる制御信号を送信してもよい。画像の表示から所定時間以内に近接センサ63が上述のジェスチャを検出したか否かに基づいて、演算部102は確認応答信号の有無を判定すればよい。
なお、超音波型の近接センサ63は一例である。人体の接近を検出可能であれば、赤外線型、静電容量型、電磁波型などの近接センサを用いてもよい。
ユーザ200の実行要求を確認するさらに他の方法として、ジェスチャセンサを用いる例が考えられる。ジェスチャセンサとは、例えば、赤外線カメラを用いて手の形や動きを撮影し、その一連の動き、すなわちジェスチャ、を取得するセンサである。音声コマンドの実行に対応するジェスチャと、音声コマンドの実行の解除に対応するジェスチャとを予め決めておくことで、ユーザ200のジェスチャが実行要求を意味するか否かを判定できる。なおジェスチャセンサの設置例は、図16の近接センサ63の設置例と同様と考えてよいため、図示は省略し、便宜的に図16に示す参照符号「73」を用いて説明する。ジェスチャセンサ73の設置位置は加熱調理器1上方の壁面等であってもよく、加熱調理器1に埋め込まれる必要はない。
図18は、音声コマンドの実行及び解除にそれぞれ対応する2種類のジェスチャの組を示している。図18の(a)は、手を左から右に移動させるジェスチャを「音声コマンドの実行」に対応付け、手を左から右に移動させるジェスチャを「音声コマンドの解除」に対応付けた例である。図18の(b)は、手を上から下に移動させるジェスチャを「音声コマンドの実行」に対応付け、手を下から上に移動させるジェスチャを「音声コマンドの解除」に対応付けた例である。図18の(c)は、時計回りの円を描くジェスチャを「音声コマンドの実行」に対応付け、反時計回りの円を描くジェスチャを「音声コマンドの解除」に対応付けた例である。このようにジェスチャとその意味を予め対応付けておくことで、ジェスチャセンサ73の検出結果に基づいて、音声コマンドの実行を確認する確認応答信号を受け取ったと言えるか否かを判定できる。
なお、ジェスチャセンサ73を利用する場合、演算部102は加熱調理器1に、ジェスチャセンサ73の近傍で所定の運動をすることを指示する画像(文字を含む)を表示部24に表示させるための制御信号を送信し、その後、ジェスチャセンサ73による検出動作を開始させる制御信号を送信してもよい。画像の表示から所定時間以内にジェスチャセンサ73が上述のジェスチャを検出したか否かに基づいて、演算部102は確認応答信号の有無を判定すればよい。
上述した実施形態では、表示部に画像を表示して実行確認を求める例、及びランプを点灯することで光の色を利用して実行確認を求める例を挙げた。これらはいずれも、人の視覚への刺激を利用して実行確認を求める態様であると言うことができ、その意味において、表示部及びランプは「視覚的刺激を提示する提示部」と総称することができる。「視覚的刺激」は文字、数字、記号、図形、色および/または光である。
以下、変形例を説明する。
上述の図11の例では、表示部とその表示部の表示に対応付けられた操作部とを用いて実行確認を行う例を説明したが、どの表示部を利用する場合であっても、共通の操作部を用いて実行確認の要否をユーザが入力できるようにしてもよい。そのような共通の操作部は、操作部19~21のうちの全部または一部であってもよいし、操作部19~21とは別の独立した1または複数のスイッチであってもよい。各操作部に設けられている1または複数のセンサの出力信号(検出信号)が制御装置100に送信されればよい。
また、ランプ61(図15)を複数設けて同じ色で点灯させてもよい。これによりユーザがより視認しやすくなる。また、図16では、近接センサ63は加熱調理器1の天板の右下隅に設けられているが、天板の左下隅に設けてもよいし、右下隅及び左下隅の両方またはより多くの位置に設けてもよい。複数の近接センサ63を設けた場合であっても、各近接センサ63の出力信号(検出信号)が制御装置100に送信されればよい。少なくとも右下隅及び左下隅に近接センサ63を設けると、ユーザ200が右利きであっても左利きであっても実行確認の要否を入力しやすくなり、ユーザの利便性が向上する。
以上、本開示にかかる誘導加熱調理器1の実施の形態を説明した。上述したフローチャートによる処理は、コンピュータプログラムによって演算部102の動作として実現される。なお、加熱調理器1と制御装置100とが明確に区分できず、加熱調理器1と制御装置100とが一体化される実装態様も考えられる。そのような場合には、例えば制御部31が演算部102の全ての動作を実行すると捉えればよい。このとき、制御装置100と加熱調理器1との間の信号の送受信はもはや必要なくなり、その限りにおいて制御部31及び演算部102が行っていた動作は省略できる。
(3)態様
上記実施の形態及び変形例から明らかなように、本開示は、下記の態様を含む。以下では、上記実施の形態との対応関係を明示するためだけに、符号を括弧付きで付している。
第1の態様は、熱機器を音声で操作するための音声インタフェースを制御する制御装置(100)である。制御装置は、外部から入力信号を受け取る入力インタフェース(106)と、入力信号が音声信号である場合に、音声信号が予め用意された複数の操作ワードのうちのいずれか1つを表しているか否かを判定する演算部(102)と、外部に制御信号を出力する出力インタフェース(108)とを備えている。演算部は、入力インタフェースから第1入力信号として音声信号を受け取り(S10)、音声信号が複数の操作ワードのうちの所定の操作ワードを表していると判定すると、所定の操作ワードに対応する音声コマンドの実行確認を要求する第1制御信号を、出力インタフェースを介して出力し(S12)、第1制御信号の送信後に入力インタフェースを介して第2入力信号を受け取り(S14)、第2入力信号が音声コマンドの実行を確認する確認応答信号であると判定すると、音声コマンドの実行を指示する第2制御信号を、出力インタフェースを介して出力する(S16)。
第2の態様は、第1の態様に基づく制御装置(100)である。第2の態様では、演算部(102)は、第2入力信号が操作ワードの再入力を要求するリトライ要求信号であると判定すると、第2制御信号を出力せず、操作ワードの入力を待ち受ける待ち受け状態へ移行する。
第3の態様は、第2の態様に基づく制御装置(100)である。第3の態様では、演算部(102)は、第2入力信号が、確認応答信号及びリトライ要求信号のいずれとも異なると判定すると、第2制御信号を出力しない。
第4の態様は、第1~第3のいずれかの態様に基づく制御装置(100)である。第4の態様では、演算部(102)は、第1制御信号の送信後、所定時間内に、入力インタフェースを介して第2入力信号を受け取った場合は、第2入力信号が音声コマンドの実行を確認する確認応答信号であると判定し、第1制御信号の送信後、所定時間内に、入力インタフェースを介して第2入力信号を受け取らなかった場合は、新たな第1入力信号の入力を待ち受ける待ち受け状態へ移行する。
第5の態様は、第1の態様に基づく制御装置(100)である。第5の態様では、所定の操作ワードは、熱機器の火力を調節するための音声コマンドに対応付けられている。
第6の態様は、第1から第5のいずれかの態様に基づく制御装置(100)である。第6の態様では、制御装置(100)は、複数の操作ワードの各々と複数の音声コマンドの各々とを対応付けたデータファイルを記憶する記憶部をさらに備えている。
第7の態様は、熱機器(1)である。第7の態様では、熱機器(1)は、第6の態様に基づく制御装置(100)と、熱を発生させる1以上の加熱部(7、8、9)と、加熱部の火力を制御する制御部(31)と、マイク(50)と、ユーザの操作および/または動作を検出する1または複数のセンサ(52、51、53、55、57、63、73)とを有する。制御装置(100)の入力インタフェース(106)は、マイク及び1または複数のセンサの各出力信号を入力信号として受け取る。出力インタフェース(108)は制御信号を制御部(31)に出力する。制御部(31)は制御信号に応じて1以上の加熱部の動作を制御する。
第8の態様は、第7の態様に基づく熱機器(1)である。第8の態様では、音声インタフェースが有効化されていないスリープ状態においてマイクに所定の起動ワードが入力されると、制御装置は操作ワードの入力を待ち受ける待ち受けモードへ移行する。
第9の態様は、第7または第8の態様に基づく熱機器(1)である。第9の態様では、熱機器(1)は、視覚的刺激を提示する提示部(23、24、25、61)をさらに備えている。制御部(31)は、第1制御信号の受信に応答して、提示部に、文字、数字、記号、図形、色および/または光を含む視覚的刺激を提示させてユーザに音声コマンドの実行確認を要求する。制御装置の演算部は、1または複数のセンサの検出結果、及び、提示された視覚的刺激に基づいて、確認応答信号の有無を判定する。
第10の態様は、第9の態様に基づく熱機器(1)である。第10の態様では、提示部(23、24、25、61)は表示装置(23、24、25)である。制御部(31)は、視覚的刺激として、表示装置に、文字、数字、記号、図形および/または色の1以上を含む画像を表示させる。1または複数のセンサ(52、51、53、55、57、63、73)は、文字、数字、記号、図形および/または色の選択を受け付け、選択の結果を検出結果として出力する。
第11の態様は、第10の態様に基づく熱機器(1)である。第11の態様において、制御部(31)は、画像に含まれる文字、数字、記号、図形および/または色をランダムに決定する。
第12の態様は、第10または第11のいずれかの態様に基づく熱機器(1)である。第12の態様において、1または複数のセンサ(52、51、53、55、57、63、73)は複数のスイッチ(51、53、55、57)である。複数のスイッチは、表示された画像に対応付けられたスイッチと、対応付けられていない1以上のスイッチとを含み、複数のスイッチのうち、ユーザが操作したスイッチを特定する信号を、検出結果として出力する。制御部(31)は、表示された画像と、画像に対応付けられたスイッチであるか否かとに基づいて、確認応答信号の有無を判定する。
第13の態様は、第10の態様に基づく熱機器(1)である。第13の態様において、熱機器(1)は、複数の提示候補ワード(33)を予め記憶した記憶装置をさらに備えている。制御部(31)は、複数の提示候補ワードのうちの一つをランダムに選択し、視覚的刺激として、表示装置(23、24、25)に、選択された提示候補ワードを表示させる。
第14の態様は、第9の態様に基づく熱機器(1)である。第14の態様において、提示部(23、24、25、61)は、複数の色のうちから選択された色で発光させることが可能なランプ(61)である。制御部(31)は、視覚的刺激として、複数の色のうちからランダムに選択された1つの色でランプを発光させる。1または複数のセンサ(52、51、53、55、57、63、73)は、色の選択を受け付け、選択の結果を検出結果として出力する。
第15の態様は、第13の態様に基づく熱機器(1)である。第15の態様において、記1または複数のセンサ(52、51、53、55、57、63、73)は複数のスイッチ(51、53、55、57)である。複数のスイッチの各々は、変化する複数の色にそれぞれ対応付けられており、複数のスイッチのうち、ユーザが操作したスイッチを特定する信号を、検出結果として出力する。制御部(31)は、ユーザが操作したスイッチに対応する色と、ランプを点灯させた色とに基づいて、確認応答信号の有無を判定する。
第16の態様は、第9の態様に基づく熱機器(1)である。第16の態様において、1または複数のセンサ(52、51、53、55、57、63、73)の各々は近接センサ(63)である。提示部(23、24、25、61)は表示装置(23、24、25)である。制御装置(100)の演算部(102)は、表示装置に、視覚的刺激として、近接センサに手を近づけることを指示する画像を表示させ、画像の表示から所定時間以内に近接センサが物体の接近を検出したか否かに基づいて、確認応答信号の有無を判定する。
第17の態様は、第9の態様に基づく熱機器(1)である。第17の態様において、1または複数のセンサ(52、51、53、55、57、63、73)の各々はジェスチャセンサ(73)である。提示部(23、24、25、61)は表示装置(23、24、25)である。制御装置(100)の演算部(102)は、表示装置に、視覚的刺激として、ジェスチャセンサ上で所定の運動をすることを指示する画像を表示させ、画像の表示から所定時間以内にジェスチャセンサが所定の運動を検出したか否かに基づいて、確認応答信号の有無を判定する。
第18の態様は、第7から第17のいずれかの態様に基づく熱機器(1)である。第18の態様において、1以上の加熱部(7、8、9)は複数の加熱部である。制御装置(100)の演算部(102)が、複数の加熱部のいずれの加熱部の動作を制御する場合でも、入力インタフェース(106)は、マイク(50)及び1または複数のセンサ(52、51、53、55、57、63、73)の各出力信号を入力信号として受け取る。
第19の態様は、第8のいずれかの態様に基づく熱機器(1)である。第19の態様において、制御装置(100)の演算部(102)は、第1制御信号の送信後、所定時間内に、入力インタフェース(106)を介して第2入力信号を受け取らなかった場合は、操作ワード及び音声コマンドをクリアしてスリープ状態へ移行する。
第20の態様は、熱機器(1)を音声で操作するための音声インタフェースを制御する制御装置(100)のコンピュータによって実行されるコンピュータプログラム(112)である。第20の態様において、制御装置は、外部から入力信号を受け取る入力インタフェース(106)と、入力信号が音声信号である場合に、音声信号が予め用意された複数の操作ワードのうちのいずれか1つを表しているか否かを判定する、コンピュータである演算部(102)と、外部に制御信号を出力する出力インタフェース(108)とを備えている。コンピュータプログラム(112)は演算部(102)に、入力インタフェースから第1入力信号として音声信号を受け取らせる処理と、音声信号が複数の操作ワードのうちの所定の操作ワードを表していると判定すると、所定の操作ワードに対応する音声コマンドの実行確認を要求する第1制御信号を、出力インタフェースを介して出力させる処理と、第1制御信号の送信後に入力インタフェースを介して第2入力信号を受け取らせる処理と、第2入力信号が音声コマンドの実行を確認する確認応答信号であると判定すると、音声コマンドの実行を指示する第2制御信号を、出力インタフェースを介して出力させる処理とを実行させる。
本開示の例示的な制御装置は、加熱調理器を音声コマンドで操作する用途に適用可能である。
1 加熱調理器
3 本体
5 トッププレート
7、8、9 加熱コイル
11、12、13 マーカ
15、16、17 発光部
18 温度センサ
19、20、21 操作入力部
22 電源スイッチ
23、24、25 表示部
27 スピーカ
31 制御部
33 記憶部
50 マイク
52 センサ
100 制御装置
102 演算部
104 記憶部
106 入力インタフェース(入力I/F)
108 出力インタフェース(出力I/F)
150 サーバ装置
160 通信ネットワーク

Claims (20)

  1. 熱機器を音声で操作するための音声インタフェースを制御する制御装置であって、
    外部から入力信号を受け取る入力インタフェースと、
    前記入力信号が音声信号である場合に、前記音声信号が予め用意された複数の操作ワードのうちのいずれか1つを表しているか否かを判定する演算部と、
    外部に制御信号を出力する出力インタフェースと、
    を備え、
    前記演算部は、
    前記入力インタフェースから第1入力信号として音声信号を受け取り、
    前記音声信号が前記複数の操作ワードのうちの所定の操作ワードを表していると判定すると、前記所定の操作ワードに対応する音声コマンドの実行確認を要求する第1制御信号を、前記出力インタフェースを介して出力し、
    前記第1制御信号の送信後に前記入力インタフェースを介して第2入力信号を受け取り、
    前記第2入力信号が前記音声コマンドの実行を確認する確認応答信号であると判定すると、前記音声コマンドの実行を指示する第2制御信号を、前記出力インタフェースを介して出力する、
    制御装置。
  2. 前記演算部は、前記第2入力信号が操作ワードの再入力を要求するリトライ要求信号であると判定すると、前記第2制御信号を出力せず、前記操作ワードの入力を待ち受ける待ち受け状態へ移行する、請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記演算部は、前記第2入力信号が、前記確認応答信号及び前記リトライ要求信号のいずれとも異なると判定すると、前記第2制御信号を出力しない、請求項2に記載の制御装置。
  4. 前記演算部は、
    前記第1制御信号の送信後、所定時間内に、前記入力インタフェースを介して前記第2入力信号を受け取った場合は、前記第2入力信号が前記音声コマンドの実行を確認する確認応答信号であると判定し、
    前記第1制御信号の送信後、前記所定時間内に、前記入力インタフェースを介して前記第2入力信号を受け取らなかった場合は、新たな第1入力信号の入力を待ち受ける待ち受け状態へ移行する、請求項1から3のいずれかに記載の制御装置。
  5. 前記所定の操作ワードは、前記熱機器の火力を調節するための音声コマンドに対応付けられている、請求項1に記載の制御装置。
  6. 前記複数の操作ワードの各々と複数の音声コマンドの各々とを対応付けたデータファイルを記憶する記憶部をさらに備えた、請求項1から5のいずれかに記載の制御装置。
  7. 請求項6に記載の制御装置と、
    熱を発生させる1以上の加熱部と、
    前記加熱部の火力を制御する制御部と、
    マイクと、
    ユーザの操作および/または動作を検出する1または複数のセンサと
    を有する熱機器であって、
    前記制御装置の前記入力インタフェースは、前記マイク及び前記1または複数のセンサの各出力信号を前記入力信号として受け取り、
    前記制御装置の前記出力インタフェースは前記制御信号を前記制御部に出力し、
    前記制御部は前記制御信号に応じて前記1以上の加熱部の動作を制御する、
    熱機器。
  8. 前記音声インタフェースが有効化されていないスリープ状態において前記マイクに所定の起動ワードが入力されると、前記制御装置は前記操作ワードの入力を待ち受ける待ち受けモードへ移行する、請求項7に記載の熱機器。
  9. 視覚的刺激を提示する提示部をさらに備え、
    前記制御部は、前記第1制御信号の受信に応答して、前記提示部に、文字、数字、記号、図形、色および/または光を含む前記視覚的刺激を提示させて前記ユーザに前記音声コマンドの実行確認を要求し、
    前記制御装置の前記演算部は、前記1または複数のセンサの検出結果、及び、提示された前記視覚的刺激に基づいて、前記確認応答信号の有無を判定する、請求項7または8に記載の熱機器。
  10. 前記提示部は表示装置であり、
    前記制御部は、前記視覚的刺激として、前記表示装置に、文字、数字、記号、図形および/または色の1以上を含む画像を表示させ、
    前記1または複数のセンサは、文字、数字、記号、図形および/または色の選択を受け付け、前記選択の結果を前記検出結果として出力する、請求項9に記載の熱機器。
  11. 前記制御部は、前記画像に含まれる文字、数字、記号、図形および/または色をランダムに決定する、請求項10に記載の熱機器。
  12. 前記1または複数のセンサは複数のスイッチであり、
    前記複数のスイッチは、表示された前記画像に対応付けられたスイッチと、対応付けられていない1以上のスイッチとを含み、
    前記複数のスイッチのうち、前記ユーザが操作したスイッチを特定する信号を、前記検出結果として出力し、
    前記制御部は、表示された前記画像と、前記画像に対応付けられたスイッチであるか否かとに基づいて、前記確認応答信号の有無を判定する、請求項10または11に記載の熱機器。
  13. 複数の提示候補ワードを予め記憶した記憶装置をさらに備え、
    前記制御部は、前記複数の提示候補ワードのうちの一つをランダムに選択し、前記視覚的刺激として、前記表示装置に、選択された前記提示候補ワードを表示させる、請求項10に記載の熱機器。
  14. 前記提示部は、複数の色のうちから選択された色で発光させることが可能なランプであり、
    前記制御部は、前記視覚的刺激として、複数の色のうちからランダムに選択された1つの色で前記ランプを発光させ、
    前記1または複数のセンサは、色の選択を受け付け、前記選択の結果を前記検出結果として出力する、請求項9に記載の熱機器。
  15. 前記1または複数のセンサは複数のスイッチであり、
    前記複数のスイッチの各々は、変化する複数の色にそれぞれ対応付けられており、
    前記複数のスイッチのうち、前記ユーザが操作したスイッチを特定する信号を、前記検出結果として出力し、
    前記制御部は、前記ユーザが操作したスイッチに対応する色と、前記ランプを点灯させた色とに基づいて、前記確認応答信号の有無を判定する、請求項13に記載の熱機器。
  16. 前記1または複数のセンサの各々は近接センサであり、
    前記提示部は表示装置であり、
    前記制御装置の演算部は、
    前記表示装置に、前記視覚的刺激として、前記近接センサに手を近づけることを指示する画像を表示させ、
    前記画像の表示から所定時間以内に前記近接センサが物体の接近を検出したか否かに基づいて、前記確認応答信号の有無を判定する、請求項9に記載の熱機器。
  17. 前記1または複数のセンサの各々はジェスチャセンサであり、
    前記提示部は表示装置であり、
    前記制御装置の演算部は、
    前記表示装置に、前記視覚的刺激として、前記ジェスチャセンサ上で所定の運動をすることを指示する画像を表示させ、
    前記画像の表示から所定時間以内に前記ジェスチャセンサが前記所定の運動を検出したか否かに基づいて、前記確認応答信号の有無を判定する、請求項9に記載の熱機器。
  18. 前記1以上の加熱部は複数の加熱部であり、
    前記制御装置の演算部が、前記複数の加熱部のいずれの加熱部の動作を制御する場合でも、前記入力インタフェースは、前記マイク及び前記1または複数のセンサの各出力信号を前記入力信号として受け取る、請求項7から17のいずれかに記載の熱機器。
  19. 前記制御装置の前記演算部は、前記第1制御信号の送信後、前記所定時間内に、前記入力インタフェースを介して前記第2入力信号を受け取らなかった場合は、前記操作ワード及び前記音声コマンドをクリアして前記スリープ状態へ移行する、請求項8に記載の制御装置。
  20. 熱機器を音声で操作するための音声インタフェースを制御する制御装置のコンピュータによって実行されるコンピュータプログラムであって、
    前記制御装置は、
    外部から入力信号を受け取る入力インタフェースと、
    前記入力信号が音声信号である場合に、前記音声信号が予め用意された複数の操作ワードのうちのいずれか1つを表しているか否かを判定する、コンピュータである演算部と、
    外部に制御信号を出力する出力インタフェースと、
    を備え、
    前記コンピュータプログラムは前記演算部に、
    前記入力インタフェースから第1入力信号として音声信号を受け取らせる処理と、
    前記音声信号が前記複数の操作ワードのうちの所定の操作ワードを表していると判定すると、前記所定の操作ワードに対応する音声コマンドの実行確認を要求する第1制御信号を、前記出力インタフェースを介して出力させる処理と、
    前記第1制御信号の送信後に前記入力インタフェースを介して第2入力信号を受け取らせる処理と、
    前記第2入力信号が前記音声コマンドの実行を確認する確認応答信号であると判定すると、前記音声コマンドの実行を指示する第2制御信号を、前記出力インタフェースを介して出力させる処理と
    を実行させる、コンピュータプログラム。
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