JP2023000927A - 施設管理システム - Google Patents

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Abstract

Figure 2023000927000001
【課題】各種施設における顔認識機能の利便性向上を図ることを目的とする。
【解決手段】本発明に係る施設管理システムは、受付システムと、顔認識端末を有する施設管理システムであって、受付システムは、顧客の受け付けを行う受付処理を実行可能とし、顔認識端末は、登録処理を実行可能とし、登録処理は、受付処理を行った顧客を識別する情報、あるいは、受付処理を行った顧客の施設利用を識別する情報を含んだコード情報を入力する入力処理と、カメラで撮影された顔に基づく顔認識情報を、入力処理で入力されたコード情報に基づいて登録する登録処理と、を実行可能とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、ホテルや旅館等の宿泊施設、ゴルフ場、病院やクリニック等の医療施設等、各種施設において、各種処理を実行する施設管理システムに関する。
現在、カメラで撮影された顔画像を使用して、認識を行う顔認識システムが広く利用されている。顔認識は、予め登録された顔情報を使用し、個人の特定を行うことが可能であり、例えば、スマートフォン等、ロックされた携帯端末を解錠する際に利用されている。
このような顔認識システムは、ホテルや旅館等の宿泊施設においても使用が開始されている。例えば、宿泊施設を訪れた宿泊客は、顔認識を行うことで、自室の扉を解錠することが可能となる。
特許文献1には、宿泊施設の受付カウンターから視認可能な位置に設置されたチェックイン端末を利用する訪問ユーザの顔画像を取得する第1取得手段と、訪問ユーザの顔画像に基づいて訪問ユーザを特定して、訪問ユーザのチェックイン処理を実行する実行手段と、サービスを利用する特定ユーザの顔画像を取得する第2取得手段と、特定ユーザの顔画像に基づいて特定された特定ユーザのチェックイン処理が完了している場合に、サービスの利用を許可する許可手段とを備える宿泊施設管理システムが開示されている。
特開2021-68371号公報
特許文献1に開示される宿泊施設管理システムでは、予約時にユーザの顔画像を登録しておく必要がある。そのため、予約時に登録していなかったユーザは、宿泊施設内において、顔認識を使用したサービスを受けることができない。特に高齢者など、ITの利用に疎い利用者は、事前に顔画像を登録しておくことが困難なことが考えられる。また、特許文献1には、一旦、登録された顔画像の管理については何ら言及されていない。
本実施形態では、このような状況を考慮したものであって、宿泊施設等の施設を訪れた顧客が容易に顔認識を利用したサービスを受けることができるよう、施設内において、顔認識情報の登録を行うことができることを1つの目的とするものである。
また、一旦、顔認識情報を登録した後、宿泊施設に顔認識情報が残ることを懸念する顧客も存在する。本実施形態では、このような事情を考慮し、顧客が顔認識情報を容易に削除可能とすることを1つの目的とする。
また、施設では、予約を行った顧客等、主となる顧客以外に、同室あるいは別室の同行者を伴うことがある。このような同行者についても、顔認識を利用したサービスを受けることを可能とすることを1つの目的とする。
そのため、本発明に係る施設管理システムは、以下の第1の構成を採用したことを特徴とするものである。
第1-1の構成に係る施設管理システムは、
受付システムと、顔認識端末を有する施設管理システムであって、
受付システムは、顧客の受け付けを行う受付処理を実行可能とし、
顔認識端末は、登録処理を実行可能とし、
登録処理は、
受付処理を行った顧客を識別する情報、あるいは、受付処理を行った顧客の施設利用を識別する情報を含んだコード情報を入力する入力処理と、
カメラで撮影された顔に基づく顔認識情報を、入力処理で入力されたコード情報に基づいて登録する登録処理と、を実行可能とする。
さらに、第1-2の構成に係る施設管理システムにおいて、
受付システムは、
コード情報が記録された媒体を発行する発行処理を実行可能とし、
入力処理は、発行処理で発行された媒体を使用してコード情報を入力する。
さらに、第1-3の構成に係る施設管理システムにおいて、
顔認識端末は、顔認識処理と、削除処理を実行可能とし、
顔認識処理は、カメラで撮影された顔に基づき、登録されている顔認識情報に対応するか否かを判定し、
顔削除処理は、顔認識処理において顔認識情報が登録されている場合、顧客からの指示に基づき、顔認識情報を削除する。
さらに、第1-4の構成に係る施設管理システムにおいて、
顔認識端末は、顔認識処理と、追加登録処理を実行可能とし、
顔認識処理は、カメラで撮影された顔に基づき、登録されている顔認識情報に対応するか否かを判定し、
追加登録処理は、顔認識処理において顔認識情報が登録されている場合、カメラで他の顧客の顔を撮影し、当該他の顧客の顔認識情報を登録する。
さらに、第1-5の構成に係る施設管理システムにおいて、
登録処理は、暗証情報の入力を必要とし、
追加登録処理は、暗証情報の入力を必要としない。
さらに、第1-6の構成に係る施設管理システムにおいて、
追加登録処理は、顔認識情報が登録されている顧客について、許可されている人数以内の場合、実行可能とする。
さらに、第1-7の構成に係る施設管理システムにおいて、
顧客の施設からの退出受け付けを行う退出受付処理と、
退出受付処理時、顔認識情報が登録されている場合、顔認識情報を削除する退出時削除処理を実行可能とする。
さらに、第1-8の構成に係る施設管理システムにおいて、
退出時削除処理は、顧客の指示に基づいて、顔認識情報を削除する。
さらに、第1-9の構成に係る施設管理システムにおいて、
退出時削除処理は、顧客の指示を要することなく、顔認識情報を削除する。
さらに、第1-10の構成に係る施設管理システムにおいて、
受付システムは、受付装置と第2の顔認識端末を有し、
第2の顔認識端末は、
カメラで撮影された顔に基づき、登録されている顔認識情報に対応するか否かを判定し、顔認識情報が登録されている場合、顔認識情報に該当する顧客の情報を受付装置に送信し、
受付装置は、
第2の顔認識端末から受信した顧客の情報に基づき、顧客の受け付けを行う。
また、本明細書で開示する顔認識端末、受付システムは、以下に示す第2の構成を備えるものである。
第2-1の構成に係る顔認識端末は、
顔認識システムで使用される顔認識端末であって、
顔認識端末は、顔認識処理と、削除処理を実行可能とし、
顔認識処理は、カメラで撮影された顔に基づき、登録されている顔認識情報に対応するか否かを判定し、
削除処理は、顔認識処理において顔認識情報が登録されている場合、顧客からの指示に基づき、顔認識システムから顔認識情報を削除する。
また、第2-2の構成に係る受付システムは、
顔認識システムが使用される施設内に設置された受付システムであって、
顔認識システムは、カメラで撮影された顔に基づき、登録されている顔認識情報に対応するか否かを判定し、顔認識処理において顔認識情報が登録されている場合、所定の処理を実行し、
受付システムは、
顧客の施設からの退出受け付けを行う退出受付処理と、
退出受付処理時、顔認識情報が顔認識システムに登録されている場合、顔認識システムから顔認識情報を削除する退出時削除処理を実行可能とする。
さらに、第2-3の構成に係る受付システムは、
退出時削除処理は、顧客の指示に基づいて、顔認識情報を削除する。
さらに、第2-4の構成に係る受付システムは、
退出時削除処理は、顧客の指示を要することなく、顔認識情報を削除する。
また、本明細書で開示する顔認識端末は、以下に示す第3の構成を備えるものである。
第3-1の構成に係る顔認識端末は、
施設に設置された顔認識端末であって、
顔認識端末は、顔認識処理と、追加登録処理を実行可能とし、
顔認識処理は、カメラで撮影された顔に基づき、登録されている顔認識情報に対応するか否かを判定し、
追加登録処理は、顔認識処理において顔認識情報が登録されている場合、カメラで他の顧客の顔を撮影し、当該他の顧客の顔認識情報を登録する。
さらに、第3-2の構成に係る顔認識端末において、
追加登録処理は、顔認識情報が登録されている顧客について、許可されている人数以内の場合、実行可能とする。
さらに、第3-3の構成に係る顔認識端末において、
許可されている人数は、顧客の同行者の人数である。
また、本明細書で開示する受付システムは、以下に示す第4の構成を備えるものである。
第4-1の構成に係る受付システムは、
施設に設けられ、顧客の受付を行う受付システムであって、
受付システムは、顔認識端末と、受付装置を有し、
顔認識端末は、
カメラで撮影された顔に基づき、登録されている顔認識情報に対応するか否かを判定し、顔認識情報が登録されている場合、顔認識情報に該当する顧客の情報を受付装置に送信し、
受付装置は、
顔認識端末から受信した顧客の情報に基づき、顧客の受け付けを開始する。
第4-2の構成に係る受付システムは、
顔認識端末は、
カメラで撮影された顔に基づき、登録されている顔認識情報に対応するか否かを判定し、顔認識処理において顔認識情報が登録されていない場合、登録されていないことを示す情報を受付装置に送信し、
受付装置は、
顔認識端末から受信した登録されていないことを示す情報を受信することで、顧客の受け付けを開始する。
第4-3の構成に係る受付システムは、
顔認識情報に該当する顧客の情報を受付装置に送信後、待機状態となる。
4-1に記載の受付システム。
第4-4の構成に係る受付システムにおいて、
受付装置は、
顧客の受け付けの完了後、顔認識端末に復帰信号を送信し、
顔認識端末は、受付装置から復帰信号を受信することで、待機状態を解除する。
第1の構成に係る施設管理システムによれば、受付システムとは異なる場所に設置された顔認識端末を使用して顔認識情報を登録することが可能となり、受付システムにおける処理時間の短縮、混雑解消を図ることが可能となる。また、顧客は、施設のチェックイン時に限られることなく、施設での滞在中、好きなタイミングで顔認識情報を登録することが可能となる。
第2の構成に係る顔認識端末、受付システムによれば、施設で顔認識機能利用のために登録した顔認識情報を施設内で削除することが可能となる。例えば、施設の滞在後、顔認識機能を利用しない(顔認識情報を残したくない)顧客にとっては、安心して顔認識機能を利用することが可能となる。
第3の構成に係る顔認識端末によれば、ある顧客が顔認識情報を登録した場合、当該顧客の顔認識処理に基づき、当該顧客の同行者についての顔認識情報の登録を行うことが可能となる。よって、顧客間で数珠つなぎ的に顔認識情報を登録することが可能となり、その登録を容易なものとすることが可能となる。また、同行者の登録時には、暗証情報の入力の省略も行うことが可能となる。
第4の構成に係る受付システムによれば、受付システムを、受付装置と顔認識端末で構成することで、従来、顔認識機能を有していない受付装置に対しても、顔認識機能を事後的に付加することが可能となる。したがって、顔認識機能の導入コスト削減を図ることも可能となる。
本実施形態に係る施設内における施設管理システムの構成を示す図 本実施形態に係る受付装置の外観を示す図 本実施形態に係る受付装置の構成を示すブロック図 本実施形態に係る顔認識端末の外観を示す図 本実施形態に係る顔認識端末の構成を示すブロック図 本実施形態に係る施設管理システムで使用する各種データ構成を示す図 本実施形態に係る受付処理(顔認識端末)を示すフロー図 本実施形態に係る受付処理(受付装置)を示すフロー図 本実施形態に係るレジストレーション処理を示すフロー図 本実施形態に係る登録処理を示すフロー図 本実施形態に係る受付装置の初期画面を示す図 本実施形態に係る受付装置の選択画面を示す図 本実施形態に係る受付装置のチェックイン選択画面を示す図 本実施形態に係る宿泊内容確認画面を示す図 本実施形態に係る宿泊台帳画面を示す図 本実施形態に係る宿泊台帳画面(編集中)を示す図 本実施形態に係るレシート(媒体)を示す図 本実施形態に係る認識設定処理を示すフロー図 本実施形態に係る同室者登録処理を示すフロー図 本実施形態に係る顔認識端末の画面を示す図 本実施形態に係る顔認識端末の画面を示す図
図1は、本実施形態に係る施設内における施設管理システムの構成を示す図であり、施設として宿泊施設(ホテル)の場合が示されている。宿泊施設に設置された顔認識システムは、管理装置51、受付システム5、複数の顔認識端末3a~3eを有して構成されている。これら各装置は、LAN58を介して通信接続されている。また、LAN58にはルータ57が通信接続されており、各装置は、ルータ57を介してインターネットに通信接続されている。
管理装置51は、宿泊施設内の各種管理を行う装置であって、本実施形態では、LAN通信部53、入力装置52、記憶部54、モニタ55が接続されている。受付システム5は、顧客(ユーザ)に対して、チェックイン、チェックアウトを行わせるシステムであって、本実施形態では、受付装置1と、顔認識端末3aの組で構成されている。本実施形態では、従来使用していた受付装置1に、新たに顔認識端末3aを設けることで、新たに顔認識機能を有する受付システムを実現している。したがって、宿泊施設において、低コストで顔認識機能を追加することが可能となっている。
図2は、本実施形態に係る受付装置1の外観を示す図であり、図3は、本実施形態に係る受付装置1の構成を示すブロック図である。受付装置1は宿泊施設のロビー内に配置されており、顧客(宿泊客)のチェックイン、チェックアウト等を行うことが可能である。本実施形態の施設管理システムでは、予約時に通知された予約番号を使用する形態、予約した名前(あるいは、宿泊者)を使用する形態、2次元バーコードを使用する形態、フロントで渡されたルームカード(カードキー)を使用する形態、顔認識機能を使用する形態である。ルームカードを使用してチェックインを行う形態では、宿泊客顧客は、まずフロントにいる従業員に対して、氏名、滞在期間等を告げ、少なくとも部屋番号の記録されたカードキーを受け取る。なお、このカードキーにはまだ客室の解錠機能は有していない。このカードキーを受付装置1で読み取らせ、客室料金の支払いを終えることで、カードキーに解錠機能が与えられることになる。
受付装置1は、タッチパネルモニタ11、カードキー入出口12、スキャナ口13、紙幣入出口18、レシートプリンタ14、クレジットカード入出口15、テンキー16、硬貨入金口17a、硬貨払出口17bを備えて構成されている。タッチパネルモニタ11は、操作する宿泊客顧客に対して各種情報を表示する表示部11bと、宿泊客顧客からの操作を受け付けるタッチパネル11aを備えて構成されている。カードキー入出口12は、客室の解錠を行うカードキーを読み取らせる、あるいは、受付装置1内にストックしてあるカードキーを発行する、あるいは、チェックアウト時にカードキーを回収するための開口である。
受付装置1は、通常のコンピューターと同様、制御部としてのCPU21a、ROM21b、RAM21cを備えて構成されている。また、ハードディスク22等、各種情報を記憶する記憶部を有している。インターフェイス24には、スキャナ20、カードキーユニット25、クレジットカードユニット26、紙幣入出金部27、硬貨入出金部28、テンキー16、レシートプリンタ14が接続されている。これらインターフェイス24に接続された各種機器は、制御部、記憶部と接続され、記憶部に記憶されたプログラムに従って制御される。
クレジットカードユニット26は、クレジットカード入出口15の背面に配置されており、宿泊客顧客の所持するクレジットカードの読み取りを行う。紙幣入出金部27は紙幣入出口18の背面に配置されており、宿泊客顧客の支払う紙幣の回収、あるいは、お釣りとしての紙幣の排出を行う。硬貨入出金部28は硬貨入金口17a、硬貨払出口17bの裏面に配置されており、宿泊客顧客からの硬貨の入金、及び、宿泊客顧客に対してお釣りとしての硬貨の排出を行う。レシートプリンタ14は、収納するレシート用紙(本発明における「媒体」に相当。)に領収書等、各種印字、並びに、印字したレシート用紙のカットを行うことが可能である。テンキー16は、クレジットカードの暗証番号等、各種情報を入力することが可能である。
タッチパネルモニタ11に表示する画像は、制御部、記憶部の制御のもと、画像処理部21dによって表示部11bに表示される。また、受付装置1にはLAN58に接続するための通信部23が設けられ、ネットワークに接続された管理装置51、あるいは、ルータ57を介してインターネットと通信を行うことが可能となっている。また、受付装置1は、音声処理部21eを備え、スピーカ29aからの放音、マイクロホン29bからの集音を行うことが可能となっている。
図4は、本実施形態に係る顔認識端末3の外観を示す図であり、図5は本実施形態に係る顔認識端末3の構成を示すブロック図である。図1で説明した顔認識端末3a~3eは何れも同一の構成である。そのため、図4、図5では、符号a~eを外した顔認識端末3として説明を行う。また、受付装置1の近くに設置された顔認識端末3bには、2次元バーコードを読み取るためのコード読取り装置43が接続されている。図4は、コード読取り装置43が接続された状態の顔認識端末3が示されている。なお、他の顔認識端末3c~3eについても、コード読取り装置43を接続することも可能である。
本実施形態の顔認識端末3aは、受付装置1との組み合わせで受付システム5を構成する。そして、本実施形態の顔認識端末3b~3eは、施設内の各所(本実施形態では、フロント、宿泊施設のエントランス、入浴場、レストラン等)に設置されており、顔認識処理を行うことが可能である。
本実施形態の顔認識端末3a~3eは、顔認識端末3a~3eに予め記憶されたユーザの顔認識情報に基づき、撮影された顔が登録された何れのユーザ(顔認識情報)であるかを特定することが可能であって、顔認識に基づいて、各種処理を実行することが可能である。なお、顔認識情報は、顔認識端末3a~3eに記憶させる形態のみならず、管理装置51の記憶部54、あるいは、インターネット上に設置されたサーバに記憶させ、認識を行う際、管理装置51あるいはサーバに問い合わせることとしてもよい。
顔認識端末3は、スタンド32上に設けられた筐体31を有して構成されている。筐体31には、前面にタッチパネルモニタ34、その上方に第1撮像部33a、第2撮像部33b、第3撮像部33cが設けられている。第1撮像部33aには、通常のカメラを使用している。また、第2撮像部33bには、被写体までの距離を計測可能なデプスカメラを使用している。そして、第3撮像部33cには、検温可能なサーモカメラを使用している。被写体までの距離を計測するデプスカメラを使用することが考えられる。このように、第1撮像部33a~第3撮像部33cといった複数の撮像部を使用することで、顔認識処理の精度向上を図ることが可能となっている。
顔認識端末3には、スピーカ35a、マイクロホン35bが設けられている。顔認識端末3は、スピーカ35aを使用して、ユーザに対する音声による通知、あるいは、マイクロホン35bから音声を取り込むことが可能となっている。
また、赤外線カメラで構成された第3撮像部33cを使用し、撮像されたユーザの体温検出を行うことも可能である。顔認識と同時に、ユーザの体温を検出することで、例えば、体温が閾値以上の場合、発熱の警告を通知することも可能である。発熱の通知には、タッチパネルモニタ34に表示する形態の他、スピーカ35aを使用した音声による通知等、各種形態を採用することが可能である。現在、店舗等に入店する際、係員による発熱チェックが行われることがあるが、本実施形態の顔認識端末3では、顔認識と、発熱チェックを同時に行うことが可能となっている。なお、警告通知に代え、検出した体温を通知(表示もしくは放音)することとしてもよい。
顔認識端末3は、タッチパネルモニタ34が認識対象となるユーザ側に向くように設置される。タッチパネルモニタ34には、第1撮像部33aで撮像した映像が表示される。したがって、ユーザは顔認識処理が行われる際、タッチパネルモニタ34内に自己の顔が表示されるように移動することで、適切に顔認識処理を行うことが可能となる。
図5のブロック図に示されるように、顔認識端末3は、制御部としてのCPU36a、ROM36b、RAM36c、画像処理部36d、音声処理部36fを備えて構成されている。画像処理部36dには、液晶表示装置等のタッチパネルモニタ34が接続されている。音声処理部36fには、音声出力のためのスピーカ35a、音声入力のためのマイクロホン35bが接続されている。これらの各種構成は、バスを介して互いに通信接続されている。
また、インターフェイス36eには、第1撮像部33a、第2撮像部33b、第3撮像部33c、接続ポート38が接続されている。接続ポート38には、各種外部機器を接続することが可能である。図4に示されるように、コード読取り装置43は、接続ケーブル42を介して、接続ポート38に接続されている。本実施形態の顔認識端末3は、有線LANを使用して、LAN58に通信接続されている。そのため、LAN通信部37を備えている。なお、有線LANを使用することに代え、無線LAN、あるいは、その他の通信手段を使用することも可能である。
以上のような構成のもと、本実施形態に係る施設管理システムは、顧客(宿泊客)のチェックイン、チェックアウト等に関する各種処理を実行することが可能である。宿泊施設を訪れた顧客は、まず、受付システム5を使用してチェックインを行うことになる。顧客は、事前に宿泊施設の予約を行っていることが大半である。
図6には、本実施形態に係る施設管理システムで使用する各種データ構成を示す図が示されている。図6(A)は、予約によって形成される予約情報の一例である。予約情報には、予約を識別するための予約ID、チェックイン日、宿泊数、予約ルーム関連情報、宿泊代金、予約プランといった各種情報が含まれている。
予約ルーム関連情報は、予約した部屋タイプ、部屋人数、宿泊者者情報、同室者情報、ルーム識別情報が含まれている。なお、1回の予約で複数の部屋を予約している場合、予約情報には、部屋数分の予約ルーム関連情報が含まれる。
部屋タイプは、部屋のランク、広さ等を示す情報である。部屋人数は、当該部屋に宿泊する人数を示す。ルーム代表者情報は、当該部屋の代表者に関連する情報である。同室者情報は、代表者以外に当該部屋に宿泊する顧客に関する情報である。ルーム識別情報は、部屋番号等、宿泊する部屋を識別するための情報である。まだ、部屋番号が割り当てられていない場合には、このルーム識別情報は省略することも可能である。
図6(B1)は、予約情報中、宿泊者情報、同室者情報(非会員)のデータ構成例である。これら情報は、いわゆる宿帳に関する情報であって、氏名(漢字)、氏名(カナ)、性別、職業、年齢、職業、国籍、郵便番号、住所、電話番号、メールアドレス等を含んで構成されている。これら宿泊者、同室者に関する情報は、チェックインする前に予め登録しておくことも可能である。なお、予め登録していなかった情報は、受付装置1で入力することが可能である。
図6(B2)は、会員登録している顧客の場合における宿泊者情報、同室者情報(非会員)のデータ構成例である。この場合、会員IDで顧客が識別される。会員登録している場合、図6(C)に示される会員情報に基づき、氏名(漢字)、氏名(カナ)、性別、職業、年齢、職業、国籍、郵便番号、住所、電話番号、メールアドレス等を参照することが可能である。
宿泊施設を訪れた顧客は、受付システム5を使用してチェックインを行う。本実施形態の受付システム5は、受付装置1と顔認識端末3aで構成されている。このように、受付システムを、受付装置5と顔認識端末3aで構成することで、従来、顔認識機能を有していない受付装置5に対しても、顔認識機能を事後的に付加することが可能となる。したがって、顔認識機能の導入コスト削減を図ることも可能となる。受付システム5の利用にあたり、顧客は、まず、顔認識端末3aを使用して手続を行うことになる。
図7は、本実施形態に係る受付処理(顔認識端末3a)を示すフロー図である。顔認識端末3aには、案内画面が表示されている(S101)。図20(A)には、顔認識端末3a(他の顔認識端末3b~3eも同様)に表示される案内画面が示されている。案内画面には、撮影画像表示欄341が表示され、顧客に対し、カメラの位置、及び、「カメラに顔を近付けて下さい。」というメッセージが表示されている。撮影画像表示欄341には、第1撮像部33aで撮像された画像がリアルタイムで表示されている。
カメラ(この場合、第1撮像部33a)で顔が検出された場合(S102:Yes)、顔認識端末3aは、第1撮像部33a、第2撮像部33bで撮像された画像と、RAM36cに予め記憶しておいた顔認識情報を使用し、顔認識処理を実行する(S103)。顔認識処理(S103)の結果、顔認識登録済みである場合(S104:Yes)、すなわち、顔認識情報中に該当するものがある場合、識別した顧客について、チェックイン対象者であるか、チェックアウト対象者であるかを管理装置51に問い合わせる。ここで、チェックイン対象者は、当日、チェックインを予定し、まだ、チェックインが完了していないことを条件として判別できる。また、チェックアウト対象者は、当日、チェックアウトを予定し、まだ、チェクアウトが完了していないことを条件として判別できる。
チェックイン対象者である場合(S105:Yes)、顔認識端末3aは、LAN58を介して、受付装置1にチェックイン通知を行う(S106)。その際、チェックインの通知には、顧客を識別可能な情報(予約ID、氏名(カナ)、会員ID、部屋番号等の少なくとも1つ)、が含まれている。また、チェックアウト対象者である場合(S107:Yes)、顔認識端末3aは、LAN58を介して、受付装置1にチェックアウト通知を行う(S108)。その際、チェックアウトの通知には、顧客を識別可能な情報(予約ID、氏名(カナ)、会員ID、部屋番号等の少なくとも1つ)が含まれている。一方、認識登録済みでない場合(S104:No)には、受付装置1に来客通知を送信する(S109)。
受付装置1に対する各種通知後、顔認識端末3aは待機状態となる(S110)。顔認識端末3aは、受付装置1から復帰信号を受信する(S111:Yes)まで、待機状態を継続する。受付装置1側の処理が完了し、受付装置1から復帰信号を受信する(S111:Yes)ことで、案内画面の表示(S101)に戻る。
図8本実施形態に係る受付処理(受付装置1)を示すフロー図である。顔認識端末3aから通知を受けた受付装置1は、受付処理を実行する。受付装置1は、通知を受ける前、初期画面を表示して待機している(S121)。図11には、受付装置1のタッチパネルモニタ11に表示される初期画面が示されている。初期画面には、表示言語を変更するための言語選択ボタン111が表示されている。また、「顔認識端末に顔をかざして下さい。」というメッセージ、及び、顔認識端末3aの位置を示す矢印が表示されている。
顔認識端末3aからチェックアウト通知を受信した場合(S123:Yes)、受付装置1は、顧客をチェックアウトさせるためのチェックアウト処理を実行する。なお、ここでは、チェックアウト処理の詳細は割愛する。一方、来客通知の受信(S124:Yes)は、顔認識登録を行っていない顧客、あるいは、ウォークイン顧客(予約無しで宿泊を試みる顧客)に行われる。この場合(S124:Yes)、受付装置1は、選択画面を表示する(S125)。
図12は、本実施形態に係る受付装置の選択画面を示す図である。選択画面には、チェックイン選択ボタン112、チェックアウト選択ボタン113が設けられており、顧客は、チェックインかチェックアウトかを選択できる。チェックアウト選択ボタン113が選択された場合(S126:チェックアウト)、受付装置1はチェックアウト処理を実行する。なお、ここでは、チェックアウト処理の詳細は割愛する。一方、チェックイン選択ボタン112が選択された場合(S126:チェックイン)、受付装置1はチェックイン選択画面を表示する(S127)。
図13は、本実施形態に係る受付装置1のチェックイン選択画面を示す図である。チェックイン方法選択画面には、4つの選択ボタン114a~114dが表示されており、顧客(宿泊客)は4種類のチェックイン方法の内、何れかを選択することが可能となっている。
4種類のチェックイン方法としては、(1)予約番号(予約ID)を使用する形態(選択ボタン114aを選択)、(2)名前を使用する形態(選択ボタン114bを選択)、(3)2次元バーコードを使用する形態(選択ボタン114cを選択)、(4)ルームカードを使用する形態(選択ボタン114dを選択)がある。宿泊施設の予約を行った場合、予約番号が通知されることがある。予約番号を使用する形態は、通知された予約番号を入力することで予約を照会する形態である。名前を使用する形態は、予約した宿泊客顧客の名前を入力することで予約を照会する形態である。インターネットを使用した宿泊施設の予約では、メール、アプリ等によって、予約に関する情報が2次元バーコード(コード情報)を使用して通知されることがある。2次元バーコードを使用する形態は、ユーザが取得した2次元バーコードを提示して予約を照会する形態である。
ところで、来店した宿泊客顧客は、直接、受付システム5に立ち寄らず、フロントにいる従業員に対して、氏名、滞在期間等を告げるといった、従来から行われている手法を取ることがある。ルームカードを使用する形態は、このような手法に対応した形態である。この場合、従業員は管理装置51に情報を入力し、当該宿泊客顧客の予約を確認し、管理装置51に接続されたカードキーリーダ・ライタ(図示せず)を使用して部屋番号をカードキーに記録させる、そのカードキーを宿泊客顧客に渡して受付装置1での精算を促すことになる。宿泊客顧客は、受付装置1で、ルームカードから照会する形態を選択することで、各種情報(予約番号、名前、2次元バーコード等)を入力する必要なく、カードキーをカードキー入出口12に挿入するだけで、予約に関する情報を照会することが可能である。
受付装置1に表示されたチェックイン選択画面を使用し、チェックイン方法が選択された場合(S128:Yes)、受付装置1は、管理装置51に対して、チェックイン方法に応じた予約者の照会(S129)を行う。受付装置1は、予約に関する情報を取得(S130)して、宿泊内容確認画面を表示する(S131)。
図14は、本実施形態に係る宿泊内容確認画面を示す図である。宿泊内容確認画面には、取得した予約に関する情報に基づいて各種情報を表示する宿泊関連表示欄115、取消ボタン116、戻るボタン117、次へボタン118が表示されている。宿泊関連表示欄115に表示される内容に間違いないことを確認した顧客(宿泊客)は、次へボタン118を操作する(S132:Yes)。一方、宿泊関連表示欄115に実際と異なる内容がある場合、ユーザは取消ボタン116、あるいは、戻るボタン117を操作して、従業者を呼ぶ、あるいは、操作をやり直す。
一方、顔認識端末3aからチェックイン通知を受信した場合(S122:Yes)、受付装置1は、顧客をチェックインさせるための処理を実行する。この場合、顧客は、特段の操作を行うことなく、図14で説明した宿泊内容確認画面を確認することが可能である。受付装置1は、チェックイン通知に含まれる予約IDを参照し、予約に関する情報を取得し(S130)し、宿泊内容確認画面を表示する(S131)。
宿泊内容確認画面において、次へボタン118が操作された場合(S132:Yes)、宿泊する顧客に関するレジストレーション処理(S200)が実行される。レジストレーション処理(S200)は、従来、紙で行われていた宿帳の記入に相当する処理である。顧客は、宿泊する顧客(予約している各部屋のルーム代表者、及び、同室者)に関する各種情報を登録する。
図9は、本実施形態に係るレジストレーション処理(S200)を示すフロー図である。レジストレーション処理(S200)では、まず、予約している部屋が1つ、もしくは、複数であるかを確認する(S201)。複数の部屋を予約している場合(S201:Yes)、タッチパネルモニタ11にルーム選択画面(図示せず)を表示する(S202)。ルーム選択画面には、予約している部屋の部屋番号、ルームタイプ等が表示される。ルーム選択画面を使用して、ルーム選択が行われた場合(S203:Yes)、まず、ルーム代表者登録処理(S230)が実行される。
図10は、本実施形態に係る宿泊者登録処理(S230)を示すフロー図である。ルーム選択処理(S230)では、まず、予約情報を参照し、予約ルーム関連情報に事前登録があるか、すなわち、同室者情報の登録があるかを確認する(S232)。事前登録がある場合(S232:Yes)、顧客選択画面を表示する(S233)。顧客選択画面には、既に登録してある代表となる顧客、及び、同室者の氏名が表示され、顧客は、表示される同室者の中から代表者を選択することが可能である。
顧客選択画面を使用して、顧客が選択された場合(S234:Yes)、あるいは、ルーム代表者が決定済みである場合(S231:Yes)、登録済み情報(予約情報中の宿泊者情報、あるいは、同室者情報)が取得(S235)され、登録済み情報に基づき、宿泊台帳画面が表示される(S236)。
なお、登録済み情報に基づき、日本に在住していないことが判別、あるいは、顧客により日本以外の国籍が入力された場合(S238:No)、パスポート読取り処理(S239)が実行される。パスポート読取り処理(S239)では、読取り案内画面(図示せず)が表示され、顧客に対してスキャナ口13にパスポートを設置する旨が案内される。受付装置1は、設置されたパスポートをスキャナ20で読取り、宿泊台帳情報の一部として登録する。
図14は、本実施形態に係る宿泊台帳画面を示す図である。宿泊台帳画面には、宿泊関連情報表示欄122、編集ボタン123、宿泊者関連情報表示欄124、サイン欄125、取消ボタン116、確定ボタン126等が含まれている。宿泊関連情報表示欄122は、図6(B1)、図6(B2)、図6(C)で説明した宿泊者情報、同室者情報の何れかに基づいて表示される。このようにチェックイン前に各種情報を登録している場合、宿泊者関連情報表示欄124は、登録されている会員情報に基づき、殆どの情報が表示されるため、ユーザは大幅な編集を行う必要がない。
サイン欄125は、指あるいはタッチペンを使用して、タッチパネルモニタ11上をなぞり、署名を記入するための欄である。宿泊施設の運用によっては、署名を求めない場合もある。その場合、サイン欄125を設けない形態としてもよい。宿泊台帳画面において編集ボタン123が操作された場合(S240)、図16に示す宿泊台帳画面(編集中)に遷移し、編集処理(S241)が実行される。宿泊台帳画面(編集中)には、宿泊者関連情報表示欄124の他、ソフトキーボード127、変換文字選択欄128が表示されている。ユーザは、宿泊者関連情報表示欄124中、編集(新規追加、修正、削除)したい項目を選択し、ソフトキーボード127、変換文字選択欄128を使用して編集を行う。
編集後、あるいは、編集しないままの状態で、宿泊者関連情報表示欄124中の確定ボタン126が操作された場合(S242:Yes)、図14に示す宿泊台帳画面をキャプチャーした画像(宿泊台帳画像)を登録する(S243)。なお、宿泊台帳画像には、少なくとも宿泊関連情報表示欄122、宿泊者関連情報表示欄124の部分が含まれていればよい。なお、パスポート読取り処理(S239)が行われた場合、読み取ったパスポート画像も宿泊台帳情報として併せて登録される。
登録処理(S230)が完了すると、現在、選択しているルームについて同室者の有無が判定される(S204)。他に同室者がある場合(S204:Yes)、現在、選択しているルームについて、再度、登録処理(S230)が実行される。
登録処理(S230)は、まだ未登録の同室者がなくなる(S204:No)まで、繰り返される。なお、チェックイン時、同室者がいない場合には、後で行う、あるいは、フロントで別途行うこととしてもよい。あるルームについての登録が完了した場合(S204:No)、まだ、未登録の他のルームの有無が確認される(S205)、他のルームがある場合(S205:Yes)、ルーム選択画面が表示される(S202)。一方、全てのルームの登録が完了した場合(S205:No)、レジストレーション処理(S200)を終了する。
図8の受付処理では、レジストレーション処理(S200)の終了後、宿泊費用の支払い処理(S133)が実行される。本実施形態では、紙幣入出口18、硬貨入金口17aを使用した現金による支払い、あるいは、クレジットカードユニット26を使用したクレジットカードによる支払いが可能となっている。宿泊費用の支払いが完了すると、カードキー入出口12から客室の解錠に使用するカードキーが発行される(S134)。カードキーは宿泊人数を上限枚数として発行することが可能である。なお、図13で説明したルームカードから予約の紹介照会を行った場合には、挿入したカードキーに解錠するための情報がカードキーユニット25で書き込まれて排出される。カードキーの発行後、宿泊費用の支払いに対するレシート(本発明における「媒体」に相当。)がレシートプリンタ14で印字される(S135)。
レシート発行処理(S135)の後、受付装置1は、顔認識端末3aに対して復帰信号を送信する(S136)。復帰信号を受信(S111:Yes)した顔認識端末3aは、待機状態(S110)を解除して、案内画面の表示(S101)に戻る。
図17は、本実施形態に係るレシート61(媒体)を示す図である。レシート61には、施設の名称、電話番号といった施設情報61a、日付61b、宿泊者名61c、領収金額61d、利用明細61e、部屋番号61f、2次元バーコード61g(本発明における「コード情報」に相当。)が記載(記録)されている。
2次元バーコード61gは、宿泊施設内で顔認識機能を利用した各種サービスを受けるため、顔認識情報を登録するための情報である。2次元バーコードには、少なくとも予約IDが含まれており、2次元バーコードを読み取ることで予約情報を参照することが可能となっている。顧客は、この2次元バーコード61gを使用し、コード読取り装置43が設けられた顔認識端末3bで、顔認識情報を登録することが可能である。顔認識情報の登録は、受付システム5で行うことも考えられるが、その場合、受付システム5での操作時間が長くなり、顧客の列が形成されることが考えられる。本実施形態では、顔認識情報の登録を、別途、設けられた顔認識端末3bで行うことで、受付システム5における処理時間の短縮、混雑解消を図ることとしている。また、顧客は、宿泊施設での滞在中、好きなタイミングで顔認識情報を登録することも可能となる。次に、顔認識端末3bを使用した認識設定処理について説明する。
図18は、本実施形態に係る認識設定処理を示すフロー図である。本実施形態の認識設定処理は、施設内で顔認識処理を行うのに必要となる顔認識情報の登録の他、その削除も行うことが可能となっている。削除を可能とすることで、顧客は、登録した顔認識情報が他で使用されない安心感を得ることが可能となっている。
顔認識端末3bは、案内画面が表示されている(S301)。図20(A)には、顔認識端末3b(他の顔認識端末3b~3e)も同様、に表示される案内画面が示されている。案内画面には、撮影画像表示欄341が表示され、顧客に対し、カメラの位置、及び、「カメラに顔を近付けて下さい。」というメッセージが表示されている。撮影画像表示欄341には、第1撮像部33aで撮像された画像がリアルタイムで表示されている。
カメラ(この場合、第1撮像部33a)で顔が検出された場合(S302:Yes)、顔認識端末3bは、第1撮像部33a、第2撮像部33bで撮像された画像と、RAM36cに予め記憶しておいた顔認識情報を使用し、顔認識処理を実行する(S303)。顔認識処理(S303)の結果、顔認識登録済みでない場合(S304:No)、すなわち、顔認識情報中に該当するものが無い場合、登録案内画面が表示される(S305)。
図20(B)には、本実施形態に係る登録案内画面が表示されている。登録案内画面には、レシート61に記載された2次元バーコード61gを、コード読取り装置43にかざす旨を促すメッセージと、残り時間が表示されている。顧客は、所定時間が経過する前(S306:No)に2次元バーコードをかざすことで、以降の処理に進む。2次元バーコードが読み取られると(S307:Yes)、2次元バーコード中の予約IDを参照し、管理装置51に有効な宿泊者(顧客)であるか否かを問い合わせる。問い合わせの結果、有効な宿泊者である場合(S308:Yes)、
暗証番号入力画面が表示される(S309)。
図20(C)には、暗証番号入力画面が示されている。暗証番号入力画面には、テンキー342とともに、チェックイン時に登録した電話番号の下4桁の入力を促すメッセージが表示されている。なお、暗証番号(本発明における「暗証情報」に相当。)には、電話番号の他、顧客が知り得る各種情報(番号に限られるものではない)を使用することとしてもよい。暗証番号入力画面において正しい暗証番号が入力された場合(S310:Yes)、顔認識情報の登録が実行される(S311)。顔認識情報の登録完了時には、図21(D)に示される登録完了画面が表示される。顔認識情報は、第1撮像部33a、第2撮像部33bで撮影された画像中、適切なものを使用して登録される。なお、顔認識情報としては、画像を使用するほか、画像から抽出された特徴情報を使用することとしてもよい。
顔認識情報の登録(S311)が完了すると、未登録の同行者の確認、及び、登録人数制限の確認が行われる(S312)。ここで、同行者とは、S311で顔認識情報を登録した顧客と一緒に予約をした者であって、同室者、あるいは、別室者を含むものである。例えば、1室を3人利用の場合、1人が登録済みであれば、残る2人分登録できることになる。1室を3人利用の場合、既に3人が登録済みであれば、新たな登録は禁止される。また、2室を各2人で利用している場合、1人が登録済みであれば、あと3人登録できることになる。条件を満たしている場合(S312:Yes)、同行者登録処理(S350)が実行される。
図19は、本実施形態に係る同行者登録処理(S350)を示すフロー図である。同行者処理(S350)では、S311の場合と同様、顔認識情報の登録が実行される。なお、同行者登録処理(S350)では、2次元バーコードの読取り、及び、暗証番号の入力は必要としない。既に、認識設定処理のS307、S310で完了しているためである。このように、同行者登録処理(S350)では、処理が簡略化され、顧客は容易に、また、短時間で顔認識登録を行うことが可能となっている。
同行者登録処理(S350)では、まず、登録案内画面が表示される。登録案内画面は、図20(A)と同様である。カメラ(この場合、第1撮像部33a)で顔が検出された場合(S351:Yes)、顔認識端末3bは、第1撮像部33a、第2撮像部33bで撮像された画像と、既に登録済みの顔認識情報を対比し、顔認識処理を実行する(S353)。顔認識処理(S353)の結果、顔認識登録済みでない場合(S354:No)、顔認識端末3bは、第1撮像部33a、第2撮像部33bで撮像された画像に基づき、顔認識情報を登録する(S355)。顔認識情報の登録完了時には、図21(D)に示される登録完了画面が表示される。一方、既に登録済みの場合には、登録済みであることを示すエラーメッセージを、タッチパネルモニタ34に表示する(S355)。
同行者登録処理(S350)は、未登録の同行者の確認、及び、登録人数制限の確認が条件を満たす(S312:Yes)間、実行することが可能である。なお、同行者が揃っていないことも考えられるため、全ての同行者を登録する必要は無く、途中で中断することも可能である。
次に、認識設定処理において、認識登録済みの場合(S304:Yes)について説明する。認識設定処理では、既に登録している顧客に対して、顔認識情報の削除、あるいは、未登録の同行者の登録に関する権限が与えられる。これらは、2次元バーコード、暗証番号を使用する必要は無く、顔認識を行うことで使用することが可能である。
認識登録済みと判断された場合(S304:Yes)、未登録の同行者の確認、及び、登録人数制限の確認が行われる(S313)。この条件を満たしている場合(S313:Yes)。図21(E)に示される選択画面が表示される。選択画面では、顔認識情報の削除ボタン343a、同行者の登録ボタン343bが表示されており、顧客は、利用したい機能を選択することができる。一方、条件を満たしていない場合(S313:No)、使用できる機能は、顔認識情報の削除に限られるため、選択画面は表示されない。
選択画面において、条件を満たしていない(S313:No)、あるいは、削除ボタン343aが操作される(S315:削除)場合、削除案内画面(図示せず)が表示される(S316)。削除案内画面には、顔認識情報が削除され、施設内において顔認識を使用するサービスが受けられない旨の表示、及び、確認ボタンが表示される。確認ボタンが操作された場合(S317:Yes)、顔認識情報の削除が実行され、図21(F)に示される削除完了画面が表示される。
一方、選択画面において、同行者の登録ボタン343bが操作された場合(S315:登録)、同行者登録処理(S350)が実行される。同行者登録処理(S350)は、図19で説明したフロー図と同様である。同行者登録処理(S350)は、未登録の同行者の確認、及び、登録人数制限の確認が条件を満たす(S319:Yes)間、実行することが可能である。なお、ここにおいても、同行者が揃っていないことを考慮し、全ての同行者を登録する必要は無く、途中で中断することも可能である。
以上、本実施形態の認識設定処理では、レシート61(媒体)に記載された2次元バーコード61g(コード情報)を使用し、受付システム5とは、異なる場所に設置された顔認識端末3bを使用して顔認識情報を登録することで、受付システム5での受付時間の短時間化を図る、あるいは、混雑、列の形成を抑制することが可能となる。そして、チェックイン時、同行者(同室者、あるいは、他室の顧客)が居合わせない場合であっても、後から、当該同行者についての顔認識情報の登録を行うことが可能となり、顧客に対する利便性向上が図られたものとなっている。さらに、顔認識情報の登録を終えた同行者は、顔認識処理を行うことで、別の同行者の顔認識情報の登録を行うことも可能となり、いわば、顧客間で数珠つなぎ的に顔認識情報の登録を行うことが可能となる。
また、顔認識設定処理では、顔認識を行うことで、登録した顔認識情報を削除することも可能である。そして、顔認識を行うことで、同行者の顔認識情報を登録することが可能である。削除、及び、同行者の登録においては、2次元バーコード、暗証番号は必要とせず、容易にまた短時間で行うことが可能である。更に、同行者の登録では、実際の宿泊者の数を上限に制限するため、不正な登録を抑制することも可能である。
登録された顔認識情報は、施設内に設置された顔認識端末3a~3eに記憶され、顔認識端末3a~3eで使用することが可能となる。なお、顔認識情報は、顔認識端末3a~3eで記憶する他、管理装置51の記憶部54に記憶する、あるいは、インターネット上のサーバに記憶することとしてもよい。この場合、顔認識処理を行う毎に記憶部54、あるいは、サーバにアクセスすることになる。
次に、顔認識端末3a~3eでの顔認識処理の利用について説明する。受付システム5の一部を構成する顔認識端末3aは、先に説明したように、チェックイン、チェックアウト時における顧客の認証に使用することが可能である。顔認識を行うことで、顧客を識別し、顧客に関する情報を受付装置1に渡す。
顔認識端末3bでは、先に説明したように、顔認識情報の新規登録、あるいは、既に登録している顔認識情報の削除、そして、同行者について顔認識情報の登録を行うことが可能である。
顔認識端末3cは、宿泊施設のエントランスに設置され、エントランスの施錠システムにリンクしている。宿泊施設では、深夜など、防犯を目的として、エントランスに施錠を行うことがある。本実施形態では、エントランスに設置された顔認識端末3cで顔認識を行うことで、施錠システムの解錠を行うこととしている。外出し深夜に帰ってきた場合でも、顔認識端末3cで顔認識を行うのみで、エントランスの解錠を行うことが可能となる。
顔認識端末3dは、宿泊施設内の入浴場入口付近に設置され、入浴に訪れた顧客の識別を行う。宿泊施設では、宿泊者以外の顧客も入浴に訪れることが考えられる。このような場合、宿泊している顧客との選別を行う必要がある。顔認識端末3dで、宿泊している顧客を識別可能とすることで、入浴券などを必要とせず、宿泊している顧客を入浴場に案内することが可能となる。
顔認識端末3eは、宿泊施設内のレストラン入口付近に設置され、食事に訪れた顧客の識別を行う。宿泊施設では、宿泊者以外の顧客も食事に訪れる、あるいは、宿泊者であっても事前に食事を予約している、あるいは、予約していないことが考えられる。このような場合、既に食事代を支払っている顧客と、まだ支払っていない顧客を選別する必要がある。顔認識端末3eで、このような顧客を識別可能とすることで、食事券などを必要とせず、宿泊している顧客をレストンランに案内することが可能となる。また、まだ未払いの顧客(宿泊客)に対しては、食事代を追加することも可能である。
以上、説明した顔認識端末3c~3eを使用することで、宿泊する顧客は、宿泊施設内において顔認識機能を利用した各種サービスを受けることが可能となる。なお、顔認識端末3c~3eによる顔認識機能は、チェックインを起点として、チェックアウトあるいはチェックアウト日の所定時刻まで利用可能となる。
なお、顔認識端末3は、施設内における各種決済の承認に使用することも可能である。例えば、宿泊施設において、売店、レストランでの利用料金を部屋付けで支払うことがある。このような場合、従来、顧客はカードキーを提示することで、本人確認(部屋の確認)が行われ、部屋付けが完了する。このように、顔認識端末3を使用することで、迅速、かつ、カードキーが手元に無くても、決済の承認を行うことが可能となる。
また、宿泊施設において登録した顔認識情報は削除しない場合、宿泊後も当該宿泊施設の受付システム5で利用することが可能である。したがって、再度、宿泊施設を訪れた場合、受付システム5の顔認識端末3aで顔認識を行い、チェックインを、迅速、そして、容易に行うことが可能である。そして、顧客は、再度、顔認識情報の登録を行う必要なく顔認識機能を利用することが可能である。また、宿泊した宿泊施設のみならず、当該宿泊施設のチェーン店等、関連する宿泊施設の受付システム5においても利用できるようにしてもよい。登録した顔認識情報は、サーバ等を介して関連する宿泊施設で共有されることになる。
以上、本発明に係る発明について、各種実施形態について説明を行ったが、本発明はこれら各種実施形態のみに限られるものではなく、各種変形例を採用することが可能である。以下にいくつかの変形例について説明する。
<第1の変形例>
前述の実施形態では、1回の予約について、1つのレシート61を発行し、レシート61に2次元バーコード61gを表示する形態としている。このような形態に代え、2次元バーコード61gが表示されたレシート61を宿泊する顧客の人数分発行してもよい。チェックインを行い複数枚のレシート61を受け取った顧客は、宿泊する顧客にレシート61を手渡すことで、各顧客自身が、顔認識端末3bを使用して認証設定処理を行うことが可能となる。
あるいは、レシート61は、部屋毎に発行することとしてもよい。チェックインを行い複数枚のレシート61を受け取った顧客は、部屋の代表者等にレシート61を手渡すことで、顔認識端末3bを使用して認証設定処理を行うことが可能となる。レシート61は部屋毎に発行されるため、顧客の人数分発行するよりも発行枚数を抑え、紛失の機会を抑制することが可能となる。また、2次元バーコード61gにルーム識別情報を含めておくことで、部屋毎での顔認識管理が可能となる。例えば、顔認識端末3を、各部屋の施錠システムに使用した場合、部屋の宿泊者のみが当該部屋の解錠を行うことも可能となる。
<第2の変形例>
前述の実施形態では、顔認識情報の削除は、認識設定処理を実行する顔認識端末3bで行うこととしている。このような形態に代え、他の顔認識端末3a、3c~3eで実行可能としてもよい。特に受付システム5で使用される顔認識端末3aでは、チェックアウト処理時に、顧客に対して顔認識情報を削除するか確認してもよい。顔認識情報を宿泊施設に残したくない顧客は、チェックアウト時に顔認識情報を削除することが可能となる。したがって、宿泊施設の利用終了、すなわち、宿泊施設での顔認識機能の利用終了と同時に顔認識情報を削除することが可能となる。
また、チェックアウト処理時に行う顔認識情報の削除は、予約した顧客等、1人の顧客で行われることが通常である。その際、代表者として、予約に関する全ての顧客の顔認識情報を一括削除可能としてもよい。団体客等を管理する場合、宿泊施設に顔認識情報を残さずにチェックアウトすることが容易となる。あるいは、予約に関する宿泊した顧客の氏名等を表示し、選択した顧客の顔認識情報を削除可能としてもよい。あるいは、チェックアウト処理時に、顧客からの指示を要することなく、登録した顔認識情報を全て削除することとしてもよい。この場合、宿泊施設に顔認識情報を残すことがないため、顧客側においては削除忘れとなることがない。また、宿泊施設側においても、顧客の重要な個人情報である顔認識情報をストック管理する必要が無いため、データ管理も容易となる。
<第3の変形例>
前述の実施形態では、受付システム1は、レシート61(媒体)に、2次元バーコード61g(コード情報)を記載(記録)する形態であって、2次元バーコード61gを顔認識端末3bに読み取らせる形態を採用している。コード情報を記録する媒体としては、このように、レシート61を使用する形態以外に、受付システム1が発行するカードキーを使用することとしてもよい。カードキー(媒体)に、磁気的、電子的、あるいは、2次元バーコードといったコード情報を記録しておき、顔認識端末3b側で、カードキー(媒体)に記録しておいたコード情報を入力することで、前述の実施形態と同様、顔認識端末3b側では、コード情報に基づく顔認識情報の登録、削除、あるいは、同行者の追加登録を行うことが可能である。その場合、顔認識端末3bでは、媒体に記録させておいたコード情報を読み取る構成が設けられる。
また、コード情報は、会員IDであって、コード情報を記録する媒体としては、会員証であってもよい。このように、コード情報は、会員IDのように顧客を識別する情報、あるいは、予約IDのように顧客の施設利用を識別する情報を含むことでよい。また、顔認識端末3bでは、顧客による受付システム1での受付後、コード情報が入力されることで、顔認識情報の登録を受け付けすることが可能になる。また、コード情報は、スマートフォン等の携帯端末で使用可能な宿泊施設の会員アプリ(プログラム)を使用して、形態端末の画面に表示させ、受付システム1で読み取らせる(入力させる)こととしてもよい。
<第4の変形例>
前述の実施形態では、顔認識機能を使用した顧客の判別について説明を行ったが、顧客の判別には、顔認識機能のみならず、指紋認証、手のひら静脈認識等、各種生体認識を使用することとしてもよい。あるいは、複数の生体認識を組み合わせて顧客の判別を行うことも可能である。
<第5の変形例>
前述の実施形態では、顔認識端末3bにおける2次元バーコード61gの読取りに、コード読取り装置43を使用することとしている。2次元バーコード61gの読取りは、コード読取り装置43で行う形態に代え、顔認識端末3bに備えられた第1撮像部33a、あるいは、第2撮像部33bで行うこととしてもよい。
<第6の変形例>
前述の実施形態では、宿泊施設を例にとって説明したが、宿泊施設に限らず、受付を行い、施設内において各種顧客に対するサービスを提供する各種施設で使用することも可能である。例えば、ゴルフ場、スポーツジム、ボーリング場などの運動施設、あるいは、銭湯、スパ、サウナ、健康ランド等の入浴施設、病院、クリニック等の医療施設、あるいは、列車、飛行機、客船、バス、タクシー等の交通施設、あるいは、カルチャー教室、自動車教習所、専門学校、大学などの教育施設、あるいは、テーマパーク、遊園地、カラオケボックスなどのレジャー施設等、各種施設で使用することが考えられる。
1:受付装置 36d:画像処理部
3(3a~3e):顔認識端末 36e:インターフェイス
5:受付システム 36f:音声処理部
11:タッチパネルモニタ 37:LAN通信部
11a:タッチパネル 38:接続ポート
11b:表示部 42:接続ケーブル
12:カードキー入出口 43:コード読取り装置
13:スキャナ口 51:管理装置
14:レシートプリンタ 52:入力装置
15:クレジットカード入出口 53:LAN通信部
16:テンキー 54:記憶部
17a:硬貨入金口 55:モニタ
17b:硬貨払出口 57:ルータ
18:紙幣入出口 58:LAN
20:スキャナ 61:レシート
21a:CPU 61a:施設情報
21b:ROM 61b:日付
21c:RAM 61c:宿泊者名
21d:画像処理部 61d:領収金額
21e:音声処理部 61e:利用明細
22:ハードディスク 61f:部屋番号
23:通信部 61g:2次元バーコード
24:インターフェイス 111:言語選択ボタン
25:カードキーユニット 112:チェックイン選択ボタン
26:クレジットカードユニット 113:チェックアウト選択ボタン
27:紙幣入出金部 114a~114d:選択ボタン
28:硬貨入出金部 115:宿泊関連表示欄
29a:スピーカ 116:取消ボタン
29b:マイクロホン 117、118:ボタン
31:筐体 122:宿泊関連情報表示欄
32:スタンド 123:編集ボタン
33a:第1撮像部 124:宿泊者関連情報表示欄
33b:第2撮像部 125:サイン欄
33c:第3撮像部 126:確定ボタン
34:タッチパネルモニタ 127:ソフトキーボード
35a:スピーカ 128:変換文字選択欄
35b:マイクロホン 341:撮影画像表示欄
36a:CPU 342:テンキー
36b:ROM 343a:削除ボタン
36c:RAM 343b:登録ボタン

Claims (10)

  1. 受付システムと、顔認識端末を有する施設管理システムであって、
    受付システムは、顧客の受け付けを行う受付処理を実行可能とし、
    顔認識端末は、登録処理を実行可能とし、
    登録処理は、
    受付処理を行った顧客を識別する情報、あるいは、受付処理を行った顧客の施設利用を識別する情報を含んだコード情報を入力する入力処理と、
    カメラで撮影された顔に基づく顔認識情報を、入力処理で入力されたコード情報に基づいて登録する登録処理と、を実行可能とする
    施設管理システム。
  2. 受付システムは、
    コード情報が記録された媒体を発行する発行処理を実行可能とし、
    入力処理は、発行処理で発行された媒体を使用してコード情報を入力する
    請求項1に記載の施設管理システム。
  3. 顔認識端末は、顔認識処理と、削除処理を実行可能とし、
    顔認識処理は、カメラで撮影された顔に基づき、登録されている顔認識情報に対応するか否かを判定し、
    顔削除処理は、顔認識処理において顔認識情報が登録されている場合、顧客からの指示に基づき、顔認識情報を削除する
    請求項1または請求項2に記載の施設管理システム。
  4. 顔認識端末は、顔認識処理と、追加登録処理を実行可能とし、
    顔認識処理は、カメラで撮影された顔に基づき、登録されている顔認識情報に対応するか否かを判定し、
    追加登録処理は、顔認識処理において顔認識情報が登録されている場合、カメラで他の顧客の顔を撮影し、当該他の顧客の顔認識情報を登録する
    請求項1から請求項3の何れか1項に記載の施設管理システム。
  5. 登録処理は、暗証情報の入力を必要とし、
    追加登録処理は、暗証情報の入力を必要としない
    請求項4に記載の施設管理システム。
  6. 追加登録処理は、顔認識情報が登録されている顧客について、許可されている人数以内の場合、実行可能とする
    請求項4または請求項5に記載の施設管理システム。
  7. 受付システムは、
    顧客の施設からの退出受け付けを行う退出受付処理と、
    退出受付処理時、顔認識情報が登録されている場合、顔認識情報を削除する退出時削除処理を実行可能とする
    請求項1から請求項6に記載の施設管理システム。
  8. 退出時削除処理は、顧客の指示に基づいて、顔認識情報を削除する
    請求項7に記載の施設管理システム。
  9. 退出時削除処理は、顧客の指示を要することなく、顔認識情報を削除する
    請求項7に記載の施設管理システム。
  10. 受付システムは、受付装置と第2の顔認識端末を有し、
    第2の顔認識端末は、
    カメラで撮影された顔に基づき、登録されている顔認識情報に対応するか否かを判定し、顔認識情報が登録されている場合、顔認識情報に該当する顧客の情報を受付装置に送信し、
    受付装置は、
    第2の顔認識端末から受信した顧客の情報に基づき、顧客の受け付けを行う
    請求項1から請求項9の何れか1項に記載の施設管理システム。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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