JP2022090143A - 医療施設用受付システム - Google Patents

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Abstract

【課題】医療施設において、入院患者の面会におけるセキュリティ向上を図るとともに、面会を適切な管理を行う。【解決手段】本発明に係る医療施設用受付システムは、受付装置と、ユーザが所持する携帯端末で実行されるプログラムと、を含んで構成される医療施設用受付システムであって、受付装置は、ユーザが対面して操作を行うユーザインターフェイスを有し、ユーザインターフェイスを使用して操作することで、携帯端末との間で実行される機能追加処理と、面会者によって入力される面会許可情報に基づいて面会の許可、不許可を判断する面会受付処理と、を実行可能とし、プログラムは、機能追加処理が実行されたことを条件として、面会者に対して面会を許可する面会許可情報を送信可能とする。【選択図】図1

Description

本発明は、病院等の医療施設において、入院患者の面会を受け付ける医療施設用受付システムに関する。
病院等の医療施設では、親族、知人等が入院する患者(入院患者)を見舞う、あるいは、身の回りの世話をするため面会が行われている。従来、医療施設での面会は、窓口に設置された紙の面会記録に、面会者氏名、面会先となる入院患者の氏名、入院患者の病室番号、訪問時刻、退出時刻等を記帳することで管理されることが通常であった。
しかしながら、このような面会の管理では、面会の記録が不確かである、入院患者の氏名と病室番号が分かれば、通過できてしまう等、セキュリティ上の問題があった。このような問題を解決するため、特許文献1には、面面申請者のPCから面会申請を行い、面会申請の回答が証人であれば面会申請者のPCに面会予約を送信し、面会を許可すること、また、面会時、予め登録された声紋情報と一致することを条件としてゲート装置の開閉を制御することが開示されている。
また、特許文献2には、入院患者により見舞い許可者や見舞い希望日の指定があると、入院患者の診療スケジュールを問い合わせ、見舞い可能日時を求めた上で、見舞い許可者に対し電子メールで見舞い許可コードを通知することが開示されている。また、特許文献3には、同時に収容可能な見舞客の人数(同時収容可能人数)を病室毎に割り当てておき、同時収容可能人数以下のときに、患者の病室を面会会場として選択することが開示されている。
特開2008-305315号公報 特開2013-222269号公報 特開2008-225834号公報
特許文献1~3に開示されるように、情報処理装置を使用した各種面会管理が提案されている。ところで、現在、スマートフォンのようなユーザが所有、所持する携帯端末が普及している。このような携帯端末を使用して、面会管理を行うことが考えられる。しかしながら、個人が所有する携帯端末において、面会管理を自由に行わせることになると、セキュリティ上の問題が生じることになる。本発明は、ユーザが所持する携帯端末を使用して面会に関する各種処理を実行可能とすること、及び、その際のセキュリティを確保することを1つの目的としている。
第1-1の構成に係る医療施設用受付システムは、
受付装置と、ユーザが所持する携帯端末で実行されるプログラムと、を含んで構成される医療施設用受付システムであって、
前記受付装置は、ユーザが対面して操作を行うユーザインターフェイスを有し、
前記ユーザインターフェイスを使用して操作することで、前記携帯端末との間で実行される機能追加処理と、
面会者によって入力される面会許可情報に基づいて面会の許可、不許可を判断する面会受付処理と、を実行可能とし、
前記プログラムは、前記機能追加処理が実行されたことを条件として、面会者に対して面会を許可する面会許可情報を送信可能とする。
また、第1-2の構成に係る医療施設用受付システムは、第1-1の構成に係る医療施設用受付システムにおいて、
前記機能追加処理は、前記受付装置に表示されるコード情報を前記携帯端末で読み取る、あるいは、前記携帯端末に表示されるコード情報を前記受付装置で読み取ることで行われる。
また、第1-3の構成に係る医療施設用受付システムは、第1-1または第1-2の構成に係る医療施設用受付システムにおいて、
前記受付装置は、カメラを備え、
前記機能追加処理は、前記カメラによって前記受付装置の前で操作を行うユーザを撮影し、撮像情報を含む機能追加時情報を記憶する。
また、本明細書で開示する医療施設用受付システムは、以下に示す第2―1から第2-5の構成を備えるものである。
第2-1の構成に係る医療施設用受付システムは、
受付装置、及び、記憶部を含んで構成される医療施設用受付システムであって、
前記記憶部は、ユーザの生体認証情報に対応付けて、患者の識別情報、及び、ユーザと患者との関係を示す属性情報を記憶し、
前記受付装置は、面会受付処理を実行可能とし、
前記面会受付処理は、面会申請を行ったユーザに対し、生体認証処理を実行し、
前記生体認証処理において、ユーザに対する生体認証情報がある場合、当該生体認証情報に対応する患者の識別情報、及び、属性情報を読み出し、
読み出した患者の識別情報に対応する患者が入院中の場合、読み出した属性情報に基づいて面会の可否を判断する
医療施設用受付システム。
第2-2の構成に係る医療施設用受付システムは、第2-1の構成に係る医療施設用受付システムにおいて、
前記面会受付処理は、読み出した属性情報に対応する面会可能時間に基づいて面会の可否を判断する。
第2-3の構成に係る医療施設用受付システムは、第2-1または第2-2の構成に係る医療施設用受付システムにおいて、
前記面会受付処理において、生体認証情報に対応付けられた患者が複数入院中の場合、面会する患者をユーザに選択させる。
第2-4の構成に係る医療施設用受付システムは、第2-1から第2-3の何れか1つの構成に係る医療施設用受付システムにおいて、
前記記憶部は、ユーザの生体認証情報に対応付けて、ユーザと患者との関係を示す特別属性情報を設定可能とし、
前記面会受付処理は、非常時において、面会受け付け申請が行われた場合、特別属性情報が設定されたユーザのみ面会の受付を許可する。
第2-5の構成に係る医療施設用受付システムは、第2-4の構成に係る医療施設用受付システムにおいて、
前記特別属性情報は、1人の患者に対して設定可能なユーザ数が限定されている。
第2-6の構成に係る医療施設用受付システムは、第2-1から第2-5の何れか1つの構成に係る医療施設用受付システムにおいて、
患者の診療の受付を行うチェックイン処理を実行可能とし、
前記チェックイン処理は、診療申請を行ったユーザに対し、生体認証処理を実行し、
前記生体認証処理において、ユーザに対する生体認証情報がある場合、当該生体認証情報に対応する患者の診療の受付を行う。
また、本明細書で開示する医療施設用受付システムは、以下に示す第3の構成を備えるものである。
第3の構成に係る医療施設用受付システムは、
受付装置、及び、記憶部を含んで構成される医療施設用受付システムであって、
前記記憶部は、ユーザの生体認証情報に対応付けられた患者の識別情報を記憶し、ユーザと患者との関係を示す特別属性情報を設定可能とし、
前記受付装置は、面会受付処理を実行可能とし、
前記面会受付処理は、面会申請を行ったユーザに対し、生体認証処理を実行し、
前記生体認証処理において、ユーザに対する生体認証情報がある場合、当該生体認証情報に対応する患者の識別情報を読み出し、
非常時において、面会申請が行われた場合、読み出した患者の識別情報に対応する患者が入院中であって、特別属性情報が設定されているユーザのみ面会を許可する。
また、本明細書で開示する医療施設用受付装置は、以下に示す第4の構成を備えるものである。
第4の構成に係る医療施設用受付システムは、
受付装置、及び、記憶部を含んで構成される医療施設用受付システムであって、
前記記憶部は、ユーザの生体認証情報に対応付けられた患者の識別情報を記憶し、ユーザと患者との関係を示す特別属性情報を設定可能とし、
前記受付装置は、面会受付処理を実行可能とし、
前記面会受付処理は、面会申請を行ったユーザに対し、生体認証処理を実行し、
前記生体認証処理において、ユーザに対する生体認証情報がある場合、当該生体認証情報に対応する患者の識別情報を読み出し、
非常時において、面会申請が行われた場合、読み出した患者の識別情報に対応する患者が入院中であって、特別属性情報が設定されているユーザのみ面会を許可する。
また、本明細書で開示する医療施設用受付装置は、以下に示す第5-1から第5-2の構成を備えるものである。
第5-1の構成に係る医療施設用受付システムは、
受付装置、及び、記憶部を含んで構成される医療施設用受付システムであって、
前記記憶部は、ユーザの生体認証情報に対応付けられた患者の識別情報を記憶し、
前記受付装置は、第1の面会受付処理と、第2の面会情報を実行可能とし、
前記第1の面会受付処理は、面会申請を行ったユーザに対し、生体認証処理を実行し、
前記生体認証処理において、ユーザに対する生体認証情報がある場合、当該生体認証情報に対応する患者の識別情報を読み出し、読み出した患者の識別情報に対応する患者が入院中である場合、面会を許可し、
前記第2の面会受付処理は、ユーザにより入力された面会許可情報が適正である場合、面会を許可する。
第5-2の構成に係る医療施設用受付システムは、第5-1の構成に係る医療施設用受付システムにおいて、
前記記憶部は、ユーザの生体認証情報に対応付けて、ユーザと患者との関係を示す属性情報を記憶し、
前記第1の面会受付処理は、読み出した患者の識別情報に対応する患者が入院中の場合、読み出した属性情報に基づいて面会の可否を判断する。
また、本明細書で開示する医療施設用受付装置は、以下に示す第6―1から第6-2の構成を備えるものである。
第6-1の構成に係る医療施設用受付装置は、
患者の診療の受付を行うチェックイン処理と、入院患者に対する面会受付を行う面会受付処理と、を実行可能とし、
前記チェックイン処理、及び、前記面会受付処理において、受付装置に対面するユーザの体温を計測し、体温が正常であるか否かを判断する検温処理を実行し、
前記チェックイン処理で実行される前記検温処理と、前記面会受付処理で実行される前記検温処理は、体温が正常であるか否を判断する閾値が異なる。
第6-2の構成に係る医療施設用受付装置において、
前記チェックイン処理の前記検温処理で使用される体温の閾値は、前記面会受付処理の前記検温処理で使用される体温の閾値よりも高く設定されている。
第1の構成(第1-1から第1-3の構成)に係る医療施設用受付システムによれば、携帯端末で実行されるプログラムは、受付装置との間で実行される機能追加処理を実行することで、面会者に対して面会を許可する面会許可情報を送信可能となる。そのため、セキュリティが重視される面会許可情報を送信する機能について、その安全性を高めることが可能となる。
第2の構成(第2-1から第2-5の構成)に係る医療施設用受付システムによれば、面会申請において、生体認証処理を使用するとともに、ユーザと患者の関係を示す属性情報を使用して面会の可否を判断することとしている。このような構成により、例えば、一親等以内の親族であれば面会を許可し、二親等以上離れた親族であれば面会を不許可とする等、属性情報を使用した面会の可否判断を行うことが可能となる。また、生体認証情報を事前登録したユーザであれば、面会申請時に何らの書類を提示する必要が無い。
第3の構成に係る医療施設用受付システムによれば、第2の構成と同様、属性情報を私用した面会の可否判断を行うことが可能となるとともに、非常時には、特別属性情報を使用して面会の範囲を制限することが可能となる。例えば、インフルエンザ等、ウイルス性の病気が流行っている場合、特別属性情報が設定されたユーザのみ、面会を許可することで、医療施設に来院する面会人の数を制限し、院内感染を抑制することが可能となる。
第4の構成に係る医療施設用受付システムによれば、第3の構成と同様、非常時には、特別属性情報を使用して面会の範囲を制限することが可能となる。
第5の構成(第5-1から第5-2の構成)に係る医療施設用受付システムによれば、生体認証処理を行う第1の面会受付処理、面会許可情報を使用する第2の面会受付処理を実行可能とすることで、生体認証情報を登録したユーザは、容易に面会を行うことが可能になるとともに、メール等によって、面会許可情報を受け取ったユーザは、面会許可情報を入力することで面会を行うことが可能となる。
第6の構成(第6-1から第6-2の構成)に係る医療施設用受付システムによれば、チェックイン処理で実行される前記検温処理と、前記面会受付処理で実行される前記検温処理は、体温が正常であるか否を判断する閾値が異なるものである。このような構成により、例えば、面会受付処理において、体温が正常であるか否かを判断する閾値を厳しく設定することで、インフルエンザ等、ウイルス性の病気が流行っている場合、面会による院内感染を抑制することが可能となる。
本実施形態に係る受付システムの構成を示す図 本実施形態に係る受付装置の正面図 本実施形態に係る受付装置の構成を示すブロック図 本実施形態に係る携帯端末の構成を示すブロック図 本実施形態に係る受付装置の初期画面を示す図 本実施形態に係る顔登録処理(受付装置側)を示すフロー図 本実施形態に係る顔登録処理(管理コンピュータ側)を示すフロー図 本実施形態に係る顔登録処理(管理コンピュータ側)を示すフロー図 本実施形態に係る受付システムで使用する各種データ構成を示す図 本実施形態に係る顔登録認証情報と患者基本情報の関係を説明するための図 本実施形態に係る診察券読み取り画面を示す図 本実施形態に係る属性選択画面を示す図 本実施形態に係る補助認証情報登録画面を示す図 本実施形態に係るユーザ追加確認画面を示す図 本実施形態に係る外来患者用画面を示す図 本実施形態に係るチェックイン処理を示すフロー図 本実施形態に係る第1顔認証処理を示すフロー図 本実施形態に係る補助認証情報入力画面を示す図 本実施形態に係る対象患者選択画面を示す図 本実施形態に係るチェックイン確認画面を示す図 本実施形態に係る無線チェックイン機能追加処理を示すフロー図 本実施形態に係る携帯端末の各種画面を示す図 本実施形態に係る携帯端末の各種画面を示す図 本実施形態に係る面会招待処理を示すフロー図 本実施形態に係る携帯端末の面会招待確認画面を示す図 本実施形態に係る面会受付処理を示すフロー図 本実施形態に係る選択画面を示す図 本実施形態に係る第1面会判定処理を示すフロー図 本実施形態に係る第2顔認証処理を示すフロー図 本実施形態に係る第2面会判定処理を示すフロー図 本実施形態に係る面会証を示す図
図1は、本実施形態に係る受付システムの構成を示す図である。本実施形態の受付システムは、病院等、各種医療施設において、2回目以降の受診を行う際、診察の受付(チェックイン)を簡易に行うことを可能とするシステムである。本実施形態の受付システムは、医療施設の出入口72の近傍に位置するロビー内に設置されている。受付システムは、ロビー内に配置されユーザによって操作される受付装置1a、1b、病院受付71内等に配置され、従業員によって操作される管理コンピュータ3を有して構成されている。なお、複数のユーザに同時にサービスを提供できるように受付装置1a、1bは複数台(本実施形態は2台)配置されている。
受付装置1a、1bと管理コンピュータ3は、LAN51を介して互いに通信可能に接続されている。管理コンピュータ3には、各種情報を表示するためのモニタ42、キーボード、マウス等、従業員による入力を受け付けるための入力装置41が接続されている。また、レシート形態の用紙に印字を行うレシートプリンタ44、診察券に記憶された情報を読み込む(書き込むことを可能としてもよい)ためのカードリーダ43も接続されている。
図2は、本実施形態に係る受付装置1の正面図である。受付装置1は、それに対面して操作を行うユーザに対し、新患受付、再来受付(チェックインともいう)等、各種サービスを提供可能とする装置である。本実施形態の受付装置1は、タッチパネルモニタ12、カードリーダ14、スキャナ15a、2次元バーコードリーダ15b、レシートプリンタ16a、プリンタ16b、カメラ13a、赤外線カメラ13bを備えて構成されている。これら構成は、受付装置1に対して操作を行うユーザに対し、ユーザインターフェイスとして機能する。
タッチパネルモニタ12は、対面して操作を行うユーザに対して、視覚的な情報を表示するとともに、ユーザのタッチ操作を受け付け可能としている。タッチパネルモニタ12の上方には、対面して操作を行うユーザの顔を含む範囲を撮像可能なカメラ13aと、赤外線カメラ13bが設けられている。カメラ13aは、使用するユーザの顔を撮影するためであり、赤外線カメラ13bは、使用するユーザの顔を撮影し、ユーザの体温を検出する検温処理を行うために設けられている。
カードリーダ14は、ユーザが所持する磁気カード、あるいは、ICカードで構成された診察券から、それに記憶されている患者ID等、各種情報を読み取る。また、カードリーダは、医療費支払いのために使用するクレジットカードの読み取り機能を備えることとしてもよい。スキャナ15aは、保険証の読み取り用に設けられたフラットベッド型であって、再来受付時、当月の初診の場合など、保険証の提示が必要とされる場合、このスキャナ15aを使用して、ユーザが所持する保険証等を読み取る。
2次元バーコードリーダ15bは、印刷物に印刷された2次元バーコード、あるいは、携帯端末2に表示されている2次元バーコード等、各種2次元バーコードを読み取ることが可能である。なお、読み取る対象としては、2次元バーコードに代え、1次元バーコード等、各種コード情報を読み取る形態であってもよく、その場合、2次元バーコードリーダ15bに代え、読み取り対象に適したコードリーダが使用される。また、スキャナ15a、2次元バーコードリーダ15bは、両者を設けることに代え、カメラを使用する等、共通の読み取り部とすることとしてもよい。
本実施形態の受付装置1は、ユーザに紙媒体を提供するため、レシートプリンタ16aと、プリンタ16bが設けられている。レシートプリンタ16aは、レシートとして使用される感熱紙に印字する簡易なプリンタであって、再来受付時に発行される受付完了表、あるいは、予約受付時に発行される予約表等の印字に使用される。また、プリンタ16bは、レーザプリンタやインクジェットプリンタ等、通常紙にトナー、あるいは、インクを使用して印刷を行うものであって、衣料費支払時に発行される診療明細、領収書等の印刷に使用される。
図3は、本実施形態に係る受付装置1の構成を示すブロック図である。受付装置1は、通常のコンピュータと同様、制御部としてのCPU11a、ROM11b、RAM11c、画像処理部11d、音声処理部11eを備えて構成されている。また、ハードディスク18等、各種情報を記憶する記憶部を有している。また、インターフェイス17を介して、カードリーダ14、スキャナ15a、2次元バーコードリーダ15b、レシートプリンタ16a、プリンタ16b、カメラ13a、赤外線カメラ13b、LAN通信部17a、Bluetooth通信部17bが接続されており、制御部による制御が可能となっている。
画像処理部11dには、タッチパネルモニタ12が接続されている。タッチパネルモニタ12は、ユーザに対して各種情報を表示する表示部122と、ユーザによるタッチ操作を受け付けるタッチパネル121を備えて構成されている。タッチパネル121は、インターフェイス17に接続されており、ユーザによるタッチ操作を制御部に伝達することが可能となっている。音声処理部11eには、ユーザに対して聴覚的な情報を伝達するスピーカが接続されている。
インターフェイス17には、図2で説明したカメラ13a、赤外線カメラ13b、カードリーダ14、レシートプリンタ16a、プリンタ16b、スキャナ15a、2次元バーコードリーダ15b、タッチパネル121が接続されており、制御部の制御に基づいて各種処理を実行する。この他、インターフェイス17には、各種通信を行う手段として、LAN通信部17a、近距離無線通信部としてのBluetooth通信部17b(Bluetoothは登録商標)が接続されている。LAN通信部17aは、LAN51に接続され、図1で説明した管理コンピュータ3等、LAN上の各種情報処理装置、あるいは、ルータ52を介してインターネットと通信することが可能となっている。
本実施形態では、携帯端末2との通信を行うため、近距離無線通信部としてのBluetooth通信部17bを、各受付装置1に搭載しているが、近距離無線通信部は、1つの受付装置1に搭載する形態であってもよい。もしくは、受付装置1の外部に設置する形態としてもよい。例えば、受付装置1と同じフロアに設置されている管理コンピュータ3に搭載することや、あるいは、別途、LAN51に通信接続された情報処理装置に搭載し、携帯端末2との無線通信を行う形態などが考えられる。
以上、図1、図2を用いて説明した受付システムを使用して、ユーザに対する各種サービスを実行することが可能となっている。ここで、ユーザが所持する携帯端末2の構成について説明しておく。携帯端末2は、スマートフォン、あるいは、タブレット端末等であって、ユーザが所有、所持され、ユーザによって使用される端末である。
図4は、本実施形態に係る携帯端末2の構成を示すブロック図である。携帯端末2は、制御部としてのCPU21a、ROM21b、RAM21c、画像処理部21d、音声処理部21eを備えて構成されている。また、フラッシュメモリ等、不揮発性の記憶部22を有している。また、インターフェイス23を介して、携帯回線通信部26a、無線LAN通信部26b、Bluetooth通信部26c(近距離無線通信部)等、各種通信手段の他、入力スイッチ27が接続されており、制御部による制御が可能となっている。
画像処理部21dには、タッチパネルモニタ25、カメラ24が接続されている。タッチパネルモニタ25は、ユーザに対して各種情報を表示する表示部252と、ユーザによるタッチ操作を受け付けるタッチパネル251を備えて構成されている。カメラ24は、携帯端末2の背面等に配置され、静止画、動画の撮影を行うことが可能である。なお、カメラ24は、背面のみならず、前面に設ける等、複数配置されるものであってもよい。音声処理部21eには、ユーザに対して聴覚的な情報を伝達するスピーカ28a、音響情報を取得するマイクロホン28bが接続されている。なお、タッチパネルモニタ25、入力スイッチは、携帯端末2の操作を行うユーザに対し、携帯端末側ユーザインターフェイスとして機能する。
図5は、本実施形態に係る受付装置1のタッチパネルモニタ12に表示される初期画面を示す図である。初期画面には、ユーザに対して、ユーザが外来患者、面会者が何れであるのかを問うボタン121a、121b、患者関係者(患者本人、及び、患者の親族、あるいは、患者を看護する業務従事者の何れか)について、顔登録を行うためのボタン121c、スマートフォン(携帯端末2)への機能追加を行うためのボタン121d、日本語以外の他の言語に切り替えるためのボタン121eが表示されている。ユーザが、このボタン121a~121eを選択することで、それに応じた処理が実行される。
従来の医療施設では、再来受付等を行う際、受付装置1に診察券を挿入することが必要であり、再来受付等を行う患者は診察券を所持しなければならなかった。通常、診察券は医療施設毎に発行されるため、複数の医療施設で診察を受けるユーザは、複数枚の診察券を所持する必要があり、その取扱は面倒であった。そのため、本実施形態では、診察券を使用することに代え、顔認証を使用することとしている。顔認証は、顔を登録し、患者IDに紐付けておく顔登録処理を事前に行うことで可能となる。顔認証を使用することで、患者は診察券を所持することなく、受付装置1での受付を行うことが可能となる。なお、本実施形態では、生体認証の手法として顔認証を使用しているが、顔認証に限られるものでは無く、指紋認証、虹彩認証、静脈認証、音声認証等、各種生体認証を使用することが可能である。
ところで、診察を受ける患者によっては、子どもである、車椅子を使用している、独力での歩行ができない、あるいは、認知症を発症している等を理由として、介助者を伴っていることがある。そのような場合、患者自身による受付装置1の操作は困難であり、介助者によって操作が行われることが考えられる。介助者としては、患者の親族(親、子、親戚)、友人、患者の介護を行う業務従事者等が考えられる。従来の診察券を使用した受付装置1では、例えば、介助者の親が患者の場合、患者である親から診察券を預かって、受付装置1を操作して受付を行うことになる。また、業務従事者の場合も同様であって、患者から診察券を預かって受付を行うことになる。
顔認証を含む生体認証では、本人を認証することが通常である。しかしながら、上述する医療施設特有の事情に基づき、患者本人が受付装置1と対面して操作を行うことができない状況がある。そのため、本実施形態の受付システムでは、以下に示す3つの構成の内、少なくとも何れか1つの構成を備えることを特徴としている。
・ある1人の患者を顔認証可能な患者以外の他のユーザと対応付けること。
・ある1人の患者に対して顔認証可能な複数のユーザ(患者を含んでもよい)を対応付けること。
・前述した業務従事者の場合、ある1つの医療施設において、複数の患者の介助を行う場合がある。そのため、あるユーザ(例えば、業務従事者等)が、複数の患者に対して顔認証可能に対応付けられていてもよい。
まず、本実施形態に係る顔登録処理について、図6、図7を用いて説明を行う。図6は、本実施形態に係る顔登録処理(受付装置側)を示すフロー図であり、図7は、本実施形態に係る顔登録処理(管理コンピュータ側)を示すフロー図である。
ここで、本実施形態の受付システムで使用する各種情報のデータ構成について説明しておく。図8には、本実施形態に係る受付システムで使用する各種データ構成が記載されている。管理コンピュータ3には、初診時等のタイミングで、事前に登録された患者基本情報が記録されている。図8(A)に示されるように、患者基本情報は、患者ID、施設ID、氏名、住所、性別、生年月日、個人識別情報、保険証情報等、ユーザとしての患者に関する情報が登録されている。ここで、本実施形態では、患者IDと医療施設IDを組み合わせてシステムIDとして使用している。本実施形態の受付システムは、複数の医療施設で使用可能とすることを前提としている。したがって、患者IDと医療施設IDを組み合わせたシステムIDを参照することで、医療施設、及び、患者を特定することが可能となる。なお、システムIDは、患者IDと医療施設IDの組み合わせのみならず、医療施設と患者を特定可能なように、適宜に定めることとしてもよい。
個人識別情報は、初診受付時等、患者から提示された運転免許証、マイナンバーカード等に記載された番号、あるいは、それらのコピー画像等、個人を識別可能とする各種情報である。保険証情報には、保険証種別、保険証番号、有効期限等が含まれている。
管理コンピュータ3には、診療予約に関する予約情報も登録されている。図8(B)に示されるように、予約情報は、患者ID、予約日、予約時間帯、診療科ID、医師IDを含んで構成されている。本実施形態では、予約日と予約時間帯が指定される予約形態としているが、予約形態は、このような形態に限られるものでは無く、予約日のみとする、あるいは、予約日と予約時間とする等、各種形態を採用することが可能であって、医療施設の予約形態に応じて、予約情報内の情報は適宜変更されることになる。
顔登録処理は、図5で説明した、患者関係者顔登録と表記されたボタン121cを操作することで開始される。顔登録処理が開始されると、タッチパネルモニタ12には、診察券の挿入を促す診察券読み取り案内画面が表示される(S101)。
なお、本実施形態では、カードタイプの診察券以外に、スマートフォン等の携帯端末2を診察券に代えて使用することが可能である。その場合、ユーザは、携帯端末2にプログラム(アプリ)をダウンロードし、当該プログラムに診察券に関する情報を登録しておく(後で説明する機能追加処理)。診察券の登録が完了した携帯端末でプログラムを実行させ、診察券に関する情報(患者ID等)を2次元バーコード(コード情報)として携帯端末の画面に表示させ、受付装置1の2次元バーコードリーダ15bで読み取らせることで受付を可能としている。
図10は、本実施形態に係る診察券読み取り画面を示す図である。診察券読み取り案内画面には、カードタイプの診察券の読み取り、あるいは、携帯端末2(スマートフォン)に表示させた2次元バーコードの読み取りが案内される。また、顔登録と表記されたボタン122a、キャンセルと表記されたボタン122bが表示されている。カードタイプ、あるいは、携帯端末2による診察券の読み取りが完了し(S102:Yes)、ボタン122aを操作することによる顔登録開始操作が行われた場合(S103:Yes)、カメラ13aによる撮影が開始される(S104)。なお、診察券読み取り案内画面でボタン122bが操作された場合(図示せず)、顔登録処理を終了して初期画面へと戻る。
カメラ13aは、受付装置1と対面して操作を行うユーザの顔を撮影する方向に向けられている。受付装置1は、カメラ13aで撮影された映像情報から、顔認証情報を取得する。顔認証情報は、映像情報、あるいは、映像情報から抽出した顔の特徴量、あるいは、映像情報及び特徴量等、各種形態を採用することができる。また、マスクをしている、サングラスをしている等、顔認証できない場合には顔認証情報が取得できない(S106:No)と判定する。カメラ13aで撮影された映像情報から、顔認証を行うために十分な顔認証情報の取得が完了した場合(S106:Yes)には、属性選択画面が表示される(S107)。
一方、顔認証を行うために必要な顔認証情報が取得できず、所定のタイムアウト時間を経過した場合(S105:Yes)には、タッチパネルモニタ12にエラー画面を表示して(S114)、ユーザ追加確認画面を表示する(S112)。あるいは、顔認証情報を取得するために必要となる事項をタッチパネルモニタ12に表示させ、顔認証情報の取得を継続することとしてもよい。
本実施形態では、前述したように診察券に対応する患者以外のユーザ(介助者)であっても患者に代え、あるいは、患者に加えて顔登録を行うことが可能となっている。そのため、本実施形態の顔登録処理では、顔登録を行ったユーザが、患者に対する誰であるかを示す属性情報を登録可能としている。登録された属性情報は、後で説明するチェックイン処理の他、受付システムにおいて、医療施設の従業者が参照することが可能となっている。そのため、医療施設では、受付システムに通信接続された情報処理装置を使用し、当日、受け付けた患者に付き添っている介助者の属性を参照することが可能である。
図10は、本実施形態に係る属性選択画面を示す図である。属性選択画面には、ユーザに確認させるため、カメラ13aで撮影された映像情報を表示する撮影像表示欄123a、属性選択ボタン123b、次へと表記されたボタン123d、キャンセルと表記されたボタン123cが表示されている。ユーザは、属性選択ボタン123bを使用して、患者に対する自分の属性を選択する。なお、本実施形態では、予め定められた属性の中から選択する形態となっているが、ソフトキーボード、テンキー等の入力手段を使用して、ユーザが自由な形態で属性を入力できるようにしてもよい。例えば、業者(業務従事者)のように、1つの医療施設で複数の患者を担当する場合、患者に対して業者で割り当てた管理番号等使用することで、後で説明するチェックイン処理等において、容易に対象とする患者を選択することが可能となる。また、属性は1つのみならず、複数選択できるようにしてもよい。
属性が選択され、ボタン123dが操作された後、すなわち、属性の選択が完了した場合(S108:Yes)、補助認証情報登録画面が表示される。図13は、本実施形態に係る補助認証情報登録画面を示す図である。本実施形態では、生体認証としての顔認証以外に、連絡先電話番号を補助認証情報として使用している。補助認証情報には、連絡先電話番号のみならず、生年月日、ユーザが決定したパスワード等、各種情報を使用することが可能である。補助認証情報を使用することで、認証の精度を向上させるとともに、顔認証の負担を削減することが可能となる。すなわち、顔認証と補助認証情報による認証を併用することで、高精度な顔認証を使用せずとも認証の精度を向上することが可能となる。また、補助認証情報が一致したデータベース上の患者を対象として、顔認証を行う等により、顔認証を実行する管理コンピュータ3等の処理負担を削減することも可能となる。
補助認証情報登録画面には、入力表示欄124a、テンキー124b、ボタン124c、124dが表示されている。受付装置1を操作するユーザは、テンキー124bを使用して、自己の連絡先電話番号を入力する。入力された連絡先電話番号は、入力表示欄124aに表示される。入力を終えたユーザは、登録と表記されたボタン124cを操作することで補助認証情報の登録を完了する(S110:Yes)。なお、補助認証情報登録画面において、キャンセルと表記されたボタン123dを操作することで、前の画面に戻る、もしくは、顔登録処理を抜けることが可能となっている。
補助認証情報の登録完了後、受付装置1は、管理コンピュータ3に対して登録認証情報を送信する(S111)。図10(A)、図10(B)には、登録認証情報のデータ構成が記載されている。登録認証情報は、管理コンピュータ3の記憶部等にデータベースとして登録される。登録認証情報には、今回の登録処理で取得した顔認証情報、補助認証情報、属性情報が、患者IDに対応付けられている。本実施形態の顔登録情報は、顔IDを使用し、基本情報とブリッジ情報で対応付けられている。図10(A)は、1人の顔登録を行ったユーザが複数の患者に対応付けられている例である。また、図10(B)は、顔登録を行った複数のユーザが1人の患者に対応付けられている例である。
このように本実施形態では、1人の患者に対して複数のユーザを登録すること、あるいは、1人のユーザに対して複数の患者を登録することが可能となっている。そのため、受付装置1で実行される顔登録処理では、1回の処理で複数のユーザの顔登録を行うことが可能となっており、登録認証情報を送信(S111)後、ユーザ追加確認画面を表示すること(S112)で、他のユーザも顔登録を行うことが可能となっている。すなわち、1回の顔登録処理で、本人、親族、業者(業務従事者)等、複数人のユーザの顔登録を行うことが可能となっている。
図14は、本実施形態に係るユーザ追加確認画面を示す図である。本実施形態のユーザ追加確認画面には、撮影像表示欄125a、ボタン125b、125cが表示されている。撮影像表示欄125aには、カメラ13aで撮影している映像が表示される。ユーザは、撮影像表示欄125aを視認することで、顔登録が可能となることを確認できる。続けて他のユーザの顔登録を行う場合には、はいと表記されたボタン125bを操作する(S113:Yes)。その場合、S104に戻り、他のユーザの顔登録を開始する。一方、いいえと表記されたボタン124cを操作した場合(S113:No)、一連の顔登録処理を終了する。
図7、図6で説明した受付装置1側での顔登録処理に対応して実行される、管理コンピュータ3側での顔登録処理を示すフロー図である。管理コンピュータ3は、受付装置1から管理コンピュータ3に送信(S112)された登録認証情報を受信すると(S151:Yes)、まず、図10(A)、図10(B)で説明した基本情報部分の検索を行う(S152)。今回、受付装置1で取得した登録認証情報(顔認証情報、補助認証情報)が登録されていない場合(S153:No)、当該ユーザの顔登録は行われていないため、図10(A)、図10(B)に示すような形態で登録認証情報の登録を行う。

一方、今回、受付装置1で取得した登録認証情報(顔認証情報、補助認証情報)が既に登録されている場合(S153:Yes)、当該一致したユーザについて患者との対応付けが行われているか、すなわち、ブリッジ情報が合致しているかの確認が行われる(S155)。合致するブリッジ情報が無い場合(S155:No)、登録認証情報としてブリッジ情報部分のみを追加登録する(S157)。基本情報部分については、既に登録されているものを使用する、あるいは、今回取得した情報に更新することとする。一方、合致するブリッジ情報が無い場合(S155:Yes)。登録認証情報を送信してきた受付装置1にエラー情報を送信する(S156)。エラー情報を受信した受付装置1は、今回、ある患者に対して顔登録しようとしたユーザが、既に患者に対して登録済みである旨を表示する(図6には、図示せず)。
このように、本実施形態では、管理コンピュータ3に登録する際、登録認証情報を基本情報とブリッジ情報に分けて登録するため、顔認証情報を含む基本情報部分での重複を避け、データ量の削減、顔認証情報が複数登録されることでの不具合の発生を抑制し、顔認証時の効率化等を実現することを可能としている。
次に、本実施形態における顔認証処理を使用するチェックイン処理について説明する。ここで、チェックイン処理とは、一度、来院した患者が再度来院したときに行われる再来受付で行われる処理に相当する。図5の初期画面において外来患者と表記されたボタン121aが選択された場合、図15に示される外来患者用画面へと遷移する。外来患者画面には、新患受付、再来受付、診療費支払い、予約依頼と表記されたボタン126a~126d、及び、初期画面に戻るためのボタン126eが表示される。
ここで、各ボタン126a~126dに表示されている各種サービスについて説明しておく。ボタン126a(新患受付)をタッチ選択することで開始されると新患患者、すなわち、この医療施設に初めてかかる患者に対する新患受付処理が開始される。新患受付処理では、受付装置1のスキャナ15aを使用して、マイナンバーカード、運転免許証等の身分証明書、及び、保険証の読み取りが行われる。タッチパネルモニタ12には、ユーザに対し、登録が完了するまで待機するよう通知する表示が行われ、受付装置1側での新患受付処理は完了する。読み取られた情報は、管理コンピュータ3に送信され、事務員等の作業を経て、医療施設のデータベースに患者基本情報として登録される。
ボタン126c(再来受付)をタッチ選択することで開始される処理は、医療施設において、2回目以降の受診を行う際、診療の受付を行う処理(チェックイン処理)である。本実施形態の再来受付処理は、前回受診時等、事前に診療予約しているユーザを対象としているが、予約していないユーザを受付可能としてもよい。そのため、再来受付処理をチェックイン処理と呼ぶこととする。
ボタン165b(診療費支払い)をタッチ選択することで開始される処理は、診療が終了したユーザに対して、診療費の支払いを行うための処理である。本実施形態の受付装置1は、カードリーダ14を使用してクレジットカードによる支払いを行うことを可能としているが、現金取扱機能を設け、現金による支払いを可能としてもよい。ボタン126d(予約依頼)を選択することで開始される処理は、次回の診療日時を予約するための処理である。
なお、本実施形態における顔認証処理は、チェックイン処理のみならず、従来、診察券を使用して患者の認証に使用していた各種処理について使用することができる。このような処理としては、例えば、ボタン126bを操作した際に実行される診療費の支払処理、ボタン125dを操作した際に実行される予約依頼の受け付け処理、あるいは、図5のボタン121bを操作することで実行される面会受け付け時の処理等が挙げられる。
図16は、本実施形態に係るチェックイン処理を示すフロー図である。チェックイン処理は、受付装置1で実行される処理であって、ユーザが受付装置1に対面して、タッチパネルモニタ12等を操作することで行われる処理である。チェックイン処理は、図15の外来患者用画面において、ボタン126c(再来受付)を操作することで開始される。
チェックイン処理が開始されると、タッチパネルモニタ12には案内画面が表示される(S201)。案内画面には、ユーザに対して、2種類のチェックイン方法をユーザに選択させる。ここで、2種類のチェックイン方法とは、従来のように診察券を挿入することによるチェックイン、あるいは、診察券を使用すること無く、顔登録処理で事前に登録した顔認証情報によるチェックインである。診察券が挿入された場合(S202:診察券)、カードリーダ14は、診察券に記憶されている患者IDを読み取る(S203)ことで患者を特定し、当該患者を受け付けるため、S204以降の処理を実行する。
一方、案内画面において顔認証が選択された場合(S202:顔認証)、診察券を使用せず、受付装置1に対面するユーザの顔を使用して患者を特定する第1顔認証処理(S300)が実行される。
図17は、本実施形態に係る第1顔認証処理を示すフロー図である。第1顔認証処理(S300)が開始されると、受付装置1は、カメラ13aによる撮影を開始する(S301)。そして、補助認証情報入力画面を表示する(S302)。図18には、本実施形態に係る補助認証情報入力画面が示されている。補助認証情報入力画面は、撮影像表示欄127a、入力表示欄127b、テンキー127c、ボタン127d、127eを含んで構成されている。撮影像表示欄127aは、カメラ13aで撮影されている映像が表示されており、ユーザを適正な位置に誘導させる。入力表示欄127bには、テンキー127cで入力された番号(この例では、連絡先電話番号)が表示される。
入力補助情報としての連絡先電話番号を入力し終えたユーザは、確認と表記されたボタン127dを操作して補助入力情報を確定する。補助入力情報が入力された場合(S303:Yes)、入力された補助認証情報、及び、カメラ13aで撮影された映像に基づき、管理コンピュータ3に対して問い合わせを行う(S304)。管理コンピュータ3では、受信した補助認証情報、及び、カメラ13aで撮影された映像に基づいて認証を実行する。具体的には、図10(A)、図10(B)で説明した登録認証情報中、今回、カメラ13aで撮影された映像に対応する顔認証情報が登録されているかという第1の認証と、今回、入力された補助認証情報に一致する補助認証情報が登録されているかという補助認証情報に基づく第2の認証を実行する。管理コンピュータ3における認証では、第2の認証を先に実行することで、管理コンピュータ3の処理負担は軽減される。
管理コンピュータ3における認証結果は、受付装置1に対して送信される。認証結果を取得した(S305:Yes)受付装置1は、認証結果の内容を確認する(S306)。認証できた場合(S306:Yes)、認証結果において、対象患者が単数であるか(S307:No)、複数であるか(S307:Yes)が判定される。図10(A)に示されるように説明したように、本実施形態では、1人の顔認証可能なユーザに対して複数の患者を対応付けることが可能となっている。そのため、認証されたユーザに複数の患者がある場合(S307:Yes)には、対応付けられた複数の患者を候補として提示し、ユーザに選択させることとしている。
図19は、本実施形態に係る対象患者選択画面を示す図である。この対象患者選択画面には、患者選択ボタン128a~128dが表示されている。各患者選択ボタン128a~128dには、患者の氏名、及び、認証されたユーザ(受付装置1を操作しているユーザ)との関係が表示されている。この関係は、登録処理の属性選択画面で選択、あるいは、入力された属性情報に基づくものである。ユーザは、患者選択ボタン128a~128dに表示された氏名、関係を確認し、今回、受診する患者を選択する(S309:Yes)。選択された患者は、今回、受診を受ける対象患者として決定される(S310)。
図16に戻り、対象患者が確定した後のチェックイン処理について説明を行う。診察券の読み取り(S203)、あるいは、第1顔認定処理(S300)によって、診察対象となる対象患者が特定された以後の処理について説明を行う。受付装置1は、診察券の読み取り(S203)、あるいは、第1顔認証処理(S300)で特定した対象患者の患者IDを含むチェックイン要求を送信する(S204)。
チェックイン要求を受信した管理コンピュータ3は、チェックイン要求に含まれる患者IDを参照し、それに該当する予約情報の検索を行う。患者IDに対応する予約情報が無い、あるいは、患者IDに対応する予約情報の予約日が当日のもので無い場合、受付装置1に対してエラー情報を送信する。エラー情報を受信した場合(S205:Yes)、受付装置1は、タッチパネルモニタ12に、予約が無く、受付できなかったことを通知するチェックインエラー画面を表示する(S215)。
一方、管理コンピュータ3において、患者IDに対応し、予約日が当日である予約情報が存在した場合、管理コンピュータ3は、受付装置1に予約確認情報を送信する。予約確認情報には、予約情報に基づく各種情報、すなわち、患者名、予約日、予約時間帯、診療科名、医師名等が含まれている。受付装置1は、予約確認情報を受信する(S206:Yes)と、受信した予約確認情報に基づきチェックイン確認画面を表示する(S209)。なお、本実施形態では、チェックイン確認画面を表示する前に、赤外線カメラ13bを使用して、ユーザの体温を計測する検温処理を行うこととしている。
図2で説明したように、受付装置1には、ユーザを含む範囲を撮像可能な赤外線カメラ13bが設けられている。検温はこの赤外線カメラ13bを使用して行われる(S207)。本実施形態では、検温を正確に行うことが可能な人間のこめかみ近傍の体温を使用することとしている。さらに、検温結果の精度を高めるため、広い範囲の顔の体温分布に基づいて、こめかみ近傍の体温を補正し、検温結果として使用している。また、こめかみ位置を正確に検出するため、カメラ13aを合わせて使用することとしてもよい。検温結果が正常で無い場合(S208:No)、すなわち、インフルエンザ発症等による高熱等と考えられる場合は、タッチパネルモニタ12に発熱注意画面を表示する(S213)と共に、発熱注意情報を管理コンピュータ3に送信する(S214)。
発熱注意画面には、発熱により、ユーザに対し、隔離スペースなどへの移動を求める旨が表示される。また、発熱注意情報を受信した管理コンピュータ3は、従業者に対して、発熱異常の患者が発生したことを、受付装置1の識別情報を含めて通知する。このように再来受付時、インフルエンザを発症しているユーザを隔離する等、チェックイン時に対策を取ることで、院内感染等を抑制することが可能となる。なお、受付装置1では、発熱注意画面のみならず、受付装置1の周囲に通知する通知手段を設けることとしてもよい。例えば、受付装置1の上部に通知灯を設けておき、それを点灯させることで、受付装置1の周囲で待機する従業員に通知する、音声で通知する等の通知手段を設けることが考えられる。また、赤外線カメラ13bによる検温は、本実施形態のタイミングで行うことに限られるものでは無く、チェックイン処理内の適宜タイミングで行うこととしてもよい。
一方、検温結果が正常である場合(S208:Yes)、受付装置1は、受信した予約確認情報に基づき、タッチパネルモニタ12にチェックイン確認画面を表示する(S209)。図20は、本実施形態に係るチェックイン確認画面を示す図である。チェックイン確認画面には、診療科、医師名、予約時間帯を含む受診内容表示欄129a、取消ボタン129b、確認ボタン129cが表示される。図20に示されるチェックイン確認画面から分かるように、本実施形態では、1回の来院で複数の科を受診することも可能である。その場合、該当する複数の予約情報に基づいて、チェックイン確認画面が表示される(S209)。ユーザは、受診内容に問題無ければ、確認ボタン129cを操作し、当日の受診内容を確定させる(S210:Yes)。一方、受診内容を取り消したい場合、取り消したい項目(受診科等)を選択して、取消ボタン129bを操作することで、項目に該当する予約を取り消すことが可能である。
確認ボタン129cがタッチ操作された場合(S210:Yes)、受付装置1は、管理コンピュータ3に確認指示情報を送信する(S211)。管理コンピュータ3は、確認指示情報の受信に基づいて、対応する予約情報を受診情報として診療待ち行列に加える。診療待ち行列は、対応する診療科の医師毎に設けられており、基本、この診療待ち行列の順に基づいて診療が行われることになる。また、受付装置1では、ユーザに対して、レシートプリンタ15を使用して受付完了票をプリントアウトする(S212)。
受付完了票には、予約情報に含まれる受診科、医師名、予約時間帯、そして、受付順に相当する待合番号、2次元バーコード(コード情報)が印刷されている。なお、本実施形態のように、複数の受診科で受診する場合には、受診科毎に待合番号を発行することとしてもよい。ここで、受付完了票に印刷される2次元バーコードは、受診時に、診療科に配置された情報処理装置(図示せず)で確認を行うための情報である。診療科に配置された情報処理装置は、LAN51で管理コンピュータ3と通信接続されており、情報処理装置で読み取った2次元バーコードで、本人確認を行うことが可能となっている。
なお、本実施形態において、第1顔認証処理(S300)を行った場合、確認指示情報には、第1顔認証処理(S300)を行ったユーザの属性情報が加えられる。属性情報を参照することで、当日、患者に付き添っている者が誰であるかを容易に確認することが可能となる。例えば、受診する診療科に設置された情報処理装置において、患者に関する情報(氏名など)を参照する際、この属性情報に基づく患者と介助しているユーザの関係を合わせて通知(表示)する通知処理を実行することで、医療施設側では、患者と介助者の関係を容易に確認することが可能となる。例えば、患者の親族(親、子、配偶者)に限って病状を説明したいという状況下では、医療施設側では、属性情報に基づき通知される患者と介助しているユーザの関係を容易に把握し、病状の説明の可否を判断することが可能となる。なお、この属性情報は、確認指示情報に加えることに代え、受付完了票の2次元バーコード(コード情報)に含ませておくことで通知処理を行うことしてもよい。
例えば、対象患者が子であり、受付装置1で認証を行ったユーザがその親である場合、診療科に設置された情報処理装置では、対象患者の親であることが通知される。この場合登録処理時には、認証を行うユーザからみた患者の関係(この場合、子)であるのに対し、医療施設側で通知する場合は、患者からみた認証を行うユーザの関係(この場合、親)である点で異なっている。このように登録処理で選択させる関係と、通知処理で通知する形態を異ならせることで、登録処理における属性情報の選択を容易とするとともに、対象処理において、医療施設側での患者に対する関係の把握を容易なものとすることが可能となっている。
次に、本実施形態について、携帯端末2に対して機能を追加する機能追加処理について説明する。図5で説明した初期画面中、ボタン121d(スマートフォンへの機能追加)を選択することで開始される処理は、ユーザが所持する携帯端末2で実行されるプログラム(アプリ)に対して、機能を追加する処理である。ユーザは、医療機関で使用するプログラムを、インターネット回線を介して、携帯端末2にダウンロードして使用する。このプログラムは、基本機能として、各種医療機関の所在地等の基本情報の取得、あるいは、待合番号を使用し、各医療機関における現在の診療の進捗状況を通知すること等が可能となっている。
また、携帯端末2で実行可能とする追加機能として、図16で説明した、受付装置1で実行される再来受付(チェックイン処理)、診療費支払い、予約依頼、面会招待等、各種機能を追加することが可能となっている。このような追加機能は、携帯端末2を使用するユーザ(患者等)を特定する必要があり、患者ID等、重要な情報を携帯端末2側で取り扱う必要がある。したがって、このような追加機能をプログラムの基本機能として組み込むことは、セキュリティを確保する上で好ましいことではない。あるいは、携帯端末2のみで機能追加することもセキュリティ上、好ましいとはいえない。セキュリティ上の不具合を突いて、不正利用される可能性も考えられる。そのため、本実施形態では、携帯端末2で実行されるプログラム(アプリ)に対し、機能を追加する場合には、受付装置1を使用することとしている。
図21は、本実施形態に係る機能追加処理を示すフロー図である。この処理は、受付装置1において、図5中、スマートフォンへの機能追加と表記されたボタン121dを選択することで開始される。処理が開始されると、タッチパネルモニタ12には、診察券の挿入を促す画面が表示される。ユーザが診察券をカードリーダ14に挿入すると(S401:Yes)、カードリーダ14は、診察券に記憶されている患者IDを読み取る(S402)。また、受付装置1は、カメラ13aを使用して撮影を開始する(S403)。なお、カメラ13aによる撮影(動画もしくは複数回にわたる静止画)は、継続して行われ、後で、撮影した中で本人を確認する上で好適なベストショットである撮影情報が選定される。
受付装置1は、読み出した患者IDを管理コンピュータ3に送信し、管理コンピュータ3から患者IDに対応する患者基本情報を取得する(S404)。なお、取得する患者基本情報は、それに含まれる全ての情報ではなく、必要な一部情報であってもよい。その後、タッチパネルモニタ12には、携帯端末2に読み取らせるための2次元バーコードを含む機能追加確認画面が表示される(S405)。この2次元バーコードには、患者を特定するための情報が含まれている。なお、2次元バーコード中、患者IDは暗号化されていることが好ましい。ユーザは、タッチパネルモニタ12に表示された2次元バーコードを、起動したプログラム(アプリ)を使用し、携帯端末2のカメラ24で読み取らせる。図8(C1)は、2次元バーコードに含まれるデータ構成の一形態であって、患者ID、医療施設ID(システムID)、氏名、生年月日、使用している受付装置1を識別するための装置IDが含まれている。カメラ24で読み取られた2次元バーコードは、携帯端末2で暗号化が解除されて情報に変換される。読み取られた情報中、患者ID、医療施設ID、氏名、生年月日といった、携帯端末2を診察券として使用するために必要な情報は、診察券情報として、携帯端末2に記憶(登録)される。
図22、図23は、本実施形態に係る携帯端末2の各種画面を示す図である。図22(A)は、携帯端末2において、プログラム立ち上げ直後にタッチパネルモニタ25に表示される初期画面である。初期画面には、現在選択している医療施設名251aの他、各種ボタン251b~251jが表示されている。ボタン251bは、携帯端末2を診察券として使用するためのボタンであって、図21で説明した機能追加処理を完了することで、携帯端末2を、受付装置1で受け付け可能な診察券として使用することが可能となる。携帯端末2では、そのタッチパネルモニタ25に診察券としての2次元バーコードを表示してチェックインする形態、携帯端末2の無線機能を使用してチェックインする形態の2通りが可能である。
ボタン251cは、医療費を支払うためのボタンであり、ユーザは診療後、このボタン251cを操作することで、クレジットカードによる支払い、コンビニでの支払い等を選択することが可能である。したがって、この機能を使用して、受付装置1や受付に立ち寄る必要なく、医療費の支払いを行うことが可能となる。
ボタン251dは、入院しているユーザが、親族、友人、知人等に対して、面会証を発行するための情報をメール送信するためのボタンである。この機能を使用し、入院しているユーザは、親族、友人、知人等、面会を許可する者に対してメール送信を行うことが可能である。メールには、2次元バーコード、あるいは、2次元バーコードを取得するためのWEBアドレス、面会許可番号(面会許可情報)といった、面会証を発行するための情報が付されている。面会者は、受付装置1で、この情報を読み取らせる、あるいは、入力を行うことで、面会を許可する面会証を受け取ることが可能である。
ボタン251eは、対象とする医療施設を切り替えるためのボタンである。本実施形態のプログラムは、複数の医療施設で使用することが可能となっている。ボタン251eを操作することで、利用可能な医療施設が表示され、対象とする医療施設を選択することが可能となっている。選択後、医療施設名251aが選択されたものに変更される。
ボタン251fは、プログラムの基本機能であって、選択されている医療施設における診療の進捗状況を通知するために使用される。ボタン251fを操作することで、現在選択している医療施設について、各診療科の進捗状況が表示される。本実施形態では、待合番号を使用しており、進捗状況として診療科毎に待合番号の待ち行列が表示される。
ボタン251gは、機能追加処理が行われた後に実行可能な機能であって、選択している医療施設について、次回の診療日時を予約することが可能である。なお、図22(A)の初期画面中、破線で示されたボタンは、選択している医療施設で使用されていない機能となっている。これは、医療施設毎で異なる仕様を考慮したものである。本実施形態では、ボタン251gによる予約依頼が使用できない状況となっている。
ボタン251hは、医療施設、あるいは、受付システムから提供される各種情報を参照するためのボタンである。例えば、ボタン251fの進捗状況を参照する際、自分の待合番号を登録しておくことで、進捗状況が更新される毎に携帯端末2にポップアップ通知が表示される。ユーザは、ボタン251hを操作することで、その詳細を確認することが可能となっている。ボタン251iは、本プログラム(アプリ)の使い方を参照するためのボタンである。ボタン251jは、日本語以外の多言語に切り替えるためのボタンである。
ここでは、機能追加処理のために使用するボタン251bの操作時の画面遷移について説明を行う。携帯端末2を診察券代わりに使用する場合、受付装置1との間で機能追加処理を実行し、携帯端末2に患者ID等の情報を登録する必要がある。ボタン251bの操作時、携帯端末2にまだ情報が登録されていない場合、まず、図22(B)の利用規約が表示される。図22(B)には、「利用規約」としか表示されていないが、実際には、利用規約の詳細がここに表示されることになる。また、同意すると表記されたボタン252a、同意しないと表記されたボタン252bが表示されている。表示される利用規約に同意したユーザはボタン252aを操作し、図22(C)の画面へと進む。
図22(C)は、まだ診察券が登録されていない状態の画面である。ユーザは、診察券登録と表記されたボタン253を操作することで、図23(D)の画面へと進む。図23(D)は、受付装置1側での操作を促す画面である。また、この画面には、2次元バーコード読み取りと表記されたボタン254が表示されている。このボタン254を操作することで、図23(E)の読み取り画面へと遷移する。読み取り画面には、カメラ24で撮影中の映像を表示するモニタ欄256a、キャンセルボタン256が表示されている。ユーザはモニタ欄256aで映像を確認しつつ、受付装置1で実行される機能追加処理中、S405の処理で表示される機能追加確認画面を撮影する。
2次元バーコードを読み取った携帯端末2は、携帯回線通信部26aを使用して、インターネット上の管理サーバ(図示せず)に、登録要求情報を送信する。図8(D)は、登録要求情報のデータ構成を示した図である。登録要求情報には、患者ID、医療施設ID、携帯端末2に対応付けられている端末IDを送信する。端末IDは、携帯端末2に固有のID、あるいは、プログラム(アプリ)に固有のIDであればよい。管理サーバは、携帯端末2から、携帯回線網、インターネットを介して登録要求情報を受信し、装置IDを有する受付装置1を使用する受付システムの管理コンピュータ3に対して送信する。管理コンピュータは、登録要求情報に含まれる装置IDの受付装置1に対して、登録要求情報を受信した旨を通知する。
受付装置1において、管理コンピュータ3が登録要求情報を受診した旨を確認した場合(S406:Yes)、受付装置1は、カメラ13aで継続的に撮影していた動画、あるいは、複数の静止画の中から、ユーザの顔が適切に撮影できたベストショットを選定し、撮影情報として記録(S407)し、管理コンピュータ3に送信する(S408)。
撮影情報を受信した管理コンピュータ3は、先に受信した登録要求情報と、撮影情報に基づき、携帯端末登録情報の登録を行う。図8(E)には、携帯端末登録情報のデータ構成が示されている。携帯端末登録情報には、患者ID、医療施設ID、携帯端末2の端末ID、受付装置1の装置ID、登録した日時を示す登録日時、カメラ13aで撮影した撮影情報が含んで構成される。携帯端末登録情報は、それに含まれる端末IDを使用して、携帯端末2が適正なものであるかを識別するために使用される。そして、機能追加後に、トラブル等が生じた場合には、この携帯端末登録情報を参照することで、いつ誰が機能を登録したか等の履歴として使用することが可能となる。
一方、受付装置1において、携帯端末2の端末ID(もしくはアプリID)を受信できない場合(S406:No)には、一定期間のタイムアウト期間を経た後(S409:Yes)、処理を終了する。その場合、カメラ13aで撮影していた撮影情報は破棄される(S410)。
以上、本実施形態では、携帯端末2に各種機能を追加する場合、ユーザは、受付装置1と対面して操作を行うことを必要としている。したがって、携帯端末2を使用する際におけるセキュリティ及び不正利用といった各種問題を抑制可能としている。特に、携帯端末2には、患者ID、システムIDといった正確性、秘匿性が必要となる情報を記憶させることになるが、本実施形態のように、受付システムから携帯端末2にこれら情報を供与することで、正確性、秘匿性を担保することが可能となる。
なお、本実施形態では、受付装置1で2次元バーコードを表示させ、携帯端末2で読み取ることで、各種情報を送受信することを説明したが、このような形態に代え、携帯端末2側で、端末ID(もしくはアプリID)を含む2次元バーコード表示し、受付装置1側の2次元バーコードリーダ15bで読み取ることとしてもよい。その場合、受付システム側から、端末IDで特定される携帯端末2に対し、携帯回線網を使用して、機能追加のために必要な各種情報(少なくともユーザを特定するのに必要とされる患者ID、医療施設ID等)が送信されることになる。
あるいは、2次元バーコードには、図8(C1)に記載されるような情報を含めることなく、図8(C2)に記載されるような受付装置1の装置ID等を、認証用情報として含めてもよい。2次元バーコードを受信した携帯端末2は、携帯回線網、インターネットを通じて、携帯端末認証用情報を受付システムに送信し、受付システムから、機能追加のために必要な情報(少なくともユーザを特定するのに必要とされる患者ID、医療施設ID等)を受信することとなる。このような形態によれば、秘匿性を必要とする情報を2次元バーコードで表示する必要が無く、2次元バーコードを撮影、コピーされることによる情報流出を抑制することが可能となる。
また、本実施形態では、患者基本情報に生体認証用情報を含めることとしている。この生体認証用情報に、顔認証に必要な情報を採用した場合、登録されている生体認証用情報と、携帯端末登録情報に含まれる撮影情報とを比較し、一致率が低い等、患者基本情報の生体認証用情報と異なるユーザの場合には、機能追加を行わない、あるいは、管理コンピュータ3にアラートを通知する等の対策を取ることとしてもよい。また、操作するユーザが適切な方向を向かない、あるいは、ユーザがマスクやサングラスを付けていることを理由として、S407におけるベストショットを選択することができない場合には、ユーザに対して適切な方向を向くように指示する、マスクやサングラスを取り外すように指示することで、ベストショットを取得することとしてもよい。また、ベストショットが取得できない場合には、機能追加を行わない、あるいは、管理コンピュータ3にアラートを通知する等の対策を取ることとしてもよい。
次に、機能追加処理による登録を終えた携帯端末2で実行可能となる面会招待処理について説明する。面会招待処理は、入院中、あるいは、入院を予定している患者が、自分の携帯端末2を使用して、面会の招待を行うための処理である。図9には、面会に関する各種情報のデータ構成が示されている。図9(F)は、患者の入院状況を示す入院関連情報が示されている。入院関連情報には、患者を特定するための患者ID、医療施設ID、そして、入院開始日、入院終了日が含まれている。なお、入院開始日、入院終了日は予定であっても構わない。また、入院終了日が未定である場合、入院終了日には情報が記録されていない、あるいは、未定である事を示す情報が記録されることになる。病室番号は、患者が入院中に滞在する病室を識別するための情報(病室識別情報)である。
また、本実施形態の入院関連情報には、面会制限情報、身分証明の要否が含まれている。面会制限情報は、面会可能な範囲を特定するための情報であって、例えば、患者の親族に限る、あるいは、患者の一等親以内に限る等の面会人の属性を規定した情報である。また、身分証明の要否は、面会時に運転免許証、健康保険証等の身分証明証を必要とするか否かを規定した情報である。例えば、政治家や芸能人等が入院した場合、患者に関係の無い者が、病室に入ることを試みることがある。本実施形態では、面会許可番号を使用することになるが、面会許可番号が漏洩した場合、容易に病室に入ることが可能となる。身分証明の要否は、面会時のセキュリティを上げるためのフラグに相当し、フラグが立っていた場合、受付装置1では、身分証明書得の提示が必要となる。
図24は、本実施形態に係る面会招待処理を示すフロー図である。図22(A)で説明した携帯端末2の初期画面中、ボタン251dを操作することで、面会招待処理が開始される。面会招待処理が開始されると、携帯端末2に記憶されている患者ID、医療施設IDを医療施設用受付システム(例えば、管理コンピュータ3)に送信し、入院関連情報に基づいて判断された入院中、あるいは、入院予定があるかを示す情報を受け取る(S501)。なお、携帯端末2に複数の診察券が登録されている場合、入院患者となる診察券を指定して問い合わせが行われる。
問い合わせを行った患者について、入院中、あるいは、入院予定がある場合(S502:Yes)、面会者の宛先情報(メールアドレスや携帯端末2の電話番号等)が指定可能となる(S503)。一方、入院中、あるいは、入院予定が無い場合(S502:No)には、面会招待処理を終了する。面会者の宛先情報の指定では、ユーザは、携帯端末2に記憶されている連絡先等を参照して宛先情報を選択する、あるいは、宛先情報を直接入力し、宛先情報を確定する。宛先情報の指定が確定すると、携帯端末2のタッチパネルモニタ25には、面会招待確認画面が表示される(S504)。
図25は、本実施形態に係る携帯端末2の面会招待確認画面を示す図である。面会招待確認画面には、件名257a、宛先情報としてのメールアドレスが表示された宛先表示欄257b、入院した(あるいは、これから入院する)医療施設名257c、面会許可番号257d、2次元バーコード257e、ボタン257f、257gが表示されている。面会許可番号は、携帯端末2、あるいは、医療施設用受付システム側で割り当てられた数字であり、この面会許可番号を受付装置1に入力することで、面会証の発行が可能となる。2次元バーコード257eは、面会許可番号をコード化した情報であり、2次元バーコード257eを受付装置1の2次元バーコードリーダ15bで読み取らせることで、面解消の発行が可能となる。なお、面会許可情報としての面会許可番号は、番号に代え、各種形態の情報を私用することが可能である。
面会招待確認画面の内容を確認したユーザは、表示される内容で問題無い場合、ボタン257gを操作することで、表示されている内容の情報を、宛先情報に送信する(S506)。一方、ボタン257fを操作することで、送信を取りやめることが可能である。送信を確定後、携帯端末2は、面会招待情報を医療施設システムに送信する(S507)。図9(G)には、面会招待情報のデータ構成が示されている。面会招待情報は、入院する患者の患者ID、医療施設ID、宛先情報(この場合、メールアドレス)、発行された面会許可番号、送信日時等を含んで構成される。受信した医療施設システム側では、例えば、管理コンピュータ3の記憶部で管理されるデータベースに面会招待情報を記憶する。
面会招待された側では、図25の面会招待確認画面と略同じ内容の文面を受信することになる。なお、本実施形態では、入院期間、面会可能時間等が含まれていないが、これら情報を面会招待の内容に含めることとしてもよい。面会招待された者(面会者)は、受付装置1に面会許可番号を入力する、あるいは、携帯端末2等で受信した2次元バーコード257eを受付装置1に読み取らせることで、面会証を受領することが可能となる。
図26は、本実施形態に係る面会受付処理を示すフロー図である。面会受付処理は、面会招待された面会者、あるいは、予め顔登録を行っているユーザが、入院患者と面会するための受付処理である。従来、各種医療施設では、面会者の氏名、入院患者の氏名、病室番号等を紙に記帳するだけで行われることが多く、セキュリティ上、確かなものとはいえなかった。本実施形態では、受付装置1による面会受付処理を行うことで、面会招待された面会者、あるいは、予め顔登録を行っているユーザに対して面会証を発行する、面会に関する各種記録を残すことが可能になり、面会におけるセキュリティの向上が図られている。
面会受付処理が開始されると、受付装置1は、タッチパネルモニタ12に選択画面を表示する。図27は、本実施形態に係る選択画面を示す図である。本実施形態の受付処理は、面会許可番号、2次元バーコード、顔認証の3つの形態で面会証を発行することが可能となっており、それぞれに対応する選択ボタン130a~130cが表示されている。なお、本実施形態の面会受付処理では、面会の可否結果に関わらず、操作するユーザをカメラ13aで撮影し(S602)、履歴としての撮影情報を残すこととしている。なお、撮影するタイミングは、面会受付処理内において適宜タイミングとすることが可能である。
選択ボタン130aが操作された場合、すなわち、面会許可番号の入力が選択された場合(S603:Yes)、面会許可番号認証処理(S604)が実行される。面会許可番号認証処理(S604)では、面会者は、面会許可番号入力画面(図示せず)を使用して、予め受信している面会許可番号の入力を行う。受付装置1は、入力された面会許可番号を、管理コンピュータ3に送信する。管理コンピュータ3は、面会招待情報を参照し、入力された面会許可番号が登録されているか否かに基づいて認証を行い、その結果を受付装置1に送信する。認証結果を受信した受付装置1は、認証できた場合(S605:Yes)には、第1面会判定処理(S630)を実行する。一方、認証できなかった場合(S605:No)には、タッチパネルモニタ12に面会エラー画面(図示せず)を表示する(S619)。
図28は、本実施形態に係る第1面会判定処理(S630)を示すフロー図である。面会許可番号の認証が成功した場合であっても、入院患者が退院している、あるいは、入院患者の容体等の諸事情によって面会できない場合がある。第1面会判定処理(S630)は、そのような諸事情に基づいて、面会の可否を行う。処理が開始されると、まず、管理コンピュータ3等に記憶されている入院関連情報中の入院開始日、入院終了日を参照し、対象となる患者は入院中か否かが判定される(S631)。入院中でない場合(S631:Yes)、面会の可否は面会不可に設定される(S638)。
一方、対象となる患者が入院中である場合(S631:Yes)、面会可能時間内であるか否かが判定される(S632)。面会可能時間は、医療施施設側で定められており、受付装置1に設定されている、あるいは、管理コンピュータ3に設定されている。面会可能時間内でない場合(S632:No)、面会の可否は面会不可に設定される(S638)。一方、面会可能時間内である場合(S632:Yes)には、面会対象者に制限がかけられているか否かが判定される。これは、入院関連情報中の面会制限情報を参照することで判定される。面会制限情報を参照し、面会者に制限がかけられている場合(S633:Yes)には、面会の可否は面会不可に設定される(S638)。
面会者に制限がかけられていない場合(S633:No)、入院関連情報中の身分証明の可否を参照し、身分証明証が必要か否かが判定される(S634)。身分証明証が必要と判定された場合(S634:Yes)、受付装置1のスキャナ15aに身分証明証を載置するメッセージを表示し、身分証明証の読み取り処理が実行される(S635)。身分証明証に記載された情報が適合する場合(S636:Yes)、面会の可否は面会可能に設定される(S637)。一方、身分証明証が適合しない場合(S636:No)、面会の可否は面会不可に設定される(S638)。また、身分証明証が必要ない場合(S634:No)、面会の可否は面会可能に設定される(S637)。
ここで、身分証明証の適合判断は、面会招待処理等で、身分証明証に関する各種情報(氏名、住所、身分証明証の各種番号(例えば、運転免許証の場合は免許証番号、保険証の場合は保険証番号)を予め登録しておき、それと照合することで行うことが可能である。あるいは、読み取られた身分証明証に関する各種情報を、医療施設の従業者が判断する、あるいは、入院患者に提示して判断させることとしてもよい。あるいは、適否の判断は行わず、読み取られた身分証明証を保存するのみとしてもよい。
図26の面会受付処理に戻り、第1面会判定処理(S630)の結果、面会可能と判断された場合(S606:Yes)、面会者に対する検温処理(S614)が実行される。一方、面会不可と判断された場合(S606:No)には、タッチパネルモニタ12に面会エラー画面(図示せず)を表示する(S619)。
チェックイン処理時の検温処理については、先に説明を行ったが、本実施形態では、患者のみならず、面会者に対しても検温処理を行うことで、外部からウイルス等が持ち込まれることを抑制することが可能となっている。検温処理(S614)では、チェックイン処理と同様、赤外線カメラ13bを使用して、面会者の体温が計測される。なお、面会受付処理時における判定閾値は、チェックイン処理時の判定閾値よりも低く設定されている。これは、チェックイン処理時に受け付ける患者は、病人であり、多少の発熱を伴うことを理由としている。このように、判定閾値を異ならせることで、チェックイン処理では、インフルエンザ等の高熱を伴う患者を隔離するとともに、面会受付処理では、発熱に関する判定を厳しくすることで、院内感染をより確実に抑制することが可能となっている。
検温結果が正常で無い場合(S615:No)、すなわち、体温が判定閾値を上回る場合、タッチパネルモニタ12に発熱注意画面を表示(S618)し、面会エラー画面を表示する(S619)。一方、検温結果が正常である場合(S615:Yes)、面会者に対し、同伴人数の問い合わせが行われる(S616)。同伴人数の問い合わせは、タッチパネルモニタ12で行われ、面会者は同伴人数をタッチ入力することになる。なお、本実施系形態では、面会者のみが代表者として受付装置1を操作入力しているが、同伴者を伴う場合、同伴者に対しても、受付装置1に対面させて検温処理、カメラ13aによる撮影を行うこととしてもよい。同伴者の検温処理が正常で無い場合には、面会エラー画面で、同伴者のみ、あるいは、面会者、同伴者の全てを面会不可することとしてもよい。
同伴人数の問い合わせが完了すると、レシートプリンタ16aで面会証をプリントアウトする(S617)。同伴者を伴っている場合には、面会者と同伴者の合計人数分、面会証をプリントアウトすることとしてもよい。
図31は、本実施形態に係る面会証45を示す図である。面会証には、医療施設名45a、発行日時45b、入院患者の氏名45c、病室番号45d、2次元バーコード45eが表示されている。ここで、2次元バーコード45eは、医療施設内に設けられたゲートを通過する、あるいは、エレベータで所定階に行くための情報であり、面会者は、ゲート、エレベータ等に設けられたスキャナに2次元バーコード45eを読み取らせることで、ゲートを開放、あるいは、エレベータを所定階に移動させることが可能となる。なお、ゲート、エレベータは、面会対象となる入院患者の病室の経路に限って許可することとしてもよい。なお、面会証には、これら情報以外に、病室までの経路等、各種情報を記載することとしてもよい。また、本実施形態では、2次元バーコードを印刷した面会証としているが、2次元バーコードに代え、通過用のパスワードを記載する、あるいは、印字タイプの面会証に代え、ICカードを使用する等、各種形態を採用することが可能である。
面会証がプリントアウトされた場合(S617)、すなわち、面会が許可された場合、面会が許可されなかった場合(S619)の何れにおいても、管理コンピュータ3のデータベース等に面会履歴情報が記録される(S620)。図9(H)には、面会履歴情報のデータ構成が示されている。面会履歴情報には、面会対象となる患者の患者ID、医療施設ID、面会種別、面会可否、受付日時、撮影情報、検温情報、同伴人数が含まれている。面会種別は、面会許可番号を使用したか、面会許可2次元バーコードを使用したか、あるいは、顔認証を使用したか、及び、その内容を示す情報であって、面会許可番号を使用した場合には、(a)に示すように、種別を示す情報(許可番号)と、面会許可番号が記録される。面会許可2次元バーコードを使用した場合には、(b)に示すように、種別を示す情報(2次元バーコード)と、2次元バーコードに含まれる面会許可番号が記録される。一方、顔認証を使用した場合には、(c)に示すように、種別を示す情報(顔認証)と、顔IDが記録される。
面会可否は、面会が許可された(すなわち、面会証が発行された)か、面会が許可されなかったかを示す情報である。受付日時は、面会受付処理が実行された日時を示す情報である。撮影情報は、カメラ13aによる撮影(S602)で記録された面会者の姿である。検温情報は、検温処理(S614)で計測された面会者の体温を示す情報である。なお、カメラ13aによる撮影、検温処理を同伴者に対して行った場合、面会者、同伴者の撮影情報、検温情報が記録されることになる。同伴人数は、S616で問い合わせた同伴人数の入力結果を示す情報である。
このように、本実施形態の面会受付処理では、面会履歴情報を記録することで、面会時における面会者の情報を適切に残すことが可能となり、従来、紙で行われていた記録と比較して、セキュリティの向上を図ることが可能となっている。
次に、図27の選択画面において、選択ボタン130bが選択された場合、すなわち、面会許可2次元バーコードの使用が選択された場合(S607:Yes)について説明する。本実施形態では、面会許可2次元バーコードには、面会許可番号が含まれている。したがって、面会許可2次元バーコードの使用は、面会許可番号を2次元バーコードリーダ15bを使用して読み取らせるだけであり、基本、面会許可番号を入力する場合(S603:Yes)の処理と略同様である。面会許可2次元バーコードの使用が選択されると(S607)、2次元バーコードリーダ15bを使用して、面会許可2次元バーコードを読み取り、面会許可2次元バーコードに含まれる面会許可番号に基づいて、面会許可番号認証処理(S608)が実行される。面会許可番号認証処理(S608)は、面会許可番号を入力する場合の面会許可番号認証処理(S604)と同様である。
面会許可番号認証処理(S608)の結果、認証できた場合(S609)には、第1面会判定処理(S630)が実行される。この第1面会判定処理(S630)は、面会許可番号を入力する場合の第1面会判定処理(S630)と同様である。第1面会判定処理(S630)の結果、面会可能である場合(S610:Yes)には、次の処理へと進む。一方、認証ができなかった(S609:No)、面会可能でないと判定された(S610:No)には、面会エラー画面が表示(S619)され、面会は許可されないこととなる。
次に、図27の選択画面において、選択ボタン130cが選択された場合、すなわち、顔認証を行うことが選択された場合(S611:Yes)について説明する。本実施形態の面会受付処理では、図6、図7で説明した顔登録処理を事前に行っているユーザであれば、面会許可番号、面会許可2次元バーコードで招待された面会者で無くても、面会証を受領することが可能である。これは、顔登録処理を行ったユーザは、患者に同伴して医療施設を訪問したユーザであって、患者の介助を行っているユーザである可能性が高いことを理由としている。また、本実施形態では、顔登録処理において、患者とユーザの関係を示す属性情報が登録されているため、属性情報を使用して面会の可否を決定することも可能となっている。
選択ボタン130cが選択された場合(S611:Yes)、第2顔認証処理(S650)が実行される。図29には、本実施形態に係る第2顔認証処理(S650)を示すフロー図が示されている。第2顔認証処理(S650)は、図16で説明したチェックイン処理で実行した第1顔認証処理(S300)と、認証の内容については略同様である。
第2顔認証処理(S650)が開始されると、受付装置1は、カメラ13aによる撮影を開始する(S651)。そして、補助認証情報入力画面を表示する(S652)。補助認証情報入力画面等、第2顔認証処理(S650)で使用する各種画面は、第1顔認証処理(S300)で説明した同名の各種画面と同様であり、ここでの図示は省略する。
補助入力情報が入力された場合(S653:Yes)、入力された補助認証情報、及び、カメラ13aで撮影された映像に基づき、管理コンピュータ3に対して問い合わせを行う(S654)。認証結果を取得した(S655:Yes)受付装置1は、認証結果の内容を確認する(S656)。認証できなかった場合には、認証結果は不可に設定される(S661)。
一方、認証できた場合(S656:Yes)、認証結果において、顔IDに対応する入院患者が単数であるか(S657:No)、複数であるか(S657:Yes)が判定される。通常、自己に対応付けられている患者が、複数人入院しているという状況はレアケースであるが、例えば、業者(業務従事者)による介助が行われている場合、1つの医療施設で複数人の入院患者の面会(介助)を行っていることが考えられる。このように、顔IDに対応付するとともに、入院中である患者(入院患者)が複数である場合(S657:Yes)には、候補となる入院患者の氏名等を入院患者選択画面に表示(S658)させ、対象となる入院患者を選択させる。入院患者選択画面において、対象入院患者が選択された場合(S659:Yes)、対象入院患者を決定する(S660)。
第2顔認証処理(S650)の結果、認証できた、すなわち、対象入院患者が決定できた場合には、次の第2面会判定処理(S670)へと進む。一方、認証できなかった場合には、タッチパネルモニタ12に面会エラー画面(図示せず)を表示する(S619)。
図30は、本実施形態に係る第2面会判定処理(S630)を示すフロー図である。第1面会判定処理(S630)と同様、認証が成功した場合であっても、入院患者が退院している場合には面会することができない。第2面会判定処理(S670)では、まず、管理コンピュータ3等に記憶されている入院関連情報中の入院開始日、入院終了日を参照し、対象となる患者は入院中か否かが判定される(S671)。入院中でない場合(S671:No)、面会の可否は面会不可に設定される(S678)。
また、本実施形態では、顔登録処理で登録した属性情報に基づいて、面会の許可、不許可、そして、面会許可時間を管理することが可能となっている。例えば、患者が危篤状態にある場合、属性情報が1親等以内の親族であれば面会を許可し、それ以外であれば面会を許可しないことが考えられる。あるいは、親族である場合には、22:00迄の面会を許可し、親族で無い場合(例えば、業者の場合)には、18:00迄の面会を許可すること等も可能となる。
属性情報が、第1面会許可範囲である場合(S672:Yes)、例えば、1親等以内の親族である場合には、現在時刻が、第1面会許可範囲に対して設定された第1面会可能時間内であるか否かが判定される。現在時刻が第1面会可能時間内(例えば、9:00~22:00)の場合(S673:Yes)には、面会の可否は面会可能に設定される(S674)。一方、現在時刻が第1面会可能時間内で無い場合(S673:No)には、面会可否は面会不可に設定される(S678)。
また、属性情報が第1面会許可範囲で無い場合(S672:No)には、属性情報が第2面会許可範囲に属するか否かが判定される(S675)。例えば、第2面会許可範囲としては、親族である、あるいは、業者であることが考えられる。第2面会許可範囲に属する場合(S675:Yes)には、第2面会許可範囲に対して設定された第2面会可能時間内であるか否かが判定される。現在時刻が第2面会可能時間内(例えば、13:00~18:00)の場合(S676:Yes)には、面会の可否は面会可能に設定される(S674)。一方、現在時刻が第2面会可能時間内で無い場合(S676:No)には、面会可否は面会不可に設定される(S677)。
このように面会受付処理において、顔認証処理を行うことが選択された場合には、面会者は、予め入院患者からの招待を受けることなく面会を行うことが可能となる。また、面会許可番号や面会許可2次元バーコードを持参する必要も無く、手軽に面会証を受領することが可能となる。そして、面会に身分証明証が必要とされる入院患者であっても、予め顔登録されたユーザに対しては、身分証明証の提示を行うこと無く、面会証を発行することが可能となっている。そして、本実施形態では、顔登録処理時において、患者との間柄を示す属性情報が登録されているため、属性情報を使用した面会の可否、あるいは、面会可能時間を適切に管理することが可能となっている。
図26の面会受付処理に戻り、第2面会判定処理(S670)の結果、面会可能と判断された場合(S613:Yes)、面会者に対する検温処理(S614)以降の処理が実行される。一方、面会不可と判断された場合(S613:No)には、タッチパネルモニタ12に面会エラー画面(図示せず)を表示する(S619)。
以上、面会受付処理について説明を説明したが、本実施形態の医療施設用受付システムでは、入院患者あるいはその関係者が所持する携帯端末2を使用して、面会者に面会招待を行うことが可能となる。その際、面会招待処理を実行可能な携帯端末2は、予め、受付装置1と対面して行う機能追加処理を実行することが必要とされるため、面会におけるセキュリティの向上を図ることが可能となる。
なお、本実施形態の医療施設用受付システムでは、以下に説明する変形例を採用することも可能である。
病院等の医療施設では、外部から流入する者によって院内感染が発生することがある。特に、インフルエンザ、風疹等が流行っている場合、あるいは、時期において院内感染が生じることはできるだけ避ける必要がある。このような状況において、通常通り、外部からの面会を許可すると、面会者によってウイルスが医療施設内に持ち込まれる可能性がある。一方、全ての面会を遮断した場合、入院患者によっては身の回りのことを行うことができなくなることが考えられる。このように面会者の不在は、入院患者のみならず、医療施設側のスタッフにも負担が生じることになる。
前述の実施形態では、面会受付処理における第2顔認証処理において、面会申請を行ったユーザ(顔認証処理の認証対象となるユーザ)と、患者(入院患者)の関係を示す属性情報を使用して、面会の可否判断、面会時間の制限を行うことを説明したが、事前に登録しているユーザ中、キーパーソンとなるユーザを設定することとしてもよい。キーパーソンの設定は、例えば、図12で説明した属性選択画面で設定することが可能である。あるいは、事後的に設定できるようにしてもよい。
キーパーソンとして設定された場合、当該ユーザには、特別属性情報が設定されることになる。また、特別設定情報は、ある患者に対して1名のみ設定可能とする等、設定可能数を限定することが好ましい。例えば、図10(B)の登録認証情報と患者基本情報を示す図において、ブリッジ情報中、1名のユーザ、すなわち、いずれか1つのブリッジ情報に対して特別属性情報が設定され、当該ユーザがキーパーソンに指定されることになる。
医療施設では、平常時は、図26で説明した面会受付処理を実行し、面会の可否を判定する。一方、ウイルス性の病気が流行っている等の非常時には、第2面会判定処理(S670)において、面会申請を行ったユーザ中、キーパーソンとして指定されたユーザ、すなわち、特別属性情報が設定されているユーザのみ、面会を許可し、面会証を発行する。このように、特別属性情報を使用する変形例では、非常時において、面会可能なユーザを入院患者に設定されたキーパーソンのみとすることで、病室を訪れる面会者の人数を適切な数に抑制し、院内感染を抑制することが可能となる。また、入院患者の身の回りの面倒等を行う面会者を確保し、医療施設側の負担が大きくなることも抑制可能となる。
以上、本発明に係る発明について、各種実施形態について説明を行ったが、本発明はこれら各種実施形態のみに限られるものではなく、それぞれの各種実施形態の構成を適宜組み合わせて構成した形態も本発明の範疇となるものである。
1(1a、1b):受付装置 21e:音声処理部
2:携帯端末 22:記憶部
3:管理コンピュータ 23:インターフェイス
11a:CPU 24:カメラ
11b:ROM 25:タッチパネルモニタ
11c:RAM 26a:携帯回線通信部
11d:画像処理部 26b:無線LAN通信部
11e:音声処理部 26c:通信部
12:タッチパネルモニタ 27:入力スイッチ
13a:カメラ 28a:スピーカ
13b:赤外線カメラ 28b:マイクロホン
14:カードリーダ 41:入力装置
15:レシートプリンタ 42:モニタ
15a:スキャナ 43:カードリーダ
15b:2次元バーコードリーダ 44:レシートプリンタ
16a:レシートプリンタ 45:面会証
16b:プリンタ 45a:医療施設名
17:インターフェイス 45b:発行日時
17a:LAN通信部 45c:氏名
17b:通信部 45d:病室番号
18:ハードディスク 45e:2次元バーコード
21a:CPU 52:ルータ
21b:ROM 71:病院受付
21c:RAM 72:出入口
21d:画像処理部 121:タッチパネル

Claims (3)

  1. 受付装置と、ユーザが所持する携帯端末で実行されるプログラムと、を含んで構成される医療施設用受付システムであって、
    前記受付装置は、ユーザが対面して操作を行うユーザインターフェイスを有し、
    前記ユーザインターフェイスを使用して操作することで、前記携帯端末との間で実行される機能追加処理と、
    面会者によって入力される面会許可情報に基づいて面会の許可、不許可を判断する面会受付処理と、を実行可能とし、
    前記プログラムは、前記機能追加処理が実行されたことを条件として、面会者に対して面会を許可する面会許可情報を送信可能とする
    医療施設用受付システム。
  2. 前記機能追加処理は、前記受付装置に表示されるコード情報を前記携帯端末で読み取る、あるいは、前記携帯端末に表示されるコード情報を前記受付装置で読み取ることで行われる。
    請求項1に記載の医療施設用受付システム。
  3. 前記受付装置は、カメラを備え、
    前記機能追加処理は、前記カメラによって前記受付装置の前で操作を行うユーザを撮影し、撮像情報を含む機能追加時情報を記憶する
    請求項1または請求項2に記載の医療施設用受付システム。
JP2022072799A 2018-11-15 2022-04-27 医療施設用受付システム Pending JP2022090143A (ja)

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