JP2022548166A - カラーチャートおよびそのようなカラーチャートの製造のための方法 - Google Patents

カラーチャートおよびそのようなカラーチャートの製造のための方法 Download PDF

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Abstract

異なるそれぞれの色相を有する所定の範囲の化粧製品内で選ばれる化粧製品の選択に役立つカラーチャート(1)であって、このカラーチャート(1)は、少なくとも1つの透明または半透明の支持体と、上記の色相の少なくとも1つに対して、少なくとも1つの不透明ではない白色着色層(5)、および白色着色層(5)に重ね合わせられる、再現することが望まれる色相の色に近い色である、少なくとも1つの不透明ではない着色層(6)とを含み、白色着色層(5)および着色層(6)は、透明または半透明の支持体(2)上に印刷される。

Description

本発明は、異なるそれぞれの色相を有する所定の範囲の化粧製品内で選ばれる化粧製品の選択に役立つカラーチャートに関し、またカラーチャートの製造のための方法に関する。
所定の範囲の化粧製品、特にファンデーションは、多数の異なる色相を含む。ファンデーションを選びたいと思う者は、販売店において、自身のメイクアップ戦略に対応する色相を見つけること、これが自身の肌色の色調に近い色調である色相であるか、それとも別の色相であるかを見つけることが非常に困難である。
さらに、製品は、ある程度の透明度を有するので、ファンデーションを用いたメイクアップの結果として生じる色は、ファンデーションの色だけでなく、ファンデーションが塗布される皮膚の色にも左右される。したがって、使用者が製品をその容器(瓶、チューブ、またはボトル)に入った状態で見ることによって色相を選ぶことは特に困難である。パッケージに印刷された、または対応する販売店で利用可能なカラーブロックは、容器内の色とメイクアップ時の色との中間にある極めて近似の色を有している場合が多く、この問題を解決しない。
販売店では、1つまたは複数のファンデーションを試すことができることがある。しかしながら、一度に1つのファンデーションを試すことしかできず、これは作業を長く退屈にする。したがって試される色相の数を限定するために、ファンデーションの選択を前もって行う必要がある。
他に、販売店、大型店および中型店では、ロジスティックス型の問題がもたらされる。選択に関して助言するための明確な組織または人員が存在しない場合には、製品の広告は極めて重要である。色参照は、ブランドまたは範囲ごとに異なっており、どちらの提案に従うべきかを容易に判断することができない。パッケージは多くの場合、製品の色を示すためのラベルを有するが、しばしば小さすぎるか、またはあまり現実味がないので、ラベルの色と皮膚の色とを十分に比較することができない。販売店の人工光もまた、皮膚上での色の仕上がり具合をわかりにくくする場合がある。これらの問題点に加えて、しばしば、製品を試すことができず、したがって、それの結果を色だけでなく、質感および被覆率(coverage)に関して視覚化することができない。この状況において化粧製品を選ぶ人が利用できる時間の不足、および製品を選び、試す際に感じる可能性がある深い知識の欠乏もまた、考慮に入れるべきである。
印刷されたカラーチャートが知られている。国際公開第2014/152580号は、人の皮膚の色相と合う化粧品組成物の色を作るためのデバイスを開示している。このデバイスは、複数の透明部分および不透明部分を含むストリップを含む。不透明部分は、異なる暗度を有する。不透明部分は、不透明部分すべてに共通の、印刷された、不透明の基層を含むことができ、この上に、各不透明部分に固有の、該当する暗度の色相を有する着色層が印刷される。ストリップが人の皮膚に置かれると、皮膚の色相に近い色を有する不透明部分は、実質的に視認できなくなる。
特開2001/0112538号公報は、リングでつなぎ合わされた透明シート上に印刷された5つの着色面を含むツールを記載している。面のうちの第1は、横並びに印刷された2つのファンデーション色の不透明ではない印刷を含む。他の面は、ファンデーションの効果を修正するためにファンデーションの下に置かれるベース製品の印刷を含む。したがって、面の第1を皮膚上に置くことによって、顧客は、提供された2つの中から自分が気に入るファンデーション色を選ぶことができ、したがって顧客は、自分の皮膚上で生み出される効果に応じてベース製品を選ぶことができるように、この第1の面を他の面の各々と重ね合わせることができる。これは、専門家が顧客にベース製品の利点を示すことを可能にする。
特開平11-272179号公報は、透明プラスチックシートから作られたいくつかのバンドを含むツールを記載しており、各バンドは、横並びに配置されたいくつかの異なるそれぞれの皮膚色ゾーンを含み、各ゾーンは穴を開けられている。バンドは、リングによってつなぎ合わされる。各バンドは、顔の前に置くことができ、着色ゾーンで囲まれた各穴を通して皮膚を見ることができる。これは、専門家が皮膚の色を決定すること、したがって好適なファンデーションについて助言することを可能にする。これらの2つの文献は、ファンデーションの選択またはベース製品の選択の際に専門家がいることを必要とするツールを記載している。
特開平09-262135号公報は、印刷色およびくり抜かれたゾーンを有するチャートを記載しており、くり抜かれたゾーンは皮膚色とチャートの色とを比較するために皮膚の前にそれを置くことを可能にする。
知られているカラーチャートは、一般的にあまり人間工学的ではなく、かつ/またはあまり現実的ではない。これらのカラーチャートは、対応するファンデーションの被覆率および/または色を正しく再現していない。さらに、これらのカラーチャートが、支持体で構成され、支持体上に色の印刷があるとき、印刷は弱く、使用とともに急速に劣化する可能性がある。
国際公開第2014/152580号 特開2001-0112538号公報 特開平11-272179号公報 特開平09-262135号公報 国際公開第2014/170807号
したがって、販売店で必ずしもアドバイザーの助けなしに、異なるそれぞれの色相を備えた所定の範囲の化粧製品の中から化粧製品、特にファンデーションを選択する際に役立つツールを構成するカラーチャートであって、化粧製品の色および被覆率を可能な限り忠実に再現し、使用に耐久性があるカラーチャートから恩恵を受けるというニーズがある。
したがって本発明は、本発明の態様のうちの1つの態様によれば、異なるそれぞれの色相を有する所定の範囲の化粧製品内で選ばれる化粧製品の選択に役立つカラーチャートを提供し、このカラーチャートは、少なくとも1つの透明または半透明の支持体と、上記の色相の少なくとも1つに対して、少なくとも1つの不透明ではない白色着色層、および白色着色層に重ね合わせられる、再現することが望まれる色相の色に近い色である、少なくとも1つの不透明ではない着色層とを含み、白色着色層および着色層は、透明または半透明の支持体上に印刷される。
本発明により、人に、特に人の皮膚または人の唇に、化粧製品を適用した真の結果を、皮膚の前に配置されることによって、提示することを可能にする新規のカラーチャートの恩恵が得られる。これは、印刷された不透明ではない白色着色層および印刷された不透明ではない着色層の存在が、対応する化粧製品で得られる被覆率の真のレベルを再現することに寄与するからである。
「不透明ではない」層は、人間の眼によって視覚的に認識できる効果を有するまで可視光がそれを通過することを可能にする層を示す。
「白色着色層」は、白の無彩色層を意味すると理解されるべきであり、白色着色層は、好ましくは昼光(D65光源)下で白い外観を有する。
「着色層」は、非白色の相を意味すると理解されたい。
「透明」は、支持体を通過するとき、人間の眼によって視覚的に認知できる散乱がないことを示す。「クリスタルクリア」材料は、透明材料の例である。
「半透明」は、人間の眼によって視覚的に認知できる散乱があることを示す。この散乱は、白色着色層および着色層の適用後に所望の効果が得られることを妨げないように十分に弱いままである。
白色着色層および着色層は、好ましくは完全に重ね合わせられる。
好ましい実施形態では、白色着色層は、透明または半透明の支持体と接触しており、着色層は、白色着色層上に印刷され、白色着色層と接触している。一代替形態では、着色層は、透明または半透明の支持体と接触しており、白色着色層は、着色層上に印刷され、着色層と接触している。
デルタE、dEまたは同じくΔEは、2つの色間の差の測定値として定義される。1976年に国際照明委員会(CIE)によって作成された式は、以下の通りである。
Figure 2022548166000002
ここで、
L*1、a*1、およびb*1は、比較される第1の色のCIE Lab比色空間(colorimetric space)における座標であり、L*2、a*2、およびb*2は、第2の色の座標である。
デルタEは、この色空間に置かれた2つの色間の距離に対応する。
他の式が、このデルタE(CIE 1976、CIE 1994、CIE 2000、CMC)、特に本発明の文脈において使用されるデルタE 2000(CIE 2000)を計算するためにある。これらの新規の式は、色相または適用の分野(グラフィックアート、繊維)に応じて結果を調整するための係数を導入する。
より正確であるが、より複雑でもあるデルタE 2000または同じくΔE* 00は、明度、彩度(saturation)、および色相における重み付けのためのファクターを含むが、青色の相違に関して性能品質を上げるために、彩度と色相の差との間の対話的パラメータもまた含み、相対的不飽和色(relatively unsaturated color)の相違の性能品質を最適化するために、a*のスケールの重み付けもまた含む。
Figure 2022548166000003
Figure 2022548166000004
Figure 2022548166000005
着色層および場合によっては白色着色層は、好ましくは、Delta E 2000として表される、印刷色、すなわち印刷された層の結果としてカラーチャートを見るとき見える色と、対応する化粧製品の色相との色の差が、好ましくは2未満、さらに好ましくは1未満であるようにする。
「印刷色」は、白色着色層の印刷および着色層の印刷の結果として生じる色を意味するものと理解されたい。これらは、着色層の側から見ると、透明または半透明の支持体上に重ね合わせられている。印刷色は、印刷された層の結果としてカラーチャートを見るとき見える色であるとも言える。印刷色は、好ましくは、測定を実行するために、白色の背景を形成する白く着色された領域を含む評価デバイス上に、印刷色を有する支持体を置くことによって評価される。この白色の背景は、有利には、プリンタのProfil ICCとしても知られる事前較正を実行するために使用される。
被覆率のレベル、すなわちカバー力は、化粧製品または印刷の不透明さを定義する。
化粧製品の被覆率のレベルは、それぞれ白色および黒色に着色された少なくとも2つの領域を含む、評価デバイス、たとえばコントラストカードまたは他の支持体に化粧製品を適用することによって、ならびに黒色の背景における座標L*blackおよび白色の背景における座標L*whiteをそれぞれ測定することによって評価される。同様に、印刷色の被覆率のレベルは、透明または半透明の支持体を評価デバイスに配置することによって、黒色の背景および白色の背景上でそれぞれL*blackおよびL*whiteを測定して、評価することができる。
被覆率のレベルは、式によるコントラスト比(CR%)に対応する。
Figure 2022548166000006
着色層および白色着色層は、好ましくは、コントラスト比CR%として表される、印刷色と対応する色相の化粧製品の適用層との被覆率のレベルの差が、好ましくは±15%以下、具体的には±10%以下であるようにする。
白色着色層および着色層は、好ましくは、インクの印刷、特に溶剤系のインクの印刷、エコ溶剤インクタイプの印刷から作り出される。白色着色層は、白色インクの印刷から作り出される。白色着色層は、透明または半透明の支持体上の印刷色の色相および/または被覆率を調整することを可能にすることができる。たとえば、被覆率を上げるために、この白色着色層は、いくつかの重ね合わせられたパスで適用される。
カラーチャートは、特にピボットによってつなぎ合わされた、複数の透明または半透明の支持体を含むことができ、この透明または半透明の支持体には、好ましくは異なる色のそれぞれの着色層が印刷される。
一代替形態では、カラーチャートが複数の透明の支持体を含むとき、1つの同じ支持体が、異なる色の着色層を含むことができる。
上記の少なくとも1つの透明または半透明の支持体は、たとえば、可撓性ポリマーフィルムまたは剛性もしくは半剛性ポリマーシートを含み、上記の少なくとも1つの透明または半透明の支持体は、ポリエチレン、ポリアクリル酸、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリエステル、ポリカーボネート、またはポリエチレンテレフタレート(PET)から選ばれる少なくとも1つのポリマー、好ましくはPETを含む。PVCなどの他のポリマーと比較して、PETは、それがリサイクル可能であるために好ましい場合がある。
透明または半透明の支持体は、一代替形態では、透明紙を含むことができる。
白色着色層および着色層は、好ましくは、白色着色層および着色層がないゾーンにおいて、透明または半透明の支持体を透かして見ることを可能にするために、透明または半透明の支持体上に、少なくとも1つのパターンおよび/または少なくとも1つの開口を形成する。適切な場合は、開口は、支持体をカットすることによって得られる。
パターンおよび/または開口は、カラーチャートを皮膚に重ね合わせると、着色層のそばで、覆いのない透明または半透明の支持体を通して皮膚を見ることを可能にし、これは皮膚の色、ならびに皮膚上のファンデーションの色および効果を横に並べておくことを可能にし、色の差の認知を容易にする。さらに、パターンおよび/または開口は、カラーチャートを魅力的にすることに寄与することができる。
(1つまたは複数の)パターンは、幾何学的または非幾何学的であり、一様または非一様に分散され、花、アラベスク、星、または他のパターンを表し、印刷面全体または印刷面の一部のみを占めることがある。
(1つまたは複数の)開口は、互いに同一であるまたは同一ではない、等配分されるまたはされない、不規則にもしくは幾何学的に分散されるまたはされない場合があり、あるいはパターンの一部を形成する、またはしない場合がある。
カラーチャートは、多様な形態をとり、具体的には、ロール、ブレスレット、額マスク(forehead mask)、リテーニングリング(retaining ring)、花弁付きの花、着脱可能なページ、特に雑誌のページ、およびパッケージの一部分、特に箱もしくはブリスターパックの一部分からなるグループから選ばれた形態であることがある。
カラーチャートは、透明または半透明の支持体とは反対側に、重ね合わせられた白色着色層および着色層の全部をカバーするワニスの少なくとも1つの層を含むことができる。そのようなワニスが、白色着色層および着色層を保護し、カラーチャートの使用に対する耐久性を高めることができる。ワニスは、光沢のない、もしくは光沢のある、もしくは滑らかなものとする、または別の外観を与えることができる。ワニスは、好ましくは無色である。これは、層の集合体の色を変更しないことを可能にする。ワニスは、印刷の色を変更することがある。それを使用する場合、およびそれがわずかでも色を変更する場合、印刷色に関して、色較正としても知られる評価に関して、測定を行うことができ、この評価は、ワニスの影響を組み込み、すなわちICCプロファイルを編集する(redo)ことを含む。
一代替形態では、同じ材料から作られる、または透明または半透明の支持体以外の材料から作られる、透明フィルムまたはシートが、透明または半透明の支持体とは反対側で、白色着色層および着色層を覆うことができる。そのようなフィルムまたはシートは、それの着色効果を変更すること、またはカラーチャートを通した可視性を変更することなく、これらの層を保護することができる。
化粧製品の異なる色相の範囲は、少なくとも10の異なる色相、実際にはさらに20を超える色相、具体的には30を超える色相、たとえば38の色相を含むことができる。
カラーチャートは、皮膚に適用後の異なる化粧製品の色相および被覆率をシミュレートすることを可能にし、これらの化粧製品で得られる結果に最も忠実であり得るとしてターゲットにされることに留意されたい。本発明のカラーチャートは、その構想の間に評価され、確認されるこの望まれる忠実性を得ることを可能にする。
先行するまたは後に続く態様の全部または一部と組み合わせてまたはそれとは無関係に、本発明の態様の別の態様によれば、本発明のさらなる主題は、異なるそれぞれの色相を有する所定の範囲の化粧製品内で選ばれる化粧製品の選択に役立つカラーチャートであって、このカラーチャートは、少なくとも1つの透明または半透明の支持体を含み、上記の色相の少なくとも1つについて、少なくとも1つの不透明ではない層が、透明または半透明の支持体上に印刷され、白色インクと、不透明ではない少なくとも1つの着色インクとを含み、この層の色は、再現することが望まれる色相の色に近い。
所定の範囲のカラーチャート
本発明はまた、先行する態様と組み合わせて、別の態様により、上記で定義した複数のカラーチャートを含む、所定の範囲のカラーチャートに関し、各カラーチャートは、所定の範囲の色相を含む。
この態様によれば、色相は、カラーチャート内の色相の範囲によってグループ化される。したがっていくつかの異なるカラーチャートを作成することが可能であり、各カラーチャートは、互いに同様のいくつかの色相を含む。このようにして、明色の色相を有する1つまたは複数のカラーチャートと、中間色の色相を有する1つまたは複数のカラーチャートと、暗色の色相を有する1つまたは複数のカラーチャートとを作成することが可能である。たとえば、研究される40の色相のうち、すべての色相の最も明るい色相と最も暗い色相との間のDelta E 2000は35であり、ある色相範囲の色相のDelta E 2000は、5~15である。これらのDelta E 2000値は、別の範囲で変動し得る。
所定の範囲のカラーチャートが存在すると、たとえば、皮膚の肌色に対応するまたはメイクアップ戦略に対応する(1つまたは複数の)カラーチャートを選択することが可能になる。明色皮膚は、明色層を有する1つまたは複数のカラーチャートを選択することができ、暗色皮膚は、暗色層を有する1つまたは複数のカラーチャートを選択することができる。各カラーチャートは、2~10の異なる色相、実際にはさらに2~8の異なる色相を含むことができ、たとえば、7つの異なる色相を含む。これは、カラーチャートを使用する前に、明らかに不適切な色相を事前に除くこと、および事前に選択を適切な色相に限定することを可能にする。
カラーチャートの製造のための方法
別の態様による、特に先行する態様と組み合わせた、本発明のさらなる主題は、特に上記で定義したカラーチャートの製造のための方法であり、上記の色相の少なくとも1つに対して実行される、以下の段階を含む。
a) 透明または半透明の支持体に、不透明ではない白色着色層を印刷する段階。
b) 特に白色着色層を乾かした後に、再現することが望まれる色相の色と同様である、不透明ではない着色層を、透明または半透明の支持体上の白色着色層に重ね合わせて印刷する段階。
白色着色層に重ね合わせられた着色層の色は、印刷色と、適用時の化粧製品の対応する色相の色との間のDelta E 2000が、2未満、具体的には1未満であるようにすることができる。
白色着色層の厚さおよび/または着色層の色は、コントラスト比CR%の差として表される、印刷された層と対応する色相の化粧製品の適用層との被覆率のレベルの差が、好ましくは±15%以下であるように、選ぶことができる。
印刷段階a)およびb)は、好ましくはこの順序で行われる。代替的に、段階a)およびb)は、b)の次にa)が来る順序で行われる。
カラーチャートの製造のための方法の目的は、皮膚、特に手、顔、または首に適用された時点の実際の化粧製品の色および被覆率を、カラーチャート上でシミュレートすることである。
方法は、ワニスの少なくとも1つの層を着色層に追加する段階を含むことができる。
白色着色層および着色層は、各色相に対して、好ましくは完全に重ね合わせられるように印刷される。
方法は、段階a)およびb)の印刷のために、白色インクを含むインクジェットプリンタ、好ましくは溶剤系の、特にエコ溶剤系のインクジェットプリンタを用いることができる。
白色着色層および着色層の印刷に選ばれるプリンタは、有利にはデジタルプリンタである。プリンタは、好ましくは高品質である。
プリンタは、好ましくは、使用中に簡単には損傷しない、またはほんのわずかに損傷する印刷を生成するように選ばれる。
溶剤系の、特にエコ溶剤系のインクジェットプリンタの1つの利点は、それらが水性インクを有するインクジェットプリンタよりも濃い印刷色を得ることを可能にすることである。
たとえば、カラーチャートの透明または半透明の支持体上に白色着色層および着色層を印刷するために、エプソンが販売している白色インクを含むエコ溶剤インクを有するインクジェットプリンタを選択することが可能である。
好ましくは、白色着色層の印刷および着色層の印刷に、単一のプリンタが使用される。一代替形態では、2つの異なるプリンタが使用される。
使用されるプリンタは、白色層を印刷するためのプリントヘッドと、着色層を印刷するための別のプリントヘッドとを含むことができる。層は、連続的に印刷される。したがって白色層は、着色層が印刷されるとき、乾燥する時間がある。
一代替形態では、印刷に使用されるプリンタは、最初に白色層を印刷し、次いで着色層を印刷する、単一のプリントヘッドを含むことができる。この場合、白色層は、着色層が印刷されるとき、乾燥する時間がないことがある。その結果、白色層と着色層の少なくとも部分的な混合が、支持体上で起こる可能性がある。したがって、この場合、異なるそれぞれの色相を有する所定の範囲の化粧製品内で選ばれる化粧製品の選択に役立つ、上記で定義したカラーチャートを得ることが可能であり、このカラーチャートは、少なくとも1つの透明または半透明の支持体と、上記の色相の少なくとも1つに対して、白色インクおよび少なくとも1つの不透明ではない着色インクを含む、透明または半透明の支持体上に印刷された少なくとも1つの不透明ではない層とを含み、この層の色は、再現することが望まれる色相の色に近い。単一のプリントヘッドを用いるそのような代替印刷形態は、むしろ非工業規模でのカラーチャートの生産に適している。1つの同じプリンタが、1つのプリントヘッドを用いる印刷と、2つのプリントヘッドを用いる印刷の両方の方法を実行できることに留意されたい。
印刷を管理することおよびドライバを交換することがその目的である専門ソフトウェアからなる、RIP(ラスターイメージプロセッサ)としても知られる、印刷のためにコンピュータデータとアクショナブルデータとの接続を行うコンピュータツールを使用することができる。印刷におけるそのような専門ソフトウェアは、好ましくは、L*、a*、およびb*比色データを正確に印刷する能力で選ばれる。Calderaの名称で知られているソフトウェアは、特にカラープリントアウトの品質、また生産性および収益性を高めるために、選ぶことができる。
印刷段階a)およびb)は、少なくとも1つのパターンおよび/または開口を有する印刷を生成することを含むことができる。
すでに述べたように、本発明によるカラーチャートの製造のための方法の間にカラーチャート上で実行される印刷は、皮膚に適用された時点の化粧製品、特にファンデーションの色および被覆率をシミュレートするという目的を有する。
この目的を達成するために、方法は、異なるレベルの被覆率を有する同じ色相を印刷することで構成される予備段階を含むことができる。
方法は、透明または半透明の支持体に、異なる厚さの白色着色層を印刷すること、およびこれらの各々に、評価デバイスの白色領域で測定された化粧製品の色の着色層を印刷することで構成される段階を含むことができる。
方法は、印刷された白色着色層および印刷された着色層を有する透明または半透明の支持体を、評価デバイス上の、それぞれ白色および黒色に着色された領域に配置すること、ならびに透明または半透明の支持体上の印刷色の色および場合によっては被覆率のレベルを計算するために、着色層上で特に反射率の、少なくとも1つの測定を実行することで構成される段階を含むことができる。これは、被覆率、すなわちカバー力のレベルが、化粧製品、特に評価デバイスに適用される化粧製品の被覆率のレベルに、好ましくは±15%に近づくかどうかを、比較によって確認することを可能にする。この被覆率のレベルは、上記で説明したように事前に決定された。
さらに、特に評価デバイスの白色の背景で測定された、透明または半透明の支持体上の印刷色は、特に評価デバイスで測定された、対応する色相の化粧製品の目標色と比較される。これは、透明または半透明の支持体上に印刷された白色着色層および着色層が、透明または半透明の支持体上の印刷色と、評価デバイスで測定された化粧製品の目標色との間のDelta E 2000が2未満、さらに好ましくは1未満であるようなものかどうかを確認することを可能にする。
印刷色の色および/または被覆率を、それらがたとえば上記で示したような被覆率および色の目標値内にあるように調整するために、方法は、以下の段階を含むことができる。
(a') 上記の色相のうちの1つの色相の化粧製品を、それぞれ白色および黒色に着色された、具体的には5~50μm、より好ましくは5~20μmの厚さの、少なくとも2つの領域を含む評価デバイスに適用する段階。
(b') 評価デバイスで被覆率のレベルおよび色相の色を計算するために、2つの領域について特に反射率の少なくとも1つの測定を実行する段階。
(c') 上記またはその他の透明または半透明の支持体上で、異なる厚さを有する、不透明ではない白色着色層の少なくとも1つの印刷を実行し、再現することが望まれる色相の色と同様の色であり、透明または半透明の支持体上の白色着色層に重ね合わせられる、不透明ではない着色層を印刷する段階。
(d') 未使用の評価デバイスの少なくとも白色に着色された領域に印刷された層を含む透明または半透明の支持体を配置し、透明または半透明の支持体上の白色着色層に重ね合わせられた着色層の色および場合によっては被覆率のレベルを計算するために着色層について、特に反射率の、少なくとも1つの測定を実行する段階。
(e') 適用される化粧製品の色相と印刷色との間のDelta E 2000および/またはコントラスト比%CRを計算するために、段階b')およびd')において計算された被覆率のレベルおよび色を比較する段階。
(f') カラーチャートを生成するために、少なくとも上記の色相に対して、または色相の集合体に対して、白色着色層の厚さを選択し、ならびに/またはDelta E 2000が2未満、好ましくは1未満であるように、および/もしくはコントラスト比%CRの差が±15%未満であるように、着色層の印刷色を調整する段階。
未使用の支持体上で、または支持体の未使用部分上で、段階c')~f')を数回実行することが可能であり、各回に異なる厚さの白色着色層を用いる。これをするために、白色着色層を印刷するパスの数は、厚さを変えるために変更される。これは、いくつかの中から、特に被覆率のレベルに関して、現実に最も近い結果を与える白色着色層の厚さを選択することを可能にする。白色着色層の1つの同じ厚さは、好ましくは互いに近いいくつかの異なる色相に対して選ぶことができる。
白色の背景上の色は、印刷色および白色の背景上に適用時の目標ファンデーションの色を比較するために、好ましくは体系的に調べられる。被覆率に対しては、たとえば、コントラストカードの白色および黒色の背景での反射率を追加することによって全範囲からの製品の選択についてチェックが行われ得る。
それぞれ白色および黒色に着色された少なくとも2つの領域を含む評価デバイスは、特にコントラストカードを作るために、合成材料、具体的には合成皮膚、厚紙シートからなるグループから選択することができる。評価デバイスは、好ましくは皮膚のマイクロレリーフを再現する。
評価デバイスは、国際公開第2014/170807号に記載されているようなものとすることができる。具体的には、評価デバイスは、皮膚層と、エラストマー製の下にある支持層とを含む多層複合体によって定められる適用表面を含むことができる。
一代替形態では、評価デバイスは、PUエラストマーの2層を含む多層構造から成る、Beaulaxが販売しているバイオスキン(Bioskin)のブランドで知られているものとすることができる。
評価デバイスはまた、シリコーンまたはゴムのプロテーゼ、ポリウレタン(PU)から作られた皮膚模擬支持体、再建された皮膚、腸などの生物学的支持体、および粗いPMMA支持体から選ぶことができる。
段階b')の間に、方法は、評価デバイスを30℃~40℃の温度で加熱および温度維持することを含むことができる。
段階b')の間に、各色相について、D65(光源)における白色および黒色に着色された領域でのL*、a*、およびb*測定値を得るために、分光光度計を使用して、それぞれ白色および黒色に着色された領域で、分光反射率を測定することができる。たとえば、45°/0°の測定構成で、X-Riteが販売しているVS450の名称で知られている分光光度計を使用することが可能である。分光光度計は、45°/0°または拡散/8°の構成で色を測定するための別のデバイスとすることができる。
反射率の測定後、検討中の色相について、化粧製品、特にファンデーションの被覆率のレベルを計算することが可能であり、被覆率のレベルまたは不透明度は、上記の式[式22]によるコントラスト比%CRに対応する。
方法はまた、皮膚または1つもしくは複数の皮膚色の支持体への適用による目視確認の段階を含むことができる。そのような段階は、化粧製品、特にファンデーションを、ファンデーションの色相に実質的に対応する肌色を有する皮膚または皮膚色の支持体の上に広げること、次いで、標準観察条件下で、皮膚に配置された同じ色相の透明または半透明の支持体上の印刷色と比較すること、最後に、印刷がファンデーションの視覚的描写に対応する場合、印刷を確認することで構成され得る。そうではない場合、方法は、被覆率を調整すること、または印刷色を変更することで構成される段階を含むことができる。標準観察条件は、拡散D65照明を有するライトブースの照明を意味すると理解されたい。
先行する態様の全部または一部と組み合わせた、別の態様による、本発明のさらなる主題は、異なるそれぞれの色相を有する所定の範囲の化粧製品内で選ばれる化粧製品の選択に役立つ上記で定義したカラーチャートの製造のための方法であり、カラーチャートは、少なくとも1つの透明または半透明の支持体と、上記の色相の少なくとも1つについて、白色インクおよび不透明ではない少なくとも1つの着色インクを含む、透明または半透明の支持体上に印刷された少なくとも1つの不透明ではない層とを含み、この層の色は、再現することが望まれる色相の色に近く、この方法は、上記の色相の少なくとも1つに対して実行される、以下の段階を含む。
a) 透明または半透明の支持体に、不透明ではない、白色着色層を印刷する段階。
b) 透明または半透明の支持体上の白色着色層の上に重ね合わせられる、再現することが望まれる色相の色と同様の色である、不透明ではない着色層を印刷する段階。
この方法によれば、方法は、最初に白色層を印刷し、次いで着色層を印刷する、単一のプリントヘッドを含む印刷用のプリンタを使用することができる。プリンタに単一のプリントヘッドを有するそのような方法は、むしろ非工業規模でのカラーチャートの生産に適している。着色層が印刷されるとき、白色層の乾燥は完全ではなく、このために、支持体上で白色インクと着色インクの少なくとも部分的な混合がある可能性がある。
化粧製品の選択のための方法
本発明はまた、先行する態様と組み合わせた、別の態様によれば、上記で定義した本発明によるカラーチャートを使用した、異なるそれぞれの色相を有する所定の範囲の化粧製品内の化粧製品の選択のための方法に関し、この方法は、以下の段階を含む。
- カラーチャートを特に顔、手、または腕の皮膚に重ね合わせる段階。
- 皮膚にこのように重ね合わせられたカラーチャートを注視する段階。
- 特に使用者のメイクアップ戦略に応じて、色相、したがって対応する化粧製品を選ぶ段階。
所定の範囲のカラーチャートが利用可能であるとき、そのような方法は、特に使用者の肌色またはメイクアップ戦略に対応するために、提示された範囲内でカラーチャートを選ぶことで構成される予備段階を含むことができる。
カラーチャートの各色相は、化粧製品と同様に、識別子によって見つけられるので、方法は、カラーチャートの選択された色相と同じ識別子を有する製品の選択を含むことができる。
化粧製品
化粧製品は、皮膚または唇、好ましくは皮膚の、メイクアップおよび/またはケアを目的とするものである。
化粧製品は、有利にはファンデーションである。化粧製品はまた、口紅で構成されることもある。
化粧製品は、液体、粉末、またはペースト状の形態であることがある。
化粧製品は、とりわけ顔料、染料、着色レーキ、および多層干渉粒子(multilayer interference particle)を含むことができる。
集合体
先行する態様と組み合わせた、本発明の態様の別の態様によれば、本発明さらなる主題は、異なるそれぞれの色相を有する所定の範囲の化粧製品の、および上記で定義した少なくとも1つのカラーチャートのまたは上記で定義した所定の範囲のカラーチャートの集合体である。
先行する態様と組み合わせた、本発明の態様の別の態様によれば、本発明のさらなる主題は、上記で定義したカラーチャートの、および化粧製品の処方を実行することができる注文生成の処方デバイスの集合体であり、その色相は、カラーチャートの使用後に選ばれたものである。
先行する態様と組み合わせた、本発明の態様の別の態様によれば、本発明のさらなる主題は、化粧製品と、皮膚に適用された化粧製品の効果を視覚化するために、白色着色層および着色層が印刷された透明または半透明の支持体とを含む集合体である。この支持体は、製品のパッケージの一部を形成することがあり、または外部に構成されることがある。
以下で述べる本発明の非限定的な実装例についての詳細な説明を読めば、また添付の図面を検討すれば、本発明のより良い理解が得られよう。
本発明によるカラーチャートの一例の概略斜視図である。 図1のカラーチャートの概略的部分断面図である。 図1のカラーチャートを生成するためのパターンの一例の概略図である。 本発明によるカラーチャートを生成するためのパターンの別の例の概略図である。 本発明によるカラーチャートを生成するためのパターンの別の例の概略図である。 本発明によるカラーチャートを生成するためのパターンの別の例の概略図である。 本発明によるカラーチャートを生成するためのパターンの別の例の概略図である。 本発明によるカラーチャートを生成するためのパターンの別の例の概略図である。 本発明によるカラーチャートを生成するためのパターンの別の例の概略図である。 本発明によるカラーチャートを生成するためのパターンの別の例の概略図である。 図1のカラーチャートの考えられる使用法を示す概略図である。 図1のカラーチャートの別の考えられる使用法を示す概略図である。 本発明による所定の範囲のカラーチャートの概略斜視図である。 本発明によるカラーチャートの別の例の部分的概略斜視図である。 図14のカラーチャートの使用法の概略図である。 本発明によるカラーチャートの別の例の部分的概略斜視図である。 図16のカラーチャートの使用法の概略図である。 本発明によるカラーチャートの別の例の部分的概略斜視図である。 本発明によるカラーチャートおよびその使用法の別の例の部分的概略斜視図である。 本発明によるカラーチャートの別の例の部分的概略斜視図である。 図20のカラーチャート用の透明または半透明の支持体を部分的に表す図である。 本発明によるカラーチャートを製造するための方法の一例の異なる段階を表すブロック図である。 本発明による集合体の概略図である。 本発明による別の集合体の概略図である。 本発明による別の集合体の概略図である。
説明の続きにおいて、同一である要素または同一の機能を有する要素には、同じ参照符号が付いている。本明細書を簡潔にするために、該要素を図の各々で説明せず、説明されている実施形態間の差異のみを説明する。
図、特に図2では、わかりやすくするために、実際通りの大きさに従っていない。
図1には、異なるそれぞれの色相を有する所定の範囲の化粧製品内で選ばれる化粧製品の選択に役立つ本発明によるカラーチャート1が示されている。示した例では、化粧製品は、皮膚をメイクアップおよび/またはケアするためのファンデーションである。
カラーチャート1は、この例では7の番号を付けている、同じ形状の花弁の形態で、ピボットを形成する軸3によって一端をつなぎ合わされた、少なくとも1つの、さらに好ましくは複数の透明な支持体2を含み、透明の支持体はこの軸3を中心として回転することができる。格納構成では、透明の支持体2すべてを重ね合わせることができるが、図1に表す使用の構成では、透明の支持体2すべてが、互いの上に重ね合わされているわけではなく、軸3を中心として花のような形をなす。
各透明または半透明の支持体2は、少なくとも部分的に剛性の、ポリマー材料で作られた、この例では透明であるポリエチレンで作られたシート含み、より厚い縁4が透明または半透明の支持体2の外周を形成している。
縁4以外の、透明または半透明の支持体2の厚さは、この例では2mm~3mmである。
カラーチャート1は、図2でわかるように、透明または半透明の支持体2上に印刷された、不透明ではない白色着色層5と、白色着色層5に重ね合わせられた不透明ではない着色層6とを含む。
この例では透明または半透明の支持体に白色着色層5を印刷し、次いで白色着色層に着色層6を印刷することは、エコ溶剤のインクジェットプリンタによって、Surepress L-4533 AWという参照名でエプソンが販売しているプリンタによって実行される。
図1では、透明の支持体2の、着色層6の色に対応する着色側が表示されており、白色着色層5および着色層6は、この例では完全に重ね合わせられている。カラーチャート1が裏返される場合、白色着色層5の白色が表示されることになる。
透明または半透明の支持体2ごとに、着色層6に単一の色が印刷される。印刷色は、再現することが望まれる化粧製品の色相の目標色に近い色であり、これらの2つの色間のDelta E 2000は、この例では2未満である。
カラーチャート1の7つの透明な支持体2は、化粧製品の7つの異なる色相を再現することを可能にする。
図1に見られるように、白色着色層5および着色層6は、少なくとも1つのパターンおよび/または少なくとも1つの開口を形成し、この例では透明または半透明の支持体2上にいくつかのパターン7を形成する。パターン7は、この実施形態では、定型化された植物パターンを表す。透明の支持体2は各々、開口のない、軸3の近くの、途切れていない印刷ゾーン8と、ゾーン9において透明または半透明の支持体2を透かして見ることを可能にするために、白色着色層5および着色層6がないゾーン9内に配置されたパターン7とを含む。印刷は、これらのパターン7を形成するように実行される。この例では、カラーチャート1の透明の支持体2はすべて同じパターン7の印刷で覆われているが、本発明の範囲から逸脱することなく他のどんな様式であってもよい。
図3には、透明の支持体2の各々について、図1のパターン7または開口10に取って代わることができるパターン7または開口10を有する着色層6の印刷の例が表されている。
図4から図10は、パターン7および/または開口10を挿入する、着色層6の印刷および白色着色層5の印刷の他の例を部分的かつ概略的に表す。
パターン7および/または開口10は、ランダムにまたは系統的に、特に幾何学的に、分散していることがある。図4では、その中心により大きい直径を有する開口10が形成される、星の格子状レイアウトを形成する幾何学的パターン7が表示されている。図5では、比較的大きいサイズを有する開口10が、ランダムに分散している。図6では、開口10は、サイズが小さく、ランダムかつ密に分散している。図7では、いくつかの交点により大きい開口10を有する格子パターン7が示されている。図8は、パターンの間に多くの透明ゾーン9を残して波を連想させる幾何学的パターン7を表す。図9は、幾何学的パターン7を有する正方形を表し、図10は、網の目のような花パターン7を表す。
図4から図10に表すパターン7および開口10すべてが、カラーチャート1の(1つまたは複数の)透明の支持体2の印刷部分の全部または一部に取って代わることができる。
図1のカラーチャート1の使用は、図11および図12に示されている。図11では、一方の手に鏡Mを、他方の手にカラーチャート1を軸3のところで持っている女性が、自分の肌色および/または自分のメイクアップ戦略に応じた、自身に最も適している色、したがって同様の色相の関連化粧製品を選ぶことができるように、自身を見ながら少なくとも1つの透明の支持体2、実際にはいくつかの透明の支持体2を、自分の顔の皮膚に重ね合わせるようにしているところが示されている。女性は、カラーチャート1または透明の支持体2を順に自分の皮膚に重ね合わせ、もたらされる結果を見るために、それらを回転させることができる。
図12では、カラーチャートは、前腕の内側部分で使用され、この人物は、該当する色相の化粧製品の色効果を見るために、皮膚のこのスポットにカラーチャートの一要素を重ね合わせている。この人物は、色相、したがって自身に適している化粧製品を選ぶために、異なる透明の支持体2に載っている色の全部を順にまたは同時に重ね合わせることができる。
本発明によるカラーチャート1は、カラーチャートの色描写および被覆率が、同じ色の、関連するファンデーションのそれとほぼ同様であるので、専門家の助けなしに、自発的に使用し、良い結果をもたらすことができる。
図13は、1a、1b、1c、1d、1e、および1fの番号を付けられた所定の範囲20のカラーチャート1の形態で、利用可能な複数のカラーチャートを有することができることを示す。各カラーチャート1は、所定の範囲の同様の色相を含む。この図では、各々が6または7個の透明の支持体2を含む、したがって6または7個の異なる色相を含む、図1のカラーチャート1と同様の6個のカラーチャートが表示されている。参照符号1aおよび1bのカラーチャートは、明るい色相を有し、参照符号1cおよび1dのカラーチャートは、中間の色相を有し、参照符号1eおよび1fのカラーチャートは、暗い色相を有する。使用者は、自分の肌色または自分のメイクアップ戦略に応じて、1つ、2つ、または3つの好適なカラーチャート1を選ぶ。たとえば、明るい肌色をもつ人は、カラーチャート1aおよび1bを選ぶことができる。
カラーチャート1の生産については、以下の方法が使用されてもよく、その段階を図22に示す。
まず第1に、第1の段階50において、それぞれの色相の所定の範囲の化粧製品から、上記の色相のうちの1つの色相の化粧製品が選ばれ、それぞれ白色と黒色に着色された少なくとも2つの領域を含む評価デバイスに適用される。この例では、評価デバイスは、国際公開第2014/170807号に記載されるようなものであり、皮膚層と、エラストマー製の下にある支持層とを含む多層複合体によって定められる適用表面を含む。
段階51において、適用された製品を乾かした後、評価デバイスで被覆率のレベルおよび色相の色を計算するために、それぞれ白色および黒色に着色された2つの領域で、反射率の少なくとも1つの測定が実行される。
段階50および段階51の前、間、または後に実行され得る段階52において、不透明ではない白色着色層5が、好ましくは所定の厚さでおよび/または所定の数の印刷パスで、透明または半透明の支持体2上に印刷される。
段階53において、再現することが望まれる色相の色と同様の色である不透明ではない着色層6は、透明または半透明の支持体2上に、白色着色層5に重ね合わされて、印刷される。この例では、白色着色層5を透明または半透明の支持体上に、次いで着色層6を白色着色層上に印刷することは、エコ溶剤のインクジェットプリンタ、たとえば、Surepress L-4533 AWという参照名でエプソンが販売しているプリンタによって実行される。
段階54において、印刷された層を含む透明または半透明の支持体2は、上述のものと同様の、ただし未使用の評価デバイスの少なくとも白色に着色された領域に配置され、被覆率のレベルおよび印刷された層の色を計算するために、着色層6上で反射率の測定が実行される。
反射率の測定は、45°/0°の測定構成で、X-Riteが販売しているVS450の名称で知られている分光光度計を使用して実行される。
適用される化粧製品の色相と印刷色との間のDelta E 2000および/またはコントラスト比%CRを計算するために、段階51および段階54において計算された被覆率のレベルおよび色を、段階55において比較することが可能である。
段階52、53、54、および55は、1つの同じ色相に対して、異なる白色着色層の厚さで、少なくとも1回繰り返すことができる。これは、最終的に、最も低いDelta E 2000および/または最も近いコントラスト比%CRを得ることを可能にする白色着色層の厚さを選ぶことを可能にする。Delta E 2000は2未満であり、コントラスト比%CRの差は±15%未満である。
段階52、53、54、および55はまた、特に最も低いDelta E 2000を有するように、着色層6に異なる色相の色を用いて、少なくとも1回繰り返すことができる。
最終段階56において、カラーチャート1を生成するために、適切な厚さの白色着色層5および適切な色相の着色層6を有する透明または半透明の支持体2の選択が行われる。
図14から図21には、本発明の他の実装形態例によるカラーチャート1の他の例も表されている。
図14および図15では、カラーチャート1は、リング部分11が、剛性リンク13によって支持部分12に連結された、保持リングの形をとる。支持部分12は、横に移動する窓(traversing window)14を有するフレームで構成され、フレームは、異なる色、および窓14の形状に適した形状の、視認できない白色着色層上に、視認できる着色層6の印刷が規則的な間隔である、可撓性ポリマーフィルムで作られた、ストリップの形態の透明または半透明の支持体2を含むカラーチャート1を前に進めることを可能にするために、側面が開いている。したがって、図15でわかるように、使用者は、視覚的描写を見て、自分に適している色相、したがって関連化粧製品を選ぶことができるように、窓14内の着色層6を自分の手の甲の皮膚に重ね合わせることを視覚化するために、窓14が自分の手の甲に重ね合わせられ、自分で透明または半透明の支持体2を前進させることができるように、リング部分11をはめることができる。
図16および図17では、カラーチャート1は、横に移動する窓16内で前に進むことができるストリップの形態の透明または半透明の支持体2を含み、この窓16は、使用者が手に持つことができる棒18に連結された支持部分17のフレームによって形成される。透明または半透明の支持体2は、窓16内に視認できる着色層6の印刷を含む。図17に示すように、棒18は、ベネチアンマスクのようにして、使用者が手に持つことができ、支持部分17が、使用者の額にあって、白色着色層5および着色層6集合体と額の皮膚を重ね合わせることの視覚的描写を、窓16を通して視覚化することを可能にする。カラーチャート1は、着色層6の他の色の描写を視覚化するために、棒自体を回転させることによって、透明または半透明の支持体2が支持部分17のフレーム内で前に進むことを可能にするように設計される。
図18は、透明または半透明の支持体2によって形成される異なる小面21を有するブレスレットの形態のカラーチャート1を生成することができることを示し、小面21は、着色層6の異なるそれぞれの色を載せている。各小面21を手首の皮膚に重ね合わせることによって、このスポットの皮膚と、検討中の小面21の着色層6の色との重ね合わせの描写が表示される。
図19に示す例は、2つの極値的小ホイール(extremal small wheel) 22および23の周りに伸ばされて取り付けられた閉じたストリップの形態の透明または半透明の支持体2を含むカラーチャート1を示し、ホイールの一方22は自由に回転し、ホイールの他方23は、着色層6の異なる色を備えた透明または半透明の支持体2が前に進むようにすることを可能にするように、操作ハンドル24を使用して回転を制御される。先へ進むストリップの上側部分を照らすために、LEDストリップライト25が設けられる。使用者は、透明または半透明の支持体2の下のより近くに自分の手Uを移動し、各着色層6と手Uの皮膚との重ね合わせの描写を視覚化するために、小型ホイール22および23の幅によって作られる空間に自分の手Uを滑り込ませる。
最後に、図20および図21の実施形態では、カラーチャート1は、可撓性ポリマーフィルムのストリップの形態の透明または半透明の支持体2の配給ローラー30を含み、配給ローラー30は、軸31に回転するように取り付けられ、透明または半透明の支持体2の配給を可能にする。透明または半透明の支持体2の一部分を切り離すことを可能にするために、透明または半透明の支持体2にプレカット32が設けられる。2つのプレカット32の間の透明または半透明の支持体2の各部分は、着色層の複数の異なる色を含むことができる。透明または半透明の支持体2のすべての部分は、着色層6の同じ系列の色を含むことができる。使用者は、別の地点で、特に遠い地点で、カラーチャート1を使用することができるように、透明または半透明の支持体2の一部分を切り離すことができる。この実施形態では、いくつかの、たとえば4つの配給ローラー30が、並べて軸31に配置されることがあり、それぞれが所定の範囲の特定の、好ましくは同様の色相を含む。
カラーチャート1が別の形態で提供されることは、本発明の範囲から逸脱しない。具体的には、カラーチャート1は、雑誌から取り外すことができ、白色着色層5および着色層6の少なくとも1つの、好ましくはいくつかの印刷を載せている、透明または半透明の支持体2を形成する透明シートを含むことができる。
選択は、販売店で、または離れた場所から行うことができる。
ピボットを形成する軸3は、リング、ひも、または取外し可能または取外し不可能な、任意の他のタイプの留め具に置き換えることができる。
特に望まれる厚さに応じて、白色着色層5および着色層6を生成するために、いくつかの印刷パスが実行され得る。
図23には、異なるそれぞれの色相を有する、それらの容器内で提示された、所定の範囲の化粧製品Pと、対応する色相を有する少なくとも1つのカラーチャート1とを含む、本発明による集合体35が表されている。
1つのカラーチャートの代わりに、特に異なるそれぞれの色相を有する多数の化粧製品の場合に、図13に示すように、所定の範囲20のカラーチャート1を有することが可能である。
図24には、カラーチャート1と、化粧製品の処方を生成することができる注文生成の処方デバイス40との集合体36が表されており、化粧製品の色相は、カラーチャートの使用後に選ばれたものである。
図25には、その容器内にある化粧製品Pと、皮膚に適用される化粧製品の効果を視覚化するために、白色着色層および着色層が印刷された透明または半透明の支持体とを含む集合体37が表されている。
1 カラーチャート
2 透明または半透明の支持体
3 軸
5 白色着色層
6 着色層
7 パターン
8 印刷ゾーン
9 透明ゾーン
10 開口
11 リング部分
12 支持部分
13 剛性リンク
14 窓
16 窓
17 支持部分
18 棒
20 範囲
21 小面
22 ホイール
23 ホイール
24 ハンドル
25 LEDストリップライト
30 配給ローラー
31 軸
32 プレカット
35 集合体
36 集合体
37 集合体
40 処方デバイス

Claims (18)

  1. 異なるそれぞれの色相を有する所定の範囲の化粧製品内で選ばれる化粧製品の選択に役立つカラーチャート(1)であって、前記カラーチャート(1)が、少なくとも1つの透明または半透明の支持体(2)と、前記色相の少なくとも1つに対して、少なくとも1つの不透明ではない白色着色層(5)と、少なくとも1つの不透明ではない着色層(6)であって、前記着色層(6)の色が、前記白色着色層(5)に重ね合わせられる、再現することが望まれる前記色相の色に近い、少なくとも1つの不透明ではない着色層(6)と、を含み、前記白色着色層(5)および前記着色層(6)は、前記透明または半透明の支持体(2)上に印刷される、カラーチャート(1)。
  2. 前記着色層(6)と、任意選択的には前記白色着色層(5)とは、Delta E 2000として表される、前記印刷された層の結果として前記カラーチャートを見るとき見える色と、再現することが望まれる、対応する化粧製品の前記色相との色の差が、2未満、さらに好ましくは1未満であるようなものである、請求項1に記載のカラーチャート(1)。
  3. 前記着色層(6)および前記白色着色層(5)は、コントラスト比CR%として表される、印刷色と、再現することが望まれる対応する色相の前記化粧製品の適用層との被覆率のレベルの差が、±15%以下であるようなものである、請求項1または2に記載のカラーチャート(1)。
  4. 特にピボットによってつなぎ合わされた、複数の透明の支持体(2)を含み、前記透明の支持体(2)には、異なる色のそれぞれの着色層(6)が印刷される、請求項1から3のいずれか一項に記載のカラーチャート(1)。
  5. 少なくとも1つの透明または半透明の前記支持体(2)が、可撓性ポリマーフィルムまたは剛性もしくは半剛性ポリマーシートを含み、前記少なくとも1つの透明または半透明の支持体(2)が、ポリエチレン、ポリアクリル酸、ポリ塩化ビニル、ポリエステル、ポリカーボネート、またはポリエチレンテレフタレート(PET)から選ばれる少なくとも1つのポリマー、好ましくはPETを含む、請求項1から4のいずれか一項に記載のカラーチャート(1)。
  6. 白色着色層(5)および着色層(6)が、白色着色層(5)および着色層(6)がないゾーン(9)において、前記透明または半透明の支持体(2)を透かして見ることを可能にするために、前記透明または半透明の支持体(2)上に、少なくとも1つのパターン(7)および/または少なくとも1つの開口(10)を形成する、請求項1から5のいずれか一項に記載のカラーチャート(1)。
  7. 前記カラーチャート(1)が、ロール、ブレスレット、額マスク、リテーニングリング、花弁付きの花、着脱可能なページ、特に雑誌のページ、およびパッケージの一部分、特にケースもしくはブリスターパックの一部分からなるグループから選ばれた形態である、請求項1から6のいずれか一項に記載のカラーチャート(1)。
  8. 前記透明または半透明の支持体(2)とは反対側に、重ね合わせられた前記白色着色層(5)および前記着色層(6)の全部をカバーするワニスの層を含む、請求項1から7のいずれか一項に記載のカラーチャート(1)。
  9. 請求項1から8のいずれか一項に記載のカラーチャート(1)を複数含む、所定の範囲(20)のカラーチャート(1)であって、各カラーチャート(1)が所定の範囲の色相を含む、カラーチャート(1)。
  10. 特に請求項1から8のいずれか一項に記載のカラーチャート(1)の製造のための方法であって、前記色相の少なくとも1つに対して実行される各段階であって、
    a) 透明または半透明の支持体(2)に、不透明ではない白色着色層(5)を印刷する段階と、
    b) 特に前記白色着色層を乾かした後に、不透明ではない着色層(6)であって、前記着色層(6)の色は、再現することが望まれる前記色相の色と同様の色である、不透明ではない着色層(6)を、前記透明または半透明の支持体(2)上に印刷する段階であって、前記白色着色層(5)および前記着色層(6)が、互いに重ね合わせられるように印刷される、印刷する段階と
    を含む、方法。
  11. 前記白色着色層(5)に重ね合わせられた前記着色層(6)の色は、この色と、適用時の前記化粧製品の対応する色相の色との間のDelta E 2000が、2未満、具体的には1未満であるようなものである、請求項10に記載の方法。
  12. 前記白色着色層(5)の厚さおよび/または前記着色層(6)の前記色は、コントラスト比CR%の差として表される、前記印刷された層と対応する色相の前記化粧製品の適用層との被覆率のレベルの差が、±15%以下であるように選ばれる、請求項10または11に記載の方法。
  13. 段階a)および段階b)が、この順で実行される、請求項10から12のいずれか一項に記載の方法。
  14. 段階a)および段階b)における前記印刷のために、白色インクを含むインクジェットプリンタ、好ましくは溶剤系の、特にエコ溶剤系のインクジェットプリンタを用いる、請求項10から13のいずれか一項に記載の方法。
  15. (a') 前記色相のうちの1つの色相の化粧製品を、それぞれ白色および黒色に着色された少なくとも2つの領域を含む評価デバイスに適用する段階と、
    (b') 前記評価デバイスで被覆率のレベルおよび前記色相の色を計算するために、前記2つの領域について特に反射率の少なくとも1つの測定を実行する段階と、
    (c') 前記透明または半透明の支持体(2)上で、異なる厚さを有する、不透明ではない白色着色層(5)の少なくとも1つの印刷を実行し、前記透明または半透明の支持体(2)上の前記白色着色層(5)に重ね合わせられる不透明ではない着色層(6)であって、前記着色層(6)の色は、再現することが望まれる色相の色と同様の色である、不透明ではない着色層(6)を印刷する段階と、
    (d') 未使用の評価デバイスの少なくとも白色に着色された領域に前記印刷された層を含む前記透明または半透明の支持体(2)を配置し、前記透明または半透明の支持体上の前記白色着色層に重ね合わせられた前記着色層の色と、任意選択的には被覆率のレベルと、を計算するために前記着色層について、特に反射率の、少なくとも1つの測定を実行する段階と、
    (e') 適用される前記化粧製品の前記色相と印刷色との間のDelta E 2000および/またはコントラスト比%CRを計算するために、段階b')および段階d')において計算された被覆率の前記レベルを比較する段階と、
    (f') 前記カラーチャートを生成するために、少なくとも前記色相に対して、または色相の集合体に対して、前記白色着色層の厚さを選択し、ならびに/または、前記評価デバイスに適用された前記色相と、前記白色着色層に重ね合わせられた前記着色層の前記色との間のDelta E 2000が2未満、好ましくは1未満であるように、および/もしくはコントラスト比%CRの差が±15%未満であるように、前記着色層の前記印刷色を調整する段階と
    を含む、請求項10から14のいずれか一項に記載の方法。
  16. 請求項1から8のいずれか一項に記載のカラーチャートを使用することによって、異なるそれぞれの色相を有する所定の範囲の化粧製品内の化粧製品を選ぶための方法であって、
    - 前記カラーチャートを皮膚に重ね合わせる段階と、
    - 前記皮膚にこのように重ね合わせられた前記カラーチャートを注視する段階と、
    - 前記色相、したがって対応する化粧製品を選ぶ段階と
    を含む、方法。
  17. 特に、使用者の肌色またはメイクアップ戦略に対応するように、請求項9に記載の所定の範囲のカラーチャート内でカラーチャートを選ぶ段階で構成される予備段階を含む、請求項16に記載の方法。
  18. 異なるそれぞれの色相を有する所定の範囲の化粧製品と、請求項1から8のいずれか一項に記載の少なくとも1つのカラーチャート(1)または請求項9に記載の所定の範囲(20)のカラーチャート(1)と、の集合体(35)。
JP2022517232A 2019-09-16 2020-09-07 カラーチャートおよびそのようなカラーチャートの製造のための方法 Pending JP2022548166A (ja)

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