JP2022547981A - 風味安定性を高めたパウチ製品 - Google Patents
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Abstract
本開示は、経口使用のために構成された製品を提供し、該製品は、粒状フィラー、水、1種以上の有機酸、及び1種以上の風味剤の混合物を含み、約7.0未満のpH値を有する。本製品は、1種以上の有機酸を含まない製品よりも、白色度及び/又は風味成分濃度に関して経時にわたり高い安定性を示す。
Description
本開示は、ヒトの消費を意図する風味付け製品に関するものである。本製品は、経口使用のために構成され、使用中に風味及び/又は活性成分等の物質を供給する。そのような製品は、タバコ又はタバコ由来の製品を含むか、又はタバコを含まない代替品となり得る。
タバコはいわゆる「無煙」型で楽しむことができる。特によく知られている無煙タバコ製品は、何らかの形の加工タバコ又はタバコ含有配合物を使用者の口内に挿入することによって使用される。このような無煙タバコ製品のための従来の形式は、湿性嗅ぎタバコ、スヌース、及び噛みタバコを含み、これらは、典型的にはほとんど完全に粒状、顆粒、又は細断されたタバコから形成され、使用者によって分割されるか、又は単回使用パウチ又は小袋のような個々の分量で使用者に提示されるかのいずれかである。他の伝統的な形態の無煙製品には、詰め物、錠剤、ペレット等の圧縮型又は凝集型が含まれる。タバコ含有ガム及びタバコと他の植物材料との混合物等の別の製品形態も知られている。例えば、Schwartzの米国特許第1,376,586号、Pittmanらの米国特許第4,513,756号、Sensabaugh Jrらの米国特許第4,528,993号、Storyらの米国特許第4,624,269号、Tibbettsの米国特許第4,991,599号、Townsendの米国特許第4,987,907号、Sprinkle、IIIらの米国特許第5,092,352号、Whiteらの米国特許第5,387,416号、Williamsの米国特許第6,668,839号、Williamsの米国特許第6,834,654号、Atchleyらの米国特許第6,953,040号、Atchleyらの米国特許第7,032,601号及びAtchleyらの米国特許第7,694,686号、Williamsの米国特許出願公開第2004/0020503号、Quinterらの米国特許出願公開第2005/0115580号、Stricklandらの米国特許出願公開第2006/0191548号、Holton Jr.らの米国特許出願公開第2007/0062549号、Holton Jr.らの米国特許出願公開第2007/0186941号、Stricklandらの米国特許出願公開第2007/0186942号、Dubeらの米国特許出願公開第2008/0029110号、Robinsonらの米国特許出願公開第2008/0029116号、Robinsonらの米国特許出願公開第2008/0173317号、Neilsenらの米国特許出願公開第2008/0209586号、Essenらの米国特許出願公開第2009/0065013号及びAtchleyの米国特許出願公開第2010/0282267号並びにArnarpらのWO2004/095959号(これらの各々は参照により本明細書に援用される。)に示されている無煙タバコ配合物の種類、成分、及び加工方法を参照されたい。
タバコ材料を種々の結合剤及びフィラーと組み合わせる無煙タバコ製品構成が、より最近提案されており、例示的な製品形式は薬用キャンディ、トローチ剤、ゲル、押出形態等を含む。例えば、Engstromらの米国特許出願公開第2008/0196730号、Crawfordらの米国特許出願公開第2008/0305216号、Kumarらの米国特許出願公開第2009/0293889号、Gaoらの米国特許出願公開第2010/0291245号、Muaらの米国特許出願公開第2011/0139164号、Cantrellらの米国特許出願公開第2012/0037175号、Huntらの米国特許出願公開第2012/0055494号、Cantrellらの米国特許出願公開第2012/0138073号、Cantrellらの米国特許出願公開第2012/0138074号、Holton Jr.の米国特許出願公開第2013/0074855号、Holton Jr.の米国特許出願公開第2013/0074856号、Muaらの米国特許出願公開第2013/0152953号、Jacksonらの米国特許出願公開第2013/0274296号、Moldoveanuらの米国特許出願公開第2015/0068545号、Marshallらの米国特許出願公開第2015/0101627号及びLampeらの米国特許出願公開第2015/0230515号(これらの各々は参照により本明細書に援用される。)に記載されている製品の種類を参照されたい。
オールホワイトスヌースポーションは人気が高まっており、伝統的なスヌースに代わる、個別の美的にも喜ばしい選択肢を提供している。このような現代の「白い」パウチ製品には、漂白されたタバコが含まれている場合もあれば、タバコが含まれていない場合もある。この種の製品は、製品の変色及び/又は望ましくない官能特性につながる可能性がある製品の安定性の低下等の特定の欠点を抱えている可能性がある。したがって、より楽しい使用者の体験を提供するために、安定性を高めた経口使用のために構成された製品を提供することが当技術分野では望ましいであろう。
本開示は、一般に、経口使用のために構成された製品を提供し、さらに製品中に存在する風味成分を安定化させるための方法を提供する。本製品は、経口で使用する場合に味覚を付与することを意図しており、典型的には、ニコチン等の活性成分も消費者に供給する。この製品及び方法は、1種以上の粒状フィラー成分、水、及び1種以上の風味剤を含む混合物に1種以上の有機酸を添加することによって、1種以上の有機酸を含まない製品と比較して高められた風味安定性を示す製品が得られるという驚くべき知見に依存する。
したがって、一態様において、本開示は、経口使用のために構成された製品を提供し、その製品は、1種以上の粒状フィラー成分、水、1種以上の有機酸又はその塩、及び1種以上の風味剤を含む混合物を含み、約7.0未満のpHを有する。
いくつかの実施形態において、1種以上の粒状フィラー成分は、セルロース材料を含む。いくつかの実施形態において、セルロース材料は微結晶セルロースを含む。
いくつかの実施形態において、1種以上の粒状フィラー成分は、混合物の総重量に基づいて、約1%~約3%という混合物の重量による量でセルロース誘導体をさらに含む。いくつかの実施形態において、セルロース誘導体はヒドロキシプロピルセルロースである。特定の実施形態において、1種以上のフィラーは、微結晶セルロース(例えば、混合物の重量に基づいて、少なくとも約20重量%又は少なくとも約25重量%又は少なくとも約30重量%の量)及びヒドロキシプロピルセルロース等のセルロース誘導体(例えば、混合物の総重量に基づいて、約5重量%未満又は約4重量%未満の量又は約3重量%未満の量)の両方を含む。
いくつかの実施形態において、混合物のpHは約5.5~約6.5である。
いくつかの実施形態において、製品は、混合物の総重量に基づいて、約0.1~約10重量%の1種以上の有機酸を含む。いくつかの実施形態において、製品は、混合物の総重量に基づいて、約0.1~約0.5重量%の1種以上の有機酸を含む。
いくつかの実施形態において、1種以上の有機酸はアルキルカルボン酸、アリールカルボン酸、又はそれらの組み合わせである。いくつかの実施形態において、1種以上の有機酸は、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、オクタン酸、安息香酸、トルイル酸、サリチル酸、又はそれらの組み合わせである。いくつかの実施形態において、1種以上の有機酸は安息香酸である。いくつかの実施形態において、1種以上の有機酸はクエン酸である。
いくつかの実施形態において、製品は、約10~約50%の1種以上の粒状フィラー成分及び約5~約60重量%の水を含む。一実施形態において、製品は、約0.1~約10重量%(例えば、約0.2~約0.5重量%)の1種以上の有機酸又はその塩、少なくとも約30重量%(例えば、約30~約50重量%)の量のフィラー(例えば、mcc)、少なくとも約1重量%(例えば、約1~約5重量%)の量の塩化ナトリウム、及び少なくとも約30重量%(例えば、約35~約50重量%)の量の水を含む。
いくつかの実施形態において、混合物はさらに、1種以上の塩、1種以上の甘味料、1種以上の結合剤、1種以上の湿潤剤、1種以上のガム、1種以上の活性成分、タバコ材料、又はそれらの組み合わせを含む。
いくつかの実施形態において、混合物はさらに、ニコチン成分、植物薬、刺激剤、アミノ酸、ビタミン、及びカンナビノイドからなる群から選択される1種以上の活性成分を含む。いくつかの実施形態において、混合物は、遊離塩基として計算され、混合物の総重量に基づいて、約0.001~約10重量%のニコチン成分を含む。
いくつかの実施形態において、風味剤は、炭素-炭素二重結合、炭素-酸素二重結合、又はその両方を有する化合物を含む。いくつかの実施形態において、風味剤は、1種以上のアルデヒド、ケトン、エステル、テルペン、テルペノイド、又はそれらの組み合わせを含む。いくつかの実施形態において、風味剤は、エチルバニリン、ケイ皮アルデヒド、サビネン、リモネン、ガンマ-テルピネン、ベータ-ファルネセン、又はシトラールの1種以上を含む。いくつかの実施形態において、風味剤はエチルバニリンを含む。
いくつかの実施形態において、混合物はパウチに封入されて、パウチ製品を形成し、その混合物は任意に自由流動性粒状形態である。
いくつかの実施形態において、パウチ製品は、調製後1日の期間で測定されたとき、国際照明委員会(CIE)モデルに従って測定される約40を超える白色度値、ハンドヘルドカラーメーターで測定されたとき、L*a*b*色空間において、1以上の有機酸を含まない対照パウチ製品に対して、約4未満のデルタE(ΔE)値、半定量ガスクロマトグラフィー-質量分析によって測定されるように、1種以上の有機酸を含まない対照パウチ製品中に存在する同じ1種以上の風味剤の濃度よりも高い、存在する1種以上の風味剤の濃度、の1つ以上を有する。いくつかの実施形態において、白色度値は約42~約60である。いくつかの実施形態において、ΔE値は約0.9~約3.8である。いくつかの実施形態において、期間は、調製後2日、3日、1週間、2週間、1ヵ月、2ヵ月、3ヵ月、4ヵ月、又は5ヵ月の1つ以上である。
別の態様において、経口使用のために構成された製品を安定化させる方法が提供され、安定化された製品は、1種以上の粒状フィラー成分、水、1種以上の有機酸又はその塩、及び1種以上の風味剤を含む混合物を含み、約7.0未満のpHを有し、方法は、1種以上の粒状フィラー成分を水、1種以上の風味剤、及びその1種以上の有機酸又はその塩と混合することを含む。
いくつかの実施形態において、混合することは、混合物の総重量の約0.1~約10%の量の1種以上の有機酸を添加することを含む。いくつかの実施形態において、混合することは、混合物の総重量の約0.1~約0.5%の量の1種以上の有機酸を添加することを含む。いくつかの実施形態において、添加後の混合物のpHは、約5.5~約6.5である。
いくつかの実施形態において、1種以上の有機酸はアルキルカルボン酸、アリールカルボン酸、又はそれらの組み合わせである。いくつかの実施形態において、1種以上の有機酸は、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、オクタン酸、安息香酸、トルイル酸、サリチル酸、又はそれらの組み合わせである。いくつかの実施形態において、有機酸は安息香酸である。いくつかの実施形態において、有機酸はクエン酸である。
いくつかの実施形態において、混合することはさらに、1種以上の塩、1種以上の甘味料、1種以上の結合剤、1種以上の湿潤剤、1種以上のガム、1種以上の活性成分、タバコ材料、又はそれらの組み合わせを添加することを含む。
いくつかの実施形態において、混合することは、混合物の重量の約1%~約3%の量のセルロース誘導体を添加することをさらに含む。いくつかの実施形態において、セルロース誘導体はヒドロキシプロピルセルロースである。
いくつかの実施形態において、混合することはさらに、ニコチン成分、植物薬、刺激剤、アミノ酸、ビタミン、及びカンナビノイドからなる群から選択される1種以上の活性成分を添加することを含む。
いくつかの実施形態において、混合することは、遊離塩基として計算され、混合物の総重量に基づいて、約0.001~約10重量%のニコチン成分を添加することをさらに含む。
いくつかの実施形態において、1種以上の風味剤は、1種以上のアルデヒド、ケトン、エステル、テルペン、テルペノイド、又はそれらの組み合わせ等の少なくとも1種の揮発性成分を含む。いくつかの実施形態において、少なくとも1種の揮発性成分は、エチルバニリン、サビネン、リモネン、ガンマ-テルピネン、ベータ-ファルネセン、又はシトラールの1種以上を含む。
いくつかの実施形態において、方法は、パウチに混合物を封入して、パウチ製品を形成することをさらに含み、混合物は任意に自由流動性粒子形態である。
いくつかの実施形態において、調製後1日の期間で測定する場合、安定化されたパウチ製品は、国際照明委員会(CIE)モデルに従って測定されたとき、約40を超える白色度値、ハンドヘルドカラーメーターで測定されるとき、L*a*b*色空間において、1種以上の有機酸を含まない対照パウチ製品に対して、約4未満のデルタE(ΔE)値、半定量ガスクロマトグラフィー-質量分析によって測定されるように、1種以上の有機酸を含まない対照パウチ製品中に存在する同じ1種以上の風味剤の濃度よりも高い、存在する1種以上の風味剤の濃度、の1つ以上を有する。いくつかの実施形態において、白色度値は約42~約60である。いくつかの実施形態において、ΔE値は約0.9~約3.8である。いくつかの実施形態において、期間は、調製後2日、3日、1週間、2週間、1ヵ月、2ヵ月、3ヵ月、4ヵ月、又は5ヵ月の1つ以上である。
別の態様では、経口使用のために構成され、本明細書に開示される方法によって調製された製品が提供される。
さらに別の態様では、経口使用のために構成され、変色に対して安定化されたパウチ製品が提供され、該パウチ製品は、1種以上の風味剤を含み、pHが約7.0未満である。いくつかの実施形態において、パウチ製品は、国際照明委員会(CIE)モデルに従って決定されるとき、約40を超える白色度値を有する。
開示は、限定されるものではないが、以下の実施形態を含む。
実施形態1:経口使用のために構成された製品であって、1種以上の粒状フィラー成分、水、1種以上の有機酸又はその塩、及び1種以上の風味剤を含む混合物を含み、約7.0未満のpHを有する製品。
実施形態2:1種以上の粒状フィラー成分がセルロース材料を含む、実施形態1の製品。
実施形態3:セルロース材料が微結晶セルロースを含む、実施形態1又は2に記載の製品。
実施形態4:1種以上の粒状フィラー成分が、混合物の重量の約1%~約3%の量のセルロース誘導体をさらに含む、実施形態1~3のいずれか1つの製品。
実施形態5:セルロース誘導体がヒドロキシプロピルセルロースである、実施形態1~4のいずれか1つの製品。
実施形態6:製品のpHが約5.5~約6.5である、実施形態1~5のいずれか1つの製品。
実施形態7:混合物の総重量に基づいて、約0.1~約10重量%の1種以上の有機酸を含む、実施形態1~6のいずれか1つの製品。
実施形態8:混合物の総重量に基づいて、約0.1~約0.5重量%の1種以上の有機酸を含む、実施形態1~7のいずれか1つの製品。
実施形態9:1種以上の有機酸が、アルキルカルボン酸、アリールカルボン酸、又はそのいずれかの組み合わせである、実施形態1~8のいずれか1つの製品。
実施形態10:1種以上の有機酸が、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、オクタン酸、安息香酸、トルイル酸、サリチル酸、又はそれらの組み合わせである、実施形態1~9のいずれか1つの製品。
実施形態11:1種以上の有機酸がクエン酸である、実施形態1~10のいずれか1つの製品。
実施形態12:混合物の総重量に基づいて、約10~約50%の1種の粒状フィラー成分及び約5~約60重量%の水を含む、実施形態1~11のいずれか1つの製品。
実施形態13:混合物が、1種以上の塩、1種以上の甘味料、1種以上の結合剤、1種以上の湿潤剤、1種以上のガム、1種以上の活性成分、タバコ材料、又はそれらの組み合わせをさらに含む、実施形態1~12のいずれか1つの製品。
実施形態14:混合物が、ニコチン成分、植物薬、刺激剤、アミノ酸、ビタミン、及びカンナビノイドからなる群から選択される1種以上の活性成分をさらに含む、実施形態1~13のいずれか1つの製品。
実施形態15: 混合物が、遊離塩基として計算され、混合物の総重量に基づいて、約0.001~約10重量%のニコチン成分を含む、実施形態1~14のいずれか1つの製品
実施形態16:1種以上の風味剤が、炭素-炭素二重結合、炭素-酸素二重結合、又はその両方を有する化合物を含む、実施形態1~15のいずれか1つの製品
実施形態17:1種以上の風味剤が、1種以上のアルデヒド、ケトン、エステル、テルペン、テルペノイド、又はそれらの組み合わせを含む、実施形態1~16のいずれか1つの製品。
実施形態18:1種以上の風味剤が、エチルバニリン、ケイ皮アルデヒド、サビネン、リモネン、ガンマ-テルピネン、ベータ-ファルネセン、及びシトラールの1種以上を含む、実施形態1~17のいずれか1つの製品。
実施形態19:1種以上の風味剤がエチルバニリンを含む、実施形態1~18のいずれか1つの製品。
実施形態20:混合物の総重量に基づいて、混合物が存在するあらゆるニコチン成分を除き、約10重量%以下のタバコ材料を含む、実施形態1~19のいずれか1つの製品。
実施形態21:混合物がパウチに封入されて、パウチ製品を形成し、混合物が任意に自由流動性粒状形態である、実施形態1~20のいずれか1つの製品。
実施形態22:調製後1日の期間で測定する場合、安定化されたパウチ製品は、国際照明委員会(CIE)モデルに従って測定されたとき、約40を超える白色度値、ハンドヘルドカラーメーターで測定されたとき、L*a*b*色空間において、1種以上の有機酸を含まない対照パウチ製品に対して、約4未満のデルタE(ΔE)値、半定量ガスクロマトグラフィー-質量分析によって測定されるように、1種以上の有機酸を含まない対照パウチ製品中に存在する同じ1種以上の風味剤の濃度よりも高い、存在する1種以上の風味剤の濃度、の1つ以上を有する、実施形態1~21のいずれか1つのパウチ製品。
実施形態23:白色度値が約42~約60である、実施形態1~22のいずれか1つのパウチ製品。
実施形態24:ΔE値が約0.9~約3.8である、実施形態1~23のいずれか1つのパウチ製品。
実施形態25:期間が、調製後2日、3日、1週間、2週間、1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月、4ヶ月、又は5ヶ月のうちの1つ以上である、実施形態1~24のいずれか1つのパウチ製品。
実施形態26:経口使用のために構成された製品を安定化させる方法であって、安定化された製品は、1種以上の粒状フィラー成分、水、1種以上の有機酸又はその塩、及び1種以上の風味剤を含む混合物を含み、方法は、1種以上の粒状フィラー成分を水、1種以上の風味剤、及び1種以上の有機酸又はその塩と混合して、混合物を形成することを含み、混合物は約7.0未満のpHを有する、方法。
実施形態27:混合することが、混合物の総重量の約0.1~約10%の量の1種以上の有機酸を添加することを含む、実施形態26の方法。
実施形態28:混合することが、混合物の総重量の約0.1~約0.5%の量の1種以上の有機酸を添加することを含む、実施形態26又は27の方法。
実施形態29:製品のpHが約5.5~約6.5である、実施形態26~28のいずれか1つの方法。
実施形態30:1種以上の有機酸が、アルキルカルボン酸、アリールカルボン酸、又はその組み合わせである、実施形態26~29のいずれか1つの方法。
実施形態31:1種以上の有機酸が、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、オクタン酸、安息香酸、トルイル酸、サリチル酸、又はそれらのいずれかの組み合わせである、実施形態26~30のいずれか1つの方法。
実施形態32:1種以上の有機酸がクエン酸である、実施形態26~31のいずれか1つの方法。
実施形態33:混合することが、1種以上の塩、1種以上の甘味料、1種以上の結合剤、1種以上の湿潤剤、1種以上のガム、1種以上の活性成分、タバコ材料、又はそれらの組み合わせを添加することをさらに含む、実施形態26~32のいずれか1つの方法。
実施形態34:混合することが、混合物の重量の約1%~約3%の量のセルロース誘導体を添加することをさらに含む、実施形態26~33のいずれか1つの方法。
実施形態35:セルロース誘導体がヒドロキシプロピルセルロースである、実施形態26~34のいずれか1つの方法。
実施形態36:混合することが、ニコチン成分、植物薬、刺激剤、アミノ酸、ビタミン、及びカンナビノイドからなる群から選択される1種以上の活性成分を添加することをさらに含む、実施形態26~35のいずれか1つの方法。
実施形態37:混合することが、遊離塩基として計算され、混合物の総重量に基づいて、約0.001~約10重量%のニコチン成分を添加することをさらに含む、実施形態26~36のいずれか1つの方法。
実施形態38:1種以上の風味剤が、1種以上のアルデヒド、ケトン、エステル、テルペン、テルペノイド、又はそれらの組み合わせを含む、実施形態26~37のいずれか1つの方法。
実施形態39:1種以上の風味剤が、エチルバニリン、サビネン、リモネン、ガンマ-テルピネン、ベータ-ファルネセン、及びシトラールの1種以上を含む、実施形態26~38のいずれか1つの方法。
実施形態40:混合物をパウチに封入して、パウチ製品を形成することをさらに含み、混合物が流動性粒状形態である、実施形態26~39のいずれか1つの方法。
実施形態41:調製後1日の期間で測定する場合、安定化されたパウチ製品は、国際照明委員会(CIE)モデルに従って測定されたとき、約40を超える白色度値、ハンドヘルドカラーメーターで測定されたとき、L*a*b*色空間において、1種以上の有機酸を含まない対照パウチ製品に対して、約4未満のデルタE(ΔE)値、半定量ガスクロマトグラフィー-質量分析によって測定されるように、1種以上の有機酸を含まない対照パウチ製品中に存在する同じ1種以上の風味剤の濃度よりも高い、存在する1種以上の風味剤の濃度、の1つ以上を有する、実施形態26~40のいずれか1つの方法。
実施形態42:白色度値が約42~約60である、実施形態26~41のいずれか1つの方法。
実施形態43:ΔE値が約0.9~約3.8である、実施形態26~42のいずれか1つの方法。
実施形態44:前記期間が、調製後2日、3日、1週間、2週間、1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月、4ヶ月、又は5ヶ月の1つ以上である、実施形態26~43のいずれか1つの方法。
実施形態45:経口使用のために構成された、実施形態26~44のいずれか1つの方法により調製された製品。
実施形態46:経口使用のために構成され、変色に対して安定化され、1種以上の風味剤を含み、pHが約7.0未満である、パウチ製品。
実施形態47:国際照明委員会(CIE)モデルに従って測定した場合、白色度値が約40を超える、実施形態46のパウチ製品。
開示のこれら及び他の特徴、態様、及び利点は、以下に簡潔に記載される添付の図とともに以下の詳細な記述を読むことから明らかである。本発明は、前記実施形態の2つ、3つ、4つ、又はそれ以上の任意の組み合わせ、並びに本明細書の特定の実施形態の記載において、そのような特徴又は要素が明確に組み合わされるかどうかにかかわらず、本開示で示される任意の2つ、3つ、4つ、又はそれ以上の特徴又は要素の組み合わせを含む。この開示は、開示された発明のあらゆる分離可能な特徴又は要素が、その様々な態様及び実施形態のいずれかにおいて、文脈が別の点を明確に指示しない限り、組み合わせ可能であることが意図されているように、全体的に読み取られることを意図している。
ここでは、上記の一般的用語で開示の態様を記述し、必ずしも縮尺通りに描かれるわけではない添付の図を参照することにする。図は例示的なものに過ぎず、開示を限定するものと解釈してはならない。
本開示は、高められた風味及び/又は色の安定性を示す製品、及びそのような製品中の風味成分を安定化させるための方法を提供する。顧客の満足のためには、白色度及び風味プロファイル等、特定の初期特性を保持した経口使用に適合した製品を提供することが望まれる。驚くべきことに、本開示によれば、特定の実施形態において、混合物に1種以上の有機酸を加えることにより、1種以上の有機酸を含まない混合物を含む製品に対して、特定の特性の安定性の向上を示す製品が得られることがわかった。特に、本明細書に開示されているような混合物中の約0.1~約10重量%の範囲の有機酸の存在が、そのような混合物を含む製品が急速に及び/又は徐々に暗くなることを防止し、いくつかの実施形態において、そのような製品中の特定の揮発性風味成分の損失を防止することが見出された。
本開示は、ここで、その例示的な実施形態を参照して、より完全に以下に説明される。これらの例示的な実施形態は、この開示が徹底的かつ完全となるように記載され、開示の範囲を当業者に完全に伝える。実際、開示は多くの異なる形態で具体化され得、本明細書に示される実施形態に限定されるように解釈されるべきではなく、むしろ、これらの実施形態は、この開示が適用可能な法的要件を満足するように提供される。この明細書及び特許請求の範囲において使用されるように、単数形である「1つの(a)」、「1つの(an)」及び「その(the)」は、文脈がそうでないことを明確に指示しない限り、複数の指示対象を含む。「乾燥重量パーセント」又は「乾燥重量基準」に対する言及は、乾燥成分(すなわち、水を除く全ての成分)に基づく重量を指す。「湿重量」に対する言及は、水を含む混合物の重量を指す。特に指定のない限り、混合物の「重量パーセント」への言及は、混合物の全湿重量(すなわち、水を含む)を反映する。
本明細書に記載される製品は、1種以上の粒状フィラー成分、1種以上の有機酸又はその塩、及び1種以上の風味剤を含む混合物を含む。いくつかの実施形態において、混合物はさらに、1種以上の塩、1種以上の甘味料、1種以上の結合剤、1種以上の湿潤剤、1種以上のガム、1種以上の活性成分、タバコ材料、タバコ由来材料、又はそれらの組み合わせを含む。混合物内の様々な成分の相対量は変化し得るが、典型的には、所望の感覚特性及び性能特性を経口製品に提供するように選択される。混合物の例示的な個々の成分を以下に記載する。
<フィラー成分>
本明細書に記載される混合物は、少なくとも1種の粒状フィラー成分を含む。このような粒状フィラー成分は、食感及び口当たり等の特定の官能特性を高め、製品の凝集性又は圧縮性を高める等、複数の機能を果たすことができる。一般に、フィラー成分は多孔質粒状材料であり、セルロースをベースとする。例えば、適切な粒状フィラー成分は、そのような供給源に由来するセルロース材料をはじめとする、任意の非タバコ植物材料又はその誘導体である。セルロース系の非タバコ植物材料の例には、穀粒(例えば、トウモロコシ、オートムギ、オオムギ、ライムギ、そば等)、テンサイ(例えば、International Fiber Corporationから入手可能なFIBREX(R)ブランドフィラー)、ふすま繊維、及びそれらの混合物が含まれる。非タバコ植物材料の誘導体の非限定的な例としては、澱粉(例えば、ジャガイモ、小麦、米、トウモロコシ由来)、天然セルロース、及び変性セルロース材料が挙げられる。潜在的な粒状フィラー成分のさらなる例としては、マルトデキストリン、デキストロース、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、ラクトース、マンニトール、キシリトール、及びソルビトールが挙げられる。フィラーの組み合わせも使用できる。
本明細書に記載される混合物は、少なくとも1種の粒状フィラー成分を含む。このような粒状フィラー成分は、食感及び口当たり等の特定の官能特性を高め、製品の凝集性又は圧縮性を高める等、複数の機能を果たすことができる。一般に、フィラー成分は多孔質粒状材料であり、セルロースをベースとする。例えば、適切な粒状フィラー成分は、そのような供給源に由来するセルロース材料をはじめとする、任意の非タバコ植物材料又はその誘導体である。セルロース系の非タバコ植物材料の例には、穀粒(例えば、トウモロコシ、オートムギ、オオムギ、ライムギ、そば等)、テンサイ(例えば、International Fiber Corporationから入手可能なFIBREX(R)ブランドフィラー)、ふすま繊維、及びそれらの混合物が含まれる。非タバコ植物材料の誘導体の非限定的な例としては、澱粉(例えば、ジャガイモ、小麦、米、トウモロコシ由来)、天然セルロース、及び変性セルロース材料が挙げられる。潜在的な粒状フィラー成分のさらなる例としては、マルトデキストリン、デキストロース、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、ラクトース、マンニトール、キシリトール、及びソルビトールが挙げられる。フィラーの組み合わせも使用できる。
本明細書中で使用される「デンプン」とは、任意の供給源由来の純粋なデンプン、加工デンプン、又はデンプン誘導体を指すことができる。デンプンは、典型的には顆粒形態で、ほとんど全ての緑色植物並びに様々な種類の植物組織及び器官(たとえば、種子、葉、地下茎、根、塊茎、新芽、果実、グレイン、茎)に存在する。デンプンは、顆粒の形状及びサイズだけでなく、組成も様々である。多くの場合、供給源の異なるデンプンは、異なる化学的及び物理的特性を有する。特定のデンプンは、組成物に特定の官能特性を付与するデンプン材料の能力に基づいて、混合物中に含めるために選択することができる。様々な供給源に由来するデンプンを使用することができる。例えば、デンプンの主要な供給源には、穀物(例えば、米、小麦、及びトウモロコシ)及び根菜(例えば、ジャガイモ及びキャッサバ)が含まれる。デンプンの供給源の他の例は、ドングリ、クズウコン、アラカチャ、バナナ、オオムギ、マメ(例えば、ソラマメ、レンティル、ヤエナリ、エンドウマメ、ヒヨコマメ)、パンノキ、ソバ、カンナ、クリ、サトイモ(colacasia)、カタクリ、クズ、マランガ、キビ、オート麦、オカ、ポリネシアンアロールート(arrowroot)、サゴヤシ、ソルガム、サツマイモ、キヌア、ライムギ、タピオカ、タロイモ、タバコ、シログワイ、及びヤムイモを含む。特定のデンプンは変性デンプンである。変性デンプンは、しばしばその高い熱特性を変化させるように設計された、1つ以上の構造的変性を受けている。デンプンの中には、遺伝子組み換えによって開発されたものもあり、「変性」デンプンと考えられている。他のデンプンは得た後、変性される。例えば、変性デンプンは、塩基の存在下での酸触媒作用又は酸化によるエステル化、エーテル化、酸化、解重合(シニング(thinning))、漂白、トランスグリコシル化及び解重合(例えば、触媒の存在下でのデキストリン化)、架橋、酵素処理、アセチル化、ヒドロキシプロピル化、及び/又は部分加水分解等の化学反応に供されたデンプンであり得る。他のデンプンは、熱処理、例えば、アルファ化、デキストリン化、及び/又は冷水膨潤方法によって変性される。特定の変性デンプンには、リン酸一デンプン、二デンプングリセロール、トリメタリン酸ナトリウムでエステル化されたリン酸二デンプン、リン酸二デンプンリン酸、アセチル化リン酸架橋デンプン、無水酢酸でエステル化された酢酸デンプン、酢酸ビニルでエステル化された酢酸デンプン、アセチル化アジピン酸架橋デンプン、アセチル化二デンプングリセロール、ヒドロキシプロピルデンプン、ヒドロキシプロピル二デンプングリセロール、オクテニルコハク酸デンプンナトリウムが含まれる。
いくつかの実施形態において、粒状フィラー成分は、セルロース材料又はセルロース誘導体である。本明細書に記載される製品に使用するための1つの特に適切な粒状フィラー成分は、微結晶セルロース(「mcc」)である。mccは合成でも半合成でもよく、又は完全に天然のセルロースから得ることができる。mccは、AVICEL(R)グレードPH-100、PH-102、PH-103、PH-105、PH-112、PH-113、PH-200、PH-300、PH-302、VIVACEL(R)グレード101、102、12、20及びEMOCEL(R)グレード50M及び90M等、及びそれらの混合物からなる群から選択され得る。一実施形態において、混合物は粒状フィラー成分としてmccを含む。本明細書に記載されるような混合物中に存在するmccの量は、所望の特性に従って変化し得る。
粒状フィラー成分の量は変えることができるが、典型的には混合物の総重量に基づいて混合物の約75重量パーセントまでである。混合物内の粒状フィラー材料(例えば、mcc)の典型的な範囲は、混合物の総重量の約10~約75パーセント、例えば、約10、約15、約20、約25、又は約30から約35、約40、約45、又は約50重量パーセント(例えば、約20~約50重量パーセント又は約25~約45重量パーセント)までであり得る。特定の実施形態では、粒状フィラー材料の量は、混合物の総重量に基づいて、少なくとも約10重量パーセント、例えば、少なくとも約20重量パーセント、又は少なくとも約25重量パーセント、又は少なくとも約30重量パーセント、又は少なくとも約35重量パーセント、又は少なくとも約40重量パーセントである。
一実施形態において、粒状フィラー成分は、セルロース誘導体又はそのような誘導体の組み合わせをさらに含む。いくつかの実施形態では、混合物は、混合物の総重量に基づいて、約1~約10重量%のセルロース誘導体を含み、特定の実施形態は、約1~約5重量%のセルロース誘導体を含む。特定の実施形態において、セルロース誘導体は、アルキル基、ヒドロキシアルキル基、又はアリール基で置換された1つ以上の水酸基の水素を、セルロース構造中に有するセルロースポリマーを意味するセルロースエーテル(カルボキシアルキルエーテルを含む)である。そのようなセルロース誘導体の非限定的な例としては、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース(「HPC」)、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(「HPMC」)、ヒドロキシエチルセルロース、及びカルボキシメチルセルロース(「CMC」)が挙げられる。一実施形態において、セルロース誘導体は、メチルセルロース、HPC、HPMC、ヒドロキシエチルセルロース、及びCMCの1種以上である。一実施形態において、セルロース誘導体はHPCである。いくつかの実施形態において、混合物は、混合物の総重量に基づいて、約1~約3重量%のHPCを含む。
<水>
製品内の混合物の含水量は、製品の消費者による使用前に、所望の特性に従って変化し得る。典型的には、混合物は、使用者の口への挿入前に製品内に存在するように、約60重量パーセント未満の水であり、一般に約1~約60重量パーセントの水であり、例えば、約5~約55、約10~約50、約20~約45、又は約25~約40重量パーセントの水であり、これには、少なくとも約5重量%、少なくとも約10重量%、少なくとも約15重量%及び少なくとも約20重量%の水量が含まれる。
製品内の混合物の含水量は、製品の消費者による使用前に、所望の特性に従って変化し得る。典型的には、混合物は、使用者の口への挿入前に製品内に存在するように、約60重量パーセント未満の水であり、一般に約1~約60重量パーセントの水であり、例えば、約5~約55、約10~約50、約20~約45、又は約25~約40重量パーセントの水であり、これには、少なくとも約5重量%、少なくとも約10重量%、少なくとも約15重量%及び少なくとも約20重量%の水量が含まれる。
<有機酸>
本明細書中で使用されるように、「有機酸」という用語は、酸性特性を特徴とする有機(すなわち、炭素ベースの)化合物を指す。典型的には、有機酸はカルボン酸(-CO2H)又はスルホン酸(-SO2OH)等の比較的弱い酸である(すなわち、水の存在下では完全に解離しない)。本明細書中で使用されるように、有機酸への言及は、意図的に添加される有機酸を意味する。これに関して、有機酸は、単に別の混合物成分の成分として本質的に存在すること(例えば、タバコ材料等の混合物成分中に本質的に存在し得る少量の有機酸)とは対照的に、特定の混合物成分として意図的に添加され得る。いくつかの実施形態において、1種以上の有機酸は、無溶媒で(すなわち、それらの遊離酸、天然の固体又は液体の形態において)、又は、例えば、水中の溶液として添加される。いくつかの実施形態において、1種以上の有機酸は、以下に記載するように塩の形態で添加される。
本明細書中で使用されるように、「有機酸」という用語は、酸性特性を特徴とする有機(すなわち、炭素ベースの)化合物を指す。典型的には、有機酸はカルボン酸(-CO2H)又はスルホン酸(-SO2OH)等の比較的弱い酸である(すなわち、水の存在下では完全に解離しない)。本明細書中で使用されるように、有機酸への言及は、意図的に添加される有機酸を意味する。これに関して、有機酸は、単に別の混合物成分の成分として本質的に存在すること(例えば、タバコ材料等の混合物成分中に本質的に存在し得る少量の有機酸)とは対照的に、特定の混合物成分として意図的に添加され得る。いくつかの実施形態において、1種以上の有機酸は、無溶媒で(すなわち、それらの遊離酸、天然の固体又は液体の形態において)、又は、例えば、水中の溶液として添加される。いくつかの実施形態において、1種以上の有機酸は、以下に記載するように塩の形態で添加される。
適切な有機酸は、典型的には、一連の親油性(すなわち、水溶解性及び有機溶解性の適切なバランスを与える極性)を有するものである。親油性は、水相と親油性相(通常は水とオクタノール)の間の分子の分配係数であるlogPの点で簡便に測定される。典型的には、有機酸の親油性は、約-2~約6.5の間であり得る。いくつかの実施形態において、有機酸はオクタノールに対してよりも水により可溶性であり得る(すなわち、約-2~約-1等の負のlogP値を有する)。いくつかの実施形態において、有機酸は、水及びオクタノールにほぼ等しく可溶性であり得る(すなわち、約0のlogP値を有する)。いくつかの実施形態において、有機酸は、水に対してよりもオクタノールにより可溶性であり得る(すなわち、約1~約6.5のような正のlogP値を有する)。いくつかの実施形態において、有機酸は、約1.5~約5.0、例えば、約1.5、約2.0、約2.5、又は約3.0から約3.5、約4.0、約4.5、又は約5.0までのlogP値を有する。
いくつかの実施形態において、有機酸はカルボン酸又はスルホン酸である。カルボン酸又はスルホン酸官能基は、例えば、1~20個の炭素原子(C1~C20)を有する任意のアルキル基、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、アリール基、又はヘテロアリール基に結合することができる。いくつかの実施形態において、有機酸は、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリールカルボン酸又はスルホン酸である。
本明細書で使用されるように、「アルキル」は、任意の直鎖又は分枝鎖炭化水素を指す。アルキル基は飽和(すなわち、全てのsp3炭素原子を有する)であってもよく、又は不飽和(すなわち、少なくとも1つの不飽和部位を有する)であってもよい。本明細書で使用されるように、「不飽和」という用語は、アルキル基内の1つ以上の位置における炭素-炭素、sp2二重結合の存在を指す。不飽和アルキル基はモノ不飽和又はポリ不飽和であってもよい。代表的な直鎖アルキル基としては、メチル、エチル、n-プロピル、n-ブチル、n-ペンチル、及びn-ヘキシルが挙げられるが、これらに限定されない。分枝鎖アルキル基としては、イソプロピル、sec-ブチル、イソブチル、tert-ブチル、イソペンチル、及び2-メチルブチルが挙げられるが、これらに限定されない。代表的な不飽和アルキル基としては、エチレン又はビニル、アリル、1-ブテニル、2-ブテニル、イソブチレニル、1-ペンテニル、2-ペンテニル、3-メチル-1-ブテニル、2-メチル-2-ブテニル、2,3-ジメチル-2-ブテニル等が挙げられるが、これらに限定されない。アルキル基は置換されていなくても置換されていてもよい。
本明細書で使用される「シクロアルキル」は炭素環式基を指し、これは単環式又は二環式であり得る。シクロアルキル基には、単環として3~7個の炭素原子、又は二環として7~12個の炭素原子を有する環が挙げられる。単環式シクロアルキル基の例としては、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、及びシクロオクチルが挙げられる。シクロアルキル基は、置換されていないか置換されていてもよく、1つ以上の不飽和部位を含んでいてもよい(例えば、シクロペンテニル又はシクロヘキセニル)。
本明細書で使用される「アリール」という用語は、炭素環式芳香族基を指す。アリール基の例としては、フェニル及びナフチルが挙げられるが、これらに限定されない。アリール基は置換されていなくても置換されていてもよい。
本明細書で使用される「ヘテロアリール」及び「ヘテロシクロアルキル」は、それぞれ1つ以上の環原子が、ヘテロ原子、例えば、窒素、酸素、及び硫黄である芳香族環系又は非芳香族環系を指す。ヘテロアリール基又はヘテロシクロアルキル基は、最大20個の炭素原子及びN、O、及びSから選択される1~3個のヘテロ原子を含む。ヘテロアリール又はヘテロシクロアルキル基は、3~7個のリングメンバー(例えば、2~6個の炭素原子及びN、O、及びSから選択される1~3個のヘテロ原子)を有する単環、又は7~10個のリングメンバー(例えば、4~9個の炭素原子及びN、O、及びSから選択される1~3個のヘテロ原子)を有する二環、例えば、ビシクロ[4,5]、[5,5]、[5,6]、又は[6,6]系であることができる。ヘテロアリール基の例としては、ピリジル、チアゾリル、テトラヒドロチオフェニル、ピリミジニル、フラニル、チエニル、ピロリル、ピラゾリル、イミダゾリル、テトラゾリル、ベンゾフラニル、チアナフタレニル、インドリル、インドレニル、キノリニル、イソキノリニル、ベンズイミダゾリル、イソキサゾリル、ピラジニル、ピリダジニル、インドリジニル、イソインドリル、3H-インドリル、1H-インダゾリル、プリニル、4H-キノリジニル、フタラジニル、ナフチリジニル、キノキサリニル、キナゾリニル、シノリニル、プテリジニル、4aH-カルバゾリル、カルバゾリル、フェナントリジニル、アクリジニル、ピリミジニル、フェナントロリニル、フェナジニル、フェノチアジニル、フラザニル、フェノキサジニル、イソクロマニル、クロマニル、イミダゾリジニル、イミダゾリニル、ピラゾリジニル、ピラゾリニル、ベンゾトリアゾリル、ベンズイソキサゾリル及びイサチノイルが挙げられるが、これらに限定されない。ヘテロシクロアルキルの例としては、ジヒドロピリジル、テトラヒドロピリジル(ピペリジル)、テトラヒドロチオフェニル、ピペリジニル、4-ピペリドニル、ピロリジニル、2-ピロリドニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、ビス-テトラヒドロピラニル、テトラヒドロキノリニル、テトラヒドロイソキノリニル、デカヒドロキノリニル、オクタヒドロイソキノリニル、ピペラジニル、キヌクリジニル、及びモルホリニルが挙げられるが、これらに限定されない。ヘテロアリール基及びヘテロシクロアルキル基は置換されていなくても置換されていてもよい。
本明細書で使用される、及び上記アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクリルのいずれかに適用される「置換」は、1つ以上の水素原子がそれぞれ独立に置換基で置換されることを意味する。典型的な置換基としては、qw-Cl、Br、F、アルキル、-OH、-OCH3、NH2、-NHCH3、-N(CH3)2、-CN、-NC(=O)CH3、-C(=O)-、-C(=O)NH2、及びC(=O)N(CH3)2が挙げられるが、これらに限定されない。1つの基が「置換されていてもよい」と記述されている場合は、その基は、いずれの場合にも独立に選択される上記置換基の1つ以上で置換され得る。いくつかの実施形態において、置換基は1つ以上のメチル基又は1つ以上の水酸基であってもよい。
いくつかの実施形態において、有機酸は、アルキルカルボン酸である。アルキルカルボン酸の非限定的な例としては、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、オクタン酸、ノナン酸、デカン酸、ウンデカン酸、ドデカン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸等が挙げられる。いくつかの実施形態において、有機酸はアルキルスルホン酸である。アルキルスルホン酸の非限定的な例としては、プロパンスルホン酸及びオクタンスルホン酸が挙げられる。
いくつかの実施形態において、アルキルカルボン酸又はアルキルスルホン酸は、1つ以上の水酸基で置換される。非限定的な例としては、グリコール酸、4-ヒドロキシ酪酸、及び乳酸が挙げられる。
いくつかの実施形態において、有機酸は、1を超えるカルボン酸基又は1を超えるスルホン酸基(例えば、2つ、3つ、又はそれ以上のカルボン酸基)を含むことができる。非限定的な例としては、シュウ酸、フマル酸、マレイン酸、及びグルタル酸が挙げられる。複数のカルボン酸を含む有機酸(例えば、2~4つのカルボン酸基)において、カルボン酸基の1つ以上はエステル化されてもよい。非限定的な例としては、コハク酸モノエチルエステル、フマル酸モノメチル、クエン酸モノメチル又はクエン酸ジメチル等が挙げられる。
いくつかの実施形態において、有機酸は、1を超えるカルボン酸基及び1を超える水酸基を含むことができる。このような酸の非限定的な例としては、酒石酸、クエン酸等が挙げられる。
いくつかの実施形態において、有機酸は、アリールカルボン酸又はアリールスルホン酸である。アリールカルボン酸及びアリールスルホン酸の非限定的な例としては、安息香酸、トルイル酸、サリチル酸、ベンゼンスルホン酸、及びp-トルエンスルホン酸が挙げられる。
適切な有機酸のさらなる非限定的な例としては、2,2-ジクロロ酢酸、2-ヒドロキシエタンスルホン酸、2-オキソグルタル酸、4-アセトアミド安息香酸、4-アミノサリチル酸、酢酸、アジピン酸、アスコルビン酸(L)、ショウノウ酸(+)、ショウノウ-10-スルホン酸(+)、カプリン酸、カプロン酸、カプリル酸、ケイ皮酸、シクラミン酸、デカン酸、ドデシル硫酸、エタン-1,2-ジスルホン酸、エタンスルホン酸、ギ酸、フマル酸、ガラクタル酸、ゲンチジン酸、グルコヘプトン酸、グルコン酸、グルクロン酸、グルタミン酸、グリセロリン酸、グリコール酸、馬尿酸、イソ酪酸、ラクトビオン酸、ラウリン酸、マロン酸、マンデル酸、メタンスルホン酸、ナフタレン-1,5-ジスルホン酸、ナフタレン-2-スルホン酸、オレイン酸、パルミチン酸、パモ酸、ピログルタミン酸、セバシン酸、ステアリン酸、ウンデシレン酸が挙げられる。
いくつかの実施形態において、1種以上の有機酸は単一の有機酸である。いくつかの実施形態において、1種以上の有機酸は、2種、3種、又はそれ以上の有機酸等のいくつかの酸の組み合わせである。
いくつかの実施形態において、有機酸は、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、オクタン酸、安息香酸、トルイル酸、サリチル酸、又はそれらの組み合わせである。いくつかの実施形態において、有機酸は安息香酸である。いくつかの実施形態において、有機酸はクエン酸である。
代替の実施形態において、有機酸の一部、又はさらには全部を、ニコチンを含むことができるが、これに限定されない、アルカリ性成分との塩の形態で添加することができる。例えば、ニコチンに対する適切な塩の非限定的な例には、ギ酸塩、酢酸塩、プロピオン酸塩、イソ酪酸塩、酪酸塩、アルファ-メチル酪酸塩、イソ吉草酸塩、β-メチル吉草酸塩、カプロン酸塩、2-フロ酸塩、フェニル酢酸塩、ヘプタン酸塩、オクタン酸塩、ノナン酸塩、シュウ酸塩、マロン酸塩、グリコール酸塩、安息香酸塩、酒石酸塩、レブリン酸塩、アスコルビン酸塩、フマル酸塩、クエン酸塩、リンゴ酸塩、乳酸塩、アスパラギン酸塩、サリチル酸塩、トシル酸塩、コハク酸塩、ピルビン酸塩が挙げられる。いくつかの実施形態において、有機酸又はその一部は、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属との塩の形態で添加することができる。1を超える酸性基(ジカルボン酸又はトリカルボン酸等)を有する有機酸において、ある場合には、これらの酸基の1つ以上がそのような塩の形態であり得る。適切な非限定的な例としては、クエン酸一ナトリウム、クエン酸二ナトリウム等が挙げられる。いくつかの実施形態において、有機酸は、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、オクタン酸、安息香酸、トルイル酸、サリチル酸、又はそれらの組み合わせの塩である。いくつかの実施形態において、有機酸は、それぞれ、クエン酸、リンゴ酸若しくは酒石酸のモノメチルエステル、又はクエン酸のジメチルエステルのような、ジカルボン酸又はトリカルボン酸のモノエステル又はジエステルである。
混合物中に存在する有機酸の量は変動し得る。一般に、混合物は、混合物の総重量に基づいて、1種以上の有機酸として存在する約0.1~約10重量%の有機酸を含む。いくつかの実施形態において、混合物は、混合物の総重量に基づいて、約0.1%、約0.2%、約0.3%、約0.4%、約0.5%、約0.6%、約0.7%、約0.8%、約0.9%、約1%、約2%、約3%、約4%、約5%、約6%、約7%、約8%、約9%、又は約10%の有機酸を含む。いくつかの実施形態において、混合物は、混合物の総重量に基づいて、約0.1~約0.5重量%、例えば、約0.1、約0.15、約0.2、約0.25、約0.3、約0.35、約0.4、約0.45、又は約0.5重量%の有機酸を含む。いくつかの実施形態において、混合物は、混合物の総重量に基づいて、約0.25~約0.35重量%、例えば、約0.25、約0.26、約0.27、約0.28、約0.29、又は約0.3から、約0.31、約0.32、約0.33、約0.34、又は約0.35重量%までの有機酸を含む。有機酸の塩を加える場合には、その重量パーセントは、存在する可能性のある対イオンを含まない遊離酸の重量に基づいて計算される。
存在する酸の量は、混合物中に存在し得る他の成分(例えば、ニコチン、塩、緩衝剤等)の酸性度及び塩基性度に基づいて変化する。したがって、有機酸は、混合物のpH7.0以下(典型的には約6.8以下、約6.6以下、又は約6.5以下)を提供するのに十分な量で提供される。特定の実施形態において、酸の含有は、約4.0~約7.0、例えば、約4.5、約5.0、約5.5、又は約6.0から、約6.5、又は約7.0までの混合物のpHを提供するのに十分である。いくつかの実施形態において、有機酸は、約5.5~約6.5、例えば、約5.5、約5.6、約5.7、約5.8、約5.9、又は約6.0から、約6.1、約6.2、約6.3、約6.4、又は約6.5までの混合物のpHを提供するのに十分な量で提供される。
<風味剤>
本明細書で使用されるように、「風味剤(flavoring agent又はflavorant)」は、経口製品に関連する感覚特性を変化させることができる任意の風味豊かな芳香物質である。風味剤によって改変され得る官能特性の例としては、味、口当たり、湿り気、冷感/熱、及び/又は香味/芳香が挙げられる。風味剤は天然又は合成のものであり得、それによって与えられる風味の特徴は、新鮮な、甘い、ハーブの、菓子、花のような、フルーティ、又はスパイシーとして、限定されることなく記載され得る。具体的な種類の風味としては、バニラ、コーヒー、チョコレート/ココア、クリーム、ミント、スペアミント、メントール、ペパーミント、ウインターグリーン、ユーカリ、ラベンダー、カルダモン、ナツメグ、シナモン、クローブ、カスカリラ、白檀、ハチミツ、生姜、アニス、セージ、甘草、レモン、オレンジ、リンゴ、モモ、ライム、チェリー、イチゴ、及びそれらの任意の組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。Leffingwellら、Tobacco Flavoring for Smoking Products,R.J.Reynolds Tobacco Company(1972)(参照により本明細書に援用される。)も参照されたい。風味剤には、ユーカリ等の湿潤剤、冷却剤又は平滑剤と考えられる成分が含まれることもある。これらの風味は、無溶媒(すなわち、単独)又は複合で提供され、濃縮物又はフレーバーパッケージ(例えば、スペアミント及びメントール、オレンジ及びシナモン、ライム、パイナップル等)として採用され得る。代表的な成分の種類は、Whiteらの米国特許第第5,387,416号、Stricklandらの米国特許出願公開第2005/0244521号及びQuinterらのPCT国際公開WO05/041699号(これらの各々は参照によって本明細書に援用される。)にも記載されている。ある場合には、風味剤は噴霧乾燥形態又は液体形態で提供され得る。
本明細書で使用されるように、「風味剤(flavoring agent又はflavorant)」は、経口製品に関連する感覚特性を変化させることができる任意の風味豊かな芳香物質である。風味剤によって改変され得る官能特性の例としては、味、口当たり、湿り気、冷感/熱、及び/又は香味/芳香が挙げられる。風味剤は天然又は合成のものであり得、それによって与えられる風味の特徴は、新鮮な、甘い、ハーブの、菓子、花のような、フルーティ、又はスパイシーとして、限定されることなく記載され得る。具体的な種類の風味としては、バニラ、コーヒー、チョコレート/ココア、クリーム、ミント、スペアミント、メントール、ペパーミント、ウインターグリーン、ユーカリ、ラベンダー、カルダモン、ナツメグ、シナモン、クローブ、カスカリラ、白檀、ハチミツ、生姜、アニス、セージ、甘草、レモン、オレンジ、リンゴ、モモ、ライム、チェリー、イチゴ、及びそれらの任意の組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。Leffingwellら、Tobacco Flavoring for Smoking Products,R.J.Reynolds Tobacco Company(1972)(参照により本明細書に援用される。)も参照されたい。風味剤には、ユーカリ等の湿潤剤、冷却剤又は平滑剤と考えられる成分が含まれることもある。これらの風味は、無溶媒(すなわち、単独)又は複合で提供され、濃縮物又はフレーバーパッケージ(例えば、スペアミント及びメントール、オレンジ及びシナモン、ライム、パイナップル等)として採用され得る。代表的な成分の種類は、Whiteらの米国特許第第5,387,416号、Stricklandらの米国特許出願公開第2005/0244521号及びQuinterらのPCT国際公開WO05/041699号(これらの各々は参照によって本明細書に援用される。)にも記載されている。ある場合には、風味剤は噴霧乾燥形態又は液体形態で提供され得る。
風味剤は、一般に、少なくとも1種の揮発性風味成分を含む。本明細書で使用されるように、「揮発性」とは、周囲温度で容易に蒸気を形成する化学物質(すなわち、不揮発性物質に対して一定の温度で高い蒸気圧を有する化学物質)を指す。典型的には、揮発性風味成分は、約400Da未満の分子量を有し、しばしば少なくとも1つの炭素-炭素二重結合、炭素-酸素二重結合、又はその両方を含む。一実施形態において、少なくとも1種の揮発性風味成分は、1種以上のアルコール、アルデヒド、芳香族炭化水素、ケトン、エステル、テルペン、テルペノイド、又はそれらの組み合わせを含む。アルデヒドの非限定的な例としては、バニリン、エチルバニリン、p-アニスアルデヒド、ヘキサナール、フルフラール、イソバレルアルデヒド、クミンアルデヒド、ベンズアルデヒド、及びシトロネラールが挙げられる。ケトンの非限定的な例としては、1-ヒドロキシ-2-プロパノン及び2-ヒドロキシ-3-メチル-2-シクロペンテノン-1-オンが挙げられる。エステルの非限定的な例としては、ヘキサン酸アリル、ヘプタン酸エチル、ヘキサン酸エチル、酢酸イソアミル、及び酢酸3-メチルブチルが挙げられる。テルペンの非限定的な例としては、サビネン、リモネン、ガンマ-テルピネン、ベータ-ファルネセン、ネロリドール、ツジョン、ミルセン、ゲラニオール、ネロール、シトロネロール、リナロール、及びユーカリプトールが挙げられる。一実施形態において、少なくとも1種の揮発性風味成分は、エチルバニリン、ケイ皮アルデヒド、サビネン、リモネン、ガンマ-テルピネン、ベータ-ファルネセン、又はシトラールの1種以上を含む。一実施形態において、少なくとも1種の揮発性風味成分はエチルバニリンを含む。
混合物中に利用される風味剤の量は変化し得るが、典型的には約10重量パーセントまでであり、特定の実施形態は、混合物の総重量に基づいて、少なくとも約0.1重量パーセント、例えば、約0.5~約10重量パーセント、約1~約6重量パーセント、又は約2~約5重量パーセントの風味剤含有率を特徴とする。
混合物内に存在する風味剤の量は、一定期間(例えば、混合物の調製後の保存期間中)にわたって変化することがある。例えば、混合物中に存在する特定の揮発性成分は、蒸発するか、又は化学変換を受けることがあり、1種以上の揮発性香気成分の濃度が低下する。一実施形態において、存在する少なくとも1種の揮発性風味成分の1種以上の濃度は、同じ期間後に、1種以上の有機酸を含まない対照パウチ製品に存在する同じ1種以上の揮発性風味成分の濃度よりも高い。理論に拘束されるつもりはないが、白色度の喪失の原因となるのと同じ機構が、風味剤中の特定の揮発性成分(例えば、アルデヒド、ケトン、テルペン)を徐々に減少させると考えられる。したがって、経時的にわたる変色をもたらすこれらの揮発性成分の存在の低下は、このような劣化過程を受ける製品に関連する感覚的満足度を低下させることが予期され得る。
<塩>
いくつかの実施形態において、混合物は、混合物に所望の感覚的属性を提供するのに十分な量で典型的に使用される塩(例えば、アルカリ金属塩)をさらに含むことができる。適切な塩の非限定的な例としては、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化アンモニウム、小麦粉塩等が挙げられる。存在する場合、塩の代表的な量は、混合物の総重量の約0.5重量パーセント以上、約1.0重量パーセント以上、又は約1.5重量パーセント以上であるが、典型的には、約10パーセント以下、又は約7.5パーセント以下又は約5パーセント以下(例えば、約0.5~約5重量パーセント)を構成する。
いくつかの実施形態において、混合物は、混合物に所望の感覚的属性を提供するのに十分な量で典型的に使用される塩(例えば、アルカリ金属塩)をさらに含むことができる。適切な塩の非限定的な例としては、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化アンモニウム、小麦粉塩等が挙げられる。存在する場合、塩の代表的な量は、混合物の総重量の約0.5重量パーセント以上、約1.0重量パーセント以上、又は約1.5重量パーセント以上であるが、典型的には、約10パーセント以下、又は約7.5パーセント以下又は約5パーセント以下(例えば、約0.5~約5重量パーセント)を構成する。
<甘味料>
混合物は、典型的にはさらに、1種以上の甘味料を含む。甘味料は、天然又は人工の形態、又は天然及び人工の甘味料の組み合わせとしての任意の甘味料又は甘味料の組み合わせであり得る。天然甘味料の例としては、フルクトース、スクロース、グルコース、マルトース、マンノース、ガラクトース、ラクトース、ステビア、ハチミツ等が挙げられる。人工甘味料の例としては、スクラロース、イソマルツロース、マルトデキストリン、サッカリン、アスパルテーム、アセスルファムK、ネオテーム等が挙げられる。いくつかの実施形態において、甘味料は1種以上の糖アルコールを含む。糖アルコールは、部分的又は完全に水素化された形態を持つ単糖又は二糖に由来するポリオールである。糖アルコールは、例えば、約4~約20個の炭素原子を有し、エリスリトール、アラビトール、リビトール、イソマルト、マルチトール、ダルシトール、イジトール、マンニトール、キシリトール、ラクチトール、ソルビトール、及びそれらの組み合わせ(例えば、水素化デンプン加水分解物)を含む。存在する場合、甘味料の代表的な量は、重量基準で、混合物の約0.1~約20重量パーセント以上、例えば、混合物の約0.1~約1%、約1~約5%、約5~約10%、又は約10~約20%を構成し得る。
混合物は、典型的にはさらに、1種以上の甘味料を含む。甘味料は、天然又は人工の形態、又は天然及び人工の甘味料の組み合わせとしての任意の甘味料又は甘味料の組み合わせであり得る。天然甘味料の例としては、フルクトース、スクロース、グルコース、マルトース、マンノース、ガラクトース、ラクトース、ステビア、ハチミツ等が挙げられる。人工甘味料の例としては、スクラロース、イソマルツロース、マルトデキストリン、サッカリン、アスパルテーム、アセスルファムK、ネオテーム等が挙げられる。いくつかの実施形態において、甘味料は1種以上の糖アルコールを含む。糖アルコールは、部分的又は完全に水素化された形態を持つ単糖又は二糖に由来するポリオールである。糖アルコールは、例えば、約4~約20個の炭素原子を有し、エリスリトール、アラビトール、リビトール、イソマルト、マルチトール、ダルシトール、イジトール、マンニトール、キシリトール、ラクチトール、ソルビトール、及びそれらの組み合わせ(例えば、水素化デンプン加水分解物)を含む。存在する場合、甘味料の代表的な量は、重量基準で、混合物の約0.1~約20重量パーセント以上、例えば、混合物の約0.1~約1%、約1~約5%、約5~約10%、又は約10~約20%を構成し得る。
<結合剤>
結合剤(又は結合剤の組み合わせ)は、混合物に所望の物理的属性及び物理的完全性を提供するのに十分な量で、特定の実施形態で使用され得る。典型的な結合剤は、有機若しくは無機、又はそれらの組み合わせであり得る。代表的な結合剤には、ポビドン、アルギン酸ナトリウム、デンプンベースの結合剤、ペクチン、カラギーナン、プルラン、ゼイン等、及びそれらの組み合わせが含まれる。結合剤は、混合物に所望の物理的特性及び物理的完全性を提供するのに十分な量で使用され得る。混合物に利用される結合剤の量は変動し得るが、典型的には約30重量パーセントまでであり、特定の実施形態は、混合物の総重量に基づいて、少なくとも約0.1重量%少なくとも約0.1重量%、例えば、約1~約30重量%又は約5~約10重量%の結合剤含有率を特徴とする。
結合剤(又は結合剤の組み合わせ)は、混合物に所望の物理的属性及び物理的完全性を提供するのに十分な量で、特定の実施形態で使用され得る。典型的な結合剤は、有機若しくは無機、又はそれらの組み合わせであり得る。代表的な結合剤には、ポビドン、アルギン酸ナトリウム、デンプンベースの結合剤、ペクチン、カラギーナン、プルラン、ゼイン等、及びそれらの組み合わせが含まれる。結合剤は、混合物に所望の物理的特性及び物理的完全性を提供するのに十分な量で使用され得る。混合物に利用される結合剤の量は変動し得るが、典型的には約30重量パーセントまでであり、特定の実施形態は、混合物の総重量に基づいて、少なくとも約0.1重量%少なくとも約0.1重量%、例えば、約1~約30重量%又は約5~約10重量%の結合剤含有率を特徴とする。
特定の実施形態において、結合剤はガム、例えば、天然ガムを含む。本明細書で使用されるように、天然ガムは、結合特性を有し、増粘剤又はゲル化剤としても有用である天然起源の多糖材料を指す。植物由来の代表的な天然ガムは、典型的にはある程度水溶性であり、キサンタンガム、グアーガム、アラビアガム、ガッティガム、ガムトラガカント、カラヤガム、ローカストビーンガム、ゲランガム、及びそれらの組み合わせを含む。存在する場合、天然ガム結合剤材料は、典型的には、混合物の総重量に基づいて、約5重量%まで、例えば、約0.1、約0.2、約0.3、約0.4、約0.5、約0.6、約0.7、約0.8、約0.9、又は約1重量%から約2重量%、約3重量%、約4重量%、又は約5重量%までの量で存在する。
<湿潤剤>
特定の実施形態では、混合物中に1種以上の湿潤剤を使用することができる。湿潤剤の例としては、グリセリン、プロピレングリコール等が挙げられるが、これらに限定されない。含まれる場合、湿潤剤は、典型的には、混合物に所望の水分属性を提供するのに十分な量で提供される。さらに、ある場合には、湿潤剤は、型内に堆積させるために混合物に望ましい流動特性を付与し得る。存在する場合、湿潤剤は、典型的には、混合物の重量の約5%以下を構成する(例えば、約0.5~約5重量%)。存在する場合、湿潤剤の代表的な量は、混合物の総重量に基づいて、約0.1%~約1重量%、又は約1%~約5重量%である。
特定の実施形態では、混合物中に1種以上の湿潤剤を使用することができる。湿潤剤の例としては、グリセリン、プロピレングリコール等が挙げられるが、これらに限定されない。含まれる場合、湿潤剤は、典型的には、混合物に所望の水分属性を提供するのに十分な量で提供される。さらに、ある場合には、湿潤剤は、型内に堆積させるために混合物に望ましい流動特性を付与し得る。存在する場合、湿潤剤は、典型的には、混合物の重量の約5%以下を構成する(例えば、約0.5~約5重量%)。存在する場合、湿潤剤の代表的な量は、混合物の総重量に基づいて、約0.1%~約1重量%、又は約1%~約5重量%である。
<緩衝剤>
特定の実施形態において、本開示の混合物は、pH調整剤又は緩衝剤を含むことができる。使用可能なpH調整剤及び緩衝剤の例としては、金属水酸化物(例えば、水酸化ナトリウム及び水酸化カリウムのようなアルカリ金属水酸化物)、及び金属炭酸塩(例えば、炭酸カリウム又は炭酸ナトリウム)、又は重炭酸ナトリウムのような金属重炭酸塩のような他のアルカリ金属緩衝剤等が挙げられるが、これらに限定されない。存在する場合、緩衝剤は、典型的には、混合物の重量に基づいて約5%未満の量、例えば、混合物の総重量に基づいて約0.5重量%~約5重量%、例えば、約0.75重量%~約4重量%、約0.75重量%~約3重量%、又は約1重量%~約2重量%で存在する。適切な緩衝剤の非限定的な例には、アルカリ金属の酢酸塩、グリシン酸塩、リン酸塩、グリセロリン酸塩、クエン酸塩、炭酸塩、炭酸水素塩、ホウ酸塩、又はそれらの混合物が含まれる。
特定の実施形態において、本開示の混合物は、pH調整剤又は緩衝剤を含むことができる。使用可能なpH調整剤及び緩衝剤の例としては、金属水酸化物(例えば、水酸化ナトリウム及び水酸化カリウムのようなアルカリ金属水酸化物)、及び金属炭酸塩(例えば、炭酸カリウム又は炭酸ナトリウム)、又は重炭酸ナトリウムのような金属重炭酸塩のような他のアルカリ金属緩衝剤等が挙げられるが、これらに限定されない。存在する場合、緩衝剤は、典型的には、混合物の重量に基づいて約5%未満の量、例えば、混合物の総重量に基づいて約0.5重量%~約5重量%、例えば、約0.75重量%~約4重量%、約0.75重量%~約3重量%、又は約1重量%~約2重量%で存在する。適切な緩衝剤の非限定的な例には、アルカリ金属の酢酸塩、グリシン酸塩、リン酸塩、グリセロリン酸塩、クエン酸塩、炭酸塩、炭酸水素塩、ホウ酸塩、又はそれらの混合物が含まれる。
<着色剤>
着色剤は、混合物に所望の物理的属性を提供するのに十分な量を使用してもよい。着色剤の例としては、カラメル着色剤及び二酸化チタン等の種々の染料及び顔料が挙げられる。混合物に利用される着色剤の量は変動し得るが、存在する場合には、典型的には、混合物の総重量に基づいて、約3重量%まで、例えば、約0.1%、約0.5%又は約1%から約3重量%までである。
着色剤は、混合物に所望の物理的属性を提供するのに十分な量を使用してもよい。着色剤の例としては、カラメル着色剤及び二酸化チタン等の種々の染料及び顔料が挙げられる。混合物に利用される着色剤の量は変動し得るが、存在する場合には、典型的には、混合物の総重量に基づいて、約3重量%まで、例えば、約0.1%、約0.5%又は約1%から約3重量%までである。
<活性成分>
混合物は、ニコチン成分、植物成分(ラベンダー、ペパーミント、カモミール、バジル、ローズマリー、生姜、大麻、朝鮮人参、マカ、チザン等)、刺激剤(カフェイン、ガラナ等)、アミノ酸(タウリン、テアニン、フェニルアラニン、チロシン、トリプトファン等)、及び/又は薬剤、栄養補助食品、及び/又は医薬成分(ビタミン、例えば、B6、B12、C等)、及び/又はテトラヒドロカンナビノール(THC)及びカンナビジオール(CBD)等のカンナビノイド等)を含むが、これらに限定されない1種以上の活性成分をさらに含むことができる。成分の特定のパーセンテージ及び選択は、所望の風味、食感、及び他の特性に応じて変化する。例えば、活性成分は、疾患の診断、治療、緩和、処置、又は予防において薬理活性又は他の直接効果を提供する成分等、体内の1つ以上の生物学的機能に影響を及ぼすことが知られている、又はヒト又は他の動物の身体の構造又は任意の機能に影響を及ぼす任意の成分(例えば、中枢神経系に対する刺激作用を提供する、賦活作用を有する、解熱又は鎮痛作用を有する、又は他の点で有用な効果を身体に及ぼす)を含むであろう。
混合物は、ニコチン成分、植物成分(ラベンダー、ペパーミント、カモミール、バジル、ローズマリー、生姜、大麻、朝鮮人参、マカ、チザン等)、刺激剤(カフェイン、ガラナ等)、アミノ酸(タウリン、テアニン、フェニルアラニン、チロシン、トリプトファン等)、及び/又は薬剤、栄養補助食品、及び/又は医薬成分(ビタミン、例えば、B6、B12、C等)、及び/又はテトラヒドロカンナビノール(THC)及びカンナビジオール(CBD)等のカンナビノイド等)を含むが、これらに限定されない1種以上の活性成分をさらに含むことができる。成分の特定のパーセンテージ及び選択は、所望の風味、食感、及び他の特性に応じて変化する。例えば、活性成分は、疾患の診断、治療、緩和、処置、又は予防において薬理活性又は他の直接効果を提供する成分等、体内の1つ以上の生物学的機能に影響を及ぼすことが知られている、又はヒト又は他の動物の身体の構造又は任意の機能に影響を及ぼす任意の成分(例えば、中枢神経系に対する刺激作用を提供する、賦活作用を有する、解熱又は鎮痛作用を有する、又は他の点で有用な効果を身体に及ぼす)を含むであろう。
特定の実施形態では、ニコチン成分を混合物に含むことができる。「ニコチン成分」とは、存在するニコチンの少なくとも一部の経口吸収を提供するための任意の適切な形態のニコチン(例えば、遊離塩基又は塩)を意味する。典型的には、ニコチン成分は、ニコチン遊離塩基及びニコチン塩からなる群から選択される。いくつかの実施形態において、ニコチンは、その遊離塩基形態であり、これは、例えば、微結晶セルロース材料中に容易に吸着されて、微結晶セルロース-ニコチン担体複合体を形成することができる。例えば、Hanssonの米国特許出願公開第2004/0191322号(参照により本明細書に援用される)の遊離塩基形態のニコチンの考察を参照されたい。
いくつかの実施形態において、ニコチンの少なくとも一部は、塩の形態で使用され得る。ニコチンの塩は、Coxらの米国特許第2,033,909及びPerfetti,Beitrage Tabakforschung Int.,12:43-54(1983)(これらは参照により本明細書に援用される)に記載されている成分の種類及び技術を用いて提供することができる。さらに、ニコチンの塩は、Pfaltz and Bauer,Inc.及びICN Biochemicals,Inc.の部門である、K&K Laboratories等の供給源から入手できる。典型的には、ニコチン成分は、ニコチン遊離塩基、塩酸塩、二塩酸塩、一酒石酸塩、酒石酸水素塩、硫酸塩、サリチル酸塩、及びニコチン塩化亜鉛のようなニコチン塩からなる群から選択される。いくつかの実施形態において、ニコチン成分又はその一部は、本明細書に開示されている1以上の有機酸の少なくとも一部とのニコチン塩である。
いくつかの実施形態では、ニコチンの少なくとも一部は、ニコチンの樹脂複合体の形態であり得、ニコチンは、例えば、Amberlite IRP64、Purolite C115HMR、又はDoshion P551等のポリメタクリル酸に結合したニコチンポラクリレックス等のイオン交換樹脂に結合される。例えば、Lichtneckertらの米国特許第3,901,248号(参照により本明細書に援用される。)を参照されたい。別の例は、Carbopol 974Pとのようなニコチン-ポリアクリルカルボマー複合体である。いくつかの実施形態において、ニコチンは、ニコチンポリアクリル複合体の形態で存在し得る。
典型的には、存在する場合のニコチン成分(遊離塩基として計算)は、混合物の少なくとも約0.001重量%の濃度、例えば、約0.001%~約10%の範囲にある。いくつかの実施形態において、ニコチン成分は、遊離塩基として計算され、混合物の総重量に基づいて、約0.1% w/wから約10重量%、例えば、約0.1% w/w、約0.2重量%、約0.3重量%、約0.4重量%、約0.5重量%、約0.6重量%、約0.7重量%、約0.8重量%、又は約0.9重量%から約1重量%、約2重量%、約3重量%、約4重量%、約5重量%、約6重量%、約7重量%、約8重量%、約9重量%、又は約10重量%までの濃度で存在する。いくつかの実施形態において、ニコチン成分は、遊離塩基として計算され、混合物の総重量に基づいて、約0.1% w/w~約3重量%、例えば、約0.1% w/wから約2.5%、約0.1重量%~約2.0重量%、約0.1重量%~約1.5重量%、又は約0.1重量%~約1重量%までの濃度で存在する。これらの範囲は、本明細書に記載されている他の活性成分にも適用できる。
タバコ材料
いくつかの実施形態において、混合物はタバコ材料を含むことができる。タバコの材料は、種、種類、形態において異なることができる。一般に、タバコ材料はニコチアナ(Nicotiana)種の収穫植物から得られる。ニコチアナ種の例としては、N.タバカム(tabacum)、N.ルスティカ(rustica)、N.アラタ(alata)、N.アレンツィイ(arentsii)、N.エクセルシオール(excelsior)、N.フォルゲチアナ(forgetiana)、N.グラウカ(glauca)、N.グルティノサ(glutinosa)、N.ゴッセイ(gossei)、N.カワカミイ(kawakamii)、N.クニグティアナ(knightiana)、N.ラングスドルフィー(langsdorffi)、N.オトフォラ(otophora)、N.セトケリ(setchelli)、N.シルベストリス(sylvestris)、N.トメントサ(tomentosa)、N.トメントシフォルミス(tomentosiformis)、N.ウンドゥラタ(undulata)、N.x サンデラエ(sanderae)、N.アフリカーナ(africana)、N.アンプレクシカウリス(amplexicaulis)、N.ベナビデシイ(benavidesii)、N.ボナリエンシス(bonariensis)、N.デブネイ(debneyi)、N.ロンギフロラ(longiflora)、N.マルティナ(maritina)、N.メガロシフォン(megalosiphon)、N.オクシデンタリス(occidentalis)、N.パニクラタ(paniculata)、N.プルンバギニフォリア(plumbaginifolia)、N.ライモンディ(raimondii)、N.ロスラタ(rosulata)、N.シムランス(simulans)、N.ストックトニイ(stocktonii)、N.スアベオレンス(suaveolens)、N.ウンブラティカ(umbratica)、N.ベルティナ(velutina)、N.ウィガンジオイデス(wigandioides)、N.アカウリス(acaulis)、N.アクミナタ(acuminata)、N.アテヌアタ(attenuata)、N.ベンサミアナ(benthamiana)、N.カビコラ(cavicola)、N.クレベランジ(clevelandii)、N.コルジフォリア(cordifolia)、N.コリンボサ(corymbosa)、N.フラグランス(fragrans)、N.グッドスピージ(goodspeedii)、N.リネアリス(linearis)、N.ミエルシー(miersii)、N.ヌディカウリス(nudicaulis)、N.オブツシフォリア(obtusifolia)、N.オクシデンタリス亜種ヘルスペリス(Hersperis)、N.パウシフロラ(pauciflora)、N.ペツニオイデス(petunioides)、N.クアドリバルビス(quadrivalvis)、N.レパンダ(repanda)、N.ロトゥンディフォリア(rotundifolia)、N.ソラニフォリア(solanifolia)及びN.スペガッツィーニ(spegazzinii)が挙げられる。ニコチアナ種由来の様々な代表的な他の種類の植物は、Goodspeed, The Genus Nicotiana、(Chonica Botanica)(1954)、Sensabaugh Jr.らの米国特許第4,660,577号、Whiteらの米国特許第5,387,416号、Lawsonらの米国特許第7,025,066号、Lawrence Jr.の米国特許第7,798,153号及びMarshallらの米国特許第8,186,360号(これらの各々は参照により本明細書に援用される。)に記載されている。様々な種類のタバコ、生育慣行及び収穫慣行の記述は、Tobacco Production、Chemistry and Technology、Davisら(編集)(1999)に記載されており、これは参照により本明細書に援用される。
いくつかの実施形態において、混合物はタバコ材料を含むことができる。タバコの材料は、種、種類、形態において異なることができる。一般に、タバコ材料はニコチアナ(Nicotiana)種の収穫植物から得られる。ニコチアナ種の例としては、N.タバカム(tabacum)、N.ルスティカ(rustica)、N.アラタ(alata)、N.アレンツィイ(arentsii)、N.エクセルシオール(excelsior)、N.フォルゲチアナ(forgetiana)、N.グラウカ(glauca)、N.グルティノサ(glutinosa)、N.ゴッセイ(gossei)、N.カワカミイ(kawakamii)、N.クニグティアナ(knightiana)、N.ラングスドルフィー(langsdorffi)、N.オトフォラ(otophora)、N.セトケリ(setchelli)、N.シルベストリス(sylvestris)、N.トメントサ(tomentosa)、N.トメントシフォルミス(tomentosiformis)、N.ウンドゥラタ(undulata)、N.x サンデラエ(sanderae)、N.アフリカーナ(africana)、N.アンプレクシカウリス(amplexicaulis)、N.ベナビデシイ(benavidesii)、N.ボナリエンシス(bonariensis)、N.デブネイ(debneyi)、N.ロンギフロラ(longiflora)、N.マルティナ(maritina)、N.メガロシフォン(megalosiphon)、N.オクシデンタリス(occidentalis)、N.パニクラタ(paniculata)、N.プルンバギニフォリア(plumbaginifolia)、N.ライモンディ(raimondii)、N.ロスラタ(rosulata)、N.シムランス(simulans)、N.ストックトニイ(stocktonii)、N.スアベオレンス(suaveolens)、N.ウンブラティカ(umbratica)、N.ベルティナ(velutina)、N.ウィガンジオイデス(wigandioides)、N.アカウリス(acaulis)、N.アクミナタ(acuminata)、N.アテヌアタ(attenuata)、N.ベンサミアナ(benthamiana)、N.カビコラ(cavicola)、N.クレベランジ(clevelandii)、N.コルジフォリア(cordifolia)、N.コリンボサ(corymbosa)、N.フラグランス(fragrans)、N.グッドスピージ(goodspeedii)、N.リネアリス(linearis)、N.ミエルシー(miersii)、N.ヌディカウリス(nudicaulis)、N.オブツシフォリア(obtusifolia)、N.オクシデンタリス亜種ヘルスペリス(Hersperis)、N.パウシフロラ(pauciflora)、N.ペツニオイデス(petunioides)、N.クアドリバルビス(quadrivalvis)、N.レパンダ(repanda)、N.ロトゥンディフォリア(rotundifolia)、N.ソラニフォリア(solanifolia)及びN.スペガッツィーニ(spegazzinii)が挙げられる。ニコチアナ種由来の様々な代表的な他の種類の植物は、Goodspeed, The Genus Nicotiana、(Chonica Botanica)(1954)、Sensabaugh Jr.らの米国特許第4,660,577号、Whiteらの米国特許第5,387,416号、Lawsonらの米国特許第7,025,066号、Lawrence Jr.の米国特許第7,798,153号及びMarshallらの米国特許第8,186,360号(これらの各々は参照により本明細書に援用される。)に記載されている。様々な種類のタバコ、生育慣行及び収穫慣行の記述は、Tobacco Production、Chemistry and Technology、Davisら(編集)(1999)に記載されており、これは参照により本明細書に援用される。
適切なタバコ材料を得ることができるニコチアナ種は、遺伝子組み換え又は交雑技術(例えば、タバコ植物は、成分の製造、特徴又は属性を増減させるように遺伝子操作又は交雑させることができる)を用いて誘導することができる。例えば、Fitzmauriceらの米国特許第5,539,093号、Wahabらの米国特許第5,668,295号、Fitzmauriceらの米国特許第5,705,624号、Weiglの米国特許第5,844,119号、Dominguezらの米国特許第6,730,832号、Liuらの米国特許第7,173,170号、Colliverらの米国特許第7,208,659号及びBenningらの米国特許第7,230,160号、Conklingらの米国特許出願公開第2006/0236434及びNielsenらのPCT WO2008/103935に示されている植物の遺伝子組み換えの種類を参照されたい。また、Sensabaugh Jr.らの米国特許第4,660,577号、Whiteらの米国特許第5,387,416号及びDominguezらの米国特許第6,730,832号(これらの各々は、参照により本明細書に援用される。)に記載されているタバコの種類も参照されたい。
ニコチアナ種は、いくつかの実施形態において、そこに存在する様々な化合物の含有量について選択することができる。例えば、植物は、それらの植物が、そこから単離されることが望まれる1種以上の化合物を比較的大量に産生するという根拠に基づいて選択することができる。特定の実施形態において、ニコチアナ種(例えば、ガルパオ・コムン(Galpao commun)タバコ)の植物は、葉表面化合物のそれらの豊富さのために特別に栽培される。タバコ植物は、温室、成長室、あるいは畑の屋外で育てたり、水耕栽培で育てたりすることができる。
ニコチアナ種の植物の様々な部分又はポーションを、本明細書に開示されるように混合物に含めることができる。例えば、植物の事実上全て(例えば、植物全体)を収穫し、そのまま使用することができる。あるいは、植物の様々な部分又は断片を収穫又は収穫後にさらに使用するために分離することができる。例えば、花、葉、茎、柄、根、種子、及びそれらの様々な組み合わせを、さらなる使用又は処理のために単離することができる。いくつかの実施形態において、タバコ材料はタバコの葉(葉身)を含む。本明細書に開示される混合物は、加工されたタバコの部分又は断片、本質的に天然の葉身及び/又は茎の形態で乾燥加工及び熟成させたタバコ、タバコ抽出物、抽出されたタバコパルプ(例えば、溶媒として水を用いる)、又は前記の混合物(例えば、抽出されたタバコパルプを顆粒化された乾燥加工及び熟成させた天然タバコ葉身と組み合わせる混合物)を含むことができる。
特定の実施形態において、タバコ材料は、葉身及び茎からなる群から選択される固体タバコ材料を含む。混合物に使用されるタバコは、最も好ましくは、タバコ葉身、又はタバコ葉身及び茎の混合物(そのうちの少なくとも一部はばい煙処理される)を含む。混合物内のタバコのポーションは、加工されたタバコの茎(例えば、カット-ロール(cut-roll)された茎、カットロールされ膨張させた茎又はカット-パフ(puff)された茎)、又は体積を膨張させたタバコ(例えば、ドライアイスで膨張させたタバコ(DIET)のような、パフされたタバコ)のような、加工された形態を有していてもよい。例えば、de la Burdeらの米国特許第4,340,073号、Guyらの米国特許第5,259,403号、Poindexterらの米国特許第5,908,032号及びPoindexterらの米国特許第7,556,047号(これらの全ては参照により援用される。)に示されているタバコの膨張方法を参照されたい。さらに、混合物は、任意に、発酵させたタバコを取り込むことができる。AtchleyらのPCT WO2005/063060号(参照により本明細書に援用される)に記載されているタバコ加工技術の種類も参照されたい。
タバコ材料は、典型的には、粒状(すなわち、細断したり、粉砕したり、粒状の、又は粉末の形態)と記載できる形態で使用される。タバコ材料を細分割化したもの又は粉末状のものにする方法は様々である。好ましくは、粉砕、ミリング等のための装置及び技術を用いて、植物の部分又は断片を細かくし、粉砕し又は粉末化して粒状にする。最も好ましくは、植物材料は、ハンマーミル、カッターヘッド、空気制御ミル等の装置を使用して、粉砕又はミリング中に、比較的乾燥した形態である。例えば、タバコの部分又は断片は、その水分含有率が約15重量パーセント未満又は約5重量パーセント未満の場合に粉砕又はミリングしてもよい。最も好ましくは、タバコ材料は、平均粒径が1.4ミリメートル~250ミクロンの間の部分又は断片の形態で使用される。ある場合には、必要な粒径範囲を得るために、タバコ粒子を、スクリーンメッシュを通過するサイズとすることができる。所望であれば、空気分級装置を使用して、所望のサイズ、又はサイズの範囲の小さなタバコ粒子を採取することを確実にすることができる。所望であれば、異なるサイズの粒状タバコを一緒に混ぜてもよい。
タバコが細分割された形態又は粉末の形態で提供される方法は、変動し得る。好ましくは、粉砕又はミリングのための装置及び技術等を用いて、タバコの部分又は断片を細かくし、粉砕し、又は細かく砕いて粉末の種類の形態にする。最も好ましくは、ハンマーミル、カッターヘッド、空気制御ミル等の装置を用いて、粉砕又はミリング中に、タバコは比較的乾燥した形態である。例えば、タバコの部分又は断片は、その水分含有率が約15重量パーセント未満~約5重量パーセント未満の場合に粉砕又はミリングされてもよい。例えば、タバコ植物又はそのポーションは、個々の部分又は断片に分離することができる(例えば、葉を茎から取り除くことができ、及び/又は茎及び葉を柄から取り除くことができる)。収穫された植物又は個々の部分又は断片は、さらに部分又は断片に細分化することができる(例えば、葉を細断し、切断し、細かくし、細かく砕き、ミリングし、粉砕して、フィラー型の断片、顆粒、微粒子又は微細粉末と特徴づけることができる部分又は断片にすることができる)。植物又はその部分は、外力又は圧力に供することができる(例えば、押し付けたり、ロール処理を受けたりすることにより)。このような加工条件を実施する場合、植物又はそのポーションは、その自然含水率(例えば、収穫直後の含水率)に近似した含水率、植物又はそのポーションに加湿して達成された含水率、又は植物又はポーションの乾燥から生じる含水率を有することができる。例えば、植物又はそのポーションの粉末化された、細かく砕かれた、粉砕された又はミリングされた断片は、約25重量パーセント未満、しばしば約20重量パーセント未満、及び頻繁に約15重量パーセント未満の水分含有率を有することができる。
経口製品の調製のために、ニコチアナ種の収穫植物は乾燥加工処理に供されることが典型的である。本明細書に開示されるように製品に含めるために混合物内に組み込まれるタバコ材料は、適切に乾燥加工及び/又は熟成させたものである。様々な種類のタバコに対する様々な種類の乾燥加工処理の記述は、Tobacco Production、Chemistry and Technology、Davisら(編集)(1999)に記載されている。熱風乾燥タバコの技術及び条件の例は、Nestorら、Beitrage Tabakforsch.Int.,20,467-475(2003)及びPeeleの米国特許第6,895,974号(これらは参照により本明細書に援用される。)に記載されている。タバコを空気加熱乾燥するための代表的な技術及び条件は、Grovesらの米国特許第7,650,892号、Rotonら、Beitrage Tabakforsch.Int.、21,305-320(2005)及びStaafら、Beitrage Tabakforsch.Int.,21,321-330(2005)(これらは参照により本明細書に援用される。)に記載されている。特定の種類のタバコは、火による加熱乾燥又は日光による加熱乾燥等の別の種類の加熱乾燥処理に供することができる。
特定の実施形態では、採用することができるタバコ材料には、熱風乾燥又はVirginia(例えば、K326)、バレー、日光による加熱乾燥(例えば、Katerini、Prelip、Komotini、Xanthi及びYambolタバコをはじめとする、Indian Kurnool及びOrientalタバコ)、メリーランド、暗色、火と煙であぶって乾燥させた、暗色空気乾燥(例えば、Madole、Passanda、Cubano、Jatin及びBezukiタバコ)、明色空気乾燥(例えば、North Wisconsin及びGalpaoタバコ)、インドの空気加熱乾燥、Red Russian及びRusticaタバコ、並びに様々な他の希少又は特殊なタバコ及び前出のタバコのいずれかの様々なブレンドが含まれる。
タバコ材料はまた、いわゆる「ブレンド」形態を有していてもよい。例えば、タバコ材料は、熱風乾燥、バレー(例えば、Malawiバレータバコ)及びOrientalタバコ)の部分又は断片の混合物(例えば、タバコ葉身又はタバコ葉身及びタバコ茎の混合物から構成される又はそれに由来するタバコ)を含み得る。例えば、代表的なブレンドは、乾燥重量基準で、約30~約70部のバレータバコ(例えば、葉身、又は葉身及び茎)、及び約30~約70部の熱風乾燥タバコ(例えば、茎、葉身、又は葉身及び茎)を組み込むことができる。他の例のタバコブレンドは、乾燥重量基準で、約75部の熱風乾燥タバコ、約15部のレータバコ、及び約10部のOrientalタバコ、又は約65部の熱風乾燥タバコ、約25部のバレータバコ、及び約10部のOrientalタバコ、又は約65部の熱風乾燥タバコ、約10部のバレータバコ、及び約25部のOrientalタバコを含む。他の例のタバコブレンドは、乾燥重量基準で、約20~約30部のOrientalタバコ及び約70~約80部の熱風乾燥タバコを組み込んでいる。
本開示で使用されるタバコ材料は、例えば、発酵、漂白等に供することができる。所望であれば、タバコ材料は、例えば、照射、低温殺菌、又はその他の方法で制御された熱処理に供することができる。このような処理方法は、例えば、Muaらの米国特許第8,061,362号(参照により本明細書に援用される)に詳述されている。特定の実施形態では、タバコ材料は、水、及びタバコ材料の加熱時にアクリルアミドを形成するアスパラギンの反応を阻害することができる添加剤(例えば、リジン、グリシン、ヒスチジン、アラニン、メチオニン、システイン、グルタミン酸、アスパラギン酸、プロリン、フェニルアラニン、バリン、アルギニン、二価及び三価カチオンを組み込んだ組成物、アスパラギナーゼ、特定の非還元糖、特定の還元剤、フェノール化合物、少なくとも1つの遊離チオール基又は官能基を有する特定の化合物、酸化剤、酸化触媒、天然植物抽出物(例えば、ローズマリー抽出物)、及びそれらの組み合わせからなる群から選択される添加剤)で処理することができる。例えば、Chenらの米国特許第8,434,496号、米国特許第8,944,072号、及び米国特許第8,991,403号(これらは全て参照により本明細書に援用される。)に記載されている処理方法の種類を参照されたい。特定の実施形態において、この種の処理は、元のタバコ材料が、前述の方法において熱にさらされる場合に有用である。
いくつかの実施形態において、タバコ材料の種類は、最初は他のタバコ材料よりもある程度視覚的に色が薄くなるように選択される(例えば、白くなる又は漂白される)。タバコパルプは、当技術分野で知られた任意の手段に従って、特定の実施形態において白色化することができる。例えば、様々な漂白剤又は酸化剤及び酸化触媒を使用する様々な白色化方法によって製造された漂白タバコ材料を使用することができる。酸化剤の例としては、過酸化物(例えば、過酸化水素)、亜塩素酸塩、塩素酸塩、過塩素酸塩、次亜塩素酸塩、オゾン、アンモニア、過マンガン酸カリウム、及びそれらの組み合わせが挙げられる。酸化触媒の例は、二酸化チタン、二酸化マンガン、及びそれらの組み合わせである。漂白剤でタバコを処理するための方法は、例えば、Daniels Jr.の米国特許第787,611号、Oelenheinzの米国特許第1,086,306号、Dellingの米国特許第1,437,095号、Rosenhochの米国特許第1,757,477、Hawkinsonの米国特許第2,122,421号、Baierの米国特許第2,148,147号、Baierの米国特許第2,170,107号、Baierの米国特許第2,274,649号、Baierの米国特許第2,274,649号、Pratsらの米国特許第2,770,239号、Rosenの米国特許第3,612,065号、Rosenの米国特許第3,851,653号、Rosenの米国特許第3,889,940号、Minamiの米国特許第3,943,940号、Rosenの米国特許第3,943,945号、Rainerらの米国特許第4,143,666号、Campbellの米国特許第4,194,514号、Rainerらの米国特許第4,366,823号、米国特許第4,366、824号、米国特許第4,388,933号、Schmekelらの米国特許第4,641,667号、Bergerらの米国特許第5,713,376号、Byrd Jr.らの米国特許第9,339,058号、Beesonらの米国特許第9,420,825号及びByrd Jr.らの米国特許第9,950,858号、並びにBjorkholmらの米国特許出願公開第2012/0067361号、Crooksの米国特許出願公開第2016/0073686号、Bjorkholmの米国特許出願公開第2017/0020183号、Bjorkholmの米国特許出願公開第2017/0112183号、並びにGiolvasのPCT国際公開第WO1996/031255号及びBjorkholmのWO2018/083114号(これらの全ては参照により本明細書に援用される。)に論じられている。
いくつかの実施形態において、白色化タバコ材料は、少なくとも約50%、少なくとも約60%、少なくとも約65%、少なくとも約70%、少なくとも約75%、又は少なくとも約80%のISO輝度を有することができる。いくつかの実施形態において、白色化タバコ材料は、約50%~約90%、約55%~約75%、又は約60%~約70%の範囲でISO輝度を有することができる。ISO輝度は、ISO 3688:1999又はISO 2470-1:2016に従って測定できる。
いくつかの実施形態において、白色化タバコ材料は、未処理タバコ材料と比較して、色が薄くなる(例えば、「白くなる」)ことを特徴とすることができる。白色は国際照明委員会(CIE)の色度図を参照して定義されることが多い。白色化タバコ材料は、特定の実施形態において、未処理タバコ材料よりも色度図上で純白に近いと特徴づけることができる。
様々な実施形態では、タバコ材料は、タバコ材料の可溶性成分をそこから抽出するように処理することができる。本明細書で使用される「タバコ抽出物」は、抽出方法においてタバコ材料と接触させる溶媒によって固体タバコパルプから抽出されるタバコ材料の単離された成分を指す。タバコ材料の種々の抽出技術を使用して、タバコ抽出物及びタバコ固体材料を提供することができる。例えば、Beesonらの米国特許出願公開第2011/0247640号(参照により本明細書に援用される。)に記載されている抽出方法を参照されたい。タバコの成分を抽出するための他の例の技術は、Fioreの米国特許第4,144,895号、Osborne Jr.らの米国特許第4,150,677号、Reidの米国特許第4,267,847号、Wildmanらの米国特許第4,289,147号、Brummerらの米国特許第4,351,346号、Brummerらの米国特許第4,359,059号、Mullerの米国特許第4,506,682号、Keritsisの米国特許第4,589,428号、Sogaらの米国特許第4,605,016号、Pouloseらの米国特許第4,716,911号、Niven Jr.らの米国特許第4,727,889号、Bernasekらの米国特許第4,887,618号、Clappらの米国特許第4,941,484号、Faggらの米国特許第4,967,771号、Robertsらの米国特許第4,986,286号、Faggらの米国特許第5,005,593号、Grubbsらの米国特許第5,018,540号、Whiteらの米国特許第5,060,669号、Faggの米国特許第5,065,775号、Whiteらの米国特許第5,074,319号、Whiteらの米国特許第5,099,862号、Whiteらの米国特許第5,121,757号、Faggの米国特許第5,131,414号、Munozらの米国特許第5,131,415号、Faggの米国特許第5,148,819号、Kramerの米国特許第5,197,494号、Smithらの米国特許第5,230,354号、Faggの米国特許第5,234,008号、Smithの米国特許第5,243,999号、Raymondらの米国特許第5,301,694号、Gonzalez-Parraらの米国特許第5,318,050号、Teagueの米国特許第5,343,879号、Newtonの米国特許第5,360,022号、Clappらの米国特許第5,435,325号、Brinkleyらの米国特許第5,445,169号、Lauterbachの米国特許第6,131,584号、Kierulffらの米国特許第6,298,859号、Muaらの米国特許第6,772,767号及びThompsonの米国特許第7,337,782(これらの全ては参照により本明細書に援用される。)に記載されている。
タバコ材料の典型的な含有範囲は、タバコ材料の性質及び種類、並びに最終混合物に対する意図された効果に応じて変化し得るが、その例として、混合物の総重量に基づいて約30重量%まで(又は約20重量%まで、又は約10重量%まで、又は約5重量%まで)の範囲が挙げられる(例えば、約0.1~約15重量%)。いくつかの実施形態において、開示の製品は、タバコ材料(活性成分としての精製ニコチン以外)を完全に含まない、又は実質的に含まないと特徴付けることができる。例えば、特定の実施形態は、1重量%未満、又は0.5重量%未満、又は0.1重量%未満のタバコ材料、又は0重量%のタバコ材料を有することを特徴とすることができる。
<その他の添加剤>
他の添加剤を開示された混合物に含めることができる。例えば、混合物は、他の材料又は成分とともに、加工、ブレンド、配合、組み合わせ、及び/又は混合することができる。添加物は、人工的であってもよいし、ハーブ又は生物起源から得ることもできるし、由来することもできる。さらなる種類の添加剤の例としては、増粘剤又はゲル化剤(例えば、魚ゼラチン)、乳化剤、口腔ケア添加剤(例えば、タイム油、ユーカリ油、及び亜鉛)、保存剤(例えば、ソルベート酸カリウム等)、崩壊補助剤、又はそれらの組み合わせが挙げられる。Muaらの米国特許第9,237,769号、Holton Jr.らの米国特許第7,861,728号、Gaoらの米国特許出願公開第2010/0291245号及びHolton Jr.らの米国特許出願公開第2007/0062549号(これらの各々参照により本明細書に援用される。)に記載されている、例えば、これらの代表的な成分、成分の組み合わせ、それらの成分の相対量、及びそれらの成分を使用するための方式及び方法を参照されたい。このようなさらなる添加剤の典型的な含有範囲は、添加剤の性質及び機能、並びに最終混合物に対する意図される効果に応じて変化することができ、例として、混合物の総重量に基づいて、約10重量%までの範囲が挙げられる(例えば、約0.1~約5重量%)。
他の添加剤を開示された混合物に含めることができる。例えば、混合物は、他の材料又は成分とともに、加工、ブレンド、配合、組み合わせ、及び/又は混合することができる。添加物は、人工的であってもよいし、ハーブ又は生物起源から得ることもできるし、由来することもできる。さらなる種類の添加剤の例としては、増粘剤又はゲル化剤(例えば、魚ゼラチン)、乳化剤、口腔ケア添加剤(例えば、タイム油、ユーカリ油、及び亜鉛)、保存剤(例えば、ソルベート酸カリウム等)、崩壊補助剤、又はそれらの組み合わせが挙げられる。Muaらの米国特許第9,237,769号、Holton Jr.らの米国特許第7,861,728号、Gaoらの米国特許出願公開第2010/0291245号及びHolton Jr.らの米国特許出願公開第2007/0062549号(これらの各々参照により本明細書に援用される。)に記載されている、例えば、これらの代表的な成分、成分の組み合わせ、それらの成分の相対量、及びそれらの成分を使用するための方式及び方法を参照されたい。このようなさらなる添加剤の典型的な含有範囲は、添加剤の性質及び機能、並びに最終混合物に対する意図される効果に応じて変化することができ、例として、混合物の総重量に基づいて、約10重量%までの範囲が挙げられる(例えば、約0.1~約5重量%)。
前述の添加剤は、一緒に(例えば、添加剤配合物として)又は別々に(例えば、最終混合物の調製に関与する異なる段階で個々の添加剤成分を添加することができる)使用することができる。さらに、前述の種類の添加剤は、最終製品又は混合物に提供されるようにカプセル化することができる。例示的なカプセル化添加剤は、例えば、AtchleyのWO2010/132444号に記載されており、これは参照により本明細書に以前に援用されている。
いくつかの実施形態において、本明細書に記載されるフィラー成分、タバコ材料、及び全体的な経口製品のいずれか1種以上を粒状材料として記載することができる。本明細書で使用されるように、「粒状」という用語は、複数の個々の粒子の形態の材料を指し、それらの一部は、複数の粒子の凝集体の形態であり得、ここで、粒子は、2:1未満、例えば、1.5:1未満、例えば、約1:1の平均の長さと幅との比を有する。様々な実施形態において、粒状材料の粒子は、実質的に球形又は顆粒状であると記載することができる。
粒状材料の粒径はふるい分析によって測定することができる。当業者が容易に理解できるように、ふるい分析(別名:分類試験)は、粒状材料の粒径分布を測定するために用いられる方法である。典型的には、ふるい分析は、好ましくはワイヤーメッシュ布の形態のスクリーンを含むふるいのネスト化したカラムを含む。予め秤量した試料を、最も大きなスクリーン開口部又はメッシュサイズ(すなわち、ふるいの最大孔径)を有するカラムの頂部又は最上部のふるいに導入することができる。カラム内の各々の下のふるいは、上のふるいよりも次第に小さいスクリーン開口部又はメッシュサイズを有する。典型的には、ふるいのカラムの基部には、受取器部分があり、カラムの底部又は最も下のふるいのスクリーン開口部サイズ又はメッシュサイズ(スクリーン開口部又はメッシュのサイズが最も小さい)よりも小さい粒径の粒子を集める。
いくつかの実施形態において、ふるいのカラムは、機械的撹拌器の上又は中に配置され得る。撹拌器はカラム内の各ふるいの振動を引き起こす。全ての粒子が適切なふるいに集められることを確実にするために、機械的攪拌器を予め決められた時間活性化してもよい。いくつかの実施形態において、ふるいのカラムは、0.5分~10分、例えば、1分~10分、例えば、1分~5分、例えば、約3分の時間、撹拌される。カラム内のふるいの撹拌が完了したら、各ふるい上に集められた材料を秤量する。次いで、各ふるい上に保持された質量のパーセンテージを得るために、各ふるい上の各試料の重量を総重量で割ることができる。当業者が容易に理解できるように、ふるい分析に使用するカラム中のふるい毎のスクリーン開口サイズ又はメッシュサイズは、分析する試料の粒状性又は既知の最大/最小粒径に基づいて選択され得る。いくつかの実施形態において、ふるいのカラムをふるい分析のために使用することができ、ここで、カラムは、2~20個のふるい、例えば、5~15個のふるいを含む。いくつかの実施形態において、ふるいのカラムは、ふるい分析のために使用され得、ここで、カラムは10個のふるいを含む。いくつかの実施形態において、ふるい分析に使用されるふるいの最大スクリーン開口部又はメッシュサイズは、1000μm、例えば、500μm、例えば、400μm、例えば、300μmであり得る。
いくつかの実施形態において、本明細書で言及される任意の粒状材料(例えば、フィラー成分、タバコ材料、及び全経口製品)は、約1000μm以下、例えば、約500μm以下、例えば、約400μm以下、例えば、約350μm以下、例えば、約300μm以下のふるい分析によって測定される粒径を有する粒子を少なくとも50重量%有することを特徴とすることができる。いくつかの実施形態において、本明細書で言及される任意の粒状材料の粒子の少なくとも60重量%は、約1000μm以下、例えば、約500μm以下、例えば、約400μm以下、例えば約、350μm以下、例えば、約300μm以下のふるい分析によって測定される粒径を有する。いくつかの実施形態において、本明細書で言及される任意の粒状材料の粒子の少なくとも70重量%は、約1000μm以下、例えば、約500μm以下、例えば、約400μm以下、例えば、約350μm以下、例えば、約300μm以下のふるい分析によって測定される粒径を有する。いくつかの実施形態において、本明細書で言及される任意の粒状材料の粒子の少なくとも80重量%は、約1000μm以下、例えば、約500μm以下、例えば、約400μm以下、例えば、約350μm以下、例えば、約300μm以下のふるい分析によって測定される粒径を有する。いくつかの実施形態において、本明細書で言及される任意の粒状材料の粒子の少なくとも90重量%は、約1000μm以下、例えば、約500μm以下、例えば、約400μm以下、例えば、約350μm以下、例えば、約300μm以下のふるい分析によって測定される粒径を有する。いくつかの実施形態において、本明細書で言及される任意の粒状材料の粒子の少なくとも95重量%は、約1000μm以下、例えば、約500μm以下、例えば、約400μm以下、例えば、約350μm以下、例えば、約300μm以下のふるい分析によって測定される粒径を有する。いくつかの実施形態において、本明細書で言及される任意の粒状材料の粒子の少なくとも99重量%は、約1000μm以下、例えば、約500μm以下、例えば、約400μm以下、例えば、約350μm以下、例えば、約300μm以下のふるい分析によって測定される粒径を有する。いくつかの実施形態において、本明細書で言及される任意の粒状材料の粒子の約100重量%は、約1000μm以下、例えば、約500μm以下、例えば、約400μm以下、例えば、約350μm以下、例えば、約300μm以下のふるい分析によって測定される粒径を有する。
いくつかの実施形態では、本明細書で言及される任意の粒状材料の粒子の少なくとも50重量%、例えば、少なくとも60重量%、例えば、少なくとも70重量%、例えば、少なくとも80重量%、例えば、少なくとも90重量%、例えば、少なくとも95重量%、例えば、少なくとも99重量%は、約0.01μm~約1000μm、例えば、約0.05μm~約750μm、例えば、約0.1μm~約500μm、例えば、約0.25μm~約500μmのふるい分析によって測定される粒径を有する。いくつかの実施形態では、本明細書で言及される任意の粒状材料の粒子の少なくとも50重量%、例えば、少なくとも60重量%、例えば、少なくとも70重量%、例えば、少なくとも80重量%、例えば、少なくとも90重量%、例えば、少なくとも95重量%、例えば、少なくとも99重量%は、約10μm~約400μm、例えば、約50μm~約350μm、例えば、約100μm~約350μm、例えば、約200μm~約300μmのふるい分析によって測定される粒径を有する。
<混合物の調製>
混合物の様々な成分を組み合わせる方式は、変化し得る。そのため、例えば、粉末混合成分と様々な成分との全体的な混合物は、本来は比較的均一であり得る。液体又は乾燥固体形態であり得る、上記の成分は、混合物の任意の残りの成分との混合の前に、前処理工程において混合され得るか、又は単純に、全ての他の液体又は乾燥成分と一緒に混合され得る。混合物の様々な成分は、当技術分野で知られている任意の混合技術又は装置を用いて接触させられ、組み合わされ、又は混合され得る。混合物成分を密接に接触させるあらゆる混合方法を使用することができる。例えば、インペラ又は攪拌可能な他の構造を特徴とする混合装置等がある。混合設備の例としては、ケーシングドラム、コンディショニングシリンダー又はドラム、液体噴霧装置、円錐型ブレンダー、リボンブレンダー、FKM130、FKM600、FKM1200、FKM2000及びFKM3000としてLittleford Day,Inc.から入手可能な混合機、Plough Share型の混合機シリンダー、Hobart混合機等が挙げられる。例えば、Solomonらの米国特許第4,148,325号、Korteらの米国特許第6,510,855号及びWilliamsの米国特許第6,834,654号(これらの各々は参照により本明細書に援用される。)に記載れている方法の種類も参照されたい。いくつかの実施形態において、混合物を形成する成分は、その混合物が、混合物を形成するためのデンプン成形方法において使用され得るように調製される。混合物を配合するための方式及び方法は、当業者に明らかである。例えば、Solomonらの米国特許第4,148,325号、Korteらの米国特許第6,510,855号及びWilliamsの米国特許第6,834,654号、Ridgwayらの米国特許第4,725,440号、Bolderらの米国特許第6,077,524号(これらの各々は参照により本明細書に援用される。)に記載されている方法の種類を参照されたい。
混合物の様々な成分を組み合わせる方式は、変化し得る。そのため、例えば、粉末混合成分と様々な成分との全体的な混合物は、本来は比較的均一であり得る。液体又は乾燥固体形態であり得る、上記の成分は、混合物の任意の残りの成分との混合の前に、前処理工程において混合され得るか、又は単純に、全ての他の液体又は乾燥成分と一緒に混合され得る。混合物の様々な成分は、当技術分野で知られている任意の混合技術又は装置を用いて接触させられ、組み合わされ、又は混合され得る。混合物成分を密接に接触させるあらゆる混合方法を使用することができる。例えば、インペラ又は攪拌可能な他の構造を特徴とする混合装置等がある。混合設備の例としては、ケーシングドラム、コンディショニングシリンダー又はドラム、液体噴霧装置、円錐型ブレンダー、リボンブレンダー、FKM130、FKM600、FKM1200、FKM2000及びFKM3000としてLittleford Day,Inc.から入手可能な混合機、Plough Share型の混合機シリンダー、Hobart混合機等が挙げられる。例えば、Solomonらの米国特許第4,148,325号、Korteらの米国特許第6,510,855号及びWilliamsの米国特許第6,834,654号(これらの各々は参照により本明細書に援用される。)に記載れている方法の種類も参照されたい。いくつかの実施形態において、混合物を形成する成分は、その混合物が、混合物を形成するためのデンプン成形方法において使用され得るように調製される。混合物を配合するための方式及び方法は、当業者に明らかである。例えば、Solomonらの米国特許第4,148,325号、Korteらの米国特許第6,510,855号及びWilliamsの米国特許第6,834,654号、Ridgwayらの米国特許第4,725,440号、Bolderらの米国特許第6,077,524号(これらの各々は参照により本明細書に援用される。)に記載されている方法の種類を参照されたい。
<経口使用のために構成>
本明細書に提供されるのは、経口使用のために構成された製品である。本明細書で使用される「経口使用のために構成」という用語は、使用中に、使用者の口内の唾液が、混合物の成分(例えば、風味剤及び/又はニコチン)の1種以上に使用者の口内を通過させるような形態で製品が提供されることを意味する。特定の実施形態において、製品は、使用者の口内の粘膜を通して使用者に成分を供給するように適合されており、ある場合には、前記成分は、製品が使用されるときに口内の粘膜を通して吸収され得る活性成分(例えば、ニコチンを含むが、これらに限定されない)である。
本明細書に提供されるのは、経口使用のために構成された製品である。本明細書で使用される「経口使用のために構成」という用語は、使用中に、使用者の口内の唾液が、混合物の成分(例えば、風味剤及び/又はニコチン)の1種以上に使用者の口内を通過させるような形態で製品が提供されることを意味する。特定の実施形態において、製品は、使用者の口内の粘膜を通して使用者に成分を供給するように適合されており、ある場合には、前記成分は、製品が使用されるときに口内の粘膜を通して吸収され得る活性成分(例えば、ニコチンを含むが、これらに限定されない)である。
本明細書に記載される経口使用のために構成された製品は、ゲル、トローチ、ガム、薬用キャンディ、粉末、及びパウチを含む種々の形態をとり得る。ゲルは柔らかくても硬くてもよい。経口使用のために構成された特定の製品は、トローチの形態である。本明細書で使用されるように、「トローチ」という用語は、最終生成物がいくらか硬化した固体ゲルであるように、液体又はゲル混合物を固化することによって生じる溶解可能な経口製品を指す。ゲルの硬さは非常に多様である。開示される特定の製品は、固体の形態である。特定の製品は、例えば、サクサクした、顆粒のような、歯ごたえのある、シロップ状、ペースト状、ふわふわした、滑らかな、及び/又はクリーミーといった特徴の1つ以上を示すことができる。特定の実施形態において、所望の食感特性は、接着性、凝集性、密度、乾燥性、破砕性、粒状性、粘着性、硬さ、重さ、湿気吸収、水分放出、マウスコーティング性、粗さ、滑りやすさ、滑らかさ、粘度、湿気、及びそれらの組み合わせからなる群から選択することができる。
本開示の混合物を含む製品は溶解可能であり得る。本明細書で使用される「溶解する」、「溶解」及び「溶解可能」という用語は、口腔内の水分と相互作用して溶液中に入り、それによって製品の徐々な消費を引き起こす水溶性成分を有する混合物を指す。1つの態様によれば、溶解可能な製品は、完全に溶解するまで、一定期間、使用者の口内に残ることが可能である。溶解速度は、約1分以下~約60分まで広範囲にわたって変動し得る。例えば、速放性混合物は、典型的には、約2分以下、しばしば約1分以下(例えば、約50秒以下、約40秒以下、約30秒以下、又は約20秒以下)で溶解及び/又は活性物質を放出する。溶解は、融解、機械的崩壊(例えば、噛むこと)、酵素的若しくは他の化学的分解のような任意の手段によって、又は混合物の成分間の相互作用の崩壊によって起こり得る。いくつかの実施形態において、生成物は、例えば、Cantrellらの米国特許出願公開第2012/0037175号において議論されているように融解可能であり得る。他の実施形態において、製品は、使用者の口内に製品が滞留している間は溶解しない。
一実施形態では、本開示の混合物を含む製品は、透湿性容器(例えば、透水性パウチ)内に配置された混合物の形態である。このような透水性パウチ形式の混合物は、典型的には、混合物を含む1つのパウチをヒト対象/使用者の口に入れることによって使用される。一般に、パウチは、湿った嗅ぎタバコ製品が一般に使用されるのと同様に、使用者の口腔のどこか、例えば、唇の下に置かれる。パウチを噛んだり飲み込んだりしないことが好ましい。次いで、唾液への曝露は、その混合物の成分の一部(例えば、風味剤及び/又はニコチン)を、例えば、透水性パウチを通過させ、使用者に風味及び満足感を提供するようにさせ、使用者は、混合物のいずれのポーションも吐き出す必要がない。約10分~約60分、典型的には約15分~約45分の使用/楽しみの後、かなりの量の混合物がヒト対象によって摂取され、パウチは廃棄のためにヒト対象の口から取り出され得る。
したがって、特定の実施形態において、本明細書に開示されている混合物及び上述の任意の他の成分は、混合物の使用のための容器として作用し、経口使用のために構成されたパウチ製品を提供する透湿性の包み又はパウチ内で組み合わされる。開示の特定の実施形態は、添付図の図9を参照して説明され、これらの説明される実施形態は、外側のパウチを有し、本明細書に記載される混合物を含むスヌース型製品を含む。以下でより詳細に説明されるように、このような実施形態は、例としてのみ提供され、本開示のパウチ製品は、他の形態の混合物を含むことができる。図9に例示される実施形態における容器パウチ102のような、このような包み又はパウチの混合物/構成は、様々であってよい。図9を参照すると、パウチ製品100の第1の実施形態が示されている。パウチ製品100は、パウチ102の形態の透湿性容器を含み、パウチは、本明細書に記載されるような混合物を含む材料104を含む。
無煙タバコ製品の製造に使用される種類の適切な包み、パウチ又は容器は、商標CatchDry、Ettan、General、Granit、Goteborgs Rape、Grovsnus White、Metropol Kaktus、Mocca Anis、Mocca Mint、Mocca Wintergreen、Kicks、Probe、Prince、Skruf及びTreAnkrareの下で入手できる。混合物は、従来のスヌース型製品の製造に使用される成分の種類を用いた方式で、パウチに入れて包装してもよい。パウチは、ティーバッグの構成に使用されるメッシュ様の種類の材料と特性が類似していると考えられる種類の液体透過性容器を提供する。混合物の成分は、パウチを通って使用者の口内に容易に拡散する。
適切な種類のパウチの非限定的な例は、例えば、Kjerstadの米国特許第5,167,244号及びSebastianらの米国特許第8,931,493号、並びにSebastianらの米国特許出願公開第2016/0000140号、Sebastianらの米国特許出願公開第2016/0073689号、Chapmanらの米国特許出願公開第2016/0157515号、Sebastianらの米国特許出願公開第2016/0192703号(これらの各々は参照により本明細書に援用される。)に記載されている。パウチは、個々のパウチとして提供することができ、又は、1つのパウチ又は個々のポーションを、パウチの1ピースストランド又はマトリックスから使用するために容易に取り出すことができるように、複数のパウチ(例えば、2個、4個、5個、10個、12個、15個、20個、25個又は30個のパウチ)を連結又は結合することができる(例えば、末端間の方式で)。
例として、パウチは、使用者が使用する間に、パウチは制御された分散又は溶解を受けるような方式で材料から製造される。このようなパウチ材料は、メッシュ、ふるい、穿孔紙、透過性布等の形態を有することができる。例えば、ライスペーパーのメッシュ様の形態から製造されたパウチ材料、又は穿孔したライスペーパーは、使用者の口の中で溶けることができる。その結果、通常の使用条件において、パウチ及び混合物の各々は、使用者の口内で完全に分散し、このためパウチ及び混合物は、使用者によって摂取され得る。パウチ材料の他の例は、水分散性フィルム形成材料(例えば、アルギン酸塩、カルボキシメチルセルロース、キサンタンガム、プルラン等の結合剤)、及びそれらの材料を粉砕セルロース等の材料(例えば、微粒子サイズの木材パルプ)と組み合わせた材料を用いて製造することができる。好ましいパウチ材料は、水分散性又は溶解性であるが、通常の使用条件下で、パウチがその物理的完全性を喪失する前に、かなりの量の混合物内容物がパウチ材料を通って浸透するように設計及び製造され得る。所望であれば、風味成分、崩壊助剤、及び他の所望の成分を、パウチ材料内に組み込むか、又はパウチ材料に塗布することができる。
各製品ユニット、例えば、パウチ内に含有される材料の量は変動し得る。いくつかの実施形態では、各パウチ内の混合物の重量は、少なくとも約50mg、例えば、約50mg~約1グラム、約100~800mg、又は約200~約700mgである。いくつかのより少ない実施形態では、各パウチ内の混合物の重量は、約100~約300mgであり得る。より多い実施形態では、各パウチ内の材料の重量は、約300mg~約700mgであり得る。所望であれば、各パウチ内に他の成分を含めることができる。例えば、風味のある水分散性又は水溶性材料の少なくとも1つの風味のあるストリップ、断片又はシート(例えば、息をさわやかにする食用フィルムタイプの材料)を、少なくとも1つのカプセルと共に、又はカプセルなしで各パウチ内に配置してもよい。このようなストリップ又はシートは、パウチ内に容易に取り込まれるように折りたたまれるか、又はくしゃくしゃに丸められることができる。例えば、Scottらの米国特許第6,887,307号、Leungらの米国特許第6,923,981号、及びThe EFSA Journal(2004)85,1~32(これらは参照により本明細書に援用される。)に記載されている材料の種類及び技術を参照されたい。
本明細書に記載されるパウチ製品は、任意の適切な内部包装材料及び/又は外部容器内に包装することができる。例えば、Hensonらの米国特許第7,014,039号、Kutschらの米国特許第7,537,110号、Kutschらの米国特許第7,584,843号、Gelardiらの米国特許第8,397,945号、Thiellierの米国特許第D592,956、Patelらの米国特許第D594,154及びBaileyらの米国特許第D625,178号、並びにRobinsonらの米国特許出願公開第2008/0173317号、Clarkらの米国特許出願公開第2009/0014343号、Bjorkholmの米国特許出願公開第2009/0014450号、Bellamahらの米国特許出願公開第2009/0250360号、Gelardiらの米国特許出願公開第2009/0266837号、Gelardiらの米国特許出願公開第2009/0223989号、Thiellierの米国特許出願公開第2009/0230003号、Gelardiの米国特許出願公開第2010/0084424号及びBaileyらの米国特許出願公開第2010/0133140号、Baileyらの米国特許出願公開第2010/0264157号及びBaileyらの米国特許出願公開第2011/0168712号(これらは参照により本明細書に援用される。)に記されている無煙型の製品のための様々な種類の容器も参照されたい。
<保存・保存期間>
経口使用のために構成された本開示の製品は、従来の種類の無煙タバコ製品が包装され、保存されるのとほぼ同じ方法で、任意の適切な包装の中に包装され、保存され得る。例えば、複数の包み又はパウチを円筒形の容器に入れることができる。調製後の本剤の保存期間は変動し得る。本明細書で使用されるように、「保存期間」とは、開示された製品の調製後の期間を指す。いくつかの実施形態において、本明細書に開示されている製品の特徴(例えば、白色度の保持、色調変化の欠如、揮発性風味成分の保持)の1つ以上が、保存期間の一部又は全部にわたって示される。いくつかの実施形態において、保存期間(すなわち、調製後の期間)は少なくとも1日である。いくつかの実施形態において、保存期間は、約1日、約2日、又は約3日から約1週間、又は約1週間~約2週間、約2週間~約1ヶ月、約1ヶ月~約2ヶ月、約2ヶ月~約3ヶ月、約3ヶ月~約4ヶ月、又は約4ヶ月~約5ヶ月である。いくつかの実施形態において、保存期間は、約1から約150の間の任意の数の日である。特定の実施形態において、保存期間は、5ヵ月よりも長くてもよく、例えば、約6ヵ月、約7ヵ月、約8ヵ月、約9ヵ月、約10ヵ月、約11ヵ月、又は約12ヵ月でもよい。
経口使用のために構成された本開示の製品は、従来の種類の無煙タバコ製品が包装され、保存されるのとほぼ同じ方法で、任意の適切な包装の中に包装され、保存され得る。例えば、複数の包み又はパウチを円筒形の容器に入れることができる。調製後の本剤の保存期間は変動し得る。本明細書で使用されるように、「保存期間」とは、開示された製品の調製後の期間を指す。いくつかの実施形態において、本明細書に開示されている製品の特徴(例えば、白色度の保持、色調変化の欠如、揮発性風味成分の保持)の1つ以上が、保存期間の一部又は全部にわたって示される。いくつかの実施形態において、保存期間(すなわち、調製後の期間)は少なくとも1日である。いくつかの実施形態において、保存期間は、約1日、約2日、又は約3日から約1週間、又は約1週間~約2週間、約2週間~約1ヶ月、約1ヶ月~約2ヶ月、約2ヶ月~約3ヶ月、約3ヶ月~約4ヶ月、又は約4ヶ月~約5ヶ月である。いくつかの実施形態において、保存期間は、約1から約150の間の任意の数の日である。特定の実施形態において、保存期間は、5ヵ月よりも長くてもよく、例えば、約6ヵ月、約7ヵ月、約8ヵ月、約9ヵ月、約10ヵ月、約11ヵ月、又は約12ヵ月でもよい。
いくつかの実施形態において、本明細書に開示されている安定化されたパウチ製品は、国際照明委員会(CIE)モデルに従って決定されたとき、約40を超える白色度値、ハンドヘルドカラーメーターで測定されたとき、L*a*b*色空間において、1種以上の有機酸を含まない対照パウチ製品に対して、約4未満のデルタE(ΔE)値、半定量ガスクロマトグラフィー-質量分析によって測定されるように、1種以上の有機酸を含まない対照パウチ製品中に存在する同じ1種以上の風味剤の濃度よりも高い、存在する1種以上の風味剤の濃度、の1つ以上を有する。
<経口使用のために構成された製品の安定化方法>
別の態様において、本明細書に記載されるように経口使用のために構成された製品を安定化させる方法が提供される。一般に、この方法は、粒状フィラー成分を水、1種以上の風味剤、及び1種以上の有機酸又はその塩と混合して混合物を形成することを含み、製品は約7.0未満のpHを有する。いくつかの実施形態において、混合は、混合物の総重量の約0.1~約10%の量の1種以上の有機酸を添加することを含む。いくつかの実施形態において、混合は、混合物の総重量の約0.1~約0.5%の量の1種以上の有機酸を添加することを含む。いくつかの実施形態において、添加後の混合物のpHは約5.5~約6.5である。
別の態様において、本明細書に記載されるように経口使用のために構成された製品を安定化させる方法が提供される。一般に、この方法は、粒状フィラー成分を水、1種以上の風味剤、及び1種以上の有機酸又はその塩と混合して混合物を形成することを含み、製品は約7.0未満のpHを有する。いくつかの実施形態において、混合は、混合物の総重量の約0.1~約10%の量の1種以上の有機酸を添加することを含む。いくつかの実施形態において、混合は、混合物の総重量の約0.1~約0.5%の量の1種以上の有機酸を添加することを含む。いくつかの実施形態において、添加後の混合物のpHは約5.5~約6.5である。
いくつかの実施形態において、混合することはさらに、1種以上の塩、1種以上の甘味料、1種以上の結合剤、1種以上の湿潤剤、1種以上のガム、1つ以上の活性成分、タバコ材料、又はそれらの組み合わせを添加することを含む。
いくつかの実施形態において、混合することは、混合物の総重量に基づいて、約0.001~約1重量%のニコチン成分を添加することをさらに含む。
いくつかの実施形態において、方法は、パウチに混合物を封入して、パウチ製品を形成することをさらに含み、混合物は任意に自由流動性粒子の形態である。
いくつかの実施形態において、安定化されたパウチ製品は、調製後1日の期間で測定された場合、国際照明委員会(CIE)モデルに従って決定されたとき、約40を超える白色度値を有する。いくつかの実施形態において、安定化された製品は、約42~約60の白色度値を有する。いくつかの実施形態において、製品は、約45を超える、又は約50を超える、又は約55を超える、又は約60を超える白色度値(CIEモデル)を有する。いくつかの実施形態において、安定化されたパウチ製品は、調製後、2日、3日、1週間、2週間、1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月、4ヶ月、又は5ヶ月の期間において、約40を超える白色度値(又は上記の任意の他の白色度値)を有する。いくつかの実施形態において、安定化されたパウチ製品は、調製後6ヵ月、7ヵ月、8ヵ月、9ヵ月、10ヵ月、11ヵ月、又は12ヵ月の期間において、約40を超える白色度値を有する。
いくつかの実施形態において、安定化されたパウチ化製品は、調製後1日の期間で測定された場合、E313白色度指数(ASTM法E313)に従って測定されたとき、約40を超える白度値を有する。いくつかの実施形態において、安定化された製品は、約42~約65のE313白色度値を有する。いくつかの実施形態において、製品は、約45を超える、又は約50を超える、又は約55を超える、又は約60を超えるE313白色度値を有する。いくつかの実施形態において、安定化されたパウチ製品は、調製後2日、3日、1週間、2週間、1ヵ月、2ヵ月、2ヵ月、3ヵ月、4ヵ月、又は5ヵ月の期間において、約40を超えるE313白色度値(又は上述の任意の他のE313白色度値)を有する。いくつかの実施形態において、安定化されたパウチ製品は、調製後6ヵ月、7ヵ月、8ヵ月、9ヵ月、10ヵ月、11ヵ月、又は12ヵ月の期間において、約40を超える白色度値を有する。
いくつかの実施形態において、安定化されたパウチ製品は、調製後1日の期間で測定された場合、ハンドヘルドカラーメーターで測定されたとき、L*a*b*色空間において、1種以上の有機酸を含まない対照パウチ製品に対して、約4未満のデルタE(ΔE)値を有する。いくつかの実施形態において、安定化された製品は、約0.9~約3.8のΔE値を有する。いくつかの実施形態において、製品は、約3.5未満、又は約3.0未満、又は約2.5未満、又は約2.0未満、又は約1.5未満、又は約1.0未満のΔE値を有する。いくつかの実施形態において、安定化されたパウチ製品は、調製後2日、3日、1週間、2週間、1ヵ月、2ヵ月、3ヵ月、4ヵ月、又は5ヵ月の期間において、約4未満のΔE値(又は上記の任意の他のΔE値)を有する。いくつかの実施形態において、安定化されたパウチ製品は、調製後6か月、7か月、8か月、9か月、10か月、11か月、又は12か月の期間において、約4未満のΔE値を有する。
いくつかの実施形態において、安定化されたパウチ製品は、調製後1日の期間で測定される場合、半定量ガスクロマトグラフィー-質量分析によって測定されるように、1種以上の有機酸を含まない対照パウチ製品中に存在する同じ1種以上の風味剤の濃度よりも高い、存在する1種以上の風味剤の濃度を有する。
いくつかの実施形態において、前記濃度は、調製後2日、3日、1週間、2週間、1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月、4ヶ月、又は5ヶ月の期間で、対照パウチ製品に存在する1種以上の風味剤の同じものの濃度よりも高い。いくつかの実施形態において、前記濃度は、調製後6ヵ月、7ヵ月、8ヵ月、9ヵ月、10ヵ月、11ヵ月、又は12ヵ月の期間において、対照パウチ製品に存在する1種以上の風味剤の同じものの濃度よりも高い。
別の態様では、本明細書に開示された方法によって調製された経口使用のために構成された製品が提供される。
別の態様では、経口使用のために構成された、安定化された製品が提供され、該製品は、1種以上の粒状フィラー成分、水、1種以上の有機酸又はその塩、及び1種以上の風味剤を含む混合物を含み、ここで、該製品は約7.0未満のpHを有し、該製品は該1種以上の有機酸又はその塩によって安定化される、安定化された製品が提供される。
本発明の多くの改変及び他の実施形態は、本発明が上述の説明に提示された教示の利益を有することに関係する当業者に思い浮かぶ。したがって、本発明は開示された具体的な実施形態に限定されるものではなく、改変及び他の実施の形態は、添付の特許請求の範囲内に含まれるよう意図されていることが理解されるべきである。本明細書で特定の用語を用いているが、それらは包括的かつ説明のためにのみ用いられており、限定するためではない。
本発明の態様は、本発明の特定の態様を説明するために記載され、その限定として解釈されるべきでない以下の実施例によってより完全に説明される。
<一般分析法>
メタノール(MeOH)はSigma-Aldrich(米国ミズーリ州セントルイス)から購入した。風味規格はR.J.Reynolds Flavor Laboratoryから入手した。
メタノール(MeOH)はSigma-Aldrich(米国ミズーリ州セントルイス)から購入した。風味規格はR.J.Reynolds Flavor Laboratoryから入手した。
<pHの決定>
混合物の試料(5.0±0.1g)を試料容器に入れた。脱イオン水(50±1mL)を加え、混合物を磁気撹拌棒で15分間撹拌した。pHは校正Orion Model 3 Combination電極及び計器で測定した。
混合物の試料(5.0±0.1g)を試料容器に入れた。脱イオン水(50±1mL)を加え、混合物を磁気撹拌棒で15分間撹拌した。pHは校正Orion Model 3 Combination電極及び計器で測定した。
<エチルバニリン含量の定量>
様々な実施形態におけるエチルバニリンの相対量を、検量線に対するSingle Ion Monitoring(SIM)クロマトグラムによるガスクロマトグラフィー/質量分析(GC-MS)を用いて定量的に評価した。定量化に使用した装置は、Agilent(米国デラウェア州ウィルミントン)6890N/5973GC-MSであった。データ解析は、MassHunter定量分析8.07.00を用いて行った。
様々な実施形態におけるエチルバニリンの相対量を、検量線に対するSingle Ion Monitoring(SIM)クロマトグラムによるガスクロマトグラフィー/質量分析(GC-MS)を用いて定量的に評価した。定量化に使用した装置は、Agilent(米国デラウェア州ウィルミントン)6890N/5973GC-MSであった。データ解析は、MassHunter定量分析8.07.00を用いて行った。
試料は、0.5グラムの目標重量に対し分析てんびん上でシンチレーションバイアルに精密に量った。次に各試料をメタノール5mLで希釈し、200RPMで3時間軌道振盪器上に置いた。振盪後、各試料を0.45μmのPVDFフィルターに通して濾過し、1mのアリコートをGCの試料バイアルに移した。各GCサンプルバイアルにバニリン内部標準物質(9.7μg/ml)100μLを加えた。各試料を2つ調製した。詳細パラメータを表1に示す。
<ライム関連風味の半定量法>
本開示の特定の実施形態による様々なライム関連風味の相対量を、ガスクロマトグラフ/質量分析計(GC-MS)スキャンを用いて半定量的に評価した。半定量に使用された装置は、Agilent(米国デラウェア州ウィルミントン)7890B/5977A GC-MSであった。データ解析は、MassHunter定性分析B.07.00を用いて行った。詳細パラメータを表2に示す。
本開示の特定の実施形態による様々なライム関連風味の相対量を、ガスクロマトグラフ/質量分析計(GC-MS)スキャンを用いて半定量的に評価した。半定量に使用された装置は、Agilent(米国デラウェア州ウィルミントン)7890B/5977A GC-MSであった。データ解析は、MassHunter定性分析B.07.00を用いて行った。詳細パラメータを表2に示す。
各試料を、目標重量0.5gに対し分析てんびん上でシンチレーションバイアルに正確に量った。次に各試料を5mLのイソプロパノール(内部標準物質として5.9g/mLのd7-キノリンを含む)で希釈し、200RPMで3時間軌道振盪器に置いた。振盪後、各試料を0.45μmのPVDFフィルターに通して濾過し、分析のためにGC試料バイアルに移した。各試料を2つ調製し、GC-MSにより分析した。
内部標準物質量を内部標準ピーク面積で除した値を換算係数(化合物ピーク面積× gの内部標準物質/内部標準物質面積=gの化合物)として各化合物を半定量した。なお、相対抽出係数及び相対応答係数は考慮しなかった。
<白色度値(CIE)及びデルタE(ΔE)の決定>
本開示の様々な実施形態に従った混合物を含むパウチ製品の白色度値は、国際照明委員会(CIE)モデルに従って決定され、デルタE(ΔE)値は、対照製品と比較して、L*a*b*色空間において、ハンドヘルドカラーメーターで決定された(「Precise Color Communication; Color Control from Perception to Instrumentation」、コニカミノルタ、2007;http://konicaminolta.com/instruments/about/network(参照により本明細書に援用される。)を参照されたい。)
本開示の様々な実施形態に従った混合物を含むパウチ製品の白色度値は、国際照明委員会(CIE)モデルに従って決定され、デルタE(ΔE)値は、対照製品と比較して、L*a*b*色空間において、ハンドヘルドカラーメーターで決定された(「Precise Color Communication; Color Control from Perception to Instrumentation」、コニカミノルタ、2007;http://konicaminolta.com/instruments/about/network(参照により本明細書に援用される。)を参照されたい。)
<白色度値(E313)の決定>
ある場合には、白からの変色を、式WI=(3.388Z-3Y、ここでYとZはハンドヘルドメーターで測定されたCIE三刺激値である。)を用いて、ASTM法E313に従ってE313白色度指数によって評価した。
ある場合には、白からの変色を、式WI=(3.388Z-3Y、ここでYとZはハンドヘルドメーターで測定されたCIE三刺激値である。)を用いて、ASTM法E313に従ってE313白色度指数によって評価した。
[実施例1.有機酸含量に対するpHの依存性]
微結晶セルロース(mcc)、水、及び本明細書に開示された追加の成分(塩、結合剤、甘味料、湿潤剤、風味料、及び4mgニコチン)を含む本開示の実施形態によるパウチ混合物の試料を、様々な量のクエン酸とともに調製し、試料のpHを決定した。これらの実施形態についてのクエン酸濃度に対する混合物のpHの依存性を図1に提供する。図1を参照すると、約0.075%~約0.35重量%のクエン酸の量は、それぞれ約8.2~約5.3の間の混合物のpHをもたらした。
微結晶セルロース(mcc)、水、及び本明細書に開示された追加の成分(塩、結合剤、甘味料、湿潤剤、風味料、及び4mgニコチン)を含む本開示の実施形態によるパウチ混合物の試料を、様々な量のクエン酸とともに調製し、試料のpHを決定した。これらの実施形態についてのクエン酸濃度に対する混合物のpHの依存性を図1に提供する。図1を参照すると、約0.075%~約0.35重量%のクエン酸の量は、それぞれ約8.2~約5.3の間の混合物のpHをもたらした。
[実施例2.有機酸含量に対するpHの依存性(エチルバニリン風味)]
mcc、水、及び本明細書に開示された追加の成分(塩、結合剤、甘味料、湿潤剤、風味料としてのエチルバニリン、及び4mgのニコチン)を含む本開示の実施形態によるパウチ混合物の試料を調製し、試料のpHを決定した。これらの実施形態についてのクエン酸濃度に対する混合物のpHの依存性を表3に提供する。
mcc、水、及び本明細書に開示された追加の成分(塩、結合剤、甘味料、湿潤剤、風味料としてのエチルバニリン、及び4mgのニコチン)を含む本開示の実施形態によるパウチ混合物の試料を調製し、試料のpHを決定した。これらの実施形態についてのクエン酸濃度に対する混合物のpHの依存性を表3に提供する。
[実施例3.有機酸含量に対するpHの依存性(テルペン含有)]
mcc、水、及び本明細書に開示された追加の成分(塩、結合剤、甘味料、湿潤剤、テルペン成分含有風味料、及び4mgのニコチン)を含む本開示の実施形態によるパウチ混合物の試料を、様々な量のクエン酸とともに調製し、試料のpHを決定した。これらの実施形態についてのエン酸濃度に対する混合物のpHの依存性を表4に提供する。
mcc、水、及び本明細書に開示された追加の成分(塩、結合剤、甘味料、湿潤剤、テルペン成分含有風味料、及び4mgのニコチン)を含む本開示の実施形態によるパウチ混合物の試料を、様々な量のクエン酸とともに調製し、試料のpHを決定した。これらの実施形態についてのエン酸濃度に対する混合物のpHの依存性を表4に提供する。
[実施例4.比較製品の白色度の評価]
mcc、水、及び本明細書に開示された追加の成分(塩、結合剤、甘味料、湿潤剤、風味剤(エチルバニリン、ライム、又はシナモンのいずれかの風味剤パッケージ)、及び4mgのニコチン)を含む比較(対照)パウチ混合物の試料を調製し、各試料について白色度及びデルタE(ΔE)を評価した。図2に示すように、各製品は時間に依存する暗色化(白色度の喪失)を示した。図2を参照すると、風味剤のない対照パウチ製品(左)を、それぞれ72時間後、1週間後、1カ月後に、それぞれ、左から右へ、エチルバニリン、ライム、シナモンの風味剤を含む対象パウチ製品と比較した。したがって、図2を参照すると、風味剤は、混合物中の残りの成分と急速に又は徐々に相互作用し、目に見える白色度の喪失をもたらすことが観察された。理論に束縛されるつもりはないが、ニコチンが配合物中に存在する場合に生成されるようなアルカリ性pHは、風味剤中の化学反応性成分の種々の縮合反応を誘導し、暗色化効果を生じ得ると考えられる。時間の経過と共に、暗色化した材料は、パウチ混合物を含む実施形態において、パウチに染色効果を引き起こす。
mcc、水、及び本明細書に開示された追加の成分(塩、結合剤、甘味料、湿潤剤、風味剤(エチルバニリン、ライム、又はシナモンのいずれかの風味剤パッケージ)、及び4mgのニコチン)を含む比較(対照)パウチ混合物の試料を調製し、各試料について白色度及びデルタE(ΔE)を評価した。図2に示すように、各製品は時間に依存する暗色化(白色度の喪失)を示した。図2を参照すると、風味剤のない対照パウチ製品(左)を、それぞれ72時間後、1週間後、1カ月後に、それぞれ、左から右へ、エチルバニリン、ライム、シナモンの風味剤を含む対象パウチ製品と比較した。したがって、図2を参照すると、風味剤は、混合物中の残りの成分と急速に又は徐々に相互作用し、目に見える白色度の喪失をもたらすことが観察された。理論に束縛されるつもりはないが、ニコチンが配合物中に存在する場合に生成されるようなアルカリ性pHは、風味剤中の化学反応性成分の種々の縮合反応を誘導し、暗色化効果を生じ得ると考えられる。時間の経過と共に、暗色化した材料は、パウチ混合物を含む実施形態において、パウチに染色効果を引き起こす。
[実施例5.白色度の喪失機構の評価]
pH及び暗色化に関する上記の仮説をさらに探求するために、様々な比較(対照)パウチ製品について白色度及び色の変化の定量的測定を行った。(比較)パウチ製品の試料を、エチルバニリン風味剤のある場合とない場合で、mcc、水、及び本明細書に開示された追加の成分(塩、結合剤、甘味料、湿潤剤、及び4mgニコチン)を含むベース配合物を用い、ニコチン及びアルカリ性緩衝剤(重炭酸ナトリウム;NaHCO3)の一方又は両方を除去して調製した。ニコチン及びNaHCO3の両方が存在すると、混合物のpHは9.15であった。各試料について白色度及びΔEを評価した。表5のデータは、エチルバニリンの存在下で塩基性成分(NaHCO3及び/又はニコチン)を含む混合物が変色し、一方、ニコチン及びNaHCO3の両方を除くと、ベース配合物に対して白色度の尺度が改善されることを示した。
pH及び暗色化に関する上記の仮説をさらに探求するために、様々な比較(対照)パウチ製品について白色度及び色の変化の定量的測定を行った。(比較)パウチ製品の試料を、エチルバニリン風味剤のある場合とない場合で、mcc、水、及び本明細書に開示された追加の成分(塩、結合剤、甘味料、湿潤剤、及び4mgニコチン)を含むベース配合物を用い、ニコチン及びアルカリ性緩衝剤(重炭酸ナトリウム;NaHCO3)の一方又は両方を除去して調製した。ニコチン及びNaHCO3の両方が存在すると、混合物のpHは9.15であった。各試料について白色度及びΔEを評価した。表5のデータは、エチルバニリンの存在下で塩基性成分(NaHCO3及び/又はニコチン)を含む混合物が変色し、一方、ニコチン及びNaHCO3の両方を除くと、ベース配合物に対して白色度の尺度が改善されることを示した。
[実施例6.有機酸がある場合とない場合のエチルバニリンを含むパウチ製品の白色度の評価]
パウチ混合物の試料を、mcc、水、及び本明細書に開示された追加の成分(塩、結合剤、甘味料、湿潤剤、エチルバニリン風味剤、及びニコチン(4mg又は6mg))を含むベース配合物を用いて調製した。本発明の実施形態では、約6.5のpHを提供するためにクエン酸(ニコチン重量に依存して0.23%又は0.35%)を添加し、比較例(対照)にはいかなる有機酸も添加しなかった。各試料について白色度及びΔEを評価した。図3は、有機酸が存在しない場合に、風味剤としてエチルバニリンを含む対照パウチ製品において生じた、暗色化、すなわち、白色度の喪失を写真で示している(上)。図3を参照すると、72時間後、対照(上)パウチは肉眼で容易に観察される褐色の着色を示した。クエン酸を含有する本発明の製品は、初期の白色度(下)を保持した。
パウチ混合物の試料を、mcc、水、及び本明細書に開示された追加の成分(塩、結合剤、甘味料、湿潤剤、エチルバニリン風味剤、及びニコチン(4mg又は6mg))を含むベース配合物を用いて調製した。本発明の実施形態では、約6.5のpHを提供するためにクエン酸(ニコチン重量に依存して0.23%又は0.35%)を添加し、比較例(対照)にはいかなる有機酸も添加しなかった。各試料について白色度及びΔEを評価した。図3は、有機酸が存在しない場合に、風味剤としてエチルバニリンを含む対照パウチ製品において生じた、暗色化、すなわち、白色度の喪失を写真で示している(上)。図3を参照すると、72時間後、対照(上)パウチは肉眼で容易に観察される褐色の着色を示した。クエン酸を含有する本発明の製品は、初期の白色度(下)を保持した。
[実施例7.各種濃度の有機酸とともにエチルバニリンを含むパウチ製品の白色度の評価]
パウチ混合物の実施形態の試料を、mcc、水、及び本明細書に開示された追加の成分(塩、結合剤、甘味料、湿潤剤、エチルバニリン風味剤、及び4mgのニコチン)を含むベース配合物から調製した。試料毎に様々な濃度のクエン酸を加えた。試料について調製後72時間経過時に白色度及びΔEを評価した。有機酸濃度に応じた関数として、白色度を図4に示し、これはエチルバニリンを含む実施形態についての有機酸濃度に対するΔEを示す線グラフであり、このデータを表6に要約する。驚くべきことに、本開示の特定の実施形態において、有機酸の存在が、混合物を含むパウチが急速に及び/又は徐々に暗色化するのを妨げることがわかった。
パウチ混合物の実施形態の試料を、mcc、水、及び本明細書に開示された追加の成分(塩、結合剤、甘味料、湿潤剤、エチルバニリン風味剤、及び4mgのニコチン)を含むベース配合物から調製した。試料毎に様々な濃度のクエン酸を加えた。試料について調製後72時間経過時に白色度及びΔEを評価した。有機酸濃度に応じた関数として、白色度を図4に示し、これはエチルバニリンを含む実施形態についての有機酸濃度に対するΔEを示す線グラフであり、このデータを表6に要約する。驚くべきことに、本開示の特定の実施形態において、有機酸の存在が、混合物を含むパウチが急速に及び/又は徐々に暗色化するのを妨げることがわかった。
[実施例8.有機酸がある場合とない場合の実施形態における色安定性、感覚的嗜好性、及びエチルバニリン濃度]
パウチ製品の実施形態の試料を、mcc、水、及び本明細書に開示された追加の成分(塩、結合剤、甘味料、湿潤剤、エチルバニリン風味剤、及びニコチン(4mg))を含む対照ベース配合物から調製した。本発明の試料は、pHが約6.5になるようにクエン酸(0.23重量%)を添加した。各試料を経時におけるΔE及び主観的な感覚的嗜好性を評価した。対照試料は急速に変色したが、クエン酸を含有する本発明の実施形態は、145日間の時間経過にわたって変色を示さなかった(表7)。
パウチ製品の実施形態の試料を、mcc、水、及び本明細書に開示された追加の成分(塩、結合剤、甘味料、湿潤剤、エチルバニリン風味剤、及びニコチン(4mg))を含む対照ベース配合物から調製した。本発明の試料は、pHが約6.5になるようにクエン酸(0.23重量%)を添加した。各試料を経時におけるΔE及び主観的な感覚的嗜好性を評価した。対照試料は急速に変色したが、クエン酸を含有する本発明の実施形態は、145日間の時間経過にわたって変色を示さなかった(表7)。
また、各試料についてエチルバニリンの定量も行った。表7のデータは、クエン酸を含み、変色を示さない(578.1μg/gエチルバニリン)本発明の実施形態と比較した場合、変色した対照試料(95.1μg/gエチルバニリン)ではエチルバニリンの濃度が大幅に低いことを示した。エチルバニリンの損失及び暗色化は、14人のパネルによる官能評価の結果と相関していた。パネルの全会一致の嗜好性は、クエン酸を含む本発明の混合物に支持するものであった。
[実施例9.有機酸がある場合とない場合のテルペンを含むパウチ製品の白色度の評価]
パウチ製品の実施形態の試料を、mcc、水、及び本明細書に開示された追加の成分(塩、結合剤、甘味料、湿潤剤、テルペン成分含有風味剤、及びニコチン(4mg))を含む対照ベース配合物から調製した。本発明の試料には、クエン酸を添加した(0.23重量%)。各試料について白色度及びΔEを評価した。図5は、有機酸が存在しない場合に、風味剤としてテルペンを含む対照パウチ製品において生じた暗色化、すなわち、白色度の喪失を写真で示す(上)。図5を参照すると、約1週間後、対照パウチ(上)は肉眼で容易に観察される褐色の着色を示した。クエン酸を含む発明の実施形態は、初期の白色度を保持した(下)。
パウチ製品の実施形態の試料を、mcc、水、及び本明細書に開示された追加の成分(塩、結合剤、甘味料、湿潤剤、テルペン成分含有風味剤、及びニコチン(4mg))を含む対照ベース配合物から調製した。本発明の試料には、クエン酸を添加した(0.23重量%)。各試料について白色度及びΔEを評価した。図5は、有機酸が存在しない場合に、風味剤としてテルペンを含む対照パウチ製品において生じた暗色化、すなわち、白色度の喪失を写真で示す(上)。図5を参照すると、約1週間後、対照パウチ(上)は肉眼で容易に観察される褐色の着色を示した。クエン酸を含む発明の実施形態は、初期の白色度を保持した(下)。
[実施例10.様々な濃度の有機酸を含むライム風味のパウチ製品の白色度の評価]
パウチ製品の実施形態の試料を、mcc、水、及び本明細書に開示された追加の成分(塩、結合剤、甘味料、湿潤剤、テルペン成分含有風味剤、及びニコチン(4mg))を含む対照ベース配合物から調製した。本発明の試料は、添加したクエン酸の様々な濃度を有していた。各試料について白色度及びΔEを評価した。有機酸濃度に応じた関数としての白色度を図6に示し、これは、これらの実施形態についての有機酸濃度に対するΔE値を示す線グラフであり、データを表8に要約する。データは、有機酸の含有が、経時にわたる製品の白色度/色安定性を改善することを示す。
パウチ製品の実施形態の試料を、mcc、水、及び本明細書に開示された追加の成分(塩、結合剤、甘味料、湿潤剤、テルペン成分含有風味剤、及びニコチン(4mg))を含む対照ベース配合物から調製した。本発明の試料は、添加したクエン酸の様々な濃度を有していた。各試料について白色度及びΔEを評価した。有機酸濃度に応じた関数としての白色度を図6に示し、これは、これらの実施形態についての有機酸濃度に対するΔE値を示す線グラフであり、データを表8に要約する。データは、有機酸の含有が、経時にわたる製品の白色度/色安定性を改善することを示す。
[実施例11.有機酸がある場合とない場合のライム風味の実施形態における色安定性、感覚的嗜好性]
パウチ製品の実施形態の試料を、mcc、水、及び本明細書に開示された追加の成分(塩、結合剤、甘味料、湿潤剤、テルペン成分含有ライム風味剤パッケージ、及びニコチン(4mg))を含む対照ベース配合物から調製した。本発明の実施形態には、クエン酸を添加した(0.23重量%)。各試料について白色度及びΔEを評価した。結果を表9に提供する。
パウチ製品の実施形態の試料を、mcc、水、及び本明細書に開示された追加の成分(塩、結合剤、甘味料、湿潤剤、テルペン成分含有ライム風味剤パッケージ、及びニコチン(4mg))を含む対照ベース配合物から調製した。本発明の実施形態には、クエン酸を添加した(0.23重量%)。各試料について白色度及びΔEを評価した。結果を表9に提供する。
対照試料は急速に変色したが、クエン酸を含有する発明の実施形態は、148日間の時間経過にわたって変色を示さなかった。対照の暗色化は、8人のパネルによる官能評価の結果と相関していた。パネルの全会一致の嗜好性は、クエン酸を含む発明の混合物を支持するものであった。
さらに、官能検査では酸の濃度が味覚の主観的評価に依存することが明らかとなった(図7及び図8)。図7を参照すると、ライム風味剤を含むこの実施形態に対する味の強度は、有機酸濃度にわたって0%から0.31%まで増加した。図8を参照すると、ライム風味剤を含むこの実施形態の柑橘味成分は、有機酸濃度にわたり0%から0.31%まで増加した。
[実施例12.ライム関連風味剤の半定量法]
GC-MSスキャンを利用して、実施例11の対照実施形態及び本発明の実施形態におけるライム関連風味化合物を同定し、半定量した。このデータ(表10)は、ライム関連風味剤の濃度が2つの試料間で劇的には異ならなかったことを示したが、各試料中に存在する特定の風味剤の濃度に顕著な差異があり、本発明の実施形態は、調製後10日の時点で分析された全てのテルペンでより高い濃度を示した。
GC-MSスキャンを利用して、実施例11の対照実施形態及び本発明の実施形態におけるライム関連風味化合物を同定し、半定量した。このデータ(表10)は、ライム関連風味剤の濃度が2つの試料間で劇的には異ならなかったことを示したが、各試料中に存在する特定の風味剤の濃度に顕著な差異があり、本発明の実施形態は、調製後10日の時点で分析された全てのテルペンでより高い濃度を示した。
[実施例13.有機酸がある場合とない場合のシナモン風味剤を含むパウチ製品の経時にわたる白色度の評価]
パウチ製品の実施形態の試料を、mcc、水、及び本明細書に開示された追加の成分(塩、結合剤、甘味料、湿潤剤、ケイ皮アルデヒドを含有するシナモン風味剤パッケージ、及び4mgのニコチン)を含む対照ベース配合物から調製した。本発明の実施形態には、0.34%のクエン酸を添加した。各試料について白色度及びΔEを一定期間にわたって評価した。表11は、これらの実施形態についての経時にわたる色安定性データを提供する。このデータは、98日後でも、混合物中に有機酸が存在しない対照製品と比較して、0.34%クエン酸存在下で白色度の驚くべき保持を実証した。
パウチ製品の実施形態の試料を、mcc、水、及び本明細書に開示された追加の成分(塩、結合剤、甘味料、湿潤剤、ケイ皮アルデヒドを含有するシナモン風味剤パッケージ、及び4mgのニコチン)を含む対照ベース配合物から調製した。本発明の実施形態には、0.34%のクエン酸を添加した。各試料について白色度及びΔEを一定期間にわたって評価した。表11は、これらの実施形態についての経時にわたる色安定性データを提供する。このデータは、98日後でも、混合物中に有機酸が存在しない対照製品と比較して、0.34%クエン酸存在下で白色度の驚くべき保持を実証した。
Claims (47)
- 経口使用のために構成された製品であって、
1種以上の粒状フィラー成分、
水、
1種以上の有機酸又はその塩、及び
1種以上の風味剤
を含む混合物を含み、製品が約7.0未満のpHを有する製品。 - 前記1種以上の粒状フィラー成分がセルロース材料を含む、請求項1に記載の製品。
- 前記セルロース材料が微結晶セルロースを含む、請求項2に記載の製品。
- 前記1種以上の粒状フィラー成分が、前記混合物の重量の約1%~約3%の量のセルロース誘導体をさらに含む、請求項2に記載の製品。
- 前記セルロース誘導体がヒドロキシプロピルセルロースである、請求項4に記載の製品。
- 前記製品のpHが約5.5~約6.5である、請求項1に記載の製品。
- 前記混合物の総重量に基づいて、約0.1~約10重量%の前記1種以上の有機酸を含む、請求項1に記載の製品。
- 前記混合物の総重量に基づいて、約0.1~約0.5重量%の前記1種以上の有機酸を含む、請求項1に記載の製品。
- 前記1種以上の有機酸が、アルキルカルボン酸、アリールカルボン酸、又はその組み合わせである、請求項1に記載の製品。
- 前記1種以上の有機酸が、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、オクタン酸、安息香酸、トルイル酸、サリチル酸、又はそれらの組み合わせである、請求項1に記載の製品。
- 前記1種以上の有機酸がクエン酸である、請求項1に記載の製品。
- 前記混合物の総重量に基づいて、約10~約50%の前記1種以上の粒状フィラー成分、及び約5~約60重量の%水を含む、請求項1に記載の製品。
- 前記混合物が、1種以上の塩、1種以上の甘味料、1種以上の結合剤、1種以上の湿潤剤、1種以上のガム、1種以上の活性成分、タバコ材料、又はそれらの組み合わせをさらに含む、請求項1に記載の製品。
- 前記混合物が、ニコチン成分、植物薬、刺激剤、アミノ酸、ビタミン、及びカンナビノイドからなる群から選択される1種以上の活性成分をさらに含む、請求項1に記載の製品。
- 前記混合物が、遊離塩基として計算され、前記混合物の総重量に基づいて、約0.001~約10重量%のニコチン成分を含む、請求項1に記載の製品。
- 前記1種以上の風味剤が、炭素-炭素二重結合、炭素-酸素二重結合、又はその両方を有する化合物を含む、請求項1に記載の製品。
- 前記1種以上の風味剤が、1種以上のアルデヒド、ケトン、エステル、テルペン、テルペノイド、又はそれらの組み合わせを含む、請求項1に記載の製品。
- 前記1種以上の風味剤が、エチルバニリン、ケイ皮アルデヒド、サビネン、リモネン、ガンマ-テルピネン、ベータ-ファルネセン、及びシトラールの1種以上を含む、請求項1に記載の製品。
- 前記1種以上の風味剤がエチルバニリンを含む、請求項1に記載の製品。
- 前記混合物が、前記混合物の総重量に基づいて、存在するあらゆるニコチン成分を除いて、約10重量%以下のタバコ材料を含む、請求項1に記載の製品。
- 前記混合物がパウチに封入されてパウチ製品を形成し、任意にその混合物が自由流動性粒子の形態である、請求項1に記載の製品。
- 調製後1日の期間で測定する場合、前記パウチ製品が、
国際照明委員会(CIE)モデルに従って測定されたときに、約40を超える白色度値、
ハンドヘルドカラーメーターで測定されたときに、L*a*b*色空間において、1種以上の有機酸を含まない対照パウチ製品に対して、約4未満のデルタE(ΔE)値、
半定量ガスクロマトグラフィー-質量分析によって測定されるように、1種以上の有機酸を含まない対照パウチ製品中に存在する同じ1種以上の風味剤の濃度よりも高い、そこに存在する1種以上の風味剤の濃度、
の1つ以上を有する、請求項21に記載のパウチ製品。 - 前記白色度値が約42~約60である、請求項22に記載のパウチ製品。
- 前記ΔE値が約0.9~約3.8である、請求項22に記載のパウチ製品。
- 前記期間が、調製後2日、3日、1週間、2週間、1ヵ月、2ヵ月、3ヵ月、4ヵ月、又は5ヵ月の1つ以上である、請求項22に記載のパウチ製品。
- 経口使用のために構成された製品を安定化させる方法であって、安定化された製品は、1種以上の粒状フィラー成分、水、1種以上の有機酸又はその塩、及び1種以上の風味剤を含む混合物を含み、該方法は、
該1種以上の粒状フィラー成分を水、前記1種以上の風味剤、及び前記1種以上の有機酸又はその塩と混合して、混合物を形成することを含み、該混合物は、約7.0未満のpHを有する、方法。 - 混合することが、混合物の総重量の約0.1~約10%の量の前記1種以上の有機酸を加えることを含む、請求項26に記載の方法。
- 混合することが、混合物の総重量の約0.1~約0.5%の量の前記1種以上の有機酸を加えることを含む、請求項26に記載の方法。
- 前記製品のpHが約5.5~約6.5である、請求項26に記載の方法。
- 前記1種以上の有機酸が、アルキルカルボン酸、アリールカルボン酸、又はそれらの組み合わせである、請求項26に記載の方法。
- 前記1種以上の有機酸が、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、オクタン酸、安息香酸、トルイル酸、サリチル酸、又はその組み合わせである、請求項26に記載の方法。
- 前記1種以上の有機酸がクエン酸である、請求項26に記載の方法。
- 混合することが、1種以上の塩、1種以上の甘味料、1種以上の結合剤、1種以上の湿潤剤、1種以上のガム、1種以上の活性成分、タバコ材料、又はそれらの組み合わせを加えることをさらに含む、請求項26に記載の方法。
- 混合することが、前記混合物の重量の約1%~約3%の量のセルロース誘導体を加えることをさらに含む、請求項26に記載の方法。
- 前記セルロース誘導体がヒドロキシプロピルセルロースである、請求項34に記載の方法。
- 前記混合することが、ニコチン成分、植物薬、刺激剤、アミノ酸、ビタミン、及びカンナビノイドからなる群から選択される1種以上の活性成分を加えることをさらに含む、請求項26に記載の方法。
- 前記混合することが、遊離塩基として計算され、前記混合物の総重量に基づいて、約0.001~約10重量%のニコチン成分を加えることをさらに含む、請求項26に記載の方法。
- 前記1種以上の風味剤が、1種以上のアルデヒド、ケトン、エステル、テルペン、テルペノイド、又はそれらの組み合わせを含む、請求項26に記載の方法。
- 前記1種以上の風味剤が、エチルバニリン、サビネン、リモネン、ガンマ-テルピネン、ベータ-ファルネセン、及びシトラールの1種以上を含む、請求項26に記載の方法。
- 前記混合物をパウチに封入してパウチ製品を形成することをさらに含み、任意に前記混合物が自由流動性粒子の形態である、請求項26に記載の方法。
- 調製後1日の期間で測定する場合、前記パウチ製品が、
国際照明委員会(CIE)モデルに従って測定されたときに、約40を超える白色度値、
ハンドヘルドカラーメーターで測定されたときに、L*a*b*色空間において、1種以上の有機酸を含まない対照パウチ製品に対して、約4未満のデルタE(ΔE)値、
半定量ガスクロマトグラフィー-質量分析によって測定されるように、1種以上の有機酸を含まない対照パウチ製品中に存在する同じ1種以上の風味剤の濃度よりも高い、そこに存在する1種以上の風味剤の濃度、
の1つ以上を有する、請求項40に記載の方法。 - 前記白色度値が約42~約60である、請求項41に記載の方法。
- 前記ΔE値が約0.9~約3.8である、請求項41に記載の方法。
- 前記期間が、調製後2日、3日、1週間、2週間、1ヵ月、2ヵ月、3ヵ月、4ヵ月、又は5ヵ月の1つ以上である、請求項41に記載の方法。
- 経口使用のために構成された製品であって、請求項26に記載の方法により調製された製品。
- 経口使用のために構成され、変色に対して安定化されたパウチ製品であって、該パウチ製品は、1種以上の風味剤を含み、約7.0未満のpHを有する、パウチ製品。
- 国際照明委員会(CIE)モデルに従って測定されたときに、約40を超える白色度値を有する、請求項46に記載のパウチ製品。
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