JP2023506123A - 経口製品及び製造方法 - Google Patents

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Abstract

本開示は、経口使用のために構成された製品を提供し、製品は、充填剤、糖アルコール、塩、アルジネート、甘味料、少なくとも1つの香味剤若しくは少なくとも1つの有効成分、又は香味剤と有効成分の両方の少なくとも1つ、任意選択の天然ガムの混合物及び水を含む。本開示はまた、経口使用のために構成された製品を製造するための方法を提供する。

Description

本開示は、人間が消費することを意図した製品に関する。製品は、経口での使用のために構成され、使用中に香味料、及び/又は有効成分などの物質を送達する。そのような製品は、タバコ又はタバコ由来の成分を含んでもよく、又はタバコを含まない代替物であってもよい。
タバコは、いわゆる「無煙」の形態で堪能することができる。特に一般的な無煙タバコ製品は、何らかの形態の加工タバコ又はタバコ含有配合物を使用者の口に挿入することによって使用される。そのような無煙タバコ製品の従来の形式には、湿った嗅ぎタバコ、スヌース、及び噛みタバコが含まれ、これらは通常、ほぼ完全微粒子状、粒状、又は刻みタバコから形成され、使用者によって分割されるか、又は使い捨てのパウチ又はサシェなどの個々の部分で使用者に提示される。無煙製品の他の従来型の形態には、プラグ、錠剤又はペレットなどの圧縮又は凝集形態が含まれる。タバコ含有ガム及びタバコと他の植物材料との混合物などの代替的な製品の形態も知られている。例えば、Schwartzに対する米国特許第1,376,586号明細書、Pittmanらに対する第4,513,756号明細書、Sensabaugh,Jr.らに対する第4,528,993号明細書、Storyらに対する第4,624,269号明細書、Tibbettsに対する第4,991,599号明細書、Townsendに対する第4,987,907号明細書、Sprinkle,IIIらに対する第5,092,352号明細書、Whiteらに対する第5,387,416号明細書、Williamsに対する第6,668,839号明細書、Williamsに対する第6,834,654号明細書、Atchleyらに対する第6,953,040号明細書、Atchleyらに対する第7,032,601号明細書、Atchleyらに対する第7,694,686号明細書、Williamsに対する米国特許出願公開第2004/0020503号明細書、Quinterらに対する第2005/0115580号明細書、Stricklandらに対する第2006/0191548号明細書、Holton,Jr.らに対する第2007/0062549号明細書、Holton,Jr.らに対する第2007/0186941号明細書、Stricklandらに対する第2007/0186942号明細書、Dubeらに対する第2008/0029110号明細書、Robinsonらに対する第2008/0029116号明細書、Robinsonらに対する第2008/0173317号明細書、Neilsenらに対する第2008/0209586号明細書、Essenらに対する第2009/0065013号明細書及びAtchleyに対する第2010/0282267号明細書並びにArnarpらに対する国際公開第2004/095959号パンフレットに記載されている無煙タバコ配合物、成分、及び加工方法の種類を参照されたい。これらはそれぞれ参照により本明細書に組み込まれる。
タバコ用材料を様々な結合剤及び充填剤と組み合わせる無煙タバコ製品の構成が、より最近になって提案されており、ロゼンジ、トローチ、ゲル、押出形物などを含む例示的な製品の形態を有する。例えば、Engstromらに対する米国特許出願公開第2008/0196730号明細書、Crawfordらに対する第2008/0305216号明細書、Kumarらに対する第2009/0293889号明細書、Gaoらに対する第2010/0291245号明細書、Muaらに対する第2011/0139164号明細書、Cantrellらに対する第2012/0037175号明細書、Huntらに対する第2012/0055494号明細書、Cantrellらに対する第2012/0138073号明細書、Cantrellらに対する第2012/0138074号明細書、Holton,Jr.に対する第2013/0074855号明細書、Holton,Jr.に対する第2013/0074856号明細書、Muaらに対する第2013/0152953号明細書、Jacksonらに対する第2013/0274296号明細書、Moldoveanuらに対する第2015/0068545号明細書、Marshallらに対する第2015/0101627号明細書及びLampeらに対する第2015/0230515号明細書に記載されている製品の種類を参照されたい。これらのそれぞれは、参照により本明細書に組み込まれる。
全白色のスヌース部分は人気が高まっており、従来式のスヌースに対する別個で審美的に心地よい代替物を提供する。そのような最新の「白色」のパウチ製品は、漂白タバコを含んでいることもあり、タバコを含まないこともある。このタイプの製品は、製品の変色及び/又は望ましくない感覚刺激特性をもたらし得る製品の安定性不良などの特定の欠点により、苛まれることがある。したがって、当技術分野では、より堪能できる体験を使用者に提供するために、安定性が向上した、経口での使用のために構成された製品を提供することが望ましい。
米国特許第1,376,586号明細書 米国特許第4,513,756号明細書 米国特許第4,528,993号明細書 米国特許第4,624,269号明細書 米国特許第4,991,599号明細書 米国特許第4,987,907号明細書 米国特許第5,092,352号明細書 米国特許第5,387,416号明細書 米国特許第6,668,839号明細書 米国特許第6,834,654号明細書 米国特許第6,953,040号明細書 米国特許第7,032,601号明細書 米国特許第7,694,686号明細書 米国特許出願公開第2004/0020503号明細書 米国特許出願公開第2005/0115580号明細書 米国特許出願公開第2006/0191548号明細書 米国特許出願公開第2007/0062549号明細書 米国特許出願公開第2007/0186941号明細書 米国特許出願公開第2007/0186942号明細書 米国特許出願公開第2008/0029110号明細書 米国特許出願公開第2008/0029116号明細書 米国特許出願公開第2008/0173317号明細書 米国特許出願公開第2008/0209586号明細書 米国特許出願公開第2009/0065013号明細書 米国特許出願公開第2010/0282267号明細書 国際公開第2004/095959号 米国特許出願公開第2008/0196730号明細書 米国特許出願公開第2008/0305216号明細書 米国特許出願公開第2009/0293889号明細書 米国特許出願公開第2010/0291245号明細書 米国特許出願公開第2011/0139164号明細書 米国特許出願公開第2012/0037175号明細書 米国特許出願公開第2012/0055494号明細書 米国特許出願公開第2012/0138073号明細書 米国特許出願公開第2012/0138074号明細書 米国特許出願公開第2013/0074855号明細書 米国特許出願公開第2013/0074856号明細書 米国特許出願公開第2013/0152953号明細書 米国特許出願公開第2013/0274296号明細書 米国特許出願公開第2015/0068545号明細書 米国特許出願公開第2015/0101627号明細書 米国特許出願公開第2015/0230515号明細書
本開示は、一般に、経口使用のために構成された製品及びそのような製品を製造する方法を提供する。製品は、経口で使用される場合に味を与えることを意図しており、また典型的には、ニコチンなどの1つ以上の有効成分を消費者に送達する。
本開示は、限定することなく、以下の実施形態を含む。方法が、リストから選択された1つ以上の成分を任意選択でさらに含む中間組成物を指す場合、そのような言及は、リストからの成分の単一の分類の単一のメンバー(例えば、単一のアルジネート)、又はリストの成分の単一の分類の2つ以上のメンバー(例えば、2つの甘味料)、又はリストの成分の2つ以上の分類のそれぞれからの1つ以上のメンバーの組み合わせ(例えば、甘味料とアルジネート)を含む組成物を含む。
実施形態1 経口製品を調製する方法であって、
充填剤と塩とを組み合わせてドライミックスを形成することであって、前記ドライミックスが、任意選択で、アルジネート、漂白タバコ、甘味料、カーボネート塩及び天然ガムのうちの1つ以上をさらに含む、ドライミックスを形成すること;
香味剤若しくは有効成分又は香味剤および有効成分の両方(溶液が、単一の香味剤、複数の香味剤、単一の有効成分、複数の有効成分、又は1つ若しくは複数の香味剤と1つ若しくは複数の有効成分の両方を含み得ることを意味する)の水溶液を形成することであって、前記溶液は、任意選択で、pH調整剤、防腐剤、湿潤剤、及び甘味料の1つ又は複数をさらに含む、水溶液を形成すること;
前記水溶液を前記ドライミックスに添加して混合物を形成すること;及び
任意選択で前記混合物をパウチ内に収容すること
を含む、方法。
実施形態2 糖アルコール、pH調整剤及び任意選択の防腐剤の第2の水溶液を形成すること;及び前記混合物をパウチ内に収容する前に、前記第2の溶液を当該混合物に添加することをさらに含む、いずれかの先行の実施形態の方法。
実施形態3 ドライミックスがアルジネートを含まず、前記ドライミックスにアルジネート及び糖アルコールの水溶液を添加することをさらに含む、いずれかの先行の実施形態の方法。
実施形態4 ドライミックスがカーボネート塩を含まず、カーボネート塩の水溶液を前記ドライミックスに添加することをさらに含む、いずれかの先行の実施形態の方法。
実施形態5 充填剤、アルジネート及び塩を組み合わせてドライミックスを形成すること;
カーボネート塩の水溶液を前記ドライミックスに添加すること;
香味剤及び有効成分の両方(溶液が、1つ以上の香味剤と1つ以上の有効成分を含み得ることを意味する)の水溶液を形成することであって、前記溶液が、さらに、糖アルコール、pH調整剤、防腐剤、湿潤剤及び甘味料を含む、水溶液を形成すること;
前記水溶液をドライミックスに添加して混合物を形成すること;
糖アルコール、pH調整剤、甘味料及び任意選択の防腐剤の第2の水溶液を形成すること;及び前記第2の水溶液を前記混合物に添加して、第2の混合物を形成すること;並びに
任意選択で前記第2の混合物をパウチ内に収容すること
を含む、いずれかの先行の実施形態の方法。
実施形態6 充填剤、アルジネート、漂白タバコ及び塩を組み合わせてドライミックスを形成すること;
カーボネート塩の水溶液を前記ドライミックスに添加すること;
香味剤及び有効成分の両方の水溶液を形成することであって、前記溶液が、さらに、糖アルコール、pH調整剤、防腐剤及び甘味料を含む、水溶液を形成すること;
前記水溶液を前記ドライミックスに添加して混合物を形成すること;
糖アルコール、pH調整剤、甘味料及び任意選択の防腐剤の第2の水溶液を形成すること;及び前記第2の水溶液を前記混合物に添加して、第2の混合物を形成すること;並びに
任意選択で前記第2の混合物をパウチ内に収容すること
を含む、いずれかの先行の実施形態の方法。
実施形態7 充填剤、アルジネート、漂白タバコ、天然ガム及び塩を組み合わせてドライミックスを形成すること;
カーボネート塩の水溶液を前記ドライミックスに添加すること;
香味剤及び有効成分の両方の水溶液を形成することであって、前記溶液が、さらに、糖アルコール、pH調整剤、防腐剤及び甘味料を含む、水溶液を形成すること、
前記水溶液を前記ドライミックスに添加して混合物を形成すること;及び
任意選択で前記混合物をパウチ内に収容すること
を含む、いずれかの先行の実施形態の方法。
実施形態8 充填剤、漂白タバコ、天然ガム、甘味料、カーボネート塩、防腐剤及び塩を組み合わせてドライミックスを形成すること;
アルジネート及び糖アルコールの水溶液を前記ドライミックスに添加して混合物を形成すること;
香味剤と有効成分の両方の第2の水溶液を形成すること;
前記第2の水溶液を前記混合物に添加すること;及び
任意選択で前記混合物をパウチ内に収容すること
を含む、いずれかの先行の実施形態の方法。
実施形態9 各水溶液の温度が約30~約100℃である、いずれかの先行の実施形態の方法。
実施形態10 充填剤がセルロース材料であり;又は
塩は塩化ナトリウムであり;又は
アルジネートは、ナトリウムアルジネート、カルシウムアルジネート、カリウムアルジネート、マグネシウムアルジネート、アンモニウムアルジネート若しくは前述の2つ以上の混合物であり;又は
糖アルコールがキシリトールであり;又は
pH調整剤が塩化アンモニウムであり;又は
カーボネート塩はナトリウムバイカーボネートであり;又は
有効成分が、ニコチン成分、植物、刺激剤、アミノ酸、ビタミン及びカンナビノイドからなる群から選択され;又は
天然ガムはグアーガムであり;又は
防腐剤がカリウムソルベートであり;又は
甘味料がスクラロース又はアセスルファムKであり;又は
上記のうちの1つ以上の組み合わせである、いずれかの先行の実施形態の方法。
実施形態11 経口製品を調製する方法であって、
充填剤と塩とを組み合わせてドライミックスを形成することであって、前記ドライミックスが、任意選択で、アルジネート、漂白タバコ、甘味料、カーボネート塩及び天然ガムのうちの1つ以上をさらに含む、ドライミックスを形成すること;
香味剤及び有効成分を前記ドライミックスに添加して混合物を形成することあって、前記有効成分が前記香味剤の前、後、又は同時に適用される、混合物を形成すること;
その後、前記混合物に水を適用して第2の混合物を形成することであって、前記第2の混合物の含水量の少なくとも50重量%(例えば、少なくとも約55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、又は90%)が、前記有効成分を添加した後に添加される、第2の混合物を形成すること;及び
任意選択で前記第2の混合物をパウチ内に収容すること、
を含む、方法。
実施形態12 1つ以上のカプセルを経口製品に導入することをさらに含み、前記1つ以上のカプセルが外側シェル及び内側ペイロードを含み、前記内側ペイロードが少なくとも1つの香味剤を含み、前記1つ以上のカプセルが耐水性外側コーティングを任意選択で含む、いずれかの先行の実施形態の方法。
実施形態13 いずれかの先行の実施形態の方法によって調製された、経口での使用のために構成された製品。
実施形態14 ニコチン成分を湿潤剤と予混合してプレミックスを形成し、その後、前記プレミックスを充填剤と組み合わせることを含む、ニコチンを含有する経口製品を調製する方法。
実施形態15 湿潤剤がプロピレングリコール又はオリーブ油である、いずれかの先行の実施形態の方法。
実施形態16 組成物であって、
組成物の総重量に基づいた、少なくとも40重量%パーセントの量の充填剤(例えば、組成物の約40重量%~約60重量%又は約40%~約50%;
糖アルコール(例えば、組成物の約1重量%~約10重量%又は約2%~約6%);
塩(例えば、組成物の約1重量%~約10重量%又は約2%~約6%);
アルジネート(例えば、組成物の約0.1重量%~約10重量%又は約0.5%~約1.5%);
人工甘味料などの甘味料(例えば、組成物の約0.1重量%~約10重量%又は約0.5%~約1.5%);
少なくとも1つの香味剤又は少なくとも1つの有効成分又は香味剤および有効成分の両方の少なくとも1つ(例えば、組成物の約0.1重量%~約10重量%又は約0.5%~約1.5%の香味剤又は有効成分);
任意選択の天然ガム(例えば、組成物の約0.1重量%~約15重量%又は約1%~約10%又は約2%~約6%の量で存在する);
及び少なくとも約40%の含有水分(例えば、組成物の約40重量%~約60重量%又は約40%~約55%)
を含む、組成物。
実施形態17 湿潤剤(例えば、組成物の約0.01重量%~約10重量%又は約0.5%~約6%)をさらに含む、いずれかの先行の実施形態の組成物。
実施形態18 湿潤剤がプロピレングリコール又はオリーブ油である、いずれかの先行の実施形態の組成物。
実施形態19 遊離塩基として計算され、組成物の総重量に基づいて、約0.001~約10重量%(例えば、約0.5%~約1.5%)のニコチン成分を添加することをさらに含む、いずれかの先行の実施形態の組成物。
実施形態20 組成物の総重量に基づいて、存在するいずれのニコチン成分をも除いて、タバコ用材料を実質的に含まない、いずれかの先行の実施形態の組成物。
実施形態21 充填剤がセルロース材料であり;又は
塩は塩化ナトリウムであり;又は
アルジネートは、ナトリウムアルジネート、カルシウムアルジネート、カリウムアルジネート、マグネシウムアルジネート、アンモニウムアルジネート若しくは前述の2つ以上の混合物であり;又は
糖アルコールがキシリトールであり;又は
有効成分が、ニコチン成分、植物、刺激剤、アミノ酸、ビタミン及びカンナビノイドからなる群から選択され;又は
天然ガムはグアーガムであり;又は
上記のうちの1つ以上の組み合わせである、いずれかの先行の実施形態の組成物。
実施形態22 外側シェル及び内側ペイロードを含む1つ以上のカプセルをさらに含み、前記内側ペイロードが少なくとも1つの香味剤を含む、いずれかの先行の実施形態の組成物。
実施形態23 1つ以上のカプセルが耐水性外側コーティングを含む、いずれかの先行の実施形態の組成物。
実施形態24 充填剤がセルロース材料を含む、いずれかの先行の実施形態の組成物。
実施形態25 セルロース材料が微結晶セルロースを含む、いずれかの先行の実施形態の組成物。
実施形態26 約10~約50%の1つ以上の微粒子充填剤組成物、及び組成物の総重量に基づき、約5~約60重量%の水を含む、いずれかの先行の実施形態の組成物。
実施形態27 組成物が、組成物の総重量に基づいて、存在するいずれのニコチン成分を除いて、約10重量%以下のタバコ用材料(例えば、組成物の約0.01重量%~約10重量%又は約0.5%~約5%)を含む、いずれかの先行の実施形態の組成物。
実施形態28 組成物が自由流動性の微粒子の形態である、いずれかの先行の実施形態の組成物。
本開示のこれら及び他の特徴、態様及び利点は、以下に簡潔に説明される添付の図面と共に以下の詳細な説明を読むことから明白になる。本発明は、上述の実施形態のうちの2つ、3つ、4つ、又はそれ以上の任意の組み合わせ、さらに本開示に記載のいずれか2つ、3つ、4つ、又はそれ以上の特徴又は要素の組み合わせを、そのような特徴又は要素が本明細書の特定の実施形態の説明において明示的に組み合わされているかどうかにかかわらず、含んでいる。本開示は、その様々な態様及び実施形態のいずれかにおいて、開示された発明の任意の分離可能な特徴又は要素が、文脈が明らかにそうでないことを指示しない限り組み合わせ可能であることが意図されているとみなされるべきであるように、全体的に読まれることが意図されている。
先行の一般的な条件で本開示の態様をこのように説明してきたが、これより、必ずしも一定の縮尺で描かれていない添付の図面を参照する。図面は例示にすぎず、本開示を限定するものとして解釈されるべきではない。
本開示の組成物で充填された外側パウチを示す、製品の幅を越えて得られるパウチ製品の実施形態の断面図である。 本開示のパウチ製品の実施形態に関連する主観的な全体的刺激を示す棒グラフである。 本開示の一実施形態による有効成分投与システムの概略図である。
本開示は、これより、その例示的実施形態を参照しながら、以下でさらに十分に説明される。本開示が徹底的で完全であり、また本開示の範囲を当業者に十分に伝えるように、これらの例示的実施形態を説明する。実際、本開示は多くの異なる形態で具体化されてもよく、本明細書に記載の実施形態に限定されると解釈されるべきではない。むしろ、これらの実施形態は、本開示が適用可能な法的要件を満たすように提供される。本明細書及び特許請求の範囲で使用される場合、単数形「a」、「an」、「the」は、文脈が明らかにそうでないことを指示しない限り、複数の指示対象を含む。「乾燥重量%」又は「乾燥重量基準」への言及は、乾燥成分(すなわち、水を除く全ての成分)に基づく重量を指す。「湿潤重量」について言及することは、水を含む組成物の重量を指している。別段示されない限り、組成物の「重量%」について言及することは、組成物の総湿潤重量を反映している(すなわち、水を含む)。
本明細書に記載の製品は、典型的には少なくとも1つの充填剤並びに少なくとも1つの香味剤及び/又は有効成分を含む成分の混合物を含む。いくつかの実施形態では、組成物は、1つ以上の塩、1つ以上の甘味料、1つ以上の結合剤、1つ以上の湿潤剤、1つ以上のガム、有機酸、タバコ用材料、タバコ由来材料又はそれらの組み合わせをさらに含む。組成物中の様々な成分の相対的な量は様々であってよく、典型的には、経口製品に所望の感覚特性及び性能特性を付与するように選択される。組成物の例示的な個々の成分は、本明細書において以下に記載される。
充填剤の成分
本明細書に記載の組成物は、一般に、少なくとも1つの充填剤の成分を含む。かような充填剤は、食感及び口当たりなどの特定の感覚刺激特性の向上、製品の凝集性又は圧縮性の向上などの複数の機能を果たすことができる。一般に、充填剤は、多孔質微粒子状材料であり、セルロース系である。例えば、適切な微粒子充填剤は、そのような供給源に由来するセルロース材料を含む、任意の非タバコ植物材料又はその誘導体である。セルロース系の非タバコ植物材料の例としては、穀類(例えば、トウモロコシ、エンバク、オオムギ、ライムギ、ソバなど)、サトウダイコン(例えば、International Fiber Corporationから入手可能なFIBREX(R)ブランドの充填剤)、ふすま繊維及びそれらの混合物が挙げられる。非タバコ植物材料の誘導体の非限定的な例としては、デンプン(例えば、ジャガイモ、コムギ、米、トウモロコシ由来)、天然セルロース、及び改質されたセルロース材料が挙げられる。可能性のある微粒子充填剤のさらなる例としては、マルトデキストリン、デキストロース、カルシウムカーボネート、カルシウムホスフェート、ラクトース、マンニトール、キシリトール及びソルビトールが挙げられる。充填剤を組み合わせて使用することもできる。
本明細書で使用される「デンプン」は、任意の供給源由来の純粋なデンプン、改質されたデンプン、又はデンプン誘導体を示し得る。デンプンは、典型的には粒状形態で、ほとんど全ての緑色植物及び様々なタイプの植物の組織及び器官(例えば、種子、葉、根茎、根、塊茎、シュート、果実、穀粒及び茎)に存在する。デンプンは、組成、並びに粒状の形状及びサイズが異なり得る。多くの場合、異なる供給源からのデンプンは、異なる化学的及び物理的特性を有する。特定のデンプンは、デンプン材料が組成物に特定の感覚刺激特性を付与できることに基づいて、組成物に含めるために選択することができる。様々な供給源に由来するデンプンを使用することができる。例えば、デンプンの主要な供給源には、穀類(例えば、イネ、コムギ及びトウモロコシ)及び根菜類(例えば、ジャガイモ及びキャッサバ)が含まれる。デンプンの供給源の他の例としては、ドングリ、クズ、ラッカセイ、バナナ、オオムギ、豆(例えば、ファバス(favas)、レンズ豆、マングビーン(mung bean)、エンドウ豆、ヒヨコ豆)、ブレッドフルート(breadfruit)、ソバ、カンナ(canna)、クリ、カラカサス、カタクリー(katakuri)、クズ(kudzu)、マランガ(malanga)、キビ、オートムギ、オカ(oca)、ポリネシアンアロールート(Polynesian arrowroot)、サゴ(sago)、ソルガム(sorghum)、サツマイモ、キヌア、ライムギ、タピオカ、タロイモ(taro)、タバコ(tobacco)、ウォーターチェスナット(water chestnuts)、及びヤマノイモ(yams)が挙げられる。特定のデンプンは、改質されたデンプンである。改質されたデンプンは、頻繁にその高い熱特性を変更するように設計される、1つ以上の構造的改質を受けている。いくつかのデンプンが、遺伝子改変によって開発されており、「改質された」デンプンであると考えられる。他のデンプンが得られ、続いて改質される。例えば、改質されたデンプンは、エステル化、エーテル化、酸化、塩基の存在下での酸触媒作用又は酸化による解重合(薄化)、漂白、トランスグリコシル化及び解重合(例えば、触媒の存在下でのデキストリン化)、架橋、酵素処理、アセチル化、ヒドロキシプロピル化、及び/又は部分的な加水分解などの化学反応に供されたデンプンであり得る。他のデンプンは、熱処理、例えば、アルファ化、デキストリン化及び/又は冷水膨潤プロセスによって改質される。特定の改質されたデンプンとしては、リン酸モノデンプン、ジデンプングリセロール、トリメタリン酸ナトリウムでエステル化されたリン酸ジデンプン、リン酸ジデンプンリン酸、アセチル化ジデンプンリン酸、無水酢酸でエステル化された酢酸デンプン、酢酸ビニルでエステル化された酢酸デンプン、アセチル化アジピン酸ジデンプン、アセチル化ジデンプングリセロール、ヒドロキシプロピルデンプン、ヒドロキシプロピルジデンプングリセロール、デンプンナトリウムオクテニルスクシネートが挙げられる。
いくつかの実施形態では、微粒子状充填剤はセルロース材料又はセルロース誘導体である。本明細書に記載の製品に使用するのに特に適した微粒子状充填剤の1つは、微結晶セルロース(「mcc」)である。mccは、合成又は半合成であってもよく、又は完全に天然セルロースから得られてもよい。mccは、AVICEL(R)グレードPH-100、PH-102、PH-103、PH-105、PH-112、PH-113、PH-200、PH-300、PH-302、VIVACEL(R)グレード101、102、12、20及びEMOCEL(R)グレード50M及び90Mなど、並びにそれらの混合物からなる群から選択することができる。一実施形態では、組成物は、微粒子状充填剤の成分としてmccを含む。本明細書に記載の組成物に存在するmccの量は、所望の特性に応じて変化し得る。
充填剤の量は様々であり得るが、典型的には、組成物の総重量に基づいて、組成物の重量の約75%までである。組成物中の微粒子充填剤(例えば、mcc)の典型的な範囲は、組成物の総重量の約10~約75%、例えば、約10、約15、約20、約25、又は約30から約35、約40、約45、又は約50重量%(例えば、約20~約50重量%又は約25~約45重量%)であり得る。特定の実施形態では、微粒子状充填剤材料の量は、組成物の総重量に基づいて、重量で少なくとも約10%、例えば少なくとも約20%、又は少なくとも約25%、又は少なくとも約30%、又は少なくとも約35%、又は少なくとも約40%である。
一実施形態では、微粒子充填剤は、セルロース誘導体又はそのような誘導体の組み合わせをさらに含む。いくつかの実施形態では、組成物は、組成物の総重量に基づいて、重量で約1~約10%のセルロース誘導体を含み、特定の実施形態は、約1~約5重量%のセルロース誘導体を含む。特定の実施形態では、セルロース誘導体は、セルロースエーテル(カルボキシアルキルエーテルを含む)であり、セルロース構造中の1つ以上のヒドロキシル基の水素がアルキル、ヒドロキシアルキル、又はアリール基で置換されたセルロースポリマーを意味する。そのようなセルロース誘導体の非限定的な例には、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース(「HPC」)、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(「HPMC」)、ヒドロキシエチルセルロース及びカルボキシメチルセルロース(「CMC」)が含まれる。一実施形態では、セルロース誘導体は、メチルセルロース、HPC、HPMC、ヒドロキシエチルセルロース及びCMCの1つ以上である。一実施形態では、セルロース誘導体はHPCである。いくつかの実施形態では、組成物は、組成物の総重量に基づいて、重量で約1~約3%のHPCを含む。

組成物の含水量は、製品の消費者による使用前に、所望の特性に従って変化し得る。典型的には、組成物は、使用者の口の中に挿入する前、製品内部に存在するとき、水の約60重量%未満であり、一般に、水の約1~約60重量%、例えば、重量で水の約5~約55、約10~約50、約20~約45、又は約25~約40%であり、少なくとも約5重量%、少なくとも約10重量%、少なくとも約15重量%、及び少なくとも約20重量%の水分量を含む。
有機酸
本明細書で使用される場合、「有機酸」という用語は、酸性の特性を特徴とする有機(すなわち、炭素系)化合物を指す。典型的には、有機酸は、カルボン酸(-COH)又はスルホン酸(-SOOH)などの比較的弱性の酸(すなわち、それらは水の存在下で完全には解離しない)である。本明細書で使用される場合、有機酸への言及は、意図的に添加される有機酸を意味する。これに関して、有機酸は、単に別の組成物成分(例えば、タバコ用材料などの組成物成分中に本質的に存在し得る少量の有機酸)の成分として本質的に存在しているのと反対に、特定の組成物成分として、意図的に添加されてもよい。いくつかの実施形態では、1つ以上の有機酸をニート(すなわち、それらの遊離酸、本来固体又は液体の形態で)で、又は例えば水中の溶液として添加する。いくつかの実施形態では、1つ以上の有機酸は、本明細書で以下に記載されるように、塩の形態で添加される。
いくつかの実施形態では、有機酸はアルキルカルボン酸である。アルキルカルボン酸の非限定的な例としては、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、オクタン酸、ノナン酸、デカン酸、ウンデカン酸、ドデカン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸などが挙げられる。いくつかの実施形態では、有機酸は、アルキルスルホン酸である。アルキルスルホン酸の非限定的な例としては、プロパンスルホン酸及びオクタンスルホン酸が挙げられる。
いくつかの実施形態では、有機酸は、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、オクタン酸、安息香酸、トルエン酸、サリチル酸又はそれらの組み合わせである。いくつかの実施形態では、有機酸は安息香酸である。いくつかの実施形態では、有機酸はクエン酸である。
代替的な実施形態では、有機酸の一部又はさらには全部は、限定されないがニコチンを含み得るアルカリ成分との塩の形態で添加され得る。例えばニコチンに適した塩の非限定的な例としては、ギ酸塩、アセテート、プロピオネート、イソブチレート、酪酸塩、アルファメチルブチエート、イソ吉草酸、β吉草酸メチル、カプロネート、2-フロエート、フェニルアセテート、ヘプタノエート、オクタノエート、ノナノエート、シュウレート、マロネート、グリコレート、ベンゾエート、酒石酸塩、レブリン酸塩、アスコルビン酸塩、フマレート、クエン酸塩、マレート、乳酸塩、アスパラギン酸塩、サリチレート、トシレート、サクシネート、ピルビン酸塩などが挙げられる。いくつかの実施形態では、有機酸又はその一部は、ナトリウム、カリウムなどのアルカリ金属との塩の形態で添加されてもよい。1つを超える酸性基を有する有機酸(ジカルボン酸又はトリカルボン酸など)では、場合によっては、これらの酸基の1つ以上がそのような塩の形態であり得る。適切な非限定的な例としては、クエン酸一ナトリウム、クエン酸二ナトリウムなどが挙げられる。いくつかの実施形態では、有機酸は、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、オクタン酸、安息香酸、トルエン酸、サリチル酸又はそれらの組み合わせの塩である。いくつかの実施形態では、有機酸は、それぞれジカルボン酸又はトリカルボン酸の、モノエステル又はジエステル、例えばクエン酸、リンゴ酸若しくは酒石酸のモノメチルエステル、又はクエン酸のジメチルエステルである。
組成物に存在する有機酸の量は変化し得る。概して、組成物は、組成物の総重量に基づいて、1つ以上の有機酸として存在する、約0.1~約10重量%の有機酸を含む。いくつかの実施形態では、組成物は、組成物の総重量に基づいて、重量で、約0.1%、約0.2%、約0.3%、約0.4%、約0.5%、約0.6%、約0.7%、約0.8%、約0.9%、約1%、約2%、約3%、約4%、約5%、約6%、約7%、約8%、約9%又は約10%の有機酸を含む。いくつかの実施形態では、組成物は、組成物の総重量に基づいて、約0.1~約0.5重量%、例えば、約0.1、約0.15、約0.2、約0.25、約0.3、約0.35、約0.4、約0.45又は約0.5重量%の有機酸を含む。いくつかの実施形態では、組成物は、組成物の総重量に基づいて、約0.25~約0.35重量%、例えば、約0.25、約0.26、約0.27、約0.28、約0.29、又は約0.3から約0.31、約0.32、約0.33、約0.34、又は約0.35重量%の有機酸を含む。有機酸の塩が添加される場合、重量%は、存在し得るいずれの対イオンをも含まない遊離酸の重量に基づいて計算される。
存在する酸の量は、組成物に存在し得る他の成分(例えば、ニコチン、塩、緩衝剤など)の酸性度及び塩基性度に基づいて変化する。したがって、有機酸は、組成物のpH7.0以下(典型的には約6.8以下、約6.6以下又は約6.5以下)を提供するのに十分な量で提供される。特定の実施形態では、酸含有物は、約4.0~約7.0、例えば、約4.5、約5.0、約5.5、又は約6.0から、約6.5、又は約7.0の組成物のpHを提供するのに十分である。いくつかの実施形態では、有機酸は、約5.5~約6.5、例えば、約5.5、約5.6、約5.7、約5.8、約5.9、又は約6.0から約6.1、約6.2、約6.3、約6.4、又は約6.5という組成物のpHを提供するのに十分な量で提供される。
香味剤
本明細書で使用される場合、「香味剤」又は「香味料」は、経口製品に関連する感覚特性を変化させることができる任意の風味のある又は芳香性の物質である。香味剤によって変更できる感覚特性の例の例には、味、口当たり、湿り気、清涼感/熱、及び/又は香り/芳香を挙げることができる。香味剤は、天然又は合成であってもよく、それによって付与される風味の特徴は、限定されないが、フレッシュ、甘味、ハーブ、菓子、フローラル、フルーティー、又はスパイシーとして記載され得る。具体的な種類の香味としては、限定されないが、バニラ、コーヒー、チョコレート/ココア、クリーム、ミント、スペアミント、メントール、ペパーミント、ウィンターグリーン、ユーカリ、ラベンダー、カルダモン、ナツメグ、シナモン、クローブ、カスカリラ、サンダルウッド、ハチミツ、ジャスミン、ジンジャー、アニス、セージ、甘草、レモン、オレンジ、リンゴ、モモ、ライム、チェリー、イチゴ及びそれらの任意の組み合わせが挙げられる。Leffingwell et al.,Tobacco Flavoring for Smoking Products,R.J.Reynolds Tobacco Company(1972)も参照されたい。これは参照により本明細書に組み込まれる。香味料はまた、ユーカリなどの湿潤剤、冷却剤又は平滑剤と考えられる成分を含み得る。これらの香味剤は、ニート(すなわち、単独で)又は複合体で提供されてもよく、濃縮物又は香味剤パッケージ(例えば、スペアミント及びメントール、オレンジ及びシナモン、ライム、パイナップルなど)として使用されてもよい。代表的な種類の構成要素はまた、Whiteらに対する米国特許第5,387,416号明細書、Stricklandらに対する米国特許出願公開第2005/0244521号明細書及びQuinterらに対するPCT出願の国際公開第05/041699号パンフレットに記載されている。それぞれが、参照により本明細書に組み込まれる。場合によっては、香味剤は、噴霧乾燥形態又は液体の形態で提供され得る。
香味剤は、一般に、少なくとも1つの揮発性香味成分を含む。本明細書で使用される場合、「揮発性」は、周囲温度で容易に蒸気を形成する化学物質(すなわち、不揮発性物質と比較して所定の温度において蒸気圧が高い化学物質)を指す。典型的には、揮発性香味成分は、約400Da未満の分子量を有し、少なくとも1つの炭素-炭素二重結合、炭素-酸素二重結合、又はその両方を含むことが多い。一実施形態では、少なくとも1つの揮発性香味成分は、1つ以上のアルコール、アルデヒド、芳香族炭化水素、ケトン、エステル、テルペン、テルペノイド、又はそれらの組み合わせを含む。アルデヒドの非限定的な例としては、バニリン、エチルバニリン、p-アニスアルデヒド、ヘキサナール、フルフラール、イソバレルアルデヒド、クミンアルデヒド、ベンズアルデヒド及びシトロネラールが挙げられる。ケトンの非限定的な例としては、1-ヒドロキシ-2-プロパノン及び2-ヒドロキシ-3-メチル-2-シクロペンテノン-1-オンが挙げられる。エステルの非限定的な例としては、ヘキサン酸アリル、ヘプタン酸エチル、ヘキサン酸エチル、酢酸イソアミル及び3-メチルブチルアセテートが挙げられる。テルペンの非限定的な例としては、サビネン、リモネン、γ-テルピネン、β-ファルネセン、ネロリドール、ツジョン、ミルセン、ゲラニオール、ネロール、シトロネロール、リナロール及びユーカリプトールが挙げられる。一実施形態では、少なくとも1つの揮発性香味成分は、エチルバニリン、シンナムアルデヒド、サビネン、リモネン、γ-テルピネン、β-ファルネセン、又はシトラールの1つ以上を含む。1つの実施形態では、少なくとも1つの揮発性香味成分は、エチルバニリンを含む。
組成物中で利用される香味剤の量は様々であり得るが、典型的には最大約10重量%であり、特定の実施形態は、組成物の総重量に基づいて、少なくとも約0.1重量%、例えば約0.5~約10重量%、約1~約6重量%、又は約2~約5重量%の香味剤含有量を特徴とする。

いくつかの実施形態では、組成物は、典型的には、所望の感覚特性を組成物に付与するのに十分な量で使用される塩(例えば、アルカリ金属塩)をさらに含んでもよい。適切な塩の非限定的な例としては、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化アンモニウム、小麦粉の塩などが挙げられる。存在する場合、塩の代表的な量は、約0.5重量%以上、約1.0重量%以上又は約1.5重量%以上であるが、典型的には、組成物の総重量の約10%以下、又は約7.5%以下、又は約5%以下(例えば、約0.5~約5重量%)を構成する。
甘味料
組成物は、典型的には、1つ以上の甘味料をさらに含む。甘味料は、天然若しくは人工の形態で、又は天然甘味料及び人工甘味料の組み合わせとして、任意の甘味料又は甘味料の組み合わせであり得る。天然甘味料の例としては、フルクトース、スクロース、グルコース、マルトース、マンノース、ガラクトース、ラクトース、ステビア、ハチミツなどが挙げられる。人工甘味料の例として、スクラロース、イソマルツロース、マルトデキストリン、サッカリン、アスパルテーム、アセスルファムK、ネオテームなどが挙げられる。いくつかの実施形態では、甘味料は、1つ以上の糖アルコールを含む。糖アルコールは、部分的又は完全に水素化された形態を有する単糖又は二糖から誘導されるポリオールである。糖アルコールは、例えば、約4~約20個の炭素原子を有し、エリスリトール、アラビトール、リビトール、イソマルト、マルチトール、ズルシトール、イジトール、マンニトール、キシリトール、ラクチトール、ソルビトール、及びそれらの組み合わせ(例えば、水素化デンプン加水分解物)を含む。存在する場合、代表的な量の甘味料は、組成物の総重量に基づいて、重量基準で組成物の約0.1~約20%又はそれ以上、例えば、重量基準で組成物の約0.1~約1%、約1~約5%、約5~約10%、又は約10~約20%を構成し得る。
結合剤
結合剤(又は結合剤の組み合わせ)は、特定の実施形態では、所望の物理的属性及び物理的完全性を組成物に付与するのに十分な量で使用され得る。典型的な結合剤は、有機若しくは無機、又はそれらの組み合わせであり得る。代表的な結合剤には、ポビドン、アルギン酸ナトリウム、デンプン系結合剤、ペクチン、カラギーナン、プルラン、ゼインなど、及びそれらの組み合わせが含まれる。結合剤は、所望の物理的属性及び物理的完全性を組成物に付与するのに十分な量で使用され得る。組成物中で利用される結合剤の量は様々であり得るが、典型的には最大約30重量%であり、特定の実施形態は、組成物の総重量に基づいて、少なくとも約0.1重量%、例えば約1~約30重量%、又は約5~約10重量%の結合剤の含有量を特徴とする。
特定の実施形態では、結合剤は、ガム、例えば天然ガムを含む。本明細書で使用される場合、天然ガムは、結合特性を有し、増粘剤又はゲル化剤としても有用な天然起源の多糖材料を指す。典型的にはある程度水溶性である植物由来の代表的な天然ガムとしては、キサンタンガム、グアーガム、アラビアガム、ガティガム、トラガカントガム、カラヤガム、ローカストビーンガム、ジェランガム、及びそれらの組み合わせが挙げられる。存在する場合、天然ゴム結合材料は、典型的には、組成物の総重量に基づいて、最大約5重量%、例えば約0.1、約0.2、約0.3、約0.4、約0.5、約0.6、約0.7、約0.8、約0.9、又は約1%から約2、約3、約4、又は約5重量%の量で存在する。
湿潤剤
特定の実施形態では、1つ以上の湿潤剤を組成物に使用することができる。湿潤剤の例としては、グリセリン、プロピレングリコールなどが挙げられるが、これらに限定されない。他の例としては、オリーブ油、アーモンド油、アボガド種子油、ヤシ油、トウモロコシ油、綿実油、亜麻仁油、ブドウ種子油、麻油、パーム核油、落花生油、カボチャ種子油、米ぬか油、ベニバナ種子油、ゴマ種子油、ヒマワリ種子油、大豆油、又はクルミ油などの植物系油が挙げられる。
存在する場合、湿潤剤は、典型的には、所望の水分属性を組成物に付与するのに十分な量で提供される。さらに、いくつかの例では、湿潤剤は、鋳型に堆積するため組成物に望ましい流れの特性を付与し得る。
存在する場合、湿潤剤は、典型的には、組成物の重量の約5%以下を構成する(例えば、約0.5~約5重量%で)。存在する場合、湿潤剤の代表的な量は、組成物の総重量に基づいて、約0.1%~約1重量%で、又は約1%~約5重量%である。
緩衝剤
特定の実施形態では、本開示の組成物は、pH調整剤又は緩衝剤を含むことができる。使用することができるpH調整剤及び緩衝剤の例としては、金属水酸化物(例えば、水酸化ナトリウム及び水酸化カリウムなどのアルカリ金属水酸化物)、及び金属カーボネート(例えば、カリウムカーボネート又はナトリウムカーボネート)などの他のアルカリ金属緩衝剤、又はナトリウムバイカーボネートなどの金属バイカーボネートなどが挙げられるが、これらに限定されない。存在する場合、緩衝剤は、典型的には、組成物の重量に基づいて約5%未満、例えば、組成物の総重量に基づいて約0.5%~約5%、例えば、約0.75%~約4%、約0.75%~約3%、又は約0.5%~約1.5%、又は約1%~約2重量%の量で存在する。適切な緩衝剤の非限定的な例としては、アルカリ金属アセテート、グリシンアセテート、ホスフェート、グリセロホスフェート、クエン酸塩、カーボネート、ハイドロジェンカーボネート、ボレート、又はそれらの混合物が挙げられる。
着色剤
着色剤は、組成物に所望の物理的属性を付与するのに十分な量で使用され得る。着色剤の例としては、カラメル着色剤や二酸化チタンなどの各種染料や顔料が挙げられる。組成物中で利用される着色剤の量は様々であり得るが、存在する場合、組成物の総重量に基づいて、典型的には最大約3重量パーセントで、例えば約0.1%、約0.5%、又は約1%~約3重量%である。
有効成分
組成物は、追加的に、ニコチン成分、植物性成分(例えば、ラベンダー、ペパーミント、カモミール、バジル、ローズマリー、ショウガ、大麻、人参、マカ及びチサン)、刺激剤(例えば、カフェイン及びガラナ)、アミノ酸(例えば、タウリン、テアニン、フェニルアラニン、チロシン及びトリプトファン)及び/又は医薬、栄養補助及び医学的成分(例えば、ビタミン、例えばB6、B12及びC、並びに/又はカンナビノイド、例えばテトラヒドロカンナビノール(THC)及びカンナビジオール(CBD))を含むがこれらに限定されない1つ以上の有効成分を含んでもよい。成分の特定の割合及び選択は、所望の風味、食感及び他の特性に応じて様々である。例示的な有効成分には、疾患の診断、治癒、緩和、治療又は予防において薬理学的活性又は他の直接的な効果をもたらす、又はヒト又は他の動物の身体の構造又は任意の機能に影響を及ぼす成分(例えば、中枢神経系に対する刺激作用を与え、エネルギー供給効果、解熱若しくは鎮痛作用、又は他の有用な効果を身体に与える)など、体内の1つ以上の生物学的機能に影響を及ぼすことが知られている任意の成分が含まれる。
特定の実施形態では、ニコチン成分が組成物に含まれてもよい。「ニコチン成分」とは、存在するニコチンの少なくとも一部の経口での吸収をもたらすための任意の適切な形態のニコチン(例えば、遊離塩基又は塩)を意味する。典型的には、ニコチン成分は、ニコチン遊離塩基及びニコチン塩からなる群から選択される。いくつかの実施形態では、ニコチンはその遊離塩基形態であり、例えば微結晶セルロース材料に容易に吸着されて微結晶セルロース-ニコチン担体複合体を形成することができる。例えば、参照により本明細書に組み込まれる、Hanssonによる米国特許出願公開第2004/0191322号明細書の遊離塩基形態のニコチンの論考を参照されたい。
いくつかの実施形態では、ニコチンの少なくとも一部は塩の形態で使用され得る。ニコチンの塩は、Coxらによる米国特許第2,033,909号明細書及びPerfetti,Beitrage Tabakforschung Int.,12:43-54(1983)に記載されている種類の成分及び技術を使用して、提供することができる。これらは参照により本明細書に組み込まれる。さらに、ニコチンの塩は、Pfaltz and Bauer、Inc.やK&K Laboratories、Division of ICN Biochemicals、Inc.などの供給元から入手できる。典型的には、ニコチン成分は、ニコチン遊離塩基、ニコチン塩、例えば、塩酸塩、二塩酸塩、モノタルトレート、バイタルトレート、スルフェート、サリチレート及びニコチン塩化亜鉛からなる群から選択される。いくつかの実施形態では、ニコチン成分又はその部分は、本明細書で上に開示されている1つ以上の有機酸の少なくとも一部を有するニコチン塩である。
いくつかの実施形態では、ニコチンの少なくとも一部は、ニコチンの樹脂複合体の形態であってもよく、ニコチンは、例えばAmberlite IRP64、Purolite C115HMR又はDoshion P551などのポリメタクリル酸に結合したニコチンであるニコチンポラクリレックスなどのイオン交換樹脂に結合している。例えば、参照により本明細書に組み込まれる、Lichtneckertらによる米国特許第3,901,248号明細書を参照されたい。別の例は、Carbopol 974Pなどを含むニコチン-ポリアクリルカルボマー錯体である。いくつかの実施形態では、ニコチンはニコチンポリアクリル錯体の形態で存在し得る。
典型的には、ニコチン成分(遊離塩基として計算)は、存在する場合、組成物の少なくとも約0.001重量%、例えば約0.001%~約10%の範囲の濃度である。いくつかの実施形態では、ニコチン成分は、遊離塩基として計算し、組成物の総重量に基づいて、約0.1%w/w~約10重量%、例えば約0.1%w/w、約0.2%、約0.3%、約0.4%、約0.5%、約0.6%、約0.7%、約0.8%、又は約0.9%から約1%、約2%、約3%、約4%、約5%、約6%、約7%、約8%、約9%又は約10重量%の濃度で存在する。いくつかの実施形態では、ニコチン成分は、遊離塩基として計算し、組成物の総重量に基づいて、約0.1%w/w~約3重量%、例えば約0.1%w/w~約2.5%、約0.1%~約2.0%、約0.1%~約1.5%、又は約0.1%~約1重量%の濃度で存在する。これらの範囲は、本明細書に記載の他の有効成分にも適用することができる。
タバコ用材料
いくつかの実施形態では、組成物はタバコ用材料を含み得る。タバコ用材料は、種、種類、及び形態が異なり得る。一般に、タバコ用材料は、ニコチアナ種の収穫された植物から得られる。ニコチアナ種の例としては、N.タバカム(N.tabacum)、N.ルスティカ(N.rustica)、N.アラタ(N.alata)、N.アレンツイイ(N.arentsii)、N.エクセルシオル(N.excelsior)、N.フォルゲティアナ(N.forgetiana)、N.グラウカ(N.glauca)、N.グルティノサ(N.glutinosa)、N.ゴッセイ(N.gossei)、N.クニグティアナ(N.knightiana)、N.ラングスドルッフィ(N.langsdorffi)、N.オトホラ(N.otophora)、N.セトチェリ(N.setchelli)、N.シルベストリス(N.sylvestris)、N.トメントーサ(N.tomentosa)、N.トメントシフォルミス(N.tomentosiformis)、N.ウンドゥラータ(N.undulata)、N.×サンデラエ(N.x sanderae)、N.アフリカーナ(N.africana)、N.アムプレキシカウリス(N.amplexicaulis)、N.ベナビデシ(N.benavidesii)、N.ボナリエンシス(N.bonariensis)、N.デブネイ(N.debneyi)、N.ロンギフロラ(N.longiflora)、N.マリチナ(N.maritina)、N.メガロシホン(N.megalosiphon)、N.オシデンタリス(N.occidentalis)、N.パニクラタ(N.paniculata)、N.プルムバギニフォリア(N.plumbaginifolia)、N.ライモンジ(N.raimondii)、N.ロスラタ(N.rosulata)、N.シムランス(N.simulans)、N.ストクトニ(N.stocktonii)、N.スアベオレンス(N.suaveolens)、N.アンブラチカ(N.umbratica)、N.ベルチナ(N.velutina)、N.ウィガンジオイデス(N.wigandioides)、N.アカウリス(N.acaulis)、N.アクミナタ(N.acuminata)、N.アテヌアタ(N.attenuata)、N.ベンサミアナ(N.benthamiana)、N.カビコラ(N.cavicola)、N.クレベランジ(N.clevelandii)、N.コルジフォリア(N.cordifolia)、N.コリンボサ(N.corymbosa)、N.フラグランス(N.fragrans)、N.グッドスピーディ(N.goodspeedii)、N.リネアリス(N.linearis)、N.ミエルシ(N.miersii)、N.ヌジカウリス(N.nudicaulis)、N.オブツシフォリア(N.obtusifolia)、N.オシデンタリス亜種ヘスペリス(N.occidentalis subsp.Hersperis)、N.パウシフロラ(N.pauciflora)、N.ペツニオイデス(N.petunioides)、N.クアドリバルビス(N.quadrivalvis)、N.レパンダ(N.repanda)、N.ロツンジフォリア(N.rotundifolia)、N.ソラニフォリア(N.solanifolia)、及びN.スペガジニ(N.spegazzinii)が挙げられる。ニコチアナ種由来の様々な代表的な他のタイプの植物は、Goodspeed,The Genus Nicotiana,(Chonica Botanica)(1954)、Sensabaugh,Jr.らに対する米国特許第4,660,577号明細書、Whiteらに対する第5,387,416号明細書、Lawsonらに対する第7,025,066号明細書、Lawrence,Jr.らに対する第7,798,153号明細書及びMarshallらに対する第8,186,360号明細書に記載されている。これらの各々は、参照により本明細書に組み込まれる。様々なタイプのタバコ、栽培の実際及び収穫の実際の説明はTobacco Production,Chemistry and Technology,Davis et al.(Eds.)(1999)に記載されており、これらは参照により本明細書に組み込まれる。
適切なタバコ用材料を得ることができるニコチアナ種は、遺伝子改変又は交配技術を使用して誘導することができる(例えば、タバコ植物は、成分、特徴又は特質の産生を増加又は減少させるように遺伝子操作又は交配することができる)。例えば、Fitzmauriceらに対する米国特許第5,539,093号明細書、Wahabらに対する第5,668,295号明細書、Fitzmauriceらに対する第5,705,624号明細書、Weiglらに対する第5,844,119号明細書、Dominguezらに対する第6,730,832号明細書、Liuらに対する第7,173,170号明細書、Colliverらに対する第7,208,659号明細書、Benningらに対する第7,230,160号明細書、Conklingらに対する米国特許出願公開第2006/0236434号明細書、及びNielsenらに対する国際公開第2008/103935号パンフレットに記載されている植物の遺伝子改変のタイプを参照されたい。また、Sensabaugh,Jr.らに対する米国特許第4,660,577号、Whiteらに対する第5,387,416号明細書、及びDominguezらに対する第6,730,832号明細書に記載されている植物の遺伝子改変のタイプを参照されたい。それぞれが、参照により本明細書に組み込まれる。
ニコチアナ種は、いくつかの実施形態では、その中に存在する様々な化合物の含有量について選択することができる。例えば、植物は、それらの植物がそこから単離されることが望まれる化合物の1つ以上を比較的大量に産生することに基づいて選択することができる。特定の実施形態では、ニコチアナ種(例えば、ガルパオ・コムン(Galpao commun)タバコ)の植物は、それらの豊富な葉の表面の化合物のために特に栽培される。タバコ植物は、温室、育成室、又は屋外の圃場で栽培するか、又は水耕栽培することができる。
ニコチアナ種の植物の様々な部分は、本明細書に開示される組成物内に含まれ得る。例えば、実質的に全ての植物(例えば、植物全体)を収穫し、そのまま使用することができる。あるいは、植物の様々な部分又は断片を収穫し、又は収穫後にさらに使用するために分離することができる。例えば、花、葉、茎、柄、根、種子、及びそれらの様々な組み合わせを、さらなる使用又は処理のために単離することができる。いくつかの実施形態では、タバコ用材料はタバコの葉(ラミナ)を含む。本明細書に開示される組成物は、加工タバコ部分又は断片、本質的に天然のラミナ及び/又は茎形態の硬化及び熟成タバコ、タバコ抽出物、抽出タバコパルプ(例えば、溶媒として水を使用)、又は前述の混合物(例えば、抽出されたタバコパルプを顆粒化された熟成された天然タバコラミナと組み合わせる混合物)を含むことができる。
特定の実施形態では、タバコ用材料は、ラミナ及び茎からなる群から選択される固体タバコ用材料を含む。組成物に使用されるタバコは、最も好ましくは、タバコラミナ、又はタバコラミナと茎との混合物(少なくとも一部が煙処理されている)を含む。組成物内のタバコの部分は、加工されたタバコの茎(例えば、被切断の巻かれた茎、被切断の巻かれた拡張させた茎又は被切断の膨化された茎)又は体積膨張タバコ(例えば、ドライアイス拡張タバコ(DIET)などの膨化タバコ)などの加工形態を有してもよい。例えば、de la Burdeらに対する米国特許第4,340,073号明細書、Guyらに対する第5,259,403号明細書及びPoindexterらに対する第5,908,032号明細書及びPoindexterらの第7,556,047号明細書に記載されているタバコ増殖プロセスを参照されたい。これらは全て参照により組み込まれる。さらに、d組成物は、発酵されたタバコを任意選択に組み込んでもよい。参照により本明細書に組み込まれる、Atchleyらの国際公開第2005/063060号パンフレットに記載されているタバコ処理技術の種類も参照されたい。
タバコ用材料は、典型的には、微粒子状として説明することができる形態(すなわち、断片化された形態、粉砕された形態、顆粒化された形態、又は粉末化された形態)で使用される。タバコ用材料が細かく分割された形態又は粉末形態で提供される方法は、様々であり得る。好ましくは、植物の部分又は断片は、微粒子化、ミリングなどのための装置及び技術を使用して細分、粉砕又は微粒子化される。最も好ましくは、植物材料は、ハンマーミル、カッターヘッド、エアコントロールミルなどの装置を使用した、粉砕又はミリング中に比較的乾燥している形態である。例えば、タバコの部分又は断片は、その水分含有量が約15重量%未満又は約5重量%未満である場合に粉砕又はミリングされてもよい。最も好ましくは、タバコ用材料は、1.4ミリメートル~250ミクロンの間の平均粒径を有する部分又は断片の形態で使用される。いくつかの例では、タバコの粒子は、必要な粒径範囲を得るためにスクリーンメッシュを通過するようなサイズにすることができる。所望であれば、空気分類装置を使用して、所望のサイズ又はサイズの範囲の小型タバコ粒子を確実に収集することができる。所望であれば、異なるサイズの粒状タバコ片を一緒に混合してもよい。
タバコが細かく分割された形態又は粉末形態で提供される方法は、様々であり得る。好ましくは、タバコの部分又は断片は、微粒子化、ミリングなどのための装置及び技術を使用して粉末タイプの形態に細分、粉砕又は微粒子化される。最も好ましくは、タバコは、ハンマーミル、カッターヘッド、エアコントロールミルなどの装置を使用した、粉砕又はミリング中に比較的乾燥している形態である。例えば、タバコの部分又は断片は、その水分含有量が約15重量%未満~約5重量%未満である場合に粉砕又はミリングされてもよい。例えば、タバコ植物又はその一部は、個々の部分又は断片(例えば、葉を茎から除去することができ、及び/又は茎及び葉を茎から除去することができる)に分離することができる。収穫された植物又は個々の部分若しくは断片は、部分又は断片にさらに細分することができる(例えば、葉は、断片化、切断、細分、微粒子化、ミリング又は粉砕して、充填剤のタイプの断片、顆粒、微粒子又は微粉として特徴付けることができる断片又は部分にすることができる)。植物又はその一部は、外力又は圧力を(例えば、プレス又はロール処理に供されることによって)受けることができる。このような処理条件を実行する場合、植物又はその一部は、その自然の含水量に近い含水量(例えば、収穫直後の水分含量)、植物又はその一部に水分を添加することによって達成される含水量、又は植物又はその一部の乾燥から生じる含水量を有することができる。例えば、植物又はその一部の粉末化、微粒子化、粉砕又はミリングされた断片は、約25重量%未満、しばしば約20重量%未満、頻繁に約15重量%未満の水分含有量を有することができる。
経口製品の調製のために、ニコチアナ種の収穫された植物が硬化プロセスに供されることが典型的である。本明細書に開示される製品に含めるために組成物内に組み込まれるタバコ用材料は、適切に硬化及び/又は熟成されたものである。様々なタイプのタバコのための様々なタイプの硬化プロセスの説明は、Tobacco Production,Chemistry and Technology,Davis et al.(Eds.)(1999)に記載されている。フルキュアドタバコを硬化させるための技術及び条件の例は、Nestor et al.,Beitrage Tabakforsch.Int.,20,467-475(2003)及びPeeleに対する米国特許第6,895,974号明細書に記載されている。これらは、参照により本明細書に組み込まれる。エアーキュアリングタバコの代表的な技術及び条件は、Grovesらによる米国特許第7,650,892号明細書、Roton et al.,Beitrage Tabakforsch.Int.,21,305-320(2005)及びStaaf et al.,Beitrage Tabakforsch.Int.,21,321-330(2005)に記載されており、これらは参照により本明細書に組み込まれる。特定のタイプのタバコは、火力キュアリング又は日干しキュアリングなどの代替のタイプの硬化プロセスを受けることができる。
特定の実施形態では、使用することができるタバコ用材料としては、フルキュアド又はVirginia(例えば、K326)、バーレー、日干しキュアド(例えば、Katerini、Prelip、Komotini、Xanthi及びYambolタバコを含む、Indian Kurnool及びオリエンタルタバコ)、Maryland、ダーク、ダーク火力、ダークエアキュアド(例えば、Madole、Passanda、Cubano、Jatin及びBezukiタバコ)、ライトエアキュアド(例えば、North WisconsinやGalpaoタバコ)、Indianエアキュアド、Red Russian及びRusticaのタバコ、並びに様々な他の希少な又は特殊なタバコ及び前述のタバコのいずれかの様々なブレンドが挙げられる。
タバコ用材料はまた、いわゆる「ブレンド」の形態を有してもよい。例えば、タバコ用材料は、フルキュアド、バーレー(例えば、マラウイのバーレー種タバコ)及びオリエンタルタバコ(例えば、タバコラミナから構成される、若しくはタバコラミナに由来するタバコ、又はタバコラミナとタバコの茎との混合物として)の部分又は断片の混合物を含むことができる。例えば、代表的なブレンドは、乾燥重量ベースで約30~約70部のバーレー種タバコ(例えば、ラミナ、又はラミナと茎)、及び約30~約70部のフルキュアドタバコ(例えば、茎、ラミナ、又はラミナと茎)を組み込むことができる。他の例のタバコブレンドは、約75部のフルキュアドタバコ、約15部のバーレー種タバコ及び約10部のオリエンタルタバコ、又は約65部のフルキュアドタバコ、約25部のバーレー種タバコ及び約10部のオリエンタルタバコ、又は約65部のフルキュアドタバコ、約10部のバーレー種タバコ及び約25部のオリエンタルタバコを乾燥重量を基準として、組み込んでいる。他の例のタバコのブレンドは、乾燥重量基準で約20~約30部のオリエンタルタバコ及び約70~約80部のフルキュアドタバコを組み込む。
本開示で使用されるタバコ用材料は、例えば、発酵、漂白などに供することができる。所望であれば、タバコ用材料は、例えば、照射、低温殺菌、さもなければ制御された熱処理を受けることができる。そのような処理プロセスは、例えば、Muaらに対する米国特許第8,061,362号明細書に詳述されている。これは、参照により本明細書に組み込まれる。特定の実施形態では、タバコ用材料は、水、及びタバコ用材料の加熱時にアスパラギンの反応を阻害してアクリルアミドを形成することができる添加剤(例えば、リジン、グリシン、ヒスチジン、アラニン、メチオニン、システイン、グルタミン酸、アスパラギン酸、プロリン、フェニルアラニン、バリン、アルギニン、二価及び三価カチオンを組み込んだ組成物、アスパラギナーゼ、特定の非還元性糖類、特定の還元剤、フェノール化合物、少なくとも1つの遊離チオール基又は官能基を有する特定の化合物、酸化剤、酸化触媒、天然植物抽出物(例えば、ローズマリー抽出物)及びそれらの組み合わせからなる群から選択される添加剤)で処理することができる。例えば、Chenらに対する米国特許第8,434,496号明細書、第8,944,072号明細書及び第8,991,403号明細書に記載されている処理プロセスの種類を参照されたい。これらは全て参照により本明細書に組み込まれる。特定の実施形態では、この種の処理は、元のタバコ用材料が前述のプロセスで熱にさらされる場合に有用である。
いくつかの実施形態では、タバコ用材料の種類は、最初は他のタバコ用材料よりもある程度色が視覚的に明るくなる(例えば、白色化又は漂白)ように選択される。特定の実施形態では、当技術分野で公知の任意の手段に従って、タバコパルプを白色化することができる。例えば、種々の漂白剤や酸化剤、酸化触媒を用いた種々の漂白方法によって製造された白くされたタバコ用材料を用いることができる。酸化剤の例としては、過酸化物(例えば、過酸化水素)、亜塩素酸塩、塩素酸塩、過塩素酸塩、次亜塩素酸塩、オゾン、アンモニア、過マンガン酸カリウム及びそれらの組み合わせが挙げられる。酸化触媒の例は、二酸化チタン、二酸化マンガン及びそれらの組み合わせである。漂白剤でタバコを処理する方法は、例えば、Daniels,Jr.の米国特許第787,611号明細書、Oelenheinzに対する第1,086,306号明細書、Dellingに対する第1,437,095号明細書、Rosenhochに対する第1,757,477号明細書、Hawkinsonに対する第2,122,421号明細書、Baierに対する第2,148,147号明細書、Baierに対する第2,170,107号明細書、Baierに対する第2,274,649号明細書、Pratsらに対する第2,770,239号明細書、Rosenに対する第3,612,065号明細書、Rosenに対する第3,851,653号明細書、Rosenに対する第3,889,689号明細書、Minamiに対する第3,943,940号明細書、Rosenに対する第3,943,945号明細書、Rainerに対する第4,143,666号明細書、Campbellに対する第4,194,514号明細書、Rainerらに対する第4,366,823号明細書、第4,366,824号明細書及び第4,388,933号明細書、Schmekelらに対する第4,641,667号明細書、Bergerに対する第5,713,376号明細書、Byrd Jr.らに対する第9,339,058号明細書、Beesonらに対する第9,420,825号明細書及びByrd Jr.らに対する第9,950,858号明細書、並びにBjorkholmらに対する米国特許出願公開第2012/0067361号明細書、Crooksに対する第2016/0073686号明細書、Bjorkholmに対する第2017/0020183号明細書及びBjorkholmに対する第2017/0112183号明細書、及びGiolvasに対するPCT出願国際公開第1996/031255号パンフレット及びBjorkholmに対する国際公開第2018/083114号パンフレットに記載されている。これらは、いずれも参照により本明細書に組み込まれる。
いくつかの実施形態では、白色化タバコ用材料は、少なくとも約50%、少なくとも約60%、少なくとも約65%、少なくとも約70%、少なくとも約75%又は少なくとも約80%のISOの明度を有することができる。いくつかの実施形態では、白色化タバコ用材料は、約50%~約90%、約55%~約75%、又は約60%~約70%の範囲のISOの明度を有することができる。ISOの明度は、ISO3688:1999又はISO2470-1:2016に従って測定することができる。
いくつかの実施形態では、白色化タバコ用材料は、非処理のタバコ用材料と比較して色が薄くなっている(例えば、「白色化」)ことを特徴とすることができる。白色は、頻繁に国際照明委員会(CIE)の色度図を参照して定義される。白色化されたタバコ用材料は、特定の実施形態では、色度図において、非処理のタバコ用材料よりも純粋な白色に近いことを特徴とすることができる。
様々な実施形態において、タバコ用材料は、そこからタバコ用材料の可溶性成分を抽出するように処理することができる。本明細書で使用される「タバコ抽出物」は、抽出プロセスにおいてタバコ用材料と接触させる溶媒によって固体のタバコパルプから抽出される、タバコ用材料の単離された成分を指す。タバコ用材料の様々な抽出技術を使用して、タバコ抽出物及びタバコ固体材料を提供することができる。例えば、Beesonらに対する米国特許出願公開第2011/0247640号明細書に記載されている抽出プロセスを参照されたい。これは、参照により本明細書に組み込まれる。タバコの成分を抽出するための他の例示的な技術は、Fioreに対する第4,144,895号明細書、Osborne,Jr.らに対する第4,150,677号明細書、Reidに対する第4,267,847号明細書、Wildmanらに対する第4,289,147号明細書、Brummerらに対する第4,351,346号明細書、Brummerらに対する第4,359,059号明細書、Mullerに対する第4,506,682号明細書、Keritsisに対する第4,589,428号明細書、Sogaらに対する第4,605,016号明細書、Pouloseらに対する第4,716,911号明細書、Niven,Jr.らに対する第4,727,889号明細書、Bernasekらに対する第4,887,618号明細書、Clappらに対する第4,941,484号明細書、Faggらに対する第4,967,771号明細書、Robertsらに対する第4,986,286号明細書、Faggらに対する第5,005,593号明細書、Grubbsらに対する第5,018,540号明細書、Whiteらに対する第5,060,669号明細書、Faggに対する第5,065,775号明細書、Whiteらに対する第5,074,319号明細書、Whiteらに対する第5,099,862号明細書、Whiteらに対する第5,121,757号明細書、Faggに対する第5,131,414号明細書、Munozらに対する第5,131,415号明細書、Faggに対する第5,148,819号明細書、Kramerに対する第5,197,494号明細書、Smithらに対する第5,230,354号明細書、Faggに対する第5,234,008号明細書、Smithに対する第5,243,999号明細書、Raymondらに対する第5,301,694号明細書、Gonzalez-Parraらに対する第5,318,050号明細書、Teagueに対する第5,343,879号明細書、Newtonに対する第5,360,022号明細書、Clappらに対する第5,435,325号明細書、Brinkleyらに対する第5,445,169号明細書、Lauterbachに対する第6,131,584号明細書、Kierulffらに対する第6,298,859号明細書、Muaらに対する第6,772,767号明細書及びThompsonに対する第7,337,782号明細書に記載されているものであり、これらは全て参照により本明細書に組み込まれる。
タバコ用材料の典型的な包含範囲は、タバコ用材料の性質及び種類、並びに最終組成物に対する意図される効果に応じて異なり得、組成物の総重量(例えば、約0.1~約15重量%)に基づいて、最大約30重量%(又は最大約20重量%又は最大約10重量%、又は最大約5重量%)の範囲が例示される。いくつかの実施形態では、本開示の製品は、(有効成分としての精製ニコチン以外)タバコ用材料を完全に含まないか、又は実質的に含まないと特徴付けることができる。例えば、特定の実施形態は、タバコ用材料の1重量%未満、又は0.5重量%未満又は0.1重量%未満、又はタバコ用材料の0重量%を有するものとして特徴付けることができる。
その他の添加剤
他の添加剤を開示された組成物に含めることができる。例えば、組成物は、他の材料又は成分と加工、ブレンド、配合、組み合わせ及び/又は混合することができる。添加剤は、人工的であってもよく、又はハーブ若しくは生物学的供給源から得ることができるか若しくは誘導され得る。添加剤のさらなる種類の例としては、増粘剤又はゲル化剤(例えば、魚ゼラチン)、乳化剤、口腔ケア添加剤(例えば、タイム油、ユーカリ油、及び亜鉛)、防腐剤(例えば、カリウムソルベートなど)、崩壊助剤又はそれらの組み合わせが挙げられる。例えば、それらの代表的な成分、成分の組み合わせ、それらの成分の相対的な量、並びにそれらの成分を使用するための手法及び方法は、Muaらによる米国特許第9,237,769号明細書、Holton,Jr.らによる米国特許第7,861,728号明細書、Gaoらの米国特許出願公開第2010/0291245号明細書及びHolton,Jr.らによる米国特許出願公開第2007/0062549号明細書を参照されたい。その各々が参照により本明細書に組み込まれる。そのような追加の添加剤の典型的な含有範囲は、添加剤の性質及び機能並びに最終組成物に対する意図された効果に応じて変化し得、組成物の総重量に基づいて、最大約10重量%の範囲が例示される(例えば、約0.1~約5重量%又は約0.5%~約1.5%で)。
前述の添加剤は、一緒に(例えば、添加剤配合物として)又は別々に(例えば、個々の添加剤成分は、最終組成物の調製に関与する異なる段階で添加することができる)使用することができる。さらに、前述の種類の添加剤は、最終製品又は組成物に供給されるようにカプセル化されてもよい。例示的なカプセル化された添加剤は、例えば、Atchleyに対する国際公開第2010/132444号パンフレットに記載されており、これは参照により本明細書に以前に組み込まれている。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載の充填剤、タバコ用材料、及び全体的な経口製品のいずれか1つ以上は、微粒子状材料として説明することができる。本明細書で使用される場合、「微粒子」という用語は、複数の個々の粒子の形態の材料を指し、そのいくつかは、複数の粒子の凝集体の形態であってもよく、粒子は、2:1未満、例えば1.5:1未満、例えば約1:1の平均の長さ対幅の比を有する。様々な実施形態において、微粒子状材料の粒子は、実質的に球形又は粒状として説明することができる。
微粒子状物質の粒径は、ふるい分析によって測定することができる。当業者が容易に理解するように、ふるい分析(そうでなければグラデーション試験として知られている)は、微粒子状材料の粒径分布を測定するために使用される方法である。典型的には、ふるい分析は、好ましくはワイヤメッシュ布の形態のスクリーンを含むふるいの入れ子状カラムを含む。予め秤量したサンプルを、カラム内の最上部又は最上部のふるいに導入することができ、これは、最大のふるい開口部又はメッシュサイズ(すなわち、ふるいの最大孔径)を有する。カラム内の下側の各ふるいは、上側のふるいよりも徐々に小さいスクリーン開口部又はメッシュサイズを有する。典型的には、ふるいのカラムの基部には、カラムの底部又は最下部のふるい(最小のスクリーン開口部又はメッシュサイズを有する)のふるい開口部サイズ又はメッシュサイズよりも小さい粒径を有する任意の粒子を回収するためのレシーバー部分がある。
いくつかの実施形態では、ふるいのカラムを機械的撹拌機の上又は中に配置することができる。撹拌機は、カラム内の各ふるいの振動を引き起こす。機械的撹拌機は、全ての粒子が正しいふるいに集められることを確実にするために、所定の期間活性化されてもよい。いくつかの実施形態では、ふるいのカラムを0.5分~10分の期間、例えば1分~10分、例えば1分~5分、例えば約3分間撹拌する。カラム内のふるいの撹拌が完了したら、各ふるい上に集められた物質を秤量する。次いで、各ふるい上に保持された質量のパーセンテージを得るために、各ふるい上の各試料の重量を総重量で除算することができる。当業者であれば容易に理解するように、ふるい分析に使用されるカラムの各ふるいのふるい開口部サイズ又はメッシュサイズは、分析される試料の粒度又は既知の最大/最小粒径に基づいて選択され得る。いくつかの実施形態では、ふるい分析にふるいのカラムを使用することができ、カラムは、2~20個のふるい、例えば5~15個のふるいを含む。いくつかの実施形態では、ふるい分析にふるいのカラムを使用することができ、カラムは10個のふるいを含む。いくつかの実施形態では、ふるい分析に使用されるふるいの最大ふるい開口部又はメッシュサイズは、1000μm、例えば500μm、例えば400μm、例えば300μmであり得る。
いくつかの実施形態では、本明細書で言及される任意の微粒子状材料(例えば、充填剤成分、タバコ用材料、及び経口製品全体)は、約1000μm以下、例えば約500μm以下、例えば約400μm以下、例えば約350μm以下、例えば約300μm以下のふるい分析によって測定される粒径を有する粒子を少なくとも50重量%有すると特徴付けることができる。いくつかの実施形態では、本明細書で言及される任意の微粒子状材料の粒子の少なくとも60重量%では、ふるい分析によって測定した場合、約1000μm以下、例えば約500μm以下、例えば約400μm以下、例えば約350μm以下、例えば約300μm以下の粒径を有する。いくつかの実施形態では、本明細書で言及される任意の微粒子状材料の粒子の少なくとも70重量%では、ふるい分析によって測定した場合、約1000μm以下、例えば約500μm以下、例えば約400μm以下、例えば約350μm以下、例えば約300μm以下の粒径を有する。いくつかの実施形態では、本明細書で言及される任意の微粒子状材料の粒子の少なくとも80重量%では、ふるい分析によって測定した場合、約1000μm以下、例えば約500μm以下、例えば約400μm以下、例えば約350μm以下、例えば約300μm以下の粒径を有する。いくつかの実施形態では、本明細書で言及される任意の微粒子状材料の粒子の少なくとも90重量%では、ふるい分析によって測定した場合、約1000μm以下、例えば約500μm以下、例えば約400μm以下、例えば約350μm以下、例えば約300μm以下の粒径を有する。いくつかの実施形態では、本明細書で言及される任意の微粒子状材料の粒子の少なくとも95重量%では、ふるい分析によって測定した場合、約1000μm以下、例えば約500μm以下、例えば約400μm以下、例えば約350μm以下、例えば約300μm以下の粒径を有する。いくつかの実施形態では、本明細書で言及される任意の微粒子状材料の粒子の少なくとも99重量%では、ふるい分析によって測定した場合、約1000μm以下、例えば約500μm以下、例えば約400μm以下、例えば約350μm以下、例えば約300μm以下の粒径を有する。いくつかの実施形態では、本明細書で言及される任意の微粒子状材料の粒子の約100重量%では、ふるい分析によって測定した場合、約1000μm以下、例えば約500μm以下、例えば約400μm以下、例えば約350μm以下、例えば約300μm以下の粒径を有する。
いくつかの実施形態では、本明細書で言及される任意の粒子状材料の粒子の少なくとも50重量%、例えば少なくとも60重量%、例えば少なくとも70重量%、例えば少なくとも80重量%、例えば少なくとも90重量%、例えば少なくとも95重量%、例えば少なくとも99重量%が、ふるい分析によって測定した場合、約0.01μm~約1000μm、例えば約0.05μm~約750μm、例えば約0.1μm~約500μm、例えば約0.25μm~約500μmの粒径を有する。いくつかの実施形態では、本明細書で言及される任意の粒子状材料の粒子の少なくとも50重量%、例えば少なくとも60重量%、例えば少なくとも70重量%、例えば少なくとも80重量%、例えば少なくとも90重量%、例えば少なくとも95重量%、例えば少なくとも99重量%が、ふるい分析によって測定した場合、約10μm~約400μm、例えば約50μm~約350μm、例えば約100μm~約350μm、例えば約200μm~約300μmの粒径を有する。
組成物の調製
組成物の様々な成分を組み合わせる方法は、様々であり得る。特定の実施形態では、典型的には充填剤成分を含む乾燥成分の様々な組み合わせをブレンドしてドライミックスを形成する。その後、典型的には複数の工程で、残りの液体成分をドライミックスに添加して最終的な製品の混合物を調製する。特定の実施形態では、有効成分(例えば、ニコチン)を湿潤剤(例えば、プロピレングリコール又はオリーブ油)と混合して、充填剤を含有するドライミックスなどの組成物の残りの部分に添加する前にプレミックスを形成する。ニコチンなどの特定の有効成分と湿潤剤との混合物を使用することで、得られた製品の経口使用に関連する口又は喉の刺激を低減することができる。1つ以上のカプセルが組成物に含まれる場合、最終的なパッケージング(例えば、パウチ)の直前又は組成物をパウチに入れた後(ただしパウチシールの前)に、ドライミックスに添加するか、又は製品組成物に添加するなど、様々な段階でカプセルを添加することができる。
特定の実施形態において、製品の混合効率及び/又は均一性は、液体成分(例えば、水溶液又は分散液)をドライミックスに添加するための工程において複数の連続的な添加工程を使用することによって、高めることができる。液体成分を複数の添加工程に分離することにより、より少量の各液体組成物が乾燥成分と密接に混合され、混合特性を改善することができる。特定の実施形態では、約50~約100℃の間、例えば約55~約80℃又は約60~約70℃などの高温での水性組成物の使用によって、改善された混合効率及び/又は製品の均一性をもたらすこともできる。
いくつかの実施形態では、本方法で使用される水性組成物は、室温以下、例えば約10~約25℃の間、例えば約20~約25℃(室温)に維持される。驚くべきことに、特定の実施形態では、混合中により低い水性組成物の温度を使用することは、製品の均一性又は混合効率の著しい損失を引き起こさず、特に室温水が使用される場合、全体的な工程のコストを低減することができる。
またさらに、特定の実施形態では、特に、有効成分及び/又は香味剤が添加された後に、製品に使用される水の総量の大部分が最後の水添加工程で添加される。このタイプの工程は、上記のように、より低温の水での使用に特によく適している。驚くべきことに、全ての、又は実質的に全ての他の成分を添加した後に、総量の大部分の水を適用することは、製品の均一性又は混合効率の著しい損失を引き起こさず、望ましくない水の使用の増加又は処理効率の損失をもたらし得る、別個のすすぎ工程を必要とせずに、混合システム内のパイプから残留有効成分及び/又は香味剤を除去する追加の利点を得ることができる。特定の実施形態では、最後の水添加工程で添加される水の量は、製品混合物の総含水量の少なくとも約50重量%(例えば、少なくとも約60%又は少なくとも約65%又は少なくとも約70%又は少なくとも約75%又は少なくとも約80%又は少なくとも約85%又は少なくとも約90%)である。
組成物の様々な成分は、当技術分野で公知の任意の混合技術又は装置を使用して、一緒に接触させる、組み合わせる、又は混合することができる。インペラ又は撹拌可能な他の構造を特徴とする混合用装置など、混合物の成分を密に接触させる任意の混合方法を使用することができる。混合装置の例としては、ケーシングドラム、コンディショニングシリンダ又はドラム、液体噴霧装置、円錐型ブレンダー、リボンブレンダー、Littleford Day,Inc.からFKM130、FKM600、FKM1200、FKM2000及びFKM3000として入手可能なミキサー、Plough Shareタイプのミキサーシリンダ、Hobartミキサーなどが挙げられる。例えば、Solomonらによる米国特許第4,148,325号明細書、Korteらによる米国特許第6,510,855号明細書及びWilliamsの米国特許第6,834,654号明細書、Ridgwayらの米国特許第4,725,440号明細書及びBolderらの米国特許第6,077,524号明細書に記載されている方法の種類を参照されたい。これらの各々は参照により本明細書に組み込まれる。
ニコチンなどの特定の有効成分は、安全性及び取り扱いの課題を提示する。したがって、本開示は、有効成分の取り扱いに費やされる時間を短縮する投与システムを含む。投与システム20の実施形態を図3に示す。図示のように、システムは、有効成分用の貯蔵タンク22を含み、貯蔵タンクは、投与タンク30と流体連通している。特定の実施形態では、貯蔵タンク22はまた、窒素などの不活性ガスを収容する不活性ガス容器26と流体連通することができ、これにより、貯蔵タンク22に貯蔵された有効成分の上のヘッドスペースに、不活性ガスブランケット24を生成することができる。
ポンプ28は、貯蔵タンク22から投与タンク30に液体の有効成分を輸送するために使用される。1つ以上の追加の貯蔵タンクは、好適には、香味剤用の貯蔵タンク32及び湿潤剤用の貯蔵タンク34などの投与タンク30と流体連通している。このようにして、組成物の追加の成分を投与タンク30内の有効成分と予混合することができる。投与タンク30から、有効成分(任意選択で追加の成分と予混合される)は、上述のようなドライミックスなどの所望の組成物の追加の成分を含有する1つ以上の混合タンク36に輸送することができる。
経口用の構成
経口での使用のために構成された製品が本明細書で提供される。本明細書で使用される「経口での使用のために構成される」という用語は、使用中に、使用者の口の中の唾液が、組成物の成分の1つ以上(例えば、香味剤及び/又はニコチン)を使用者の口の中に通過させるような形態で製品が提供されることを意味する。特定の実施形態では、製品は、使用者の口の粘膜を通して成分を使用者に送達するように適合され、場合によっては、前記成分は、製品が使用されるときに口の粘膜を通して吸収され得る有効成分(例えば、ニコチンを含むが、これに限定されない)である。
本明細書に記載の経口での使用のために構成された製品は、ゲル、トローチ、ガム、ロゼンジ、粉末、及びパウチを含む様々な形態をとることができる。ゲルは、軟質又は硬質であり得る。経口での使用のために構成された特定の製品は、トローチの形態である。本明細書で使用される場合、「トローチ」という用語は、最終製品が幾分硬化した固体ゲルになるように、液体又はゲル組成物を凝固させることによって作製された溶解性経口製品を指す。ゲルの剛性は非常に可変的である。本開示の特定の製品は、固体の形態である。特定の製品は、例えば、クリスピー、顆粒状、噛み応えのある、シロップ状、ペースト状、ふわふわした、滑らかな、及び/又はクリーム状の特徴のうちの1つ以上を示すことができる。特定の実施形態では、所望の食感の特性は、接着性、凝集性、密度、乾燥、破砕性、粒状性、ゴム性、硬度、重さ、吸湿性、水分放出、口部のコーティング、粗さ、滑り、平滑性、粘度、湿潤性、及びそれらの組み合わせからなる群から選択することができる。
本開示の組成物を含む製品は溶解可能であり得る。本明細書で使用される場合、「溶解する」、「溶解すること」及び「溶解可能」という用語は、口腔内の水分と相互作用して溶液に入り、それによって製品の緩やかな消費を引き起こす水溶性成分を有する組成物を指す。一態様によれば、溶解性製品は、完全に溶解するまで所与の期間、使用者の口の中で持続することができる。溶解速度は、約1分以下から約60分までの広範囲にわたって変化し得る。例えば、速放性組成物は、典型的には、約2分以下、しばしば約1分以下(例えば、約50秒以下、約40秒以下、約30秒以下、又は約20秒以下)で活性物質を溶解及び/又は放出する。溶解は、融解、機械的破壊(例えば、咀嚼)、酵素的若しくは他の化学的分解などの任意の手段によって、又は組成物の成分間の相互作用の破壊によって起こり得る。いくつかの実施形態では、製品は、例えば、Cantrellらに対する米国特許出願公開第2012/0037175号明細書で論考されているように融解可能であり得る。他の実施形態では、製品は、製品が使用者の口の中に存在する間に溶解しない。
一実施形態において、本開示の組成物を含む製品は、透湿性容器(例えば、透水性パウチ)内に配置される組成物の形態である。透水性パウチ形式のこのような組成物は、典型的には、組成物を含む1つのパウチをヒトである対象/使用者の口の中に置くことによって使用される。一般に、パウチは、湿った嗅ぎタバコが一般に使用されるのと同様に、使用者の口腔のどこか、例えば唇の下に配置される。パウチは、好ましくは、咀嚼又は嚥下されない。次いで、唾液へ曝されることにより、その中の組成物の成分の一部(例えば、香味剤及び/又はニコチン)が、例えば透水性パウチを通過し、使用者に風味及び満足感をもたらし、使用者は組成物のいかなる部分も吐出さなくてよい。使用/堪能の約10分~約60分、典型的には約15分~約45分後、相当の量の組成物がヒトである対象によって(歯肉又は口腔内吸収のいずれかを介して)吸収され、廃棄のためにパウチをヒト対象の口から取り外すことができる。
したがって、特定の実施形態では、本明細書に開示される組成物及び上記の任意の他の成分は、経口での使用のために構成されたパウチ製品を提供するために、組成物の使用のための容器として機能する透湿性パケット又はパウチ内で組み合わされる。本開示の特定の実施形態は、添付の図面の図1を参照して説明され、これらの説明された実施形態は、外側パウチを有し、本明細書に記載の組成物を含有する、スヌース型の製品を含む。以下により詳細に説明するように、そのような実施形態は、例としてのみ提供され、本開示のパウチ製品は、他の形態の組成物を含むことができる。
図1に示す実施形態における、容器パウチ12などのそのようなパケット又はパウチの組成/構造は、様々であり得る。図1を参照すると、パウチ製品10の第1の実施形態が示されている。パウチ製品10は、本明細書に記載の組成物14を含むパウチ12の形態の透湿性容器を含む。パウチ製品10は、任意選択で、組成物14内に分散された1つ以上のカプセル16を含み、カプセルは、より詳細に以下に記載されるような添加剤(例えば、香味剤)を含有する。
無煙タバコ製品の製造に使用されるタイプの適切なパケット、パウチ又は容器は、商品名CatchDry、Ettan、General、Granit、Goteborgs Rape、Grovsnus White、Metropol Kaktus、Mocca Anis、Mocca Mint、Mocca Wintergreen、Kicks、Probe、Prince、Skruf及びTreAnkrareで入手可能である。組成物は、従来のスヌース型の製品の製造に使用される種類の構成要素の様式で、またそれを使用して、パウチに収容され包装されてもよい。パウチは、ティーバッグの構築に使用されるメッシュ状タイプの材料と特徴が類似していると考えられ得るタイプの液体透過性の容器を備える。組成物の成分は、パウチを通って使用者の口の中に容易に拡散する。
適切なタイプのパウチの非限定的な例は、例えば、Kjerstadに対する米国特許第5,167,244号明細書及びSebastianらに対する第8,931,493号明細書、Sebastianらによる米国特許出願公開第2016/0000140号明細書、Sebastianらに対する第2016/0073689号明細書、Chapmanらに対する第2016/0157515号明細書及びSebastianらに対する第2016/0192703号明細書に記載されている。これらは、それぞれ参照により本明細書に組み込まれる。パウチは、個々のパウチとして設けることができ、又は単一のパウチ又は個々の部分を、使用のために、パウチのワンピースのストランド又は母材から、容易に取り外すことができるように、複数のパウチ(例えば、2、4、5、10、12、15、20、25又は30個のパウチ)を互いに接続又は連結することができる(例えば、エンドツーエンドの方法で)。
例示的なパウチは、使用者による使用中にパウチが制御された分散又は溶解を経るような方法で、材料から製造することができる。そのようなパウチ材料は、メッシュ、スクリーン、穿孔紙、浸透性の布などの形態を有し得る。例えば、メッシュ状の形態のライスペーパー又は穿孔のあるライスペーパーから製造されたパウチ材料は、使用者の口の中で溶解し得る。結果として、パウチ及び組成物はそれぞれ、通常の使用条件の間に使用者の口内で完全に分散することができ、したがって、パウチ及び組成物の両方が使用者によって摂取又は吸収され得る。パウチ材料の他の例は、水分散性フィルム形成材料(例えば、アルジネート、カルボキシメチルセルロース、キサンタンガム、プルランなどの結合剤)、並びに粉砕セルロース(例えば、微粒子サイズの木材パルプ)などの材料と組み合わせた材料を使用して製造することができる。好ましいパウチ材料は、水分散性又は溶解性であるが、通常の使用条件下で、パウチがその物理的完全性を失う前に、かなりの量の組成物内容物がパウチ材料を透過するように、設計及び製造されてもよい。所望であれば、香味成分、崩壊助剤、及び他の所望の成分は、パウチ材料の中に組み込まれてもよく、又はパウチ材料に適用されてもよい。
各製品ユニット、例えばパウチ内に含まれる材料の量は異なり得る。いくつかの実施形態では、各パウチ内の組成物の重量は、少なくとも約50mg、例えば、約50mg~約1g、約100~800約mg、又は約200~約700mgである。いくつかのより小規模の実施形態では、各パウチ内の組成物の重量は、約100~約300mgであり得る。より大規模な実施形態では、各パウチ内の材料の重量は、約300mg~約700mgであってもよい。
必要に応じて、各パウチ内に他の成分を収容することができる。例えば、少なくとも1つの香味付けされた水分散性又は水溶性材料(例えば、新鮮な食用フィルムタイプの材料)のストリップ、ピース又はシートは、少なくとも1つのカプセルと共に又はカプセルなしで、各パウチ内に配置されてもよい。そのようなストリップ又はシートは、パウチ内に容易に組み込ませるために、折り畳まれても、しわを寄らせてもよい。例えば、Scottらに対する米国特許第6,887,307号明細書、及びLeungらに対する米国特許第6,923,981号明細書及びThe EFSA Journal(2004)85,1-32に記載される材料及び技術の種類を参照されたい。これらは参照により本明細書に組み込まれる。
上記のように、いくつかの実施形態では、上記のいずれかの種類の組成物成分をカプセル化の形態で(例えば、マイクロカプセルを含むカプセルの形態で)追加することができ、カプセル化の形態は、内側領域を画定し、内側領域を製品組成物の残りの部分から恒久的又は一時的に隔離する壁又はバリア構造を含む。内側領域は、味、口当たり、湿気、冷たさ/熱さ、及び/又は芳香などの製品の1つ以上の官能特性を増強するように適合された、又は酸化防止剤若しくは免疫系増強機能の追加などの追加の機能的性質を製品に追加するように適合された、添加剤のペイロードを含む。例えば、Muaらに対する米国特許出願公開第2009/0025738号明細書の主題を参照されたい。これは、参照により本明細書に組み込まれる。
カプセルの使用は、製品の1つ以上の他の成分から添加剤を物理的にある程度分離又は隔離する。そのような分離の機能的利点は様々であり得るが、典型的には、通常の貯蔵及び/又は使用の条件下で添加剤と製品の他の成分との間の化学的相互作用を最小化又は排除することを含む。したがって、特定の添加剤の分離は、得られた製品の貯蔵安定性を高め、及び/又は製品の望ましい官能特性を維持することができる。
カプセルの外側シェルは、ペイロード(すなわち、添加剤)と製品の組成物の残りの部分との間の障壁として機能する。カプセルのコア領域中の添加剤は、特定の製品使用条件下で放出される。例えば、外側シェルは、製品に関連するトリガ状態に応答して、何らかの種類の物理的破壊、破損、又は他の物理的完全性の喪失(例えば、崩壊、軟化、破砕、圧力の適用などによって)を受ける可能性がある。そのような添加剤の放出は、製品の風味又は他の官能特性を変化又は増強し、使用者が製品を堪能することができる期間を延長し、又は他の機能的利点をもたらすことができる。添加剤の放出に関連するトリガ条件は様々であり得、例えば、製品の温度若しくはpHの変化、消化酵素との接触、又は例えば製品使用者の咀嚼行動によって引き起こされる物理的破裂若しくは破損を含み得る。
いくつかの実施形態では、カプセルと使用者の口の高温(例えば、使用者の唾液)との接触は、カプセルを軟化させ、その物理的完全性を失わせ、添加剤を使用者の口の中に放出させることができる(例えば、約37℃以上の温度で)。いくつかの実施形態では、カプセルは、pHの変化に応答して添加剤を放出するように構成され、例えば、カプセルのpHが使用者の口に典型的なpH(例えば、約5.6から7.9)又はそれに近い(例えば、もっと高い)ときに添加剤を放出するように構成されたカプセルである。またさらに、特定の実施形態では、カプセルは、使用者の口にて通常見られる消化酵素(例えば、アミラーゼ)に応答して添加剤を放出するように構成される。
カプセルは、サイズ、重量、及び形状が均一であっても変化してもよく、カプセルのそのような特性は、製品の所望の特性に依存する。カプセルは、概ね球形、直線形、長円形、楕円形、又は卵形を含む様々な形状であってもよい。カプセルのサイズは様々であり得、約0.5~約5mmなどの直径範囲、並びに約100ミクロン未満の直径などのマイクロカプセルサイズの範囲、例えば約1~約40ミクロン、又は約1ミクロン~約20ミクロンの範囲の直径を含む。製品内のカプセルの総重量は様々であり得るが、典型的には約10mg~約200mg、例えば約20mg~約50mgである。
各製品で利用されるカプセルの数は、カプセルのサイズ、ペイロード中の添加剤の特徴又は性質、製品の所望の属性などの要因に応じて変化し得る。カプセルの数は、典型的には1~約500、より典型的には約5~約100の範囲である。
カプセルを形成するために使用される外壁又はシェルの材料は異なり得る。壁又はシェルの材料として典型的に使用される材料の種類には、タンパク質、多糖類、デンプン、ワックス、脂肪、天然及び合成ポリマー、並びに樹脂が含まれる。材料の例としては、ゼラチン、天然ガム、ポリ酢酸ビニル、カリウム又はナトリウムアルジネート、カラギーナン、デキストリン、ポリビニルアルコール、ポビドン、ジメチルポリシロキサン、パラフィンワックス、シェラック、セルロース誘導体(例えば、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、メチルセルロース、メチルエチルセルロース)、マイクロクリスタリンワックス、テルペン樹脂、トラガカント、ポリエチレン及びポリエチレングリコールが挙げられる。
特定の実施形態では、カプセルは、耐水性を高めるように適合されたコーティングなどの追加の外側コーティングを外側シェルにおいて含むことができる。例示的なコーティング材料には、セルロース誘導体(例えば、HPMC)、ポリビニルアルコール、及びアクリレート又はメタクリレートポリマーなどの様々なポリマー材料が含まれる。
本明細書に記載のパウチ製品は、任意の適切な内側包装材料及び/又は外側容器の内部に包装することができる。例えば、Hensonらに対する米国特許第7,014,039号明細書、Kutschらに対する第7,537,110号明細書、Kutschらに対する第7,584,843号明細書、Gelardiらに対する第8,397,945号明細書、Thiellierに対するD592,956、Patelらに対するD594,154及びBaileyらに対するD625,178、Robinsonらに対する米国特許出願公開第2008/0173317号明細書、Clarkらに対する第2009/0014343号明細書、Bjorkholmに対する第2009/0014450号明細書、Bellamahらに対する第2009/0250360号明細書、Gelardiらに対する第2009/0266837号明細書、Gelardiに対する第2009/0223989号明細書、Thiellierに対する2009/0230003号明細書、Gelardiに対する第2010/0084424号明細書及びBaileyらに対する第2010/0133140号明細書、Baileyらに対する第2010/0264157号明細書、及びBaileyらに対する第2011/0168712号明細書に記載されている無煙タイプの製品用の様々なタイプの容器も参照されたい。これらは、参照により本明細書に組み込まれる。
本発明の多くの修正及び他の実施形態は、前述の説明に提示された教示の恩恵を受けて、本発明が関係する当業者に思い浮かぶ。したがって、本発明は本明細書に開示された特定の実施形態に限定されるべきではなく、修正形態及び他の実施形態が添付の特許請求の範囲に含まれることが意図されていることを理解されたい。本明細書では特定の用語が使用されているが、それらは一般的及び説明的な意味でのみ使用されており、限定の目的では使用されていない。
実験
本発明の態様は、本発明の特定の態様を説明するために記載され、その限定として解釈されるべきではない以下の実施例によってより完全に近く説明される。
[実施例1]
以下の表1に示される成分を含む経口組成物を調製する。実際の成分の百分率は、所望の最終的な製品に応じて変えることができる。
Figure 2023506123000002
組成物は、以下の方法を使用して調製される。
1.MCC、ナトリウムアルジネート、及び塩化ナトリウムをパドルブレンダーに入れ、ブレンドしてドライミックスを形成する。
2.別の容器で、ナトリウムバイカーボネートをレシピで使用される水全体(例えば、約65℃の高温の水)の半分程度と混合する。ナトリウムバイカーボネートが完全に溶解して水溶液が形成されるまで混合物を撹拌する。
3.次いで、ナトリウムバイカーボネート溶液を圧力容器からブレンダー内のドライミックスに噴霧し、得られた混合物を約5分間ブレンドする。
4.別の容器で、キシリトール、pH調整剤としての塩化アンモニウム、防腐剤としてのカリウムソルベート、及び人工甘味料(例えば、スクラロース又はアセスルファムK)を残りの水の約2/3(例えば、約65℃の高温の水)と混合し、溶解するまで撹拌して水溶液を形成する。
5.別の容器で、香味剤、プロピレングリコール、及びニコチンを一緒に混合し、次いで工程4の溶液に添加する。
6.次いで、工程5の混合物を、圧力容器から、ブレンダー内の工程3で得た混合物に噴霧し、得られた混合物を約10分間ブレンドする。
7.別の容器で、キシリトール、pH調整剤としての塩化アンモニウム、防腐剤としてのカリウムソルベート及び人工甘味料(例えば、スクラロース又はアセスルファムK)を、残りの1/3の水(例えば、約65℃の高温の水)と混合し、溶解するまで撹拌して水溶液を形成する。
8.次いで、工程7の混合物を、圧力容器から、ブレンダー内の工程6で得た混合物に噴霧し、得られた混合物を約10分間ブレンドする。
9.次いで、得られた混合物をブレンダーから取り出し、将来のパウチのために貯蔵容器に入れる。
[実施例2]
以下の表2に示される成分を含む経口組成物を調製する。実際の成分の百分率は、所望の最終的な製品に応じて変えることができる。
Figure 2023506123000003
組成物は、以下の方法を使用して調製される。
1.MCC、ナトリウムアルジネート、漂白タバコ及び塩化ナトリウムをパドルブレンダーに入れ、ブレンドしてドライミックス
2.別の容器で、ナトリウムバイカーボネートをレシピで使用される水全体(例えば、約65℃の高温の水)の半分程度と混合する。ナトリウムバイカーボネートが完全に溶解して水溶液が形成されるまで混合物を撹拌する。
3.次いで、ナトリウムバイカーボネート溶液を圧力容器からブレンダー内のドライミックスに噴霧し、得られた混合物を約5分間ブレンドする。
4.別の容器で、キシリトール、pH調整剤としての塩化アンモニウム、防腐剤としてのカリウムソルベート、及び人工甘味料(例えば、スクラロース又はアセスルファムK)を残りの水の約2/3(例えば、約65℃の高温の水)と混合し、溶解するまで撹拌して水溶液を形成する。
5.香味剤及びニコチンを工程4の溶液に添加する。
6.次いで、工程5の混合物を、圧力容器から、ブレンダー内の工程3で得た混合物に噴霧し、得られた混合物を約10分間ブレンドする。
7.別の容器で、キシリトール、pH調整剤としての塩化アンモニウム、防腐剤としてのカリウムソルベート及び人工甘味料(例えば、スクラロース又はアセスルファムK)を、残りの1/3の水(例えば、約65℃の高温の水)と混合し、溶解するまで撹拌して水溶液を形成する。
8.次いで、工程7の混合物を、圧力容器から、ブレンダー内の工程6で得た混合物に噴霧し、得られた混合物を約10分間ブレンドする。
9.次いで、得られた混合物をブレンダーから取り出し、将来のパウチのために貯蔵容器に入れる。
[実施例3]
以下の表3に示される成分を含む経口組成物を調製する。実際の成分の百分率は、所望の最終的な製品に応じて変えることができる。
Figure 2023506123000004
組成物は、以下の方法を使用して調製される。
1.MCC、ナトリウムアルジネート、漂白タバコ、グアーガム及び塩化ナトリウムをパドルブレンダーに入れ、ブレンドしてドライミックスを形成する。
2.別の容器で、ナトリウムバイカーボネートをレシピで使用される水全体(例えば、約65℃の高温の水)の半分程度と混合する。ナトリウムバイカーボネートが完全に溶解して水溶液が形成されるまで混合物を撹拌する。
3.次いで、ナトリウムバイカーボネート溶液を圧力容器からブレンダー内のドライミックスに噴霧し、得られた混合物を約5分間ブレンドする。
4.別の容器で、キシリトール、pH調整剤としての塩化アンモニウム、防腐剤としてのカリウムソルベート及び人工甘味料(例えば、スクラロース又はアセスルファムK)を、残りの水(例えば、約65℃の高温の水)と混合し、溶解するまで撹拌して水溶液を形成する。
5.香味剤及びニコチンを工程4の溶液に添加する。
6.次いで、工程5の混合物を、圧力容器から、ブレンダー内の工程3で得た混合物に噴霧し、得られた混合物を約10分間ブレンドする。
7.次いで、得られた混合物をブレンダーから取り出し、将来のパウチのために貯蔵容器に入れる。
[実施例4]
以下の表4に示される成分を含む経口組成物を調製する。実際の成分の百分率は、所望の最終的な製品に応じて変えることができる。
Figure 2023506123000005
組成物は、以下の方法を使用して調製される。
1.MCC、漂白タバコ、グアーガム、人工甘味料(例えば、スクラロース又はアセスルファムK)、ナトリウムバイカーボネート、カリウムソルベート、及び塩化ナトリウムをパドルブレンダーに入れ、ブレンドしてドライミックスを形成する。
2.別の容器で、ナトリウムアルジネートを水(例えば、約65℃の高温の水)と混合する。ナトリウムアルジネートが完全に溶解して水溶液が形成されるまで混合物を撹拌する。次いで、キシリトールを添加し、溶解するまで混合する。
3.次いで、工程2で得た溶液を圧力容器からブレンダー内のドライミックスに噴霧し、得られた混合物を約5分間ブレンドする。
4.別の容器で、香味剤とニコチンを混合する。
5.次いで、工程4の混合物を、圧力容器から、ブレンダー内の工程3で得た混合物に噴霧し、得られた混合物を約10分間ブレンドする。
6.次いで、得られた混合物をブレンダーから取り出し、将来のパウチのために貯蔵容器に入れる。
[実施例5]
実施例1に記載される成分を含む経口組成物は、以下の方法を使用して調製される。
1.MCC、塩化ナトリウム、キシリトール、ナトリウムアルジネート、ナトリウムバイカーボネート、人工甘味料及びカリウムソルベートをパドルブレンダーに入れ、ブレンドしてドライミックスを形成する。
2.ニコチン溶液をプロピレングリコールと混合し、次いで、ブレンダー内のドライミックスに圧力容器から噴霧し、得られた混合物を約5分間ブレンドする。
3.次いで、ブレンダー内の混合物に圧力容器から香味剤を噴霧し、得られた混合物を約5分間ブレンドする。
4.次いで、組成物に使用される全ての水を、圧力容器からブレンダー内の混合物に噴霧し、得られた混合物を約10分間ブレンドする。水は加熱されず、典型的には室温以下である。
5.次いで、得られた混合物をブレンダーから取り出し、将来のパウチのために貯蔵容器に入れる。
[実施例6]
実施例2に記載される成分を含む経口組成物は、以下の方法を使用して調製される。
1.MCC、塩化ナトリウム、キシリトール、漂白タバコ、ナトリウムアルジネート、ナトリウムバイカーボネート、人工甘味料及びカリウムソルベートをパドルブレンダーに入れ、ブレンドしてドライミックスを形成する。
2.次いで、ニコチン溶液を圧力容器からブレンダー内のドライミックスに噴霧し、得られた混合物を約5分間ブレンドする。
3.次いで、ブレンダー内の混合物に圧力容器から香味剤を噴霧し、得られた混合物を約5分間ブレンドする。
4.次いで、組成物に使用される残り全ての水を、圧力容器からブレンダー内の混合物に噴霧し、得られた混合物を約10分間ブレンドする。水は加熱されず、典型的には室温以下である。
5.次いで、得られた混合物をブレンダーから取り出し、将来のパウチのために貯蔵容器に入れる。
[実施例7]
実施例3に記載される成分を含む経口組成物は、以下の方法を使用して調製される。
1.MCC、塩化ナトリウム、キシリトール、グアーガム、漂白タバコ、ナトリウムアルジネート、ナトリウムバイカーボネート、人工甘味料及びカリウムソルベートをパドルブレンダーに入れ、ブレンドしてドライミックスを形成する。
2.次いで、ニコチン溶液を圧力容器からブレンダー内のドライミックスに噴霧し、得られた混合物を約5分間ブレンドする。
3.次いで、ブレンダー内の混合物に圧力容器から香味剤を噴霧し、得られた混合物を約5分間ブレンドする。
4.次いで、組成物に使用される残り全ての水を、圧力容器からブレンダー内の混合物に噴霧し、得られた混合物を約10分間ブレンドする。水は加熱されず、典型的には室温以下である。
5.次いで、得られた混合物をブレンダーから取り出し、将来のパウチのために貯蔵容器に入れる。
[実施例8]
実施例4に記載される成分を含む経口組成物は、以下の方法を使用して調製される。
1.MCC、塩化ナトリウム、キシリトール、グアーガム、漂白タバコ、ナトリウムアルジネート、ナトリウムバイカーボネート、人工甘味料及びカリウムソルベートをパドルブレンダーに入れ、ブレンドしてドライミックスを形成する。
2.ニコチン溶液をプロピレングリコールと混合し、次いで、ブレンダー内のドライミックスに圧力容器から噴霧し、得られた混合物を約5分間ブレンドする。
3.次いで、ブレンダー内の混合物に圧力容器から香味剤を噴霧し、得られた混合物を約5分間ブレンドする。
4.次いで、組成物に使用される残り全ての水を、圧力容器からブレンダー内の混合物に噴霧し、得られた混合物を約10分間ブレンドする。水は加熱されず、典型的には室温以下である。
5.次いで、得られた混合物をブレンダーから取り出し、将来のパウチのために貯蔵容器に入れる。
[実施例9]刺激性の低減
同じ量の微結晶性セルロース、塩化ナトリウム、アルジネート、及びアセスルファムKを含むパウチ製品サンプルを作製した。この同じベース配合物を使用して、3セットのサンプルを調製した。(1)4mgのニコチン及び4mgのプロピレングリコール(PG)を添加したパウチ、(2)4mgのニコチン及び4mgのオリーブ油を添加したパウチ及び(3)4mgのニコチンのみを添加したパウチ(プロピレングリコール又はオリーブ油なし)を含む。
官能評価は、最も刺激性の高いサンプル及び最も刺激性の低いサンプルを選択するようにパネリストに要求することによって行った。収集したデータを使用して、図2に示すデータを生成した。傾向線は、プロピレングリコール又はオリーブ油のいずれかを含有する試料の刺激レベルが低いことを示している。

Claims (22)

  1. 経口製品を調製する方法であって、
    充填剤と塩とを組み合わせてドライミックスを形成することであって、前記ドライミックスが、任意選択で、アルジネート、漂白タバコ、甘味料、カーボネート塩及び天然ガムのうちの1つ以上をさらに含む、ドライミックスを形成すること;
    香味剤若しくは有効成分又は香味剤および有効成分の両方の水溶液を形成することであって、前記溶液は、任意選択で、pH調整剤、防腐剤、湿潤剤、及び甘味料の1つ以上をさらに含む、水溶液を形成すること;
    前記水溶液を前記ドライミックスに添加して混合物を形成すること;及び
    前記混合物をパウチ内に収容すること
    を含む、方法。
  2. 糖アルコール、pH調整剤及び任意選択の防腐剤の第2の水溶液を形成すること;及び前記混合物をパウチ内に収容する前に、前記第2の溶液を当該混合物に添加することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  3. ドライミックスがアルジネートを含まず、前記ドライミックスにアルジネート及び糖アルコールの水溶液を添加することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  4. ドライミックスがカーボネート塩を含まず、カーボネート塩の水溶液を前記ドライミックスに添加することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  5. 充填剤、アルジネート及び塩を組み合わせてドライミックスを形成すること;
    カーボネート塩の水溶液を前記ドライミックスに添加すること;
    香味剤及び有効成分の両方の水溶液を形成することであって、前記溶液が、さらに、糖アルコール、pH調整剤、防腐剤、湿潤剤及び甘味料を含む、水溶液を形成すること;
    前記水溶液を前記ドライミックスに添加して混合物を形成すること;
    糖アルコール、pH調整剤、甘味料及び任意選択の防腐剤の第2の水溶液を形成すること;及び前記第2の水溶液を前記混合物に添加して、第2の混合物を形成すること;並びに
    前記第2の混合物をパウチ内に収容すること
    を含む、請求項1に記載の方法。
  6. 充填剤、アルジネート、漂白タバコ及び塩を組み合わせてドライミックスを形成すること;
    カーボネート塩の水溶液を前記ドライミックスに添加すること;
    香味剤及び有効成分の両方の水溶液を形成することであって、前記溶液が、さらに、糖アルコール、pH調整剤、防腐剤及び甘味料を含む、水溶液を形成すること;
    前記水溶液を前記ドライミックスに添加して混合物を形成すること;
    糖アルコール、pH調整剤、甘味料及び任意選択の防腐剤の第2の水溶液を形成すること;及び前記第2の水溶液を前記混合物に添加して、第2の混合物を形成すること;並びに
    前記第2の混合物をパウチ内に収容すること
    を含む、請求項1に記載の方法。
  7. 充填剤、アルジネート、漂白タバコ、天然ガム及び塩を組み合わせてドライミックスを形成すること;
    カーボネート塩の水溶液を前記ドライミックスに添加すること;
    香味剤及び有効成分の両方の水溶液を形成することであって、前記溶液が、さらに、糖アルコール、pH調整剤、防腐剤及び甘味料を含む、水溶液を形成すること;
    前記水溶液を前記ドライミックスに添加して混合物を形成すること;及び
    前記混合物をパウチ内に収容すること
    を含む、請求項1に記載の方法。
  8. 充填剤、漂白タバコ、天然ガム、甘味料、カーボネート塩、防腐剤及び塩を組み合わせてドライミックスを形成すること;
    アルジネート及び糖アルコールの水溶液を前記ドライミックスに添加して混合物を形成すること;
    香味剤と有効成分の両方の第2の水溶液を形成すること;
    前記第2の水溶液を前記混合物に添加すること;及び
    前記混合物をパウチ内に収容すること
    を含む、請求項1に記載の方法。
  9. 各水溶液の温度が、約30~約100℃である、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 充填剤がセルロース材料であり;又は
    塩は塩化ナトリウムであり;又は
    アルジネートは、ナトリウムアルジネート、カルシウムアルジネート、カリウムアルジネート、マグネシウムアルジネート、アンモニウムアルジネート若しくは前述の2つ以上の混合物であり;又は
    糖アルコールがキシリトールであり;又は
    pH調整剤が塩化アンモニウムであり;又は
    カーボネート塩はナトリウムバイカーボネートであり;又は
    有効成分が、ニコチン成分、植物、刺激剤、アミノ酸、ビタミン及びカンナビノイドからなる群から選択され;又は
    天然ガムはグアーガムであり;又は
    防腐剤がカリウムソルベートであり;又は
    甘味料がスクラロース又はアセスルファムKであり;又は
    上記のうちの1つ以上の組み合わせである、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
  11. 経口製品を調製する方法であって、
    充填剤と塩とを組み合わせてドライミックスを形成することであって、前記ドライミックスが、任意選択で、アルジネート、漂白タバコ、甘味料、カーボネート塩及び天然ガムのうちの1つ以上をさらに含む、ドライミックスを形成すること;
    香味剤及び有効成分を前記ドライミックスに添加して混合物を形成することあって、前記有効成分が前記香味剤の前、後、又は同時に適用される、混合物を形成すること;
    その後、前記混合物に水を適用して第2の混合物を形成することであって、前記第2の混合物の含水量の少なくとも50重量%が、前記有効成分を添加した後に添加される、第2の混合物を形成すること;及び
    前記第2の混合物をパウチ内に収容すること、
    を含む、方法。
  12. 請求項1から11のいずれかに記載の方法によって調製された、経口での使用のために構成された製品。
  13. ニコチン成分を湿潤剤と予混合してプレミックスを形成し、その後、前記プレミックスを充填剤と組み合わせることを含む、ニコチンを含有する経口製品を調製する方法。
  14. 湿潤剤がプロピレングリコール又はオリーブ油である、請求項13に記載の方法。
  15. 組成物であって、
    前記組成物の総重量に基づいた、少なくとも40重量%の量の充填剤;
    糖アルコール;
    塩;
    アルジネート;
    甘味料;
    少なくとも1つの香味剤又は少なくとも1つの有効成分又は香味剤および有効成分の両方の少なくとも1つ;
    任意選択の天然ガム;
    及び少なくとも約40重量%の含有水分
    を含む、組成物。
  16. 湿潤剤をさらに含む、請求項15に記載の組成物。
  17. 前記湿潤剤がプロピレングリコール又はオリーブ油である、請求項16に記載の組成物。
  18. 遊離塩基として計算され、組成物の総重量に基づいて、約0.001~約10重量%のニコチン成分を含む、請求項15に記載の組成物。
  19. 組成物の総重量に基づいて、存在するいずれのニコチン成分をも除いて、タバコ用材料を実質的に含まない、請求項15に記載の組成物。
  20. 充填剤がセルロース材料であり;又は
    塩は塩化ナトリウムであり;又は
    アルジネートは、ナトリウムアルジネート、カルシウムアルジネート、カリウムアルジネート、マグネシウムアルジネート、アンモニウムアルジネート若しくは前述の2つ以上の混合物であり;又は
    糖アルコールがキシリトールであり;又は
    有効成分が、ニコチン成分、植物、刺激剤、アミノ酸、ビタミン及びカンナビノイドからなる群から選択され;又は
    天然ガムはグアーガムであり;又は
    上記のうちの1つ以上の組み合わせである、請求項15から19のいずれか一項に記載の組成物。
  21. 外側シェル及び内側ペイロードを含む1つ以上のカプセルをさらに含み、前記内側ペイロードが少なくとも1つの香味剤を含む、請求項15から19のいずれか一項に記載の組成物。
  22. 前記1つ以上のカプセルが耐水性外側コーティングを含む、請求項21に記載の組成物。
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