JP2022525814A - 共振器デバイス - Google Patents

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Abstract

本発明は、少なくとも2つの共振器を含む応力を測定するための共振器デバイスであって、各共振器は、圧電基板上又は内の2つの反射構造の間に配置されたインターデジタル変換器構造を含む、共振器デバイスにおいて、少なくとも2つの共振器は、2つの異なる波の伝搬方向を有するように配置及び位置付けされ、各共振器は、空洞を形成する少なくとも2つの共振器の2つの部分の間の領域を有する少なくとも2つの部分を含み、空洞は少なくとも2つの共振器によって共有されることを特徴とする、共振器デバイスに関する。本発明はまた、前述のような少なくとも1つの共振器デバイスを含む差動感知デバイスに関する。【選択図】 図2a

Description

本発明は、センサ用途のための音波デバイス、より詳細には音波差動センサに関する。
センサはますます重要になり、日常生活の中でますます遍在している。微小電気機械システム(MEMS)は、サイズとコストの削減に加えて、センサの性能向上の要求に応える魅力的な選択肢である。表面音波(SAW)センサ、及び程度は低いがバルク音波(BAW)センサ、ラム(Lamb)波又はラブ(Love)波、又は剪断板モード音響センサは、例えば、温度、圧力、ひずみ、トルクを含む様々な測定可能な周囲パラメータにより、特に有利な選択肢を提供する。
音波センサは、圧電効果を利用して電気信号を機械的/音波に変換する。SAWベースのセンサは、シリコン上に堆積した石英(SiO2)、ニオブ酸リチウム(LiNbO3)、タンタル酸リチウム(LiTaO3)、ランガサイト(LGS)及び窒化アルミニウム(AlN)又は酸化亜鉛(ZnO)などの単結晶圧電材料上に構築されている。インターデジタル変換器(IDT)は、入射電気信号の電気エネルギーを音波エネルギーに変換する。音波は、いわゆる遅延線を介してデバイス基板の表面(又はバルク)を横切って別のIDTに伝わり、IDTは音波を検出可能な電気信号に変換する。一部のデバイスでは、干渉パターンを防止し、挿入損失を低減するために、機械的吸収体及び/又は反射器が提供される。一部のデバイスでは、他の(出力)IDTは、センサデバイスのリモート質問用にアンテナに結合できる(入力)IDTに生成された音波を反射する反射器に置き換えられる。
特定のクラスの音響センサは、変化する周囲条件に従って変化する共振器周波数を示す共振器を含む。例えば、従来の表面波共振器は、ブラッグ(Bragg)ミラーの間に配置されたインターデジタル櫛を備えた電気音響変換器を備えている。共振周波数では、反射器間の同期条件が満たされ、反射器の下で発生する様々な反射のコヒーレントな加算を得ることができる。次に、最大の音響エネルギーが共振空洞内で観察され、電気的な観点から、変換器によって許容される電流の最大振幅が観察される。
差動音波センサは、異なる共振周波数を示す2つ以上の共振器を含み、測定された周波数の差は、例えば、ひずみとして測定されるパラメータの変動を反映している。
差動センサは、摂動の発生源を分離し、振動や温度などの他のパラメータからの寄与を低減又は抑制することができなければならない。これには、信号減算による除去を可能にするために、温度と振動の感度をできるだけ小さくするか、ある共振器から別の共振器と厳密に等しくする必要がある差動センサの開発が必要である。
図1は、従来技術によるこのような表面音波差動センサを示す。このセンサは、回転する物体などの応力を測定するように構成されている。表面音波差動センサ100は、圧電基板106上に設けられた2つの表面音波共振器102、104を備える。各表面音波共振器102、104は、インターデジタル変換器構造108、110及び一対の反射構造112、114、116、118を備える。反射構造112、114は、両方の場合において、音波の伝搬方向に関して、インターデジタル変換器構造108の各側に配置され、反射構造116及び118は、インターデジタル変換器構造110の各側に配置され、対応する変換器構造108、110の矢印120、122を参照されたい。2つの共振器102及び104は、2つの導電線124及び126によって差動的に互いに電気的に接続されている。
両方の共振器102、104は、レイリー(Rayleigh)波の通常の伝搬方向に対応する、単一回転した石英基板106の結晶軸線Xに対して±45°の角度Ψで圧電基板106上に位置付けされている。したがって、2つの共振器は互いに垂直である。
各共振器102、104は、それぞれ周波数f1、f2に共振ピークを示す。
共振器102、104は、並列に接続され、次いで、無線で質問されるアンテナに接続され、差動測定は、同時に又は連続して測定された共振周波数の差をもたらす。
1つの共振器102、104を回転する物体の半径方向と平行に整列させることにより、差動センサ100は、物体に発生する半径方向の応力に敏感である。半径方向の応力が発生すると、センサに変形が発生し、一方の共振器が伸び、他方の共振器が収縮する。これにより、共振周波数の符号が反対になり、通常は絶対値が同じになる。したがって、共振周波数の差は、2つの絶対値の合計によって変化する。2つの共振周波数間の差Δfの変動を測定することにより、差ΔfがトルクMに直線的に比例するため、加えられた力を決定できる。しかし、不要な温度変動の影響は、両方の共振器に同じように影響するため、相殺される。
しかしながら、従来技術による差動センサ100では、応力状態も温度も、2つの共振器102、104によって同じ場所で測定されない。その結果、測定は、物体の材料の不均一性によって悪影響を受け、応力決定のエラーにつながる可能性がある。
したがって、本発明の目的は、改善された感知デバイスをもたらす上記の欠点を克服することである。
本発明の目的は、少なくとも2つの共振器を含む共振器デバイスであって、各共振器は、圧電基板上又は内の2つの反射構造の間に配置されたインターデジタル変換器構造を含む、共振器デバイスにおいて、少なくとも2つの共振器は、2つの異なる波の伝搬方向を有するように配置及び位置付けされ、各共振器は、空洞を形成する少なくとも2つの共振器の2つの部分の間の領域を有する少なくとも2つの部分を含み、空洞は、少なくとも2つの共振器によって共有されることを特徴とする、共振器デバイスによって達成される。したがって、デバイスの2つの共振器は同じ場所で測定するため、測定値は、共振器が取り付けられている材料の不均一性による影響が少なくなる。これは、各共振器が異なる場所で測定する従来技術のデバイスとは対照的である。
本発明の変形によれば、少なくとも2つの共振器の少なくとも2つの部分のそれぞれは、少なくとも1つの反射構造及び対応する共振器のインターデジタル変換器構造の一部を含むことができる。説明したデバイスは、指向性効果によるパラサイトの管理を可能にする。
本発明の変形によれば、共振器のインターデジタル変換器構造は、インターデジタル櫛電極を含むことができ、少なくとも2つの共振器の少なくとも1つの変換器構造について、前記インターデジタル櫛電極は、p=λ/2によって与えられるブラッグ条件によって定義され、λは前記変換器構造の動作音波長であり、pは前記変換器構造の電極ピッチである。説明したデバイスは、指向性効果によるパラサイトの管理を可能にする。
変形によれば、少なくとも2つの共振器の2つの異なる波の伝搬方向は、互いに角度Θを形成することができ、Θは±90°以下である。
本発明の変形によれば、一方の共振器のインターデジタル変換器構造の電極は、他方の共振器の変換器構造の電極と差動的に電気的に接続することができる。少なくとも2つの共振器の電極間の接続は、それらの動作条件に応じて、並列又は直列のいずれかであり得る。したがって、本発明によるデバイスは、従来技術のデバイスとは対照的に、設計の選択に応じて、共振又は反共振のいずれかで動作することができる。
本発明の変形によれば、共振器の少なくとも1つは、その波の伝搬方向が圧電基板の結晶軸線の1つに平行になるように配置及び位置付けすることができる。
本発明の変形によれば、共振器の少なくとも1つは、その波の伝搬方向が圧電基板の結晶軸線の1つに対して角度Ψ、特に±45°に等しい角度Ψをなすように、配置及び位置付けすることができる。
本発明の変形によれば、空洞の表面の少なくとも一部を金属化することができる。説明したデバイスは、構造の可能なモードをフィルタリング又は選択することを可能にし、結合モード構成での動作も可能にする。
本発明の変形によれば、空洞の金属化は、少なくとも1つ又は複数の格子を含むことができる。複数の格子が存在する場合、格子は互いに重ね合わされる。説明したデバイスは、構造の可能なモードをフィルタリング又は選択することを可能にし、結合モード構成での動作も可能にする。
本発明の変形によれば、共振器の反射構造のそれぞれは、1つ又は複数の金属ストリップを含むことができ、前記金属ストリップは、互いに接続されているか、又は接地されている。したがって、共振器はタグデバイスにすることもできる。さらに、金属ストリップを相互に又は接地接続すると、ブラッグ条件での反射構造の反射係数が改善される。ブラッグ条件では、電気的及び機械的負荷による反射波は同相であるため、ブラッグ条件での反射器の反射係数の改善により、対応する変換器構造による反射波の検出が向上する。
本発明の変形によれば、共振器は、表面音波共振器(SAW)、バルク音波共振器(BAW)、ラム波、ラブ波、又は剪断板モード音響共振器であり得る。
本発明の目的はまた、差動感知デバイスによって達成され、前記感知デバイスは、前述のように、少なくとも1つの共振器デバイスを含むことができる。差動感知デバイスは、半径方向の力と接線力の両方を差動的に測定することを可能にする。つまり、センサシステムは、摂動の発生源を分離することによって応力を測定し、温度、振動又は圧力などの他の刺激の影響を受けないようにすることを可能にする。
本発明の変形によれば、共振器の1つの伝搬方向は、半径方向の力を感知するために、半径方向に平行又は垂直であり得る。共振器は、半径方向の力を差動的に測定することを可能にする。つまり、感知デバイスは、摂動の発生源を分離することによって応力を測定し、温度、振動又は圧力などの他の刺激の影響を受けないようにすることを可能にする。
本発明の変形によれば、共振器の1つの伝搬方向は、接線力を感知するために、半径方向に対して角度Ψ、特に45°である。共振器は、接線力を差動的に測定することを可能にする。つまり、感知デバイスは、摂動の発生源を分離することによって応力を測定し、温度、振動又は圧力などの他の刺激の影響を受けないようにすることを可能にする。
本発明の変形によれば、1つの共振器デバイスは、その波の伝搬方向が圧電基板の結晶軸線の1つに平行になるように配置することができ、1つの共振器デバイスは、その波の伝搬方向が圧電基板の結晶軸線の1つに対して角度Ψ、特に±45°に等しい角度Ψをなすように配置することができる。差動感知デバイスは、半径方向の力と接線力の両方を差動的に測定することを可能にする。つまり、感知デバイスは、摂動の発生源を分離することによって応力を測定し、温度、振動又は圧力などの他の刺激の影響を受けないようにすることを可能にする。
本発明の変形によれば、差動感知デバイスは、少なくとも1つの共振器デバイスに接続されたアンテナをさらに含むことができる。
本発明の変形によれば、少なくとも2つの差動共振器デバイスを同じ圧電基板上に設けることができる。したがって、両方の差動センサが同じ構造特性と寸法を共有するため、各差動センサが別々の基板上に製造される従来技術のデバイスと比較して、製造プロセスが簡素化され、高速になる。
本発明は、添付の図と併せて取られる以下の説明を参照することによって理解することができ、参照番号は、本発明の特徴を識別する。
従来技術による共振器デバイスを示す。 本発明の第1の実施形態による共振器デバイスを示す。 本発明の第2の実施形態による共振器デバイスを示す。 第1の実施形態による共振器デバイスに基づく本発明の第3の実施形態を示す。 第2の実施形態による共振器デバイスに基づく本発明の第4の実施形態を示す。 本発明の第1~第4の実施形態による共振器デバイスの電気アドミタンスシミュレーションを示す。 本発明の第5の実施形態による感知デバイスを示す。 本発明の第5の実施形態による感知デバイスの電気的測定を示す。 本発明の第1及び第2の実施形態の第1の変形による共振器デバイスを示す。 本発明の第1及び第2の実施形態の第2の変形による共振器デバイスを示す。 本発明の第1及び第2の実施形態の第3の変形による共振器デバイスを示す。 本発明の第1及び第2の実施形態の第4の変形による共振器デバイスを示す。 本発明の第1及び第2の実施形態の第5の変形による共振器デバイスを示す。 本発明の第1及び第2の実施形態の第6の変形による共振器デバイスを示す。 本発明の第1及び第2の実施形態の第7の変形による共振器デバイスを示す。 本発明の第1及び第2の実施形態の第8の変形による共振器デバイスを示す。 本発明の第1及び第2の実施形態の第9の変形による共振器デバイスを示す。 本発明の第1及び第2の実施形態の第10の変形による共振器デバイスを示す。 本発明の第1及び第2の実施形態の第11の変形による共振器デバイスを示す。
次に、例示的な方法で、図面を参照して、有利な実施形態を使用して、本発明をより詳細に説明する。説明された実施形態は、単に可能な構成であり、上記のような個々の特性は、互いに独立して提供され得るか、又は本発明の実装中に完全に省略され得ることに留意されたい。
図2aは、本発明の第1の実施形態による共振器デバイスを示す。以下では、共振器デバイスを表面音波共振器デバイス(SAW)として説明する。変形によれば、バルク音波(BAW)共振器、ラム波又はラブ波又は剪断板モード共振器を、本発明による同じ方法で使用することができる。
図2aでは、表面音波デバイス200は、表面音波伝搬基板206の上又は中に設けられる2つの表面音波共振器202、204を備える。各表面音波共振器202、204は、それぞれが一対の反射構造212、214及び216、218によって挟まれた、インターデジタル変換器構造208a、208b及び210a、210bを備える。反射構造212、214、216、218は、1つ又は複数の金属ストリップ220を備える反射器を含み、インターデジタル変換器構造によって生成された表面音波を反射するように構成される。
ここで、反射構造212、214、216、218は、インターデジタル変換器構造208a、208b、210a、210bからのギャップを伴って配置されている。本発明の変形では、反射構造と変換器構造との間にギャップは存在し得ないので、反射構造は、同期して、つまり同じ周期と同じ金属化比で、又は非同期の方法で、インターデジタル変換器の周期構造を継続していると見なすことができる。
別の変形では、反射構造212、214、216、218の少なくとも1つは、2つ以上の反射器を含み、反射器は、同数の金属ストリップ220を有しても、有さなくてもよい。
本発明の変形では、反射構造212、214、216、218の金属ストリップ220は、互いに接続され、及び/又は短縮され得る。これにより、電気的に絶縁された反射構造と比較して、ブラッグ条件での反射構造の反射係数が改善され得る。ブラッグ条件では、電気的及び機械的負荷による反射波は同相であるため、ブラッグ条件での反射器の反射係数の改善により、対応する変換器構造による反射波の検出が向上する。
変換器構造208a、208b、及び変換器構造210a、210bはそれぞれ、2つのインターデジタル櫛電極224a、226a、224b、224b及び240a、242a、240b、242bを備える。電極224a、226a、224b、224b及び240a、242a、240b、242bは、任意の適切な導電性金属、例えば、アルミニウム又はアルミニウム合金で形成されている。それにもかかわらず、より小さな電極相対厚さに対してより強い反射係数を生成する他の材料を使用することができる。その点で、好ましい電極材料は、チタン(Ti)又はタンタル(Ta)又はクロム(Cr)、ジルコニウム(Zr)、パラジウム(Pd)、イリジウム(Ir)、タングステン(W)などの接着層を備えた銅(Cu)、モリブデン(Mo)、ニッケル(Ni)、白金(Pt)又は金(Au)である。図2aでは、電極はフィンガーを含む。実施形態の変形では、それらはまた、同じ櫛電極に属する2つ以上の直接隣り合う電極フィンガーのそれぞれを含む分割フィンガーを有することができる。別の変形では、電極フィンガーを傾斜させることができ、ビームステアリング補償を可能にする。
変換器構造208a、208b及び210a、210bはまた、反対側の櫛電極224a、b及び226a、b及び240a、b及び242a、bからの2つの隣接する電極フィンガー間の縁から縁までの距離に対応する電極ピッチp(図示せず)によって定義される。本発明の変形では、電極ピッチpは、p=λ/2によって与えられるブラッグ条件によって定義され、λは、前記変換器構造212、214の動作音波長である。動作音波音波長λにより、λはλ=V/fに続く音波長であり、fは共振器構造の所定の中心周波数であり、Vは利用モードの位相速度であることが理解される。このような変換器構造は、図2aに示すように、波長あたり2本のフィンガーのインターデジタル変換器(IDT)とも呼ばれる。
本発明の変形では、インターデジタル変換器208、210は、例えば、波長あたり3又は4本のフィンガーの励起構造又は2つの波長あたり5本のフィンガー変換器又は3つの波長あたり7又は8本のフィンガーを使用して、ブラッグ条件から外れて動作することができる。
変換器構造208a、208b及び210a、210bは、対称的であり得る、すなわち、それらは、同じ特性を有する同じ数の電極フィンガーを有する。しかしながら、本発明の変形では、それらはまた異なっていてもよく、特にそれらは異なる数の電極フィンガー及び/又は異なるピッチpを有することができる。
本発明の変形では、インターデジタル変換器構造208a、208b及び210a、210bは、横モードを低減するために先細りにすることができる。
その上に又はその中に共振器202、204が設けられる基板206は、図1に示すように、結晶軸線X、Y、及びZを有する圧電バルク材料である。例として本明細書に記載される圧電バルク材料206は、石英、特にATカット石英であり得る。
本発明の変形によれば、共振器202、204、したがって変換器構造208a、208b及び210a、210b並びに反射構造212、214、216、218が設けられる音波伝搬基板206は、複合基板206であり得る。複合基板206は、ベース基板の上に形成された、特定の厚さの圧電材料の層を含む。例としての圧電層は、タンタル酸リチウム(LiTaO3)又はニオブ酸リチウム(LiNbO3)であり得る。
本発明によれば、共振器202、204は、2つの異なる表面音波伝搬方向を有するように基板206上に位置付けされるが、2つの共振器202、204の交差のような配置のために、共振器は少なくとも部分的に基板206上に同じ領域を共有している。
この実施形態では、第1の共振器202は、その音波の伝搬方向が、音波伝搬基板206の結晶方向Xにあるように位置付けされている。図2aでは、第2の共振器204の音波の伝搬方向は、圧電基板206の結晶方向Zにある。したがって、共振器204の音波の伝搬方向は、音波伝搬基板206の結晶方向Xと比較して、及び第1の共振器デバイス202の表面音波伝搬方向と比較して、角度Θ=90°だけ回転する。図1aでは、角度Θは90°の値を有するが、実施形態の変形では、角度は異なる可能性がある。変形では、角度Θは、例えば±10°の変動で90°より小さくすることができ、これにより、ビームステアリングなどの効果を補正することができる。しかし、これらの変形では、2つの伝搬方向に沿って等しい特性を維持するために、結晶Xとの対称性が依然として維持される。
この実施形態では、それらの波の伝搬方向に加えて、共振器202、204は同じ幾何学的構造を有し、これは、それらのそれぞれの変換器構造208a、208b及び210a、210b及び反射構造212、214、216、218が同じ設計及び/又は寸法を有することを意味する。実施形態の変形では、それらは、異なる設計、例えば、異なる寸法及び/又は異なる形状を有し得る。例えば、反射構造212、214、216、218は異なり得るが、変換器構造208a、208b及び210a、210bは同じであるか、又はその逆であり、又は、反射構造212、214、216、218と変換器構造208a、208b及び210a、210bの両方が異なり得る。
この実施形態では、共振器202、204は2つの部分に分割され、共振器の各部分は、それぞれ特定の距離d1、d2だけ他の部分から分離されている。
距離d1及びd2によって定義される寸法を有する、2つの共振器202、204の分割部分202a、202b及び204a、204bの間に配置される領域222は、音響空洞222、特に共振音響空洞222に対応する。図2aでは、距離d1及びd2は同一であるが、実施形態の変形では、それらは異なる可能性がある。
この実施形態では、共振器202の2つの分割部分202a、202bは、空洞222に関して対称であり、互いに同一であるため、空洞222は、実際には、共振器202の中央部分に配置される。実施形態の変形では、共振器202の2つの分割部分202a、202bは、空洞222に関して同一及び/又は対称ではない。
さらに、この実施形態では、共振器204の2つの分割部分204a、204bもまた、空洞222に関して対称であり、互いに同一であるため、空洞222は、実際には共振器204の中央部分に配置される。したがって、図1aでは、空洞222は、両方の共振器202、204に共通の中央空洞である。
さらに、この実施形態では、両方の共振器202、204の分割部分202a、202b及び204a、204bは、空洞222に関して対称であり、同一である。実施形態の変形では、共振器202、204の分割部分202a、202b及び204a、204bは、空洞222に関して同一及び/又は対称ではない。
共振器202、204は、実際には、共振器の変換器構造が2つの部分208a及び208b並びに210a及び210bに分割されるような方法で分割される。したがって、共振器202、204の各分割部分202a、202b、204a、204bは、実際には、反射構造及びそれぞれの共振器の変換器構造の分割部分を含む。したがって、共振器202の分割部分202aは、反射構造212と変換器構造の分割部分208aとを含む。共振器202の分割部分202bは、反射構造214及び変換器構造の分割部分208bを備える。共振器204の分割部分204aは、反射構造216と変換器構造の分割部分210aとを含む。共振器204の分割部分204bは、反射構造218と変換器構造の分割部分210bとを含む。
実施形態の変形では、共振器は、1つの反射構造と変換器構造との間で分割される。したがって、共振器の2つの分割部分の一方の分割部分は、一方の反射構造を有する変換器構造全体を含み、他方の部分は、他方の反射構造を含む。
図2bは、本発明の第2の実施形態による表面音波デバイスを示す。図2aと同じ参照番号を有する要素は、それらがすでに上で説明されたものに対応するので、再び詳細に説明されない。
第1の実施形態とは異なり、表面音波センサ300の両方の共振器202、204は、第1の実施形態の表面音波センサ200と比較して、圧電基板306の音響伝搬方向Xに対して角度Ψで位置付けされる。これは、第1の実施形態に関する唯一の違いである。
したがって、共振器202の音波の伝搬方向は、音波伝搬基板306の結晶方向Xと比較して角度Ψだけ回転する。
共振器204は、依然として音響伝搬基板206上に角度Θ=90°で位置付けされている。実施形態の変形では、90°とは異なる、例えば90°よりも小さい別の値Θを使用することができる。これにより、ビームステアリングなどの効果を補正できる。
図3aは、第1の実施形態によるセンサ200に基づく本発明による第3の実施形態を示す。この実施形態では、2つの共振器は、差動方式で電気的に接続され、差動共振器デバイス350を形成する。この構成は、例えば半径方向の力の存在による応力の測定に使用できる。図2aと同じ参照番号を有する要素は、それらがすでに上で説明されたものに対応するので、再び詳細に説明されない。
この実施形態では、櫛電極224a、242a、226b及び240bは、導電線356によって電気的に接続され、櫛電極224b、242b、226a及び240aは、導電線358によって電気的に接続されて、差動配置を形成する。ここで、共振器202、204は並列に接続され、共振器デバイス350は共振で動作する。
本発明の変形では、2つの共振器を直列に接続することができ、共振器デバイスは反共振動作で動作するであろう。
第3の実施形態による共振器デバイス350は、両方の共振器によって共有される中央空洞に試験領域を位置付けし、2つの共振器によって同じ場所で測定を実施することを可能にし、図1で説明されている従来技術のデバイスと比較して、測定品質が改善し、パラサイト応力の影響に対する耐性も向上する。
図3aでは、矢印352、354として示される2つの共振器伝搬方向は、加えられた半径方向の力Frの方向にそれぞれ平行及び垂直であり、2つの共振器202、204に等しく反対の応力をもたらす。ここで、基板206内の2つの主ひずみ成分は、外部半径方向応力のために、物体内の2つの主ひずみ成分に整列している。それぞれの共振器202及び204を通って伝搬する表面音波の伝搬方向は、外部応力のために、基板206の2つの主ひずみ成分及び物体の2つの主ひずみ成分の各々とそれぞれ整列させることができる。したがって、応力が加えられると、共振器の1つは張力がかかり、もう1つは圧縮される。その結果、それらの共振周波数f1、f2は反対方向に変化する。2つの共振周波数間の差Δfの変化を感知することにより、差ΔfがトルクMに直線的に比例するので、加えられたトルクMを見つけることができる。
差周波数Δfの変化を感知することにより、多くのコモンモード干渉要因を抑制し、温度による変動を低減することができる。これは、差動感知配置で相殺される必要がある。
図3bは、本発明による第4の実施形態を示し、第2の実施形態によるSAWセンサ300は、接線力による応力を測定するように構成される。この実施形態では、2つの共振器202及び204は、差動方式で電気的に接続され、差動共振器デバイス370を形成する。この構成は、例えば接線力の存在による応力の測定に使用できる。図2a及び2bと同じ参照番号を有する要素は、それらがすでに上で説明されたものに対応するので、再び詳細に説明されない。
この実施形態では、櫛電極224a、242a、226b及び240bは、導電線376によって電気的に接続され、櫛電極224b、242b、226a及び240aは、導電線378によって電気的に接続されて、差動配置を形成する。ここで、共振器202、204は並列に接続され、共振器デバイス370は共振で動作する。
本発明の変形では、2つの共振器を直列に接続することができ、共振器デバイスは反共振動作で動作するであろう。
第4の実施形態による共振器デバイス370は、両方の共振器によって共有される中央空洞内に試験領域を位置付けし、2つの共振器によって同じ場所で測定を実施することを可能にし、図1で説明した従来技術のデバイスと比較して、測定品質が改善し、パラサイト応力の影響に対する耐性も向上する。
図3bでは、2つのセンサ伝搬方向が矢印372及び374として図3bに示されている。接線モードでは、応力は半径方向に直交する。接線力が物体の縁に作用し、その中央部分がブロックされていることを考慮する必要がある。したがって、固定部分の反応により、トルクの場合と同様にすべてが起こる。結果として生じる力を2つの共振器に投影すると、1つの共振器に対して1つの圧縮効果が得られ、もう1つの共振器に対して1つの伸長効果が得られ、したがって、差動モードが得られる。
SAWデバイス370の共振器202、204は、表面音波が圧電基板206の結晶X軸線に対して±45°の角度Ψで伝搬するように、圧電基板206上に配置される。この角度で、力感度の温度変動に対する基板206の3次弾性定数の温度変動の寄与は、線形温度膨張係数の変動、非ゼロの3次弾性定数、1次弾性定数によって引き起こされる寄与の温度変動、及び基板密度の温度変動の合計と実質的に等しく、反対である。したがって、共振器デバイス370は、温度による接線力感度変動の低減を達成する。
したがって、本発明による共振器デバイスは、差動モードの差動センサとして動作し、半径方向の力(図3aを参照)及び接線力(図3bを参照)の2つの考慮される機械的効果を分離する。
図3cは、図2bに示されるように、本発明の第2の実施形態による表面音波デバイスの電気アドミタンスシミュレーションを示す。このシミュレーションでは、(YXlt)/39o/±45°カットの石英基板を使用した。両方の共振器の開口は300μm、空洞の長さは361μm、第1の共振器のインターデジタル変換器構造のピッチは3.74μm、ミラーでは3.743μm、第2の共振器の場合、これらの値は、それぞれ3.735μmと3.738μmである。共振器スペクトルシグネチャのスプリアス共振を低減するために、変換器構造と関連するミラーの間に小さなギャップ(300nm及び500nm)が導入された。金属の厚さ(AlCu)は245nmである。すべての格子はブラッグ条件で動作する。ミラーは300のストリップ、インピーダンス整合のために120(2×60)と140(2×70)のフィンガー対の共振器で構成され、共振器はビームステアリング(4°)を補償するために傾斜している。表面音波デバイスの2つの共振器は、互いに90°の角度で位置付けされているため、クロスタイプの構成になっている。さらに、2つの共振器は、石英基板の伝搬方向Xに対して±45°の角度で位置付けされている。共振器は同じように2つの部分に分割され、両方の部分は互いに対称であり、両方の共振器によって共有される中央の音響空洞は、図2a及び2bで説明されているように見ることができる。
電気アドミタンスグラフは、X軸線の周波数(MHz)の関数として、コンダクタンス(S)とサセプタンス(S)をそれぞれ右と左のY軸線にプロットする。2つの共振器が存在するため、アドミタンスの実数部(コンダクタンスG)とアドミタンスの虚数部(サセプタンスB)の両方について、電気アドミタンスグラフにそれぞれ434MHzより少し上と434.3MHZより少し上に2つの共振ピークが表示される。2つの共振ピークは、434MHzの中心ISM帯域内で50Ωの整合に近づくようにバランスがとられている。
図3aに示される本発明の第3の実施形態のように、半径方向の力がデバイスに加えられると、加えられた半径方向の力Frは、2つの共振器202、204に対して等しく反対の応力をもたらす。ここで、基板206内の2つの主ひずみ成分は、加えられた応力のために、物体内の2つの主ひずみ成分に整列される。それぞれの共振器202及び204を通って伝搬する表面音波の伝搬方向は、それぞれ、基板206の2つの主ひずみ成分及び応力による物体の2つの主ひずみ成分の各々と整列している。したがって、半径方向の応力が加えられると、共振器の1つは張力がかかり、もう1つは圧縮される。その結果、それらの共振周波数f1、f2は、図1bのケースa)とb)の矢印に示すように、反対方向に変化する。次に、2つの共振ピーク間のΔfの変化は、加えられた力Fに比例する。
従来技術とは反対に、共振器202及び204は、共通の空洞222を有し、空洞は、両方の共振器202、204について測定が行われる場所に対応する。したがって、両方の共振器は同じ場所で測定し、図1aに示すように、従来技術のデバイスで得られた値と比較して、加えられた力のより正確な値が得られる。
図4aは、本発明の第5の実施形態による感知デバイスを示す。
図4aでは、感知デバイス400は、それぞれ本発明の第3及び第4の実施形態による2つの差動センサ350及び370を備える。
図4aの実施形態では、差動センサ350及び370は、それぞれ、石英ダイス402、404上に配置されている。実施形態の変形では、同じ石英ダイスは、差動センサ350及び370の両方を含むことができる。それらについては再度詳細に説明しないが、上記の説明を参照されたい。
両方の石英ダイス402、404は、例えば、物体406に対する接線力及び半径方向の力によって生成される応力を測定するために、物体406上に位置付けされる。図4aでは、物体はホイールである。石英ダイス402及び404は、同じ半径方向線408上に位置付けされ、石英ダイス404は、石英ダイス402よりも物体406の中心に近い。物体406上の石英ダイスの位置はまた、石英ダイス402が物体406の中心に近いものになるように交換することができる。
石英ダイス402、404は、その位置に鋼板を含む物体406に、シアノアクリレート接着剤(M-Bond200)で接着されるが、他の任意の接着剤又は固体付着技術を使用することができる。
共振器202、204は、第3及び第4の実施形態に記載されるように2つの部分に分割され、その結果、差動センサ350及び370はそれぞれ、各センサ350、370の2つの共振器202、204によって共有される中央空洞122を備える。
この実施形態では、差動センサ370は、接線力による物体406上の応力を測定するように構成され、一方、他方の差動センサ350は、上で説明したように、半径方向の力による物体406上の応力を測定するように構成される。
両方の差動センサ350、370は、測定値を送信するためにアンテナ410に接続されている。実施形態の変形では、各差動センサは、それ自体のアンテナを有することができる。
本発明によれば、物体406に加えられ、センサ350、370によって感知される力から生じる応力は、各センサ350、370の中央空洞222の同じ場所で測定され、測定品質が改善し、パラサイト応力の影響に対する耐性も向上する。
変形では、感知デバイス400は、本発明による2つ以上の差動センサを含むことができる。
本発明の別の変形では、感知デバイス400は、物体が受ける半径方向の力及び接線力によって生じる応力を同時に測定するために、ホイールだけでなく、他の任意の物体に適用することができる。応力以外の他の物理的パラメータもまた、感知デバイス400を用いて測定することができる。例えば、ねじり効果やトルクを測定したり、応力に関係のないその他の物理的パラメータを測定したりすることもできる。
本発明の別の変形では、感知デバイス400は、同じ場所で物体が受ける半径方向の力及び接線力によって生じる応力を測定することができる。感知デバイスの4つの共振器は、同じ共振空洞を共有する。
図4bは、本発明の第5の実施形態による感知デバイスの電気アドミタンスシミュレーションを示す。図4aに示されるような感知デバイス400は、2つの差動センサ350、370を含み、それぞれが2つの共振器202、204を備える。差動センサ350は、図3aに記載されている第3の実施形態により、差動センサ370は、図3bに記載されている第4の実施形態による。
電気アドミタンスグラフは、X軸線の周波数(MHz)の関数として、コンダクタンス(Siemens-S)とサセプタンス(S)をそれぞれ右と左のY軸線にプロットする。それぞれが2つの共振器を含む2つの差動センサが存在するため、アドミタンスの実数部(コンダクタンスG)とアドミタンスの虚数部(サセプタンスB)の両方について、434MHzのわずかに上下の4つの共振ピークが電気アドミタンスグラフに表示される。各共振器の共振ピークは、434MHzの中心ISM帯域内で50Ωの整合に近づくようにバランスがとられている。
図5a~5d及び図6a、6b及び図7a~7eは、本発明による共振器デバイスの複数の変形を示す。
基本構造は、第1の実施形態の1つに対応し、それに関する違いのみを説明する。したがって、図2aの第1の実施形態に共通する特徴は、再び詳細に説明されないが、上記のそれらの説明が参照される。さらに、変形は、第1の実施形態の構造に基づいて示されるが、それらは、第2、第3、又は第4の実施形態の構造にも適用することができる。
図5aは、図2aの第1の実施形態の変形を示し、共振器502、504の反射構造512、514、516、及び518は、互いに接続され、及び/又は短縮された金属ストリップ520を含む。これにより、ブラッグ条件での反射構造の反射係数が向上する。ブラッグ条件では、電気的及び機械的負荷による反射波は同相であるため、反射構造512、514、516及び518の改善された反射係数、又はブラッグ条件では、対応する変換器構造208a、208b及び210a、210bにより、反射波のより良い検出がもたらされる。
この変形で説明されるような共振器デバイス500は、指向性効果によるパラサイトを管理することを可能にする。
図5bは、共振器602、604の分割部分が空洞622に関して同一又は対称ではない、第1の実施形態の変形を示す。図5bでは、分割は、共振器602、604の変換器構造208、210と、反射構造212、216の1つとの間でそれぞれ発生する。共振器602の分割部分602aは、反射構造212のみを含む。共振器602の分割部分602bは、変換器構造208全体及び反射構造214を備える。それに応じて、共振器604の分割部分604aは、反射構造216のみを含む。共振器604の分割部分604bは、変換器構造210全体及び反射構造218を備える。空洞622は、2つの共振器構造602、604の中心に完全にはないが、それでも両方の共振器602、604によって共有されている。
この変形で説明されるような共振器デバイス600は、指向性効果によるパラサイトを管理することを可能にする。
図5cは、したがって、第1の実施形態の図6bのさらなる変形を示し、共振器702、704の変換器構造708、710は、電極手段728として分割フィンガーを含む。分割フィンガー728は、同じ櫛電極724に属する2つの直接隣り合う電極フィンガー732、734をそれぞれ含む。したがって、変換器構造708、710は、ブラッグ条件では動作しない。
さらに、共振器702、704の分割部分もまた異なり、空洞722に関して対称ではない。なぜなら、反射構造712、714及び716、718は、それぞれ、共振器702、704内で同一ではないからである。共振器702の場合、反射構造714は、反射構造712(共振器704についても同じこと)として、より多くの金属ストリップ120を含む。金属ストリップ120はまた、互いに接続され、及び/又は短縮される。変形では、それらを相互に接続しないこともできる。
ここで、第1の実施形態の第2の変形と同様に、共振器の分割部分は反射構造のみを含み、共振器の他の分割部分は完全な変換器構造及び変換器構造に隣り合う他の反射構造を含む。この場合も、空洞722は、共振器702、704内の中心ではないが、それでも2つの共振器702、704によって共有されている。
この変形で説明されるような共振器デバイス700は、指向性効果によるパラサイトを管理することを可能にする。
図5dは、図5cのさらなる変形を示しており、共振器702、804の変換器構造708、810が異なっている。共振器702は、図5cの共振器に対応し、変換器構造708は、電極手段として分割フィンガー728を含み、したがって、ブラッグ条件では機能しない。反対に、共振器804は図1aと同じであり、変換器構造804はブラッグ条件で機能し、波長あたり2本のフィンガーのインターデジタル変換器(IDT)である。この場合も、図1aのように、共振器804の分割部分804a及び804bは、それぞれ、反射構造716、818及び変換器構造810a、810bの一部をそれぞれ含む。一方、共振器702の場合、1つの分割部分702aは、反射構造712及び変換器構造708全体を含み、他の分割部分702bは、反射構造714のみを含む。
反射構造712、714及び716、818の金属ストリップ120もまた、互いに接続され、及び/又は短縮されている。変形では、それらを相互に接続しないこともできる。
この変形で説明されるような共振器デバイス800は、指向性効果によるパラサイトを管理することを可能にする。
図6aは、差動センサ900の空洞922が金属化されている第1の実施形態の変形を示す。図1aに示すように、空洞922は中央空洞である。空洞922の金属化は、図6aに示されるように表面全体で行うことができるが、空洞922の表面の一部でのみ行うこともできる。したがって、空洞922の表面は、完全に金属化又は部分的に金属化することができる。
この場合も、反射構造212、214及び216、218の金属ストリップ120もまた、互いに接続され、及び/又は短縮されている。変形では、それらを相互に接続しないこともできる。
この変形で説明されるような共振器デバイス900は、構造の可能なモードをフィルタリング又は選択することを可能にし、或いは結合モード構成で動作することさえ可能にする。
図6bは、差動センサ1000の空洞1022が1つ又は複数の格子1024、1026を含む第1の実施形態の変形を示す。格子1024、1026は、空洞1022の表面の上部に堆積された金属格子であり得るか、又はそれはまた、エッチングされた格子であり得る。単一の格子が存在する場合、それは一方向格子であり得る。複数の格子が存在する場合、図6bに示されるように、格子1024、1026は、空洞1022の表面内に重ね合わせることができる。変形では、格子1024、1026は、空洞1022の全表面内に、又は空洞1022の表面内に部分的にのみ配置することができる。
この場合も、反射構造212、214及び216、218の金属ストリップ120もまた、互いに接続され、及び/又は短縮されている。変形では、それらを相互に接続しないこともできる。
この変形で説明されるような表面音波デバイス1000は、構造のモードをフィルタリング又は選択することを可能にし、或いは結合モード構成で動作することさえ可能にする。
図7aは、本発明の第1の実施形態の第7の変形による表面音波差動センサを示す。
この変形では、共振器1102、1104の反射構造は、それぞれが多かれ少なかれ金属ストリップ1122を含む複数の反射器を含む。この変形では、共振器1102、1104はSAWタグデバイスである。SAWタグデバイスはセンサであり、リモートで質問することができ、物理量の無線測定を実現する。この物理量が何であれ、絶対物理量の測定を保証するため、又はセンサに影響を与える相関する外部摂動を抑制するために、差分測定を実施することを勧める。
2つのSAWタグは、最初の2つのエコーのみを使用して応力値を決定する方法で使用され、他のエコーは識別マーク及び/又は他の物理的効果マーカー(温度など)として使用できる。
SAWタグデバイス1102は、変換器構造1108、特に1つの変換器構造のみと、図7aに示すように、変換器構造1108の片側の伝搬方向Xに様々な遅延で位置付けされた反射器のセット1114、1116、及び1118を備える。これらの反射器1116、1118及び1120は、通常、1つ又は複数の金属ストリップ1122、例えば、アルミニウムストリップを含む。SAWタグデバイス1102、1104はまた、変換器構造1108、1110に接続されたアンテナ(図示せず)を備える。
SAWタグデバイス1104は、SAWタグデバイス1102と同じであるが、その反射器のセット1116、1118及び1120は、図7aに示されるように、伝搬の方向Yに変換器構造1110の片側に様々な遅延で位置付けされている。
SAWタグ1102、1104は、実際には、インターデジタル構造1108、1110と第1の反射器1116との間で、2つの部分1102a及び1102b、1104a及びbに分割され、その結果、分割されたSAWタグ1102a、1104aの一部は、反射器のセット1116、1118及び1120又は遅延線を含み、SAWタグ1102、1104の他の部分1102b、1104bは、インターデジタル変換器構造1108、1110のみを含む。
インターデジタル変換器構造1108、1110はブラッグ条件で動作しているが、この条件から外れて動作する可能性があり、反射器1114、1116、及び1118は開回路モードにある。反射器1114、1116、1118と変換器構造1108、1110との間の距離L11、L12、L13及びL21、L22とL23は、対応するエコーが測定範囲全体で重ならないように選択される。両方の共振器1102、1104の分割部分1102a及び1102b並びに分割部分1104a及び1104bは同じではなく、互いに対称ではないので、空洞1122は、2つの共振器1102、1104の間の中央に配置されていないが、両方の共振器1102、1104によって共有されている。
図7bに示される変形では、分割部分1102b及び1104bは、それぞれ、反射構造1118及びインターデジタル構造1108、1110を備える。インターデジタル変換器構造1108、1110はブラッグ条件で動作しているが、この条件から外れて動作し得、これらはここで反射構造1118に関連付けられて、すべてのエネルギーを反射して障害物に向けて発射し、波が部分的に反射するミラーは短く、両方の遅延線は同じである。反射器1114、1116、1118と変換器1108及び1110との間の距離L11、L12、L13及びL21、L22とL23は、対応するエコーが測定範囲全体で重ならないように選択される。
図7cの変形では、表面音波デバイス1300は、図7bのデバイス1200の変形であり、共振器1204の分割部分1204aは、1つの反射器114のみを含み、共振器1202の分割部分1202aは、デバイス1200の分割部分1102aよりもより多くの反射器を含む。この変形では、両方の共振器1202及び1204は、両方ともSAWタグデバイスであるが、異なる。共振器1204又はSAWタグ1204は、SAWタグ1204よりもはるかに多くの反射器を含む。
この場合も、両方の共振器1202、1204の分割部分1202a及びb、並びに分割部分1204a及びbは、同じではなく、互いに対称ではないため、空洞1222は、2つの共振器1202、1204の間の中央に配置されていないが、両方の共振器1202、1204によって共有されている。
反射器1118、1116、1114及び1120の金属ストリップ1120もまた、互いに接続され、及び/又は短縮されている。変形では、それらを相互に接続しないこともできる。
この変形で説明される共振器デバイス1500は、最長のSAWタグ1202の第1の変換器-反射器ギャップ内に配置される空洞1422での応力を測定する。空洞1422は、ギャップL11及びL21によって定義される。別の変形では、1つのSAWタグが、他のSAWタグ又は共振器と複数の空洞を共有することができる。これにより、応力の分布を測定することを可能にする。
図7dは、図7cの共振器デバイス1300の変形であり、空洞1222が金属化されている。空洞1222の金属化は、図7dに示されるように表面全体で行うことができるが、空洞1222の表面の一部でのみ行うこともできる。したがって、空洞1222の表面は、完全に金属化することも、部分的に金属化することもできる。変形では、空洞1222はまた、金属格子又は互いに重ね合わされた複数の金属格子を含むことができる。別の変形では、空洞表面は、活性層によって部分的又は完全に覆われ得る。例えば、活性層は磁場に敏感である可能性がある。したがって、磁歪によって、フィルムは、本発明に従って検出することができる応力を受ける可能性がある。活性層は、パラジウムや水素などのガスにさらされるとその特性が変化する層でもあり得る。
この変形で説明されるような共振器デバイス1400は、センサ感度を高めることを可能にするか、又はより一般的には、センサ動作を最適化することを可能にする。
図7eは、図7cの共振器デバイス1300の変形であり、共振器1202の分割は、遅延線又は共振器1114、1116、及び1118の間で行われるため、共振器1202の分割部分1202bは、ここで、変換器構造1108を備えた変換器構造1108の一方の側にいくつかの反射器1114、1116、及び1118を含み、変換器構造1108の他方の側に反射構造1118を含む。共振器1204は、図7cと同じである。
この変形で説明される共振器デバイス1500は、共振器の遅延線上の、最長のSAW-タグ1202の距離L11とL21によって定義される第1の変換器-反射器ギャップの間以外のどこかに配置される空洞1422で応力を測定する。
本発明のいくつかの実施形態が説明されてきた。それにもかかわらず、以下の特許請求の範囲を逸脱することなく、様々な修正及び強化を行うことができることが理解される。

Claims (17)

  1. 応力を測定するための共振器デバイス(200、300、350、370、500、600、700、800、900、1000、1100、1200、1300、1400、1500)であって、少なくとも2つの共振器(202、204、502、504、602、604、702、704、804、1102、1104、1202、1204、1302、1402)を備え、各共振器(202、204、502、504、602、604、702、704、804、1102、1104、1202、1204、1302、1402)は、圧電基板(206、306、406)上又は内の2つの反射構造(212、214、216、218、512、514、516、518、712、714、716、718、818、1108、1112、1114、1116、1118、1212、1214、1216、1218)の間に配置されたインターデジタル変換器構造(208、210、708、710、810、1108、1110)を備える、共振器デバイスにおいて、
    前記少なくとも2つの共振器(202、204、502、504、602、604、702、704、804、1102、1104、1202、1204、1302、1402)は、2つの異なる波の伝搬方向を有するように配置及び位置付けされ、
    各共振器(202、204、502、504、602、604、702、704、804、1102、1104、1202、1204、1302、1402)は、空洞(222、622、722、822、922、1022、1122、1222、1422)を形成する前記少なくとも2つの共振器(202、204、502、504、602、604、702、704、804、1102、1104、1202、1204、1302、1402)の2つの部分の間の領域を有する前記少なくとも2つの部分を備え、
    前記空洞(222、622、722、822、922、1022、1122、1222、1422)は、前記少なくとも2つの共振器(202、204、502、504、602、604、702、704、804、1102、1104、1202、1204、1302、1402)によって共有されることを特徴とする、共振器デバイス(200、300、350、370、500、600、700、800、900、1000、1100、1200、1300、1400、1500)。
  2. 前記少なくとも2つの共振器(202、204、502、504、804)の前記少なくとも2つの部分のそれぞれは、少なくとも1つの反射構造(212、214、216、218、512、514、516、518、818)と、対応する共振器(202、204、502、504、804)の前記インターデジタル変換器構造(208、210、810)の一部とを備える、請求項1に記載の共振器デバイス(200、300、350、370、500、800、900、1000)。
  3. 前記共振器(202、204、502、504、602、604、702、704、804、1102、1104、1202、1204、1302、1402)の前記インターデジタル変換器構造(208、210、708、710、810、1108、1110)は、インターデジタル櫛電極(226、224、240、242、724、730)を備え、前記少なくとも2つの共振器(202、204、502、504、602、604、702、704、804、1102、1104、1202、1204、1302、1402)の少なくとも1つの変換器構造(208、210、708、710、810、1108、1110)について、前記インターデジタル櫛電極(226、224、240、242、724、730)は、p=λ/2によって与えられるブラッグ条件によって定義され、λは、前記変換器構造(208、210、708、710、810、1108、1110)の動作音波長であり、pは、前記変換器構造(208、210、708、710、810、1108、1110)の電極ピッチである、請求項1又は2に記載の共振器デバイス(200、300、350、370、500、600、700、800、900、1000、1100、1200、1300、1400、1500)。
  4. 前記2つの異なる波の伝搬方向は互いに角度Θを形成し、Θは±90°以下である、請求項1~3のいずれか一項に記載の共振器デバイス(200、300、350、370、500、600、700、800、900、1000、1100、1200、1300、1400、1500)。
  5. 一方の共振器(202、204、502、504、602、604、702、704、804、1102、1104、1202、1204、1302、1402)の前記インターデジタル変換器構造(208、210、708、710、810、1108、1110)の前記電極(226、224、240、242、724、730)は、他方の共振器(202、204、502、504、602、604、702、704、804、1102、1104、1202、1204、1302、1402)の前記変換器構造(208、210、708、710、810、1108、1110)の前記電極(226、224、240、242、724、730)と異なる方法で電気的に接続されている、請求項1~4のいずれか一項に記載の共振器デバイス(200、300、350、370、500、600、700、800、900、1000、1100、1200、1300、1400、1500)。
  6. 前記共振器(202、204、502、504、602、604、702、704、804、1102、1104、1202、1204、1302、1402)の少なくとも1つは、その波の伝搬方向が前記圧電基板(206、306、406)の結晶軸線の1つに平行になるように配置及び位置付けされている、請求項1~5のいずれか一項に記載の共振器デバイス(200、300、350、370、500、600、700、800、900、1000、1100、1200、1300、1400、1500)。
  7. 前記共振器(202、204、502、504、602、604、702、704、804、1102、1104、1202、1204、1302、1402)の少なくとも1つは、その波の伝搬方向が前記圧電基板(206、306、406)の結晶軸線の1つに対して角度Ψ、特に±45°に等しい角度Ψをなすように、配置及び位置付けされている、請求項1~5のいずれか一項に記載の共振器デバイス(200、300、350、370、500、600、700、800、900、1000、1100、1200、1300、1400、1500)。
  8. 前記空洞(922、1022)の表面の少なくとも一部は金属化されている、請求項1~7のいずれか一項に記載の共振器デバイス(200、300、350、370、500、600、700、800、900、1000、1100、1200、1300、1400、1500)。
  9. 前記空洞(1022)の金属化は、少なくとも1つ又は複数の格子(1022、1024)を備える、請求項8に記載の共振器デバイス(200、300、350、370、500、600、700、800、900、1000、1100、1200、1300、1400、1500)。
  10. 前記共振器(502、504、702、704、804、1202、1204、1302、1402)の前記反射構造(512、514、516、518、712、714、716、718、818、1108、1112、1114、1116、1118)のそれぞれは、1つ又は複数の金属ストリップ(220、520、1120)を備え、前記金属ストリップ(220、520、1120)は、互いに接続されているか、又は接地されている、請求項1~9のいずれか一項に記載の共振器デバイス(200、300、350、370、500、600、700、800、900、1000、1100、1200、1300、1400、1500)。
  11. 前記共振器(202、204、502、504、602、604、702、704、804、1102、1104、1202、1204、1302、1402)は、表面音波共振器(SAW)、バルク音波共振器(BAW)、ラブ波又はラム波又は剪断板モード音響共振器である、請求項1~10のいずれか一項に記載の共振器デバイス(200、300、350、370、500、600、700、800、900、1000、1100、1200、1300、1400、1500)。
  12. 請求項1~11のいずれか一項に記載の少なくとも1つの共振器デバイス(350、370)を備える、差動感知デバイス(400)。
  13. 前記共振器のうちの1つの前記伝搬方向は、半径方向の力を感知するために、半径方向(408)に平行又は垂直である、請求項12に記載の差動感知デバイス(400)。
  14. 前記共振器のうちの1つの前記伝搬方向は、接線力を感知するために、半径方向(408)に対してある角度、特に45°である、請求項12に記載の差動感知デバイス(400)。
  15. 請求項13に従って配置された1つの共振器デバイス(350)及び請求項14に従って配置された1つの共振器デバイス(370)を備える、差動感知デバイス(400)。
  16. 前記少なくとも1つの共振器デバイス(350、370)に接続されたアンテナ(410)をさらに備える、請求項12~15のいずれか一項に記載の差動感知デバイス(400)。
  17. 少なくとも2つの差動共振器デバイス(350、370)が同じ圧電基板(406)上に設けられている、請求項15又は請求項16に記載の差動感知デバイス(400)。
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