JP2022521719A - 電力制御方法および電力制御装置 - Google Patents

電力制御方法および電力制御装置 Download PDF

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Abstract

本出願は電力制御方法および電力制御装置を提供する。方法は、第1の端末デバイスにより、第2の端末デバイスへ第1の信号を第1の送信電力で送信するステップと、第1の端末デバイスにより、第2の端末デバイスから第1の情報を受信するステップであって、第1の情報が、第1の受信電力を指示するために使用されるか、または第1の受信電力を含み、第1の受信電力が第1の信号の受信電力である、ステップと、第1の端末デバイスにより、第1の送信電力と第1の受信電力とに基づいて、第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の経路損失の推定値を決定するステップとを含む。本出願によれば、電力制御を適切に行うことができる。本出願は、車両のインターネットに、例えば、V2X、LTE-V、およびV2Vに、応用でき、あるいは、D2D、インテリジェントドライビング、およびインテリジェントコネクティッドビークルなどの分野に応用できる。

Description

本出願は、参照により全体が本出願に組み込まれる、2019年2月15日に中国特許庁に提出された「電力制御方法および電力制御装置」と題する中国特許出願第201910119337.7号の優先権を主張する。
本出願は通信技術分野に関し、特に電力制御方法および電力制御装置に関する。
第3世代パートナーシッププロジェクト(the 3rd generation partnership project、3GPP)によって提案されたロングタームエボリューション(long term evolution、LTE)技術を採用するネットワークでは、車両-エブリシング間(vehicle-to-everything、V2X)通信のためのインターネット車両技術が提案されている。V2X通信は車両と車両外のあらゆる物との通信であり、車両-車両間(vehicle-to-vehicle、V2V)通信、車両-歩行者間(vehicle-to-pedestrian、V2P)通信、車両-インフラ間(vehicle-to-infrastructure、V2I)通信、および車両-ネットワーク間(vehicle to network、V2N)通信を含む。
車両は、車両間の直接通信を通じて他車両の状態情報や道路状況をリアルタイムで得ることができるため、車両の運転をより良く支援できる。
LTE-V2Xのサービスタイプは主にブロードキャストメッセージである。しかし、NR-V2Xのサービスタイプはさらにユニキャストメッセージやグループキャストメッセージなどであり得る。したがって、NR-V2Xで電力制御をどのように行うかを早急に解決する必要がある。
本出願は、電力制御を適切に実施するため、電力制御方法および電力制御装置を提供する。
第1の態様によれば、本出願の一実施形態は電力制御方法を提供する。方法は、第1の端末デバイスが第2の端末デバイスへ第1の信号を第1の送信電力で送信するステップと、第1の端末デバイスが第2の端末デバイスから第1の情報を受信するステップであって、第1の情報が、第1の受信電力を指示するために使用されるか、またはこれを含み、第1の受信電力が第1の信号の受信電力である、ステップと、第1の端末デバイスが、第1の送信電力と第1の受信電力とに基づいて、第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の経路損失の推定値を決定するステップとを含む。
本出願の本実施形態において、第1の端末デバイスは、第2の端末デバイスによって送信される第1の情報に基づいて、第2の端末デバイスによって受信される第1の信号の受信電力を得る。したがって、第1の端末デバイスは、第1の信号の送信電力と受信電力とに基づいて、第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の経路損失の推定値を決定することができるため、第1の端末デバイスは、第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の経路損失の推定値を正確に得ることができ、これにより、第1の端末デバイスによって行われる電力制御の精度が上がる。
第1の態様を参照し、可能な一実装において、第1の端末デバイスが第1の送信電力と第1の受信電力とに基づいて、第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の経路損失の推定値を決定するステップの後に、方法は、第1の端末デバイスが、第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の経路損失の推定値に基づいて、第2の送信電力を決定するステップであって、第2の送信電力が第2の信号の送信電力である、ステップと、第1の端末デバイスが第2の端末デバイスへ第2の信号を第2の送信電力で送信するステップとをさらに含む。
本出願の本実施形態において、第1の端末デバイスは、第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の経路損失の推定値に基づいて、第2の信号の送信電力を決定する。このように、第1の端末デバイスとネットワークデバイスとの間の経路損失の推定値に基づいて送信電力が決定されることから生じる不正確な送信電力制御や性能低下は、より多くのV2Xシナリオで回避される。したがって、本出願の本実施形態はより多くのシナリオに応用でき、電力制御の精度は高められる。
第1の態様、または第1の態様の可能な実装のいずれか1つを参照し、第2の送信電力は次式を満足する。
P1=min{PCMAX,f(M)+PO+α×PL1
ここで、P1は第2の送信電力であり、PCMAXは最大送信電力であり、f(M)は第2の信号の帯域幅の関数であり、POは第2の端末デバイスの目標受信電力であり、PL1は第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の経路損失の推定値である。
第1の態様、または第1の態様の可能な実装のいずれか1つを参照し、第2の送信電力は次式を満足する。
P1=min{PCMAX,f(M)+PO+α×PL1+f}
ここで、P1は第2の送信電力であり、PCMAXは最大送信電力であり、f(M)は第2の信号の帯域幅の関数であり、POは第2の端末デバイスの目標受信電力であり、PL1は第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の経路損失の推定値であり、fは調整パラメータである。
第1の態様、または第1の態様の可能な実装のいずれか1つを参照し、第1の端末デバイスが、第1の送信電力と第1の受信電力とに基づいて、第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の経路損失の推定値を決定するステップの後に、方法は、第1の端末デバイスが、第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の経路損失の推定値と、第1の端末デバイスとネットワークデバイスとの間の経路損失の推定値とに基づいて、第2の送信電力を決定するステップであって、第2の送信電力が第2の信号の送信電力である、ステップと、第1の端末デバイスが第2の端末デバイスへ第2の信号を第2の送信電力で送信するステップとをさらに含む。
第1の態様、または第1の態様の可能な実装のいずれか1つを参照し、第2の送信電力は次式を満足する。
P1=min{PCMAX,f(M)+PO+α×min(PL1,PL2)}
ここで、P1は第2の送信電力であり、PCMAXは最大送信電力であり、f(M)は第2の信号の帯域幅の関数であり、POは第2の端末デバイスの目標受信電力であり、PL1は第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の経路損失の推定値であり、PL2は第1の端末デバイスとネットワークデバイスとの間の経路損失の推定値である。
第1の態様、または第1の態様の可能な実装のいずれか1つを参照し、第2の送信電力は次式を満足する。
P1=min{PCMAX,f(M)+PO+α×min(PL1,PL2)+f}
ここで、P1は第2の送信電力であり、PCMAXは最大送信電力であり、f(M)は第2の信号の帯域幅の関数であり、POは第2の端末デバイスの目標受信電力であり、PL1は第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の経路損失の推定値であり、PL2は第1の端末デバイスとネットワークデバイスとの間の経路損失の推定値であり、fは調整パラメータである。
第1の態様、または第1の態様の可能な実装のいずれか1つを参照し、第1の信号は、チャネル状態情報参照信号(channel state information reference signal、CSI RS)と同期信号ブロックのいずれか一方または両方を含む。
本出願の本実施形態において、CSI RSはサイドリンク(sidelink)上のCSI RSとしてさらに理解でき、同期信号ブロックはSL同期信号ブロックとしてさらに理解できる。
第2の態様によれば、本出願の一実施形態は電力制御方法を提供する。方法は、第2の端末デバイスが第1の端末デバイスから第1の信号を受信するステップと、第2の端末デバイスが第1の端末デバイスへ第1の情報を送信するステップであって、第1の情報が、第1の受信電力を指示するために使用されるか、またはこれを含み、第1の受信電力が第1の信号の受信電力である、ステップとを含む。
本出願の本実施形態において、第2の端末デバイスは第1の端末デバイスへ第1の情報を送信するので、第1の端末デバイスは、第1の情報に基づいて、第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の経路損失の推定値を決定することができる。したがって、第1の端末デバイスは信号の送信電力を適切に制御できる。
第2の態様を参照し、可能な一実装において、第1の信号は、チャネル状態情報参照信号CSI RSと同期信号ブロックのいずれか一方または両方を含む。
第3の態様によれば、本出願の一実施形態は電力制御方法を提供する。方法は、第1の端末デバイスが第2の端末デバイスへ第2の情報を送信するステップであって、第2の情報が、第3の送信電力を指示するために使用されるか、またはこれを含む、ステップと、第1の端末デバイスが第2の端末デバイスによって第3の送信電力で送信される第3の信号を受信するステップと、第1の端末デバイスが、第3の受信電力と第3の送信電力とに基づいて、第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の経路損失の推定値を決定するステップであって、第3の受信電力が第3の信号の受信電力である、ステップとを含む。
第3の態様を参照し、可能な一実装において、第1の端末デバイスが、第3の受信電力と第3の送信電力とに基づいて、第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の経路損失の推定値を決定するステップの後に、方法は、第1の端末デバイスが、第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の経路損失の推定値に基づいて、第4の送信電力を決定するステップであって、第4の送信電力が第4の信号の送信電力である、ステップと、第1の端末デバイスが第2の端末デバイスへ第4の信号を第4の送信電力で送信するステップとをさらに含む。
第3の態様、または第3の態様の可能な実装のいずれか1つを参照し、第4の送信電力は次式を満足する。
P2=min{PCMAX,f(N)+PO+α×PL1
ここで、P2は第4の送信電力であり、PCMAXは最大送信電力であり、f(N)は第4の信号の帯域幅の関数であり、POは第2の端末デバイスの目標受信電力であり、PL1は第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の経路損失の推定値である。
第3の態様、または第3の態様の可能な実装のいずれか1つを参照し、第4の送信電力は次式を満足する。
P2=min{PCMAX,f(N)+PO+α×PL1+f}
ここで、P2は第4の送信電力であり、PCMAXは最大送信電力であり、f(N)は第4の信号の帯域幅の関数であり、POは第2の端末デバイスの目標受信電力であり、PL1は第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の経路損失の推定値であり、fは調整パラメータである。
第3の態様、または第3の態様の可能な実装のいずれか1つを参照し、第1の端末デバイスが、第3の受信電力と第3の送信電力とに基づいて、第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の経路損失の推定値を決定するステップの後に、方法は、第1の端末デバイスが、第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の経路損失の推定値と、第1の端末デバイスとネットワークデバイスとの間の経路損失の推定値とに基づいて、第4の送信電力を決定するステップであって、第4の送信電力が第4の信号の送信電力である、ステップと、第1の端末デバイスが第2の端末デバイスへ第4の信号を第4の送信電力で送信するステップとをさらに含む。
第3の態様、または第3の態様の可能な実装のいずれか1つを参照し、第4の送信電力は次式を満足する。
P2=min{PCMAX,f(N)+PO+α×min(PL1,PL2)}
ここで、P2は第4の送信電力であり、PCMAXは最大送信電力であり、f(N)は第4の信号の帯域幅の関数であり、POは第2の端末デバイスの目標受信電力であり、PL1は第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の経路損失の推定値であり、PL2は第1の端末デバイスとネットワークデバイスとの間の経路損失の推定値である。
第3の態様、または第3の態様の可能な実装のいずれか1つを参照し、第4の送信電力は次式を満足する。
P2=min{PCMAX,f(N)+PO+α×min(PL1,PL2)+f}
ここで、P2は第4の送信電力であり、PCMAXは最大送信電力であり、f(N)は第4の信号の帯域幅の関数であり、POは第2の端末デバイスの目標受信電力であり、PL1は第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の経路損失の推定値であり、PL2は第1の端末デバイスとネットワークデバイスとの間の経路損失の推定値であり、fは調整パラメータである。
第3の態様、または第3の態様の可能な実装のいずれか1つを参照し、第3の信号は、チャネル状態情報参照信号CSI RSと同期信号ブロックのいずれか一方または両方を含む。
第4の態様によれば、本出願の一実施形態は電力制御方法を提供する。方法は、第2の端末デバイスが第1の端末デバイスから第2の情報を受信するステップであって、第2の情報が、第3の送信電力を指示するために使用されるか、またはこれを含む、ステップと、第2の端末デバイスが第1の端末デバイスへ第3の信号を第3の送信電力で送信するステップとを含む。
第4の態様を参照し、可能な一実装において、第3の信号は、チャネル状態情報参照信号CSI RSと同期信号ブロックのいずれか一方または両方を含む。
第5の態様によれば、本出願の一実施形態は電力制御装置を提供する。装置は、第2の端末デバイスへ第1の信号を第1の送信電力で送信するように構成された送信ユニットと、第2の端末デバイスから第1の情報を受信するように構成された受信ユニットであって、第1の情報が、第1の受信電力を指示するために使用されるか、またはこれを含み、第1の受信電力が第1の信号の受信電力である、受信ユニットと、第1の送信電力と第1の受信電力とに基づいて、第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の経路損失の推定値を決定するように構成された処理ユニットとを含む。
第5の態様を参照し、可能な一実装において、処理ユニットは、第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の経路損失の推定値に基づいて第2の送信電力を決定するようにさらに構成され、第2の送信電力が第2の信号の送信電力である。送信ユニットは、第2の端末デバイスへ第2の信号を第2の送信電力で送信するようにさらに構成される。
第5の態様、または第5の態様の可能な実装のいずれか1つを参照し、第2の送信電力は次式を満足する。
P1=min{PCMAX,f(M)+PO+α×PL1
ここで、P1は第2の送信電力であり、PCMAXは最大送信電力であり、f(M)は第2の信号の帯域幅の関数であり、POは第2の端末デバイスの目標受信電力であり、PL1は第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の経路損失の推定値である。
第5の態様、または第5の態様の可能な実装のいずれか1つを参照し、第2の送信電力は次式を満足する。
P1=min{PCMAX,f(M)+PO+α×PL1+f}
ここで、P1は第2の送信電力であり、PCMAXは最大送信電力であり、f(M)は第2の信号の帯域幅の関数であり、POは第2の端末デバイスの目標受信電力であり、PL1は第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の経路損失の推定値であり、fは調整パラメータである。
第5の態様、または第5の態様の可能な実装のいずれか1つを参照し、処理ユニットは、第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の経路損失の推定値と、第1の端末デバイスとネットワークデバイスとの間の経路損失の推定値とに基づいて、第2の送信電力を決定するようにさらに構成され、第2の送信電力が第2の信号の送信電力である。送信ユニットは、第2の端末デバイスへ第2の信号を第2の送信電力で送信するようにさらに構成される。
第5の態様、または第5の態様の可能な実装のいずれか1つを参照し、第2の送信電力は次式を満足する。
P1=min{PCMAX,f(M)+PO+α×min(PL1,PL2)}
ここで、P1は第2の送信電力であり、PCMAXは最大送信電力であり、f(M)は第2の信号の帯域幅の関数であり、POは第2の端末デバイスの目標受信電力であり、PL1は第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の経路損失の推定値であり、PL2は第1の端末デバイスとネットワークデバイスとの間の経路損失の推定値である。
第5の態様、または第5の態様の可能な実装のいずれか1つを参照し、第2の送信電力は次式を満足する。
P1=min{PCMAX,f(M)+PO+α×min(PL1,PL2)+f}
ここで、P1は第2の送信電力であり、PCMAXは最大送信電力であり、f(M)は第2の信号の帯域幅の関数であり、POは第2の端末デバイスの目標受信電力であり、PL1は第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の経路損失の推定値であり、PL2は第1の端末デバイスとネットワークデバイスとの間の経路損失の推定値であり、fは調整パラメータである。
第5の態様、または第5の態様の可能な実装のいずれか1つを参照し、第1の信号は、チャネル状態情報参照信号CSI RSと同期信号ブロックのいずれか一方または両方を含む。
第6の態様によれば、本出願の一実施形態は電力制御装置を提供する。装置は、第1の端末デバイスから第1の信号を受信するように構成された受信ユニットと、第1の端末デバイスへ第1の情報を送信するように構成された送信ユニットであって、第1の情報が、第1の受信電力を指示するために使用されるか、またはこれを含み、第1の受信電力が第1の信号の受信電力である、送信ユニットとを含む。
第6の態様を参照し、可能な一実装において、第1の信号は、チャネル状態情報参照信号CSI RSと同期信号ブロックのいずれか一方または両方を含む。
第7の態様によれば、本出願の一実施形態は電力制御装置を提供する。装置は、第2の端末デバイスへ第2の情報を送信するように構成された送信ユニットであって、第2の情報が、第3の送信電力を指示するために使用されるか、またはこれを含む、送信ユニットと、第2の端末デバイスによって第3の送信電力で送信される第3の信号を受信するように構成された受信ユニットと、第3の受信電力と第3の送信電力とに基づいて、第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の経路損失の推定値を決定するように構成された処理ユニットであって、第3の受信電力が第3の信号の受信電力である、処理ユニットとを含む。
第7の態様を参照し、可能な一実装において、処理ユニットは、第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の経路損失の推定値に基づいて第4の送信電力を決定するようにさらに構成され、第4の送信電力が第4の信号の送信電力である。送信ユニットは、第2の端末デバイスへ第4の信号を第4の送信電力で送信するようにさらに構成される。
第7の態様、または第7の態様の可能な実装のいずれか1つを参照し、第4の送信電力は次式を満足する。
P2=min{PCMAX,f(N)+PO+α×PL1
ここで、P2は第4の送信電力であり、PCMAXは最大送信電力であり、f(N)は第4の信号の帯域幅の関数であり、POは第2の端末デバイスの目標受信電力であり、PL1は第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の経路損失の推定値である。
第7の態様、または第7の態様の可能な実装のいずれか1つを参照し、第4の送信電力は次式を満足する。
P2=min{PCMAX,f(N)+PO+α×PL1+f}
ここで、P2は第4の送信電力であり、PCMAXは最大送信電力であり、f(N)は第4の信号の帯域幅の関数であり、POは第2の端末デバイスの目標受信電力であり、PL1は第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の経路損失の推定値であり、fは調整パラメータである。
第7の態様、または第7の態様の可能な実装のいずれか1つを参照し、処理ユニットは、第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の経路損失の推定値と、第1の端末デバイスとネットワークデバイスとの間の経路損失の推定値とに基づいて、第4の送信電力を決定するようにさらに構成され、第4の送信電力が第4の信号の送信電力である。送信ユニットは、第2の端末デバイスへ第4の信号を第4の送信電力で送信するようにさらに構成される。
第7の態様、または第7の態様の可能な実装のいずれか1つを参照し、第4の送信電力は次式を満足する。
P2=min{PCMAX,f(N)+PO+α×min(PL1,PL2)}
ここで、P2は第4の送信電力であり、PCMAXは最大送信電力であり、f(N)は第4の信号の帯域幅の関数であり、POは第2の端末デバイスの目標受信電力であり、PL1は第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の経路損失の推定値であり、PL2は第1の端末デバイスとネットワークデバイスとの間の経路損失の推定値である。
第7の態様、または第7の態様の可能な実装のいずれか1つを参照し、第4の送信電力は次式を満足する。
P2=min{PCMAX,f(N)+PO+α×min(PL1,PL2)+f}
ここで、P2は第4の送信電力であり、PCMAXは最大送信電力であり、f(N)は第4の信号の帯域幅の関数であり、POは第2の端末デバイスの目標受信電力であり、PL1は第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の経路損失の推定値であり、PL2は第1の端末デバイスとネットワークデバイスとの間の経路損失の推定値であり、fは調整パラメータである。
第7の態様、または第7の態様の可能な実装のいずれか1つを参照し、第3の信号は、チャネル状態情報参照信号CSI RSと同期信号ブロックのいずれか一方または両方を含む。
第8の態様によれば、本出願の一実施形態は電力制御装置を提供する。装置は、第1の端末デバイスから第2の情報を受信するように構成された受信ユニットであって、第2の情報が、第3の送信電力を指示するために使用されるか、またはこれを含む、受信ユニットと、第1の端末デバイスへ第3の信号を第3の送信電力で送信するように構成された送信ユニットとを含む。
第8の態様を参照し、可能な一実装において、第3の信号は、チャネル状態情報参照信号CSI RSと同期信号ブロックのいずれか一方または両方を含む。
第9の態様によれば、本出願の一実施形態は端末デバイスを提供し、端末デバイスは第1の端末デバイスとして使用される。第1の端末デバイスは、プロセッサと、メモリと、トランシーバとを含む。プロセッサはメモリに接続され、プロセッサはトランシーバに接続される。トランシーバは、第2の端末デバイスへ第1の信号を第1の送信電力で送信し、第2の端末デバイスから第1の情報を受信するように構成され、第1の情報が、第1の受信電力を指示するために使用されるか、またはこれを含み、第1の受信電力が第1の信号の受信電力である。プロセッサは、メモリ内の命令またはプログラムを実行するように構成され、プロセッサは、第1の送信電力と第1の受信電力とに基づいて、第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の経路損失の推定値を決定するように構成される。
第9の態様を参照し、可能な一実装において、プロセッサは、第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の経路損失の推定値に基づいて第2の送信電力を決定するようにさらに構成され、第2の送信電力が第2の信号の送信電力である。トランシーバは、第2の端末デバイスへ第2の信号を第2の送信電力で送信するようにさらに構成される。
第9の態様、または第9の態様の可能な実装のいずれか1つを参照し、第2の送信電力は次式を満足する。
P1=min{PCMAX,f(M)+PO+α×PL1
ここで、P1は第2の送信電力であり、PCMAXは最大送信電力であり、f(M)は第2の信号の帯域幅の関数であり、POは第2の端末デバイスの目標受信電力であり、PL1は第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の経路損失の推定値である。
第9の態様、または第9の態様の可能な実装のいずれか1つを参照し、第2の送信電力は次式を満足する。
P1=min{PCMAX,f(M)+PO+α×PL1+f}
ここで、P1は第2の送信電力であり、PCMAXは最大送信電力であり、f(M)は第2の信号の帯域幅の関数であり、POは第2の端末デバイスの目標受信電力であり、PL1は第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の経路損失の推定値であり、fは調整パラメータである。
第9の態様、または第9の態様の可能な実装のいずれか1つを参照し、プロセッサは、第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の経路損失の推定値と、第1の端末デバイスとネットワークデバイスとの間の経路損失の推定値とに基づいて、第2の送信電力を決定するようにさらに構成され、第2の送信電力が第2の信号の送信電力である。トランシーバは、第2の端末デバイスへ第2の信号を第2の送信電力で送信するようにさらに構成される。
第9の態様、または第9の態様の可能な実装のいずれか1つを参照し、第2の送信電力は次式を満足する。
P1=min{PCMAX,f(M)+PO+α×min(PL1,PL2)}
ここで、P1は第2の送信電力であり、PCMAXは最大送信電力であり、f(M)は第2の信号の帯域幅の関数であり、POは第2の端末デバイスの目標受信電力であり、PL1は第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の経路損失の推定値であり、PL2は第1の端末デバイスとネットワークデバイスとの間の経路損失の推定値である。
第9の態様、または第9の態様の可能な実装のいずれか1つを参照し、第2の送信電力は次式を満足する。
P1=min{PCMAX,f(M)+PO+α×min(PL1,PL2)+f}
ここで、P1は第2の送信電力であり、PCMAXは最大送信電力であり、f(M)は第2の信号の帯域幅の関数であり、POは第2の端末デバイスの目標受信電力であり、PL1は第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の経路損失の推定値であり、PL2は第1の端末デバイスとネットワークデバイスとの間の経路損失の推定値であり、fは調整パラメータである。
第9の態様、または第9の態様の可能な実装のいずれか1つを参照し、第1の信号は、チャネル状態情報参照信号CSI RSと同期信号ブロックのいずれか一方または両方を含む。
第10の態様によれば、本出願の一実施形態は端末デバイスを提供し、端末デバイスは第2の端末デバイスとして使用される。第2の端末デバイスは、プロセッサと、メモリと、トランシーバとを含む。プロセッサはメモリに接続され、プロセッサはトランシーバに接続される。トランシーバは、第1の端末デバイスから第1の信号を受信し、第1の端末デバイスへ第1の情報を送信するように構成され、第1の情報が、第1の受信電力を指示するために使用されるか、またはこれを含み、第1の受信電力が第1の信号の受信電力である。
第10の態様を参照し、可能な一実装において、第1の信号は、チャネル状態情報参照信号CSI RSと同期信号ブロックのいずれか一方または両方を含む。
第11の態様によれば、本出願の一実施形態は端末デバイスを提供し、端末デバイスは第1の端末デバイスとして使用される。第1の端末デバイスは、プロセッサと、メモリと、トランシーバとを含む。プロセッサはメモリに接続され、プロセッサはトランシーバに接続される。トランシーバは、第2の端末デバイスへ第2の情報を送信し、第2の情報が、第3の送信電力を指示するために使用されるか、またはこれを含み、第2の端末デバイスによって第3の送信電力で送信される第3の信号を受信するように構成される。プロセッサは、メモリ内の命令またはプログラムを実行するように構成され、プロセッサは、第3の受信電力と第3の送信電力とに基づいて、第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の経路損失の推定値を決定するように構成され、第3の受信電力が第3の信号の受信電力である。
第11の態様を参照し、可能な一実装において、プロセッサは、第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の経路損失の推定値に基づいて第4の送信電力を決定するようにさらに構成され、第4の送信電力が第4の信号の送信電力である。トランシーバは、第2の端末デバイスへ第4の信号を第4の送信電力で送信するようにさらに構成される。
第11の態様、または第11の態様の可能な実装のいずれか1つを参照し、第4の送信電力は次式を満足する。
P2=min{PCMAX,f(N)+PO+α×PL1
ここで、P2は第4の送信電力であり、PCMAXは最大送信電力であり、f(N)は第4の信号の帯域幅の関数であり、POは第2の端末デバイスの目標受信電力であり、PL1は第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の経路損失の推定値である。
第11の態様、または第11の態様の可能な実装のいずれか1つを参照し、第4の送信電力は次式を満足する。
P2=min{PCMAX,f(N)+PO+α×PL1+f}
ここで、P2は第4の送信電力であり、PCMAXは最大送信電力であり、f(N)は第4の信号の帯域幅の関数であり、POは第2の端末デバイスの目標受信電力であり、PL1は第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の経路損失の推定値であり、fは調整パラメータである。
第11の態様、または第11の態様の可能な実装のいずれか1つを参照し、プロセッサは、第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の経路損失の推定値と、第1の端末デバイスとネットワークデバイスとの間の経路損失の推定値とに基づいて、第4の送信電力を決定するようにさらに構成され、第4の送信電力が第4の信号の送信電力である。トランシーバは、第2の端末デバイスへ第4の信号を第4の送信電力で送信するようにさらに構成される。
第11の態様、または第11の態様の可能な実装のいずれか1つを参照し、第4の送信電力は次式を満足する。
P2=min{PCMAX,f(N)+PO+α×min(PL1,PL2)}
ここで、P2は第4の送信電力であり、PCMAXは最大送信電力であり、f(N)は第4の信号の帯域幅の関数であり、POは第2の端末デバイスの目標受信電力であり、PL1は第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の経路損失の推定値であり、PL2は第1の端末デバイスとネットワークデバイスとの間の経路損失の推定値である。
第11の態様、または第11の態様の可能な実装のいずれか1つを参照し、第4の送信電力は次式を満足する。
P2=min{PCMAX,f(N)+PO+α×min(PL1,PL2)+f}
ここで、P2は第4の送信電力であり、PCMAXは最大送信電力であり、f(N)は第4の信号の帯域幅の関数であり、POは第2の端末デバイスの目標受信電力であり、PL1は第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の経路損失の推定値であり、PL2は第1の端末デバイスとネットワークデバイスとの間の経路損失の推定値であり、fは調整パラメータである。
第11の態様、または第11の態様の可能な実装のいずれか1つを参照し、第3の信号は、チャネル状態情報参照信号CSI RSと同期信号ブロックのいずれか一方または両方を含む。
第12の態様によれば、本出願の一実施形態は端末デバイスを提供し、端末デバイスは第2の端末デバイスとして使用される。第2の端末デバイスは、プロセッサと、メモリと、トランシーバとを含む。プロセッサはメモリに接続され、プロセッサはトランシーバに接続される。トランシーバは、第1の端末デバイスから第2の情報を受信し、第2の情報が、第3の送信電力を指示するために使用されるか、またはこれを含み、第1の端末デバイスへ第3の信号を第3の送信電力で送信するように構成される。
第12の態様を参照し、可能な一実装において、第3の信号は、チャネル状態情報参照信号CSI RSと同期信号ブロックのいずれか一方または両方を含む。
第13の態様によれば、本出願の一実施形態はコンピュータ可読記憶媒体を提供する。コンピュータ可読記憶媒体は命令を保管する。命令がコンピュータ上で実行されると、コンピュータは、上記の態様のいずれか1つによる方法を実施可能となる。
第14の態様によれば、本出願の一実施形態は命令を含むコンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で実行すると、コンピュータは、上記の態様のいずれか1つによる方法を実施可能となる。
本出願の一実施形態による通信システムの概略図である。 本出願の一実施形態によるV2V通信シナリオの概略図である。 本出願の一実施形態によるビットマップの構造の概略図である。 本出願の一実施形態による周波数領域リソースの概略図である。 本出願の一実施形態による電力制御方法の概略流れ図である。 本出願の一実施形態による電力制御方法の一シナリオの概略図である。 本出願の一実施形態による電力制御方法の別の概略流れ図である。 本出願の一実施形態による電力制御装置の構造の概略図である。 本出願の一実施形態による電力制御装置の構造の別の概略図である。 本出願の一実施形態による端末デバイスの構造の概略図である。
これ以降は、本出願の実施形態の添付の図面を参照しながら本出願の実施形態を説明する。
本出願の明細書と特許請求の範囲と添付の図面において、「第1」、「第2」などの用語は、異なる対象を区別するためのものであり、特定の順序を示すものではない。加えて、用語「含む」、「有する」、およびそれらの他の何らかの変形は、非排他的包含をカバーするものである。例えば、一連のステップもしくはユニットを含むプロセス、方法、システム、製品、またはデバイスは、列挙されているステップもしくはユニットに限定されず、場合によっては、列挙されていないステップもしくはユニットをさらに含み、または場合によっては、そのプロセス、方法、製品、もしくはデバイスの別の固有のステップもしくはユニットをさらに含む。
本出願において、「少なくとも1つの(項目)」が1つ以上を意味し、「複数の」が2つ以上を意味し、「少なくとも2つの(項目)」が2つ、3つ以上を意味することを理解されたい。「および/または」という用語は、関連する対象間の関連付け関係を記述するために使用され、3つの関係が存在し得ることを示す。例えば、「Aおよび/またはB」は、以下の3つのケースを、すなわちAのみが存在するケース、Bのみが存在するケース、およびAとBの両方が存在するケースを示すことができ、AとBは単数形または複数形であってよい。文字「/」は通常、関連付けられる対象間の「または」の関係を示す。「以下の項目(部分)のうちの少なくとも1つ」またはその類似表現は、単一の項目(部分)または複数の項目(部分)の任意の組み合わせを含む、これらの項目の任意の組み合わせを示す。例えば、a、b、またはcのうちの少なくとも1つは、a、b、c、「aおよびb」、「aおよびc」、「bおよびc」、または「a、b、およびc」を示してよく、a、b、およびcは単数形または複数形であってよい。
これ以降は、本出願の実施形態におけるシナリオを具体的に説明する。
本出願で使用される通信システムは、無線セルラー通信システムとして理解でき、あるいはセルラーネットワークアーキテクチャに基づく無線通信システムとして、例えば、第5世代(5th-generation、5G)モバイル通信システムおよび次世代モバイル通信システムとして、理解することもできる。図1は、本出願の一実施形態による通信システムの概略図である。本出願のソリューションは通信システムに応用可能である。通信システムは少なくとも1つのネットワークデバイスを含んでよく、図には、ただ1つのネットワークデバイスが、例えば、次世代NodeB(the next generation Node B、gNB)が示されている。通信システムは、ネットワークデバイスに接続された1つ以上の端末デバイスを、例えば、図の中の端末デバイス1と端末デバイス2とを、さらに含んでよい。
ネットワークデバイスは端末デバイスと通信できるデバイスであってよい。ネットワークデバイスは無線トランシーバ機能を有する何らかのデバイスであってよく、基地局を含み、ただしこれに限定されない。例えば、基地局はgNBであってよく、または基地局は将来の通信システムの基地局であってもよい。任意に選べることとして、ネットワークデバイスは、無線ローカルエリアネットワーク(wireless fidelity、WiFi)システムにおけるアクセスノード、無線中継ノード、無線バックホールノードなどであってもよい。任意に選べることとして、ネットワークデバイスは、クラウド無線アクセスネットワーク(cloud radio access network、CRAN)シナリオにおける無線コントローラであってもよい。任意に選べることとして、ネットワークデバイスは、ウェアラブルデバイスや車載デバイスなどであってもよい。任意に選べることとして、ネットワークデバイスは、スモールセル、送受信ポイント(transmission reference point、TRP)、沿道ユニット(road side unit)などであってもよい。当然、本出願はそれらに限定されない。
端末デバイスは、ユーザー機器(user equipment、UE)や端末などと呼ばれる場合もある。端末デバイスは無線トランシーバ機能を有するデバイスである。端末デバイスは陸上に配置される場合があり、屋内デバイス、屋外デバイス、ハンドヘルドデバイス、ウェアラブルデバイス、もしくは車載デバイスを含み、または水上に、例えば船に、配置される場合があり、または空中に、例えば、飛行機、気球、もしくは衛星に、配置される場合がある。端末デバイスは、携帯電話機(mobile phone)、タブレット(Pad)、無線トランシーバ機能を有するコンピュータ、仮想現実(virtual reality,VR)端末デバイス、拡張現実(augmented reality,AR)端末デバイス、産業用制御(industrial control)の無線端末、自動運転(self driving)の無線端末、遠隔医療(remote medical)の無線端末、スマートグリッド(smart grid)の無線端末、輸送安全性(transportation safety)の無線端末、スマートシティ(smart city)の無線端末、スマートホーム(smart home)の無線端末などであってよい。
図1に示されている通信システムで、端末デバイス1と端末デバイス2との通信が、デバイス-デバイス間(device to device、D2D)技術か車両-エブリシング間(vehicle-to-everything、V2X)通信技術を使用して行われることは理解できる。図1に示されている通信システムで、端末デバイス3と端末デバイス4との通信が、デバイス-デバイス間(device to device、D2D)技術か車両-エブリシング間(vehicle-to-everything、V2X)通信技術を使用して行われることは理解できる。さらなるシナリオにおいて、本出願の本実施形態に示されている通信システムをV2X通信にさらに応用できることは理解できる。例えば、V2X通信の端末デバイスが基地局の通信範囲内にあるか否かは、本出願の本実施形態で限定されない。
例えば、図2は、本出願の一実施形態によるV2V通信シナリオの概略図である。図2に示されているように、車両は、運転の過程で、V2V通信によって近傍の他車両と情報を直接交換できる。
LTE V2V通信システムは一般的に2つの通信モードを有する。第1の通信モードは、基地局によって行われるスケジューリングに基づくV2V通信であり、V2Vユーザーは、基地局のスケジューリング情報に基づいてスケジュールされた時間・周波数リソースでV2V通信のための制御情報とデータを送信する。第2の通信モードでは、V2VユーザーがV2V通信リソースプールに含まれている使用可能な時間・周波数リソースから通信に使用する時間・周波数リソースを選択し、選択された時間・周波数リソースで制御情報とデータを送信する。
V2V通信のための時間・周波数リソースは、V2V通信リソースプールに基づいて構成される。V2V通信リソースプールは、V2V通信に使用される時間リソースと周波数リソースを含むセットとみなすことができる。具体的に述べると、時間リソースの場合は、基地局が1つのビットマップを使用し、このビットマップを周期的に繰り返すことで、システム内の全サブフレームのうちの、V2V通信に使用される1セットのサブフレームを指示する。図3は、本出願の一実施形態によるビットマップの概略図である。図3に示されたビットマップの長さが8ビットであることは理解できる。V2V通信リソースプール内の周波数リソースの場合は、基地局がV2V通信に使用される周波数帯域を数個のサブチャネルに分割し、それぞれのサブチャネルは一定数のリソースブロックを含む。図4は、本出願の一実施形態による周波数領域リソースの概略図である。基地局は、V2V通信に使用される周波数リソースの第1のリソースブロック(resource block、RB)の連番と、通信リソースプールに含まれているサブチャネルの合計数Nと、それぞれのサブチャネルに含まれているリソースブロックの数nCHを指示できる。
以上の内容が本出願の実施形態で提供されるV2X伝送に使用される時間・周波数リソースの一例に過ぎないことは理解できる。具体的な実装では、V2X伝送に使用される時間・周波数リソースがさらに別の様態や別の構造などであってよい。これは本出願の実施形態で限定されない。
LTE通信システムやNR通信システムでは、基地局が端末デバイスのアップリンク電力を制御できる。アップリンク電力制御の基本的考え方として、端末デバイスの経路損失に基づいて、基地局から様々な距離で端末デバイスによって送信されるアップリンク信号の平均電力は、ざっと同じである。例えば、端末デバイスが基地局に比較的近い場合は、端末デバイスの送信電力は比較的小さい。端末デバイスが基地局から離れている場合は、端末デバイスの送信電力は比較的大きい。例えば、端末デバイスのアップリンク電力制御の式は、次式を満足できる。
PPUSCH=min{PCMAX,PO+α×PL+10 log10(2μ×MRB)+ΔTF+δ} (1)
ここで、PPUSCHは物理アップリンク共有チャネル(physical uplink shared channel、PUSCH)の送信電力であり、PCMAXは端末デバイスの最大送信電力であり、POはネットワーク側によって設定される基地局の目標受信電力であり、αは経路損失調整係数であり、PLは端末デバイスと基地局との間の経路損失であり、MRBはUEによって占められるRBの数であり、ΔTFは端末デバイスによって送信されるアップリンクデータの変調・符号化方式(modulation and coding scheme、MCS)に関係するパラメータであり、δは閉ループベースの電力制御パラメータである。
式(1)で、PLは通常、基地局によって配信されるダウンリンク参照信号の受信電力を端末デバイスが測定した後に得られる。例えば、PLは次式を満足できる。
PL=referenceSignalPower-RSRPf (2)
ここで、referenceSignalPowerは参照信号送信電力であり、値は上位層シグナリングを使用して基地局によって設定することができ、すなわち、ダウンリンク参照信号の送信電力は上位層シグナリングを使用して指示され、RSRPfは、端末デバイスがダウンリンク参照信号を測定し、測定値に対して上位層フィルタリングを行った後に得られる参照信号受信電力(reference signal received power、RSRP)である。
さらに、LTE-V2Xシステムでは、V2X電力制御が主に端末デバイスとネットワークデバイスとの間の経路損失に基づいており、つまり、V2X伝送はアップリンク伝送に対して干渉を引き起こすことができない。LTE-V2Xにおける物理サイドリンク共有チャネル(physical sidelink shared channel、PSSCH)の電力制御の式は、次式を満足できる。
Figure 2022521719000002
LTE-V2Xにおける物理サイドリンク制御チャネル(physical sidelink control channel、PSCCH)の電力制御の式は、次式を満足できる。
Figure 2022521719000003
ここで、PPSSCHはPSSCHの送信電力であり、PPSCCHはPSCCHの送信電力であり、MPSSCHはPSSCHの帯域幅であり、MPSCCHはPSCCHの帯域幅であり、PCMAXは最大送信電力であり、あるいは端末デバイスによって許容される最大送信電力として理解でき、PLは端末デバイスと基地局との間の経路損失であり、通信システムでは、特に時分割二重(time division duplexing、TDD)システムでは一般的に、アップリンク損失とダウンリンク損失が均一であると考えられるため、PLは、端末デバイスと基地局側との間で起こり得るリンク損失を指示するために使用でき、PO_PSSCH_3は端末デバイスによって受け取られることが期待される電力であり(これは端末デバイスの目標受信電力として理解することもできる)、3は基地局によって行われるスケジューリングを示し、αPSSCH,3は経路損失調整パラメータである。
データチャネルの送信電力と制御チャネルの送信電力が、端末デバイスと基地局との間の経路損失に基づいて決定されることは、式(3)と式(4)から分かる。しかし、NR-V2Xで端末デバイスと基地局との間の経路損失だけを考慮すると、電力制御が不正確になる。したがって、端末デバイス間の経路損失をさらに考慮する必要がある。一般的に、LTE-V2X通信システムでは、LTE-V2X通信システムによってサポートされるサービスタイプがブロードキャスト伝送であるため、それぞれの端末デバイスは信号の送信電力を知ることができる。しかし、NR-V2X通信システムでは、ユニキャスト伝送やグループキャスト伝送などがさらにサポートされることがある。したがって、送信側によって送信される信号を受信側が受信するときに、受信側は信号の送信電力を効果的に得ることができず、送信側と受信側との間の経路損失は決定することができない。したがって、本出願の一実施形態は、図5および図6に示されているように、電力制御方法を提供する。
図5は、本出願の一実施形態による電力制御方法の概略流れ図である。方法は図1に示された通信シナリオに応用でき、方法は図2に示されたV2Vシナリオにさらに応用できる。図5に示されているように、電力制御方法は以下のステップを含む。
501:第1の端末デバイスは第2の端末デバイスへ第1の信号を第1の送信電力で送信し、第2の端末デバイスは第1の端末デバイスから第1の信号を受信する。
本出願の本実施形態において、第1の送信電力は、ネットワークデバイスによって、例えば基地局によって、設定されてよく、あるいは第1の端末デバイスによって決定されてよい。第1の端末デバイスが基地局の通信範囲内にある場合は、基地局によって第1の送信電力が設定されてよい。第1の端末デバイスが基地局の通信範囲外にある場合は、第1の端末デバイスによって第1の送信電力が決定されてよい。具体的に述べると、第1の送信電力は、第1の端末デバイスの上位層を使用して決定されてよく、例えば、第1の端末デバイスのアプリケーション層か無線リソース制御(radio resource control、RRC)層を使用して決定されてよい。
本出願の本実施形態において、第1の信号は、第1の端末デバイスへ第1の情報を送信することを第2の端末デバイスに指示するために使用されてよい。換言すると、第1の信号は、受信される第1の信号の受信電力に基づいて、第1の端末デバイスへ第1の情報を送信するように第2の端末デバイスをトリガーするために使用されてよい。具体的に述べると、第1の信号は参照信号として理解できる、すなわち、第1の信号は、受信電力を測定するために第2の端末デバイスが使用できる参照信号として理解できる。例えば、第1の信号は、チャネル状態情報参照信号(channel state information reference signal、CSI RS)と同期信号ブロックのいずれか一方または両方を含んでよい。CSI RSはサイドリンク(sidelink)上のCSI RSとしてさらに理解でき、同期信号ブロックはSL同期信号ブロックとしてさらに理解できることは理解できる。具体的に述べると、第1の端末デバイスが第2の端末デバイスへCSI RSを送信した後に、第2の端末デバイスはCSI RSを受信し、CSI RSの受信電力の測定値を得ることができ、例えば、参照信号受信電力(reference signal receiving power、RSRP)を得ることができる。上記の第1の信号が一例に過ぎないことは理解できる。具体的に実装では、あるいは将来の通信システムでは、別の信号が存在し得る。ここでは詳細を再度説明しない。
502:第2の端末デバイスは第1の端末デバイスへ第1の情報を送信し、第1の端末デバイスは第2の端末デバイスから第1の情報を受信し、第1の情報は、第1の受信電力を指示するために使用されるか、またはこれを含み、第1の受信電力は第1の信号の受信電力である。
本出願の本実施形態において、第1の受信電力は第2の端末デバイスが第1の信号を受信する際の受信電力であってよく、あるいは第1の受信電力は、第2の端末デバイスが第1の信号を受信する際の受信電力に基づいて、第2の端末デバイスが上位層フィルタリングを行った後に得られる上位層フィルタリング電力であってよい。換言すると、第1の受信電力はまさに、第2の端末デバイスによって測定された受信電力値であってよく、例えば、第1の受信電力はまさに、受信CSI RSに基づいて第2の端末デバイスによって得られるRSRPであってよい。あるいは、第1の受信電力は、第2の端末デバイスが測定された受信電力値に基づいて上位層フィルタリングを行った後に得られる上位層フィルタリングの受信電力値であってもよい。例えば、第1の受信電力は、得られたRSRPに基づいて上位層フィルタリングが行われた後に得られる電力であってもよい。したがって、第1の受信電力を得る具体的な方法は、本出願の実施形態で限定されない。
本出願の本実施形態において、第1の情報は第1の受信電力を含んでよく、あるいは第1の情報は第1の受信電力を指示するために使用されてよい。例えば、第1の情報が第1の受信電力を指示するために使用される場合は、一実装において、第1の端末デバイスと第2の端末デバイスは、電力と情報の対応を予め規定でき、例えば、電力とビットの関係を規定できる。したがって、第2の端末デバイスは、第1の受信電力を決定した後に、対応するビットを第1の情報に含めることによって、第1の端末デバイスに第1の受信電力を指示できる。第1の受信電力が0 dBmであるなら、対応するビットは1111であり、第1の受信電力が1 dBmであるなら、対応するビットは1110であり、その他も同様である。
本出願の本実施形態において、第1の情報は、サイドリンク制御情報(sidelink control information、SCI)やサイドリンクフィードバック制御情報(sidelink feedback control information、SFCI)などであってよい。第1の情報の具体的なタイプは本出願の実施形態で限定されない。
503:第1の端末デバイスは、第1の送信電力と第1の受信電力とに基づいて、第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の経路損失の推定値を決定する。
本出願の本実施形態において、第1の受信電力が第2の端末デバイスによって測定された受信電力値である場合は、第1の受信電力を受信するときに、第1の端末デバイスは、上位層フィルタリングを行うことによって上位層フィルタリングの受信電力値をさらに得ることができる。したがって、第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の経路損失の推定値は、上位層フィルタリングの受信電力値と第1の送信電力とに基づいて決定される。
具体的に述べると、第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の経路損失の推定値は、次式を満足できる。
PLv=TxReferenceSignalPower-RSRPv,f (5)
ここで、PLVは第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の経路損失の推定値であり、TxReferenceSignalPowerは第1の送信電力であり、RSRPv,fは第1の受信電力である。
504:第1の端末デバイスは第2の送信電力を決定し、第2の送信電力は第2の信号の送信電力である。
本出願の本実施形態において、第2の信号は二次同期信号(secondary synchronization signal、SSS)などを含んでよい。任意に選べることとして、第2の信号は、データチャネル、制御チャネル、フィードバックチャネルなどを含むものとしてさらに理解できる。換言すると、第1の端末デバイスは、第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の経路損失の推定値を決定した後に、経路損失の推定値に基づいて、第2の端末デバイスへデータチャネル、制御チャネル、およびフィードバックチャネルのいずれか1つ以上を送信できる。制御チャネルはSCIを搬送するために使用されるチャネルとして理解でき、このSCIは、データチャネルで伝送されるデータの復号情報やその他の情報などを含んでよい。データチャネルは、データを搬送するために使用されるチャネルとして理解できる。フィードバックチャネルは、フィードバック情報を搬送するために使用されるチャネルとして理解でき、このフィードバック情報はハイブリッド自動繰り返し要求(hybrid automatic repeat request、HARQ)などを含んでよい。さらに、サイドリンク上のデータチャネルはPSSCHであってよく、サイドリンク上の制御チャネルはPSCCHであってよく、サイドリンク上のフィードバックチャネルはPSFCH(physical sidelink feedback channel、PSFCH)であってよい。
一実施形態において、第1の端末デバイスは、第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の経路損失PLVの推定値に基づいて、第2の送信電力を決定することができる。例えば、第2の送信電力はP1=f(PL1)を満足でき、f(PL1)は、第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の経路損失PL1の推定値の関数、関係、または式である。具体的に述べると、第2の送信電力は次式を満足できる。
P1=min{PCMAX,f(M)+PO+α×PL1} (6)
ここで、P1は第2の送信電力であり、PCMAXは最大送信電力であり、f(M)は第2の信号の帯域幅の関数であり、POは第2の端末デバイスの目標受信電力であり、PL1は第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の経路損失の推定値である。f(M)が第2の信号の帯域幅の式や関係などとして理解することもできることは理解できる。
具体的に述べると、第2の送信電力は次式を満足できる。
P1=min{PCMAX,10log10(2μ×MRB)+PO+α×PLV} (7)
ここで、MRBは第1の端末デバイスが第2の信号を送信するときに占められるRBの数であり、uはサブキャリア間隔に対応するパラメータとして理解できる。例えば、u=0であるなら、これはサブキャリア間隔が15 kHzであることを意味し、u=1であるなら、これはサブキャリア間隔が30 kHzであることを意味し、u=2であるなら、これはサブキャリア間隔が60 kHzであることを意味する。ここでは例を1つずつ挙げない。
本実施形態において、データチャネルと制御チャネルとフィードバックチャネルの送信電力はいずれも、式(6)または式(7)を使用して決定することができる。ここでは詳細を再度説明しない。
一実施形態において、第2の送信電力は次式を満足することもできる。
P1=min{PCMAX,f(M)+PO+α×PL1+f} (8)
ここで、fは調整パラメータである。具体的に述べると、fは次式を満足できる。
f=ΔTF+δ (9)
ここで、ΔTFは端末デバイスによって送信されるアップリンクデータの変調・符号化方式(modulation and coding scheme、MCS)に関係するパラメータであり、δは閉ループベースの電力制御パラメータである。
具体的に述べると、第2の送信電力は次式を満足できる。
P1=min{PCMAX,10log10(2μ×MRB)+PO+α×PLV+ΔTF+δ} (10)
パラメータの説明については、上記の式のパラメータの説明を参照されたい。ここでは詳細を再度説明しない。
一実装において、第1の端末デバイスは、PLVと、第1の端末デバイスとネットワークデバイスとの間の経路損失PLの推定値とに基づいて、第2の送信電力を決定することもできる。例えば、第2の送信電力はP1=f(PL1,PL2)を満足でき、f(PL1,PL2)は、第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の経路損失PL1の推定値、ならびに第1の端末デバイスとネットワークデバイスとの間の経路損失PL2の推定値の関数、関係、または式である。具体的に述べると、第2の送信電力は次式を満足できる。
P1=min{PCMAX,f(M)+PO+α×min(PL1,PL2)} (11)
ここで、PL2は、第1の端末デバイスとネットワークデバイスとの間の経路損失の推定値である。
具体的に述べると、第2の送信電力は次式を満足できる。
P1=min{PCMAX,10log10(2μ×MRB)+PO+α×min(PLV,PL)} (12)
一実装において、第2の送信電力は次式を満足することもできる。
P1=min{PCMAX,f(M)+PO+α×min(PL1,PL2)+f} (13)
具体的に述べると、第2の送信電力は次式を満足できる。
P1=min{PCMAX,10log10(2μ×MRB)+PO+α×min(PLV,PL)+ΔTF+δ} (14)
パラメータの具体的な説明については、上記の実施形態を参照されたい。ここでは詳細を再度説明しない。
505:第1の端末デバイスは第2の端末デバイスへ第2の信号を第2の送信電力で送信し、第2の端末デバイスは第1の端末デバイスから第2の信号を受信する。
本出願の本実施形態において、第1の端末デバイスは、第2の端末デバイスによって送信される第1の情報に基づいて、第2の端末デバイスによって受信される第1の信号の受信電力を得る。したがって、第1の端末デバイスは、第1の信号の送信電力と受信電力とに基づいて、第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の経路損失の推定値を決定することができるため、第1の端末デバイスは、第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の経路損失の推定値を正確に得ることができ、これにより、第1の端末デバイスによって行われる電力制御の精度が上がる。
図5に示された方法をより良く理解するため、図6を参照されたい。図6は、本出願の一実施形態による電力制御方法の一シナリオの概略図である。
図6に示されているように、本出願のいくつかの実施形態では、送信側UE(すなわち、第1の端末デバイス)が受信側UE(すなわち、第2の端末デバイス)へ参照信号を定期的に送信できる。この参照信号は、サイドリンクチャネル状態情報参照信号(sidelink channel state information reference signal、SL CSI-RS)を含んでよい。受信側UEは受信された参照信号を測定することで物理層のRSRPを得、その後、受信側UEは送信側UEへ物理層のRSRPを定期的にフィードバックする。送信側UEは受信された物理層のRSRPに基づいて上位層フィルタリングを行うことで、上位層フィルタリングのRSRPv,fを得る。したがって、送信側UEは、式(5)に従って受信側UEと送信側UEとの間の経路損失(すなわち、経路損失の推定値)を計算できる。
送信側UEは、受信側UEと送信側UEとの間の経路損失が計算された後に、式(6)~式(14)に従ってV2X伝送の電力制御を行うことができる。ここでは詳細を再度説明しない。
本願のいくつかの実施形態において、送信側UEが受信側UEへ参照信号を定期的に送信することは理解できる。受信側UEは、受信された参照信号を測定した後に、測定結果に基づいて上位層フィルタリングをさらに行うことで、上位層フィルタリングの参照信号受信電力RSRPv,fを得ることができる。したがって、受信側UEは送信側UEへ上位層フィルタリングのRSRPv,fをフィードバックする。送信側UEは、上位層フィルタリングのRSRPv,fに基づいて送信側UEと受信側UEとの間の経路損失を得る。
上記の内容は本出願の本実施形態に示される一例である。具体的な実装では、参照信号が別の信号などをさらに含み得る。これは本出願の実施形態で限定されない。
図7は、本出願の一実施形態による電力制御方法の別の概略流れ図である。方法は図1に示された通信シナリオに応用でき、方法は図2に示されたV2Vシナリオにさらに応用できる。図7に示されているように、電力制御方法は以下のステップを含んでよい。
701:第1の端末デバイスは第2の端末デバイスへ第2の情報を送信し、第2の情報は、第3の送信電力を指示するために使用されるか、またはこれを含み、第2の端末デバイスは第1の端末デバイスから第2の情報を受信する。
本出願の本実施形態において、第2の情報は、第1の端末デバイスへ第3の送信電力で第3の信号を送信することを第2の端末デバイスに指示するために使用されてよい。すなわち、第2の情報は、第1の端末デバイスへ第3の信号を送信するように第2の端末デバイスをトリガーするトリガー条件として理解できる。本出願の本実施形態において、第2の情報は、サイドリンク制御情報(sidelink control information、SCI)やサイドリンクフィードバック制御情報(sidelink feedback control information、SFCI)などであってよい。第2の情報の具体的なタイプは本出願の実施形態で限定されない。第2の情報の具体的な実装については、第1の情報の説明を参照するべきであることは理解できる。ここでは詳細を再度説明しない。
第3の送信電力が基地局によって設定されてよいこと、あるいは第1の端末デバイスによって決定されてよいことは理解できる。第1の端末デバイスが基地局の通信範囲内にある場合は、基地局によって第3の送信電力が設定されてよい。第1の端末デバイスが基地局の通信範囲外にある場合は、第1の端末デバイスによって第3の送信電力が決定されてよい。具体的に述べると、第3の送信電力は、第1の端末デバイスの上位層を使用して決定されてよく、例えば、第1の端末デバイスのアプリケーション層か無線リソース制御(radio resource control、RRC)層を使用して決定されてよい。
702:第2の端末デバイスは、第2の情報に基づいて、第1の端末デバイスへ第3の信号を第3の送信電力で送信し、第1の端末デバイスは第2の端末デバイスによって第3の送信電力で送信される第3の信号を受信する。
本出願の本実施形態において、第2の情報を受信した第2の端末デバイスは、第1の端末デバイスへ第3の信号を第3の送信電力で送信する。第3の信号は、チャネル状態情報参照信号(channel state information reference signal、CSI RS)と同期信号ブロックのいずれか一方または両方を含んでよい。CSI RSはサイドリンク(sidelink)上のCSI RSとしてさらに理解でき、同期信号ブロックはSL同期信号ブロックとしてさらに理解できることは理解できる。第3の信号の具体的な実装については、第1の信号の具体的な実装を参照されたい。ここでは詳細を再度説明しない。
703:第1の端末デバイスは、第3の受信電力と第3の送信電力とに基づいて、第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の経路損失の推定値を決定し、第3の受信電力は第3の信号の受信電力である。
本出願の本実施形態において、第1の端末デバイスは、第3の信号を受信した後に、第3の信号の測定された受信電力に対して上位層フィルタリングを行うことで、上位層フィルタリングの受信電力を得ることができる、すなわち、第3の受信電力を得ることができる。
具体的に述べると、第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の経路損失の推定値は次式を満足できる。
PLv=SL-ReferenceSignalPower-RSRPv,f (15)
ここで、PLVは第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の経路損失の推定値であり、SL-ReferenceSignalPowerは第3の送信電力であり、RSRPv,fは第3の受信電力である。
704:第1の端末デバイスは第4の送信電力を決定し、第4の送信電力は第4の信号の送信電力である。
本出願の本実施形態において、第4の信号は二次同期信号(secondary synchronization signal、SSS)などを含んでよい。任意に選べることとして、第4の信号は、データチャネル、制御チャネル、フィードバックチャネルなどを含むものとしてさらに理解できる。換言すると、第1の端末デバイスは、第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の経路損失の推定値を決定した後に、経路損失の推定値に基づいて、第2の端末デバイスへデータチャネル、制御チャネル、およびフィードバックチャネルのいずれか1つ以上を送信できる。制御チャネルはSCIを搬送するために使用されるチャネルとして理解でき、このSCIは、データチャネルで伝送されるデータの復号情報やその他の情報などを含んでよい。データチャネルは、データを搬送するために使用されるチャネルとして理解できる。フィードバックチャネルは、フィードバック情報を搬送するために使用されるチャネルとして理解でき、このフィードバック情報はハイブリッド自動繰り返し要求(hybrid automatic repeat request、HARQ)などを含んでよい。さらに、サイドリンク上のデータチャネルはPSSCHであってよく、サイドリンク上の制御チャネルはPSCCHであってよく、サイドリンクのフィードバックチャネルはPSFCH(physical sidelink feedback channel、PSFCH)であってよい。
一実施形態において、第1の端末デバイスは、第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の経路損失PLVの推定値に基づいて、第4の送信電力を決定することができる。例えば、第4の送信電力はP2=f(PL1)を満足でき、f(PL1)は、第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の経路損失PL1の推定値の関数、関係、または式である。具体的に述べると、第4の送信電力は次式を満足できる。
P2=min{PCMAX,f(N)+PO+α×PL1} (16)
ここで、P2は第4の送信電力であり、PCMAXは最大送信電力であり、f(N)は第4の信号の帯域幅の関数であり、POは第2の端末デバイスの目標受信電力であり、PL1は第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の経路損失の推定値である。f(N)が第4の信号の帯域幅の式や関係などとして理解することもできることは理解できる。
具体的に述べると、第4の送信電力は次式を満足できる。
P2=min{PCMAX,10log10(2μ×NRB)+PO+α×PLV} (17)
ここで、NRBは第1の端末デバイスが第4の信号を送信するときに占められるRBの数であり、uはサブキャリア間隔に対応するパラメータとして理解できる。例えば、u=0であるなら、これはサブキャリア間隔が15 kHzであることを意味し、u=1であるなら、これはサブキャリア間隔が30 kHzであることを意味し、u=2であるなら、これはサブキャリア間隔が60 kHzであることを意味する。ここでは例を1つずつ挙げない。
本実施形態において、データチャネルと制御チャネルとフィードバックチャネルの送信電力はいずれも、式(16)または式(17)を使用して決定することができる。ここでは詳細を再度説明しない。
一実施形態において、第4の送信電力は次式を満足することもできる。
P2=min{PCMAX,f(N)+PO+α×PL1+f} (18)
ここで、fは調整パラメータである。具体的に述べると、fが満足する式については、式(9)を参照されたい。
具体的に述べると、第4の送信電力は次式を満足できる。
P2=min{PCMAX,10log10(2μ×NRB)+PO+α×PLV+ΔTF+δ} (19)
パラメータの説明については、上記の式のパラメータの説明を参照されたい。ここでは詳細を再度説明しない。
一実装において、第1の端末デバイスは、PLVと、第1の端末デバイスとネットワークデバイスとの間の経路損失PLの推定値とに基づいて、第4の送信電力を決定することもできる。例えば、第4の送信電力はP2=f(PL1,PL2)を満足でき、f(PL1,PL2)は、第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の経路損失PL1の推定値、ならびに第1の端末デバイスとネットワークデバイスとの間の経路損失PL2の推定値の関数、関係、または式である。具体的に述べると、第4の送信電力は次式を満足できる。
P2=min{PCMAX,f(N)+PO+α×min(PL1,PL2)} (20)
ここで、PL2は、第1の端末デバイスとネットワークデバイスとの間の経路損失の推定値である。
具体的に述べると、第4の送信電力は次式を満足できる。
P2=min{PCMAX,10log10(2μ×NRB)+PO+α×min(PLV,PL)} (21)
一実装において、第4の送信電力は次式を満足することもできる。
P2=min{PCMAX,f(N)+PO+α×min(PL1,PL2)+f} (22)
具体的に述べると、第4の送信電力は次式を満足できる。
P2=min{PCMAX,10log10(2μ×NRB)+PO+α×min(PLV,PL)+ΔTF+δ} (23)
パラメータの具体的な説明については、上記の実施形態を参照されたい。ここでは詳細を再度説明しない。
705:第1の端末デバイスは第2の端末デバイスへ第4の信号を第4の送信電力で送信し、第2の端末デバイスは第1の端末デバイスから第4の信号を受信する。
本出願の本実施形態において、第2の端末デバイスは第1の端末デバイスへ第1の情報を送信するので、第1の端末デバイスは、第1の情報に基づいて、第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の経路損失の推定値を決定することができる。したがって、第1の端末デバイスは信号の送信電力を適切に制御できる。
図7に示された方法をより良く理解するため、本願のいくつかの実施形態においては、例えば、送信側UEは、設定された送信電力(すなわち、第3の送信電力)に基づいてSL参照信号を定期的に送信するように受信側UEをトリガーするため、サイドリンク制御情報(sidelink control information、SCI)を送信できる。送信側UEは受信されたSL参照信号を測定し、測定結果に対して上位層フィルタリングを行うことで上位層フィルタリングの参照信号受信電力RSRPv,fを得る。したがって、送信側UEは、式(15)に従って送信側UEと受信側UEとの間の経路損失を計算する。
送信側UEが、送信側UEと受信側UEとの間の経路損失を決定した後に、式(16)~式(23)に従ってV2X伝送の電力制御を行うことができることは理解できる。
上記の実施形態で強調する点が異なることは理解できる。ある1つの実施形態で詳しく説明されていないやり方については、別の実施形態の説明を参照されたい。ここでは詳細を再度説明しない。
本出願に示された実施形態で式の単位が詳しく説明されていないことは理解できる。例えば、上記の実施形態における各チャネルの送信電力の単位は、dBmである。
上記の実施形態でいくつかのパラメータ形態は同じであるが、別々の実施形態で同じパラメータ形態の具体的な値が同じであるか否かは、本出願で限定されないことは理解できる。例えば、図5および図7のPL1とPL2の具体的な値は、具体的なケースに基づいて決定することができ、図5および図7のPL1(またはPL2)の値が同じであると理解するべきではない。
本出願に示されている実施形態で、帯域幅の単位が、例えば、第2の信号の帯域幅と第4の信号の帯域幅の単位が、リソースブロック(resource block、RB)の数であってよいことに注意されたい。すなわち、上記の実施形態で帯域幅はRBの数で表すことができる。
上記の内容は、本出願で端末デバイスによって電力制御を行う方法である。これ以降は、本出願の実施形態で提供される電力制御装置を詳しく説明する。装置は、本出願の実施形態で説明されている方法を遂行するように構成されてよい。装置は、端末デバイス、上記の機能を実行する端末デバイス内のコンポーネント、またはチップであってよい。
図8は、本出願の一実施形態による電力制御装置の構造の概略図である。電力制御装置は、本出願の実施形態で説明されている方法を遂行するように構成されてよい。図8に示されているように、電力制御装置は、
第2の端末デバイスへ第1の信号を第1の送信電力で送信するように構成された送信ユニット801と、
第2の端末デバイスから第1の情報を受信するように構成された受信ユニット802であって、第1の情報が、第1の受信電力を指示するために使用されるか、またはこれを含み、第1の受信電力が第1の信号の受信電力である、受信ユニット802と、
第1の送信電力と第1の受信電力とに基づいて、第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の経路損失の推定値を決定するように構成された処理ユニット803とを含む。
可能な一実装において、処理ユニット803は、第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の経路損失の推定値に基づいて第2の送信電力を決定するようにさらに構成され、第2の送信電力が第2の信号の送信電力である。
送信ユニット801は、第2の端末デバイスへ第2の信号を第2の送信電力で送信するようにさらに構成される。
可能な一実装において、第2の送信電力は次式を満足する。
P1=min{PCMAX,f(M)+PO+α×PL1
ここで、P1は第2の送信電力であり、PCMAXは最大送信電力であり、f(M)は第2の信号の帯域幅の関数であり、POは第2の端末デバイスの目標受信電力であり、PL1は第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の経路損失の推定値である。
可能な一実装において、第2の送信電力は次式を満足する。
P1=min{PCMAX,f(M)+PO+α×PL1+f}
ここで、P1は第2の送信電力であり、PCMAXは最大送信電力であり、f(M)は第2の信号の帯域幅の関数であり、POは第2の端末デバイスの目標受信電力であり、PL1は第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の経路損失の推定値であり、fは調整パラメータである。
可能な一実装において、処理ユニット803は、第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の経路損失の推定値と、第1の端末デバイスとネットワークデバイスとの間の経路損失の推定値とに基づいて、第2の送信電力を決定するようにさらに構成され、第2の送信電力が第2の信号の送信電力である。
送信ユニット801は、第2の端末デバイスへ第2の信号を第2の送信電力で送信するようにさらに構成される。
可能な一実装において、第2の送信電力は次式を満足する。
P1=min{PCMAX,f(M)+PO+α×min(PL1,PL2)}
ここで、P1は第2の送信電力であり、PCMAXは最大送信電力であり、f(M)は第2の信号の帯域幅の関数であり、POは第2の端末デバイスの目標受信電力であり、PL1は第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の経路損失の推定値であり、PL2は第1の端末デバイスとネットワークデバイスとの間の経路損失の推定値である。
可能な一実装において、第2の送信電力は次式を満足する。
P1=min{PCMAX,f(M)+PO+α×min(PL1,PL2)+f}
ここで、P1は第2の送信電力であり、PCMAXは最大送信電力であり、f(M)は第2の信号の帯域幅の関数であり、POは第2の端末デバイスの目標受信電力であり、PL1は第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の経路損失の推定値であり、PL2は第1の端末デバイスとネットワークデバイスとの間の経路損失の推定値であり、fは調整パラメータである。
可能な一実装において、第1の信号は、チャネル状態情報参照信号CSI RSと同期信号ブロックのいずれか一方または両方を含む。
図8に示された電力制御装置の具体的な実装については、図5に示された方法の説明を参照するべきであることは理解できる。ここでは詳細を再度説明しない。
図8に示された電力制御装置が以下のステップを遂行するようにさらに構成されてよいことは理解できる。
送信ユニット801は、第2の端末デバイスへ第2の情報を送信するように構成され、第2の情報が、第3の送信電力を指示するために使用されるか、またはこれを含む。
受信ユニット802は、第2の端末デバイスによって第3の送信電力で送信される第3の信号を受信するように構成される。
処理ユニット803は、第3の受信電力と第3の送信電力とに基づいて、第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の経路損失の推定値を決定するように構成され、第3の受信電力が第3の信号の受信電力である。
可能な一実装において、処理ユニット803は、第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の経路損失の推定値に基づいて第4の送信電力を決定するようにさらに構成され、第4の送信電力が第4の信号の送信電力である。
送信ユニット801は、第2の端末デバイスへ第4の信号を第4の送信電力で送信するようにさらに構成される。
可能な一実装において、第4の送信電力は次式を満足する。
P2=min{PCMAX,f(N)+PO+α×PL1
ここで、P2は第4の送信電力であり、PCMAXは最大送信電力であり、f(N)は第4の信号の帯域幅の関数であり、POは第2の端末デバイスの目標受信電力であり、PL1は第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の経路損失の推定値である。
可能な一実装において、第4の送信電力は次式を満足する。
P2=min{PCMAX,f(N)+PO+α×PL1+f}
ここで、P2は第4の送信電力であり、PCMAXは最大送信電力であり、f(N)は第4の信号の帯域幅の関数であり、POは第2の端末デバイスの目標受信電力であり、PL1は第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の経路損失の推定値であり、fは調整パラメータである。
可能な一実装において、処理ユニット803は、第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の経路損失の推定値と、第1の端末デバイスとネットワークデバイスとの間の経路損失の推定値とに基づいて、第4の送信電力を決定するようにさらに構成され、第4の送信電力が第4の信号の送信電力である。
送信ユニット801は、第2の端末デバイスへ第4の信号を第4の送信電力で送信するようにさらに構成される。
可能な一実装において、第4の送信電力は次式を満足する。
P2=min{PCMAX,f(N)+PO+α×min(PL1,PL2)}
ここで、P2は第4の送信電力であり、PCMAXは最大送信電力であり、f(N)は第4の信号の帯域幅の関数であり、POは第2の端末デバイスの目標受信電力であり、PL1は第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の経路損失の推定値であり、PL2は第1の端末デバイスとネットワークデバイスとの間の経路損失の推定値である。
可能な一実装において、第4の送信電力は次式を満足する。
P2=min{PCMAX,f(N)+PO+α×min(PL1,PL2)+f}
ここで、P2は第4の送信電力であり、PCMAXは最大送信電力であり、f(N)は第4の信号の帯域幅の関数であり、POは第2の端末デバイスの目標受信電力であり、PL1は第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の経路損失の推定値であり、PL2は第1の端末デバイスとネットワークデバイスとの間の経路損失の推定値であり、fは調整パラメータである。
可能な一実装において、第3の信号は、チャネル状態情報参照信号CSI RSと同期信号ブロックのいずれか一方または両方を含む。
図8に示された電力制御装置の具体的な実装については、図7に示された方法の説明を参照するべきであることは理解できる。ここでは詳細を再度説明しない。
電力制御装置が、上記の機能を実行する端末デバイスまたは端末デバイス内のコンポーネントである場合に、処理ユニット803が1つ以上のプロセッサであってよく、送信ユニット801が送信器であってよく、受信ユニット802が受信器であってよいこと、あるいは送信ユニット801と受信ユニット802が1つのデバイスに、例えばトランシーバに、統合されることを理解されたい。電力制御装置がチップである場合、処理ユニット803は1つ以上のプロセッサであってよく、送信ユニット801は出力インターフェイスであってよく、受信ユニット802は入力インターフェイスであってよく、あるいは送信ユニット801と受信ユニット802は1つのユニットに、例えば入出力インターフェイスに、統合される。
図9は、本出願の一実施形態による電力制御装置の構造の別の概略図である。図9に示されているように、電力制御装置は、
第1の端末デバイスから第1の信号を受信するように構成された受信ユニット901と、
第1の端末デバイスへ第1の情報を送信するように構成された送信ユニット902であって、第1の情報が、第1の受信電力を指示するために使用されるか、またはこれを含み、第1の受信電力が第1の信号の受信電力である、送信ユニット902とを含んでよい。
可能な一実装において、第1の信号は、チャネル状態情報参照信号CSI RSと同期信号ブロックのいずれか一方または両方を含む。
図9に示された電力制御装置が以下のステップを遂行するようにさらに構成されてよいことは理解できる。
受信ユニット901は、第1の端末デバイスから第2の情報を受信するように構成され、第2の情報が、第3の送信電力を指示するために使用されるか、またはこれを含む。
送信ユニット902は、第1の端末デバイスへ第3の信号を第3の送信電力で送信するように構成される。
可能な一実装において、第3の信号は、チャネル状態情報参照信号CSI RSと同期信号ブロックのいずれか一方または両方を含む。
図9に示された電力制御装置の具体的な実装については、図5および図7に示された方法の説明を参照するべきであることは理解できる。ここでは詳細を再度説明しない。
図10は、本出願の一実施形態による端末デバイス1000の構造の概略図である。この端末デバイスは、図5および図7に示された方法で第1の端末デバイスまたは第2の端末デバイスの作業を遂行でき、あるいは図8および図9に示された電力制御装置の作業を遂行できる。
説明を容易にするため、図10は端末デバイスの主要なコンポーネントだけを示している。図10に示されているように、端末デバイス1000は、プロセッサと、メモリと、無線周波数リンクと、アンテナと、入出力装置とを含む。プロセッサは主に、通信プロトコルと通信データを処理し、端末デバイス全体を制御し、ソフトウェアプログラムを実行し、なおかつソフトウェアプログラムのデータを処理するように構成され、例えば、図5および図7で説明されている手順の遂行にあたって端末デバイスを支援するように構成される。メモリは主に、ソフトウェアプログラムとデータを保管するように構成される。無線周波数リンクは主に、ベースバンド信号と無線周波数信号との変換を行い、なおかつ無線周波数信号を処理するように構成される。アンテナは主に、無線周波数信号を電磁波の形で送受するように構成される。端末デバイス1000は、入出力装置を、例えば、タッチスクリーン、表示画面、またはキーボードをさらに含んでよく、主に、ユーザーによって入力されるデータを受け取り、なおかつユーザーに向けてデータを出力するように構成される。ある種の端末デバイスが入出力装置を有さない場合があることに注意されたい。
プロセッサは、端末デバイスの電源が入った後に、ストレージユニット内のソフトウェアプログラムを読み取り、ソフトウェアプログラムの命令を説明して実行し、ソフトウェアプログラムのデータを処理することができる。データを無線方式で送信する必要がある場合は、送信されるべきデータにベースバンド処理を行った後に、プロセッサが無線周波数リンクにベースバンド信号を出力する。無線周波数リンクは、ベースバンド信号に無線周波数処理を行った後に、アンテナを通じて無線周波数信号を電磁波の形で外部に送信する。端末デバイスへデータが送信されると、無線周波数リンクはアンテナを通じて無線周波数信号を受信し、無線周波数信号をベースバンド信号に変換し、ベースバンド信号をプロセッサに出力し、プロセッサはベースバンド信号をデータに変換し、データを処理する。
当業者なら、説明を容易にするため、図10が1つのメモリと1つのプロセッサだけを示していることを理解できる。実際の端末デバイスは、複数のプロセッサと複数のメモリを有することがある。メモリは、記憶媒体やストレージデバイスなどと呼ばれることもある。これは本出願の実施形態で限定されない。
任意に選べる実装形態では、プロセッサがベースバンドプロセッサと中央処理装置(central processing unit、CPU)を含んでよい。ベースバンドプロセッサは主に、通信プロトコルと通信データを処理するように構成される。CPUは主に、端末デバイス全体を制御し、ソフトウェアプログラムを実行し、なおかつソフトウェアプログラムのデータを処理するように構成される。任意に選べることとして、プロセッサは、ネットワークプロセッサ(network processor、NP)またはCPUとNPの組み合わせであってもよい。プロセッサはハードウェアチップをさらに含んでよい。ハードウェアチップは、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit、ASIC)、プログラマブルロジックデバイス(programmable logic device、PLD)、またはこれらの組み合わせであってよい。PLDは、複合プログラマブルロジックデバイス(complex programmable logic device、CPLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field-programmable gate array、FPGA)、ジェネリックアレイロジック(generic array logic、GAL)、またはこれらの任意の組み合わせであってよい。メモリは、揮発性メモリ(volatile memory)を、例えばランダムアクセスメモリ(random-access memory、RAM)を、含み得る。メモリは、不揮発性メモリ(non-volatile memory)を、例えば、フラッシュメモリ(flash memory)、ハードディスクドライブ(hard disk drive、HDD)、またはソリッドステートドライブ(solid-state drive、SSD)をも含み得る。メモリは、前述したタイプのメモリの組み合わせも含み得る。
例えば、本出願の実施形態において、トランシーバ機能を有するアンテナと無線周波数リンクは、端末デバイス1000のトランシーバユニット1001とみなすことができ、処理機能を有するプロセッサは、端末デバイス1000の処理ユニット1002とみなすことができる。
図10に示されているように、端末デバイス1000は、トランシーバユニット1001と処理ユニット1002とを含む。トランシーバユニットは、トランシーバマシン、トランシーバ、トランシーバ装置などと呼ばれることもある。任意に選べることとして、トランシーバユニット1001内にあって、受信機能を実行するように構成されたデバイスは、受信ユニットとみなすことができ、トランシーバユニット1001内にあって、送信機能を実行するように構成されたデバイスは、送信ユニットとみなすことができる。換言すると、トランシーバユニット1001は受信ユニットと送信ユニットとを含む。例えば、受信ユニットは、レシーバマシン、受信器、受信回路などと呼ばれることもあり、送信ユニットは、トランスミッタマシン、送信器、送信回路などと呼ばれることもある。
いくつかの実施形態において、トランシーバユニット1001と処理ユニット1002は1つのデバイスに統合されてよく、あるいは別々のデバイスとして分離されてもよい。加えて、プロセッサとメモリは1つのデバイスに統合されてよく、あるいは別々のデバイスとして分離されてもよい。例えば、一実施形態において、トランシーバユニット1001は、図5に示されたステップ501やステップ502などに示された方法を遂行するように構成されてよい。別の一例として、一実施形態において、トランシーバユニット1001は、図7に示されたステップ701やステップ702などに示された方法を遂行するようにさらに構成されてよい。
別の一例として、一実施形態において、処理ユニット1002は、図5に示されたステップ501およびステップ502に示された方法を遂行する形にトランシーバユニット1001を制御するように構成されてよい。処理ユニット1002は、図7に示されたステップ701およびステップ702に示された方法を遂行する形にトランシーバユニット1001を制御するようにさらに構成されてよい。
別の一例として、一実施形態において、処理ユニット1002は、図5に示されたステップ503およびステップ504に示された方法と、図7に示されたステップ703およびステップ704に示された方法とを遂行するようにさらに構成されてよい。
別の一例として、一実施形態において、トランシーバユニット1001は、送信ユニット801と受信ユニット802とによって遂行される方法を遂行するようにさらに構成されてよい。別の一例として、一実施形態において、処理ユニット1002は、処理ユニット803によって遂行される方法を遂行するようにさらに構成されてよい。
本出願の本実施形態における端末デバイスの実装については、上記の実施形態を参照するべきであることは理解できる。ここでは詳細を再度説明しない。
本出願の一実施形態は、コンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。方法の実施形態の手順のうちの全部または一部は、関連するハードウェアに命令するコンピュータプログラムによって実装されてよい。プログラムはコンピュータ可読記憶媒体に保管されてよい。プログラムが実行されると、方法の実施形態の手順が遂行されてよい。コンピュータ可読記憶媒体は、上記の実施形態のいずれか1つの電力制御装置の内部ストレージユニットであってよく、例えば、電力制御装置のハードディスクまたはメモリであってよい。コンピュータ可読記憶媒体は、電力制御装置の外部ストレージデバイスであってもよく、例えば、電力制御装置に配置されたプラグ着脱可能ハードディスク、スマートメディアカード(smart media card、SMC)、セキュアデジタル(secure digital、SD)カード、またはフラッシュカード(flash card)であってもよい。さらに、コンピュータ可読記憶媒体は、上記の電力制御装置の内部ストレージユニットと外部ストレージデバイスの両方を含んでもよい。コンピュータ可読記憶媒体は、上記のコンピュータプログラム、ならびに上記の電力制御装置によって必要とされる他のプログラムおよびデータを保管するように構成される。コンピュータ可読記憶媒体は、出力されたデータまたは出力されるデータを一時的に保管するようにさらに構成されてよい。
前述の実施形態の全部または一部は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、またはこれらの任意の組み合わせを使用して実装されてよい。実施形態を実装するためにソフトウェアが使用される場合、実施形態の全部または一部はコンピュータプログラム製品の形で実装されてよい。コンピュータプログラム製品は1つ以上のコンピュータ命令を含む。コンピュータプログラム命令がコンピュータ上で読み込まれて実行されると、本出願の実施形態による手順または機能の全部または一部が生成される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、または別のプログラム可能な装置であってよい。コンピュータ命令は、コンピュータ可読記憶媒体に保管されてよく、あるいはコンピュータ可読記憶媒体を通じて伝送されてよい。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータによってアクセス可能な何らかの使用可能な媒体であってよく、あるいは1つ以上の使用可能な媒体を統合した、サーバーやデータセンターなどのデータストレージデバイスであってよい。使用可能な媒体は、磁気媒体(例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、または磁気テープ)、光媒体(例えば、DVD)、半導体媒体(例えば、ソリッドステートドライブ(solid state disk、SSD))などであってよい。
本出願の実施形態における方法のステップの順序は、実際の要件に基づいて、調整、結合、または削除されてよい。
本出願の実施形態における装置内のモジュールは、実際の要件に基づいて、結合、分割、または削除されてよい。
最後に、上記の実施形態は、本出願の技術的なソリューションを説明することを意図しているに過ぎず、本出願を限定することを意図していない。上記の実施形態を参照して本出願が詳しく説明されているが、当業者なら、本出願の実施形態の技術的なソリューションの範囲から逸脱することなく、上記の実施形態で説明されている技術的なソリューションに変更を加えることができること、あるいはそのいくつかの技術的特徴に等価の代替を行うことができることを理解するはずである。
1 端末デバイス
2 端末デバイス
3 端末デバイス
4 端末デバイス
801 送信ユニット
802 受信ユニット
803 処理ユニット
901 受信ユニット
902 送信ユニット
1000 端末デバイス
1001 トランシーバユニット
1002 処理ユニット
LTE-V2Xのサービスタイプは主にブロードキャストである。しかし、NR-V2Xのサービスタイプはさらにユニキャストやグループキャストメッセージなどであり得る。したがって、NR-V2Xで電力制御をどのように行うかを早急に解決する必要がある。
ネットワークデバイスは端末デバイスと通信できるデバイスであってよい。ネットワークデバイスは無線トランシーバ機能を有する何らかのデバイスであってよく、基地局を含み、ただしこれに限定されない。例えば、基地局はgNBであってよく、または基地局は将来の通信システムの基地局であってもよい。任意に選べることとして、ネットワークデバイスは、無線ローカルエリアネットワークシステムにおけるアクセスノード、無線中継ノード、無線バックホールノードなどであってもよい。任意に選べることとして、ネットワークデバイスは、クラウド無線アクセスネットワーク(cloud radio access network、CRAN)シナリオにおける無線コントローラであってもよい。任意に選べることとして、ネットワークデバイスは、ウェアラブルデバイスや車載デバイスなどであってもよい。任意に選べることとして、ネットワークデバイスは、スモールセル、送受信ポイント(transmission reference point、TRP)、沿道ユニット(road side unit)などであってもよい。当然、本出願はそれらに限定されない。
端末デバイスは、ユーザー機器(user equipment、UE)や端末などと呼ばれる場合もある。端末デバイスは無線トランシーバ機能を有するデバイスである。端末デバイスは陸上に配置される場合があり、屋内デバイス、屋外デバイス、ハンドヘルドデバイス、ウェアラブルデバイス、もしくは車載デバイスを含み、または水上に、例えば船に、配置される場合があり、または空中に、例えば、飛行機、気球、もしくは衛星に、配置される場合がある。端末デバイスは、携帯電話機(mobile phone)、タブレット(Pad)、無線トランシーバ機能を有するコンピュータ、仮想現実(virtual reality,VR)端末デバイス、拡張現実(augmented reality,AR)端末デバイス、産業用制御(industrial control)の無線端末、自動運転(self driving)の無線端末、遠隔医療(リモート医療とも称される)の無線端末、スマートグリッド(smart grid)の無線端末、輸送安全性(transportation safety)の無線端末、スマートシティ(smart city)の無線端末、スマートホーム(smart home)の無線端末などであってよい。
一実施形態において、第4の送信電力は次式を満足することもできる。
P2=min{PCMAX,f(N)+PO+α×PL1+f} (18)
ここで、fは調整パラメータである。具体的に述べると、fが満足する式については、式(19)を参照されたい。
本出願の本実施形態において、第2の端末デバイスは第1の端末デバイスへ第2の情報を送信するので、第1の端末デバイスは、第2の情報に基づいて、第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の経路損失の推定値を決定することができる。したがって、第1の端末デバイスは信号の送信電力を適切に制御できる。

Claims (16)

  1. 電力制御方法であって、
    第1の端末デバイスにより、第2の端末デバイスへ第1の信号を第1の送信電力で送信するステップと、
    前記第1の端末デバイスにより、前記第2の端末デバイスから第1の情報を受信するステップであって、前記第1の情報が、第1の受信電力を指示するために使用されるか、または第1の受信電力を含み、前記第1の受信電力が前記第1の信号の受信電力である、ステップと、
    前記第1の端末デバイスにより、前記第1の送信電力と前記第1の受信電力とに基づいて、前記第1の端末デバイスと前記第2の端末デバイスとの間の経路損失の推定値を決定するステップと
    を含む方法。
  2. 前記第1の端末デバイスにより、前記第1の送信電力と前記第1の受信電力とに基づいて、前記第1の端末デバイスと前記第2の端末デバイスとの間の経路損失の推定値を決定する前記ステップの後に、前記方法は、
    前記第1の端末デバイスにより、前記第1の端末デバイスと前記第2の端末デバイスとの間の前記経路損失の前記推定値に基づいて、第2の送信電力を決定するステップであって、前記第2の送信電力が第2の信号の送信電力である、ステップと、
    前記第1の端末デバイスにより、前記第2の端末デバイスへ前記第2の信号を前記第2の送信電力で送信するステップと
    をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1の端末デバイスにより、前記第1の送信電力と前記第1の受信電力とに基づいて、前記第1の端末デバイスと前記第2の端末デバイスとの間の経路損失の推定値を決定する前記ステップの後に、前記方法は、
    前記第1の端末デバイスにより、前記第1の端末デバイスと前記第2の端末デバイスとの間の前記経路損失の前記推定値と、前記第1の端末デバイスとネットワークデバイスとの間の経路損失の推定値とに基づいて、第2の送信電力を決定するステップであって、前記第2の送信電力が第2の信号の送信電力である、ステップと、
    前記第1の端末デバイスにより、前記第2の端末デバイスへ前記第2の信号を前記第2の送信電力で送信するステップと
    をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記第1の信号は、チャネル状態情報参照信号CSI RSと、同期信号ブロックとのいずれか一方または両方を含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 電力制御方法であって、
    第2の端末デバイスにより、第1の端末デバイスから第1の信号を受信するステップと、
    前記第2の端末デバイスにより、前記第1の端末デバイスへ第1の情報を送信するステップであって、前記第1の情報が、第1の受信電力を指示するために使用されるか、または第1の受信電力を含み、前記第1の受信電力が前記第1の信号の受信電力である、ステップと
    を含む方法。
  6. 前記第1の信号は、チャネル状態情報参照信号CSI RSと、同期信号ブロックとのいずれか一方または両方を含む、請求項5に記載の方法。
  7. 電力制御方法であって、
    第1の端末デバイスにより、第2の端末デバイスへ第2の情報を送信するステップであって、前記第2の情報が、第3の送信電力を指示するために使用されるか、または第3の送信電力を含む、ステップと、
    前記第1の端末デバイスにより、前記第2の端末デバイスによって前記第3の送信電力で送信される第3の信号を受信するステップと、
    前記第1の端末デバイスにより、第3の受信電力と前記第3の送信電力とに基づいて、前記第1の端末デバイスと前記第2の端末デバイスとの間の経路損失の推定値を決定するステップであって、前記第3の受信電力が前記第3の信号の受信電力である、ステップと
    を含む方法。
  8. 前記第1の端末デバイスにより、第3の受信電力と前記第3の送信電力とに基づいて、前記第1の端末デバイスと前記第2の端末デバイスとの間の経路損失の推定値を決定する前記ステップの後に、前記方法は、
    前記第1の端末デバイスにより、前記第1の端末デバイスと前記第2の端末デバイスとの間の前記経路損失の前記推定値に基づいて、第4の送信電力を決定するステップであって、前記第4の送信電力が第4の信号の送信電力である、ステップと、
    前記第1の端末デバイスにより、前記第2の端末デバイスへ前記第4の信号を前記第4の送信電力で送信するステップと
    をさらに含む、請求項7に記載の方法。
  9. 前記第1の端末デバイスにより、第3の受信電力と前記第3の送信電力とに基づいて、前記第1の端末デバイスと前記第2の端末デバイスとの間の経路損失の推定値を決定する前記ステップの後に、前記方法は、
    前記第1の端末デバイスにより、前記第1の端末デバイスと前記第2の端末デバイスとの間の前記経路損失の前記推定値と、前記第1の端末デバイスとネットワークデバイスとの間の経路損失の推定値とに基づいて、第4の送信電力を決定するステップであって、前記第4の送信電力が第4の信号の送信電力である、ステップと、
    前記第1の端末デバイスにより、前記第2の端末デバイスへ前記第4の信号を前記第4の送信電力で送信するステップと
    をさらに含む、請求項7に記載の方法。
  10. 前記第3の信号は、チャネル状態情報参照信号CSI RSと、同期信号ブロックとのいずれか一方または両方を含む、請求項7から9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 電力制御方法であって、
    第2の端末デバイスにより、第1の端末デバイスから第2の情報を受信するステップであって、前記第2の情報が、第3の送信電力を指示するために使用されるか、または第3の送信電力を含む、ステップと、
    前記第2の端末デバイスにより、前記第1の端末デバイスへ第3の信号を前記第3の送信電力で送信するステップと
    を含む方法。
  12. 前記第3の信号は、チャネル状態情報参照信号CSI RSと、同期信号ブロックとのいずれか一方または両方を含む、請求項11に記載の方法。
  13. 電力制御装置であって、前記装置は、プロセッサと、メモリと、トランシーバとを含み、前記プロセッサは前記メモリに接続され、前記プロセッサは前記トランシーバに接続され、前記プロセッサは、前記メモリ内の命令またはプログラムを実行して、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成されるか、または前記プロセッサは、前記メモリ内の命令またはプログラムを実行して、請求項5または6に記載の方法を実行するように構成される、装置。
  14. 電力制御装置であって、前記装置は、プロセッサと、メモリと、トランシーバとを含み、前記プロセッサは前記メモリに接続され、前記プロセッサは前記トランシーバに接続され、前記プロセッサは、前記メモリ内の命令またはプログラムを実行して、請求項7から10のいずれか一項に記載の方法を実施するように構成されるか、または前記プロセッサは、前記メモリ内の命令またはプログラムを実行して、請求項11または12に記載の方法を実施するように構成される、装置。
  15. コンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータ可読記憶媒体はプログラム命令を格納し、前記プログラム命令がコンピュータのプロセッサによって実行されると、前記プロセッサは、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法を実施可能となるか、または前記プロセッサは、請求項5または6に記載の方法を実施可能となる、コンピュータ可読記憶媒体。
  16. コンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータ可読記憶媒体はプログラム命令を格納し、前記プログラム命令がコンピュータのプロセッサによって実行されると、前記プロセッサは、請求項7から10のいずれか一項に記載の方法を実施可能となるか、または前記プロセッサは、請求項11または12に記載の方法を実施可能となる、コンピュータ可読記憶媒体。
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