JP2022521664A - 原子力施設の安全カバー構造体 - Google Patents

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Abstract

原子力施設の安全カバー構造体が開示される。原子力施設の安全カバー構造体は、原子炉圧力容器が位置するキャビティを覆うように生体保護コンクリートに回転可能に設置されるカバー部と、カバー部に回転駆動力を提供する駆動部と、カバー部に設置されて原子炉圧力容器の切断および解除物が移動する開閉部と、カバー部の内部で発生した火災を消火する火災鎮圧部と、カバー部に設置されて放射線量を測定する線量センサと、線量センサのセンシング信号を受信して原子炉圧力容器から設定値以上の放射線が排出されると警報するアラーム部とを含む。

Description

本発明は、原子力施設の安全解体が可能な原子力施設の安全カバー構造体に関する。
一般に、原子力発電に用いられる原子力施設のうちで加圧軽水炉型原子力発電所は、原子炉圧力容器および原子炉圧力容器を囲む生体保護コンクリート(遮蔽用コンクリート)を含む。
原子力施設の解体の際、原子炉圧力容器を生体保護コンクリートから分離して、原子炉圧力容器を切断および解体する必要がある。
しかし、原子炉圧力容器を切断および解体する作業過程で、エーロゾル、飛散物などの有害物質が発生することで環境汚染が発生するという問題がある。
さらに、原子炉圧力容器から放射線量が過多に発生する場合、作業者がこれを認知できず過多な放射線被曝が発生する問題がある。
本発明の一実施形態は、環境有害物質の排出を遮断し、過多な放射線被爆の発生を防止する原子力施設の安全カバー構造体を提供する。
本発明の一実施形態は、原子炉圧力容器が位置するキャビティを覆うように、生体保護コンクリートに回転可能に設置されるカバー部と、カバー部に回転駆動力を提供する駆動部と、カバー部に設置されて原子炉圧力容器の切断および解除物が移動する開閉部と、カバー部の内部で発生した火災を消火する火災鎮圧部と、カバー部に設置されて放射線量を測定する線量センサと、線量センサのセンシング信号を受信して原子炉圧力容器から設定値以上の放射線が排出されると警報するアラーム部を含む。
開閉部は、カバー部にスライディング可能に設置されるスライディングゲートであり得る。
駆動部は、キャビティに設置される第1ギアと、カバー部に設置されて、駆動軸に、第1ギアに噛み合わされる第2ギアが回転可能に設置される駆動モータとを含み得る。
火災鎮圧部は、キャビティ内部の火災発生の有無をセンシングする火災感知器と、火災感知器のセンシング信号を受信して火災発生時に火災鎮圧が作動する消火装置を含み得る。
アラーム部は、原子炉圧力容器から設定値以上の放射線が排出されると作業者に聴覚的に警告する警告スピーカであり得る。
カバー部と生体保護コンクリートの間に設置されるシーリング部をさらに含み得る。
シーリング部は、カバー部と生体保護コンクリートの間に設置されるフレキシブルフィルムであり得る。
スライディングゲートには、加圧エアーを送風するゲート送風機が設置され得る。
カバー部の縁周囲には、生体保護コンクリートの側へと加圧エアーを送風するカバー送風部が設置され得る。
本発明の一実施形態によれば、原子炉圧力容器が設置位置の上側をカバー部で密閉し、原子炉圧力容器の切断および解体作業を実施し、エーロゾル、飛散物などの環境有害物質が外部に排出されることを遮断することが可能である。
本発明の一実施形態によれば、原子炉圧力容器の位置で火災発生の有無をリアルタイムで確認し、火災の初期鎮圧を可能にして効果的な火災鎮圧をすることが可能である。
本発明の一実施形態によれば、原子炉圧力容器の切断および解体の作業の過程で発生する放射線量をリアルタイムで測定し、設定値を超えた放射線が排出される場合は、作業者に警告することが可能であるため、過多な放射線被曝の発生を防止することができる。
本発明の一実施形態による原子力施設の一部を概略的に示す要部の図である。 図1の原子力施設で生体保護コンクリートの内壁を拡張して配管を原子炉圧力容器から分離し、キャビティにカバー部が設置された状態を概略的に示す要部の図である。 図2のカバー部がキャビティに駆動部によって回転可能に設置された状態を概略的に示す要部の図である。 図2のキャビティの内部に第1ギアが設置された状態を概略的に示す要部の図である。 本発明の一実施形態によるカバー部に開閉部が設置された状態を概略的に示す要部斜視図である。 本発明の一実施形態によるカバー部に火災鎮圧部と、線量センサおよびアラーム部が設置された状態を概略的に示す要部斜視図である。 図6のカバー部に火災鎮圧部と、線量センサおよびアラーム部が設置された状態を概略的に示す底面図である。
以下、添付する図面を参照して本発明の実施形態について本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者が容易に実施できるように詳細に説明する。しかし、本発明は様々な異なる形態で実現することができ、ここで説明する実施形態に限定されない。図面にて、本発明を明確に説明するために説明と関係ない部分は省略したのであり、明細書全体にわたって、同一または類似の構成要素に対しては同じ参照符号を付けた。
以下で説明する原子力施設の安全カバー構造体100は、原子炉圧力容器10の切断および解体の作業の過程で、火災発生、放射線被曝または作業環境汚染が発生することを防止するように原子炉圧力容器10の設置位置の上側を覆うように設置される。
これについて、以下で図面を参照して具体的に説明する。
図1は本発明の一実施形態による原子力施設の一部を概略的に示す要部図であり、図2は図1の原子力施設で生体保護コンクリートの内壁を拡張して配管を原子炉圧力容器から分離し、キャビティにカバー部が設置された状態を概略的に示す要部図である。
図1および図2に示すように、本発明の一実施形態による原子力施設の安全カバー構造体100は、生体保護コンクリート20が、原子炉圧力容器が位置するキャビティ12を覆うように、生体保護コンクリート20に回転可能に設置されるカバー部30と、カバー部30に回転駆動力を提供する駆動部40と、カバー部30に設置されて原子炉圧力容器10の切断および解除物が移動する開閉部40と、キャビティ12の内部で発生した火災を消火する火災鎮圧部60と、原子炉圧力容器10から設定値以上の放射線が排出されると警報するアラーム部71とを含む。
原子炉圧力容器10は、加圧軽水炉型であり得るが、これに限定されない。一例として、原子炉圧力容器10は沸騰軽水炉型であり得る。原子炉圧力容器10の内壁には、公知の多様な形態の炉心を支持する突出部11が突出している。
複数の配管13は、公知の多様な形態の蒸気発生器と連結される。配管13の一配管には、温水が通じ得るのであり、他の配管には冷水が通じ得るが、これに限定されない。
生体保護コンクリート20は、原子炉圧力容器10が位置するキャビティ12、および、キャビティ12を形成して原子炉圧力容器10と対向する内壁14を含み得る。
クレーン16は、生体保護コンクリート20上に位置し得る。
クレーン16は、最初に原子力施設の設置時に用いられたクレーン16であり得るが、これに限定されない。
生体保護コンクリート20は、原子炉圧力容器10の切断および解体の作業のために、カバー部30を設けるための内壁14の拡張前に、原子炉圧力容器10を囲んでいるインシュレーション(insulation)を除去することができる。
次に、図2に示すように、キャビティ12の内壁を切断および拡張し、キャビティ12を覆うようにカバー部30を設ける。
カバー部30は、原子炉圧力容器10が、内部に設置されるキャビティ12の上側を覆うように設置される。カバー部30は、原子炉圧力容器10の上側からキャビティ12を密閉した状態で、回転可能に設置される。
このように、カバー部30が設置されるのは、キャビティ12の内部における原子炉圧力容器10の切断および解体の作業の過程で発生する、エーロゾル、飛散物などの環境有害物質が、外部に排出されることを遮断するためである。このようなカバー部30は、キャビティ12の内壁面との間に設置される駆動部40により、一方向または逆方向の回転が可能なように設置される。
図3は、図2のカバー部が、キャビティに、駆動部によって回転可能に設置された状態を概略的に示す要部図であり、図4は、図2のキャビティの内部に第1ギアが設置された状態を概略的に示す要部図である。
図3および図4に示すように、駆動部40は、キャビティ12の内壁面の上部周囲に沿って設置される第1ギア41と、カバー部30に設置され、駆動軸に、第1ギア41に噛み合わされる第2ギア42が回転可能に設置される駆動モータ43を含み得る。
第1ギア41は、キャビティ12の上部周囲に沿ってラウンド(丸い)形状に設置され、第2ギア42に噛み合わされる。
駆動モータ43は、カバー部30に設置され、駆動軸には第2ギア42が回転可能に設置される。
駆動モータ43は、カバー部30の側面に一つ設置されることも可能であり、カバー部30の周囲に沿って、複数の放射状に設置されることも可能である。
ここで、第2ギア42は、第1ギア41に噛み合わされるため、駆動モータ43の駆動作動に応じて、カバー部30は、一方向または逆方向に、選択的に回転することができる。
このように、カバー部30が回転作動するのは、カバー部30の内部で火災が発生する場合、カバー部30の内部に設置された火災鎮圧部60の鎮圧作動が、容易に行われるようにするためである。
さらに、カバー部30の回転作動により、原子炉圧力容器10の切断および解体物が外部に安定的に移動することも可能である。すなわち、カバー部30の回転作動により、開閉部40の位置を可変することが可能である。キャビティ12内部で発生した切断および解体物を、所定位置に容易に移動させることが可能である。これについては、以下で具体的に説明する。
このようなカバー部30には開閉部40が設置される。
図5は、本発明の一実施形態によるカバー部に開閉部が設置された状態を概略的に示す凹部斜視図である。
図5に示すように、開閉部40は、カバー部30に開閉可能に設置され、本実施形態でカバー部30にスライディング可能に設置されるスライディングゲートが適用されることを例示的に説明する。もちろん、開閉部40は、必ずしもスライディングタイプが設置されることに限定されるものではなく、回転開閉タイプに適宜変更することも可能である。
このように、開閉部40がカバー部30にスライディング可能に設置されるので、カバー部30の内部にて原子炉圧力容器10の切断および解体の作業の過程で発生した切断および解体物は、開閉部40の開放作動により外部に容易に移動排出されることが可能である。
このような開閉部40にはゲート送風機50が設置されうる。
ゲート送風機50は、開閉部40に設置され、開閉部40の開放状態で加圧エアーを送風することで、カバー部30の内部で発生する、原子炉圧力容器10の切断および解体の過程で発生するエーロゾル、飛散物などの環境有害物質が外部に排出されることを遮断することができる。
一方、カバー部30の内部には、火災を鎮圧する火災鎮圧部60が設置されうる。
図6は、本発明の一実施形態によるカバー部に、火災鎮圧部と、線量センサおよびアラーム部が設置された状態を概略的に示す要部斜視図であり、図7は、図6のカバー部に、火災鎮圧部と、線量センサおよびアラーム部が設置された状態を概略的に示す底面図である。
図6および図7に示すように、火災鎮圧部60は、キャビティ12の内部における火災発生の有無をセンシングする火災感知器61と、火災感知器61のセンシング信号を受信して、火災発生時に火災鎮圧が作動する消火装置63とを含み得る。
火災感知器61は、キャビティ12の内壁面に設置され、原子炉圧力容器10が設置されたキャビティ12の位置で火災発生の有無をセンシングするように設置される。
すなわち、火災感知器61は、キャビティ12の内部に設置されて、火災発生による煙などの気体変化を感知するように設置される。このような火災感知器61は、カバー部30の内部に一つ設置されることを例示的に説明するが、必ずしもこれに限定されるものではなく、カバー部30の内部の内壁面に複数が放射状に設置されることも可能である。
火災感知器61は、カバー部30の内部で火災発生状態の有無をセンシングし、センシング信号を消火装置63に伝達することができる。
消火装置63は、火災感知器61のセンシング信号を受信し、火災発生状態で作動するものであり、カバー部30の内部に設置される。
消火装置63は、カバー部30の内部で、火災感知器61のセンシング信号に応じて作動して、火災発生位置に消火水を噴射するスプリンクラーが設置されることを例示的に説明する。しかし、消火装置63は、必ずしもスプリンクラーに限定されるものではなく、消火液を火災発生位置に噴射する消火液噴射機に、適宜に変更して適用することも可能である。
したがって、消火装置63は、火災感知器61の火災センシング信号に応じて作動し、火災発生位置に消火水を迅速に噴射することが可能であり、火災の円滑な初期鎮圧が可能である。
一方、カバー部30には、放射線量を測定する線量センサ70が設置される。
線量センサ70は、カバー部30の内部に設置され、原子炉圧力容器10から排出される放射線量を測定することができる。線量センサ70は、カバー部30の内部に一つまたは複数が離隔した状態で設置される。
このように、線量センサ70で測定されたセンシング信号は、アラーム部71に転送され得る。
アラーム部71は、線量センサ70から送信された放射線量測定信号を受信し、設定値以上の放射線が原子炉圧力容器10から排出されることが確認されると、作業者にリアルタイムで警報するように設置される。
アラーム部71は、本実施形態で放射線量が設定値を超える場合、作業者に、聴覚的に警告する警告スピーカを適用することができる。しかし、アラーム部71は、必ずしも警告スピーカを適用することに限定されるものではなく、作業者に視覚的に警告するディスプレイに変更して適用することも可能である。
このように、アラーム部71がカバー部30の内部に設置されるため、原子炉圧力容器10の切断および解体の作業の過程で、放射線量が設定値を超えて排出される場合、作業者に適切に警報することが可能であるため、過多な放射線被曝を防止して、作業者に被爆疾患が発生することを防止することができる。
一方、カバー部30の縁には、シーリング部80が設置される。
シーリング部80は、カバー部30の縁の周囲に沿って設置され、カバー部30の内部での原子炉圧力容器10の切断および解体の過程で発生する、エーロゾル、飛散物などの作業過程で発生する環境有害物質が、カバー部30の外部に排出されることを遮断することができる。
シーリング部80は、カバー部30の縁の周囲に沿って連結され、生体保護コンクリート20の方向に、長い長さで延び得る。
このようなシーリング部80には、形状を可変可能なフレキシブルフィルムを適用することができる。したがって、シーリング部80は、カバー部30の回転作動の際にも、カバー部30の縁と、生体保護コンクリート20との間を、長さ可変の状態に、安定的にシーリングすることが可能であるため、カバー部30の外部環境汚染の発生を防止することができる。
シーリング部80は、長手方向の一側はカバー部30の下部の縁の周囲に沿って連結され、他側は生体保護コンクリート20に接触するように延長形成される。もちろん、シーリング部80は、延びた縁が生体保護コンクリート20の内部に一定の深さで引込まれた状態で、カバー部30の回転に応じて回転スライディングが可能に設置されることも可能である。
一方、カバー部30の周囲にはカバー送風部90が設置される。
カバー送風部90は、カバー部30の縁の周囲に設置され、生体保護コンクリート20への方向に加圧エアーを送風するように設置される。
すなわち、カバー送風部90は、カバー部30の周囲に沿って設置され、カバー部30と生体保護コンクリート20の間に、加圧エアーによるエアカーテンを形成するように加圧エアーを送風することができる。
したがって、カバー送風部90は、カバー部30の内部における原子炉圧力容器10の切断および解体の過程で発生する、エーロゾル、飛散物などの環境有害物質が外部に排出されることを遮断することが可能である。
このようなカバー送風部90は、カバー部30の外表面の周囲に沿って加圧エアーが噴射されるように設置され、送風機(図示せず)を通じてエアーの供給を受けて送風することができる。
カバー送風部90は、カバー部30の周囲に沿ってラウンド形状に設置され、内部には加圧エアーが移動するエアー流路が形成され、底面には加圧エアーが噴射されるエアーノズル91が形成される。
エアーノズル91は、カバー送風部90のラウンド形状の底面に沿って、長い長さで形成され、加圧エアーがカバー送風部90の底面に沿ってエアカーテンタイプで送風するように形成される。
したがって、カバー送風部90は、シーリング部80とともに、カバー部30と生体保護コンクリート20との間を安定的にシーリングすることが可能であり、環境汚染の発生を効果的に予防することが可能である。
前述したように、本実施形態の原子力施設の安全カバー構造体100は、原子炉圧力容器10が設置された位置の上側をカバー部30で密閉した状態で、原子炉圧力容器10の切断および解体の作業を実施することが可能であり、原子炉圧力容器10の切断および解体の作業の過程で発生するエーロゾル、飛散物などの環境有害物質が外部に排出されることを遮断することが可能である。
さらに、カバー部30の内部に火災鎮圧部を設け、火災発生の有無をリアルタイムで確認して火災の初期鎮圧を可能にして効果的な火災鎮圧が行われるようにすることができる。
また、カバー部30の内部で発生する放射線量をリアルタイムで測定し、設定値を超えた放射線が排出される場合、作業者に、アラーム部71を介して迅速に警告することが可能である。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるのではなく、特許請求の範囲と発明の詳細な説明および添付する図面の範囲内で多様に変形して実施することが可能であり、これもまた本発明の範囲に属することは勿論である。

Claims (9)

  1. 原子炉圧力容器が位置するキャビティを覆うように、生体保護コンクリートに回転可能に設置されるカバー部;
    前記カバー部に回転駆動力を提供する駆動部;
    前記カバー部に設置されて、前記原子炉圧力容器の切断および解除物が移動する開閉部;
    前記カバー部の内部で発生した火災を消火する火災鎮圧部;
    前記カバー部に設置され、放射線量を測定する線量センサ;および
    前記線量センサのセンシング信号を受信して前記原子炉圧力容器から設定値以上の放射線が排出されると警報するアラーム部;
    を含む、原子力施設の安全カバー構造体。
  2. 前記開閉部は、前記カバー部にスライディング可能に設置されるスライディングゲートである、請求項1に記載の原子力施設の安全カバー構造体。
  3. 前記駆動部は、
    前記キャビティに設置される第1ギア;および
    前記カバー部に設置され、駆動軸に、前記第1ギアに噛み合わされる第2ギアが回転可能に設置される駆動モータ;
    を含む、請求項1に記載の原子力施設の安全カバー構造体。
  4. 前記火災鎮圧部は、
    前記キャビティの内部の火災発生の有無をセンシングする火災感知器;および
    前記火災感知器のセンシング信号を受信し、火災発生時に火災鎮圧が作動する消火装置;
    を含む、請求項1に記載の原子力施設の安全カバー構造体。
  5. 前記アラーム部は前記原子炉圧力容器から設定値以上の放射線が排出されると、作業者に、聴覚的に警告する警告スピーカである、請求項1に記載の原子力施設の安全カバー構造体。
  6. 前記カバー部と前記生体保護コンクリートとの間に設置されるシーリング部を、さらに含む、請求項1に記載の原子力施設の安全カバー構造体。
  7. 前記シーリング部は、前記カバー部と前記生体保護コンクリートとの間に設置されるフレキシブルフィルムである、請求項6に記載の原子力施設の安全カバー構造体。
  8. 前記スライディングゲートには加圧エアーを送風するゲート送風機が設置される、請求項2に記載の原子力施設の安全カバー構造体。
  9. 前記カバー部の縁の周囲には、前記生体保護コンクリートへの方向に加圧エアーを送風するカバー送風部が設置される、請求項1に記載の原子力施設の安全カバー構造体。
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