JP2001238970A - 局所用消火装置、大型施設用消火装置及び大型施設用消火システム - Google Patents

局所用消火装置、大型施設用消火装置及び大型施設用消火システム

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JP2001238970A
JP2001238970A JP2000053120A JP2000053120A JP2001238970A JP 2001238970 A JP2001238970 A JP 2001238970A JP 2000053120 A JP2000053120 A JP 2000053120A JP 2000053120 A JP2000053120 A JP 2000053120A JP 2001238970 A JP2001238970 A JP 2001238970A
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Japan
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fire
fire extinguishing
extinguishing agent
extinguishing
floor
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JP2000053120A
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Fujio Tamura
富士雄 田村
Harutaka Shimamura
晴隆 嶋村
Toru Toyooka
徹 豊岡
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Fenwal Controls of Japan Ltd
Kume Sekkei KK
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SG Corp KK
Fenwal Controls of Japan Ltd
Kume Sekkei KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大型施設の大空間での火災に対して早期発
見、早期消火を可能にする。 【解決手段】 火災に対して局所的に消火剤を撒布して
消火する局所用消火装置において、上記消火剤の噴出部
12を、床側または床側に設置される建家等の造形物に
設け、建家の屋根等の障害物に遮られずに、火災現場に
のみ消火剤を効率的に撒布する。大型施設内に設けら
れ、施設内で発生した火災に消火剤を撒布して消火する
大型施設用消火装置において、噴出部12を、床側また
は床側に設置される造形物に設けた。これにより、上記
同様に、火災現場にのみ消火剤を効率的に撒布すること
ができる。また、大型施設用消火システムは、上記噴出
部12と、各噴出部12に消火剤を供給する消火剤供給
系13と、火災検知センサ14と、火災近傍の噴出部1
2から消火剤を噴出させる制御部15とを備えてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大型施設内の大空
間のように、効率的に消火することが難しい場所に用い
て好適な局所用消火装置、大型施設用消火装置及び大型
施設用消火システムに関する。
【0002】
【従来の技術】建造物の消火システムでは一般的に天井
が利用される。即ち、消火システムは、火災を検知した
ときに水等の消火剤を供給する供給系と、消火剤を火災
現場に噴出させる噴出部と、火災の発生を検知する火災
検知センサとを備え、噴出部が建造物の天井部に設けら
れている。そして、火災検知センサで火災を検知する
と、供給系から噴出部に消火剤が供給され、火災場所に
天井側から撒布される。これにより、火災現場のあたり
一面に消火剤が上方から撒布されて、消火される。しか
し、このように天井側から消火剤が撒布される構造は、
ドーム型の建造物等の大型施設においては不向きであ
る。大型施設の場合は天井が高いので、放水銃を天井に
設置することはほとんど不可能であった。仮に、天井に
放水銃を設定できた場合でも、撒布された消火剤が広が
ってしまい、火災現場に重点的に撒布することができな
いためである。
【0003】このため、大型施設においては通常、建物
の側壁に放水銃や側壁ヘッドを備えた消火システムが主
流となっている。この消火システムでは、建物の側壁に
取り付けられた放水銃等によって、建物の側壁から火災
現場に放水されるよういなっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、大型施設の
場合はその内部に様々な物が設置される。例えば、大型
施設がテーマパークの場合は、アトラクション用の建
家、大型の建築物、樹木等の種々の造形物が内部に設置
される。このため、火災の発生場所によっては、その火
災現場の周囲に木や建物等が散在して、発見しづらかっ
たり、放水銃からの水が遮られたりする場合がある。即
ち、火災の発見、消火がしにくい死角が多数存在する。
【0005】この結果、火災の発見の遅れ、消火活動の
遅れを招くおそれがある。また、建物の壁側から大量放
水や高圧放水をすると、造形物への二次的災害が発生す
るおそれがある。
【0006】本発明は以上の点に鑑みてなされたもの
で、大空間での火災に対して早期発見、早期消火を可能
にした局所用消火装置、大型施設用消火装置及び大型施
設用消火システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に第1の発明に係る局所用消火装置は、発生した火災に
対して局所的に消火剤を撒布して消火する局所用消火装
置において、上記消火剤の噴出部が、床側または床側に
設置される造形物に設けられたことを特徴とする。
【0008】この構成により、床側または床側に設置さ
れる造形物に設けられた噴出部から消火剤が噴出するこ
とで、建家の屋根等の障害物に遮られずに、火災現場に
のみ消火剤を効率的に撒布することができる。
【0009】第2の発明に係る大型施設用消火装置は、
大空間を有する大型施設内に設けられ、施設内で発生し
た火災に消火剤を撒布して消火する大型施設用消火装置
において、上記消火剤の噴出部が、床側または床側に設
置される造形物に設けられたことを特徴とする。
【0010】この構成により、大型施設内の大空間にお
いて、床側または床側に設置される造形物に設けられた
噴出部から消火剤が噴出することで、火災現場へ効率的
に消火剤を撒布することができる。即ち、大型施設内の
大空間の天井部や壁部から消火剤を撒布する場合は、消
火剤が広がりすぎると共に、樹木や建家の屋根等で遮ら
れて、火災現場へ効率的に消火剤を撒布することができ
ない。これに対して、床側または床側に設置される造形
物に噴出部を設けると、樹木や建家の屋根等で遮られる
ことがなくなり、火災に対して重点的にかつ効率的に消
火剤を撒布することができるようになる。
【0011】第3の発明に係る大型施設用消火システム
は、大空間を有する大型施設内に設けられ、施設内で発
生した火災に消火剤を撒布して消火する大型施設用消火
システムにおいて、床部または床部に設置される造形物
に複数個設けられ、消火剤を噴き出す噴出部と、各噴出
部に消火剤を供給する消火剤供給系と、火災の発生を検
知する火災検知センサと、この火災検知センサからの火
災検知信号に基づいて消火剤供給系を制御して火災近傍
の噴出部から消火剤を噴出させる制御部とを備えたこと
を特徴とする。
【0012】上記構成により、制御部での制御によって
消火作業が行われる。即ち、火災検知センサでの火災検
知信号に基づいて、制御部が消火剤供給系を作動させて
火災近傍の噴出部からのみ消火剤を噴出させ、火災に対
して重点的にかつ効率的に消火剤を撒布する。また、手
動で消火活動が行われる場合もある。この場合、制御部
に操作ボタンが設けられ、監視員がモニターで火災現場
を確認しながら火災現場近くの噴出部を特定し、操作ボ
タンでその噴出部から消火用水を噴出させる。また、遠
隔操作で消火活動が行われる場合もある。この場合、監
視員が直接に火災現場へ行き、火災状況を直接に監視し
ながら、各噴出部を開閉制御して、最適な位置の噴出部
から消火用水を噴出させる。
【0013】第4の発明に係る大型施設用消火システム
は、第3の発明に係る大型施設用消火システムにおい
て、上記火災検知センサが、大型施設内の大空間の天井
や壁部に設けられ、大空間内全体を監視することを特徴
とする。
【0014】上記構成により、火災検知センサが、天井
や壁部から大空間内全体を監視して、火災の発生を早期
に発見する。この火災検知センサとしては、火災に伴っ
て発生する赤外線を検知するセンサや、炎自体や炎のゆ
らぎを検知するセンサ等を用いる。また、監視員が肉眼
で監視する映像を撮影するカメラを用いてもよい。
【0015】第5の発明に係る大型施設用消火システム
は、第3の発明に係る大型施設用消火システムにおい
て、上記火災検知センサが、床部または床部に設置され
る造形物に複数個設けられ、火災の発生をその近傍で検
知することを特徴とする。
【0016】上記構成により、床部または床部に設置さ
れる造形物に設けられた火災検知センサが周囲を監視
し、火災の発生を近距離から早期に検知する。この火災
検知センサとしては、火災に伴って発生する熱や赤外線
を検知するセンサや、炎自体や炎のゆらぎを検知するセ
ンサや、煙を検知するセンサ等を用いる。また、監視員
が肉眼で監視する映像を撮影するカメラを用いてもよ
い。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態を添付図
面に基づいて説明する。図1は本実施形態に係る噴出部
を床部に埋設した構成を示す側面断面図、図2はドーム
の全体構成を示す模式図、図3は横向き型放水ヘッドの
例を示す平面図、図4は横向き型放水ヘッドの例を示す
正面図、図5は横向き型放水ヘッドの例を示す側面図、
図6は上向き型放水ヘッドの例を示す正面図、図7は上
向き型放水ヘッドの例を示す側面図、図8は噴出部の設
置例を示す模式図、図9は街灯への噴出部の設置例を示
す模式図、図10はイスへの噴出部の設置例を示す模式
図、図11はイスの開閉蓋を示す要部断面図である。
【0018】本実施形態に係る大型施設用消火システム
は、大空間を有する大型施設内に設けられ、施設内で発
生した火災に消火剤を撒布して消火するためのものであ
る。なお、消火剤としては、水、泡状の化学薬品、炭酸
ガス等を、用途に応じて適宜選択する。
【0019】大空間を有する大型施設としては、種々の
ものがあるが、ここでは、テーマパークを例に説明す
る。図2に示す大型施設は巨大ドーム1である。このド
ーム1によって作られる大空間の床部には、テーマパー
クとしての種々の造形物が設置される。この造形物とし
ては、レストハウス3や大型の建築物(図示せず)等の
他に、道路5、樹木6、イベント用の会場7、街灯8、
イス9等がある。大型施設用消火システム11は、上記
ドーム1内の造形物全体をカバーできるように配設され
ている。
【0020】この大型施設用消火システム11は主に、
消火剤を噴き出す噴出部12と、各噴出部12に消火剤
を供給する消火剤供給系13と、火災の発生を検知する
火災検知センサ14と、この火災検知センサ14からの
火災検知信号に基づいて消火剤供給系13を制御し、火
災近傍の噴出部12から消火剤を噴出させる制御部15
とを備えて構成されている。
【0021】消火剤供給系13は、消火剤としての消火
用水を貯えた消火用水槽17と、この消火用水槽17内
の消火用水をくみ上げて設定圧力で噴出部12に送り出
すポンプ18と、このポンプ18から送り出された消火
用水をドーム1内全体に配設された各噴出部12に供給
する供給配管19と、各噴出部12近傍の供給配管19
に設けられて供給配管19を開閉制御する開閉弁20と
を備えて構成されている。なおここでは、消火剤供給系
13として、噴出部12の近傍まで常時消火用水が供給
されている湿式構造の供給系を用いている。
【0022】噴出部12はドーム1内の各所に多数設け
られている。具体的には、レストハウス3の屋根、レス
トハウス3の内部、道路5、樹木6、会場7、街灯8、
イス9及びドーム1の壁面等にそれぞれ設けられてい
る。
【0023】噴出部12は、放水ヘッドを備えて構成さ
れている。この放水ヘッドは、噴出部12の取付場所に
応じて異なる構成を有している。具体的には、横向き型
放水ヘッドと上向き型放水ヘッドとがある。横向き型放
水ヘッド(真横方向や斜め上下方向に放水するヘッド)
としては、例えば図3〜図5に示すようなものがある。
図3〜図5に示す横向き型放水ヘッドは、噴出口22の
正面に拡散用プラグ28及び邪魔板29を設けると共
に、邪魔板29の上側に整流板30を設けたものであ
る。拡散用プラグ28は、円錐状に形成され、噴出口2
2から噴き出する消火用水を周囲(上下左右)に広げ
る。噴出口22から噴出して拡散用プラグ28で広げら
れた消火用水は邪魔板29で細かく砕かれて周囲へ飛散
する。整流板30は、邪魔板29で細かく砕かれて周囲
へ飛散する消火用水のうち上方へ飛散しようとする消火
用水を整流して飛散角度をほぼ水平以下に調整する。
【0024】また、上向き型放水ヘッドは、図6及び図
7に示すように、噴出口22の正面に拡散用プラグ31
を設けて構成されている。この拡散用プラグ31は、噴
出口22に面した状態で支持腕部32によって支持され
ている。支持腕部32は、その一端部が噴出口22側に
固定された状態で、他端部を拡散用プラグ31の背後
(噴出口22と反対側)に回り込ませて形成され、拡散
用プラグ31を背後から支持している。
【0025】拡散用プラグ31は、噴出口22から上方
へ噴き出す消火用水を周囲へ均等に飛散させるために、
2段階の円錐形状に形成されている。即ち、噴出口22
に近い1段目の円錐部31Aはその表面が平坦面状の円
錐となっており、2段目の円錐部31Bは1段目の円錐
に対して角度の大きい、末広がりの円錐となっている。
さらに、2段目の円錐部31Bには多数の切欠き31C
が設けられている。これにより、噴出口22から噴出す
る消火用水は、その一部が切欠き31Cから上方へ飛散
し、他の一部が円錐状の斜面から周囲に飛散すること
で、噴出口22の周囲に均等に(単位面積当たりの水量
が均等に)飛散するようになっている。
【0026】上述の横向き型放水ヘッド及び上向き型放
水ヘッドは、その取付場所や消火用水の噴出方向等の条
件に応じて適宜選択される。横向き型放水ヘッドは、図
2及び図8に示すように、レストハウス3の壁面や屋根
や内部、樹木6、街灯8、イス9、山の斜面、ドーム1
の側壁等に設けられ、消火用水を横方向に噴出させる。
上向き型放水ヘッドは、レストハウス3の屋根や内部や
床部、道路5の地面、会場7の床部、山の斜面等に設け
られ、消火用水を縦方向に噴出させる。これら横向き型
放水ヘッド及び上向き型放水ヘッドは、その設置位置を
厳密に区別できるものではなく、消火用水を放水させる
態様に応じて適宜選択する。
【0027】放水ヘッドを街灯8に取り付けるときは、
図9に示すようになる。街灯8は主に、支柱部8Aと、
ランプ部8Bとからなる。支柱部8Aの内部には供給配
管19が通されている。噴出部12は、支柱部8Aのう
ち、地上3〜5mくらいの高さの位置に設けられてい
る。この噴出部12には、横向き型放水ヘッドが用いら
れ、支柱部8Aに、等間隔に2〜4個程度設けられる。
この噴出部12に、支柱部8A内を通された供給配管1
9が接続されている。
【0028】樹木6の場合も街灯8と同様にして噴出部
12が設けられている。なお、樹木6の場合、供給配管
19を樹木6内に設けることはできないので、外側面に
這わせる。樹木6が人工の場合は、内部に配設される。
【0029】イス9の場合、噴出部12は内部に設けら
れる。イス9は、図10に示すように、座部35と、背
もたれ部36とから構成されている。座部35の内部は
空洞になっている。供給配管19はこの座部35内に配
設されている。噴出部12は、座部35のうち、座板3
7の前方(図中の右方)の斜め上方に向けて消火用水を
噴出させるように配設されている。噴出部12の前面に
は保護板38が設けられ、外部からは噴出部12が見え
ないようになっている。この保護板38は、メッシュ状
に形成して固定する構成でも、座板37と同じ材料で形
成して噴出部12から噴出する消火用水の水圧で外れる
ようにしてもよい。水圧で外れる構成は図11のように
なっている。座板37の前方には、斜め上方に向いた開
口39が設けられている。この開口39には開閉蓋40
が蝶番41によって開閉可能に取り付けられている。開
閉蓋40には固定手段は設けられていない。開口39に
は外側へ向けて広がったテーパが設けられ、開閉蓋40
にも同様のテーパが設けられている。このテーパによ
り、開閉蓋40を開口39に容易にはめることができる
と共に開口39と開閉蓋40との間にゴミ等が詰まって
も噴出部12から噴出する消火用水の水圧で容易に開く
ことができるようになっている。さらに、このテーパに
より、開口39に開閉蓋40をはめたとき、これらの間
に隙間がほとんどなくなり、第三者が開閉蓋40を容易
に開けることができないようになっている。これによ
り、開閉蓋40は、通常塞がれて内部が見えないように
なっている。そして、火災発生によって噴出部12から
消火用水が噴出することで、その水圧によって押し広げ
られ(図11中の破線の状態)、消火用水が周囲に飛散
するようになっている。なお、座部35内の底部には消
火用水を排水する排水溝42が設けられている。
【0030】噴出部12を道路5等のドーム1の床部に
埋め込む場合は、図1に示すようになっている。図中の
床部43には、窪ませて形成された噴出部収納部44が
設けられている。この噴出部収納部44内に噴出部12
が、上方へ向けた状態で配設されている。噴出部収納部
44内には供給配管19が通されており、この供給配管
19に噴出部12が接続されている。噴出部収納部44
の上端部には開閉蓋45が設けられている。この開閉蓋
45はその一端が蝶番46で開閉可能に支持されてい
る。開閉蓋45には固定手段は設けられていない。噴出
部収納部44の上端部及び開閉蓋45には、上記開口3
9と開閉蓋40の場合と同様に、テーパが設けられてい
る。このテーパにより、開閉蓋45を噴出部収納部44
に容易にはめることができると共に噴出部収納部44と
開閉蓋45との間にゴミ等が詰まっても噴出部12から
噴出する消火用水の水圧で容易に開くことができるよう
になっている。開閉蓋45は、その上側面が床部43の
表面と面一になる位置に、または床部43の表面より僅
かに低くなる位置に設けられている。これにより、上記
テーパと相俟って、噴出部収納部44に開閉蓋45をは
めたとき、開閉蓋45が床部43と面一か僅かに窪んだ
状態になると共に、これらの間に隙間がほとんどなくな
り、第三者が開閉蓋45を容易に開けることができない
ようになっている。これにより、開閉蓋45は、通常塞
がれて内部が見えないようになっている。そして、火災
発生によって噴出部12から消火用水が噴出すること
で、その水圧によって押し広げられ(図1中の破線の状
態)、消火用水が周囲に飛散するようになっている。な
お、噴出部収納部44内の底部には消火用水を排水する
排水溝47が設けられている。
【0031】この埋め込み型の噴出部12は、道路5以
外に、レストハウス3の屋根や床部等にも設けられる
が、この場合、人通りがあるところや外部から目立つと
ころには上述の開閉蓋45を設けるが、人通りがないと
ころや、目立たないところでは設けなくてもよい。
【0032】上述の噴出部12は、ドーム1内の全域に
亘って配設されている。さらに、各噴出部12は、消火
用水を撒布できる領域(カバー領域)が互いに重なるよ
うに配設されている。即ち、任意の位置において、少な
くとも二箇所以上の噴出部12から消火用水が撒布され
るように、各噴出部12が一定間隔置きに配設されてい
る。これは、噴出部12が故障して消火用水を撒布でき
なくなったときに、隣接する噴出部12がそれをカバー
できるようにするためである。
【0033】火災検知センサ14は、ドーム1内での火
災の発生を検知するためのセンサである。この火災検知
センサ14は、図2に示すように、ドーム1内の天井や
壁部に設けられ、ドーム1内全体を監視する。具体的に
は、ドーム1の天井部に数台、壁部に数台設けられ、ド
ーム1内全体を監視している。火災検知センサ14とし
ては、赤外線・可視一体型カメラが用いられる。この赤
外線・可視一体型カメラによって、火災で発生する赤外
線を検知すると共に、カメラで撮らえた映像をモニター
に映し出して監視員が監視する。さらに、炎検出用フィ
ルタを設けたカメラを炎センサとして使用する。この炎
検出用フィルタは、温度外乱としての太陽光、水銀灯等
の光を除去して、炎が発する光のみを透過する特性を有
するフィルタである。
【0034】これらの火災検知センサ14は、上記噴出
部12の場合と同様に、カバー領域が互いに重なるよう
に配設されている。即ち、任意の位置において、少なく
とも二箇所以上の火災検知センサ14で監視できるよう
に、各火災検知センサ14が配設されている。これによ
り、火災検知センサ14の不慮の故障に対応できるよう
になっている。
【0035】開閉弁20は、各噴出部12にそれぞれ設
けられ、噴出部12を個別に開閉制御できるようになっ
ている。開閉弁20は、噴出部12の近傍に設けられ、
制御部15で開閉制御されて、火災近傍の噴出部12を
選択的に開閉制御するようになっている。
【0036】制御部15は、ドーム1内の中央監視室4
8内に設けられている。制御部15には、警報ブザー
(図示せず)が設けられ、火災検知センサ14で火災を
検知したときに、その位置をモニターに表示すると共
に、警報ブザーが鳴動して監視員に知らせるようになっ
ている。なお、ドーム1内にも、来場者等へ火災発生を
知らせる警報ブザー(図示せず)が設けられている。
【0037】制御部15には、各開閉弁20を個別に開
閉制御するための操作ボタン(図示せず)が設けられて
いる。この操作ボタンにより各開閉弁20が個別に開閉
制御され、火災発生場所の近傍の噴出部12から消火用
水が噴出される。
【0038】この制御部15はドーム1内から遠隔操作
ができるようになっている。具体的には、操作信号を送
信できる操作端末(図示せず)と、制御部15に設けら
れて操作端末からの操作信号を受信する受信装置(図示
せず)とからなる。操作端末としては、小型で携帯式の
ものや、ドーム1内の複数箇所に設置する固定式のもの
がある。
【0039】さらに、通常の自動制御による消火作業の
プログラムも制御部15に格納されている。
【0040】[動作]以上のように構成された大型施設
用消火システム11は次のように動作する。
【0041】この大型施設用消火システム11は、原則
として監視員が手動で操作する。
【0042】監視員はドーム1内の中央監視室48内で
モニターを見ながら、火災の有無を監視する。このと
き、モニタで火災の発生を発見したとき、または火災検
知センサ14で火災の発生を検知して中央監視室48内
の警報ブザーが鳴ったときは、監視員がモニターで火災
発生位置を確認する。制御部15のモニターには、火災
を検知した火災検知センサ14の位置が表示され、監視
員はその位置を基にモニターで火災発生位置を確認す
る。より確実性を持たせる場合は、監視員が直接ドーム
1内の火災位置(火災を検知した火災検知センサ14の
位置)へ行って確認する。
【0043】火災発生が確認された場合には、ドーム1
内の警報ブザーを鳴動させてドーム1内にいる人に火災
の発生を報知すると共に、火災発生位置の開閉弁20を
特定して、操作ボタンでその開閉弁20を開き、噴出部
12から消火用水を噴出させる。
【0044】また、監視員がドーム1内にいる場合は、
監視員が携帯している操作端末やドーム1内に据え付け
られた操作端末を操作して、火災発生位置の開閉弁20
を開き、噴出部12から消火用水を噴出させる。
【0045】これにより、噴出部12の前面に開閉蓋4
0,45がある場合には、噴出部12から噴出した消火
用水の水圧で開閉蓋40,45が押し開かれ、周囲に消
火用水が撒布される。このとき、噴出部12に上向き型
放水ヘッドが用いられているときには、消火用水は、拡
散用プラグ31の円錐部31A,31Bで周囲へ均等に
むらなく飛散され、火災現場に確実に撒布される。
【0046】噴出部12に横向き型放水ヘッドが用いら
れているときには、噴出口22から噴出された消火用水
は拡散用プラグ28等で広げられ、邪魔板24等で小さ
く砕かれて、周囲にむらなく撒布される。即ち、火災現
場にむらなく確実に撒布される。
【0047】また、自動モードの場合は、制御部15
が、火災検知センサ14からの火災検知信号に基づい
て、火災発生位置の開閉弁20を開き、噴出部12から
消火用水を噴出させる。
【0048】[効果]以上のように、消火剤の噴出部1
2を、床側や床側に設置される街灯8等の造形物に設け
たので、噴出部12が火災発生場所の極めて近傍に位置
することになる。この結果、火災現場の近傍の噴出部1
2から火災現場に直接に消火用水を噴出させることにな
り、高い天井から撒布するときのように消火剤が広がっ
てしまうことがなく、また樹木6等の障害物に遮られる
こともなく、火災現場にのみ消火剤を確実にかつ効率的
に撒布することができる。
【0049】上記噴出部12を、大空間を有する大型施
設であるドーム1内の床側や街灯8等の造形物に設けた
ので、ドーム1の天井部や壁部から消火剤を撒布する場
合のように、消火剤が広がりすぎたり、樹木や建家の屋
根等で遮られることがなくなり、火災現場へ重点的にか
つ効率的に消火剤を撒布することができる。
【0050】また、ドーム1の床部等に複数個設けられ
た噴出部12と、各噴出部12に消火剤を供給する消火
剤供給系13と、火災の発生を検知する火災検知センサ
14と、この火災検知センサ14からの火災検知信号に
基づいて消火剤供給系13を制御して火災近傍の噴出部
12から消火剤を噴出させる制御部15とを備えて大型
施設用消火システムを構成し、上記火災検知センサ14
での火災検知信号に基づいて、火災近傍の噴出部12か
らのみ消火剤を噴出させるようにしたので、火災現場に
重点的にかつ効率的に消火剤を撒布することになり、大
型施設での火災に対して早期に消火をすることができ
る。
【0051】この大型施設用消火システムにおいて、火
災検知センサ14をドーム1の天井や壁部に設けたの
で、大空間内全体を監視することができ、火災の発生を
早期に発見することができる。この結果、火災が拡大す
る前に早期に消火することができる。
【0052】以上により、ドーム1内の大空間での火災
に対して早期発見、早期消火が可能になる。
【0053】[変形例] (1) 上記実施形態では、火災検知センサ14をドー
ム1の天井部と壁部に設けたが、噴出部12と同様に、
ドーム1の床部や街灯8等の造形物に複数個設けてもよ
い。これにより、火災の発生場所と火災検知センサ14
との距離が極めて近くになる。この結果、火災の発生
を、近距離から確実にかつ早期に発見することができ
る。
【0054】(2) 供給配管19は、通常は噴出部1
2が設置された場所まで配設されるが、予めドーム1の
床部の全域に網の目状に配設しておいてもよい。この場
合、各噴出部12と供給配管19との接続は、ガス配管
に設けられるワンタッチ式のコネクタと同様のコネクタ
によって行う。このコネクタを、網の目状に配設した供
給配管19に等間隔に多数設けておき、噴出部12をそ
の設置位置の近傍のコネクタで供給配管19に接続す
る。
【0055】これにより、ドーム1内の造形物の配置位
置が変更されたときに、それに伴って極めて容易に噴出
部12を設置し直すことができる。
【0056】(3) 本実施形態では、大型施設用消火
システム11を湿式、即ち、供給配管19内に、噴出部
12の近傍まで一定圧力の消火用水を常時供給しておく
構成としたが、乾式の構成、即ち通常は供給配管19に
一定圧力の消火用水を供給せず、火災検知により消火用
水を供給する構成でもよいことは言うまでもない。
【0057】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の局所用消
火装置、大型施設用消火装置及び大型施設用消火システ
ムによれば次のような効果を奏することができる。
【0058】(1) 発生した火災に対して局所的に消
火剤を撒布して消火する局所用消火装置において、上記
消火剤の噴出部を、床側または床側に設置される造形物
に設けたので、この噴出部から消火剤が噴出すること
で、建家の屋根等の障害物に遮られずに、火災現場にの
み消火剤を効率的に撒布することができる。
【0059】(2)大空間を有する大型施設内に設けら
れ、施設内で発生した火災に消火剤を撒布して消火する
大型施設用消火装置において、上記消火剤の噴出部を、
床側または床側に設置される造形物に設けたので、この
噴出部から消火剤が噴出することで、火災現場へ効率的
に消火剤を撒布することができる。即ち、大型施設内の
大空間に樹木や建家等が設けられている場合でも、樹木
や建家の屋根等で遮られることがなくなり、火災に対し
て重点的にかつ効率的に消火剤を撒布することができる
ようになる。
【0060】(3) 大空間を有する大型施設内に設け
られ、施設内で発生した火災に消火剤を撒布して消火す
る大型施設用消火システムを、床部または床部に設置さ
れる造形物に複数個設けられ、消火剤を噴き出す噴出部
と、各噴出部に消火剤を供給する消火剤供給系と、火災
の発生を検知する火災検知センサと、この火災検知セン
サからの火災検知信号に基づいて消火剤供給系を制御し
て火災近傍の噴出部から消火剤を噴出させる制御部とを
備えて構成したので、造形物が点在する大空間において
も、効率的に消火活動を行うことができるようになる。
即ち、火災検知センサでの火災検知信号に基づいて、制
御部が消火剤供給系を作動させて火災近傍の噴出部から
のみ消火剤を噴出させ、火災に対して重点的にかつ効率
的に消火剤を撒布する。また、監視員が火災を実際に確
認しながら手動で消火活動を行う場合は、制御部を操作
して火災現場の近傍の噴出部を開き、火災近傍の噴出部
からのみ消火剤を噴出させ、火災に対して重点的にかつ
効率的に消火剤を撒布する。
【0061】(4) 上記火災検知センサを、大型施設
内の大空間の天井や壁部に設け、大空間内全体を監視す
るようにしたので、火災検知センサが、天井や壁部から
大空間内全体を監視して、火災の発生を早期に発見する
ことができる。
【0062】(5) 上記火災検知センサを、床部また
は床部に設置される造形物に複数個設けられ、火災の発
生をその近傍で検知するようにしたので、火災の発生を
早期にかつ確実に検知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る大型施設用消火システムの噴出部
を床部に埋設した構成を示す側面断面図である。
【図2】本発明に係る大型施設用消火システムを組み込
むドームの全体構成を示す模式図である。
【図3】本発明に係る大型施設用消火システムの噴出部
の横向き型放水ヘッドの第3例を示す平面図である。
【図4】本発明に係る大型施設用消火システムの噴出部
の横向き型放水ヘッドの第3例を示す正面図である。
【図5】本発明に係る大型施設用消火システムの噴出部
の横向き型放水ヘッドの第3例を示す側面図である。
【図6】本発明に係る大型施設用消火システムの噴出部
の上向き型放水ヘッドの一例を示す正面図である。
【図7】本発明に係る大型施設用消火システムの噴出部
の上向き型放水ヘッドの一例を示す側面図である。
【図8】本発明に係る大型施設用消火システムの噴出部
の設置例を示す模式図である。
【図9】本発明に係る大型施設用消火システムの噴出部
の街灯への設置例を示す模式図である。
【図10】本発明に係る大型施設用消火システムの噴出
部のイスへの設置例を示す模式図である。
【図11】本発明に係る大型施設用消火システムのイス
の開閉蓋を示す要部断面図である。
【符号の説明】
1:ドーム、3:レストハウス、5:道路、6:樹木、
7:会場、8:街灯、9:イス、11:大型施設用消火
システム、12:噴出部、13:消火剤供給系、14:
火災検知センサ、15:制御部、17:消火水槽、1
8:ポンプ、19:供給配管、20:開閉弁、22:噴
出口、28:拡散用プラグ、29:邪魔板、30:整流
板、31:拡散用プラグ、32:支持腕部、35:座
部、36:背もたれ部、37:座板、39:開口、4
0:開閉蓋、41:蝶番、床部43:床部、44:噴出
部収納部、45:開閉蓋、46:蝶番、48:中央監視
室。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田村 富士雄 東京都江東区潮見2−1−22 株式会社久 米設計内 (72)発明者 嶋村 晴隆 東京都豊島区西池袋3−23−7 株式会社 エスジーコーポレーション内 (72)発明者 豊岡 徹 東京都千代田区飯田橋1丁目5番10号 日 本フエンオール株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発生した火災に対して局所的に消火剤を
    撒布して消火する局所用消火装置において、 上記消火剤の噴出部が、床側または床側に設置される造
    形物に設けられたことを特徴とする局所用消火装置。
  2. 【請求項2】 大空間を有する大型施設内に設けられ、
    施設内で発生した火災に消火剤を撒布して消火する大型
    施設用消火装置において、 上記消火剤の噴出部が、床側または床側に設置される造
    形物に設けられたことを特徴とする大型施設用消火装
    置。
  3. 【請求項3】 大空間を有する大型施設内に設けられ、
    施設内で発生した火災に消火剤を撒布して消火する大型
    施設用消火システムにおいて、 床部または床部に設置される造形物に複数個設けられ、
    消火剤を噴き出す噴出部と、 各噴出部に消火剤を供給する消火剤供給系と、 火災の発生を検知する火災検知センサと、 この火災検知センサからの火災検知信号に基づいて消火
    剤供給系を制御して火災近傍の噴出部から消火剤を噴出
    させる制御部とを備えたことを特徴とする大型施設用消
    火システム。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の大型施設用消火システ
    ムにおいて、 上記火災検知センサが、大型施設内の大空間の天井や壁
    部に設けられ、大空間内全体を監視することを特徴とす
    る大型施設用消火システム。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の大型施設用消火システ
    ムにおいて、 上記火災検知センサが、床部または床部に設置される造
    形物に複数個設けられ、火災の発生をその近傍で検知す
    ることを特徴とする大型施設用消火システム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020000519A (ja) * 2018-06-28 2020-01-09 日本ドライケミカル株式会社 放水装置及び消火システム
JP2021146157A (ja) * 2020-03-16 2021-09-27 貴義 坂井 膨大な存在数の既存等の電柱へ放水消火設備設置消防方法
US20220148749A1 (en) * 2019-03-14 2022-05-12 Korea Hydro & Nuclear Power Co., Ltd. Safety cover structure of nuclear facility
US12033765B2 (en) * 2019-03-14 2024-07-09 Korea Hydro & Nuclear Power Co., Ltd. Safety cover structure usable in dismantling operations at nuclear facility

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