JP2022519016A - 浮遊パネル、および浮遊パネルを用いて植物を成長させる方法 - Google Patents

浮遊パネル、および浮遊パネルを用いて植物を成長させる方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、植物栽培用の浮遊パネルであって、パネルの上側の複数の貫通孔と、パネルの下側の少なくとも1つの空気室と、を含み、各貫通孔が、培養基材および植物または植物前駆体を受け入れるように適合され、各貫通孔が、上側の第1の平面から、第1の平面に平行な、第1の平面から離間して配置された第2の平面に、パネルを通って延びており、空気室が、貫通孔の培養基材に支持された植物または植物前駆体の気根の形成を内部で可能にするように配置されており、各空気室が、貫通孔が出現する天井および空気室の境界を定める周縁側壁を備え、周縁側壁が、実質的に第2の平面の下に配置され、パネルが水上に浮かぶときに水中に延びるように配置された周縁底縁部を備え、各貫通孔の周りには、培養基材を第1の平面より下の位置で少なくとも部分的に支持するために第1の平面の下に配置された下側支持面が関連付けられて設けられている、浮遊パネルに関する。【選択図】 図1A

Description

本発明は、植物を栽培するための浮遊パネルに関し、パネルは、パネルの上側に複数の貫通孔を備え、貫通孔の各々が、地面または土壌などの培養基材、および植物または植物の前駆体(precursor)を受け入れるように適合され、上側の第1の平面から、第1の平面に平行な第2の平面であって、第1の平面から離間して配置された第2の平面にパネルを貫通して延び、パネルが、パネルの下側に1つ以上の空気室をさらに備え、空気室の各々が、実質的に第2の平面の下方に延び、貫通孔の1つ以上の培養基材で支持される植物の気根または植物の前駆体の気根の形成を可能にするように配置される。1つ以上の空気室は、1つ以上の貫通孔が延びてつながる天井を備える。周縁側壁は室を画定し、周縁側壁の周縁底縁部は、パネルが水に浮遊するときに水中に延びるように配置される。このようにして、空気室の各々に微小気候を維持することができ、それにより気根の成長が促進される。
国際公開第2016/007005号から、水上で植物を浮遊栽培するための組立体が知られており、組立体は、パネル状キャリアと、キャリアの上部に取り外し可能に配置された取り外し可能な側面支持構造体とを備え、キャリアは、植物のための開口を有し、植物または植物の前駆体を含有するか否かにかかわらず、成長媒体、特に土壌などの成長培養基材がキャリアの開口に配置され、成長媒体の上部の少なくとも2つの水平方向に対向する側面は、取り外し可能な側面支持構造体の対応する側面によって、高さに沿って横方向に支持される。パネルは、植物の栽培中に培養基材が水盤の水面から離間して配置されたままであるように、水盤の水に浮遊するように適合されている。典型的には、当技術分野で知られているように、水盤は温室に配置され、パネルは、植物の成長を促進するために太陽光および/または栽培光によって照明されてもよい。
既知の組立体は、第1の栽培段階の間に植物または植物の前駆体を運ぶのに特に適していて、第1の栽培段階の間に、植物または植物の前駆体が培養基材の根を成長させ、根が最終的に空気室の1つに延びる。空気室の各々は、水盤の水に面する下側で開いており、空気室の各々には、気根の形成を可能にし、気根が空気室にある空気から水分を取り込むことを可能にする微小気候がある。根は、少なくともパネルが浮遊する水盤の水に接触するまで成長し続けてもよい。第1の成長段階の終わりに、植物は、パネルが浮遊する水に対して根が直接接触する第2の成長段階を開始するのに十分に成熟している。第1の成長段階と第2の成長段階との間で、植物を、典型的には、例えば同一の浮遊パネルまたは異なる浮遊パネルで、より広い拡張部に再植し、葉の成長のためのより多くの空間を提供する。第2の段階の間、パネルは、典型的には、水盤の水の水面に浮遊するように配置され、水盤は、典型的には、パネルの植物を照明するための栽培光を提供してもよい温室に配置される。
本発明のパネルは、第2の段階の間の植物の栽培に特に適しており、第2の段階では、植物は、水盤の水と接触するための根を発達させている。しかしながら、第2の段階の開始時には、水盤の水と接触する根の部分は比較的小さく、その結果、植物にストレスを引き起こす可能性がある、植物の脱水のリスクおよび/または過熱のリスクがある。この欠点を部分的に克服するために、上方から植物に水を散布することが知られており、その結果、培養基材上に散布された水を培養基材が吸収することができる。この配置では、特に第2の成長段階の開始時に、植物の過熱を防止するためにパネルの上側から頻繁に水をかけることが必要な場合がある。植物に到達する水が少なすぎると、植物の成長が低下したり、植物に損失が出たりする可能性があり、植物に水を頻繁に散布しすぎると、有害生物が繁殖する可能性がある高湿度の環境になる可能性がある。
本発明は、例えばパネル上に上方から水を散布することによって、または水を噴霧することによって、より効果的な方法で、上方からその前駆体の植物に水を供給することを可能にする、植物の浮遊栽培のためのパネルを提供しようとするものである。
本発明のさらなる目的は、植物のより衛生的な栽培を可能にするような浮遊パネルを提供することである。
この目的のために、本発明は、植物を栽培するための浮遊パネルであって、パネルの上側にある複数の貫通孔と、パネルの下側にある少なくとも1つの空気室と、を含み、貫通孔の各々が、培養基材、および植物または植物の前駆体を受け入れるように適合されており、貫通孔の各々が、上側にある第1の平面から、第1の平面に平行な、第1の平面から離間して配置された第2の平面に、パネルを通って延びており、空気室が、貫通孔の1つ以上の培養基材に支持された植物または植物の前駆体の気根の形成を内部で可能にするように配置されており、空気室の各々が、貫通孔の1つ以上が出現する天井、および空気室の境界を定める周縁側壁を備え、周縁側壁が、実質的に第2の平面の下に配置されており、パネルが水上に浮かぶときに水中に延びるように配置された周縁底縁部を備え、貫通孔の各々の周りには、培養基材を第1の平面より下の位置で少なくとも部分的に支持するために第1の平面の下に配置された1つ以上の下側支持面が関連付けられて設けられおり、パネルが、複数の集水面および複数の遮水部をさらに含み、集水面の各々が、貫通孔の少なくとも1つに関連付けられており、貫通孔の周りに設けられた1つ以上の下側支持面に連なっており、それにより、少なくとも1つの水の流路が、集水面から貫通孔に関連付けられた1つ以上の下側支持面にかけて形成されるようになっており、遮水部の各々が、集水面の1つから1つ以上の下側支持面に沿った水流を可能にしながら、集水面から関連付けられた貫通孔への、1つ以上の下側支持面に沿った流路以外の流路に沿った水流を実質的に防止するように配置され、ている、浮遊パネルを提供する。下部支持体は、好ましくは培養基材の底面側がパネルが浮遊する水体から離間して配置されたままであるように、例えば第2の平面が培養基材と交差しないように、貫通孔に受け入れられる培養基材の側面および/または底面側に当接するように配置される。
上面図で見た場合に、貫通孔に関連付けられた集水面は、培養基材の上側よりも大きな表面積を提供し、したがって、集水面は、例えば上方からパネル上に水を散布することによって、または水を噴霧して噴霧された水をパネル上に下降させることによって、水がパネルの上部に供給されるときの水のための拡大された集水容量を提供する。培養基材の上部が植物の葉で覆われている場合でも、上方から集水面に水を供給することにより、培養基材に水を供給することができる。
典型的にはパネルが水に浮遊する場合のように、パネルが第1の平面および第2の平面が略水平である向きにあるとき、集水面によって集められる水の実質的にすべては、培養基材を少なくとも部分的に支持する下側支持面に沿った流路に沿って導かれる。遮水部は、集水面に集められた水が下側支持面に沿った流路を迂回するのを実質的に防止する。結果として、集められた水の実質的にすべてを、培養基材に接触、または培養基材の周りに設けられたネットもしくは紙などの透水性材料と流路に沿って接触させることができ、培養基材が水を取り込むスポンジとして機能することを可能にする。培養基材が飽和すると、集水面上の任意の残りの水は、貫通孔および空気室を経て下側支持面に沿ってパネルが浮遊する水体に流れることができ、その間に培養基材の水の一部を入れ換えて、汚染物および/または植物押出物を培養基材から洗い流してもよい。
栽培中、植物または植物の前駆体が熱にさらされる、例えば太陽光または栽培光にさらされると、水が培養基材の上側から蒸発することができ、その結果、培養基材および植物が冷却される。植物が幅広い葉を発達させていない限り、葉を通る水の蒸発は植物の冷却に比較的わずかしか寄与しないが、一旦葉が大きな質量を得ると、葉を通る水の蒸発によって植物の冷却も達成されてもよい。
使用中、パネルが水に浮遊すると、遮水部の各々は、好ましくは第1の平面の上に延びる。遮水部は、水が集水面から培養基材の側面に向かっておよび培養基材の側面に沿って制御された経路をたどることを確実にする。
本発明によって提供される、培養基材に水を供給することの改善は、長期間にわたって冷却を提供するのに十分な水を、植物または植物の前駆体が有することを確実にするのに役立ち、上部から水をかけることが比較的長い時間間隔で行われることを可能にする。いかなる場合でも過剰な水は培養基材を通過して流れることができるので、水をかけすぎることのリスクは実質的に回避される。
好ましくは、培養基材が貫通孔の1つに受け入れられると、培養基材は下側支持面と直接接触する。このような培養基材は、例えば、圧縮された培養基材、または粘着剤によって一緒に保持された培養基材であってもよい。代替的に、ネット、紙および/または下側支持面と接触したときに培養基材の側面への水流を可能にする任意の他の種類の透水性材料または包装材などの透水性包装材が、培養基材の側面の周りに設けられてもよい。
一実施形態では、底面図で見た場合に、下側支持面は、培養基材の底面側の、40%以下、好ましくは30%以下、例えば底面図で見たときに底面側の面積の40%~10%に接触するように適合される。したがって、下側支持面は、培養基材の底面側の半分超を開いたままにするように適合され、根が底面側の底面側から成長することを可能にする。
第2の態様によれば、本発明は、植物を栽培するための浮遊パネルであって、パネルの上側にある複数の貫通孔と、パネルの下側にある少なくとも1つの空気室と、を含み、貫通孔の各々が、培養基材、および植物または植物の前駆体を受け入れるように適合されており、貫通孔の各々が、上側にある第1の平面から、第1の平面に平行な、第1の平面から離間して配置された第2の平面に、パネルを通って延びており、空気室が、貫通孔の1つ以上の培養基材に支持された植物または植物の前駆体の気根の形成を内部で可能にするように配置されており、空気室の各々が、貫通孔の1つ以上が出現する天井、および空気室の境界を定める周縁側壁を備え、周縁側壁が、実質的に第2の平面の下に配置されており、パネルが水上に浮かぶときに水中に延びるように配置された周縁底縁部を備え、貫通孔の各々の周りには、培養基材を第1の平面より下の位置で少なくとも部分的に支持するために第1の平面の下に配置された1つ以上の下側支持面が関連付けられて設けられており、第3の平面が、第1の平面と第3の平面との間の距離が第2の平面と第3の平面との間の距離よりも大きくなるように、第1の平面および第2の平面に平行に、第1の平面と第2の平面との間に離間して配置されており、下側支持面の各々が、少なくとも第1の平面と第3の平面との間にわたる高さで、培養基材、および/または培養基材の側面の周りの透水性包装材と接触するように適合されており、パネルが、複数の集水面をさらに含み、集水面の各々が、貫通孔の1つに関連付けられ、貫通孔の1つを取り囲んでおり、貫通孔の周りに設けられた1つ以上の下側支持面に連なっており、それにより、少なくとも1つの水の流路が、集水面から貫通孔に関連付けられた1つ以上の下側支持面にかけて形成されるようになっており、下側支持面の各々が、対応する隣接する1つ以上の集水面の隣接縁部に移行し、それにより、少なくとも1つの流路が、関連付けられた集水面から流路に沿って下側支持面に水流を導くために形成されるようになっている、浮遊パネルを提供する。
水の流路は、下側支持面の高さのかなりの部分に沿って延び、その結果、隣接する集水面によって集められたすべての水が下側支持面に沿って流れ、培養基材に接触することができ、表面が多くの水を取り込むことを可能にする比較的大きな接触面を提供する。培養基材は、好ましくは、培養基材を開口に保持するための鉢またはスリーブなどの追加の保持手段を必要とせずに、培養基材の側面が水が流れる1つ以上の下側支持面と直接接触するように、それぞれの貫通開口に挿入される。このようにして、流路に沿って流れる水を培養基材によって直接吸収することができ、鉢またはスリーブに対する追加の費用を回避することができる。培養基材は、培養基材が、圧縮された培養基材、粘着剤によって固めて保持された培養基材、またはネットによって一緒に保持された培養基材であってもよい。代替的に、培養基材は、下側に接触し、水が下側を通って流れて培養基材によって吸収されることを可能にしてもよい透水性包装材、例えば紙スリーブまたは紙のシリンダによって一緒に保持されてもよい。
パネルは、好ましくは、複数の遮水部であって、各々が、集水面の1つから、1つ以上の下側支持面に沿った以外の流路に沿って関連付けられた貫通孔への水流を実質的に防止するように配置されると同時に、集水面から1つ以上の下側支持面に沿って水流が生じることを可能にする複数の遮水部をさらに備える。使用中、パネルが水に浮遊すると、遮水部の各々は、好ましくは第1の平面の上に延びる。遮水部は、水が集水面から培養基材の側面に向かっておよび培養基材の側面に沿って制御された経路をたどることを確実にする。さらに、遮水部は、その内面が培養基材または培養基材包装材の側面に当接することができ、このようにして、培養基材に対する追加の側面支持を提供してもよい。
以下の実施形態は、本発明の第1の態様によるパネルと第2の態様によるパネルとの両方に関する。
一実施形態では、集水面の各々は、貫通孔のうちの単一の貫通孔を完全に取り囲む。
一実施形態では、下側支持面は、周縁底縁部を通る平面から少なくとも0,5cm離間している。パネルが水に浮遊して、培養基材が貫通開口の下側支持面に支持されるので、培養基材は水から離間して配置された状態に保たれる。
一実施形態では、パネルは、発泡成形パネルである。これにより、パネルがモノリシックユニットとして製造される場合であっても、パネルを単純な型を使用して製造することが可能になり、型は好ましくは2つの部品の型である。このような発泡成形パネルは、パネルが損傷した場合でさえも、パネルの浮遊能力を保持し、パネルの下の水を加熱から実質的に隔離する。さらに、特に発泡ポリエチレン(EPE)から製造される場合、発泡成形パネルは、比較的静かな方法で、特に互いに積み重ねて容易に取り扱うことができる。
好ましくは、パネルの発泡成形材料は、少なくとも40gr/リットルの密度を有する。
一実施形態では、パネルは、発泡ポリスチレン(EPS)、発泡ポリプロピレン(EPP)、および/または発泡ポリエチレン(EPE)から実質的に作製されるか、またはそれらを含む。これらの材料の靭性によって、パネルを、1つ以上の高圧ウォータージェット(>25バール)を使用して洗浄することを可能にする。特にEPPは容易にリサイクル可能であり、いくつかの異なる色で入手可能である。
集水面の各々が貫通孔の1つに向かって傾斜している実施形態では、好ましくは、貫通孔は、集水面の下側縁部に隣接している。例えば、集水面の各々は、第1の平面に対して実質的に0°以外の角度で延びてもよい。このようにして、集水面によって受け入れられた水は、重力によって貫通孔の1つに向かって流れる。傾斜によって、水が長期間にわたって集水面上にないことを確実にしてもよい。
一実施形態では、貫通孔に関連付けられた1つ以上の下側支持面が、関連付けられた貫通孔の周縁部の周りに互いに離間して配置された少なくとも2つの下側支持面、好ましくは少なくとも4つの下側支持面を含む。
一実施形態では、少なくとも2つの下側支持面の各々が、第1の部分および隣接する第2の部分を含み、第1の部分が、第1の平面に垂直な平面に対して実質的に0°~10°、好ましくは5°~10°の角度で第1の平面と第3の平面との間に延び、第2の部分が、第3の平面の下に延び、貫通孔の中心軸線に向かって曲がっている。下側支持面の第1の部分は、好ましくは、同一の円錐の外面部分に対応する形状の表面を有する。
一実施形態では、少なくとも2つの下側支持面の各々が、第1の部分および隣接する第2の部分を含み、第1の部分が、第3の平面に垂直な平面に対して実質的に0°~15°の角度で第1の平面と第3の平面との間に延び、第2の部分が、第3の平面の下に延び、貫通孔の中心軸線に向かって曲がっている。
一実施形態では、下側支持面に、培養基材の1つ以上の側面を捕捉するための捕捉縁部が設けられている。捕捉縁部は、たとえ植物が植物の上部が重い場合であっても、および/または培養基材の体積の縮小または膨張の間であっても、培養基材を保持し、植物を直立位置に維持するのに役立つ。好ましくは、捕捉縁部は、培養基材の側面を捕捉して培養基材を貫通孔に下方に付勢し、培養基材の上方への移動を実質的に阻止するように適合される。この目的のために、捕捉縁部は、歯付き断面を有し、下側支持面の水平周縁部にわたって下向きの角度で延びてもよい。捕捉縁部は、下側支持面の第1の部分に設けられてもよい。
一実施形態では、下側支持面の各々の第1の部分に、貫通孔の中心に向かって突出する複数の捕捉縁部が設けられていて、捕捉縁部は、培養基材が実質的に乾燥している場合に培養基材を貫通孔の内側の直立位置に保持するように適合される。
一実施形態では、下側支持面が、下側支持面に関連付けられた貫通孔の周縁部に沿って間隙によって各々に離間して配置されており、好ましくは、間隙の各々が、底面側において端部が開口している。栽培中、培養基材、および培養基材の上の植物または前駆体が必要とする体積は変化してもよい。例えば、体積は、水が培養基材から蒸発すると収縮してもよく、例えば、培養基材の植物の成長および/または培養基材による水の吸収に起因して膨張してもよい。間隙は、培養基材、および培養基材の中の任意の植物の根が培養基材の側面に沿って膨張することを可能にし、このようにして、体積の膨張に起因する、培養基材の中での根の窒息のリスクおよび/または根に対する流れの切断のリスクを低減する。さらに、間隙は、根が間隙を通って培養基材の側面から成長することを可能にする。好ましくは、間隙の各々は、底面側において端部が開口しており、すなわち、間隙の各々は、好ましくは、下方に面する開口端を有するU字形の縁部などの、周囲を取り囲まない縁部を有する。このように根が間隙の周縁部と絡まることが防止されるので、これは収穫中に植物の根部分を取り除くことを容易にする。例えば、パネルの上側の位置からこれらを切断することによって、植物の葉を切断することができ、根を、パネルの底面側の位置から実質的に取り除くことができる。
一実施形態では、集水面の各々は、単一の貫通孔に関連付けられ、貫通孔の各々は、集水面のうちの単一のものに関連付けられる。
一実施形態では、上面図で見た場合に、集水面のすべてが略同一の表面積を有する。貫通孔の列の遠位端部付近の貫通孔に関連付けられた集水面は、実質的に、パネルの貫通孔の列の2つの貫通孔の間にある集水面とは異なる形状を有する。貫通孔の各々に対して水を集めるための総表面積が実質的に等しいことを確実にすることにより、水が上方からパネルに均一に供給されるときに、貫通孔の各々に対して同一の量の水を集めてもよい。したがって、貫通孔の各々に対して、隣接する集水面の一定の総表面積を有することにより、パネルの貫通孔で栽培される各植物は、その位置にかかわらず同一の量の水を受け取る。略同一の表面積とは、集水面の任意の2つの表面の差が、15%以下、好ましくは10%以下、より好ましくは5%以下であることを意味する。
一実施形態では、上面図で見た場合に、集水面の各々の総表面積が、関連付けられた貫通孔の開口面積の4倍~10倍である。例えば、上面図において、貫通孔の開口面積が20cmである場合、関連付けられた集水面は、80~200cmの面積を有してもよい。
一実施形態では、パネルには、パネルの上側から、1つ以上の空気室のうちの1つに延びる1つ以上の通気孔がさらに設けられ、上側の通気孔の開口に隣接する位置に、開口の上方に延びる1つ以上の隆起部が設けられている。通気孔は、空気室の内部と空気室の外部との間の空気のいくらかの交換、特に空気室の外部から空気室の内部への酸素に富む空気の交換、および浮遊物の下の水から内部から外部へ出てくるガス、例えばメタンおよびエチレンの交換を可能にする。隆起部は、植物の葉が通気孔を塞ぐのを実質的に防止する。1つ以上の隆起部は、好ましくは、通気孔の両側に1つずつ、2つの離間して配置された隆起部を備える。通気孔は、隣接する2つの集水面の交点に配置されることが好ましい。
一実施形態では、複数の貫通孔の貫通孔が、パネルの長手方向に沿って少なくとも2つの平行な列に配置され、各列の貫通孔が等距離に離間されている。好ましくは、各列の貫通孔は、同一の空気室に出現する。例えば、異なる列の貫通孔が別個の空気室に出現してもよく、またはすべての列の貫通孔が単一の空気室に出現してもよい。
一実施形態では、パネルの上側が、上向き面をさらに備え、上向き面が、第1の平面および第2の平面に平行に、第1の平面と第2の平面との間に延びており、集水面の各々が、上向き面に対して隆起している。したがって、第1の平面とパネルの上向き面との間に0でない垂直距離がある。使用中、培養基材の中で成長する植物は、第1の平面から少なくとも部分的に上方に延びる葉を発達させる。これらの葉は、自重で下方に曲がる場合がある。植物が成長する位置とパネルの上向き面との間の垂直距離は、葉がパネルの上向き面と接触するまでの、葉が成長する時間をより長期間にすることを可能にする。したがって、湿っている場合がある上向き面との接触に起因して葉が腐敗することが実質的に防止される。さらに、葉が上向き面から実質的に離間して配置された状態に保たれると、空気が葉の下を通過することができる。その結果、葉が腐敗、または有害生物の被害を受ける可能性が低くなり、農薬および殺真菌剤などの化学物質はまったく必要とされず、またはほとんど必要とされない。
一実施形態では、上向き面上に、上向き面上に水を集めるための隆起した周縁部が設けられている。第1の平面の下方、好ましくは第3の平面の上方に配置された隆起した周縁部は、1,5~3mmの間の高さを有してもよい。特に、葉が小さく、上向き面に接触していない場合、上向き面上に水が集まる可能性があり、その後の水の蒸発は、パネルならびにパネルに保持された植物を冷却するのに役立つ。
一実施形態では、貫通孔の各々について、第2の平面を通る断面図で見た場合の貫通孔の面積が、第1の平面を通る断面図で見た場合の貫通孔の面積の90%~70%である。したがって、空気室の天井に比較的大きな開口があり、パネルの貫通孔に保持された培養基材内の植物の栽培中に植物または植物の前駆体の根の成長のための比較的妨げられない領域を提供する。
一実施形態では、パネルは、例えば発泡成形、射出成形、もしくはブロー成形またはそれらの組み合わせによって、単一部品として形成される。したがって、パネルは、積み重ね、保管、および輸送が容易である。パネルは、好ましくは、ポリプロピレン、ポリエチレンなどのプラスチックポリマーなどの単一材料で作られるが、代替的に、単一部品は、プラスチックポリマーなどの2つ以上の異なる材料から製造することができる。
第3の態様によれば、本発明は、本明細書で説明する本発明の第1の態様および/または第2の態様による浮遊パネルと、複数の培養基材とを備え、培養基材の各々が、複数の貫通孔の1つに設けられ、植物または植物の前駆体を内部に受け入れるように配置され配置されており、培養基材の各々の側面が、貫通孔の1つ以上の2つの下側支持面と少なくとも部分的に直接接触している、植物を浮遊栽培するための組立体を提供する。植物または植物の前駆体は、すでに培養基材に挿入されていてもよく、または後で培養基材に挿入されてもよい。
一実施形態では、培養基材が、圧縮された培養基材、粘着剤によって一緒に保持された培養基材、またはネット、紙スリーブ、および/または紙の鉢などの透水性包装材と一緒に保持された培養基材である。このような透水性包装材は、包装材に保持された培養基材の側面に水を透過させる。
第4の態様によれば、本発明は、本発明の第1の態様による浮遊パネルおよび/または第2の態様による浮遊パネルを使用して植物を栽培する方法であって、
少なくとも1つの培養基材を植物または植物の前駆体をパネルの貫通孔と共に提供するステップであって、提供された培養基材が、上方から見た場合に、貫通孔の開口面積よりも小さい表面積を有する、ステップと、
水で満たされた水盤にパネルを浮遊させるステップと、
を含む方法を提供する。
一実施形態では、本方法は、パネルの上側(T)に水を供給し、第1の平面および/または第2の平面で貫通孔の開口面積に合致するように培養基材を周縁方向に膨張させるさらなるステップを含む。
培養基材の膨張により、培養基材は、空気室と貫通孔との間の開口を少なくとも部分的に閉鎖し、それと共に開放大気への開口を閉鎖し、それにより、空気室内での微小気候が発生することを可能にする。
一実施形態では、水が空気室を経て水盤に流入するまで、パネルの上側(T)に水が供給される。培養基材が水で飽和すると、どのような場合の追加の水も貫通孔および空気室を経て水盤に流れることができる。したがって、水が集水面上に残ることを回避してもよい。
一実施形態では、本方法は、
植物を成長させるステップと、
パネルを水盤から取り出すステップと、
各々の植物の上部を切断し、植物の残りの部分および対応する培養基材をパネルに残すステップと、
培養基材を植物の残りの部分と共にパネルの貫通孔から取り除くステップと、
高圧洗浄機を使用してパネルを洗浄するステップと、
をさらに含む。
高圧洗浄機で洗浄した後、再使用のためにパネルは十分に洗浄され(消毒され?)、そうすることで、必要になるまでパネルを積み重ねて保管し、または、各々が植物または植物の前駆体を含有する新しい培養基材をすぐに設けられることを可能にする。パネルは、少なくとも25バール、好ましくは30~50バールの圧力で加圧されたウォータージェットによる洗浄に耐えるために十分な強度を有する。
本発明による浮遊パネルの実施形態を、添付の図面を参照して例として説明する。
本発明による2つの浮遊パネルを積み重ねたものを示す図である。 図1Aの上部浮遊パネルの上面図である。 図1Bの線II-IIを通る断面側面図である。 気根を有する植物を示す図2の平面IIIに沿った断面図である。 水に到達する根を有する植物を示す図2の平面IIIに沿った断面図である。 パネルの上向き面に隆起した周縁部が設けられている代替的な実施形態の断面図である。 図1のパネルの、貫通開口、および集水面の第2の平面を通る斜視図の詳細を示す図である。 図1のパネルの、貫通開口、および集水面の第2の平面を通る上面図の詳細を示す図である。 図1のパネルの、貫通開口、および集水面の第2の平面を通る断面図の詳細を示す図である。 植物当たりの葉質量と栽培時間との関係を示す図である。 パネルの1m当たりの葉質量と栽培時間との関係を示す図である。 培養基材の含水量が栽培時間と共にどのように変化し得るかの例を示す図である。
図1Aは、本発明による2つの浮遊パネル100、100’を積み重ねたものの等角図を示し、図1Bは、パネル100の上面図を示す。パネル100、100’は同一の構造を有し、パネル100はパネル100’の上に積み重ねられている。各パネルは、発泡成形された発泡ポリプロピレン(EPP)から実質的に単一の発泡成形体として作製されるので、単純な型を使用してパネルを製造することを可能にする。EPPから作製される代替形態として、パネルは、発泡ポリスチレン(EPS)もしくは発泡ポリエチレン(EPE)またはそれらの混合物などの別の発泡成形材料から作られ得る。図示する実施形態では、パネルの発泡成形材料は、少なくとも40gr/リットルの密度を有する。製造を容易にすることに加えて、パネルが構成される材料は、高圧水スプレーを使用してパネルを洗浄することを可能にし、高圧水スプレーは、本明細書では、25バール以上、例えば30~50バールの圧力の水スプレーとして定義される。
パネル100は、約1200mmの長さおよび約400mmの幅を有する略長方形の形状を有し、上向き面110、および反対方向に面している、パネルの下側の周縁底縁部120を備える。パネル100が別のパネル100’の上に積み重ねられると、図示するように、底縁部113は、パネル100’の対応する上向き面に当接する。パネルの外側側壁には、凹状捕捉部112が設けられており、この捕捉部は、止まり開口として形成されており、すなわち、外側側壁の外部からパネルの内部への貫通開口を設けていない。したがって、捕捉部を経て空気室160の内部に空気が流れ込むことはない。
上向き面110の上方の位置では、パネル100には、対応する貫通孔140に向かってそれぞれが傾斜するいくつかの集水面130、135が設けられている。貫通孔の各々は、植物または植物の前駆体300が設けられた培養基材200をその中に支持するように適合される。明確にするために、図1Aでは、ただ1つの培養基材200が示されているが、使用中に、その周縁底縁部113が水中にある水盤の水にパネル100が浮遊していると、貫通孔140の各々は、植物または植物の前駆体が設けられた対応する培養基材を収容することを理解されたい。
図2は、貫通孔140をより詳細に示す、図1Bの線II-IIに沿った断面側面図を概略的に示す。貫通孔140の各々は、パネル100の上向き面110と実質的に一致する第2の平面P2に平行な第1の平面P1であって、第2の平面P2から離間している第1の平面P1から延びる。空気室160は、第1の平面P1の実質的に下方に形成され、開口140は、空気室の天井161に出現し、天井161は、周縁側壁162に連なり、下側周縁部163を有する。パネル100が水に浮遊すると、空気室160は、したがって、水面、周縁側壁162、天井161によって実質的に境界を定められ、貫通開口の任意の培養基材によって少なくとも部分的に実質的に境界を定められ、その結果、空気室内に微小気候が形成される。特に、空気室160は、湿った空気がそこに集まることを可能にし、その結果、周縁側壁が空気室の通気を実質的に最小限に抑え、気根に悪影響を及ぼす可能性があるので、気根が空気室160の湿った空気から水分を吸収することができる。
空気室の内部と空気室の外部との間の空気のいくらかの交換、特に空気室の外部から空気室の内部への酸素に富む空気の交換、および浮遊物の下の水から内部から外部へ出てくるガス、例えばメタンおよびエチレンの交換を可能にするために、パネル100には、パネルの上側からパネル100を貫通し、空気室160の天井161に出現するいくつかの通気孔132がさらに設けられている。
図1Aに見られるように、各通気孔132の両側には、通気孔の開口を超えて上方に突出する隆起部133が設けられている。植物の栽培中、植物の葉が成長し、隆起部133は、このような葉を通気孔の開口から離して、葉が通気孔の開口を塞ぐのを防止するのに役立つ。
培養基材を内部に収容するための複数の貫通孔140は、パネルの長手方向Lに沿って延びる2列に配置され、1列にある最も離れて離間して配置された2つの貫通孔同士の間の距離は、パネルの長さの少なくとも80%である。各列内で、貫通孔は互いに略等距離に離間している。すでに上で示したように、図1Aでは、植物の前駆体300が配置された培養基材200が、貫通孔140のうちの単一のもののみに示されている。しかしながら、平面の浮遊栽培におけるパネル100の使用中、実質的に、貫通孔140はすべて、植物または植物の前駆体が設けられた培養基材を含む。
貫通孔140の各々は、関連付けられた貫通孔に連なる関連付けられた集水面130、135によって囲まれている。集水面から、対応する貫通孔140に保持された培養基材への水流、例えば上方から集水面130、135上に散布される水の水流を確実にするために、各集水面130は、対応する貫通孔140に向かって傾斜し、貫通孔に連なる最下部を有する。図2に示す例では、集水面は、第1の平面P1に対して約8度の角度αで傾斜している。それらの外縁部で、集水面は、水が集水面から貫通孔に向かう以外の方向に流出するのを防止するための隆起した共通周縁部131(図1Aおよび図1Bを参照)を備える。
さらに、各貫通開口の周囲には、間隙151によって互いに離間され、培養基材に当接し、培養基材の側面に沿って培養基材を支持するように配置された4つの遮水部150が設けられている。遮水部150は、第1の平面P1よりも上方に突出しており、間隙151および下側支持面141を経る以外の流路に沿った、隣接する集水面130、135から貫通孔140への水流を塞ぐように適合されている。したがって、集水面上に蓄積した任意の水に対して、関連付けられた貫通開口に対する抵抗が最も小さい流路は、集水面から、上側支持体の周りを通り、下側支持面を経て貫通開口に入る。下側支持面が培養基材に直接接触するように配置されているので、水は培養基材と接触し、培養基材によって吸収されてもよい。
集水面130、135は、集水面の各々によって提供される集水容量が実質的に等しくなるように成形される。例えば、各列の遠位端部の貫通孔に関連付けられた集水面135は、同一の列の2つの貫通孔の間に配置された貫通孔に関連付けられた集水面130と略同一の集水容積を提供する。したがって、例えばパネルの上方に配置された散布設備を使用して、上方からパネル上に略均一に水が供給されると、各集水面13、135は略同一の量の水を集め、その後、下側支持面を経て培養基材の側面に沿って導かれる。
プレートの長手方向Lに沿った最初の貫通孔および最後の貫通孔の、集水面130の全長104は、それらの間の集水面の全長102よりも短い。植物が同一の量の水を受け取ることを確実にするために、植物が植えられている貫通孔の位置にかかわらず、貫通孔に水を供給する集水面の総面積は、パネルのすべての貫通孔に対して一定である。したがって、最初の貫通孔および最後の貫通孔の集水面130の全長104が短いことは、残りの集水面よりも、外側の貫通孔に隣接する少なくとも1つの集水面が、長手方向Lに沿って少なくとも集水面の長さにわたって広い表面を有することによって補償される。
図3Aおよび図3Bはそれぞれ、図2の平面IIIに沿った断面図を示し、それぞれ、気根301を有する植物、および水中に達する根302を有する植物を示す。集水面が上面110の十分上にあるので、図3Bに示す植物の葉は、集水面140に実質的に接触することなく、また上面110に実質的に接触することなく、さらに成長することができる。第1の平面P1および第2の平面P2に加えて、図3Aは、平面P1と平面P2との間に配置され、それに平行な第3の平面P3を示し、第3の平面P3は、第3の平面から第2の平面P2までの距離108よりも大きい、第1の平面P1までの距離107にある。
図3Cは、本発明のパネルの代替的な実施形態を示し、上向き面110には、その外周に隆起した周縁部114が設けられている。水が上方からパネルに供給されると、隆起した周縁部114は、上向き面上に水の一部を含む。この水は培養基材に流れるように導かれないが、水は上向き面から蒸発することができ、蒸発することでパネルならびにパネルが保持する植物を冷却する。
図4Aは、パネル100が水Wに浮遊するときのパネル100の貫通孔140の一部の詳細な斜視図を示す。図4Bおよび図4Cは、同一の部分の図3Aに示す第3の平面P3を通る上面図および概略断面図をそれぞれ示す。図4A~図4Cは、貫通開口の中心軸線に向かって曲がる第1の部分142および隣接する第2の部分143を含む下側支持面を示す。第2の部分は、第2の部分の上に培養基材の底面側を支持するように配置される。第1の部分には、培養基材が貫通開口から上方向に移動するのを防止するために配置された歯付き捕捉縁部が設けられる。捕捉縁部はまた、植物および培養基材の向きを維持するように適合される。成長中、植物は培養基材の中で根を成長させ、培養基材を捕捉縁部に対して膨張させる。このようにして、例えば、植物が頂部重になるように成長すると、捕捉縁部は植物の倒れ込みを防止するのに役立つ。
第1の部分142、第2の部分143は、図3Aおよび図3Bにも見ることができる。図4Bの上面図は、間隙151によって互いに離間される遮水部150を示し、間隙は、集水面130の下側縁部134に隣接する。したがって、集水面によって集められた水に対する抵抗が最も小さい流路は、集水面から、間隙151を通り、培養基材が支持されている下側支持面141に沿っている。図4Cは、下側支持面の間にも間隙145が設けられていることを示している。これらの間隙は、根が培養基材の側面から成長することを可能にし、また、例えば、植物の成長に起因、または水を吸収する培養基材に起因する、培養基材および培養基材の中の植物がいくらかの膨張することを可能にする。
図5A~図5Cはそれぞれ、植物当たりの葉質量と、パネルの1m当たりの植物質量と、栽培時間中の培養基材の含水量との間の関係を示し、栽培時間はx軸線510に沿って設定され、それぞれ植物当たりの葉質量と、パネルの1m当たりの植物質量と、y軸線520、530、540に沿った培養基材の例示的な含水量とをそれぞれ設定される。破線550は、第1の成長段階Iと第2の成長段階IIとの間の栽培時間の分割を示す。
第1の成長段階の間、植物または植物の前駆体は、培養基材の中に根を発達させ、根はその後、培養基材の下の空気室の中で成長する。各植物または植物の前駆体の葉質量は比較的低く、根が最初に成長して発達する必要があるので、第1の段階の間にゆっくりと発達する。植物または前駆体およびそれらの対応する培養基材は、実質的に互いに近接して配置され、葉質量は、図5Aに示すように第1の段階および第2の段階全体にわたって成長する。第1の成長段階の開始時に、各植物または植物の前駆体のための培養基材は、培養基材の水分含有量を比較的高くするために、上方から散布されている。第1の成長段階での成長中、植物または植物の前駆体は、それらが配置されている貫通孔の下の空気室の培養基材および/または空気から液体を得る。葉質量が小さいので、植物または植物の前駆体は、明るい(太陽)光の下での植物または植物の前駆体自体の冷却に関する必要性を満たす能力を欠いている。これは、培養基材の上側から蒸発する水分によってある程度補償されてもよい。
第1の段階の間、パネル1m当たりの植物と培養基材を合わせた質量は、植物の成長によって徐々に増加する。第1の段階の終わりに、植物は、植物の葉が互いに接近するように成長していてもよく、植物の葉は植物のさらなる成長を妨げる。このとき、植物は、植物同士の間により多くの利用可能な空間があり、植物のさらなる成長を可能にするように、同一のパネルまたは別のパネル上に再配置されてもよい。図5Bでは、互いにより大きな距離での植物の再配置が、植物質量とパネル当たりの1m当たりの培養基材質量との組み合わせた質量の急激な低下によって示されている。第2の成長段階IIの開始時で、図5Cに示すように、水の形態のさらなる水分が典型的には培養基材に供給される。本発明のパネルは、植物の葉が培養基材の上側を実質的に完全に覆っていても、このようなさらなる水分を上方から培養基材に供給することを可能にする。したがって、第1の成長段階と第2の成長段階との間で、植物を再配置することもでき、植物に上方以外の他の方向から水やりする必要がない。
要約すると、本発明は、植物を栽培するための浮遊パネルであって、パネルの上側に複数の貫通孔を備え、貫通孔の各々は、培養基材および植物または植物の前駆体を受け入れるように適合され、上側の第1の平面から、第1の平面に平行な第2の平面であって、第1の平面から離間して配置された第2の平面までパネルを貫通して延び、パネルは、パネルの下側に空気室をさらに備え、空気室は、実質的に第2の平面の下方に延び、貫通孔の1つ以上の培養基材内に支持される植物または植物の前駆体の気根の形成を可能にするように配置される、浮遊パネルを提供する。1つ以上の空気室は、1つ以上の貫通孔が出現する天井を備える。周縁側壁は室を画定し、周縁側壁の周縁底縁部は、パネルが水に浮遊するときに水中に延びるように配置される。パネルには、培養基材を支持するための離間して配置された下側支持面と、下側支持面に沿って集水面からの水流を導くために下側支持面に移行する集水面とがさらに設けられる。
本発明は、図面に示されるようないくつかの例示的な実施形態を参照して説明してきた。前述の詳細な説明を読んで理解すると、いくつかの部分または要素の明白な修正および代替の実装形態を当業者は思いつくであろう。本発明は、添付の特許請求の範囲内に入る限り、すべてのこのような修正形態および変更形態を含むと解釈されることを意図している。
P1 第1の平面
P2 第2の平面
P3 第3の平面
W 水
WL 水面
100,100’ 浮遊パネル
102 貫通孔の列における他の2つの貫通孔の間に位置する貫通孔に関連付けられた集水面の長さ
104 貫通孔の列の遠位端部の貫通孔に関連付けられた集水面の長さ
105 第1の平面P1と第2の平面P2との間の距離
107 第1の平面P1と第3の平面P3との間の距離
108 第3の平面P3と第2の平面P2との間の距離
110 上向き面
111 外側周縁側壁
112 側壁の凹状捕捉部
113 外側周縁側壁の周縁底縁部
114 隆起した周縁部
130 集水面
131 隆起した共通周縁部
132 通気孔
133 通気孔に隣接する隆起部
134 集水面の下側縁部
135 集水面
140 培養基材を収容するための貫通孔
141 下側支持面
142 下側支持面の第1の部分
143 貫通孔の中心に向かって曲がる下側支持面の第2の部分
144 捕捉縁部
145 下側支持面同士の間の間隙
150 遮水部
151 隣接する遮水部同士の間の間隙
160 空気室
161 空気室の天井
162 周縁側壁
163 側壁の周縁底縁部
200 培養基材
300 植物または植物の前駆体
301 植物または植物の前駆体の気根
302 植物または植物の前駆体の水根
303 植物の葉
α 第1の平面に対する集水面の0°以外の角度
β 鉛直に対する下側支持面の第1の部分の角度

Claims (25)

  1. 植物を栽培するための浮遊パネル(100)であって、
    前記パネルの上側(T)にある複数の貫通孔(140)と、
    前記パネルの下側にある少なくとも1つの空気室(160)と、を含み、
    前記貫通孔(140)の各々が、培養基材(200)、および植物または植物の前駆体(300)を受け入れるように適合されており、前記貫通孔の各々が、前記上側にある第1の平面(P1)から、前記第1の平面(P1)に平行な、前記第1の平面(P1)から離間して配置された第2の平面(P2)に、前記パネルを通って延びており、
    前記空気室(160)が、前記貫通孔の1つ以上の前記培養基材に支持された植物または植物の前駆体の気根の形成を内部で可能にするように配置されており、前記空気室(160)の各々が、前記貫通孔(140)の1つ以上が出現する天井(161)、および前記空気室の境界を定める周縁側壁(162)を備え、前記周縁側壁が、実質的に前記第2の平面(P2)の下に配置されており、前記パネルが水上に浮かぶときに水中に延びるように配置された周縁底縁部(163)を備え、
    前記貫通孔(140)の各々の周りには、前記培養基材(200)を前記第1の平面(P1)より下の位置で少なくとも部分的に支持するために前記第1の平面(P1)の下に配置された1つ以上の下側支持面(141)が関連付けられて設けられている、浮遊パネル(100)において、
    前記パネルが、複数の集水面(130、135)および複数の遮水部(150)をさらに含み、
    前記集水面(130、135)の各々が、前記貫通孔の少なくとも1つに関連付けられており、前記貫通孔の周りに設けられた前記1つ以上の下側支持面(141)に連なっており、それにより、少なくとも1つの水の流路が、前記集水面から前記貫通孔に関連付けられた前記1つ以上の下側支持面にかけて形成されるようになっており、
    前記遮水部(150)の各々が、前記集水面(130、135)の1つから1つ以上の下側支持面(141)に沿った水流を可能にしながら、前記集水面から関連付けられた貫通孔への、前記1つ以上の下側支持面に沿った流路以外の流路に沿った水流を実質的に防止するように配置されていることを特徴とする、浮遊パネル(100)。
  2. 第3の平面(P3)が、前記第1の平面(P1)と前記第3の平面(P3)との間の距離が、前記第2の平面(P2)と前記第3の平面(P3)との間の距離よりも大きくなるように、前記第1の平面(P1)および前記第2の平面(P2)に平行に、前記第1の平面(P1)と前記第2の平面(P2)との間に離間して配置されており、
    前記下側支持面の各々が、少なくとも前記第1の平面(P1)と前記第3の平面(P3)との間にわたる高さで、前記培養基材(200)、および/または前記培養基材の側面の周りの透水性包装材と接触するように適合されており、
    前記下側支持面(141)の各々が、対応する隣接する前記1つ以上の集水面(130)の隣接縁部(134)に移行し、それにより、少なくとも1つの流路が、関連付けられた前記集水面から前記流路に沿って前記下側支持面に水流を導くために形成されるようになっていることを特徴とする、請求項1に記載の浮遊パネル(100)。
  3. 第3の平面(P3)が、前記第1の平面(P1)と前記第3の平面(P3)との間の距離が、前記第2の平面(P2)と前記第3の平面(P3)との間の距離よりも大きくなるように、前記第1の平面(P1)および前記第2の平面(P2)に平行に、前記第1の平面(P1)と前記第2の平面(P2)との間に離間して配置されており、
    前記下側支持面の各々が、少なくとも前記第1の平面(P1)と前記第3の平面(P3)との間にわたる高さで、前記培養基材(200)、および/または前記培養基材の側面の周りの透水性包装材と接触するように適合されており、
    前記パネルが、複数の集水面(130、135)をさらに含み、前記集水面(130、135)の各々が、前記貫通孔の1つに関連付けられ、前記貫通孔の1つを取り囲んでおり、前記貫通孔の周りに設けられた前記1つ以上の下側支持面(141)に連なっており、それにより、少なくとも1つの水の流路が、前記集水面から前記貫通孔に関連付けられた前記1つ以上の下側支持面にかけて形成されるようになっており、
    前記下側支持面(141)の各々が、対応する隣接する前記1つ以上の集水面(130)の隣接縁部(134)に移行し、それにより、少なくとも1つの流路が、関連付けられた前記集水面から前記流路に沿って前記下側支持面に水流を導くために形成されるようになっていることを特徴とする、請求項1の前文に記載の浮遊パネル(100)。
  4. 前記下側支持面が、前記下側支持面に関連付けられた前記貫通孔の周縁部に沿って間隙によって各々に離間して配置されており、好ましくは、前記間隙の各々が、その底面側において端部が開口している、請求項1~3のいずれか一項に記載の浮遊パネル。
  5. 前記複数の集水面(130、135)の各々が、前記第1の平面(P1)に対して0°以外の角度(α)にあり、前記貫通孔(140)の各々が、前記集水面(130、135)の少なくとも1つの下側縁部(134)に隣接している、請求項1~4のいずれか一項に記載の浮遊パネル。
  6. 貫通孔に関連付けられた前記1つ以上の下側支持面が、関連付けられた前記貫通孔の周縁部の周りに互いに離間して配置された少なくとも2つの下側支持面(141)、好ましくは少なくとも4つの下側支持面を含む、請求項1~5のいずれか一項に記載の浮遊パネル。
  7. 前記少なくとも2つの下側支持面の各々が、第1の部分(142)および隣接する第2の部分(143)を含み、前記第1の部分が、前記第3の平面に垂直な平面に対して実質的に0°~15°、好ましくは5°~10°の角度(β)で前記第1の平面(P1)と前記第3の平面(P3)との間に延びており、前記第2の部分が、前記第3の平面の下に延び、前記貫通孔の中心軸線に向かって曲がっている、請求項2または3に従属する場合の請求項6に記載の浮遊パネル。
  8. 前記下側支持面には、培養基材の1つ以上の側面を捕捉するための捕捉縁部(144)が設けられている、請求項1~7のいずれか一項に記載の浮遊パネル。
  9. 前記下側支持面の各々の前記第1の部分には、前記貫通孔の中心に向かって突出する複数の捕捉縁部(144)が設けられている、請求項7または8に記載の浮遊パネル。
  10. 前記集水面の各々が1つの貫通孔に関連付けられており、前記貫通孔の各々が前記集水面の1つに関連付けられている、請求項1~9のいずれか一項に記載の浮遊パネル。
  11. 上面図で見た場合に、前記集水面のすべてが略同一の表面積を有する、請求項10に記載の浮遊パネル。
  12. 上面図で見た場合に、前記集水面の各々の総表面積が、前記集水面に関連付けられた貫通孔の開口面積の4倍~10倍である、請求項10または11に記載の浮遊パネル。
  13. 前記パネルの前記上側から前記1つ以上の空気室(160)の1つに延びる1つ以上の通気孔(132)がさらに設けられており、前記上側にある前記通気孔の開口に隣接する位置には、前記開口の上方に延びる1つ以上の隆起部(133)が設けられている、請求項1~12のいずれか一項に記載の浮遊パネル。
  14. 前記複数の貫通孔(140)の前記貫通孔が、前記パネルの長手方向(L)に沿って少なくとも2つの平行な列に配置されており、各列の前記貫通孔が、等距離で離間して配置されている、請求項1~13のいずれか一項に記載の浮遊パネル。
  15. 前記パネルの前記上側(T)が、上向き面(110)をさらに備え、前記上向き面(110)が、前記第1の平面(P1)および前記第2の平面(P2)に平行に、前記第1の平面(P1)と前記第2の平面(P2)との間に延びており、前記集水面の各々が、前記上向き面(110)に対して隆起している、請求項1~14のいずれか一項に記載の浮遊パネル。
  16. 前記上向き面には、前記上向き面に水を集めるための隆起した周縁部が設けられている、請求項15に記載の浮遊パネル。
  17. 前記貫通孔の各々について、前記第2の平面を通る断面図で見た場合の前記貫通孔の面積が、前記第1の平面(P1)を通る断面図で見た場合の前記貫通孔の面積の90%~70%である、請求項1~16のいずれか一項に記載の浮遊パネル。
  18. 前記パネルが、単一部品として、好ましくは発泡成形部品として形成されている、請求項1~17のいずれか一項に記載の浮遊パネル。
  19. 前記パネルが、発泡ポリプロピレン、発泡ポリエチレン、もしくは発泡ポリスチレンを含み、または発泡ポリプロピレン、発泡ポリエチレン、もしくは発泡ポリスチレンから実質的に作製されている、請求項1~18のいずれか一項に記載の浮遊パネル。
  20. 請求項1~19のいずれか一項に記載の浮遊パネルと、複数の培養基材(200)とを備え、前記培養基材の各々が、前記複数の貫通孔の1つに設けられ、植物または植物の前駆体を内部に受け入れるように配置されており、前記培養基材の各々の側面が、貫通孔の前記1つ以上の下側支持面(141)と少なくとも部分的に直接接触している、植物を浮遊栽培するための組立体。
  21. 前記培養基材が、圧縮された培養基材、粘着剤によって一緒に保持された培養基材、またはネットおよび/もしくは紙スリーブなどの透水性包装材によって一緒に保持された培養基材である、請求項20に記載の組立体。
  22. 請求項1~19のいずれか一項に記載の浮遊パネルを使用して植物を栽培する方法であって、前記方法が、
    少なくとも1つの培養基材を植物または植物の前駆体と共に前記パネルの貫通孔に提供するステップであって、前記提供された培養基材が、上方から見た場合に、前記貫通孔の開口面積よりも小さい表面積を有する、ステップと、
    水で満たされた水盤に前記パネルを浮遊させるステップと、
    を含む方法。
  23. 前記パネルの前記上側に水を供給し、前記第1の平面および/または前記第2の平面で前記貫通孔の開口面積に合致するように前記培養基材を周縁方向に膨張させるさらなるステップ
    を含む、請求項22に記載の方法。
  24. 水が前記空気室を経て前記水盤に流入するまで、前記パネルの前記上側に水が供給される、請求項22または23に記載の方法。
  25. 前記植物を成長させるステップと、
    前記パネルを前記水盤から取り出すステップと、
    各々の植物の上部を切断し、前記植物の残りの部分および対応する培養基材を前記パネルに残すステップと、
    前記培養基材を前記植物の残りの部分と共に前記パネルの前記貫通孔から取り除くステップと、
    高圧洗浄機を使用して前記パネルを洗浄するステップと、
    をさらに含む、請求項22~24のいずれか一項に記載の方法。
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