JP2022517449A

JP2022517449A - 伸縮性腰帯を備えた衣類及びその製造方法

Info

Publication number: JP2022517449A
Application number: JP2020538060A
Authority: JP
Inventors: ホンチョン，ウ
Original assignee: ホンチョン，ウ
Priority date: 2019-01-25
Filing date: 2019-12-05
Publication date: 2022-03-09
Also published as: KR102030325B1; EP3718426A1; CN111741691A; US20210267295A1; EP3718426A4; WO2020153599A1

Abstract

本発明は前述した問題点を解決するためのもので、前記第１弾性バンド（３００）の上端を前記腰帯部（２００）の上端に結合し、下端を自由状態にすることにより、前記腰帯部（２００）が前記第１弾性バンド（３００）の弾性力によって絞られてしわが形成されることを防止し、これにより、外観上、一般的なズボンのように前記腰帯部（２００）がきちんと形成されるようにして、着用が便利で美観を向上させた伸縮性腰帯を備えた衣類及びその製造方法を提供するためのものである。【選択図】図４

Description

本発明は伸縮性腰帯を備えた衣類及びその製造方法に関するもので、特にズボンの腰帯部部分に伸縮性弾性バンドを備え、しわがなく外部に露出されないように構成された伸縮性腰帯を備えた衣類及びその製造方法に関するものである。

一般に、食事の際に過食すれば腹部が膨脹することになる。この際、腹部に加わる圧力を解消するために着用中のズボンの腰サイズを調節しなければならない。

しかし、一般に、ジーパン、綿ズボン及びスーツなどのズボン類はジッパーを適用しているため腰サイズを調節することができないため、使用者はズボンの腰帯又はボタンを緩めることによって解消することになるが、これは美観上良くない問題点がある。

また、ズボンの購入後に使用者の体重が増えたか減った場合にはズボンを腰サイズに合うように修繕しなければならないが、これは修繕費が支出される経済的な問題点とともに、体重が減って腰サイズを減らしたズボンの場合、後に体重が増えたときには着用することができない諸般の問題点がある。

このような問題点を解決するために、図１及び図２に示したように、水平方向に延びるように布材を配列して腰帯部２０を作り、前記腰帯部２０の内側面に弾性バンド３０が付着されたズボンが提案されたことがある。

このようなズボンは、腰帯部２０が水平方向によく延びるように製作され、弾性バンド３０が装着されることにより、使用者の身体条件に合わせて腰サイズが容易に変更されることができるので、着心地に優れ、ズボンを履いた状態でうずくまったとき、腰帯部２０の後側が前記弾性バンド３０の弾力によって使用者の身体に密着するので、外観に優れるという利点がある。

しかし、このようなズボンは、腰帯部２０の上部で前記弾性バンド３０が露出され、これにより一般のズボンとは外観が違うようになり、美観を損なう問題点があった。

本発明は前述した問題点を解決するためのものであり、前記第１弾性バンド３００の上端を前記腰帯部２００の上端に結合し、下端を自由状態になるようにすることにより、前記腰帯部２００が前記第１弾性バンド３００の弾性力によって絞られてしわが形成されることを防止し、これにより、外観上、一般的なズボンのように前記腰帯部２００がきちんと形成されるようにして、着用が便利で美観を向上させた伸縮性腰帯を備えた衣類及びその製造方法を提供することにその目的がある。

前記目的を達成するために、本発明の伸縮性腰帯を備えた衣類は、着用の際に腰の周囲を取り囲む腰部（１１０）を有する衣類本体（１００）と、周囲方向に延びる伸縮性素材からなり、内側部（２１０）と外側部（２２０）が重なって内部に空間部（２３０）が形成された形態を有し、下端が前記腰部（１１０）の上端周囲に沿って結合される腰帯部（２００）と、前記腰帯部（２００）の前記空間部（２３０）に挿着され、周囲方向に延びる第１弾性バンド（３００）とを含み、前記第１弾性バンド（３００）は、上端が前記腰帯部（２００）の上端と周囲に沿って結合され、下端は前記腰帯部（２００）の下端に自由状態に配置される。
前記腰帯部（２００）の内側部（２１０）には下端を折って上げてなる第１縫代部（２１１）を含み、前記外側部（２２０）には下端を折って上げてなる第２縫代部（２２１）を含み、前記第１縫代部（２１１）と第２縫代部（２２１）は前記腰部（１１０）の上端に結合され、前記第１弾性バンド（３００）の下端は前記第１縫代部（２１１）と前記第２縫代部（２２１）の上部で腰帯部（２００）と上下対称になるように配置される。

前記腰帯部（２００）の内部に挿着され、周囲方向に延びる伸縮性素材からなり、下端が前記腰帯部（２００）の下端と周囲に沿って結合される第２弾性バンド（４００）をさらに含み、前記第２弾性バンド（４００）の下端は前記第１縫代部（２１１）及び前記第２縫代部（２２１）の上部に配置された状態で前記腰帯部（２００）の内側部（２１０）及び外側部（２２０）と縫着される。

前記第１弾性バンド（３００）と前記第２弾性バンド（４００）は上下幅が同一に形成され、前記第１弾性バンド（３００）の下端は前記第２弾性バンド（４００）の下端と重なるように配置され、前記第２弾性バンド（４００）の上端は前記第１弾性バンド（３００）の上端と重なるように配置される。

前記目的を達成するために、本発明の伸縮性腰帯を備える衣類の製造方法は、着用の際に腰の周囲を取り囲む腰部（１１０）を有する衣類本体（１００）と、内側部（２１０）と外側部（２２０）が重なって内部に空間部（２３０）が形成された形態を有し、下端が前記腰部（１１０）の上端周囲に沿って結合される腰帯部（２００）と、前記腰帯部（２００）の内部に挿着され、周囲方向に延びる伸縮性素材からなる第１弾性バンド（３００）とを含む伸縮性腰帯を備える衣類の製造方法であって、前記腰帯部（２００）の内側部（２１０）と外側部（２２０）が重なるように折った後、その間に前記第１弾性バンド（３００）を挟み込み、前記第１弾性バンド（３００）の上端周囲に沿って返し縫いを行う第１縫着段階と、前記内側部（２１０）の下端を折って第１縫代部（２１１）を形成し、前記外側部（２２０）の下端を折って第２縫代部（２２１）を形成する縫代形成段階と、前記第１縫代部（２１１）と前記第２縫代部（２２１）を前記腰部（１１０）の上端と結合させる第２縫着段階とを含む。

以上で説明したような本発明の伸縮性腰帯を備えた衣類及びその製造方法は次のような効果がある。

前記第１弾性バンド３００の上端を前記腰帯部２００の上端に結合し、下端を自由状態になるようにすることにより、前記腰帯部２００が前記第１弾性バンド３００の弾性力によって絞られてしわが形成されることを防止し、これにより、外観上、一般的なズボンのように前記腰帯部２００がきちんと形成されるようにして、着用が便利で美観を向上させる効果が発生する。

従来技術による伸縮性腰帯を備えた衣類の斜視図である。従来技術による伸縮性腰帯を備えた衣類の断面図である。本発明の実施例による伸縮性腰帯を備えた衣類の斜視図である。本発明の実施例による伸縮性腰帯を備えた衣類の断面図である。本発明の他の実施例による伸縮性腰帯を備えた衣類の断面図である。

図３は本発明の実施例による伸縮性腰帯を備えた衣類の斜視図、図４は本発明の実施例による伸縮性腰帯を備えた衣類の断面図、図５は本発明の他の実施例による伸縮性腰帯を備えた衣類の断面図である。

図３～図５に示したように、本発明の実施例による伸縮性腰帯は、衣類本体１００、腰帯部２００、及び第１弾性バンド３００からなる。

前記衣類本体１００は、一般的な下衣、具体的に前部にジッパーが装着された開閉部を有するズボンである。

もちろん、前記衣類本体１００は綿ズボンからなることもできるが、本発明の実施例ではジーパンからなる。

このような前記衣類本体１００には、着用の際に着用者の腰周囲を取り囲む腰部１１０が形成される。

前記腰部１１０は前記衣類本体１００の上端部分であり、後述する前記腰帯部２００が装着される。

前記腰帯部２００は、周囲方向に延びる伸縮性素材からなり、内側部２１０と外側部２２０が重なって内部に空間部２３０が形成された形態である。

すなわち、前記腰帯部２００は中間部を半分に折った形態であり、前記内側部２１０は前記衣類本体１００の内側に配置される部分であり、前記外側部２２０は前記衣類本体１００の外側に配置される部分である。

このような前記腰帯部２００の下端には第１縫代部２１１と第２縫代部２２１がそれぞれ形成され、前記腰部１１０の上端周囲に沿って縫着される。

具体的に、前記第１縫代部２１１は前記内側部２１０の下端を折って上げた部分であり、前記第２縫代部２２１は前記外側部２２０の下端を折って上げた部分である。

前記第１縫代部２１１と前記第２縫代部２２１の上下幅は同一であり、図４に示したように、前記腰部１１０の上端を挟んで左右対称になるように配置され、前記腰部１１０の上端とともに縫着される。

一方、前記第１弾性バンド３００は前記腰帯部２００の内部に挿着されるものであり、周囲方向に延びるゴムバンドである。

このような前記第１弾性バンド３００は、上端が前記腰帯部２００の上端に周囲に沿って結合され、下端は前記腰帯部２００の下端に自由状態に配置される。

具体的に、前記第１弾性バンド３００は、上端が前記内側部２１０の上端と前記外側部２２０の上端との間に配置されて縫着され、下端は前記第１縫代部２１１及び前記第２縫代部２２１の上部に隣接して配置され、縫着されずに自由状態になる。

すなわち、前記第１弾性バンド３００の下端は前記第１縫代部２１１と前記第２縫代部２２１の上部で前記腰帯部２００の上端と上下対称になるように配置される。

このように、前記第１弾性バンド３００の上端を前記腰帯部２００の上端に結合し、下端を自由状態になるようにすることにより、前記腰帯部２００が前記第１弾性バンド３００の弾性力によって絞られてしわが形成されることを防止し、これにより、外観上、一般的なズボンのように前記腰帯部２００がきちんと形成されるようにして、着用が便利で美観を向上させる効果が発生する。

一方、場合によって、図５に示したように、前記腰帯部２００の内部には第２弾性バンド４００をさらに備えることもできる。

前記第２弾性バンド４００は周囲方向に延びる伸縮性素材からなるものであり、前記第１弾性バンド３００と同じ上下幅を有するゴムバンドである。

このような前記第２弾性バンド４００は前記腰帯部２００の前記空間部２３０に挿着され、下端が前記腰帯部２００の下端周囲に沿って結合される。

すなわち、前記第２弾性バンド４００の下端は前記第１縫代部２１１及び前記第２縫代部２２１の上部に配置された状態で前記腰帯部２００の内側部２１０及び外側部２２０と縫着される。

また、前記第１弾性バンド３００の下端は前記第２弾性バンド４００の下端と重なるように配置され、前記第２弾性バンド４００の上端は前記第１弾性バンド３００の上端と重なるように配置されるが、互いに縫着されずに分離された状態で配置される。

このように、前記第１弾性バンド３００と重なるように配置され、下端が前記腰帯部２００と結合される前記第２弾性部材４００を備えることにより、前記腰帯部２００にしわや段差部が生じないようにしながら前記腰帯部２００の弾性力を強化して着心地をより向上させる効果が発生する。

このような構成を有する本発明の実施例による伸縮性腰帯を備えた衣類の製造方法を説明する。

具体的に、本発明の実施例による伸縮性腰帯を備えた衣類の製造方法は、第１縫着段階、縫代形成段階及び第２縫着段階を含んでなる。

前記第１縫着段階は、前記腰帯部２００の内側部２１０と外側部２２０が重なるように折った後、その間に前記第１弾性バンド３００を挟み込み、前記第１弾性バンド３００の上端周囲に沿って返し縫いを行って固定させる。

その後、前記縫代形成段階では、前記内側部２１０の下端を折って第１縫代部２１１を形成し、前記外側部２２０の下端を折って第２縫代部２２１を形成する。

そして、前記第２縫着段階で、前記第１縫代部２１１と前記第２縫代部２２１との間に前記腰部１１０の上端を挿入して重ねて配置し、縫着することによって互いに結合させる。

ここで、前記第１弾性バンド３００が前記第１縫代部２１１及び前記第２縫代部２２１及び前記腰部１１０の上端と重ならないように配置する。

一方、前記腰帯部２００の内部に前記第２弾性バンド４００を備える場合、縫代形成段階を行うに先立ち、前記腰帯部２００の内部に前記第２弾性バンド４００を備える仮接段階と前記第２弾性バンド４００の下端を前記腰帯部２００と縫着する第３縫着段階とを順次行う。

前記仮接段階では、前記第２弾性バンド４００の上端を前記第１弾性バンド３００の下端に水溶性ボンドで仮接する。

水溶性バンドは水洗濯の際に溶けてなくなる素材であり、洗濯後に前記第１弾性バンド３００と前記第２弾性バンド４００は再び分離される。

前記第３縫着段階では、前記第２弾性バンド４００の下端を前記腰帯部２００の内側部２１０及び外側部２２０と重なるように配置して縫着する。

このように、前記第２弾性バンド４００の上端を前記第１弾性バンド３００の下端と一致するように仮接することにより、前記第２弾性バンド４００が前記第１弾性バンド３００と重なるか離隔することを防止することができ、縫着作業を便利にする効果が発生する。

本発明は前述したものに限定されず、以下の特許請求の範囲の思想及び領域を逸脱しない範疇内で当業者によって多くの形態に変形実施可能であり、よってこのような変形は本発明の領域内にあるものに解釈しなければならないであろう。

Claims

着用の際に腰の周囲を取り囲む腰部（１１０）を有する衣類本体（１００）と、
周囲方向に延びる伸縮性素材からなり、内側部（２１０）及び外側部（２２０）が重なって内部に空間部（２３０）が形成された形態を有し、下端が前記腰部（１１０）の上端周囲に沿って結合される腰帯部（２００）と、
前記腰帯部（２００）の前記空間部（２３０）に挿着され、周囲方向に延びる第１弾性バンド（３００）と、を含み、
前記第１弾性バンド（３００）は、上端が前記腰帯部（２００）の上端と周囲に沿って結合され、下端は前記腰帯部（２００）の下端に自由状態に配置される、伸縮性腰帯を備えた衣類。
前記腰帯部（２００）の前記内側部（２１０）には、下端を折って上げてなる第１縫代部（２１１）を含み、
前記外側部（２２０）には、下端を折って上げてなる第２縫代部（２２１）を含み、
前記第１縫代部（２１１）及び前記第２縫代部（２２１）は、前記腰部（１１０）の上端を挟んで左右対称になるように配置され、前記腰部（１１０）の上端とともに縫着され、
前記第１弾性バンド（３００）の下端は、前記第１縫代部（２１１）及び前記第２縫代部（２２１）の上部で縫製されずに自由状態で前記腰部（１１０）と上下対称になるように配置される、請求項１に記載の伸縮性腰帯を備える衣類。
前記腰帯部（２００）の前記空間部（２３０）に挿着され、周囲方向に延びる伸縮性素材からなり、下端が前記腰帯部（２００）の下端と周囲に沿って結合される第２弾性バンド（４００）をさらに含み、
前記第２弾性バンド（４００）の下端は、前記第１縫代部（２１１）及び前記第２縫代部（２２１）の上部に配置された状態で、前記腰帯部（２００）の前記内側部（２１０）及び前記外側部（２２０）と縫着される、請求項２に記載の伸縮性腰帯を備える衣類。
前記第１弾性バンド（３００）及び前記第２弾性バンド（４００）は、上下幅が同一に形成され、前記第１弾性バンド（３００）の下端は、前記第２弾性バンド（４００）の下端と重なるように配置され、前記第２弾性バンド（４００）の上端は、前記第１弾性バンド（３００）の上端と重なるように配置される、請求項３に記載の伸縮性腰帯を備える衣類。
着用の際に腰の周囲を取り囲む腰部（１１０）を有する衣類本体（１００）と、内側部（２１０）及び外側部（２２０）が重なって内部に空間部（２３０）が形成された形態を有し、下端が前記腰部（１１０）の上端周囲に沿って結合される腰帯部（２００）と、前記腰帯部（２００）の内部に挿着され、周囲方向に延びる伸縮性素材からなる第１弾性バンド（３００）とを含む伸縮性腰帯を備える衣類の製造方法であって、
前記腰帯部（２００）の前記内側部（２１０）及び前記外側部（２２０）が重なるように折った後、その間に前記第１弾性バンド（３００）を挟み込み、前記第１弾性バンド（３００）の上端周囲に沿って返し縫いを行う第１縫着段階と、
前記内側部（２１０）の下端を折って第１縫代部（２１１）を形成し、前記外側部（２２０）の下端を折って第２縫代部（２２１）を形成する縫代形成段階と、
前記第１縫代部（２１１）及び前記第２縫代部（２２１）を前記腰部（１１０）の上端と結合させる第２縫着段階とを含む、伸縮性腰帯を備える衣類の製造方法。