JP2022510686A - 高屈折率のリン酸塩ガラス - Google Patents

高屈折率のリン酸塩ガラス Download PDF

Info

Publication number
JP2022510686A
JP2022510686A JP2021532004A JP2021532004A JP2022510686A JP 2022510686 A JP2022510686 A JP 2022510686A JP 2021532004 A JP2021532004 A JP 2021532004A JP 2021532004 A JP2021532004 A JP 2021532004A JP 2022510686 A JP2022510686 A JP 2022510686A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mol
glass composition
amount
glass
composition according
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021532004A
Other languages
English (en)
Inventor
ガーディナー エイトケン,ブルース
マー,リーナー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Corning Inc
Original Assignee
Corning Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Corning Inc filed Critical Corning Inc
Publication of JP2022510686A publication Critical patent/JP2022510686A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C3/00Glass compositions
    • C03C3/12Silica-free oxide glass compositions
    • C03C3/16Silica-free oxide glass compositions containing phosphorus
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C3/00Glass compositions
    • C03C3/12Silica-free oxide glass compositions
    • C03C3/16Silica-free oxide glass compositions containing phosphorus
    • C03C3/17Silica-free oxide glass compositions containing phosphorus containing aluminium or beryllium
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C3/00Glass compositions
    • C03C3/12Silica-free oxide glass compositions
    • C03C3/16Silica-free oxide glass compositions containing phosphorus
    • C03C3/21Silica-free oxide glass compositions containing phosphorus containing titanium, zirconium, vanadium, tungsten or molybdenum

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Geochemistry & Mineralogy (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Glass Compositions (AREA)

Abstract

光学用途に用いられる従来のガラス組成物に対して幾つかの利点を提示するガラスが本明細書に開示される。本明細書に開示されるガラスは、低い失透傾向を有しており、溶融急冷処理することにより、巨視的な構成要素へと形成することができる。該ガラスは、高いガラス熱安定性指数を有しており、化学的に耐久性がある。本明細書に開示されるガラスは、空気又は酸素中で熱処理される場合、透明であり、さらに高屈折率及び低密度を有しており、光学用途に適したものとなる。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、その内容が依拠され、その全体がここに参照することによって本願に援用される、2018年12月7日出願の米国仮特許出願第62/776,668号に対する優先権の利益を主張する。
本出願は、光学物品の製造に使用することができる高屈折率のガラスに関する。
拡張現実デバイス又は仮想現実デバイスの光学ディスプレイに用いられるデバイス、光ファイバ、及び光学レンズの市場の拡大に伴い、高屈折率(例えば、1.70を超える)及び低密度の光学ガラスの需要が高まっている。これらの光学ガラスの他の要件は、優れたガラス成形性、比較的低い製造コスト、並びに化学的洗浄及びさまざまな環境条件に耐える優れた化学的耐久性である。本明細書に記載されるガラス組成物は、それらの製造及び光学物品での使用に関して望ましい特性を有する。
光学用途に用いられる従来のガラス組成物に対して幾つかの利点を提示するガラスが本明細書に開示される。本明細書に開示されるガラスは、低い失透傾向を有しており、溶融急冷処理することにより、巨視的な構成要素へと形成することができる。ガラスは、高い安定性指数を有しており、化学的に耐久性がある。本明細書に開示されるガラスは、空気又は酸素中でアニールされる場合には透明であり、さらに高屈折率及び低密度を有しており、多くの光学物品及び用途での使用に適したものとなる。
本明細書に記載される材料、方法、及び装置の利点は、以下の説明に部分的に記載されるか、あるいは以下に記載される態様の実施により習得されうる。以下に記載される利点は、添付の特許請求の範囲において特に指摘される要素及び組合せによって実現及び達成される。前述の概要及び以下の詳細な説明はいずれも、単に例示及び説明のためのものであり、限定ではないことが理解されるべきである。
本明細書に組み込まれて、本明細書の一部を構成する添付の図面は、以下に説明する幾つかの態様を例示している。
加熱しなかった同じガラス組成物と比較した、酸素パージ下、660℃で0.5時間及び1時間加熱したガラス組成物の透過率 加熱しなかった同じガラス組成物と比較した、空気中、640℃で1時間加熱したガラス組成物の透過率 酸素下で加熱されなかった同じガラスと比較した、酸素パージ下、660℃で16時間加熱されたガラス組成物の屈折率 CeOを含まないガラス組成物と比較して高い屈折率を有する、CeOを含むガラス組成物を示す図 CeOを含まないガラス組成物と比較して高い透過率を有する、CeOを含むガラス組成物を示す図
本材料、物品、及び/又は方法を開示及び説明する前に、以下に説明する態様は、特定の化合物、合成方法、又は用途には限定されず、したがって当然ながら変化する可能性があるものと理解されるべきである。また、本明細書で使用される用語は、単に特定の態様のみを説明するためのものであり、限定することは意図されていないことも理解されるべきである。
以下の明細書及び特許請求の範囲では、以下の意味を有するものと定義される多くの用語について言及される:
明細書及び添付の特許請求の範囲で用いられる場合、単数形「a」、「an」、及び「the」は、文脈が特に明確に指示しない限り、複数の指示対象を含むことに留意しなければならない。よって、例えば、ガラス組成物中の「1つの金属酸化物」への言及には、2つ以上の金属酸化物などの混合物が含まれる。
「任意選択の」又は「任意選択的に」とは、その後に記載される事象又状況が発生してもしなくてもよいこと、及び、その記載が、当該事象又状況が発生する場合と発生しない場合を含むことを意味する。例えば、本明細書に記載されるガラス組成物は、任意選択的にアルカリ土類金属酸化物を含むことができ、ここで、アルカリ土類金属酸化物は存在していても、していなくてもよい。
本明細書で用いられる場合、用語「約」は、所与の数値が、望ましい結果に影響を与えることなく、端点の「少し上」又は「少し下」でありうることを提供することにより、数値範囲の端点に柔軟性をもたらすために用いられる。本開示の目的では、「約」とは、数値より10%下から10%上までに及ぶ範囲を指す。例えば、数値が10の場合、「約10」は、端点9及び11を含めて、9から11の間を意味する。
本明細書全体を通して、文脈がそうではないと指示しない限り、単語「含む(comprise)」、若しくは「含む(comprises)」又は「含んでいる(comprising)」などの変形は、述べられた要素、整数、ステップ、若しくは要素、整数、又はステップのグループを包含するが、任意の他の要素、整数、ステップ、若しくは要素、整数、又はステップのグループは除外されないことを意味すると理解される。
材料の「屈折率」は、その材料を光がどのように伝播するかを表す数値である。これは、式n=c/vで定義され、ここで、cは真空中の光の速度であり、vは材料を伝播するときの光の速度である。一態様では、本明細書に開示される材料の屈折率は、測定された波長範囲にわたってほとんど変動を示さず、したがって、低分散性を特徴とする。
本明細書で用いられる場合、材料の「ガラス転移温度」(T)は、非晶質材料中でガラス転移が起こる温度を特徴付ける。T未満の温度では、材料は硬く、脆い状態で存在し、Tより高い温度では、材料は過冷却液体状態で存在する。材料に結晶状態が存在する場合、Tは常に、材料の結晶状態の融点よりも低くなる。
本明細書で用いられる場合、「失透」は、ガラス中の結晶構造の形成である。失透は、ガラス表面の不適切な洗浄、溶融温度からの溶融物の冷却中、ガラスの長時間の高温保持(結晶の核形成を生じさせる可能性がある)、又は単にガラス内の原料の傾向から生じうる。一態様では、単純な二成分リン酸チタンガラスは、高い失透傾向を有する。さらなる態様では、失透は、例えばローラー急冷などの急速急冷技術を使用することにより、回避することができる。またさらなる態様では、本明細書に開示されるガラス組成物は、低い失透傾向を有しており、したがって、ローラー急冷に関する冷却速度よりも実質的に遅い冷却速度を使用して、ガラス状態へと急冷することができる。
本明細書で用いられる場合、「ガラスの熱安定性指数」とは、示差走査熱量測定(DSC)によって測定された、結晶化の開始(T)とガラス転移(T)との温度差(すなわち、T-T)を指す。DSCによって決定された結晶化の開始は、ガラスを室温から溶融温度まで10℃/分の速度で加熱したときの結晶化開始ピークである。結晶化の開始(T)を決定する方法は、実施例に提示されている。一態様では、本明細書に記載されるガラス組成物は、高いガラス熱安定性指数を有する。さらなる態様では、本明細書に記載されるガラス組成物は、100℃超、又は150℃超、又は200℃超のガラス熱安定指数を有しうる。他の態様では、ガラス組成物には結晶状態は存在せず、ガラスの熱安定性指数は-Tに対応する負の数である。
本明細書で用いられる「分散」とは、波長による材料の屈折率の変化である。一態様では、本明細書に記載されるガラス組成物は、例えば鉛又はビスマスを含むガラスなどの他の高屈折率ガラスよりも低い分散性を有する。
「溶融急冷」は、ガラスを製造するための一般的な技法である。溶融急冷では、原材料がバッチへと混合され、溶融される。溶融の持続時間及び温度は、個々の成分の融点に応じて決まる。溶融後、ガラスを鋳造し、T近くでアニールし、残留する可能性のある熱応力を除去することができる。溶融急冷されたガラスは、のこ引き、研削、研磨、及び他の技法によってさらに処理することができる。一態様では、本明細書に開示されるガラス組成物は、溶融急冷によって処理することができる。さらなる態様では、本明細書に開示されるガラス組成物は、巨視的な要素へと製造することができる。
「ローラー急冷」は、ガラス形成傾向の弱い材料をガラスへと加工する際に用いられる急速急冷技法である。ローラー急冷では、ガラス溶融物がローラーに注がれる。一態様では、本明細書に開示されるガラス組成物は、良好なガラス形成傾向を有し、ローラー急冷によって処理する必要はない。
本明細書で用いられる「アニーリング」とは、ガラス溶融物から物体を形成した後に高温のガラスをゆっくりと冷却し、かつ、ガラスを室温からアニール点まで再加熱し、アニール点で一定時間保持した後、室温までゆっくりと冷却するプロセスである。一態様では、アニーリングは、ガラス物体の製造中に導入される内部応力を緩和することができる。別の態様では、本明細書に記載されるガラスは、従来の空気中での溶融により形成される場合には強く着色される可能性があるが、T付近の温度を含めた高温において、空気又は酸素中でアニーリングすることにより、透明に漂白することができる。ガラスの「アニール温度」又は「アニール点」とは、ガラスの粘度が1013.2ポアズに達する温度である。一態様では、アニール温度では、ガラスの粘度は、ガラスが外部変形(及び結果として生じる破損)に耐えることができるほど十分に高いが、内部の歪みを緩和するのに十分に軟らかくなる。一態様では、本明細書に開示されるガラスのアニール点は、450~750℃の範囲でありうる。
ガラス組成物から形成された物体などの材料は、温度の変化に応じて形状、面積、又は体積が変化しうる。「熱膨張係数」は、膨張の程度を温度の変化で割った商であり、温度によって変動しうる。熱膨張係数を決定する方法は、実施例に提示されている。
組成物又は物品中の特定の元素の原子百分率についての明細書及び特許請求の範囲における言及は、原子百分率が表されている組成物又は物品中のその元素又は成分と他の元素又は成分との間のモル関係を示している。したがって、2原子パーセントの成分Xと5原子パーセントの成分Yを含む組成物では、X及びYは2:5のモル比で存在し、追加の成分が組成物に用いられているかどうかにかかわらず、このような比で存在する。
本明細書で用いられる場合、便宜上、複数の品目、構造要素、構成元素、及び/又は材料を共通のリスト内に提示することがある。しかしながら、これらのリストは、該リスト内の各成員が、独立した固有の特性を有する成員として個々に識別されるものと解釈されるべきである。したがって、このようなリストの個々の成員は、いずれも、反対の指示なしに、共通のグループでのそれらの提示のみに基づいて、同じリストの他の成員の事実上の等価物として解釈されるべきではない。
本明細書では、濃度、量、及び他の数値データを範囲形式で表現又は提示することがある。このような範囲形式は、単に便宜上及び簡潔さのために用いられ、したがって、範囲の限定として明示的に列挙された数値だけを含むのでなく、あたかも各数値及び部分範囲が明示的に列挙されているかのように、その範囲内に含まれる個々の数値又は部分範囲をすべて含むように柔軟に解釈されるべきであるものと理解されるべきである。一例として、「約1」から「約5」の数値範囲は、明示的に列挙された約1~約5の値を含むだけでなく、示された範囲内の個々の値及び部分範囲も含むと解釈されるべきである。したがって、この数値範囲には、2、3、及び4などの個々の値、1~3、2~4、3~5、約1~約3、1~約3、約1~3などの部分範囲、並びに1、2、3、4、及び5が個別に含まれる。最小値又は最大値として1つの数値のみを列挙する範囲にも、同じ原理が適用される。さらには、記載されている数値の幅又は範囲にかかわらず、このような解釈が適用されるべきである。
開示された組成物及び方法に使用することができる、開示された組成物及び方法と組み合わせて使用することができる、開示された組成物及び方法の準備に使用することができる、若しくは開示された組成物及び方法の生成物である、材料及び成分が開示されている。これら及び他の材料は本明細書に開示されており、これらの材料の組合せ、部分集合、相互作用、群等が開示されている場合には、これらの化合物の各種の個々の組合せ及び配列への具体的な言及が明示的に開示されていない場合でも、それぞれが具体的に想定され、本明細書に説明されているものと理解される。例えば、アルカリ金属酸化物添加剤が開示され、論じられており、かつ、多くの異なるアルカリ土類金属酸化物添加剤が開示され、論じられている場合、特にそうでないことが示されない限り、可能なアルカリ金属酸化物添加剤及びアルカリ土類金属酸化物添加剤のありとあらゆる組合せが具体的に想定されている。例えば、あるクラスのアルカリ金属酸化物A、B、及びCが開示されており、並びにあるクラスのアルカリ土類金属酸化物添加剤D、E、及びFが開示されており、かつA+Dの例示的な組合せが開示されている場合、各々は個別に列挙されていないが、各々が個別に及び集合的に想定されている。したがって、この例では、A+E、A+F、B+D、B+E、B+F、C+D、C+E、及びC+Fの各組合せが具体的に想定されており、A、B、及びC;D、E、及びF;及び、A+Dの例示的な組合せの開示から考察されるべきである。同様に、これらの任意の部分集合又は組合せもまた、具体的に想定され、開示される。よって、例えば、A+E、B+F、及びC+Eのサブグループが特に想定されており、A、B、及びC;D、E、及びF;並びにA+Dの例示的な組合せの開示から考察されるべきである。この概念は、開示された組成物を製造及び使用する方法の工程を含むが、これらに限定されない、本開示のすべての態様に適用される。したがって、開示された方法の任意の特定の実施形態又は実施形態の組合せで実行することができるさまざまな追加の工程が存在する場合、このような組成物の各々が具体的に想定されており、開示されているとみなされるべきである。
「RO」という用語はアルカリ金属酸化物のことを指し、ガラス組成物中のすべてのアルカリ金属酸化物の組合せを表すために用いられる。アルカリ金属酸化物には、LiO、NaO、KO、RbO、及びCsOが含まれる。組成物中にアルカリ金属酸化物が1つだけ存在する場合には、ROはそのアルカリ金属酸化物を指す。組成物中に2以上のアルカリ金属酸化物が存在する場合には、ROはすべてのアルカリ金属酸化物を集合的に指す。ROの量又は濃度への言及は、モル%で表されるすべての(1つ以上の)アルカリ金属酸化物を合計した量又は濃度を意味する。
「RO」という用語は、アルカリ土類金属酸化物のことを指し、ガラス組成物中のすべてのアルカリ土類金属酸化物の組合せを表すために用いられる。アルカリ土類金属酸化物には、MgO、CaO、SrO、及びBaOが含まれる。組成物中にアルカリ土類金属酸化物が1つだけ存在する場合には、ROはそのアルカリ土類金属酸化物を指す。組成物中に2以上のアルカリ土類金属酸化物が存在する場合には、ROはすべてのアルカリ金属酸化物を集合的に指す。ROの量又は濃度への言及は、モル%で表されるすべての(1つ以上の)アルカリ土類金属酸化物を合計した量又は濃度を意味する。
特に指定しない限り、ガラス組成物中の成分についての本明細書に記載される量又は濃度は、本明細書で製造されるガラス組成物中に含まれる成分のモル%を指す。
本明細書に記載されるガラス組成物は、五酸化リン(P)、五酸化ニオブ(Nb)、1つ以上のアルカリ金属酸化物(RO)、1つ以上のアルカリ土類金属酸化物(RO)、及び1つ以上の任意選択的なガラス形成成分を含む。以下に詳細に説明するように、これらの各成分の相対量を変化させることによって、ガラス組成物の特性を変更することができる。
本明細書に記載されるガラス組成物はPを含む。一態様では、Pの量は約20モル%~約40モル%である。別の態様では、Pの量は、約20、25、30、35、又は40モル%であり、任意の値が範囲の下限及び上限となりうる(例えば、25モル%~40モル%、25モル%~35モル%など)。
本明細書に記載されるガラス組成物はNbを含む。一態様では、Nbの量は約10モル%~約50モル%である。さらなる態様では、Nbは、約10、15、20、25、30、35、40、45、又は50モル%で存在し、任意の値が範囲の下限及び上限となりうる(例えば、15モル%~30モル%、20モル%~30モル%など)。本明細書に記載されるガラス中のNbの存在は、ガラス材料の屈折率の増加に寄与する。
本明細書に記載されるガラス組成物は、NaO、LiO、KO、又はそれらの任意の組合せを含む、1つ以上のアルカリ金属酸化物(RO)を含む。一態様では、アルカリ金属酸化物の量は、約1モル%~約35モル%である。さらなる態様では、アルカリ金属酸化物は、約1、5、10、15、20、25、30、又は35モル%で存在し、任意の値が範囲の下限及び上限となりうる(例えば、5モル%~15モル%、5モル%~20モル%など)。
一態様では、アルカリ金属酸化物は、1モル%~35モル%の量のNaOである。別の態様では、アルカリ金属酸化物は、1モル%~15モル%の量のLiOである。別の態様では、アルカリ金属酸化物は、1モル%~10モル%の量のKOである。単一のアルカリ金属酸化物がガラス組成物中に存在する場合には、アルカリ金属酸化物の量は、1モル%~35モル%である。さらなる態様では、アルカリ金属酸化物は、1モル%~35モル%の量のNaO、1モル%~15モル%の量のLiO、及び1モル%~10モル%の量のKOであり、ROの合計は、約1モル%~約35モル%である。
本明細書に記載されるガラス組成物は、CaO、BaO、MgO、SrO、又はそれらの任意の組合せを含む、1つ以上のアルカリ土類金属酸化物(RO)を含む。一態様では、アルカリ土類金属酸化物の量は、約5モル%~約40モル%である。さらなる態様では、アルカリ土類金属酸化物は、約5、10、15、20、25、30、35、又は40モル%で存在し、任意の値が範囲の下限及び上限となりうる(例えば、1モル%~15モル%、5モル%~20モル%など)。
一態様では、アルカリ土類金属酸化物は、1モル%~25モル%の量のBaOである。別の態様では、アルカリ土類金属酸化物は、1モル%~20モル%の量のCaOである。別の態様では、アルカリ土類金属酸化物は、1モル%~15モル%の量のMgOである。別の態様では、アルカリ土類金属酸化物は、1モル%~30モル%の量のSrOである。単一のアルカリ土類金属酸化物がガラス組成物中に存在する場合には、単一のアルカリ土類金属酸化物の量は、5モル%~40モル%である。さらなる態様では、アルカリ土類金属酸化物は、1モル%~25モル%の量のBaO及び1モル%~20モル%の量のCaOであり、BaOとCaOとの合計は1モル%~40モル%である。別の態様では、アルカリ土類金属酸化物は、1モル%~25モル%の量のBaO、1モル%~20モル%の量のCaO、及び1モル%~30モル%の量のSrOであり、BaO、CaO、及びSrOの合計は、5モル%~40モル%である。
、アルカリ金属酸化物、及びアルカリ土類金属酸化物の量は、ガラス組成物の特性を変更するために、変化させることができる。一態様では、RO/(RO+RO)のモル比は0.25より大きい。別の態様では、RO/(RO+RO)のモル比は、0.25より大きい、若しくは、0.5、0.75、1、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10であり、任意の値が範囲の下限及び上限となりうる(例えば、0.25超~2、0.5~5など)。本明細書及び本明細書全体を通して、RO及びROは、それぞれ、1つ以上のアルカリ金属酸化物及びアルカリ土類金属酸化物を含みうる。理論に縛られたくはないが、RO/(RO+RO)が0.25より大きい場合、ガラス組成物の透過率が改善される。
一態様では、ガラス組成物がRO及びROを含む場合、(RO+RO)/Pのモル比は1以上である。別の態様では、(RO+RO)/Pのモル比は、1超、若しくは2、3、4、5、6、7、8、9、又は10であり、任意の値が範囲の下限及び上限となりうる(例えば、1超~3、2~5など)。他の態様では、ガラス組成物がRO及びROを含む場合、(RO+RO)/Pのモル比は1以下である。
一態様では、ガラス組成物がROを含み、ROを含まない場合、RO/Pのモル比は1以上である。別の態様では、RO/Pのモル比は、1超、若しくは2、3、4、5、6、7、8、9、又は10であり、任意の値が範囲の下限及び上限となりうる(例えば、1超~3、2~5など)。他の態様では、ガラス組成物がROを含み、ROを含まない場合、RO/Pのモル比は1以下である。
一態様では、ガラス組成物がROを含み、ROを含まない場合、RO/Pのモル比は1以上である。別の態様では、RO/Pのモル比は、1超、若しくは2、3、4、5、6、7、8、9、又は10であり、任意の値が範囲の下限及び上限となりうる(例えば、1超~3、2~5など)。他の態様では、ガラス組成物がROを含み、ROを含まない場合、RO/Pのモル比は1以下である。
一態様では、本明細書に記載されるガラス組成物はTiOを含む。一態様では、TiOの量は約1モル%~約30モル%である。さらなる態様では、TiOは、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、又は30モル%で存在し、任意の値が範囲の下限及び上限となりうる(例えば、1モル%~15モル%、5モル%~20モル%など)。
一態様では、本明細書に記載されるガラス組成物はWOを含む。一態様では、WOの量は約1モル%~約15モル%である。さらなる態様では、WOは、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、又は15モル%で存在し、任意の値が範囲の下限及び上限となりうる(例えば、1モル%~5モル%、5モル%~10モル%、10モル%~15モル%など)。
一態様では、ガラス組成物がTiO及び/又はWOを含む場合、NbとTiO及び/又はWOとの合計は、20モル%~50モル%の量である。さらなる態様では、NbとTiO及び/又はWOとの合計は、約20、25、30、35、40、45、又は50モル%であり、任意の値が範囲の下限及び上限となりうる(例えば、20モル%~30モル%、30モル%~40モル%など)。
一態様では、ガラス組成物はZnOを含む。この態様では、ZnOの量は、0.5モル%~約20モル%であるか、又は約0.5、1、2、3、4、5、10、15、又は20モル%であり、任意の値が範囲の下限及び上限となりうる(例えば、1モル%~15モル%、5モル%~10モル%など)。一態様では、RO、RO、及びZnOの合計は、30モル%~60モル%の量であり、若しくは約30、25、40、45、50、55、又は60モル%であり、任意の値が範囲の下限及び上限となりうる(例えば、30%~45%,40%~55%など)。
別の態様では、ガラス組成物はAlを含む。この態様では、Alの量は、0モル%超かつ約5モル%以下であり、若しくは約1、2、3、4、又は5モル%であり、任意の値が範囲の下限及び上限となりうる(例えば、1モル%~5モル%、2モル%~4モル%など)。
別の態様では、ガラス組成物はSnOを含む。この態様では、SnOの量は、0モル%超かつ約2モル%以下であり、若しくは約0.1、0.25、0.5、0.75、1.0、1.25、1.5、1.75、又は2.0モル%であり、任意の値が範囲の下限及び上限となりうる(例えば、0.1モル%~2.0モル%、0.25モル%~1.75モル%など)。
一態様では、本明細書に記載されるガラス組成物は、RbO、CsO、CdO、MnO、Y、La、HfO、Ta、ZrO、Ga、SiO、GeO、Sb、Bi、及びそれらの組合せからなる群より選択される1つ以上の金属酸化物をさらに含む。別の態様では、ガラス組成物は、上記列挙したもののうち1つ、2つ、3つ、又は4つの金属酸化物を含む。ある特定の態様では、本明細書に記載されるガラス組成物は、SiO、Al、MgO、TiO、又はそれらの任意の組合せを含まない。別の態様では、本明細書に記載されるガラス組成物はBを含まない。
一態様では、第1のガラス組成物は、
(a)15モル%~40モル%の量のP
(b)10モル%~50モル%の量のNb
(c)1モル%~35モル%の量のアルカリ金属酸化物(RO);及び
(d)合計で5モル%~40モル%の量の少なくとも2つのアルカリ土類金属酸化物(RO)
を含み、
該ガラス組成物はZnO及びBを含まない。
一態様では、上記第1のガラス組成物に関して、Pの量は25モル%~35モル%であり;Nbの量は20モル%~35モル%であり;ROの量は10モル%~35モル%であり、かつROの量は20モル%~40モル%である。さらなる態様では、第1のガラス組成物は、約1モル%~約15モル%の量のWO及び/又は約1モル%~約20モル%の量のTiOを含み、ここで、NbとTiO及び/又はWOとの合計は、20モル%~40モル%の量である。
一態様では、上記第1のガラス組成物に関して、ROは、1モル%~15モル%の量のNaO、1モル%~15モル%の量のLiO、及び1モル%~10モル%の量のKOであり、BaOは1モル%~25モル%の量であり、CaOは1モル%~25モル%の量であり、かつSrOは1モル%~25モル%の量である。
一態様では、第2のガラス組成物は、
(a)15モル%~40モル%の量のP
(b)10モル%~50モル%の量のNb
(c)5モル%~35モル%の量の少なくとも1つのアルカリ金属酸化物(RO)
を含み、
該ガラス組成物は、ZnO、B、又はアルカリ土類金属酸化物(RO)を含まない。
一態様では、上記第2のガラス組成物に関して、Nbは30モル%~40モル%の量であり、かつTiOは5モル%~15モル%の量であり、Pは20モル%~30モル%の量であり、かつROは、5モル%~40モル%の量のNaOであり、5モル%~40モル%の量のLiO、5モル%~40モル%の量のKOであるか、又はROのこれらの任意の組合せである。
一態様では、第3のガラス組成物は、
(a)15モル%~40モル%の量のP
(b)10モル%~50モル%の量のNb
(c)5モル%~40モル%の量の少なくとも1つのアルカリ土類金属酸化物(RO)
を含み、
該ガラス組成物は、ZnO、B、又はアルカリ金属酸化物(RO)を含まない。
一態様では、上記第3のガラス組成物に関して、Nbは30モル%~40モル%の量であり、TiOは5モル%~15モル%の量であり、Pは20モル%~30モル%の量であり、BaOは5モル%~20モル%の量であり、CaOは1モル%~10モル%の量であり、かつSrOは5モル%~20モル%の量である。
一態様では、第4のガラス組成物は、
(a)20モル%~40モル%の量のP
(b)10モル%~50モル%の量のNb
(c)1モル%~35モル%の量のアルカリ金属酸化物(RO);
(d)5モル%~40モル%の量のアルカリ土類金属酸化物(RO)
を含み、
該ガラス組成物はBを含まない。
一態様では、上記第4のガラス組成物に関して、Pは25モル%~35モル%の量であり;Nbは20モル%~35モル%の量であり;ZnOは5モル%~25モル%の量であり;ROは10モル%~35モル%の量であり、かつROは20モル%~40モル%の量である。さらなる態様では、第4のガラス組成物は、約1モル%~約15モル%の量のWO及び/又は約1モル%~約20モル%の量のTiOを含み、ここで、NbとTiO及び/又はWOとの合計は20モル%~40モル%の量である。
一態様では、第5のガラス組成物は、
(a)20モル%~40モル%の量のP
(b)10モル%~50モル%の量のNb;及び
(c)5モル%~35モル%の量の少なくとも1つのアルカリ金属酸化物(RO)
を含み、
該ガラス組成物は、B又はアルカリ土類金属酸化物(RO)を含まない。
一態様では、上記第5のガラス組成物に関して、Nbは30モル%~40モル%の量であり、TiOは5モル%~15モル%の量であり、Pは20モル%~35モル%の量であり、ZnOは1モル%~15モル%の量であり、かつROは1モル%~35モル%の量であり、ここで、ROはNaO、LiO、KO、又はそれらの任意の組合せである。
一態様では、第6のガラス組成物は、
(a)20モル%~40モル%の量のP
(b)10モル%~50モル%の量のNb;及び
(c)5モル%~40モル%の量の少なくとも1つのアルカリ土類金属酸化物(RO)
を含み、
該ガラス組成物は、B又はアルカリ金属酸化物(RO)を含まない。
一態様では、上記第6のガラス組成物に関して、Nbは30モル%~40モル%の量であり、TiOは5モル%~15モル%の量であり、Pは20モル%~35モル%の量であり、ZnOは1モル%~15モル%の量であり、かつROは5モル%~40モル%の量であり、ここで、ROは、BaO、CaO、SrO、又はそれらの任意の組合せである。
本明細書に記載されるガラス組成物は、当技術分野で知られている技法を使用して調製することができる。一態様では、本明細書に開示されるガラス組成物は、溶融急冷によって調製することができる。一態様では、Pは、追加のガラス形成成分と組み合わせて、リン酸(HPO)として添加することができる。さらには、この態様では、リン酸が添加される場合には、バッチ材料は、溶融前に350~400℃でか焼されうる。別の態様では、Pは、無水五酸化リンとして添加することができる。一態様では、バッチ材料は、900℃~1,300℃で溶融される。別の態様では、バッチ材料は白金るつぼ内で溶融される。
本明細書に記載されるガラス組成物は、光学物品での使用に適した屈折率を有する。一態様では、ガラス組成物は、25℃、587.6nm(D線)で少なくとも1.75の屈折率、又は25℃、587.6nmで約1.75、1.80、1.85、1.90、1.95、又は2.00の屈折率を有し、任意の値が範囲の下限及び上限となりうる(例えば、1.75~1.95、1.90~2.00など)。
本明細書に記載されるガラス組成物は、光学物品での使用に適した密度を有する。密度は、仮想現実又は拡張現実のヘッドセット及び他の光学物品で使用することができるように、十分に低い。一態様では、ガラス組成物は、4.0g/cm以下の密度、若しくは、3.5g/cm、3.6g/cm、3.7g/cm、3.8g/cm、3.9g/cm、又は4.0g/cmの密度を有し、任意の値が範囲の下限及び上限となりうる(例えば、3.5g/cm~3.9g/cm、3.75g/cm~4.0g/cmなど)。
本明細書に記載されるガラス組成物は、多くの異なるガラス製造技法を使用した光学物品の製造を可能にするガラス熱安定性指数を有する。理論に縛られたくはないが、ガラスの熱安定性指数が大きいほど、ガラス処理のために存在するウィンドウが大きくなり、失透の可能性が低くなる。一態様では、ガラス組成物は、200℃以上、225℃以上のガラス熱安定性指数、若しくは、200℃、210℃、220℃、230℃、240℃、250℃、260℃、270℃、280℃、290℃、又は300℃のガラス熱安定性指数を有し、任意の値が範囲の下限及び上限となりうる(例えば、200℃~300℃、220℃~270℃など)。
ある特定の態様では、示差走査熱量測定による特性評価に通常利用される10℃/分の速度で加熱した場合、ガラス組成物は結晶化しない。これらの態様では、Tの値は存在せず、ガラス組成物は、本明細書で定義されるようなガラス熱安定性指数を有しない。これらのガラス組成物に関しては、これらは、成形特性の観点から、とりわけ用いられる成形技法が再加熱工程を必要とする場合には、望ましい。
一態様では、本明細書に記載されるガラス組成物は、少なくとも20、又は20~40のアッベ数を有する。別の態様では、アッベ数は、約20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、又は40であり、任意の値が範囲の下限及び上限となりうる(例えば、25~35、30~40など)。
一態様では、本明細書に開示されるガラス組成物は、約450℃~約750℃のアニール点を有する。別の態様では、ガラス組成物のアニール点は、約450、475、500、525、550、575、600、625、650、675、700、725、又は750℃であり、任意の値が範囲の下限及び上限となりうる(例えば、450℃~700℃、500~650℃、600℃~700℃、650~750℃など)。
一態様では、本明細書に記載されるガラス組成物は、室温から300℃までの範囲にわたる各温度で約6.0ppm/℃~約12.0ppm/℃の熱膨張係数を有する。一態様では、熱膨張係数は、約7.5、8、8.5、9、9.5、10、10.5、又は11ppm/℃であり、任意の値が範囲の下限及び上限となりうる(例えば、8~10ppm/℃、8.5~10.5ppm/℃など)。
一態様では、ガラス組成物は、ASTM C1351Mで決定して、575℃~850℃の軟化点を有する。別の態様では、ガラス組成物の軟化点は、約575、600、625、650、675、700、725、750、775、800、825、又は850℃であり、任意の値が範囲の下限及び上限となりうる(例えば、600℃~700℃、650~750℃など)。
一態様では、ガラス組成物は、875℃~1,200℃の内部液相温度を有する。別の態様では、ガラス組成物の内部液相温度は、約875、900、925、950、975、1,000、1,025、1,050、1,075、1,100、1,125、1,150、又は1,200℃であり、任意の値が範囲の下限及び上限となりうる(例えば、900℃~1,100℃、1,000~1,150℃など)。
一態様では、ガラス組成物は、50GPa~110GPaのヤング率を有する。別の態様では、ガラス組成物のヤング率は、約50、55、60、65、70、75、80、85、90、95、100、105、又は110GPaであり、任意の値が範囲の下限及び上限となりうる(例えば、60~80GPa、70~90GPaなど)。
他の態様では、ガラス組成物の色を制御することができる。理論に縛られたくはないが、ガラス製造中の多価遷移金属カチオンの酸化は、最終的なガラス組成物を変色させる可能性がある。遷移金属の原子価状態に応じて、Nb、Ti、及びWを含むガラス組成物の色は、淡黄色、暗褐色から濃い青色まで変化する可能性がある。一態様では、ガラス組成物の変色は、空気又は大気酸素中でガラス転移温度(T)又はその近くでガラス組成物を加熱することによって実現されうる。一態様では、ガラス組成物は、空気中又は酸素雰囲気下で、ガラス転移温度よりも120℃高い温度で10~1440分間、加熱される。熱処理はガラスの透過率に悪影響を及ぼさず、実施例に示されるように、ガラス組成物の透過率及び屈折率は、熱処理によって改善することができる。
別の態様では、ガラス組成物の変色を低減するために、ガラス形成中にCeOなどの成分を添加することができる。一態様では、使用することができるCeOの量は、0.001モル%~2モル%である。実施例に示されるように、ガラスの透過率及びガラスの屈折率は、CeOの添加によって改善することができる。
一態様では、本明細書に記載されるガラス組成物は、それらを厚さ約1cmの大きい形状に鋳造し、失透することなしにガラスへと冷却することができるほど十分に安定である。
一態様では、本明細書に開示されるガラス組成物は、同様の屈折率を有するケイ酸塩組成物に匹敵する化学的耐久性を示す。別の態様では、典型的なリン酸塩ガラスは高水分/高湿度条件下で腐食するが、本明細書に開示されるガラスは、このような態様で劣化しない。別の態様では、本明細書に開示されるガラス組成物は、高い屈折率に加えて低い分散性を有する。
一態様では、本明細書に記載されるガラス組成物は、光学物品の製造に使用することができる。一態様では、光学物品は透明である。別の態様では、本明細書に提供されるガラスは、従来の空気中での溶融により形成される場合には強く着色されることがあるが、この色は除去することができる。一態様では、色は、ガラス組成物のTに近い温度で空気又は酸素中でガラスをアニールすることにより除去される。別の態様では、色は、酸化剤、例えばCeOの添加によって除去される。
別の態様では、ガラス組成物は、さまざまな技法によって、粉末、繊維、ビーズ、シート、若しくは三次元の足場又は形状へと加工することができる。所望の特性及び形態を有するガラスは、光学ディスプレイ、拡張現実デバイス又は仮想現実デバイス、非線形フォトニック材料、封止用ガラス、光学物体用の封入用ガラス、電池のセパレータ、光増幅デバイス、及び導波路デバイスにおけるそれらの用途に使用することができる。
以下の実施例は、本明細書に記載され、特許請求される化合物、組成物、及び方法がどのように製造され、評価されるかについての完全な開示及び説明を当業者に提供するために提示されており、純粋に例示的であることが意図されており、本明細書に開示される発見の範囲を制限することを意図するものではない。数値(例えば、量、温度など)に関して正確性を確保するための努力がなされてきたが、幾らかの誤差及び偏差が考慮されるべきである。特に明記しない限り、部は重量部であり、温度は℃単位又は周囲温度であり、圧力は大気圧又は大気圧に近い。反応条件のさまざまなバリエーション及び組合せ(例えば、成分濃度、所望の溶媒、溶媒混合物、温度、圧力、及び他の反応範囲及び条件)を使用して、記載したプロセスから得られる製品の純度及び収率を最適化することができる。このようなプロセス条件の最適化には、合理的かつ日常的な実験のみを必要とする。
実施例1:ガラス組成物の製造
ガラス組成物は、金属酸化物粉末、金属炭酸塩粉末、及び金属リン酸塩化合物粉末のバッチから、標準的な溶融急冷法によって調製した。Pは、リン酸化合物、例えば、リン酸リチウム、ヘキサメタリン酸ナトリウム、リン酸カリウム、リン酸カルシウム、リン酸バリウム、及び/又はリン酸(HPO)としてバッチに添加した。リン酸を添加するには、空気中、白金るつぼ内で900~1,300℃で2~4時間溶融する前に、バッチを350~400℃でか焼する必要があった。ガラスは、形成されたら、空気中、アニール温度又はガラス転移温度(T)付近で約2時間アニールされ、その後、内部応力を低減するために急冷された。ガラス組成物は、その後再溶解されなかった。ガラス組成物は、その後、洗浄にも、製造の後処理にも供されなかった。アニーリングに続いて、熱膨張係数、T、屈折率、密度などの特性を決定した。
実施例2:試料ガラス組成物及び特性評価
幾つかのガラス組成物を調製した。それらの特性が表1~9に示されており、各成分の量がモル%で表されている。
以下の表における次のパラメータは次のように定義される:
密度。密度は、ASTM C693に準拠して測定した。
屈折率(RI)及びアッベ数(V)。RIは、Metriconモデル2010プリズムカプラー機器を使用して測定した。RI測定は、Metriconモデル2010プリズムカプラーで、さまざまなレーザ光源を使用して、406nm、473nm、532nm、633nm、790nm、及び981nmの波長で行った。Metriconモデル2010プリズムカプラーは、完全に自動化された屈折計として動作し、バルク材料及び/又膜の屈折率を測定することができる。提供されているガラス試料などのバルク材料の屈折率は、Metriconモデル2010プリズムカプラーで測定する。測定した屈折率の結果をコーシー又はセルマイヤーの分散方程式に適合させて、定数を決定した。光学ガラスの屈折率は、本明細書では587.6nmの波長で指定されており、以下の表ではR及び/又はnDと称されている。異なる波長で屈折率を測定した場合、n519、n532、n633などと表記され、数字はナノメートル単位の波長を示している。適合させた屈折率分散値を使用して、各ガラス組成物についてVアッベ数を計算した。
歪み点及びアニール点。ビーム曲げ粘度法は、温度に対して1012~1014ポアズの無機ガラスの粘度を測定するものであり、この測定から、ガラスの歪み点及びアニール点の推定値がASTM C598に準拠して取得される。
軟化点。平行板粘度法は、温度に対して10~10ポアズの粘度を測定するものであり、この測定から、ガラスの「通常の軟化点」の推定値を得た。この方法は、ASTM C1351Mに類似している。
熱膨張係数(CTE)。膨張計法を使用して、ASTM E228に準拠してガラスの平均線熱膨張係数(CTE)を決定した。
ガラス転移温度(T)及び結晶化開始温度(T)。T及びTは、10℃/分のランプ速度で1000℃まで、示差走査熱量測定(DSC)で測定した。試料を乳鉢及び乳棒で粉砕した。約30mgを分析に使用した。微量天秤を使用して試料の重量を測定し、分析のためにNetzsch DSC 404 F1ペガサス装置に入れた。大気を排気し、アルゴンで充填し戻し、不活性雰囲気を提供した。
液相温度。勾配炉法によって液相温度を測定した。この方法は、ガラスの液相温度の測定に関するASTM C829-81規格に準拠している。
ポアソン比、剪断弾性率、及びヤング率。ヤング率、剪断弾性率、及びポアソン比を共鳴超音波分光法で測定した。機器モデルはMagnaflux社のQuasar RUSpec4000である。
各ガラスの化学的耐久性を評価するために、次の手順を、アドバンストオプティクス(AO)試験及びナノストリップ2X試験に使用した。結果が以下の表に示されている。
ガラス組成物の化学的耐久性を評価するために、アドバンストオプティクス(AO)試験を行った。AO試験は通常、光学ガラスの評価において行われる。各ガラス試料(25mm×25mm×1mm、表面研磨)を、10質量%のHCl中、25℃で10分間、エッチングした。この試験で使用した表面積の体積に対する比は0.33cm-1である。10分間エッチングした後、試料を脱イオン水で急冷し、18MΩの水ですすいだ後、高純度窒素ガスで乾燥させ、デシケーター内で一晩放置した。表面積(mg/cm又はmg/mm)に正規化された重量減少及び重量減少率(質量%)を計算した。
ナノストリップ2X試験。乾燥した試料を、600mlのナノストリップ2X溶液(Capitol Scientific社、85%のHSO及び<1%のH)中に、70℃で50分間、400rpmの速度で攪拌しながら沈漬した。この試験で使用した表面積の体積に対する比は0.08cm-1である。50分後、試料を脱イオン水で急冷し、18MΩの水ですすいだ後、高純度窒素ガスで乾燥させ、デシケーター内で一晩放置した。表面積(mg/cm)に正規化された重量損失及び重量損失パーセンテージ(質量%)を計算した。
下記表に提示される組成物では、製造のばらつきに起因して、組成物は指定された成分の±5%のわずかな偏差を有する可能性がある。例えば、Pが30.0モル%と示されている場合、組成物は、28.5~31.5モル%のPを含むことができ、又はLiOが5.0モル%と示されている場合、組成物は、4.75~5.25モル%のLiOを含むことができる。下記表の特性(例えば、密度、歪み点、軟化点など)を測定した。これらは、範囲の中心値として報告されている(すなわち、上記の例では、30.0モル%のP、又は5.0モル%のLiOを含む組成物の場合)。
Figure 2022510686000002
Figure 2022510686000003
Figure 2022510686000004
Figure 2022510686000005
Figure 2022510686000006
Figure 2022510686000007
Figure 2022510686000008
Figure 2022510686000009
Figure 2022510686000010
Figure 2022510686000011
Figure 2022510686000012
Figure 2022510686000013
Figure 2022510686000014
実施例3:1.8を超える屈折率を有するガラス組成物
1.8より高い屈折率を有する本明細書に開示されるガラス組成物が、選択された特性とともに表14から21に提示されている。実施例2にまだ記載されていない特性を表す略語を以下にまとめる:
Figure 2022510686000015
Figure 2022510686000016
Figure 2022510686000017
Figure 2022510686000018
Figure 2022510686000019
Figure 2022510686000020
Figure 2022510686000021
Figure 2022510686000022
1.8より高い屈折率を有する本明細書に開示されるガラス組成物が、選択された特性とともに表22から25に提示されている。本明細書で以前に記載されていない特性を表す略語を以下にまとめる:
Figure 2022510686000023
Figure 2022510686000024
Figure 2022510686000025
Figure 2022510686000026
Figure 2022510686000027
実施例4:ガラスの色の制御
ガラス組成物の色を制御するために、2つの異なる手法を検討した。
一実験では、ガラス組成物116(表13)を、酸素パージを用いて660℃で0.5時間及び1時間(図1A)、及び空気中、640℃で1時間(図1B)加熱した。両方の条件下での熱処理により、図1A及び1Bに示されるように、ガラスの色が漂白され、350~500μmの範囲で透過率が改善した。
別の実験では、ガラス組成物4(表1)を、酸素パージを用いて660℃で16時間、加熱した。図2に示されるように、酸素下で加熱されたガラス組成物は、酸素下で加熱されなかった同じガラスと比較して、ガラスの屈折率を増加させた。
別の実験では、ガラスの色を変更するために、本明細書で製造された幾つかのガラス組成物にCeOを添加した(表26)。ガラス組成物4はCeOを含んでおらず、対照として使用した。ガラス組成物118~120は、0.01モル%~1モル%のCeOを含んでいた。概して、CeOを用いて調製したガラス組成物は、ガラス組成物4と比較して、より高い屈折率(図3A)及びパーセント透過率(図3B)を有していた。
Figure 2022510686000028
本開示の第1項は以下に及ぶ:
ガラス組成物であって、
(a)15モル%~40モル%の量のP
(b)10モル%~50モル%の量のNb;及び、次の(i)~(iii):
(i)1モル%~35モル%の量のアルカリ金属酸化物(RO);
合計で5モル%~40モル%の量の少なくとも2つのアルカリ土類金属酸化物(RO)、かつ
前記ガラス組成物がZnO及びBを含まない;
(ii)5モル%~35モル%の量の少なくとも1つのアルカリ金属酸化物(RO)、かつ
前記ガラス組成物がZnO、B、又はアルカリ土類金属酸化物(RO)を含まない;又は
(iii)5モル%~40モル%の量の少なくとも1つのアルカリ土類金属酸化物(RO)、かつ
ガラス組成物が、ZnO、B、又はアルカリ金属酸化物(RO)を含まない
のうちの1つを含む、ガラス組成物。
本開示の第2項は以下に及ぶ:
組成物が、
5モル%~35モル%の量のアルカリ金属酸化物(RO);
合計で5モル%~40モル%の量の少なくとも2つのアルカリ土類金属酸化物(RO)
を含み、
ガラス組成物がZnO及びBを含まない、
第1項に記載のガラス組成物。
本開示の第3項は以下に及ぶ:
(RO+RO)/Pのモル比が1以上である、第1項又は第2項に記載のガラス組成物。
本開示の第4項は以下に及ぶ:
(RO+RO)/Pのモル比が1以下である、第1項又は第2項に記載のガラス組成物。
本開示の第5項は以下に及ぶ:
O/(RO+RO)のモル比が0.25より大きい、第1項又は第2項に記載のガラス組成物。
本開示の第6項は以下に及ぶ:
が15モル%~30モル%の量である、第1項から第5項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第7項は以下に及ぶ:
Nbが15モル%~30モル%の量である、第1項から第6項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第8項は以下に及ぶ:
が20モル%~30モル%の量である、第1項から第7項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第9項は以下に及ぶ:
Nbが20モル%~30モル%の量である、第1項から第8項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第10項は以下に及ぶ:
Oが、NaO、LiO、KO、又はそれらの任意の組合せである、第1項から第9項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第11項は以下に及ぶ:
Oが1モル%~35モル%の量のNaOを含む、第1項から第10項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第12項は以下に及ぶ:
Oが、1モル%~15モル%の量のLiOを含む、第1項から第11項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第13項は以下に及ぶ:
Oが、1モル%~10モル%の量のKOを含む、第1項から第12項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第14項は以下に及ぶ:
Oが、1モル%~15モル%の量のNaO、1モル%~15モル%の量のLiO、1モル%~10モル%の量のKO、又はそれらの任意の組合せを含む、第1項から第13項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第15項は以下に及ぶ:
ROが、1モル%~25モル%の量のBaO及び1モル%~25モル%の量のCaOを含む、第1項から第14項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第16項は以下に及ぶ:
ROが、1モル%~25モル%の量のBaO及び1モル%~25モル%の量のMgOを含む、第1項から第15項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第17項は以下に及ぶ:
ROが、1モル%~25モル%の量のBaO、1モル%~25モル%の量のCaO、1モル%~25モル%の量のSrO、又はそれらの任意の組合せを含む、第1項から第16項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第18項は以下に及ぶ:
Oが、1モル%~15モル%の量のNaO、1モル%~15モル%の量のLiO、及び1モル%~10モル%の量のKOを含み、ROは、1モル%~25モル%の量のBaO、1モル%~25モル%の量のCaO、及び1モル%~25モル%の量のSrOを含む、第1項から第17項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第19項は以下に及ぶ:
組成物がTiO及び/又はWOをさらに含み、ここで、Nbの量、TiOの量、及び/又はWOの量、若しくはそれらの任意の組合せの合計が、20モル%~50モル%である、第1項から第18項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第20項は以下に及ぶ:
組成物が1モル%~30モル%の量のTiOをさらに含む、第1項から第19項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第21項は以下に及ぶ:
組成物が1モル%~15モル%の量のWOをさらに含む、第1項から第20項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第22項は以下に及ぶ:
組成物が1モル%~5モル%の量のAlをさらに含む、第1項から第21項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第23項は以下に及ぶ:
組成物が0.001モル%~1.0モル%の量のCeOをさらに含む、第1項から第22項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第24項は以下に及ぶ:
ガラス組成物が、SiO、Al、MgO、TiO、又はそれらの任意の組合せを含まない、第1項から第23項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第25項は以下に及ぶ:
ガラス組成物が、15モル%~25モル%の量のNb及び15モル%~25モル%の量のTiOを含む、第1項から第24項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第26項は以下に及ぶ:
NbとTiOとの合計が40モル%~50モル%である、第1項から第25項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第27項は以下に及ぶ:
ガラス組成物が、15モル%~25モル%の量のNb、15モル%~25モル%の量のTiO、及び20モル%~30モル%の量のPを含む、第1項から第26項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第28項は以下に及ぶ:
NbとTiOとの合計が40モル%~50モル%である、第1項から第27項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第29項は以下に及ぶ:
組成物が、
5モル%~35モル%の量の少なくとも1つのアルカリ金属酸化物(RO)
を含み、
ガラス組成物が、ZnO、B、又はアルカリ土類金属酸化物(RO)を含まない、
第1項に記載のガラス組成物。
本開示の第30項は以下に及ぶ:
O/Pのモル比が1以上である、第29項に記載のガラス組成物。
本開示の第31項は以下に及ぶ:
O/Pのモル比が1以下である、第29項に記載のガラス組成物。
本開示の第32項は以下に及ぶ:
ガラス組成物が、30モル%~40モル%の量のNb及び5モル%~15モル%の量のTiOを含む、第29項から第31項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第33項は以下に及ぶ:
NbとTiOとの合計が40モル%~50モル%である、第29項から第32項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第34項は以下に及ぶ:
ガラス組成物が、30モル%~40モル%の量のNb及び5モル%~15モル%の量のTiO、並びに20モル%~30モル%の量のPを含む、第29項から第33項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第35項は以下に及ぶ:
NbとTiOとの合計が40モル%~50モル%である、第29項から第34項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第36項は以下に及ぶ:
Oが、NaO、LiO、KO、又はそれらの任意の組合せである、第29項から第35項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第37項は以下に及ぶ:
Oが、5モル%~40モル%の量のNaO、5モル%~40モル%の量のLiO、5モル%~40モル%の量のKO、又はそれらの任意の組合せを含む、第29項から第36項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第38項は以下に及ぶ:
ガラス組成物が、30モル%~40モル%の量のNb及び5モル%~15モル%の量のTiO、20モル%~30モル%の量のPを含み、ここで、ROが、5モル%~40モル%の量のNaO、5モル%~40モル%の量のLiO、5モル%~40モル%の量のKO、又はそれらの任意の組合せを含む、第29項から第37項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第39項は以下に及ぶ:
組成物が1モル%~15モル%の量のWOをさらに含む、第29項から第38項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第40項は以下に及ぶ:
組成物が、
5モル%~40モル%の量の少なくとも1つのアルカリ土類金属酸化物(RO)
を含み、
ガラス組成物が、ZnO、B、又はアルカリ金属酸化物(RO)を含まない、
第1項に記載のガラス組成物。
本開示の第41項は以下に及ぶ:
RO/Pのモル比が1以上である、第40項に記載のガラス組成物。
本開示の第42項は以下に及ぶ:
RO/Pのモル比が1以下である、第40項に記載のガラス組成物。
本開示の第43項は以下に及ぶ:
ガラス組成物が、30モル%~40モル%の量のNb及び5モル%~15モル%の量のTiOを含む、第40項から第42項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第44項は以下に及ぶ:
NbとTiOとの合計が40モル%~50モル%である、第40項から第43項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第45項は以下に及ぶ:
ガラス組成物が、30モル%~40モル%の量のNb、5モル%~15モル%の量のTiO、及び20モル%~30モル%の量のPを含む、第40項から第44項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第46項は以下に及ぶ:
NbとTiOとの合計が40モル%~50モル%である、第40項から第45項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第47項は以下に及ぶ:
ROが、BaO、CaO、SrO又はそれらの任意の組合せを含む、第40項から第46項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第48項は以下に及ぶ:
ROが、1モル%~25モル%の量のBaO、1モル%~25モル%の量のCaO、1モル%~25モル%の量のSrO、又はそれらの任意の組合せを含む、第40項から第47項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第49項は以下に及ぶ:
ガラス組成物が、30モル%~40モル%の量のNb、5モル%~15モル%の量のTiO、20モル%~30モル%の量のP、5モル%~20モル%の量のBaO、1モル%~10モル%の量のCaO、及び5モル%~20モル%の量のSrOを含む、第40項から第48項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第50項は以下に及ぶ:
ガラス組成物であって、
20モル%~40モル%の量のP
10モル%~50モル%の量のNb
0.5モル%~20モル%の量のZnO;及び、次の(i)~(iii):
(i)1モル%~35モル%の量のアルカリ金属酸化物(RO);
5モル%~40モル%の量のアルカリ土類金属酸化物(RO)、かつ
前記ガラス組成物がBを含まない;
(ii)5モル%~35モル%の量の少なくとも1つのアルカリ金属酸化物(RO)、かつ
前記ガラス組成物がB又はアルカリ土類金属酸化物(RO)を含まない;又は
(iii)5モル%~40モル%の量の少なくとも1つのアルカリ土類金属酸化物(RO)、かつ
ガラス組成物がB又はアルカリ金属酸化物(RO)を含まない
のうちの1つを含む、ガラス組成物。
本開示の第51項は以下に及ぶ:
組成物が、
10モル%~35モル%の量のアルカリ金属酸化物(RO);
5モル%~40モル%の量のアルカリ土類金属酸化物(RO)
を含み、
ガラス組成物がBを含まない、
第50項に記載のガラス組成物。
本開示の第52項は以下に及ぶ:
ROの量、ROの量、及びZnOの量の合計が30モル%~60モル%である、第50項又は項51項に記載のガラス組成物。
本開示の第53項は以下に及ぶ:
(RO+RO)/Pのモル比が1以上である、第50項又は第51項に記載のガラス組成物。
本開示の第54項は以下に及ぶ:
(RO+RO)/Pのモル比が1以下である、第50項又は第51項に記載のガラス組成物。
本開示の第55項は以下に及ぶ:
O/(RO+RO)のモル比が0.25より大きい、第50項又は第51項に記載のガラス組成物。
本開示の第56項は以下に及ぶ:
が25モル%~35モル%の量である、第51項から第55項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第57項は以下に及ぶ:
Nbが15モル%~30モル%の量である、第51項から第56項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第58項は以下に及ぶ:
Oが、NaO、LiO、KO、又はそれらの任意の組合せである、第51項から第57項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第59項は以下に及ぶ:
Oが1モル%~35モル%の量のNaOを含む、第51項から第58項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第60項は以下に及ぶ:
Oが1モル%~15モル%の量のLiOを含む、第51項から第59項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第61項は以下に及ぶ:
Oが1モル%~10モル%の量のKOを含む、第51項から第60項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第62項は以下に及ぶ:
Oが、1モル%~15モル%の量のNaO、1モル%~15モル%の量のLiO、及び1モル%~10モル%の量のKOを含む、第50項から第61項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第63項は以下に及ぶ:
ROが、CaO、BaO、MgO、SrO、又はそれらの任意の組合せである、第51項から第62項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第64項は以下に及ぶ:
ROが、1モル%~25モル%の量のBaOを含む、第51項から第63項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第65項は以下に及ぶ:
ROが、1モル%~20モル%の量のCaOを含む、第51項から第64項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第66項は以下に及ぶ:
ROが、1モル%~15モル%の量のMgOを含む、第51項から第65項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第67項は以下に及ぶ:
ROが、1モル%~30モル%の量のSrOを含む、第51項から第66項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第68項は以下に及ぶ:
ROが、1モル%~20モル%の量のBaO及び1モル%~20モル%の量のCaOを含む、第51項から第67項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第69項は以下に及ぶ:
ROが、1モル%~20モル%の量のBaO、1モル%~20モル%の量のCaO、及び1モル%~20モル%の量のSrOを含む、第51項から第68項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第70項は以下に及ぶ:
組成物がTiO及び/又はWOをさらに含み、ここで、Nbの量、TiOの量、及び/又はWOの量、若しくはそれらの任意の組合せの合計が20モル%~40モル%である、第51項から第69項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第71項は以下に及ぶ:
組成物が1モル%~30モル%の量のTiOをさらに含む、第51項から第70項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第72項は以下に及ぶ:
組成物が1モル%~15モル%の量のWOをさらに含む、第51項から第71項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第73項は以下に及ぶ:
組成物が1モル%~5モル%の量のAlをさらに含む、第51項から第72項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第74項は以下に及ぶ:
組成物が0.001モル%~1.0モル%の量のCeOをさらに含む、第51項から第73項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第75項は以下に及ぶ:
ガラス組成物がSiO、Al、MgO、TiOのいずれも含まない、第51項から第74項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第76項は以下に及ぶ:
ガラス組成物が、30モル%~40モル%の量のNb、5モル%~15モル%の量のTiO、20モル%~35モル%の量のP、1モル%~15モル%の量のZnO、5モル%~40モル%の量のRO(ROは、BaO、CaO、SrO、又はそれらの任意の組合せである)、及び1モル%~35モル%の量のRO(ROは、NaO、LiO、KO、又はそれらの任意の組合せである)を含む、第51項から第75項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第77項は以下に及ぶ:
組成物が、
5モル%~35モル%の量の少なくとも1つのアルカリ金属酸化物(RO)
を含み、
ガラス組成物が、B又はアルカリ土類金属酸化物(RO)を含まない、
第50項に記載のガラス組成物。
本開示の第78項は以下に及ぶ:
が25モル%~35モル%の量である、第77項に記載のガラス組成物。
本開示の第79項は以下に及ぶ:
Nbが15モル%~30モル%の量である、第77項又は第78項に記載のガラス組成物。
本開示の第80項は以下に及ぶ:
Oが、NaO、LiO、KO、又はそれらの任意の組合せである、第77項から第79項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第81項は以下に及ぶ:
Oが1モル%~35モル%の量のNaOを含む、第77項から第80項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第82項は以下に及ぶ:
Oが1モル%~15モル%の量のLiOを含む、第77項から第81項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第83項は以下に及ぶ:
Oが1モル%~10モル%の量のKOを含む、第77項から第82項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第84項は以下に及ぶ:
組成物が1モル%~30モル%の量のTiOをさらに含む、第77項から第83項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第85項は以下に及ぶ:
組成物が1モル%~15モル%の量のWOをさらに含む、第77項から第84項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第86項は以下に及ぶ:
Oが、1モル%~15モル%の量のNaO、1モル%~15モル%の量のLiO、及び1モル%~10モル%の量のKOを含む、第77項から第85項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第87項は以下に及ぶ:
OのPに対するモル比が1以上である、第77項から第86項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第88項は以下に及ぶ:
OのPに対するモル比が1以下である、第77項から第87項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第89項は以下に及ぶ:
ガラス組成物が、30モル%~40モル%の量のNb、5モル%~15モル%の量のTiO、20モル%~35モル%の量のP、1モル%~15モル%の量のZnO、及び1モル%~35モル%の量のRO(ROは、NaO、LiO、KO、又はそれらの任意の組合せである)を含む、第77項から第88項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第90項は以下に及ぶ:
組成物が、
5モル%~40モル%の量の少なくとも1つのアルカリ土類金属酸化物(RO)
を含み、
ガラス組成物がB又はアルカリ金属酸化物(RO)を含まない、
第50項に記載のガラス組成物。
本開示の第91項は以下に及ぶ:
が25モル%~35モル%の量である、第90項に記載のガラス組成物。
本開示の第92項は以下に及ぶ:
Nbが15モル%~30モル%の量である、第90項又は第91項に記載のガラス組成物。
本開示の第93項は以下に及ぶ:
ROが、CaO、BaO、MgO、SrO、又はそれらの任意の組合せである、第90項から第92項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第94項は以下に及ぶ:
ROが、1モル%~25モル%の量のBaOを含む、第90項から第93項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第95項は以下に及ぶ:
ROが、1モル%~20モル%の量のCaOを含む、第90項から第94項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第96項は以下に及ぶ:
ROが、1モル%~15モル%の量のMgOを含む、第90項から第95項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第97項は以下に及ぶ:
ROが、1モル%~30モル%の量のSrOを含む、第90項から第96項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第98項は以下に及ぶ:
ROが、1モル%~20モル%の量のBaO及び1モル%~20モル%の量のCaOを含む、第90項から第97項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第99項は以下に及ぶ:
ROが、1モル%~20モル%の量のBaO、1モル%~20モル%の量のCaO、及び1モル%~20モル%の量のSrOを含む、第90項から第98項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第100項は以下に及ぶ:
組成物が1モル%~30モル%の量のTiOをさらに含む、第90項から第99項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第101項は以下に及ぶ:
組成物が1モル%~15モル%の量のWOをさらに含む、第90項から第100項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第102項は以下に及ぶ:
ROのPに対するモル比が1以上である、第90項から第101項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第103項は以下に及ぶ:
ROのPに対するモル比が1以下である、第90項から第101項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第104項は以下に及ぶ:
ガラス組成物が、30モル%~40モル%の量のNb、5モル%~15モル%の量のTiO、20モル%~35モル%の量のP、1モル%~15モル%の量のZnO、及び5モル%~40モル%の量のRO(ROは、BaO、CaO、SrO、又はそれらの任意の組合せである)を含む、第90項から第103項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第105項は以下に及ぶ:
ガラス組成物が200℃以上のガラス熱安定性指数を有する、第1項から第104項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第106項は以下に及ぶ:
ガラス組成物が225℃以上のガラス熱安定性指数を有する、第1項から第104項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第107項は以下に及ぶ:
ガラス組成物がゼロ未満のガラス熱安定性指数を有する、第1項から第104項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第108項は以下に及ぶ:
ガラス組成物が、25℃、588nmで少なくとも1.70の屈折率を有する、第1項から第104項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第109項は以下に及ぶ:
ガラス組成物が、25℃、588nmで少なくとも1.75の屈折率を有する、第1項から第104項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第110項は以下に及ぶ:
ガラス組成物が、25℃、588nmで1.70~2.00の屈折率を有する、第1項から第104項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第111項は以下に及ぶ:
ガラス組成物が4g/cm以下の密度を有する、第1項から第104項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第112項は以下に及ぶ:
ガラス組成物が、少なくとも20のアッベ数を有する、第1項から第104項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第113項は以下に及ぶ:
ガラス組成物が20~40のアッベ数を有する、第1項から第104項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第114項は以下に及ぶ:
ガラス組成物が6.0ppm/℃~12ppm/℃の熱膨張係数を有する、第1項から第104項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第115項は以下に及ぶ:
ガラス組成物が450℃~750℃のアニール点を有する、第1項から第104項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第116項は以下に及ぶ:
ガラス組成物575℃~850℃の軟化点を有する、第1項から第104項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第117項は以下に及ぶ:
ガラス組成物が875℃~1,200℃の内部液相温度を有する、第1項から第104項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第118項は以下に及ぶ:
ガラス組成物が50GPa~110GPaのヤング率を有する、第1項から第104項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
本開示の第119項は以下に及ぶ:
ガラス組成物が、ガラスシート、粉末、ビーズ、ファイバ、又は三次元足場である、第1項から第104項のいずれか一項に記載のガラス組成物。
第1項から第104項のいずれか一項に記載のガラス組成物を含む光学物品。
本公開公報全体を通して、さまざまな出版物が参照される。これらの刊行物の開示は、その全体が、本明細書の方法、組成物、及び化合物をより十分に説明するために、ここに参照することによって本出願に組み込まれる。
本明細書に記載される材料、方法、及び物品に対して、さまざまな修正及び変更を行うことができる。本明細書に記載される材料、方法、及び物品の他の態様は、本明細書の考察及び本明細書に開示される材料、方法、及び物品の実施から明らかになるであろう。明細書及び実施例は例示と見なされることが意図されている。
以下、本発明の好ましい実施形態を項分け記載する。
実施形態1
ガラス組成物であって、
(a)15モル%~40モル%の量のP
(b)10モル%~50モル%の量のNb;及び、次の(i)~(iii):
(i)1モル%~35モル%の量のアルカリ金属酸化物(RO);
合計で5モル%~40モル%の量の少なくとも2つのアルカリ土類金属酸化物(RO)、かつ
前記ガラス組成物がZnO及びBを含まない;
(ii)5モル%~35モル%の量の少なくとも1つのアルカリ金属酸化物(RO)、かつ
前記ガラス組成物がZnO、B、又はアルカリ土類金属酸化物(RO)を含まない;又は
(iii)5モル%~40モル%の量の少なくとも1つのアルカリ土類金属酸化物(RO)、かつ
前記ガラス組成物がZnO、B、又はアルカリ金属酸化物(RO)を含まない
のうちの1つを含む、ガラス組成物。
実施形態2
前記組成物が、
5モル%~35モル%の量のアルカリ金属酸化物(RO);
合計で5モル%~40モル%の量の少なくとも2つのアルカリ土類金属酸化物(RO)
を含み、かつ
前記ガラス組成物がZnO及びBを含まない、
実施形態1に記載のガラス組成物。
実施形態3
(RO+RO)/Pのモル比が1以上である、実施形態2に記載のガラス組成物。
実施形態4
(RO+RO)/Pのモル比が1以下である、実施形態2に記載のガラス組成物。
実施形態5
O/(RO+RO)のモル比が0.25より大きい、実施形態2に記載のガラス組成物。
実施形態6
が15モル%~30モル%の量である、実施形態2に記載のガラス組成物。
実施形態7
Nbが15モル%~30モル%の量である、実施形態2に記載のガラス組成物。
実施形態8
が20モル%~30モル%の量である、実施形態2に記載のガラス組成物。
実施形態9
Nbが20モル%~30モル%の量である、実施形態2に記載のガラス組成物。
実施形態10
Oが、NaO、LiO、KO、又はそれらの任意の組合せである、実施形態2に記載のガラス組成物。
実施形態11
Oが、1モル%~35モル%の量のNaOを含む、実施形態2に記載のガラス組成物。
実施形態12
Oが、1モル%~15モル%の量のLiOを含む、実施形態2に記載のガラス組成物。
実施形態13
Oが、1モル%~10モル%の量のKOを含む、実施形態2に記載のガラス組成物。
実施形態14
Oが、1モル%~15モル%の量のNaO、1モル%~15モル%の量のLiO、1モル%~10モル%の量のKO、又はそれらの任意の組合せを含む、実施形態2に記載のガラス組成物。
実施形態15
ROが、1モル%~25モル%の量のBaO及び1モル%~25モル%の量のCaOを含む、実施形態2に記載のガラス組成物。
実施形態16
ROが、1モル%~25モル%の量のBaO及び1モル%~25モル%の量のMgOを含む、実施形態2に記載のガラス組成物。
実施形態17
ROが、1モル%~25モル%の量のBaO、1モル%~25モル%の量のCaO、1モル%~25モル%の量のSrO、又はそれらの任意の組合せを含む、実施形態2に記載のガラス組成物。
実施形態18
Oが、1モル%~15モル%の量のNaO、1モル%~15モル%の量のLiO、及び1モル%~10モル%の量のKOを含み、ROが、1モル%~25モル%の量のBaO、1モル%~25モル%の量のCaO、及び1モル%~25モル%の量のSrOを含む、実施形態2に記載のガラス組成物。
実施形態19
前記組成物がTiO及び/又はWOをさらに含み、ここで、Nbの量、TiOの量、及び/又はWOの量、若しくはそれらの任意の組合せの合計が20モル%~50モル%である、実施形態2に記載のガラス組成物。
実施形態20
前記組成物が1モル%~30モル%の量のTiOをさらに含む、実施形態2に記載のガラス組成物。
実施形態21
前記組成物が1モル%~15モル%の量のWOをさらに含む、実施形態2に記載のガラス組成物。
実施形態22
前記組成物が1モル%~5モル%の量のAlをさらに含む、実施形態2に記載のガラス組成物。
実施形態23
前記組成物が0.001モル%~1.0モル%の量のCeOをさらに含む、実施形態2に記載のガラス組成物。
実施形態24
前記ガラス組成物がSiO、Al、MgO、TiO、又はそれらの任意の組合せを含まない、実施形態2に記載のガラス組成物。
実施形態25
前記ガラス組成物が、15モル%~25モル%の量のNb及び15モル%~25モル%の量のTiOをさらに含む、実施形態2に記載のガラス組成物。
NbとTiOとの合計が40モル%~50モル%である、実施形態25に記載のガラス組成物。
実施形態27
前記ガラス組成物が、15モル%~25モル%の量のNb、15モル%~25モル%の量のTiO、及び20モル%~30モル%の量のPをさらに含む、実施形態2に記載のガラス組成物。
実施形態28
NbとTiOとの合計が40モル%~50モル%である、実施形態27に記載のガラス組成物。
実施形態29
前記組成物が、
5モル%~35モル%の量の少なくとも1つのアルカリ金属酸化物(RO)を含み、かつ
前記ガラス組成物がZnO、B、又はアルカリ土類金属酸化物(RO)を含まない、
実施形態1に記載のガラス組成物。
実施形態30
O/Pのモル比が1以上である、実施形態29に記載のガラス組成物。
実施形態31
O/Pのモル比が1以下である、実施形態29に記載のガラス組成物。
実施形態32
前記ガラス組成物が、30モル%~40モル%の量のNb及び5モル%~15モル%の量のTiOをさらに含む、実施形態29に記載のガラス組成物。
実施形態33
NbとTiOとの合計が40モル%~50モル%である、実施形態32に記載のガラス組成物。
実施形態34
前記ガラス組成物が、30モル%~40モル%の量のNb及び5モル%~15モル%の量のTiO、並びに20モル%~30モル%の量のPをさらに含む、実施形態29に記載のガラス組成物。
実施形態35
NbとTiOとの合計が40モル%~50モル%である、実施形態34に記載のガラス組成物。
実施形態36
Oが、NaO、LiO、KO、又はそれらの任意の組合せである、実施形態29に記載のガラス組成物。
実施形態37
Oが、5モル%~40モル%の量のNaO、5モル%~40モル%の量のLiO、5モル%~40モル%の量のKO、又はそれらの任意の組合せを含む、実施形態29に記載のガラス組成物。
実施形態38
前記ガラス組成物が、30モル%~40モル%の量のNb、5モル%~15モル%の量のTiO、及び20モル%~30モル%の量のPをさらに含み、ROが、5モル%~40モル%の量のNaO、5モル%~40モル%の量のLiO、5モル%~40モル%の量のKO、又はそれらの任意の組合せを含む、実施形態29に記載のガラス組成物。
実施形態39
前記組成物が1モル%~15モル%の量のWOをさらに含む、実施形態29に記載のガラス組成物。
実施形態40
前記組成物が、
5モル%~40モル%の量の少なくとも1つのアルカリ土類金属酸化物(RO)を含み、かつ
前記ガラス組成物がZnO、B、又はアルカリ金属酸化物(RO)を含まない、
実施形態1に記載のガラス組成物。
実施形態41
RO/Pのモル比が1以上である、実施形態40に記載のガラス組成物。
実施形態42
RO/Pのモル比が1以下である、実施形態40に記載のガラス組成物。
実施形態43
前記ガラス組成物が、30モル%~40モル%の量のNb及び5モル%~15モル%の量のTiOをさらに含む、実施形態40に記載のガラス組成物。
実施形態44
NbとTiOとの合計が40モル%~50モル%である、実施形態43に記載のガラス組成物。
実施形態45
前記ガラス組成物が、30モル%~40モル%の量のNb、5モル%~15モル%の量のTiO、及び20モル%~30モル%の量のPをさらに含む、実施形態40に記載のガラス組成物。
実施形態46
NbとTiOとの合計が40モル%~50モル%である、実施形態45に記載のガラス組成物。
実施形態47
ROが、BaO、CaO、SrO、又はそれらの任意の組合せを含む、実施形態40に記載のガラス組成物。
実施形態48
ROが、1モル%~25モル%の量のBaO、1モル%~25モル%の量のCaO、1モル%~25モル%の量のSrO、又はそれらの任意の組合せを含む、実施形態40に記載のガラス組成物。
実施形態49
前記ガラス組成物が、30モル%~40モル%の量のNb、5モル%~15モル%の量のTiO、20モル%~30モル%の量のP、5モル%~20モル%の量のBaO、1モル%~10モル%の量のCaO、及び5モル%~20モル%の量のSrOをさらに含む、実施形態40に記載のガラス組成物。
実施形態50
ガラス組成物であって、
20モル%~40モル%の量のP
10モル%~50モル%の量のNb
0.5モル%~20モル%の量のZnO;及び、次の(iv)~(vi):
(iv)1モル%~35モル%の量のアルカリ金属酸化物(RO);
5モル%~40モル%の量のアルカリ土類金属酸化物(RO)、かつ
前記ガラス組成物がBを含まない;
(v)5モル%~35モル%の量の少なくとも1つのアルカリ金属酸化物(RO)、かつ
前記ガラス組成物がB又はアルカリ土類金属酸化物(RO)を含まない;又は
(vi)5モル%~40モル%の量の少なくとも1つのアルカリ土類金属酸化物(RO)、かつ
前記ガラス組成物がB又はアルカリ金属酸化物(RO)を含まない
のうちの1つを含む、ガラス組成物。
実施形態51
前記組成物が、
10モル%~35モル%の量のアルカリ金属酸化物(RO);
5モル%~40モル%の量のアルカリ土類金属酸化物(RO)
を含み、かつ
前記ガラス組成物がBを含まない、
実施形態50に記載のガラス組成物。
実施形態52
ROの量、ROの量、及びZnOの量の合計が30モル%~60モル%である、実施形態51に記載のガラス組成物。
実施形態53
(RO+RO)/Pのモル比が1以上である、実施形態51に記載のガラス組成物。
実施形態54
(RO+RO)/Pのモル比が1以下である、実施形態51に記載のガラス組成物。
実施形態55
O/(RO+RO)のモル比が0.25より大きい、実施形態51に記載のガラス組成物。
実施形態56
が25モル%~35モル%の量である、実施形態51に記載のガラス組成物。
実施形態57
Nbが15モル%~30モル%の量である、実施形態51に記載のガラス組成物。
実施形態58
Oが、NaO、LiO、KO、又はそれらの任意の組合せである、実施形態51に記載のガラス組成物。
実施形態59
Oが、1モル%~35モル%の量のNaOを含む、実施形態51に記載のガラス組成物。
実施形態60
Oが、1モル%~15モル%の量のLiOを含む、実施形態51に記載のガラス組成物。
実施形態61
Oが、1モル%~10モル%の量のKOを含む、実施形態51に記載のガラス組成物。
実施形態62
Oが、1モル%~15モル%の量のNaO、1モル%~15モル%の量のLiO、及び1モル%~10モル%の量のKOを含む、実施形態51に記載のガラス組成物。
実施形態63
ROが、CaO、BaO、MgO、SrO、又はそれらの任意の組合せである、実施形態51に記載のガラス組成物。
実施形態64
ROが、1モル%~25モル%の量のBaOを含む、実施形態51に記載のガラス組成物。
実施形態65
ROが、1モル%~20モル%の量のCaOを含む、実施形態51に記載のガラス組成物。
実施形態66
ROが、1モル%~15モル%の量のMgOを含む、実施形態51に記載のガラス組成物。
実施形態67
ROが、1モル%~30モル%の量のSrOを含む、実施形態51に記載のガラス組成物。
実施形態68
ROが、1モル%~20モル%の量のBaO及び1モル%~20モル%の量のCaOを含む、実施形態51に記載のガラス組成物。
実施形態69
ROが、1モル%~20モル%の量のBaO、1モル%~20モル%の量のCaO、及び1モル%~20モル%の量のSrOを含む、実施形態51に記載のガラス組成物。
実施形態70
前記組成物がTiO及び/又はWOをさらに含み、ここで、Nbの量、TiOの量、及び/又はWOの量、若しくはそれらの任意の組合せの合計が20モル%~40モル%である、実施形態51に記載のガラス組成物。
実施形態71
前記組成物が1モル%~30モル%の量のTiOをさらに含む、実施形態51に記載のガラス組成物。
実施形態72
前記組成物が1モル%~15モル%の量のWOをさらに含む、実施形態51に記載のガラス組成物。
実施形態73
前記組成物が1モル%~5モル%の量のAlをさらに含む、実施形態51に記載のガラス組成物。
実施形態74
前記組成物が0.001モル%~1.0モル%の量のCeOをさらに含む、実施形態51に記載のガラス組成物。
実施形態75
前記ガラス組成物がSiO、Al、MgO、TiOのいずれも含まない、実施形態51に記載のガラス組成物。
実施形態76
前記ガラス組成物が、30モル%~40モル%の量のNb、5モル%~15モル%の量のTiO、20モル%~35モル%の量のP、1モル%~15モル%の量のZnO、5モル%~40モル%の量のRO(ここで、ROは、BaO、CaO、SrO、又はそれらの任意の組合せである)、及び1モル%~35モル%の量のRO(ここで、ROは、NaO、LiO、KO、又はそれらの任意の組合せである)をさらに含む、実施形態51に記載のガラス組成物。
実施形態77
前記組成物が、
5モル%~35モル%の量の少なくとも1つのアルカリ金属酸化物(RO)を含み、かつ
前記ガラス組成物がB又はアルカリ土類金属酸化物(RO)を含まない、
実施形態50に記載のガラス組成物。
実施形態78
が25モル%~35モル%の量である、実施形態77に記載のガラス組成物。
実施形態79
Nbが15モル%~30モル%の量である、実施形態77に記載のガラス組成物。
実施形態80
Oが、NaO、LiO、KO、又はそれらの任意の組合せである、実施形態77に記載のガラス組成物。
実施形態81
Oが、1モル%~35モル%の量のNaOを含む、実施形態77に記載のガラス組成物。
実施形態82
Oが、1モル%~15モル%の量のLiOを含む、実施形態77に記載のガラス組成物。
実施形態83
Oが、1モル%~10モル%の量のKOを含む、実施形態77に記載のガラス組成物。
実施形態84
前記組成物が1モル%~30モル%の量のTiOをさらに含む、実施形態77に記載のガラス組成物。
実施形態85
前記組成物が1モル%~15モル%の量のWOをさらに含む、実施形態77に記載のガラス組成物。
実施形態86
Oが、1モル%~15モル%の量のNaO、1モル%~15モル%の量のLiO、及び1モル%~10モル%の量のKOを含む、実施形態77に記載のガラス組成物。
実施形態87
OのPに対するモル比が1以上である、実施形態77に記載のガラス組成物。
実施形態88
OのPに対するモル比が1以下である、実施形態77に記載のガラス組成物。
実施形態89
前記ガラス組成物が、30モル%~40モル%の量のNb、5モル%~15モル%の量のTiO、20モル%~35モル%の量のP、1モル%~15モル%の量のZnO、及び1モル%~35モル%の量のROをさらに含み、ここで、ROが、NaO、LiO、KO、又はそれらの任意の組合せである、実施形態77に記載のガラス組成物。
実施形態90
前記組成物が、
5モル%~40モル%の量の少なくとも1つのアルカリ土類金属酸化物(RO)を含み、かつ
前記ガラス組成物がB又はアルカリ金属酸化物(RO)を含まない、
実施形態50に記載のガラス組成物。
実施形態91
が25モル%~35モル%の量である、実施形態90に記載のガラス組成物。
実施形態92
Nbが15モル%~30モル%の量である、実施形態90に記載のガラス組成物。
実施形態93
ROが、CaO、BaO、MgO、SrO、又はそれらの任意の組合せである、実施形態90に記載のガラス組成物。
実施形態94
ROが、1モル%~25モル%の量のBaOを含む、実施形態90に記載のガラス組成物。
実施形態95
ROが、1モル%~20モル%の量のCaOを含む、実施形態90に記載のガラス組成物。
実施形態96
ROが、1モル%~15モル%の量のMgOを含む、実施形態90に記載のガラス組成物。
実施形態97
ROが、1モル%~30モル%の量のSrOを含む、実施形態90に記載のガラス組成物。
実施形態98
ROが、1モル%~20モル%の量のBaO及び1モル%~20モル%の量のCaOを含む、実施形態90に記載のガラス組成物。
実施形態99
ROが、1モル%~20モル%の量のBaO、1モル%~20モル%の量のCaO、及び1モル%~20モル%の量のSrOを含む、実施形態90に記載のガラス組成物。
実施形態100
前記組成物が1モル%~30モル%の量のTiOをさらに含む、実施形態90に記載のガラス組成物。
実施形態101
前記組成物が1モル%~15モル%の量のWOをさらに含む、実施形態90に記載のガラス組成物。
実施形態102
ROのPに対するモル比が1以上である、実施形態90に記載のガラス組成物。
実施形態103
ROのPに対するモル比が1以下である、実施形態90に記載のガラス組成物。
実施形態104
前記ガラス組成物が、30モル%~40モル%の量のNb、5モル%~15モル%の量のTiO、20モル%~35モル%の量のP、1モル%~15モル%の量のZnO、及び5モル%~40モル%の量のROをさらに含み、ここで、ROが、BaO、CaO、SrO、又はそれらの任意の組合せである、実施形態90に記載のガラス組成物。
実施形態105
前記ガラス組成物が200℃以上のガラス熱安定性指数を有する、実施形態1から104のいずれかに記載のガラス組成物。
実施形態106
前記ガラス組成物が225℃以上のガラス熱安定性指数を有する、実施形態1から104のいずれかに記載のガラス組成物。
実施形態107
前記ガラス組成物がゼロ未満のガラス熱安定性指数を有する、実施形態1から104のいずれかに記載のガラス組成物。
実施形態108
前記ガラス組成物が、25℃、588nmで少なくとも1.70の屈折率を有する、実施形態1から104のいずれかに記載のガラス組成物。
実施形態109
前記ガラス組成物が、25℃、588nmで少なくとも1.75の屈折率を有する、実施形態1から104のいずれかに記載のガラス組成物。
実施形態110
前記ガラス組成物が、25℃、588nmで1.70~2.00の屈折率を有する、実施形態1から104のいずれかに記載のガラス組成物。
実施形態111
前記ガラス組成物が4g/cm以下の密度を有する、実施形態1から104のいずれかに記載のガラス組成物。
実施形態112
前記ガラス組成物が少なくとも20のアッベ数を有する、実施形態1から104のいずれかに記載のガラス組成物。
実施形態113
前記ガラス組成物が20~40のアッベ数を有する、実施形態1から104のいずれかに記載のガラス組成物。
実施形態114
前記ガラス組成物が6.0ppm/℃~12ppm/℃の熱膨張係数を有する、実施形態1から104のいずれかに記載のガラス組成物。
実施形態115
前記ガラス組成物が450℃~750℃のアニール点を有する、実施形態1から104のいずれかに記載のガラス組成物。
実施形態116
前記ガラス組成物が575℃~850℃の軟化点を有する、実施形態1から104のいずれかに記載のガラス組成物。
実施形態117
前記ガラス組成物が875℃~1,200℃の内部液相温度を有する、実施形態1から104のいずれかに記載のガラス組成物。
実施形態118
前記ガラス組成物が50GPa~110GPaのヤング率を有する、実施形態1から104のいずれかに記載のガラス組成物。
実施形態119
前記ガラス組成物が、ガラスシート、粉末、ビーズ、繊維、又は三次元足場である、実施形態1から104のいずれかに記載のガラス組成物。
実施形態120
実施形態1から104のいずれかに記載のガラス組成物を含む光学物品。

Claims (12)

  1. ガラス組成物であって、
    (a)15モル%~40モル%の量のP
    (b)10モル%~50モル%の量のNb;及び、次の(i)~(iii):
    (i)1モル%~35モル%の量のアルカリ金属酸化物(RO);
    合計で5モル%~40モル%の量の少なくとも2つのアルカリ土類金属酸化物(RO)、かつ
    前記ガラス組成物がZnO及びBを含まない;
    (ii)5モル%~35モル%の量の少なくとも1つのアルカリ金属酸化物(RO)、かつ
    前記ガラス組成物がZnO、B、又はアルカリ土類金属酸化物(RO)を含まない;又は
    (iii)5モル%~40モル%の量の少なくとも1つのアルカリ土類金属酸化物(RO)、かつ
    前記ガラス組成物がZnO、B、又はアルカリ金属酸化物(RO)を含まない
    のうちの1つを含む、ガラス組成物。
  2. 前記組成物が、
    5モル%~35モル%の量のアルカリ金属酸化物(RO);
    合計で5モル%~40モル%の量の少なくとも2つのアルカリ土類金属酸化物(RO)
    を含み、
    前記ガラス組成物がZnO及びBを含まない、
    請求項1に記載のガラス組成物。
  3. が20モル%~30モル%の量である、請求項2に記載のガラス組成物。
  4. Nbが20モル%~30モル%の量である、請求項2又は3に記載のガラス組成物。
  5. 前記組成物が1モル%~30モル%の量のTiOをさらに含む、請求項2から4のいずれか一項に記載のガラス組成物。
  6. 前記組成物が1モル%~15モル%の量のWOをさらに含む、請求項2から5のいずれか一項に記載のガラス組成物。
  7. TiOをさらに含み、前記ガラス組成物が、15モル%~25モル%の量のNb及び15モル%~25モル%の量のTiOを含む、請求項2から6のいずれか一項に記載のガラス組成物。
  8. ガラス組成物であって、
    20モル%~40モル%の量のP
    10モル%~50モル%の量のNb
    0.5モル%~20モル%の量のZnO;及び、次の(i)~(iii):
    (i)1モル%~35モル%の量のアルカリ金属酸化物(RO);
    5モル%~40モル%の量のアルカリ土類金属酸化物(RO)、かつ
    前記ガラス組成物がBを含まない;
    (ii)5モル%~35モル%の量の少なくとも1つのアルカリ金属酸化物(RO)、かつ
    前記ガラス組成物がB又はアルカリ土類金属酸化物(RO)を含まない;又は
    (iii)5モル%~40モル%の量の少なくとも1つのアルカリ土類金属酸化物(RO)、かつ
    前記ガラス組成物がB又はアルカリ金属酸化物(RO)を含まない
    のうちの1つを含む、ガラス組成物。
  9. 前記組成物が、
    10モル%~35モル%の量のアルカリ金属酸化物(RO);
    5モル%~40モル%の量のアルカリ土類金属酸化物(RO)
    を含み、
    前記ガラス組成物がBを含まない、
    請求項8に記載のガラス組成物。
  10. が25モル%~35モル%の量である、請求項8又は9に記載のガラス組成物。
  11. Nbが15モル%~30モル%の量である、請求項8から10のいずれか一項に記載のガラス組成物。
  12. 前記組成物が、
    5モル%~40モル%の量の少なくとも1つのアルカリ土類金属酸化物(RO)を含み、
    前記ガラス組成物がB又はアルカリ金属酸化物(RO)を含まない、
    請求項8から11のいずれか一項に記載のガラス組成物。
JP2021532004A 2018-12-07 2019-12-02 高屈折率のリン酸塩ガラス Pending JP2022510686A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201862776668P 2018-12-07 2018-12-07
US62/776,668 2018-12-07
PCT/US2019/063958 WO2020117651A1 (en) 2018-12-07 2019-12-02 High-refractive index phosphate glass

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022510686A true JP2022510686A (ja) 2022-01-27

Family

ID=68966092

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021532004A Pending JP2022510686A (ja) 2018-12-07 2019-12-02 高屈折率のリン酸塩ガラス

Country Status (4)

Country Link
US (2) US11124445B2 (ja)
JP (1) JP2022510686A (ja)
CN (1) CN113165952A (ja)
WO (1) WO2020117651A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7140137B2 (ja) * 2017-10-27 2022-09-21 株式会社ニコン 光学ガラス、これを用いた光学素子、接合レンズ、光学系、カメラ用交換レンズ及び光学装置
JP2022510686A (ja) * 2018-12-07 2022-01-27 コーニング インコーポレイテッド 高屈折率のリン酸塩ガラス
CN116806210A (zh) 2021-01-22 2023-09-26 康宁股份有限公司 具有高折射率和低密度的磷酸盐玻璃
EP4281421A1 (en) 2021-01-22 2023-11-29 Corning Incorporated Calcium-containing high-index phosphate glasses
JP2024504373A (ja) * 2021-01-22 2024-01-31 コーニング インコーポレイテッド 屈折率が高い低分散のリン酸塩ガラス

Family Cites Families (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002002470A1 (fr) 2000-06-30 2002-01-10 Hoya Corporation Verre optique et produit optique faisant intervenir ce verre
US6786064B2 (en) * 2000-10-23 2004-09-07 Hoya Corporation Process for the production of glass molded article
JP2003165743A (ja) * 2001-11-27 2003-06-10 Minolta Co Ltd プレス成形用光学ガラス
US7060640B2 (en) 2002-07-18 2006-06-13 Kabushiki Kaisha Ohara Optical glass
CN1298651C (zh) 2003-04-17 2007-02-07 Hoya株式会社 光学玻璃、压制成形用预制件及其制造方法、光学元件及其制造方法
US7767605B2 (en) 2005-07-19 2010-08-03 Ohara, Inc. Optical glass
DE102005039172B3 (de) 2005-08-17 2007-04-26 Schott Ag Blei- und arsenfreies optisches Niobphosphatglas sowie dessen Verwendung
US7635521B2 (en) 2006-02-10 2009-12-22 Corning Incorporated Glass compositions for protecting glass and methods of making and using thereof
DE102006013599B4 (de) 2006-03-22 2008-04-10 Schott Ag Bleifreie optische Gläser der Schwerflintlage, deren Verwendung und Verfahren zu ihrer Herstellung
DE102007008300B4 (de) * 2006-08-12 2011-08-25 Schott Ag, 55122 Bleifreies optisches Glas der Schwerflint- und Lanthanschwerflintlage sowie dessen Herstellung und Verwendung
CN101130448A (zh) * 2006-08-12 2008-02-27 史考特公司 用于生产玻璃的避免成分被化学还原的方法和系统
JP2008133148A (ja) * 2006-11-28 2008-06-12 Nihon Yamamura Glass Co Ltd 光学ガラス
JP5260623B2 (ja) * 2010-09-30 2013-08-14 Hoya株式会社 光学ガラス、プレス成形用ガラス素材および光学素子
JP5543395B2 (ja) 2011-02-23 2014-07-09 Hoya株式会社 光学ガラス、プレス成形用ガラス素材および光学素子
WO2013031385A1 (ja) 2011-09-02 2013-03-07 コニカミノルタアドバンストレイヤー株式会社 光学ガラス
JP6161352B2 (ja) * 2012-03-30 2017-07-12 株式会社オハラ 光学ガラス、レンズプリフォーム及び光学素子
JP6037501B2 (ja) 2012-08-30 2016-12-07 株式会社オハラ 光学ガラス、光学素子、及びガラス成形体の製造方法
CN105593181B (zh) * 2013-09-30 2018-10-09 Hoya株式会社 光学玻璃及其制造方法
JP6635667B2 (ja) * 2015-03-24 2020-01-29 株式会社オハラ 光学ガラス、レンズプリフォーム及び光学素子
KR20240063183A (ko) 2017-01-25 2024-05-09 코닝 인코포레이티드 고 굴절률 티타늄-니오븀 포스페이트 유리
JP2022510686A (ja) * 2018-12-07 2022-01-27 コーニング インコーポレイテッド 高屈折率のリン酸塩ガラス

Also Published As

Publication number Publication date
US11919807B2 (en) 2024-03-05
US11124445B2 (en) 2021-09-21
US20200181001A1 (en) 2020-06-11
US20220106225A1 (en) 2022-04-07
CN113165952A (zh) 2021-07-23
WO2020117651A1 (en) 2020-06-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2022510686A (ja) 高屈折率のリン酸塩ガラス
KR102128490B1 (ko) 3-D 형성을 위한 이온 교환가능한 Li-함유 유리 조성물
WO2019150654A1 (ja) 化学強化用ガラス
JP5650371B2 (ja) 光学ガラス
JP2023100724A (ja) 化学的に強化された二ケイ酸リチウム-葉長石ガラスセラミック
TW200831428A (en) Optical glass
KR102644011B1 (ko) 화학 강화용 유리
CN110234613B (zh) 高折射率磷酸钛-铌玻璃
JPWO2008111620A1 (ja) 光学ガラス
TW202311183A (zh) 具高折射率及低液相溫度之硼酸鹽及矽硼酸鹽光學玻璃
JP7403469B2 (ja) 光学ホウアルミン酸塩ガラス
WO2020246274A1 (ja) ガラス、化学強化ガラスおよびその製造方法
JP5919867B2 (ja) 低光弾性ガラスおよびこれを用いた光ファイバ
JP5181861B2 (ja) 赤外線透過ガラス
JP2017114718A (ja) 化学強化用ガラス板及び化学強化ガラスの製造方法
US7582580B2 (en) Optical glass
JP7329521B2 (ja) 高屈折率光学ホウ酸塩ガラス
TW202404917A (zh) 含氧化鉍的光學玻璃
TW202402694A (zh) 含氧化鉍之高折射率高色散磷酸鹽玻璃
JP2024512815A (ja) 高屈折率ケイホウ酸塩およびホウケイ酸塩ガラス
TW202348571A (zh) 具有高彈性模數之磷酸鹽與硼酸鹽玻璃
TW202334052A (zh) 無機組成物物品
JPWO2006030574A1 (ja) ポーリング用ガラス組成物と非線形光学ガラス材料ならびに非線形光学素子
JP2018002489A (ja) ガラスの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20221130

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20231214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20240104

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240311