JP2022190241A - 情報処理装置、情報処理システム、解析結果提供方法、および制御プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム、解析結果提供方法、および制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】第1の解析結果を提供することを基本としつつ、適切に第2の解析結果を提供する。【解決手段】情報処理装置10は、看介護施設で使用される機器から取得した看介護に関わるデータを取得する取得部111と、取得部111が取得したデータを解析して、第1の解析結果、および第2の解析結果を生成する解析部112と、解析部112が生成した第1の解析結果、および第2の解析結果を、看介護施設の機器の利用者へ提供する提供部114と、第2の解析結果を、利用者へ提供することを許可する許可部113と、を備え、提供部114は、解析部112が生成した第2の解析結果を、利用者へ提供する。【選択図】図3

Description

本発明は情報処理装置、情報処理システム、解析結果提供方法、および制御プログラムに関する。
介護老人福祉施設、病院、等の看介護施設において、入居、または入院している被介護者、または入院患者(以下、単に入居者という)は、看介護施設内で、歩行中に転倒したり、ベッドから転落して怪我をしたりするおそれがある。そのため、入居者がこのような状態になったときに看護師や介護士がすぐに駆けつけられるようにするために、入居者の状態を常時検知するためのシステムの開発が進められている(例えば、特許文献1)。
特開2014-90913号公報
看介護施設で用いられる機器を利用する看護師、介護士等の利用者のレベルは多様であり、機器利用に関するリテラシーが低く、新たな機器導入に対するハードルが高い利用者もいる。そのような場合には、新たに機器を導入するだけでは、使いこなせないという問題もあった。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、新たな機器の導入に対するハードルが高い、新たな機器を導入するだけでは使いこなせないという課題を解決すること、すなわち、第1の解析結果を提供することを基本としつつ、適切に第2の解析結果を提供することを目的とするものである。
本発明の上記目的は、下記の手段によって達成される。
(1)看介護施設で使用される機器から取得した看介護に関わるデータを取得する取得部と、
前記取得部が取得したデータを解析して、第1の解析結果、および第2の解析結果を生成する解析部と、
前記解析部が生成した前記第1の解析結果、および前記第2の解析結果を、前記機器の利用者へ提供する提供部と、
前記第2の解析結果を、前記機器の利用者へ提供することを許可する許可部と、を備え、
前記提供部は、前記許可部により許可された前記第2の解析結果を、前記利用者へ提供する、情報処理装置。
(2)前記第2の解析結果は、複数であり、前記許可部は、前記第2の解析結果毎に、許可を判定し、
前記提供部は、前記許可部により許可された前記第2の解析結果を、前記利用者へ提供する、上記(1)に記載の情報処理装置。
(3)前記許可部は、前記利用者の契約情報、前記利用者の要求、または、前記解析に関するサービスを提供するサービス提供者の許可に基づいて、許可を判定する、上記(1)、または上記(2)に記載の情報処理装置。
(4)前記解析部は、所定の期間蓄積された前記データ、または前記第1の解析結果を解析することにより、前記第2の解析結果を生成する、上記(1)から上記(3)のいずれかに記載の情報処理装置。
(5)前記解析部は、前記第1の解析結果よりも、長期間蓄積された前記データを用いて、前記第2の解析結果を生成する、上記(1)から上記(4)のいずれかに記載の情報処理装置。
(6)前記第2の解析結果には、前記機器の利用に関する習熟度、または看介護の業務量に関する解析結果が含まれる、上記(1)から上記(5)のいずれかに記載の情報処理装置。
(7)前記データは、看介護施設でのケア記録、またはケアコールの情報を含み、
前記解析部は、前記ケア記録、または前記ケアコールを解析し、第3の解析結果を生成し、
前記許可部は、前記第3の解析結果を、前記利用者へ提供することを許可し、
前記提供部は、許可された前記第3の解析結果を、前記利用者へ提供する、上記(1)から上記(6)のいずれかに記載の情報処理装置。
(8)上記(1)から上記(7)のいずれかの情報処理装置と、
第1、第2の解析結果を表示する表示部を備えた表示装置と、を備える、情報処理システム。
(9)看介護施設で使用される機器から取得した看介護に関わるデータを取得するステップ(a)と、
前記ステップ(a)で取得したデータを解析して、第1の解析結果、および第2の解析結果を生成するステップ(b)と、
ステップ(b)で生成した、前記第1の解析結果を、前記看介護施設の前記機器の利用者へ提供するステップ(c)と、
前記第2の解析結果を、前記利用者へ提供することを許可するステップ(d)と、
前記ステップ(d)で許可した前記第2の解析結果を、前記利用者へ提供するステップ(e)と、を含む処理を実行する解析結果提供方法。
(10)前記第2の解析結果は、複数であり、前記ステップ(d)では、前記第2の解析結果毎に、許可を判定し、
前記ステップ(e)では、前記ステップ(d)で許可した前記第2の解析結果を、前記利用者へ提供する、上記(9)に記載の解析結果提供方法。
(11)前記ステップ(d)では、前記利用者の契約情報、前記利用者の要求、または、前記解析に関するサービスを提供するサービス提供者の許可に基づいて、許可を判定する、上記(9)、または上記(11)に記載の解析結果提供方法。
(12)前記ステップ(b)では、所定の期間蓄積された前記データ、または所定の期間蓄積された前記第1の解析結果を解析することにより、前記第2の解析結果を生成する、上記(9)から上記(11)のいずれかに記載の解析結果提供方法。
(13)前記ステップ(b)では、前記第1の解析結果よりも長期間蓄積された前記データを用いて、前記第2の解析結果を生成する、上記(9)から上記(12)のいずれかに記載の解析結果提供方法。
(14)前記第2の解析結果には、前記機器の利用に関する習熟度、または看介護の業務量に関する解析結果が含まれる、上記(9)から上記(13)のいずれかに記載の解析結果提供方法。
(15)前記データは、看介護看介護施設でのケア記録、またはケアコールの情報を含み、
前記ステップ(b)では、前記ケア記録、または前記ケアコールを解析し、第3の解析結果を生成し、
前記ステップ(d)では、前記第3の解析結果を、前記利用者へ提供することを許可し、
前記ステップ(e)では、許可した前記第3の解析結果を、前記利用者へ提供する、上記(9)から上記(14)のいずれかに記載の解析結果提供方法。
(16)上記(9)から上記(15)のいずれかに記載の解析結果提供方法を、コンピューターに実行させるための制御プログラム。
本発明に係る情報処理装置は、看介護施設で使用される機器から取得した看介護に関わるデータを取得する取得部と、前記取得部が取得したデータを解析して、第1の解析結果、および第2の解析結果を生成する解析部と、前記解析部が生成した前記第1の解析結果、および前記第2の解析結果を、前記看介護施設の前記機器の利用者へ提供する提供部と、前記第2の解析結果を、前記利用者へ提供することを許可する許可部と、を備え、前記提供部は、前記解析部が生成した前記第2の解析結果を、前記利用者へ提供する。これにより、第1の解析結果を提供することを基本としつつ、適切に第2の解析結果を提供できる。
看介護施設で用いられる本実施形態に係る情報処理システムの全体構成を示す模式図である。 情報処理システムが設置された複数の看介護施設と、サービス提供者を示す模式図である。 情報処理装置の概略構成を示すブロック図である。 端末装置の概略構成を示すブロック図である。 入居者の部屋に設置された検出部の例を示す図である。 検出部の概略構成を示すブロック図である。 スタッフ端末の概略構成を示すブロック図である。 情報処理システム全体でのイベント対応処理を示すフローチャートである。 記憶部に記録されるイベントリストの例である。 イベント通知への対応を行うための操作画面の例である。 機器と、看介護に関わるデータとの対応関係を示す表である。 看介護に関わるデータと第1の解析結果との対応関係を示す表である。 第1の解析結果等と、第2の解析結果との対応関係を示す表である。 第1、第2の解析結果の提供処理を示すフローチャートである。 機器利用者の利用権限の付与処理を示すフローチャートである。 変形例における第3の解析結果の提供処理を示すフローチャートである。 看介護に関わるデータと、第3の解析結果の対応関係を示す表である。
以下、添付した図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面の寸法比率は、説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
(全体構成)
図1は本実施形態に係る情報処理システム1の全体構成を示す図である。看介護施設900で用いられる情報処理システム1は、情報処理装置10、端末装置20、および看介護施設900で用いられる機器30を含む。機器30には、検出部31、スタッフ端末34、および無線AP(アクセスポイント)35が含まれる。
検出部31は、入居者70の部屋(以下、居室ともいう)それぞれに配置され、部屋中の入居者70の行動、状態を検出する。スタッフ端末34は、スマートフォン等の携帯型の端末であり、入居者70のケア、看護を行う介護士、看護師等であるスタッフ72により利用される。
端末装置20(表示装置として機能する)は、PC(パーソナルコンピューター)であり、管理者74により用いられる。管理者74は、例えば看介護施設900の管理者、代表者、またはスタッフ72のリーダーであり、機器30の利用者でもある。情報処理装置10、端末装置20、機器30、等の機器は、相互にLANにより通信接続される。スタッフ端末34は、無線のアクセスポイント35を介して、他の機器と接続する。また、看介護施設900内の各機器は、RT(ルータ)を介してインターネットと接続する。
図2は、情報処理システム1が設置された複数の看介護施設900と、サービス提供者を示す模式図である。複数の看介護施設900の情報処理システム1は、サービス提供者が運用するサービス管理サーバー50とインターネットを介して接続する。サービス管理サーバー50は、解析サービスを提供するとともに、そのサービスに関するそれぞれの看介護施設900の利用権限を管理する。利用権限のランクに応じて、利用できる解析サービスが異なる。ランク1が初期値であり、サービス提供者の従業員76が設定したり、看介護施設900の機器利用者が各段階の解析サービスを購入したりすることにより、より、高度なサービスを利用できるランク2,3に変更される。ランク2、3は、下位のランク1の解析サービスを全て利用可能である。ランクと提供される解析サービスについては後述する。なお、ランク数は、3段階に限られず、これよりも多くの段階で設定できるようにしてもよい。
図3は、情報処理装置10の概略構成を示すブロック図である。情報処理装置10はサーバーであり、制御部110、通信部120、および記憶部130を備える。
(制御部110)
制御部110は、CPU、RAM、ROM等を備える。制御部110は単独で、または通信部120と協働することで、取得部111、解析部112、許可部113、および提供部114として機能する。
取得部111は、看介護施設900で使用される機器30(検出部31、スタッフ端末34、アクセスポイント35、等)から看介護に関わるデータを取得する。看介護に関わるデータは、入居者70の行動、状態に関するデータ、およびケアを行うスタッフ72の行動、ケア記録に関するデータが含まれる。看介護に関わるデータの例については後述する。
解析部112は、看介護に関わるデータを解析して、第1の解析結果、および第2の解析結果を生成する。また、解析部112は、イベント判定部としての機能も兼ねる。イベント判定処理は後述する(図8等)。許可部113は、利用者のランクに応じて、第2の解析結果の利用者への提供を許可する。ここで利用者とは、看介護施設900の機器30の利用者であり、例えば、看介護施設900の運営母体(医療法人乃至介護保険の適用を受けるサービスを提供する事業者)である。ここで、第1の解析結果は、解析サービスを導入した全ての利用者(ランク1以上)が利用できる。第2の解析結果は、許可部113の許可に応じて、すなわち適用されるランクに応じて利用可能な解析サービスである。例えばランク2は、複数種類の第2の解析結果のうち一部の第2の解析結果を利用でき、ランク3よりも上位のランク3は、全ての第2の解析結果を利用できる。第1、第2の解析結果の例については後述する。
提供部114は、解析部112が生成した第1、第2の解析結果を、利用者に提供する。例えば、スタッフ端末34に第1の解析結果を送信する。また、看介護施設900で利用される端末装置20に、第1、第2の解析結果を送信する。
(通信部120)
通信部120は、イーサネット(登録商標)等の規格による有線通信のネットワークインターフェースや、Bluetooth(登録商標)、IEEE802.11等の規格による無線通信のインターフェース等の各種ローカル接続向けのインターフェースであり、LANに接続した各端末との通信を行う。
(記憶部130)
記憶部130には、看介護施設で使用される機器から取得した看介護に関わるデータが保存される。例えば、入居者リスト、スタッフリスト、ケア記録、利用権限情報、第1の解析結果、および第2の解析結果が保存される。
「入居者リスト」、および「スタッフリスト」は、入居者70、およびスタッフ72に関する、個人ID(氏名、番号)、部屋番号、スタッフ名、所属ユニット等が含まれる。所属ユニット(担当グループともいう)とは、施設内の同じフロア等、共通するエリアにいる複数の入居者が所属する入居者ユニット、およびこれらの入居者ユニットを担当する複数のスタッフが所属するグループである。「ケア記録」には、これらの入居者70へのスタッフ72によるケアを記録した、介護記録シート、看護記録シート(カルテ、生活記録)、診断カルテが含まれる。また、ケア記録は、スタッフ端末34から入力される。ケア記録には、入居者70への投薬量、服薬量に関する服薬ケア、入居者70の食事量、水分摂取量に関する食事・水分ケア、排泄の量・質、バイタル値(体温、血圧、脈拍等の値)等、およびこれらの事象の発生時刻が記録される。「利用権限情報」には、上述の看介護施設900の利用者のランク情報が含まれる。
第1の解析結果、第2の解析結果の具体例は後述する。第1の解析結果には、イベントリスト(後述の図9参照)、および勤務状況が含まれる。イベントリストには、イベント情報、および対応状況が含まれる。イベントは、入居者70に関する検出部31が検知した状態の変化であって、起床、離床、転落、転倒、微体動異常、などのスタッフ72に発報(報知)を行うべき事象である。このイベントは、解析部112(イベント判定部)により判定される。「勤務状況」は、各スタッフ72の勤務時間、または勤務期間であり、後述するログイン/ログオフの時刻に対応して記録される。
なお、情報処理システム1が備える各構成の位置や個数等は、図1に示す例では、情報処理装置10は、看介護施設900内に配置されたオンプレミスサーバーであるが、これに限られず、インターネットに接続されている外部のサーバーユニットであってもよい。外部のサーバーの場合には、商用のクラウドサービスを利用したクラウドサーバーであってもよい。また、サーバーを用いる場合には、第1、第2の解析結果は、外部のサーバーを介して、それぞれの看介護施設900の機器利用者へ提供される。
(端末装置20)
図4は、端末装置20の概略構成を示すブロック図である。端末装置20は、制御部210、通信部220、表示部230、および入力部240を備え、これらはバスにより相互に接続される。機器30の利用者でもある管理者74は、この端末装置20を通じて、サービス提供者に対して、新たなサービスの購入を要求したり、サービスの利用を要求したりできる。サービス提供者は、この要求に応じて、ランクを変更し、利用権限を付与する。
制御部210は、CPU、RAM、ROM等を備える。また、制御部210は、HDD(ハードディスクドライブ)を備えてもよい。通信部220は、イーサネット(登録商標)等の規格による有線通信のネットワークインターフェースや、Bluetooth(登録商標)、IEEE802.11等の規格による無線通信のインターフェース等の各種ローカル接続向けのインターフェースであり、LAN接続した各機器との通信を行う。
表示部230は、例えば液晶ディスプレイであり、各種情報を表示する。表示部230は、例えば、提供部114から提供された第1、第2の解析結果を表示する。
入力部240は、キーボード、テンキー、マウス等を備えており、各種情報の入力を行う。
(検出部31)
図5は、入居者70の部屋のベッド60周辺に設置された検出部31の例を示す図である。検出部31は、センサーボックスとも称され、観察領域である入居者70の部屋を監視するように配置される。検出部31は、後述するように各種のセンサーを備え、センサーの出力からセンシング情報を生成する。センシング情報には、各センサーの信号のみならず、例えば映像信号から画像処理により判定した人物の動きの判定結果(後述のイベント)、およびケアコール部314(後述)からの呼び出し信号が含まれる。
図6は検出部31の概略構成を示すブロック図である。図6に示すように、検出部31は、制御部311、通信部312、カメラ313、ケアコール部314、音声入出力部315、および一時停止スイッチ316を備え、これらはバスまたは近距離無線通信によって、相互に接続されている。検出部31は、入居者70に対応して設けられた観察領域(部屋内)において、入居者70の行動を監視する。
制御部311は、制御部110と同様の構成として、CPU、RAM、ROM等を備える。また、制御部311は、HDDを備えてもよい。制御部311は、プログラムにしたがって検出部31の各部の制御および演算処理を行う。なお、上述したように解析部112がイベント判定部としても機能するが、これに換えて、または、解析部112と協働することで、制御部311をイベント判定部として機能させてもよい。以下においては、解析部112と協働することで、制御部311がイベント判定部として機能するものとして説明する。
通信部312は、LANを介して、例えば、情報処理装置10、等の他の装置と通信するためのインターフェース回路(例えばLANカード、無線通信回路等)である。
カメラ313は、例えば居室の天井、または壁の上部に配置され、観察領域として真下にある入居者70のベッド60を撮影し、撮影画像(画像データ)を出力する。この撮影画像には、静止画および動画を含む。カメラ313は近赤外線カメラであるが、これに換えて可視光カメラを用いてもよく、これらを併用してもよい。カメラ313は、撮像センサーにより取得したセンシング情報としての画像信号を出力する。
ケアコール部314は、押しボタン式のスイッチを含み、このスイッチが入居者70によって操作されることでケアコール(ナースコールとも称される)を検出する。押しボタン式のスイッチに換えて、音声マイクによりケアコールを検出してもよい。ケアコール部314のスイッチが押された場合、すなわち、ケアコールを検出した場合、制御部311は、通信部312およびLANを介して、ケアコールがあった旨の通知を情報処理装置10等に送信する。
音声入出力部315は、例えばスピーカーとマイクであり、通信部312を介して端末装置20やスタッフ端末34との間で音声信号を送受信することで音声通話を可能とする。なお、音声入出力部315は検出部31の外部装置として、通信部312を介して検出部31に接続されてもよい。
一時停止スイッチ316は、居室の出入口付近に配置される。この一時停止スイッチ316は、押しボタン式のスイッチを含み、スタッフ72等が居室内に入る際に、このスイッチを操作することで、以下に説明する検出部31のイベント判定部(または解析部112のイベント判定部)による判定処理が一時的に停止される。
後述するイベントの判定処理は、制御部311が撮影画像に基づいた入居者70の動きによりイベントを判定するものである。この場合に、入居者70以外のスタッフ72等の第三者が居室内に入った場合に、制御部311側は、入居者70と第三者とを判別できず、第三者の行動を入居者70の行動と捉え、意図しないイベント判定が行われるおそれがある。すなわち誤報が発生するおそれがある。これを防止するために、一時停止スイッチ316が利用される。なお、一時停止スイッチ316は、押しボタン式に変えて、またはこれとともに、FeliCa(登録商標)等のNFC(近距離無線通信)方式のセンサーを用いてもよい。例えば、スタッフ72が所持するICカードを、居室の出入口に配置した、読取端末にかざすことで、一時停止スイッチのON/OFFを行う。一時停止スイッチが操作されることで、イベントの判定処理が一時的に停止されるが、この解除は、再度、一時停止スイッチが操作されることで行われる。なお、スタッフ72等による予めの設定に応じて、所定時間経過後に自動的に解除するようにしてもよい。
また、機器30(または検出部31)は、他の例として、看介護のデータを検出する他のセンサーとして、体動センサー、ベッドセンサー、マットセンサー、サーマルセンサー、または赤外線センサーを備えてもよい。この体動センサーは、ベッド60に対してマイクロ波を送受信して入居者70の体動(例えば呼吸動)によって生じたマイクロ波のドップラシフトを検出するドップラシフト方式のセンサーであってもよい。この体動センサーにより、入居者70の呼吸動作に伴う胸部の体動(胸部の上下動)を検出する。その胸部の体動における周期の乱れや予め設定された閾値以下である胸部の体動における振幅を検知すると、微体動異常(例えば心停止に起因する)であると判定する。この微体動異常の判定は、検出部31側で行ってもよく、信号のみを情報処理装置10に送ることで、情報処理装置10の制御部110で行ってもよい。このベッドセンサーは、ベッドに備え付けられるセンサーであればよく、例えば、荷重を検知し、ベッド60上または、ベッド60の降り口の床面を観察領域として配置し、センサー上に人がいるか否かを検知してもよいし、睡眠状態を検知してもよい。この赤外線センサーは、人感センサーとも称され、居室内に人がいるか否かを検知する。例えば、居室内全域、またはベッド60上を観察領域として配置する。
(画像処理によるイベントの判定)
本実施形態においては、入居者70に関する検出部31が検知した状態の変化であって、起床、離床、転倒、微体動異常、などのスタッフ72に発報(報知)を行うべき事象をイベントと称する。またこのイベントには、ケアコール部314によるケアコールを含む。検出部31は、生じたイベントの判定結果を情報処理装置10に送信する。
制御部311は、カメラ313が撮影した撮影画像から、入居者70の行動を検知する。この検知する行動には、ベッド60から起き上がる「起床」、起床に続いてベッド60から離れる「離床」、ベッド60から転落する「転落」、および床面等に転倒する「転倒」が含まれる。
制御部311のイベント判定部は、複数の撮影画像(動画像)から画像のシルエット(以下、「人シルエット」と称する)を検出する。人シルエットは、例えば、撮影時刻が前後する画像を差分する時間差分により、差分が相対的に大きい画素の範囲を抽出することで検出され得る。人シルエットは、撮影画像から背景画像を差分する背景差分法により検出されてもよい。人シルエットが検出されることで、入居者70が在室していると見做される。
また、入居者70の画像の輪郭が外接する矩形内の領域は、入居者70の画像の輪郭が外接する人矩形として検出され得る。また、人物の全体像から得る人シルエットとともに、またはこれに換えて、入居者70の頭部の画像のシルエット(以下、「頭部シルエット」と称する)を検出してもよい。入居者70の頭部の画像の輪郭が外接する矩形内の領域は、撮影画像における入居者70の頭部の画像の輪郭に外接する頭部矩形として検出され得る。
起床、離床、転落、転倒の検知は、検出した人シルエットから入居者70の姿勢(例えば立位、座位、横臥等)、およびベッド60等の居室内の設置物との相対的な位置から起床、「離床」および「転倒(転落)」の別を検知する。例えば、「起床」は、予め設定された、ベッド60の四隅を頂点とする、上方視の四角形の任意の辺を人シルエットが横切る幅が増加して20cm以上となったことにより認識され得る。また、例えば、「離床」は、人シルエットの、当該四角形の内部に対する外部の面積の割合が増加して80%以上となったことにより認識され得る。また、座位を判定する場合に、さらに座っている位置が、ベッド60の辺の近傍に腰掛けた座位状態(端座姿勢時)であるかを認識してもよい。検出部31の制御部311(イベント判定部)は、このような、起床、離床、転落等のいずれかの種類のイベントを検知した場合、そのイベントが発生した旨のイベント通知を情報処理装置10等に送信する。
このようなイベントの検知は、制御部311のCPUが処理するプログラムにより行ってもよく、組み込み型の処理回路により行ってもよい。なお、他の例として上述のように情報処理装置10の解析部112(イベント判定部)側でこれらの検知の全部またはほとんどの処理を行うようにしてもよい。この場合、制御部311では情報処理装置10への撮影画像(看介護に関わるデータ)の送信のみを行い、これを受けた情報処理装置10は、撮影画像に基づいてイベントの検知を行う。
(スタッフ端末34)
図7は、スタッフ端末34の概略構成を示すブロック図である。スタッフ端末34は、制御部341、無線通信部342、表示部343、入力部344、および音声入出力部345を備え、これらはバスにより相互に接続される。制御部341は、検出部31の制御部311と同様の構成として、CPU、RAM、ROM、HDD、等を備える。無線通信部342により、Wi-Fi、Bluetooth(登録商標)等の規格を用いた無線通信が可能であり、無線AP35を経由して、または直接的に各装置と無線通信する。表示部343、および入力部344は、タッチパネルであり、液晶等で構成される表示部343の表示面に、入力部344としてのタッチセンサーを重畳させたものである。表示部343、入力部344によって、スタッフ72に対して、イベントリストに含まれる複数のイベントを一覧表示した各種の操作画面を表示したり(後述の図10)、この操作画面を通じて各種の操作を受け付けたりする。受け付けた操作は、操作情報として情報処理装置10に送られる。音声入出力部345は、例えばスピーカーとマイクであり、無線通信部342を介して他のスタッフ端末34との間でスタッフ72による音声通話を可能にする。スタッフ端末34は、例えば、タブレット型コンピューター、スマートフォンまたは携帯電話等の、持ち運び可能な通信端末機器によって構成できる。
スタッフ72は、業務開始時、および業務終了時に、割り当てられたスタッフ端末34を通じて、ログイン認証処理、およびログアウト処理をそれぞれ行う。本実施形態においては、ログインしてからログアウトまでの期間、および時間を、勤務期間、および勤務時間と見做す。スタッフ72は、スタッフ端末34のタッチパネル(表示部343、入力部344)を通じて、スタッフID、パスワードを入力し、これを情報処理装置10に送信する。情報処理装置10は、記憶部130に記憶している認証情報を突き合わせ、スタッフ72の権限に応じた認証結果をスタッフ端末34に送信することで、ログイン認証が終了する。
スタッフ72それぞれは、上述の所属ユニットに属する。例えば、介護施設の2F東棟の入居者ユニットに属する複数の入居者70(被介護者)を、1つの所属ユニットに所属する複数のスタッフで分担して、24hのケアを行う。この場合、2F東棟の入居者ユニットで、入居者70に関するなんらかのイベントが検出された場合、後述するように、この入居者ユニットを担当する所属ユニットに属する(ログイン中の)スタッフ全員のスタッフ端末34へ、イベント情報が同報通知される。これらの入居者ユニット、所属ユニットの名簿は、入居者リスト、およびスタッフリストにそれぞれ登録されている。
(イベント対応処理)
図8は、情報処理システム1のイベントへの対応処理を示すフローチャートである。
(ステップS100)
ここでは、ログイン認証処理を行う。スタッフ72は、スタッフ端末34のタッチパネル(表示部343、入力部344)を通じて、スタッフID、パスワードを入力し、これを情報処理装置10に送信する。情報処理装置10は、記憶部130に記憶している認証情報を突き合わせ、スタッフ72の権限に応じた認証結果をスタッフ端末34に送信する。
(ステップS110)
検出部31は、カメラ313により観察領域をモニターする。
(ステップS120、S130)
検出部31は、観察領域における入居者70の動きからイベントを検出する。また、検出部31は、ケアコール部314の操作によりイベントを検出する。そして、情報処理装置10の通信部312(取得部)は、検出部31が検出したイベントのイベント情報を取得する。
(ステップS140)
情報処理装置10は、ステップS130で取得したイベント情報によりイベントリストを更新する。図9は、記憶部130に記憶されるイベントリストの例である。イベントリストに含まれるイベントには、上述のように起床、離床、転落、転倒、およびケアコールが含まれる。検出された、最新のイベントは、イベントリストの最後に追加される。各イベントには、「イベント情報」、および「対応状況」のデータが含まれる。イベント情報には、自動的に付与される主キーとなるイベントID、部屋番号、対象者、イベント種類、発生日時(時刻)、画像データの情報が含まれる。イベント情報に含まれる画像データ(撮影画像i010~i013)は、ステップS130で送信された、イベントの発生時に検出部31により撮影して得られた静止画のデータである。「対応状況」にはステイタス、対応スタッフ、対応日時(時刻)、ライブ画像(以下、単に動画ともいう)視聴の有無(撮影画像の利用)、および訪室の有無が含まれる。対応スタッフは、後述のステップS180の処理で率先することで自らが担当することになったスタッフである。ここで「訪室」とは、イベントを発生させた入居者70の居室へ訪問する行為をいう。
(ステップS150)
ここでは、情報処理装置10の制御部311は、ステップS120で新たに取得したイベント情報を1人または複数人のスタッフ72に通知する。より具体的には、イベント情報に基づき、その入居者70を担当する所属ユニットに属するログイン中のスタッフ72全員のスタッフ端末34に同時に通知する同報通知を行う。なお、図8においては、複数のスタッフ端末34のうち、1人のスタッフ72が使用する1台のスタッフ端末34の処理のみを示している。
(ステップS160、S170)
各スタッフ72は、スタッフ端末34を通じて、発生したイベントを確認する。図10は、スタッフ端末34の表示部343に表示されるイベント通知(同報通知)への対応を行うための操作画面d1、d2の例である。同図に示す操作画面d1は、イベントリストが一覧表示される画面である。表示するイベントは、フリック操作することで上下にスクロールできる。
操作画面d1の領域a10~a12は、図9のイベントリストのイベントID010~013に対応する。領域a10には、イベントID010に関しケアコールであること示すアイコン、および対応済みであることが表示されている。領域a11には、イベントID011に関し、起床イベントであることを示すアイコンおよび対応済みであることが表示されている。領域a12には、イベントID012、013に関し、起床イベントおよび離床イベントを示すアイコンおよび未対応であること表示されている。この2つのイベントは同じ入居者70(Cさん)に関するものであるため、同じ領域にまとめて表示される。また、未対応であることから、領域a13には、最新のイベント(ID013)に関するサムネイル画像(画像i013)を表示している。領域a13を操作することでログイン中の他のスタッフ72とテキストメッセージの交換を行える。スタッフ72は、操作画面d1で、領域a12をクリック操作することで、次の内容確認用の操作画面d2に遷移する。
(ステップS170)
スタッフ72は、スタッフ端末34に表示した操作画面d2により、イベントの内容をより詳細に確認する。操作画面d2では、領域a20には、イベントを発生(判定)させた入居者名(Cさん)、およびスタッフ端末34を使用するスタッフ名(スタッフD)が表示されている。領域a21には、イベントの発生時刻からの経過時間が表示されている。なお、領域a21に示す経過時間(「経過1分」)は、最新のイベントの発生を判定してからの経過時間(分未満を切り下げ)である。また領域a21には、イベント(離床)判定時の撮影画像のサムネイル画像(静止画)が表示されている。スタッフ72は、サムネイル画像では情報として不十分で、さらに離床または起床イベントを発生させた入居者70の状況を確認したいときは、下方にある領域a23、a24の「話す」ボタンや「見る」ボタンを操作する。「話す」ボタンを操作することで、音声入出力部315を通じて入居者70(Cさん)と通話できる。「見る」ボタンを操作することで、情報処理装置10に、表示要求が送信され、これに応じて、操作画面d2上で、カメラ313が撮影したライブ画像(リアルタイムの撮影画像(動画))をストリーミング再生により視聴できる。「見る」ボタンが操作された場合には、図9のイベントリストの動画視聴欄に示すように、このイベントに関しては動画視聴「有り」が記録される。なお、この時に、イベントに関連付けて、動画視聴時間および、「話す」ボタンを経由した通話回数/通話時間を記録してもよい。
スタッフ72(例えばスタッフD)は、領域a22の「対応する」ボタン(以下、「担当要求」ともいう)を操作することで表示した起床、離床(ID012、013)を、自らが率先して担当することを希望する。対応しない場合には,最下欄内の戻るボタン(三角アイコン)を操作することで、イベントリストを示す前の操作画面d1に戻る。なお、あるスタッフ72が、図10に示す操作画面d2を表示し、イベントの状態を確認している最中は、情報処理装置10の制御により、他のスタッフ72への禁則処理がなされる。例えば、あるスタッフ72が入居者70(Cさん)のイベントの状態を確認している時に、他のスタッフ72が同じイベント(ID013)を選択したとしても、他のスタッフ72の操作画面d1には、「状態確認中」の文字が表示され、「対応する」ボタンは表示されない、または選択できないようにする。
(ステップS180、S190)
スタッフDは、自身が率先してイベントへの担当を希望する場合には、「対応する」ボタンを操作する。スタッフ端末34は、端末利用者であるスタッフDによるこの「対応する」ボタンの操作に応じて、情報処理装置10に選択されたイベントに関する担当要求を送信する。これに応じて、情報処理装置10は承認通知を返信する。承認により、担当要求を送信したスタッフDは、イベントの担当となり、イベントの状況を、スタッフ端末34を通じて確認し、必要があれば駆けつけ対応(訪室)等を行う。
(ステップS200)
情報処理装置10は、ステップS180の処理に応じてイベントリストを更新する。具体的には、イベントリスト(ID012~013:離床等)のステイタスを対応済みに変更する。本実施形態においては、スタッフ72が選択し、操作画面d2に表示するイベントに対して上述の「対応する」ボタンを操作することに応じて、「対応済み」に変更している。すなわち、「対応する」ボタンの操作により、確認したことを示す情報である「対応済み」の対応状況が入力され、ボタンを操作したスタッフ72による対応が行われたと見做して対応日時を記録する。より具体的には、図9のイベントリストにおいて、ステップS180、またはS190の処理が行われた時刻が、対応日時欄に記録される。この場合、操作画面d2でサムネイル画像を確認したり、入居者70と話したりすることで、駆けつけ対応せずに、対応を終了させる場合もある。なお、これに限られず、対応日時は、スタッフ72が、転落、転倒、ナースコール等のイベントを発生させた入居者70の部屋に、駆けつけ対応により訪室判定(後述のステップS220)した時刻を、対応日時欄に記録してもよい。また、他の例として別の操作画面により対応結果を入力することにより対応済みにし、入力時刻を対応日時欄に記録してもよい。また、情報処理装置10は、イベントリストを更新することに応じて、ログイン中の全てのスタッフに更新後のイベントリストを同報送信する。
(ステップS210)
ここでは、駆けつけ対応を行う場合を例に説明する。イベントの担当となったスタッフ72は、駆けつけ対応として、イベントを発生させた入居者70へ訪室する。
(ステップS220)
一時停止スイッチ316が操作されること、または居室の検出部31は、カメラ313の撮影画像に基づいて、入居者70以外の第三者を検出することで、すなわち、複数人が存在することを検出することで、スタッフ72が訪室した(入室した)と判定する。なお、このとき、イベントへの対応要求(S180)から所定時間以内(15分以内)に、そのイベントが発生した部屋への訪室があった場合には、対応要求を行ったスタッフ72(スタッフD)による訪室があったと見做す。なお、一時停止スイッチ316として、居室の出入口に配置した、NFC方式の読取端末を用いる場合には、スタッフ72が、IDデータが記録されたICカードをこの読取端末にかざすことで、訪室があったこと、および、いずれのスタッフ72が訪室したのかを判定するようにしてもよい。
(ステップS230)
検出部31は、スタッフの訪室情報を情報処理装置10に送信する。訪室情報には、入居者70のID番号が含まれる。
(ステップS240)
情報処理装置10は、ステップS230で受けた訪室情報を、ID番号に対応する入居者70に関するステイタスが対応済みで、対応日時が最も遅いイベントに紐付けて記録する。例えば、図9のイベントリストにおいて対応するイベントIDの対応状況の訪室欄を「有り」に更新する。
(ステップS250)
スタッフ72は、勤務終了にともない、スタッフ端末34で「勤務終了」のボタン(図示せず)を操作することで、ログアウトが実行される。ログアウト時刻は、勤務状況として、記憶部130に記録される。
(スタッフ72の位置情報)
無線AP35は、3つ以上あり、看介護施設900内の建物内のスタッフ72のほとんどの業務領域が検出エリアとなるように、異なる位置にそれぞれ配置される。そして無線AP35は、Wi-Fi規格を用いた無線アクセスポイントの機能とともに通位置情報検知部として機能も有する。また、それぞれの無線AP35の配置位置の地理的座標は予め登録され、情報処理装置10、またはそれぞれの無線AP35に保持される。位置を検知する技術としては種種の公知の技術を適用できる。例えば、例えばBLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)ビーコン(Beacon)、Wi-Fi測位装置、等の技術を適用できる。BLEビーコンの技術を適用した場合には、発信器としてのスタッフ端末34から所定間隔で、スタッフ端末34の固有IDを含む、ビーコン信号を発信する。それぞれの受信機としての無線AP35は、受けたビーコン信号の強度から距離を推定する。そして3箇所以上のそれぞれの無線AP35からの距離情報によりスタッフ端末34の位置を特定する。また、Wi-Fi測位の技術であれば、スタッフ端末34が受信器として機能し、複数の無線AP35から発信(受信)された帯域2.4GHz(または5GHz)の電波のビーコン信号を、スタッフ端末34が受信(送信)する。そしてそれぞれの無線AP35からのビーコン信号の信号強度に基づいて、各無線AP35までの距離を推定することで、スタッフ端末34側(または情報処理装置10側)で位置情報を検出する。
(看介護に関わるデータ、および第1の解析結果)
以上のようにして、情報処理装置10は、看介護施設900の機器30から看介護に関わるデータを取得し、このデータから第1の解析結果を生成する。
図11Aは、看介護施設の機器30と、この機器30から得られる看介護に関わるデータの対応関係を示す表である。図11Aに示す例はあくまでも例示であり、これ以外の看介護施設900の機器30から看介護に関わるデータを用いて、他の第1の解析結果を生成してもよい。
図11Aを参照すると、看介護施設の機器30としては、検出部31のカメラ313、ケアコール部314、一時停止スイッチ316、ドップラー方式の体動センサー、ベッドセンサー(マットセンサー)、スタッフ端末34、および無線AP35が含まれる。そしてこれらの機器30から取得部111が取得する看介護に関わるデータは、入居者の撮影データ(0a)、制御部311(イベント判定部)が撮影データにより検出したイベント(0b)、ケアコール信号(0c)、操作信号(0d)、動作信号(0e、0f)、図10の「対応する」ボタンを操作する(図8のS180)ことによる担当要求(0g)、「見る」ボタンを操作することによるライブ画像視聴要求(0h)、スタッフ端末34を通じたログイン/ログアウト処理(図8のS100、S250)(0i)、および位置情報(0j)が含まれる。
図11Bは、看介護に関わるデータ(以下、単に「関連データ」ともいう)と、第1の解析結果との対応関係を示す表である。解析部112は、各関連データ(0a~0j)に基づいて、以下に示す第1の解析結果(1a~1j)を生成する。
1a:例えば解析部112がイベント判定部として機能することで、撮影データ(0a)からイベントを判定する。また、検出部31側で判定したイベント(0b)をそのまま受け入れる。
1c:解析部112は、ケアコール信号(0c)をそのまま受け入れてイベント(ケアコール)の判定をする。
1d:また、解析部112は、部屋の出入口にある一時停止スイッチ316の操作信号(0d)、または撮影データ(0a)から複数人(部屋の1人の入居者70と、別の人)が部屋に居ることを検出することで、スタッフ72の部屋への入室時刻を解析する。
1e:解析部112は、体動センサーからの動作信号(0e)により入居者70の呼吸動作(睡眠、呼吸停止)を解析する。
1f:解析部112は、ベッドセンサーの動作信号(0f)により入居者70の起床、離床のイベントを解析する。
1g:解析部112は、スタッフ72からの担当要求(0g)から、通知したイベントへ対応したスタッフ72を解析する。
1h:解析部112は、スタッフ72から視聴要求(0h)からライブ画像視聴記録を解析する。
1i:解析部112は、ログイン/ログアウト処理(0j)からスタッフ72の勤務状況を解析する。
1j:解析部112は、スタッフ72の位置情報(0j)から移動軌跡を解析する。
(第2の解析結果)
図11Cは、関連データ、第1の解析結果と、第2の解析結果との対応関係を示す表である。解析部112は、所定のタイミングで、関連データ(0a~0j)または/および第1解析結果から以下に示す第2の解析結果を生成する。第1の解析結果は、関連データに基づいて即時的に生成された解析データである。これに対して、第2の解析結果は、第1の解析結果よりも高度な解析を行ったもの、または第1の解析結果の解析に用いたデータよりも長期間蓄積されたデータを用いて解析して生成されたものであることが好ましい。解析部112は、所定の期間(例えば、1週間、1ヶ月、数ヶ月~1年以上の長期期間)蓄積された関連データ、または所定の期間蓄積された第1の解析結果を解析することにより、以下に示すような第2の解析結果(2a~2h)を生成する。
2a:解析部112は、イベント(1a)を所定の期間に渡って解析することで、入居者70の起床、離床、転倒、転落のパターンを解析する。例えば、1日のうち、起床、離床のイベントがきまった時刻に発生することを解析したり、ある時刻に転倒、転落が高頻度に発生したりすることを解析する。
2b:解析部112は、撮影データ(0a)、およびこのデータから解析した入居者70の移動軌跡、イベント(1a)、等の行動データに基づいてADSL(日常生活活動)パターンを解析する。ここで行動データは、入居者70の歩行距離、歩行速度、活動エリアの情報が含まれる。
2c:解析部112は、イベント、呼吸動作等の関連データ(0a、0e)および第1の解析結果(1a、1e)から、入居者70の生活における睡眠状態(睡眠時間、睡眠の深さ)を解析する。
2d:解析部112は、位置情報(0j)および移動軌跡(1j)からスタッフ72の移動量、または、看介護施設内で、よく滞在する箇所、もしくは動線(移動軌跡)を解析する。
2e:解析部112は、イベント(1a)と視聴実績(0h、1h)からライブ画像視聴機能の使用率を解析する。具体的には、ライブ画像視聴回数を、イベントの通知回数で割ることにより算出する。イベントの種類(起床、離床、転倒、転落、ケアコール)毎に使用率を解析してもよい。
2f:解析部112は、勤務状況等(0i、1j)から、各スタッフ72の業務時間を解析する。また、解析部112は、業務時間から配置比率を解析してもよい。配置比率は、ある看介護施設900において、所定時間以上在室していた入居者70の人数である入居者数、スタッフ72の勤務時間の合計、および入居者数と勤務時間の合計から換算したスタッフ数(人/8時間)から算出できる。
2g:解析部112は、イベント(1a)、入室時刻(0d、1d)、担当要求(1g)から、業務量削減時間、および訪室率を解析する。業務量削減時間は、1回あたりの平均のイベント所要時間Wtに訪室しなかった回数Txを乗じることで算出できる。イベント所要時間Wtは、担当要求が送信されてから一時停止スイッチを操作するまでの時間(図8のステップS180~S230までの時間)を平均化することで算出できる。回数Txは、イベント通知数から訪室回数を減じることで算出できる。訪室率は、所定短期期間(例えば1週間単位)における看介護施設900全体、または所属ユニット毎における、イベントの通知回数に対する訪室回数の割合である。これらの業務量削減時間、訪室率もイベントの種類毎に算出するようにしてもよい。
2h:解析部112は、各種の関連データ(0a-0j)、および第1の解析結果(1a-1j)からICT機器利用習熟度を解析する。例えば、スタッフ72の移動量、ライブ使用機能の使用率、訪室率、一時停止スイッチの利用率(一時停止スイッチを操作しないことによる誤報の発生回数)の所定期間の推移(1月~数ヶ月)を、解析部112は解析する。また、このときに、解析部112は、サービス管理サーバー50(サービス提供者)から提供される他の看介護施設の平均的なICT機器利用習熟度の推移と比較することで、利用者は、自身の看介護施設90のレベルを把握できる。例えば、看介護施設900としては、人手不足の状況の中、介護スタッフを募集する場合に、看介護施設90のICT機器の導入実績を提示してより有能な人材を集め易くなる。
(解析結果の提供処理)
次に、図12、図13を参照し、上述した第1、第2の解析結果の生成、および提供処理について説明する。図12は、第1、第2の解析結果の提供処理を示すフローチャートである。図13は、図12の許可判定に用いる機器利用者の利用権限の付与処理を示すフローチャートである。
(ステップS310)
取得部111は、機器30から看介護に関わるデータを取得する。例えば、図11Aで示した関連データ0a~0f、0jのように、看介護施設900で利用される検出部31、無線AP35、およびスタッフ端末34から被介護者である入居者70、または介護者であるスタッフ72に関するセンシングデータを取得する。また、関連データ0g~0iのように、スタッフ72が利用するスタッフ端末34から操作データを取得する。
(ステップS320)
解析部112は、ステップS310で取得した関連データを解析することで、第1の解析結果を生成する。例えば、図11Bで示した第1の解析結果1a~1jのように、イベント、入室時刻、呼吸動作、対応スタッフ、ライブ画像視聴記録、勤務状況、移動軌跡、等の第1の解析結果を生成し、記憶部130に記憶する。例えば、イベント、ライブ画像視聴記録は、イベントリスト(第1の解析結果)として記憶される。
(ステップS330)
提供部114は、ステップS320で生成した第1の解析結果を、機器利用者へ提供する。例えば、イベントを判定した場合は、イベントの通知をスタッフ72が利用するスタッフ端末34に送信したり、管理者74が利用する端末装置20に送信したりする。
(ステップS340)
制御部110は、所定のタイミングであるか否かを判定する。例えば、1週毎、1日毎、1h毎のように所定日、所定時刻になる度に、または、サービス管理サーバー50(従業員76)から要求があった場合に、所定のタイミングであると判定する。所定タイミングであれば(YES)、処理をステップS350に進め、そうでなければ(NO)、ステップS310以下の処理を繰り返す。
(ステップS350)
解析部112は、ステップS310で取得した関連データ、または、ステップS320で生成した第1の解析結果に基づいて、第2の解析結果を生成し、記憶部130に記憶する。例えば、図11Cで示した第2の解析結果2a~2hのように、入居者のパターン、睡眠状態、スタッフの業務時間、ICT機器利用習熟度、等を等の第2の解析結果を生成し、記憶部130に記憶する。
(ステップS360)
許可部113は、看介護施設900の機器利用者へ、第2の解析結果の提供を許可するか判定する。この判定は、看介護施設900のランクにより判定したり、看介護施設900の第2の解析結果の個別の利用権限により判定したりする。このランクは、後述する図13の処理により付与されたものである。例えば、ランク1の場合には第2の解析結果の提供を許可せず、ランク3の場合には全て許可し、ランク2の場合には、複数の第2の解析結果のうち、一部のみを許可する。許可部113が許可しない場合(NO)には、処理をステップS310に戻し、全部許可、または一部許可の場合(YES)、処理をステップS370に進める。
(ステップS370)
提供部114は、許可判定に応じて、第2の解析結果を、機器利用者へ提供する。例えば、提供部114は、看介護施設900の管理者74が利用する端末装置20に第2の解析結果を送信する。管理者74はこれを閲覧し、業務量削減の効果が目標に達しているか、ICT機器利用習熟度が目標に達しているか、等を確認できる。
(機器利用者への利用権限の付与処理)
(ステップS410)
図13に示すように、ここでは、制御部110は、サービス管理サーバー50の指示により、機器利用者を登録する。最初にサービス提供者により解析処理のサービスを提供する場合には、利用権限は初期値であるランク1が付与される。例えば、このランク1は解析サービス導入時の試用期間に付与されるランクである。
(ステップS420)
制御部110は、契約変更の通知が、サービス管理サーバー50からあれば(YES)、処理をステップS450に進める。例えば、看介護施設90の利用者が、サービス提供者に対して、より高額なサービスを契約した場合、またはオプションの追加契約をした場合には、契約が更新される。
(ステップS430)
制御部110は、機器利用者からの複数のうちの個別の第2の解析結果、または全部の第2の解析結果の提供の要求があった場合(YES)、処理をステップS450に進める。例えば、端末装置20を介して管理者74から特定の第2の解析結果の提供の要求がなされる。
(ステップS440)
制御部110は、サービス提供者から要求があれば(YES)、処理をステップS450に進める。例えば、サービス提供者の従業員76が、サービス管理サーバー50を介して、ランク変更、または個別の第2の解析結果の利用権限付与の要求を送信する。この処理は、例えば、サービス提供者が、売り上げを上げるためや、看介護施設900の業務の効率化を促進させるために、例えば該当の看介護施設900に対して新たなサービスを提供したいような場合に行われる。
(ステップS450)
制御部110は、機器利用者の契約情報を変更するとともに、これに応じた利用権限を変更する。すなわち要求の内容に応じて、ランク1から、ランク2、またはランク3にアップする。また、要求の内容に応じて、複数のうち、第2の解析結果毎に利用権限を設定してもよい。例えば、要求に応じて、特定の第2の解析結果のみを提供可能に設定する。そして、変更した利用権限を、利用権限情報として記憶部130に記憶する。以降は、許可部113は、この利用権限情報を用いて、第2の解析結果の提供を、許可するか否かの判定を行う。
このように、本実施形態に係る情報処理装置は、看介護施設で使用される機器から取得した看介護に関わるデータを取得する取得部と、前記取得部が取得したデータを解析して、第1の解析結果、および第2の解析結果を生成する解析部と、前記解析部が生成した前記第1の解析結果、および前記第2の解析結果を、前記看介護施設の前記機器の利用者へ提供する提供部と、前記第2の解析結果を、前記利用者へ提供することを許可する許可部と、を備え、前記提供部は、前記解析部が生成した前記第2の解析結果を、前記利用者へ提供する。これにより、機器導入による長期的な効果が示せないという課題を解決すること、すなわち、第1の解析結果を提供することを基本としつつ、適切に第2の解析結果を提供することができる。
より具体的には、本実施形態に係る情報処理装置10により、初期的には、第1の解析結果を提供することでデータを蓄積しつつ、一部の機能の効果を実感してもらうことで、機器導入のフックとすることができる。そして、許可に応じて、第2の解析結果を提供することで、徐々に、その他の機能を追加、拡充でき、新たな機器の使いこなしができない利用者であっても、徐々に使いこなしができるようになる。また、第2の解析結果を提供することで、機器導入による長期的な効果を示すことが可能となる。また、本実施形態に係る情報処理装置が提供する第2の解析結果は、第1の解析結果よりも、長期間蓄積された看介護に関わるデータを用いて生成されたもの、または第1の解析結果を解析することにより生成されたものである。また、第2の解析結果には、機器の利用に関する習熟度、または看介護の業務量に関する解析結果が含まれる。このようにすることで、機器導入による長期的な効果を示すことが可能となる。
(変形例)
次に図14、図15を参照し、変形例における第3の解析結果の提供処理について説明する。図14は、第3の解析結果の提供処理を示すフローチャートである。図15は、看介護に関わるデータと、第3の解析結果の対応関係を示す表である。
(ステップS510)
取得部111は、ケア記録とケアコール情報を取得する。ケア記録は、記憶部130に記憶されている。ケアコール情報は、ケアコール信号(0c)、または記憶部130に記憶されているイベントリストに含まれるイベント(1c)である。
(ステップS520)
解析部112は、第3の解析結果を生成し、記憶部130に記憶する。図15に示すように、「3a:ケア記録の解析結果」に関しては、解析部112は、ケア記録を解析してケア記録解析結果を得る。例えば、ある入居者70に関する入眠前の水分摂取量と睡眠状態との関係や、睡眠時間、食事量、運動量の推移の変化、または服薬ケアと、これらの推移との関係を解析する。睡眠状態が最も良好となる、適切な水分量を導出したり、推移の変化量が大きい場合にはアラートを出力したりする。「3b:上限数の開放」は、ケアコールの解析結果(第2の解析結果2a)の対応する部屋数の上限を開放する。例えば、初期は10部屋(10床)の上限を開放したり、上限値を20部屋(20床)に増やしたりする。
(ステップS530)
許可部113は、看介護施設900の利用者へ、第3の解析結果の提供を許可するか判定する。この判定は、看介護施設900のランクにより判定したり、看介護施設900の第3の解析結果の個別の利用権限により判定したりする。これらのランク、または個別の利用権限は、図13の処理により付与されたものである。例えば、ランク3であれば第3の解析結果の提供を許可する。許可部113が許可する場合(YES)には、処理をステップS540に進める。
(ステップS530)
提供部114は、許可に応じて、第3の解析結果を、機器利用者へ提供する。例えば、提供部114は、看介護施設900の管理者74が利用する端末装置20に第3の解析結果を送信する。管理者74はこれを閲覧することで、入居者の状態変化を確認できたり、ケアコールのイベントがどの時間帯、どの入居者70で高頻度に発生するかを確認できたりする。
このように、変形例に係る情報処理装置10においては、許可に応じて、第3の解析結果を提供することで、機器導入による長期的な効果を示すことが可能となる。
以上に説明した、情報処理装置10、およびこれを備える情報処理システム1の構成は、上述の実施形態の特徴を説明するにあたって主要構成を説明したのであって、上述の構成に限られず、特許請求の範囲内において、種種改変できる。例えば、情報処理装置10と、表示部23を備えた端末装置20(表示装置)で構成される情報処理システム1であってもよい。また、上述した実施形態に係る情報処理装置10における処理は、上記のフローチャート、シーケンスチャートに示したステップ以外のステップを含んでもよく、あるいは、上述したステップのうちの一部を含まなくてもよい。また、ステップの順序は、上述した実施形態に限定されない。さらに、各ステップは、他のステップと組み合わされて一つのステップとして実行されてもよく、他のステップに含まれて実行されてもよく、複数のステップに分割されて実行されてもよい。
また、上述した実施形態に係る情報処理装置、または情報処理システムにおける各種処理を行う手段および方法は、専用のハードウエア回路、またはプログラムされたコンピューターのいずれによっても実現することが可能である。上記プログラムは、例えば、USBメモリやDVD(Digital Versatile Disc)-ROM等のコンピューター読み取り可能な記録媒体によって提供されてもよいし、インターネット等のネットワークを介してオンラインで提供されてもよい。この場合、コンピューター読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムは、通常、ハードディスク等の記憶部に転送され記憶される。また、上記プログラムは、単独のアプリケーションソフトとして提供されてもよいし、一機能としてその検出部等の装置のソフトウエアに組み込まれてもよい。
1 情報処理システム
10 情報処理装置
110 制御部
111 取得部
112 解析部
113 許可部
114 提供部
120 通信部
130 記憶部
20 端末装置
210 制御部
220 通信部
230 表示部
240 入力部
30 機器
31 検出部
311 制御部
312 通信部
313 カメラ
314 ケアコール部
315 音声入出力部
316 一時停止スイッチ
34 スタッフ端末
341 制御部
342 無線通信部
343 表示部
344 入力部
345 音声入出力部
50 サービス管理サーバー
70 入居者
72 スタッフ
74 管理者
76 従業員

Claims (16)

  1. 看介護施設で使用される機器から取得した看介護に関わるデータを取得する取得部と、
    前記取得部が取得したデータを解析して、第1の解析結果、および第2の解析結果を生成する解析部と、
    前記解析部が生成した前記第1の解析結果、および前記第2の解析結果を、前記機器の利用者へ提供する提供部と、
    前記第2の解析結果を、前記機器の利用者へ提供することを許可する許可部と、を備え、
    前記提供部は、前記許可部により許可された前記第2の解析結果を、前記利用者へ提供する、情報処理装置。
  2. 前記第2の解析結果は、複数であり、前記許可部は、前記第2の解析結果毎に、許可を判定し、
    前記提供部は、前記許可部により許可された前記第2の解析結果を、前記利用者へ提供する、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記許可部は、前記利用者の契約情報、前記利用者の要求、または、前記解析に関するサービスを提供するサービス提供者の許可に基づいて、許可を判定する、請求項1、または請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記解析部は、所定の期間蓄積された前記データ、または前記第1の解析結果を解析することにより、前記第2の解析結果を生成する、請求項1から請求項3のいずれかに記載の情報処理装置。
  5. 前記解析部は、前記第1の解析結果よりも、長期間蓄積された前記データを用いて、前記第2の解析結果を生成する、請求項1から請求項4のいずれかに記載の情報処理装置。
  6. 前記第2の解析結果には、前記機器の利用に関する習熟度、または看介護の業務量に関する解析結果が含まれる、請求項1から請求項5のいずれかに記載の情報処理装置。
  7. 前記データは、看介護施設でのケア記録、またはケアコールの情報を含み、
    前記解析部は、前記ケア記録、または前記ケアコールを解析し、第3の解析結果を生成し、
    前記許可部は、前記第3の解析結果を、前記利用者へ提供することを許可し、
    前記提供部は、許可された前記第3の解析結果を、前記利用者へ提供する、請求項1から請求項6のいずれかに記載の情報処理装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれかの情報処理装置と、
    第1、第2の解析結果を表示する表示部を備えた表示装置と、を備える、情報処理システム。
  9. 看介護施設で使用される機器から取得した看介護に関わるデータを取得するステップ(a)と、
    前記ステップ(a)で取得したデータを解析して、第1の解析結果、および第2の解析結果を生成するステップ(b)と、
    ステップ(b)で生成した、前記第1の解析結果を、前記看介護施設の前記機器の利用者へ提供するステップ(c)と、
    前記第2の解析結果を、前記利用者へ提供することを許可するステップ(d)と、
    前記ステップ(d)で許可した前記第2の解析結果を、前記利用者へ提供するステップ(e)と、を含む処理を実行する解析結果提供方法。
  10. 前記第2の解析結果は、複数であり、前記ステップ(d)では、前記第2の解析結果毎に、許可を判定し、
    前記ステップ(e)では、前記ステップ(d)で許可した前記第2の解析結果を、前記利用者へ提供する、請求項9に記載の解析結果提供方法。
  11. 前記ステップ(d)では、前記利用者の契約情報、前記利用者の要求、または、前記解析に関するサービスを提供するサービス提供者の許可に基づいて、許可を判定する、請求項9、または請求項10に記載の解析結果提供方法。
  12. 前記ステップ(b)では、所定の期間蓄積された前記データ、または所定の期間蓄積された前記第1の解析結果を解析することにより、前記第2の解析結果を生成する、請求項9から請求項11のいずれかに記載の解析結果提供方法。
  13. 前記ステップ(b)では、前記第1の解析結果よりも長期間蓄積された前記データを用いて、前記第2の解析結果を生成する、請求項9から請求項12のいずれかに記載の解析結果提供方法。
  14. 前記第2の解析結果には、前記機器の利用に関する習熟度、または看介護の業務量に関する解析結果が含まれる、請求項9から請求項13のいずれかに記載の解析結果提供方法。
  15. 前記データは、看介護施設でのケア記録、またはケアコールの情報を含み、
    前記ステップ(b)では、前記ケア記録、または前記ケアコールを解析し、第3の解析結果を生成し、
    前記ステップ(d)では、前記第3の解析結果を、前記利用者へ提供することを許可し、
    前記ステップ(e)では、許可した前記第3の解析結果を、前記利用者へ提供する、請求項9から請求項14のいずれかに記載の解析結果提供方法。
  16. 請求項9から請求項15のいずれかに記載の解析結果提供方法を、コンピューターに実行させるための制御プログラム。
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