JP2021196937A - 演算装置、制御プログラム、制御システム、および演算方法 - Google Patents

演算装置、制御プログラム、制御システム、および演算方法 Download PDF

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Abstract

【課題】スタッフの本心が反映されたスタッフ間の相性を速やかかつ高頻度に評価可能な演算装置、制御プログラム、制御システムおよび演算方法を提供する。【解決手段】ケアサポートシステムの管理サーバーにおいて、演算装置21は、ケア対象者へのケア実行者による対応の実行を示す対応情報を取得する取得部211と、対応情報に基づいて、ケア対象者への対応をしたケア実行者の、ケアの共同実行相手ごとの対応業務量を算出する相手別対応業務量算出部214と、を有する。【選択図】図6

Description

本発明は、演算装置、制御プログラム、制御システム、および演算方法に関する。
我が国は、戦後の高度経済成長に伴う生活水準の向上、衛生環境の改善、および医療水準の向上等により、長寿命化が顕著となっている。このため、出生率の低下と相まって、高齢化率が高い高齢化社会になっている。このような高齢化社会では、病気、怪我、および加齢などにより、介護や看護等のケアを必要とする要介護者および要看護者等の増加が想定される。
このような状況においては、ケアの業務が適切に実施されることが重要であり、そのために、ケアを行うスタッフの管理が適切に行われる必要がある。特許文献1には、次の技術が開示されている。勤務者が携帯する勤務者端末に勤務者により入力された、同僚との相性等の意見情報に基づいて、勤務者間相性度指標等の各指標を算出するとともに、各指標から評価関数により算出した適応度が所定の条件を満たすように、勤務表を生成する。これにより、勤務者それぞれの勤務表に基づく作業の質を向上させる。
特開2018−5455号公報
しかし、上記先行技術は、スタッフ同士の相性を、スタッフへのアンケート形式で取得するため、相性の評価が回答者の特性や主観に比較的大きく左右される。また、相性を高頻度に評価することが比較的困難である。このため、スタッフの本心が反映されたスタッフ間の相性を速やかかつ高頻度に評価できないという問題がある。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものである。すなわち、スタッフの本心が反映されたスタッフ間の相性を速やかかつ高頻度に評価可能な、演算装置、制御プログラム、制御システム、および演算方法を提供することを目的とする。
本発明の上記課題は、以下の手段によって解決される。
(1)ケア対象者へのケア実行者による対応の実行を示す対応情報を取得する取得部と、前記対応情報に基づいて、前記ケア対象者への対応をした前記ケア実行者の、ケアの共同実行相手ごとの対応業務量を算出する相手別対応業務量算出部と、を有する演算装置。
(2)前記相手別対応業務量算出部は、前記ケア実行者の、前記共同実行相手ごとの単位時間当たりの前記対応業務量を算出し、複数の前記対応情報に基づいて、時間帯ごとの前記対応業務量の平均を、時間帯ごとの予想業務量として算出する発生予想業務量算出部と、前記時間帯ごとの前記予想業務量と、前記ケア実行者の、前記共同実行相手ごとの単位時間当たりの前記対応業務量と、に基づいて、前記ケア実行者のシフトを生成するシフト生成部と、前記シフトを出力する出力部と、をさらに有する、上記(1)に記載の演算装置。
(3)ケア種別のケアの負荷度を特定するケア種別負荷度特定部をさらに有し、前記相手別対応業務量算出部は、前記ケア実行者の、前記共同実行相手ごとの単位時間当たりの前記対応業務量を、前記ケア種別のケアの負荷度による重み付けをして算出する、上記(1)または(2)に記載の演算装置。
(4)前記対応情報およびケア記録の少なくともいずれかに基づいて、ケア対象者の特性に依存する、ケア対象者ごとのケアの負荷度を特定するケア対象者別負荷度特定部をさらに有し、前記相手別対応業務量算出部は、前記ケア実行者の、前記共同実行相手ごとの単位時間当たりの前記対応業務量を、前記ケア対象者ごとのケアの負荷度による重み付けをして算出する、上記(1)〜(3)のいずれかに記載の演算装置。
(5)前記ケア実行者の、前記共同実行相手ごとの前記対応業務量の、所定期間におけるすべての前記共同実行相手についての総和を、総対応業務量として算出する総対応業務量算出部をさらに有する、上記(1)〜(4)のいずれかに記載の演算装置。
(6)前記ケア実行者の、前記共同相手ごとの単位時間当たりの前記対応業務量、および前記総対応業務量の少なくともいずれかをさらに出力する対応業務量出力部をさらに有する、上記(5)に記載の演算装置。
(7)ケア対象者へのケア実行者による対応の実行を示す対応情報を取得する手順(a)と、前記対応情報に基づいて、前記ケア対象者への対応をした前記ケア実行者の、ケアの共同実行相手ごとの対応業務量を算出する手順(b)と、を有する処理をコンピューターに実行させるための制御プログラム。
(8)前記手順(b)においては、前記ケア実行者の、前記共同実行相手ごとの単位時間当たりの前記対応業務量を算出し、前記処理は、複数の前記対応情報に基づいて、時間帯ごとの前記対応業務量の平均を、時間帯ごとの予想業務量として算出する手順(c)と、前記時間帯ごとの前記予想業務量と、前記ケア実行者の、前記共同実行相手ごとの単位時間当たりの前記対応業務量と、に基づいて、前記ケア実行者のシフトを生成する手順(d)と、前記シフトを出力する手順(e)と、をさらに有する、上記(7)に記載の制御プログラム。
(9)前記処理は、ケア種別のケアの負荷度を特定する手順(f)をさらに有し、前記手順(b)においては、前記ケア実行者の、前記共同実行相手ごとの単位時間当たりの前記対応業務量を、前記ケア種別のケアの負荷度による重み付けをして算出する、上記(7)または(8)に記載の制御プログラム。
(10)前記処理は、前記対応情報およびケア記録の少なくともいずれかに基づいて、ケア対象者の特性に依存する、ケア対象者ごとのケアの負荷度を特定する手順(g)をさらに有し、前記手順(b)においては、前記ケア実行者の、前記共同実行相手ごとの単位時間当たりの前記対応業務量を、前記ケア対象者ごとのケアの負荷度による重み付けをして算出する、上記(7)〜(9)のいずれかに記載の制御プログラム。
(11)前記処理は、前記ケア実行者の、前記共同実行相手ごとの前記対応業務量の、所定期間におけるすべての前記共同実行相手についての総和を、総対応業務量として算出する手順(h)をさらに有する、上記(7)〜(10)のいずれかに記載の制御プログラム。
(12)前記処理は、前記ケア実行者の、前記共同実行相手ごとの単位時間当たりの前記対応業務量、および前記総対応業務量の少なくともいずれかを出力する手順(i)をさらに有する、上記(11)に記載の制御プログラム。
(13)検知した情報を前記対応情報として出力するセンサーと、上記(1)〜(6)に記載の演算装置と、を有する制御システム。
(14)ケア対象者へのケア実行者による対応の実行を示す対応情報を取得する段階(a)と、前記対応情報に基づいて、前記ケア対象者への対応をした前記ケア実行者の、ケアの共同実行相手ごとの対応業務量を算出する段階(b)と、を有する演算方法。
ケア対象者へのケア実行者による対応の実行を示す情報に基づいて、ケア対象者への対応をしたケア実行者の、ケアの共同実行相手ごとの対応業務量を算出する。これにより、スタッフの本心が反映されたスタッフ間の相性を速やかかつ高頻度に評価できる。
ケアサポートシステムの全体構成を示す図である。 ケア対象者の部屋のベッド周辺に設置された検知部の例を示す図である。 検知部の概略構成を示すブロック図である。 管理サーバーの概略構成を示すブロック図である。 携帯端末の概略構成を示すブロック図である。 管理サーバーの制御部の機能を示すブロック図である。 ケア実行者のシフトを生成する際のデータフローを示す説明図である。 各ケア実行者の、日付・時間帯ごとの対応業務量と、シフトの実績とに基づいて、各ケア実行者の、シフト相手ごとの単位時間当たりの対応業務量を算出する処理を説明するための説明図である。 生成されたシフトの例を示す図である。 ケアサポートシステムの動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係る、演算装置、制御プログラム、制御システム、および演算方法について説明する。なお、図面において、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面の寸法比率は、説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
なお、本明細書において、ケアを受ける対象者であるケア対象者には、異常状態等の所定の不都合な事象がその者に生じた場合に、その発見を必要としている者が広く含まれ、例えば、要介護者、患者、および要支援者を含む。ケアの種類には、ケア対象者に対してケア実行者(スタッフ)が行うケアを広く含み、例えば、起床に対するケア、離床に対するケア、転倒に対するケア、無呼吸に対するケア、およびケアコールに対するケアを含む。例えば、起床に対するケアには、着替え、洗顔、および口腔ケアを行う、いわゆるモーニングケアが含まれる。また、例えばケアコールに対するケアには、ケア対象者80の居室訪問、およびケア対象者80状態に応じたケアが含まれる。ケアの種類には、さらに、排泄ケア、入浴ケア、食事ケア、移動ケア、見守りケア、見回りケア、寝返りケア、およびケア記録の作成のほか、食事の準備や掃除などの生活介助が含まれる。
図1はケアサポートシステム1の全体構成を示す図である。図2はケア対象者80の部屋のベッド90周辺に設置された検知部10の例を示す図である。
図1に示すように、ケアサポートシステム1は、複数の検知部10、管理サーバー20、固定端末30、および1つ以上の携帯端末40を有する。これらは、有線や無線によって、LAN(Local Area Network)、電話網またはデータ通信網等のネットワーク50を介して、相互に通信可能に接続される。ネットワーク50は、通信信号を中継する中継機を備えてもよい。図1に示す例では、携帯端末40、検知部10、管理サーバー20、および固定端末30が、アクセスポイント51を含む無線LAN等(例えばIEEE802.11規格によるLAN)のネットワーク50によって、相互に通信可能に接続されている。ケアサポートシステム1は制御システムを構成する。管理サーバー20は演算装置を構成する。
ケアサポートシステム1は、例えば、病院および老人福祉施設等の建物に好適に配設される。図1に示す例では、ケアサポートシステム1は、複数のケア対象者80がそれぞれ入居する複数の居室やケアステーションを含む複数の部屋を備える施設の建物内に配置されている。
検知部10は、ケア対象者80の観察領域である、各フロア(フロアA〜C)の居室にそれぞれ配置される。図1に示す例では、フロアAにおいて、4つの検知部10がケア対象者80であるaさん、bさん、cさん、およびdさんの居室にそれぞれ配置されている。なお、図示は省略するが、その他のフロアにおいても、複数の検知部10が、ケア対象者80の居室にそれぞれ配置されている。ケア実行者であるユーザーu001、u002はそれぞれ携帯端末40を携帯している。管理サーバー20はネットワーク50に接続されている外部のサーバーであってもよい。また、固定端末30を省略し、管理サーバー20または携帯端末40がその機能を有してもよい。
(検知部10)
図3は検知部10の概略構成を示すブロック図である。検知部10は、制御部11、通信部12、カメラ13、およびケアコール部14を備え、これらの構成要素はバスによって、相互に接続されている。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)、およびRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)などのメモリにより構成され、プログラムにしたがって検知部10の各部の制御および演算処理を行う。
通信部12は、ネットワーク50を介して、例えば、管理サーバー20、固定端末30、および携帯端末40を含む他の装置と通信するためのインターフェースであり、例えばLANカードであり得る。
カメラ13は、例えば居室の天井、または壁の上部に配置され、観察領域としてケア対象者80のベッド90を含む領域を撮影し、撮影画像(画像データ)を出力する。この撮影画像には、静止画および動画が含まれる。カメラ13は、例えば可視光カメラまたは近赤外線カメラであり得る。以下、カメラ13により撮影された撮影画像を、単に「撮影画像」とも称する。
制御部11は、撮影画像から、ケア対象者80の行動を認識する。この認識する行動には、例えば、起床、離床、転倒、転落、歩行、および外出が含まれる。
制御部11は、複数の撮影画像(例えば動画像)から画像のシルエット(以下、「人シルエット」と称する)を検知する。人シルエットは、例えば、撮影時刻が前後する画像を差分する時間差分により差分が相対的に大きい画素の範囲を抽出することで検知され得る。人シルエットは、撮影画像から背景画像を差分する背景差分法により検知されてもよい。ケア対象者80の行動は、人シルエットに基づいて認識されるケア対象者80の姿勢(例えば、立位、座位、および臥位)の時間的変化、およびベッド90などの居室内の設置物との相対的な位置関係から検知され得る。制御部11は、所定の行動を検知した場合、検知された所定の行動、検知部10を特定するユニークなID(例えばMACアドレス)、および検知時刻を含む情報(以下、「センサー送信情報」と称する)を、通信部12を介して管理サーバー20へ送信する。所定の行動には、例えばケア対象者80の起床、離床、歩行、および外出等が含まれる。センサー送信情報は、所定の行動が検知されている間、一定の時間間隔で繰り返し送信され得る。
制御部11は、撮影画像から、ケア実行者によるケア対象者80へのケアの実行を検知し得る。制御部11は、例えば次のようにケア実行者によるケアの実行を検出し得る。検知されていた2人分のシルエットがトイレに接近して消えたこと等により、居室内のトイレに2人が入ったことを検出することで、排泄ケアの開始を認識し得る。制御部11は、検知されなくなった2人分のシルエットがトイレ付近から再検知されたこと等により、居室内のトイレから2人が出たことを検出することで、排泄ケアの終了を認識し得る。なお、ケア実行者による排泄ケアの実行は、例えば、携帯端末40に備えられたビーコン(beacon)の機能を利用して、ケア実行者の、ケア対象者80の居室内のトイレへの入出を検知することで、検知されてもよい。制御部11は、検知したケア実行者によるケアの実行を、ケア実行情報として通信部12を介して管理サーバー20へ送信する。ケア実行情報には、検知部10を特定するユニークなID(例えばMACアドレス)、ケア実行者(またはケア実行者を特定するユニークなID)、ケアの種類、ケアを開始した時刻およびケアを終了した時刻が含まれ得る。検知部10を特定するユニークなID、およびケア対象者80は、予め制御部11に記憶され得る。ケア実行者は、撮影画像を用いた公知の画像認識技術により検知され得る。
なお、後述するように、携帯端末40によりケア実行者によるケアの実行が検知される場合は、例えば、携帯端末40を特定するユニークなID(例えば携帯端末40の番号)、ケア対象者80、ケアの種類、ケアを開始した時刻およびケアを終了した時刻が含まれるケア実行情報が携帯端末40から管理サーバー20へ送信される。ケア対象者80は、上述したビーコンの機能を利用する際に携帯端末40により受信される、ケア対象者80の居室内のトイレに設置された発信機から発信される信号に含まれる発信器を特定する情報に基づいて、携帯端末40により検知され得る。
また、後述するように、ケア実行者は、ケアを行う際に、携帯する携帯端末40に、ケア対象者80、ならびにケアを開始する旨およびケアを終了する旨を入力し得る。これにより、携帯端末40から管理サーバー20へ、携帯端末40を特定するユニークなID(例えば携帯端末40の番号)、ケア対象者80、ケアの種類、ならびにケアを開始した時刻およびケアを終了した時刻、を含むケア実行情報が送信されることで、ケア実行者によりケア対象者80へのケアの実行がされたことが通知される。携帯端末40から管理サーバー20へ送信されるケア実行情報は、ケア記録(介護記録)であってもよい。
なお、ケア対象者80の所定の行動の検知、およびケア対象者80のケアの実行の検知は、管理サーバー20により行われてもよい。この場合、制御部11は、管理サーバー20へ撮影画像の送信を行う。
ケアコール部14は、押しボタン式のスイッチを含み、スイッチがケア対象者80によって押されることでケアコールを検知する。押しボタン式のスイッチに換えて、音声マイクによりケアコールを検知してもよい。ケアコール部14は、ケアコール部14のスイッチが押されることでケアコールを検知した場合、ケアコール部14を特定するユニークなID(例えばMACアドレス)、および検知時刻を含む情報(以下、「ケアコール情報」と称する)を、ケアコールとして、通信部12を介して管理サーバー20へ送信する。なお、ケアコール部14は、携帯端末40との音声通話用のマイクおよびスピーカーを備えてもよい。
検知部10は、ベッド90に対してマイクロ波を送受信してケア対象者80の体動(たとえば、呼吸動)によって生じたマイクロ波のドップラシフトを検出するドップラシフト方式の体動センサーを、さらに含んでいてもよい。この体動センサーにより、ケア対象者80の呼吸動作に伴う胸部の体動(胸部の上下動)を検出し、その胸部の体動における周期の乱れ、および予め設定された閾値以下である胸部の体動における振幅を検知すると、微体動異常であると認識する。この微体動異常は、たとえば、センサー送信情報として管理サーバー20に送信される。
センサー送信情報に含まれる、ケア対象者80の所定の行動、およびケアコール情報によるケアコールは、ケア対象者80のイベントを構成する。以下、イベントに関する情報を、「イベント情報」と称する。
(管理サーバー20)
図4は、管理サーバー20の概略構成を示すブロック図である。管理サーバー20は、制御部21、通信部22、および記憶部23を備える。制御部21および通信部22の基本構成は、検知部10の対応する構成要素である、制御部11および通信部12と同様である。各構成要素は、バスによって、相互に接続されている。
管理サーバー20は、センサー送信情報およびケアコール情報等を検知部10から受信したとき、所定の場合に、固定端末30および携帯端末40に通知を行う。管理サーバー20は、たとえば、通信機能を有するコンピューターによって、構成されている。管理サーバー20は、検知部10が配置された建物と同じ建物内に設けられていてもよく、あるいは、検知部10が配置された建物から離れた場所に設けられていてもよい。管理サーバー20は、インターネット等のネットワーク上に配置された複数のサーバーによって仮想的に構成されるクラウドサーバーであってもよい。
制御部21は、センサー送信情報に基づいて、イベント情報として、イベント名、ケア対象者、ならびにイベントの開始時間および終了時間を特定する。イベント名は、検知された所定の行動から特定される。ケア対象者80は、検知部10を特定するユニークなIDから、当該IDとケア対象者80との対応関係が登録されたテーブルが参照されることで特定される。当該テーブルはあらかじめ記憶部23に記憶される。イベントの開始時刻および終了時刻は、当該イベントに関するセンサー送信情報の受信開始時刻、および当該センサー送信情報が受信されなくなった時刻としてそれぞれ特定され得る。
制御部21は、ケアコール情報に基づいて、イベント情報として、イベント名、ケア対象者、ならびにイベントの開始時刻および終了時刻を特定する。イベント名はケアコール情報の受信によりケアコールと特定される。ケア対象者80は、ケアコール部14を特定するユニークなIDから、当該IDとケア対象者80との対応関係が登録されたテーブルが参照されることで特定される。当該テーブルはあらかじめ記憶部23に記憶される。イベントの開始時刻および終了時刻は、ケアコール情報の受信開始時刻および受信終了時刻(ケアコール解除時刻)としてそれぞれ特定される。
制御部21は、1つのイベントに関するセンサー送信情報またはケアコール情報を最初に受信したときに、センサー送信情報またはケアコール情報に基づいて特定したイベント情報を、携帯端末40または固定端末30へ送信することでイベントの発生を通知する。
制御部21は、検知部10および携帯端末40からケア実行情報を受信する。ケア実行情報は、対応情報を構成する。制御部21は、ケア実行情報を、ケア実行者(ユーザーu001,u002,u003)毎に記憶部23に記憶させる。
制御部21のより具体的な機能については後述する。
記憶部23は、検知部10を特定するユニークなIDとケア対象者80との対応関係が登録されたテーブル、携帯端末40を特定するユニークなIDとケア対象者80との対応関係が登録されたテーブル、ケアコール部14を特定するユニークなIDとケア対象者80との対応関係が登録されたテーブル、ケア実行者を識別するための情報とケア実行者とを対応づけたテーブル、ならびにケア対象者80に関する情報を含む各種データを記憶する。
また、記憶部23には、上述したケア実行情報が記憶されている。ケア実行情報は、検知部10および携帯端末40からケア実行情報を受信する度に記憶される。記憶部23には、過去の、ケア実行者のシフト(勤務シフト)をさらに記憶する。
(固定端末30)
固定端末30は、PC(Personal Computer)であり、CPU、RAM、ROM、HDD、表示部、通信部、および入力部等を備える。入力部は、管理者による各種情報の操作入力を受け付ける。管理サーバー20の記憶部23に記憶される、検知部10を特定するユニークなIDとケア対象者80との対応関係が登録されたテーブルは、入力部から入力されることで、管理サーバー20へ送信され、記憶部23に記憶され得る。同様に、携帯端末40を特定するユニークなIDとケア対象者80との対応関係が登録されたテーブル、およびケアコール部14を特定するユニークなIDとケア対象者80との対応関係が登録されたテーブルも、入力部から入力されることで、管理サーバー20へ送信され、記憶部23に記憶され得る。同様に、ケア実行者を識別するための情報とケア実行者とを対応づけたテーブルも、入力部から入力されることで、管理サーバー20へ送信され、記憶部23に記憶され得る。表示部は、管理サーバー20から受信された、ケア実行者のシフトを表示する。
(携帯端末40)
図5は、携帯端末40の概略構成を示すブロック図である。携帯端末40は、制御部41、無線通信部42、表示部43、入力部44,音声入出力部45、および位置検知部46を備え、これらはバスにより相互に接続される。携帯端末40は、例えば、タブレット型コンピューター、スマートフォンまたは携帯電話等の、ケア実行者により携帯可能な通信端末機器によって構成できる。
制御部41は、検知部10の制御部11の構成と同様に、CPU、RAM、ROMなどの基本構成を備える。
無線通信部42は、Wi−Fi、Bluetooth(登録商標)などの規格による無線通信を行う機能を有し、アクセスポイント51を経由して、または直接に各装置と無線通信する。
表示部43、および入力部44は、タッチパネルであり、液晶などで構成される表示部43の表示面に、入力部44としてのタッチセンサーが設けられる。表示部43、入力部44によって、ケア実行者に対して、ケアをこれから実行しようとするケア対象者80、ケアの内容、ならびにケアを開始する旨およびケアを終了する旨を入力するための画面を含む各種操作画面を表示したり、操作画面を通じて各種の操作を受け付ける。制御部41は、ケア実行情報の入力を受け付ける操作画面においてケア実行情報が入力されると、携帯端末40を特定するユニークなID(例えば携帯端末40の番号)、ケア対象者80、ケアの種類、ならびにケアを開始した時間およびケアを終了した時間、を含むケア実行情報を、無線通信部42により管理サーバー20へ送信する。ケアを開始した時間は、ケアの実行の契機となったイベント情報が携帯端末40により受信された時間が設定されてもよい。これにより、ケア実行者によりケア対象者80へのケアの実行がされたことが携帯端末40から管理サーバー20へ通知される。すなわち、例えば、ケア対象者80の、起床、離床、転倒、または無呼吸というイベントに対してケア実行者により、ケアの実行がされたことが、ケア対象者80、ケアの種類、ならびにケアを開始した時間(日時)およびケアを終了した時間(日時)を含むケア実行情報が携帯端末40から管理サーバー20へ通知される。起床、離床、転倒、および無呼吸というイベントに対しては、それぞれ、起床に対するケア、離床に対するケア、転倒に対するケア、および無呼吸に対するケアが実行される。ケアコールのイベントに対しては、ケアコールに対するケアが実行される。なお、ケア対象者80に代えて、位置検知部46により検知されたケア実行者の現在位置が管理サーバー20へ送信されてもよい。ケア実行者の現在位置が管理サーバー20へ送信されることにより、管理サーバー20によりケア実行者の現在位置に対応する施設内の領域が特定され、特定された領域を居室とするケア対象者80が特定される。
音声入出力部45は、例えばスピーカーとマイクであり、無線通信部42を介して他の携帯端末40との間でケア実行者相互間の音声通話を可能にする。また、音声入出力部45は、無線通信部42を介して検知部10との間で音声通話を可能にする機能を有し得る。
位置検知部46は、例えば、ビーコンの機能またはGPS機能を有し、携帯端末40を携帯するケア実行者の現在位置を検知する。位置検知部46は、ICタグ機能を有し、各部屋に設けたRFIDリーダーで読み取ることにより、ケア実行者の現在位置を検知してもよい。
(管理サーバー20の制御部21)
管理サーバー20の制御部21の機能についてさらに詳細に説明する。
図6は、管理サーバー20の制御部21の機能を示すブロック図である。図7は、ケア実行者のシフトを生成する際のデータフローを示す説明図である。
制御部21は、取得部211、ケア種別負荷度特定部212、ケア対象者別負荷度特定部213、相手別対応業務量算出部214、発生予想業務量算出部215、シフト生成部216、および総対応業務量算出部217として機能する。
取得部211は、検知部10および携帯端末40からケア実行情報を取得する。
ケア種別負荷度特定部212は、ケア種別ウェイト(ケア種別のケアの負担度)を、ケア実行情報のケアの種類ごとに特定する。ケア種別ウェイトは、ケアの種類に応じたケア実行者への負荷度を示す係数であり、負荷度が大きいほど大きな値となる。ケア種別ウェイトは、ケアの種類ごとにあらかじめ設定され、記憶部23に記憶され得る。
ケア対象者別負荷度特定部213は、ケア対象者別ウェイト(ケア対象者ごとのケアの負担度)を、ケア実行情報のケア対象者80ごとに特定する。ケア対象者別ウェイトは、ケア対象者80の特性(体重、性格等)に応じたケア実行者への負荷度を示す係数であり、負荷度が大きいほど大きな値となる。ケア対象者別負荷度特定部213は、ケア実行情報をケア対象者80ごとに集計した、ケア対象者特性データに基づいて特定し得る。例えば、ケア対象者別負荷度特定部213は、ケア対象者特性データとして、所定期間(例えば、過去1月)における、ケア対象者80ごとのケア実行情報の受信回数の平均である平均ケア対応回数を用い得る。この場合、平均ケア対応回数が多いほどケア対象者別ウェイトは大きくされる。なお、ケア対象者特性データとして、ケア記録に記録されている、要支援度、要介護度、またはADLレベルが用いられてもよい。
相手別対応業務量算出部214は、各ケア実行者の、日付・時間帯ごとの対応業務量を算出する(図7の(1))。対応業務量は、ケア対象者80へのケアの実行によるケア実行者の業務量である。対応業務量は、ケア実行情報と、ケア対象者特性データに基づいて算出される。具体的には、対応業務量は、ケアの実行回数(対応回数)に、ケア種別ウェイトおよびケア対象者別ウェイトを乗算することにより算出される。これにより、ケア種別ウェイトおよびケア対象者別ウェイトによる重み付けがされた、ケア実行者の業務量が、対応業務量として算出される。なお、対応業務量は、ケアの実行回数(対応回数)に、ケア種別ウェイトおよびケア対象者別ウェイトのいずれか一方を乗算することにより算出されてもよい。また、対応業務量は、ケア種別ウェイトおよびケア対象者別ウェイトによる重み付けがされない、ケア実行者の業務量であってもよい。この場合、ケアの実行回数が対応業務量になる。
相手別対応業務量算出部214は、さらに、各ケア実行者の、ケアの共同実行相手(以下、「シフト相手」とも称する)ごとの単位時間当たりの対応業務量を算出する(図7の(2))。シフト相手は、記憶部23に記憶されたシフトの実績に基づいて特定され得る。
図8は、各ケア実行者の、日付・時間帯ごとの対応業務量と、シフトの実績とに基づいて、各ケア実行者の、シフト相手ごとの単位時間当たりの対応業務量を算出する処理を説明するための説明図である。
図8の例においては、ケア実行者であるユーザーu001の、日付・時間帯ごとの対応業務量と、ケア実行者であるユーザーu001〜u003が勤務者として含まれるシフトの実績とに基づいて、ケア実行者であるユーザーu001の、シフト相手ごとの単位時間当たりの対応業務量が算出されている。シフト相手ごとの単位時間当たりの対応業務量は、時間帯ごとの所定期間(例えば、過去1月)における平均であり得る。シフト相手ごとの単位時間当たりの対応業務量は、すべての時間帯の、所定期間(例えば、過去1月)における平均であってもよい。以下、説明を簡単にするために、シフト相手ごとの単位時間当たりの対応業務量は、時間帯ごとの所定期間における平均であるものとして説明する。シフト相手は、日付・時間帯ごとの対応業務量と、シフトの実績の日付・時間帯を照らし合わせることで特定される。
算出された、ケア実行者であるユーザーu001の、シフト相手ごとの単位時間当たりの対応業務量を参照すると、ユーザーu001は、ユーザーu003をシフト相手とされたときに、対応業務量が17.5と、比較的低くなっている。このことは、ユーザーu001は、ユーザーu003との関係性(相性)が比較的悪い可能性が高い。すなわち、例えば、気の合わないユーザーu003がシフト相手のためにケアの連携がスムーズでないとか、ユーザーu003とのスキルに差がありすぎて、ユーザーu001が手を抜いている可能性がある。
ケア実行者であるユーザーu001のシフト相手がユーザーu002であるときは、対応業務量が20.3と、比較的高くなっている。しかし、以前よりも比較的顕著に低くなっている場合は、ユーザーu001のユーザーu002との関係性が最近悪化傾向にある可能性がある。シフト相手ごとの単位時間当たりの対応業務量は、例えば日々更新される。従って、更新前の、シフト相手ごとの単位時間当たりの対応業務量(すなわち、所定期間における、シフト相手ごとの単位時間当たりの対応業務量の平均)と、最新(例えば前日)の、シフト相手ごとの単位時間当たりの対応業務量とを比較することで、ケア実行者のシフト相手との関係性の変化を速やかかつ高頻度に評価できる。
発生予想業務量算出部215は、すべてのケア実行者の、複数のケア実行情報に基づいて、時間帯ごとの対応業務量の平均を、時間帯ごとの発生予想業務量として算出する(図7の(3)参照)。
シフト生成部216は、各ケア実行者の、シフト相手ごとの単位時間当たりの対応業務量と、時間帯ごとの発生予想業務量とに基づいて、シフトを生成して出力する。シフト生成部216は、次を満たすようにケア実行者の時間帯ごとの組合せを算出することでシフトを生成する。(1)各ケア実行者の勤務可能な日時情報に基づき、各ケア実行者の配置日時がそれぞれ勤務可能な日時になっていること。(2)時間帯ごとに、配置されたケア実行者の対応業務量(シフト相手ごとの単位時間当たりの対応業務量)の合計(総和)が、発生予想業務量以上であること。(3)(2)で発生予想業務量以上となるケア実行者の組合せが複数ある場合は、配置されたケア実行者の対応業務量(シフト相手ごとの単位時間当たりの対応業務量)の総和が最大となるケア実行者の組合せであること。なお、各ケア実行者が配置される時間帯がそれぞれ連続すること等、その他の条件が満たされるようにシフトが生成されてもよい。
総対応業務量算出部217は、ケア実行者の、シフト相手ごとの対応業務量の、所定期間(例えば、過去1月)におけるすべてのシフト相手についての総和を、総対応業務量として算出して出力する。総対応業務量算出部217は、各ケア実行者の、シフト相手ごとの単位時間当たりの対応業務量を、さらに出力してもよい。
図9は、生成されたシフトの例を示す図である。
図9に示すように、時間帯ごとに、配置されたケア実行者の対応業務量の合計が発生予想業務量以上となっている。
(ケアサポートシステム1の動作)
図10は、ケアサポートシステム1の動作を示すフローチャートである。本フローチャートは、管理サーバー20の制御部21によりプログラムに従って実行され得る。
制御部21は、ケア実行情報を検知部10または携帯端末40からケア実行情報を受信することで取得する(S101)。
制御部21は、ケア対象者別ウェイトを、ケア実行情報のケア対象者ごとに特定する(S102)。
制御部21は、ケア対象者別ウェイトを、ケア対象者別ウェイトを、ケア実行情報のケア対象者ごとに特定する(S103)。
制御部21は、ケア実行情報に基づくケアの実行回数、ケア種別ウェイト、ケア対象者別ウェイト、および過去のシフトの実績に基づいて、各ケア実行者の、シフト相手ごとの単位時間当たりの対応業務量を算出する(S104)。
制御部21は、すべてのケア実行者の、複数のケア実行情報に基づいて、時間帯ごとの発生予想業務量を算出する(S105)。
制御部21は、各ケア実行者の、シフト相手ごとの単位時間当たりの対応業務量、時間帯ごとの発生予想業務量、および各ケア実行者の勤務可能日時情報に基づいて、シフトを生成する(S106)。
制御部21は、各ケア実行者の、シフト相手ごとの単位時間当たりの対応業務量と、シフトとを、固定端末30へ送信すること等により出力する(S107)。制御部21は、各ケア実行者の総対応業務量をさらに出力し得る。
実施形態は、以下の効果を奏する。
ケア対象者へのケア実行者による対応の実行を示す対応情報に基づいて、ケア対象者への対応をしたケア実行者の、ケアの共同実行相手ごとの対応業務量を算出する。これにより、ケア実行者自身に被測定者であることを意識させることなく、スタッフの本心が反映されたスタッフ間の相性を速やかかつ高頻度に評価できる。
さらにケア実行者の、共同実行相手ごとの単位時間当たりの対応業務量を算出し、複数の対応情報に基づいて、時間帯ごとの対応業務量の平均を、時間帯ごとの予想業務量として算出する。そして、時間帯ごとの予想業務量と、ケア実行者の、共同実行相手ごとの単位時間当たりの対応業務量と、に基づいて、ケア実行者のシフトを生成して出力する。これにより、施設全体のケアの質がより高くなるシフトを簡単に生成できる。
さらに、ケア種別のケアの負荷度を特定し、ケア実行者の、共同実行相手ごとの単位時間当たりの対応業務量を、ケア種別のケアの負荷度による重み付けをして算出する。これにより、スタッフの業務量を、ケアの量および質の両観点から、高精度に評価できる。
さらに、対応情報およびケア記録の少なくともいずれかに基づいて、ケア対象者の特性に依存する、ケア対象者ごとのケアの負荷度を特定し、ケア実行者の、共同実行相手ごとの単位時間当たりの対応業務量を、ケア対象者ごとのケアの負荷度による重み付けをして算出する。これにより、スタッフの業務量を、ケアの量および質の両観点から、より高精度に評価できる。
さらに、ケア実行者の、共同実行相手ごとの対応業務量の、所定期間におけるすべての共同実行相手についての総和を、総対応業務量として算出する。これにより、スタッフの業務量を、ケアの量および質の両観点から、より高精度かつ簡単に評価できる。
さらに、ケア実行者の、共同実行相手ごとの単位時間当たりの対応業務量、および総対応業務量の少なくともいずれかをさらに出力する。これにより、スタッフの業務量を、ケアの量および質の両観点から、より高精度かつより簡単に評価できる。また、スタッフ間の人間関係の悪化を速やかに検知できるため、スタッフに対しきめ細やかな心のケアを、事態が深刻化する前に行うことができる。
以上に説明したケアサポートシステム1の構成は、上述の実施形態の特徴を説明するにあたって主要構成を説明したのであって、上述の構成に限られず、特許請求の範囲内において、種々改変することができる。また、一般的なケアサポートシステムが備える構成を排除するものではない。
例えば、管理サーバー20が有する機能を、検知部10が備えるようにしてもよい。
また、検知部10、管理サーバー20、および携帯端末40は、それぞれ複数の装置により構成されてもよく、いずれか複数の装置が単一の装置として構成されてもよい。
また、上述したフローチャートは、一部のステップを省略してもよく、他のステップが追加されてもよい。また各ステップの一部は同時に実行されてもよく、一つのステップが複数のステップに分割されて実行されてもよい。
また、上述したケアサポートシステム1における各種処理を行う手段および方法は、専用のハードウェア回路、またはプログラムされたコンピューターのいずれによっても実現することが可能である。上記プログラムは、例えば、USBメモリやDVD(Digital Versatile Disc)−ROM等のコンピューター読み取り可能な記録媒体によって提供されてもよいし、インターネット等のネットワークを介してオンラインで提供されてもよい。この場合、コンピューター読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムは、通常、ハードディスク等の記憶部に転送され記憶される。また、上記プログラムは、単独のアプリケーションソフトとして提供されてもよいし、一機能としてその検知部等の装置のソフトウエアに組み込まれてもよい。
1 ケアサポートシステム、
10 検知部、
11 制御部、
12 通信部、
13 カメラ、
14 ケアコール部、
20 管理サーバー、
21 制御部、
22 通信部、
23 記憶部、
30 固定端末、
40 携帯端末、
41 制御部、
42 無線通信部、
43 表示部、
44 入力部、
45 音声入出力部、
46 位置検知部、
50 ネットワーク、
51 アクセスポイント
80 ケア対象者。

Claims (14)

  1. ケア対象者へのケア実行者による対応の実行を示す対応情報を取得する取得部と、
    前記対応情報に基づいて、前記ケア対象者への対応をした前記ケア実行者の、ケアの共同実行相手ごとの対応業務量を算出する相手別対応業務量算出部と、
    を有する演算装置。
  2. 前記相手別対応業務量算出部は、前記ケア実行者の、前記共同実行相手ごとの単位時間当たりの前記対応業務量を算出し、
    複数の前記対応情報に基づいて、時間帯ごとの前記対応業務量の平均を、時間帯ごとの予想業務量として算出する発生予想業務量算出部と、
    前記時間帯ごとの前記予想業務量と、前記ケア実行者の、前記共同実行相手ごとの単位時間当たりの前記対応業務量と、に基づいて、前記ケア実行者のシフトを生成するシフト生成部と、
    前記シフトを出力する出力部と、
    をさらに有する、請求項1に記載の演算装置。
  3. ケア種別のケアの負荷度を特定するケア種別負荷度特定部をさらに有し、
    前記相手別対応業務量算出部は、前記ケア実行者の、前記共同実行相手ごとの単位時間当たりの前記対応業務量を、前記ケア種別のケアの負荷度による重み付けをして算出する、請求項1または2に記載の演算装置。
  4. 前記対応情報およびケア記録の少なくともいずれかに基づいて、ケア対象者の特性に依存する、ケア対象者ごとのケアの負荷度を特定するケア対象者別負荷度特定部をさらに有し、
    前記相手別対応業務量算出部は、前記ケア実行者の、前記共同実行相手ごとの単位時間当たりの前記対応業務量を、前記ケア対象者ごとのケアの負荷度による重み付けをして算出する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の演算装置。
  5. 前記ケア実行者の、前記共同実行相手ごとの前記対応業務量の、所定期間におけるすべての前記共同実行相手についての総和を、総対応業務量として算出する総対応業務量算出部をさらに有する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の演算装置。
  6. 前記ケア実行者の、前記共同実行相手ごとの単位時間当たりの前記対応業務量、および前記総対応業務量の少なくともいずれかをさらに出力する対応業務量出力部をさらに有する、請求項5に記載の演算装置。
  7. ケア対象者へのケア実行者による対応の実行を示す対応情報を取得する手順(a)と、
    前記対応情報に基づいて、前記ケア対象者への対応をした前記ケア実行者の、ケアの共同実行相手ごとの対応業務量を算出する手順(b)と、
    を有する処理をコンピューターに実行させるための制御プログラム。
  8. 前記手順(b)においては、前記ケア実行者の、前記共同実行相手ごとの単位時間当たりの前記対応業務量を算出し、
    前記処理は、
    複数の前記対応情報に基づいて、時間帯ごとの前記対応業務量の平均を、時間帯ごとの予想業務量として算出する手順(c)と、
    前記時間帯ごとの前記予想業務量と、前記ケア実行者の、前記共同実行相手ごとの単位時間当たりの前記対応業務量と、に基づいて、前記ケア実行者のシフトを生成する手順(d)と、
    前記シフトを出力する手順(e)と、
    をさらに有する、請求項7に記載の制御プログラム。
  9. 前記処理は、ケア種別のケアの負荷度を特定する手順(f)をさらに有し、
    前記手順(b)においては、前記ケア実行者の、前記共同実行相手ごとの単位時間当たりの前記対応業務量を、前記ケア種別のケアの負荷度による重み付けをして算出する、請求項7または8に記載の制御プログラム。
  10. 前記処理は、前記対応情報およびケア記録の少なくともいずれかに基づいて、ケア対象者の特性に依存する、ケア対象者ごとのケアの負荷度を特定する手順(g)をさらに有し、
    前記手順(b)においては、前記ケア実行者の、前記共同実行相手ごとの単位時間当たりの前記対応業務量を、前記ケア対象者ごとのケアの負荷度による重み付けをして算出する、請求項7〜9のいずれか一項に記載の制御プログラム。
  11. 前記処理は、前記ケア実行者の、前記共同実行相手ごとの前記対応業務量の、所定期間におけるすべての前記共同実行相手についての総和を、総対応業務量として算出する手順(h)をさらに有する、請求項7〜10のいずれか一項に記載の制御プログラム。
  12. 前記処理は、前記ケア実行者の、前記共同実行相手ごとの単位時間当たりの前記対応業務量、および前記総対応業務量の少なくともいずれかを出力する手順(i)をさらに有する、請求項11に記載の制御プログラム。
  13. 検知した情報を前記対応情報として出力するセンサーと、
    請求項1〜6に記載の演算装置と、
    を有する制御システム。
  14. ケア対象者へのケア実行者による対応の実行を示す対応情報を取得する段階(a)と、
    前記対応情報に基づいて、前記ケア対象者への対応をした前記ケア実行者の、ケアの共同実行相手ごとの対応業務量を算出する段階(b)と、
    を有する演算方法。
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