JP2022189064A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】適切にトナー像の画像濃度を調整することができる画像形成装置を提供する。【解決手段】実施形態によれば、画像形成装置は、転写体と、回転部材と、センサと、プロセッサと、を備える。転写体は、トナー像が形成される。回転部材は、前記転写体に前記トナー像を形成する。センサは、前記転写体に形成された前記トナー像の画像濃度を測定する。プロセッサは、前記回転部材を用いて第1のテストパターンを前記転写体に転写し、前記センサを用いて前記第1のテストパターンの画像濃度を測定し、前記第1のテストパターンの画像濃度を測定して得られた画像濃度検出値に基づいて前記トナー像の画像濃度を調整する調整値を設定する第1の画像濃度調整を行い、前記第1の画像濃度調整を所定の回数行うと、所定の個数の前記画像濃度検出値又は前記調整値の第1のバラツキを算出し、前記第1のバラツキが所定の閾値以上である場合、前記回転部材を用いて、前記回転部材の周長よりも副走査方向に長い第2のテストパターンを前記転写体に転写する。【選択図】 図2
Description
本発明の実施形態は、画像形成装置に関する。
画像形成装置には、転写ベルトなどの転写体にトナーでテストパターンを形成して、トナー像の濃度を制御するものがある。そのような画像形成装置は、トナー像から形成される印刷画像の濃度が適切な画像濃度となるように現像バイアスなどを調整する。
しかしながら、画像形成装置は、画像の進行方向(副走査方向)において画像濃度ムラを生じることがある。そのような場合、画像形成装置は、テストパターンを形成した位置によっては適切に画像濃度を調整できないことがある。
上記の課題を解決するため、適切にトナー像の画像濃度を調整することができる画像形成装置を提供する。
実施形態によれば、画像形成装置は、転写体と、回転部材と、センサと、プロセッサと、を備える。転写体は、トナー像が形成される。回転部材は、前記転写体に前記トナー像を形成する。センサは、前記転写体に形成された前記トナー像の画像濃度を測定する。プロセッサは、前記回転部材を用いて第1のテストパターンを前記転写体に転写し、前記センサを用いて前記第1のテストパターンの画像濃度を測定し、前記第1のテストパターンの画像濃度を測定して得られた画像濃度検出値に基づいて前記トナー像の画像濃度を調整する調整値を設定する第1の画像濃度調整を行い、前記第1の画像濃度調整を所定の回数行うと、所定の個数の前記画像濃度検出値又は前記調整値の第1のバラツキを算出し、前記第1のバラツキが所定の閾値以上である場合、前記回転部材を用いて、前記回転部材の周長よりも副走査方向に長い第2のテストパターンを前記転写体に転写する。
以下、実施形態について、図面を参照して説明する。
実施形態に係る画像形成装置は、トナーを用いて用紙などの媒体に画像を形成する。画像形成装置は、転写ベルトなどの転写体にトナー像を形成する。画像形成装置は、転写体上に形成されたトナー像を用紙などの媒体に転写する。画像形成装置は、トナー像を転写された媒体を加熱することで媒体にトナーを定着させる。
実施形態に係る画像形成装置は、トナーを用いて用紙などの媒体に画像を形成する。画像形成装置は、転写ベルトなどの転写体にトナー像を形成する。画像形成装置は、転写体上に形成されたトナー像を用紙などの媒体に転写する。画像形成装置は、トナー像を転写された媒体を加熱することで媒体にトナーを定着させる。
図1は、実施形態に係る画像形成装置1の構成例を示すブロック図である。
図1が示すように、画像形成装置1は、プロセッサ11、メインメモリ12、記憶装置13、通信インターフェース14、操作パネル15、スキャナ16、入力画像処理部17、ページメモリ18、出力画像処理部19、形成部20及びセンサ21などを備える。これらの各部は、データバスなどを介して互いに接続される。
図1が示すように、画像形成装置1は、プロセッサ11、メインメモリ12、記憶装置13、通信インターフェース14、操作パネル15、スキャナ16、入力画像処理部17、ページメモリ18、出力画像処理部19、形成部20及びセンサ21などを備える。これらの各部は、データバスなどを介して互いに接続される。
なお、画像形成装置1は、図1が示すような構成の他に必要に応じた構成を具備したり、画像形成装置1から特定の構成が除外されたりしてもよい。
プロセッサ11は、画像形成装置1全体の動作を制御する機能を有する。プロセッサ11は、内部メモリ及び各種のインターフェースなどを備えてもよい。プロセッサ11は、内部メモリ又は記憶装置13などが予め記憶するプログラムを実行することにより種々の処理を実現する。
なお、プロセッサ11がプログラムを実行することにより実現する各種の機能のうちの一部は、ハードウエア回路により実現されるものであってもよい。この場合、プロセッサ11は、ハードウエア回路により実行される機能を制御する。
メインメモリ12は、揮発性のメモリである。メインメモリ12は、ワーキングメモリ、あるいはバッファメモリである。メインメモリ12は、プロセッサ11からの命令に基づき種々のアプリケーションプログラムを格納する。また、メインメモリ12は、アプリケーションプログラムの実行に必要なデータ及びアプリケーションプログラムの実行結果などを格納してもよい。
記憶装置13は、データの書き込み及び書き換えが可能な不揮発性のメモリである。記憶装置13は、たとえば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)又はフラッシュメモリなどから構成される。記憶装置13は、画像形成装置1の運用用途に応じて制御プログラム、アプリケーション及び種々のデータなどを格納する。
操作パネル15は、画像形成装置1の操作者によって、種々の指示が入力される。操作パネル15は、操作者に入力された指示を示す信号をプロセッサ11へ送信する。操作パネル15は、操作部として、たとえば、キーボード、テンキー、及び、タッチパネルなどを備える。
また、操作パネル15は、画像形成装置1の操作者に対して、種々の情報を表示する。即ち、操作パネル15は、プロセッサ11からの信号に基づいて、種々の情報を示す画面を表示する。操作パネル15は、表示部として、たとえば、液晶ディスプレイなどを備える。
スキャナ16は、原稿を光学的に走査し、原稿の画像を画像データとして読み取る。スキャナ16は、原稿をカラー画像として読み取る。スキャナ16は、主走査方向に形成されるセンサ列などから構成される。スキャナ16は、副走査方向にセンサ列を移動し、原稿全体を読み取る。
入力画像処理部17は、スキャナ16が読み取った画像データを処理する。なお、入力画像処理部17は、スキャナ16以外からの画像データを処理してもよい。たとえば、入力画像処理部17は、USBメモリ、PC、又は、スマートフォンなどから送られた画像データを処理してもよい。
ページメモリ18は、入力画像処理部17が処理した画像データを格納する。
出力画像処理部19は、形成部20が画像データを用紙に印刷できるように、ページメモリ18が格納する画像データを処理する。
出力画像処理部19は、形成部20が画像データを用紙に印刷できるように、ページメモリ18が格納する画像データを処理する。
形成部20は、プロセッサ11の制御に基づいて、出力画像処理部19が処理した画像データを用紙に印刷する。
形成部20は、たとえば、電子写真方式により画像データを用紙に印刷する。また、形成部20は、転写体、転写体を駆動するためのローラ及び感光体ドラムなどから構成される。形成部20については、後述する。
形成部20は、たとえば、電子写真方式により画像データを用紙に印刷する。また、形成部20は、転写体、転写体を駆動するためのローラ及び感光体ドラムなどから構成される。形成部20については、後述する。
センサ21は、形成部20の後述する転写体31上に形成されるトナー像を検知する。センサ21は、転写体31上のトナーの濃度を検知する。センサ21は、トナーの画像濃度を示す画像濃度検出値をプロセッサ11に出力する。センサ21は、光学センサであり、たとえば、反射光量にてトナーの画像濃度を測定する光学センサが用いられる。センサ21は、CCD(Charge Coupled Device)カメラなどから構成されてもよい。また、センサ21は、転写体31を照らすライトなどを備えるものであってもよい。
次に、形成部20について説明する。
図2は、形成部20の構成例を示す図である。図2が示すように、形成部20は、感光体ドラム30、転写体31、ローラ32、帯電器33、除電器34、感光体クリーナ35、一次転写ローラ36、二次転写ローラ37、定着器38、転写体クリーナ39、現像器40、撹拌器41、現像ローラ42、電圧印加部43、給紙カセット51及び搬送路52などを備える。
図2は、形成部20の構成例を示す図である。図2が示すように、形成部20は、感光体ドラム30、転写体31、ローラ32、帯電器33、除電器34、感光体クリーナ35、一次転写ローラ36、二次転写ローラ37、定着器38、転写体クリーナ39、現像器40、撹拌器41、現像ローラ42、電圧印加部43、給紙カセット51及び搬送路52などを備える。
転写体31は、中間転写体である。転写体31は、ベルト状に形成される。即ち、転写体31は、所定の幅で環状に形成される。
ローラ32は、転写体31を駆動するためのローラである。各ローラ32a乃至32dは、転写体31の内側に形成される。各ローラ32a乃至32dは、転写体31を内側から所定の張力で引っ張り平面状に形成する。
各ローラ32a乃至32dは、駆動部からの駆動力によって回転する。各ローラ32a乃至32dは、回転することで転写体31を駆動する。なお、ローラ32a乃至32dのいくつかは、受動的に回転するものであってもよい。
形成部20は、感光体ドラム30、帯電器33、除電器34、感光体クリーナ35、一次転写ローラ36、現像器40、撹拌器41、現像ローラ42及び電圧印加部43をトナーの色毎に備える。ここでは、形成部20は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)及びブラック(K)のトナーについて、それぞれ感光体ドラム30、帯電器33、除電器34、感光体クリーナ35、一次転写ローラ36、現像器40、撹拌器41、現像ローラ42及び電圧印加部43を備える。
即ち、形成部20は、感光体ドラム30として、感光体ドラム30Y、30M、30C及び30Kを備える。また、形成部20は、帯電器33として、帯電器33Y、33M、33C及び33Kを備える。また、形成部20は、除電器34として、除電器34Y、34M、34C及び34Kを備える。また、形成部20は、感光体クリーナ35として、感光体クリーナ35Y、35M、35C及び35Kを備える。
また、形成部20は、一次転写ローラ36として、一次転写ローラ36Y、36M、36C及び36Kを備える。また、形成部20は、現像器40として、現像器40Y、40M、40C及び40Kを備える。また、形成部20は、撹拌器41として、撹拌器41Y、41M、41C及び41Kを備える。また、形成部20は、現像ローラ42として、現像ローラ42Y、42M、42C及び42Kを備える。また、形成部20は、電圧印加部43として、電圧印加部43Y、43M、43C及び43Kを備える。
ここでは、代表して、感光体ドラム30K、帯電器33K、除電器34K、感光体クリーナ35K、一次転写ローラ36K、現像器40K、撹拌器41K、現像ローラ42K及び電圧印加部43Kについて説明する。
現像器40Kは、トナーと磁性を有するキャリアとを含む現像剤を収容する容器である。現像器40Kは、トナーカートリッジから送り出されたトナーを受け取る。現像剤は、製造時又は使用開始時などにおいて現像器40K内に収容される。
現像器40K内には、撹拌器41Kが形成されている。撹拌器41Kは、現像器40K内の現像剤を撹拌する。撹拌器41Kは、現像剤を撹拌するためのスクリュー及びスクリューを回転させるモータなどから構成される。
また、現像器40K内には、現像ローラ42Kが形成されている。現像ローラ42Kは、内蔵されている磁石(不図示)によって現像剤を引き寄せ、現像器40内で回転することにより、表面に現像剤を付着させる。現像ローラ42Kは、モータなどによって回転する。現像ローラ42Kは、転写体31にトナー像を形成するための回転部材の1つである。
電圧印加部43Kは、プロセッサ11の制御に従って、現像ローラ42Kに現像バイアスを印加する。たとえば、電圧印加部43Kは、現像ローラ42Kに現像バイアスを印加する。現像ローラ42Kに付着した現像剤のトナーは、現像バイアスにより生じる電界によって感光体ドラム30Kに付着し、トナー像を形成する。
感光体ドラム30Kは、円筒状のドラムと、ドラムの外周面に形成された感光層とを備える感光体である。感光体ドラム30Kは、モータから伝達される動力によって一定の速度で回転する。感光体ドラム30Kは、転写体31にドナー像を形成するための回転部材の1つである。
帯電器33Kは、感光体ドラム30Kの表面を一定の電位で帯電させる。
帯電器33Kは、感光体ドラム30Kの表面を一定の電位で帯電させる。
感光体ドラム30Kには、帯電した状態で図示されない露光部からのレーザを回転しながら照射される。その結果、感光体ドラム30Kには、レーザによって静電潜像が形成される。
一次転写ローラ36Kは、転写体31を挟んで感光体ドラム30Kと対向する位置に形成される。一次転写ローラ36Kは、感光体ドラム30Kに転写体31を接触させる。一次転写ローラ36Kは、感光体ドラム30Kに形成されたトナー像を転写体31に転写させる。感光体ドラム30Kは、トナー像を形成するための回転部材の1つである。一次転写ローラ36Kは、転写体31にトナー像を形成するための回転部材の1つである。
感光体クリーナ35Kは、感光体ドラム30Kの表面と接触するブレードなどから構成される。感光体クリーナ35Kは、ブレードを用いて感光体ドラム30Kの表面に残留したトナーを除去する。
除電器34Kは、感光体ドラム30Kの帯電電荷を除去する。
除電器34Kは、感光体ドラム30Kの帯電電荷を除去する。
センサ21は、一次転写ローラ36よりも下流に形成される。ここで、下流とは、転写体31が駆動する方向における下流を示す。即ち、センサ21は、各一次転写ローラ36によって転写された各トナー像の画像濃度を測定する。
給紙カセット51は、媒体としての用紙を収容するカセットである。給紙カセット51は、画像形成装置1の筐体の外部から用紙を供給可能な構造を有する。たとえば、給紙カセット51は、筐体から引き出し可能な構造を有する。
搬送路52は、用紙を搬送する。たとえば、搬送路52は、給紙カセット51から用紙を1枚ずつ取り出して搬送する。たとえば、搬送路52は、ローラ及び搬送ベルトなどから構成される。
二次転写ローラ37は、転写体31上に形成されたトナー像を用紙に転写する。図2が示すように、二次転写ローラ37は、転写体31を挟んでローラ32aに対向する位置に形成される。二次転写ローラ37は、搬送路52が搬送する用紙に対して転写体31上のトナー像を転写する。
定着器38は、用紙の搬送方向において二次転写ローラ37よりも下流に形成される。定着器38は、用紙に転写されたトナー像を定着させる。定着器38は、トナー像を定着温度に加熱することでトナー像を用紙に定着させる。たとえば、定着器38は、ヒータなどから構成される。
転写体クリーナ39は、転写体31の表面と接触するブレードなどから構成される。転写体クリーナ39は、ブレードを用いて転写体31の表面に残留したトナーを除去する。
形成部20は、転写体31上にトナー像を形成する。形成部20は、二次転写ローラ37を用いて、転写体31上に形成されたトナー像を用紙上に転写する。形成部20は、定着器38を用いてトナー像を転写された用紙を加熱しトナー像を用紙に定着させる。形成部20は、搬送路52を用いてトナー像を定着させた用紙を外部に排出する。
次に、画像形成装置1が実現する機能について説明する。画像形成装置1が実現する機能は、プロセッサ11が記憶装置13などに格納されるプログラムを実行することで実現される。
まず、プロセッサ11は、トナーを用いて用紙に画像を印刷する機能を有する。
たとえば、ユーザは、スキャナ16に原稿をセットする。プロセッサ11は、スキャナ16を駆動させ、セットされた原稿の画像データを取得する。なお、プロセッサ11は、通信インターフェース14を通じて、外部装置から画像データを取得してもよい。
たとえば、ユーザは、スキャナ16に原稿をセットする。プロセッサ11は、スキャナ16を駆動させ、セットされた原稿の画像データを取得する。なお、プロセッサ11は、通信インターフェース14を通じて、外部装置から画像データを取得してもよい。
また、プロセッサ11は、電圧印加部43を用いて、現像ローラ42に現像バイアスを印加する。また、プロセッサ11は、現像ローラ42を回転させる。
また、プロセッサ11は、感光体ドラム30を回転させる。
感光体ドラム30は、帯電器33によって所定の電位に帯電される。プロセッサ11の制御に基づいて、露光部は、感光体ドラム30にレーザを照射する。感光体ドラム30においてレーザが照射された領域の電位が変化する。電位の変化によって、感光体ドラム30の表面上に静電潜像が形成される。
感光体ドラム30は、帯電器33によって所定の電位に帯電される。プロセッサ11の制御に基づいて、露光部は、感光体ドラム30にレーザを照射する。感光体ドラム30においてレーザが照射された領域の電位が変化する。電位の変化によって、感光体ドラム30の表面上に静電潜像が形成される。
感光体ドラム30の表面上の静電潜像は、現像ローラ42に現像バイアスが印加され、現像ローラ42に付着した現像剤のトナーが感光体ドラム30に移動することによって現像される。すなわち、感光体ドラム30の表面上に、トナー像が形成される。
感光体ドラム30の表面上に形成されたトナー像は、感光体ドラム30と対向する一次転写ローラ36によって、転写体31上に転写される。転写後、トナー像に含まれるトナーの一部が、転写体31に転写されずに感光体ドラム30上に残る場合がある。
感光体クリーナ35は、感光体ドラム30上に残留するトナーを感光体ドラム30から取り除く。
また、プロセッサ11は、各感光体ドラム30上に形成されたトナー像が互いに重なるように、転写体31に転写する。
トナー像を転写体31に転写すると、プロセッサ11は、搬送路52を用いて給紙カセット51から用紙をピックアップする。用紙をピックアップすると、プロセッサ11は、搬送路52を用いて、転写体31と二次転写ローラ37との間に用紙を供給する。即ち、プロセッサ11は、転写体31上に形成されたトナー像を用紙に転写する。
たとえば、二次転写ローラ37とローラ32aとの間には電圧(バイアス)が印加されている。そのため、二次転写ローラ37とローラ32aとの間に電界が生じている。この電界によって、転写体31上に形成されたトナー像は、用紙に転写される。
トナー像を用紙に転写すると、プロセッサ11は、トナー像が転写された用紙を定着器38に搬送する。用紙を定着器38に搬送すると、プロセッサ11は、定着器38を用いて所定の温度でトナー像を加熱する。プロセッサ11は、トナー像が定着する温度にトナー像を加熱する。トナー像は、加熱されることで用紙に定着する。
トナー像を加熱すると、プロセッサ11は、搬送路52を用いて、用紙を排出する。
プロセッサ11は、用紙に画像を印刷する回数をカウントする。ここでは、記憶装置13は、用紙に画像を印刷した回数をカウントする印刷回数カウンタを備える。プロセッサ11は、用紙に画像を印刷する度に印刷回数カウンタをカウントアップする。
また、プロセッサ11は、第1のテストパターンを転写体31上に形成して、形成部20が用紙に印刷する印刷画像の画像濃度を調整する機能を有する(第1の画像濃度調整)。
たとえば、プロセッサ11は、所定の枚数(たとえば、1000枚)の用紙に画像を印刷するごとに、第1の画像濃度調整を行う。即ち、プロセッサ11は、印刷回数カウンタが所定の値に達するごとに、第1の画像濃度調整を行う。なお、プロセッサ11は、所定の時間が経過するごと、又は、形成部20の駆動時間が所定の値に達するごとに、第1の画像濃度調整を行ってもよい。
たとえば、プロセッサ11は、所定の枚数(たとえば、1000枚)の用紙に画像を印刷するごとに、第1の画像濃度調整を行う。即ち、プロセッサ11は、印刷回数カウンタが所定の値に達するごとに、第1の画像濃度調整を行う。なお、プロセッサ11は、所定の時間が経過するごと、又は、形成部20の駆動時間が所定の値に達するごとに、第1の画像濃度調整を行ってもよい。
図3は、第1のテストパターンの例を示す。図3が示すように、第1のテストパターンは、所定の画像濃度(たとえば、最大濃度又は中間濃度)の各色のベタから構成される。
第1のテストパターンは、副走査方向にイエロー、マゼンタ、シアン及びブラックのベタを備える。各ベタは、矩形に形成されている。
たとえば、プロセッサ11は、各現像器40のトナーを用いて各感光体ドラム30にベタのトナー像を形成する。各感光体ドラム30にベタを形成すると、プロセッサ11は、各一次転写ローラ36を用いて各感光体ドラム30のベタを転写体31に転写して、第1のテストパターンを転写体31に形成する。
第1のテストパターンを転写体31に形成すると、プロセッサ11は、転写体31を回転させる。転写体31を回転させることで、プロセッサ11は、センサ21が画像濃度を測定可能な位置に第1のテストパターンを移動させる。プロセッサ11は、転写体31を回転させながら、センサ21を用いて第1のテストパターンの各ベタの画像濃度を測定する。ここでは、プロセッサ11は、センサ21から、画像濃度を示す検出値(画像濃度検出値)を色毎に取得する。
各ベタの画像濃度を測定すると、プロセッサ11は、各画像濃度検出値が所定の目標値と整合するかを判定する。たとえば、プロセッサ11は、各画像濃度検出値と所定の目標値との差が所定の閾値以下であるかを判定する。
画像濃度検出値が所定の目標値と整合しない場合、プロセッサ11は、トナー像の濃度が所定の目標値と整合するように、当該画像濃度検出値に対応する色のトナー像の画像濃度を調整する。ここでは、プロセッサ11は、当該色のトナー像の画像濃度を調整するための調整値を設定又は更新する。
調整値は、所定の色において、用紙に印刷される印刷画像の画像濃度を調整するための値である。即ち、調整値は、転写体31に形成されるトナー像の画像濃度を調整する。
たとえば、調整値は、現像ローラ42に印可される現像バイアスを調整する。調整値は、デフォルトの現像バイアスの電圧値に加算又は積算されて、現像バイアスの電圧値を調整する。また、調整値は、現像バイアスの電圧値であってもよい。
また、調整値は、現像器40が格納する現像剤のトナー濃度(重量パーセント濃度)を調整するものであってもよい。この場合、調整値は、デフォルトのトナー濃度に加算又は積算されて、現像剤のトナー濃度を調整する。また、調整値は、現像剤のトナー濃度であってもよい。
なお、調整値の構成は、特定の構成に限定されるものではない。
プロセッサ11は、色ごとに調整値を設定又は更新する。
プロセッサ11は、色ごとに調整値を設定又は更新する。
また、プロセッサ11は、色ごとの画像濃度検出値及び調整値の履歴を記憶装置13に格納する。
また、プロセッサ11は、第1の画像濃度調整を行った回数をカウントする。たとえば、記憶装置13は、第1の画像濃度調整を行った回数をカウントする調整回数カウンタを備える。プロセッサ11は、第1の画像濃度調整を行うごとに、調整回数カウンタをカウントアップする。
また、プロセッサ11は、第1の画像濃度調整を行った回数をカウントする。たとえば、記憶装置13は、第1の画像濃度調整を行った回数をカウントする調整回数カウンタを備える。プロセッサ11は、第1の画像濃度調整を行うごとに、調整回数カウンタをカウントアップする。
プロセッサ11は、以降の印刷動作において、調整値に基づいて形成部20を動作させる。即ち、プロセッサ11は、調整値に基づく画像濃度でトナー像を転写体31上に形成する。
また、プロセッサ11は、画像濃度検出値又は調整値のバラツキ(第1のバラツキ)を算出する機能を有する。
たとえば、プロセッサ11は、所定の回数(たとえば、10回)の第1の画像濃度調整を行うごとに、第1のバラツキを算出する。即ち、プロセッサ11は、調整回数カウンタが所定の閾値以上である場合、第1のバラツキを算出する。
プロセッサ11は、記憶装置13から画像濃度検出値又は調整値の履歴を取得する。プロセッサ11は、履歴として、所定の個数(たとえば、10個)の画像濃度検出値又は調整値を取得する。
所定の個数の画像濃度検出値又は調整値を取得すると、プロセッサ11は、取得された画像濃度検出値又は調整値に基づいて第1のバラツキを算出する。たとえば、プロセッサ11は、第1のバラツキとして、画像濃度検出値又は調整値の分散又は標準偏差を算出する。また、プロセッサ11は、第1のバラツキとして、画像濃度検出値又は調整値の最大値と最小値との差を算出してもよい。なお、プロセッサ11が第1のバラツキを算出する方法は、特定の方法に限定されるものではない。
プロセッサ11は、各色について、第1のバラツキを算出する。
プロセッサ11は、第1のバラツキに基づいて第2のテストパターンを転写体31上に形成して、第2のテストパターンの複数の点において画像濃度を測定する機能を有する。
第1のバラツキを算出すると、プロセッサ11は、各第1のバラツキが所定の閾値以下であるかを判定する。ここでは、ブラックの第1のバラツキが所定の閾値より大きいものとする。
ブラックの第1のバラツキが所定の閾値より大きいと判定すると、プロセッサ11は、形成部20を用いて、ブラックのトナーから構成される第2のテストパターンを転写体31上に形成する。
図4は、第2のテストパターンの2つの例を示す。図4が示すように、第2のテストパターンは、所定の画像濃度(たとえば、最大濃度又は中間濃度)でブラックのベタから構成される。
1つの第2のテストパターン(図4の上側)は、副走査方向に所定の長さのベタである。第2のテストパターンは、副走査方向に、感光体ドラム30Kの周長よりも長い。ここでは、第2のテストパターンは、副走査方向に、感光体ドラム30Kの周長の2倍よりも長い。
また、他方の第2のテストパターン(図4の下側)は、副走査方向に並ぶ複数のベタから構成される。同様に、第2のテストパターンの合計の長さは、副走査方向に、感光体ドラム30Kの周長よりも長い。ここでは、第2のテストパターンの合計の長さは、副走査方向に、感光体ドラム30Kの周長の2倍よりも長い。
たとえば、プロセッサ11は、現像器40Kのトナー(ブラックのトナー)を用いて感光体ドラム30Kに第2のテストパターンを形成する。感光体ドラム30Kに第2のテストパターンを形成すると、プロセッサ11は、一次転写ローラ36Kを用いて感光体ドラム30Kの第2のテストパターンを転写体31に転写して、第2のテストパターンを転写体31に形成する。
第2のテストパターンを転写体31に形成すると、プロセッサ11は、転写体31を回転させる。転写体31を回転させることで、プロセッサ11は、センサ21が画像濃度を測定可能な位置に第2のテストパターンを移動させる。プロセッサ11は、転写体31を回転させながら、センサ21を用いて第2のテストパターンの複数の点において画像濃度を測定する。即ち、プロセッサ11は、副走査方向に並ぶ複数の点において画像濃度を測定する。ここでは、プロセッサ11は、センサ21から、画像濃度を示す検出値(画像濃度検出値)を取得する。
図5は、第2のテストパターンの複数の点における画像濃度検出値を示す。図5では、横軸は、第2のテストパターンにおける副走査方向の位置を示す。また、縦軸は、画像濃度検出値(画像濃度)を示す。
また、図5では、目標の画像濃度(所定の目標値)を破線で示す。
図5が示す例では、第2のテストパターンの濃度検出値は、所定の周期で振幅する。また、ここでは、画像濃度検出値の中間濃度は、目標の画像濃度よりも低いものとする。中間濃度は、画像濃度検出値の平均値又は中央値である。また、中間濃度は、画像濃度検出値の最大値と最小値との中間値であってもよい。
図5が示す例では、第2のテストパターンの濃度検出値は、所定の周期で振幅する。また、ここでは、画像濃度検出値の中間濃度は、目標の画像濃度よりも低いものとする。中間濃度は、画像濃度検出値の平均値又は中央値である。また、中間濃度は、画像濃度検出値の最大値と最小値との中間値であってもよい。
また、プロセッサ11は、第2のテストパターンの複数の点における画像濃度検出値のバラツキ(第2のバラツキ)を算出する機能を有する。
第2のテストパターンの複数の画像濃度検出値を取得すると、プロセッサ11は、複数の画像濃度検出値の第2のバラツキを算出する。たとえば、プロセッサ11は、第2のバラツキとして、第2のテストパターンの画像濃度検出値の分散又は標準偏差を算出する。また、プロセッサ11は、第2のバラツキとして、第2のテストパターンの画像濃度検出値の最大値と最小値との差を算出してもよい。なお、プロセッサ11が第2のバラツキを算出する方法は、特定の方法に限定されるものではない。
第2のテストパターンの複数の画像濃度検出値を取得すると、プロセッサ11は、複数の画像濃度検出値の第2のバラツキを算出する。たとえば、プロセッサ11は、第2のバラツキとして、第2のテストパターンの画像濃度検出値の分散又は標準偏差を算出する。また、プロセッサ11は、第2のバラツキとして、第2のテストパターンの画像濃度検出値の最大値と最小値との差を算出してもよい。なお、プロセッサ11が第2のバラツキを算出する方法は、特定の方法に限定されるものではない。
また、プロセッサ11は、第2のバラツキが所定の閾値以下である場合、第2のテストパターンの画像濃度検出値に基づいて形成部20が用紙に印刷する印刷画像の濃度を調整する機能を有する(第2の画像濃度調整)。
第2のバラツキを算出すると、プロセッサ11は、第2のバラツキが所定の閾値以下であるかを判定する。第2のバラツキが所定の閾値以下であると判定すると、プロセッサ11は、第2のテストパターンの中間濃度が所定の目標値と整合するように、調整値(ここでは、ブラックの調整値)を設定又は更新する。なお、プロセッサ11は、第2のテストパターンの中間濃度が目標の画像濃度と整合する場合には調整値を設定又は更新しなくともよい。
図6は、プロセッサ11が調整値を設定又は更新した場合における第2のテストパターンの例を示す。図6における第2のテストパターンは、転写体31に形成されなくともよい。図6における第2のテストパターンは、調整値の設定又は更新後に予測される第2のテストパターンであってもよい。
図6における第2のテストパターンの画像濃度検出値は、図5におけるそれよりも高い。図6における第2のテストパターンの中間濃度は、目標の画像濃度と整合する。
また、プロセッサ11は、第2のバラツキが所定の閾値より大きい場合、故障箇所を提示する機能を有する。
第2のバラツキが所定の閾値よりも大きいと判定すると、プロセッサ11は、第2のテストパターンの複数の画像濃度検出値に対して周波数分析を行う。ここでは、プロセッサ11は、高速フーリエ変換(FFT)を行う。
形成部20のいずれかの要素が故障している場合、周波数分析によって得られる周波数スペクトルにピークが生じる。即ち、故障している要素に対応する周波数においてピークが生じる。ピークは、故障している要素に応じた周期で第2のテストパターンに生じる異常によって生じる。
たとえば、感光体ドラム30が故障している場合、感光体ドラム30の回転周波数又は回転周波数の整数倍の周波数などにおいてピークが生じる。また、現像ローラ42が故障している場合、現像ローラ42の回転周波数又は回転周波数の整数倍の周波数などにおいてピークが生じる。
また、プロセッサ11は、想定される周期の中で最も短い周期の半分以下の間隔で第2のテストパターンの画像濃度を測定するものとする。
周波数分析を行うと、プロセッサ11は、スペクトルにピークが生じた周波数を特定する。ピークが生じた周波数を特定すると、プロセッサ11は、特定された周波数に対応する要素を、故障している要素として特定する。たとえば、記憶装置13は、周波数と要素とを対応付けるテーブルを予め格納する。プロセッサ11は、当該テーブルを参照して、特定された周波数に対応する要素を特定する。
故障している要素を特定すると、プロセッサ11は、特定された要素が故障していることを示す情報を操作パネル15に表示する。
なお、プロセッサ11は、ピークが生じた周波数として複数の周波数を特定した場合、各周波数に対応する要素を、故障している要素として特定する。プロセッサ11は、特定された複数の要素が故障していることを示す情報を操作パネル15に表示する。
また、プロセッサ11は、機械学習のモデル(ネットワークなど)を用いて、スペクトル(又は、第2のテストパターンの画像濃度検出値)から故障している要素を特定してもよい。
プロセッサ11が故障している要素を特定する方法は、特定の方法に限定されるものではない。
次に、画像形成装置1の動作例について説明する。
図7は、画像形成装置1の動作例について説明するためのフローチャートである。
図7は、画像形成装置1の動作例について説明するためのフローチャートである。
たとえば、画像形成装置1のプロセッサ11は、第1の画像濃度調整を行った後に以下の動作を行う。
まず、プロセッサ11は、調整回数カウンタが所定の閾値以上であるかを判定する(S11)。調整回数カウンタが所定の閾値以上であると判定すると(S11、YES)、プロセッサ11は、過去の画像濃度検出値又は調整値から第1のバラツキを算出する(S12)。
第1のバラツキを算出すると、プロセッサ11は、算出された第1のバラツキが所定の閾値以上であるかを判定する(S13)。算出された第1のバラツキが所定の閾値以上であると判定すると(S13、YES)、プロセッサ11は、形成部20を用いて、第2のテストパターンを転写体31に形成する(S14)。
第2のテストパターンを転写体31に形成すると、プロセッサ11は、センサ21を用いて、第2のテストパターンの複数の点において画像濃度検出値を取得する(S15)。画像濃度検出値を取得すると、プロセッサ11は、画像濃度検出値から第2のバラツキを算出する(S16)。
第2のバラツキを算出すると、プロセッサ11は、第2のバラツキが所定の閾値以下であるかを判定する(S17)。
第2のバラツキが所定の閾値以下であると判定すると(S17、YES)、プロセッサ11は、画像濃度検出値に基づいて調整値を設定又は更新する(S18)。
第2のバラツキが所定の閾値より大きいと判定すると(S17、NO)、プロセッサ11は、画像濃度検出値に対して周波数分析を行う(S19)。周波数分析を行うと、プロセッサ11は、周波数分析の結果に基づいて故障している要素を特定する(S20)
故障している要素を特定すると、プロセッサ11は、特定された要素が故障していることを示す情報を操作パネル15に表示する(S21)。
故障している要素を特定すると、プロセッサ11は、特定された要素が故障していることを示す情報を操作パネル15に表示する(S21)。
調整回数カウンタが所定の閾値より小さいと判定した場合(S11、NO)、算出された第1のバラツキが所定の閾値より小さいと判定した場合(S13、NO)、画像濃度検出値に基づいて調整値を設定又は更新した場合(S18)、又は、特定された要素が故障していることを示す情報を操作パネル15に表示した場合(S21)、プロセッサ11は、動作を終了する。
なお、プロセッサ11は、動作を終了すると、調整回数カウンタをリセットしてもよい。
また、プロセッサ11は、第1のテストパターンの画像濃度検出値から調整値をシミュレーションしてもよい。即ち、プロセッサ11は、第1のテストパターンの画像濃度検出値から調整値を予測する。調整値を予測すると、プロセッサ11は、予測された調整値(予測値)と設定されている調整値との差を算出する。プロセッサ11は、第1の画像濃度調整を行うごとに同様に差を算出する。第1の画像濃度調整を所定の回数行うと、プロセッサ11は、差のバラツキを算出する。差のバラツキが所定の閾値以上である場合、プロセッサ11は、第2の画像濃度調整を行う。
また、プロセッサ11は、予測値と現在設定されている調整値との差が所定の閾値以上である場合、第2の画像濃度調整を行ってもよい。
以上のように構成された画像形成装置は、第1の画像濃度調整を所定の回数行うと、第1のテストパターンの画像濃度検出値から第1のバラツキを算出する。画像形成装置は、第1のバラツキが所定の閾値以上である場合、感光体ドラムの周長よりも長い第2のテストパターンを転写体に形成する。画像形成装置は、第2のテストパターンの複数の点における画像濃度検出値から第2のバラツキを算出する。画像形成装置は、第2のバラツキが所定の閾値以下である場合には、画像濃度検出値に基づいて調整値を設定又は更新する。
その結果、画像形成装置は、副走査方向に画像濃度ムラがある場合であっても、適切な調整値を設定又は更新することができる。また、画像形成装置は、第1のバラツキに応じて第2のテストパターンを形成するため、画像濃度調整のためのトナーの消費を抑制することができる。
また、画像形成装置は、第2のバラツキが所定の閾値よりも大きい場合には、故障している要素を提示する。その結果、画像形成装置は、調整値の設定又は更新では画像濃度調整が困難である場合には、オペレータに修理を促すことができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…画像形成装置、11…プロセッサ、12…メインメモリ、13…記憶装置、14…通信インターフェース、15…操作パネル、16…スキャナ、17…入力画像処理部、18…ページメモリ、19…出力画像処理部、20…形成部、21…センサ、30…感光体ドラム、30C…感光体ドラム、30K…感光体ドラム、30M…感光体ドラム、30Y…感光体ドラム、31…転写体、32…ローラ、32a…ローラ、32b…ローラ、32c…ローラ、32d…ローラ、33…帯電器、33C…帯電器、33K…帯電器、33M…帯電器、33Y…帯電器、34…除電器、34C…除電器、34K…除電器、34M…除電器、34Y…除電器、35…感光体クリーナ、35C…感光体クリーナ、35K…感光体クリーナ、35M…感光体クリーナ、35Y…感光体クリーナ、36…一次転写ローラ、36C…一次転写ローラ、36K…一次転写ローラ、36M…一次転写ローラ、36Y…一次転写ローラ、37…二次転写ローラ、38…定着器、39…転写体クリーナ、40…現像器、40C…現像器、40K…現像器、40M…現像器、40Y…現像器、41…撹拌器、41C…撹拌器、41K…撹拌器、41M…撹拌器、41Y…撹拌器、42…現像ローラ、42C…現像ローラ、42K…現像ローラ、42M…現像ローラ、42Y…現像ローラ、43…電圧印加部、43C…電圧印加部、43K…電圧印加部、43M…電圧印加部、43Y…電圧印加部、51…給紙カセット、52…搬送路。
Claims (5)
- トナー像が形成される転写体と、
前記転写体に前記トナー像を形成するための回転部材と、
前記転写体に形成された前記トナー像の画像濃度を測定するセンサと、
前記回転部材を用いて第1のテストパターンを前記転写体に形成し、前記センサを用いて前記第1のテストパターンの画像濃度を測定し、前記第1のテストパターンの画像濃度を測定して得られた画像濃度検出値に基づいて前記トナー像の画像濃度を調整する調整値を設定する第1の画像濃度調整を行い、
前記第1の画像濃度調整を所定の回数行うと、所定の個数の前記画像濃度検出値又は前記調整値の第1のバラツキを算出し、
前記第1のバラツキが所定の閾値以上である場合、前記回転部材を用いて、前記回転部材の周長よりも副走査方向に長い第2のテストパターンを前記転写体に転写する、
プロセッサと、
を備える画像形成装置。 - 前記プロセッサは、
前記センサを用いて、前記第2のテストパターンの複数の点において画像濃度を測定し、
前記第2のテストパターンの複数の点において画像濃度を測定して得られた複数の画像濃度検出値の第2のバラツキを算出し、
前記第2のバラツキが所定の閾値以下である場合、前記複数の濃度検出値に基づいて前記調整値を設定する、
請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記プロセッサは、前記複数の画像濃度検出値の平均値、中央値、又は、最大値と最小値との中間値が目標の濃度となるように、前記調整値を設定する、
請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記プロセッサは、
前記第2のバラツキが所定の閾値より大きい場合、前記複数の画像濃度検出値に対して周波数分析を行い、
前記周波数分析の結果に基づいて、故障している要素を特定する、
請求項2又は3に記載の画像形成装置。 - 前記回転部材は、感光体ドラムである、
請求項1乃至4の何れか1項に記載の画像形成装置。
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