JP6300093B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、潜像担持体、又は潜像担持体上のトナー像が転写される転写体、の地肌部におけるトナー付着量が所定の閾値と同等以上であるか又は閾値を超えた場合にユーザーに対して異常の発生を報知する画像形成装置に関するものである。
従来、この種の画像形成装置として、特許文献1に記載のものが知られている。この画像形成装置は、電源投入時などに、潜像担持体たる感光体に潜像を形成しない状態で現像装置及び感光体を駆動して、現像装置内のトナーの帯電を助長するプレランと呼ばれる動作を行う。特許文献1によれば、プレランを行う画像形成装置では、以下に説明するような不具合を引き起こすおそれがあるとされている。即ち、プレランにおいて、帯電バイアスや現像バイアスなどを出力する電源が故障していたり、感光体を一様に帯電させるための帯電部材が破損していたりすると、多量のトナーを感光体の地肌部に付着させることがある。プレランにおいては、通紙を行っていないことから、ユーザーは感光体に多量のトナーが付着しているという異常に気付くことができず、通紙が行われるまで異常の発見が遅れてしまう。そして、その間に、機内を多量のトナーで汚染してしまったり、感光体の表面をクリーニングするクリーニング部材を損傷してしまったりという不具合を引き起こすおそれがあるとされている。
特許文献1に記載の画像形成装置は、プレラン時の感光体の地肌部におけるトナー付着量を反射型フォトセンサーによって検知し、その結果が閾値を超えた場合に、異常が発生しているものと判断する。そして、異常の発生をユーザーに報知する。特許文献1によれば、このようにしてプレラン時における異常の発生をユーザーに気付いてもらうことで、トナーによる機内汚染やクリーニング部材の損傷などの不具合の発生を抑えることができるとされている。
しかしながら、プレランを開始してから、反射型フォトセンサーによるトナー付着量の検知結果に基づいて異常の発生の有無を判断できるようになるまでにはある程度の時間が必要である。異常が発生している場合には、その間、感光体にトナーを付着させ続けることになる。例えば、特許文献1に記載の画像形成装置においては、ドラム状の感光体の周囲において、現像装置と反射型フォトセンサーとが感光体の中心軸を基準にして概ね点対称になる位置に配設されている。かかる構成では、プレランを開始した後、感光体の全域のうち、現像装置との対向位置に通した領域を反射型フォトセンサーとの対向位置に進入させてトナー付着量の検知を開始する。そして、所定時間経過後にトナー付着量の検知を終了してから、検知結果に基づいて異常の発生の有無を判断することになる。プレランを開始してから、トナー付着量の検知を終了し、更に、検知結果に基づいて異常の発生を検知するまでの期間は、感光体にトナーを付着させ続けることになる。異常による単位時間あたりのトナー付着量がかなり多い場合には、その期間に、トナーによる機内汚染やクリーニング部材の損傷を引き起こしてしまうおそれがある。
なお、特許文献1に記載の画像形成装置は、感光体の地肌部のトナー付着量を検知させるように反射型フォトセンサーを配設した構成になっているが、次のような構成を採用しても、同様の問題を生じ得る。即ち、感光体等の潜像担持体の表面上のトナーが転写される中間転写ベルトや紙搬送ベルトなどの転写体のトナー付着量を検知させるように反射型フォトセンサー等の付着量検知手段を配設した構成である。
本発明は、以上の背景に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、異常の発生に起因する機内汚染等の不具合の発生を従来よりも抑えることができる画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明は、潜像担持体と、前記潜像担持体の表面に潜像を形成する潜像形成手段と、現像剤担持体の表面上に担持したトナーを用いて前記潜像を現像してトナー像を得る現像手段と、前記潜像担持体及び前記現像剤担持体のそれぞれを駆動する駆動手段と、前記潜像担持体の表面、あるいは、前記表面上のトナーが転写される転写体の表面、のトナー付着量を検知する付着量検知手段と、プレラン時に、前記潜像担持体を前記駆動手段によって駆動しながら、前記潜像担持体の地肌部、又は前記転写体における前記地肌部に対応する領域である地肌部対応領域、のトナー付着量を前記付着量検知手段によって検知する地肌部付着量検知処理、及び前記地肌部付着量検知処理における前記トナー付着量の検知結果が所定の閾値と同等以上であるか又は前記閾値を超えた場合にユーザーに対して異常の発生を報知する異常報知処理を実施する制御手段とを備える画像形成装置において、前記潜像担持体及び前記現像剤担持体のうち、前記潜像担持体だけを単独で駆動できるように前記駆動手段を構成し、且つ、プレラン時に、前記潜像担持体及び前記現像剤担持体の両方を駆動した後、前記潜像担持体の地肌部における全域のうち、又は、前記転写体の前記地肌部対応領域における全域のうち、トナー付着量の検知対象となる領域である被検領域、の後端を前記付着量検知手段との対向位置に通すのに先立って、前記両方のうち、前記現像剤担持体だけを駆動停止させる処理を実施するように、前記制御手段を構成したことを特徴とするものである。
本発明によれば、異常の発生に起因する機内汚染等の不具合の発生を従来よりも抑えることができるという優れた効果がある。
実施形態に係るプリンタを示す概略構成図。 同プリンタの作像ユニットを拡大して示す拡大構成図。 同プリンタの電気回路の一部を示すブロック図。 同プリンタの制御部によってプレラン時に実施されるルーチン処理の処理フローを示すフローチャート。 異常が発生している同プリンタおける各種の動作を説明するためのタイミングチャート。 異常が発生していない同プリンタおける各種の動作を説明するためのタイミングチャート。 実施例に係るプリンタの制御部によってプレラン時に実施されるルーチン処理の処理フローを示すフローチャート。
以下、本発明を適用した画像形成装置として、電子写真方式のカラーレーザープリンタ(以下、単にプリンタという)の実施形態について説明する。
まず、実施形態に係るプリンタの基本的な構成について説明する。図1は、実施形態に係るプリンタを示す概略構成図である。このプリンタは、K(黒),M(マゼンタ),Y(イエロー),C(シアン)の各色のトナー像を形成するための4組の作像ユニット17K,17M,17Y,17Cを備えている。また、第1給紙カセット22、第2給紙カセット21、第3給紙カセット20、給紙路、レジストローラ対23、転写ユニット、定着装置24、スタック部25等も備えている。なお、各符号の添字K,M,Y,Cは、それぞれ黒,マゼンタ,イエロー,シアン用の部材であることを示す。
作像ユニット17K,17M,17Y,17Cは、潜像担持体としてのドラム状の感光体1K,1M,1Y,1Cを有している。また、K,M,Y,C用の帯電装置、現像装置3K,3M,3Y,3C、ドラムクリーニング装置6K,6M,6Y,6C、光書込装置16K,16M,16Y,16Cなども有している。
感光体1K,1M,1Y,1Cは、アルミ等の素管に有機感光層が被覆されたドラム形状のものであり、図示しない駆動手段によって所定の線速で図中時計回り方向に回転駆動せしめられる。そして、図示しないパーソナルコンピュータ等から送られてくる画像情報に基づいて変調した書込光Lを発する光書込装置16K,16M,16Y,16Cにより、暗中にて光走査されてK,M,Y,C用の静電潜像を担持する。
図2は、作像ユニットを拡大して示す拡大構成図である。なお、各色の作像ユニットは使用するトナーの色が異なる点の他は同様の構成になっているので、同図においては、符号の末尾におけるK,M,Y,Cという添字を省略している。現像装置3は、ケーシング301の内部に、現像ローラ302、現像剤規制部材303、供給剤収容室310、回収剤収容室311などを有している。また、供給剤搬送スクリュウ304、回収剤搬送スクリュウ305なども有している。なお、同図は、現像装置3の図の紙面に直交する方向における手前側の端部付近の様子を示している。
現像ローラ302は、回転軸を中心にして回転駆動されるスリーブの中に、円周方向に並ぶ複数の磁石を具備する図示しないマグネットローラを連れ回り不能に内包している。マグネットローラは、各磁石が所定の方向を向くように不動部材、例えば、ケーシングに固定されている。そして、その磁力によって現像剤をスリーブの表面に引き付ける。現像ローラ302と感光体1とは、互いに対向する現像領域で互いの間に所定の現像ギャップを介在させる。マグネットローラの磁力によって現像ローラ302上で穂立ちした現像剤は、その現像ギャップに進入すると、感光体1に接触しながら移動する。そして、感光体1の静電潜像にトナーを付着させて静電潜像をトナー像に現像する。
現像ローラ302の固定軸302aには図示しない現像電源が接続されている。現像電源から固定軸に印加された現像バイアスは、導電性の軸受や導電性の回転軸を経てスリーブに印加される。一方、感光体1において、感光層が被覆された導電性支持体は接地されている。
現像領域では、感光体1の静電潜像と、現像バイアスが印加される現像ローラ302のスリーブとの間に、トナーをスリーブ側から潜像側に移動させる電界を形成する現像ポテンシャルが作用する。これにより、現像ローラ302のスリーブ上の磁性キャリアからトナーが離脱して静電潜像に転移する。
図2においては、便宜上、図示を省略しているが、作像ユニットは、LEDアレイなどを具備する光書込装置(例えば図1の16K)を具備している。図中時計回り方向に回転駆動される感光体1の表面は、帯電装置の帯電ブラシローラ2によって負極性に一様に帯電せしめられる。本プリンタでは、帯電装置として、帯電バイアスが印加される帯電ブラシローラ2を感光体1の表面に摺擦させる方式のものを用いているが、スコロトロン方式のものなどを用いてもよい。
一様帯電せしめられた感光体1の表面は、図示しない光書込装置(例えば図1の16K)から発せられる書込光Lによって光走査されて、露光部の電位を減衰させる。これにより、露光部が静電潜像になる。いわゆる反転現像方式である。
現像ローラ302のスリーブの回転に伴って現像領域を通過した現像剤は、マグネットローラによって形成される反発磁界により、スリーブ表面上から引き離される力を受けて、スリーブの表面上から離脱する。離脱した現像剤は、重力によって回収剤収容室311内に落下する。
回収剤収容室311内には、回収剤搬送スクリュウ305が配設されている。また、回収剤収容室311の真上には供給剤収容室310が配設されており、その内部には供給剤搬送スクリュウ304が配設されている。供給剤搬送スクリュウ304は現像ローラ302の側方に位置しており、現像ローラ302はその内部のマグネットローラから発する磁力を供給剤収容室310の内部にまで到達させている。供給剤収容室310内の現像剤の一部は、その磁力によって現像ローラのスリーブの表面に引き寄せられる。そして、スリーブの回転に伴ってスリーブ表面上に汲み上げられる。汲み上げられた現像剤は、穂立ちして磁気ブラシを形成しながら、スリーブと、これに対して所定の間隙を介して対向する現像剤規制部材303との間を通過する際に、スリーブの表面上での層厚が規制される。
スリーブの回転に伴って現像領域を通過した現像剤は、上述したように、反発磁界の作用によってスリーブの表面上から離脱して回収剤収容室311内に落下する。回収剤収容室を供給剤収容室の側方に配設した構成とは異なり、図示のような構成では、現像直後にスリーブの表面から離脱した現像剤を供給剤収容室310内に戻してしまうことがない。このため、高画像面積率の画像を連続出力しても、スリーブに対しては常に所定のトナー濃度の現像剤を供給し続けて、画像濃度ムラの発生を回避することができる。
回収剤収容室311内の回収剤搬送スクリュウ305は、その回転軸線を、現像ローラ302の回転軸線や、供給剤搬送スクリュウ304の回転軸線に沿わせる姿勢で配設されている。そして、回転駆動するのに伴って、現像剤を撹拌しながら回転軸線方向に沿って図の紙面に直交する方向における手前側から奥側に向けて搬送する。
ケーシング301内において、回収剤収容室311は、供給剤収容室310の真下に位置しており、それら収容室は、回収剤収容室311の底板306によって仕切られている。但し、供給剤収容室310において、図の紙面に直交する方向の手前側の端部や奥側の端部では、底板306が設けられていないことから、供給剤収容室310と回収剤収容室311とが互いに連通している。回収剤搬送スクリュウ305において、現像剤搬送方向の下流側端部には、螺旋羽根の代わりに、回転軸線方向に延在するパドル羽根が設けられている。このパドル羽根は、現像剤に対して法線方向に向かう力を付与する。回収剤搬送スクリュウ305の螺旋羽根によって回収剤収容室311の現像剤搬送方向の下流側端部まで搬送された現像剤は、パドル羽根によって上方に持ち上げられる。そして、供給剤収容室310内に移動する。
供給剤収容室310内に移動した現像剤は、供給剤搬送スクリュウ304の回転駆動に伴って図の紙面に直交する方向における奧側から手前側に向けて搬送されながら、その一部が現像ローラ302のスリーブに汲み上げられて現像に寄与する。スリーブに汲み上げられずに、供給剤収容室310の端部まで搬送された現像剤は、底板306のない領域まで移動して回収剤収容室311内に落下する。そして、ケーシング301に設けられたトナー補給口を通して送られてくる補給用のトナーと混合される。
補給されたトナーは、回収剤搬送スクリュウ305によって回転軸線方向の反対側の端部付近まで搬送される間に、現像剤と十分に撹拌混合される。このような撹拌混合により、回収剤搬送スクリュウ305のパドル羽根によって供給剤収容室310に向けて跳ね上げられる現像剤のトナー濃度は、ほぼ目標濃度になっている。
かかる構成の現像装置3は、供給剤収容室310と回収剤収容室311とを上下方向に並べていることで、水平方向に並べた構成に比べて、水平方向の省スペース化を図ることができるというメリットも有している。
図1において、K,M,Y,C用の感光体1K,1M,1Y,1Cの表面には、これまで説明してきた電子写真プロセスによってK,M,Y,Cトナー像が形成される。各色の作像ユニット17K,17M,17Y,17Cの下方には、転写ユニットが配設されている。この転写ユニットは、転写体としての無端状の紙搬送ベルト15を、複数の張架ローラによって張架しながら、図中反時計回り方向に無端移動せしめる。この複数の張架ローラとは、具体的には、入口ローラ19、駆動ローラ18、及び4つの転写バイアスローラ5K,5M,5Y,5Cである。
紙搬送ベルト15は、後述するレジストローラ対23によって送り出される記録シート8をそのおもて面に静電吸着させる。4つの転写バイアスローラ5K,5M,5Y,5Cは、金属製の芯金にスポンジ等の弾性体が被覆されたローラである。それらは、K,M,Y,C用の感光体1K,1M,1Y,1Cに向けて押圧されて、感光体との間に紙搬送ベルト15を挟み込むようになっている。この押圧により、4つの感光体1K,1M,1Y,1Cと紙搬送ベルト15とがベルト移動方向において所定の長さで接触するK,M,Y,C用の4つの転写ニップが形成されている。4つの転写バイアスローラ5K,5M,5Y,5Cの芯金には、それぞれ図示しない転写バイアス電源によって定電流制御される転写バイアスが印加されている。これにより、4つの転写バイアスローラ5K,5M,5Y,5Cを介して紙搬送ベルト15の裏面に転写電荷が付与され、各転写ニップにおいて紙搬送ベルト15と感光体1K,1M,1Y,1Cとの間に転写電界が形成される。なお、本プリンタにおいては、転写手段として転写バイアスローラ5K,5M,5Y,5Cを設けているが、ローラに代えて、ブラシやブレード等のものを用いてもよい。また、転写チャージャーなどを用いてもよい。
プリンタ本体の下部には、第1給紙カセット22、第2給紙カセット21、及び第3給紙カセット20が互いに鉛直方向に重なるように配設されている。これら給紙カセットは、記録シート8を複数枚重ねた記録シート束の状態で収容しており、一番上の記録シート8に給紙ローラを押し当てている。そして、所定のタイミングで給紙ローラを回転駆動させて、記録シート8を給紙路に送り出す。この給紙路の途中には、複数の搬送ローラ対が配設されており、記録シート8は、これら搬送ローラ対のローラ間を順次経由しながら、給紙路の末端付近まで搬送される。給紙路53の末端付近にはレジストローラ対23が配設されている。レジストローラ対23は、給紙カセットから送られてくる記録シート8をローラ間に挟み込むために両ローラを回転駆動させているが、記録シート8の先端を挟み込むとすぐに両ローラの回転駆動を停止させる。そして、記録シート8をK用の転写ニップでK用の感光体1Y上のKトナー像に同期させ得るタイミングを見計らって、記録シート8を転写ユニットに向けて送り出す。
本プリンタは、フルカラー画像をプリントアウトする際には、次のようなプリント動作を行う。即ち、外部の図示しないパーソナルコンピュータ等から送られてくるフルカラー画像データを受信すると、紙搬送ベルト15や4つの感光体1K,1M,1Y,1Cを駆動させる。そして、各作像ユニット17K,17M,17Y,17Cにて、感光体1K,1M,1Y,1C上にK,M,Y,Cトナー像を形成し、所定のタイミングで記録シート8をレジストローラ対23から送り出す。次いで、送り出した記録シート8を紙搬送ベルト15のおもて面に保持しながらベルトの無端移動に伴って図中右下から左上に向けて搬送して、K,M,Y,C用の転写ニップに順次送り込む。これにより、感光体1K,1M,1Y,1C上のK,M,Y,Cトナー像を、それぞれ転写ニップで記録シート8に重ね合わさせて転写して、記録シート8上でフルカラー画像を得る。そして、フルカラー画像形成後の記録シート8を紙搬送ベルト15の無端移動に伴って、駆動ローラ18によるベルト張架位置まで搬送する。このベルト張架位置では、ベルト移動方向をほぼ反転させるような急激な巻き付け角で紙搬送ベルト15を駆動ローラ18に巻き付けている。この急激な移動方向の変化により、紙搬送ベルト15上に吸着している記録シート8を紙搬送ベルト15から分離して、定着装置24に向けて送り出す。
定着装置24は、ハロゲンランプ等の発熱源を内包する定着ローラと、これに押圧される加圧ローラとの当接によって定着ニップを形成している。定着装置24に送られた記録シート8は、この定着ニップを通過する際に加熱及び加圧されることで、その表面上にトナー像が定着せしめられる。定着装置24から排出された記録シート8は、排紙路内に進入する。そして、排紙路の末端に設けられた排紙ローラ対を経由して、プリンタ筺体の上面に設けられたスタック部25上にスタックされる。
図2において、紙搬送ベルト15と感光体1とが当接する転写ニップを通過した後の感光体1の表面には、記録シートに転写されなかった転写残トナーが付着している。この転写残トナーは、クリーニングブレード601を感光体1の表面に当接させているドラムクリーニング装置6によって感光体1の表面から除去される。このようにしてクリーニングされた感光体1表面は、図示しない除電ランプによって除電された後
、帯電装置の帯電ブラシローラ2によって再び一様に帯電せしめられて次の画像形成に備える。
図3は、実施形態に係るプリンタの電気回路の一部を示すブロック図である。同図において、制御部100は、CPU(Central Processing Unit)、制御プログラムを記憶するROM(Read-Only Memory)、データを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)、不揮発性のフラッシュメモリ等を有している。そして、各種の演算処理を実行したり、各種の駆動系機器を駆動したり、各種のセンサーと通信したりする。この制御部100には、K光書込装置16K、M光書込装置16M、Y光書込装置16Y、C光書込装置16C、帯電電源112、現像電源113、転写電源114、操作表示部115、光学センサー150などが接続されている。また、Kプロセスモータ110K、Mプロセスモータ110M、Yプロセスモータ110Y、Cプロセスモータ110C、K現像クラッチ111K、M現像クラッチ111M、Y現像クラッチ111Y、C現像クラッチ111C等も接続されている。
K光書込装置16K、M光書込装置16M、Y光書込装置16Y、C光書込装置16Cは、上述したように、光走査により、K,M,Y,C用の感光体1K,1M,1Y,1Cに静電潜像を書き込むものである。また、Kプロセスモータ110K、Mプロセスモータ110M、Yプロセスモータ110Y、Cプロセスモータ110Cは、K,M,Y,C用の作像ユニット17K,17M,17Y,17Cの駆動源になっているモータである。Kプロセスモータ110K、Mプロセスモータ110M、Yプロセスモータ110Y、Cプロセスモータ110Cには、K,M,Y,C用の駆動伝達機構が接続されている。それらの駆動伝達機構は、Kプロセスモータ110K、Mプロセスモータ110M、Yプロセスモータ110Y、Cプロセスモータ110Cの回転駆動力を、感光体1K,1M,1Y,1Cや、現像装置3K,3M,3Y,3Cの現像スリーブなどに伝達する。なお、K,M,Y,C用の駆動伝達機構は、K現像クラッチ111K,M現像クラッチ111M,Y現像クラッチ111Y,C現像クラッチ111Cを有しており、それらによって現像スリーブへの駆動伝達を入切する。これにより、感光体1K,1M,1Y,1Cを現像スリーブから切り離して単独で駆動することができる。かかる構成では、各色において、プロセスモータ、駆動伝達機構、現像クラッチなどにより、駆動手段が構成されている。
帯電電源112は、K,M,Y,C用の帯電装置の帯電ブラシローラ2K,2M,2Y,2Cに印加するための帯電バイアスを出力するものである。また、現像電源113は、現像装置3K,3M,3Y,3Cの現像スリーブに印加するための現像バイアスを出力するものである。また、転写電源114は、転写バイアスローラ5K,5M,5Y,5Cに印加するための転写バイアスを出力するものである。なお、実施形態に係るプリンタは、モノクロモードでは、紙搬送ベルト15の張架姿勢を変化させて、紙搬送ベルト15を感光体1M,1Y,1Cから離間させて感光体1Kだけに当接させる。そして、4つの作像ユニット1K,1M,1Y,1Cのうち、K用の作像ユニット1Kだけを駆動する。このとき、帯電電源112は、K用の帯電ブラシローラ2Kだけに帯電バイアスを出力する。このような出力が可能になるように、K用の帯電バイアスの導通経路が、M,Y,C用の帯電バイアスの導通経路から独立して設けられている。また、モノクロモードにおいて、現像電源113は、K用の現像スリーブだけに現像バイアスを出力する。このような出力が可能になるように、K用の現像バイアスの導通経路が、M,Y,C用の現像バイアスの導通経路から独立して設けられている。また、モノクロモードにおいて、転写電源114は、4つの転写バイアスローラ5K,5M,5Y,5Cのうち、K用の転写バイアスローラ5Kだけに転写バイアスを出力する。このような出力が可能になるように、K用の転写バイアスの導通経路が、M,Y,C用の転写バイアスの導通経路から独立して設けられている。
操作表示部115は、テンキーなどの各種キーやタッチパネルなどを具備している。そして、ユーザーによる入力操作を受け付けたり、タッチパネルに文字や画像などを表示したりする。タッチパネルに対して、所定の文字列や画像を表示することで、ユーザーに対して異常の発生を報知することができる。
反射型フォトセンサーを具備する光学センサー150は、図1に示されるように、ベルトループ外側において、紙搬送ベルト15の周方向における全域のうち、駆動ローラ18に対する掛け回し箇所に対して所定の間隙を介して対向するように配設されている。そして、発光素子から紙搬送ベルト15のおもて面に向けて光を発射したり、紙搬送ベルト15の表面上で正反射した正反射光や、拡散反射した拡散反射光を受光素子で受光したりする。光学センサー150の正反射受光素子や拡散反射受光素子の出力電圧は、ベルトおもて面のトナー付着量に応じて変化する。制御部100は、それらの出力電圧に基づいて、ベルトおもて面のトナー付着量を把握することができる。
制御部100は、電源投入直後のプレランにおいて、4色のうち、画像出力頻度が最も高いK用の作像ユニット17Kについてだけ、地肌部付着量検知処理や異常報知処理を実施する。具体的には、プレランにおいて、感光体1Kを駆動手段によって回転駆動しながら、K用の帯電バイアス、K用の現像バイアス、K用の転写バイアスを電源から出力させる。そして、K用の感光体1Kの地肌部に付着したKトナーを、K用の転写ニップにおいて紙搬送ベルト15のおもて面に転写する。その後、光学センサー150からの出力電圧に基づいて、転写体たる紙搬送ベルト15のKトナー付着量を把握する。このようにして地肌部付着量検知処理を終えると、異常報知処理を開始する。そして、Kトナー付着量の把握結果が所定の閾値を超えた場合に、操作表示部115に対してメッセージや所定の画像を表示して、異常の発生を報知する。なお、Kトナー付着量の把握結果が所定の閾値を超えた場合に異常の発生を報知することに代えて、把握結果が所定の閾値異常になった場合に異常の発生を報知するようにしてもよい。
次に、本プリンタの特徴的な構成について説明する。
図4は、実施形態に係るプリンタの制御部100によってプレラン時に実施されるルーチン処理の処理フローを示すフローチャートである。このフローチャートにおいて、ステップ6(以下、ステップをSと記す)からS7までの工程が、地肌部付着量検知処理である。また、S8からS11までの工程が異常報知処理である。制御部100は、プレランを開始すると、まず、Kプロセスモータ110K、Mプロセスモータ110K、Yプロセスモータ110Y、及びCプロセスモータ110Cの駆動を開始する(S1)。このとき、同時に、K現像クラッチ111K、M現像クラッチ111M、Y現像クラッチ111Y、及びC現像クラッチ111Cをそれぞれ繋いで、K,M,Y,C用の現像スリーブを回転駆動させる。また、図示しないベルト駆動モータの回転駆動を開始して、紙搬送ベルト15の無端移動を開始させる。なお、各色において、感光体と現像スリーブとの駆動開始タイミングについては、必ずしも同時にする必要はない。感光体の駆動開始から所定時間経過後に現像スリーブの駆動を開始してもよいし、現像スリーブの駆動開始から所定時間経過後に感光体の駆動を開始してもよい。
次に、制御部100は、光学センサー150の校正を実施する(S2)。具体的には、光学センサー150の正反射光受光素子からの出力電圧が所定値になるように、光学センサー150の発光素子の発光量を調整する。これにより、紙搬送ベルト150の全域のうち、トナーを付着させていない領域を被検対象としているときの光学センサー150の正反射受光素子からの出力電圧が所定値になる。
光学センサー150の校正を実施した制御部100は、次に、帯電電源112、現像電源113、及び転写電源114を制御して、K用の帯電バイアス、K用の現像バイアス、及びK用の転写バイアスを出力させる(S3)。異常がなければ、それらのバイアスを出力しても、K用の感光体1KにはKトナーが付着しない。しかし、各種電源の故障、バイアス導通線の破損、K用の帯電ブラシローラ2Kの破損などといった異常が発生していると、K用の感光体1Kの地肌部に多量のKトナーが付着することがある。それらのKトナーは、K用の転写ニップで感光体1Kから紙搬送ベルト15のおもて面に転写される。
各種のバイアスを出力させた制御部100は、次に、現像停止タイミングについて到来したか否かを判定する(S4)。現像停止タイミングは、K現像クラッチ111Kを繋いだ後、所定時間経過したタイミングである。
現像停止タイミングについて詳述する前に、光学センサー150によるトナー付着量の検知タイミングについて説明する。何らかの異常に起因して感光体1Kへのトナー付着が発生する場合、K用の作像ユニット17Kにおいて、感光体1Kや現像スリーブの回転を開始すると、現像スリーブから感光体1KへのKトナーの付着が始まる。感光体1Kに付着したKトナーが感光体1Kの回転に伴って転写ニップに進入して紙搬送ベルト15に転写され、ベルトの無端移動に伴って光学センサー150との対向位置に移動する前のタイミングで、光学センサー150による検知を行っても意味がない。感光体1Kや現像スリーブの回転開始から、感光体1K上のKトナーが転写ニップとベルト表面とを経て光学センサー150との対向位置に進入するまでの期間である付着トナー移動期間が経過した後に、光学センサー150による検知を行う必要がある。付着トナー移動期間の経過後に、光学センサー150による検知を開始してから、検知を終えるまでに光学センサー150との対向位置を通過したベルト領域が、トナー付着量の被検領域である。本プリンタでは、その被検領域の後端が光学センサー150との対向位置を通過する前のタイミングを、現像停止タイミングとして設定している。しかも、例えば、100msec後のタイミングなど、少なくともトナー付着量を検知できるだけの感光体表面移動量が得られる期間だけ現像スリーブを駆動させるタイミングに設定している。
制御部100は、現像停止タイミングの到来を待って(S4でY)、K現像クラッチ111Kを切る(S5)これにより、K用の作像ユニット17Kにおいては、感光体1KとK用の現像スリーブとのうち、感光体1Kだけを駆動する。その後、制御部100は、S6及びS7の工程で地肌部付着量検知処理を実施する。具体的には、まず、サンプリングタイミングの到来を待つ(S6)。サンプリングタイミングは、次のようなタイミングである。即ち、プレラン時には、K用の感光体1Kの一様に帯電させた地肌部に潜像を書き込まないので、感光体1Kの全域のうち、帯電ブラシローラ2Kとの対向位置を通過した領域は、除電ランプとの対向位置に進入するまでの期間は、全て地肌部の状態を維持する。そして、何らかの異常が発生していたとしても、感光体1Kの地肌部における全域のうち、回転していない現像スリーブとの対向位置を通過した領域(以下、「回転停止後地肌領域」という)に対しては、それほど多くのKトナーは付着しない。これに対し、停止する前における回転中の現像スリーブとの対向位置を通過した領域(以下、「回転停止前地肌領域」という)に対しては、回転する現像スリーブから多量のKトナーが付着するおそれがある。サンプリングタイミングは、紙搬送ベルト15の全域のうち、K用の転写ニップにおいて感光体1Kの「回転停止前地肌領域」に密着した地肌部対応領域としての「回転停止前地肌対応ベルト領域」が、光学センサー150との対向領域に進入するタイミングである。このサンプリングタイミングについては、K現像クラッチ111Kを切った時点からの計時処理によって特定することが可能である。
サンプリングタイミングが到来すると(S6でY)、制御部100は、光学センサー150からの出力電圧をサンプリングし(S7)、その結果に基づいて紙搬送ベルト15の「回転停止前地肌対応ベルト領域」におけるKトナー付着量を把握する。
地肌部付着量検知処理を終えた制御部100は、次に、異常報知処理を開始する。そして、まず、直前に把握したKトナー付着量について、所定の閾値を超えているか否かを判定し(S8)、超えていない場合には(S8でN)K現像クラッチ111Kを繋いでK用の現像スリーブの回転駆動を再び開始してから一連のルーチン処理を終了する。一方、Kトナー付着量が閾値を超えている場合には(S8でY)、各色のプロセス駆動モータの停止によって各色の作像ユニットを停止させる(S10)。このとき同時に、K用の各種のバイアス出力や、紙搬送ベルト15の駆動なども停止させる。そして、操作表示部15を用いて、異常の発生をユーザーに報知してから(S11)、一連のルーチン処理を終了する。
従来の画像形成装置においては、次の期間において、現像スリーブの回転駆動を継続していた。即ち、K用の現像バイアスを出力してから、出力開始時にK用の現像スリーブとの対向位置を通過した感光体領域がK用の転写ニップに進入し、転写ニップで感光体領域に密着したベルト領域が光学センサー150との対向領域に進入するまでの期間である。この期間は、短くても数秒に及び、その間、現像スリーブから感光体1KにKトナーを付着させ続けることになるので、トナーによる機内汚染や、クリーニングブレードの損傷などを引き起こすおそれがある。
これに対し、本プリンタにおいては、K用の現像バイアスを出力してから、例えば100msecなど、ごく僅かな時間だけしか現像スリーブの回転駆動を継続せず、すぐに現像スリーブの回転駆動を停止させる。これにより、従来に比べて、プレラン時における現像スリーブから感光体1Kへのトナー付着を抑えることで、Kトナーによる機内汚染やクリーニングブレードの損傷などといった異常の発生に起因する不具合の発生を抑えることができる。
図5は、異常が発生している場合における各種の動作を説明するためのタイミングチャートである。本プリンタでは、各種の感光体と、紙搬送ベルト15とを同じ線速(プロセス線速)で駆動している。同図において、時間t1は、所定の転写タイムラグにおける感光体1Kの表面移動量と、所定のサンプリングタイムラグにおける紙搬送ベルト15の表面移動量との合計を、プロセス線速Vで除算した値である。また、転写タイムラグは、感光体1Kの「回転停止前地肌領域」が現像スリーブとの対向位置からK用の転写ニップまで移動するのに要する時間である。また、サンプリングタイムラグは、紙搬送ベルト15の「回転停止前地肌対応ベルト領域」が、K用の転写ニップから光学センサー150との対向位置まで移動するのに要する時間である。つまり、感光体1Kの「回転停止前地肌領域」が回転する現像スリーブとの対向位置を通過してから時間t1後に、紙搬送ベルト15の「回転停止前地肌対応ベルト領域」が光学センサー150との対向位置に進入することになる。
異常が発生している場合には、図示のように、異常報知処理が開始すると直ちに、プロセス駆動モータの停止によって感光体の駆動が停止される。
実施形態に係るプリンタにおいては、図示のように、地肌部付着量検知処理にて、現像剤担持体たる現像スリーブの駆動を停止した状態で、「回転停止前地肌対応ベルト領域」におけるKトナー付着量を検知する(センサー出力をサンプリングする)処理を実施するように、制御部100を構成している。かかる構成では、地肌部付着量検知処理で現像スリーブを長時間回転駆動することによるトナー機内汚染等の発生を防止することができる。
図6は、異常が発生していない場合における各種の動作を説明するためのタイミングチャートである。異常が発生していない場合には、図示のように、異常報知処理が開始すると直ちに、K現像クラッチ111Kによって現像スリーブに駆動が繋がれて現像スリーブの回転駆動が開始される。
なお、紙搬送ベルト15のおもて面のトナー付着量を検知させるように光学センサー150を配設した例について説明したが、感光体の表面上のトナー付着量を検知させるようにしてもよい。但し、その場合、後述する実施例のように各色の異常を検知させるようにすると、光学センサー150を各色の感光体にそれぞれ対応させて4つ設ける必要が生じるのに対し、べルト上のトナー付着量を検知させる場合には1つだけでよいのでコスト面で有利である。
また、感光体上のトナー像を紙搬送ベルト15上の記録シートに直接転写する方式のプリンタについて説明したが、感光体上のトナー像を中間転写体に転写した後、記録シートに転写する方式の画像形成装置にも、本発明の適用が可能である。
次に、実施形態に係るプリンタに、より特徴的な構成を付加した実施例に係るプリンタについて説明する。なお、以下に特筆しない限り、実施例に係るプリンタの構成は、実施形態と同様である。
実施例に係るプリンタの制御部100は、プレランにおいて、K,M,Y,Cの各色についてそれぞれ、トナー付着量に基づく異常の有無を判定するようになっている。
図7は、実施例に係るプリンタの制御部100によってプレラン時に実施されるルーチン処理の処理フローを示すフローチャートである。このフローチャートにおいて、S6からS13までの工程が、地肌部付着量検知処理である。また、S14からS19までの工程が異常報知処理である。制御部100は、プレランを開始すると、まず、Kプロセスモータ110K、Mプロセスモータ110K、Yプロセスモータ110Y、及びCプロセスモータ110Cの駆動を開始する(S1)。このとき、同時に、K現像クラッチ111K、M現像クラッチ111M、Y現像クラッチ111Y、及びC現像クラッチ111Cをそれぞれ繋いで、K,M,Y,C用の現像スリーブを回転駆動させる。また、図示しないベルト駆動モータの回転駆動を開始して、紙搬送ベルト15の無端移動を開始させる。次に、制御部100は、光学センサー150の校正を実施した後(S2)、帯電電源112、現像電源113、及び転写電源114を制御して、各色についてそれぞれ帯電バイアス、現像バイアス、及び転写バイアスを出力させる(S3)。
各種のバイアスを出力させた制御部100は、次に、現像停止タイミングについて到来したか否かを判定する(S4)。この現像停止タイミングは、各色の現像クラッチ(111K,M,Y,C)を繋いだ後、各色の感光体の表面をユニット間距離と同じだけ移動させるのに必要なユニット間移動時間が経過するよりも前のタイミングである。また、ユニット間距離は、各色の作像ユニット(17K,M,Y,C)の配設ピッチと同じ値であり、例えば、K用の転写ニップの入口から、Kに隣接するM用の転写ニップの入口までの距離である。各色の作像ユニットにおいて、現像スリーブの回転駆動を開始した後、回転駆動を停止させない状態での感光体の表面移動距離を、ユニット間距離よりも大きくしたとする。前述の表面移動距離は、「回転停止前地肌領域」の長さと同じであることから、「回転停止前地肌領域」の長さをユニット間距離よりも大きくしてしまうことなる。すると、紙搬送ベルト15上に複数色のトナーを重ねて転写してしまうことになる。例えば、ユニット間距離が100mmであるにもかかわらず、「回転停止前地肌領域」の長さを120mmにしたとする。すると、120−100=20mmのベルト領域に、K,M,Y,Cの4色のトナーを重ね合わせて転写してしまうことになる。そこで、制御部100は、各色の現像クラッチを繋いだ後、各色の感光体の表面をユニット間距離と同じだけ移動させるのに必要なユニット間移動時間が経過するよりも前のタイミングを現像停止タイミングとするようになっている。これにより、各色の感光体における「回転停止前地肌領域」の長さを、ユニット間距離よりも小さくして、紙搬送ベルト15に対する複数色トナーの重ね合わせの発生を防止することができる。
制御部100は、現像停止タイミングが到来すると(S4でY)、各色の現像クラッチを切って各色の現像スリーブの回転駆動を停止させた後(S5)、地肌部付着量検知処理を開始する。
地肌部付着量検知処理では、まず、Cサンプリングタイミングの到来を待つ(S6)。Cサンプリングタイミングは、紙搬送ベルト15の全域のうち、C用の転写ニップで感光体1Cの「回転停止前地肌領域」に密着した「C回転停止前地肌対応ベルト領域」が、光学センサー150との対向領域に進入するタイミングである。このCサンプリングタイミングについては、C現像クラッチ111Cを繋いだ時点からの計時処理によって特定することが可能である。
Cサンプリングタイミングが到来すると(S6でY)、制御部100は、光学センサー150からの出力電圧をサンプリングし、その結果に基づいて紙搬送ベルト15の「C回転停止前地肌対応ベルト領域」におけるCトナー付着量を把握する(S7)。その後、Yサンプリングタイミングの到来を待つ(S8)。Yサンプリングタイミングは、紙搬送ベルト15の全域のうち、Y用の転写ニップで感光体1Yの「回転停止前地肌領域」に密着した「Y回転停止前地肌対応ベルト領域」が、光学センサー150との対向領域に進入するタイミングである。このYサンプリングタイミングについては、Y現像クラッチ111Yを繋いだ時点からの計時処理によって特定することが可能である。
Yサンプリングタイミングが到来すると(S8でY)、制御部100は、光学センサー150からの出力電圧をサンプリングし、その結果に基づいて紙搬送ベルト15の「Y回転停止前地肌対応ベルト領域」におけるYトナー付着量を把握する(S9)。その後、Mサンプリングタイミングの到来を待つ(S10)。Mサンプリングタイミングは、紙搬送ベルト15の全域のうち、M用の転写ニップで感光体1Mの「回転停止前地肌領域」に密着した「M回転停止前地肌対応ベルト領域」が、光学センサー150との対向領域に進入するタイミングである。このMサンプリングタイミングについては、M現像クラッチ111Mを繋いだ時点からの計時処理によって特定することが可能である。
Mサンプリングタイミングが到来すると(S10でY)、制御部100は、光学センサー150からの出力電圧をサンプリングし、その結果に基づいて紙搬送ベルト15の「M回転停止前地肌対応ベルト領域」におけるMトナー付着量を把握する(S11)。その後、Kサンプリングタイミングの到来を待つ(S12)。Kサンプリングタイミングは、紙搬送ベルト15の全域のうち、K用の転写ニップで感光体1Kの「回転停止前地肌領域」に密着した「K回転停止前地肌対応ベルト領域」が、光学センサー150との対向領域に進入するタイミングである。このKサンプリングタイミングについては、K現像クラッチ111Kを繋いだ時点からの計時処理によって特定することが可能である。
Kサンプリングタイミングが到来すると(S12でY)、制御部100は、光学センサー150からの出力電圧をサンプリングし、その結果に基づいて紙搬送ベルト15の「K回転停止前地肌対応ベルト領域」におけるKトナー付着量を把握する(S13)。これにより、地肌部付着量検知処理を終了する。
次に、制御部100は、異常報知処理を開始する。そして、まず、K,M,Y,Cの4色のうち、1色以上でトナー付着量が閾値を上回ったか否かについて判定する(S14)。そして、何れの色でもトナー付着量が閾値を上回らなかった場合には(S15)、異常について発生していないものとみなし、各色の現像クラッチをそれぞれ繋いで各色の現像スリーブの回転駆動を開始してから(S15)、一連のルーチン処理を終了する。
一方、1色異常でトナー付着量が閾値を上回った場合には(S14でY)、各色のプロセス駆動モータ(110K,M,Y,C)を全て停止させた後(S16)、全ての色でトナー付着量が閾値を上回ったか否かについて判定する(S17)。このような判定を行うのは、次に説明する理由による。即ち、全ての色のうち、一部の色だけでトナー付着量が閾値を上回った場合、即ち、一部の色だけ感光体へのトナー付着が発生している場合には、その色の作像ユニットだけに異常が発生している可能性が高い。例えば、その色の作像ユニットだけ、帯電ブラシローラが損傷しているなどである。これに対し、全ての色でトナー付着量が閾値を上回った場合、即ち、全ての色で感光体へのトナー付着が発生している場合には、全ての色に共通する帯電電源112や現像電源113に異常が発生している可能性が高い。あるいは、通電異常が発生している可能性が高い。そこで、制御部100は、一部の色だけトナー付着量が閾値を上回った場合には(S17でN)、閾値を超えた色の作像ユニットについて異常を報知した後(S18)、一連のルーチン処理を終了する。一方、全ての色でトナー付着量が閾値を上回った場合には(S17でY)、電源異常又は通電異常を報知した後(S19)、一連のルーチン処理を終了する。
なお、実施例に係るプリンタでは、1つの帯電電源112によって各色の帯電バイアスを出力し、且つ1つの現像電源113によって各色の現像バイアスを出力するようになっているが次のようにしてもよい。即ち、K用の帯電電源によってK用の帯電バイスを出力し、カラー用の帯電電源によってM,Y,C用の帯電バイアスを出力し、K用の現像電源によってK用の現像バイアスを出力し、且つカラー用の現像電源によってM,Y,C用の現像バイアスを出力する。この場合、4色のうち、M,Y,Cの3色においてそれぞれトナー付着量が閾値を上回った場合に、カラー用の帯電電源やカラー用の現像電源について異常が発生していると判定すればよい。
以上のように、実施例に係るプリンタにおいては、組み合わせとしての4色の作像ユニット17K,17M,17Y,17Cについてそれぞれ、感光体及び現像スリーブのうち、感光体だけを単独で駆動できるように駆動手段を構成している。そして、転写体たる紙搬送ベルト15における、感光体1K,1M,1Y,1Cのそれぞれの「回転停止前地肌領域」に個別に密着した4つの「回転停止前地肌対応ベルト領域」のトナー付着量を光学センサー150に検知させるようにしている。更に、異常報知処理にて、4色にそれぞれ対応する4つの「回転停止前地肌対応ベルト領域」のうち、トナー付着量の検知結果が所定の閾値を超えたものがあった場合に、ユーザーに対して異常の発生を報知する処理を実施するように、制御部100を構成している。かかる構成では、4色の作像ユニット17K,17M,17Y,17Cについてそれぞれ、異常の発生の有無を検知することができる。
また、実施例に係るプリンタにおいては、プレラン時に、次のような処理を実施するように、制御部100を構成している。即ち、4つの作像ユニット17K,17M,17Y,17Cのそれぞれにおける感光体及び現像スリーブの駆動を開始する。その後、4つの感光体1K,1M,1Y,1Cの表面をそれらの設置間隔(ユニット間距離)と同じ距離だけ移動させるのに先立って、4つの作像ユニット17K,17M,17Y,17Cのそれぞれにおける現像スリーブの駆動を停止させる処理である。かかる構成では、既に説明したように、紙搬送ベルト15の一部の領域に対して、異常の発生によって感光体1Y,1M,1C,1Kにそれぞれ付着させたY,M,C,Kトナーを重ね合わせて転写してしまうことを防止することができる。
また、実施例に係るプリンタにおいては、地肌部付着量検知処理にて、4つの感光体1K,1M,1Y,1Cの「回転停止前地肌領域」にそれぞれ個別に対応する4つの「回転停止前地肌対応ベルト領域」のトナー付着量をそれぞれ検知する。その後、異常報知処理にて、必要に応じて異常を報知する処理を実施するように、制御部100を構成している。かかる構成では、4色の全てについて、異常の発生に起因する感光体へのトナー付着の有無を把握してから異常の報知をすることで、一部の色についての異常報知漏れの発生を回避することができる。なお、実施例においては、地肌部付着量検知処理の後に異常報知処理を実施するようになっているが、地肌部付着量検知処理と、異常報知処理における異常発生有無の判断とを並行して実施させるようにしてもよい。
また、実施例に係るプリンタにおいては、異常報知処理にて、次のような処理を実施するように、制御部100を構成している。即ち、4色に対応する4つの「回転停止前地肌対応ベルト領域」について、何れもトナー付着量の検知結果が閾値を上回らなかった場合に、4つの作像ユニット17K,17M,17Y,17Cのそれぞれにおける現像スリーブの駆動を再開する処理である。かかる構成では、異常が発生していないことが判明した場合に、各色の現像スリーブの駆動を迅速に再開して、プレラン後のファーストプリント時間の短縮化を図ることができる。
また、実施例に係るプリンタにおいては、異常報知処理にて、次のような処理を実施するように、制御部100を構成している。即ち、4色にそれぞれ個別に対応する4つの「回転停止前地肌対応ベルト領域」のうち、少なくとも何れか1つについて、トナー付着量の検知結果が閾値を超えた場合に、4つの感光体1K,1M,1Y,1Cの駆動を停止させる処理である。かかる構成では、異常の発生が判明した場合に、各色の感光体1K,1M,1Y,1Cの回転駆動を迅速に停止させることで、トナーによる機内汚染の発生や、クリーニングブレードの破損の発生を抑えることができる。
また、実施例に係るプリンタにおいては、異常報知処理にて、次のような処理を実施するように、制御部100を構成している。即ち、4色にそれぞれ個別に対応する4つの「回転停止前地肌対応ベルト領域」のうち、全てについて、トナー付着量の検知結果が閾値を超えた場合に、前記異常として、電源出力異常又は通電異常が発生している可能性がある旨を報知する処理である。かかる構成では、作像ユニットの異常と、電源出力異常や通電異常とを区別して報知することができる。
以上に説明したものは一例であり、本発明は、次の態様毎に特有の効果を奏する。
[態様A]
態様Aは、潜像担持体(例えば感光体1)と、前記潜像担持体の表面に潜像を形成する潜像形成手段(例えば光書込装置16)と、現像剤担持体(例えば現像スリーブ)の表面上に担持したトナーを用いて前記潜像を現像してトナー像を得る現像手段(例えば現像装置3)と、前記潜像担持体及び前記現像剤担持体のそれぞれを駆動する駆動手段と、前記潜像担持体の表面、あるいは、前記表面上のトナーが転写される転写体(例えば紙搬送ベルト15)の表面、のトナー付着量を検知する付着量検知手段(例えば光学センサー150)と、プレラン時に、前記潜像担持体を前記駆動手段によって駆動しながら、前記潜像担持体の地肌部、又は前記転写体における前記地肌部に対応する領域である地肌部対応領域、のトナー付着量を前記付着量検知手段によって検知する地肌部付着量検知処理、及び前記地肌部付着量検知処理における前記トナー付着量の検知結果が所定の閾値と同等以上であるか又は前記閾値を超えた場合にユーザーに対して異常の発生を報知する異常報知処理を実施する制御手段(例えば制御部100)とを備える画像形成装置において、前記潜像担持体及び前記現像剤担持体のうち、前記潜像担持体だけを単独で駆動できるように前記駆動手段を構成し、且つ、プレラン時に、前記潜像担持体及び前記現像剤担持体の両方を駆動した後、前記潜像担持体の地肌部における全域のうち、又は、前記転写体の前記地肌部対応領域における全域のうち、トナー付着量の検知対象となる領域である被検領域、の後端を前記付着量検知手段との対向位置に通すのに先立って、前記両方のうち、前記現像剤担持体だけを駆動停止させる処理を実施するように、前記制御手段を構成したことを特徴とするものである。
かかる構成では、次に説明する理由により、異常の発生に起因する機内汚染等の不具合の発生を従来よりも抑えることができる。即ち、従来装置では、次に説明する期間内に潜像担持体及び現像剤担持体の両方を駆動し続ける。即ち、プレランを開始してから、潜像担持体又は転写体におけるトナー付着量の被検領域の後端を付着量検知手段との対向位置に通してトナー付着量の検知を終了した後、異常の有無の判定を終えるまでの期間である。そして、異常が発生している場合、その期間内では、駆動中の現像剤担持体から潜像担持体にトナーを付着させ続ける。このため、潜像担持体の表面のトナー付着量を付着量検知手段に検知させる構成を採用した場合、前述の期間内では、潜像担持体の表面における現像剤担持体との対向位置から付着量検知手段との対向位置に至るまでの全域にトナーを付着させることになる。また、転写体の表面のトナー付着量を付着量検知手段に検知させる構成を採用した場合、前述の期間内では、潜像担持体の表面における現像剤担持体との対向位置から転写位置に至るまでの全域にトナーを付着させることになる。これに対し、態様Aでは、プレラン時に、潜像担持体及び現像剤担持体の両方を駆動させた後、潜像担持体又は転写体における被検領域の後端を付着量検知手段との対向位置に通すのに先立って現像剤担持体だけを駆動停止させる。かかる構成では、前述の期間が経過する前に、現像剤担持体の駆動を停止させて、現像剤担持体から潜像担持体へのトナー付着を抑えるようになる。これにより、前述の期間が経過した時点では、潜像担持体の表面において、その時点に現像剤担持体に対向している箇所から、過去に現像剤担持体の駆動を停止した直後に現像剤担持体に対向していた箇所に至るまでの領域のトナー付着量が非常に少なくなる。つまり、態様Aでは、従来に比べて、異常の発生が判明した時点における潜像担持体へのトナー付着量を低減する。よって、異常の発生に起因する機内汚染等の不具合の発生を従来よりも抑えることができる。
[態様B]
態様Bは、態様Aにおいて、プレラン時に、前記被検領域の先端を前記付着量検知手段との対向位置に進入させるのに先立って、前記現像剤担持体の駆動を停止させる処理を実施するように、前記制御手段を構成したことを特徴とするものである。かかる構成では、潜像担持体の前記領域、又は転写体の前記地肌部対応領域、を前記付着量検知手段との対向位置に進入させてから現像剤担持体の駆動を停止させる場合に比べて、潜像担持体へのトナー付着量を低減する。これにより、異常の発生に起因する機内汚染等の不具合の発生をより確実に抑えることができる。
[態様C]
態様Cは、態様A又はBにおいて、前記潜像担持体及び前記現像手段の組み合わせを複数設け、複数の前記潜像担持体上のトナーを転写体の無端移動する表面に転写する転写手段を設け、複数の前記組み合わせについてそれぞれ、前記潜像担持体及び前記現像剤担持体のうち、前記潜像担持体だけを単独で駆動できるように前記駆動手段を構成し、前記転写体における、複数の前記潜像担持体の前記地肌部にそれぞれ個別に対応する複数の前記被検領域のトナー付着量を前記付着量検知手段に検知させるようにし、且つ、前記異常報知処理にて、複数の前記被検領域のうち、前記トナー付着量の検知結果が所定の閾値と同等以上であるか又は前記閾値を超えた前記被検領域があった場合に、ユーザーに対して異常の発生を報知する処理を実施するように、前記制御手段を構成したことを特徴とするものである。かかる構成では、全ての前記組み合わせについてそれぞれ、異常の発生の有無を検知することができる。
[態様D]
態様Dは、態様Cにおいて、プレラン時に、複数の前記組み合わせのそれぞれにおける前記潜像担持体及び前記現像剤担持体の駆動を開始した後、複数の前記潜像担持体の表面をそれらの設置間隔と同じ距離だけ移動させるのに先立って、複数の前記組み合わせのそれぞれにおける前記現像剤担持体の駆動を停止させる処理を実施するように、前記制御手段を構成したことを特徴とするものである。かかる構成では、転写体の一部の領域に対して、異常の発生によって複数の潜像担持体のそれぞれに付着させたトナーを重ね合わせて転写してしまうことを防止することができる。
[態様E]
態様Eは、態様Dにおいて、前記地肌部付着量検知処理にて、複数の前記潜像担持体の前記地肌部にそれぞれ個別に対応する全ての前記被検領域のトナー付着量を検知した後、前記異常報知処理にて、必要に応じて異常を報知する処理を実施するように、前記制御手段を構成したことを特徴とするものである。かかる構成では、全ての組み合わせについて、異常の発生に起因する感光体へのトナー付着の有無を把握してから異常の報知をすることで、一部の組み合わせについての異常報知漏れの発生を回避することができる。
[態様F]
態様Fは、態様Eにおいて、前記異常報知処理にて、複数の前記潜像担持体の前記地肌部にそれぞれ個別に対応する全ての前記被検領域について、前記トナー付着量の検知結果が前記閾値と同等以下であるか又は前記閾値を下回った場合に、全ての前記組み合わせのそれぞれにおける前記現像担持体の駆動を再開する処理を実施するように、前記制御手段を構成したことを特徴とするものである。かかる構成では、異常が発生していないことが判明した場合に、複数の前記組み合わせのそれぞれにおける現像剤担持体の駆動を迅速に再開して、プレラン後のファーストプリント時間の短縮化を図ることができる。
[態様G]
態様Gは、態様E又はFにおいて、前記異常報知処理にて、複数の前記潜像担持体の前記地肌部にそれぞれ個別に対応する全ての前記被検領域のうち、少なくとも何れか1つについて、前記トナー付着量の検知結果が前記閾値と同等以上であるか又は前記閾値を超えた場合に、前記転写体及び全ての前記組み合わせのそれぞれにおける前記潜像担持体の駆動を停止させる処理を実施するように、前記制御手段を構成したことを特徴とするものである。かかる構成では、異常の発生が判明した場合に、複数の潜像担持体の回転駆動を迅速に停止させることで、トナーによる機内汚染の発生や、クリーニングブレードの破損の発生を抑えることができる。
[態様H]
態様Hは、態様E乃至Gの何れかにおいて、前記異常報知処理にて、複数の前記潜像担持体にそれぞれ個別に対応する全ての前記被検領域のうち、少なくとも何れか1つについて、前記トナー付着量の検知結果が前記閾値と同等以上であるか又は前記閾値を超えた場合に、前記検知結果が閾値と同等以上であるか又は前記閾値を超えた前記被検領域に対応する前記組み合わせについて異常が生じたことを報知する処理を実施するように、前記制御手段を構成したことを特徴とするものである。かかる構成では、複数の組み合わせのうち、どの組み合わせに異常が生じているのかをユーザーに報知することができる。
[態様I]
態様Iは、態様E乃至Hの何れかにおいて、前記異常報知処理にて、複数の前記潜像担持体の前記地肌部にそれぞれ個別に対応する全ての前記被検領域のうち、所定の組み合わせからなる領域組における全ての前記被検領域について、前記トナー付着量の検知結果が前記閾値と同等以上であるか又は前記閾値を超えた場合に、前記異常として、前記領域組に対応する電源出力異常又は通電異常が発生している可能性がある旨を報知する処理を実施するように、前記制御手段を構成したことを特徴とするものである。かかる構成では、前記組み合わせの異常と、電源出力異常や通電異常とを区別してユーザーに報知することができる。
1K,1M,1Y,1C:感光体(潜像担持体)
3K,M,Y,C:現像装置(現像手段)
15:紙搬送ベルト(転写体)
16K,16M,16Y,16C:光書込装置(潜像形成手段)
100:制御部(制御手段)
110K,110M,110Y,110C:プロセス駆動モータ(駆動手段の一部)
111K,111M,111Y,111C:現像クラッチ(駆動手段の一部)
150:光学センサー(付着量検知手段)
特許第4499216号

Claims (9)

  1. 潜像担持体と、前記潜像担持体の表面に潜像を形成する潜像形成手段と、現像剤担持体の表面上に担持したトナーを用いて前記潜像を現像してトナー像を得る現像手段と、前記潜像担持体及び前記現像剤担持体のそれぞれを駆動する駆動手段と、前記潜像担持体の表面、あるいは、前記表面上のトナーが転写される転写体の表面、のトナー付着量を検知する付着量検知手段と、プレラン時に、前記潜像担持体を前記駆動手段によって駆動しながら、前記潜像担持体の地肌部、又は前記転写体における前記地肌部に対応する領域である地肌部対応領域、のトナー付着量を前記付着量検知手段によって検知する地肌部付着量検知処理、及び前記地肌部付着量検知処理における前記トナー付着量の検知結果が所定の閾値と同等以上であるか又は前記閾値を超えた場合にユーザーに対して異常の発生を報知する異常報知処理を実施する制御手段とを備える画像形成装置において、
    前記潜像担持体及び前記現像剤担持体のうち、前記潜像担持体だけを単独で駆動できるように前記駆動手段を構成し、
    且つ、プレラン時に、前記潜像担持体及び前記現像剤担持体の両方を駆動した後、前記潜像担持体の地肌部における全域のうち、又は、前記転写体の前記地肌部対応領域における全域のうち、トナー付着量の検知対象となる領域である被検領域、の後端を前記付着量検知手段との対向位置に通すのに先立って、前記両方のうち、前記現像剤担持体だけを駆動停止させる処理を実施するように、前記制御手段を構成したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1の画像形成装置において、
    プレラン時に、前記被検領域の先端を前記付着量検知手段との対向位置に進入させるのに先立って、前記現像剤担持体の駆動を停止させる処理を実施するように、前記制御手段を構成したことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1又は2の画像形成装置において、
    前記潜像担持体及び前記現像手段の組み合わせを複数設け、
    複数の前記潜像担持体上のトナーを転写体の無端移動する表面に転写する転写手段を設け、
    複数の前記組み合わせについてそれぞれ、前記潜像担持体及び前記現像剤担持体のうち、前記潜像担持体だけを単独で駆動できるように前記駆動手段を構成し、
    前記転写体における、複数の前記潜像担持体の前記地肌部にそれぞれ個別に対応する複数の前記被検領域のトナー付着量を前記付着量検知手段に検知させるようにし、
    且つ、前記異常報知処理にて、複数の前記被検領域のうち、前記トナー付着量の検知結果が所定の閾値と同等以上であるか又は前記閾値を超えた前記被検領域があった場合に、ユーザーに対して異常の発生を報知する処理を実施するように、前記制御手段を構成したことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項3の画像形成装置において、
    プレラン時に、複数の前記組み合わせのそれぞれにおける前記潜像担持体及び前記現像剤担持体の駆動を開始した後、複数の前記潜像担持体の表面をそれらの設置間隔と同じ距離だけ移動させるのに先立って、複数の前記組み合わせのそれぞれにおける前記現像剤担持体の駆動を停止させる処理を実施するように、前記制御手段を構成したことを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項4の画像形成装置において、
    前記地肌部付着量検知処理にて、複数の前記潜像担持体の前記地肌部にそれぞれ個別に対応する全ての前記被検領域のトナー付着量を検知した後、前記異常報知処理にて、必要に応じて異常を報知する処理を実施するように、前記制御手段を構成したことを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項5の画像形成装置において、
    前記異常報知処理にて、複数の前記潜像担持体の前記地肌部にそれぞれ個別に対応する全ての前記被検領域について、前記トナー付着量の検知結果が前記閾値と同等以下であるか又は前記閾値を下回った場合に、全ての前記組み合わせのそれぞれにおける前記現像担持体の駆動を再開する処理を実施するように、前記制御手段を構成したことを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項5又は6の画像形成装置において、
    前記異常報知処理にて、複数の前記潜像担持体の前記地肌部にそれぞれ個別に対応する全ての前記被検領域のうち、少なくとも何れか1つについて、前記トナー付着量の検知結果が前記閾値と同等以上であるか又は前記閾値を超えた場合に、前記転写体及び全ての前記組み合わせのそれぞれにおける前記潜像担持体の駆動を停止させる処理を実施するように、前記制御手段を構成したことを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項5乃至7の何れかの画像形成装置において、
    前記異常報知処理にて、複数の前記潜像担持体にそれぞれ個別に対応する全ての前記被検領域のうち、少なくとも何れか1つについて、前記トナー付着量の検知結果が前記閾値と同等以上であるか又は前記閾値を超えた場合に、前記検知結果が閾値と同等以上であるか又は前記閾値を超えた前記被検領域に対応する前記組み合わせについて異常が生じたことを報知する処理を実施するように、前記制御手段を構成したことを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項5乃至8の何れかの画像形成装置において、
    前記異常報知処理にて、複数の前記潜像担持体の前記地肌部にそれぞれ個別に対応する全ての前記被検領域のうち、所定の組み合わせからなる領域組における全ての前記被検領域について、前記トナー付着量の検知結果が前記閾値と同等以上であるか又は前記閾値を超えた場合に、前記異常として、前記領域組に対応する電源出力異常又は通電異常が発生している可能性がある旨を報知する処理を実施するように、前記制御手段を構成したことを特徴とする画像形成装置。
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