JP2022183699A - 過給機の制御装置 - Google Patents

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創一 今井
Soichi Imai
茂樹 中山
Shigeki Nakayama
正直 井戸側
Masanao Idogawa
孝宏 内田
Takahiro Uchida
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Abstract

Figure 2022183699000001
【課題】タービンハウジング側でタービンシャフトの周囲の隙間をシールするシールリングの温度をより精度よく推定する。
【解決手段】本開示の過給機の制御装置は、車両に搭載された内燃機関の排気通路に設けられるタービンハウジングと、タービンハウジング内に配置されたタービンホイールと、タービンシャフトを介してタービンホイールに連結されると共に内燃機関の吸気通路に設けられたコンプレッサハウジング内に配置されるコンプレッサホイールと、タービンハウジングとコンプレッサハウジングとの間でベアリングを介してタービンシャフトを支持するベアリングハウジングと、タービンハウジング側でタービンシャフトの周囲の隙間をシールするシールリングとを含む過給機を制御するものであって、タービンハウジング内の排ガスの温度を考慮してシールリングの温度を推定する。
【選択図】図5

Description

本開示は、タービンハウジング側でタービンシャフトの周囲の隙間をシールするシールリングを含む過給機の制御装置に関する。
従来、内燃機関の排気通路に設けられたタービンハウジングと、当該排気通路に設けられたコンプレッサハウジングと、タービンハウジング内に配置されるタービンホイールと、タービンシャフトを介してタービンホイールに連結されると共にコンプレッサハウジング内に配置されるコンプレッサホイールと、タービンハウジングとコンプレッサハウジングとの間でベアリングを介してタービンシャフトを支持するベアリングハウジングとを含む過給機(ターボチャージャ)が知られている(例えば、特許文献1参照)。この過給機では、タービンホイールに近接するようにベアリングハウジング内に配置されたシールリングと、コンプレッサホイールに近接するようにベアリングハウジング内に配置されたシールリングとにより、タービンシャフトの周囲の隙間(回転摺動隙間)がシールされる。これにより、ベアリングハウジング内に供給される潤滑油の漏洩や、タービンハウジングからベアリングハウジング内への高温の排ガスの流入が当該シールリングにより抑制される。
特開2015-086705号公報
上述のような過給機では、内燃機関の運転状態等に応じてベアリングハウジング内の潤滑油の温度が上昇して当該潤滑油が炭化してしまうおそれがあることから、潤滑冷却対象の温度上昇に応じてベアリングハウジング内を適切に冷却する必要がある。そして、ベアリングハウジング内を適切に冷却するためには、高温になりがちなタービンハウジング側のシールリングの温度を精度よく推定することが求められる。
そこで、本開示は、タービンハウジング側でタービンシャフトの周囲の隙間をシールするシールリングの温度をより精度よく推定することを主目的とする。
本開示の過給機の制御装置は、車両に搭載された内燃機関の排気通路に設けられたタービンハウジングと、前記タービンハウジング内に配置されるタービンホイールと、タービンシャフトを介して前記タービンホイールに連結されると共に前記内燃機関の吸気通路に設けられたコンプレッサハウジング内に配置されるコンプレッサホイールと、前記タービンハウジングと前記コンプレッサハウジングとの間でベアリングを介して前記タービンシャフトを支持するベアリングハウジングと、前記タービンハウジング側で前記タービンシャフトの周囲の隙間をシールするシールリングとを含む過給機の制御装置において、前記タービンハウジング内の排ガスの温度を考慮して前記シールリングの温度を推定するものである。
本開示の過給機の制御装置は、タービンハウジング内の排ガスの温度を考慮して、タービンハウジング側でタービンシャフトの周囲の隙間をシールするシールリングの温度を推定する。これにより、特に、過給機により吸入空気が圧縮された状態で内燃機関が高負荷で運転された直後に当該内燃機関の運転が停止されたような場合に、熱容量が高いタービンハウジングからシールリングに伝搬される熱量を当該シールリングの温度推定値に反映させることができる。この結果、タービンハウジング側でタービンシャフトの周囲の隙間をシールするシールリングの温度をより精度よく推定することが可能となる。
また、前記制御装置は、前記タービンハウジングに流入する排ガスの温度と、前記タービンハウジングから流出する排ガスの温度との加重平均をとることにより前記タービンハウジング内の排ガスの温度を推定するものであってもよい。これにより、タービンハウジング内の排ガスの温度をより適正に推定することが可能となる。
更に、前記ベアリングハウジング内には、前記タービンシャフトおよび前記ベアリングを潤滑する潤滑油と、前記タービンシャフトおよび前記ベアリングを潤滑する冷却水とが供給されてもよく、前記制御装置は、前記シールリングの前回温度と、前記潤滑油の油路の壁部の前回温度と、前記タービンシャフトの温度と、前記冷却水の温度および通水量と、前記タービンハウジング内の排ガスの温度とに基づいて前記シールリングの温度を推定するものであってもよい。
また、前記制御装置は、前記内燃機関の運転が停止されると共に前記シールリングの温度が予め定められた閾値以上であるときに、前記ベアリングハウジング内に前記冷却水を供給するポンプを作動させるものであってもよい。これにより、ベアリングハウジング内で潤滑油が炭化するのを良好に抑制することが可能となる。
更に、前記内燃機関は、前記車両の状態に応じて間欠運転されるものであってもよい。すなわち、本開示の過給機の制御装置は、いわゆるアイドルストップ制御が実行される車両や、内燃機関が比較的頻繁に始動・停止されるハイブリッド車両に搭載される過給機の保護に極めて有用である。
本開示の過給機の制御装置が適用される内燃機関を例示する概略構成図である。 図1の内燃機関の過給機を示す概略構成図である。 図2の過給機に関連した冷却系統を示す系統図である。 本開示の過給機の制御装置を示すブロック図である。 本開示の過給機の制御装置による過給機の冷却手順を示すフローチャートである。 本開示の過給機の制御装置によるシールリングの温度の推定手順を示すフローチャートである。
次に、図面を参照しながら、本開示の発明を実施するための形態について説明する。
図1は、本開示の過給機の制御装置としてのエンジン電子制御装置(以下、「エンジンECU」という。)100により制御される内燃機関であるエンジン10を例示する概略構成図である。同図に示すエンジン10は、エンジンブロック11に形成された複数の燃焼室12における炭化水素系燃料と空気との混合気の燃焼に伴うピストン13の往復運動をクランクシャフト(出力軸)14の回転運動へと変換するガソリンエンジンであり、いわゆるアイドルストップ制御が実行される車両や、エンジンが比較的頻繁に始動・停止されるハイブリッド車両に搭載される。図1に示すように、エンジン10は、エンジンブロック11、複数の燃焼室12、ピストン13およびクランクシャフト14に加えて、エアクリーナ15と、吸気管16と、電子制御式のスロットルバルブ17と、サージタンク18と、それぞれ対応する吸気ポートを開閉する複数の吸気バルブ19iと、それぞれ対応する排気ポートを開閉する排気バルブ19eと、複数の燃料噴射弁20と、複数の点火プラグ21と、排気通路を形成する排気管22とを含む。燃料噴射弁20は、図示するように吸気ポートに燃料を噴射するものであってもよく、燃焼室12内に燃料を直接噴射するものであってもよい。更に、エンジン10にポート噴射弁と筒内噴射弁との双方が設けられてもよい。
また、エンジン10は、排ガス浄化装置として、それぞれ排気管22に組み込まれた上流側浄化装置23および下流側浄化装置24を含む。上流側浄化装置23は、エンジン10の各燃焼室12からの排ガス中のCO(一酸化炭素)やHC、NOxといった有害成分を浄化するNOx吸蔵型の排ガス浄化触媒(三元触媒)230を含むものである。また、下流側浄化装置24は、排ガス中の粒子状物質(微粒子)を捕集するパティキュレートフィルタ(GPF)240を含み、上流側浄化装置23の下流側に配置される。本実施形態において、パティキュレートフィルタ240は、NOx吸蔵型の排ガス浄化触媒(三元触媒)を担時した多孔質フィルタである。すなわち、下流側浄化装置24は、三元触媒の浄化機能と粒子状物質の捕集機能とを有する四元触媒として構成されている。
更に、エンジン10は、エンジンブロック11等を冷却するための冷媒循環通路25と、電動ポンプ26と、ラジエータ27とを含む。電動ポンプ26は、冷媒循環通路25で冷却水(LLC)を循環させる。ラジエータ27は、走行風や図示しない電動ファンからの空気との熱交換によりエンジンブロック11等から熱を奪った冷却水を冷却する。また、冷媒循環通路25には、水温センサ25tが設置されている。水温センサ25tは、エンジンブロック11から熱を奪った(流出した)冷却水の温度を検出する。
加えて、エンジン10は、排ガスのエネルギを利用して吸入空気を圧縮する過給機30を含む。過給機30は、図1に示すように、タービンホイール31と、コンプレッサホイール32と、タービンホイール31およびコンプレッサホイール32を一体に連結するタービンシャフト33と、ウェイストゲートバルブ34と、ブローオフバルブ35とを含むターボチャージャである。タービンホイール31は、図2に示すように、上流側浄化装置23の上流側に位置するように排気管22に形成されたタービンハウジング220内に回転自在に配置される。また、コンプレッサホイール32は、図2に示すように、エアクリーナ15とスロットルバルブ17との間に位置するように吸気管16に形成されたコンプレッサハウジング160内に回転自在に配置される。
タービンシャフト33は、図2に示すように、タービンハウジング220およびコンプレッサハウジング160の間で両者に固定されるベアリングハウジング300内に回転自在に配置される。ベアリングハウジング300は、ベアリング36を保持しており、当該ベアリング36を介してタービンシャフト33を回転自在に支持する。また、ベアリングハウジング300内には、タービンシャフト33やベアリング36等を潤滑・冷却する潤滑油を流通させるための油路37と、ベアリングハウジング300内を冷却するための冷媒通路38とが形成されている。油路37には、エンジン10により駆動される図示しない機械式オイルポンプからの作動油を調圧する油圧制御装置(図示省略)から潤滑油としての作動油が供給される。
また、ベアリングハウジング300内の冷媒通路38は、冷却水を循環させる冷却系統40に組み込まれている。冷却系統40は、図3に示すように、インタークーラ41と、冷媒循環通路42と、当該冷媒循環通路42で冷媒としての冷却水を循環させる電動ポンプ44と、ラジエータ45とを含む。ベアリングハウジング300の冷媒通路38は、冷媒循環通路42に対してインタークーラ41と並列に組み込まれており、電動ポンプ44の作動に応じて冷却水が冷媒通路38内に供給される。インタークーラ41は、コンプレッサハウジング160とスロットルバルブ17との間に位置するようにエンジン10の吸気管16に設置されている。インタークーラ41は、コンプレッサホイール32により圧縮された空気と冷媒循環通路42を流通する冷却水とを熱交換させ、圧縮されて昇温した空気を冷却する。ラジエータ45は、走行風や図示しない電動ファンからのエアとの熱交換によりインタークーラ41やベアリングハウジング300内の冷媒通路38を流通した冷却水を冷却する。
更に、ベアリングハウジング300とタービンシャフト33との間には、シールリング39tおよび39cが配置されている。シールリング39tは、ベアリングハウジング300とタービンシャフト33のタービンホイール31に近接した部分との間に配置され、タービンハウジング220側でベアリングハウジング300とタービンシャフト33との隙間(タービンシャフト33の周囲の隙間)をシールする。シールリング39cは、ベアリングハウジング300とタービンシャフト33のコンプレッサハウジング160に近接した部分との間に配置され、コンプレッサハウジング160側でベアリングハウジング300とタービンシャフト33との隙間(タービンシャフト33の周囲の隙間)をシールする。これにより、シールリング39tおよび39cにより、ベアリングハウジング300内に供給される潤滑油および冷却水の漏洩や、タービンハウジング220からベアリングハウジング300内への高温の排ガスの流入等が抑制される。
過給機30のウェイストゲートバルブ34は、流量制御弁であり、図1に示すように、タービンハウジング220(タービンホイール31)を迂回するように排気管22に接続されたバイパス管225に設置されている。かかるウェイストゲートバルブ34の開度を調節することで、バイパス管165を流通する排ガスの量とタービンホイール31およびコンプレッサホイール32を回転させる排ガスの量との比を変化させることができる。すなわち、過給機30では、ウェイストゲートバルブ34の開度の調節によりエンジン10における過給圧Pcを調節することが可能である。また、ウェイストゲートバルブ34を全開にすることで、過給機30(コンプレッサホイール32)による吸入空気の圧縮を実質的に停止させることができる。
過給機30のブローオフバルブ35は、図1に示すように、コンプレッサハウジング160(コンプレッサホイール32)を迂回するように吸気管16に接続されたバイパス管165に設置されている。かかるブローオフバルブ35を開弁させることで、吸気管16のコンプレッサホイール32とスロットルバルブ17との間における圧力(余剰圧力)を解放することができる。これにより、スロットルバルブ17の応答性の悪化やサージングの発生を抑制することが可能となる。なお、ブローオフバルブ35は、コンプレッサホイール32の下流側における圧力が上流側における圧力よりも所定値以上高くなると開弁する逆止弁であってもよい。
エンジン10を制御するエンジンECU100は、図示しないCPU,ROM,RAM、入出力インターフェース等を有するマイクロコンピュータや、各種駆動回路、各種ロジックIC等を含む。また、エンジンECU100は、図4に示すように、クランク角センサ14aやエアフローメータ16a、吸気圧センサ16p、過給圧センサ16c、吸気温センサ16t、スロットル開度センサ17o、サージ圧センサ18p、温度センサ18t、上流側空燃比センサ22f、下流側空燃比センサ22r、水温センサ25t、外気温センサ28、大気圧センサ29等の検出値を図示しない入力ポートを介して取得する。
クランク角センサ14aは、クランクシャフト14の回転位置(クランクポジション)を検出する。エアフローメータ16aは、吸気管16のコンプレッサホイール32の上流側で吸入空気量Qaを検出する。吸気圧センサ16pは、吸気管16のコンプレッサホイール32の上流側における吸気圧Pinを検出する。吸気温センサ16tは、吸気管16のコンプレッサホイール32の上流側で吸気温度Tinを検出する。過給圧センサ16cは、吸気管16のコンプレッサハウジング160とインタークーラ41との間でコンプレッサホイール32により圧縮された空気の圧力である過給圧Pcを検出する。スロットル開度センサ17oは、スロットルバルブ17の開度THを検出する。サージ圧センサ18pは、サージタンク18内の空気の圧力であるサージ圧Psを検出し、温度センサ18tは、サージタンク18内の空気の温度であるサージ温度Tsを検出する。上流側空燃比センサ22fは、上流側浄化装置23の上流側で当該上流側浄化装置23に流入する排ガスの空燃比である上流側空燃比AFfを検出し、下流側空燃比センサ22rは、上流側浄化装置23の下流側で下流側浄化装置24に流入する排ガスの空燃比である下流側空燃比AFrを検出する。
エンジンECU100は、クランク角センサ14aからのクランクポジションに基づいてエンジン10(クランクシャフト14)の回転数Neを算出すると共に、エアフローメータ16aからの吸入空気量Qaとエンジン10の回転数Neとに基づいて負荷率KLを算出する。負荷率KLは、エンジン10の1サイクルあたりの行程容積に対する1サイクル中に実際に吸入される空気の容積の割合である。そして、エンジンECU100は、回転数Neや負荷率KL等に基づいて、スロットルバルブ17や、複数の燃料噴射弁20、複数の点火プラグ21等を制御する。更に、エンジンECU100は、過給機30のウェイストゲートバルブ34およびブローオフバルブ35、電動ポンプ26、冷却系統40の電動ポンプ44を制御する。
さて、アイドルストップ制御が実行される車両やハイブリッド車両では、エンジン10が比較的頻繁に始動・停止され、過給機30により吸入空気が圧縮された状態でエンジン10が高負荷で運転された直後に当該エンジン10の運転が停止されることがある。このような場合、ベアリングハウジング300内の潤滑油(作動油)の温度が上昇して当該潤滑油が炭化してしまうおそれがあり、温度上昇に応じてベアリングハウジング300内を冷却することが必要となる。このため、エンジン10を搭載した車両では、エンジン停止条件の成立に応じてエンジン10の運転が停止される間や、イグニッションスイッチがオフされた直後にエンジンECU100により図5のルーチンが実行される。
図5のルーチンの開始に際し、エンジンECU100は、別途推定(算出)したタービンハウジング220側のシールリング39tの温度Tsr、ベアリング36の温度Tbr、および油路37の油出口付近の壁温Toを取得する(ステップS100)。次いで、エンジンECU100は、ステップS100にて取得したシールリング39tの温度Tsrが予め定められた閾値Tsrref未満であるか否かを判定する(ステップS110)。また、シールリング39tの温度Tsrが閾値Tsrref未満であると判定した場合(ステップS110:YES)、エンジンECU100は、ステップS100にて取得したベアリング36の温度Tbrが予め定められた閾値Tbrref未満であるか否かを判定する(ステップS120)。更に、ベアリング36の温度Tbrが閾値Tbrref未満であると判定した場合(ステップS120:YES)、エンジンECU100は、ステップS100にて取得した壁温Toが予め定められた閾値Toref未満であるか否かを判定する(ステップS130)。
閾値Tsrref,Tbrref,Torefは、何れも実験・解析等を経て、タービンシャフト33とベアリング36との隙間等において油膜切れ等に起因した潤滑油の炭化(コーキング)が発生するおそれがないとみなせるシールリング39t、ベアリング36または上記壁部の温度の上限値として予め定められたものである。そして、エンジンECU100は、油路37の壁温Toが閾値Toref未満であると判定した場合(ステップS130:YES)、潤滑油の炭化の発生を抑制するためにベアリングハウジング300内を冷却する必要がないとみなして、冷却系統40の電動ポンプ44の運転を停止させるか、あるいは電動ポンプ44を運転停止状態に維持し(ステップS140)、図5のルーチンを終了させる。
一方、ステップS100にて取得したシールリング39tの温度Tsrが閾値Tsrref以上であると判定した場合(ステップS110:NO)、エンジンECU100は、潤滑油の炭化の発生を抑制するためにベアリングハウジング300内を冷却する必要があるとみなして、冷却系統40の電動ポンプ44を所定時間だけ作動させ(ステップS150)、図5のルーチンを終了させる。また、ステップS100にて取得したベアリング36の温度Tbrが閾値Tbrref以上であると判定した場合(ステップS120:NO)、エンジンECU100は、冷却系統40の電動ポンプ44を所定時間だけ作動させ(ステップS150)、図5のルーチンを終了させる。更に、ステップS100にて取得した壁温Toが閾値Toref以上であると判定した場合(ステップS130:NO)、エンジンECU100は、冷却系統40の電動ポンプ44を所定時間だけ作動させ(ステップS150)、図5のルーチンを終了させる。これにより、ベアリングハウジング300内を冷却して潤滑油が炭化するのを良好に抑制することが可能となる。
引き続き、図6を参照しながら、上述のシールリング39tの温度Tsrや、ベアリング36の温度Tbr、油路37の壁温Toの推定手順について説明する。図6は、シールリング39t等の温度を推定するための温度推定ルーチンを示すフローチャートである。同図に示す温度推定ルーチンは、エンジン10を搭載した車両がシステム起動されている間、エンジンECU100により所定時間(微小時間)おきに繰り返し実行される。
図6のルーチンの開始に際し、エンジンECU100は、吸気温センサ16tにより検出された吸気温度Tinや、吸気圧センサ16pにより検出された吸気圧Pin(絶対圧)、過給圧センサ16cにより検出された過給圧Pc(絶対圧)、タービンハウジング220(タービンホイール31)に流入する排ガスの温度である入ガス温度Tti、過給機30(ベアリングハウジング300)の冷媒通路38における冷却水の温度(水温)Twsh、冷媒通路38への冷却水の通水量Qwshといった温度推定に必要なデータを取得する(ステップS200)。入ガス温度Ttiは、上述のタービンハウジング220(タービンホイール31)に流入する排ガスの温度(推定値)であり、エンジン10の回転数Neや負荷率KL、上流側空燃比AFf等に基づいて別途推定されたものである。また、ステップS200では、冷却水の温度Twshとして、外気温センサ28により検出された外気温度Toutが取得される。ただし、冷媒通路38における冷却水の温度が実測される場合、冷却水の温度Twshとして実測値が用いられてもよい。更に、冷却水の通水量Qwshは、電動ポンプ44の回転数や、冷媒通路38の通路断面積、インタークーラ41の伝熱管の断面積等に基づいて別途推定されたものである。
ステップS200の処理の後、エンジンECU100は、次式(1)を用いて、タービンハウジング220(タービンホイール31)から下流側に流出する排ガスの温度である出ガス温度Ttoを推定(算出)する(ステップS210)。式(1)において、“Tti”は、ステップS200にて取得された入ガス温度Ttiである。また、式(1)において、“Tci”は、コンプレッサハウジング160(コンプレッサホイール32)に流入する空気の温度であり、本実施形態では、温度Tciとして、ステップS200にて取得された吸気温度Tinが用いられる。ただし、温度Tciとして、外気温センサ28により検出された外気温度Toutが用いられてもよい。更に、式(1)において、“Pci”は、コンプレッサハウジング160に流入する空気の圧力であり、本実施形態では、圧力Pciとして、ステップS200にて取得された吸気圧Pin(絶対圧)が用いられる。ただし、圧力Pciとして、大気圧センサ29により検出された大気圧Poutが用いられてもよい。また、式(1)において、“Pco”は、コンプレッサホイール32から送り出される空気(圧縮空気)の圧力であり、本実施形態では、圧力Pcoとして、ステップS200にて取得された過給圧Pc(絶対圧)が用いられる。更に、式(1)において、“Kie”は、エンジン10の吸入空気と排ガスとの比熱比である。
Figure 2022183699000002
上記式(1)は、次のような手順に経て導出される。すなわち、状態(P1,V1,T1)から状態(P2,V2,T2)へと断熱的に変化したときの理想気体の仕事量Wは、ポアソンの法則および気体の状態方程式より、次式(2),(3)および(4)のように表すことができる。また、式(3)において、T1=Tci,P1=Pci,P2=Pco,K=Ki(ただし、“Ki”は、吸入空気の比熱比である。)とすれば、コンプレッサホイール32によるエネルギの消費仕事(圧縮仕事)Wcが得られる。更に、式(4)において、T1=Tti,T2=Tto,K=Ke(ただし、“Ke”は、排ガスの比熱比である。)とすれば、タービンホイール31によるエネルギの回収仕事(膨張仕事)Wtが得られる。
Figure 2022183699000003
また、タービンホイール31とコンプレッサホイール32との間の伝達効率が100%であると仮定すれば、コンプレッサホイール32による消費仕事Wcとタービンホイール31による回収仕事Wtとが等しくなり、式(3)=式(4)として、次式(5)を得ることができる。更に、簡単のために、断熱効率が100%であり、かつKi=Keであると仮定すれば、次式(6)が得られ、式(6)を整理することで、上記式(1)が得られる。このようにして導出される式(1)を用いることにより、タービンホイール31の出ガス温度Ttoをより適正に推定することが可能となる。
Figure 2022183699000004
次いで、エンジンECU100は、図6のルーチンの前回実行時に導出されたタービンホイール31の温度Ttb(以下、「タービンホイール31の前回温度」という。)と、ステップS200にて取得した入ガス温度Ttiと、ステップS210にて推定した出ガス温度Ttoとに基づいて、最新のタービンホイール31の温度Ttbを推定する(ステップS220)。ステップS220において、エンジンECU100は、タービンホイール31の出ガス温度Ttoから入ガス温度Ttiを減じた値に予め定められた係数ktを乗じて補正温度ΔTtbを算出し、当該補正温度ΔTtbをタービンホイール31の前回温度に加算した値を最新のタービンホイール31の温度Ttbとして導出する。
更に、エンジンECU100は、図6のルーチンの前回実行時に導出されたタービンシャフト33の温度Tts(以下、「タービンシャフト33の前回温度」という。)、シールリング39tの温度Tsr(以下、「シールリング39tの前回温度」という。)およびベアリング36の温度Tbr(「ベアリング36の前回温度」という。)と、ステップS220にて推定したタービンホイール31の温度Ttbとに基づいて、最新のタービンシャフト33の温度Ttsを推定する(ステップS230)。ステップS230において、エンジンECU100は、実験・解析を経て予め定められた関係式にシールリング39tの前回温度、ベアリング36の前回温度およびタービンホイール31の温度Ttbを代入して補正温度ΔTtsを導出し、当該補正温度ΔTtsをタービンシャフト33の前回温度に加算した値を最新のタービンシャフト33の温度Ttsとして導出する。
ステップS230の処理の後、エンジンECU100は、図6のルーチンの前回実行時に導出されたシールリング39tの前回温度および油路37の壁温To(以下、「油路37の前回壁温」という。)と、ステップS200にて取得したタービンハウジング220側の入ガス温度Ttiと、ステップS210にて推定した出ガス温度Ttoと、冷却水の温度Twshおよび通水量Qwshと、ステップS230にて推定したタービンシャフト33の温度Ttsとに基づいて、最新のシールリング39tの温度Tsrを推定する(ステップS240)。ステップS240にて、エンジンECU100は、ベアリングハウジング300内の油路37の前回壁温からシールリング39tの前回温度を減じた値と、予め定められた油路37側とシールリング39tとの熱伝達率とに基づいて、油路37側からシールリング39tに伝達される熱伝達量Hosr(ただし、油路37側からシールリング39tに向かう方向を正とする。)を導出する。
また、ステップS240にて、エンジンECU100は、ステップS200にて取得した冷媒通路38の冷却水の温度Twshからシールリング39tの前回温度を減じた値と、ステップS200にて取得した冷却水の通水量Qwshと、予め定められた冷却水とシールリング39tとの熱伝達率とに基づいて、冷媒通路38の冷却水からシールリング39tに伝達される熱伝達量Hwsr(ただし、冷却水からシールリング39tに向かう方向を正とする)を導出する。更に、ステップS240にて、エンジンECU100は、ステップS230にて推定したタービンシャフト33の温度Ttsからシールリング39tの前回温度を減じた値と、予め定められたタービンシャフト33とシールリング39tとの熱伝達率とに基づいて、タービンシャフト33からシールリング39tに伝達される熱伝達量Htssr(ただし、タービンシャフト33からシールリング39tに向かう方向を正とする。)を導出する。
加えて、ステップS240において、エンジンECU100は、入ガス温度Ttiおよび出ガス温度Ttoの加重平均を取ることにより排気管22のタービンハウジング220内の排ガスの温度Tth(=(α・Tti+β・Tto)/(α+β)、ただし、“α”および“β”は、予め定められた重みである。)を推定(算出)する。更に、エンジンECU100は、推定したタービンハウジング220内の排ガスの温度Tthからシールリング39tの前回温度を減じた値と、予め定められたタービンハウジング220側とシールリング39tとの熱伝達率とに基づいて、タービンハウジング220側からシールリング39tに伝達される熱伝達量Hthr(ただし、タービンハウジング220からシールリング39tに向かう方向を正とする。)を導出する。そして、エンジンECU100は、導出した熱伝達量Hosr,Hwsr,HtssrおよびHthsrに基づいて補正温度ΔTsrを算出し、当該補正温度ΔTsrをシールリング39tの前回温度に加算した値を最新のシールリング39tの温度Tsrとして導出する。なお、ステップS240では、ステップS230にて推定されたタービンシャフト33の温度Ttsの代わりに、図6のルーチンの前回実行時に導出されたタービンシャフト33の前回温度が用いられてもよい。
続いて、エンジンECU100は、ベアリング36の前回温度と、ステップS200にて取得した冷却水の温度Twshおよび通水量Qwshと、ステップS230にて推定したタービンシャフト33の温度Ttsとに基づいて、最新のベアリング36の温度Tsrを推定する(ステップS250)。ステップS250にて、エンジンECU100は、冷却水の温度Twshからベアリング36の前回温度を減じた値と、冷却水の通水量Qwshと、予め定められた冷却水とベアリング36との熱伝達率とに基づいて冷媒通路38の冷却水からベアリング36に伝達される熱伝達量Hwbr(冷却水からベアリング36に向かう方向を正とする。)を導出する。また、ステップS250において、エンジンECU100は、タービンシャフト33の温度Ttsからベアリング36の前回温度を減じた値と、タービンシャフト33とベアリング36との熱伝達率とに基づいて、タービンシャフト33からベアリング36に伝達される熱伝達量Htsbr(タービンシャフト33からベアリング36に向かう方向を正とする。)を導出する。更に、エンジンECU100は、導出した熱伝達量HwbrおよびHtsbrに基づいて補正温度ΔTbrを算出し、当該補正温度ΔTbrをベアリング36の前回温度に加算した値を最新のベアリング36の温度Tbrとして導出する。なお、ステップS250においても、ステップS230にて推定されたタービンシャフト33の温度Ttsの代わりに、図6のルーチンの前回実行時に導出されたタービンシャフト33の前回温度が用いられてもよい。
ステップS250の処理の後、エンジンECU100は、油路37の前回壁温と、ステップS200にて取得した冷却水の温度Twshおよび通水量Qwshとに基づいて、油路37の壁温Toを推定し(ステップS260)、図6のルーチンを一旦終了させる。ステップS260にて、エンジンECU100は、冷却水の温度Twshから油路37の前回壁温を減じた値と、冷却水の通水量Qwshと、冷却水と油路37側との熱伝達率とに基づいて、冷媒通路38の冷却水から油路37側に伝達される熱伝達量Hwo(冷却水側から油路37側に向かう方向を正とする。)を導出する。また、ステップS260にて、エンジンECU100は、シールリング39tの前回温度から油路37の前回壁温を減じた値と、シールリング39tと油路37側との熱伝達率とに基づいて、シールリング39tから油路37側に伝達される熱伝達量Hsro(シールリング39tから油路37側に向かう方向を正とする。)を導出する。そして、エンジンECU100は、導出した熱伝達量HwoおよびHsroに基づいて補正温度ΔToを算出し、当該補正温度ΔToを油路37の前回壁温に加算した値を最新の油路37の壁温Toとして導出する。
以上説明したように、エンジン10の過給機30を制御するエンジンECU100は、タービンハウジング220内の排ガスの温度Tthを考慮して、タービンハウジング220側でタービンシャフト33の周囲の隙間をシールするシールリング39tの温度を推定する(図6のステップS240)。これにより、特に、過給機30のコンプレッサホイール32により吸入空気が圧縮された状態でエンジン10が高負荷で運転された直後に当該エンジン10の運転が停止されたような場合に、熱容量が高いタービンハウジング220からタービンホイール31側のシールリング39tに伝搬される熱量を当該シールリング39tの温度(推定値)Tsrに反映させることができる。この結果、タービンハウジング220側でタービンシャフト33の周囲の隙間をシールするシールリング39tの温度をより精度よく推定することが可能となる。
また、エンジンECU100は、ステップS240において、タービンハウジング220に流入する排ガスの温度である入ガス温度Ttiと、タービンハウジング220から流出する排ガスの温度である出ガス温度Ttoとの加重平均をとることによりタービンハウジング220内の排ガスの温度Tthを推定し、シールリング39tの前回温度と、油路37の前回壁温と、タービンシャフト33の温度Ttsと、冷却水の温度Twshおよび通水量Qwshと、タービンハウジング220内の排ガスの温度Tthとに基づいてシールリング39tの温度を推定する。これにより、タービンハウジング220内の排ガスの温度Tthをより適正に推定し、シールリング39tの温度の推定精度をより一層向上させることが可能となる。また、エンジン10を搭載する車両の車種ごとに上述の重みα,βを変更することで、各車種においてタービンハウジング220内の排ガスの温度Tthを精度よく推定することができる。
更に、エンジンECU100は、エンジン10の運転が停止されると共にシールリング39tの温度(推定値)Tsrが予め定められた閾値Tsrref以上であるときに、ベアリングハウジング300内に冷却水を供給する電動ポンプ44を作動させる(図5のステップS110,S150)。これにより、ベアリングハウジング300内で潤滑油が炭化するのを良好に抑制することができるので、いわゆるアイドルストップ制御が実行される車両や、エンジン10が比較的頻繁に始動・停止されることになるハイブリッド車両に搭載される過給機30を良好に保護することが可能となる。
なお、上記実施形態において、冷媒循環通路25および冷媒循環通路42とが統合されてもよく、電動ポンプ26および53の何れか一方が省略されてもよい。また、過給機30およびエンジンECU100が適用されるエンジン10は、ディーゼルエンジンであってもよく、LPGエンジンであってもよく、水素エンジンであってもよい。
そして、本開示の発明は上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本開示の外延の範囲内において様々な変更をなし得ることはいうまでもない。更に、上記実施形態は、あくまで発明の概要の欄に記載された発明の具体的な一形態に過ぎず、発明の概要の欄に記載された発明の要素を限定するものではない。
本発明は、過給機の製造産業等において利用可能である。
10 エンジン、11 エンジンブロック、12 燃焼室、13 ピストン、14a クランク角センサ、15 エアクリーナ、16 吸気管、160 コンプレッサハウジング、165 バイパス管、16a エアフローメータ、16p 吸気圧センサ、16s 過給圧センサ、16t 吸気温センサ、17 スロットルバルブ、17o スロットル開度センサ、18 サージタンク、18p サージ圧センサ、18t 温度センサ、19e 排気バルブ、19i 吸気バルブ、20 燃料噴射弁、21 点火プラグ、22 排気管、220 タービンハウジング、225 バイパス管、22f 上流側空燃比センサ、22r 下流側空燃比センサ、23 上流側浄化装置、230 排ガス浄化触媒、24 下流側浄化装置、240 パティキュレートフィルタ、25 冷媒循環通路、25t 水温センサ、26 電動ポンプ、28 外気温センサ、29 大気圧センサ、30 過給機、31 タービンホイール、32 コンプレッサホイール、33 タービンシャフト、34 ウェイストゲートバルブ、35 ブローオフバルブ、36 ベアリング、37 油路、38 冷媒通路、39c,39t シールリング、300 ベアリングハウジング、40 冷却系統、41 インタークーラ、42 冷媒循環通路、44 電動ポンプ、45 ラジエータ、100 エンジン電子制御装置(エンジンECU)。

Claims (1)

  1. 車両に搭載された内燃機関の排気通路に設けられたタービンハウジングと、前記タービンハウジング内に配置されるタービンホイールと、タービンシャフトを介して前記タービンホイールに連結されると共に前記内燃機関の吸気通路に設けられたコンプレッサハウジング内に配置されるコンプレッサホイールと、前記タービンハウジングと前記コンプレッサハウジングとの間でベアリングを介して前記タービンシャフトを支持するベアリングハウジングと、前記タービンハウジング側で前記タービンシャフトの周囲の隙間をシールするシールリングとを含む過給機の制御装置において、
    前記タービンハウジング内の排ガスの温度を考慮して前記シールリングの温度を推定する過給機の制御装置。
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