JP2022181059A - 光学ユニットおよびスマートフォン - Google Patents

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Abstract

【課題】光学ユニットに対する衝撃を低下可能な光学ユニットおよびスマートフォンを提供すること。【解決手段】光学ユニットは、固定体と、前記固定体に対して可動可能に配置される可動体と、前記可動体を支持する支持機構と、前記固定体に対して前記可動体を揺動する揺動機構とを備える。前記可動体は、光軸を有する光学素子と、前記光学素子を保持するホルダとを有し、前記ホルダは、底部と、側部とを有し、前記支持機構は、前記ホルダの前記底部を支持し、前記光学素子の底面は、前記光軸に沿って延びる光軸方向に前記支持機構と重なる位置において、前記ホルダの前記底部の上面から離れて位置する。【選択図】図3A

Description

本発明は、光学ユニットおよびスマートフォンに関する。
カメラによって静止画または動画を撮影する際に、手振れに起因して撮影した像がぶれることがある。このような像ブレを防いだ鮮明な撮影を可能にするための手振れ補正装置が実用化されている。手振れ補正装置は、カメラに振れが生じた場合に、振れに応じてカメラモジュールの位置および姿勢を補正することによって像のぶれを解消できる。
手振れ補正装置を薄型のスマートフォン等に搭載することが検討されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の手振れ補正装置では、ハウジング内の合焦ユニットハウジングに、撮像素子が実装された基板を固定することにより、薄型化を実現している。
特開2020-95136号公報
しかしながら、特許文献1の手振れ補正装置では、落下等の衝撃を受けると、装置が大きくダメージを受け、手振れを適切に補正できなくなることがある。特に、可動体は、固定体に対して可動可能に配置されているため、衝撃を受けた際に激しく動いて周囲と衝突すると、装置が大きくダメージを受けることがある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされており、その目的は、光学ユニットに対する衝撃を低下可能な光学ユニットおよびスマートフォンを提供することである。
本発明のある観点からの例示的な光学ユニットは、固定体と、前記固定体に対して可動可能に配置される可動体と、前記可動体を支持する支持機構と、前記固定体に対して前記可動体を揺動する揺動機構とを備える。前記可動体は、光軸を有する光学素子と、前記光学素子を保持するホルダとを有し、前記ホルダは、底部と、側部とを有し、前記支持機構は、前記ホルダの前記底部を支持し、前記光学素子の底面は、前記光軸に沿って延びる光軸方向に前記支持機構と重なる位置において、前記ホルダの前記底部の上面から離れて位置する。
本発明の別の観点からの例示的なスマートフォンは、上記に記載の光学ユニットを備える。
本発明のある例示的な観点によれば、光学ユニットに生じる衝撃を低減できる。
図1は、本実施形態の光学ユニットを備えたスマートフォンの模式的な斜視図である。 図2は、本実施形態の光学ユニットの模式的な斜視図である。 図3Aは、本実施形態の光学ユニットの模式図である。 図3Bは、本実施形態の光学ユニットの模式図である。 図4Aは、本実施形態の光学ユニットの模式図である。 図4Bは、本実施形態の光学ユニットの模式図である。 図5Aは、本実施形態の光学ユニットの模式図である。 図5Bは、本実施形態の光学ユニットの模式図である。 図6Aは、本実施形態の光学ユニットの模式的な斜視図である。 図6Bは、本実施形態の光学ユニットの模式的な斜視図である。 図7は、本実施形態の光学ユニットの模式的な分解斜視図である。 図8は、本実施形態の光学ユニットにおける可動体および固定体の模式的な分解図である。 図9は、本実施形態の光学ユニットにおける光学素子およびホルダの模式的な分解図である。 図10は、図6BのX-X線に沿った模式的な断面図である。 図11は、図10の一部拡大図である。 図12Aは、本実施形態の光学ユニットにおける固定体および支持機構の模式的な斜視図である。 図12Bは、本実施形態の光学ユニットにおける固定体および支持機構の模式的な分解斜視図である。 図13Aは、本実施形態の光学ユニットにおけるホルダの模式的な斜視図である。 図13Bは、本実施形態の光学ユニットにおけるホルダの模式的な斜視図である。 図14は、本実施形態の光学ユニットにおける可動体および固定体の模式的な分解図である。 図15Aは、本実施形態の光学ユニットにおけるホルダの模式的な斜視図である。 図15Bは、本実施形態の光学ユニットにおけるホルダの模式的な斜視図である。 図16は、本実施形態の光学ユニットの模式的な分解斜視図である。 図17は、本実施形態の光学ユニットの模式的な断面図である。 図18Aは、本実施形態の光学ユニットの模式的な斜視図である。 図18Bは、本実施形態の光学ユニットの模式的な斜視図である。 図18Cは、本実施形態の光学ユニットの模式的な斜視図である。 図19は、本実施形態の光学ユニットの模式的な断面図である。
以下、図面を参照して本発明による光学ユニットおよびスマートフォンの例示的な実施形態を説明する。なお、図中、同一または相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。なお、本願明細書では、発明の理解を容易にするため、互いに直交するX軸、Y軸およびZ軸を記載することがある。ここで、X軸、Y軸およびZ軸は、光学ユニットの使用時の向きを限定しないことに留意されたい。
本実施形態の光学ユニットは、スマートフォンの光学部品として好適に用いられる。
まず、図1を参照して、本実施形態の光学ユニット100を備えたスマートフォン200を説明する。図1は、本実施形態の光学ユニット100を備えたスマートフォン200の模式的な斜視図である。
図1に示すように、本実施形態のスマートフォン200は、光学ユニット100を備える。光学ユニット100は、一例としてスマートフォン200に搭載される。スマートフォン200では、光学ユニット100を介して外部から光Lが入射し、光学ユニット100に入射した光に基づいて被写体像が撮像される。光学ユニット100は、スマートフォン200が振れた際の撮影画像の振れの補正に用いられる。なお、光学ユニット100は、撮像素子を備えてもよく、光学ユニット100は、撮像素子に光を伝達する光学部材を備えてもよい。スマートフォン200が光学ユニット100を備えることにより、スマートフォン200における振れを補正できる。
光学ユニット100は、小型に作製されることが好ましい。これにより、スマートフォン200自体の小型化が可能になるか、または、スマートフォン200を大型化することなくスマートフォン200内に別部品を搭載できる。
なお、光学ユニット100の用途は、スマートフォン200に限定されず、カメラおよびビデオなど、特に限定なく様々な装置に使用できる。例えば、光学ユニット100は、例えば、カメラ付き携帯電話機、ドライブレコーダー等の撮影機器、あるいは、ヘルメット、自転車、ラジコンヘリコプター等の移動体に搭載されるアクションカメラおよびウエアラブルカメラに搭載されてもよい。
次に、図1および図2を参照して、本実施形態の光学ユニット100を説明する。図2は、本実施形態の光学ユニット100の模式的な斜視図である。
図2に示すように、光学ユニット100は、可動体110と、固定体120と、カバー190とを備える。可動体110は、少なくとも撮像素子を有する光学素子112を有する。ここでは、固定体120は、カバー190で覆われる。
光学素子112は、光軸Paを有する。光軸Paは、光学素子112の+Z方向側の面の中心からZ方向に延びる。光学素子112には、光軸Paに沿った光が入射する。光学素子112の+Z方向側の表面に、光学素子112の光入射面が配置される。光軸Paは、光入射面に対して法線方向に延びる。光軸Paは、光軸方向Dpに延びる。光軸方向Dpは、光学素子112の光入射面の法線に平行である。
光軸方向Dpに対して直交する方向は、光軸Paと交差し、光軸Paに対して垂直な方向である。本明細書において、光軸Paに対して直交する方向を「径方向」と記載することがある。径方向外側は、径方向のうち光軸Paから離れる方向を示す。図2において、Rは、径方向の一例を示す。また、光軸Paを中心として回転する方向を「周方向」と記載することがある。図2において、Sは、周方向を示す。
可動体110を固定体120に挿入して可動体110を固定体120に装着すると、光学素子112の光軸PaはZ軸方向に対して平行になる。この状態から、可動体110が固定体120に対して移動すると、光学素子112の光軸Paが揺動するため、光軸PaはZ軸方向に対して平行な状態ではなくなる。
以下では、固定体120に対して可動体110が移動しておらず、光軸PaがZ軸方向に対して平行な状態が保持されることを前提に説明する。すなわち、光軸Paを基準として、可動体110、固定体120等の形状、位置関係、動作等を説明する記載においては、光軸Paの傾きに関して特に記載がない限り、光軸PaがZ軸方向に平行な状態であることを前提とする。
可動体110は、少なくとも第1方向(例えば、Z方向)に延びる第1回転軸を中心に回転可能である。可動体110は、固定体120に収容される。なお、可動体110が固定体120に収容される場合、可動体110の全体が、固定体120の内部に位置しなくてもよく、可動体110の一部が固定体120から露出または突出してもよい。
次に、図1~図3Bを参照して、本実施形態の光学ユニット100を説明する。図3Aは、本実施形態の光学ユニット100の模式図であり、図3Bは、本実施形態の光学ユニット100の模式的な分解図である。図3Aおよび図3Bでは、カバー190を省略している。
図3Aおよび図3Bに示すように、光学ユニット100は、可動体110と、固定体120と、支持機構130と、揺動機構140とを備える。
可動体110は、光学素子112と、ホルダ114とを有する。光学素子112は、少なくとも撮像素子を有する。光学素子112は、ホルダ114に収容される。ホルダ114は、光学素子112を保持する。
支持機構130は、固定体120に対して可動体110を支持する。揺動機構140は、固定体120に対して可動体110を揺動する。
本実施形態の光学ユニット100では、光学素子112がホルダ114に対して少なくとも部分的に離れて位置することで、光学ユニット100が衝撃を受けた際にホルダ114の底面が衝撃によって撓んで変形することで衝撃を低減できる。また、ホルダ114の底面のうち衝撃に対して比較的弱い支持機構130付近が撓むことが好ましいが、ホルダ114の底面が撓んだ場合でも光学素子112と接触しないことにより、光学ユニット100内部における衝撃の影響を低減できる。
<可動体110>
ここでは、可動体110は、薄型の略直方体形状である。Z軸に沿って見た場合、可動体110は、回転対称構造を有する。可動体110のX軸方向に沿った長さは、可動体110のY軸方向に沿った長さと略等しい。また、可動体110のZ軸方向に沿った長さは、可動体110のX軸方向またはY軸方向に沿った長さよりも小さい。
可動体110は、光学素子112と、ホルダ114とを有する。光学素子112は、一部に突起部分を有する略直方体形状である。ホルダ114は、光学素子112を収容する。ホルダ114は、一方側の面の一部が開口された略中空の直方体形状である。
光学素子112は、底面112aと、側面112bとを有する。ここでは、側面112bは、底面112aに対して直交する方向に延びる。
ホルダ114は、底部114aと、側部114bとを有する。側部114bは、底部114aの外縁から+Z方向に突出する。ホルダ114の底部114aは、上面114a1と、下面114a2とを有する。底部114aの上面114a1は、光学素子112と対向する。底部114aの下面114a2は、固定体120と対向する。
ここでは、光学素子112の底面112aの少なくとも一部は、ホルダ114の底部114aの少なくとも一部と接触する。このため、光学素子112は、ホルダ114の底部114aによって支持される。
<固定体120>
固定体120は、開口部120hを有する。可動体110は、固定体120の内側に載置される。典型的には、可動体110は、固定体120の外側から固定体120の内側に装着される。
固定体120は、底部121と、側部122とを有する。底部121は、XY平面に広がる。底部121は、薄板形状である。側部122は、底部121から+Z方向に突出する。
<支持機構130>
支持機構130は、可動体110を支持する。支持機構130は、固定体120に配置される。典型的には、支持機構130は、固定体120の底部121に配置される。
例えば、支持機構130は、固定体120に接着剤によって接着されてもよい。あるいは、支持機構130は、固定体120と一体で樹脂成型されてもよい。すなわち、支持機構130と固定体120とは単一の部材であってもよい。支持機構130が固定体120に配置されると、支持機構130は、固定体120から可動体110に向かって突出する。このため、固定体120に対して可動体110が揺動する場合でも可動体110が固定体120に衝突することを抑制できる。
<揺動機構140>
揺動機構140は、固定体120に対して可動体110を揺動させる。揺動機構140により、可動体110の回転中心が光軸Pa上で固定された状態で可動体110は固定体120に対して揺動する。
揺動機構140は、固定体120に対して可動体110を揺動する。揺動機構140により、回転中心を基準として固定体120に対して可動体110を揺動できる。
光学素子112を備える光学機器では、撮影時に光学機器が傾くと、光学素子112が傾いて、撮影画像が乱れる。光学ユニット100は、撮影画像の乱れを回避するために、ジャイロスコープ等の検出手段によって検出された加速度、角速度および振れ量等に基づいて、光学素子112の傾きを補正する。本実施形態では、光学ユニット100は、X軸を回転軸とする回転方向(ヨーイング方向)、Y軸を回転軸とする回転方向(ピッチング方向)およびZ軸を回転軸とする回転方向(ローリング方向)に可動体110を揺動(回転)させることにより、光学素子112の傾きを補正する。
例えば、可動体110のピッチング、ヨーイングおよびローリングの補正は、以下のように行われる。光学ユニット100にピッチング方向、ヨーイング方向およびローリング方向の少なくとも1つの方向の振れが発生すると、不図示の磁気センサー(ホール素子)によって振れを検出し、その結果に基づいて揺動機構140を駆動して可動体110を揺動させる。なお、振れ検出センサ(ジャイロスコープ)などを用いて、光学ユニット100の振れを検出してもよい。振れの検出結果に基づいて揺動機構140に電流を供給してその振れを補正する。
なお、揺動機構140以外の揺動機構が、固定体120に対して可動体110を揺動してもよい。X軸方向は、光学素子112の光軸Paが延びる光軸方向Dpに対して直交する方向であり、ヨーイング方向の回転の軸となる。Y軸方向は、光学素子112の光軸Paが延びる光軸方向Dpに対して直交する方向であり、ピッチング方向の回転の軸となる。Z軸方向は、光軸方向Dpと平行であり、ローリング方向の回転の軸となる。
本実施形態の光学ユニット100では、光学素子112の底面112aは、ホルダ114の底部114aから離れた領域112a1を有する。領域112a1は、光軸Paに沿って延びる光軸方向Dpに支持機構130と重なる位置において、ホルダ114の底部114aの上面から離れて位置する。領域112a1のX方向の長さおよびY方向の長さは、ホルダ114の底部114aの下面114a2のうちの支持機構130によって支持される領域の外縁のX方向の長さおよびY方向の長さとほぼ等しい。
このように、本実施形態の光学ユニット100は、可動体110と、固定体120と、支持機構130と、揺動機構140とを備える。可動体110は、固定体120に対して可動可能に配置される。支持機構130は、可動体110を支持する。揺動機構140は、固定体120に対して可動体110を揺動する。可動体110は、光学素子112と、ホルダ114とを有する。光学素子112は、光軸Paを有する。ホルダ114は、光学素子112を保持する。
ホルダ114は、底部114aと、側部114bとを有する。支持機構130は、ホルダ114の底部114aを支持する。光学素子112の底面112aは、光軸Paに沿って延びる光軸方向Dpに支持機構130と重なる位置において、ホルダ114の底部114aの上面から離れて位置する。
光学素子112の底面112aが光軸Paに沿って延びる光軸方向Dpに支持機構130と重なる位置においてホルダ114の底部114aの上面114a1に対して離れていることにより、光学ユニット100が衝撃を受けてもホルダ114の底部114aの上面114a1のうち光軸Paに沿って延びる光軸方向Dpに支持機構130と重なる位置が光学素子112の底面112aと衝突することを抑制でき、ホルダ114の底部114aおよび支持機構130の接触部分の衝撃を低減できる。
なお、図3Aおよび図3Bに示した光学ユニット100では、光学素子112の底面112aのうちホルダ114の底部114aを介して支持機構130と対向する部分(領域112a1)が窪んでいたが、本実施形態はこれに限定されない。光学素子112の底面112aのうちホルダ114の底部114aを介して支持機構130と対向する部分(領域112a1)よりも径方向外側も窪んでもよい。
次に、図1~図4Aを参照して、本実施形態の光学ユニット100を説明する。図4Aは、本実施形態の光学ユニット100の模式図である。
図4Aに示すように、光学素子112の底面112aのうちホルダ114の底部114aから離れた領域112a1は、ホルダ114の底部114aの下面114a2のうちの支持機構130に支持される領域の外縁よりも広い。このため、領域112a1のX方向の長さおよびY方向の長さは、ホルダ114の底部114aの下面114a2のうちの支持機構130によって支持される領域の外縁のX方向の長さおよびY方向の長さよりもそれぞれ大きい。
このように、光学素子112の底面112aは、光軸方向Dpに支持機構130と重なる位置から径方向外側において、ホルダ114の底部114aの上面114a1から離れて位置する。
光学素子112の底面112aが光軸に沿って延びる光軸方向Dpに支持機構130と重なる位置から径方向Rにおいてもホルダ114の底部114aの上面114a1に対して離れていることにより、光学ユニット100が衝撃を受けてもホルダ114の底部114aの上面114a1が光学素子112の底面112aと強く衝突することを抑制でき、ホルダ114の底部114aおよび支持機構130の接触部分の衝撃を低減できる。
なお、図3A~図4Aに示した光学ユニット100では、光学素子112の底面112aは、ホルダ114の底部114aの上面114a1と部分的に接触したが、本実施形態はこれに限定されない。光学素子112の底面112aのいずれの領域も、ホルダ114の底部114aの上面114a1と接触しなくてもよい。
次に、図1~図4Bを参照して、本実施形態の光学ユニット100を説明する。図4Bは、本実施形態の光学ユニット100の模式図である。
図4Bに示すように、ホルダ114の側部114bのうち内周面には段差が設けられる。また、光学素子112の側面112bは、段差形状である。光学素子112は、ホルダ114の側部114bの段差によって支持される。
光学素子112の底面112aの全面は、ホルダ114の底部114aの上面114a1から離れて位置する。このため、光学素子112の底面112aのいずれの領域も、ホルダ114の底部114aの上面114a1と接触しない。したがって、光学ユニット100が衝撃を受けても、光学素子112がホルダ114の底部114aの全面に対して離れていることにより、ホルダ114の底部114aおよび支持機構130の接触部分の衝撃を低減できる。
また、支持機構130は、ホルダ114の底部114aを支持する。光学素子112は、ホルダ114の側部114bに支持される。光学ユニット100が衝撃を受けても、光学素子112がホルダ114の底部114aに対して離れていることにより、ホルダ114の底部114aおよび支持機構130の接触部分の衝撃を低減できる。
なお、支持機構130は、ホルダ114の底部114aから光軸方向Dpに突起する凸部を支持してもよい。あるいは、支持機構130は、ホルダ114の底部114aにおいて光軸方向Dpに窪んだ窪みを支持してもよい。
次に、図1~図5Aを参照して、本実施形態の光学ユニット100を説明する。図5Aは、本実施形態の光学ユニット100の模式図である。
図5Aに示すように、ホルダ114は、底部114aと、側部114bと、凸部114pとを有する。凸部114pは、ホルダ114の底部114aに位置する。凸部114pは、ホルダ114の底部114aから-Z方向(光軸方向Dp)に突出する。例えば、凸部114pは、球面の一部の形状である。光学素子112とは異なるホルダ114に凸部114pを設けるため、凸部114pを高精度に構成できる。
支持機構130は、ホルダ114の凸部114pを支持する。例えば、支持機構130は、球状である。支持機構130は、固定体120に配置される。
ホルダ114の底部114aは、光軸方向Dpに突起する凸部114pを含む。可動体110は、支持機構130を介して固定体120に対して摺動する。ホルダ114の底部114aが、光軸方向Dpに沿った凸部114pを有することにより、可動体110が支持機構130を介して固定体120に対して摺動できる。
なお、図5Aに示した光学ユニット100では、ホルダ114は、光軸方向Dpに突起する凸部114pを有したが、本実施形態はこれに限定されない。ホルダ114は、光軸方向Dpに窪んだ窪みを有してもよい。
次に、図1~図5Bを参照して、本実施形態の光学ユニット100を説明する。図5Bは、本実施形態の光学ユニット100の模式図である。
図5Bに示すように、ホルダ114は、底部114aと、側部114bと、窪み114dとを有する。窪み114dは、ホルダ114の底部114aに位置する。窪み114dは、ホルダ114の底部114aから+Z方向に窪む。光学素子112とは異なるホルダ114に窪み114dを設けるため、窪み114dを高精度に構成できる。
ホルダ114の窪み114dは、支持機構130に対応しており、ホルダ114の窪み114dは、支持機構130と係合する。支持機構130は、ホルダ114の窪み114dに向かって光軸方向Dpに突出する。ホルダ114の窪み114dと支持機構130との接触部分に応じてホルダ114は、支持機構130に支持された状態で摺動できる。
このように、ホルダ114の底部114aは、光軸方向Dpに窪んだ窪み114dを含む。可動体110は、支持機構130を介して固定体120に対して摺動する。ホルダ114の底部114aが、光軸方向Dpに沿った窪み114dを有することにより、可動体110が支持機構130を介して固定体120に対して摺動できる。
次に、図1~図6Bを参照して、本実施形態の光学ユニット100を説明する。図6Aおよび図6Bは、本実施形態の光学ユニット100の模式的な斜視図である。図6Bは、カバー190を省略している。
図6Aおよび図6Bに示すように、光学ユニット100は、可動体110と、固定体120と、回路基板170と、カバー190とを備える。可動体110は、少なくとも撮像素子を有する光学素子112と、ホルダ114とを有する。ここでは、固定体120は、カバー190で覆われる。光学素子112は、回路基板112Cを有する。回路基板112Cおよび回路基板170の一部は、固定体120およびカバー190の内部から外部に延びる。回路基板112Cは、固定体120およびカバー190に対して-X方向に延びる。回路基板170は、固定体120およびカバー190に対して-Y方向に延びる。
固定体120は、可動体110の周囲に位置する。可動体110は、固定体120に挿入されて固定体120に保持される。固定体120の外側面に回路基板112Cが装着されてもよい。回路基板112Cおよび回路基板170は、例えば、フレキシブル回路基板(Flexible Printed Circuit:FPC)を含む。典型的には、回路基板170は、可動体110を揺動するための信号を伝送する。回路基板112Cは、光学素子112において得られた信号を伝送する。
回路基板112Cは、光学素子112と電気的に接続する。回路基板112Cは、光学素子112において得られた撮像信号を外部に出力する。
可動体110は、少なくとも第1方向(例えば、Z方向)に延びる第1回転軸を中心に回転可能である。可動体110および回路基板170は、固定体120に収容される。
図6Bに示すように、可動体110は、光学素子112と、ホルダ114とを有する。光学素子112は、ホルダ114に収容される。ホルダ114は、光学素子112を保持する。
次に、図1~図7を参照して、本実施形態の光学ユニット100を説明する。図7は、本実施形態の光学ユニット100の模式的な分解斜視図である。
図7に示すように、光学ユニット100は、可動体110と、固定体120と、支持機構130と、揺動機構140と、回路基板170と、カバー190とを備える。
支持機構130は、固定体120に対して可動体110を支持する。揺動機構140は、固定体120に対して可動体110を揺動する。本実施形態の光学ユニット100によれば、可動体110を支持する支持機構130を揺動機構140の内側に配置されるため、可動体110を安定的に支持できるとともに可動体110の揺動抵抗を低減できる。
<可動体110>
ここでは、可動体110は、光学素子112と、ホルダ114とを有する。ホルダ114は、光学素子112を収容する。
ホルダ114は、Z方向からみた際に、光軸Paに対して対称構造を有する。上記の構成により、光学ユニット100が衝撃を受けた際のホルダ114の撓みを均一化できる。
光学素子112は、カメラモジュール112Mを有する。カメラモジュール112Mは、レンズユニット112Lと、回路基板112Cとを含む。レンズユニット112L内に撮像素子が内蔵される。回路基板112Cは、複数の配線を有する。複数の配線は、互いに絶縁される。回路基板112Cは、撮像素子において生成された信号を伝送する。また、回路基板112Cは、撮像素子を駆動する信号を伝送する。回路基板112Cの一部は、レンズユニット112Lとホルダ114との間に配置される。
このように、光学素子112は、カメラモジュール112Mを有する。カメラモジュール112Mは、レンズユニット112Lと、レンズユニット112Lと電気的に接続する回路基板112Cとを含む。回路基板112Cは、ホルダ114の底部114aの上面114a1に対向する。このため、光学ユニット100が衝撃を受けても、ホルダ114の底部114aが回路基板112Cと接触することを抑制できる。
回路基板112Cは、平坦部分112pと、引出部分112qと、周囲部分112rと、外部端子接続部分112sとを有する。平坦部分112pおよび周囲部分112rは、電気的に接続される。外部端子接続部分112sには、外部端子が接続される。回路基板112Cにより、光学素子112において取得された撮像信号は、外部端子に出力される。
平坦部分112pは、XY平面に広がる薄板形状である。平坦部分112pの+Z方向側にレンズユニット112Lが配置される。平坦部分112pは、レンズユニット112Lとホルダ114との間に挟まれる。なお、平坦部分112pの少なくとも一部は、ホルダ114の底部114aの上面114a1から離れて位置する。
引出部分112qは、平坦部分112pに対して+X方向側に位置する。引出部分112qは、平坦部分112pと周囲部分112rとを接続する。
周囲部分112rは、引出部分112qと外部端子接続部分112sとを接続する。周囲部分112rは、平坦部分112pを囲む。周囲部分112rは、平坦部分112pの周囲を線状に囲む。周囲部分112rは、分岐して平坦部分112pを囲む。
周囲部分112rは、第1配線部分112gと、第2配線部分112hとを有する。第1配線部分112gは、平坦部分112pに対して+Y方向側に位置する。第2配線部分112hは、平坦部分112pに対して-Y方向側に位置する。
外部端子接続部分112sには、外部端子が接続される。外部端子により、撮像素子からの信号および撮像素子への電力が入出力できる。外部端子接続部分112sは、平坦部分112pの-X方向側に位置する。外部端子接続部分112sは、第1配線部分112gの端部と接続する。また、外部端子接続部分112sは、第2配線部分112hの端部と接続する。
<固定体120>
固定体120は、底部121と、側部122とを有する。底部121は、XY平面に広がる。底部121は、薄板形状である。側部122は、底部121から+Z方向に突出する。
側部122は、第1側部122aと、第2側部122bと、第3側部122cとを有する。可動体110が固定体120に装着されると、第1側部122a、第2側部122bおよび第3側部122cは、可動体110の周囲に位置する。第2側部122bは、第1側部122aに接続し、第3側部122cは、第2側部122bに接続する。
第1側部122aは、可動体110に対して+Y方向に位置する。第1側部122aには、貫通孔が設けられる。第2側部122bは、可動体110に対して-X方向に位置する。第2側部122bには、貫通孔が設けられる。第3側部122cは、可動体110に対して-Y方向に位置する。第3側部122cには、貫通孔が設けられる。
このように、第1側部122a、第2側部122bおよび第3側部122cにより、可動体110が固定体120に装着される場合、可動体110の三方は囲まれる。一方で、可動体110の+X方向側には側部は設けられない。ただし、可動体110の+X方向側に側部が設けられてもよい。
<支持機構130>
支持機構130は、可動体110を支持する。支持機構130は、固定体120に配置される。ここでは、支持機構130は、同心円状に可動体110を支持する。
<揺動機構140>
揺動機構140は、固定体120に対して可動体110を揺動させる。揺動機構140により、可動体110の回転中心が光軸Pa上で固定された状態で可動体110は固定体120に対して揺動する。
揺動機構140は、固定体120に対して可動体110を揺動する。揺動機構140により、固定体120に対して可動体110を揺動できる。例えば、揺動機構140により、可動体110は固定体120に対して揺動する。この時、可動体110の回転中心は光軸Paにある。
揺動機構140は、第1揺動機構142と、第2揺動機構144と、第3揺動機構146とを含む。第1揺動機構142、第2揺動機構144および第3揺動機構146は、固定体120に対して可動体110を異なる軸の周りにそれぞれ揺動する。
第1揺動機構142は、固定体120に対して可動体110を揺動する。第1揺動機構142により、可動体110の回転中心がXZ平面内に固定された状態で可動体110はX軸の周りに揺動する。ここでは、X軸方向は、ヨーイング方向の回転の軸となる。第1揺動機構142は、可動体110に対して+Y方向側に位置する。
第1揺動機構142は、磁石142aと、コイル142bとを含む。磁石142aは、径方向外側を向く面の磁極が、X軸方向に沿って延びる着磁分極線を境にして異なるように着磁されている。磁石142aのZ軸方向に沿った一方側の端部は一方の極性を有し、他方側の端部は他方の極性を有する。
磁石142aは、ホルダ114の側部114bの+Y方向側に配置される。コイル142bは、回路基板170に配置される。コイル142bは、固定体120の第1側部122aを貫通する貫通孔に位置する。
コイル142bに流れる電流の向きおよび大きさを制御することにより、コイル142bから発生する磁場の向きおよび大きさを変更できる。このため、コイル142bから発生する磁場と磁石142aとの相互作用により、第1揺動機構142は、可動体110をX軸の周りに揺動する。
第2揺動機構144は、固定体120に対して可動体110を揺動する。第2揺動機構144により、可動体110の回転中心がYZ平面内に固定された状態で可動体110はY軸の周りに揺動する。ここでは、Y軸方向は、ピッチング方向の回転の軸となる。第2揺動機構144は、可動体110に対して-X方向側に位置する。
第2揺動機構144は、磁石144aと、コイル144bとを含む。磁石144aは、径方向外側を向く面の磁極が、Y軸方向に沿って延びる着磁分極線を境にして異なるように着磁されている。磁石144aのZ軸方向に沿った一方側の端部は一方の極性を有し、他方側の端部は他方の極性を有する。
磁石144aは、ホルダ114の側部114bの-X方向側に配置される。コイル144bは、回路基板170に配置される。コイル144bは、固定体120の第2側部122bを貫通する貫通孔に位置する。
コイル144bに流れる電流の向きおよび大きさを制御することにより、コイル144bから発生する磁場の向きおよび大きさを変更できる。このため、コイル144bから発生する磁場と磁石144aとの相互作用により、第2揺動機構144は、可動体110をY軸の周りに揺動する。
第3揺動機構146は、固定体120に対して可動体110を揺動する。詳細には、第3揺動機構146により、可動体110の回転中心がXZ平面内に固定された状態で可動体110はZ軸の周りに揺動する。ここでは、Z軸方向は、光軸Paと平行であり、ローリング方向の回転の軸となる。第3揺動機構146は、可動体110に対して-Y方向側に位置する。
第3揺動機構146は、磁石146aと、コイル146bとを含む。磁石146aは、径方向外側を向く面の磁極が、Z軸方向に沿って延びる着磁分極線を境にして異なるように着磁されている。磁石146aのX軸方向に沿った一方側の端部は一方の極性を有し、他方側の端部は他方の極性を有する。
磁石146aは、ホルダ114の側部114bの-Y方向側に配置される。コイル146bは、回路基板170に配置される。コイル146bは、固定体120の第3側部122cを貫通する貫通孔に位置する。
コイル146bに流れる電流の向きおよび大きさを制御することにより、コイル146bから発生する磁場の向きおよび大きさを変更できる。このため、コイル146bから発生する磁場と磁石146aとの相互作用により、第3揺動機構146は、可動体110をZ軸の周りに揺動する。
なお、本明細書において、磁石142a、磁石144aおよび磁石146aを総称して、磁石140aと記載することがある。また、本明細書において、コイル142b、コイル144bおよびコイル146bを総称して、コイル140bと記載することがある。
揺動機構140は、可動体110に設けられた磁石140aと、固定体120に設けられたコイル140bとを有する。ここでは、磁石140aは可動体110に配置され、コイル140bは固定体120に配置される。ただし、磁石140aが固定体120に配置され、コイル140bが可動体110に配置されてもよい。このように、磁石140aおよびコイル140bの一方は可動体110および固定体120の一方に配置され、磁石140aおよびコイル140bの他方は可動体110および固定体120の他方に配置されてもよい。コイル140bに流れる電流の向きおよび大きさを制御することにより、コイル140bから発生する磁場の向きおよび大きさを変更できる。このため、コイル140bから発生する磁場と磁石140aとの相互作用により、揺動機構140は、可動体110を揺動できる。
光学ユニット100は、磁性体142c、磁性体144cおよび磁性体146cをさらに備える。磁性体142c、磁性体144cおよび磁性体146cは、回路基板170に配置される。磁性体142cは、回路基板170のうちコイル142bに対向して配置される。磁性体144cは、回路基板170のうちコイル144bに対向して配置される。磁性体146cは、回路基板170のうちコイル146bに対向して配置される。磁性体142c、磁性体144cおよび磁性体146cは、硬磁性体であってもよい。
光学ユニット100は、磁石148aおよび磁性体148cをさらに備える。磁石148aは、ホルダ114の側部114bの+X方向側に配置される。磁性体148cは、固定体120の+X方向側に配置される。磁石148aおよび磁性体148cは互いに対向する。磁性体148cは、硬磁性体であってもよい。
次に、図1~図8を参照して、本実施形態の光学ユニット100を説明する。図8は、本実施形態の光学ユニット100における可動体110および固定体120の模式的な分解図である。なお、図8では、図面が過度に複雑になることを避ける目的で可動体110の回路基板112Cを省略して示している。
図8に示すように、可動体110は、光学素子112と、ホルダ114とを有する。ホルダ114は、底部114aと、側部114bと、凸部114pとを有する。底部114aは、XY平面に広がる。底部114aは、略直方体形状である。側部114bは、底部114aの外縁から+Z方向に突出する。凸部114pは、ホルダ114の底部114aから光軸Paの延びる光軸方向Dpに突起する。凸部114pは、半球状である。凸部114pは、ホルダ114の底部114aの下面114a2の中央に位置する。
可動体110は、固定体120に収容される。固定体120には、支持機構130が配置される。支持機構130は、可動体110を支持する。支持機構130は、ホルダ114の凸部114pと接触して可動体110を支持する。
固定体120は、底部121と、側部122と、底部121に対して光軸方向Dpに凹んだ凹部124を有する。固定体120には、支持機構130が配置される。支持機構130は、固定体120の凹部124に配置される。凹部124は、ホルダ114の凸部114pと向かい合う。
凹部124は、第1凹部124aと、第2凹部124bと、第3凹部124cとを含む。第1凹部124a、第2凹部124bおよび第3凹部124cは、光軸Paを中心とした同心円状に等間隔に配置される。本明細書において、第1凹部124a、第2凹部124bおよび第3凹部124cを総称して凹部124と記載することがある。
支持機構130は、可動体110を支持する。支持機構130は、固定体120に配置される。支持機構130は、固定体120の凹部124とホルダ114の凸部114pとの間に位置する。
支持機構130は、固定体120の底部121からホルダ114の凸部114pに向かって突出する。固定体120に対して可動体110が揺動する場合でも可動体110が固定体120に衝突することを抑制できる。
支持機構130は、複数の支持部130sを有する。複数の支持部130sは、それぞれ等しい形状である。ここでは、支持機構130は、第1支持部132と、第2支持部134と、第3支持部136とを含む。本明細書において第1支持部132、第2支持部134および第3支持部136を総称して支持部130sと記載することがある。
第1支持部132、第2支持部134および第3支持部136は、第1凹部124a、第2凹部124bおよび第3凹部124cにそれぞれ配置される。このため、第1支持部132、第2支持部134および第3支持部136は、光軸Paを中心とした同心円状に等間隔に配置される。したがって、固定体120に対して可動体110を安定的に支持できる。
第1支持部132、第2支持部134および第3支持部136は、球形状または球面の一部の形状を有する。第1支持部132、第2支持部134および第3支持部136の球面の形状の部分がホルダ114の凸部114pと接触することにより、支持機構130に対して可動体110を摺動できる。
ホルダ114の底部114aは、光軸方向Dpに突起した凸部114pを有する。支持機構130は、光軸Paに対して同心円状に配置される複数の支持部130sを有する。複数の支持部130sは、ホルダ114の凸部114pに対して径方向外側に位置する。同心円状に配置された支持部130sにより、光学素子112を充分に支持できる。
支持部130sは、球面または球面の一部の形状を有する。このため、支持部130sにより可動体110を摺動できる。
なお、図8では、ホルダ114の底部114aには凸部114pが設けられたが、図5Bに示したように、ホルダ114の底部114aに凹部114qが設けられてもよい。この場合において、光軸方向Dpに見た場合、凹部114qは、複数の支持部130sと重なることが好ましい。これにより、光学ユニット100が衝撃を受けた場合でも、複数の支持部130sがホルダ114に接触することを抑制できる。
次に、図1~図9を参照して、本実施形態の光学ユニット100を説明する。図9は、本実施形態の光学ユニット100における光学素子112およびホルダ114の模式的な分解斜視図である。
図9に示すように、光学素子112は、ホルダ114に収容される。光学素子112の外周面は、ホルダ114の内周面と対向する。光学素子112をホルダ114に収容した場合、光学素子112の底面112aは、ホルダ114の底部114aの上面114a1から離れて位置する。
光学素子112の側面112bには、突起部112vが設けられる。突起部112vは、側面112bから径方向外側に突起する。ここでは、突起部112vは、光軸Paから見た場合に、側面112bから3方向に等間隔に設けられる。突起部112vは、光学素子112の底面112aからZ軸方向に沿って長さLaだけ離れた場所に位置する。
ホルダ114の側部114bには、窪み114wが設けられる。窪み114wは、ホルダ114の側部114bの内周面から径方向外側に窪む。窪み114wの大きさは、突起部112vとほぼ等しいか、若干大きい。ここでは、光軸Paからみた場合に、窪み114wは、側部114bの内周面から3方向に等間隔に設けられる。窪み114wは、ホルダ114の底部114aの上面114a1からZ軸方向に沿って長さLbだけ高い場所に位置する。
光学素子112の突起部112vをホルダ114の窪み114wに嵌めることにより、光学素子112をホルダ114に装着できる。光学素子112の底面112aは、ホルダ114の底部114aの上面114a1から離れて位置する。
光学素子112における突起部112vと光学素子112の底面112aとの間の長さLaは、ホルダ114における窪み114wと底部114aの上面114a1との間の長さLbよりも小さい。このため、光学素子112をホルダ114に装着した際に、光学素子112の底面112aがホルダ114の底部114aの上面114a1とは接触することなく、光学素子112は、ホルダ114の側部114bに支持される。
次に、図1~図11を参照して、本実施形態の光学ユニット100を説明する。図10は、図6BのX-X線に沿った本実施形態の光学ユニット100の模式的な断面図である。なお、図10では、第2支持部134のみを示しているが、第1支持部132および第3支持部136も同様である。
図10に示すように、光学素子112において、レンズユニット112Lは、平坦部分112pと重なる。例えば、レンズユニット112Lは、平坦部分112pに接着される。したがって、平坦部分112pの底面が、光学素子112の底面112aとなる。
光学素子112の底面112aは、ホルダ114の底部114aの上面114a1から離れて位置する。光学素子112の底面112aとホルダ114の底部114aの上面114a1との間には隙間Dがある。隙間Dは、図10に示したホルダ114における窪み114wと底部114aの上面114a1との間の長さLbと、光学素子112における突起部112vと光学素子112の底面112aとの間の長さLaとの差に相当する。
本実施形態の光学ユニット100では、ホルダ114を介して第2支持部134に対向する部分に光学素子112とホルダ114との間の隙間Dが設けられる。このため、光学ユニット100が衝撃を受けた際に、ホルダ114は撓むことができるため、ホルダ114と第2支持部134との間の衝撃を低減できる。
なお、隙間Dが小さすぎる場合、光学ユニット100が受ける衝撃が大きいと、撓んだホルダ114が光学素子112と衝突することがある。このため、隙間Dが大きいほど、ホルダ114と第2支持部134との間の衝撃を低減できる。一方で、隙間Dが大きすぎると、光学素子112の+Z方向の位置が大きくなるため、光学ユニット100を小型化しにくくなる。一例では、隙間Dの好ましい長さは、0.1mm以上0.5mm以下である。
図11は、図10の一部拡大図である。ホルダ114の底部114aは、凸部114pと、平板部114fとを有する。平板部114fは、凸部114pの径方向外側に位置する。平板部114fは、凸部114pと側部114bとの間に位置する。
このように、ホルダ114の底部114aは、厚さの均一な平板部114fをさらに有する。平板部114fにより、ホルダ114の底部114aが撓みやすくなり、ホルダ114の底部114aおよび支持機構130の接触部分の衝撃を低減できる。
また、平板部114fは、底部114aの凸部114pよりも径方向外側に位置する。なお、平板部114fは、底部114aの窪み114d(図5B)よりも径方向外側に位置してもよい。この場合、ホルダ114の底部114aが撓みやすくなり、ホルダ114の底部114aおよび支持機構130の接触部分の衝撃を低減できる。
また、ホルダ114の底部114aにおいて、平板部114fと側部114bとの間は湾曲した湾曲部114rが設けられる。このように、ホルダ114の底部114aは、ホルダ114の平板部114fと側部114bとの間を湾曲に接続する湾曲部114rをさらに有する。上記の構成により、湾曲部114rにより平板部114fの強度を向上できる。
また、ホルダ114の底部114aには、側部114bから光軸方向Dpに沿って突出した外周突出部114sが設けられる。外周突出部114sは、底部114aから光軸方向Dpに沿って突出する。
このように、ホルダ114の底部114aは、側部114bから光軸方向Dpに突出する外周突出部114sをさらに有する。上記の構成により、外周突出部114sによりホルダ114の底部114aの強度を向上できる。
次に、図1~図12Bを参照して、本実施形態の光学ユニット100を説明する。図12Aは、本実施形態の光学ユニット100における固定体120および支持機構130の模式的な斜視図である。図12Bは、本実施形態の光学ユニット100における固定体120の模式的な斜視図である。
図12Aに示すように、固定体120には、第1支持部132、第2支持部134および第3支持部136が配置される。第1支持部132、第2支持部134および第3支持部136は、光軸Paを中心とした同心円状に位置する。第1支持部132、第2支持部134および第3支持部136は、それぞれ球状である。
図12Bに示すように、固定体120の内周面120sには凹部124が設けられる。凹部124は、支持機構130に対応して設けられる。詳細には、凹部124は、第1支持部132に対応する第1凹部124aと、第2支持部134に対応する第2凹部124bと、第3支持部136に対応する第3凹部124cとを含む。
次に、図1~図13Bを参照して、本実施形態の光学ユニット100を説明する。図13Aおよび図13Bは、本実施形態の光学ユニット100におけるホルダ114の模式的な斜視図である。図13Aは、+Z方向から見たホルダ114の模式的な斜視図であり、図13Bは、-Z方向から見たホルダ114の模式的な斜視図である。
図13Aおよび図13Bに示すように、ホルダ114は、底部114aと、側部114bとを有する。側部114bは、底部114aの側方を囲む。側部114bの上面(+Z方向側)には、窪み114wが設けられる。
ホルダ114の底部114aには、凸部114p、平板部114fおよび外周突出部114sが設けられる。凸部114pは、ホルダ114の底部114aから-Z方向に突起する。凸部114pの径方向外側には平板部114fが設けられる。平板部114fの径方向外側には外周突出部114sが設けられる。
なお、図3A~図13Bに示したホルダ114において、凸部114pの径方向外側は平坦であったが、本実施形態はこれに限定されない。凸部114pの径方向外側には平坦でなくてもよい。
次に、図1~図14を参照して、本実施形態の光学ユニット100を説明する。図14は、本実施形態の光学ユニット100におけるホルダ114の模式的な斜視図である。
図14に示すように、ホルダ114は、底部114aと、側部114bとを有する。底部114aは、凸部114pと、平板部114fと、凹部114qとを有する。凹部114qは、底部114aの下面114a2に設けられる。例えば、凹部114qは、平板部114fよりも+Z方向に窪む。あるいは、凹部114qは、底部114aの貫通孔であってもよい。
凹部114qは、凸部114pの径方向外側に位置する。凹部114qは、固定体120に配置される第1支持部132~第3支持部136に対応して配置される。凹部114qにより、第1支持部132~第3支持部136がホルダ114の底部114aと衝突することを抑制できる。
また、ホルダ114の底部114aに凹部114qが設けられる。ホルダ114の底部114aに凹部114qが設けられることにより、ホルダ114の底部114aを撓みやすくできる。
次に、図1~図15Bを参照して、本実施形態の光学ユニット100を説明する。図15Aおよび図15Bは、本実施形態の光学ユニット100におけるホルダ114の模式的な斜視図である。図15Aは、+Z方向から見たホルダ114の模式的な斜視図であり、図15Bは、-Z方向から見たホルダ114の模式的な斜視図である。
図15Aおよび図15Bに示すように、ホルダ114は、底部114aと、側部114bとを有する。底部114aは、凸部114pと、平板部114fと、貫通孔114hとを有する。貫通孔114hは、底部114aの下面114a2に設けられる。貫通孔114hは、底部114aの貫通孔であってもよい。
貫通孔114hは、凸部114pの径方向外側に位置する。貫通孔114hは、固定体120に配置される第1支持部132~第3支持部136に対応して配置される。貫通孔114hにより、第1支持部132~第3支持部136がホルダ114の底部114aと衝突することを抑制できる。
凹部114qは、ホルダ114の底部114aを貫通する貫通孔114hを含む。貫通孔114hにより、光学ユニット100が衝撃を受けた場合でも、複数の支持部130sがホルダ114に接触することを抑制できる。
貫通孔114hは、光軸Paの周囲から光軸Paを中心に放射状に延びる。ホルダ114の底部114aの貫通孔114hが光軸Paを中心に放射状に延びることにより、ホルダ114の底部114aを均一に撓ませることができ、ホルダ114の底部114aおよび支持機構130の接触部分の衝撃を低減できる。
なお、図3~図15に示した光学ユニット100では、可動体110(回路基板112C)とホルダ114との間が空いていたが、本実施形態はこれに限定されない。可動体110(回路基板112C)とホルダ114との間に部材が配置されてもよい。
次に、図1~図17を参照して本実施形態の光学ユニット100を説明する。図16は、本実施形態の光学ユニット100の模式的な分解斜視図であり、図17は、本実施形態の光学ユニット100の模式的な断面図である。図16および図17の光学ユニット100は、回路基板112Cとホルダ114との間に緩衝部材118が配置される点を除いて、図7および図10の光学ユニット100に示した光学ユニット100と同様の構成を有しており、冗長を避ける目的で重複する説明を省略する。
図16および図17に示すように、光学ユニット100は、ホルダ114の底部114aと光学素子112との間に位置する緩衝部材118をさらに備える。緩衝部材118は、光学素子112およびホルダ114とともに固定体120に対して可動できる。このため、緩衝部材118は、可動体110の一部である。
緩衝部材118は、弾性材料から構成される。緩衝部材118の弾性率は、光学素子112およびホルダ114の弾性率よりも高い。詳細には、緩衝部材118の弾性率は、光学素子112およびホルダ114の互いに向かいあう部分の弾性率よりも高い。例えば、緩衝部材118は、シリコーンまたはゴムから構成される。
緩衝部材118は、光学素子112およびホルダ114の一方にシート状の部材を貼り付けてもよい。あるいは、緩衝部材118は、緩衝部材118の材料を光学素子112およびホルダ114の一方に塗布することによって作製されてもよい。
ホルダ114の底部114aと光学素子112との間に緩衝部材118が位置することにより、ホルダ114の底部114aが変形しても光学素子112に衝撃が伝わることを抑制でき、ホルダ114の底部114aおよび支持機構130の接触部分の衝撃を低減できる。
緩衝部材118は、ホルダ114の底部114aおよび光学素子112の少なくとも一方と離れて配置される。緩衝部材118がホルダ114の底部114aおよび光学素子112の少なくとも一方と離れて配置されることにより、ホルダ114の底部114aおよび支持機構130の接触部分の衝撃を低減できる。
典型的には、緩衝部材118の厚さ(Z軸方向に沿った長さ)は、可動体110(回路基板112C)とホルダ114との間の隙間Dよりも小さい。例えば、回路基板112Cと緩衝部材118との間に隙間があるとともに、緩衝部材118がホルダ114との間に隙間があってもよい。または、回路基板112Cおよび緩衝部材118が接触する一方で、緩衝部材118がホルダ114との間に隙間があってもよい。あるいは、緩衝部材118およびホルダ114が接触する一方で回路基板112Cと緩衝部材118との間に隙間があってもよい。
ただし、緩衝部材118の厚さ(Z軸方向に沿った長さ)は、可動体110(回路基板112C)とホルダ114との間の隙間Dと等しくてもよい。この場合、回路基板112Cと緩衝部材118とが接触するとともに、緩衝部材118がホルダ114と接触してもよい。
なお、図5~図17を参照して上述した説明では、可動体110および固定体120は、Z方向から見ると、略正方形状であったが、本実施形態はこれに限定されない。可動体110および固定体120は、Z方向から見た際に一方向に延びた矩形状であってもよい。
また、図5~図17を参照して上述した説明では、回路基板112Cは、可動体110を囲んだが、本実施形態はこれに限定されない。回路基板112Cは、可動体110を囲まなくてもよい。
次に、図18Aおよび図18Bを参照して本実施形態の光学ユニット100を説明する。図18Aおよび図18Bは、本実施形態の光学ユニット100の模式的な斜視図である。なお、図18Bでは、図面が過度に複雑になることを避ける目的で、固定体120を覆うカバー190を省略している。
図18Aおよび図18Bに示すように、光学ユニット100は、可動体110、固定体120、支持機構130、揺動機構140および回路基板170を備える。ここでは、固定体120は、X軸方向に延びる。カバー190は、固定体120に対して+Z方向側に位置する。カバー190は、固定体120の開口部を覆う。回路基板170または回路基板112Cは、例えば、フレキシブル回路基板を含む。
回路基板112Cは、X方向に延びる。回路基板112Cは、固定体120およびカバー190に対して+X方向に延びる。
回路基板170は、X方向に延びる。回路基板170は、固定体120およびカバー190に対して-X方向に延びる。回路基板170には、コイル142b、144bおよび146bが取り付けられる。
固定体120は、可動体110とともに回路基板112Cを収容する。回路基板112Cは、2つに分離される。回路基板112Cは、第1配線部分112gと、第2配線部分112hとを有する。第1配線部分112gおよび第2配線部分112hは、単一の回路基板から構成されもてよく、異なる回路基板から構成されてもよい。
第1配線部分112gおよび第2配線部分112hは、対称構造を有する。Z方向から見た際に、第1配線部分112gおよび第2配線部分112hは、対称である。第1配線部分112gおよび第2配線部分112hは、それぞれY方向に折れ曲がった折曲部を有する。回路基板112Cは、蛇腹構造を有する。
なお、図18Bに示した光学ユニット100では、回路基板112Cは、蛇腹構造を有したが、本実施形態はこれに限定されない。
次に、図18A~図18Cを参照して本実施形態の光学ユニット100を説明する。図18Cは、本実施形態の光学ユニット100の模式的な斜視図である。図18Cでは、図面が過度に複雑になることを避ける目的で、固定体120を覆うカバー190と共に回路基板170を省略している。
図18Cに示すように、光学ユニット100は、可動体110、固定体120、支持機構130、揺動機構140および回路基板170を備える。ここでは、固定体120は、X軸方向に延びる。カバー190は、固定体120に対して+Z方向側に位置する。カバー190は、固定体120の開口部を覆う。回路基板112Cおよび回路基板170は、例えば、フレキシブル回路基板を含む。
回路基板112Cは、X方向に延びる。回路基板112Cは、固定体120およびカバー190に対して+X方向に延びる。
回路基板170は、X方向に延びる。回路基板170は、固定体120およびカバー190に対して-X方向に延びる。回路基板170には、コイル142b、144bおよび146bが取り付けられる。
固定体120は、可動体110とともに回路基板112Cを収容する。回路基板112Cは、2つに分離される。回路基板112Cは、第1配線部分112gと、第2配線部分112hとを有する。第1配線部分112gおよび第2配線部分112hは、単一の回路基板から構成されもてよく、異なる回路基板から構成されてもよい。
第1配線部分112gおよび第2配線部分112hは、対称構造を有する。Z方向から見た際に、第1配線部分112gおよび第2配線部分112hは、対称である。
なお、図2~図18に示した光学ユニット100では、光学素子112の底面112aがホルダ114の底部114aの上面114a1に対して離れて位置することによって、光学素子112の底面112aとホルダ114の底部114aの上面114a1との間の空間がいわゆるダンパー機能を有しており、ダンパー機能を構成する部材が可動体110に配置されたが、本実施形態はこれに限定されない。ダンパー機能を構成する部材が固定体120に配置されてもよい。
次に、図19を参照して本実施形態の光学ユニット100を説明する。図19は、本実施形態の光学ユニット100の模式的な断面図である。
図19に示すように、光学ユニット100は、可動体110、固定体120、支持機構130および揺動機構140に加えて緩衝部材180をさらに備える。緩衝部材180は、固定体120と支持機構130との間に配置される。詳細には、緩衝部材180は、固定体120の凹部124に配置され、固定体120と支持機構130との間に位置する。
本実施形態の光学ユニット100によれば、緩衝部材180により、ホルダ114の底部114aと支持機構130との接触部分に強い負荷がかかることを抑制でき、ホルダ114の底部114aおよび支持機構130の少なくとも一方にダメージが生じることを抑制できる。
さらに、図19に示したように、光学素子112の底面112a(平坦部分112pの底面)とホルダ114の底部114aの上面114a1とが離れていることにより、ホルダ114の底部114aと支持機構130との接触部分に強い負荷がかかることを抑制できる。
なお、図19に示した光学ユニット100では、光学素子112の底面112a(平坦部分112pの底面)とホルダ114の底部114aの上面114a1とが離れていたが、本実施形態はこれに限定されない。光学素子112の底面112a(平坦部分112pの底面)とホルダ114の底部114aの上面114a1と接触してもよい。例えば、光学素子112の底面112a(平坦部分112pの底面)の全面がホルダ114の底部114aの上面114a1と接触してもよい。
なお、図2~図19に示した光学ユニット100およびその各部材では、可動体110は略薄板形状であったが、本実施形態はこれに限定されない。可動体110は略球体形状であってもよく、固定体120は可動体110の形状に応じて可動体110を揺動可能に支持してもよい。
スマートフォン200は、本実施形態の光学ユニット100を備える。スマートフォン200における回路基板112Cの弾性抵抗を低減できる。
なお、本実施形態の光学ユニット100の用途の一例として図1にスマートフォン200を図示したが、光学ユニット100の用途はこれに限定されない。光学ユニット100は、デジタルカメラまたはビデオカメラとして好適に用いられる。例えば、光学ユニット100は、ドライブレコーダーの一部として用いられてもよい。あるいは、光学ユニット100は、飛行物体(例えば、ドローン)のための撮影機に搭載されてもよい。
以上、図面を参照して本発明の実施形態を説明した。ただし、本発明は、上記の実施形態に限られず、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である。また、上記の実施形態に開示される複数の構成要素を適宜組み合わせることによって、種々の発明の形成が可能である。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。図面は、理解しやすくするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の厚み、長さ、個数、間隔等は、図面作成の都合上から実際とは異なる場合もある。また、上記の実施形態で示す各構成要素の材質、形状、寸法等は一例であって、特に限定されず、本発明の効果から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
100 光学ユニット
110 可動体
112 光学素子
114 ホルダ
120 固定体
130 支持機構
140 揺動機構
170 回路基板
180 回路基板

Claims (20)

  1. 固定体と、
    前記固定体に対して可動可能に配置される可動体と、
    前記可動体を支持する支持機構と、
    前記固定体に対して前記可動体を揺動する揺動機構と
    を備える、光学ユニットであって、
    前記可動体は、光軸を有する光学素子と、前記光学素子を保持するホルダとを有し、
    前記ホルダは、底部と、側部とを有し、
    前記支持機構は、前記ホルダの前記底部を支持し、
    前記光学素子の底面は、前記光軸に沿って延びる光軸方向に前記支持機構と重なる位置において、前記ホルダの前記底部の上面から離れて位置する、光学ユニット。
  2. 前記光学素子の前記底面は、前記光軸方向に前記支持機構と重なる位置から径方向外側において、前記ホルダの前記底部の前記上面から離れて位置する、請求項1に記載の光学ユニット。
  3. 前記光学素子の前記底面の全面は、前記ホルダの前記底部の前記上面から離れて位置する、請求項1または2に記載の光学ユニット。
  4. 前記支持機構は、前記ホルダの前記底部を支持し、
    前記光学素子は、前記ホルダの前記側部に支持される、請求項1から3のいずれかに記載の光学ユニット。
  5. 前記ホルダの前記底部と前記光学素子との間に位置する緩衝部材をさらに備える、請求項1から4のいずれかに記載の光学ユニット。
  6. 前記緩衝部材は、前記ホルダの前記底部および前記光学素子の少なくとも一方と離れて配置される、請求項5に記載の光学ユニット。
  7. 前記ホルダの前記底部は、前記光軸方向に突起する凸部または前記光軸方向に窪んだ窪みを含み、
    前記可動体は、前記支持機構を介して前記固定体に対して摺動する、請求項1から6のいずれかに記載の光学ユニット。
  8. 前記ホルダの前記底部は、厚さの均一な平板部をさらに有する、請求項7に記載の光学ユニット。
  9. 前記平板部は、前記底部の前記凸部または前記窪みよりも径方向外側に位置する、請求項8に記載の光学ユニット。
  10. 前記ホルダの前記底部は、前記ホルダの前記平板部と前記側部との間を湾曲に接続する湾曲部をさらに有する、請求項8または9に記載の光学ユニット。
  11. 前記ホルダの前記底部は、前記側部から前記光軸方向に突出する外周突出部をさらに有する、請求項1から10のいずれかに記載の光学ユニット。
  12. 前記ホルダの前記底部に凹部が設けられる、請求項7に記載の光学ユニット。
  13. 前記凹部は、前記ホルダの前記底部を貫通する貫通孔を含む、請求項12に記載の光学ユニット。
  14. 前記貫通孔は、前記光軸の周囲から前記光軸を中心に放射状に延びる、請求項13に記載の光学ユニット。
  15. 前記ホルダの前記底部は、前記光軸方向に突起した凸部を有し、
    前記支持機構は、前記光軸に対して同心円状に配置される複数の支持部を有し、
    前記複数の支持部は、前記ホルダの前記凸部に対して径方向外側に位置する、請求項14に記載の光学ユニット。
  16. 前記光軸方向に見た場合、前記凹部は、前記複数の支持部と重なる、請求項15に記載の光学ユニット。
  17. 前記支持部は、球面または球面の一部の形状を有する、請求項15または16に記載の光学ユニット。
  18. 前記ホルダは、前記光軸に対して対称構造を有する、請求項1から17のいずれかに記載の光学ユニット。
  19. 前記光学素子は、カメラモジュールを有し、
    前記カメラモジュールは、レンズユニットと、前記レンズユニットと電気的に接続する回路基板とを含み、
    前記回路基板は、前記ホルダの前記底部の前記上面に対向する、請求項1から18のいずれかに記載の光学ユニット。
  20. 請求項1から19のいずれかに記載の光学ユニットを備える、スマートフォン。
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