JP2022180757A - 収穫機 - Google Patents

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JP2022180757A
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Shigeyuki Hayashi
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Abstract

Figure 2022180757000001
【課題】収穫部によって収穫された作物を走行機体後方向きに搬送する状態で走行機体に揺動昇降操作可能に支持される搬送装置と、収穫部の後部に設けられた作物排出部と搬送装置の前部に設けられた作物受入部とを連結する連結機構と、が備えられた収穫機において、作物排出部を作物受入部に楽に連結することを可能にする。
【解決手段】連結機構20に、作物排出部25の上部に設けられた第1係止部21a、作物受入部18の上部に設けられた第2係止部21b、第1係止部21aと第2係止部21bとが係合する係合状態で作物受入部18の下部を作物排出部25の下部に案内可能なガイド機構22と、収穫部10を搬送装置11に固定する固定部23が備えられている。
【選択図】図5

Description

本発明は、収穫機に関する。
収穫機には、走行機体の前方に位置し、圃場の作物を収穫する収穫部と、収穫部に連結され、収穫部によって収穫された作物を走行機体後方向きに搬送する状態で走行機体に揺動昇降操作可能に支持される搬送装置と、が備えられたものがある。
この種の収穫機において、収穫部の後部に設けられた作物排出部と搬送装置の前部に設けられた作物受入部とを連結する連結機構と、が備えられ、連結機構に、作物排出部の上部に設けられた第1係止部と、作物受入部の上部に設けられた第2係止部と、収穫部を搬送装置に固定する固定部と、が備えられているものがある。この種の収穫機としては、例えば特許文献1に示されるコンバインがある。特許文献1に示されるコンバインでは、作物排出部(収穫部の後側端部の上部横フレームを有する部位)、作物受入部(穀稈搬送装置の前側端部の係合部を有する部位)、第1係止部(収穫部の上部横フレーム)、第2係止部(穀稈搬送装置の係合部)、固定部(収穫部の後板と穀稈搬送装置の前板とを連結するボルト)が備えられている。
特開2019-198302号公報
上記した収穫機では、一般に、地面などの作業床に載置した収穫部の第1係止部と搬送装置の第2係止部とを係合させ、搬送装置を上昇操作して収穫部の後部を搬送装置によって持ち上げて第1係止部を揺動支点にして収穫部を搬送装置に向けて揺動させることによって作物排出部と作物受入部とを合致させ、収穫部を固定部によって搬送装置に固定することによって作物排出部と作物受入部とを連結するという連結要領に基づいて作物排出部と作物受入部とを連結される。ところが、作物排出部と作物受入部とがうまく合致しないとき、収穫部を作業者が動かして作物排出部と作物受入部との位置ずれを解消されており、多大な労力が必要になっている。
本発明は、作物排出部と作物受入部とを楽に連結することできる収穫機を提供する。
本発明による収穫機は、
走行機体の前方に位置し、圃場の作物を収穫する収穫部と、前記収穫部に連結され、前記収穫部によって収穫された作物を走行機体後方向きに搬送する状態で前記走行機体に揺動昇降操作可能に支持される搬送装置と、前記収穫部の後部に設けられた作物排出部と前記搬送装置の前部に設けられた作物受入部とを連結する連結機構と、が備えられ、前記連結機構に、前記作物排出部の上部に設けられた第1係止部と、前記作物受入部の上部に設けられた第2係止部と、前記第1係止部と前記第2係止部とが係合する係合状態で前記作物受入部の下部を前記作物排出部の下部に案内可能なガイド機構と、前記収穫部を前記搬送装置に固定する固定部と、が備えられている。
本構成によると、第1係止部と第2係止部とを係合させて収穫部の後部を搬送装置によって持ち上げて収穫部が第1係止部を揺動支点にして搬送装置に向けて揺動していくと、作物受入部の下部がガイド機構によって作物排出部の下部に案内され、作物排出部と作物受入部との位置ずれがガイド機構によって防止されるので、作物排出部と作物受入部との位置ずれを解消する特別な手間を掛けずに楽に作物排出部と作物受け入部とを連結することができる。
本発明においては、
前記ガイド機構は、前記作物排出部の左右に設けられ、前記搬送装置の左右側部を案内するように構成されていると好適である。
本構成によると、作物受入部がガイド機構によって作物排出部に案内されるとき、搬送装置がガイド機構によって左右から挟まれるので、収穫部が搬送装置に対して横移動することも、傾動することもガイド機構によって防止され、作物排出部を作物受入部にスムーズに連結することができる。
本発明においては、
前記ガイド機構は、ガイドローラを備えていると好適である。
本構成によると、作物受入部がガイド機構によって作物排出部に案内されるときにおける搬送装置とガイド機構との間における摩擦の発生がガイドローラの回転によって抑制されるので、作物受入部を作物排出部によりスムーズに連結することができる。
本発明においては、
前記連結機構に、前記作物排出部の横幅方向に延びる状態で前記作物排出部の下部に設けられた第1接続面部と、前記作物受入部の横幅方向に延びる状態で前記作物受入部の下部に設けられ、前記第1接続面部に当て付けられる第2接続面部と、が備えられ、前記固定部は、前記第1接続面部および前記第2接続面部に対して前記搬送装置の横外側に外れた箇所に設けられていると好適である。
本構成によると、固定部を搬送装置の横側方から操作し易いので、収穫部を搬送装置に固定される状態と搬送装置に対する固定が解除される状態とに切換え操作し易い。
本発明においては、
前記固定部は、前記収穫部と前記搬送装置との一方に設けられた第1係止部と、前記第1係止部に係脱可能な状態で前記収穫部と前記搬送装置との他方に設けられた第2係止部と、を有していると好適である。
本構成によると、第1係止部と第2係止部とを係合させることによって固定部が固定状態に切り換わり、第1係止部と第2係止部との係合を解除させることによって固定部が固定解除状態に切り換わるので、固定部を固定状態と固定解除状態に切り換え操作し易い。
本発明においては、
前記固定部における前記第1係止部と前記第2係止部との一方は、ロック杆であり、前記固定部における前記第1係止部と前記第2係止部との他方は、前記ロック杆に係脱可能、かつ、揺動操作可能なフックであると好適である。
本構成によると、フックをロック杆に掛けるだけで固定部が固定状態に切り換わり、フックをロック杆から外すだけで固定部が固定解除状態に切り換わるので、固定部を固定状態と固定解除状態により切り換え操作し易い。
本発明においては、
前記フックから操作レバーが延ばされていると好適である。
本構成によると、フックから延びている操作レバーを揺動操作することによってフックがロック杆に掛かって固定部が固定状態に切り換わり、フックがロック杆から外れて固定部が固定解除状態に切り換わるので、固定部を固定状態と固定解除状態とにより切り換え操作し易い。
コンバインの全体を示す左側面図である。 コンバインの全体を示す平面図である。 収穫部の後壁部を示す後面図である。 搬送装置の前壁部を示す正面図である。 収穫部の連結要領の説明図である。 収穫部の連結要領の説明図である。
以下、本発明の一例である実施形態を図面に基づいて説明する。
なお、以下の説明では、コンバイン(「収穫機」の一例)の走行機体に関し、図1,2に示される矢印Fの方向を「機体前方」、矢印Bの方向を「機体後方」、図1に示される矢印Uの方向を「機体上方」、矢印Dの方向を「機体下方」、図2に示される矢印Lの方向を「機体左方」、矢印Rの方向を「機体右方」とする。
〔コンバインの全体〕
図1,2に示されるように、コンバインは、角パイプ材などの複数の鋼材を連結して構成された機体フレーム1、機体フレーム1の下部に備えられた左右一対のクローラ式走行装置2を有する走行機体3を備えている。走行機体3の前部に、圃場の稲、麦などの作物を収穫して走行機体の後方向きに搬送する収穫搬送部4、および、運転キャビン5を有する運転部6が設けられている。走行機体3の後部に、収穫搬送部4が搬送する作物を受け入れ、受け入れた作物に脱穀処理を施し、脱穀処理物に選別処理を施す脱穀装置7、脱穀装置7によって得られた穀粒を回収して貯留する穀粒タンク8が設けられている。穀粒タンク8の後部に、穀粒タンク8から穀粒を排出する排出装置9が接続されている。
〔収穫搬送部〕
図1,2に示されるように、収穫搬送部4は、収穫搬送部4の前部に設けられて走行機体3の前方に位置し、圃場の作物を収穫する収穫部10と、収穫部10の後部に前部が接続され、収穫部10が収穫した作物を受け入れて走行機体後方向きに搬送して脱穀装置7に供給する搬送装置11と、を備えている。
収穫部10には、収穫部10の前部に設けられ、圃場に植立する作物の穂先側を後方に向けて掻き込む回転リール12、掻き込まれた作物の株元を切断して作物の収穫を行う刈取装置13、刈取装置13の後方に設けられ、収穫作物を横搬送する横送りオーガ14、収穫部10の後部に設けられ、横送りオーガ14からの収穫作物を搬送装置11に向けて排出する作物排出部25が備えられている。収穫部10の横側方に、脱着可能なサイドカバー15が備えられている。
〔搬送装置〕
図1,2に示されるように、搬送装置11は、収穫部10の後部のうち、収穫部10の横幅方向での中心10Cに対して収穫部10の左端側に変位する部位から走行機体後方向きに延びるように構成されている。搬送装置11は、搬送装置11の後端部に走行機体3の横幅方向に延びる状態で備えられた支軸16を揺動支点にして揺動昇降可能な状態で走行機体3に支持されている。搬送装置11は、搬送装置11の下部と機体フレーム1とに連結されたシリンダ17の伸縮作動によって揺動昇降操作されて、収穫部10を下降作業状態と上昇非作業状態とにわたって昇降操作する。
搬送装置11には、図1,2に示されるように、搬送装置11の前部に設けられ、収穫部10の作物排出部25からの収穫作物を受け入れる作物受入部18、作物受入部18から走行機体後方向に延びる筒状の搬送ケース19が備えられている。搬送ケース19の前端部内と後端部内とにわたり、作物受入部18にて受け入れた収穫作物を搬送ケース19に案内されて後方に係止搬送して脱穀装置7に供給するコンベヤ(図示せず)が駆動可能に設けられている。
作物排出部25および作物受入部18を説明するに当り、図3,4に示される矢印Uの方向は、「機体上方」かつ「収穫部10および搬送装置11の上方」を示し、矢印Dの方向は、「機体下方」かつ「収穫部10および搬送装置11の下方」を示し、矢印Lの方向は、「機体左方」かつ「収穫部10および搬送装置11の左方」を示し、矢印Rの方向は、「機体右方」かつ「収穫部10および搬送装置11の右方」を示す。
〔作物排出部の構成〕
図3に示されるように、収穫部10の作物排出部25には、作物排出部25の上部に収穫部10の横幅方向に延びる状態で位置する上横フレーム26、作物排出部25の下部に収穫部10の横幅方向に延びる状態で位置する下横フレーム27、上横フレーム26と下横フレーム27の左端部を連結する第1縦フレーム28、上横フレーム26と下横フレーム27の中間部を連結する第2縦フレーム29、第2縦フレーム29よりも右横側において上横フレーム26と下横フレーム27の中間部を連結する第3縦フレーム30、上横フレーム26と下横フレーム27の右端部を連結する第4縦フレーム31が備えられている。作物排出部25のうち、上横フレーム26、下横フレーム27、第1縦フレーム28および第2縦フレーム29によって囲われる部位に、収穫作物を搬送装置11に向けて排出する作物排出口24が開口されている。作物排出口24は、作物排出口24の収穫部横幅方向での中心24Cが収穫部10の横幅方向での中心10Cに対して収穫部10の左端側に変位する状態で開口されている。作物排出部25のうち、上横フレーム26、下横フレーム27、第2縦フレーム29および第4縦フレーム31によって囲われる部位は、壁部材32によって塞がれている。
〔作物受入部の構成〕
図4に示されるように、搬送装置11の作物受入部18は、収穫部10の作物排出部25のうち、上横フレーム26の下方における第1縦フレーム28と第2縦フレーム29との間の部位に入り込むように構成されている。作物受入部18には、作物受入部18の上部に搬送装置11の横幅方向に延びる状態で位置する上受入横フレーム50、作物受入部18の下部に搬送装置11の横幅方向に延びる状態で位置する下受入横フレーム51、上受入横フレーム50と下受入横フレーム51の左端部を連結する縦受入フレーム52、作物受入部18の右側部に位置する壁部材53が備えられている。作物受入部18のうち、上受入横フレーム50、下受入横フレーム51、縦受入フレーム52および壁部材53によって囲まれる部位に、作物排出口24に繋がれ、作物排出口24からの収穫作物を受け入れる作物受入口33が開口されている。本実施形態では、作物受入口33の面積は、作物排出口24の面積よりも狭くされている。
図1,2に示されるように、収穫部10と搬送装置11とにわたり、収穫部10の作物排出部25と、搬送装置11の作物受入部18と、を連結する連結機構20が設けられている。連結機構20には、図3,4に示されるように、作物排出部25の上部に設けられた第1係止部21aと、作物受入部18の上部に設けられた第2係止部21bと、作物排出部25に設けられたガイド機構22と、作物受入部18と作物排出部25とにわたって設けられた固定部23と、が備えられている。
第1係止部21aは、図3に示されるように、上横フレーム26によって構成されている。図4に示されるように、第2係止部21bは、作物受入部18の上部に設けられている。本実施形態では、2つの第2係止部21bが作物受入部18の横幅方向に間隔を隔てて並ぶ状態で設けられている。
第2係止部21bは、搬送装置11をシリンダ17によって操作することにより、図5,6に示される如く第1係止部21aに下方から係合させること、かつ、第1係止部21aから下方に離脱させることが可能である。第1係止部21と第2係止部21bとを係合させると、シリンダ17によって上昇操作される搬送装置11によって収穫部10を持ち上げ操作することが可能である。
ガイド機構22は、第1係止部21aと第2係止部21bとの係合状態で作物受入部18の下部を作物排出部25の下部に案内するように構成されている。
具体的には、図3に示されるように、ガイド機構22は、作物排出部25の横下部に設けられている。図4に示されるように、作物受入部18の横下部に、ガイド機構22による案内を受ける被ガイド部34が形成されている。被ガイド部34のガイド機構22による案内を受ける案内受面は、前側ほど搬送装置11の横幅方向での内側に位置する傾斜面にされている。図5に示されるように、第1係止部21aと第2係止部21bとが係合状態にされ、収穫部10の後部が搬送装置11によって持ち上げられると、収穫部10が第1係止部21aを揺動支点にして搬送装置11に向かって揺動していく。すると、ガイド機構22が被ガイド部34に当接して搬送装置11を案内し、作物受入部18の下部がガイド機構22によって作物排出部25の下部に案内される。
図4に示されるように、固定部23は、搬送装置11のうちの作物受入部18に設けられた第1係止部23aと、収穫部10のうちの作物排出部25に設けられた第2係止部23bと、作物排出部25の下部に設けられた第1接続面部35と、作物受入部18の下部に設けられた第2接続面部36と、を有している。
第1接続面部35は、図3に示されるように、作物排出部25の横幅方向に延びる状態で作物排出部25の下部に設けられている。第1接続面部35は、作物排出部25の下横フレーム27によって構成されている。第2接続面部36は、図4に示されるように、作物受入部18の横幅方向に延びる状態で作物受入部18の下部に設けられている。第2接続面部36は、作物受入部18の下受入横フレーム51によって構成されている。第1接続面部35の横幅方向での2箇所に、位置決め凹部37aが備えられている。第2接続面部36の横幅方向での2箇所に、位置決め凹部37aに係脱可能な位置決め突部37bが備えられている。
固定部23においては、第1係止部23aと第2係止部23bとが係合状態に操作されることにより、位置決め突部37bと位置決め凹部37aとが係合し、かつ、第1接続面部35と第2接続面部36とが当接し合って押圧され、収穫部10を搬送装置11に固定するように作用状態になる。
固定部23は、第1係止部23aと第2係止部23bとの係合が解除操作されることにより、第1接続面部35と第2接続面部36の押圧が解除され、収穫部10の搬送装置11に対する固定を解除するように作用解除状態になる。
作物排出部25と作物受入部18との連結は、次の連結要領に基づいて行うことが可能である。図5,6に示される収穫部10では、回転リール12、回転リール12を支持する構成、サイドカバー15が省略されている。
収穫部10が地面などの作業床Gに載置された状態において、第2係止部21bを作物排出口24に差し入れて、第2係止部21bを第1係止部21aに係合させる。図5に示されるように、第1係止部21aと第2係止部21bとが係合状態になると、搬送装置11を上昇操作して収穫部10の後部を搬送装置11によって持ち上げていく。すると、収穫部10の後部が第1係止部21aを揺動支点にして搬送装置11に向けて揺動していき、ガイド機構22が被ガイド部34に当接して作物受入部18の下部がガイド機構22によって作物排出部25の下部に案内される。第1接続面部35と第2接続面部36とが当接すると、作物排出口24と作物受入口33とが繋がり、固定部23の第1係止部23aと第2係止部23bとを係合させて固定部23を作用状態にする。すると、図6に示されるように、収穫部10が固定部23によって搬送装置11に固定されて作物排出部25と作物受入部18とが連結状態になる。
作物排出部25と作物受入部18とを切り離す場合、連結する場合の工程順と逆の工程順で作業する。
〔ガイド機構の構成〕
図3に示されるように、ガイド機構22は、作物排出部25の左右に設けられている。具体的には、左のガイド機構22は、作物排出部25のうちの第1縦フレーム28に支持され、右のガイド機構22は、作物排出部25のうちの第2縦フレーム29に支持されている。図4に示されるように、作物受入部18の左右に被ガイド部34が備えられている。左右のガイド機構22は、作物受入部18の左右の被ガイド部34に当接して搬送装置11の両横側部を案内する。搬送装置11は、左右のガイド機構22によって左右から挟まれつつ案内される。
本実施形態では、図2に示されるように、作物受入部18の搬送装置横幅方向での中心18Cが収穫部10の横幅方向での中心10Cに対して収穫部10の左端側に変位する状態で作物排出部25と作物受入部18とが連結され、作物排出部25と作物受入部18とを連結するとき、収穫部10が搬送装置11に対して右下がり状態に傾動することによって作物排出部25と作物受入部18が位置ずれしそうになっても、搬送装置11が左右のガイド機構22によって左右から挟まれるので、収穫部10の搬送装置11に対する傾動がガイド機構22によって防止されつつ作物受入部18の下部がガイド機構22によって作物排出部25の下部に案内される。また、作物受入部18の横幅方向での中心18Cと、収穫部10の横幅方向での中心10Cとが一致する状態で作物排出部25と作物受入部18とが連結されるものであって、作物排出部25と作物受入部18とを連結するとき、収穫部10が搬送装置11に対して傾動するのでなく、収穫部10と搬送装置11とが横方向に位置ずれしそうになっても、搬送装置11がガイド機構22によって左右から挟まれるので、収穫部10と搬送装置11の横ずれがガイド機構22によって防止されつつ作物受入部18の下部がガイド機構22によって作物排出部25の下部に案内される。作物受入部18の中心18Cと収穫部10の中心10Cとが位置ずれする状態、作物受入部18の中心18Cと収穫部10の中心10Cが一致する状態のいずれの状態で作物受入部18と作物排出部25とが連結されるものであっても、収穫部10と搬送装置11との位置ずれがガイド機構22によって防止されつつ作物排出部25と作物受入部18とを連結する作業を行える。
図3に示されるように、左右のガイド機構22は、機体上下方向に沿う方向の軸芯Yを回転中心にして回転可能な状態で作物排出部25に支持されるガイドローラ38を備えている。ガイドローラ38が被ガイド部34に当接して回転しつつ搬送装置11を案内して作物受入部18の下部を作物排出部25の下部に案内する。ガイドローラ38の作物排出部25への支持は、ガイドローラ38の上下向きの支軸を作物排出部25が備える上下一対のブラケットに支持することによって行われる。
〔固定部の構成〕
図3,4に示されるように、固定部23は、第1接続面部35および第2接続面部36に対して搬送装置11の横外側に外れた部位に設けられている。固定部23を作用状態と作用解除状態とに搬送装置11の横外側方から切換え操作することが可能である。
固定部23の第2係止部23bは、図3に示されるように、作物排出部25に支持されるロック杆によって構成されている。固定部23における第1係止部23aは、図4,5に示されるように、作物受入部18の横側部に支軸39を介して揺動可能に支持されるフックによって構成されている。
固定部23においては、フックが前側に揺動操作されてロック杆に係合されることにより、収穫部10を搬送装置11に固定するように作用状態になり、フックが後側に揺動操作されてロック杆から外されることにより、収穫部10の搬送装置11に対する固定を解除するように作用解除状態になる。
図4,5に示されるように、左のフックから操作レバー40が延ばされている。フックをロック杆に係合させたとき、操作レバー40をロック操作位置に係止させてフックをロック杆に対する係合状態に保持するレバー係止部41が搬送装置11の横側部に設けられている。左右のフックは、左右のフックに共通の支軸39によって連動連結されている。左右のフックは、左のフックから延びる操作レバー40によって揺動操作される。
図5に示されるように、収穫部10には、搬送装置11から取り外した収穫部10を地面などの作業床Gに載置するのに使用する二つの前スタンド42、および、二つの後スタンド43が備えられている。前スタンド42は、図5に示される如く、収穫部10の前側部に上下向き姿勢で支持される使用状態と、図1に示される如く、サイドカバー15の内側に前後向き姿勢で支持される格納状態とに切換え可能に構成されている。後スタンド43は、図5に示される如く、収穫部10の後側部に上下向き姿勢で支持される使用状態と、図1に示される如く、サイドカバー15の内側に前後向き姿勢で支持される格納状態とに切り換え可能に構成されている。後スタンド43は、後スタンド43の上部から横内向きに延びる支持杆部(図示せず)を有し、支持杆部を収穫部10に備えられた取付け穴に差し替えることにより、使用状態と格納状態とに切換えて収穫部10に支持させることができる。
図5に示されるように、収穫部10には、搬送装置11から取り外した収穫部10をリフト装置によって吊り上げ支持するときに吊り上げロープを掛けるための一つのセンタロープ掛け部材44、二つのサイドロープ掛け部材45が備えられている。
センタロープ掛け部材44は、使用するとき、図2に示されるように、収穫部10の作物排出部25における上横フレーム26の横幅方向の中央部に取付け、使用しないとき、サイドカバー15の内側に格納するように構成されている。サイドロープ掛け部材45は、使用するとき、図2に示されるように、収穫部10の横壁部46における上前後向きフレーム47の適宜箇所に取付け、使用しないとき、サイドカバー15の内側に格納するように構成されている。図5に示されるように、センタロープ掛け部材44は、格納するとき、横壁部46に備えられた第1支持部材48に支持させるように構成されている。サイドロープ掛け部材45は、格納するとき、横壁部46に備えられた第2支持部材49に支持させるように構成されている。第1支持部材48および第2支持部材49は、サイドカバー15をボルト連結して支持させる部材である。
〔別実施形態〕
(1)上記した実施形態では、作物受入部18の収穫部10に対する連結が、収穫部10の横幅方向の中心10Cに対して収穫部10の左端側に変位した部位で行われる例を示したが、これに限らない。作物受入部18の収穫部10に対する連結が、収穫部10の中心10Cに対して収穫部10の右端側に変位した部位で行われるもの、あるいは、作物受入部18の横幅方向での中心18Cと収穫部10の中心10Cとが一致する状態で行われるものであってもよい。
(2)上記した実施形態では、ガイド機構22を収穫部10に設けた例を示したが、これに限らない。ガイド機構22を搬送装置11に設け、収穫部10に備えた被ガイド部に当接することによって作物受入部18の下部を作物排出部25の下部に案内するように構成したものであってもよい。
(3)上記した実施形態では、ガイド機構22が搬送装置11の横側部を案内するように構成した例を示したが、これに限らない。たとえば、搬送装置11の下部に被ガイド部を備え、ガイド機構22が搬送装置の下部を案内するように構成したものであってもよい。
(4)上記した実施形態では、ガイド機構22にガイドローラ38を備えた例を示したが、これに限らない。たとえば、ガイドローラに替え、被ガイド部に摺接可能なスライド式の案内部を備えるものであってもよい。
(5)上記した実施形態では、固定部23の第1係止部23aを搬送装置11に設け、第2係止部23bを収穫部10に設けた例を示したが、第1係止部23aを収穫部10に設け、第2係止部23bを搬送装置11に設けたものであってもよい。
(6)上記した実施形態では、固定部23をフックおよびロック杆によって構成された例を示したが、これに限らない。たとえば、クサビ部材などの締結部材によって構成したものであってもよい。
本発明は、圃場の作物を収穫する収穫部と、収穫部に連結され、収穫部によって収穫された作物を走行機体後方向きに搬送する状態で走行機体に揺動昇降操作可能に支持される搬送装置と、収穫部の作物排出部と搬送装置の作物受入部とを連結する連結機構と、が備えられた収穫機に適用できる。
3 走行機体
10 収穫部
11 搬送装置
18 作物受入部
20 連結機構
21a 第1係止部
21b 第2係止部
22 ガイド機構
23 固定部
23a 第1係止部(フック)
23b 第2係止部(ロック杆)
25 作物排出部
35 第1接続面部
36 第2接続面部
38 ガイドローラ
40 操作レバー

Claims (7)

  1. 走行機体の前方に位置し、圃場の作物を収穫する収穫部と、
    前記収穫部に連結され、前記収穫部によって収穫された作物を走行機体後方向きに搬送する状態で前記走行機体に揺動昇降操作可能に支持される搬送装置と、
    前記収穫部の後部に設けられた作物排出部と前記搬送装置の前部に設けられた作物受入部とを連結する連結機構と、が備えられ、
    前記連結機構に、前記作物排出部の上部に設けられた第1係止部と、前記作物受入部の上部に設けられた第2係止部と、前記第1係止部と前記第2係止部とが係合する係合状態で前記作物受入部の下部を前記作物排出部の下部に案内可能なガイド機構と、前記収穫部を前記搬送装置に固定する固定部と、が備えられている収穫機。
  2. 前記ガイド機構は、前記作物排出部の左右に設けられ、前記搬送装置の左右側部を案内するように構成されている請求項1に記載の収穫機。
  3. 前記ガイド機構は、ガイドローラを備えている請求項1または2に記載の収穫機。
  4. 前記連結機構に、前記作物排出部の横幅方向に延びる状態で前記作物排出部の下部に設けられた第1接続面部と、前記作物受入部の横幅方向に延びる状態で前記作物受入部の下部に設けられ、前記第1接続面部に当て付けられる第2接続面部と、が備えられ、
    前記固定部は、前記第1接続面部および前記第2接続面部に対して前記搬送装置の横外側に外れた箇所に設けられている請求項1から3のいずれか一項に記載の収穫機。
  5. 前記固定部は、前記収穫部と前記搬送装置との一方に設けられた第1係止部と、前記第1係止部に係脱可能な状態で前記収穫部と前記搬送装置との他方に設けられた第2係止部と、を有している請求項1から4のいずれか一項に記載の収穫機。
  6. 前記固定部における前記第1係止部と前記第2係止部との一方は、ロック杆であり、
    前記固定部における前記第1係止部と前記第2係止部との他方は、前記ロック杆に係脱可能、かつ、揺動操作可能なフックである請求項5に記載の収穫機。
  7. 前記フックから操作レバーが延ばされている請求項6に記載の収穫機。
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