JP2022177780A5 - - Google Patents

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JP2022177780A5
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本発明は、仮設手摺及びその設置方法に関するものであり、より詳細には、建設工事中又は補修・改修工事中の建築物又は構造物等の開口部又は開放領域に設置され、恒久的な本設手摺が開口部又は開放領域において新設又は復旧されるまでの工事期間中に開口部又は開放領域の手摺として過渡的に機能する仮設手摺及びその設置方法に関するものである。
建築物、土木構造物、プラント設備等(以下、「建築物又は構造物」という。)の建設工事(新築工事、増設工事、補修・改修工事を含む)において使用される仮設足場として、枠組足場、楔(くさび)緊結式足場及び単管足場等の各種形式の足場が知られている(「日本建築学会 建築工事標準仕様書・同解説 JASS2 仮設工事」(非特許文献1))。なお、楔緊結式足場は、楔足場、楔結合式足場等の名称でも呼ばれている。
枠組足場は、建枠を建込み、床付き布枠を作業用足場板として建枠の各層に架設することにより建設予定又は建設中の建築物又は構造物の外側に構築され、建設工事の進捗に相応して建枠を上層に順次建込むことによって上層に延長され、建設工事の完了直前の適切な時期に解体される。建枠の脚柱(支柱部分)は、一般に、外径42.7mmの鋼管である(「JIS A 8951 鋼管足場」(非特許文献2))。
楔緊結式足場は、フランジ部(又は鍔部)又は支柱ポケット部(ボックス部又は函形部)等の緊結部を所定間隔に配設した楔緊結式足場用の支柱を建込み、布材、腕木材、床付き布枠、頭つなぎ材、根がらみ材、ブレース等の足場構成部材を楔結合等によって支柱の緊結部に順次連結することにより、枠組足場と同様に建設予定又は建設中の建築物又は構造物の外側に構築され、建設工事の進捗に相応して建枠を上層に順次建込むことによって上層に延長され、建設工事の完了直前の適切な時期に解体される。楔緊結式足場の支柱本体は、一般に、外径42.7mm~48.6mmの鋼管である。
単管足場(「鋼製単管足場」とも呼ばれる。)は、地盤面の敷板上に固定型ベース金具を所定間隔に配置し、単管(「単管パイプ」の略称。「単管足場用鋼管」(JIS A 8951)と同義。)を建地として建込むとともに、根がらみ、腕木、布、中桟、手摺及び筋交い等を構成する単管を緊結金具(一般に「クランプ」又は「クランプ金具」等の名称で呼ばれている。)によって緊結し、足場板等を腕木上に敷設することにより組立てられる。単管足場も又、枠組足場及び楔緊結式足場と同様、建設工事の進捗に相応して単管を上層に順次建込む形式の仮設足場であり、建設予定又は建設中の建築物又は構造物の外側に構築され、建設工事の完了直前の適切な時期に解体される。なお、非特許文献1等の多くの文献に記載されたとおり、単管は、外径48.6mmの鋼管である(「JIS A 8951 鋼管足場」(非特許文献2))。
一般に、建築物の新築工事において、躯体工事直後(外装仕上工事前)の建築物等のベランダ、バルコニー、マシンハッチ、機材等搬入・搬出口等の開口部又は開放領域は、墜落防止用の恒久的な手摺(建築物の一部を構成する本設手摺)や扉等を設置する前の状態である。また、補修・改修工事中の建築物等においては、補修・改修部分の開口部又は開放領域の手摺は、過渡的に撤去されることがある。このような状況においては、仮設手摺を建築物等の開口部又は開放領域に過渡的に設置し、本設手摺の設置又はその復旧の直前に仮設手摺を撤去する必要が生じる。なお、本明細書において、「開口部」又は「開放領域」は、床が存在しない屋内領域、或いは、屋外空間に開放し、安全性確保のために手摺等の設置を要する建築部分等を意味する。
図23(A)には、建設工事中の建築物Aの屋外側に建築工事用の仮設足場Sを設置した状態が例示されている。建築物Aは、例えば、鉄筋コンクリート構造の集合住宅であり、仮設足場Sは、例えば、枠組足場である。図24には、建設工事完了後(但し、仮設足場撤去前)の建築物Aが示されており、建築物AのベランダBには、本設の金属製手摺D及び境界壁E等が設置される。しかし、図23(A)に示す建設工事中のベランダBには、手摺D及び境界壁E等は、未だ設置されておらず、各層(各階)の床構造体Fの間の領域は外界に略完全に開放した状態である。即ち、建設工事中の建築物Aにおいては、ベランダBの開口部又は開放領域等には、金属製の手摺(本設手摺)D等が設置されるが、建築物Aの建設工事中においては、本設手摺Dが未だ設置されず、或いは、過渡的に撤去された状態の時期又は期間があり、このような工事期間中には、建築物等の外面(外壁面等)と仮設足場Sとの間に形成される寸法200~300mm程度の隙間Gに作業従事者等が足を踏み外すことが懸念される。このような事態を未然に防止し、作業の安全性を確保すべく、仮設手摺Jを工事期間中に開口部又は開放領域に設置する必要が生じる。この種の仮設手摺Jを設置するための資材又は機材として、例えば、手摺受M及び手摺材Nとから構成される仮設手摺Jが知られている(ホリー株式会社の総合カタログ 1995年版 第115頁(非特許文献3))。この仮設手摺Jの手摺受Mは、図23(B)に示す如く、外径35mm程度の鋼管Tの基端部(足場側端部)に同心状に取付けたクランプCを仮設足場の各支柱又は各建地Pに緊結し、これにより、手摺受Mを仮設足場Sの各支柱又は各建地Pから建物側に向けて水平に突設するとともに、鋼管Tの先端部に取付けられた上向きロックピンRに対して手摺材Nの端部係止手段を係止し、これにより、隣り合う手摺受Mの間に手摺材Nを水平に架設するように構成されていた。なお、手摺桟Nは、外径25mm程度の鋼管の両端部をロックピン係止用に偏平化し且つ貫通孔を穿設した公知の汎用的仮設資材である。
この種の仮設手摺として、このような手摺受を上下一対の単管によって形成した仮設手摺用ブラケットが、特許文献1~3に記載されている。このブラケットは、鉛直な連結管によって上下一対の水平単管を相互連結するとともに、各単管の基端部(足場側端部)に同心状に取付けたクランプを仮設足場の各支柱又は各建地に緊結した構造を有する。ブラケットを構成する上下の単管の各先端部には、上向きロックピン又はクランプが取付けられる。ロックピン係止部を両端に備えた上記手摺材、或いは、単管からなる手摺材が、ロックピン又はクランプによってブラケットに係止又は緊結される。所望により、ブラケットを構成する上下の管材は、張り出し長を調節するための伸縮構造を有し、仮設足場の支柱又建地とブラケットの先端部との間の距離(即ち、ブラケットの突出寸法又は張り出し寸法)は、管材の伸縮構造により調節される。
実用新案登録第3186625号掲載公報 特許第6616633号掲載公報 特許第6782382号掲載公報
日本建築学会・建築工事標準仕様書・同解説 JASS2 仮設工事、第79~106頁 JIS A 8951 鋼管足場、第1~9頁 ホリー株式会社の総合カタログ 1995年版、 第115頁
このような従来の仮設手摺では、上記の如く、ロックピン係止部を両端に備えた手摺材、或いは、単管からなる手摺材をロックピン又はクランプによってブラケットに係止又は緊結する設計が採用されている。しかし、ロックピンによって手摺材を支持する構造の仮設手摺(特許文献2、3及び非特許文献3)の場合においては、手摺桟の強度又は耐力を所望の如く向上し難いという課題があり、他方、クランプによって手摺桟の単管を支持する構造の仮設手摺(特許文献1~3)の場合においては、仮設手摺用ブラケットの間隔(スパン)と単管の全長とが必ずしも適合しないことから、仮設工事の作業効率を所望の如く向上し難い、という課題がある。加えて、このような従来の仮設手摺を楔緊結式足場に設置する場合、異種構造の仮設足場の部品又は部材を要するので、部品又は部材の品種や、部材数又は部品点数が増大し、資材管理が煩雑化するという問題が生じる。
本発明は、このような事情又は課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、仮設足場(S)の建地(P)に取付けられる仮設手摺用ブラケット(1)と、隣り合う仮設手摺用ブラケットの間に架設される手摺桟(9)とを有する仮設手摺(10)において、手摺桟の強度又は耐力を向上するとともに、殊に仮設手摺を楔緊結式足場に設置する場合に、仮設手摺設置作業の作業効率を向上し且つ資材管理を簡素化することができる仮設手摺及びその設置方法を提供することにある
上記目的を達成すべく、本発明は、仮設足場(S)の建地(P)に取付けられる仮設手摺用ブラケット(1)と、隣り合う仮設手摺用ブラケット間に架設される手摺桟(9)とを有する仮設手摺(10)において、
平面視おいて回転可能に前記仮設手摺用ブラケットに支承又は支持された楔緊結式の緊結部材(12,16,17)と、
前記手摺桟(9)の各端部に設けられ、隣り合う前記ブラケットに夫々設けられた前記緊結部材に対して楔結合又は楔緊結可能な楔結合式又は楔緊結式の係合手段(92,93)とを含み、
隣り合う前記ブラケットの各緊結部材に対して前記手摺桟(9)の各端部の前記係合手段を夫々楔結合又は楔緊結し、これにより、隣り合う前記ブラケットの間に前記手摺桟を架設するようにしたことを特徴とする仮設手摺(請求項1)を提供する。
好適には、上記仮設手摺は、施工中の建築物又は構造物(A)の開口部又は開放領域に過渡的に手摺を設置するために使用される
好ましくは、上記ブラケットは、手摺桟を支持又は支承する手摺受けユニット(2)と、伸縮構造を有する上下の支持ユニット(3)と、仮設足場の建地(P)に取付け可能な建地取付けユニット(4)とから構成される(請求項2)
更に好ましくは、上記手摺受けユニットは、上記ブラケットの手摺桟側端部に連結された金属製支持具(21)と、この支持具の上面に一体的且つ上向きに突設された円形断面の金属製短柱(11)と、この短柱が貫通し又は挿入され、上記支持具の上面および上記短柱の外周面によって支持又は支承された円筒形の楔緊結式短管(12)とを有する(請求項3)
本発明の好適な実施形態において、上記手摺桟(9)は、楔緊結式の係合手段(92,93)を両端部に有する金属製の管材(91)からなり、該管材の係合手段を前記短管の緊結部(16,17)に楔結合又は楔緊結することにより、隣り合う上記ブラケットの間に架設される(請求項7)
本発明の上記構成によれば、手摺桟は、その楔緊結式係合手段を短管の楔緊結式緊結部に楔結合することにより、隣り合うブラケットの先端部の間に架設される。楔結合により支持具に堅固又は強固に連結された手摺桟の強度、耐力、構造上の安定性等は、手摺材の係止部をブラケットのロックピンに係止するにすぎない従来の手摺桟の強度等に比べ、大きく増大又は向上する。また、上記構成の仮設手摺によれば、隣り合うブラケットの間隔(スパン)と手摺桟の全長とを適合させることにより、ブラケット間のスパン領域ごとに手摺桟を設置又は撤去することが可能となるので、クランプによって手摺桟の単管を支持する構造の仮設手摺に比べ、手摺桟設置作業の作業効率が比較的大きく向上する。殊に、仮設手摺を楔緊結式足場に設置する場合には、汎用的な楔緊結式足場用の緊結部付布材、楔結合式布材等を手摺桟として好適に使用し得るので、部品又は部材の品種や、部材数又は部品点数の増大に伴う資材管理の煩雑化等を効果的に防止することができる。
好ましくは、上記手摺桟は、楔緊結式係合部を両端に有する楔緊結式足場用の楔緊結式布材からなり、上記楔緊結式短管は、支持具の上面および短柱の外周面によって回転可能に支持又は支承される(請求項4)。このような構成の仮設手摺では、手摺桟と短管とは、楔結合により堅固に一体化するが、短管は短柱に対して回転するので、平面視においてブラケットを全体的に仮設足場側に傾倒させて仮設手摺を仮設足場側に退避させる作業工程についても、比較的容易に実施することができる。上記短管の全長(高さ)は、35mm~100mmの範囲内の寸法に好ましく設定し得る。好適には、上記手摺受けユニットは、上記短柱を挿通可能又は挿入可能な円筒形の鞘管(13)を更に有し、この鞘管は、上記短管の上端面及び上記短柱の外周面によって支持又は支承される(請求項5)。鞘管は、直交クランプ又は自在クランプ等の仮設工事用クランプ(18)を緊結可能な外周面を有し、手摺桟を構成する単管をこのクランプによって鞘管に一体的に連結することができる(請求項6)。鞘管の全長(高さ)は、40mm~100mmの範囲内の寸法に好ましく設定し得る。このような鞘管を備えた仮設手摺用ブラケットによれば、単管足場組立用の単管を手摺桟として使用することも可能となるので、仮設手摺を単管足場に設置する場合においても、部品又は部材の品種や、部材数又は部品点数の増大等を回避し得る。所望により、鞘管を楔緊結用の短管の上端面および短柱の外周面によって回転可能に支持又は支承しても良い。
他の観点より、本発明は、 上記構成の仮設手摺を前記建築物又は構造物(A)の開口部又は開放領域に設置する仮設手摺の設置方法において、
記支持ユニット(3)の伸縮構造による該支持ユニットの全長(L1)の短縮、及び/又は、前記建地(P)に対する前記建地取付けユニット(4)の過渡的な緊結力解放状態又は係合離脱状態を利用した前記仮設手摺用ブラケットの張り出し方向の転向又は変更により、前記手摺桟(7,8,9)を足場側に退避させ、前記開口部又は開放領域に対する本設手摺の設置(新設又は復旧)を可能にすることを特徴とする仮設手摺の設置方法(請求項9)を提供する。
更に他の観点より、本発明は、上記短柱、短管及び鞘管を備えた仮設手摺を前記建築物又は構造物(A)の開口部又は開放領域に設置する仮設手摺の設置方法において、
楔緊結式足場に該仮設手摺を設置するとき、該楔緊結式足場の支柱を相互連結する楔緊結式又は楔結合式の布材と同じ布材を前記手摺桟(9)として前記仮設手摺用ブラケットの間に架設し、
単管足場に前記仮設手摺を設置するとき、前記鞘管に取付けられた前記クランプ(18)によって単管を前記手摺桟(8)として前記仮設手摺用ブラケットの間に架設することを特徴とする仮設手摺の設置方法(請求項10)を提供する。
好ましくは、上記手摺桟(8,9)は、上記支持ユニットの伸縮構造による該支持ユニットの全長の短縮、及び/又は、前記建地(P)に対する前記建地取付けユニットの過渡的な緊結力解放状態又は係合離脱状態を利用した仮設手摺用ブラケットの張り出し方向の転向又は変更により、足場側に退避し、しかる後、本設手摺が上記開口部又は開放領域に設置される。
好適には、上記仮設手摺用ブラケットを上記仮設足場(S)の腕木方向又は梁間方向に配向した仮設手摺の設置状態において、支持ユニットの最伸長時における仮設手摺の張り出し寸法XLmaxと、該支持ユニットの最短縮時における仮設手摺の張り出し寸法XLminとの比として定義される寸法比XLmin/XLmaxが、0.55~0.7の範囲内の値、更に好適には、0.65以下の値に設定される(請求項11)。好ましくは、支持ユニットの最伸長時における張り出し寸法XLmaxは、40cm~60cmの範囲内の値、更に好ましくは、45~55cmの範囲内の値に設定され、支持ユニットの最短縮時における仮設手摺の張り出し寸法XLminは、22cm~40cmの範囲内の値、更に好ましくは、25cm~35cmの範囲内の値に設定される(請求項12)
なお、市場に流通する汎用の仮設足場用資材(単管、楔緊結式布材等)を上記手摺桟として適宜使用しても良く、このような観点より、本発明を仮設手摺用ブラケットの発明として把握しても良い(請求項13~16)。
即ち、本発明は、施工中の建築物又は構造物(A)の開口部又は開放領域に過渡的に手摺を設置すべく、仮設足場(S)から張り出して設置される仮設手摺用ブラケット(1)であって、仮設手摺(10)を構成する手摺桟(9)を支持又は支承する仮設手摺用ブラケットにおいて、
前記仮設手摺用ブラケットは、手摺桟を支持又は支承する手摺受けユニット(2)と、伸縮構造を有する支持ユニット(3)と、仮設足場の建地(P)に取付け可能な建地取付けユニット(4)とから構成され、
前記手摺受けユニットは、楔緊結式の係合手段(92,93)を各端部に有する前記手摺桟(9)と楔結合又は楔緊結することにより、隣り合う前記ブラケットの間に前記手摺桟を架設すべく、前記手摺桟の係合手段に対して楔結合又は楔緊結可能な楔緊結式の緊結部(16,17)を有することを特徴とする仮設手摺用ブラケット(請求項13)を提供する
好ましくは、上記手摺受けユニットは、上記支持ユニットの手摺桟側端部に連結された金属製支持具(21)と、この支持具の上面に一体的且つ上向きに突設された円形断面の金属製短柱(11)と、この短柱が貫通し又は挿入され、上記記支持具の上面および前記短柱の外周面によって支持又は支承された円筒形の短管(12)とを有し、上記緊結部(16,17)は、該短管に設けられる(請求項14)。更に好ましくは、手摺受けユニットは、上記短柱を挿通可能又は挿入可能な円筒形の鞘管(13)を更に有し、この鞘管は、短管の上端面及び短柱の外周面によって支持又は支承される(請求項15)。好適には、鞘管は、仮設工事用クランプ(18)を緊結可能な外周面を有し、手摺桟を構成する単管がクランプによって鞘管に一体的に連結される(請求項16)
本発明によれば、手摺桟の楔緊結式係合手段を仮設手摺用ブラケット側の楔緊結式緊結部材に楔結合又は楔緊結することができるので、手摺桟の強度又は耐力を向上することができ、殊に、仮設手摺を楔緊結式足場に設置する場合には、仮設手摺設置作業の作業効率を向上するとともに、資材管理を簡素化することができる。
図1は、ロックピン係止部を両端に備えた手摺材を係止可能なロックピンと、単管からなる手摺材を緊結可能なクランプとを備えた手摺支持ブラケットを参考例として示す側面図、正面図及び底面図である。 図2は、ロックピン係止部を両端に備えた手摺材を図1に示す手摺支持ブラケットによって支承又は支持した状態を示す仮設手摺の部分正面図及び部分平面図である。 図3は、図1及び図2に示す手摺支持ブラケットの分解側面図である。 図4は、図1及び図2に示す手摺支持ブラケットを含む仮設手摺を仮設足場から施工中の建築物の側に張り出して建築物の屋外開放又は開口領域に設置した状態を示す仮設手摺の側面図である。 図5は、図4に示す仮設手摺の部分平面図である。 図6は、図4に示す手摺支持ブラケットの張り出し寸法を短縮して仮設手摺を仮設足場側に退避させた状態を示す仮設手摺の側面図である。 図7は、図6に示す仮設手摺に関し、他の退避手段として、手摺支持ブラケットの取付け方向の変更によって足場側に退避させる態様を示す仮設手摺の部分平面図である。 図8は、本発明に係る仮設手摺の実施例を示す手摺支持ブラケットの側面図、正面図及び平面図である。 図9は、図8に示す手摺支持ブラケットの斜視図である。 図10は、図8に示す手摺支持ブラケットの分解側面図である。 図11は、全長を短縮した状態で示す手摺支持ブラケットの側面図及び平面図である。 図12は、楔緊結式の手摺桟を手摺支持ブラケットの手摺受けユニットに連結する態様を示す仮設手摺の部分拡大平面図及び部分拡大正面図である。 図13は、楔緊結式の手摺桟を手摺支持ブラケットの手摺受けユニットに連結した状態を示す仮設手摺の部分平面図及び部分正面図である。 図14は、図13に示す仮設手摺を楔緊結式の仮設足場から施工中の建築物のバルコニーに張り出して設置した状態を示す仮設足場の側面図である。 図15は、図14に示す仮設手摺を手摺支持ブラケットの張り出し寸法の短縮により仮設足場側に退避させた後、本設手摺を建築物のバルコニーに設置した状態を示す仮設足場の側面図である。 図16は、図14に示す仮設手摺を手摺支持ブラケットの取付け方向の変更によって足場側に退避させる態様を示す仮設足場の部分平面図である。 図17は、単管からなる手摺桟を手摺支持ブラケットの手摺受けユニットに取付けた状態を示す仮設手摺の側面図である。 図17に示す仮設手摺の部分平面図及び部分正面図である。 図19は、図13に示す仮設手摺を単管足場から施工中の建築物のバルコニーに張り出して設置した状態を示す仮設足場の側面図である。 図20は、図19に示す仮設手摺を手摺支持ブラケットの張り出し寸法の短縮により仮設足場側に退避させた状態を示す仮設足場の部分側面図である。 図21は、図13に示す仮設手摺を枠組足場から施工中の建築物のバルコニーに張り出して設置した状態を示す仮設足場の部分側面図である。 図22は、図21に示す仮設手摺を手摺支持ブラケットの張り出し寸法の短縮により仮設足場側に退避させた状態を示す仮設足場の部分側面図である。 図23(A)は、従来の仮設手摺を施工中の建築物のバルコニーに設置した状態を示す仮設足場の部分側面図であり、図23(B)は、従来の仮設手摺を構成する手摺受の構成を示す手摺受の側面図である。 図24は、建設工事の外装工事において本設の手摺を建築物のバルコニーに設置した状態を示す仮設足場の部分側面図である。
参考例
本発明の好適な実施例について説明する前に、図1~図7を参照して、ロックピン係止部を両端に備えた手摺材を係止可能なロックピンと、単管からなる手摺材を緊結可能なクランプとを備えた手摺支持ブラケットを参考例として説明する
図1は、ロックピン及びクランプを備えた仮設手摺用の手摺支持ブラケットを参考例として示す側面図、正面図及び底面図である。ロックピン又はクランプには、ロックピン係止部を両端に備えた手摺材、或いは、単管からなる手摺材(図示せず)が係止又は緊結される。図2は、図1に示す手摺支持ブラケットによって手摺桟を支承又は支持した状態を示す仮設手摺の部分立面図及び部分平面図である。図3は、手摺支持ブラケットの分解側面図である。図1(A)~図1(C)、図2(A)及び図2(B)には、ピン形係止具を上方に向け、係止部付き手摺材を手摺桟として支承するように仮設足場に設置される第1位置の手摺支持ブラケットが示されており、図1(D)及び図2(C)には、上下反転してクランプを上方に向け、単管をクランプによって手摺桟として支持するように仮設足場に設置される第2位置の手摺支持ブラケットが示されている。図4~図7は、手摺支持ブラケット及び手摺桟から構成される仮設手摺を仮設足場から建築工事中又は補修・改修工事中(即ち、施工中)の建築物の側に張り出して設置した状態を示す仮設手摺の側面図及び部分平面図である。図4及び図5には、施工中の建築物のベランダに仮設手摺を形成した状態が示されており、図6には、手摺支持ブラケットの張り出し長を短縮して仮設手摺を仮設足場側に退避させ、本設手摺(仮想線で示す)を建築物AのベランダBに設置した建築物Aの施工完了直前(仮設足場解体前)の状態が示されている。図7(A)には、他の仮設手摺退避手段として、手摺桟の位置を仮設足場側に接近した位置に変更すべく、仮設足場の建地に対して手摺支持ブラケットを平面視傾斜方向に設置し直した状態が示されており、図7(B)には、手摺支持ブラケットを平面視傾斜方向に設置し直すとともに、手摺支持ブラケットの張り出し長を短縮した状態が示されている。
図1に示す如く、仮設手摺を構成する手摺支持ブラケット1(以下、「ブラケット1」という。)は、上下の手摺桟7、8(図2)を支持又は支承する手摺受けユニット2と、手摺受けユニット2に連結された上下一対の水平支持ユニット3と、水平支持ユニット3の基端部(足場側端部)に一体的に連結された建地取付けユニット4とから構成される。
手摺受けユニット2は、手摺桟7、8を支持又は支承する上下一対の金属製(例えば、鋼製)支持具21と、上下の支持具21を一体的に相互連結する金属製(例えば、鋼製)の縦管22とを備える。各支持具21は、仮設足場の側に向かって開口した断面溝形の金属製部品(例えば、鋼製部品)である。グラビティロック又はロックピン等の名称で知られたスプリング式又は先折れ式のピン形係止具23が、ブラケット1の第1位置(図1(A)~図1(C))において各支持具21の上面から鉛直に突出するように各支持具21に一体的に立設されるとともに、単クランプ28が、第2位置(図1(D))において各支持具21の上面に位置するように各支持具21に取付けられる。縦管22は、単クランプ28との物理的干渉を回避するように屈曲する。縦管22は、例えば、外径約22mmの鋼管の曲げ加工品からなる。縦管22は、支持具21の底壁下面又は頂壁上面に対し、溶接等の固着手段によって一体的に連結され、上下の支持具21及び縦管22は互いに一体化する。各係止具23には、ブラケット1の第1位置(図2(A)及び図2(B))において、係止部付き手摺桟7の係止部71が係止する。手摺桟7は、係止部71を両端部に形成した金属製(例えば、鋼製)管材の加工品からなり、管部分は、25~35mm程度の外径を有する。手摺桟7は、係止部71に穿設された係止孔に係止具23を挿通することにより、係止具23の係止機構によって支持具21上に係留される。他方、各支持具21は、ブラケット1の第2位置(図2(C))において、単管を単クランプ28によって実質的に水平且つ一体的に支持することができる。締付け力(クランプ力)下に各単クランプ28に緊結された単管は、隣り合うブラケット1の支持具21によって手摺桟8としてブラケット1の間に水平に架設される。後述する如く、ブラケット1は、仮設足場Sの腕木方向又は梁間方向に配向され、各建地P(仮想線で示す)から施工中の建築物Aの側に張り出して設置される。手摺桟7、8は、隣り合うブラケット1の先端部の間に架設され、本設手摺の設置前又は復旧前の期間(即ち、建設工事の工期中)、建築物Aの開口部又は開放領域において過渡的な安全手摺として機能する。
手摺受けユニット2の自重及び手摺受けユニット2に作用する荷重(外力)は、水平支持ユニット3及び建地取付けユニット4を介して仮設足場Sの建地Pに伝達し、仮設足場Sによって支持される。各水平支持ユニット3は、仮設足場Sの建地Pに対するブラケット1の張り出し長XL(図1(A))を調節するための入れ子式伸縮構造を有する。なお、張り出し長XLは、ブラケット1を構成する支持具21の外端部(外端面の最遠部)と建地Pの中心軸線CLとの水平離間距離(腕木方向又は梁間方向の距離)である。
水平支持ユニット3は、実質的に水平に延びる固定管31及び伸縮ロッド32を有する。伸縮ロッド32の手摺桟側の端部(先端部)は、支持具21の溝内空間25内に延入し、支持具21の鉛直端壁26に一体的に連結される。固定管31は、両端が開口した円形断面の金属管(例えば、鋼管)からなる。伸縮ロッド32は、断面が概ね三日月形、半円形、ひょうたん形、I形又はH形等に変形した金属製(例えば、鋼製)の異形中空部材であり、伸縮ロッド32の断面最大寸法(高さ寸法)は、固定管31の内径よりも小さい値に設定される。例えば、固定管31は、外径34mmの鋼管(内径約2~4mm)からなり、伸縮ロッド32は、外径20~28mm程度の鋼管をプレス加工した金属プレス成形品からなる。伸縮ロッド32の基端部(足場側端部)は、固定管31の先端側円形開口34から固定管31の管内領域に延入する。水平支持ユニット3の全長L1を短縮すべく、固定管31内に伸縮ロッド32をスライド式に引き込むと、固定管31の先端部が支持具21の溝内空間25内に相対移動して支持具21の鉛直端壁26に当接又は衝合する。伸縮ロッド32の全長L3は、固定管31の全長L2よりも大きく、このため、固定管31の先端が鉛直端壁26に当接又は衝合するまで伸縮ロッド32を固定管31内に完全に引き込むと、伸縮ロッド32の基端部は、固定管31の足場側(基端側)円形開口33から足場側に突出する。この状態が図6に示されており、ブラケット1の張り出し長XLは、大きく短縮する(図6の記載については後述する。)。水平支持ユニット3は、固定管31に対する伸縮ロッド32の相対位置を固定する金属ボルト等の締付け具35を更に有する。締付け具35を締付けることにより、締付け具35の先端部と伸縮ロッド32とを任意の伸縮位置において一体的に係合せしめ、これにより、固定管31に対する伸縮ロッド32の伸長寸法ΔL(=L1-L2)を固定し、水平支持ユニット3の全長L1を所望の如く設定することができる。例えば、張り出し長XLは、最大約500mm、最小約300mmの範囲内の任意の値に可変設定することができる。本例において、水平支持ユニット3の最伸長時における仮設手摺10の張り出し寸法XLmax(約500mm)と、水平支持ユニット3の最短縮時における仮設手摺10の張り出し寸法XLmin(約300mm)との比、即ち、寸法比XLmin/XLmaxは、約0.6に設定されている。
建地取付けユニット4は、上下一対の金属製(例えば、鋼製)連結具41を有する。各連結具41には、単クランプ5が取付けられる。単クランプ5は、仮設足場の建地Pをクランプし、締付け力下に建地Pに一体的且つ取外し可能に緊結される。建地取付けユニット4は、上下の連結具41を一体的に相互連結する金属製(例えば、鋼製)の縦管42を更に有する。上側の連結具41は、鉛直上方に向かって開口した溝形断面を有し、下側の連結具41は、鉛直下方に向かって開口した溝形断面を有する。連結具41の手摺桟側の側壁上縁又は側壁下縁が、固定管31の基端部の上側半部又は下側半部の外周面に対し、溶接等の固着手段によって一体的に連接し、連結具41及び固定管31は一体的に連結される。縦管42は、例えば、外径約22mmの鋼管を所定長に切断してなる直管である。縦管42は、連結具41の底壁下面又は頂壁上面に対し、溶接等の固着手段によって一体的に連結され、上下の連結具41及び固定管31は互いに一体化する。
図4~図7には、ブラケット1及び手摺桟7から構成される仮設手摺10を仮設足場Sの建地Pから施工中の建築物AのベランダBの側に張り出して設置した状態が示されている。図4に示す仮設足場Sは、鋼管等の加工品からなる支柱及び横架材等を楔緊結式連結構造により一体的に組付け、鋼製踏板等の仮設床材(図示せず)を横架材等によって支持する構造を有する楔緊結式の仮設足場である。
図4には、楔緊結式フランジ部Qを等間隔に備えた金属製(鋼製)支柱からなる建地Pと、仮設足場Sの先行手摺Uとが図示されている。図4において、ブラケット1は、係止具23を上方に向けた第1位置の状態で平面視腕木方向又は梁間方向に配向される。ブラケット1は、建地取付けユニット4の単クランプ5を建地Pに緊結することにより、建地PからベランドBの側に突設される。係止部付き手摺桟7の係止部71が係止具23に係止され、支持具21上に係留される。手摺桟7は、図2及び図5に示す如く、隣り合うブラケット1の支持具21の間に水平に架設される。ブラケット1及び手摺桟7より構成される仮設手摺10は、本設手摺の新設又は復旧までの期間、建築物Aの開口部又は開放領域において過渡的な安全手摺として機能する。
締付け具35の締付け力を解放して伸縮ロッド32を固定管31内に完全に引き込み、伸縮ロッド32の基端部を固定管31の足場側(基端側)円形開口33から足場側に突出せしめ、締付け具35を締付けて伸縮ロッド32の位置を再び固定した状態が図6に示されている。前述のとおり、この状態においては、ブラケット1の張り出しXLは大きく短縮し、手摺桟7は、ベランダBの床構造体F(以下、「床F」という。)の直上領域から足場側に退避した位置に移動する。かくして手摺桟7を足場側に退避させた後、建築物Aの本設手摺Dが床Fの先端部に恒久的に設置される。手摺桟7及びブラケット1は、この状態で放置され、仮設足場Sの解体・撤去時に仮設足場Sと一緒に解体・撤去される。即ち、ブラケット1の張り出しXLをこのように大きく短縮して手摺桟7及びブラケット1を足場側に大きく退避させることにより、本設手摺Dを床Fの先端部に設置することができるので、手摺桟7及びブラケット1を本設手摺Dの設置前に解体・撤去する工程を省略することが可能となる。
図7には、仮設手摺10の他の退避手段が示されている。仮設手摺10は、図7(A)に示す如く、建地Pに対するブラケット1の方向を変更し、ブラケット1を平面視傾斜方向に設置し直すことによって足場側に退避させても良い。この再設置の作業は、単クランプ5の締付け力を解放して建地取付けユニット4を過渡的に建地Pから解放し、ブラケット1の角度を平面視傾斜方向に転向した後、単クランプ5を締付けて建地取付けユニット4を建地Pに再び固定することにより実施し得る。所望により、ブラケット1を平面視傾斜方向に転向するとともに、上記の如く伸縮ロッド32を固定管31内に引き込んでブラケット1の張り出し長XLを短縮しても良い。ブラケット1の取付け角度の変更とブラケット1の短縮とによって仮設手摺10を大きく足場側に退避させた状態が図7(B)に示されている。
以下、本発明に係る仮設手摺の実施例を示す図8~図21を参照して、本発明の仮設手摺について説明する
図8は、本発明に係る仮設手摺の実施例を示す側面図、正面図及び平面図である。図8には、楔緊結式足場において好適に使用し得る手摺支持ブラケットの構成が示されている。図9及び図10は、図8に示す手摺支持ブラケットの斜視図及び分解側面図であり、図11は、手摺支持ブラケットの全長を短縮した状態で示す手摺支持ブラケットの側面図及び平面図である。図12は、楔緊結式の手摺桟を手摺支持ブラケットの手摺受けユニットに取付ける態様を示す手摺受けユニットの部分平面図及び部分正面図である。図13は、楔緊結式の手摺桟を手摺支持ブラケットの手摺受けユニットに取付けた状態を示す仮設手摺の部分平面図及び部分正面図である。図14~図22は、図8~図13に示す手摺支持ブラケット及び手摺桟の各種使用形態を例示する仮設足場の部分側面図、部分平面図、部分正面図等の図である。本実施例において、前述の参考例の各構成要素又は構成部材と実質的に同一又は同等の構成要素又は構成部材には、同一の参照符号が付されている。
前述の参考例と同様、仮設手摺10を構成する手摺支持ブラケット1(以下、「ブラケット1」という。)は、上下の手摺桟8、9(図13~20)を支持又は支承する手摺受けユニット2と、手摺受けユニット2に連結された上下一対の水平支持ユニット3と、水平支持ユニット3の基端部(足場側端部)に一体的に連結された建地取付けユニット4とから構成される。水平支持ユニット3及び建地取付けユニット4の構成及び構造は、参考例において既に説明した構成及び構造と実質的に同一であるので、参考例に関する上記説明を援用することにより、重複する説明を省略し、以下、手摺受けユニット2及び手摺桟8、9の構成及び構造について説明する。
本実施例の仮設手摺10は、楔緊結式足場用の布材を手摺桟9として使用する使用形態と、単管を手摺桟8として使用する使用形態とを選択的に実施し得る構成を有する。殊に、本例の仮設手摺10を楔緊結式足場に設置する場合には、手摺桟9として、楔緊結式足場用の布材を使用することが可能であり、従って、本例の仮設手摺10は、部品又は部材の品種や、部材数又は部品点数の増大に伴う資材管理の煩雑化等を防止し、資材管理を簡素化する上で極めて有利である。
図8~図10に示す如く、本例の手摺受けユニット2は、前述の参考例と同様、手摺桟8、9を支持又は支承するための上下一対の金属製(例えば、鋼製)支持具21と、上下の支持具21を一体的に相互連結する金属製(例えば、鋼製)の縦管22とを備える。各支持具21は、仮設足場の側に向かって開口した断面溝形の金属製部品(例えば、鋼製部品)である。このような手摺受けユニット2の基本構成においては、本例の手摺受けユニット2は、前述の参考例と類似する。しかしながら、本例の手摺受けユニット2においては、支持具21は、前述の参考例のピン形係止具23に換えて、支持具21の上面に一体的且つ上向きに突設された円形断面且つ中空の短柱11と、短柱11に外装した円筒形の楔緊結式短管12と、短管12の上側において短柱11に外装した円筒形のクランプ緊結用短管13と、短管13及び短柱11を実質的に水平に貫通して短管13を短柱11に対して固定するピン形固定具14とを備える。短管12は、支持具21の上面および短柱11の外周面によって支持又は支承された円筒形の楔緊結式短管を構成する。短管13は、短柱11を挿通可能又は挿入可能な円筒形の鞘管を構成し、短管12の上端面及び短柱11の外周面によって支持又は支承される。例えば、短柱11及び短管13は、金属製(例えば、鋼製)管材の加工品であり、短管12の管体部分15も又、金属製(例えば、鋼製)管材の加工品である。ピン形固定具14は、例えば、金属製の薄平リベット(M10)である。本例において、短柱11の外径は40mmに設定され、短管12、13の外径及び内径は、48.6mm及び43.8mmに夫々設定される。本例において、短柱11及び短管12、13の高さ寸法は夫々、115mm、50mm及び55mmに設定される。なお、支持具21には、図9に示す如く、補強用の金属製(例えば、鋼製)スチフナ29を適宜配設しても良い。スチフナ29は、例えば、図8(A)及び図8(B)に破線で示す如く、支持具21の両側の縁部に配設される。所望により、伸縮ロッド32の引き込み時に生じ得る締付け具35との干渉を回避するための凹所29aがスチフナ29に形成される。
短管12は、短管13及び支持具21の間において上下動を拘束される一方、短柱11の外周において自由回転又は遊動回転する。短管12は、楔緊結式の緊結部を構成する楔緊結式フランジ部16を有する。フランジ部16は、一般に楔緊結式足場の支柱に等間隔に配設される金属製(例えば、鋼製)の楔緊結式フランジを部分的に切除してなる金属加工品であり、汎用の楔緊結式足場用布材を楔結合可能な一対の楔孔又は楔開口17(以下、「楔孔17」という。)を有する。楔孔17は、短柱11の中心線に対して線対称の形態及び位置に形成される。楔孔17は、フランジ部16とともに楔結合式の緊結部を構成する。前述の参考例と同様、水平支持ユニット3の全長L1は、可変設定することができ、ブラケット1の張り出し長XLは、例えば、最大500mm(XLmax)、最小300mm (XLmin)の範囲内の任意の寸法に可変設定することができる。図11には、張り出し長XLを最小寸法XLminに設定したブラケット1の状態が示されている。
図12に示す如く、手摺桟9は、楔緊結式足場用の布材からなり、楔緊結式係合部92を両端部に有する金属製(例えば、鋼製)の管材91と、フランジ部16の楔孔17に圧入可能な楔部材93とから構成される。楔部材93は、楔孔17に整合した状態で工具(図示せず)によって打撃され、工具の打撃力VFにより楔孔17に圧入してフランジ部16に楔結合する。図13及び図14には、上下二段の手摺桟9の各係合部92を上下の支持具21の各フランジ部16に夫々楔結合し、手摺桟9をブラケット1の各スパン間領域に上下二段に架設した状態が示されている。前述の参考例と同様、ブラケット1及び手摺桟9からなる仮設手摺10は、本設手摺の設置又は復旧までの工期中、建築物Aの開口部又は開放領域において過渡的な安全手摺として機能する。
前述の参考例と同様、締付け具35の締付け力を解放して伸縮ロッド32を固定管31内に完全に引き込み、ブラケット1の張り出しXLを大きく短縮させた状態が図15に示されている。手摺桟8は、ベランダBの床Fの直上領域から足場側に退避し、この状態において、建築物Aの本設手摺Dが床Fの先端部に恒久的に設置される。手摺桟8及びブラケット1は、仮設足場Sの解体・撤去時に仮設足場Sと一緒に解体・撤去される。
前述の参考例と同様、仮設手摺10の他の退避手段として、図16(A)に示す如く、建地Pに対するブラケット1の取付け方向を変更し、ブラケット1を平面視傾斜方向に設置し直し、これにより、仮設手摺10を足場側に退避させても良い。所望により、ブラケット1を平面視傾斜方向に転向するとともに、上記の如く伸縮ロッド32を固定管31内に引き込んでブラケット1を短縮させても良い。ブラケット1の取付け角度の変更と、ブラケット1の短縮とによって仮設手摺10を大きく足場側に退避させた状態が図16(B)に示されている。
図17~図20には、単管足場からなる仮設足場Sにブラケット1を取付けた状態が示されている。この使用例においては、単管足場において使用される管材、即ち、単管を手摺桟8として好適に使用し得る。直交クランプ18が上下の支持具21の各短管13に夫々緊結され、単管からなる手摺桟8が各直交クランプ18に緊結される。手摺桟8は、ブラケット1の各スパン間領域に上下二段に架設される。図18及び図19に示す如く、ブラケット1及び手摺桟8からなる仮設手摺10は、本設手摺の新設又は復旧までの工期中、建築物Aの開口部又は開放領域において過渡的な安全手摺として機能する。ブラケット1の張り出し長XLを短縮して仮設手摺10を足場側に退避させた後、建築物Aの本設手摺Dを床Fの先端部に恒久的に設置した状態が図20に示されている。手摺桟8及びブラケット1は、仮設足場Sの解体・撤去時に仮設足場Sと一緒に解体・撤去される。なお、仮設手摺10の他の退避手段として、クランプ5、18の締付け力を過渡的に解放して、建地Pに対するブラケット1の取付け方向を変更しても良い。所望により、短柱11の上端部に鍔又はカラーを一体的に配設し、短管13を短柱11に対して自由回転可能又は遊動回転可能に外装し、水平支持ユニット3と手摺桟8とを平面視において角度変更可能に連結しても良い。
図21には、枠組足場からなる仮設足場Sに対して本例のブラケット1を取付けた状態が示されている。この使用例においては、楔緊結式足場用の布材が手摺桟9として使用され、或いは、単管が手摺桟8として使用される。図21には、楔緊結式足場用の布材からなる手摺桟9をブラケット1の各スパン間領域に上下二段に架設した状態が示されている。図22には、ブラケット1の張り出し長XLを短縮させ、仮設手摺10を足場側に退避させた後、建築物Aの本設手摺Dを床Fの先端部に恒久的に設置した状態が示されている。手摺桟8及びブラケット1は、仮設足場Sの解体・撤去時に仮設足場Sと一緒に解体・撤去される。
以上、本発明の好適な実施例について詳細に説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の範囲内で種々の変形又は変更が可能である。
例えば、上記実施例の手摺支持ブラケットにおいては、手摺受けユニットの支持具及び建地取付けユニットの連結具は、溝形断面の金属部材であるが、支持具及び/又は連結具を足場側又は上下方向に開口した断面L形又はボックス形の金属部材によって形成しても良い。所望により、スチフナ、補強リブ等の補強手段によって支持具及び/又は連結具を適宜補強しても良い。
また、上記実施例に係る仮設手摺は、建築物のベランダに設置したものとして説明したが、本発明の仮設手摺は、施工中の建築物のバルコニー、マシンハッチ、機材等搬入・搬出口等の開口部又は開放領域に適宜設置し、或いは、作業の安全性を確保すべく仮設手摺を要する施工中の土木構造物やプラント設備等の開口部又は開放領域などに適宜設置することができる。
更に、上記実施例では、手摺支持ブラケットは、主として鋼製部品又は部材を組み付けた構成を有するが、手摺支持ブラケットは、アルミ製部品、アルミ成形部材等の比較的軽量な金属部品又は部材の組立体として製作しても良い。
また、上記実施例に係る仮設手摺は、短柱の楔緊結式緊結部としてフランジ部(鍔部)を用いた構成のものであるが、支柱ポケット部(ボックス部)等の他の形式の緊結部を短柱の緊結部として採用しても良く、手摺桟側の楔緊結式係合具についても、上記実施例の構造に限定されるものではなく、他の形式の楔緊結式係合部を備えた楔緊結式足場の布材等を手摺桟として採用しても良い。
更には、上記実施例の建地取付けユニットは、単クランプによって仮設足場の建地(支柱又は脚柱等)に連結されるが、他の形式のクランプ又は緊結手段(楔緊結構造等)によって仮設足場の建地等に建地取付けユニットを連結することも可能である。
更に又、上記実施例では、上下の連結具同士を縦管によって一体的に相互連結しているが、変形例として、上下の固定管同士を縦管等によって一体的に相互連結しても良く、また、他の変形例として、上側の連結具と下側の固定管とを一体的に連結し、或いは、上側の固定管と下側の連結具とを一体的に連結しても良い。
本発明に係る仮設手摺は、建築物又は構造物の建設工事において使用される枠組足場、楔緊結式足場及び単管足場等の仮設足場において好適に使用し得る。本発明は殊に、施工中の建築物又は構造物の開口部又は開放領域に過渡的に手摺を設置すべく、仮設足場から建築物又は構造物に向かって張り出して設置される仮設手摺及びその設置方法に好ましく適用し得る。本発明によれば、手摺桟の強度又は耐力を向上することができ、殊に、仮設手摺を楔緊結式足場に設置する場合には、仮設手摺設置作業の作業効率を向上するとともに、仮設資材の資材管理を簡素化することが可能となるので、その実用的効果は、顕著である。
1 手摺支持ブラケット(仮設手摺用ブラケット)
2 手摺受けユニット
3 水平支持ユニット
4 建地取付けユニット
5 単クランプ(仮設工事用クランプ)
7、8、9 手摺桟
10 仮設手摺
11 短柱
12 楔緊結式短管
13 クランプ緊結用短管(鞘管)
14 ピン形固定具
16 楔緊結式フランジ部(緊結部)
17 楔孔又は楔開口(緊結部)
18 直交クランプ(仮設工事用クランプ)
21 支持具
22 縦管
23 ピン形係止具
25 溝内空間
26 鉛直端壁
28 単クランプ(仮設工事用クランプ)
29 スチフナ
31 固定管
32 伸縮ロッド
33、34 円形開口
35 締付け具
41 連結具
42 縦管
71 係止部
91 管材
92 楔緊結式係合部
93 楔部材
A 建築物
B ベランダ
D 本設手摺
F ベランダの床構造体
P 建地
S 仮設足場
XL 張り出し長
L1、L2、L3 全長
ΔL 伸長寸法

Claims (16)

  1. 仮設足場(S)の建地(P)に取付けられる仮設手摺用ブラケット(1)と、隣り合う仮設手摺用ブラケットの間に架設される手摺桟(9)とを有する仮設手摺(10)において、
    平面視おいて回転可能に前記仮設手摺用ブラケットに支承又は支持された楔緊結式の緊結部材(12,16,17)と、
    前記手摺桟(9)の各端部に設けられ、隣り合う前記ブラケットに夫々設けられた前記緊結部材に対して楔結合又は楔緊結可能な楔結合式又は楔緊結式の係合手段(92,93)とを含み、
    隣り合う前記ブラケットの各緊結部材に対して前記手摺桟(9)の各端部の前記係合手段を夫々楔結合又は楔緊結し、これにより、隣り合う前記ブラケットの間に前記手摺桟を架設するようにしたことを特徴とする仮設手摺。
  2. 前記ブラケットは、前記手摺桟を支持又は支承する手摺受けユニット(2)と、伸縮構造を有する支持ユニット(3)と、仮設足場の建地(P)に取付け可能な建地取付けユニット(4)とから構成されることを特徴とする請求項1に記載の仮設手摺。
  3. 前記手摺受けユニットは、前記ブラケットの手摺桟側端部に設けられた金属製支持具(21)と、該支持具の上面に一体的且つ上向きに突設された円形断面の金属製短柱(11)と、該短柱が貫通し又は挿入され、前記支持具の上面および前記短柱の外周面によって支持又は支承された円筒形の楔緊結式短管(12)とを有することを特徴とする請求項2に記載の仮設手摺。
  4. 前記手摺桟(9)は、楔緊結式係合部(92,93)を各端部に備えた楔緊結式足場用の楔緊結式布材からなり、前記楔緊結式短管は、支持具の上面および短柱の外周面によって回転可能に支持又は支承されることを特徴とする請求項3に記載の仮設手摺。
  5. 前記手摺受けユニットは、前記短柱を挿通可能又は挿入可能な円筒形の鞘管(13)を更に有し、該鞘管は、前記短管の上端面及び前記短柱の外周面によって支持又は支承されることを特徴とする請求項3又は4に記載の仮設手摺。
  6. 前記鞘管は、仮設工事用クランプ(18)を緊結可能な外周面を有し、手摺桟を構成する単管が前記クランプによって前記鞘管に一体的に連結されることを特徴とする請求項5に記載の仮設手摺。
  7. 前記手摺桟(9)は、楔緊結式の係合手段(92,93)を各端部に有する金属製の管材(91)からなり、該管材の係合手段を前記短管の緊結部(16,17)に楔結合又は楔緊結することにより、隣り合う仮設手摺用ブラケットの間に架設されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の仮設手摺。
  8. 施工中の建築物又は構造物(A)の開口部又は開放領域に過渡的に手摺を設置すべく、該開口部又は解放領域に設置されたことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の仮設手摺。
  9. 請求項2乃至6のいずれか1項に記載された仮設手摺を前記建築物又は構造物(A)の開口部又は開放領域に設置する仮設手摺の設置方法において、
    前記支持ユニット(3)の伸縮構造による該支持ユニットの全長(L1)の短縮、及び/又は、前記建地(P)に対する前記建地取付けユニット(4)の過渡的な緊結力解放状態又は係合離脱状態を利用した前記仮設手摺用ブラケットの張り出し方向の転向又は変更により、前記手摺桟(8,9)を足場側に退避させ、前記開口部又は開放領域に対する本設手摺の設置を可能にすることを特徴とする仮設手摺の設置方法。
  10. 請求項6に記載された仮設手摺を前記建築物又は構造物(A)の開口部又は開放領域に設置する仮設手摺の設置方法において、
    楔緊結式足場に該仮設手摺を設置するとき、該楔緊結式足場の支柱を相互連結する布材と同じ布材を前記手摺桟(9)として前記仮設手摺用ブラケットの間に架設し、
    単管足場に前記仮設手摺を設置するとき、前記鞘管に取付けられた前記クランプ(18)によって単管を前記手摺桟(8)として前記仮設手摺用ブラケットの間に架設することを特徴とする仮設手摺の設置方法。
  11. 前記仮設手摺用ブラケットを前記仮設足場(S)の腕木方向又は梁間方向に配向した仮設手摺の設置状態において、前記支持ユニットの最伸長時における仮設手摺の張り出し寸法XLmaxと、該支持ユニットの最短縮時における仮設手摺の張り出し寸法XLminとの比として定義される寸法比XLmin/XLmaxが、0.55~0.7の範囲内の値に設定されることを特徴とする請求項9又は10に記載の設置方法。
  12. 前記支持ユニットの最伸長時における前記張り出し寸法XLmaxは、40cm~60cmの範囲内の値に設定され、該支持ユニットの最短縮時における仮設手摺の張り出し寸法XLminは、22cm~40cmの範囲内の値に設定されることを特徴とする請求項11に記載の設置方法。
  13. 施工中の建築物又は構造物(A)の開口部又は開放領域に過渡的に手摺を設置すべく、仮設足場(S)から張り出して設置される仮設手摺用ブラケット(1)であって、仮設手摺(10)を構成する手摺桟(9)を支持又は支承する仮設手摺用ブラケットにおいて、
    前記仮設手摺用ブラケットは、手摺桟を支持又は支承する手摺受けユニット(2)と、伸縮構造を有する支持ユニット(3)と、仮設足場の建地(P)に取付け可能な建地取付けユニット(4)とから構成され、
    前記手摺受けユニットは、楔緊結式の係合手段(92,93)を各端部に有する前記手摺桟(9)と楔結合又は楔緊結することにより、隣り合う前記ブラケットの間に前記手摺桟を架設すべく、前記手摺桟の係合手段に対して楔結合又は楔緊結可能な楔緊結式の緊結部(16,17)を有することを特徴とする仮設手摺用ブラケット。
  14. 前記手摺受けユニットは、前記支持ユニットの手摺桟側端部に連結された金属製支持具(21)と、前記支持具の上面に一体的且つ上向きに突設された円形断面の金属製短柱(11)と、該短柱が貫通し又は挿入され、前記支持具の上面および前記短柱の外周面によって支持又は支承された円筒形の短管(12)とを有し、
    前記緊結部(16,17)は、該短管に設けられることを特徴とする請求項13に記載の仮設手摺用ブラケット。
  15. 前記手摺受けユニットは、前記短柱を挿通可能又は挿入可能な円筒形の鞘管(13)を更に有し、該鞘管は、前記短管の上端面及び前記短柱の外周面によって支持又は支承されることを特徴とする請求項14に記載の仮設手摺用ブラケット。
  16. 前記鞘管は、仮設工事用クランプ(18)を緊結可能な外周面を有し、手摺桟を構成する単管が前記クランプによって前記鞘管に一体的に連結されることを特徴とする請求項15に記載の仮設手摺用ブラケット。
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