JP2022176072A - 組み立て式ストレージラック - Google Patents

Abstract

【課題】組み立て式ストレージラックを提供する。【解決手段】組み立て式ストレージラックは、二重サイドフレーム、連結留め具、ストレージ層及びビーム構造を含む。二重サイドフレームは、第１直立ロッド、第２直立ロッド及び水平ロッドを含む。連結留め具は、本体部、２つの側辺部、嵌合孔、フック構造を含む。ストレージ層は、ビーム構造に設置される。ビーム構造は、ビーム及びビーム接続留め具を含み、ビーム接続留め具は、ビームフック構造を含む。ビームフック構造は、フック構造に固定され、ビーム構造を連結留め具に接続させる。【選択図】図１

Description

本発明は、ストレージラック、特に、組み立て式ストレージラックに関する。

組み立て式家具は、住宅、オフィス又は作業場の必要に応じて任意に組み合わせて適切な形状、寸法にすることができ、且つ輸送及び保管に便利であるために益々人気が高まっている。

組み立て式ストレージラック等の組み立て式家具は、管部材と水平棚の間がネジ、ボルト等で固定されているものがある。例えば、左右の２つの二重サイドフレームの間にストレージ層を架設し、二重サイドフレームを有するストレージラックを構成する。この二重サイドフレームは、前後にそれぞれ２本の左右に並列された直立ロッドと、少なくとも２本の上下に設置された水平状の鉄線を含み、鉄線の前後両端は、それぞれ前後に位置する直立ロッドと１つに溶接される。この二重サイドフレームの組み立て式ストレージラックは、主に木製板上の固定用鉄板を水平状鉄線に引っ掛け、二重サイドフレームの後端に交差状の牽引線構造を架設し、層フレーム全体を固定する。組み立てて使用する時には補助工具が必要で、組み立て及び使用に不便がある。

従って、従来の方法が直面する問題をどのように改善するかは、業界が解決しなければならない課題の１つになっている。

本開示は、従来技術の交差状の牽引線構造に代わってビーム構造を用い、組み立てに工具を必要とせずに、構造全体が簡単で安定性を有する目的を達成し、且つ組み立てが容易で全体的に柔軟性の高い組み立て式ストレージラックを提供する。また、連結留め具は、二重サイドフレームの第１直立ロッド又は第２直立ロッドの一方に取り付けるだけで、組み立てを行うことができ、これにより、連結留め具を製作するコストを効果的に低減することができる。

本開示の一実施形態は、少なくとも２つの二重サイドフレーム、複数の連結留め具、複数のストレージ層及び複数のビーム構造を含む組み立て式ストレージラックを提供する。各二重サイドフレームは、２つの直立ロッドアセンブリ及び複数の水平ロッドを含み、水平ロッドは、これら直立ロッドアセンブリの間に配置される。直立ロッドアセンブリは、第１直立ロッド及び第２直立ロッドを含み、第１直立ロッド及び第２直立ロッドが並列に設置され、水平ロッドの両端は、それぞれ第１直立ロッド及び第２直立ロッドの間にそれぞれ固定される。連結留め具は、本体部と、第１側辺部と、第２側辺部と、嵌合穴と、少なくとも１つのフック構造とを含む。本体部の両側がそれぞれ延伸して第１側辺部及び第２側辺部を形成し、フック構造は、対応する第１側辺部に設置され、嵌合穴は、前記第２側辺部に設置される。第２側辺部は、第１直立ロッドと第２直立ロッドとの間に挿入され、且つ水平ロッドは、対応する嵌合穴を嵌合され、本体部及び第１側辺部をそれぞれ第１直立ロッド又は第２直立ロッドの外側に位置させる。各ストレージ層は、それぞれこれら二重サイドフレームの間に位置し、ストレージ層は、対応するビーム構造に設置される。各ビーム構造は、ビーム及び２つのビーム接続留め具を含み、各ビーム接続留め具は、対応するビームの両側にそれぞれ接続され、各ビーム接続留め具は、少なくとも１つのビームフック構造を含み、各ビームフック構造は、対応するフック構造に固定され、ビーム構造を対応する連結留め具に接続させる。

一実施形態において、前記連結留め具は、第１連結留め具及び第２連結留め具を含み、第１連結留め具及び第２連結留め具は、それぞれ凸部及び凹部を含み、凸部は、本体部に接続され、且つ凸部は、本体部の一側に突出し、凹部は、凸部に隣接し、第１連結留め具の凸部は、第２連結留め具の凹部と結合し、第１連結留め具の凹部は、第２連結留め具の凸部と結合し、第１連結留め具及び前記第２連結留め具を1つに組み立てさせる。

一実施形態において、前記組み立て式ストレージラックは、複数の嵌合部を更に含む。嵌合部は、ビームに接続される。

一実施形態において、前記組み立て式ストレージラックは、付属品を更に含む。付属品は、複数のフック部を含み、フック部は、嵌合部に固定される。

一実施形態において、前記組み立て式ストレージラックは、複数の位置決め差し込み溝を更に含む。位置決め差し込み溝は、これら嵌合物の間、嵌合部と対応するビーム接続留め具との間、又は、ビーム接続留め具内に設けられ、これら位置決め差し込み溝は、対応する少なくとも１つの仕切り部材をクランプし、各仕切り部材をストレージ層上の位置に位置決めする。

一実施形態において、前記仕切り部材は、引き出しキャビネット、ドアキャビネット又は収納キャビネットを構成する。

一実施形態において、前記フック構造は、側辺部の嵌合孔である。

上記に基づき、本開示が提供する組み立て式ストレージラックは、組み立てに工具を必要とせずに、ビーム構造の設計を用い、二重サイドフレームの連結留め具のフック構造と連携して互いに固定し、接合の目的を達成し、ビーム構造によって組み立て式ストレージラック全体を安定させ、従来技術の交差状の牽引線構造を必要としない。

また、本開示の連結留め具は、二重サイドフレームの第１直立ロッド又は第２直立ロッドの一方に取り付けるだけで、組み立てを行うことができ、これにより、連結留め具を製作するコストを効果的に低減することができる。

また、ビーム構造は、フック機能を備え、実際の必要に応じて付属品を追加し、組み立て式ストレージラック全体の組み立てをより柔軟にさせることができる。

本開示の組み立て式ストレージラックの実施形態の説明図である。 本開示の二重サイドフレームの組み立て前の一実施形態の説明図である。 図２の領域Ａ２１の部分拡大図である。 図２の領域Ａ２２の別の視角の説明図である。 連結留め具の一実施形態の説明図である。 図３Ｃの別の視角の説明図である。 図１の第１ストレージ層及びビーム構造の説明図である。 図４Ａの領域Ａ３の部分拡大図である。 図１の組み立て式ストレージラックにおける第１ストレージ層及び二重サイドフレームの組み立て過程の説明図である。 図５Ａの領域Ａ４の部分拡大図である。 図５Ｂの別の視角の説明図である。 図１の二重サイドフレームの組み立て過程の説明図である。 図６Ａの領域Ａ５の部分拡大図である。 図６Ａの領域Ａ６の部分拡大図である。 ビーム構造の一実施形態の分解説明図である。 付属品と嵌合部の結合の一実施形態の説明図である。 付属品の嵌合部の結合の別の実施形態の説明図である。 本開示の組み立て式ストレージラックの組み立て過程の説明図である。

本開示をより分かり易くするため、以下に実施形態を挙げ、図面を合わせて詳細に説明する。

以下で図面及び実施形態を組み合わせて、本開示の具体的実施方式を更に説明する。以下の実施形態は、本開示の技術案をより明確に説明することに用いるのみであり、それにより本開示の保護範囲を制限するものではない。

各実施形態の説明において、いわゆる「第１」、「第２」は、異なる要素を説明するために使用され、これらの要素は、そのような述語によって制限されないことに留意されたい。各実施形態の説明において、いわゆる「結合」又は「接続」は、２つ以上の要素が互いに直接物理的又は電気的に接触するか、間接的に互いに物理的又は電気的に接触することを指すことができ、「結合」又は「接続」は、２つ以上の要素の相互操作又は動作を指すこともできる。

また、説明の便宜及び明確さのために、図面中の各要素の厚さ又はサイズは、当業者の理解及び閲覧のために、誇張又は省略又は概略して表示され、且つ各要素のサイズは実際のサイズではなく、本開示の実施条件を限定するものではなく、故に技術上の実質的意義を備えず、如何なる構造の修飾、比率関係の変更又は大きさの調整も、本開示が発生する効果及び達成する目的に影響を及ぼさない状況において、依然として本開示が開示する技術内容が含む範囲内に含まれるべきである。全ての図面において、同じ符号が、同じ又は類似の要素を表すことに用いられる。

図１は、本開示の組み立て式ストレージラックの実施形態の説明図である。図１を参照し、本実施形態において、組み立て式ストレージラック１００は、少なくとも２つの二重サイドフレーム１１０（例えば、図１では４つの二重サイドフレーム１１０を有する）、複数の連結留め具１２０、ストレージ層（例えば、第１ストレージ層１３０Ａ、第２ストレージ層１３０Ｂ及び第３ストレージ層１３０Ｃ等の複数種の異なるストレージ層のうちの１つ又は任意の組み合わせ）、ビーム構造（例えば、ビーム構造１５０Ａ、１５０Ｂ、１５０Ｃ又は１５０Ｄのうちの１つ又は任意の組み合わせ）を備え、これにより多種の異なる組み合わせの組み立て式ストレージラックを構成することができる。

本開示の二重サイドフレーム１１０、第１ストレージ層１３０Ａ、第２ストレージ層１３０Ｂ及び第３ストレージ層１３０Ｃ等の複数種の異なる形態のストレージ層の数、関連する連結留め具１２０及びビーム構造１５０Ａ、１５０Ｂ、１５０Ｃ、１５０Ｄは、実際の状況に応じて調整することができる。例えば、左右２つの二重サイドフレーム１１０の間において、ビーム構造（例えば、ビーム構造１５０Ａ、１５０Ｂ、１５０Ｃ、１５０Ｄ）の設置によって連結留め具１２０のフック構造Ｃ１、Ｃ２の互いの係合を組み合わせ、並びにストレージ層（例えば、第１ストレージ層１３０Ａ、第２ストレージ層１３０Ｂ又は第３ストレージ層１３０Ｃの異なる種類又は同じ種類の組み合わせのストレージ層）を対応して設置し、当該組み立て式ストレージラックが一列且つ少なくとも一層のストレージ層を有するように形成する。即ち、本開示は、工具を必要としない組み立て方式で、二重サイドフレーム１１０、ビーム構造（例えば、ビーム構造１５０Ａ、１５０Ｂ、１５０Ｃ、１５０Ｄ）、及び連結留め具１２０によって接合組み立ての目的を達成することができ、且つビーム構造（例えば、ビーム構造１５０Ａ、１５０Ｂ、１５０Ｃ、１５０Ｄ）が組み立て式ストレージラック全体を安定して固定することができ、従来技術の交差状の牽引ワイヤ構造を必要としない。

一実施形態において、本開示は、少なくとも１種の付属品（例えば、スライド構造２７０、引き出しレール構造３８０等）を設置することで、本開示の組み立ての柔軟性を向上することができる。他の実施形態では、二重のサイドフレーム１１０に脚柱１６０を増設することによって、組み立て式ストレージラック１００全体の安定性を高めることができる。

図１を例とし、左から右へ順に第１列ＬＬ１、第２列ＬＬ２及び第３列ＬＬ３であり、そのうちの第１列ＬＬ１は、４層を有し、第２列ＬＬ２は、３層を有し、第３列ＬＬ３は、５層を有する。一実施形態において、コネクタ５０１０の組み立てによって、第１列ＬＬ１、第２列ＬＬ２及び第３列ＬＬ３における二重サイドフレーム１１０の高さを上げることができる。なお、本開示の組み立て式ストレージラック１００には、例えば、第１ストレージ構造体Ｍ１、第２ストレージ構造体Ｍ２、第３ストレージ構造体Ｍ３、引き出しＭ４、収納バスケットＭ５、引き出しＭ６、収納ボックスＭ４、箱体Ｍ８、引き戸Ｍ９等を取り付けることができる。

図２は、本開示の二重サイドフレームの組み立て前の一実施形態の説明図である。図３Ａは、図２の領域Ａ１の部分拡大図である。図３Ｂは、領域Ａ２２の別の視角の説明図である。図３Ｃは、連結留め具の一実施形態の説明図である。図３Ｄは、図３Ｃの別の視角の説明図である。図１～図３Ｄを参照する。本実施形態では、各二重サイドフレーム１１０は、２つの直立ロッドアセンブリＰ１、Ｐ２及び複数の水平ロッド１１６を含む。これらの水平ロッド１１６は、この２つの直立ロッドアセンブリＰ１、Ｐ２の間に上から下に配置され、直立ロッドアセンブリＰ１、Ｐ２は、それぞれ、第１直立ロッド１１２及び第２直立ロッド１１４を含み、第１直立ロッド１１２及び第２直立ロッド１１４は、並列に設置されて直立ロッドアセンブリＰ１又は直立ロッドアセンブリＰ２を形成し、水平ロッド１１６の両端は、それぞれ、第１直立ロッド１１２と第２直立ロッド１１４との間に固定され、ここで、第１直立ロッド１１２と第２直立ロッド１１４との間は、水平ロッド１１６の両端を挿入させる空間を有する。

本実施形態では、各連結留め具１２０は、本体部１２２と、第１側辺部１２４Ａ、第２側辺部１２４Ｂと、嵌合穴Ｇ１と、２つのフック構造Ｃ１、Ｃ２とを含む。本体部１２２の両側は、それぞれ第１側辺部１２４Ａ及び第２側辺部１２４Ｂが形成され、各フック構造Ｃ１、Ｃ２は、第１側辺部１２４Ａに設置され、即ち、本体部１２２の一側辺にフック構造Ｃ１、Ｃ２が設置され、且つ第１側辺部１２４Ａは、位置（例えば、高さ）が異なる２つのフック構造Ｃ１、Ｃ２を有し、即ち、本開示の本体部１２２の一側辺部に２つのフック構造Ｃ１、Ｃ２が設置されるが、フック構造Ｃ１、Ｃ２の数は、実際の必要に応じて選定することができ、例えば、フック構造Ｃ１、Ｃ２は、第１側辺部１２４Ａにおける嵌合孔であり、フック構造Ｃ１は、第１側辺部１２４Ａの１つの辺縁において凹んで１つの嵌合孔を形成することができ、同様に、フック構造Ｃ２は、第１側辺部１２４Ａの側辺において突出して延伸して１つの嵌合孔を形成することができるが、本開示は、これに制限するものではなく、フック構造Ｃ１、Ｃ２の数とその位置は、実際の必要に応じて選択することができる。本実施形態では、嵌合穴Ｇ１は、第２側辺部１２４Ｂに設置され、嵌合穴Ｇ１は、第２側辺部１２４Ｂにおける１つの嵌合孔であり、第２側辺部１２４Ｂは、第１直立ロッド１１２と第２直立ロッド１２４との間に挿入され、各水平ロッド１１６は、対応する嵌合穴Ｇ１を通過して設置され、本体部１２２及びそれと接続する第１側辺部１２４Ａは、それぞれ第２直立ロッド１１４の外側に位置し、即ち、本実施形態は、連結留め具１２０を第１直立ロッド１１２又は第２直立ロッド１１４に組み付けることによって１つの柔軟に用いることができる組み立て部材となる。

上述以外に、本開示は、連結留め具１２０のタイプを制限せず、他の実施形態では、連結留め具１２０は、凸部１２６を含み、凸部１２６は、本体部１２２に接続され、且つ凸部１２６は、本体部１２２の一側に突出する。

なお、図２に示すように、連結留め具１２０は、第１連結留め具１２０Ａ及び第２連結留め具１２０Ｂの二種を含み、二者の形態は、本体部１２２，第１側辺部１２４Ｂ、嵌合穴Ｇ１及び２つのフック構造Ｃ１、Ｃ２を含み、その構造形態は、前述のとおりである。また、本開示の第１連結留め具１２０Ａ及び第２連結留め具１２０Ｂは、互いに組み立てることができ、図３Ｃ及び図３Ｄに示すように、第１連結留め具１２０Ａの凸部１２６の位置は、第２連結留め具１２０Ｂの凸部１２６の位置と異なり、且つ第１連結留め具１２０Ａの凸部１２６に対応する第２連結留め具１２０Ｂの位置に凹部Ｇ２を含み、第２連結留め具１２０Ｂの凸部１２６と対応する第１連結留め具１２０Ａの位置に凹部Ｇ２を含む。第１連結留め具１２０Ａの凸部１２６は、第２連結留め具１２０Ｂの凹部Ｇ２と結合し、第１連結留め具１２０Ａの凹部Ｇ２は、第２連結留め具１２０Ｂの凸部１２６と結合し、第１連結留め具１２０Ａ及び第２連結留め具１２０Ｂを1つに組み立てさせる。

なお、図２に示すように、第１連結留め具１２０Ａは、二重サイドフレーム１１０の第２直立ロッド１１４に取り付けられ、第２連結留め具１２０Ｂは、二重サイドフレーム１１０の第１直立ロッド１１２に取り付けられ、即ち、本開示の連結留め具１２０は、二重サイドフレーム１１０の第１直立ロッド１１２又は第２直立ロッド１１４のうちの一方に取り付けるだけで、組み立てを行うことができ、これにより、連結留め具１２０を製作するコストを効果的に低減することができる。

本実施形態では、連結留め具１２０は、二重サイドフレーム１１０に向かって１つの取付方向Ｋを有し、凸部１２６及び第２側辺部１２４Ｂは、何れも本体部１２２が延伸した凸ブロックであり、且つ凸部１２６及び第２側辺部１２４Ｂは、本体部１２２の同じ側且つ異なる位置にある凸ブロックであり、ここで、第２側辺部１２４Ｂ及び第１側辺部１２４Ａは、それぞれ本体部１２２が取付方向Ｋに向かって延伸した凸ブロックであり、即ち、第１側辺部１２４Ａ及び第２側辺部１２４Ｂは、本体部１２２の表面から折れ曲がって形成され、本体部１２２の外観は、Ｕ字型を呈し、且つ第１側辺部１２４Ｂと第２側辺部１２４Ｂとの間に嵌合溝ＦＫを有する。一方で、凸部１２６は、本体部１２２の表面から延伸して形成され、即ち、凸部１２６の延伸方向は、第２側辺部１２４Ｂの延伸方向と異なる。

本実施形態では、嵌合溝ＦＫは、第２直立ロッド１１４及び第１直立ロッド１１２を嵌合させることに用いられ、即ち、嵌合溝ＦＫは、凹溝形状を有し、その形状は、第１直立ロッド１１２、第２直立ロッド１１４の形状と適合する。第１直立ロッド１１２、第２直立ロッド１１４の形状、寸法は、同じである。

図４Ａは、図１の第１ストレージ層及びビーム構造の説明図である。図４Ｂは、図４Ａの領域Ａ３の部分拡大図である。図５Ａは、図１の組み立て式ストレージラックにおける第１ストレージ層及び二重サイドフレームの組み立て過程の説明図である。図５Ｂは、図５Ａの領域Ａ４の部分拡大図である。図５Ｃは、図５Ｂの別の視角の説明図である。本実施形態では、第１ストレージ層１３０Ａの前後両側に対応するビーム構造１５０Ａをそれぞれ設置し、ビーム構造１５０Ａは、ビーム１５２及び２つのビーム接続留め具１５４を含み、各ビーム接続留め具１５４は、対応するビーム１５２の両側にそれぞれ接続される。本実施形態の各ビーム接続留め具１５４は、２つのビームフック構造Ｆ１、Ｆ２を含む。ビーム１５２は、第１水平状鉄線１５２Ａ、第２水平状鉄線１５２Ｂ及び複数の直立状鉄線１５２Ｃを含み、第１水平状鉄線１５２Ａ及び第２水平状鉄線１５２Ｂは、並列され且つ二者の間に間隔を有し、各直立状鉄線１５２Ｃは、それぞれ順に並べてられ、第１水平状鉄線１５２Ａと第２水平状鉄線１５２Ｂとの間に接続される。ビームフック構造Ｆ１、Ｆ２は、１つの係止ブロックであることができ、図５Ｂ又は図５Ｃに示すように、ビームフック構造Ｆ１、Ｆ２の位置は、フック構造Ｃ１、Ｃ２の位置に対応することができ、図５Ａに示すような第１ストレージ層１３０Ａ及びそれと接続するビーム構造１５０Ａを垂直に落下させる時、ビームフック構造Ｆ１、Ｆ２は、対応するフック構造Ｃ１、Ｃ２に固定され、ビーム構造１５０Ａを対応する連結留め具１２０に接続させ、第１ストレージ層１３０Ａを二重サイドフレーム１１０に取り付けさせる。同様に、ビーム構造１５０Ｂが垂直に落下する時、ビームフック構造Ｆ１、Ｆ２は、対応するフック構造Ｃ１、Ｃ２に固定され、ビーム構造１５０Ｂを対応する連結留め具１２０に接続させる。なお、ビーム構造１５０Ｂの構造は、ビーム構造１５０Ａに類似するため、繰り返し説明しない。同様に、第１列ＬＬ１における他の層も上記技術を用いて取り付けられることが類推できる。また、第１列ＬＬ１に第１ストレージ構造体Ｍ１、第２ストレージ構造体Ｍ２又は第３ストレージ構造体Ｍ３等を適切に取り付けることができ、その形態は、必要に応じて調整することができる。また、図１の第１列ＬＬ１は、コネクタ５０１０を有し、複数の固定長さの第１直立ロッド１１２及び第２直立ロッド１１４を組み立てることができ、二重サイドフレーム１１０全体の長さを長くさせることができる。当然ながら、実際上、第１直立ロッド１１２及び第２直立ロッド１１４の長さを直接長くすることもできるが、これは、輸送及び保管に不利になる恐れがあり、複数の固定長さの第１直立ロッド１１２及び第２直立ロッド１１４によって組み立てることで、取り付けの利便性を向上させることができる。

また、ビーム接続留め具１５４は、上記ビームフック構造Ｆ１、Ｆ２を除いて、本開示は、ビーム接続留め具１５４のタイプを制限せず、他の実施形態では、図４Ｂに示すように、ビーム接続留め具１５４は、ビーム本体部１５４Ａ及び第１側辺部１５４Ｂを含む。第１側辺部１５４Ｂは、ビーム本体部１５４Ａの一側に垂直に接続され、ビーム本体部１５４Ａの一側に第１側辺部１５４Ｂが折れ曲がって形成されているとみなすことができ、ビーム本体部１５４Ａの他側は、ビーム１５２に接続される。ビームフック構造Ｆ１、Ｆ２は、第１側辺部１５４Ｂの一側に接続され、第１側辺部１５４Ｂの一側にビームフック構造Ｆ１、Ｆ２が折れ曲がって形成されているとみなすことができる。このことから、第１側辺部１５４Ｂの両側にビームフック構造Ｆ１、Ｆ２及びビーム本体部１５４Ａがそれぞれ接続されることが分かる。

図６Ａは、図１の二重サイドフレームの組み立て過程の説明図である。図６Ｂは、図６Ａの領域Ａ５の部分拡大図である。図６Ｃは、図６Ａの領域Ａ６の部分拡大図である。図６Ａ～図６Ｃを参照し、図３Ｃ及び図３Ｄを合わせ、例えば、第１列ＬＬ１の近傍に第２列ＬＬ２を取り付ける場合、前述のとおり、本開示の連結留め具１２０は、二重サイドフレーム１１０の第１直立ロッド１１２又は第２直立ロッド１１４のうちの一方にのみ取り付け、この時、第２列ＬＬ２を取り付ける時、連結留め具１２０は、第１直立ロッド１１２又は第２直立ロッド１１４の他方に取り付ける。図６Ａ及び図６Ｂに示すように、第２連結留め具１２０Ｂは、二重サイドフレーム１１０の第１直立ロッド１１２に取り付けられるため、第１連結留め具１２０Ａを用いて二重サイドフレーム１１０の第２直立ロッド１１４に取り付けることができ、図３Ｃ及び図３Ｄの前述の説明に基づき、第１連結留め具１２０Ａ及び第２連結留め具１２０Ｂの二者が互いに１つに組み立てられることができる。

次に、図１に示すように、上述の第１連結留め具１２０Ａ又は第２連結留め具１２０Ｂを介して、ビーム構造１５０Ｃは、二重サイドフレーム１１０に結合されることができ、ビーム構造１５０Ｃの構造及び取付方法は、前述のビーム構造１５０Ａと同様であるため、ここでは再度記載しない。

一実施形態において、図１及び図７に示すように、ビーム構造１５０Ｄの構造は、前述のビーム構造１５０Ａ、１５０Ｂ、１５０Ｃの構造とやや異なる。ビーム構造１５０Ｄは、複数の嵌合部Ｆ４を含み、嵌合部Ｆ４は、ビーム１５２に接続し、図７に示すように、ビーム１５２は、中間に２つの嵌合部Ｆ４を有し、嵌合部Ｆ４は、嵌合孔Ｆ４１を有し、適時に付属品を引っ掛けて留めることができ、本開示の組み立ての柔軟性を向上させ、この２つの嵌合部Ｆ４の間に位置決め差し込み溝Ｋ２が設けられ、図７のビーム１５２は、両側に嵌合部Ｆ４が設けられ、嵌合部Ｆ４と対応するビーム接続留め具１５２との間に位置決め差し込み溝Ｋ３を形成する。

図８～図９を一実施形態とし、そのうちの図８は、図１のストレージバスケットＭ５のビーム構造１５０Ｄを取り付ける位置に対応し、図９は、図１の引き出しＭ４のビーム構造１５０を取り付ける位置に対応する。図８に示すように、スライド構造２７０は、付属品とすることができ、スライド構造２７０は、スライド溝２７３及び複数のフック部Ｆ５を含む。各フック部Ｆ５は、対応するスライド溝２７３にそれぞれ突出して設置される。フック部Ｆ５は、対応する嵌合部Ｆ４の嵌合孔Ｆ４１内に嵌合する。図９に示すように、引き出しレール構造３８０は、付属品とすることができ、引き出しレール構造３８０は、板体３８２、スライドレール及び複数のフック部Ｆ８を含む。他の実施形態において、スライド溝又は補助ホイール等の構造を適切に追加してもよい。各フック部Ｆ８は、板体３８２の表面に突出して設置される。フック部Ｆ８は、対応する嵌合部Ｆ４の嵌合孔Ｆ４１内に嵌合され、例えば、引き出し等の部材を取り付けさせる。

図１０は、本開示の組み立て式ストレージラックの組み立て過程の説明図である。図１０を参照し、第１仕切り部材Ｔ１、第２仕切り部材Ｔ２及び第３仕切り部材Ｔ３等の異なる位置に設置された仕切り部材を更に含む。第１仕切り部材Ｔ１及び２つの第２仕切り部材Ｔ２は、第２ストレージ層１３０Ｂ上にそれぞれ直立して設置され、第１仕切り部材Ｔ１及び２つの第２仕切り部材Ｔ２は、それぞれ距離を隔てており、且つ第１仕切り部材Ｔ１及び２つの第２仕切り部材Ｔ２は、引き出しレール、スライドレール等を設置することができる。第２ストレージ層１３０Ｂは、前述のストレージ層１３０Ａ、第３ストレージ層１３０Ｃの網状と異なり、平板状である。

本実施形態において、ビーム部材１５０Ｄが落下する時、例えば、前述の図７に示すような位置決め差し込み溝Ｋ２、Ｋ３は、第１仕切り部材Ｔ１及び第２仕切り部材Ｔ２をクランプすることができ、それにより第１仕切り部材Ｔ１及び第２仕切り部材Ｔ２の位置を位置決めし、このようにして、これら第１仕切り部材Ｔ１、第２仕切り部材Ｔ２及び第３仕切り部材Ｔ３は、引き出しキャビネットＢ１を構成することができ、即ち、本実施形態は、位置決め差し込み溝Ｋ２、Ｋ３を通じて、ロック方式を必要とせず、引き出しキャビネット、ドアキャビネット又は収納キャビネットとして取り付け、位置決めし、時間と労力の節約を達成することができる。他の実施形態では、第１仕切り部材Ｔ１、第２仕切り部材Ｔ２及び第３仕切り部材Ｔ３等の仕切り部材を通じて、収納キャビネットＢ２又はドアキャビネットＢ３等を構成することができ（図１を参照）、実際の状況に応じて選択することができる。

要約すると、本開示が提供する組み立て式ストレージラックは、組み立てに工具を必要とせずに、ビーム構造の設計を用い、二重サイドフレームの連結留め具のフック構造と連携して互いに固定し、接合の目的を達成し、ビーム構造によって組み立て式ストレージラック全体を安定させ、従来技術の交差状の牽引線構造を必要としない。

また、本開示の連結留め具は、二重サイドフレームにおける第１直立ロッド又は第２直立ロッドの一方に取り付けるだけで、組み立てを行うことができ、これにより、連結留め具を製作するコストを効果的に低減することができる。

また、本開示は、ビーム上の位置決め差し込み溝を通じて、ロック方式を必要とせず、引き出しキャビネット、ドアキャビネット又は収納キャビネットとして取り付け、位置決めし、時間と労力の節約を達成することができる。

本開示は、実施形態により上記のように開示しているが、本開示を限定することを意図するものではなく、当業者は、本開示の精神及び範囲から逸脱することなく、いくつかの変更及び修飾を行うことができ、故に本開示の保護範囲は、添付の特許請求の範囲に限定されるものを基準とするものである。

１００ 組み立て式ストレージラック
１１０ 二重サイドフレーム
１１２ 第１直立ロッド
１１４ 第２直立ロッド
１１６ 水平ロッド
１２０ 連結留め具
１２０Ａ 第１連結留め具
１２０Ｂ 第２連結留め具
１２２ 本体部
１２４Ａ 第１側辺部
１２４Ｂ 第２側辺部
１２６ 凸部
１３０Ａ 第１ストレージ層
１３０Ｂ 第２ストレージ層
１３０Ｃ 第３ストレージ層
１５０Ａ ビーム構造
１５０Ｂ ビーム構造
１５０Ｃ ビーム構造
１５０Ｄ ビーム構造
１５２ ビーム
１５２Ａ 第１水平鉄線
１５２Ｂ 第２水平鉄線
１５２Ｃ 直立状鉄線
１５４ ビーム接続留め具
１５４Ａ ビーム本体部
１５４Ｂ 第１側辺部
１６０ 脚柱
２７０ スライド溝構造
２７３ スライド溝
３８０ 引き出しレール構造
３８２ 板体
５０１０ コネクタ
Ａ３ 領域
Ａ４ 領域
Ａ５ 領域
Ａ２１ 領域
Ａ２３ 領域
Ｂ１ 引き出しキャビネット
Ｂ２ 収納キャビネット
Ｂ３ ドアキャビネット
Ｃ１ フック構造
Ｃ２ フック構造
Ｆ１ ビームフック構造
Ｆ２ ビームフック構造
Ｆ４ 嵌合部
Ｆ４１ 嵌合孔
Ｆ５ フック部
Ｆ８ フック部
ＦＫ 嵌合溝
Ｍ１ 第１ストレージ構造体
Ｍ２ 第２ストレージ構造体
Ｍ３ 第３ストレージ構造体
Ｍ４ 引き出し
Ｍ５ 収納バスケット
Ｍ６ 引き出し
Ｍ７ ストレージボックス
Ｍ８ 箱体
Ｍ９ 引き戸
Ｇ１ 嵌合穴
Ｇ２ 凹部
ＬＬ１ 第１列
ＬＬ２ 第２列
ＬＬ３ 第３列
Ｐ１ 直立ロッドアセンブリ
Ｐ２ 直立ロッドアセンブリ
Ｋ 取付方向
Ｔ１ 第１仕切り部材
Ｔ２ 第２仕切り部材
Ｔ３ 第３仕切り部材

Claims (7)

1. 少なくとも２つの二重サイドフレームと、複数の連結留め具と、複数のストレージ層と、複数のビーム構造と、を備える組み立て式ストレージラックであって、
   前記少なくとも２つの二重サイドフレームは、それぞれが２つの直立ロッドアセンブリ及び複数の水平ロッドを含み、各前記水平ロッドは、各前記直立ロッドアセンブリの間に配置され、各前記直立ロッドアセンブリは、第１直立ロッド及び第２直立ロッドを含み、前記第１直立ロッド及び前記第２直立ロッドは、並列に設置され、前記水平ロッドの両端は、前記第１直立ロッドと前記第２直立ロッドとの間にそれぞれ固定され、
   前記複数の連結留め具は、それぞれが、本体部と、第１側辺部と、第２側辺部と、嵌合穴と、少なくとも１つのフック構造とを含み、前記本体部の両側がそれぞれ延伸して前記第１側辺部及び前記第２側辺部を形成し、各前記フック構造は、対応する前記第１側辺部に設置され、前記嵌合穴は、前記第２側辺部に設置され、前記第２側辺部は、前記第１直立ロッドと前記第２直立ロッドとの間に挿入され、且つ各前記水平ロッドは、対応する前記嵌合穴に嵌合され、前記本体部及び前記第１側辺部をそれぞれ前記第１直立ロッド又は前記第２直立ロッドの外側に位置させ、
   前記複数のストレージ層は、各前記二重サイドフレームの間に位置し、
   各前記ストレージ層は、対応する前記ビーム構造に設置され、各前記ビーム構造は、ビーム及び２つのビーム接続留め具を含み、各前記ビーム接続留め具は、前記ビームの両側にそれぞれ接続され、各前記ビーム接続留め具は、少なくとも１つのビームフック構造を含み、各前記ビームフック構造は、対応する前記フック構造にそれぞれ固定され、各前記ビーム構造を対応する前記連結留め具に接続させる、組み立て式ストレージラック。
2. 前記連結留め具は、第１連結留め具及び第２連結留め具を含み、前記第１連結留め具及び前記第２連結留め具は、それぞれ凸部及び凹部を含み、前記凸部は、前記本体部に接続され、且つ前記凸部は、前記本体部の一側に突出し、前記凹部は、前記凸部に隣接し、前記第１連結留め具の前記凸部は、前記第２連結留め具の前記凹部と結合し、前記第１連結留め具の前記凹部は、前記第２連結留め具の前記凸部と結合し、前記第１連結留め具及び前記第２連結留め具を1つに組み立てさせる、請求項１に記載の組み立て式ストレージラック。
3. 複数の嵌合部を更に含み、各前記嵌合部は、前記ビームに接続される、請求項２に記載の組み立て式ストレージラック。
4. 複数のフック部を含む付属品を更に含み、各前記フック部は、対応する前記嵌合部に固定される、請求項３に記載の組み立て式ストレージラック。
5. 前記複数の嵌合部の間、各前記嵌合部と対応する前記ビーム接続留め具との間、又は、前記ビーム接続留め具内に設けられる複数の位置決め差し込み溝を更に含み、各前記位置決め差し込み溝は、対応する少なくとも１つの仕切り部材をクランプし、各前記仕切り部材を前記ストレージ層上の位置に位置決めする、請求項３に記載の組み立て式ストレージラック。
6. 前記複数の仕切り部材は、引き出しキャビネット、ドアキャビネット又は収納キャビネットを構成することができる、請求項５に記載の組み立て式ストレージラック。
7. 前記フック構造は、前記第１側辺部の嵌合孔である、請求項１に記載の組み立て式ストレージラック。

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