JP3162744U - 組立式ラック - Google Patents

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陳 順義
順義 陳
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Abstract

【課題】製造・組立が簡易で美観性にすぐれた組立式ラックを提供する。【解決手段】組立式ラックは、管材10、管材に接続される水平フレーム20、及び管材と水平フレームの間に設けられて管材と水平フレームを連接する係止部材を包含し、該水平フレームに係止部材30と組み合わされる開口式スリーブ21が設けられ、該スリーブが該係止部材を被包し並びに押圧して該係止部材を結束し、該管材に不貫通の凹孔13が設けられ、該係止部材に該凹孔と組み合わされる凸柱33が設けられて該管材に係止される。該組立式ラックの管材は係止部材の設置と水平フレームとの接続により、工具による組立不要で、使用に便利である。管材は凹孔により係止部材と接続され、凹孔が不貫通であるため、毛羽、鋭いエッジが発生せず、汚れを貯めにくく、電気メッキ時に発黄現象を発生しにくい。【選択図】図2

Description

本考案は一種のラックに係り、特に一種の組立式ラックに関する。
組立式家具は運送、ストックに便利であるため、ますます歓迎されている。且つ組立式家具には、例えば組立式ラックのように、異なる需要に応じて適合形状、適合サイズに組み立てられるものがあり、注目されている。
組立式ラックは一般に管材と水平フレームを有する。ラックの強度を保証するため、一般に管材と水平フレームは金属製とされる。
伝統的に使用されている組立式ラックは、管材と水平フレームの間がネジ釘、ボルトなどで固定され、組立時には工具を使用しなければならず、組立及び使用に不便であった。このほか、ある組立式ラックは上述の状況下で改善を行ない、管材と水平フレームの間を連接部材で連接し、管材にはスロット或いは穿孔を設けて連接部材と接続する。金属管材にスロット或いは穿孔を加工すると、使用過程でスロット或いは穿孔に汚れが溜まりやすく、且つ洗いにくい。且つ金属管材にスロット或いは穿孔を加工する際に、ばり及び尖ったエッジが形成され、組立或いは使用時の怪我を防止するために後続工程で研磨工程が増加する。且つスロット或いは穿孔を加工した管材は後続電気メッキ処理時に、スロット或いは穿孔の周辺に発黄現象が発生しやすく、ラックの全体の美観に影響が生じる。
このため、加工、使用に便利な組立式ラックの提供が必要とされている。
本考案の組立式ラックは、管材、管材に接続される水平フレーム、及び管材と水平フレームの間に設けられて管材と水平フレームを連接する係止部材を包含し、該水平フレームに係止部材と組み合わされる開口式スリーブが設けられ、該スリーブが該係止部材を被包し並びに押圧して該係止部材を結束し、該管材に不貫通の凹孔が設けられ、該係止部材に該凹孔と組み合わされる凸柱が設けられて該管材に係止される。
好ましい実施例において、上述の管材の凹孔は円形凹孔、方形凹孔、長尺状凹孔のいずれかとされるのがよい。上述の係止部材の凸柱は円形凸柱、方形凸柱、長尺状凸柱のいずれかとされる。
好ましい実施例において、上述のスリーブは上述の水平フレームの角部に設けられ、上述の管材の断面はH形、円形、円弧状扁平形、I字溝形のいずれかとされる。
好ましい実施例において、上述の管材の二つの対向する側面に管材連接部が形成され、二つの対向設置された管材連接部の間に、二つの対向設置された連接溝が設けられ、上述の凹孔は該管材連接部に設けられる。
好ましい実施例において、上述の係止部材は係止部材主体と係止部材主体両側より前向きに二回折り曲げられ延伸されてなる係止部材連接部を包含し、上述の凸柱は係止部材主体内表面に設けられ、上述の係止部材は管材連接部を被覆し、並びに管材連接部の両側より上述の連接溝中に進入して該管材に係合される。
好ましい実施例において、上述の係止部材主体と上述の係止部材連接部の間には切欠きが設けられ、該係止部材連接部は該切欠き部分にあって、やや後ろ向きに折り曲げられる。
好ましい実施例において、上述の係止部材は面開口式の構造とされ、該係止部材の開口は上述の対向設置された連接溝の間の距離より大きい。
好ましい実施例において、上述の係止部材の厚さは上から下に漸増し、その外壁面は斜面状とされ、上述のスリーブの内径は上から下に漸増し、その内壁面は斜面状とされ、上述のスリーブが上述の係止部材の外部を被包し並びに押圧し、該係止部材を結束する。
好ましい実施例において、上述の管材は中空構造とされ、隣り合う上述の管材の間に連接部材が接続され、連接部材の外形は管材内部構造に対応し並びに管材中に取り付けられる。
好ましい実施例において、上述の連接部材の外壁に位置制限フランジが設けられ、該連接部材の両端部に断面が漸次縮小されたテーパ形端部が設置される。
本考案の組立式ラックの管材は係止部材の設置と水平フレームとの接続により、工具による組立不要で、使用に便利である。管材は凹孔により係止部材と接続され、凹孔が不貫通であるため、毛羽、鋭いエッジが発生せず、汚れを貯めにくく、電気メッキ時に発黄現象を発生しにくく、組立式ラックの全体の美観を保持する。
本考案の実施例の全体表示図である。 本考案の実施例の管材、係止部材、水平フレームの接続分解図である。 本考案の実施例の管材、係止部材、水平フレームの接続関係表示図である。 本考案の実施例の管材、係止部材、水平フレームの接続断面図である。 本考案の実施例の管材表示図である。 図5のA−A断面図である。 本考案の係止部材の外観図である。 本考案の係止部材の平面図である。
本考案の組立式ラックは、管材10、管材10に接続される水平フレーム20、及び管材10と水平フレーム20の間に設けられた係止部材30を包含する。該係止部材30は水平フレーム20と管材10を連接するのに用いられる。
管材10の断面は円形、H形、I字溝型或いは両側円弧状の扁平形の直立部材とされる。管材10は中空構造とされる。
図2から図6に示されるように、管材10の一対の対向設置された側面に管材連接部11が形成される。二つの対向設置された管材連接部11の間に一対の対向設置された連接溝12が形成される。連接溝12は管材10の、管材連接部11に隣り合う一対の対向設置された面に設置される。連接溝12は2辺より中間に向けて凹むように形成されている。
管材連接部11は円弧面に形成される。管材連接部11には未貫通の凹孔13が設置されている。本実施例では凹孔13は管材連接部11にあって管材10内側に凹むように形成された凹面孔とされる。加工、使用に便利で並びに安定した接続が行えるように、本実施例では、管材連接部11に設けられた凹孔13は円形凹孔とされる。該凹孔13は縦向きに均一に管材連接部11上に配置される。使用に便利なように、各凹孔13の間の距離は同じとされ、且つ一定数の凹孔13毎にマーク14が設けられている。マーク14の設置により水平フレーム20の位置を知ることができ、管材10の中間或いはその他の適当な位置に水平フレーム20を設置するのに便利であり、水平フレーム20を各管材10の同一水平位置に接続することができる。
図2に示されるように、管材10の間は連接部材40により連接される。連接部材40はプラスチック材料例えばABS、ナイロン等を使用して形成される。連接部材40が管材10中に取り付けられ並びに管材10の内表面と相互に組み合わされる。連接部材40の側壁には位置制限フランジ41が設けられており。連接部材40は管材10中に取り付けられ並びに位置制限フランジ41により位置制限される。本実施例では、位置制限フランジ41は連接部材40の側面の中間位置に設けられている。連接部材40の両端はそれぞれ上下の隣接する管材10に挿入され、それぞれ位置制限フランジ41により位置制限される。
組立に便利であるように、連接部材40は管材10中に挿入しやすいように、本実施例の連接部材40の両端端部には、断面が漸減するテーパ形端部42が設けられている。
図2、図7、図8に示されるように、係止部材30は面開口式の円弧片状構造とされ、且つその厚さは上から下に漸増し、その外壁面は斜面状とされる。係止部材30はプラスチック材料、例えばABS、ナイロン等で製造される。係止部材30の外形は管材10の外形と相互に対応する。係止部材30の開口の幅は管材10の対向設置された両側の二つの連接溝12の間の幅よりやや大きく、管材連接部11の幅より小さい。
係止部材30は係止部材主体31と係止部材主体31の両側より前向きに二回折り曲げられ延伸されてなる係止部材連接部32を包含する。係止部材主体31は円弧形面の管材連接部11と相互に組み合わされる円弧形片状構造とされる。係止部材主体31内表面には凹孔13に対応し組み合わされる凸柱33が設置されている。本実施例では、凸柱33は円形凸柱とされるが、円錐形に設置されてもよい。本実施例では、係止部材主体31には二つの凸柱33が設置されて管材連接部11の二つの円形凹孔13に組み合わされる。
図2から図4に示されるように、係止部材主体31は管材連接部11の外表面を被覆し、係止部材連接部32は管材連接部11と連接溝12の連接部分を係止し並びに管材連接部11の両側より連接溝12中に進入し、係止部材30を管材10に係止する。係止部材主体31の二つの凸柱33は管材連接部11の凹孔13内に対応して嵌め込まれ、係止部材30はこれにより管材10において位置決めされる。凹孔13は円形凹孔、方形凹孔、長尺状凹孔のいずれかとされる。係止部材30に設けられた凸柱33は、凹孔13に対応し組み合わされる円形凸柱、方形凸柱、長尺状凸柱のいずれかとされる。
力を加えやすく係止部材連接部32の塑性を増すため、係止部材主体31と係止部材連接部32の間には縦向きに延伸された切欠き34が設置される。係止部材連接部32は切欠き34部分でやや折り曲げられる。係止部材30を管材10に組み合わせる時、係止部材連接部32をやや後ろ向きに折り曲げて、係止部材30の開口をやや拡大し、係止部材連接部32の末端を管材10の連接溝12内に進入させて、管材10係止の作用を発生させる。
水平フレーム20には係止部材30と組み合わされる開口式スリーブ21が設置される。スリーブ21の外形は係止部材30に対応する。組立、使用に便利であるように、本実施例では、スリーブ21は水平フレーム20の角部に設置される。
スリーブ21は円弧形片状構造とされ、その内径は上から下に漸増し、その内壁面は斜面状とされる。スリーブ21は係止部材30の外部を被覆し、並びに斜面により押圧して係止部材30を結束し、スリーブ21がこれにより係止部材30外部に固定され、これにより水平フレーム20が固定される。
スリーブ21の両側は二回折り曲げられて延伸されてスリーブ連接部22が形成されている。両側のスリーブ連接部22の間に開口が形成される。スリーブ21の開口の幅は管材連接部11の幅よりやや大きく、管材連接部11を側方よりスリーブ21内に導入させられる。スリーブ21の開口の幅は係止部材30の幅よりやや小さく、これによりスリーブ21と係止部材30の分離を防止する。
本実施例中、管材10内部をきれいに保持するため、管材10の上端と下端にそれぞれトッププラグ50とボトムシート51が取り付けられて、管材10を封じている。ラックの設置に便利とし、管材10の摩損を防止し、或いはラックの移動に便利であるように、管材10の下端面のボトムシート51にはネジ孔52が加工されて、ボトムシート51にフットパッド53或いはキャスタ(図示せず)を取り付けることができる。
本実施例の組立式ラックは係止部材30を介して管材10と水平フレーム20を接続し、工具による助けなく、組立を行え、使用に便利である。管材10には凹孔13が加工され係止部材30の凸柱33と組み合わされ、管材10の側表面に下向きに凹んだ凹孔13が加工されて、加工時にバリ或いは尖ったエッジを発生しない。且つ凹孔13が採用されたことで、汚れ、灰塵の管材10内への進入を防止でき、電気メッキ時に周辺に黄化現象を発生せず、組立式ラックの全体の見た目のよさを維持できる。
以上に述べた実施例は本考案の幾種類かの実施方式を表現するものであり、その記述は具体的で詳細であるが、本考案の範囲を制限するものではない。本考案の技術の属する分野における通常の知識を有する者が、本考案の構想より離脱しない前提の下でなし得る変更或いは改善は、いずれも本考案の保護範囲に属するものとする。これにより、本考案の保護範囲は実用新案登録請求の範囲の記載に準じるものとする。
10 管材
11 管材連接部
12 連接溝
13 凹孔
20 水平フレーム
21 スリーブ
22 スリーブ連接部
30 係止部材
31 係止部材主体
32 係止部材連接部
33 凸柱
34 切欠き
40 連接部材
41 位置制限フランジ
42 テーパ形端部
50 トッププラグ
51 ボトムシート
52 ネジ孔
53 フットパッド

Claims (10)

  1. 管材、管材に接続される水平フレーム、及び管材と水平フレームの間に設けられて管材と水平フレームを連接する係止部材を包含し、該水平フレームに該係止部材と組み合わされる開口式スリーブが設けられ、該スリーブが該係止部材を被包し並びに押圧して該係止部材を結束する組立式ラックにおいて、
    該管材の外表面に不貫通の凹孔が設けられ、該係止部材の内面に該凹孔と組み合わされる凸柱が設けられ、該凹孔と該凸柱の嵌合により該係止部材が該管材に係止されることを特徴とする、組立式ラック。
  2. 請求項1記載の組立式ラックにおいて、該凹孔は円形凹孔、方形凹孔、長尺状凹孔のいずれかとされ、該係止部材の該凸柱は該凹孔に対応する円形凸柱、方形凸柱、長尺状凸柱のいずれかとされることを特徴とする、組立式ラック。
  3. 請求項1記載の組立式ラックにおいて、該スリーブは上述の水平フレームの角部に設けられ、上述の管材の断面はH形、円形、円弧状扁平形、I字溝形のいずれかの直立部材とされることを特徴とする、組立式ラック。
  4. 請求項1記載の組立式ラックにおいて、該管材の二つの対向する側面に管材連接部が形成され、二つの対向設置された管材連接部の間に、二つの対向設置された連接溝が設けられ、該凹孔は該管材連接部に設けられることを特徴とする、組立式ラック。
  5. 請求項4記載の組立式ラックにおいて、該係止部材は係止部材主体と係止部材主体両側より前向きに二回折り曲げられ延伸されてなる係止部材連接部とを包含し、上述の凸柱は係止部材主体内表面に設けられ、上述の係止部材は管材連接部を被覆し、並びに管材連接部の両側より上述の連接溝中に進入して該管材に係合されることを特徴とする、組立式ラック。
  6. 請求項5記載の組立式ラックにおいて、該係止部材主体と上述の係止部材連接部の間には切欠きが設けられ、該係止部材連接部は該切欠き部分にあって、やや後ろ向きに折り曲げられることを特徴とする、組立式ラック。
  7. 請求項4記載の組立式ラックにおいて、該係止部材は面開口式の構造とされ、該係止部材の開口は該管材の該管材連接部の幅より小さく、該管材に対向設置された連接溝の間の距離より大きいことを特徴とする、組立式ラック。
  8. 請求項4記載の組立式ラックにおいて、該係止部材の厚さは上から下に漸増し、その外壁面は斜面状とされ、該スリーブの内径は上から下に漸増し、その内壁面は斜面状とされ、上述のスリーブが上述の係止部材の外部を被包し並びに押圧し、該係止部材を結束することを特徴とする、組立式ラック。
  9. 請求項1記載の組立式ラックにおいて、該管材は中空構造とされ、隣り合う上述の管材の間に連接部材が接続され、連接部材の外形は管材内部構造に対応し並びに該管材中に取り付けられることを特徴とする、組立式ラック。
  10. 請求項9記載の組立式ラックにおいて、該連接部材の外壁に位置制限フランジが設けられ、該連接部材の両端部に断面が漸次縮小されたテーパ形端部が設置されることを特徴とする、組立式ラック。
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