JP3215132U - 係合構造及び、その係合構造を備えるラック - Google Patents

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Abstract

【課題】ラックの棚板を確実にフレームに固定するための係合構造を提供する。【解決手段】係合構造10は、掛け部材11と、固定部材12と、ボルト13とを有し、掛け部材は、中心に貫通穴110が形成され、一側に弧状のフック111が外側に向かって湾曲延出され、内側面におけるフックの近傍に当接リブ112が凸設され、固定部材は、中心に固定穴120が形成され、ボルトは、掛け部材の外側から貫通穴及び固定部材の固定穴を通過するように、掛け部材及び固定部材を固定する。棚板30を穏やかに縦棒体210と横棒体211を備えるH字型のスタンド仕組み21を含むフレームに組み合せることができる。【選択図】図4

Description

本考案は、特にラックの棚板を確実にフレームに固定するための係合構造に関するものである。
既存の自分で組み立てられるラックは、例えば、3段ラックや、5段ラックを組み立てる場合、使用者が部材を用いてフレームを組み立てて、棚板を掛けると、ラックを完成して収納機能を提供する。
しかしながら、既存のラックにおける棚板は、固定または係合するための構造を有しないため、そのままフレームに掛けると、取り外しやすくて、不注意にぶつかったら、棚板がずれたり落ちたりする虞があり、使用上に危険であるので、改良する必要があった。
本考案に係る係合構造は、
中心に貫通穴が形成され、一側に弧状のフックが外側に向かって湾曲延出され、内側面におけるフックの近傍に当接リブが凸設される、掛け部材と、
中心に固定穴が形成される固定部材と、
前記掛け部材の外側から貫通穴及び固定部材の固定穴を通過するように、該掛け部材及び固定部材を固定するボルトとを有するものである。
かかる係合構造において、前記掛け部材の上縁及び下縁にそれぞれ、突出縁が内側に向かって延設されることが好ましい。
かかる係合構造において、前記固定部材の固定穴は、ネジ穴であることが好ましい。
かかる係合構造において、前記固定部材におけるフックの近傍に逃がし口が凹設されることが好ましい。
本考案に係る係合構造を備えるラックは、
フレーム及び複数の棚板を有し、
そのうち、フレームは、2つのスタンド仕組み及び、少なくとも1つの連接仕組みを有し、該2つのスタンド仕組みは、間隔におい配置され、該各スタンド仕組みは、2本の縦棒体及び、複数の横棒体を備え、該2本の縦棒体が相対するように間隔をおいて設置され、該複数の連接仕組みはそれぞれ、上下に間隔をおいて2本の横棒体の間に取り付けられ、
前記複数の棚板は、格子状を呈し、2つのスタンド仕組みの間に組み立てられ、該各棚板の4つの隅角にそれぞれ、係合構造が取り付けられ、該係合構造の掛け部材が棚板の一側の側縁に対応し、該当接リブが棚板の該一側の側縁に当接され、該フックが隣り合う縦棒体に掛止され、該固定部材が掛け部材に対応するように棚板の内側に取り付けられ、該ボルトが掛け部材の外側から貫通穴及び固定部材の固定穴に貫設されるものである。
さらに、本考案に係る係合構造を備えるラックは、
フレーム及び複数の棚板を有し、
そのうち、フレームは、2つのスタンド仕組み及び、少なくとも1つの連接仕組みを備え、該2つのスタンド仕組みは、間隔におい配置され、該各スタンド仕組みは、2本の縦棒体及び、複数の横棒体を備え、該2本の横棒体が相対するように間隔をおいて設置され、該複数の連接仕組みはそれぞれ、上下に間隔をおいて該2本の横棒体の間に取り付けられ、
前記複数の棚板はそれぞれ、ボード状を呈し、2つのスタンド仕組みの間に組み立てられ、該各棚板の4つの隅角にそれぞれ、ネジ穴が形成され、該各ネジ穴に係合構造が取り付けられ、該係合構造の掛け部材が棚板の一側の側縁に対応し、該固定部材が掛け部材の内側と棚板との間に当接され、該掛け部材の当接リブが固定部材に当接され、該ボルトが掛け部材の外側から貫通穴及び固定部材の固定穴に貫設されて棚板のネジ穴に螺合されるものである。
本考案に係る係合構造は、主に掛け部材に当接リブが設けられることから、組み立てる時、係合構造が当接リブを介して棚板または固定部材に当接されるため、フックを外側へ押圧して移動させることにより、フックが確実に縦棒体に押し付けられ、また、棚板の4つの隅角にそれぞれ係合構造を介してフレームに係合されることから、棚板を穏やかにフレームに組み合せ、棚板を取り外しにくく、不注意でぶつかってもずれたり落ちたりすることはなく、安全性を向上させると共に、棚板を確実にフレームに組み合せることができる。
本考案に係る係合構造を備えるラックの斜視図である。 本考案に係る係合構造の実施例の分解斜視図である。 本考案に係る係合構造を備えるラックの実施例において、係合構造が縦棒体に取り付けられた状態を示す部分拡大斜視図である。 図3の部分分解斜視図である。 図3の部分断面図である。 本考案に係る係合構造の他の実施例の分解斜視図である。 本考案に係る係合構造を備えるラックの他の実施例において、係合構造が縦棒体に取り付けられた状態を示す部分拡大斜視図である。 図7の分解斜視図である。 図7の部分断面図である。
図1、図2及び図6に示すように、本考案に係る係合構造10は、棚板20、30Aを確実にフレーム20に固定するためのものであり、使用する時、それぞれが棚板30.30Aの4つの隅角に取り付けることにより、棚板30.30Aをフレーム20に組み合せる。
本考案に係る係合構造10の実施例は、図2に示すように、掛け部材11と、固定部材12と、ボルト13を備え、該掛け部材11は、矩形を呈する薄い板であり、中心に貫通穴110が形成され、一側に、フック111が外側に向かって湾曲延設され、内面におけるフック111の近傍に縦方向の当接リブ112が凸設される。また、前記掛け部材11における上部及び下部にそれぞれ、突出縁114が内側へ延設されることが好ましい。
前記固定部材12は、矩形の薄い板であり、上下方向の広幅が掛け部材11の2つの突出縁114との距離より略小さく設定し、中心に穴が形成され、本実施例における穴は、固定穴120であることが好ましい。前記固定部材12におけるフック111側に、さらに逃がし口121が形成される。前記ボルト13は、掛け部材11の外側から貫通穴110を通して固定部材12の固定穴120に螺合される。
本考案に係る係合構造10の他の実施例は、図6に示すように、殆ど図2の実施例と同一であるが、以下の点において異なる。本実施例における固定部材12Aは、矩形を呈し、フック111における側に逃がし口を有しないと共に、中心に形成された固定穴120Aがネジ穴ではない。
本考案に係る係合構造を備えるラックの実施例は、図1及び図2に示すように、フレーム20及び複数の棚板30を有し、そのうち、フレーム20は、2つのH字形のスタンド仕組み21及び、少なくとも1つのX字形の連接仕組み22を備え、該各スタンド仕組み21は、H字形を呈するように直立状態で設置され、2本の縦棒体210及び複数本の横棒体211を備え、該2本の縦棒体210は、相対するように直立状態に設置され、該複数本の横棒体211は、上下方向に間隔をおいて2本の縦棒体210の間に取り付けられる。
そのうち、本実施例における、2本の縦棒体210は、間隔を隔て隣り合った2本の円柱体であり、複数本の横棒体211はそれぞれ、2本の縦棒体210を連接するように、該2本の縦棒体210との間に取り付けられる。本実施例における連接仕組み22は、交差に固定された2本のリングからなり、該2本のリングはそれぞれ、隣り合った縦棒体210に固定され、2つのスタンド仕組み21を確実に組み立てることができる。
前記複数の棚板30は、格子状のプレートであってもよく、該棚板30をフレーム20に取り付ける場合、該各棚板30における4つの隅角にそれぞれ、図2に示した係合構造10を取り付けてから、該棚板30を2つのスタンド仕組み21の間に設置し、この後係合構造10により該棚板30を縦棒体210に固定結合する。該係合構造10を該棚板30に組み立てる場合は、図3乃至図5に示すように、まず係合構造10の掛け部材11が棚板30の一側の側縁に対応して棚板30を2つの突出縁114の間に位置させるように取り付けられ、この時、当接リブ112が棚板30の該一側の側縁に当接され、該フック111が隣り合う縦棒体210に掛止され、該固定部材12が掛け部材11に対応するように棚板30の内側に取り付けられ、該逃がし口121に棚板30の横棒を収容し、該ボルト13が掛け部材11の外側から貫通穴110を通して固定部材12の固定穴120に螺合されると、組み立てが完成である。
この時、図5に示すように、ボルト13を締め付けると、当接リブ112が棚板30の側縁に当接されることから、掛け部材11が棚板30に対してやや斜め外側に移動すると共に、フック111もやや斜め外側に移動する。この構成によれば、フック111が確実に縦棒体210に掛止することができる。
本考案に係る係合構造を備えるラックの他の実施例は、図1、図6乃至図9に示すように、殆ど図1乃至図5に示した実施例と同一であるが、以下の点において異なる。その棚板30Aは、ボード状を呈し、4つの隅角にそれぞれネジ穴31Aが形成される。また、本実施例のラックは、図6に示した係合構造10を用いて棚板30Aをラックのフレームに装着し、固定部材12Aが掛け部材11の内側と棚板30Aとの間に取り付けられ、当接リブ112が固定部材12Aに当接され、ボルト13が掛け部材11の外側から貫通穴110及び固定部材12Aの固定穴120Aを通して棚板30のネジ穴31Aに螺合される。この時、図9に示すように、ボルト13を締め付けると、当接リブ112が固定部材12Aに当接されることから、掛け部材11が固定部材12Aに対してやや斜め外側に移動すると共に、フック111もやや斜め外側に移動する。この構成によれば、フック111が確実に縦棒体210に掛止することができる。
本考案に係る係合構造10は、主に掛け部材11に当接リブ112が設けられることから、組み立てる時、係合構造10が当接リブ112を介して棚板30または固定部材12Aに当接されるため、フック111を外側へ押圧して移動させることにより、フック111が確実に縦棒体210に押し付けられ、また、棚板30の4つの隅角にそれぞれ係合構造10を介してフレーム20に係合されることから、棚板30を穏やかにフレーム20に組み合せ、棚板30を簡単に取り外したり、不注意でぶつかったら、ずれたり落ちたりすることはなく、安全性を向上させると共に、棚板30を確実にフレーム20に組み合せる効果に優れる。
10 係合構造
11 掛け部材
110 フック
111 貫通穴
112 当接リブ
114 突出縁
12 固定部材
120、120A 固定穴
121 逃がし口
13 ボルト
20 フレーム
21 スタンド仕組み
210 縦棒体
211 横棒体
22 連接仕組み
30、30A 棚板
31A ネジ穴

Claims (6)

  1. 中心に貫通穴が形成され、一側に弧状のフックが外側に向かって湾曲延出され、内側面におけるフックの近傍に当接リブが凸設される、掛け部材と、
    中心に固定穴が形成される固定部材と、
    前記掛け部材の外側から貫通穴及び固定部材の固定穴を通過するように、該掛け部材及び固定部材を固定するボルトとを有することを特徴とする係合構造。
  2. 前記掛け部材の上縁及び下縁にそれぞれ、突出縁が内側に向かって延設されることを特徴とする請求項1に記載の係合構造。
  3. 前記固定部材の固定穴は、ネジ穴であることを特徴とする請求項1に記載の係合構造。
  4. 前記固定部材におけるフックの近傍に逃がし口が凹設されることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の係合構造。
  5. 請求項1乃至3の何れか1項に記載の係合構造を備えるラックであって、
    前記ラックは、フレーム及び複数の棚板を有し、
    そのうち、フレームは、2つのスタンド仕組み及び、少なくとも1つの連接仕組みを有し、該2つのスタンド仕組みは、間隔におい配置され、該各スタンド仕組みは、2本の縦棒体及び、複数の横棒体を備え、該2本の縦棒体が相対するように間隔をおいて設置され、該複数の連接仕組みはそれぞれ、上下に間隔をおいて2本の横棒体の間に取り付けられ、
    前記複数の棚板は、格子状を呈し、2つのスタンド仕組みの間に組み立てられ、該各棚板の4つの隅角にそれぞれ、係合構造が取り付けられ、該係合構造の掛け部材が棚板の一側の側縁に対応し、該当接リブが棚板の該一側の側縁に当接され、該フックが隣り合う縦棒体に掛止され、該固定部材が掛け部材に対応するように棚板の内側に取り付けられ、該ボルトが掛け部材の外側から貫通穴及び固定部材の固定穴に貫設される、ことを特徴とする係合構造を備えるラック。
  6. 請求項1乃至2の何れか1項に記載の係合構造を備えるラックであって、
    前記ラックは、フレーム及び複数の棚板を有し、
    そのうち、フレームは、2つのスタンド仕組み及び、少なくとも1つの連接仕組みを備え、該2つのスタンド仕組みは、間隔におい配置され、該各スタンド仕組みは、2本の縦棒体及び、複数の横棒体を備え、該2本の横棒体が相対するように間隔をおいて設置され、該複数の連接仕組みはそれぞれ、上下に間隔をおいて該2本の横棒体の間に取り付けられ、
    前記複数の棚板はそれぞれ、ボード状を呈し、2つのスタンド仕組みの間に組み立てられ、該各棚板の4つの隅角にそれぞれ、ネジ穴が形成され、該各ネジ穴に係合構造が取り付けられ、該係合構造の掛け部材が棚板の一側の側縁に対応し、該固定部材が掛け部材の内側と棚板との間に当接され、該掛け部材の当接リブが固定部材に当接され、該ボルトが掛け部材の外側から貫通穴及び固定部材の固定穴に貫設されて棚板のネジ穴に螺合される、ことを特徴とする係合構造を備えるラック。
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