JP3227232U - 組み立て式金属製棚 - Google Patents

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【課題】本考案は組み立て式フックによる安定なクリップロック構造を用いた組み立て式金属製棚を提供する。【解決手段】本考案は、クリップロックシート40が金属製棚20の内縁に寄りかかるようにすることで、組み立て式フック30と金属製棚20の連結組立において、より安定な結合効果を得るものである。クリップロックシート40は、異なる形態の金属製棚20に適用することができる。組み立て式フック30は、金属製棚20端部の外側に挟まれるバックル部31、及びバックル部31の側方から延出するフック部35によって構成される。バックル部31は上下の側片32が曲げられることにより、金属製棚20の厚さに合致したスロット33を水平方向に形成する。バックル部31には長円型のボルト穴34が設置される。フック部35にはフック槽36が垂直方向に形成される。フック槽36の内縁が多辺形の内角の形状を呈することにより、枠棒に固定される時に好適に安定する。【選択図】図3

Description

本考案は、組み立て式フックによる安定なクリップロック構造を用いた組み立て式金属製棚に関する。特に、組み立て式フックと金属製棚の結合安定性に対して設計が行なわれ、クリップロックシート構造という形態設計により、金属製棚のタイプの差異によってクリップロックシートを選択的に金属製棚の内縁に寄りかかるように設置することができ、それにより、組み立て式フックと金属製棚の連結組立において、もっと強固なクリップロックの位置決め関係を獲得することができる。
現代における家庭及びオフィス空間の多様な形態に応じて家具を配置しようとするとき、従来の固定式の家具の場合は空間の制限により発生する配置上の制限の問題がよく生じる。このような問題を解決するため、使用ニーズにより任意に組立形態と規格を調整して組立可能な家具が開発され、それらにより、家具の配置においてもっと妥当かつ柔軟な空間計画が行なわれるようになっている。
現在、市場で販売されている組立棚は、概ね、木製、プラスチック製及び金属製などの製品に分類される。そのなかで、金属製組立棚は価格が比較的高いが、最も堅固で、耐久性に優れているため、消費者に広く愛用されており、組立棚商品のなかで重要な地位を占めている。
従来の組み立て式金属製棚は、通常、ボルトを利用してロックする方法でその棚板とラックを固定し、またはその棚板の端部の部位の一体成形継手に合わせてラック支柱設置のための位置決めゴムスリーブを設置することにより、位置決めブロックセットの効果を達成するものである。
これと同じ技術は金属製棚とラック支柱の結合効果を達成することができるが、組立作業は比較的煩雑で、しかも時間がかかる。特に隔板の層数とピッチを調整しようとする時により面倒で不便であり、さらには取り崩してから組立て直す必要があるため、理想的で完全であるとは言えない。そのうえ並べて拡充することができない。よって実用性の面においてなお多くの限界があり、何とかして従来の組み立て式金属製棚を改善して問題を解決する必要がある。
出願人は嘗て組み立て式金属製棚を開発したことがある。それは金属製棚の四つの端部に組み立て式フックを組立て、二棒式の枠棒に合わせて組立・形成したものであった。また、それは組み立て式フックの形態設計により、棚板と枠棒の組立においてボルトを利用して螺合する必要をなくしたものであり、またセット全体を取り崩す必要もなく、より便利かつ柔軟に層数及び層間距離が調整可能な機能が付与されていると同時に、個々のニーズに合わせて枠棒の数を増加させることもできるため横方向へも拡充可能、といった実用性を提供するものであった。
なお、これは前記組み立て式フックと金属製棚との組み合わせにおいて、組み立て式フックのバックル部のスロットが金属製棚の端部の部位に挟まれることにより、さらにボルトで組み立て式フックと金属製棚の枠辺を連結する方式であった。当該組み立て式金属製棚では、普通よく見られるプレート式金属製棚の他に、金属棒で作られたフェンス式棚板を用いるタイプもあった。この場合、組み立て式フックと金属製棚を組立・結合するために別途作られたクリップロックシートを設置する必要があるが、クリップロックシートがシート形状であるため、金属棒との接触面が小さすぎて、組立全体の安定性に影響する可能性があった。よって、この問題を解決して組立全体の安定性を改善する必要がある。
既存の組み立て式金属製棚の組み立て式フックは、異なるタイプの金属製棚の組立に係る問題点、すなわち安定性が低いという欠点があるため、本考案者は特にこの欠点に関する研究開発・設計に着手し、本考案の、組み立て式フックによる安定なクリップロック構造を用いた組み立て式金属棚を開発した。
金属製棚の組立安定性を確保するため、本考案では主にクリップロックシートに対して設計を行うことにより、クリップロックシートの一面が平面であり、その他の一面は左右方向の凹弧により山型面が二つ形成され、クリップロックシートの中間部位にはねじ穴が設置されている。また、金属製棚のタイプによって、選択的にクリップロックシートの平面が枠辺の内壁に寄りかかるようにすること、またはクリップロックシートの山型面が枠辺棒に寄りかかるようにすることができる。それにより、ボルトが組み立て式フックのバックル部及び金属製棚のボルト穴を貫通してクリップロックシートのねじ穴に螺合することで、極めて安定なクリップロック効果が得られる。
本考案は、組み立て式フックによる安定なクリップロック構造を用いた組み立て式金属製棚であり、クリップロックシート構造により、プレート式金属製棚の場合もフェンス式金属製棚的組立の場合もクリップロックシート構造を利用し、極めて安定で堅固な連結関係を実現することができる。
本考案の第一の好適な実施例の構造を模式的に示す斜視図である。 本考案の第一の好適な実施例の構造を模式的に示す分解斜視図である。 本考案の第一の好適な実施例の局所の構造を模式的に示す分解斜視図である。 本考案の第一の好適な実施例の局所の構造を模式的に示す断面図である。 本考案の第二の好適な実施例の構造を模式的に示す斜視図である。 本考案の第二の好適な実施例の構造を模式的に示す分解斜視図である。 本考案の第二の好適な実施例の局所の構造を模式的に示す分解斜視図である。 本考案の第二の好適な実施例の局所の構造を模式的に示す断面図である。
以下、本考案の構造の構成、技術手段及び効果実現の面について、図と合わせ、具体的に例をあげて説明する。
図1〜図4は本考案の第一の好適な実施例で、プレート式の金属製棚としての実施様態である。また、図5〜図8は本考案の第二好適な実施例で、フェンス式の金属製棚としての実施様態である。
図に示すように、本考案の組み立て式金属棚は、構造設計において、主に少なくとも四本の二棒式枠棒10、複数の所定形態の金属製棚20により組立・形成されるものであって、前記金属製棚20は単一板式の形態または単一フェンス式の形態で形成でき、または二種類の形態を混ぜ合わせて形成することができる。各当該金属製棚20の四つの端部の部位にそれぞれ組み立て式フック30が組立・結合されている。当該組み立て式フック30は主に金属製棚10の端部外側に挟まれるバックル部31、及びバックル部31の側方から延出するフック状のフック部35により構成される。当該バックル部31は上、下の側片32が曲げられることにより、金属製棚20の厚さに合致する水平方向のスロット33が形成される。当該スロット33のコーナーは、直角状でないアーク形状を呈する。バックル部31には長円型のボルト穴34が設置されている。当該フック部35には垂直方向にフック槽36が形成され、当該フック槽36の大きさは概ね枠棒10のロッド径と合致する。また、フック槽36の内縁は多辺形の内角の形を呈し、それにより枠棒10に固定される時に多数箇所に接触できる。これにより、好適で牢固なフック効果を得ることができ、組み立て式フック30と金属製棚20の組立・結合を確保することができるため、本考案は金属製棚10の内側にクリップロックシート40が追加設置されることにより、クリップロックの固定効果を達成する。
前記クリップロックシートの規格は金属製棚20の枠辺の内径よりやや小さい。当該クリップロックシート40の一面は平面41であり、その他の一面は二つの横方向の凹弧42により構成される山型面43である。当該クリップロックシート40の中間部位にはねじ穴44が設置されており、それにより組み立て式フック30と金属製棚20を組立・結合する時に、金属製棚20のタイプによって選択的にクリップロックシート40の平面41がプレート式金属製棚20の枠辺の内壁に寄りかかるようにすることができ、またはクリップロックシート40の山型面43がフェンス式金属製棚20の枠辺棒22に寄りかかるようにすることができる。またボルト50が、組み立て式フック30のバックル部31のボルト穴34及び金属製棚20のボルト穴21または枠辺棒22のスリットを貫通してクリップロックシート40のねじ穴44に螺合し、組み立て式フック30と金属製棚20とのクリップロックの固定関係を達成する。
前記クリップロックシート40の構造設計により、組み立て式フック30はプレート式金属製棚20またはフェンス式金属製棚20の組立・結合の問題を解決するにあたって、いずれもクリップロックシート40が選択的に寄りかかるようにするか、または挟まれるようにするかにより、ボルト50が貫通する時、クリップロックシート40と組み立て式フック30が強固に金属製棚20の所定位置にクリップロックされるようにすることができる。これにより、構造全体の安定性を大幅に引き上げ、さらに金属製棚20と枠棒10フックの組立においてもより強固な位置決め状態を確保することができ、従来の構造・組立が牢固でない欠点を有効に解決し、大幅に産業上の利用可能性と実用価値を引き上げる。
以上をまとめると、本考案は、特に金属製棚のために設計された組み立て式フックによる安定なクリップロック構造を用いた組み立て式金属製棚であり、クリップロックシート構造という形態設計により、組み立て式フックとは異なるタイプの金属製棚の組立において、確実に、いずれも極めて安定したクリップロック効果が得られるため、既存の金属製棚の構造上の不完全性を解決することができ、またそれにより、このような組み立て式金属製棚の実用性を大幅に引き上げることができる。その結果、全体として、誠に優れて突出した革新的な設計であるから、ここに出願する。
10 枠棒、20 金属製棚、21 ボルト穴、22 枠辺棒、30 組み立て式フック、
31 バックル部、32 側片、33 スロット、34 ボルト穴、35 フック部、
36 フック槽、40 クリップロックシート、41 平面、42 横方向凹弧、43 山型面、
44 ねじ穴、50 ボルト。

Claims (2)

  1. 少なくとも四本の二棒式の枠棒と複数の所定形態の金属製棚により組立・形成され、単一板式の形態または単一フェンス式の形態で形成すること、またはこれら二種類の形態を混ぜ合わせて形成することが可能な組み立て式金属製棚であって、
    各前記金属製棚の四つの端部の部位にクリップロックシートに合わせてそれぞれ組み立て式フックが組立・結合され、
    前記組み立て式フックは前記金属製棚の前記端部の外側に挟まれるバックル部、及び前記バックル部の側方から延出するフック形状のフック部により構成され、前記バックル部の上下2箇所の側片が曲げられることにより、前記金属製棚の厚さに合致するスロットが水平方向に形成され、前記バックル部に長円型のボルト穴が設置され、前記フック部にフック槽が垂直方向に形成され、前記フック槽の左右の長さは前記枠棒のロッド径と合致し、それにより前記組み立て式フックが前記枠棒に固定される時に、フック形状による位置決め効果を確保することができ、
    前記クリップロックシートの上下方向の長さは前記金属製棚の枠辺の内径より小さく、前記クリップロックシートの一面は平面であり、前記クリップロックシートの他の一面には左右方向の凹弧により山型面が二つ形成されており、前記クリップロックシートの中間部位にねじ穴が設置されており、それにより前記組み立て式フックと前記金属製棚を組立・結合する時、前記金属製棚のタイプに応じて選択的に前記クリップロックシートの前記平面が前記枠辺の内壁に寄りかかるようにし、または前記クリップロックシートの各前記山型面が2つの枠辺棒に寄りかかるようにし、それによりボルトが前記組み立て式フックの前記バックル部の前記ボルト穴及び前記金属製棚のボルト穴を貫通して前記クリップロックシートの前記ねじ穴に螺合し、前記組み立て式フックと前記金属製棚の間に安定なクリップロック方式による固定関係を確保することを特徴とする組み立て式金属製棚。
  2. 少なくとも四本の二棒式の枠棒と複数の所定形態の金属製棚により組立・形成され、単一板式の形態または単一フェンス式の形態で形成すること、またはこれら二種類の形態を混ぜ合わせて形成することが可能な組み立て式金属製棚であって、
    各前記金属製棚の四つの端部の部位にそれぞれクリップロックシートに合わせて組み立て式フックが組立・結合され、
    前記組み立て式フックは前記金属製棚の前記端部の外側に挟まれるバックル部、及び前記バックル部の側方から延出するフック形状のフック部により構成され、前記バックル部の上下2箇所の側片が曲げられることにより、前記金属製棚の厚さに合致するスロットが水平方向に形成され、前記スロットのコーナーは直角状でないアーク形状を呈し、前記バックル部に長円型のボルト穴が設置され、前記フック部にフック槽が垂直方向に形成され、前記フック槽の左右の長さは前記枠棒のロッド径と合致し、また前記フック槽の内縁は多辺形の内側の形状を呈し、それにより前記枠棒に固定される時に多数の箇所に接触できる好適かつ堅固なフック効果を得ることができ、
    前記クリップロックシートの上下方向の長さは前記金属製棚の枠辺の内径より小さく、前記クリップロックシートの一面は平面であり、前記クリップロックシートの他の一面には左右方向の凹弧により山型面が二つ形成されており、前記クリップロックシートの中間部位にねじ穴が設置されており、それにより前記組み立て式フックと前記金属製棚を組立・結合する時に、前記金属製棚のタイプに応じて選択的に前記クリップロックシートの前記平面がプレート式の前記金属製棚の前記枠辺の内壁に寄りかかるようにすること、または前記クリップロックシートの各前記山型面がフェンス式の前記金属製棚の2つの枠辺棒に寄りかかるようにすることにより、さらにボルトが、前記組み立て式フックの前記バックル部の前記ボルト穴及び前記金属製棚のボルト穴または各前記枠辺棒の間のスリットを貫通し、前記クリップロックシートの前記ねじ穴に螺合し、前記組み立て式フックと前記金属製棚との間にクリップロック方式による固定関係を確保することを特徴とする組み立て式金属製棚。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2022176072A (ja) * 2021-05-13 2022-11-25 盈太企業股▲ふん▼有限公司 組み立て式ストレージラック

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