JP2022175702A - 情報処理装置、方法およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 電源断の状態においても、自装置の管理に用いられる機器管理情報を外部サーバに通知可能とする。
【解決手段】 自装置の管理に用いられる機器管理情報を外部のサーバに送信する情報処理装置であって、第1の通信手段と、第1の通信手段とは異なる第2の通信手段と、装置外から電力供給を受ける第1電源で情報処理装置が動作する通常電力モードであるときに、第1の通信手段を介して機器管理情報を外部に送信する送信手段と、第1電源による情報処理装置への電力供給が停止されるときに、当該電力供給の停止後に装置内部の第2電源により第2の通信手段に電力を供給し、第2の通信手段を介して機器管理情報を外部に送信するよう制御する制御手段と、を備える。
【選択図】図3
【解決手段】 自装置の管理に用いられる機器管理情報を外部のサーバに送信する情報処理装置であって、第1の通信手段と、第1の通信手段とは異なる第2の通信手段と、装置外から電力供給を受ける第1電源で情報処理装置が動作する通常電力モードであるときに、第1の通信手段を介して機器管理情報を外部に送信する送信手段と、第1電源による情報処理装置への電力供給が停止されるときに、当該電力供給の停止後に装置内部の第2電源により第2の通信手段に電力を供給し、第2の通信手段を介して機器管理情報を外部に送信するよう制御する制御手段と、を備える。
【選択図】図3
Description
本発明は、情報処理装置、方法およびプログラムに関する。
複合機やプリンタ等の画像形成装置(以下、MFPとも称する)を含む情報処理装置においては、MFPから外部の管理サーバに送信された機器管理情報に基づいて、MFPを遠隔で監視および管理する仕組みが普及している。この種の仕組みでは、例えば、機器の構成情報や各種のステータス情報を含む機器管理情報が、MFPから管理サーバへ定期的に送信される。例えば、MFPのユーザに対する課金サービスを運用する場合、印刷やコピー等の回数を示す機器管理情報(カウンタ情報)がクラウド上の管理サーバに送信され、当該情報に基づいて所定の条件でユーザに課金が行われる。
一方、IoTの分野では、消費電力を抑えた遠距離通信を実現する通信方式として、LPWA(Low Power Wide Area)規格が注目されている。LPWAに属する通信規格としては、例えば、LoRaWAN、Sigfox等の920MHz帯の周波数を使用した省電力広域無線システムが挙げられる。LPWAに属する通信規格は、低速かつ送信可能なデータサイズ(ペイロード)が小さいといった制限はあるものの、低電力の送信端末として利用されている。
例えば、特許文献1にはLoRaWAN方式を利用して装置間でデータを送信する通信システムが開示されている。また、特許文献2には、通信端末が通信中に端末の電源断が発生しても必要なデータを継続して保持するためにCPU及びデータバッファメモリの電力供給を継続する仕組みが提案されている。
通常、ユーザはMFPを使用するときには電源を投入し、MFPを使用しないときには外部からの電力供給を遮断し、電源断にしておきたいと考える。また、MFPの設置されるオフィス等が長期間の休暇や停電を予定する場合、MFPは、省電力モードではなく、電源断の状態におかれる。また、ユーザの都合によりMFPの運用を停止するときにも、MFPは電源断される。
しかしながら、MFPの電源断の目的や次回電源投入の予定は全てユーザ側の都合であるので、管理サーバ側ではわからない。例えば、MFPの故障で電源断された場合には、電源断のときに機器管理情報が利用できないため、MFPの保守サービスにおいてユーザに対するサービスを効率よく行えない場合がある。そのため、装置において電源断が発生した後、装置が電源断の状態においても機器管理情報の外部への通知を継続できる仕組みが要望されている。
本発明の一実施形態は、自装置の管理に用いられる機器管理情報を外部のサーバに送信する情報処理装置である。情報処理装置は、第1の通信手段と、第1の通信手段とは異なる第2の通信手段と、装置外から電力供給を受ける第1電源で情報処理装置が動作する通常電力モードであるときに、第1の通信手段を介して機器管理情報を外部に送信する送信手段と、第1電源による情報処理装置への電力供給が停止されるときに、当該電力供給の停止後に装置内部の第2電源により第2の通信手段に電力を供給し、第2の通信手段を介して機器管理情報を外部に送信するよう制御する制御手段と、を備える。
本発明によれば、電源断の状態においても、自装置の管理に用いられる機器管理情報を外部サーバに通知できる。
以下、本発明を実施するための形態について図面などを参照して説明する。ただし、以下の実施形態で説明されている特徴のすべてが本発明に必須のものであるとは限らない。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態におけるネットワークシステムの構成例を示す図である。
ネットワークシステムは、情報処理装置の一例であるMFP100と、MFP100を管理する機器管理サーバ111とを備えている。MFP100と機器管理サーバ111は、複数の通信インターフェースを経由して接続されている。図1では、ネットワークシステムに1台のMFP100が含まれる例を示すが、ネットワークに含まれるMFP100の数は複数台であってもよい。
図1は、第1実施形態におけるネットワークシステムの構成例を示す図である。
ネットワークシステムは、情報処理装置の一例であるMFP100と、MFP100を管理する機器管理サーバ111とを備えている。MFP100と機器管理サーバ111は、複数の通信インターフェースを経由して接続されている。図1では、ネットワークシステムに1台のMFP100が含まれる例を示すが、ネットワークに含まれるMFP100の数は複数台であってもよい。
MFP100は、例えば複合機やプリンタ等の画像形成装置であり、ルータ(不図示)を経由してイントラネットであるLAN101に接続されている。MFP100は、同一のネットワークに接続されたPC(不図示)からの印刷指示を受け付け、プリント処理やスキャン画像の送信を実行する。また、MFP100は無線LANを備え、無線インフラストラクチャモードにて無線LANアクセスポイント(以下、APとも称する)104とも接続される。これにより、MFP100は、AP104を介してWLAN105による通信も可能である。
機器管理サーバ111が接続される外部ネットワーク(インターネット103)に対して、LAN101および無線LAN105は、ゲートウェイ102を介して接続されている。ゲートウェイ102は、LAN101および無線LAN105と、インターネット103との通信可否を制御するファイアウォールとして機能する。なお、本実施形態では、LAN101および無線LAN105の少なくとも一方を介して、MFP100と機器管理サーバ111の通信はゲートウェイ102により許可されている。
また、MFP100は、後述の無線コントローラ214により、広域無線通信網106を介してLPWA規格に基づき基地局107と通信する機能を有している。MFP100の無線コントローラ214は、LPWA規格に準拠した通信プロトコルで基地局107と通信する。なお、無線コントローラ214による基地局107との通信制御は、上記のゲートウェイ102による通信制御とは独立して実行される。
また、基地局107は、クラウドサーバ110を介して機器管理サーバ111と接続されている。クラウドサーバ110は、MFP100から基地局107が受信したLPWA規格に基づく通信データをクラウド上で管理するサーバ装置である。クラウドサーバ110は、無線コントローラ214を識別する識別子と紐づけしてLPWA規格の通信データを記憶および管理する。また、クラウドサーバ110は、後段の機器管理サーバ111に対してLPWA規格の通信データのパース等の機能を提供する。
機器管理サーバ111は、MFP100から収集した機器管理情報をクラウド上で記憶および管理し、各種サービスを提供するサーバ装置である。ここで、機器管理情報は、MFP100で生成され、機器管理サーバ111でのMFP100の管理に使用される情報である。機器管理情報は、MFP100の状態を示す情報、MFP100の稼働履歴を示す情報、MFP100のより使用される消耗品の残量を示す情報の少なくとも1つを含む。例えば、機器管理情報は、トナー等の消耗品の残量情報、用紙切れ等のオペレータコールやエラー発生状況などの状態の情報、出力用紙のカウンタ情報などを含む。上記の出力用紙のカウンタ情報は、MFP100の稼働履歴を示す情報であり、MFP100の課金管理のために用いられる。
機器管理サーバ111は、MFP100を一意に特定するシリアルナンバー(SN)を紐づけて上記の機器管理情報を記憶する。ここで、機器管理サーバ111は、HTTP等のIPプロトコルによってインターネット103経由でMFP100から直接機器管理情報を取得する。また、機器管理サーバ111は、基地局107およびクラウドサーバ110経由でもLPWA規格の通信データから機器管理情報を取得する。
図2は、MFP100のハードウェア構成例を示す図である。
MFP100は、制御部200、操作部210、プリンタエンジン211、スキャナ212および主電源215を備えている。制御部200は、操作部210、プリンタエンジン211、スキャナ212、主電源215と電気的に接続されている。
MFP100は、制御部200、操作部210、プリンタエンジン211、スキャナ212および主電源215を備えている。制御部200は、操作部210、プリンタエンジン211、スキャナ212、主電源215と電気的に接続されている。
制御部200は、CPU201、RAM202、ROM203、HDD204、操作部I/F205、プリンタI/F206、スキャナI/F207を有する。また、制御部200は、有線LANI/F208、無線LANI/F209、無線コントローラI/F213、電源制御216を有する。制御部200の上記の要素は、バス217を介して相互に接続されている。また、制御部200は、無線コントローラI/F213に接続された無線コントローラ214をさらに有する。
なお、CPUは、Central Processing Unitの略であり、ROMは、Read Only Memoryの略である。RAMは、Random Access Memoryの略であり、HDDは、Hard Disk Driveの略である。USBは、Universal Serial Busの略である。
なお、CPUは、Central Processing Unitの略であり、ROMは、Read Only Memoryの略である。RAMは、Random Access Memoryの略であり、HDDは、Hard Disk Driveの略である。USBは、Universal Serial Busの略である。
CPU201は、RAM202、ROM203またはHDD204に格納されたプログラムに従って、各種の演算処理を行うプロセッサである。CPU201は、プログラムの実行により、MFP100全体の動作を制御するとともに、通信制御や画像処理などの各種制御を行う。このように、CPU201、RAM202、ROM203、HDD204等のハードウェアは、いわゆるコンピュータを構成している。
RAM202は、CPU201が各種の演算処理を行う際の一時記憶領域(ワークメモリ)として使用される。RAM202は、記憶した内容を電源OFF後も保持可能であって設定値等を記憶するNVRAMや、電源OFF後に記憶内容が消去されるDRAMなどにより構成される。ROM203は、不揮発性の記憶領域であって、例えばBIOSなどのプログラムが格納される。
HDD204は、不揮発性の大容量記憶媒体であって、各種のユーザデータやプログラム等を記憶する。また、HDD204は、プリントやコピーなどのMFP100で実行されるジョブの履歴情報や、稼働履歴としての出力用紙のカウンタ情報等も記憶する。なお、HDD204の代わりにソリッドステートドライブ(SSD)を用いてもよい。
操作部I/F205は、バス217および操作部210を接続し、操作部210からの入力を受け付けるインターフェースである。ここで、操作部210は、例えば、表示部にタッチパネルが積層された入出力デバイスとして構成される。
操作部I/F205は、例えば、バス217から受けた操作画面のデータを操作部210の表示部に表示させるとともに、操作部210からの入力情報をバス217へ出力する。このように、MFP100に対するユーザの指示やMFP100からの情報提示は、操作部210を介して行われる。
プリンタI/F206は、プリンタエンジン211とバス217を接続するインターフェースである。プリンタエンジン211は、プリンタI/F206から受けた画像データに基づいて、既知の電子写真方式により給紙カセット(不図示)から給紙されたシート上に画像形成を行う。具体的には、プリンタエンジン211は、帯電、露光、現像、転写、定着のプロセスを実行することでシートに画像を転写する。なお、プリンタエンジン211の排紙動作に応じて上記のカウンタ情報の更新処理が実行される。
また、プリンタエンジン211には、電源制御216によって生成された交流電力や直流電力が供給される。プリンタエンジン211は当該供給された電力を用いて各種のプロセスを実行する。
スキャナI/F207は、スキャナ212とバス217を接続するインターフェースである。スキャナ212は、シート上の原稿画像を読み取り、原稿を読み取って得られた画像データを画像処理して出力する。スキャナ212が生成した画像データは、プリンタエンジン211で印刷されてもよく、HDD204に記憶されてもよく、有線LANI/F208や無線LANI/F209を介して外部装置に送信されてもよい。
有線LANI/F208は、Ethernet規格に準拠してLAN101とバス217を有線で接続するためのインターフェースである。無線LANI/F209は、IEEE802.11規格に準拠してAP104との無線通信を行うためのインターフェースである。CPU201は、有線LANI/F208または無線LANI/F209を介して、外部装置とデータの送受を行うことができる。また、後述の通常電力モードにおいて、CPU201は、有線LANI/F208または無線LANI/F209を介して、インターネット103経由で機器管理サーバ111に機器管理情報を送信できる。
無線コントローラ214は、無線コントローラI/F213を介してCPU201から受け取った送受信指示に基づいて、基地局107との間でLPWA通信規格に準拠した通信を行う。
主電源215は、商用電源(不図示)から電力の供給を受ける機能を担う。主電源215は、MFP100が装置外から電力供給を受ける部位、即ちインレットを備えている。主電源215のインレットには、電源ケーブルのインレットプラグ(不図示)が着脱可能に接続される。主電源215のインレットに電源ケーブルのインレットプラグが装着され、当該電源ケーブルの他端のアウトレットプラグが商用電源のコンセント(アウトレット)に接続されると、主電源215は商用電源から電力の供給を受けることができる。主電源215が商用電源から電力の供給を受ける動作モードを通常電力モードとも称する。
電源制御216は、AC/DCコンバータやAC/ACコンバータを備えており、商用電源から供給される交流電力から各部の動作に適した直流電力や交流電力を生成し、MFP100の各部に電力を供給する。また、電源制御216は、MFP100の各部への電力の供給と電力の遮断を切り替える制御を行う。
ここで、通常電力モードのMFP100はシャットダウン操作を受け付けると、MFP100は電源断状態(シャットダウン状態)に遷移する。電源断状態に遷移したMFP100の電源制御216は、プリンタ211やCPU等の各部に電力を供給せず、電源投入のためのハードウェアスイッチ等の一部回路のみに電力を供給する。電源制御216は、電源断状態でハードウェアスイッチが押下されたことを検知すると通常電力モードへの復帰処理を行う。
以降、電源断状態に遷移した場合に、内部に備える蓄電池によりMFP100がLPWA通信を行って通信データを送信可能とする仕組みについて説明する。これにより、電源断状態に遷移した後や、電源断状態に遷移した後にインレットプラグがMFP100から取り外されて外部から電力の供給を受けない状態となった場合にも、MFP100は自装置の機器管理情報を外部に通知可能となる。
図3は、図2の無線コントローラ214のハードウェア構成例を示す図である。無線コントローラ214は、CPU221と、RAM222と、ROM223と、LPWAモジュール224と、電源制御226を有する。無線コントローラ214の上記の要素はバス227を介して相互に接続されている。また、電源制御226には電源225が接続されている。
CPU221は、ROM223に記憶された無線コントローラとしての制御プログラムを読み出して実行することで、920MHz無線アンテナを含むLPWAモジュール224によるLPWA通信の制御を行う。ここで、CPU221に読み込まれる制御プログラムは、無線コントローラI/F213を経由してMFP100の制御部200から受けた各種の指示をトリガとして、LPWA規格に基づいた送受信制御を行う。なお、制御プログラムは、制御部200からの通信指示によらずに、無線コントローラ214が独立してLPWA通信を行うように構成されていてもよい。
RAM222は、CPU221の主メモリおよびワークエリアとして使用される。また、RAM222は、LPWA通信による送受信の対象となるデータフレームを一時的に記憶する領域としても使用される。
電源225は、無線コントローラ214を稼働させるために必要な電力を受けるユニットである。例えば、電源225は蓄電池であって、少なくとも主電源215の電力供給が停止された状態にあっても、無線コントローラ214の各部に電力を供給できるように構成されている。なお、電源225に蓄えられる電力は主電源215からの電力供給で得られてもよく、MFP100の設置時に予め外部の電力供給手段によって蓄電されたものでもよい。
電源制御226は、電源225からの電力を無線コントローラ214の各部へ供給する機能を担う。また、電源制御226は、MFP100がシャットダウン操作を受け付けたときに、無線コントローラ214の電力の供給元を主電源215から無線コントローラ214内の電源225に切り替える。
図4は、MFP100の制御部200で実行されるソフトウェアの構成例を示す図である。制御部200で実行されるソフトウェアの機能は、CPU201がROM203またはHDD204に記憶されたプログラムを読み込み、実行されることで実現される。
制御部200で実行されるソフトウェアモジュールは、機器情報管理部301、機器情報記憶部302、通信I/F決定部303、操作制御部304、機器設定管理部305、電源制御部306を含む。さらに、ソフトウェアモジュールは、通信制御管理部307、IP通信制御部308、有線LANドライバ309、無線LANドライバ310、無線コントローラI/F部311、機器情報送信管理部312を含む。
操作制御部304は、操作部210にユーザ向けの画面イメージを表示させる。また、操作制御部304は、操作部210の画面に表示した操作ボタン等の押下(ユーザ操作)を検知すると、操作ボタン等の画面構成部品に紐づけられた設定値の入力や各種処理の実行指示を受け付ける。
機器設定管理部305は、操作制御部304が受け付けた設定値のデータをRAM202に記憶する一方、各部からの要求に基づいて設定値の読み出しを行う。例えば、ユーザが何らかの機器設定を変更する場合、ユーザが操作部210に入力した内容を操作制御部304が検知すると、機器設定管理部305は、操作制御部304からの要求に応じて入力内容を設定値としてRAM202に記憶する。
また、機器設定管理部305は、有線LANI/F208、無線LANI/F209の無線コントローラの有効/無効設定や、機器管理情報を機器管理サーバ111に送信するインターフェースの設定などを管理する。
機器情報記憶部302は、プリントやコピー等、各機能ジョブのステータス情報の履歴や更新データ(印刷やコピーの回数を示すカウンタや、各機能の処理中におけるエラー情報)を格納する。なお、機器管理情報の記憶には、機器情報記憶部302が管理する領域として、HDD204またはRAM202の一部が割り当てられる。
通信I/F決定部303は、機器設定管理部305に記憶された設定値を読み出すとともに、電源制御部306からの電源状態の通知に応じて機器管理情報の通信に使用する通信手段を決定する。
電源制御部306は、電源制御216の電力供給状態を管理する。また、電源制御部306は、電力状態によって、シャットダウンや省電力モードの制御を行いつつ、各部に対して電力状態に応じた通知や指示を行う。
機器情報管理部301は、機器情報記憶部302に記憶された機器管理情報を読み出し、通信制御管理部307に対して機器管理情報の送信指示を行う。このとき、機器情報管理部301は、通信I/F決定部303が決定した通信手段に基づいて送信すべき機器管理情報を決定し、通信制御管理部307に対して出力を指示する。
ここで、機器情報管理部301が送信対象とする機器管理情報には、カウンタ情報やエラー等の各種ステータス情報に加え、消耗品関連情報や、MFP100の電源状態(シャットダウン状態か否か)を示す情報が少なくとも含まれる。
通信制御管理部307は、機器情報管理部301からの指示に応じて、有線LANまたは無線LANによるIP通信、あるいはLPWA通信のいずれかを用いて通信制御を行う。
IP通信制御部308は、IP通信を行うための通信APIを提供するネットワークライブラリ群である。IP通信制御部308は、通信制御管理部307経由で指定された内容や機器設定管理部305に記憶されている設定値に基づいて、送受信すべきインターフェースを決定する。本実施形態では、主回線に有線LAN、副回線に無線LANが割り当てられているものとし、図1に示すネットワークが構築されている。
有線LANドライバ309、無線LANドライバ310は、それぞれ有線LANおよび無線LANハードウェアを制御するデバイスドライバである。これらのドライバは、制御部200を統括的に制御するOSの一部として、IP通信を実現するためのプロトコルスタックの一部を構成している。
無線コントローラI/F部311は、通信制御管理部307から指定された通信手段がLPWAであった場合に呼び出されるライブラリ群である。無線コントローラI/F部311は、制御部200と無線コントローラ214の間のデータの送受信や、処理実行の指示や、処理結果の受け取りのために、制御部200と無線コントローラ214の双方から呼び出される。
機器情報送信管理部312は、MFP100内部の各種の機器管理情報を管理サーバ111に送信するトリガイベントを管理する。このトリガイベントは、機器管理情報の定期的な送信や、予め設定されたスケジュールに従った送信機器管理情報の送信のための日時情報やタイマイベントを含む。なお、上記のスケジュールの設定は、例えば、MFP100の管理者や保守サービスを実施するサービスマンによって行われる。
更に別のトリガイベントとしては、MFP100内で発生し得る各種エラー(印刷中に発生するジャムや部品異常)や、トナー等の消耗品の残量警告の通知のように不定期に発生し得るイベントが含まれる。
機器情報送信管理部312は、上記の複数のトリガイベントを収集および管理する。そして、機器情報送信管理部312は、適切なタイミングで通信I/F決定部303に対して情報送信を要求することができる。
図5は、無線コントローラ214のソフトウェアの構成例を示す図である。無線コントローラ214で実行されるソフトウェアの機能は、CPU221がROM223に記憶されたプログラムを読み込み、実行されることで実現される。
無線コントローラ214で実行されるソフトウェアモジュールは、送受信I/F部400、機器情報管理部401、タイマ管理部402、広域無線制御部403、広域無線ドライバ404を含む。
送受信I/F部400は、無線コントローラI/F部311を介して通信制御管理部307から指定された通信手段がLPWAであった場合、制御部200と無線コントローラ214の間の各種要求や通知、応答を行う。
機器情報管理部401は、送受信I/F部400から受信した要求や通知を受けてLPWA通信を行う時間間隔や通信の中断の管理を行うとともに、実際の通信時における広域無線制御部403への指示を行う。
タイマ管理部402は、機器情報管理部401が通信を行う時間間隔を管理するためのタイマイベントを提供する。
広域無線制御部403は、機器情報管理部401から受け取った送信指示に基づいて広域無線ドライバ404を制御し、LPWAモジュール224を用いたLPWA通信を行う機能を担う。
広域無線制御部403は、機器情報管理部401から受け取った送信指示に基づいて広域無線ドライバ404を制御し、LPWAモジュール224を用いたLPWA通信を行う機能を担う。
次に、図6、図7を参照して、MFP100の主電源が通常電力モードとシャットダウン状態を遷移する際における情報送信の制御移管と電力状態の通知に関する処理を説明する。図6、7のフローチャートに示す各動作(ステップ)は、CPU201がプログラムを呼び出し、実行することにより実現される。なお、データの送受信処理やシャットダウン処理等は、各部と協働して実現されるものとする。また、処理の主体を明確とすべく、CPU211により実行されるソフトウェアモジュールを主語として説明する。
図6は、MFP100の情報送信における基本動作と、MFP100がシャットダウンされる時に制御部200が行うシャットダウン処理に関する処理の一例を示すフローチャートである。
S501にて、機器情報送信管理部312は、情報送信処理の開始に関する要求やシャットダウン通知などのトリガイベントが発生したかを判断する。トリガイベントが発生した場合、処理はS502に移行する。一方、トリガイベントが発生していない場合、機器情報送信管理部312はトリガイベントの発生まで待機する。
ここで、情報送信処理を開始させる場合、機器情報送信管理部312は、通信I/F決定部303に情報送信要求を行う。また、シャットダウン通知は、MFP100がシャットダウンされることを電源制御部306が電源制御216を通じて検知したときに、電源制御部306から出力される。
S502にて、通信I/F決定部303は、MFP100のシャットダウン通知を受けたかを判断する。シャットダウン通知を受けた場合、処理はS507に移行する。一方、シャットダウン通知を受けていない場合、処理はS503に移行する。
S503にて、通信I/F決定部303は、機器情報送信管理部312からの情報送信要求を受けたかを判断する。情報送信要求を受けた場合、処理はS504に移行する。一方、情報送信要求を受けていない場合(S503のNo)、当該イベントはシャットダウン通知および情報送信要求に該当せず、通常発生し得ないイレギュラーなイベントとなる。そのため、S503のNoの場合、通信I/F決定部303は本イベントを無視し、次回イベントの待機のために処理をS501へ戻す。
S504にて、通信I/F決定部303は、情報送信のために使用するインターフェースの選択設定を機器設定管理部305から取得する。
S505にて、通信I/F決定部303は、S504で取得した選択設定に基づいて、有線LANI/F208、無線LANI/F209、無線コントローラ214のうちから送信に使用するインターフェースを決定する。
S505にて、通信I/F決定部303は、S504で取得した選択設定に基づいて、有線LANI/F208、無線LANI/F209、無線コントローラ214のうちから送信に使用するインターフェースを決定する。
S506にて、通信I/F決定部303は、機器情報管理部301に対して、S505で決定されたインターフェースを使用して機器管理情報を送信する指示を行う。
機器情報管理部301は、通信I/F決定部303から上記の指示を受けると、機器情報記憶部302に記憶された機器管理情報を読み出す。そして、機器情報管理部301は、通信制御管理部307を介して、決定されたインターフェースを使用して機器管理情報を送信する。その後、処理はS501に戻る。
機器情報管理部301は、通信I/F決定部303から上記の指示を受けると、機器情報記憶部302に記憶された機器管理情報を読み出す。そして、機器情報管理部301は、通信制御管理部307を介して、決定されたインターフェースを使用して機器管理情報を送信する。その後、処理はS501に戻る。
S507は、シャットダウン通知を受けた場合の処理である。シャットダウンによりMFP100が電源断状態になると、有線LANI/F208、無線LANI/F209はいずれも使用不可となるが、蓄電池で駆動できる無線コントローラ214は通信が可能である。そのため、S507での通信I/F決定部303は、機器管理情報の次回以降の通信を無線コントローラ214で行うことを決定する。
S508にて、通信I/F決定部303は、主電源がシャットダウン状態にあることを機器情報管理部301に通知する。また、通信I/F決定部303は、機器情報管理部301に対して、シャットダウン後の情報送信の制御を無線コントローラ214に移管させる指示を行う。
機器情報管理部301は、上記のシャットダウン状態の通知と送信制御の移管指示を受けると、通信制御管理部307に対して、主電源のシャットダウン状態を通知するとともに、機器管理情報の次回以降の通信を無線コントローラ214で行うように指示する。また、機器情報管理部301は、機器情報記憶部302から機器管理情報を読み出し、通信制御管理部307に機器管理情報を送信する。
通信制御管理部307は、機器情報管理部301から上記の指示および通知を受けると、無線コントローラI/F部311を介して無線コントローラ214と通信を行う。そして、通信制御管理部307は、無線コントローラ214に対して主電源のシャットダウン状態を通知するとともに、機器管理情報の次回以降の通信を行うときの情報送信制御の移管要求を行う。また、通信制御管理部307は、無線コントローラ214に機器管理情報を送信する。
S509にて、無線コントローラ214に対してシャットダウン状態の通知と情報送信制御の移管が完了すると、通信I/F決定部303は電源制御部306に対してシャットダウンの許可通知を行う。本実施形態では、通信I/F決定部303がシャットダウンの許可通知を行うことにしているが、これには限定されない。例えば、電源制御部306が通信I/F決定部303に定期的に照会し、通信I/F決定部303が照会に応じてシャットダウンの拒否または許可を応答してもよい。その後、図6の処理は終了する。
以上の処理により、シャットダウンの完了までに、シャットダウン後の情報送信制御を無線コントローラ214に確実に移管させることができる。
図7は、MFP100の電源投入時に制御部200が行う初期化処理の一例を示すフローチャートである。
S510にて、電源制御部306は、電源制御216を介して操作者によるMFP100の電源投入を検知すると、通信I/F決定部303に主電源の投入通知を行う。
通信I/F決定部303は、主電源の投入通知を受けると、機器情報管理部301、通信制御管理部307および無線コントローラI/F部311を介して、無線コントローラ214に対して主電源の投入通知を行う。その後、図7の処理は終了する。
通信I/F決定部303は、主電源の投入通知を受けると、機器情報管理部301、通信制御管理部307および無線コントローラI/F部311を介して、無線コントローラ214に対して主電源の投入通知を行う。その後、図7の処理は終了する。
通信I/F決定部303に対してMFP100の主電源投入が通知されることで、通信I/F決定部303は、情報送信制御を電源断状態の制御から主電源の投入状態の制御(通常電力モード)に遷移させる。これにより電源断状態では無線コントローラ214のみが担っていた情報送信制御を、主電源の投入状態では図6のS504~S506のように通信I/F決定部303がインターフェースを選択して送信することが可能となる。
なお、本実施形態では、無線コントローラ214に対して主電源の投入通知を行うが、これには限定されない。例えば、通信I/F決定部303は、主電源の投入通知を受けたときに、無線コントローラ214に対して情報送信制御の停止や制御主体の切り換えを要求してもよい。
図8は、制御部200からの各種指示や通知を受けたときの無線コントローラ214の動作の一例を示すフローチャートである。図8のフローチャートに示す各動作(ステップ)は、無線コントローラ214のCPU221がプログラムを呼び出し、実行することにより実現される。なお、データの送受信処理等は各部と協働して実現されるものとする。また、処理の主体を明確とすべく、CPU221により実行されるソフトウェアモジュールを主語として説明する。
S601にて、機器情報管理部401は、送受信I/F部400を介して制御部200からの通知イベントが発生したかを判断する。上記の通知イベントは、制御部200からの各種指示、通知、もしくは後述のタイマイベントなどを含む。通知イベントが発生した場合には、処理はS602に移行する。一方、通知イベントが発生していない場合には、機器情報管理部401は通知イベントの発生まで待機する。
S602にて、機器情報管理部401は、発生したイベントが制御部200からの送信要求であるかを判断する。上記の送信要求は、カウンタ等の各種機器管理情報の送信指示と、情報送信制御の移管要求を含む。制御部200からの送信要求である場合、処理はS603に移行し、制御部200からの送信要求でない場合、処理はS606に移行する。
S603にて、機器情報管理部401は、MFP100の主電源がシャットダウン状態であるかを判断する。主電源がシャットダウン状態である場合、送信要求が情報送信制御の移管要求であるとして処理はS605に移行する。一方、主電源が投入状態である場合、送信要求が各種機器管理情報の送信指示であるとして処理はS604に移行する。
S604は、MFP100の通常電力モードにおいて、通信I/F決定部303により無線コントローラ214が通信インターフェースとして選択された場合(図6のS504~S506のケース)に相当する。
S604での機器情報管理部401は、広域無線制御部403に対して、制御部200から受けた各種機器管理情報をクラウドサーバ110経由で管理サーバ111に送信する指示を行う。広域無線制御部403は、上記の指示を受けると、各種機器管理情報を含むLPWA規格の通信データを生成し、広域無線ドライバ404を介して基地局107に通信データを無線送信する。その後、処理はS601に戻る。
S605は、シャットダウンにより、情報送信制御が無線コントローラ214に移管される場合(図6のS507、S508のケース)に相当する。
S605での機器情報管理部401は、タイマ管理部402に対して管理サーバ111への次回送信処理を開始するための送信タイマのセットを指示する。
S605での機器情報管理部401は、タイマ管理部402に対して管理サーバ111への次回送信処理を開始するための送信タイマのセットを指示する。
タイマ管理部402はタイマセットの指示を受けて送信タイマを生成し、タイマのカウントを開始する。また、機器情報管理部401は、制御部200から受信した送信要求に含まれている各種機器管理情報をRAM222に保持する。RAM222に保持された機器管理情報は、次回のタイマイベント発生時に利用される。その後、処理はS601に戻る。
S606は、発生したイベントが、制御部200からの送信要求に該当しない場合に相当する。S606での機器情報管理部401は、発生したイベントがS605でセットされた送信タイマの通知(タイマイベント)であるかを判断する。タイマイベントである場合、処理はS607に移行する。一方、タイマイベントでない場合、処理はS609に移行する。
S607にて、機器情報管理部401は、シャットダウン状態になってから発生したタイマイベントの回数を加算してRAM222に保持する。
S608にて、機器情報管理部401は、S607で保持するタイマイベントの回数からシャットダウンからの経過時間を算出する。
S608にて、機器情報管理部401は、S607で保持するタイマイベントの回数からシャットダウンからの経過時間を算出する。
S608の処理の後、機器情報管理部401は処理をS604に移行させる。これにより、広域無線制御部403は、タイマイベントに応じて各種機器管理情報を含むLPWA規格の通信データを生成し、広域無線ドライバ404を介して基地局107に通信データを無線送信する。
ここで、タイマイベントでの機器管理情報の送信の場合、機器情報管理部401はS610で算出したシャットダウンからの経過時間を機器管理情報に加えて送信の指示を行う。機器管理情報としてシャットダウンからの経過時間を送信することで、管理サーバ111側でMFP100のシャットダウン状態の開始と経過時間を把握できる。これにより、例えば、シャットダウン状態が一定期間続いている場合において、MFP100のユーザからの連絡を待たずに、管理サーバ111の管理者が保守サービスの提供の連絡をユーザに行うことが可能となる。
なお、本実施形態では、シャットダウン状態において次回送信のための送信タイマを定期タイマとしている。しかし、次回送信の間隔を変更する場合に、S604による送信指示の後に次回送信の間隔を規定する送信タイマが再設定されてもよい。
S609は、発生したイベントが、制御部200からの送信要求およびタイマイベントのいずれにも該当しない場合に相当する。S609での機器情報管理部401は、発生したイベントが主電源の投入通知であるかを判断する。主電源の投入通知である場合、処理はS610に移行する。一方、主電源の投入通知でない場合、機器情報管理部401は、発生したイベントが通常発生し得ないイベントであると判断し、発生したイベントを破棄して処理をS601に戻す。
S610にて、機器情報管理部401は、主電源の投入通知に応じて、タイマ管理部402に対して送信タイマを停止させる指示を行う。タイマ管理部402は、上記の指示を受けてセットしていた送信タイマを停止させて開放する。
S611にて、機器情報管理部401は、S607で保持していたタイマイベントの発生回数を初期化する。その後、処理はS601に戻る。
S611にて、機器情報管理部401は、S607で保持していたタイマイベントの発生回数を初期化する。その後、処理はS601に戻る。
なお、本実施形態では、通信I/F決定部303から無線コントローラ214に対してMFP100の主電源のシャットダウンを通知しているが、これには限定されない。例えば、機器情報管理部401は、制御部200に主電源の状態を定期的に照会してシャットダウンを検知してもよい。
以上のように、第1実施形態のMFP100は、MFP100が外部の商用電源から電力供給を受ける主電源215で動作する通常電力モードであるときに、有線LANまたは無線LANを介して機器管理情報を外部に送信する。一方で、MFP100は、主電源215による電力供給が停止されるときに、当該電力供給の停止後に装置内部の電源225により無線コントローラ214に電力を供給し、無線コントローラ214を介して機器管理情報を外部に送信するよう制御する。
これにより、MFP100は、電源断の状態においても、自装置の管理に用いられる機器管理情報を機器管理サーバ111に通知できる。そして、MFP100が電源断の状態でも機器管理サーバ111は機器管理情報を取得できるので、サービスの提供者はMFP100に対して行うべきサービスを計画し、効率よくサービスを実施できる。
<第2実施形態>
以下、図9を参照して第2実施形態について説明する。図9は、シャットダウン処理開始時に操作部210に表示される画面の一例を示す図である。なお、第2実施形態における装置構成は、第1実施形態と同様であるので、重複説明はいずれも省略する。
以下、図9を参照して第2実施形態について説明する。図9は、シャットダウン処理開始時に操作部210に表示される画面の一例を示す図である。なお、第2実施形態における装置構成は、第1実施形態と同様であるので、重複説明はいずれも省略する。
MFP100がユーザによってシャットダウンされる場合、操作制御部304は、図9に示すようにシャットダウン処理中であることを示す画面を操作部210に表示させる。図9の画面には、MFP100の運用停止(例えば、廃棄やリプレースなど)によるシャットダウンかを確認する表示701と、運用停止時に押圧されるボタン702とが含まれる。
第2実施形態では、図9の画面をシャットダウン中の画面と同時に表示しているが、これには限定されない。例えば、保守サービスを実施するサービスマンのみが使用するサービス管理画面において、操作制御部304は、図9と同様の運用停止を選択させる画面を表示させてもよい。
図9の画面が表示されている状態において、MFP100のユーザやサービスマンがボタン702を操作すると、操作制御部304は、機器設定管理部305を介して通信I/F決定部303に運用停止通知を行う。
通信I/F決定部303は上記の運用停止通知を受けると、図6の処理により無線コントローラ214に対して運用停止通知を行う。そして、無線コントローラ214では、図8のS601、S602、S603、S605の処理が順次実行される。これにより、機器情報管理部401は、シャットダウン状態において次回送信処理を開始するための送信タイマのセットをタイマ管理部402に指示する。
その後、無線コントローラ214では、タイマ管理部402からのタイマイベントにより、S601、S602、S606~S608、S604の処理が順次実行される。これにより、機器情報管理部401は、広域無線制御部403に対して管理サーバ111に運用停止通知の送信を指示する。広域無線制御部403は、上記の指示を受けると、運用停止通知を含むLPWA規格の通信データを生成し、広域無線ドライバ404を介して基地局107に通信データを無線送信する。
第2実施形態のMFP100は、運用停止通知を含む機器管理情報を無線コントローラ214から送信できる。そして、MFP100が電源断の状態でも機器管理サーバ111は運用停止通知を取得できるので、サービスの提供者はユーザに対して運用停止後の回収サービスやリプレースの相談を迅速に行うことが可能となる。
(実施形態の変形例)
上記実施形態においては、画像形成装置を管理対象とするシステムの例を説明した。しかし、本発明で管理対象となる情報処理装置は、クラウドサービスを利用可能なネットワークデバイスであればよく、画像形成装置に限定されるものではない。
上記実施形態においては、画像形成装置を管理対象とするシステムの例を説明した。しかし、本発明で管理対象となる情報処理装置は、クラウドサービスを利用可能なネットワークデバイスであればよく、画像形成装置に限定されるものではない。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、これらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。
100 MFP
201 CPU
214 無線コントローラ
221 CPU
224 LPWAモジュール
201 CPU
214 無線コントローラ
221 CPU
224 LPWAモジュール
Claims (12)
- 自装置の管理に用いられる機器管理情報を外部のサーバに送信する情報処理装置であって、
第1の通信手段と、
前記第1の通信手段とは異なる第2の通信手段と、
装置外から電力供給を受ける第1電源で情報処理装置が動作する通常電力モードであるときに、前記第1の通信手段を介して前記機器管理情報を外部に送信する送信手段と、
前記第1電源による前記情報処理装置への電力供給が停止されるときに、当該電力供給の停止後に装置内部の第2電源により前記第2の通信手段に電力を供給し、前記第2の通信手段を介して前記機器管理情報を外部に送信するよう制御する制御手段と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。 - 前記機器管理情報は、前記情報処理装置の状態を示す情報、前記情報処理装置の稼働履歴を示す情報、前記情報処理装置により使用される消耗品の残量を示す情報の少なくとも1つを含む
請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記第1の通信手段は、IEEE802.11規格またはEthernet規格に準拠して通信を行い、
前記第2の通信手段は、LPWA規格に準拠して通信を行う
請求項1または請求項2に記載の情報処理装置。 - 前記第1の通信手段は、前記通常電力モードにおいてインターネットを介して前記機器管理情報を前記サーバに送信する
請求項3に記載の情報処理装置。 - 前記制御手段は、前記情報処理装置が前記第1電源のシャットダウン操作を受け付けたときに、前記制御に移行する処理を実行する
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の情報処理装置。 - 前記制御手段は、前記制御により、前記情報処理装置がシャットダウンされる前の状態を示す前記機器管理情報を前記第2の通信手段を介して送信する
請求項5に記載の情報処理装置。 - 前記制御手段は、シャットダウンからの経過時間を示す情報を前記機器管理情報に含めて送信する
請求項6に記載の情報処理装置。 - 前記制御手段は、前記シャットダウン操作を受け付けたときに、前記第2の通信手段への電力の供給元を前記第1電源から前記第2電源に切り替える
請求項5から請求項7のいずれか一項に記載の情報処理装置。 - 前記第1電源は、商用電源からケーブルで電力供給を受け、
前記第2の通信手段は、前記商用電源と前記第1電源が前記ケーブルで接続されていない状態で前記機器管理情報の外部への送信が可能である
請求項8に記載の情報処理装置。 - 前記制御手段は、前記情報処理装置の運用停止を確認する入力を受け付けたときに、前記情報処理装置の運用停止を示す情報を前記機器管理情報に含めて送信する
請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の情報処理装置。 - 第1の通信手段と、前記第1の通信手段とは異なる第2の通信手段とを備え、自装置の管理に用いられる機器管理情報を外部のサーバに送信する情報処理装置の方法であって、
装置外から電力供給を受ける第1電源で情報処理装置が動作する通常電力モードであるときに、前記第1の通信手段を介して前記機器管理情報を外部に送信する送信工程と、
前記第1電源による前記情報処理装置への電力供給が停止されるときに、当該電力供給の停止後に装置内部の第2電源により前記第2の通信手段に電力を供給し、前記第2の通信手段を介して前記機器管理情報を外部に送信するよう制御する制御工程と、
を有することを特徴とする方法。 - 第1の通信手段と、前記第1の通信手段とは異なる第2の通信手段とを備え、自装置の管理に用いられる機器管理情報を外部のサーバに送信する情報処理装置のコンピュータに、
装置外から電力供給を受ける第1電源で情報処理装置が動作する通常電力モードであるときに、前記第1の通信手段を介して前記機器管理情報を外部に送信する送信工程と、
前記第1電源による前記情報処理装置への電力供給が停止されるときに、当該電力供給の停止後に装置内部の第2電源により前記第2の通信手段に電力を供給し、前記第2の通信手段を介して前記機器管理情報を外部に送信するよう制御する制御工程と、
を実行させることを特徴とするプログラム。
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