JP2022167590A - 洗浄料組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】汚れを落としながらも、肌を洗浄した後に、洗浄した肌を血色よく見せる洗浄料組成物を提供すること。【解決手段】洗浄料組成物は、0.03質量%~0.4質量%の光輝性粉末と、40質量%~95質量%の液状多価アルコールと、0.1質量%~5質量%の増粘剤と、0.8質量%~10質量%の水と、を含有する。光輝性粉末における粒子は、雲母、シリカ、アルミナ、アルミニウム、タルク及びガラスからなる群から選択される板状基体と、基体の少なくとも一部を被覆する二酸化チタン及び酸化鉄からなる群から選択される少なくとも1つの被覆層と、を含む。【選択図】なし

Description

本開示は、粉末を含有する洗浄料組成物に関する。
主として顔を洗浄することを目的とした洗浄料、例えば化粧料(メーキャップ)の洗浄に適した洗浄料が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、(A)グリセリンを皮膚洗浄料に対し20質量%以上の配合割合で含む多価アルコールを40~95質量%と、(B)HLBが6~15の、ポリオキシエチレン脂肪酸グリセリル、ポリエチレングリコールモノ脂肪酸エステルの中から選ばれる1種または2種以上の非イオン界面活性剤を4~20質量%と、(C)多価アルコールを高配合し、水を低配合若しくは配合しない系に対し増粘性を発揮し得る増粘剤を0.1~5質量%と、(D)水を0~10質量%含み、粘度(B型粘度計。30℃)が10,000mPa・s以上である、ジェル状皮膚洗浄料が記載されている。
特開2014-37404号公報
以下の分析は、本開示の観点から与えられる。
顔に施したメーキャップを落とすために洗顔したとき、洗浄者は、通常、メーキャップの洗い残しがないかを確認するため自身の顔を鏡で見る。このとき、メーキャップを除去した顔は血色が悪く(肌が暗く)見えてしまうことがある。特に、メーキャップを施していた顔を洗顔直前まで見ていたため、洗顔後の顔はなおさら血色が悪く見えてしまう。自身の顔が血色悪いと感じた洗浄者は、洗顔後に気分が落ち込んでしまうことになる。
そこで、汚れを落としながらも、肌を洗浄した後に、洗浄した肌を血色よく見せる洗浄料組成物が求められている。
本開示の第1視点によれば、0.03質量%~0.4質量%の光輝性粉末と、40質量%~95質量%の液状多価アルコールと、0.1質量%~5質量%の増粘剤と、0.8質量%~10質量%の水と、を含有する、洗浄料組成物が提供される。光輝性粉末における粒子は、雲母、シリカ、アルミナ、アルミニウム、タルク及びガラスからなる群から選択される板状基体と、基体の少なくとも一部を被覆する二酸化チタン及び酸化鉄からなる群から選択される少なくとも1つの被覆層と、を含む。
本開示の洗浄料組成物を用いて肌を洗浄すると、汚れを落とすのみならず、洗浄後に、洗浄した肌の色をよく見せることができる。
上記各視点の好ましい形態を以下に記載する。
上記第1視点の好ましい形態によれば、板状基体は雲母である。被覆層は、幾何学的厚さ60nm~100nmの二酸化チタン層を有する。
上記第1視点の好ましい形態によれば、被覆層は、二酸化チタン層の少なくとも一部を被覆する酸化鉄層をさらに有する。
上記第1視点の好ましい形態によれば、粒子は1μm~100μmの平均粒子径を有する。
上記第1視点の好ましい形態によれば、液状多価アルコールは、洗浄料組成物の質量に対して20質量%以上のグリセリンを含む。
上記第1視点の好ましい形態によれば、液状多価アルコールは、ポリエチレングリコール、1,3-ブチレングリコール、及びジプロピレングリコールからなる群から選択される少なくとも1つをさらに含む。
上記第1視点の好ましい形態によれば、洗浄料組成物は、0.8質量%~25質量%の水をさらに含む。
上記第1視点の好ましい形態によれば、洗浄料組成物は、1質量%~20質量%の界面活性剤をさらに含む。
上記第1視点の好ましい形態によれば、油性成分が洗浄料組成物の質量に対して10質量%以下である。
上記第1視点の好ましい形態によれば、粘度が1,000mPa・s以上である。
上記第1視点の好ましい形態によれば、洗浄料組成物は、顔の洗浄に適用される。
以下の説明において、POEはポリオキシエチレン、POPはポリオキシプロピレンの略記で、POE又はPOPの後ろのカッコ内の数字は当該化合物中におけるPOE基又はPOP基の平均付加モル数を表す。
本開示において「実質量」とは、その化合物の添加による作用効果が生じ得る量をいう。
本開示の第1実施形態に係る洗浄料組成物について説明する。
本開示において「液状」とは、25℃で液体のもの、流動性を有するものをいう。
本開示の洗浄料組成物は、光輝性粉末と、液状多価アルコールと、増粘剤と、を含有する。本開示の洗浄料組成物は、大気圧下、25℃において液状組成物であると好ましい。
[光輝性粉末]
光輝性粉末とは、真珠様光沢又は金属様光沢を有する粉末のことをいう。例えば、光輝性粉末は、光の干渉作用により、見る角度によって色彩が異なる干渉色を発現する粉末のことをいう。本開示の光輝性粉末には、パール粉末、パール顔料等のような称呼で呼ばれる粉末も含まれ得る。
光輝性粉末における粒子は、板状形状(薄片形状、鱗片形状、フレーク形状)を有すると好ましい。
光輝性粉末における粒子は、雲母(マイカ)、シリカ、アルミナ、アルミニウム、タルク及びガラスからなる群から選択される板状基体と、基体の少なくとも一部を被覆する二酸化チタン及び酸化鉄からなる群から選択される少なくとも1つの被覆層と、を有することができる。光輝性粉末は、例えば、板状基体が雲母であり、被覆層が二酸化チタン層である雲母チタンとすることができる。雲母は、天然雲母でもよいし、合成雲母でもよい。
雲母を被覆する二酸化チタン層の厚さは、目的とする色によって適宜選択することができる。干渉色は黄色(金色)であると好ましい。雲母上の二酸化チタン層の幾何学的厚さは、例えば、60nm、70nm、又は80nm以上とすることができる。二酸化チタン層の幾何学的厚さは、例えば、100nm以下、90nm以下、又は80nm以下とすることができる。二酸化チタン層の厚さは、例えば、透過型電子顕微鏡(TEM)によって測定することができる。
被覆層は、二酸化チタン層の少なくとも一部を被覆する酸化鉄層をさらに有することができる。例えば、光輝性粉末は、雲母チタンの少なくとも一部をさらに酸化鉄で被覆した粒子とすることができる。雲母チタンを被覆する酸化鉄は、光輝性粉末の質量に対して1質量%以上とすることができる。雲母チタンを被覆する酸化鉄は、光輝性粉末の質量に対して20質量%以下とすることができる。酸化鉄が上記範囲にあると、洗浄後に肌をより血色よくみせることができる。
光輝性粉末は、例えば、1μm以上、5μm以上、10μm以上、15μm以上、又は20μm以上の平均粒子径を有することができる。光輝性粉末は、例えば、100μm以下、90μm以下、80μm以下、70μm以下、又は60μm以下の平均粒子径を有することができる。平均粒子径は、例えば、レーザー回析・散乱型粒度分布計によって測定することができる。
市販の光輝性粉末としては、例えば、Colorona Sun Gold Sparkle Mp-29(メルク社)、Colorona Bright Gold(メルク社)、Colorona Red Gold(メルク社)、Colorona Precious Gold(メルク社)、CLOISONNE SPARKLE GOLD (BASF社)、GEMTONE AMBER(BASF社)、CLOISONNE GOLD(BASF社)、TIMICA BRILLIANT GOLD(BASF社)、REFLECKS GILDED GOLD (BASF社)等を使用することができる。
光輝性粉末は、洗浄料組成物の質量に対して、0.03質量%以上であると好ましく、0.04質量%以上であるとより好ましく、0.05質量%以上であるとさらに好ましい。光輝性粉末は、洗浄料組成物の質量に対して、0.06質量%以上、0.08質量%以上、0.1質量%以上、0.12質量%以上、0.15質量%以上、0.18質量%以上、又は0.2質量%以上とすることができる。光輝性粉末が0.03質量%未満であると洗浄後に肌の色が明るくなったと感じとることが困難である。光輝性粉末は、洗浄料組成物の質量に対して、0.4質量%以下であると好ましく、0.35質量%以下であるとより好ましい。光輝性粉末は、洗浄料組成物の質量に対して、0.3質量%以下、0.25質量%以下、0.2質量%以下、又は0.15質量%以下とすることができる。光輝性粉末が0.4質量%を超えると光輝性粉末が沈降しやすくなってしまう。
[液状多価アルコール]
液状多価アルコールは水和熱を発生するものが好ましい。液状多価アルコールとしては、例えば、グリセリン、エチレングリコール、ジエチレングリコール、1,3-ブチレングリコール、ポリエチレングリコール、ジグリセリン、ジプロピレングリコール、ジエチレングリコール、ヘキサメチレングリコール、イソプレングリコール等を挙げることができる。ポリエチレングリコールとしては、例えば、PEG-400等を挙げることができる。
液状多価アルコールはグリセリンを含むと好ましい。また、液状多価アルコールは、グリセリンに加えて、ポリエチレングリコール、1,3-ブチレングリコール、及びジプロピレングリコールからなる群から選択される少なくとも1つさらに含むことができる。
液状多価アルコールは、洗浄料組成物の質量に対して、40質量%以上であると好ましく、50質量%以上であるとより好ましく、55質量%以上であるとさらに好ましい。液状多価アルコールは、洗浄料組成物の質量に対して、60質量%以上、65質量%以上、70質量%以上、75質量%以上、又は80質量%以上とすることができる。液状多価アルコールが40質量%未満であると、使用者は使用時に、水との混合による発熱による温感効果を得られにくくなってしまう。液状多価アルコールは、洗浄料組成物の質量に対して、95質量%以下であると好ましい。液状多価アルコールは、洗浄料組成物の質量に対して、90質量%以下、85質量%以下、80質量%以下、75質量%以下、70質量%以下、又は65質量%以下とすることができる。液状多価アルコールが95質量%を超えると十分な洗浄力が得られにくくなってしまう。
グリセリンは、洗浄料組成物の質量に対して、20質量%以上であると好ましく、25質量%以上であるとより好ましい。グリセリンは、洗浄料組成物の質量に対して、30質量%以上、又は35質量%以上とすることができる。グリセリンが20質量%未満であると、十分な粘度を得ることが困難となる。グリセリンは、洗浄料組成物の質量に対して、70質量%以下、60質量%以下、又は50質量%以下とすることができる。
[増粘剤]
増粘剤は、液状多価アルコール及び水の含有率が本開示の範囲内にあるときに増粘効果を発揮し得るものであると好ましい。増粘剤は、目的に応じた所望の粘度となるように添加することができる。増粘剤としては、例えば、カルボキシビニルポリマー、アルギン酸ナトリウム、ヒドロキシエチルセルロース、キサンタンガム、ヒアルロン酸ナトリウム、サクシノグリカン、カルボキシメチルセルロース、ポリアクリルアミド、ポリ(アクリル酸-メタクリル酸アルキル)、(ジメチルアクリルアミド/アクリロイルジメチルタウリンNa)クロスポリマー、ポリ(2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸/ビニルピロリドン)、(アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/メタクリル酸ベヘネス-25)クロスポリマー、(ポリオキシエチレンデシルテトラデシルエーテル・ヘキサメチレンジイソシアネート・ポリエチレングリコール11000共重合体、ポリビニルピロリドン、塩化O-〔2-ヒドロキシ-3-(トリメチルアンモニオ)プロピル〕ヒドロキシエチルセルロース、塩化O-〔2-ヒドロキシ-3-(トリメチルアンモニオ)プロピル〕ローカストビーンガム、ビニルピロリドン・メタクリル酸N,N-ジメチルアミノエチル・アクリル酸ステアリル・ジアクリル酸トリプロピレングリコール共重合体、合成ケイ酸ナトリウム・マグネシウム等が挙げられる。中でも、カルボキシビニルポリマー、(アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/メタクリル酸ベヘネス-25)クロスポリマー、(ジメチルアクリルアミド/アクリロイルジメチルタウリンナトリウム)クロスポリマー等が好ましく用いられる。増粘剤は1種または2種以上を用いることができる。
増粘剤は、洗浄料組成物の質量に対して、0.1質量%以上であると好ましく、0.2質量%以上であるとより好ましい。増粘剤は、洗浄料組成物の質量に対して、0.5質量%以上、又は1質量%以上とすることができる。増粘剤が0.1質量%未満であると、十分な粘度を得ることができない。増粘剤は、洗浄料組成物の質量に対して、5質量%以下であると好ましく、4質量%以下であるとより好ましい。増粘剤は、洗浄料組成物の質量に対して、3質量%以下、2質量%以下、1質量%以下、又は0.5質量%以下とすることができる。増粘剤が5質量%を超えると使用者がべたつき感及び皮膜感を感じ、良好な使用感を得られなくなる。
[水]
本開示の洗浄料組成物は、水をさらに含有することができる。水としては、化粧料、医薬部外品等に使用される水を使用することができ、例えば、精製水、イオン交換水、水道水等を使用することができる。
水は、洗浄料組成物の質量に対して、0.8質量%以上であると好ましい。水は、洗浄料組成物の質量に対して、1質量%以上、1.5質量%以上、又は2質量%以上とすることができる。水が0.8質量%未満では光輝性粉末の分散性が低下してしまう。水は、洗浄料組成物の質量に対して、25質量%以下であると好ましく、20質量%以下であるとより好ましく、15質量%以下であるとより好ましく、10質量%以下であるとより好ましい。水は、洗浄料組成物の質量に対して、8質量%以下、5質量%以下、4質量%以下、又は3質量%以下とすることができる。水が25質量%を超えると、多価アルコールによる温感効果を得ることが難しくなる。
[界面活性剤]
本開示の洗浄料組成物は、界面活性剤をさらに含有することができる。界面活性剤は、はHLBが6~15の、ポリオキシエチレン脂肪酸グリセリル及びポリエチレングリコールモノ脂肪酸エステルからなる群から選ばれる1種または2種以上の非イオン界面活性剤であると好ましい。HLB値が6未満では洗浄料を水で洗い流しにくくなる。HLB値が15を超えると、メーキャップ化粧料中の油分との相溶性が悪くなり、洗浄効果が得られにくくなる傾向がみられる。HLBは好ましくは9~14である。HLBは下記式で表される川上式により算出することができる。下記式において、MWは親水基部の分子量を表す。MOは親油基部の分子量を表す。HLB値には加成性が認められ、2種以上の非イオン性界面活性剤を組み合せて使用する場合の全体としてのHLB値は、それぞれ単独の界面活性剤のHLB値の加重平均で表される。
HLB=7+11.7×log(MW/MO)
ポリオキシエチレン脂肪酸グリセリルとしては、例えば、POEモノイソステアリン酸グリセリル(3E.O.)(=モノイソステアリン酸PEG-3グリセリル)〔日本エマルジョン社製「EMALEXGWIS-103」、HLB=6〕、POEモノイソステアリン酸グリセリル(8E.O.)(=モノイソステアリン酸PEG-8グリセリル)〔同「EMALEXGWIS-108」、HLB=10〕、POE(20)モノイソステアリン酸グリセリル(=モノイソステアリン酸PEG-20グリセリル)〔同「EMALEXGWIS-120」、HLB=13〕、POE(7)ヤシ油脂肪酸グリセリル(=ヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリル)〔コグニスジャパン社製「セチオールHE」、HLB=13〕、POEジイソステアリン酸グリセリル(10E.O.)(=ジイソステアリン酸PEG-10グリセリル)〔日本エマルジョン社製「EMALEXGWIS-210EX」、HLB=7〕、POEジイソステアリン酸グリセリル(10E.O.)(=ジイソステアリン酸PEG-10グリセリル)〔同「EMALEXGWIS-210EX、HLB=7〕、POEトリイソステアリン酸グリセリル(20E.O.)(=トリイソステアリン酸PEG-20グリセリル)〔同「EMALEXGWIS-320EX」、HLB=7〕等が挙げられる。
ポリエチレングリコールモノ脂肪酸エステルとしては、例えば、モノイソステアリン酸ポリエチレングリコール(6E.O.)(=モノイソステアリン酸PEG-6)〔同「EMALEXPEIS-6EX」、HLB=9〕、モノイソステアリン酸ポリエチレングリコール(10E.O.)(=モノイソステアリン酸PEG-10)〔同「EMALEXPEIS-10EX」、HLB=11〕、モノイソステアリン酸ポリエチレングリコール(12E.O.)(=モノイソステアリン酸ポリエチレングリコール600、モノイソステアリン酸PEG-12)〔同「EMALEXPEIS-12EX」、HLB=12〕、モノオレイン酸ポリエチレングリコール400〔HLB=11.4〕、モノステアリン酸ポリエチレングリコール400〔HLB=11.6〕等が挙げられる。
界面活性剤としてポリオキシエチレン脂肪酸グリセリルを用いる場合、脂肪酸としてモノ脂肪酸を用いた方が、ジ脂肪酸、トリ脂肪酸等を用いた場合に比べ、低温~中温域での安定性という本発明効果に加え、さらに、高温での安定性効果も得ることができる。したがって高温での安定性効果も欲する場合はポリオキシエチレンモノ脂肪酸グリセリル、ポリエチレングリコールモノ脂肪酸エステルを用いるのが好ましい。
界面活性剤は、洗浄料組成物の質量に対して、1質量%以上であると好ましく、2質量%以上であるとより好ましい。界面活性剤は、洗浄料組成物の質量に対して、3質量%以上、4質量%以上、5質量%以上、又は6質量%以上とすることができる。界面活性剤が1質量%未満であると、十分な洗浄性を得ることができない。界面活性剤は、洗浄料組成物の質量に対して、20質量%以下であると好ましく、15質量%以下であるとより好ましい。界面活性剤は、洗浄料組成物の質量に対して、12質量%以下、又は10質量%以下とすることができる。界面活性剤が20質量%を超えると洗浄力が強くなりすぎてしまい、使用者が洗浄後につっぱり感を感じてしまう。
[油性成分]
本開示の洗浄料組成物は、油性成分をさらに含有することができる。油性成分は、洗浄料組成物の質量に対して、0.1質量%以上、0.5質量%以上、1質量%以上、1.5質量%以上、又は2質量%以上とすることができる。油性成分が。液状油性成分は、洗浄料組成物の質量に対して、10質量%以下であると好ましく、8質量%以下であるとより好ましい。油性成分は、洗浄料組成物の質量に対して、5質量%以下、4質量%以下、又は3質量%以下とすることができる。油性成分が10質量%を超えると、べたつきを生じてしまう。
油性成分としては、例えば、液体油脂、固体油脂、ワックス、ロウ、炭化水素、高級脂肪酸、高級アルコール、合成エステル油、シリコーン油等を使用することができる。
液体油脂としては、例えば、アボガド油、ツバキ油、タートル油、マカデミアナッツ油、トウモロコシ油、ミンク油、オリーブ油、ナタネ油、卵黄油、ゴマ油、パーシック油、小麦胚芽油、サザンカ油、ヒマシ油、アマニ油、サフラワー油、綿実油、エノ油、大豆油、落花生油、茶実油、カヤ油、コメヌカ油、シナギリ油、日本キリ油、ホホバ油、胚芽油、トリグリセリン等が挙げられる。
固体油脂としては、例えば、カカオ脂、ヤシ油、馬脂、硬化ヤシ油、パーム油、牛脂、羊脂、硬化牛脂、パーム核油、豚脂、牛骨脂、モクロウ核油、硬化油、牛脚脂、モクロウ、硬化ヒマシ油等が挙げられる。
ワックスとしては、例えば、ミツロウ、カンデリラロウ、綿ロウ、カルナウバロウ、ベイベリーロウ、イボタロウ、鯨ロウ、モンタンロウ、ヌカロウ、ラノリン、カポックロウ、酢酸ラノリン、液状ラノリン、サトウキビロウ、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラウリン酸ヘキシル、還元ラノリン、ジョジョバロウ、硬質ラノリン、セラックロウ、POEラノリンアルコールエーテル、POEラノリンアルコールアセテート、POEコレステロールエーテル、ラノリン脂肪酸ポリエチレングリコール、POE水素添加ラノリンアルコールエーテル、例えば、流動パラフィン、オゾケライト、スクワラン、プリスタン、パラフィン、セレシン、スクワレン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス、フィッシャートロプシュワックス等が挙げられる。
ロウ類としては、例えば、ミツロウ、カンデリラロウ、綿ロウ、カルナウバロウ、ベイベリーロウ、イボタロウ、鯨ロウ、モンタンロウ、ヌカロウ、ラノリン、カポックロウ、酢酸ラノリン、液状ラノリン、サトウキビロウ、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラウリン酸ヘキシル、還元ラノリン、ジョジョバロウ、硬質ラノリン、セラックロウ、POEラノリンアルコールエーテル、POEラノリンアルコールアセテート、POEコレステロールエーテル、ラノリン脂肪酸ポリエチレングリコール、POE水素添加ラノリンアルコールエーテル等が挙げられる。
炭化水素油としては、例えば、流動パラフィン、オゾケライト、スクワラン、プリスタン、パラフィン、セレシン、スクワレン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等が挙げられる。
高級脂肪酸としては、例えば、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、オレイン酸、ウンデシレン酸、トール酸、イソステアリン酸、リノール酸、リノレイン酸、エイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)等が挙げられる。
高級アルコールとしては、例えば、直鎖アルコール(例えば、ラウリルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、ミリスチルアルコール、オレイルアルコール、セトステアリルアルコール等);分枝鎖アルコール(例えば、モノステアリルグリセリンエーテル(バチルアルコール)、2-デシルテトラデシノール、ラノリンアルコール、コレステロール、フィトステロール、ヘキシルドデカノール、イソステアリルアルコール、オクチルドデカノール等)等を使用することができる。
合成エステル油としては、ミリスチン酸イソプロピル、オクタン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、オレイン酸デシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、酢酸ラノリン、ステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソセチル、12-ヒドロキシステアリン酸コレステリル、ジ-2-エチルヘキサン酸エチレングリコール、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル、モノイソステアリン酸N-アルキルグリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ-2-ヘプチルウンデカン酸グリセリン、トリ-2-エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ-2-エチルヘキサン酸ペンタエリスリトール、トリ-2-エチルヘキサン酸グリセリン、トリオクタン酸グリセリン、トリイソパルミチン酸グリセリン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、セチル2-エチルヘキサノエート、2-エチルヘキシルパルミテート、トリミリスチン酸グリセリン、トリ-2-ヘプチルウンデカン酸グリセライド、ヒマシ油脂肪酸メチルエステル、オレイン酸オレイル、アセトグリセライド、パルミチン酸2-ヘプチルウンデシル、アジピン酸ジイソブチル、N-ラウロイル-L-グルタミン酸-2-オクチルドデシルエステル、アジピン酸ジ-2-ヘプチルウンデシル、エチルラウレート、セバシン酸ジ-2-エチルヘキシル、ミリスチン酸2-ヘキシルデシル、パルミチン酸2-ヘキシルデシル、アジピン酸2-ヘキシルデシル、セバシン酸ジイソプロピル、コハク酸2-エチルヘキシル、クエン酸トリエチル等が挙げられる。
シリコーン油としては、ジメチルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ステアロキシメチルポリシロキサン、ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン、フルオロアルキル・ポリオキシアルキレン共変性オルガノポリシロキサン、アルキル変性オルガノポリシロキサン、末端変性オルガノポリシロキサン、フッ素変性オルガノポリシロキサン、アミノ変性オルガノポリシロキサン、シリコーンゲル、アクリルシリコーン、トリメチルシロキシケイ酸、シリコーンRTVゴム、シクロペンタシロキサン等のシリコーン化合物等が挙げられる。
[粘度]
本開示の洗浄料組成物は、1,000mPa・s以上、より好ましくは3,000mPa・s以上、より好ましくは5,000mPa・s以上、より好ましくは10,000mPa・s以上の粘度を有すると好ましい。本開示の洗浄料組成物の粘度は、15,000mPa・s以上、20,000mPa・s以上、又は25,000mPa・s以上とすることができる。粘度が1,000mPa・s未満であると、光輝性粉末が沈降傾向にある。本開示の洗浄料組成物の粘度は、50,000mPa・s以下であると好ましく、40,000mPa・s以下であるとより好ましい。粘度が50,000mPa・sを超えると、肌への塗布容易性が低下してしまう。粘度は30℃におけるブルックフィールド型粘度計(スピンドル番号6、回転数10rpm)で測定することができる。
[その他]
本開示の洗浄料組成物は、本開示の効果を阻害しない範囲において、他の成分、例えば、粉末、上記以外の増粘剤、上記以外の界面活性剤、水溶性アルコール、保湿剤、皮膜剤、油溶性紫外線吸収剤、水溶性紫外線吸収剤、金属イオン封鎖剤、アミノ酸、有機アミン、高分子エマルジョン、pH調整剤、皮膚栄養剤、ビタミン、酸化防止剤、酸化防止助剤、香料等を必要に応じて適宜含有することができる。
粉末としては、例えば、無機粉末(例えば、タルク、カオリン、雲母、絹雲母(セリサイト)、白雲母、金雲母、合成雲母、紅雲母、黒雲母、リチア雲母、焼成雲母、焼成タルク、パーミキュライト、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸ストロンチウム、タングステン酸金属塩、マグネシウム、シリカ、ゼオライト、ガラス、硫酸バリウム、焼成硫酸カルシウム(焼セッコウ)、リン酸カルシウム、フッ素アパタイト、ヒドロキシアパタイト、セラミックパウダー、金属石鹸(例えば、ミリスチン酸亜鉛、パルミチン酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウム)、窒化ホウ素等);有機粉末(例えば、ポリアミド樹脂粉末(ナイロン粉末)、ポリエチレン粉末、ポリメタクリル酸メチル粉末、ポリスチレン粉末、スチレンとアクリル酸の共重合体樹脂粉末、ベンゾグアナミン樹脂粉末、ポリ四フッ化エチレン粉末、セルロース粉末、シリコーン樹脂粉末、シルクパウダー、ウールパウダー、ウレタンパウダー等);無機白色顔料(例えば、二酸化チタン、酸化亜鉛等);無機赤色系顔料(例えば、酸化鉄(ベンガラ)、チタン酸鉄等);無機褐色系顔料(γ-酸化鉄等)、無機黄色系顔料(黄酸化鉄、黄土等)、無機黒色系顔料(黒酸化鉄、カーボンブラック、低次酸化チタン等)、無機紫色系顔料(例えば、マンガンバイオレット、コバルトバイオレット等);無機緑色系顔料(例えば、酸化クロム、水酸化クロム、チタン酸コバルト等);無機青色系顔料(例えば、群青、紺青等);パール顔料(例えば、酸化チタンコーテッドマイカ、酸化チタンコーテッドオキシ塩化ビスマス、酸化チタンコーテッドタルク、着色酸化チタンコーテッドマイカ、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔等);金属粉末顔料(例えば、アルミニウムパウダー、カッパーパウダー等);ジルコニウム、バリウム又はアルミニウムレーキ等の有機顔料(例えば、赤色201号、赤色202号、赤色204号、赤色205号、赤色220号、赤色226号、赤色228号、赤色405号、橙色203号、橙色204号、黄色205号、黄色401号、及び青色404号などの有機顔料、赤色3号、赤色104号、赤色106号、赤色227号、赤色230号、赤色401号、赤色505号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、黄色202号、黄色203号、緑色3号及び青色1号等);天然色素(例えば、クロロフィル、β-カロチン等);ワックス粉末(例えば、カルナバワックス粉末等);デンプン粉末(例えば、トウモロコシデンプン粉末、コメデンプン粉末等)等を使用することができる。
アニオン性界面活性剤としては、例えば、脂肪酸セッケン(例えば、ラウリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム等);高級アルキル硫酸エステル塩(例えば、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸カリウム等);アルキルエーテル硫酸エステル塩(例えば、POE-ラウリル硫酸トリエタノールアミン、POE-ラウリル硫酸ナトリウム等);N-アシルサルコシン酸(例えば、ラウロイルサルコシンナトリウム等);高級脂肪酸アミドスルホン酸塩(例えば、N‐ステアロイル‐N‐メチルタウリンナトリウム、N-ミリストイル-N-メチルタウリンナトリウム、ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム、ラウリルメチルタウリッドナトリウム等);リン酸エステル塩(POE-オレイルエーテルリン酸ナトリウム、POE-ステアリルエーテルリン酸等);スルホコハク酸塩(例えば、ジ-2-エチルヘキシルスルホコハク酸ナトリウム、モノラウロイルモノエタノールアミドポリオキシエチレンスルホコハク酸ナトリウム、ラウリルポリプロピレングリコールスルホコハク酸ナトリウム等);アルキルベンゼンスルホン酸塩(例えば、リニアドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、リニアドデシルベンゼンスルホン酸トリエタノールアミン、リニアドデシルベンゼンスルホン酸等);高級脂肪酸エステル硫酸エステル塩(例えば、硬化ヤシ油脂肪酸グリセリン硫酸ナトリウム等);N-アシルグルタミン酸塩(例えば、N-ラウロイルグルタミン酸モノナトリウム、N-ステアロイルグルタミン酸ジナトリウム、N-ミリストイル-L-グルタミン酸モノナトリウム等);硫酸化油(例えば、ロート油等);POE-アルキルエーテルカルボン酸;POE-アルキルアリルエーテルカルボン酸塩;α-オレフィンスルホン酸塩;高級脂肪酸エステルスルホン酸塩;二級アルコール硫酸エステル塩;高級脂肪酸アルキロールアミド硫酸エステル塩;ラウロイルモノエタノールアミドコハク酸ナトリウム;N-パルミトイルアスパラギン酸ジトリエタノールアミン;カゼインナトリウム等を使用することができる。
カチオン界面活性剤としては、例えば、アルキルトリメチルアンモニウム塩(例えば、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム等);アルキルピリジニウム塩(例えば、塩化セチルピリジニウム等);ジアルキルジメチルアンモニウム塩(例えば、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム);塩化ポリ(N,N’-ジメチル-3,5-メチレンピペリジニウム);アルキル四級アンモニウム塩;アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩;アルキルイソキノリニウム塩;ジアルキルモリホニウム塩;POE-アルキルアミン;アルキルアミン塩;ポリアミン脂肪酸誘導体;アミルアルコール脂肪酸誘導体;塩化ベンザルコニウム;塩化ベンゼトニウム等が挙げられる。
両性界面活性剤としては、例えば、イミダゾリン系両性界面活性剤(例えば、2-ウンデシル-N,N,N-(ヒドロキシエチルカルボキシメチル)-2-イミダゾリンナトリウム、2-ココイル-2-イミダゾリニウムヒドロキサイド-1-カルボキシエチロキシ2ナトリウム塩等);ベタイン系界面活性剤(例えば、2-ヘプタデシル-N-カルボキシメチル-N-ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アルキルベタイン、アミドベタイン、スルホベタイン等)等が挙げられる。
親水性非イオン界面活性剤としては、例えば、POE-ソルビタン脂肪酸エステル(例えば、POE-ソルビタンモノオレエート、POE-ソルビタンモノステアレート、POE-ソルビタンモノオレエート、POE-ソルビタンテトラオレエート等);POE-ソルビット脂肪酸エステル(例えば、POE-ソルビットモノラウレート、POE-ソルビットモノオレエート、POE-ソルビットペンタオレエート、POE-ソルビットモノステアレート等);POE-グリセリン脂肪酸エステル(例えば、POE-グリセリンモノステアレート、POE-グリセリンモノイソステアレート、POE-グリセリントリイソステアレート等のPOE-モノオレエート等);POE-脂肪酸エステル(例えば、POE-ジステアレート、POE-モノジオレエート、ジステアリン酸エチレングリコール等);POE-アルキルエーテル(例えば、POE-ラウリルエーテル、POE-オレイルエーテル、POE-ステアリルエーテル、POE-ベヘニルエーテル、POE-2-オクチルドデシルエーテル、POE-コレスタノールエーテル等);プルロニック型(例えば、プルロニック等);POE・POP-アルキルエーテル(例えば、POE・POP-セチルエーテル、POE・POP-2-デシルテトラデシルエーテル、POE・POP-モノブチルエーテル、POE・POP-水添ラノリン、POE・POP-グリセリンエーテル等);テトラPOE・テトラPOP-エチレンジアミン縮合物(例えば、テトロニック等);POE-ヒマシ油硬化ヒマシ油誘導体(例えば、POE-ヒマシ油、POE-硬化ヒマシ油、POE-硬化ヒマシ油モノイソステアレート、POE-硬化ヒマシ油トリイソステアレート、POE-硬化ヒマシ油モノピログルタミン酸モノイソステアリン酸ジエステル、POE-硬化ヒマシ油マレイン酸等);POE-ミツロウ・ラノリン誘導体(例えば、POE-ソルビットミツロウ等);アルカノールアミド(例えば、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ラウリン酸モノエタノールアミド、脂肪酸イソプロパノールアミド等);POE-プロピレングリコール脂肪酸エステル;POE-アルキルアミン;POE-脂肪酸アミド;ショ糖脂肪酸エステル;アルキルエトキシジメチルアミンオキシド;トリオレイルリン酸等が挙げられる。
親油性非イオン界面活性剤としては、例えば、ソルビタン脂肪酸エステル(例えば、ソルビタンモノオレエート、ソルビタンモノイソステアレート、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタンモノステアレート、ソルビタンセスキオレエート、ソルビタントリオレエート、ペンタ-2-エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン、テトラ-2-エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン等);グリセリンポリグリセリン脂肪酸(例えば、モノ綿実油脂肪酸グリセリン、モノエルカ酸グリセリン、セスキオレイン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリン、α,α'-オレイン酸ピログルタミン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリンリンゴ酸等);プロピレングリコール脂肪酸エステル(例えば、モノステアリン酸プロピレングリコール等);硬化ヒマシ油誘導体;グリセリンアルキルエーテル等が挙げられる。
増粘剤としては、例えば、アラビアガム、カラギーナン、カラヤガム、トラガカントガム、キャロブガム、クインスシード(マルメロ)、カゼイン、デキストリン、ゼラチン、ペクチン酸ナトリウム、アルギン酸ナトリウム、メチルセルロース、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロース(CMC)、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリビニルメチルエーテル(PVM)、PVP(ポリビニルピロリドン)、ポリアクリル酸ナトリウム、カルボキシビニルポリマー、ローカストビーンガム、グアガム、タマリントガム、ジアルキルジメチルアンモニウム硫酸セルロース、キサンタンガム、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、ベントナイト、ヘクトライト、ケイ酸アルミニウムマグネシウム(ビーガム)、ラポナイト、無水ケイ酸、タウレート系合成高分子、アクリレート系合成高分子等が挙げられる。
水溶性アルコールとしては、例えば、低級アルコール、多価アルコール、多価アルコール重合体、2価のアルコールアルキルエーテル類、2価アルコールアルキルエーテル類、2価アルコールエーテルエステル、グリセリンモノアルキルエーテル、糖アルコール、単糖、オリゴ糖、多糖およびそれらの誘導体等から選ばれる少なくとも1つを挙げることができる。
低級アルコールとしては、例えば、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、イソブチルアルコール、t-ブチルアルコール等が挙げられる。
多価アルコールとしては、例えば、2価のアルコール(例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、トリメチレングリコール、1,2-ブチレングリコール、1,3-ブチレングリコール、テトラメチレングリコール、2,3-ブチレングリコール、ペンタメチレングリコール、2-ブテン-1,4-ジオール、ヘキシレングリコール、オクチレングリコール等);3価のアルコール(例えば、グリセリン、トリメチロールプロパン等);4価アルコール(例えば、1,2,6-ヘキサントリオール等のペンタエリスリトール等);5価アルコール(例えば、キシリトール等);6価アルコール(例えば、ソルビトール、マンニトール等);多価アルコール重合体(例えば、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、テトラエチレングリコール、ジグリセリン、ポリエチレングリコール、トリグリセリン、テトラグリセリン、ポリグリセリン等);2価のアルコールアルキルエーテル類(例えば、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノフェニルエーテル、エチレングリコールモノヘキシルエーテル、エチレングリコールモノ2-メチルヘキシルエーテル、エチレングリコールイソアミルエーテル、エチレングリコールベンジルエーテル、エチレングリコールイソプロピルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、エチレングリコールジブチルエーテル等);2価アルコールアルキルエーテル類(例えば、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールブチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエチルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールイソプロピルエーテル、ジプロピレングリコールメチルエーテル、ジプロピレングリコールエチルエーテル、ジプロピレングリコールブチルエーテル等);2価アルコールエーテルエステル(例えば、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノフェニルエーテルアセテート、エチレングリコールジアジベート、エチレングリコールジサクシネート、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノプロピルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノフェニルエーテルアセテート等);グリセリンモノアルキルエーテル(例えば、キミルアルコール、セラキルアルコール、バチルアルコール等);糖アルコール(例えば、ソルビトール、マルチトール、マルトトリオース、マンニトール、ショ糖、エリトリトール、グルコース、フルクトース、デンプン分解糖、マルトース、キシリトール、デンプン分解糖還元アルコール等);グリコリド;テトラハイドロフルフリルアルコール;POE-テトラハイドロフルフリルアルコール;POP-ブチルエーテル;POP・POE-ブチルエーテル;トリポリオキシプロピレングリセリンエーテル;POP-グリセリンエーテル;POP-グリセリンエーテルリン酸;POP・POE-ペンタンエリスリトールエーテル、ポリグリセリン等が挙げられる。
単糖としては、例えば、三炭糖(例えば、D-グリセリルアルデヒド、ジヒドロキシアセトン等)、四炭糖(例えば、D-エリトロ-ス、D-エリトルロ-ス、Dートレオ-ス、エリスリトール等)、五炭糖(例えば、L-アラビノ-ス、D-キシロ-ス、L-リキソ-ス、D-アラビノ-ス、D-リボ-ス、D-リブロ-ス、D-キシルロ-ス、L-キシルロ-ス等)、六炭糖(例えば、D-グルコ-ス、D-タロ-ス、D-プシコ-ス、D-ガラクト-ス、D-フルクト-ス、L-ガラクト-ス、L-マンノ-ス、D-タガト-ス等)、七炭糖(例えば、アルドヘプト-ス、ヘプツロース等)、八炭糖(例えば、オクツロース等)、デオキシ糖(例えば、2-デオキシ-D-リボ-ス、6-デオキシ-L-ガラクト-ス、6-デオキシ-L-マンノ-ス等)、アミノ糖(例えば、D-グルコサミン、D-ガラクトサミン、シアル酸、アミノウロン酸、ムラミン酸等)、ウロン酸(例えば、D-グルクロン酸、D-マンヌロン酸、L-グルロン酸、D-ガラクツロン酸、L-イズロン酸等)等から選ばれる少なくとも1つを挙げることができる。
オリゴ糖としては、例えば、ショ糖、グンチアノース、ウンベリフェロース、ラクトース、プランテオース、イソリクノース類、α,α-トレハロース、ラフィノース、リクノース類、ウンビリシン、スタキオース、ベルバスコース類等から選ばれる少なくとも1つを挙げることができる。
多糖としては、例えば、セルロース、クインスシード、コンドロイチン硫酸、デンプン、ガラクタン、デルマタン硫酸、グリコーゲン、アラビアガム、ヘパラン硫酸、ヒアルロン酸、トラガントガム、ケラタン硫酸、コンドロイチン、キサンタンガム、ムコイチン硫酸、グアガム、デキストラン、ケラト硫酸、ローカストビーンガム、サクシノグルカン、カロニン酸等から選ばれる少なくとも1つを挙げることができる。
その他のポリオールとしては、例えば、ポリオキシエチレンメチルグルコシド(グルカムE-10)、ポリオキシプロピレンメチルグルコシド(グルカムP-10)等から選ばれる少なくとも1つを挙げることができる。
天然の水溶性ポリマーとしては、例えば、植物系高分子(例えば、アラビアガム、トラガカントガム、ガラクタン、グアガム、キャロブガム、カラヤガム、カラギーナン、ペクチン、カンテン、クインスシード(マルメロ)、アルゲコロイド(カッソウエキス)、デンプン(コメ、トウモロコシ、バレイショ、コムギ)、グリチルリチン酸);微生物系高分子(例えば、キサンタンガム、デキストラン、サクシノグルカン、プルラン等);動物系高分子(例えば、コラーゲン、カゼイン、アルブミン、ゼラチン等)等が挙げられる。
半合成の水溶性ポリマーとしては、例えば、デンプン系高分子(例えば、カルボキシメチルデンプン、メチルヒドロキシプロピルデンプン等);セルロース系高分子(メチルセルロース、エチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、セルロース硫酸ナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、結晶セルロース、セルロース末等);アルギン酸系高分子(例えば、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル等)等が挙げられる。
保湿剤としては、例えば、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、1,3-ブチレングリコール、キシリトール、ソルビトール、マルチトール、コンドロイチン硫酸、ヒアルロン酸、ムコイチン硫酸、カロニン酸、アテロコラーゲン、コレステリル-12-ヒドロキシステアレート、乳酸ナトリウム、胆汁酸塩、dl-ピロリドンカルボン酸塩、アルキレンオキシド誘導体、短鎖可溶性コラーゲン、ジグリセリン(EO)PO付加物、イザヨイバラ抽出物、セイヨウノコギリソウ抽出物、メリロート抽出物等が挙げられる。
皮膜剤としては、例えば、アニオン性皮膜剤(例えば、(メタ)アクリル酸/(メタ)アクリル酸エステル共重合体、メチルビニルエーテル/無水マレイン酸高重合体等)、カチオン性皮膜剤(例えば、カチオン化セルロース、ジメチルジアリルアンモニウムクロライド重合体、ジメチルジアリルアンモニウムクロライド/アクリルアミド共重合体等)、ノニオン性皮膜剤(例えば、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリル酸エステル共重合体、(メタ)アクリルアミド、高分子シリコーン、シリコーンレジン、トリメチルシロキシケイ酸等)が挙げられる。
水溶性紫外線吸収剤としては、例えば、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤(例えば、2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン-5-スルホン酸塩等)、ベンジリデンショウノウ系紫外線吸収剤(ベンジリデンショウノウスルホン酸、テレフタリリデンジショウノウスルホン酸等)、フェニルベンゾイミダゾール系紫外線吸収剤(フェニルベンズイミダゾールスルホン酸等)等が挙げられる。
金属イオン封鎖剤としては、例えば、1-ヒドロキシエタン-1,1-ジフォスホン酸、1-ヒドロキシエタン-1,1-ジフォスホン酸四ナトリウム塩、エデト酸二ナトリウム、エデト酸三ナトリウム、エデト酸四ナトリウム、クエン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、グルコン酸、リン酸、クエン酸、アスコルビン酸、コハク酸、エデト酸、エチレンジアミンヒドロキシエチル三酢酸3ナトリウム等が挙げられる。
アミノ酸としては、例えば、中性アミノ酸(例えば、スレオニン、システイン等);塩基性アミノ酸(例えば、ヒドロキシリジン等)等が挙げられる。また、アミノ酸誘導体として、例えば、アシルサルコシンナトリウム(ラウロイルサルコシンナトリウム)、アシルグルタミン酸塩、アシルβ-アラニンナトリウム、グルタチオン、ピロリドンカルボン酸等が挙げられる。
有機アミンとしては、例えば、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モルホリン、トリイソプロパノールアミン、2-アミノ-2-メチル-1,3-プロパンジオール、2-アミノ-2-メチル-1-プロパノール等が挙げられる。
高分子エマルジョンとしては、例えば、アクリル樹脂エマルジョン、ポリアクリル酸エチルエマルジョン、アクリルレジン液、ポリアクリルアルキルエステルエマルジョン、ポリ酢酸ビニル樹脂エマルジョン、天然ゴムラテックス等が挙げられる。
pH調整剤としては、例えば、乳酸-乳酸ナトリウム、クエン酸-クエン酸ナトリウム、コハク酸-コハク酸ナトリウム等の緩衝剤等が挙げられる。
ビタミン類としては、例えば、ビタミンA、B1、B2、B6、C、E及びその誘導体、パントテン酸及びその誘導体、ビオチン等が挙げられる。
酸化防止剤としては、例えば、トコフェロール類、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、没食子酸エステル類等が挙げられる。
酸化防止助剤としては、例えば、リン酸、クエン酸、アスコルビン酸、マレイン酸、マロン酸、コハク酸、フマル酸、ケファリン、ヘキサメタフォスフェイト、フィチン酸、エチレンジアミン四酢酸等が挙げられる。
その他の配合可能成分としては、例えば、防腐剤(エチルパラベン、ブチルパラベン、クロルフェネシン、フェノキシエタノール等);消炎剤(例えば、グリチルリチン酸誘導体、グリチルレチン酸誘導体、サリチル酸誘導体、ヒノキチオール、酸化亜鉛、アラントイン等);美白剤(例えば、胎盤抽出物、ユキノシタ抽出物、アルブチン等);各種抽出物(例えば、オウバク、オウレン、シコン、シャクヤク、センブリ、バーチ、セージ、ビワ、ニンジン、アロエ、ゼニアオイ、アイリス、ブドウ、ヨクイニン、ヘチマ、ユリ、サフラン、センキュウ、ショウキョウ、オトギリソウ、オノニス、ニンニク、トウガラシ、チンピ、トウキ、海藻等)、賦活剤(例えば、ローヤルゼリー、感光素、コレステロール誘導体等);血行促進剤(例えば、ノニル酸ワニリルアミド、ニコチン酸ベンジルエステル、ニコチン酸β-ブトキシエチルエステル、カプサイシン、ジンゲロン、カンタリスチンキ、イクタモール、タンニン酸、α-ボルネオール、ニコチン酸トコフェロール、イノシトールヘキサニコチネート、シクランデレート、シンナリジン、トラゾリン、アセチルコリン、ベラパミル、セファランチン、γ-オリザノール等);抗脂漏剤(例えば、硫黄、チアントール等);抗炎症剤(例えば、トラネキサム酸、チオタウリン、ヒポタウリン等)等が挙げられる。
さらに、本開示の組成物は、カフェイン、タンニン、ベラパミル、トラネキサム酸及びその誘導体、甘草、カリン、イチヤクソウ等の各種生薬抽出物、酢酸トコフェロール、グリチルレジン酸、グリチルリチン酸及びその誘導体又はその塩等の薬剤、ビタミンC、アスコルビン酸リン酸マグネシウム、アスコルビン酸グルコシド、アルブチン、コウジ酸等の美白剤、アルギニン、リジン等のアミノ酸及びその誘導体、も適宜含有することができる。
本開示の洗浄料組成物は、例えば、顔用の洗浄料等に適用することができる。
[製造方法]
本開示の洗浄料組成物の製造方法について説明する。本開示の洗浄料組成物は、公知の方法で製造することができる。例えば、各成分を混合することによって本開示の洗浄料組成物を製造することができる。
本開示の洗浄料組成物において、相構造等が、組成によって直接特定することが不可能であるか、又はおよそ実際的ではない場合がある。このような場合には、本開示の洗浄料組成物は、その製造方法によって特定することが許されるべきものである。
[使用方法]
本開示の洗浄料組成物は、洗浄料組成物を直接肌に塗布して肌を洗浄し、その後水で洗い流して使用することができる。
本開示の洗浄料組成物を用いて肌を洗浄すると、洗い流した後の肌を血色よくみせることができる。特に、本開示の洗浄料組成物で洗顔すると、顔色を良く見せることができる。
本開示の洗浄料組成物は、肌に塗布すると多価アルコールと肌上の水分と水和により発熱する。この温感効果(水和熱)により、使用者は洗浄時に心地よさを感じることができる。また、この温感効果により、汚れを落としやすくすることもできる。
本開示の洗浄料組成物は液体部分は透明性を有している。本開示の洗浄料組成物は、透明な液体に光輝性粉末が輝いて見え、きれいな外観を呈することができる。
本開示の洗浄料組成物は高い洗浄性を有する。本開示の洗浄料組成物は、例えば、化粧料用の洗浄料(メーク落とし)に適用することができる。
本開示の洗浄料組成物について、以下に例を挙げて説明する。しかしながら、本開示の洗浄料組成物以下の例に限定されるものではない。各表に示す各成分の含有率の単位は質量%である。
[試験例1~35]
表1~表7に示す試験例1~35に係る洗浄料組成物を作製した。各洗浄料組成物について、洗いあがりの血色、光輝性粉末の分散性、洗浄性、温感効果及び外観について評価した。各試験項目の評価基準を以下に示す。表1~表7に各洗浄料組成物の組成及び評価を示す。
[洗浄後の肌の血色]
専門パネル10名が各試験例の洗浄料組成物を直接顔に塗布し、擦り込むようにして肌を洗浄した後、洗浄料を水で洗い流して、タオルで顔の水分を除去した。乾燥後、洗浄後の顔の外観(血色)を確認した。評価人数によって血色を評価付けした。
A:自然な顔色で血色よく見えると評価したパネルは7名以上であった;
B:自然な顔色で血色よく見えると評価したパネルは4~6名であった;
C:自然な顔色で血色よく見えると評価したパネルは3名以下であった。
[光輝性粉末の分散性]
洗浄料組成物を製造後、10日間室温環境において静置し、光輝性粉末の分散状態について確認した。
A:光輝性粉末は均一に分散していた;
B:光輝性粉末は少し沈降していた;
C:光輝性粉末の多くが沈降していた。
[洗浄性]
顔にメーキャップを施した専門パネル10名が各試験例の洗浄料組成物で洗顔し、メーキャップの除去の程度について評価した。評価人数によって洗浄性を評価付けした。
A:メーキャップを十分に除去できたと感じたパネルは7名以上であった;
B:メーキャップを十分に除去できたと感じたパネルは4~6名であった;
C:メーキャップを十分に除去できたと感じたパネルは3名以下であった。
[温感効果]
専門パネル10名が各試験例の洗浄料組成物を直接顔に塗布して洗顔したとき、温感効果について評価した。評価人数によって温感効果を評価付けした。
A:十分な温感効果があると感じたパネルは7名以上であった;
B:十分な温感効果があると感じたパネルは4~6名であった;
C:十分な温感効果があると感じたパネルは3名以下であった。
[外観]
洗浄組成物の外観が、光輝性粉末以外の部分に透明性を有するかについて評価した。
A:外観が透明性を有していた;
B:外観にやや濁りがあった;
C:外観が白色であった。
[粘度]
粘度は30℃におけるブルックフィールド型粘度計(スピンドル番号6、回転数10rpm)で測定した。
[試験例1~6]
光輝性粉末の種類及び量を変えて洗浄料組成物を作製した。光輝性粉末を添加しなかった試験例1の洗浄料組成物では、パネルの多くは顔色の改善を感じなかった。一方、光輝性粉末を添加した試験例2~6の洗浄料組成物によれば、顔色の改善を感じたパネルを多くすることができた。
試験例2~6の洗浄料組成物は、光輝性粉末の分散性及びその外観も良好であった。また、試験例2~6の洗浄料組成物は洗浄性も優れており、使用者は温感効果を感じることができた。
Figure 2022167590000001
[試験例7~14]
光輝性粉末の量を変えて洗浄料組成物を作製した。光輝性粉末が0.01質量%の試験例7及び8においては、パネルの多くは洗浄直後の顔色が明るくなったとは感じなかった。光輝性粉末が0.5質量%の試験例13及び14においては、多くのパネルが洗浄直後の顔色が不自然となったと感じた。また、光輝性粉末の分散性も低下した。一方、試験例9~12においては、洗浄後の肌の血色の評価は良好であった。これより、光輝性粉末は0.03質量%以上が好ましく、0.05質量%以上がより好ましいと考えられる。また、光輝性粉末は0.4質量%以下が好ましいと考えられる。
Figure 2022167590000002
Figure 2022167590000003
[試験例15~23]
粘度が異なる洗浄料組成物を作製した。いずれの組成物も、パネルの多くが洗浄後に良好な肌の血色になったと感じることができた。
粘度が1,000mPa・s未満の試験例15~17においては光輝性粉末が沈降してしまった。一方、粘度が1,000mPa・s以上の試験例18~23においては光輝性粉末の分散性が改善された。特に、5,000mPa・s以上の試験例21~23においては光輝性粉末の沈降は観察されなかった。これより、光輝性粉末の分散性を高める場合には洗浄料組成物の粘度は1,000mPa・s以上、好ましくは3,000mPa・s以上、より好ましくは5,000mPa・s以上であると好ましいと考えられる。
Figure 2022167590000004
Figure 2022167590000005
[試験例24~35]
水の量が異なる洗浄料組成物を作製した。いずれの組成物も、パネルの多くが洗浄後に良好な肌の血色になったと感じることができた。
水の量を30質量%とした試験例33~35においては、パネルの多くが洗浄時の温感効果を感じることができなかった。また、試験例33~35においては、洗浄料組成物の透明性が低下した。これより、水は25質量%以下、好ましくは20質量%以下、より好ましくは15質量%以下、より好ましくは10質量%以下が好ましいと考えられる。
水の量を0.5質量%とした試験例24及び25においては、光輝性粉末の分散性が低下した。これより、光輝性粉末の分散性を高める場合には水は0.8質量%以上が好ましいと考えられる。
Figure 2022167590000006
Figure 2022167590000007
本発明の洗浄料組成物は、上記実施形態及び実施例に基づいて説明されているが、上記実施形態及び実施例に限定されることなく、本発明の範囲内において、かつ本発明の基本的技術思想に基づいて、各開示要素(請求の範囲、明細書及び図面に記載の要素を含む)に対し種々の変形、変更及び改良を含むことができる。また、本発明の請求の範囲の範囲内において、各開示要素の多様な組み合わせ・置換ないし選択が可能である。
本発明のさらなる課題、目的及び形態(変更形態含む)は、請求の範囲を含む本発明の全開示事項からも明らかにされる。
本書に記載した数値範囲については、別段の記載のない場合であっても、当該範囲内に含まれる任意の数値ないし範囲が本書に具体的に記載されているものと解釈されるべきである。
上記実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下の記載には限定されない。各付記は、特許請求の範囲に記載の各請求項と組み合わせることもできる。
[付記1]
本開示の洗浄料組成物を顔用の洗浄料として使用する、洗浄料組成物の使用方法。
[付記2]
本開示の洗浄料組成物を化粧料除去洗浄料として使用する、洗浄料組成物の使用方法。
[付記3]
光輝性粉末は、
雲母粒子と、
前記雲母粒子の少なくとも一部を被覆する幾何学的厚さ60nm~100nmの二酸化チタン層と、
前記二酸化チタン層の少なくとも一部を被覆する酸化鉄層と、
を有し、
前記酸化鉄層は、前記光輝性粉末の質量に対して1質量%~20質量%である、本開示の洗浄料組成物及びその使用方法。
本開示の洗浄料組成物は、例えば、肌に適用する洗浄料、皮膚外用剤等に適用することができる。例えば、本開示の洗浄料組成物は、メーク落としに適用することができる。

Claims (11)

  1. 0.03質量%~0.4質量%の光輝性粉末と、
    40質量%~95質量%の液状多価アルコールと、
    0.1質量%~5質量%の増粘剤と、
    を含有し、
    前記光輝性粉末における粒子は、
    雲母、シリカ、アルミナ、アルミニウム、タルク及びガラスからなる群から選択される板状基体と、
    前記基体の少なくとも一部を被覆する二酸化チタン及び酸化鉄からなる群から選択される少なくとも1つの被覆層と、を含む、洗浄料組成物。
  2. 前記板状基体は雲母であり、
    前記被覆層は、幾何学的厚さ60nm~100nmの二酸化チタン層を有する、請求項1に記載の洗浄料組成物。
  3. 前記被覆層は、前記二酸化チタン層の少なくとも一部を被覆する酸化鉄層をさらに有する、請求項2に記載の洗浄料組成物。
  4. 前記粒子は1μm~100μmの平均粒子径を有する、請求項1~3のいずれか一項に記載の洗浄料組成物。
  5. 前記液状多価アルコールは、洗浄料組成物の質量に対して20質量%以上のグリセリンを含む、請求項1~4のいずれか一項に記載の洗浄料組成物。
  6. 前記液状多価アルコールは、ポリエチレングリコール、1,3-ブチレングリコール、及びジプロピレングリコールからなる群から選択される少なくとも1つをさらに含む、請求項5に記載の洗浄料組成物。
  7. 0.8質量%~25質量%の水をさらに含む、請求項1~6のいずれか一項に記載の洗浄料組成物。
  8. 1質量%~20質量%の界面活性剤をさらに含む、請求項1~7のいずれか一項に記載の洗浄料組成物。
  9. 油性成分が洗浄料組成物の質量に対して10質量%以下である、請求項1~8のいずれか一項に記載の洗浄料組成物。
  10. 粘度が1,000mPa・s以上である、請求項1~9のいずれか一項に記載の洗浄料組成物。
  11. 顔の洗浄に適用される、請求項1~10のいずれか一項に記載の洗浄料組成物。
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