JP2022165654A - 電鋳ブレード - Google Patents

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悠司 大森
Yuji Omori
覚 栗田
Satoru Kurita
早紀 塚本
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Abstract

Figure 2022165654000001
【課題】高品位な切断加工が可能な電鋳ブレードを提供すること。
【解決手段】本発明の一態様に係る電鋳ブレードは、金属めっき相101と、上記金属めっき相に分散し、上記金属めっき相よりも硬質の砥粒102と、上記金属めっき相に分散し、フッ素樹脂を含有する粒状のフィラー103と、を備える円環薄板状の電鋳ブレードであって、上記電鋳ブレードの中心軸に沿った方向の両端に配され、ビッカース硬さが300HV以上450HV未満である一対の側面層15A、15Bと、一対の上記側面層の間で上記側面層のそれぞれに接して配され、ビッカース硬さが450HV以上550HV以下である中央層16と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、電鋳ブレードに関する。
電鋳ブレードは、円形形状であり、フランジを介して、電子部品や光学部品を加工する加工装置の主軸に取り付けられる。加工装置に取り付けられた電鋳ブレードがその中心軸周りに回転することで外周縁部の切れ刃が電子材料を切断する。
近年、電子材料の製造には高い加工精度が求められており、高い加工精度を可能とするための電鋳ブレードの開発が進められている。
そこで、例えば、特許文献1、2に示されるように、ニッケル等の金属めっき相にポリテトラフルオロエチレン等のフッ素樹脂よりなるフィラーを分散することにより、金属めっき相の剛性を維持しつつも砥粒の保持力を低減させて、自生発刃を促すようにした電鋳ブレードが提案されている。
特許文献1には、ニッケルを主成分とする金属めっき相に、超砥粒と、フッ素樹脂からなるフィラーとが分散された円形薄板状のブレード本体を有する電鋳ブレードであって、前記ブレード本体は、前記フィラーの共析量が、10~30vol%の範囲内であり、前記超砥粒の集中度が、25~50の範囲内であり、前記金属めっき相の硬度が、HV400~550の範囲内であることを特徴とする電鋳ブレードが開示されている。
また、特許文献2には、円形板状をなすブレード本体と、前記ブレード本体の外周縁部に形成された切れ刃と、を備える電鋳ブレードであって、前記ブレード本体は、Ni-Bからなる金属めっき相と、前記金属めっき相に分散され、前記金属めっき相よりも硬質の砥粒と、前記金属めっき相に分散され、フッ素樹脂からなるフィラーと、を有し、前記ブレード本体全体の体積に対する前記フィラーの体積の割合が、10~30%であることを特徴とする電鋳ブレードが開示されている。
また、特許文献3には、被加工物を保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された被加工物を切削する切削ブレードを回転可能に支持する切削手段とを備えた切削装置で使用する切削ブレードであって、該切削ブレードは電着砥石からなる切刃を有しており、該切刃は、天然又は合成ダイヤモンド砥粒及び立方晶窒化硼素砥粒からなる群から選ばれた超砥粒と、フッ素系樹脂粒と、該超砥粒と該フッ素系樹脂粒を混在して固めたニッケル電着層とから構成されており、該フッ素系樹脂粒の粒径は0.2~20μmの範囲内であり、該フッ素系樹脂粒の共析量は10~45体積%の範囲内であり、該超砥粒の集中度は60~150の範囲内であることを特徴とする切削ブレードが開示されている。
特開2013-132705号公報 特開2015-116638号公報 特開2009-119559号公報
特許文献1及び2に記載された電鋳ブレード並びに特許文献3に記載された切削ブレードは、共析したフッ素樹脂により摺動性が向上して加工精度を向上させることができる。しかしながら、上記の電鋳ブレード及び切削ブレードは、フッ素樹脂によって電鋳ブレードの強度が低下し、高負荷となる加工においては、直進性が低下したり、電鋳ブレードが破損したりする場合があり、改善の余地があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、高品位な切断加工が可能な電鋳ブレードを提供することを目的とする。
本発明者らは、フッ素樹脂を含有する電鋳ブレードについて鋭意研究を重ねた結果、電鋳ブレードの側面側で摺動性を維持するための十分なフッ素樹脂の含有量を維持し、電鋳ブレードの中心軸に沿った方向の中央部の強度を高めることで、摺動性を維持しながら、電鋳ブレードの強度を高めることに想到した。
本発明は、このような知見に基づいてなされたものであり、その要旨は以下のとおりである。
[1] 本発明の一態様に係る電鋳ブレードは、金属めっき相と、上記金属めっき相に分散し、上記金属めっき相よりも硬質の砥粒と、上記金属めっき相に分散し、フッ素樹脂を含有する粒状のフィラーと、を備える円環薄板状の電鋳ブレードであって、上記電鋳ブレードの中心軸に沿った方向の両端に配され、ビッカース硬さが300HV以上450HV未満である一対の側面層と、一対の上記側面層の間で上記側面層のそれぞれに接して配され、ビッカース硬さが450HV以上550HV以下である中央層と、を備える。
[2] 上記[1]に記載の電鋳ブレードは、上記側面層の上記フィラーの含有率が、上記側面層の体積に対して、10体積%以上30体積%以下であることが好ましい。
[3] 上記[1]又は[2]に記載の電鋳ブレードは、上記側面層の上記中心軸に沿った方向の長さが、5μm以上40μm以下であり、上記中央層の上記中心軸に沿った方向の長さが、10μm以上180μm以下であることが好ましい。
[4] 上記[1]~[3]のいずれか1項に記載の電鋳ブレードは、上記側面層における上記砥粒が、天然ダイヤモンドの粒子、合成ダイヤモンドの粒子、及び立方晶窒化ホウ素の粒子からなる群から選択される1種以上である超砥粒を含有し、上記側面層における上記超砥粒の集中度が20以上60以下であることが好ましい。
本発明の電鋳ブレードによれば、高品位な切断加工が可能である。
本発明の一実施形態に係る電鋳ブレードを示す側面図である。 図1のA-A断面を示す断面図である。 図2のB部を拡大して示す模式図である。 本実施形態に係る電鋳ブレードの製造におけるめっき工程に用いられるめっき装置を示す側断面図である。
<電鋳ブレード1>
以下、本発明の一実施形態に係る電鋳ブレード1について、図1~3を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る電鋳ブレード1を示す側面図である。図2は、図1のA-A断面を示す断面図である。図3は、図2のB部を拡大して示す模式図である。なお、図中の各構成要素の寸法、比率は、実際の各構成要素の寸法、比率を表すものではない。
(電鋳ブレード1の概略構成)
まず、本実施形態に係る電鋳ブレード1の概略構成を説明する。本実施形態に係る電鋳ブレード1は、図1に示すように、円環薄板状である。詳細には、電鋳ブレード1は、中心軸Oを軸として同心円状に外面11及び内面12を備えており、内面12より内側において中心軸Oに沿う方向に貫通する貫通孔13が形成されている。
ここで、本明細書においては、電鋳ブレード1の中心軸O方向に沿う方向を幅方向と呼称する。
電鋳ブレード1の厚さ(幅方向の長さ)は、特段制限されず、例えば、0.01mm以上5mm以下とすることができるが、被加工材の加工領域の観点から、好ましくは、0.12mm以下であり、より好ましくは、0.1mm以下である。一方、電鋳ブレード1の厚さは、機械的強度の確保の観点から、好ましくは、0.02mm以上であり、より好ましくは、0.05mm以上である。
電鋳ブレード1の外径は、特段制限されず、例えば、50mm以上100mm以下とすることができる。電鋳ブレード1の外径は、58mm以上であってもよいし、62mm以上であってもよいし、80mm以上であってもよい。また、電鋳ブレード1の外径は、80mm以下であってもよいし、62mm以下であってもよいし、58mm以下であってもよい。
電鋳ブレード1の内径は、特段制限されず、使用するフランジの径により選定することが出来る。
電鋳ブレード1は、図3に示すように、金属めっき相101と、金属めっき相101に分散し、金属めっき相101よりも硬質の材料からなる砥粒102と、金属めっき相101に分散し、フッ素樹脂を含有する粒状のフィラー103と、を備えている。本実施形態に係る電鋳ブレード1は、電鋳ブレード1の中心軸Oに沿った方向の両端に配され、ビッカース硬さが300HV以上450HV未満である一対の側面層15A、15Bと、一対の側面層15A、15Bの間で側面層15A、15Bのそれぞれに接して配され、ビッカース硬さが450HV以上550HV以下である中央層16と、を備える。以下に、詳細に説明する。
(金属めっき相101)
金属めっき相101は、Ni、Co、Cu、Fe、Zn、又はSnを主成分とするめっき相である。金属めっき相101は、上記元素のみで形成されてもよいし、上記元素のいずれかにP、W、Mo又はB等、その他の元素を含んでいてもよい。金属めっき相101は、例えば、B(ホウ素)を含有し、残部がNi及び不純物からなっていてもよい。金属めっき相101がBを含有する場合、B含有量は、金属めっき相101の全体の質量に対して0.3質量%以上1.0質量%以下である。
(砥粒102)
砥粒102は、金属めっき相101に分散し、金属めっき相101よりも硬質の材料で構成される。砥粒102は、特段制限されず、例えば、天然ダイヤモンドの粒子、合成ダイヤモンドの粒子、立方晶窒化ホウ素(cBN)の粒子、六方晶窒化ホウ素(hBN)の粒子、もしくは、窒化ケイ素(SiC)の粒子、又はこれらの粒子の混合物であってよい。砥粒102は、好ましくは、天然ダイヤモンドの粒子、合成ダイヤモンドの粒子、及び立方晶窒化ホウ素の粒子からなる群から選択される1種以上である超砥粒である。
砥粒102の平均粒径は、例えば、1μm以上100μm以下である。しかしながら、砥粒102の平均粒径は100μm以上であってもよい。また、砥粒102の平均粒径は、例えば、1μm以下であってもよい。
砥粒102の平均粒径は、以下の方法で測定して算出される粒径を言う。すなわち、レーザー回折式粒度分布測定機により測定された平均粒径である。具体的には、Microtrac社製レーザー回折・散乱式測定装置MT3300EXII-SDCを用い、サンプルを水(25℃、pH7)に投入する、測定試料の透過性は透過とし、粒子屈折率は1.81、形状は非球状とし測定された体積基準粒度分布での平均粒径を測定する。溶媒屈折率を1.333、測定時間を30秒とし、2回測定した平均値を測定値とする。
なお、砥粒102を構成する各材料の粒子は、市販のものを用いることができ、実質的にそれぞれの成分を含有する粒子であるが、不純物としてのその他の成分を含んでいてもよい。
(フィラー103)
フィラー103は、粒状のフッ素樹脂であり、金属めっき相101中に分散している。フッ素樹脂は、電鋳ブレード1の摺動性を向上させる。フッ素樹脂は、好ましくは、PTFEであることが好ましい。また、フィラー103は、実質的にフッ素樹脂からなるが、フィラー103の原料となるフッ素樹脂に含まれている不純物を含有していてもよい。
また、フィラー103の平均粒径は、例えば、0.1μm以上10μm以下とすることができるが、砥粒102の平均粒径以下であることが好ましい。フィラー103の平均粒径が砥粒102の平均粒径以下であれば、砥粒102による優れた切れ味が維持されつつも、フィラー103による砥粒102の自生発刃作用が確実に得られて、より一層チッピングを抑制することができる。電鋳ブレード1の製造に用いる原料としての粒状のフッ素樹脂の平均粒径をフィラー103の平均粒径とし、フィラー103の平均粒径は、走査電子顕微鏡(Scaning Electron Microscope;SEM)観察により算出する。
(側面層15A、15B)
[側面層15A、15Bのビッカース硬さ]
側面層15A、15Bは、電鋳ブレード1の中心軸Oに沿った方向の両端に配され、ビッカース硬さが300HV以上450HV未満の層である。側面層15A、15Bのビッカース硬さが300HV以上である場合、電鋳ブレード1の機械的強度を確保することができる。よって、側面層15A、15Bのビッカース硬さは、300HV以上である。側面層15A、15Bのビッカース硬さは、好ましくは、330HV以上であり、より好ましくは、350HV以上である。一方、側面層15A、15Bのビッカース硬さが450HV以上であると、フッ素樹脂を含有させたことによる摺動性の向上効果が小さくなり、チッピングが生じやすくなる。その結果、切断加工品位が低下する。よって、側面層15A、15Bのビッカース硬さは、450HV未満である。側面層15A、15Bのビッカースは、好ましくは、430HV以下であり、より好ましくは、400HV以下である。
側面層15A、15Bのビッカース硬さは、JIS Z 2244:2009に準拠し、試験力を0.3kgf、試験力の保持時間を10秒として測定される。側面層15A、15Bのビッカース硬さは、表面14A、14Bのそれぞれにおける刃先側から1mmの位置を5点測定し、その平均値を側面層15A、15Bの各ビッカース硬さとする。
側面層15A、15Bのビッカース硬さは、金属めっき相101を構成する元素の種類もしくは組織の形態又はフィラー103の含有率により調整することができる。
[側面層15A、15Bのフィラー103の含有率]
本実施形態に係る電鋳ブレード1では、側面層15A、15Bのフィラー103の含有率が、側面層15A、15Bそれぞれの体積に対して、10体積%以上30体積%以下であることが好ましい。側面層15A、15Bのフィラー103の含有率が、側面層15A、15Bそれぞれの体積に対して、10体積%以上であれば、当該フィラー103を共析させたことによる自生発刃作用が得られ易く、被加工材にチッピングが生じにくくなる。よって、側面層15A、15Bのフィラー103の含有率は、側面層15A、15Bそれぞれの体積に対して、10体積%以上であることが好ましい。側面層15A、15Bのフィラー103の含有率は、より好ましくは、側面層15A、15Bそれぞれの体積に対して17体積%以上である。一方、側面層15A、15Bのフィラー103の含有率が、側面層15A、15Bそれぞれの体積に対して30体積%以下であれば、側面層15A、15Bの脆化が抑制され、側面層15A、15Bの強度が一層確保される。よって、側面層15A、15Bのフィラー103の含有率は、より好ましくは、側面層15A、15Bそれぞれの体積に対して25体積%以下である。
側面層15A、15Bのフィラー103の含有率は、以下の方法で測定する。すなわち、X線回折法による元素分析からフィラー103の含有量を測定する。詳細には、リガク製全自動多目的水平型X線回折装置SmartLabを用い、管電圧45kV、管電流200mA、スキャン速度10°/min.の条件下でX線回折スペクトルを得る。X線回折スペクトルのうち、中央層16を構成する各成分の最強強度のピークを用いてRIP(Reference Intensity Ratio:参照強度比)法によってフィラー103の含有量を算出する。
[側面層15A、15Bの厚さ]
本実施形態に係る電鋳ブレード1では、側面層15A、15Bの厚さ(幅方向の長さ)が5μm以上40μm以下であることが好ましい。側面層15A、15Bの厚さが5μm以上であれば、フィラー103による砥粒102の自生発刃作用が得られて、チッピングを抑制するという効果が得られる。よって、側面層15A、15Bの厚さは5μm以上である。側面層15A、15Bの厚さは、より好ましくは、10μm以上である。また、側面層15A、15Bの厚さが40μm以下であれば、切断時のブレード破損を抑制するという効果が得られる。よって、側面層15A、15Bの厚さは40μm以下である。側面層15A、15Bの厚さは、より好ましくは、20μm以下である。
側面層15A、15Bの厚さは以下の方法で測定される。すなわち、電鋳ブレード1の断面を株式会社キーエンス製デジタルマイクロスコープVHX-D500にて観察し、中央層16比較して砥粒102及びフィラー103が多く観察される領域を側面層15A、15Bとする。金属光沢を有する領域を金属めっき相101と判断し、金属光沢を有しない領域が砥粒102又はフィラー103と判断する。
本実施形態に係る電鋳ブレード1が超砥粒を含有する場合、側面層15A、15Bの超砥粒の集中度は20以上60以下であることが好ましい。集中度とは、所定の体積に対する超砥粒の含有割合を示す指標であり、詳細には、側面層15A、15Bの超砥粒の集中度は、側面層15A、15Bの体積の1/4に対する、側面層15A、15Bに含まれる超砥粒の体積の割合である。例えば、側面層15A、15Bに含まれる超砥粒の含有率が側面層15A、15Bの体積に対して25体積%である場合、側面層15A、15Bの超砥粒の集中度は100である。
側面層15A、15Bの超砥粒の集中度が20以上60以下であれば、自生発刃作用を良好に促しつつも、電鋳ブレード1の機械的強度が向上し、電鋳ブレード1の摩耗の著しい進行をより一層抑制することができる。その結果、電鋳ブレード1の寿命を延ばすことができる。集中度が20以上であれば、超砥粒を分散させたことによる電鋳ブレード1の機械的強度向上の効果がより一層確実に得られ、電鋳ブレード1の摩耗の進行を抑制することができる。また、側面層15A、15Bの超砥粒の集中度が20以上であれば、超砥粒による被加工材を切断加工するための仕事量をより確実に確保することができ、切れ味を向上することができ、加工品位をより向上させることができる。よって、側面層15A、15Bの超砥粒の集中度は、好ましくは、20以上である。側面層15A、15Bの超砥粒の集中度は、より好ましくは、30以上である。一方、側面層15A、15Bの超砥粒の集中度が60以下であれば、高い強度とともに高い自生発刃作用が維持され、チッピングをより一層抑制することができる。よって、側面層15A、15Bの超砥粒の集中度は、好ましくは60以下である。側面層15A、15Bの超砥粒の集中度は、より好ましくは、50以下である。
側面層15A、15Bの集中度は、以下の方法で測定する。すなわち、SEMを用いて1000倍の倍率で電鋳ブレード1における側面層15A、15Bの断面を観察し、得られたSEM像の画像解析により測定される電鋳ブレード1に対する砥粒102の面積の割合から算出する。
(中央層16)
[中央層16のビッカース硬さ]
中央層16は、側面層15A、15Bの間で、側面層15A、15Bのそれぞれに接して配され、ビッカース硬さが450HV以上550HV以下の層である。本実施形態に係る電鋳ブレード1では、中央層16のビッカース硬さが、側面層15A、15Bのビッカース硬さよりも大きい。
本実施形態に係る電鋳ブレード1では、中央層16のビッカース硬さと、側面層15A、15Bのビッカース硬さとが互いに異なっており、中央層16のビッカース硬さが側面層15A、15Bのビッカース硬さより高い。中央層16のビッカース硬さが側面層15A、15Bのビッカース硬さより高いため、本実施形態に係る電鋳ブレード1は、摺動性の確保を優先して電鋳ブレード全体のビッカース硬さを側面層のビッカース硬さとした電鋳ブレードと比較して強度が高い。また、本実施形態に係る電鋳ブレード1は、強度の確保を優先して電鋳ブレード全体のビッカース硬さを中央層のビッカース硬さとした電鋳ブレードと比較して、摺動性に優れる。
中央層16のビッカース硬さが450HV以上である場合、電鋳ブレード1の機械的強度を確保することができる。よって、中央層16のビッカース硬さは、450HV以上である。中央層16のビッカース硬さは、好ましくは、470HV以上であり、より好ましくは、490HV以上である。一方、中央層16のビッカース硬さが550HV以下であると、中央層16と側面層15A、15Bとの摩耗量に偏りが生じにくくなる、偏摩耗を抑制することが出来る。よって、中央層16のビッカース硬さは、550HV以下である。中央層16のビッカースは、好ましくは、520HV以下であり、より好ましくは、500HV以下である。
ビッカース硬さは、JIS Z 2244:2009に準拠し、試験力を0.3kgf、試験力の保持時間を10秒として測定される。中央層16のビッカース硬さは、電鋳ブレード1を側面14A又は側面14Bから幅方向に中央層16の位置まで研磨又はエッチングして得られる面において、刃先側から1mmの位置を5点測定し、その平均値を中央層16のビッカース硬さとする。
中央層16のビッカース硬さは、側面層15A、15Bと同様に、金属めっき相101を構成する元素の種類もしくは組織の形態又はフィラー103の含有率により調整することができる。よって、例えば、中央層16のフィラー103の含有率を側面層15A、15Bのフィラー103の含有率より小さくすれば、中央層16のビッカース硬さを高めることができる。また、ビッカース硬さの制御のために、側面層15A、15Bの金属めっき相101の成分と、中央層16の金属めっき相101の成分とを互いに異ならせてもよい。
[中央層16のフィラー103の含有率]
本実施形態に係る電鋳ブレード1では、中央層16のフィラー103の含有率が、中央層16の体積に対して、5体積%以上10体積%以下であることが好ましい。中央層16のフィラー103の含有率が、中央層16の体積に対して、5体積%以上であれば、電鋳ブレード1の機械的強度を確保することができる。よって、中央層16のフィラー103の含有率は、中央層16の体積に対して、5体積%以上であることが好ましい。中央層16のフィラー103の含有率は、より好ましくは、中央層16の体積に対して7体積%以上である。一方、中央層16のフィラー103の含有率が、中央層16の体積に対して10体積%以下であれば、中央層16と側面層15A、15Bとの摩耗量に偏りが生じにくくなり、偏摩耗を抑制することが出来る。中央層16のフィラー103の含有率は、より好ましくは、中央層16の体積に対して8体積%以下である。
中央層16のフィラー103の含有率は、以下の方法で測定する。すなわち、電鋳ブレード1を側面14A又は側面14Bから幅方向に中央層16の位置まで研磨又はエッチングして得られる面において、X線回折法による元素分析からフィラー103の含有量を測定する。詳細には、株式会社リガク製全自動多目的水平型X線回折装置SmartLabを用い、管電圧45kV、管電流200mA、スキャン速度10°/min.の条件下でX線回折スペクトルを得る。X線回折スペクトルのうち、中央層16を構成する各成分の最強強度のピークを用いてRIP(Reference Intensity Ratio:参照強度比)法によってフィラー103の含有量を算出する。
[中央層16の厚さ]
本実施形態に係る電鋳ブレード1では、中央層16の厚さが10μm以上180μm以下であることが好ましい。中央層16の厚さが10μm以上であれば、電鋳ブレード1の機械的強度を確保することができる。よって、中央層16の厚さは10μm以上である。中央層16の厚さは、より好ましくは、50μm以上である。中央層16の厚さが180μm以下であれば、中央層16と側面層15A、15Bとの摩耗量に偏りが生じにくくなり、偏摩耗を抑制することが出来る。よって、中央層16の厚さは180μm以下である。中央層16の厚さは、より好ましくは、100μm以下である。
中央層16の厚さは以下の方法で測定される。すなわち、電鋳ブレード1の断面を株式会社キーエンス製デジタルマイクロスコープVHX-D500にて観察し、側面層15A、15Bと比較して砥粒102及びフィラー103が多く観察される領域を中央層16とする。
中央層16が超砥粒を含有する場合、中央層16の超砥粒の集中度は、特段制限されず、例えば、80以上であってもよいし、120以上であってもよい。また、中央層16の超砥粒の集中度は、40以下であってもよいし、20以下であってもよい。
中央層16の超砥粒の集中度は、以下の方法で測定する。すなわち、電鋳ブレード1を側面14A又は側面14Bから幅方向に中央層16の位置まで研磨又はエッチングして得られる面において、SEM像の画像解析により測定される中央層16に対する砥粒102の面積の割合から算出する。
ここまで、本実施形態に係る電鋳ブレード1を詳細に説明した。本実施形態に係る電鋳ブレード1では、外面11が切れ刃として機能する。詳細には、貫通孔13にフランジ(図示せず)を介して加工装置のスピンドルが挿入されて、電鋳ブレード1がスピンドルに固定される。スピンドルが中心軸O周りに回転し、回転する電鋳ブレード1の外面11が被加工材に接触することで被加工材を切断加工することになる。また、本実施形態に係る電鋳ブレード1が、電鋳の際の台金に固着されたハブ付きブレードとされる場合は、この台金を介して電鋳ブレード1がスピンドルに固定され、スピンドルが中心軸O周りに回転し、回転する電鋳ブレード1の外面11が被加工材に接触することで被加工材を切断加工することになる。
本実施形態に係る電鋳ブレード1は、例えば、ガラス、石英、セラミックス等の高脆材料を含有する電子部品材料等の被加工材を精密に切断加工するのに適している。なお、被加工材は、上記高脆材料を含有する電子部品材料に限らず、上記以外の材料であってもよい。
このように、本実施形態の電鋳ブレード1では、フッ素樹脂による優れた摺動性を有しつつ、中央層16の高い強度により電鋳ブレード1の機械的強度が確保される。そのため、被加工材を加工する際の電鋳ブレード1の蛇行が抑制される。その結果、加工品位を向上させることができる。
<電鋳ブレード1の製造方法>
続いて、本実施形態に係る電鋳ブレードの製造方法の一例を説明する。以下に説明する本実施形態に係る電鋳ブレード1の製造方法は、あくまでも一例であり、下記以外の方法で製造された電鋳ブレードであっても、製造された電鋳ブレードが上記特徴を備えていれば、その電鋳ブレードは本発明に係る電鋳ブレードである。
本実施形態の電鋳ブレード1の製造方法は、めっき工程と、エッチング工程と、内外径加工工程を含む。
まず、図4を参照して、めっき工程を説明する。図4は、本実施形態に係る電鋳ブレード1の製造におけるめっき工程に用いられるめっき装置20を示す側断面図である。めっき装置20は、めっき槽21と、めっき浴(めっき液)22と、回転シャフト23と、陰極24と、陽極25と、を備える。
めっき槽21は、有底筒状である。めっき液22は、めっき槽21に貯留される。回転シャフト23は、鉛直方向に延びており、その中心軸回りに回転する。陰極24は、水平方向に拡がる円板状であり、回転シャフト23の下端部に固定され、めっき液22中に浸漬される。陰極24は、その表面24aに金属めっき相101が析出する台金である。陽極25は、水平方向に拡がる円環板状である。陽極25は、陰極24の上側に、陰極24との間に間隔をあけて対向配置され、めっき液22中に浸漬される。
めっき工程では、回転シャフト23及び陰極24を回転シャフト23の中心軸周りに回転させて、めっき液22を攪拌させながら陰極24と陽極25の間に電圧を印加することにより、陰極24の表面24a上に金属めっき相101を形成する。金属めっき相101は、砥粒102及びフィラー103を取り込みつつ陰極24の表面24aに析出する。以下では、砥粒102及びフィラー103が取り込まれた金属めっき相101を単に金属めっき相101と呼称する。
本実施形態に係る電鋳ブレード1の製造においては、めっき液22の組成又は回転シャフト23の回転速度を変更して、製造される電鋳ブレード1の側面層15A、15B及び中央層16のビッカース硬さを制御する。
めっき液22の組成を変更して製造される電鋳ブレード1の側面層15A、15B及び中央層16のビッカース硬さの制御は、例えば、以下の手順で行う。まず、回転シャフト23の回転により回転している陰極24と陽極25との間に電圧を印加し、陰極24の表面24aに形成される金属めっき相101の厚さが所定の厚さになったときに、電圧の印加及び回転シャフト23の回転を停止する。次いで、めっき槽21内のめっき液22を、フィラー103の含有量が多いめっき液22に交換する。続いて、回転シャフト23を回転させ、表面24aに所定の厚さの金属めっき相101が電着した陰極24と陽極25との間に電圧を印加し、所定の厚さの金属めっき相101上に更に金属めっき相101を所定の厚さになるまで形成させる。その後、更に、電圧の印加及び回転シャフト23の回転を停止し、めっき槽21内のめっき液22を、フィラー103の含有量が少ないめっき液22に交換し、回転シャフト23の回転及び電圧の印加を行い、更に金属めっき相101を所定の厚さになるまで形成させる。以上により、電鋳ブレード1の側面層15A、15B及び中央層16に相当する層が形成される。以下では、これを中間材と呼称する。
また、回転シャフト23の回転速度を変更して製造される電鋳ブレード1の側面層15A、15B及び中央層16のビッカース硬さの制御は、例えば、以下の手順で行う。まず、回転シャフト23の回転により回転している陰極24と陽極25との間に電圧を印加する。陰極24の表面24aに形成される金属めっき相101の厚さが所定の厚さになったときに、回転シャフト23の回転速度を小さくする。回転速度を小さくすることで、金属めっき相101に取り込まれる砥粒102及びフィラー103の量が減少する。回転速度を小さくした状態で、更に金属めっき相101を所定の厚さになるまで形成させる。その後、回転シャフト23の回転速度を大きくし、更に金属めっき相101を形成させる。以上により、電鋳ブレード1の側面層15A、15B及び中央層16に相当する層が形成され、中間材が製造される。
なお、電鋳ブレード1を後述するハブ付きブレードとする場合には、陰極24となる台金の所定領域にマスキングを施し、マスキングした所定領域以外の部位に金属めっき相101を析出させればよい。
エッチング工程では、陰極24から剥離した中間材の側面のうち、少なくとも陰極24の表面24aと接触していた側面にエッチング処理を施して、当該側面に砥粒を突出させる。エッチング処理は、例えば、硝酸をエッチャントとして用いればよい。
内外径調整工程では、エッチング工程後の中間材の内径及び外径を所定の寸法となるように公知の方法で加工する。
ここまで、本実施形態に係る電鋳ブレード1の製造方法の一例を説明した。
以下、本発明を実施例により具体的に説明する。ただし本発明はこの実施例に限定されるものではない。
まず、めっき液にスルファミン酸浴を用い、砥粒及びフィラーを分散させた。砥粒には平均粒径10μmの合成ダイヤモンドを用いたフィラーに用いたPTFEは、上村工業株式会社製PTFE(製品名メタフロン、型番FKY-2-A、平均粒径0.2μm)であった。めっき液の温度は50℃とした。砥粒及びフィラーが分散しためっき液中に陰極となる円形環状の台金、及び陽極を浸漬し、陰極と陽極との間に電圧を印加した。このときの電流密度は5A/cmとし、電圧の印加時間は80分とした。その後、上記のとおり、回転シャフトの回転速度を制御して、中間材を製造した。台金から剥離した中間材の両側面が、硝酸をエッチャントとして用いてエッチングされた。その後、エッチング工程後の中間材の内径及び外径を機械加工により調整した。内径及び外径が調整された中間材は、表1に示す時効処理温度及び時効時間で加熱処理された。上記により、外径55mm、内径(取り付け孔の直径)40mm、厚さt0.08mmの電鋳ブレードが製造された。
製造された各電鋳ブレードの側面層の厚さ及び中央層の厚さは、以下の方法で測定された。すなわち、電鋳ブレードの断面を株式会社キーエンス製デジタルマイクロスコープVHX-D500にて観察し、中央層比較して砥粒及びフィラーが多く観察される領域を側面層とし、側面層と比較して砥粒及びフィラーが多く観察される領域を中央層とした。金属光沢を有する領域を金属めっき相と判断し、金属光沢を有しない領域が砥粒又はフィラーと判断した。
製造された各電鋳ブレードにおける側面層のビッカース硬さ及び中央層のビッカース硬さは以下の方法で測定された。すなわち、側面層のビッカース硬さは、JIS Z 2244:2009に準拠し、試験力を0.3kgf、試験力の保持時間を10秒とした。側面層のビッカース硬さは、表面のそれぞれにおける刃先側から1mmの位置を5点測定し、その平均値を側面層の各ビッカース硬さとした。中央層のビッカース硬さは、電鋳ブレードを側面又は側面から幅方向に中央層の位置まで研磨又はエッチングして得られる面において、上記方法で刃先側から1mmの位置を5点測定し、その平均値を中央層のビッカース硬さとした。
製造された各電鋳ブレードにおける側面層の超砥粒の集中度及び中央層の超砥粒の集中度は以下の方法で測定された。すなわち、SEMを用いて1000倍の倍率で電鋳ブレードにおける側面層の断面を観察し、得られたSEM像の画像解析により測定される電鋳ブレードに対する砥粒の面積の割合から算出した。
製造された各電鋳ブレードにおける側面層のフィラーの含有率及び中央層のフィラーの含有率は以下の方法で測定された。すなわち、リガク製全自動多目的水平型X線回折装置SmartLabを用い、管電圧45kV、管電流200mA、スキャン速度10°/min.の条件下でX線回折スペクトルを得た。X線回折スペクトルのうち、中央層を構成する各成分の最強強度のピークを用いてRIP(Reference Intensity Ratio:参照強度比)法によってフィラーの含有量を算出した。
フランジを介して各電鋳ブレードを切断装置に装着し、被加工材を2m切断したときの切断面のチッピングの最大値を測定した。被加工材には、直径150mm、厚さ0.7mmのガラスを用いた。フランジ径は49.6mmであり、電鋳ブレードの回転速度は15,000min-1、電鋳ブレードの送り速度は、5mm/秒であった。
チッピングの最大値を加工品位の指標とした。チッピングの最大値は、加工によって、カーフ端面から切り欠かれたチッピングのうち、最も大きい切り欠き量を測定した。このようにして測定されたチッピングの最大値が50μm以下である場合、加工性を良好(〇)とし、蛇行量の最大値が50μm超である場合、又は、電鋳ブレードが破損した場合、加工性を不良(×)と判断した。結果を表1に示す。
Figure 2022165654000002
表1に示すように、電鋳ブレードが、ビッカース硬さが300HV以上450HV未満である一対の側面層と、一対の側面層の間で側面層のそれぞれに接して配され、ビッカース硬さが450HV以上550HV以下である中央層と、を備える場合に、加工性が良好であった。
1 電鋳ブレード
11 外面
12 内面
13 貫通孔
14A、14B 側面
15A、15B 側面層
16 中央層
20 めっき装置
21 めっき槽
22 めっき液
23 回転シャフト
24 陰極
25 陽極
101 金属めっき相
102 砥粒
103 フィラー

Claims (4)

  1. 金属めっき相と、前記金属めっき相に分散し、前記金属めっき相よりも硬質の砥粒と、前記金属めっき相に分散し、フッ素樹脂を含有する粒状のフィラーと、を備える円環薄板状の電鋳ブレードであって、
    前記電鋳ブレードの中心軸に沿った方向の両端に配され、ビッカース硬さが300HV以上450HV未満である一対の側面層と、
    一対の前記側面層の間で前記側面層のそれぞれに接して配され、ビッカース硬さが450HV以上550HV以下である中央層と、を備える、電鋳ブレード。
  2. 前記側面層の前記フィラーの含有率が、前記側面層の体積に対して、10体積%以上30体積%以下である、請求項1に記載の電鋳ブレード。
  3. 前記側面層の前記中心軸に沿った方向の長さが、5μm以上40μm以下であり、
    前記中央層の前記中心軸に沿った方向の長さが、10μm以上180μm以下である、請求項1又は2に記載の電鋳ブレード。
  4. 前記側面層における前記砥粒が、天然ダイヤモンドの粒子、合成ダイヤモンドの粒子、及び立方晶窒化ホウ素の粒子からなる群から選択される1種以上である超砥粒を含有し、
    前記側面層における前記超砥粒の集中度が20以上60以下である、請求項1~3のいずれか1項に記載の電鋳ブレード。
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