JP2022165644A - 光学ユニット及び光学機器 - Google Patents

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章吾 笠原
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Abstract

Figure 2022165644000001
【課題】光学機器を落下させた場合などにおいても不具合を生じにくい小型の光学ユニットを提供する。
【解決手段】光学機器100に収容される光学ユニット1であって、光学モジュール12を備える可動体14と、可動体14を光学モジュール12の光軸方向D1と交差する方向を回転軸として回転可能に支持する固定体16と、を備え、固定体16は、光軸方向D1に開口する開口部16bを有し、可動体14は、光学モジュール12が開口部16bから固定体16の外側に向かってはみ出すはみ出し部12bを有し、はみ出し部12bには、光軸方向D1において光学機器100の構成部材101と対向する位置に、緩衝材12cが設けられている光学ユニット1。
【選択図】図6

Description

本発明は、光学ユニット及び光学機器に関する。
従来から、光学モジュールを備える可動体と、可動体を光学モジュールの光軸方向と交差する方向の回転軸を基準として回転可能に支持する固定体と、を備える様々な光学ユニットが使用されている。例えば、特許文献1には、光学モジュールを備える可動体と、固定体と、ジンバル機構と、を備え、ジンバル機構が可動体を固定体に対して光学モジュールの光軸方向と交差する方向の回転軸を基準として回転可能に支持する光学ユニットが開示されている。
WO2019/221038A1
上記のような、光学モジュールを備える可動体を固定体に対して光学モジュールの光軸方向と交差する方向の回転軸を基準として回転可能に支持する構成の光学ユニットにおいては、可動体は固定体に対して光軸方向に移動しやすく、該光学ユニットを収容する光学機器を落下させてしまった場合などにおいて、可動体が落下の衝撃などにより固定体から外れてしまう虞や、該光学機器の構成部材と光学モジュールとが衝突して損傷する虞などがある。一方、可動体が固定体から外れてしまうことや光学機器の構成部材と光学モジュールとが衝突することを抑制するための機構を設けると、該機構により光学ユニットが大型化する傾向にある。このように、光学モジュールを備える可動体を固定体に対して光学モジュールの光軸方向と交差する方向の回転軸を基準として回転可能に支持する構成の従来の光学ユニットにおいては、該光学ユニットを収容する光学機器を落下させてしまった場合などにおける不具合を抑制しつつ小型化することは困難であった。そこで、本発明は、光学機器を落下させた場合などにおいても不具合を生じにくい小型の光学ユニットを提供することを目的とする。
本発明の光学ユニットは、光学機器に収容される光学ユニットであって、光学モジュールを備える可動体と、前記可動体を前記光学モジュールの光軸方向と交差する方向を回転軸として回転可能に支持する固定体と、を備え、前記固定体は、前記光軸方向に開口する開口部を有し、前記可動体は、前記光学モジュールが前記開口部から前記固定体の外側に向かってはみ出すはみ出し部を有し、前記はみ出し部には、前記光軸方向において前記光学機器の構成部材と対向する位置に、緩衝材が設けられていることを特徴とする。
本態様によれば、可動体は光学モジュールが開口部から固定体の外側に向かってはみ出すはみ出し部を有し、はみ出し部には光軸方向において光学機器の構成部材と対向する位置に緩衝材が設けられている。このため、該緩衝材により光学機器を落下させた場合などにおいて、光学モジュールと光学機器の構成部材との衝撃を低減でき、不具合を生じにくくすることができる。また、可動体と固定体との間に緩衝材を設けると固定体に対する可動体の可動域を確保しつつ緩衝材の配置スペースを確保しなくてはならなくなることで光学ユニットが大型化しやすくなるが、光学機器の構成部材と対向する位置に緩衝材を設ける構成とすることで光学ユニットの大型化を抑制することができる。
また、本発明の光学ユニットにおいては、前記緩衝材は、前記可動体が前記固定体に対して前記回転軸を基準に回転移動する際において、前記構成部材とは接触しない大きさ及び配置で前記はみ出し部に設けられている構成とすることができる。このような構成とすることで、可動体が固定体に対して回転軸を基準に回転移動する際において、緩衝材が可動体の固定体に対する回転移動を妨げることを抑制することができる。
また、本発明の光学ユニットにおいては、前記緩衝材は、前記構成部材と接触した際に発塵しない非発塵材料で構成されていてもよい。このような構成とすることで、緩衝材が構成部材と接触した際に発塵して光学機器の内部が汚染することを抑制することができる。
また、本発明の光学ユニットにおいては、前記緩衝材は、黒色の材料で構成されていてもよい。このような構成とすることで、緩衝材からの反射光を抑制することができ、光学モジュールに緩衝材からの反射光が入射されることを抑制することができる。
また、本発明の光学ユニットにおいては、前記緩衝材は、光沢性のない非光沢材料で構成されていてもよい。このような構成とすることで、緩衝材からの反射光を抑制することができ、光学モジュールに緩衝材からの反射光が入射されることを抑制することができる。
また、本発明の光学ユニットにおいては、前記緩衝材は、前記光学モジュールの光路から外れた位置に配置される構成とすることができる。このような構成とすることで、光学機器の外部から入射した入射光束が緩衝材により妨げられて光学モジュールに入射できなくなることを抑制することができる。
また、本発明の光学機器においては、上記の光学ユニットを備え、前記光軸方向における前記構成部材と前記緩衝材との間隔は、前記光軸方向における前記可動体と前記固定体との間隔よりも小さい構成とすることができる。このような構成とすることで、光学機器を落下させた場合などにおいて、可動体と固体体とが接触することを抑制でき、光学機器に不具合を生じにくくすることができる。
本発明の光学ユニットは、光学機器を落下させた場合などにおいても不具合を生じにくく、小型化することができる。
本発明の一実施例に係る光学ユニットを備えるスマートフォンの斜視図である。 本発明の一実施例に係る光学ユニットの平面図である。 本発明の一実施例に係る光学ユニットの斜視図である。 本発明の一実施例に係る光学ユニットの分解斜視図である。 図4とは異なる角度から見た、本発明の一実施例に係る光学ユニットの分解斜視図である。 本発明の一実施例に係る光学ユニットの概略断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において、X軸、Y軸及びZ軸は各々直行する方向であり、+X方向及び-X方向に見た図を側面図、+Y方向に見た図を平面図、-Y方向に見た図を底面図、+Z方向に見た図を背面図、-Z方向に見た図を正面図とする。そして、+Y方向は、外部からの光束の入射方向D1に対応する。
<光学ユニットを備える装置の概略>
最初に、本発明の実施例1の光学ユニット1について説明する。図1は、本実施例の光学ユニット1を備える装置(光学機器)の一例としてのスマートフォン100の概略斜視図である。本実施例の光学ユニット1は、スマートフォン100において好ましく使用可能である。本実施例の光学ユニット1は、薄型に構成でき、スマートフォン100におけるY軸方向における厚さを薄く構成できるためである。ただし、本実施例の光学ユニット1は、スマートフォン100に限定されず、カメラやビデオなど、特に限定なく様々な装置に使用可能である。
図1で表されるように、スマートフォン100は、光束を入射するカバーガラス101を備えている。スマートフォン100におけるカバーガラス101の内部に、光学ユニット1を備えている。スマートフォン100は、カバーガラス101を介して外部から入射方向D1に光束を入射し、入射光束に基づいて被写体像を撮像することが可能な構成となっている。
<光学ユニットの全体構成の概略>
図2から図5を用いて、本実施例に係る光学ユニット1の構成についての概略を説明する。光学ユニット1は、レンズ12aなどの光学モジュール12及び撮像素子50を備える可動体14と、X軸方向を回転軸(揺動軸)とする方向(ピッチング方向)及びZ軸方向を回転軸(揺動軸)とする方向(ヨーイング方向)に変位可能な状態で保持する固定体16と、を備えている。また、可動体14をピッチング方向及びヨーイング方向に駆動する駆動機構18(駆動機構18A及び駆動機構18B)と、固定体16に対して可動体14をピッチング方向及びヨーイング方向に回転(揺動)可能に支持する支持機構20とを備えている。
<可動体について>
また、本実施例の光学ユニット1は、図4及び図5で表されるように、可動体14として、可動体本体部14Aとホルダ14Bとを有する。可動体本体部14Aは、光学モジュール12、撮像素子50、撮像素子50に接続されるフレキシブルプリント基板51、などを有する。また、ホルダ14Bは、可動体本体部14Aを保持するとともに、駆動機構18を構成する磁石24A及び磁石24Bが設けられている。
このように、可動体14は、光学モジュール12などが設けられる可動体本体部14Aと、磁石24A及び24Bなどが設けられるホルダ14Bと、を備えている。ホルダ14Bは、光学モジュール12のレンズ12aが設けられる前面(被写体側の面)と、反対側の後面を除く、残りの4面を取り囲むように設けられる矩形枠状の部材として構成されている。本実施例のホルダ14Bは、一例として光学モジュール12を着脱可能に構成されている。ただし、光学モジュール12とホルダ14Bとが一体的に構成されていてもよい。ホルダ14Bにおいて固定体16と対向する2面を利用して、ピッチング及びヨーイングの補正用の磁石24A及び24Bがこれらの外面に取り付けられている。
また、本実施例の光学ユニット1は、図2から図5で表されるように、固定体16を備えている。図2から図5において、固定体16は、上面カバー16aを有するとともに、Y軸方向から見て上面カバー16aと重なる位置であって磁石24Aと対向する位置にコイル32Aを備え、Y軸方向から見て上面カバー16aと重なる位置であって磁石24Bと対向する位置にコイル32Bを備えている。本実施例において、コイル32A及びコイル32Bは一例として巻線コイルとして構成されているが、コイルをパターンとして基板配線内に取り込んだパターン基板(コイル基板)としてもよい。なお、上面カバー16aには、光学モジュール12のレンズ12aの保持部12bが外側(-Y方向側)にはみ出る開口部16bが形成されている。
<光学モジュールについて>
なお、本実施例の光学モジュール12は、スマートフォン100のほか、例えばスマートフォン以外のカメラ付携帯電話機やタブレット型PC等に搭載される薄型カメラ等に用いることができる。光学モジュール12は、被写体側にレンズ12aを備えるとともに、レンズ12aの保持部12bの下部(+Y方向側の内部領域)に、撮像を行うための光学機器等が内蔵されている。また、図2から図5で表されるように、保持部12bの被写体側(-Y方向側)には、Y軸方向から見てレンズ12aを囲むように緩衝材12cが設けられている。緩衝材12cの詳細については後述する。
ここで、本実施例の光学ユニット1は、一例として、光学モジュール12に生じたピッチングの振れ(X軸方向を回転軸とする回動方向の振れ)及びヨーイングの振れ(Z軸方向を回転軸とする回動方向の振れ)の補正を行う駆動機構18を内蔵し、ピッチングの振れの補正及びヨーイングの振れの補正が可能な構成となっている。なお、本実施例において、光学モジュール12は、ピッチングの振れ及びヨーイングの振れの補正が可能な構成としたが、さらにローリング方向の振れ(Y軸方向を回転軸とする回動方向の振れ)の補正が可能な構成としてもよい。なお、撮像素子50も光学モジュール12の一部を構成するとみなすことができる。
<駆動機構について>
本実施例において可動体14が固定体16内に配置された状態において、磁石24Aとコイル32A、磁石24Bとコイル32Bは、それぞれ対向状態となる。また、本実施例において、磁石24Aとコイル32Aとの対、磁石24Bとコイル32Bとの対は、それぞれ駆動機構18を構成している。駆動機構18により、可動体14のピッチング及びヨーイングの補正が行われる。
また、ピッチング及びヨーイングの補正は以下のように行われる。光学ユニット1にピッチング方向とヨーイング方向の両方向又はいずれか一方向の振れが発生すると、磁気センサー(ホール素子33:図4及び図5参照)によって振れを検出し、その結果に基づいて駆動機構18を駆動させる。或いは、振れ検出センサ(ジャイロスコープ)などを用いて、光学ユニット1の振れを検出してもよい。振れの検出結果に基づいて、駆動機構18がその振れを補正するように作用する。即ち、光学ユニット1の振れを打ち消す方向に可動体14を動かすように各コイル32A及び32Bに電流が流され、これにより振れが補正される。
このように、本実施例の光学ユニット1においては、可動体14を固定体16に対して、ピッチングの軸方向及びヨーイングの軸方向を回転軸として、回転させる駆動機構18を備えている。ここで、駆動機構18は、可動体14に対してX軸方向のうちのフレキシブルプリント基板51が配置されている側(+Z方向側)以外の位置に配置されていることが好ましい。駆動機構18をフレキシブルプリント基板51が形成されていない側に配置できるので、駆動機構18とフレキシブルプリント基板51との接触を抑制するために光学ユニット1を大きくする必要が無くなり、光学ユニット1を小型化できるためである。なお、本明細書における「回転」とは、360°回転することを要せず、回転方向に揺動する場合を含む意味である。
<支持機構について>
本実施例の支持機構20は、金属製平板材料を折り曲げることによって形成されるバネ性を兼ね備えたジンバル機構である。具体的には、図4及び図5で表されるように、支持機構20は、一例として被写体側に設けられるジンバルフレーム部23と、ジンバルフレーム部23の四方のコーナー部から光軸方向に90°折り曲げられて形成される第1支持部用延設部21と、第2支持部用延設部22と、を備えることによって構成されている。なお、第1支持部用延設部21と第2支持部用延設部22については、必ずしもその全部が板状でなくてもよく、その一部のみを板状に形成してバネ性を発揮させるようにしてもよい。また、第1支持部用延設部21と第2支持部用延設部22の一方を板状以外の他の形状(例えばロッド形状等)にすることも可能である。なお、本実施例の支持機構20は、ピッチング方向及びヨーイング方向の2方向を回転軸の方向として可動体14を固定体16に対して回転可能に支持する構成であるが、ピッチング方向またはヨーイング方向のいずれか1方向のみを回転軸の方向として可動体14を固定体16に対して回転可能に支持する構成としてもよい。
本実施例の支持機構20は、第1支持部用延設部21に内側に向けて凹んだ凹曲面21aが設けられており、第2支持部用延設部22に内側に向けて凹んだ凹曲面22aが設けられている。そして、第1支持部用延設部21は凹曲面21aが外側に向けて広がるように力がかかるように構成されており、第2支持部用延設部22は凹曲面22aが外側に向けて広がるように力がかかるように構成されている。
なお、図5で表されるように、固定体16の凹曲面21aと対向する位置には、内側に突出するとともに凹曲面21aに嵌まる球面状の凸曲面41aが取り付けられた、固定体側支持部41が設けられている。また、図4で表されるように、ホルダ14Bの凹曲面22aと対向する位置には、内側に突出するとともに凹曲面22aに嵌まる球面状の凸曲面42aが取り付けられた、可動体側支持部42が設けられている。本実施例の光学ユニット1は、凸曲面41aを凹曲面21a内に配置させ凸曲面41aに凹曲面21aを押し付けることで、第1軸線L1(図2参照)を回転軸として固定体16に対して支持機構20を回転可能に支持させている。また、本実施例の光学ユニット1は、凸曲面42aを凹曲面22a内に配置させ凸曲面42aに凹曲面22aを押し付けることで、第2軸線L2(図2参照)を回転軸として支持機構20に対して可動体14を回転可能に支持させている。すなわち、本実施例の支持機構20は、第1軸線L1を回転軸として固定体16に対して支持機構20を回転可能に支持させるとともに第2軸線L2を回転軸として支持機構20に対して可動体14を回転可能に支持させることで、固定体16に対して可動体14を光軸方向(Y軸方向)と交差する方向すべてを回転軸として回転可能に支持する構成となっている。そして、本実施例の光学ユニット1は、駆動機構18を駆動することにより、ピッチング方向及びヨーイング方向を回転軸として、固定体16に対して可動体14を回転可能な構成となっている。
<緩衝材について>
次に、図2から図5に加えて図6を参照して、緩衝材12cの詳細について説明する。図2から図5で表されるように、本実施例の光学ユニット1は、光学モジュール12の保持部12bの-Y方向側端部に、Y軸方向から見てレンズ12aを囲むように、環状に緩衝材12cが形成されている。ただし、緩衝材12cの形状は、環状に限定されない。緩衝材12cの形状は環状でなくてもよいし、光学ユニット1は複数の緩衝材12cを有していてもよい。
ここで一旦まとめると、上記のように、本実施例の光学ユニット1は、スマートフォン100などの光学機器に収容される光学ユニットであって、光学モジュール12を備える可動体14と、可動体14を光学モジュール12の光軸方向(入射方向D1)と交差する方向を回転軸として回転可能に支持する固定体16と、を備えている。そして、図3で表されるように、固定体16は光軸方向に開口する開口部16bを有し、可動体14は光学モジュール12が開口部16bから固定体16の外側に向かってはみ出している。ここで、保持部12bは、開口部16bから固定体16の外側に向かってはみ出している、はみ出し部を構成している。そして、図6で表されるように、はみ出し部としての保持部12bには、光軸方向において光学機器の構成部材であるカバーガラス101と対向する位置に、緩衝材12cが設けられている。
このように、本実施例の光学ユニット1においては、可動体14は光学モジュール12が開口部16bから固定体16の外側に向かってはみ出すはみ出し部としての保持部12bを有し、保持部12bには光軸方向において光学機器の構成部材であるカバーガラス101と対向する位置に緩衝材12cが設けられている。このため、本実施例の光学ユニット1は、該緩衝材12cにより光学機器を落下させた場合などにおいて、光学モジュール12とカバーガラス101との衝撃を低減でき、不具合を生じにくくすることができる。
ここで、光学機器を落下させた場合などにおいて光学モジュール12とカバーガラス101との衝撃を低減することが可能な構成として、例えば図6の隙間G1の位置など可動体14と固定体16との間に緩衝材12cを設ける構成も考えられる。しかしながら、可動体14と固定体16との間に緩衝材12cを設けると、固定体16に対する可動体14の可動域を確保しつつ緩衝材12cの配置スペースを確保しなくてはならなくなることで、光学ユニット1が大型化しやすくなる。そこで、本実施例のようにカバーガラス101と対向する位置に緩衝材12cを設ける構成とすることで、光学ユニット1の大型化を抑制することができる。
また、本実施例の光学ユニット1においては、図6で表されるように、上面カバー16aと磁石24Aとが対向する配置となっており、例えば可動体14が固定体16に対してX軸方向に沿う回転軸Cを基準に回転移動する構成となっている。そして、上面カバー16aと磁石24Aとの隙間G1は、可動体14が固定体16に対して回転軸Cを基準に回転移動する際に両者が接触しない長さに構成されている。同様に、上面カバー16aと磁石24Bとの隙間も、可動体14が固定体16に対してZ軸方向に沿う回転軸を基準に回転移動する際に両者が接触しない長さに構成されている。このように、本実施例の光学ユニット1においては、可動体14が固定体16に対して最大限回転移動した場合においても、可動体14が固定体16に対して接触しない長さに構成されている。
また、本実施例の光学ユニット1においては、緩衝材12cは、可動体14が固定体16に対して回転軸を基準に回転移動する際において、カバーガラス101とは接触しない大きさ及び配置で保持部12bに設けられている。具体的には、本実施例の光学ユニット1においては、図6で表されるように、緩衝材12cとカバーガラス101との隙間G2は、可動体14が固定体16に対して回転軸C及びZ軸方向に沿う回転軸のいずれを基準に最大限回転移動した場合においても、緩衝材12cとカバーガラス101とが接触しない長さに構成されている。このような構成とすることで、可動体14が固定体16に対して回転軸を基準に回転移動する際において、緩衝材12cが可動体14の固定体16に対する回転移動を妨げることを抑制することができる。
また、本実施例の光学機器としてのスマートフォン100においては、隙間G2は、隙間G1よりも小さくなるように構成されている。別の表現をすると、上記の光学ユニット1を備える本実施例のスマートフォン100においては、光軸方向におけるカバーガラス101と緩衝材12cとの間隔である隙間G2は、光軸方向における可動体14と固定体16との間隔である隙間G1よりも小さい構成となっている。スマートフォン100を落下させた場合などにおいて可動体14は固定体16に対して光軸方向に移動しやすいが、本実施例のスマートフォン100は、このような構成としていることで、スマートフォン100を落下させた場合などにおいて、可動体14と固定体16とが接触することを抑制でき、スマートフォン100に不具合を生じにくくしている。
また、本実施例の光学ユニット1においては、緩衝材12cは、カバーガラス101と接触した際に発塵しない非発塵材料で構成されている。このような構成とすることで、緩衝材12cがカバーガラス101と接触した際に発塵して光学機器の内部が汚染することを抑制することができる。非発塵材料の具体例としては、ゴム系、ポロン材などが挙げられる。
また、本実施例の光学ユニット1においては、緩衝材12cは、黒色の材料で構成されている。このような構成とすることで、緩衝材12cからの反射光を抑制することができ、光学モジュール12に緩衝材12cからの反射光が入射されることを抑制することができる。
さらには、本実施例の光学ユニット1においては、緩衝材12cは、光沢性のない非光沢材料で構成されている。このような構成とすることで、緩衝材12cからの反射光を抑制することができ、光学モジュール12に緩衝材からの反射光が入射されることを抑制することができる。
また、本実施例の光学ユニット1においては、緩衝材12cは、光学モジュール12の光路に干渉することのない、光学モジュール12の光路から外れた位置に配置される構成となっている。このような構成とすることで、スマートフォン100などの光学機器の外部から入射した入射光束が緩衝材12cにより妨げられて光学モジュール12に入射できなくなることを抑制することができる。
本発明は、上述の実施例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施例中の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
1…光学ユニット、12…光学モジュール、12a…レンズ、12b…保持部(はみ出し部)、12c…緩衝材、14…可動体、14A…可動体本体部、14B…ホルダ、16…固定体、16a…上面カバー、16b…開口部、18…駆動機構、18A…駆動機構、18B…駆動機構、20…支持機構、21…第1支持部用延設部、21a…凹曲面、22…第2支持部用延設部、22a…凹曲面、23…ジンバルフレーム部、24A…磁石、24B…磁石、32A…コイル、32B…コイル、33…ホール素子、41…固定体側支持部、41a…凸曲面、42…可動体側支持部、42a…凸曲面、50…撮像素子、51…フレキシブルプリント基板、100…スマートフォン(光学機器)、101…カバーガラス(構成部材)、C…回転軸、D1…入射方向(光軸方向)、G1…隙間、G2…隙間、L1…第1軸線、L2…第2軸線

Claims (7)

  1. 光学機器に収容される光学ユニットであって、
    光学モジュールを備える可動体と、
    前記可動体を前記光学モジュールの光軸方向と交差する方向を回転軸として回転可能に支持する固定体と、を備え、
    前記固定体は、前記光軸方向に開口する開口部を有し、
    前記可動体は、前記光学モジュールが前記開口部から前記固定体の外側に向かってはみ出すはみ出し部を有し、
    前記はみ出し部には、前記光軸方向において前記光学機器の構成部材と対向する位置に、緩衝材が設けられていることを特徴とする光学ユニット。
  2. 請求項1に記載の光学ユニットにおいて、
    前記緩衝材は、前記可動体が前記固定体に対して前記回転軸を基準に回転移動する際において、前記構成部材とは接触しない大きさ及び配置で前記はみ出し部に設けられていることを特徴とする光学ユニット。
  3. 請求項1または2に記載の光学ユニットにおいて、
    前記緩衝材は、前記構成部材と接触した際に発塵しない非発塵材料で構成されていることを特徴とする光学ユニット。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の光学ユニットにおいて、
    前記緩衝材は、黒色の材料で構成されていることを特徴とする光学ユニット。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の光学ユニットにおいて、
    前記緩衝材は、光沢性のない非光沢材料で構成されていることを特徴とする光学ユニット。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の光学ユニットにおいて、
    前記緩衝材は、前記光学モジュールの光路から外れた位置に配置されることを特徴とする光学ユニット。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載の光学ユニットを備え、
    前記光軸方向における前記構成部材と前記緩衝材との間隔は、前記光軸方向における前記可動体と前記固定体との間隔よりも小さいことを特徴とする光学機器。
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