JP2022164336A - 印刷方法、印刷装置及び印刷物 - Google Patents

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章 ▲高▼津
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Abstract

【課題】インクの濡れ広がりを抑制可能な印刷方法、印刷装置及び印刷物を提供する。【解決手段】主走査方向に第1ヘッドを移動しつつ第1ヘッドのノズルから被印刷体に第1インクの液滴を吐出することと、第1ヘッドと主走査方向に並んで配置され第1ヘッドと一体で移動する第2ヘッドのノズルから被印刷体に第1インクよりも粘度の高い透明の第2インクの液滴を吐出することとを含み、被印刷体上における第1インクの液滴の目標着弾位置に、第1インクの液滴と第2インクの液滴とを一対一で対応して重ねるように吐出する。【選択図】図4

Description

本発明は、印刷方法、印刷装置及び印刷物に関する。
印刷対象となる被印刷体(メディア)に対して印刷を行う印刷装置として、例えばヘッドから被印刷体に液滴を噴射するインクジェット型の印刷装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2018-187891号公報
特許文献1に記載のような印刷装置においては、インクジェットヘッドの微小なノズルからインクの液滴を吐出するため、低粘度のインクを用いることが必要になる。この場合、インクの粘度が低いことにより、被印刷体上でのインクが濡れ広がりやすく、滲みが生じやすくなる。このため、インクの濡れ広がりを抑制する技術が求められている。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、インクの濡れ広がりを抑制可能な印刷方法、印刷装置及び印刷物を提供することを目的とする。
本発明に係る印刷方法は、予め設定された主走査方向に第1ヘッドを移動しつつ前記第1ヘッドのノズルから被印刷体に第1インクの液滴を吐出することと、前記第1ヘッドと前記主走査方向に並んで配置され前記第1ヘッドと一体で移動する第2ヘッドのノズルから前記被印刷体に前記第1インクよりも粘度の高い第2インクの液滴を吐出することとを含み、前記被印刷体上における前記第1インクの液滴の目標着弾位置に、前記第1インクの液滴と前記第2インクの液滴とを一対一で対応して重ねるように吐出する。
本発明に係る印刷装置は、予め設定された主走査方向に移動可能であり、ノズルから被印刷体に第1インクの液滴を吐出する第1ヘッドと、前記第1ヘッドと前記主走査方向に並んで配置され、前記第1ヘッドと一体で移動し、ノズルから前記被印刷体に前記第1インクよりも粘度の高い第2インクの液滴を吐出する第2ヘッドと、前記第1ヘッドのノズルから吐出される前記第1インクの液滴と前記第2ヘッドのノズルから吐出される前記第2インクの液滴とが前記被印刷体上における前記第1インクの液滴の目標着弾位置に一対一で対応して重なるように前記第1ヘッド及び前記第2ヘッドの吐出動作を制御する制御部とを備える。
本発明によれば、被印刷体上における第1インクの液滴の目標着弾位置に、第1インクの液滴と第2インクの液滴とを一対一で対応して重ねるように吐出するため、第1インクの液滴を第2インクに接触した状態を確実に形成することができる。これにより、第1インクの濡れ広がりを抑制できる。
本発明に係る印刷方法において、前記第2インクは、前記第1インクと同種類の色のインク、前記被印刷体と同種類の色のインク、又は透明インクの内、少なくとも1つのインクである。これにより、第1インクを幅広い種類のインクの中から選択することができる。
本発明に係る印刷方法は、前記目的着弾位置に対して、前記第2インクの液滴の吐出を前記第1インクの液滴の吐出よりも先に行う場合、前記第2インクの液滴を前記目標着弾位置に吐出した後、前記第1インクの液滴を前記第2インクの液滴の上に重ねるように吐出する。また、前記目的着弾位置に対して、前記第1インクの液滴の吐出を前記第2インクの液滴の吐出よりも先に行う場合、前記第1インクの液滴を前記目標着弾位置に吐出した後、前記第2インクの液滴を前記第1インクの液滴の上に重ねるように吐出する。これにより、第1インク及び第2インクのいずれを先に吐出する場合においても、第1インクの液滴を第2インクに接触した状態を確実に形成することができる。
本発明に係る印刷方法は、前記第1ヘッド及び前記第2ヘッドの1回の主走査動作において、前記目標着弾位置に前記第1インクの液滴と前記第2インクの液滴とを重ねるように吐出する。これにより、1回の主走査動作において第1インクの液滴を第2インクに接触した状態を確実に形成することができる。
本発明に係る印刷方法は、前記第1ヘッド及び前記第2ヘッドは、同一の数の前記ノズルを有しており、前記ノズルは、前記被印刷体に対して前記主走査方向に直交する方向である副走査方向に並ぶノズル列を形成し、主走査動作毎に前記ノズル列をN等分(Nは自然数)する区域に分けて吐出制御をし、主走査動作毎に前記第1ヘッド及び前記第2ヘッドからインクが吐出される前記ノズルは、前記第1ヘッド及び前記第2ヘッドそれぞれの同一行から構成されたn1番目(n1は1からNまでの自然数)の区域のノズルである。これにより、副走査方向の領域ごとに、第1インクの層及び第2インクの層を形成することができる。
本発明に係る印刷方法は、前記第1ヘッド及び前記第2ヘッドの1回の主走査動作において、前記目標着弾位置を含む前記被印刷体上の所定の領域に前記第2インクの液滴を吐出して下地層を形成した後、前記第1ヘッド及び前記第2ヘッドの前記1回の主走査動作に連なる次の主走査動作において、前記下地層のうち前記目標着弾位置に吐出された前記第2インクに重ねるように前記第1インクを吐出する。これにより、下地層上に第1インクを吐出する場合においても、第1インクの液滴を第2インクに接触した状態を確実に形成することができる。この場合、前記第1ヘッド及び前記第2ヘッドは、同一の数の前記ノズルを有しており、前記ノズルは、前記被印刷体に対して前記主走査方向に直交する方向である副走査方向に並ぶノズル列を形成し、主走査動作毎に前記ノズル列をN等分(Nは自然数)する区域に分けて吐出制御をし、前記1回の主走査動作では、前記第1ヘッドのノズル列及び前記第2ヘッドのノズル列の内、それぞれの同一行から構成されたn2番目の区域の前記ノズルから前記第2インクの液滴を吐出し、前記被印刷体を前記ノズル列のN等分したノズル列長分を前記副走査方向に搬送し、前記n2番目の区域とは前記副走査方向に連なる区域のノズルから前記第1インクの液滴を吐出する。これにより、副走査方向の領域ごとに、第1インクの層及び第2インクの層を形成することができる。
本実施形態に係る印刷方法は、前記目標着弾位置に少なくとも前記第1インクの液滴を吐出した後、前記目標着弾位置を含む前記被印刷体上の所定の領域に前記第2インクを吐出して被覆層を形成する。これにより、第1インクの濡れ広がりを抑制した状態で、当該第1インクの層を被覆層により保護することができる。
また、本発明に係る印刷物は、被印刷体と、前記被印刷体上の目標位着弾置に配置された第1インクの液滴と、前記第1インクが配置される前記目標着弾位置において前記第1インクの液滴に一対一で対応して重なった状態で配置された、前記第1インクよりも粘度の高い第2インクの液滴とを備える。これにより、第1インクの濡れ広がりが抑制された印刷物を提供できる。
本発明によれば、インクの濡れ広がりを抑制可能な印刷方法、印刷装置及び印刷物を提供できる。
図1は、本実施形態に係る印刷装置の一例を示す図である。 図2は、第1ヘッド及び第2ヘッドの吐出面側の一例を示す図である。 図3は、本実施形態に係る印刷方法における吐出動作の一例を示す図である。 図4は、往路及び復路のそれぞれの主走査動作においてメディア上に吐出される第1インク及び第2インクの状態の一例を示す図である。 図5は、印刷動作が完了した場合のメディア上の第1インク及び第2インクの状態の一例を示す図である。 図6は、本実施形態に係る印刷方法における吐出動作の他の例を示す図である。 図7は、印刷動作が完了した場合のメディア上の第1インク及び第2インクの状態の一例を示す図である。 図8は、本実施形態に係る印刷方法における吐出動作の他の例を示す図である。 図9は、印刷動作が完了した場合のメディア上の第1インク及び第2インクの状態の他の例を示す図である。 図10は、本実施形態に係る印刷方法における吐出動作の他の例を示す図である。 図11は、本実施形態に係る印刷方法における吐出動作の他の例を示す図である。
以下、本発明に係る印刷方法、印刷装置及び印刷物の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
図1は、本実施形態に係る印刷装置の一例を示す図である。図1に示すように、印刷装置100は、第1ヘッド10と、第2ヘッド20と、制御部30とを備える。また、印刷装置100は、第1ヘッド10及び第2ヘッド20と被印刷体(メディア)M(以下、メディアとする)とを副走査方向D2に相対的に移動する相対駆動部(不図示)を更に備える。本実施形態では、相対駆動部として、メディアMを副走査方向D2に搬送するメディア搬送部が用いられる場合を例に挙げて説明する。なお、相対駆動部として、第1ヘッド10及び第2ヘッド20を副走査方向D2に搬送可能な構成であってもよい。
第1ヘッド10は、主走査方向D1に移動可能であり、ノズルからメディアMに第1インクQ1の液滴を吐出する。第2ヘッド20は、第1ヘッド10と主走査方向D1に並んで配置され、第1ヘッド10と一体で移動する。第2ヘッド20は、ノズルからメディアMに第1インクQ1よりも粘度の高い第2インクQ2の液滴を吐出する。
第1インクQ1としては、例えば、所定のカラーを発色可能なカラーインク等が挙げられる。また、第2インクQ2としては、例えば、メディアMと略同色インク(白色系)、第1インクQ1と略同色インク又は透明インク等が挙げられる。第2インクQ2が無色又は透明である場合、殆どの種類のメディアM又は殆どの色種の第1インクQ1に対応することができ、後述する様々な印刷モードにも対応することが可能となる。第2インクQ2がメディアM又は第1インクQ1と略同色である場合には、元画像データの色味や画質を損なうことなく印刷をすることが可能となる。第1インクQ1及び第2インクQ2としては、例えばソルベントインク、水性インクまたはラテックスインク等の蒸発乾燥型インクが適用可能である。
第1ヘッド10及び第2ヘッド20は、キャリッジ40に搭載される。キャリッジ40は、ガイドバー41に沿って主走査方向D1に移動可能である。キャリッジ40が主走査方向D1に移動することにより、第1ヘッド10及び第2ヘッド20が主走査方向D1に一体で移動する。
制御部30は、CPU(Central Processing Unit)等の処理装置と、RAM(Random Access Memory)又はROM(Read Only Memory)等の記憶装置を有する。制御部30は、駆動制御部31と、吐出制御部32とを有する。駆動制御部31は、キャリッジ40の主走査方向D1へ移動させる駆動機構及びメディアMを副走査方向D2へ搬送するメディア搬送部を制御する。吐出制御部32は、第1ヘッド10から第1インクの液滴を吐出する動作及び第2ヘッド20から第2インクの液滴を吐出する動作を制御する。
図2は、第1ヘッド10及び第2ヘッド20のノズル面11、21側の一例を示す図である。図2に示すように、第1ヘッド10は、メディアMと対向するノズル面11を有する。ノズル面11には、複数のノズル12が形成される。ノズル12は、副走査方向D2に複数配置されてノズル列13を構成し、当該ノズル列13が主走査方向D1に例えば4列配置される。ノズル列13の列数については、4列に限定されず、3列以下又は5列以上であってもよい。ノズル12は、第1インクの液滴を吐出する。ノズル列13は、例えば副走査方向D2にn等分されたn個(nは、自然数である)の吐出領域A1、A2、…Anを有する。等分する数nは、ユーザが任意で選択することもよく、印刷する画像データの解像度によって制御部30が自動で選択してもよい。便宜上、正の副走査方向D2においての順番に1からnとして設定する。但し、以下では説明を簡略化するためにnを2に設定することを想定して説明する。
同様に、第2ヘッド20は、メディアMと対向するノズル面21を有する。ノズル面21には、複数のノズル22が形成される。ノズル22は、第1ヘッド10と同様に、副走査方向D2に複数配置されてノズル列23を構成し、当該ノズル列23が主走査方向D1に例えば4列配置される。ノズル列23の列数については、4列に限定されず、3列以下又は5列以上であってもよい。ノズル22は、第2インクの液滴を吐出する。ノズル列23は、例えば副走査方向D2にn等分されたn個(nは、自然数である)の吐出領域B1、B2.…、Bnを有する。等分する数nは、ユーザが任意で選択することもよく、印刷する画像データの解像度によって制御部30が自動で選択してもよい。便宜上、正の副走査方向D2においての順番に1からnとして設定する。但し、以下では説明を簡略化するためにnを2に設定することを想定して説明する。
次に、上記のように構成された印刷装置100を用いた印刷方法を説明する。図3は、本実施形態に係る印刷方法における吐出動作の一例を示す図である。図3は、図2で示した複数の吐出領域の数nを2に設定して示した図である。つまり、第1ヘッド10及び第2ヘッド20のそれぞれのノズル列13、23を2等分する例を用いて説明する。外部からの印刷データに基づいて、制御部30は、第1ヘッド10及び第2ヘッド20の動作を制御する。制御部30は、印刷データに基づいて、第1インクの液滴を着弾させるメディアM上の目標着弾位置を設定する。
メディアM上に第1インクを吐出する際、制御部30は、キャリッジ40を主走査方向D1に往復移動させる。本実施形態では、例えば往路では第1ヘッド10が先頭となり、復路では第2ヘッド20が先頭となる場合を例に挙げて説明する。なお、往路で第2ヘッド20が先頭となり、復路で第1ヘッド10が先頭となるようにキャリッジ40を移動させてもよい。
まず、第1主走査動作(往路)について、制御部30は、第1ヘッド10のノズル列13を2等分した場合の領域のうち一方の吐出領域A1に配置されるノズル12により、第1インクの液滴を吐出させる。制御部30は、ノズル12から吐出された第1インクの液滴がメディアM上の目標着弾位置に着弾するように、キャリッジ40の主走査方向D1への移動とノズル12による吐出のタイミングとを制御する。また、当該第1主走査動作(往路)において、制御部30は、第2ヘッド20のノズル列23を2等分した場合の領域のうち一方の吐出領域B1に配置されるノズル22に第2インクの液滴を吐出させる。このとき、制御部30は、ノズル22から吐出された第2インクの液滴がメディアM上における第1インクの目標着弾位置に着弾するように、キャリッジ40の主走査方向D1への移動とノズル22による吐出のタイミングとを制御する。つまり、制御部30は、第2インクの液滴が、先にメディアMの目標着弾位置に着弾した第1インクに対して一対一で対応して重なるように、キャリッジ40の主走査方向D1への移動とノズル22による吐出のタイミングとを制御する。
第1主走査動作が完了した後、メディア搬送部は、メディアMを副走査方向D2に搬送させる。この時の搬送距離は、第1ヘッド10及び第2ヘッド20のノズル列13、23の長さの半分とする。搬送距離をノズル列13、23の半分にするのは、前述した吐出領域をノズル列13、23の半分にしたためである。吐出領域を2等分以外の数nにした場合には、搬送距離をノズル列13、23の1/nにすることが考えられる。その後、第2主走査動作(復路)を行う。第2主走査動作において、制御部30は、第2ヘッド20の吐出領域B1に配置されるノズル22により、第2インクの液滴を吐出させる。制御部30は、ノズル22から吐出された第2インクの液滴が、後行する第1ヘッド10から吐出される第1インクのメディアM上の目標着弾位置に先に着弾するように、キャリッジ40の主走査方向D1への移動とノズル22による吐出のタイミングとを制御する。また、当該第2主走査動作(復路)において、制御部30は、第1ヘッド10の吐出領域A1に配置されるノズル12に第1インクの液滴を吐出させる。このとき、制御部30は、ノズル12から吐出された第1インクの液滴がメディアM上における第1インクの目標着弾位置に着弾するように、キャリッジ40の主走査方向D1への移動とノズル12による吐出のタイミングとを制御する。つまり、制御部30は、第1インクの液滴が、先にメディアMの目標着弾位置に着弾した第2インクに対して一対一で対応して重なるように、キャリッジ40の主走査方向D1への移動とノズル12による吐出のタイミングとを制御する。
図4は、往路及び復路のそれぞれの主走査動作においてメディアM上に吐出される第1インク及び第2インクの状態の一例を示す図である。図4に示すように、第1主走査動作(往路)では、メディアM上の目標着弾位置P1に、まず第1インクQ1が着弾し、第1インクQ1に一対一で重なるように第2インクQ2が着弾している。第1インクQ1は、第2インクQ2に比べて粘度が低く、着弾した際に濡れ広がりやすい状態である。これに対して、第2インクQ2は、着弾した際に第1インクQ1より濡れ広がりにくい程度の粘度である。つまり、第2インクQ2は第1インクQ1よりは粘度が高い。第1インクQ1を吐出した後、第2インクQ2を第1インクQ1に対して一対一で重ねることにより、第1インクQ1が第2インクQ2に付着した状態となり、第1インクQ1の濡れ広がりを抑えることができる。
また、図4に示すように、第2主走査動作(復路)では、メディアM上の目標着弾位置P2に、まず第2インクQ2が着弾し、第2インクQ2に一対一で重なるように第1インクQ1が着弾している。第2インクQ2を吐出した後、第1インクQ1を第2インクQ2に対して一対一で重ねることにより、第1インクQ1が第2インクQ2に付着した状態となり、第1インクQ1の濡れ広がりを抑えることができる。
第2主走査動作が完了した後、メディア搬送部は、メディアMを副走査方向D2に所定距離だけ搬送させる。この時の搬送距離は、第1主走査動作完了後と同様、ノズル12、22の1列分の長さの半分とする。メディアMを副走査方向D2に搬送させた後、主走査方向D1の往路の走査を行う。このように、第1ヘッド10及び第2ヘッド20の主走査方向D1への走査と、メディアMの副走査方向D2への搬送とを繰り返し行うことにより、メディアMに対して印刷データに基づいた印刷が可能となる。
図5は、印刷動作が完了した場合のメディアM上の第1インク及び第2インクの状態の一例を示す図である。図5に示すように、メディアM上では、印刷データに基づいた目標着弾位置に第1インクQ1が配置された状態であり、第1インクQ1と第2インクQ2とが一対一で重なるように着弾した状態となっている。第1インクQ1と第2インクQ2とはそれぞれ異なるヘッド10、20より吐出されるため、メディアM上に先に着弾したインクの液滴の頂部に次に吐出されたインクの液滴が着弾されることはなく、それぞれのインクの頂部が所定の距離をもってずれた状態で着弾される。このように、メディアMと、メディアM上の目標着弾位置に配置された第1インクQ1の液滴と、第1インクQ1が配置される目標着弾位置において第1インクQ1の液滴に一対一で対応して重なった状態で配置された、第1インクQ1よりも粘度の高い第2インクQ2の液滴とを備える印刷物Wが形成される。したがって、第1インクQ1の濡れ広がりが抑制された印刷物Wが形成される。
図6は、本実施形態に係る印刷方法における吐出動作の他の例を示す図であり、図3と同様、図2で示した複数の吐出領域の数nを2に設定して示した図である。つまり、第1ヘッド10及び第2ヘッド20のそれぞれのノズル列13、23を2等分する例を用いて説明する。図6に示すように、まず、第1主走査動作(往路)について、制御部30は、第2ヘッド20のノズル列23を2等分した場合の領域のうち一方の吐出領域B1に配置されるノズル22により、第2インクの液滴を吐出させる。制御部30は、ノズル22から吐出された第2インクの液滴がメディアM上の目標着弾位置を含む所定領域の全面に着弾するように、キャリッジ40の主走査方向D1への移動とノズル22による吐出のタイミングとを制御する。当該第1主走査動作により、メディアM上には、第2インクQ2による下地層C1(図7参照)が形成される。
第1主走査動作が完了した後、メディア搬送部は、第1ヘッド10及び第2ヘッド20のノズル列13、23の長さの半分の距離だけメディアMを副走査方向D2に搬送させる。搬送距離をノズル列13、23の半分にするのは、前述した吐出領域をノズル列13、23の半分にしたためである。吐出領域を2等分以外の数nにした場合には、搬送距離をノズル列13、23の1/nにすることが考えられる。その後、第2主走査動作(復路)について、制御部30は、第1ヘッド10の吐出領域A2に配置されるノズル12により、第1インクの液滴を吐出させる。制御部30は、ノズル12から吐出された第1インクの液滴が、第1インクのメディアM上の目標着弾位置に着弾するように、キャリッジ40の主走査方向D1への移動とノズル12による吐出のタイミングとを制御する。つまり、制御部30は、第1インクの液滴が、メディアMの所定領域の前面に着弾した複数の第2インクのうち、目標着弾位置に着弾した第2インクに対して一対一で対応して重なるように、キャリッジ40の主走査方向D1への移動とノズル12による吐出のタイミングとを制御する。
第2主走査動作が完了した後、メディア搬送部は、第1主走査動作後と同様、第1ヘッド10及び第2ヘッド20のノズル列13、23の長さの半分の距離だけメディアMを副走査方向D2に搬送させ、主走査方向D1の往路の走査を行う。
図7は、印刷動作が完了した場合のメディアM上の第1インク及び第2インクの状態の一例を示す図である。図7(C)に示すように、メディアM上では、第2インクQ2によりメディアM上に下地層C1が形成されている。また、この下地層C1には、第1インクQ1によりインク層が形成されている。インク層を構成する第1インクQ1は、下地層C1の第2インクQ2に対して一対一で重なるように着弾した状態となっている。従って、濡れ広がりが抑制された状態で第1インクQ1がメディアMの下地層C1上に配置される。このように、第1インクQ1の濡れ広がりが抑制された印刷物WAが形成される。第2インクQ2を吐出する際の液滴の大きさ又は吐出量に応じて、メディアMに着弾後の第2インクQ2の状態が変化する。例えば図7(A)に示すように着弾後の第2インクQ2同士が重ならない状態、図7(B)に示すように着弾後の第2インクQ2において周縁部同士のみが重なっている状態等になる場合もある。この場合に、第1インクQ1と第2インクQ2とはそれぞれ異なるヘッド10、20より吐出されるため、メディアM上に先に着弾したインクの液滴の頂部に次に吐出されたインクの液滴が着弾されることはなく、それぞれのインクの頂部が所定の距離をもってずれた状態で着弾される。
図8は、本実施形態に係る印刷方法における吐出動作の他の例を示す図であり図3と同様、図2で示した複数の吐出領域の数nを2に設定して示した図である。つまり、第1ヘッド10及び第2ヘッド20のそれぞれのノズル列13、23を2等分する例を用いて説明する。図8に示すように、まず、第1主走査動作(往路)について、制御部30は、第1ヘッド10のノズル列13を2等分した場合の領域のうち一方の吐出領域A1に配置されるノズル12により、第1インクの液滴を吐出させる。制御部30は、ノズル12から吐出された第1インクの液滴がメディアM上の目標着弾位置に着弾するように、キャリッジ40の主走査方向D1への移動とノズル12による吐出のタイミングとを制御する。また、当該第1主走査動作(往路)において、制御部30は、第2ヘッド20のノズル列23を2等分した場合の領域のうち一方の吐出領域B1に配置されるノズル12に第2インクの液滴を吐出させる。このとき、制御部30は、ノズル22から吐出された第2インクの液滴がメディアM上における第1インクの目標着弾位置に着弾するように、キャリッジ40の主走査方向D1への移動とノズル22による吐出のタイミングとを制御する。つまり、制御部30は、第2インクの液滴が、先にメディアMの目標着弾位置に着弾した第1インクに対して一対一で対応して重なるように、キャリッジ40の主走査方向D1への移動とノズル22による吐出のタイミングとを制御する。
第1主走査動作が完了した後、メディア搬送部は、第1ヘッド10及び第2ヘッド20のノズル列13、23の長さの半分の距離だけメディアMを副走査方向D2に搬送させる。搬送距離をノズル列13、23の半分にするのは、前述した吐出領域をノズル列13、23の半分にしたためである。吐出領域を2等分以外の数nにした場合には、搬送距離をノズル列13、23の1/nにすることが考えられる。その後、第2主走査動作(復路)を行う。第2主走査動作において、制御部30は、第2ヘッド20のノズル列23を2等分した場合の領域のうち吐出領域B2に配置されるノズル22により、第2インクの液滴を吐出させる。制御部30は、ノズル22から吐出された第2インクの液滴がメディアM上の目標着弾位置を含む所定領域の全面に着弾するように、キャリッジ40の主走査方向D1への移動とノズル22による吐出のタイミングとを制御する。当該第2主走査動作により、メディアM上には、被覆層C2(図9参照)が形成される。
図9は、印刷動作が完了した場合のメディアM上の第1インク及び第2インクの状態の他の例を示す図である。図9に示すように、第1主走査動作では、メディアM上の目標着弾位置P1に、まず第1インクQ1が着弾し、第1インクQ1に一対一で重なるように第2インクQ2が着弾している。また、第2主走査動作では、第1主走査動作で形成された第1インクQ1及び第2第2インクQ2の層を被覆するように被覆層C2が形成される。このように、第1インクQ1の濡れ広がりが抑制され、更に第1インクQ1から形成された画像が被覆されて堅牢性及び光沢性が向上された印刷物WBが形成される。
図10及び図11は、本実施形態に係る印刷方法における吐出動作の他の例を示す図である。図10に示すように、第1主走査動作(往路)については、図8に示す動作と同様に、制御部30は、第1ヘッド10のノズル列13を2等分した場合の領域のうち一方の吐出領域A1に配置されるノズル12により、第1インクの液滴を吐出させ、第2ヘッド20のノズル列23を2等分した場合の領域のうち一方の吐出領域B1に配置されるノズル12に第2インクの液滴を吐出させる。
第1主走査動作が完了した後、メディア搬送部は、第1ヘッド10及び第2ヘッド20のノズル列13、23の長さの半分の距離だけメディアMを副走査方向D2に搬送させる。搬送距離をノズル列13、23の半分にするのは、前述した吐出領域をノズル列13、23の半分にしたためである。吐出領域を2等分以外の数nにした場合には、搬送距離をノズル列13、23の1/nにすることが考えられる。第2主走査動作(復路)について、制御部30は、第2ヘッド20のノズル面21のうち他方の吐出領域B2に配置されるノズル22により、第2インクの液滴を吐出させる。また、制御部30は、第1ヘッド10のノズル面11のうち他方の吐出領域A2に配置されるノズル12に第1インクの液滴を吐出させる。
第1主走査動作及び第2主走査動作において、制御部30は、メディアM上における第1インクQ1の液滴の目標着弾位置に、第1インクQ1の液滴と第2インクQ2の液滴とを一対一で対応して重ねるように吐出する。
第2主走査動作の後、メディア搬送部は、第1ヘッド10及び第2ヘッド20のノズル列13、23の長さの半分の距離だけメディアMを副走査方向D2に戻す。つまり、第1主走査動作を行う際の位置にメディアMを戻す。その後、図11に示すように、第3主走査動作(往路)を行う。第3主走査動作において、制御部30は、第2ヘッド20のノズル列23を2等分した場合の領域のうち一方の吐出領域B1に配置されるノズル22により、第2インクの液滴を吐出させる。制御部30は、ノズル22から吐出された第2インクの液滴がメディアM上の目標着弾位置を含む所定領域の全面に着弾するように、キャリッジ40の主走査方向D1への移動とノズル22による吐出のタイミングとを制御する。
第3主走査動作が完了した後、メディア搬送部は、第1ヘッド10及び第2ヘッド20のノズル列13、23の長さの半分の距離だけメディアMを副走査方向D2に搬送させる。その後、第4主走査動作(復路)を行う。第4主走査動作において、制御部30は、第2ヘッド20のノズル列23を2等分した場合の領域のうち他方の吐出領域B2に配置されるノズル22により、第2インクの液滴を吐出させる。制御部30は、ノズル22から吐出された第2インクの液滴がメディアM上の目標着弾位置を含む所定領域の全面に着弾するように、キャリッジ40の主走査方向D1への移動とノズル22による吐出のタイミングとを制御する。
第3主走査動作及び第4主走査動作により、メディアM上には、被覆層C2(図9参照)と同様の被覆層が形成される。
以上のように、本実施形態に係る印刷方法は、主走査方向D1に第1ヘッド10を移動しつつ第1ヘッド10のノズル12からメディアMに第1インクQ1の液滴を吐出することと、第1ヘッド10と主走査方向D1に並んで配置され第1ヘッド10と一体で移動する第2ヘッド20のノズル22からメディアMに第1インクQ1よりも粘度の高い第2インクQ2の液滴を吐出することとを含み、メディアM上における第1インクQ1の液滴の目標着弾位置に、第1インクQ1の液滴と第2インクQ2の液滴とを一対一で対応して重ねるように吐出する。
また、本実施形態に係る印刷装置100は、主走査方向D1に移動可能であり、ノズルからメディアMに第1インクQ1の液滴を吐出する第1ヘッド10と、第1ヘッド10と主走査方向D1に並んで配置され、第1ヘッド10と一体で移動し、ノズルからメディアMに第1インクQ1よりも粘度の高い第2インクQ2の液滴を吐出する第2ヘッド20と、第1ヘッド10のノズル12から吐出される第1インクQ1の液滴と第2ヘッド20のノズル22から吐出される第2インクQ2の液滴とがメディアM上における第1インクQ1の液滴の目標着弾位置に一対一で対応して重なるように第1ヘッド10及び第2ヘッド20の吐出動作を制御する制御部30とを備える。
本実施形態によれば、メディアM上における第1インクQ1の液滴の目標着弾位置に、第1インクQ1の液滴と第2インクQ2の液滴とを一対一で対応して重ねるように吐出するため、第1インクQ1の液滴を第2インクQ2に接触した状態を確実に形成することができる。これにより、第1インクQ1の濡れ広がりを抑制できる。
本実施形態に係る印刷方法は、目的位置に対して、第2インクQ2の液滴の吐出を第1インクQ1の液滴の吐出よりも先に行う場合、第2インクQ2の液滴を目標着弾位置に吐出した後、第1インクQ1の液滴を第2インクQ2の液滴の上に重ねるように吐出する。また、目的位置に対して、第1インクQ1の液滴の吐出を第2インクQ2の液滴の吐出よりも先に行う場合、第1インクQ1の液滴を目標着弾位置に吐出した後、高粘度の液滴を第1インクQ1の液滴の上に重ねるように吐出する。これにより、第1インクQ1及び第2インクQ2のいずれを先に吐出する場合においても、第1インクQ1の液滴を第2インクQ2に接触した状態を確実に形成することができる。
本実施形態に係る印刷方法は、第1ヘッド10及び第2ヘッド20の1回の主走査動作において、目標着弾位置に第1インクQ1の液滴と第2インクQ2の液滴とを重ねるように吐出する。これにより、1回の主走査動作において第1インクQ1の液滴を第2インクQ2に接触した状態を確実に形成することができる。
本実施形態に係る印刷方法は、第1ヘッド10及び第2ヘッド20のうち、主走査方向D1に直交する副走査方向D2について同一側の領域のノズルから液滴を吐出する。これにより、副走査方向D2の領域ごとに、第1インクQ1の層及び第2インクQ2の層を形成することができる。
本実施形態に係る印刷方法は、第1ヘッド10及び第2ヘッド20の1回の主走査動作において、目標着弾位置を含むメディアM上の所定の領域に第2インクQ2の液滴を吐出して下地層C1を形成した後、第1ヘッド10及び第2ヘッド20の次の走査において、下地層C1のうち目標着弾位置に吐出された第2インクQ2に重ねるように第1インクQ1を吐出する。これにより、下地層C1上に第1インクQ1を吐出する場合においても、第1インクQ1の液滴を第2インクQ2に接触した状態を確実に形成することができる。この場合、1回の主走査動作では、第1ヘッド10及び第2ヘッド20のうち、副走査方向D2について一方側の吐出領域A1、B1のノズル12、22から第2インクQ2の液滴を吐出し、次の走査では、第1ヘッド10及び第2ヘッド20のうち、副走査方向D2についての他方側の吐出領域A2、B2のノズル12、22から第1インクQ1の液滴を吐出する。これにより、副走査方向D2の領域ごとに、第1インクQ1の層及び第2インクQ2の層を形成することができる。
本実施形態に係る印刷方法は、目標着弾位置に少なくとも第1インクQ1の液滴を吐出した後、目標着弾位置を含むメディアM上の所定の領域に第2インクQ2を吐出して被覆層C2を形成する。これにより、第1インクQ1の濡れ広がりを抑制した状態で、当該第1インクQ1の層を被覆層C2により保護することができる。
また、本実施形態に係る印刷物は、メディアMと、メディアM上の目標着弾位置に配置された第1インクQ1の液滴と、第1インクQ1が配置される目標着弾位置において第1インクQ1の液滴に一対一で対応して重なった状態で配置された、第1インクQ1よりも粘度の高い第2インクQ2の液滴とを備える。これにより、第1インクQ1の濡れ広がりが抑制された印刷物Wを提供できる。
本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更を加えることができる。
A1,A2,…,An,B1,B2,…,Bn…吐出領域、C1…下地層、D1…主走査方向、C2…被覆層、D2…副走査方向、M…被印刷体、P1,P2…目標着弾位置、Q1…第1インク、Q2…第2インク、W,WA,WB…印刷物、10…第1ヘッド、11,21…ノズル面、12,22…ノズル、13,23…ノズル列、20…第2ヘッド、30…制御部、31…駆動制御部、32…吐出制御部、40…キャリッジ、41…ガイドバー、100…印刷装置

Claims (12)

  1. 予め設定された主走査方向に第1ヘッドを移動しつつ前記第1ヘッドのノズルから被印刷体に第1インクの液滴を吐出することと、
    前記第1ヘッドと前記主走査方向に並んで配置され前記第1ヘッドと一体で移動する第2ヘッドのノズルから前記被印刷体に前記第1インクよりも粘度の高い第2インクの液滴を吐出することと
    を含み、
    前記被印刷体上における前記第1インクの液滴の目標着弾位置に、前記第1インクの液滴と前記第2インクの液滴とを一対一で対応して重ねるように吐出する
    印刷方法。
  2. 前記第2インクは、前記第1インクと同種類の色のインク、前記被印刷体と同種類の色のインク、又は透明インクの内、少なくとも1つのインクである
    請求項1に記載の印刷方法。
  3. 前記目的着弾位置に対して、前記第2インクの液滴の吐出を前記第1インクの液滴の吐出よりも先に行う場合、前記第2インクの液滴を前記目標着弾位置に吐出した後、前記第1インクの液滴を前記第2インクの液滴の上に重ねるように吐出する
    請求項1又は請求項2に記載の印刷方法。
  4. 前記目的着弾位置に対して、前記第1インクの液滴の吐出を前記第2インクの液滴の吐出よりも先に行う場合、前記第1インクの液滴を前記目標着弾位置に吐出した後、前記第2インクの液滴を前記第1インクの液滴の上に重ねるように吐出する
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の印刷方法。
  5. 前記第1ヘッド及び前記第2ヘッドの1回の主走査動作において、前記目標着弾位置に前記第1インクの液滴と前記第2インクの液滴とを重ねるように吐出する
    請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の印刷方法。
  6. 前記第1ヘッド及び前記第2ヘッドは、同一の数の前記ノズルを有しており、
    前記ノズルは、前記被印刷体に対して前記主走査方向に直交する方向である副走査方向に並ぶノズル列を形成し、
    主走査動作毎に前記ノズル列をN等分(Nは自然数)する区域に分けて吐出制御をし、
    主走査動作毎に前記第1ヘッド及び前記第2ヘッドからインクが吐出される前記ノズルは、前記第1ヘッド及び前記第2ヘッドそれぞれの同一行から構成されたn1番目(n1は1からNまでの自然数)の区域のノズルである
    請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の印刷方法。
  7. 前記第1ヘッド及び前記第2ヘッドの1回の主走査動作において、前記目標着弾位置を含む前記被印刷体上の所定の領域に前記第2インクの液滴を吐出して下地層を形成した後、前記第1ヘッド及び前記第2ヘッドの前記1回の主走査動作に連なる次の主走査動作において、前記下地層のうち前記目標着弾位置に吐出された前記第2インクに重ねるように前記第1インクを吐出する
    請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の印刷方法。
  8. 前記第1ヘッド及び前記第2ヘッドは、同一の数の前記ノズルを有しており、
    前記ノズルは、前記被印刷体に対して前記主走査方向に直交する方向である副走査方向に並ぶノズル列を形成し、
    主走査動作毎に前記ノズル列をN等分(Nは自然数)する区域に分けて吐出制御をし、
    前記1回の主走査動作では、前記第1ヘッドのノズル列及び前記第2ヘッドのノズル列の内、それぞれの同一行から構成されたn2番目の区域の前記ノズルから前記第2インクの液滴を吐出し、
    前記被印刷体を前記ノズル列のN等分したノズル列長分を前記副走査方向に搬送し、
    前記n2番目の区域とは前記副走査方向に連なる区域のノズルから前記第1インクの液滴を吐出する
    請求項7に記載の印刷方法。
  9. 前記目標着弾位置に少なくとも前記第1インクの液滴を吐出した後、前記目標着弾位置を含む前記被印刷体上の所定の領域に前記第2インクを吐出して被覆層を形成する
    請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の印刷方法。
  10. 予め設定された主走査方向に移動可能であり、ノズルから被印刷体に第1インクの液滴を吐出する第1ヘッドと、
    前記第1ヘッドと前記主走査方向に並んで配置され、前記第1ヘッドと一体で移動し、ノズルから前記被印刷体に前記第1インクよりも粘度の高い第2インクの液滴を吐出する第2ヘッドと、
    前記第1ヘッドのノズルから吐出される前記第1インクの液滴と前記第2ヘッドのノズルから吐出される前記第2インクの液滴とが前記被印刷体上における前記第1インクの液滴の目標着弾位置に一対一で対応して重なるように前記第1ヘッド及び前記第2ヘッドの吐出動作を制御する制御部と
    を備える印刷装置。
  11. 被印刷体と、
    前記被印刷体上の目標位着弾置に配置された第1インクの液滴と、
    前記第1インクが配置される前記目標着弾位置において前記第1インクの液滴に一対一で対応して重なった状態で配置された、前記第1インクよりも粘度の高い第2インクの液滴と
    を備える印刷物。
  12. 前記第2インクは、前記第1インクと同種類の色のインク、前記被印刷体と同種類の色のインク、又は透明インクの内、少なくとも1つのインクである
    請求項11に記載の印刷物。
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